JPH09276873A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JPH09276873A
JPH09276873A JP9282796A JP9282796A JPH09276873A JP H09276873 A JPH09276873 A JP H09276873A JP 9282796 A JP9282796 A JP 9282796A JP 9282796 A JP9282796 A JP 9282796A JP H09276873 A JPH09276873 A JP H09276873A
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弘之 野口
Toshihisa Hirai
利久 平井
Yasuhiro Saihara
康弘 才原
Yutaka Uratani
豊 裏谷
Juichi Nishikawa
壽一 西川
Motoyoshi Nakano
源喜 中野
Yoshinori Yanagida
芳紀 柳田
Satoyuki Ikegaya
智行 池ケ谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間に亙る高水量の連続通水条件において
も、安定した水質測定ができる機能を有した電解水生成
装置を提供する。 【解決手段】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
口から各別に流出させるようにした電解水生成装置であ
る。生成された電解水の水質を測定するための電気化学
的水質測定器11を電解槽の下流側に配置する。この電
気化学的水質測定器11は、測定対象となる検査水が通
る検査水室18に設置した検知電極20と、内部溶液1
5を封入した内部溶液室14内に設置した内部電極16
と、検査水室18と内部溶液室14との間の透水性を確
保するための多孔性の液絡部17で構成する。内部溶液
室14と、検査水が流れる水路、または原水が流れる水
路とを連通路40で連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続してアルカリ
性水と酸性水、すなわち電解水を生成する電解水生成装
置本体と、生成された電解水などの水質を電気化学的に
測定する電気化学的水質測定器とを組み合わせた電解水
生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電解水生成装置本体の構造を図10、電
気化学的水質測定器の構造を図11、図12及び図13
を用いて説明する。電解水生成装置本体1は電解槽2、
浄水装置3、電解質(電解促進剤)供給装置4などから
構成される、所謂“アルカリイオン整水器”を示した。
電解槽2は、隔膜5により、陰極6a′が配置された陰
極室7a′と、陽極6b′が配置された陽極室7b′と
に区画されている。
【0003】一般に原水とされる水道水は、浄水装置3
を通して電解槽2の陰極室7a′と陽極室7b′に導入
される。浄水装置3は水道水中に含まれている有機物、
無機物、あるいは次亜塩素酸などの臭気成分を除去する
ものであり、通常、抗菌活性炭フィルタ及び中空糸膜な
どのマイクロフィルターにて構成されている。また、浄
水装置3から流出した浄水は、陰極室7a′に直接連通
した流入路8a、陽極室7b′に連通した流入路8bに
分流されるようになっている。この浄水の陽極室7b′
の流入側では、陽極室7b′の上流において、電解質供
給装置4により連続的に電解質が供給されるようになっ
ている。電解質としては乳酸カルシウムまたはグリセリ
ン酸カルシウムなどのカルシウム塩が使用される。上記
構成において、電解槽2に通水された水を、陽極6b′
と陰極6a′との間に電流を流して電気分解することに
より、陰極室7a′にアルカリ性水(所謂“アルカリイ
オン水”)が、陽極室7b′に酸性水(所謂“酸性イオ
ン水”)が生成される。アルカリ性水は流出路9から、
酸性水は流出路10からそれぞれ別々の経路を通って吐
出されるようになっている。
【0004】従来、得られたアルカリ性水及び酸性水の
水質は、そのpH値が電解のために供給した電気量によ
って異なる(ファラデーの法則)ことに着目して、電気
量から逆算して推定していた。しかしながら、電解槽2
で電解されて生成した電解水の水質は、電解のために供
給した電気量に依存するだけでなく、電解槽2への流
量、電解槽2での滞留時間、流入水の流量と電解槽2の
容量の比などによって決まる。電解槽2での滞留時間が
長ければ長いほど電解効率は上がる。電解効率が100
%に満たない場合(一般的に連続式電解水生成装置の場
合は電解効率は数10%程度であるが)、電解した水と
未電解水の存在比率により生成した電解水の水質が変わ
るのは勿論であるが、流入水に含まれていた溶存成分、
特に各イオン種、炭酸水素イオンなどの緩衝性を有する
溶存ガス成分などによっても電解後の水質は影響され
る。
【0005】以上のことによってわかるように、電解水
生成装置において得られる電解水の水質は、電解槽2内
での印加電圧は勿論、流入する水の量の原水水質によっ
て大きな影響を受けるので、生成されるアルカリ性水及
び酸性水の流出路9,10に、直接電気化学的水質測定
器11を設置し、電解水の水質を正しく測定することも
行われている。電解槽2から吐出される電解水は、数c
m/secから数10cm/secの流速があり、電解
水の水質をリアルタイムに(連続的に)測定するために
は、測定に要する時間がタイムラグにならない測定原理
による計測が必要であるが、電気化学的測定原理を利用
した水質測定器は、検知電極を通過する検査水に直接接
触させて水質を測定することが可能で、電解水測定装置
における水質測定器としては最も適しており、従ってp
H、酸化還元電位、各種イオン濃度が測定できる。例え
ば、実開昭56−179321号公報に開示されるイオ
ン水生成装置には、測定器(センサ)としてpHセンサ
を設け、生成した電解水のpH値を表示している。また
例えば、特開平5−64785号公報に開示のイオン水
生成装置では、pHセンサの出力信号に基づいて目標設
定pH値に対して、その偏差pHに対応した電解電圧及
び/または流量を増減させるフィードバック制御を行っ
ている。これらの測定器の電極は、検知電極と内部電極
とで構成されており、検知電極の水質変化による電位差
或いは電流変化を検知して水質を測定するものである。
【0006】上記の電気化学的水質測定器11の構造を
図11、図12及び図13の例により説明する。図11
はpH測定センサであり、図12は酸化還元電位センサ
であり、これらの検知電極としては前者ではガラス感応
膜、後者では白金などの不反応金属電極が用いられてお
り、アンプ一体型複合電極タイプの一例を示す。図1
1、図12で、12は検知された電位差を増幅する電位
差増幅アンブ、13は内部溶液室14に溶液を補充する
内部溶液補充口である。15は内部溶液室14の内部に
充填された内部溶液であり、飽和もしくは3.3M(m
ol/L)の塩化カリウム溶液である。尚、内部溶液1
5には塩化カリウムの安定な溶出及び結晶固化防止のた
めにカルボキシメチルセルロースやヒドロキシエチルセ
ルロースなどのセルロース系増粘剤を添加することもあ
る。16は内部電極で銀/塩化銀電極が用いられる。1
7はアルミナ系セラミックスなどの多孔質素材よりなる
液絡部(塩橋)であり、内部溶液室14と検査水室18
との間に位置する隔壁部19に保持してある。図11の
ものでは、検知電極20として電極21を封入したpH
測定用のガラス感応膜22を用いており、検知電極20
を検査水室18内に配置してある。図12で示すもの
は、検知電極20として酸化還元電位測定用の白金電極
23を用いており、検知電極20を検査水室18内に配
置してある。24は熱収縮性テフロンチューブまたはガ
ラス封入などにより、白金線を絶縁させた絶縁被覆部で
ある。また図13に示すものは図11の構造のpH測定
センサと図12の酸化還元電位センサとを一体化させた
構造のものであり、内部電極16を共通で用い、pHと
酸化還元電位の両方を測定できるタイプのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来例の構造を有する電解水生成装置において、
以下のような問題があった。すなわち、流水式の電解水
生成装置の場合では連続的な電解水の生成が一つの特徴
であるが、電位差測定式の電気化学的水質測定器を配置
した場合、塩橋として役割を持つ液絡部分の特性、特に
透水率特性が重要である。測定のためには液絡部を通じ
て内部溶液を検査水側に流出させる必要があるため透水
性のよい材質を選定することが理想的であるが、極端に
透水性がよいものについては、検査水自体の水質が大幅
に変化するという問題がある。従って、この問題を考慮
した上での液絡部材の選定が行われている。また電解水
生成装置において、連続的に長時間の間、検査水を通水
した場合、液絡部から内部溶液室の方に検査水の浸入が
起こり、液絡部の抵抗値が増大することにより測定妨害
の要因となり得る。この検査水の浸入現象に対しては、
通常内部溶液室を密封することにより防止されており、
毎分4リットル程度の通水であれば、数分間から10数
分間の連続使用には十分対応できる。しかしながら、電
解水を数百リットル連続的に生成する必要がある場合、
例えばアストリンゼント効果の認められている弱酸性水
を入浴用など全身に使用する場合や、業務用等でアルカ
リ性水を大量に使用する場合などにおいては、数10分
間から数時間の連続測定が必要となるが、従来例で示し
た構造では、長時間に亙って高水量の連続通水があった
場合、液絡部から内部溶液室の方に検査水の浸入が起こ
り、液絡部の抵抗が増大することにより測定妨害とな
り、精度ばらつきなどの現象を生じるという問題があっ
た。
【0008】本発明は上記事由に鑑みてなされたもので
あり、長時間に亙る高水量の連続通水条件においても、
安定した水質測定ができる機能を有した電解水生成装置
を提供することを課題する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電解水生成装置
の第1の特徴は、電気化学的水質測定器は、測定対象と
なる検査水が通る検査水室に設置される検知電極と、内
部溶液を封入した内部溶液室内に設置される内部電極
と、検査水室と内部溶液室との間の透水性を確保するた
めの多孔性の液絡部で構成され、内部溶液室と、流出口
から流出された検査水が流れる水路、または電解槽内に
流入させる原水が流れる水路とがチューブなどの連通路
で連通させられたことを特徴とする。これによると、高
水量の検査水が検査水室に流入した場合でも、内部溶液
室の内圧と検査水室の内圧とが等圧になるため、検査水
の液絡部への浸入が防止でき、高水量の検査水に対して
も安定且つ精度よく水質を測定することが可能になる。
【0010】本発明の電解水生成装置の第2の特徴は、
上記第1の特徴において、内部溶液室と、流出口から流
出された検査水が流れる水路、または電解槽内に流入さ
せる原水が流れる水路と連通させる連通路内にピストン
を摺動自在に内装して成ることを特徴とする。この場
合、ピストンが圧力に応じて連通路内を摺動して圧力を
伝達できるものでありながら、ピストンにて水密性を確
保でき、検査水が連通路から内部溶液室に浸入したり、
内部溶液が連通路から外部に流出するのを防止でき、ま
た使用しないとき内部溶液が乾燥するのを防止できる。
【0011】本発明の電解水生成装置の第3の特徴は、
電気化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る
検査水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した
内部溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部
溶液室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部
で構成され、摺動移動することにより内部溶液室内の圧
力を可変するピストンが設けられ、内部溶液内の圧力を
所定圧力にするためにピストンを駆動する駆動手段が電
気的駆動手段で構成されたことを特徴とする。これによ
ると、電気的駆動手段でピストンを駆動することで、内
部溶液室の内圧を上げることができ、高水量の検査水が
流入した場合も、内部溶液室の内圧を検査水室の内圧よ
り上げることができて強制的に内部溶液を液絡部より流
出させる方向に力を働かすことができるため、検査水の
液絡部への浸入が防止でき、高水量の検査水に対しても
安定且つ精度よく水質を測定することが可能となる。
【0012】本発明の電解水生成装置の第4の特徴は、
第3の特徴において、内部溶液内の圧力を所定圧力にす
るためにピストンを駆動する駆動手段が気体の加圧手段
で構成されたことを特徴とする。この場合、気体の加圧
手段でピストンを駆動して簡単且つ精度よく内部溶液室
内の圧力を保つことができる。本発明の電解水生成装置
の第5の特徴は、電気化学的水質測定器は、測定対象と
なる検査水が通る検査水室に設置される検知電極と、内
部溶液を封入した内部溶液室内に設置される内部電極
と、検査水室と内部溶液室との間の透水性を確保するた
めの多孔性の液絡部で構成され、上記液絡部を保持する
と共に検査水室と内部溶液室との間を分離する部材に部
分的な薄肉構造の部分が設けられたことを特徴とする。
このようにしたことにより、検査水室の内圧上昇により
薄肉構造の部分に撓みが生じて内部溶液室内にも内圧上
昇を伝達できて検査水室内の内圧と内部溶液室の内圧と
を等圧にでき、検査水の液絡部への浸入が防止でき、高
水量の検査水に対しても安定且つ精度よく水質を測定す
ることが可能となる。また液絡部を保持すると共に検査
水室と内部溶液室との間を分離する部材に電解水中に含
まれるイオン種や有機物などが付着しても通水時に薄肉
構造の部分が空気溜まりとなるために沿面放電が発生し
がたくなり、測定精度の低下を低減させることもでき
る。
【0013】本発明の電解水生成装置の第6の特徴は、
第5の特徴において、液絡部を保持すると共に検査水室
と内部溶液室との間を分離する部材に球状、円柱状また
は風船状の構造の部分を設けることで撓み変形する部分
が形成されたことを特徴とすることも好ましい。この場
合も、検査水室の内圧上昇により球状、円柱状または風
船状の構造の部分に撓みが生じて内部溶液室内にも内圧
上昇を伝達できて検査水室内の内圧と内部溶液室の内圧
とを等圧にでき、検査水の液絡部への浸入が防止でき、
高水量の検査水に対しても安定且つ精度よく水質を測定
することが可能となる。また液絡部を保持すると共に検
査水室と内部溶液室との間を分離する部材に電解水中に
含まれるイオン種や有機物などが付着しても通水時に球
状、円柱状または風船状の構造の部分が空気溜まりとな
るために沿面放電が発生しがたくなり、測定精度の低下
を低減させることもできる。
【0014】本発明の電解水生成装置の第7の特徴は、
電気化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る
検査水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した
内部溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部
溶液室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部
で構成され、電気化学的水質測定器の検査水室に検査水
を流入させる検査水流入口が検査水室より検査水を流出
させる検査水流出口よりも検査水の通過面積が小になる
ように形成され(具体的には検査水流入口に絞り弁等を
設置し)、検査水流入口から検査水室を通って検査水流
出口から検査水が流出する検査用の水路に一部の水が流
れるように検査用の水路がバイパス構造で設けられたこ
とを特徴とする。このことにより、高水量であっても、
一部の検査水が検査水室に流れ込む構造となり、しかも
検査水流入口から流入する検査水が絞られると共にアス
ピレータの作用により検査水室内の圧力が高くならな
く、これらの相乗効果により検査水の液絡部への浸入が
防止でき、高水量の検査水に対しても安定且つ精度よく
水質を測定することが可能になる。
【0015】本発明の電解水生成装置の第8の特徴は、
電気化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る
検査水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した
内部溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部
溶液室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部
で構成され、電気化学的水質測定器の液絡部の液絡部材
が検査水室側に延長させられると共に液絡部材の接液部
分が検査水の流れ方向に相対しないように液絡部材の表
面の一部が被覆されたことを特徴とする。この構造によ
り、検査水が直接液絡部にフラッシングすることが阻止
でき、検査水の液絡部への浸入を低減させることがで
き、安定且つ精度よく水質を測定することが可能にな
る。
【0016】本発明の電解水生成装置の第9の特徴は、
電気化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る
検査水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した
内部溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部
溶液室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部
で構成され、内部溶液室内に封入された内部溶液に増粘
剤が添加されて粘度が4000cps以上にされたこと
を特徴とする。従来より内部溶液に塩化カリウムの安定
な溶出及び結晶固化防止のためにカルボキシメチルセル
ロースやヒドロキシエチルセルロースなどの増粘剤を添
加することがあったが、本発明では検査水の液絡部への
浸入を低減させる目的で、増粘剤を添加して内部溶液の
粘度を4000cps以上の高粘度にしてある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。電解水生成装置本体1の全体構造は
従来例と同一であり、詳しい説明は省略し、本発明の主
要部について説明する。電解水生成装置は、図2及び図
3に示すように電解槽2、逆洗ユニット26と切り替え
弁27、水路切り替え弁28、浄水装置3、電解質(電
解促進剤)供給装置4、及び電気化学的水質測定器11
をハウジング25内に収めたものとして構成されてい
る。浄水装置3は抗菌活性炭からなる濾過材29と中空
糸膜からなる濾過材30とを備えたものであって、その
下端に設けられた2つの開口部のうち一方が、逆洗ユニ
ット26のシリンダに、他方が切り替え弁27に接続さ
れている。尚、上記の2種の濾過材29,30は単一の
カートリッジに納められており、カートリッジ毎に交換
できるように構成されている。
【0018】電解槽2は隔膜5にて電極6aが設置され
た電極室7aと、電極6bが設置された電極室7bに区
画されており、底部側には流入路8a,8bを、上部側
には流出路9,10を備えており、これらの流出路9,
10には流路切り替え弁28を介して吐出管31,32
が接続されている。ここにおいて、流入路8bは流入路
8aより1:3か1:4程度の比率で流量が少なくなる
ように調整されている。上記水路切り替え弁28は流出
路9,10と吐出管31,32との連通を切り替えるも
ので電磁ロータリー弁もしくはモータ式切り替え弁で構
成されている。逆洗ユニット26は浄水装置3の濾過材
29,30の目詰まりを、一旦浄水装置3を通すことで
濾過した浄水を浄水装置3に逆流させる逆洗を行うこと
で解消するためのものである。そして、逆洗ユニット2
6の吐出側は電解槽2の流入路8a,8bヘと連結され
ているのであるが、この間に流量検知サンサ33と逆止
弁34と電磁弁35とが配置されており、電磁弁35と
電解槽2との間で流入路8bには電解質供給装置(カル
シウム剤添加筒)4が配置されている。逆止弁34は、
排出口37につながったもので、流量検知センサ33側
から水圧がかかっているときは閉じているものの、水圧
がからなくなった場合には開いて、電解槽2内やその他
配管系内の残留水を排出口37から排出するようになっ
ている。前記吐出管32の途中には電気化学的水質測定
器11が配置されている。この電気化学的水質測定器1
1については後で詳しく述べる。
【0019】次に水の流れについて説明する。水道蛇口
37に接続した切り替えレバーユニット38を切り替え
弁27側に水が流れるように切り換えると、逆洗ユニッ
ト26を経て、浄水装置3及び電解質供給装置4を通し
て流入路8a,8bから電解槽2内に水が導入され、電
気分解されるわけであるが、電解槽2内への電圧の印加
は流量検知センサ33により検知された場合に開始され
る。そしてアルカリ性水を得たい旨の指示がなされてい
るならば、電解槽2の電極6aが陰極に、電極6bが陽
極になるように電解電圧が印加されるため、流出路9側
にアルカリ性水が、流出路10側に酸性水が得られ、こ
のとき水路切り替え弁28は図2に示す状態とされてい
るため、アルカリ性水が吐出管32側に、酸性水が吐出
管31側に吐出される。酸性水が得たい旨の指示がなさ
れているときは、指示された電解度合に応じて次の2つ
の水の流れとなる。まず、弱酸性水の場合には、電解槽
2の電極6aが陽極に、電極6bが陰極になるように電
解電圧が印加されるため、流出路10側にアルカリ性
水、流出路9側に(弱)酸性水が得られ、このとき水路
切り替え弁28が上記と同じ状態にされているためにア
ルカリ性水が吐出管31側に(弱)酸性水が吐出管32
側に吐出される。強酸性水の場合には、電解槽2の電極
6aが陰極に、電極6bが陽極になるように電解電圧が
印加されるため、流出路9側にアルカリ性水が、流出路
10側に酸性水が得られ、このとき水路切り替え弁28
は図3のように切り替わり、アルカリ性水が吐出管31
側に、(強)酸性水が吐出管32側に吐出される。この
ように、強酸性水を吐出管32側から吐出させる場合
に、電極6bを陽極とするのは、前述のように電極6b
側への流入路8bを電極6a側への流入路8aより絞っ
て流入量を少なくしているために、強酸性水を得ること
が容易になっているためである。
【0020】上記それぞれの電解により生成されて吐出
管32より吐出される電解水は、電解槽2と吐出管32
との間に配置された電気化学的水質測定器11により、
水質が測定される。測定項目として、酸化還元電位を測
定する場合の、電気化学的水質測定器11の実施の形態
を図1、図4、図5に示す。この電気化学的水質測定器
11は、電位差検出方式の電気化学センサであり、測定
対象となる検査水が通る検査水室18に設置される検知
電極20と、内部溶液15を封入した内部溶液室14内
に設置される内部電極16と、検査水室18と内部溶液
室14との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部
17で構成され、検知電極20の水質変化による電位差
を検出するものである。本実施の形態ではpH・酸化還
元電位を測定するものであるが、各種イオン濃度や溶存
ガスなどの水中溶存成分を測定するもので構成される場
合もある。
【0021】この電気化学的水質測定器11の構造は、
測定のための基本機能構造は従来例と同様であり、対応
する部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
尚、内部電極16としては本実施の形態の場合、銀/塩
化銀電極が通常使用される。また内部溶液15は飽和も
しくは3.3M(mol/L)の塩化カリウム溶液が使
用されるが、本発明では、この塩化カリウムの安定な溶
出のために溶液粘度が4000cps以上(通常100
00cps程度が望ましい)となるようにカルボキシメ
チルセルロースやヒドロキシエチルセルロースなどの増
粘剤を添加する。液絡部17はアルミナ系セラミックス
などの多孔質素材などからなり、内部溶液室14と検査
水室18を隔離する隔壁部19に保持されている。この
隔壁部19はシリコンなどの絶縁材料にて形成されてい
る。検知電極20は、白金、金などによる酸化還元電位
測定用の不反応電極であるか、または高分子膜・ガラス
感応膜のイオン選択膜、またはこれらの組み合わせから
なる溶存成分検出電極である。本実施の形態の場合、p
H・酸化還元電位測定用のガラス感応膜及び純度99.
97%以上の白金電極を検査水室18内に配置してあ
る。尚、白金線は熱収縮性テフロンチューブのような絶
縁被覆部24で絶縁被覆した点は従来例を同じである
が、白金線のガラス封入などにより絶縁被覆部24を設
けてもよい。
【0022】また本発明では、内部溶液室14内と、検
査水室18との間がチューブのような連通路40にて連
通させてある。しかして検査水室18に電解水のような
検査水を流入させて水質の検査を行うとき、連通路40
に検査水による内圧が印加され、内部溶液室14内が検
査水室18内と等圧になり、結果として液絡部17も検
査水室18と等圧となり、検査水の検査水室18からの
内部溶液室14内への浸入を阻止することが可能とな
り、高水量の検査水の通水時においても長時間の安定な
測定が可能となる。尚、連通路40の検査水室18側
は、上記のように検査水室18に直接連通させるものに
限らず、検査水室18より上流側であればどの部位の配
管と連通させてもよい。検査水の通水時に等圧になった
状態では、連通路40内は先に存在した空気が圧縮され
た状態で平衡状態となり、検査水が内部溶液15に混入
することはないが、未使用期間が長期に亙る場合には、
内部溶液15が徐々に乾燥する可能性があるので、未使
用期間が長期に亙ると考えられる場合には、図4に示す
ような構造を採用するのが望ましい。図4に示すもので
は、連通路40の途中にシリンダ部41を設けてあり、
シリンダ部41内にシリンダ部41に沿って摺動自在に
ピストン42を内装してある。この場合、検査水室18
からかかる内圧に応じてピストン42が摺動して検査水
室18の内圧と内部溶液室14の内圧が等圧に保たれる
ものでありながら、検査水室18から内圧がかからない
ときにはピストン42にて連通路40は閉塞されて内部
溶液15が乾燥するのを防止できる。
【0023】図5の実施の形態では、内部溶液室14に
は加圧路43を連通させてあり、加圧路43にはシリン
ダ部41を設けてあり、シリンダ部41内にピストン4
2を摺動自在に内装してあり、またピストン42を動作
させる電気的駆動手段としてモータ44を配置してあ
る。ピストン42をモータ44で動作させるとき、機械
的な動力伝達手段で動力をピストン42に伝達させてピ
ストン42が移動するようにしても、モータ44でポン
プを駆動してエアーのような気体を送ることでピストン
42を移動するようにしてもよい。この場合、ピストン
42を駆動することで、内部溶液室14の内圧を上げる
ことができ、高水量の検査水が流入した場合も、内部溶
液室14の内圧を検査水室18の内圧より上げることが
できて強制的に内部溶液15を液絡部17より流出させ
る方向に力を働かすことができるため、検査水の液絡部
17への浸入が防止でき、高水量の検査水に対しても安
定且つ精度よく水質を測定することが可能となる。
【0024】図6の実施の形態では、液絡部17を保持
する隔壁部19に薄肉構造として薄肉部45を設けてあ
り、薄肉部45の下に空所46を設けてある。図7の実
施の形態では、隔壁部19に風船状の構造として薄肉曲
面部47を設けてあり、薄肉曲面部47の下の空所46
を設けてある。このような風船状の構造以外に球状や円
柱状の構造にしてもよい。図6や図7に示すいずれのも
のも、検査水の未通水時には図6(a)や図7(a)の
状態であるものの、高水量の検査水が流入した場合、図
6(b)や図7(b)のように検査水室18の内圧上昇
により、薄肉部45、薄肉球面部47に撓みが生じて検
査水室18の内圧の上昇を伝達することができ、結果と
して内部溶液室14から液絡部17に圧力を印加するこ
ととなり、検査水の液絡部17への浸入が防止でき、高
水量の検査水に対しても安定且つ精度よく水質を測定す
ることが可能になる。しかも、上記の実施の形態の場
合、以下の効果も期待できる。すなわち、検知電極20
と液絡部17との間に位置する、隔壁部19から検知電
極20の絶縁被覆部24を経て検知電極20に至るまで
の絶縁部分に、電解水中に含まれるイオン種、有機物な
どの溶存成分が微量でも付着した場合、本来完全に絶縁
されてあるべき上記部分が微小ながら導電性を有して微
弱電流が流れ得る状態となり、結果として検査水測定
時、検知電極20に起因する電位(発生起電力)よりも
絶対値の低い電位を検知し、しかも測定値が不安定で正
確な測定が行われないといった問題があったが(特に検
知電極20として酸化還元電位測定用の白金電極または
金電極等の不反応電極を設置した酸化還元電位センサの
場合には顕著である。)、たとえ隔壁部19に電解水中
に含まれるイオン種や有機物などが付着しても通水時に
は空所46が空気溜まりになるため、沿面放電が発生し
難くなり、測定精度の劣化を低減させることができると
いった効果も期待できる。
【0025】図8の実施の形態では、液絡部17の液絡
部材17aを検査水室18側に延長させてあると共に液
絡部材17aの接液部分が検査水の流れ方向に相対しな
いように液絡部材17aの表面の一部を被覆してある。
絶縁材料にて形成せる隔壁部19から被膜状の液絡部材
被覆部48,49を延出してあり、液絡部材被覆部4
8,49にて液絡部材17aの検査水室18側に突出す
る部分を被覆してある。図8(a)の場合、液絡部材1
7aの外周の全周を液絡部材被覆部48にて被覆してあ
り、図8(b)の場合、液絡部材17aの外周の一部と
下面とを液絡部材被覆部49にて被覆してある。この実
施の形態の図8(a)に示す構造のものでは検査水の液
絡部17への浸入時間の延長ができ、図8(b)に示す
構造のものでは検査水が直接液絡部17にフラッシング
することが阻止でき、検査水の液絡部17への浸入を低
減させることができる。従って図8に示す実施の形態で
も連続使用可能時間の延長を達成することができるよう
になる。
【0026】図9の実施の形態の場合、検査水室18に
検査水を流入させる検査水流入口50が検査水室18よ
り検査水を流出させる検査水流出口51よりも検査水の
通過面積が小になるように形成され、検査水流入口50
から検査水室18を通って検査水流出口51から検査水
が流出する検査用の水路に一部の水が流れるように検査
用の水路がバイパス構造で設けられている。つまり、検
査水流入口50には絞り弁52を設けてあり、また図9
の矢印aのように流入して水が矢印bに示す経路と矢印
cに示す経路とに分流され、矢印dのように再び合流す
るようにしてある。この実施の形態の場合、高水量であ
っても、一部の検査水が検査水室18に流れ込む構造と
なり、しかも検査水流入口50から流入する検査水が絞
られると共にアスピレータの作用により検査水室18内
の圧力が高くならなく、これらの相乗効果により検査水
の液絡部17への浸入が防止でき、高水量の検査水に対
しても安定且つ精度よく水質を測定することが可能にな
る。
【0027】また他の実施の形態としては、液絡部17
を構成する液絡部材として材質または構造により水の透
水率が異なるものが複数個使用されたもののある。この
場合、液絡部17の総合機能として抵抗値の上昇を低減
させることができる。また検知電極20が白金電極また
は金電極の不反応金属電極で構成されると共にその感応
部位の表面粗度が1μm以下にされたことも好ましい。
この場合、前回測定時の水質による測定精度への影響を
低減させ、レスポンスが非常に遅くなることを防止でき
る。具体的には、強酸性のpH値である水質を計測した
後、飲用レベルのアルカリ性水を測定した場合、強酸性
水に含まれていた次亜塩素酸及び溶存塩素ガス成分等の
白金電極への吸着が起こりにくくなり、次回測定時には
残存しないため、アルカリ性水の真の酸化還元電位値を
示すまでの応答時間が早くなる。
【0028】尚、上記実施の形態の場合、電解水を検査
水として水質を測定するものについて述べたが、水道の
原水でも浄化装置3で浄化した浄化水でも同様に水質を
検査することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明では、電気化学的水質測
定器は、測定対象となる検査水が通る検査水室に設置さ
れる検知電極と、内部溶液を封入した内部溶液室内に設
置される内部電極と、検査水室と内部溶液室との間の透
水性を確保するための多孔性の液絡部で構成され、内部
溶液室と、流出口から流出された検査水が流れる水路、
または電解槽内に流入させる原水が流れる水路とが連通
路で連通させられたので、高水量の検査水が検査水室に
流入した場合でも、内部溶液室の内圧と検査水室の内圧
とが連通路を介して等圧になるため、検査水の液絡部へ
の浸入が防止でき、高水量の検査水に対しても安定且つ
精度よく水質を測定することが可能になるものである。
【0030】請求項2の発明では、請求項1において、
内部溶液室と、流出口から流出された検査水が流れる水
路、または電解槽内に流入させる原水が流れる水路と連
通させる連通路内にピストンを摺動自在に内装している
ので、ピストンが圧力に応じて連通路内を摺動して圧力
を伝達できるものでありながら、ピストンにて水密性を
確保でき、検査水が連通路から内部溶液室に浸入した
り、内部溶液が連通路から外部に流出するのを防止でき
るものであり、しかも使用しない内部溶液が乾燥しない
ようにできる。
【0031】請求項3の発明では、電気化学的水質測定
器は、測定対象となる検査水が通る検査水室に設置され
る検知電極と、内部溶液を封入した内部溶液室内に設置
される内部電極と、検査水室と内部溶液室との間の透水
性を確保するための多孔性の液絡部で構成され、摺動移
動することにより内部溶液室内の圧力を可変するピスト
ンが設けられ、内部溶液内の圧力を所定圧力にするため
にピストンを駆動する駆動手段が電気的駆動手段で構成
されたので、電気的駆動手段でピストンを駆動すること
で、内部溶液室の内圧を上げることができ、高水量の検
査水が流入した場合も、内部溶液室の内圧を検査水室の
内圧より上げることができて強制的に内部溶液を液絡部
より流出させる方向に力を働かすことができるため、検
査水の液絡部への浸入が防止でき、高水量の検査水に対
しても安定且つ精度よく水質を測定することが可能とな
るものである。
【0032】請求項4の発明では、請求項3において、
内部溶液内の圧力を所定圧力にするためにピストンを駆
動する駆動手段が気体の加圧手段で構成されので、気体
の加圧手段でピストンを駆動して簡単且つ精度よく内部
溶液室内の圧力を保つことができるものである。請求項
5の発明では、電気化学的水質測定器は、測定対象とな
る検査水が通る検査水室に設置される検知電極と、内部
溶液を封入した内部溶液室内に設置される内部電極と、
検査水室と内部溶液室との間の透水性を確保するための
多孔性の液絡部で構成され、上記液絡部を保持すると共
に検査水室と内部溶液室との間を分離する部材に部分的
な薄肉構造の部分が設けられたので、検査水室の内圧上
昇により薄肉構造の部分に撓みが生じて内部溶液室内に
も内圧上昇を伝達できて検査水室内の内圧と内部溶液室
の内圧とを等圧にでき、検査水の液絡部への浸入が防止
でき、高水量の検査水に対しても安定且つ精度よく水質
を測定することが可能となるものであり、また液絡部を
保持すると共に検査水室と内部溶液室との間を分離する
部材に電解水中に含まれるイオン種や有機物などが付着
しても通水時に薄肉構造の部分が空気溜まりとなるため
に沿面放電が発生しがたくなり、測定精度の低下を低減
させることもできるものである。請求項6の発明では、
請求項5において、液絡部を保持すると共に検査水室と
内部溶液室との間を分離する部材に球状、円柱状または
風船状の構造の部分を設けることで撓み変形する部分が
形成されたので、検査水室の内圧上昇により球状、円柱
状または風船状の構造の部分に撓みが生じて内部溶液室
内にも内圧上昇を伝達できて検査水室内の内圧と内部溶
液室の内圧とを等圧にでき、検査水の液絡部への浸入が
防止でき、高水量の検査水に対しても安定且つ精度よく
水質を測定することが可能となるものであり、また液絡
部を保持すると共に検査水室と内部溶液室との間を分離
する部材に電解水中に含まれるイオン種や有機物などが
付着しても通水時に球状、円柱状または風船状の構造の
部分が空気溜まりとなるために沿面放電が発生しがたく
なり、測定精度の低下を低減させることもできるもので
ある。
【0033】請求項7の発明では、電気化学的水質測定
器は、測定対象となる検査水が通る検査水室に設置され
る検知電極と、内部溶液を封入した内部溶液室内に設置
される内部電極と、検査水室と内部溶液室との間の透水
性を確保するための多孔性の液絡部で構成され、電気化
学的水質測定器の検査水室の検査水を流入させる検査水
流入口が検査水室より検査水を流出させる検査水流出口
よりも検査水の通過面積が小になるように形成され、検
査水流入口から検査水室を通って検査水流出口から検査
水が流出する検査用の水路に一部の水が流れるように検
査用の水路がバイパス構造で設けられたので、高水量で
あっても、一部の検査水が検査水室に流れ込む構造とな
り、しかも検査水流入口から流入する検査水が絞られる
と共にアスピレータの作用により検査水室内の圧力が高
くならなく、これらの相乗効果により検査水の液絡部へ
の浸入が防止でき、高水量の検査水に対しても安定且つ
精度よく水質を測定することが可能になるものである。
【0034】請求項8の発明では、電気化学的水質測定
器は、測定対象となる検査水が通る検査水室に設置され
る検知電極と、内部溶液を封入した内部溶液室内に設置
される内部電極と、検査水室と内部溶液室との間の透水
性を確保するための多孔性の液絡部で構成され、電気化
学的水質測定器の液絡部の液絡部材が検査水室側に延長
させられると共に液絡部材の接液部分が検査水の流れ方
向に相対しないように液絡部材の表面の一部が被覆され
たので、検査水が直接液絡部にフラッシングすることが
阻止でき、検査水の液絡部への浸入を低減させることが
でき、安定且つ精度よく水質を測定することが可能にな
るものである。
【0035】請求項9の発明では、電気化学的水質測定
器は、測定対象となる検査水が通る検査水室に設置され
る検知電極と、内部溶液を封入した内部溶液室内に設置
される内部電極と、検査水室と内部溶液室との間の透水
性を確保するための多孔性の液絡部で構成され、内部溶
液室内に封入された内部溶液に増粘剤が添加されて粘度
が4000cps以上にされたので、検査水の液絡部へ
の浸入を低減させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の電気化学的水質測
定器の断面図である。
【図2】同上の電気化学的水質測定器を備えた電解水生
成装置を示し、アルカリ性水を得る場合の配管図であ
る。
【図3】同上の電気化学的水質測定器を備えた電解水生
成装置を示し、酸性水を得る場合の配管図である。
【図4】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の断面図である。
【図5】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の断面図である。
【図6】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の要部で、(a)は水圧のかかっていない状態の断面
図、(b)は水圧のかかっている状態の断面図である。
【図7】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の要部で、(a)は水圧のかかっていない状態の断面
図、(b)は水圧のかかっている状態の断面図である。
【図8】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の要部で、(a)(b)は構造が少し異なるものの例
の断面図である。
【図9】同上の実施の形態の他例の電気化学的水質測定
器の断面図である。
【図10】従来例の電解水生成装置本体の概略断面図で
ある。
【図11】一従来例の電気化学的水質測定器の断面図で
ある。
【図12】他の従来例の電気化学的水質測定器の断面図
である。
【図13】他の従来例の電気化学的水質測定器の断面図
である。
【符号の説明】
2 電解槽 6a 電極 6b 電極 11 電気化学的水質測定器 14 内部溶液室 15 内部溶液 16 内部電極 17 液絡部 18 検査水室 19 隔壁部 20 検知電極 40 連通路 42 ピストン 50 検査水流入口 51 検査水流出口
フロントページの続き (72)発明者 才原 康弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 裏谷 豊 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 西川 壽一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中野 源喜 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 柳田 芳紀 埼玉県狭山市大字北入曽613番地 東亜電 波工業株式会社狭山事業所内 (72)発明者 池ケ谷 智行 埼玉県狭山市大字北入曽613番地 東亜電 波工業株式会社狭山事業所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、内部溶液室と、上記流出口から流出された検査
    水が流れる水路、または電解槽内に流入させる原水が流
    れる水路とが連通路で連通させられたことを特徴とする
    電解水生成装置。
  2. 【請求項2】 内部溶液室と、流出口から流出された検
    査水が流れる水路、または電解槽内に流入させる原水が
    流れる水路と連通させる連通路内にピストンを摺動自在
    に内装して成ることを特徴とする請求項1記載の電解水
    生成装置。
  3. 【請求項3】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、摺動移動することにより内部溶液室内の圧力を
    可変するピストンが設けられ、内部溶液内の圧力を所定
    圧力にするためにピストンを駆動する駆動手段が電気的
    駆動手段で構成されたことを特徴とする電解水生成装
    置。
  4. 【請求項4】 内部溶液内の圧力を所定圧力にするため
    にピストンを駆動する駆動手段が気体の加圧手段で構成
    されたことを特徴とする請求項3記載の電解水生成装
    置。
  5. 【請求項5】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、上記液絡部を保持すると共に検査水室と内部溶
    液室との間を分離する部材に部分的な薄肉構造の部分が
    設けられたことを特徴とする電解水生成装置。
  6. 【請求項6】 上記液絡部を保持すると共に検査水室と
    内部溶液室との間を分離する部材に球状、円柱状または
    風船状の構造の部分を設けることで撓み変形する部分が
    形成されたことを特徴とする請求項5記載の電解水生成
    装置。
  7. 【請求項7】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、電気化学的水質測定器の検査水室に検査水を流
    入させる検査水流入口が検査水室より検査水を流出させ
    る検査水流出口よりも検査水の通過面積が小になるよう
    に形成され、検査水流入口から検査水室を通って検査水
    流出口から検査水が流出する検査用の水路に一部の水が
    流れるように検査用の水路がバイパス構造で設けられて
    いることを特徴とする電解水生成装置。
  8. 【請求項8】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、電気化学的水質測定器の液絡部の液絡部材が検
    査水室側に延長させられると共に液絡部材の接液部分が
    検査水の流れ方向に相対しないように液絡部材の表面の
    一部が被覆されたことを特徴とする電解水生成装置。
  9. 【請求項9】 電解槽内の電極間に電圧を印加して水を
    電気分解することにより、一方の電極室でアルカリ性水
    を生成すると共に他方の電極室で酸性水を生成し、アル
    カリ性水と酸性水の電解水を各電極室に夫々設けた流出
    口から各別に流出させるようにした電解水生成装置にお
    いて、生成された電解水の水質を測定するための電気化
    学的水質測定器が電解槽の下流側に配置され、この電気
    化学的水質測定器は、測定対象となる検査水が通る検査
    水室に設置される検知電極と、内部溶液を封入した内部
    溶液室内に設置される内部電極と、検査水室と内部溶液
    室との間の透水性を確保するための多孔性の液絡部で構
    成され、内部溶液室内に封入された内部溶液に増粘剤が
    添加されて粘度が4000cps以上にされたことを特
    徴とする電解水生成装置。
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CN115821301A (zh) * 2022-11-28 2023-03-21 上海氢晨新能源科技有限公司 一种压力平衡式质子交换膜水电解槽装置

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