JPH09275334A - 半導体集積回路の出力回路 - Google Patents

半導体集積回路の出力回路

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JPH09275334A
JPH09275334A JP8082726A JP8272696A JPH09275334A JP H09275334 A JPH09275334 A JP H09275334A JP 8082726 A JP8082726 A JP 8082726A JP 8272696 A JP8272696 A JP 8272696A JP H09275334 A JPH09275334 A JP H09275334A
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channel mos
power supply
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Masahiro Hoshi
雅浩 星
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路の出力回路に関し、高速動作
の際の他の回路の誤動作防止を図ること。 【解決手段】 VCCとGNDの間に接続されたドライ
バ6,8は、入力信号IN1,IN2が入力されVCC
とGNDの間に接続された出力トランジスタPD,ND
にIN1,IN2に応じた信号G1,G2を供給するP
02,N12と、互いに並列に接続されると共にPD,
NDと逆の導電型とされており、PD,NDとP02,
N12に接続されたP01,N11およびP00,N1
0と、G1,G2を所定時間遅延させてP01,N11
のゲートに供給して遅延制御する遅延回路5,7とを有
してなり、P00,N10のゲートはオン状態となるよ
うにVCCまたはGNDに接続されており、IN1,I
N2に応じてPD,NDをオン動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路の出
力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS集積回路に使用される出力
回路は、たとえば図5に示すように、VCC電源ノード
とGND電源ノードとの間に、出力用のP型MOSトラ
ンジスタPDおよびN型MOSトランジスタNDが直列
に接続されてなり、この2個のMOSトランジスタの各
ゲートに対してCMOSインバータINVA,INVB
より信号G1,G2が与えられ、MOSトランジスタP
DとNDの共通接続点が外部出力ノードOに接続されて
いる。
【0003】いま、信号G1,G2がローレベル“0”
の時にはMOSトランジスタNDおよびPDが対応して
オフおよびオンになり、ハイレベル“1”出力状態にな
る。これに対して、信号G1,G2がハイレベル“1”
の時にはMOSトランジスタNDおよびPDが対応して
オンおよびオフになり、ローレベル“0”出力状態にな
る。また、信号G1およびG2がローレベル“0”およ
びハイレベル“1”で対応して入力された場合は、MO
SトランジスタNDおよびPDは共にオフとなり出力ノ
ードOは電気的浮遊状態になり、高インピーダンス状態
になる。
【0004】ところで、図6(A)に示すように上記図
5の出力回路の出力ノードOがローレベル“0”出力状
態になるときの信号G1の立ち上がりが急峻であると、
出力MOSトランジスタNDが急激にオンになり、出力
ノードOに接続されている負荷容量に蓄積されていた電
荷がGND電源ノードに向かって急激に放電される。こ
の時、GND電源ノードの配線やボンディングワイヤ等
に存在するインダクタンス成分をL、上記配線等の電流
変化をdi、時間変化をdtで表すと、ΔV=L(di
/dt)で示される電源ノイズが例えば図6(B)に示
したようにGND電源ノードにパルス状に発生する。こ
のことは、ハイレベル“1”を出力する場合のMOSト
ランジスタPDのオン動作時についても言え、図5の場
合は出力ノードOに接続されている負荷容量にMOSト
ランジスタPDから充電電流が急激に流れるため前述の
場合と同様パルス状の電源ノイズがVCC電源ノードに
発生する。
【0005】上記に示したように出力回路のローレベル
“0”出力時、あるいはハイレベル“1”出力時、つま
り出力レベル反転時にパルス状に変化するノイズが電源
ノードに発生すると、この出力回路と同一半導体基板に
形成された他の回路、例えば図7に示すような2段のC
MOSインバータINVCおよびINVDからなる入力
バッファBUFが誤動作する場合もある。たとえば、こ
の入力バッファBUFの入力ノードINが比較的低いハ
イレベル“1”の時に前述したようなGND電源ノード
の電位がパルス状に高くなるようなノイズが発生する
と、この入力ノードINとGND電源ノードとの電位差
が小さくなり、初段のインバータINVCは入力ノード
INがローレベルであると検知してしまいINVCの出
力はハイレベル“1”になり、次段のインバータINV
Dの出力がローレベル“0”となるようなことが起こり
半導体集積回路が誤動作してしまう。
【0006】上記のような出力回路の出力レベル反転時
に発生するノイズは、集積度が増し多ピン化が進むにつ
れ、一度に多数の出力回路が動作して出力電流の変化が
大きくなるのに伴って益々大きくなるので、以下のよう
な技術により解決して出力ノイズに対する安定化や信頼
性確保が試みられている。
【0007】(1)出力トランジスタを複数個設けて遅
延回路によりこれらを時間差駆動するか、もしくは複数
個設けたトランジスタの駆動能力に差をつけて時間差駆
動することにより電源ラインに流れる電流を時間的に分
散しノイズを抑える技術。
【0008】(2)出力トランジスタをオンさせるドラ
イバに時定数機能を付加し、最初は緩やかに出力トラン
ジスタをオンさせて出力電流変化を緩やかにし、ノイズ
の大きさを抑える技術。
【0009】(3)特公平6−66674号公報(発明
の名称「半導体集積回路の出力回路」)に示された実施
例のように、出力トランジスタをオンさせるドライバを
複数設け、第一のドライバに供給する内部電源電位を出
力回路への外部電源電位よりも低い電位とすることで出
力トランジスタオン時の第一のドライバのゲート電位を
出力電流が大きすぎない内部電源電位と同一レベルまで
は急峻に立ち上げ、その後は、遅延回路を介して接続さ
れた第二のドライバによりコンダクタンスが十分高くな
る外部電源電位までゆっくりと立ち上げる技術。
【0010】つまりドライバを複数設け、各ドライバに
対し内部電源と外部電源の二つを用い、さらに時間差駆
動することで出力トランジスタスイッチング動作時のド
ライバゲート電位を出力電流が大きすぎないレベルまで
は急峻に変化させ、その後はゆっくりと変化させること
で出力電流変化を緩やかにし、ノイズの大きさを抑える
技術。
【0011】上記従来技術(1)および(2)は、出力
トランジスタをオン動作させる時の初期の電源ラインの
電流変化を緩やかにして上記ΔVを減少させることを目
的として出力トランジスタを時間差駆動し、または出力
トランジスタのゲート電位を最初はゆっくり変化させる
ことでノイズを抑えようとする技術である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1)のよう
に複数個の出力トランジスタを時間差駆動した場合、回
路が複雑化すると共に、各出力トランジスタ間に存在す
る時間差が高速化のネックとなる。また(2)の従来技
術は、図8(A)のイメージ例にあるように最初から出
力トランジスタの駆動能力を抑えてしまうため、たとえ
ば出力トランジスタのオン動作開始時間に図6(A)の
場合と比べてTdで示されるだけ遅延を生じ、また同図
に示すように出力レベル変化率αも少なくなる。このた
め高速化追求時にこの技術を適応するのは困難である。
次に(3)の従来技術では内部電源回路と出力トランジ
スタを制御するドライバーを2つ設けたことにより回路
が複雑化し、且つ増大してしまって消費電流の増大と面
積コストの増大につながっている。
【0013】また、(1),(2),(3)の各従来技
術は、共に遅延制御回路で設定する遅延時間に比例して
出力トランジスタの動作に要する時間が増大する関係に
あるため、温度特性及び素子特性がMOSトランジスタ
の駆動能力が下がる方向に変化した場合、遅延制御回路
の遅延時間の延びとともに動作速度が低下し高速化をめ
ざす場合に問題となっていた。
【0014】そこで、本発明は、半導体集積回路装置の
出力回路において高速化・駆動能力アップの高機能化を
実現しようとした場合、上記に示したように出力回路の
出力変化時に発生するノイズに起因して同一半導体集積
回路内の他の回路で誤動作が生じるという問題点を解決
するためになされたものであって、高速化を追求しつつ
上記出力回路の出力変化時に発生するノイズを低減で
き、比較的小さな回路規模、レイアウト規模で同一半導
体集積回路内の回路の誤動作を防止し得る半導体集積回
路の出力回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回路は、第1の電源ノードと第2の電源ノ
ードの間に接続された出力用MOSトランジスタと、前
記第1の電源ノードと前記第2の電源ノードの間に接続
されており、入力信号に応じて前記出力用MOSトラン
ジスタをオン動作させる第1の手段と前記入力信号に応
じて前記出力用MOSトランジスタをオフ動作させる第
2の手段とを具備した半導体集積回路の出力回路であっ
て、前記第1の手段は、前記入力信号が入力され前記出
力用MOSトランジスタに前記入力信号に応じた信号を
供給する第1のMOSトランジスタと、互いに並列に接
続されると共に前記出力用MOSトランジスタと逆の導
電型とされており、前記出力用MOSトランジスタと前
記第1のMOSトランジスタに接続された第2および第
3のMOSトランジスタと、前記入力信号に応じた信号
を前記所定時間遅延させて前記第2のMOSトランジス
タのゲートに供給して前記第2のMOSトランジスタを
遅延制御する遅延回路とを有してなり、前記第3のMO
Sトランジスタのゲートはオン状態となるように前記第
1の電源ノードまたは前記第2の電源ノードに接続され
ている構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
した半導体集積回路の出力回路の第1の実施の形態を示
す回路図である。
【0018】図1において、一方のVCC電源ノードと
他方のGND電源ノードの間には、スイッチング駆動回
路1と出力回路2とが共通に接続されている。出力回路
2は、VCC電源ノードとGND電源ノードとの間にP
チャネルMOS型出力トランジスタPDとNチャネルM
OS型出力トランジスタNDとを直列に接続されてお
り、両トランジスタの共通接続点が外部出力ノードOに
接続される構成とされている。PチャネルMOS型出力
トランジスタPDとNチャネルMOS型出力トランジス
タNDは、高速出力、高駆動能力のために配置された比
較的大きなゲートサイズをもち、これらよりも小さいト
ランジスタにより駆動される。
【0019】両出力トランジスタのゲートには、別々の
ゲート信号G1,G2がスイッチング駆動回路1から印
加される。ゲート信号G1は、同一基板上に配置された
同一半導体集積回路内の他の回路からの入力信号IN1
に基づいて、駆動回路3により生成される。ゲート信号
G2は、同一基板上に配置された同一半導体集積回路内
の他の回路からの入力信号IN2に基づいて、駆動回路
4により生成される。
【0020】ここで、駆動回路3の構成について説明す
る。駆動回路3は、相補型のCMOSドライバ部DRV
1と遅延回路5とで構成される。CMOSドライバ部D
RV1は、GND電源ノードとVCC電源ノードとの間
に、NチャネルMOS型出力トランジスタNDをオフさ
せるように制御するNチャネルMOS型トランジスタN
00と、オンさせるように制御するドライバ6とを直列
に接続されてなる。CMOSドライバ部DRV1は、N
チャネルMOS型出力トランジスタNDをスイッチング
駆動する。
【0021】ドライバ6は、VCC電源ノードとNチャ
ネルMOS型トランジスタN00との間に、Pチャネル
MOS型トランジスタP02とPチャネルMOS型トラ
ンジスタP00とを直列に接続されており、Pチャネル
MOS型トランジスタP00とソース、ドレインを共通
接続された出力回路駆動用のPチャネルMOS型トラン
ジスタP01を有している。
【0022】PチャネルMOS型トランジスタP02の
ゲートとNチャネルMOS型トランジスタN00のゲー
トに入力信号IN1が印加される。PチャネルMOS型
トランジスタP00のゲートはGND電源ノードに接続
されている。ドライバ6は、入力信号IN1に応じてN
チャネルMOS型出力トランジスタNDをオンさせるよ
うに制御する。
【0023】また、PチャネルMOS型トランジスタP
01のゲートは遅延回路5の出力端に接続されている。
遅延回路5の入力端は、ドライバ6とNチャネルMOS
型トランジスタN00との共通接続点とNチャネルMO
S型出力トランジスタNDのゲートに接続されている。
ここでは、遅延回路5はファンアウトを小さく設定され
たCMOSインバータINV1とINV2との直列回路
で構成され、NチャネルMOS型出力トランジスタND
のゲートに付与されるゲート信号G1を所定時間遅延さ
せてドライバ6にフィードバックする。遅延時間は、入
力信号IN1に応じてNチャネルMOS型出力トランジ
スタNDがオン動作を開始してから定常状態となる前
に、PチャネルMOS型トランジスタP01がオフする
ように設定されているものとする。
【0024】次に、駆動回路4の構成について説明す
る。駆動回路4は、相補型のCMOSドライバ部DRV
2と遅延回路7とで構成される。CMOSドライバ部D
RV2は、VCC電源ノードとGND電源ノードとの間
に、PチャネルMOS型出力トランジスタPDをオフさ
せるように制御するPチャネルMOS型トランジスタP
10と、オンさせるように制御するドライバ8とを直列
に接続されてなる。CMOSドライバ部DRV2は、P
チャネルMOS型出力トランジスタPDをスイッチング
駆動する。
【0025】ドライバ8は、PチャネルMOS型トラン
ジスタP10とGND電源ノードとの間に、Nチャネル
MOS型トランジスタN10とNチャネルMOS型トラ
ンジスタN12とを直列に接続されており、Nチャネル
MOS型トランジスタN10とソース、ドレインを共通
接続された出力回路駆動用のNチャネルMOS型トラン
ジスタN11を有している。
【0026】PチャネルMOS型トランジスタP10の
ゲートとNチャネルMOS型トランジスタN12のゲー
トに入力信号IN2が印加される。NチャネルMOS型
トランジスタN10のゲートはVCC電源ノードに接続
されている。ドライバ8は、入力信号IN2に応じてP
チャネルMOS型出力トランジスタPDをオンさせるよ
うに制御する。
【0027】また、NチャネルMOS型トランジスタN
11のゲートは遅延回路7の出力端に接続されている。
遅延回路7の入力端は、ドライバ8とPチャネルMOS
型トランジスタP10との共通接続点とPチャネルMO
S型出力トランジスタPDのゲートに接続されている。
ここでは、遅延回路7はファンアウトを小さく設定され
たCMOSインバータINV3とINV4との直列回路
で構成され、PチャネルMOS型出力トランジスタPD
のゲートに付与されるゲート信号G2を所定時間遅延さ
せてドライバ8にフィードバックする。遅延時間は、入
力信号IN2に応じてPチャネルMOS型出力トランジ
スタPDがオン動作を開始してから定常状態となる前
に、NチャネルMOS型トランジスタN11がオフする
ように設定されているものとする。
【0028】上記のとおり構成された本実施の形態の半
導体集積回路の出力回路の出力トランジスタのスイッチ
ング動作制御について、駆動回路3を例にとり説明す
る。
【0029】駆動回路3では、出力回路2のNチャネル
MOS型出力トランジスタNDを駆動制御するCMOS
ドライバ部DRV1は、PチャネルMOS型トランジス
タP01が入力信号IN1の論理レベルに応じて遅延回
路5を通じてオン又はオフされ、入力信号のIN1のレ
ベルにより異なる論理閾値を取り得る。たとえば、Nチ
ャネルMOS型出力トランジスタNDをオンさせようと
して入力信号IN1がハイレベル“1”からローレベル
“0”に変化する場合について説明すると、入力信号I
N1の変化前の“1”に対してPチャネルMOS型トラ
ンジスタP01はオンとされている。このため、入力信
号IN1が“0”でPチャネルMOS型トランジスタP
01がオフ状態のときに比べ、CMOSドライバ部DR
V1の論理閾値VLTは高いレベルに設定されている。
【0030】逆に、入力信号IN1がローレベル“0”
レベルから“1”レベルに変化する場合は、変化前の入
力信号IN1がローレベル“0”のときPチャネルMO
S型トランジスタP01はオフ状態にあり、入力信号I
N1がハイレベル“1”でPチャネルMOS型トランジ
スタP01がオン状態にあるときに比べCMOSドライ
バ部DRV1の論理閾値VLTは低いレベルに設定されて
いる。つまり入力信号IN1の変化前の定常状態のレベ
ルに応じて、PチャネルMOS型トランジスタP01の
オン、オフを反転させ、入力信号IN1が変化した後も
論理閾値レベルを変化後の定常状態における入力信号I
N1のレベルに近い方に偏らせるように制御することが
できる。よって、入力信号IN1が再度反転するサイク
ルに入った場合でも、CMOSドライバ部DRV1の次
のスイッチング駆動動作開始時の遅延を抑えて高速動作
がなされる。
【0031】すなわち、NチャネルMOS型出力トラン
ジスタNDを駆動制御するCMOSドライバ部DRV1
は、変化前の定常状態での論理閾値が論理レベル“0”
〜“1”内の入力信号IN1の変化前のレベル側に偏っ
ているためにスイッチング動作開始時点が早くなり、C
MOSドライバ部DRV1自体の遅延を最小に抑えるこ
とができる。
【0032】ここで、駆動回路3のNチャネルMOS型
出力トランジスタNDをオフ状態からオン状態とするス
イッチング動作制御の場合を例にとり図2を参照してさ
らに詳細に説明する。
【0033】時刻TAにおいて入力信号IN1をハイレ
ベル“1”からローレベル“0”に変化させると、入力
信号IN1の変化前のハイレベル“1”に対して、Pチ
ャネルMOS型トランジスタP00および出力回路2を
駆動するPチャネルMOS型トランジスタP01がオン
であるため、CMOSドライバ部DRV1は大きなコン
ダクタンスをもって駆動し駆動能力に大きな制限を与え
ず、図2(A)の時刻TAからTBまでの期間Ta1で
は急峻な時間変化で出力回路2のNチャネルMOS型ト
ランジスタのゲート電位G1を上げられるようになって
おり、十分高速でNチャネルMOS型トランジスタのオ
ン動作が開始される。これにより、外部出力ノードOか
らGND電源ノードに電流が流れ始める。
【0034】この時、GND電源側の配線やボンディン
グワイヤ等に存在するインダクタ成分をL、上記配線等
の電流変化をdi、時間変化をdtで表すと、ΔV=L
(di/dt)で示されるノイズがGND電源ノードに
発生する。しかしながら、高速でオン動作し始めたごく
初期の状態ではdiが小さいため、ΔVのピークから考
えてノイズを考える上で大きな問題とはならない。しか
しながら通常diは、NチャネルMOS型出力トランジ
スタNDのゲート電位がその論理閾値電圧に近づくにつ
れ急峻に増大しΔVの影響が大きくなる。
【0035】ところで、入力信号IN1のハイレベル
“1”からローレベル“0”への変化に伴いNチャネル
MOS型出力トランジスタNDのゲート電位(G1)は
ローレベル“0”からハイレベル“1”へと変化し始め
るが、大きなサイズのNチャネルMOS型出力トランジ
スタNDをそれに比して小さなトランジスタで駆動する
ため、ゲート電位(G1)の変化に遅延を生じる。
【0036】本実施の形態の遅延回路5の入力電位はG
1と等しく、その遅延時間はNチャネルMOS型出力ト
ランジスタNDがオン動作を開始してΔVが急峻に増大
する辺りでPチャネルMOS型トランジスタP01がオ
フするような値、すなわちゲート電位(G1)の遅延時
間より短い値に設定している。遅延回路5によりゲート
電位(G1)をフィードバックすることにより、ゲート
電位G1が“0”レベルから“1”レベルへと反転し終
わる前にPチャネルMOS型トランジスタP01をオフ
させることができ、NチャネルMOS型出力トランジス
タNDを駆動するCMOSドライバ部DRV1のコンダ
クタンスは遅延回路5で設定された時間後に小さくなり
駆動能力が低下する。この時点TBからゲート電位(G
1)が緩やかに上昇してNチャネルMOS型出力トラン
ジスタNDのオン動作がゆっくりと続けられ、従来は電
流変化di/dtが急峻であった動作を抑えて電源ノイ
ズΔVを抑制することができる。
【0037】すなわち、NチャネルMOS型出力トラン
ジスタNDの高速性を追求する際にできるだけ大きな駆
動能力で出力トランジスタのオン動作を早く行わなけれ
ばならない要求と、高駆動能力出力トランジスタを使用
した場合に出力電流変化を小さくして電源ノイズを低減
しようとする2つの要求を、面積をとらない簡単な回路
で同時に改善することができる。
【0038】本実施の形態の回路では、CMOSドライ
バ部の駆動能力が下がる方向に変化した場合、図2
(A)の例で示した時間Ta1が長くなり、事前に設定
した時間TBが後に遅れることが考えられる。この場合
急峻な初期のオン動作時間Ta1が増える。つまり、遅
延時間5の遅延時間の延びそのものは出力回路2全体の
遅延を増大させる方向ではなく、逆に高速化を制限しな
い方向(すなわち、CMOSドライバ部DRV1のコン
ダクタンスを制限しない方向)に働く。このため、遅延
回路5の挿入は、従来技術に比べ回路の高速化を制限す
るという問題が少なくなり、従来技術の問題で示した温
度特性及びデバイス特性劣化時の遅延回路挿入による出
力回路遅延を減らす事が可能になる。
【0039】また、時間Ta1の延びは初期電流を増大
する方向に向かわせるが、半導体集積回路内の他のMO
S特性も同様に劣化しているので電源ラインに流れる電
流は全体に減っており、この場合、出力ノイズに対する
影響もあまり問題とはならない。
【0040】NチャネルMOS型出力トランジスタND
を駆動回路3で駆動制御したのと同様に、駆動回路4の
構成により出力回路2のPチャネルMOS型出力トラン
ジスタPDを駆動制御することで、外部出力ノードOの
電位を入力信号IN1,IN2に応じて変化させること
ができる。
【0041】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、MOSトランジスタ10個とインバータ4個のみか
らなる比較的小さな回路規模、レイアウト規模の半導体
集積回路の出力回路を構成することができ、同一半導体
集積回路内の他の回路が誤動作することなく、高速動作
可能で、遅延回路(インバータ)を追加したことによる
温度特性・デバイス特性変化時の出力の遅延を低減する
こともできる。
【0042】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態を示す回路図である。同図中、図1と同一
構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0043】図3において、スイッチング駆動回路1a
は駆動回路3aと4aからなっており、駆動回路3aは
CMOSドライバ部DRV1aを、駆動回路4aはCM
OSドライバ部DRV2aを含んでいる。CMOSドラ
イバ部DRV1aはドライバ6aを、CMOSドライバ
部DRV2aはドライバ8aを含んでいる。ドライバ6
aは、並列接続されたPチャネルMOS型トランジスタ
P00とP01を、入力信号IN1で制御されるNチャ
ネルMOS型トランジスタN02のドレイン側ではなく
VCC電源ノード側に接続した構成とされている。ドラ
イバ6aは、入力信号IN1が定常状態から反転し始め
てから所定時間は大きなコンダクタンスでNチャネルM
OS型出力トランジスタNDを駆動し、その後は小さな
コンダクタンスで駆動する点において第1の実施の形態
のものと同様の機能を有する。
【0044】一方、ドライバ8aは、並列接続されたN
チャネルMOS型トランジスタN10とN11を、入力
信号IN2で制御されるPチャネルMOS型トランジス
タP10のドレイン側ではなくGND電源ノード側に接
続した構成とされている。ドライバ8aは、入力信号I
N2が定常状態から反転し始めてから所定時間は大きな
コンダクタンスでPチャネルMOS型出力トランジスタ
PDを駆動し、その後は小さなコンダクタンスで駆動す
る点において第1の実施の形態のものと同様の機能を有
する。
【0045】したがって本実施の形態によれば、第1の
実施の形態の回路と同一デバイス数の簡単な回路で、第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0046】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態を示す回路図である。同図中、図1と同一
構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0047】図4に示す半導体回路の出力回路は、駆動
回路3及び駆動回路3と同一構成の駆動回路3bにより
出力回路2aを駆動制御する構成とされている。出力回
路2aは、2個分割してVCC電源ノードとGND電源
ノードとの間に直列接続して設けたNチャネルMOS型
トランジスタND1及びND2と、インバータINS0
1,……INS06と抵抗Rを含みその出力段がバイポ
ーラトランジスタQとNチャネルMOS型トランジスタ
NAとNチャネルMOS型トランジスタNBを複合して
構成された周知の構成の出力部20とで構成されてい
る。
【0048】出力回路2aの初段のNチャネルMOS型
トランジスタND1及びND2は、入力信号IN1及び
IN2に応じて駆動回路3及び駆動回路3bにより駆動
され、出力部20を駆動制御する。したがって本実施の
形態によれば、本発明回路を周知の出力回路と複合させ
ることで、第1の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ン動作時の出力用MOSトランジスタのゲート電位を始
めは高速に変化させその後は低速で変化させることで出
力用MOSトランジスタの高速動作時の電源ノードにお
けるノイズを低減できるので、比較的小さな回路規模、
レイアウト規模で同一半導体集積回路内の他の回路が誤
動作することなく高速動作可能で、遅延回路を追加した
ことによる温度特性・デバイス特性変化時の出力の遅延
を低減することもできる半導体集積回路の出力回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体集積回路の出力回路の
第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】第1の実施の形態の駆動回路3によるNチャネ
ルMOSトランジスタNDのスイッチング動作制御を示
すを示す波形図である。
【図3】本発明を適用した半導体集積回路の出力回路の
第2の実施の形態を示す回路図である。
【図4】本発明を適用した半導体集積回路の出力回路の
第3の実施の形態を示す回路図である。
【図5】従来の半導体集積回路の出力回路の一例を示す
回路図である。
【図6】従来の半導体集積回路の出力回路の一例の動作
を示す波形図である。
【図7】従来の半導体集積回路内の入力バッファを示す
回路図である。
【図8】従来の半導体集積回路の出力回路の他の例の動
作を示す波形図である。
【符号の説明】
1,1a スイッチング駆動回路 2,2a 出力回路 3,3a,3b,4,4a,4b 駆動回路 5,5a,5b,7 遅延回路 6,6a,6b,8,8a ドライバ 20 出力部 DRV1,DRV1a,DRV1b,DRV2,DRV
2a CMOSドライバ部 O 外部出力ノード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源ノードと第2の電源ノードの
    間に接続された出力用MOSトランジスタと、前記第1
    の電源ノードと前記第2の電源ノードの間に接続されて
    おり、入力信号に応じて前記出力用MOSトランジスタ
    をオン動作させる第1の手段と前記入力信号に応じて前
    記出力用MOSトランジスタをオフ動作させる第2の手
    段とを具備した半導体集積回路の出力回路であって、 前記第1の手段は、前記入力信号が入力され前記出力用
    MOSトランジスタに前記入力信号に応じた信号を供給
    する第1のMOSトランジスタと、互いに並列に接続さ
    れると共に前記出力用MOSトランジスタと逆の導電型
    とされており、前記出力用MOSトランジスタと前記第
    1のMOSトランジスタに接続された第2および第3の
    MOSトランジスタと、前記入力信号に応じた信号を前
    記所定時間遅延させて前記第2のMOSトランジスタの
    ゲートに供給して前記第2のMOSトランジスタを遅延
    制御する遅延回路とを有してなり、前記第3のMOSト
    ランジスタのゲートはオン状態となるように前記第1の
    電源ノードまたは前記第2の電源ノードに接続されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路の出力回路。
JP8082726A 1996-04-04 1996-04-04 半導体集積回路の出力回路 Pending JPH09275334A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190436A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Kawasaki Steel Corp 出力バッファ回路
JP2019057843A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

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