JPH09279043A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH09279043A
JPH09279043A JP9270496A JP9270496A JPH09279043A JP H09279043 A JPH09279043 A JP H09279043A JP 9270496 A JP9270496 A JP 9270496A JP 9270496 A JP9270496 A JP 9270496A JP H09279043 A JPH09279043 A JP H09279043A
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Daisuke Kanari
大輔 金成
Katsuto Yamakawa
賀津人 山川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低伸張時のモジュラスおよび耐疲労性の両方
を向上させたゴム組成物の提供。 【解決手段】 このゴム組成物は、1種以上のゴムから
なる基材ゴム(A)と、ゴムおよび/又はポリオレフィ
ンからなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する
熱可塑性ポリマーが微細な短繊維(b)として分散して
おり、かつこの短繊維(b)が該マトリックスと結合し
ている組成物(B)に、有機又は無機の短繊維(C)を
1種以上配合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低伸張時のモジュ
ラスおよび耐疲労性(耐屈曲疲労性)を向上させたゴム
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に低伸張時のモジュラス(引張り応
力)および弾性率の高いゴム組成物でタイヤの部材、例
えばビードフィラーを構成することによりタイヤの運動
性能(操縦安定性、高速耐久性など)の改善をはかるこ
とは良く知られている。ゴムを高モジュラス、高弾性率
化するために様々な方法が検討されており、そのひとつ
としてゴムに種々の短繊維を配合することは良く知られ
た方法である。しかしこの方法は非常に高モジュラスの
ゴムを得ることはできるが、単に短繊維を配合しただけ
ではゴムとの接着が不十分なので短繊維界面に添って破
壊が進行しやすく、疲労寿命が短い欠点を有している。
【0003】この欠点を改良するために短繊維とゴムと
を接着させる様々な改良が提案されている(特開昭59−
43041 公報、特公平1−17494 公報、特公平4−33300
公報、特開平7−278360公報など)。しかしこれらに記
載されているポリアミド系短繊維はその補強効果(特に
低伸張域の)がそれほど大きなものではないので、所望
のモジュラス、弾性率を得ようとすると配合量を多くし
なければならず、結局ゴム組成物の疲労寿命を悪くして
しまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低伸張時の
モジュラスおよび耐疲労性の両方を向上させたゴム組成
物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のゴム組成物は、
1種以上のゴムからなる基材ゴム(A)と、ゴムおよび
/又はポリオレフィンからなるマトリックス中に、主鎖
にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細な短繊維
(b)として分散しており、かつこの短繊維(b)が該
マトリックスと結合している組成物(B)に、有機又は
無機の短繊維(C)を1種以上配合してなることを特徴
とする。
【0006】このように基材ゴム(A)に対し、短繊維
(b)がマトリックスと結合している組成物(B)と有
機又は無機の短繊維(C)とを用いるため、低伸張時の
モジュラスおよび耐疲労性を両立することが可能とな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】 基材ゴム(A) 1種類以上のゴムからなる。このゴムとしては特に制限
はないが、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物(例え
ば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、エポ
キシ化天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム
(SBR )、ポリブタジエンゴム(高シスBR及び低シスB
R)、NBR 、水素化NBR 、水素化SBR )、各種エラスト
マー、例えば、オレフィン系ゴム(例えば、エチレンプ
ロピレンゴム(EPRM、EPM )、マレイン酸変性エチレン
プロピレンゴム(M −EPM )、ブチルゴム(IIR )、イ
ソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合
体)、含ハロゲン系ゴム(例えば、臭素化ブチルゴム、
塩素化ブチルゴム、イソブチレンパラメチルスチレン共
重合体の臭素化物(Br−IPMS)、クロロスルホン化ポリ
エチレン(CSM )、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイ
ン酸変性塩素化ポリエチレン(M −CM))、熱可塑性エ
ラストマー(例えば、スチレン系エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー、エステル系エラストマー)等を挙
げることができる。 ゴムおよび/又はポリオレフィンからなるマトリッ
クス中に、主鎖アミド基を有する熱可塑性ポリマーが微
細な短繊維(b)として分散しており、かつこの短繊維
(b)が該マトリックスと結合している組成物(B) この組成物(B)の例としては下記の(i)、(ii) 、
(iii) を挙げることができる。短繊維(b)は、0.0
5〜5.0μmの平均径を有するのがよい。 (i) 加硫可能なゴム100重量部にポリマーの分子
中アミド基を有する熱可塑性ポリマーの微細な短繊維1
〜100重量部が埋封されており、かつ該繊維の界面に
おいて前記ポリマーと加硫可能なゴムとがノボラック型
フェノールホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物を介し
てグラフトしている強化ゴム組成物(特開昭59−43
041号公報参照)。ノボラック型フェノールホルムア
ルデヒド系樹脂の初期縮合物は、例えば、硫酸、塩酸、
リン酸、シュウ酸などの酸を触媒として、フェノール、
ビスフェノール類などのフェノール類とホルムアルデヒ
ド(パラホルムアルデヒドでもよい)とを縮合反応させ
ることよって得られる可溶可融の樹脂およびその変形物
(変性物)である。 (ii) ポリオレフィンとエラストマーからなるマトリ
ックス中に、熱可塑性ポリアミドが微細繊維状に分散し
ており、該微細繊維がシランカップリング剤を介してマ
トリックスと結合している繊維強化熱可塑性組成物(特
開平7−278360号公報参照)。
【0008】シランカップリング剤としては、具体的に
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン等
のビニルアルコキシシラン、ビニルトリアセチルシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N、N−ジ
メチルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、及びスチリルジアミノシラン、γ−
ウレイドプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。 (iii) 加硫可能なゴム100重量部に平均径0.05〜
0.8μm のナイロンの微細な繊維1〜70重量部が埋封
されており、かつ該繊維の界面においてナイロンと加硫
可能なゴムとがレゾール型アルキルフェノールホルムア
ルデヒド系樹脂の初期縮合物を介してグラフト結合して
いる強化ゴム組成物(特開昭58−79037号公報参
照)。
【0009】レゾール型アルキルフェノールホルムアル
デヒド系樹脂の初期縮合物は、例えば、クレゾールのよ
うなアルキルフェノールとホルムアルデヒドあるいはア
トセアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下に反応させて
得られるレゾール型初期縮合物およびその変性物が挙げ
られる。特に、アルキルフェノールホルムアルデヒド系
樹脂として、分子中にメチロール基を2個以上有するも
のが好適に使用できる。 (iv) 上記(i)、(iii) における加硫可能なゴム、
上記(ii) におけるエラストマーは、それぞれ、基材ゴ
ム(A)を構成するゴムと同様なものである。上記
(i)におけるアミド基を有する熱可塑性ポリマー、上
記(ii)における熱可塑性ポリアミドとしては、熱可塑
性ポリアミドおよび尿素樹脂が挙げられる。これらの内
好ましいものとしては、融点が135 ℃から350 ℃のもの
が挙げられ、特に好ましいものとして融点が150 ℃から
300 ℃の熱可塑性ポリアミドが挙げられる。
【0010】熱可塑性ポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合
体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシ
リレンジアミンとアジピン酸との重縮合体、キシリレン
ジアミンとピメリン酸との重縮合体、キシリレンジアミ
ンとスペリン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとア
ゼライン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとセバシ
ン酸との重縮合体、テトラメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、オクタメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体ウンデカメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、ドデカメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、テトラメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮
合体、オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮合
体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、デカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、及びドデカメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体等が挙げられる。
【0011】これらの熱可塑性ポリアミドの内、特に好
ましいものとしては、融点160 〜265 ℃の熱可塑性ポリ
アミドが挙げられ、具体的にはナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナイロン61
0、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン11、及
びナイロン12等が挙げられる。上記(ii)におけるポリ
オレフィンは、80〜250℃の融点を有するものであ
る。また、50℃以上の軟化点、特に50〜200℃軟
化点をもつものも好ましく用いられる。このようなポリ
オレフィンとしては、C2 〜C8 のオレフィンの単独重
合体や共重合体、及び、C2 〜C8 のオレフィンとスチ
レンやクロロスチレン、α−メチルスチレン等の芳香族
ビニル化合物との共重合体、C2 〜C8 のオレフィンと
酢酸ビニルとの共重合体、C2 〜C8 のオレフィンとア
クリル酸或いはそのエステルとの共重合体、C2 〜C8
のオレフィンのオレフィンとメタアクリル酸或いはその
エステルとの共重合体、及びC2 〜C8 のオレフィンと
ビニルシラン化合物との共重合体が好ましく用いられる
ものとして挙げられる。具体的には、例えば、高密度ポ
リエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン・プロピレンブロック共重合体、エチレンプロピ
レンランダム共重合体、線状低密度ポリエチレン、ポリ
4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリヘキセ
ン−1、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合
体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・
アクリル酸プロピル共重合体、エチレン・アクリル酸ブ
チル共重合体、エチレン・アクリル酸2−エチルヘキシ
ル共重合体、エチレン・アクリル酸ヒドロキシエチル共
重合体、エチレン・ビニルトリメトキシシラン共重合
体、エチレンビニルトリエトキシシラン共重合体、エチ
レン・ビニルシラン共重合体、エチレン・スチレン共重
合体、及びプロピレン・スチレン共重合体、等がある。
また、塩素化ポリエチレンや臭素化ポリエチレン、クロ
ロスルホン化ポリエチレン等のハロゲン化ポリオレフィ
ンも好ましく用いられる。これらのポリオレフィンは1
種のみ用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。 有機又は無機の短繊維(C) 有機繊維は、例えば、ポリエステル繊維、ポリビニルア
ルコール繊維(ビニロン繊維)ナイロン繊維、木綿繊
維、絹繊維、麻繊維、羊毛繊維、セルロース繊維、Syn-
1,2-ポリブタジエン微細結晶、芳香族ポリアミド繊維
(アラミド繊維)、レーヨン繊維、全芳香族ポリエステ
ル繊維(ポリアリレート繊維)、ヘテロ環含有芳香族繊
維(例えばポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール
繊維、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール繊維)
などが挙げられる。
【0012】無機繊維としては、例えば、金属繊維(チ
ョップドワイヤなど)、二酸化チタン、チタン酸アルカ
リ金属塩結晶、ガラス繊維、ボロン、炭素繊維、シリコ
ンカーバイドウィスカーなどが挙げられる。また、短繊
維(C)としては、ゴム中でフィブリル化する短繊維を
用いることが好ましい。フィブリル化する短繊維として
は、例えば、ポリビニルアルコール繊維(ビニロン繊
維)、木綿繊維、麻繊維、セルロース繊維、芳香族ポリ
アミド繊維(アラミド繊維)、全芳香族ポリエステル繊
維(ポリアリレート繊維)、ヘテロ環含有芳香族繊維
(例えばポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊
維、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール繊維)な
どが挙げられる。
【0013】これらのフィブリル化繊維の中でポリビニ
ルアルコール繊維がコスト、ゴムとの親和性などの点か
らさらに好ましい。 前記短繊維(b)と前記短繊維(C)の合計量はゴ
ム成分の合計100 重量部に対して1〜50重量部であるの
がよい。短繊維量が1重量部より少ないと補強効果を発
揮することができず、50重量部より多いとゴムの粘度が
著しく上昇し、作業性が悪化し加工が困難となり好まし
くない。また、(b)と(C)の重量構成比(b)/
(C)は9/1〜1/9であるのがよい。本発明のゴム
組成物には、必要に応じてカーボンブラック、亜鉛華、
オイル等の配合剤を適宜配合することができる。
【0014】図1に種々の配合のゴム組成物の応力(モ
ジュラス)−伸び曲線を示す。図1中「×」は短繊維を
配合しないゴム組成物を、「○」はこのゴム組成物に組
成物(B)を配合した場合を(全ゴム成分100重量部
に対し短繊維(b)5重量部)、「△」はこのゴム組成
物にフィブリル化する短繊維を配合した場合を(全ゴム
成分100重量部に対し短繊維5重量部)、「●」はこ
のゴム組成物に対し組成物(B)およびフィブリル化す
る短繊維の両方を配合したハイブリッド配合の場合を
(全ゴム成分100重量部に対し短繊維(b)2.5重
量部、フィブリル化する短繊維2.5重量部)、それぞ
れ示す。
【0015】図1から判るように、「×」の場合は低伸
張時を含めた全体のモジュラスが低く、「○」の場合は
低伸張時のモジュラスがあまり高くなく、「△」の場合
は低伸張時のモジュラスが高くなるが降伏点が生じるの
でそれ以降の伸張領域におけるモジュラスが急に低下し
てしまう。これに対し、本発明のゴム組成物のようなハ
イブリッド配合では、「●」から判るように「○」およ
び「△」の場合の欠点を補うことができる。
【0016】
【実施例】密閉型ミキサーにて、表1〜3に示す配合成
分のうち(重量部)、加硫促進剤と硫黄以外の原料を混
合してマスターバッチを作製した。混合時間は3.5分
で放出温度は160℃であった。このマスターバッチに
オープンロールにて残りの配合剤を添加し、未加硫のゴ
ム組成物を調製した。得られた未加硫のゴム組成物は金
型内で160℃にて20分間加圧加熱し、加硫ゴムの試
験片を作製した(実施例1〜7、比較例1〜8)。
【0017】この試験片について下記により10%モジ
ュラス、100%モジュラス、動的弾性率E′、および
耐屈曲疲労性を測定した。この結果を表1〜3に示す。
なお、表1〜3中、NRは天然ゴムを、Nyはナイロン
を、PEはポリエチレンをそれぞれ表わす。10%モジュラス、100%モジュラス :得られた試験
片を用いて、 JIS K6251 (3号ダンベル使用)に従
い、室温にて引張試験を実施し、10%及び100%変
形モジュラスを求めた。動的弾性率E′ :東洋精機製レオグラフーソリッドを用
いて予備伸張5%、20Hzの±1%の動ひずみ、60℃
にて粘弾性試験を実施し、動的弾性率E′を求めた。耐屈曲疲労性 :JIS K6260 に従い屈曲亀裂成長試験を
行った。試験サンプルの中央にあらかじめ長さ2mmの傷
を付け、26%の変位量を与えて毎分300回の屈曲を
加え、傷がある長さに達するまでの屈曲回数を測定し
た。表中の指数は屈曲回数の対数比で表したものであ
り、数値が大きいほど耐屈曲疲労性が優れていることを
示す。
【0018】
【表1】 表1において比較例1は、短繊維未配合(基準)の場合
である。比較例2、3は、短繊維補強組成物のみ配合し
た場合であり、100%モジュラスは大きいが10%モ
ジュラスが小さい。
【0019】比較例4は、セルロース短繊維のみ配合し
た場合であり、10%モジュラスは大きいが、降伏点を
示すため100%モジュラスは小さい。実施例1、2
は、短繊維補強組成物とセルロース短繊維をブレンドし
た場合であり、モジュラス、E′のバランスが向上し、
かつ耐疲労性は同量配合の単味配合より良好である。
【0020】
【表2】 表2において、比較例5、6は、マトリックスにポリオ
レフィンを含む短繊維補強組成物の単味配合であり、や
はり100%モジュラスは大きいが10%モジュラスは
小さい。
【0021】比較例7は、ビニロン短繊維単味配合の場
合であり、10%モジュラスは大きいが、降伏点を示す
ため100%モジュラスは小さい。実施例3〜5は、短
繊維補強組成物とビニロン短繊維をブレンドした場合で
あり、モジュラス、E′のバランスが向上し、かつ疲労
性は同量配合の単味配合より良好である。
【0022】
【表3】 表3において、比較例8は、アラミド短繊維単味配合の
場合であり、10%モジュラスは大きいが、降伏点を示
すため100%モジュラスは小さい。実施例6、7は、
短繊維補強組成物とアラミド短繊維をブレンドした場合
であり、モジュラス、E′のバランスが向上し、かつ疲
労性は同量配合の単味配合より良好である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゴム組成物
は、1種以上のゴムからなる基材ゴム(A)と、ゴムお
よび/又はポリオレフィンからなるマトリックス中に、
主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細な短繊
維(b)として分散しており、かつこの短繊維(b)が
該マトリックスと結合している組成物(B)に、有機又
は無機の短繊維(C)を1種以上配合してなるため、低
伸張時のモジュラスおよび耐疲労性の両方を向上させる
ことが可能となる。このため、このゴム組成物は、タイ
ヤの部材、例えばビードフィラー、ベルト層のコートゴ
ム、サイドウォール、アンダートレッドなどに好適に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の配合の場合の応力(モジュラス)−伸び
曲線を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/02 LCB C08L 23/02 LCB LCV LCV 77/00 LQR 77/00 LQR

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上のゴムからなる基材ゴム(A)
    と、ゴムおよび/又はポリオレフィンからなるマトリッ
    クス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが
    微細な短繊維(b)として分散しており、かつこの短繊
    維(b)が該マトリックスと結合している組成物(B)
    に、有機又は無機の短繊維(C)を1種以上配合してな
    るゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記組成物(B)中の短繊維(b)がシ
    ランカップリング剤、レゾール型フェノールホルムアル
    デヒド系樹脂の初期縮合物、ノボラック型フェノールホ
    ルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物から選ばれる少なく
    とも1種類を介して該マトリックスと結合している請求
    項1記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記組成物(B)中の短繊維(b)が
    0.05〜5.0μmの平均径を有する請求項1又は2
    記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記短繊維(b)と前記短繊維(C)の
    合計量がゴム成分の合計100重量部に対して1〜50
    重量部であり、かつ(b)と(C)の重量構成比(b)
    /(C)が9/1〜1/9である請求項1乃至3のいず
    れか1項記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物(B)中のポリオレフィン
    が、50℃以上の軟化点又は80〜250℃の範囲の融
    点を有する請求項1〜4のいずれか1項記載のゴム組成
    物。
  6. 【請求項6】 前記短繊維(C)がゴム中でフィブリル
    化する短繊維であり、その平均長が1.0〜5000μ
    mであり、フィブリル化後の平均径が0.05〜50μ
    mである請求項1〜5のいずれか1項記載のゴム組成
    物。
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