JPH09276A - カルボン酸誘導体の分解法 - Google Patents
カルボン酸誘導体の分解法Info
- Publication number
- JPH09276A JPH09276A JP15070995A JP15070995A JPH09276A JP H09276 A JPH09276 A JP H09276A JP 15070995 A JP15070995 A JP 15070995A JP 15070995 A JP15070995 A JP 15070995A JP H09276 A JPH09276 A JP H09276A
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- carboxylic acid
- acid derivative
- alcaligenes
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- hydrogen atom
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、カルボン酸誘導体(I)を資化す
る能力を有する微生物の培養液、菌体又は菌体処理物を
利用してカルボン酸誘導体(I)を分解する方法を提供
する。 【構成】 次式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子又はアルカリ金属原子を表し、
R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子又はメチル基
を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又はメトキシ基を
表す。)で示されるカルボン酸誘導体を、アルカリゲネ
ス属に属し、該カルボン酸誘導体を資化する能力を有す
る微生物の培養液、菌体又は菌体処理物で処理すること
を特徴とするカルボン酸誘導体の分解法。 【効果】 アルカリゲネス属に属する微生物の培養液、
菌体又は菌体処理物を用いることによりカルボン酸誘導
体(I)を高濃度に分解処理することができる。
る能力を有する微生物の培養液、菌体又は菌体処理物を
利用してカルボン酸誘導体(I)を分解する方法を提供
する。 【構成】 次式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子又はアルカリ金属原子を表し、
R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子又はメチル基
を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又はメトキシ基を
表す。)で示されるカルボン酸誘導体を、アルカリゲネ
ス属に属し、該カルボン酸誘導体を資化する能力を有す
る微生物の培養液、菌体又は菌体処理物で処理すること
を特徴とするカルボン酸誘導体の分解法。 【効果】 アルカリゲネス属に属する微生物の培養液、
菌体又は菌体処理物を用いることによりカルボン酸誘導
体(I)を高濃度に分解処理することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、次式(I):
【0002】
【化2】
【0003】(式中、R1は水素原子又はアルカリ金属
原子を表し、R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子
又はメチル基を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又は
メトキシ基を表す。)で示されるカルボン酸誘導体の微
生物分解法に関する。
原子を表し、R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子
又はメチル基を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又は
メトキシ基を表す。)で示されるカルボン酸誘導体の微
生物分解法に関する。
【0004】
【従来の技術】本発明に係わるカルボン酸誘導体(I)
は、下記の式に示すように、α,β−不飽和カルボン酸
誘導体(II)と亜硫酸又はそのアルカリ金属塩(III)
とが共存すると容易に生成する化合物である。
は、下記の式に示すように、α,β−不飽和カルボン酸
誘導体(II)と亜硫酸又はそのアルカリ金属塩(III)
とが共存すると容易に生成する化合物である。
【0005】
【化3】
【0006】(式中、Rl、R2及びR3は前記と同義で
ある。) このカルボン酸誘導体(I)は、通常の化学的酸化処理
(例えば、過マンガン酸による酸化)では分解されにく
いので、排水中に存在する場合には分解除去が困難であ
る。
ある。) このカルボン酸誘導体(I)は、通常の化学的酸化処理
(例えば、過マンガン酸による酸化)では分解されにく
いので、排水中に存在する場合には分解除去が困難であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微生物を利
用してカルボン酸誘導体(I)を分解する方法を提供す
ることを目的とする。
用してカルボン酸誘導体(I)を分解する方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述した
目的を達成すべく、広く微生物の探索を行った結果、カ
ルボン酸誘導体(I)を資化する能力を有するアルカリ
ゲネス(Alcaligenes)属の微生物を用いることにより
該カルボン酸誘導体を分解処理できることを見い出し、
本発明に到達した。
目的を達成すべく、広く微生物の探索を行った結果、カ
ルボン酸誘導体(I)を資化する能力を有するアルカリ
ゲネス(Alcaligenes)属の微生物を用いることにより
該カルボン酸誘導体を分解処理できることを見い出し、
本発明に到達した。
【0009】即ち、本発明は、次式(I):
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1は水素原子又はアルカリ金属
原子を表し、R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子
又はメチル基を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又は
メトキシ基を表す。)で示されるカルボン酸誘導体を、
アルカリゲネス属に属し、該カルボン酸誘導体を資化す
る能力を有する微生物の培養液、菌体又は菌体処理物で
処理することを特徴とするカルボン酸誘導体の分解法で
ある。
原子を表し、R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子
又はメチル基を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又は
メトキシ基を表す。)で示されるカルボン酸誘導体を、
アルカリゲネス属に属し、該カルボン酸誘導体を資化す
る能力を有する微生物の培養液、菌体又は菌体処理物で
処理することを特徴とするカルボン酸誘導体の分解法で
ある。
【0012】本発明に用いる微生物としては、アルカリ
ゲネス属に属し、且つカルボン酸誘導体(I)を資化す
る能力を有するものであれば、特に制限はない。
ゲネス属に属し、且つカルボン酸誘導体(I)を資化す
る能力を有するものであれば、特に制限はない。
【0013】かかる微生物の代表的なものとしては、ア
ルカリゲネスsp.MR−2201株が挙げられる。
ルカリゲネスsp.MR−2201株が挙げられる。
【0014】アルカリゲネスsp.MR−2201株
は、本発明者らが新たに土壌中から分離したもので、通
商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所にFERM
P−13958として寄託されており、その菌学的性質
は以下に示す通りである。
は、本発明者らが新たに土壌中から分離したもので、通
商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所にFERM
P−13958として寄託されており、その菌学的性質
は以下に示す通りである。
【0015】 形態 桿 菌 グラム染色性 − 胞子 − 運動性 + 鞭毛 周 毛 酸素に対する態度 好気性 オキシダーゼ + 力タラーゼ + OFテスト − キノン系 Q−8 以上の菌学的性質をBergey's Manual of Systematic Ba
cteriology(1986)に基づいて分類すると、アルカリゲネ
スsp.MR−2201株はアルカリゲネス属に属する
細菌であると同定された。
cteriology(1986)に基づいて分類すると、アルカリゲネ
スsp.MR−2201株はアルカリゲネス属に属する
細菌であると同定された。
【00l6】前記微生物を用いてカルボン酸誘導体
(I)を処理するには、通常の培養で得られる培養液、
菌体又は菌体処理物(破砕菌体、粗・精製酵素、固定化
菌体・酵素等)を含む媒体中にカルボン酸誘導体(I)
を共存させることができるが、前述したアルカリゲネス
sp.MR−2201株のようにカルボン酸誘導体
(I)を唯一炭素源、窒素源として生育する微生物を用
いる場合は、特に他の炭素源や窒素源を加えなくても、
微生物を培養する過程でカルボン酸誘導体(I)を資化
せしめて処理することも可能である。
(I)を処理するには、通常の培養で得られる培養液、
菌体又は菌体処理物(破砕菌体、粗・精製酵素、固定化
菌体・酵素等)を含む媒体中にカルボン酸誘導体(I)
を共存させることができるが、前述したアルカリゲネス
sp.MR−2201株のようにカルボン酸誘導体
(I)を唯一炭素源、窒素源として生育する微生物を用
いる場合は、特に他の炭素源や窒素源を加えなくても、
微生物を培養する過程でカルボン酸誘導体(I)を資化
せしめて処理することも可能である。
【0017】例えば、カルボン酸誘導体(I)の代表的
化合物である次式(Ia):
化合物である次式(Ia):
【0018】
【化5】
【0019】で示されるアクリルアミドの亜硫酸付加体
(以下「化合物(Ia)」という。)を唯一炭素源、窒
素源として用いた培地でアルカリゲネスsp.MR−2
201株を培養することにより目的が達せられる。
(以下「化合物(Ia)」という。)を唯一炭素源、窒
素源として用いた培地でアルカリゲネスsp.MR−2
201株を培養することにより目的が達せられる。
【0020】又、次式(Ib):
【0021】
【化6】
【0022】で示されるアクリル酸の亜硫酸付加体(以
下「化合物(Ib)」という。)を唯一炭素源として用
い、任意の窒素源を添加した培地でアルカリゲネスS
p.MR−2201株を培養することによっても目的を
達成することができる。
下「化合物(Ib)」という。)を唯一炭素源として用
い、任意の窒素源を添加した培地でアルカリゲネスS
p.MR−2201株を培養することによっても目的を
達成することができる。
【0023】本発明においては、この培養に際してはカ
ルボン酸誘導体(I)を0.5〜l重量%含有する液体
培地にリン酸、マグネシウム等の無機塩類を共存させた
液体培地が好ましく用いられる。
ルボン酸誘導体(I)を0.5〜l重量%含有する液体
培地にリン酸、マグネシウム等の無機塩類を共存させた
液体培地が好ましく用いられる。
【0024】なお、培養は通常10〜40℃、pH5〜
10で好気的に行い、好ましくは30℃前後、pH6〜
8で行う。培地のpHは水酸化ナトリウム等を用いて調
整するのが好ましい。
10で好気的に行い、好ましくは30℃前後、pH6〜
8で行う。培地のpHは水酸化ナトリウム等を用いて調
整するのが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、参考例及び実施例により本発明を更に
詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を何等制限す
るものではない。
詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を何等制限す
るものではない。
【0026】(参考例1)アクリルアミド亜硫酸付加体
(化合物(Ia))の合成 蒸留水400mlに溶解させた亜硫酸水素ナトリウム2
50g中にアクリル酸17Ogを滴下、5時問攪津し
た。反応液から水を留去し、アセトン中に注ぎ入れるこ
とにより白色固体を生成させた。生成した固体を漉別、
取得した。更に、取得物をアセトンで十分に洗浄し、乾
燥させることにより化合物(Ia)300gを得た。取
得物が目的物(Ia)であることをIR、NMRで確認
した。
(化合物(Ia))の合成 蒸留水400mlに溶解させた亜硫酸水素ナトリウム2
50g中にアクリル酸17Ogを滴下、5時問攪津し
た。反応液から水を留去し、アセトン中に注ぎ入れるこ
とにより白色固体を生成させた。生成した固体を漉別、
取得した。更に、取得物をアセトンで十分に洗浄し、乾
燥させることにより化合物(Ia)300gを得た。取
得物が目的物(Ia)であることをIR、NMRで確認
した。
【0027】(参考例2)アクリル酸亜硫酸付加体(化
合物(Ib))の合成 蒸留水400mlに溶解させた亜硫酸水素ナトリウム2
50g中に、蒸留水200mlに溶解させたアクリル酸
170gを滴下、5時間攪枠した。反応液から水を留去
し、アセトン中に注ぎ入れることにより白色固体を生成
させた。生成した固体を楓別、取得した。更に、取得物
をアセトンで十分に洗浄し、乾燥させることにより化合
物(Ib)320gを得た。取得物が目的物(Ib)で
あることをIR、NMRで確認した。
合物(Ib))の合成 蒸留水400mlに溶解させた亜硫酸水素ナトリウム2
50g中に、蒸留水200mlに溶解させたアクリル酸
170gを滴下、5時間攪枠した。反応液から水を留去
し、アセトン中に注ぎ入れることにより白色固体を生成
させた。生成した固体を楓別、取得した。更に、取得物
をアセトンで十分に洗浄し、乾燥させることにより化合
物(Ib)320gを得た。取得物が目的物(Ib)で
あることをIR、NMRで確認した。
【0028】実施例1 参考例1で合成した化合物(Ia)lgを含む表1に示
す培地100mlを500ml容の坂ロフラスコに分注
し、121℃で20分間加熱殺菌した。これにアルカリ
ゲネスsp.MR−2201株を接種し、30℃で振と
う培養を行った。菌体濃度の経時変化は波長610nm
の濁度を指標として求めた。培養液中の化合物(Ia)
の濃度は高速液体クロマトグラフィー法で測定した。こ
の結果を図1に示す。この結果により、アルカリゲネス
sp.MR−2201株が経時的に化合物(Ia)を分
解することを確認した。
す培地100mlを500ml容の坂ロフラスコに分注
し、121℃で20分間加熱殺菌した。これにアルカリ
ゲネスsp.MR−2201株を接種し、30℃で振と
う培養を行った。菌体濃度の経時変化は波長610nm
の濁度を指標として求めた。培養液中の化合物(Ia)
の濃度は高速液体クロマトグラフィー法で測定した。こ
の結果を図1に示す。この結果により、アルカリゲネス
sp.MR−2201株が経時的に化合物(Ia)を分
解することを確認した。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2 参考例2で合成した化合物(Ib)lgを含む表2に示
す培地100mlを500ml容の坂ロフラスコに分注
し、121℃で20分問加熱殺菌した。これにアルカリ
ゲネスSp.MR−2201株を接種し、30℃で振と
う培養を行った。菌体濃度の経時変化は波長610nm
の濁度を指標として求めた。培養液中の化合物(Ib)
の濃度は高速液体クロマトグラフィー法で測定した。4
8時間後の化合物(Ib)の分解率は95%、菌体濃度
はOD610の指標で10.5に達した。この結果によ
り、アルカリゲネスSp.MR−2201株が経時的に
化合物(Ib)を分解することを確認した。
す培地100mlを500ml容の坂ロフラスコに分注
し、121℃で20分問加熱殺菌した。これにアルカリ
ゲネスSp.MR−2201株を接種し、30℃で振と
う培養を行った。菌体濃度の経時変化は波長610nm
の濁度を指標として求めた。培養液中の化合物(Ib)
の濃度は高速液体クロマトグラフィー法で測定した。4
8時間後の化合物(Ib)の分解率は95%、菌体濃度
はOD610の指標で10.5に達した。この結果によ
り、アルカリゲネスSp.MR−2201株が経時的に
化合物(Ib)を分解することを確認した。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、アルカリゲネス属に属
する微生物を用いることによリカルボン酸誘導体(I)
を分解処理できるという優れた効果を奏する。
する微生物を用いることによリカルボン酸誘導体(I)
を分解処理できるという優れた効果を奏する。
【図l】アルカリゲネスsp.MR−2201株の培養
液中の化合物(Ia)の濃度及び菌体濃度の経時変化加
を示す図である。
液中の化合物(Ia)の濃度及び菌体濃度の経時変化加
を示す図である。
■:化合物(Ia)の濃度 ○:菌体濃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 7/00 C12R 1:05)
Claims (2)
- 【請求項1】次式(I): 【化l】 (式中、R1は水素原子又はアルカリ金属原子を表し、
R2及びR3は同一又は相異なり、水素原子又はメチル基
を表し、Xはアミノ基、ヒドロキシ基又はメトキシ基を
表す。)で示されるカルボン酸誘導体を、アルカリゲネ
ス属に属し、該カルボン酸誘導体を資化する能力を有す
る微生物の培養液、菌体又は菌体処理物で処理すること
を特徴とするカルボン酸誘導体の分解法。 - 【請求項2】微生物がアルカリゲネスsp.MR−22
01株であることを特徴とする請求項1記載のカルボン
酸誘導体の分解法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15070995A JPH09276A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | カルボン酸誘導体の分解法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15070995A JPH09276A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | カルボン酸誘導体の分解法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09276A true JPH09276A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15502701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15070995A Pending JPH09276A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | カルボン酸誘導体の分解法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09276A (ja) |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15070995A patent/JPH09276A/ja active Pending
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