JPH09280167A - 弁板装置 - Google Patents

弁板装置

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JPH09280167A
JPH09280167A JP8086790A JP8679096A JPH09280167A JP H09280167 A JPH09280167 A JP H09280167A JP 8086790 A JP8086790 A JP 8086790A JP 8679096 A JP8679096 A JP 8679096A JP H09280167 A JPH09280167 A JP H09280167A
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JP
Japan
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valve
valve plate
suction
discharge
cylinder
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JP8086790A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kobayashi
英幸 小林
Seiichi Nakanishi
聖一 中西
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い弁能力を維持したまま、弁体のはりつき
を防止した弁板装置を提供すること。 【解決手段】 シリンダーブロック20に弁板12を介
して吸入室100及び吐出室110が隣接配置されてい
る。弁板にはシリンダ25に対応して吸入孔101及び
吐出孔111が形成されている。これらの吸入孔及び吐
出孔を開閉するように吸入弁102及び吐出弁112が
弁板に接触して設けられている。また、この吐出弁の開
方向の動きを制限するバルブリテーナ113が弁板に固
定されている。弁板の少なくとも表面を樹脂とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
の圧縮機等に使用され得る弁板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調装置の圧縮機として
ピストン往復型圧縮機と呼ばれるものを使用することが
ある。その圧縮機の一例は図4に示すような構造を備え
ている。即ち、複数のシリンダー25が形成されたシリ
ンダーブロック20を有する円筒状のケーシング10
と、このケーシング10及びフロントハウジング11に
よりケーシング10の内側にシリンダーブロック20に
隣接して形成されたクランク室30と、複数のシリンダ
ー25内をそれぞれ往復運動する複数のピストン26
と、シリンダーブロック20に弁板12を介して隣接配
置され、複数のシリンダー25へ冷媒ガスを供給する吸
入室100及び前記複数のシリンダーからの圧縮冷媒ガ
スが吐出される吐出室110を有するシリンダーヘッド
90とを備えている。
【0003】弁板12には吸入孔101及び吐出孔11
1が形成されている。さらにこれらの吸入孔101及び
吐出孔111を開閉するように吸入弁102及び吐出弁
112が弁板12に接触して設けられている。また、こ
の吐出弁112の開方向の動きを制限するバルブリテー
ナ113が弁板12に固定されている。こうして弁板1
2、吸入弁102、吐出弁112、及びバルブリテーナ
113が合せて弁板装置を構成している。
【0004】他方、フロントハウジング11には回転主
軸40が挿通されている。この回転主軸40のクランク
室30の内部側端部にはカムロータ50が取付られてい
る。カムロータ50にはプラネットプレート60が対向
し、カムロータ50の回転によってプラネットプレート
60が揺動するようにされている。
【0005】シリンダブロック20の内部には、その中
央部に支持体受穴21とその周囲に複数のシリンダ25
(図では1個のみ示されている)とが形成されており、
支持体受穴21には、キー80を介してプラネットプレ
ート支持体70が軸方向に回転不能となるように軸支さ
れている。シリンダ25の内部には、ピストン26が往
復運動可能に設置されている。このピストン26は、ピ
ストンロッド27を介してプラネットプレート60に連
結され、プラネットプレート60の揺動にしたがい、シ
リンダ25の内部で往復動する。
【0006】プラネットプレート60のカムロータ50
と反対側の面には、回転阻止用の傘歯車であるオシレー
ティングギア61が固定されており、その中央部には球
体73を受け入れるための凹部62が形成されている。
他方、プラネットプレート支持体70の先端部にはオシ
レーティングギア61に噛合する同じく傘歯車であるフ
ィクスドギア72が設けられており、その中央部には同
様に、球体73を受け入れるための凹部71が形成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の圧縮
機における弁板装置は、吸入弁、吐出弁、弁板等は全て
平板の金属を利用して製造され、金属同志の接触により
弁機構を構成していた。したがって、吸入弁、吐出弁、
及び弁板の面粗度が良くないと、弁部分に洩れが生じ、
弁能力の低下を来す。しかし逆に面粗度を良くすると、
冷媒ガスに含まれたオイルが弁板装置に介在するため弁
体のはりつきが生じ、吸入弁及び吐出弁と弁板との間の
着座音の増大や過圧縮による圧縮機の振動増加の原因と
なってしまう。
【0008】それ故に本発明の課題は、高い弁能力を維
持したまま、弁体のはりつきを防止した弁板装置を提供
することにある。
【0009】また本発明の他の課題は、弁体のはりつき
に起因する騒音や過圧縮による振動を低減し得る圧縮機
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリン
ダブロックに設けられたシリンダに対応させて形成した
吐出孔及び吸入孔を有し前記シリンダブロックとシリン
ダヘッドとの間に配された弁板と、前記弁板の前記シリ
ンダーヘッド側に配され、前記吐出孔を開閉する吐出弁
と、前記吐出弁の前記シリンダヘッド側に配され前記吐
出弁の開方向の動きを制限するバルブリテーナと、前記
弁板の前記シリンダブロック側に配され前記吸入孔を開
閉する吸入弁とを含む弁板装置において、前記弁板と前
記吐出弁及び前記吸入弁とのうちの少なくとも一方は、
少なくとも相互に接触する部分の表面を樹脂としたもの
であることを特徴とする弁板装置が得られる。
【0011】また本発明によれば、シリンダーを有する
シリンダーブロックと、吸入室及び吐出室を有するシリ
ンダーヘッドと、前記シリンダーブロック及び前記シリ
ンダーヘッド間に配した弁板装置と、前記シリンダーに
配したピストンと、前記ピストンを駆動する駆動機構と
を含む圧縮機において、前記弁板装置として先に述べた
弁板装置を用いたことを特徴とする圧縮機が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
弁板装置を説明する。図1はその弁板装置を圧縮機に使
用した場合の要部を示す一部切欠断面図であり、図4と
同一の構成部分には同一の符号を付している。
【0013】図1において、シリンダーブロック20に
は複数のシリンダー25が形成され、その内部には往復
運動するピストン26が設けられている。シリンダーブ
ロック20に弁板12を介して吸入室100及び吐出室
110をもつシリンダーヘッド90が隣接配置されてい
る。弁板12には吸入孔101及び吐出孔111が形成
されている。これらの吸入孔101及び吐出孔111を
開閉するように吸入弁102及び吐出弁112が弁板1
2に接触して設けられている。また、この吐出弁112
の開方向の動きを制限するバルブリテーナ113が弁板
12に固定されている。吸入弁102及び吐出弁112
のはいずれも鉄(Fe)系もしくはステンレス(SU
S)系の材料から作られている。
【0014】弁板12としては、図2(A)に示すよう
に、鉄(Fe)もしくはアルミ等の金属材料から作られ
た心板12aの表面を例えばテフロンのような樹脂膜1
2bでコーティングしたものを用い得る。樹脂膜12b
によるコーティングは、弁板12の表面のうち少なくと
も吸入弁102及び吐出弁112に接触する部分に設け
ればよい。この樹脂膜12bは弁板12の表面の一部で
はなく、全面に施してもよいことは言うまでもない。ま
た、この樹脂膜12bにはモリブデンあるいはグラファ
イト等を含んでもよい。なお弁板12の吸入孔101あ
るいは吐出孔111の周囲には吸入弁102及び吐出弁
112の当たる箇所に環状の溝301が形成されること
もあるが、この溝301の内壁も含めて樹脂膜300を
形成してもよい。
【0015】弁板12としては、図2(B)に示すよう
に、金属製の心板12aを2枚の樹脂薄板13a,13
bでサンドイッチ状に挟み込んだものまたはインサート
成形を用い得る。樹脂薄板13a,13bの各々には環
状の溝301が形成されている。
【0016】弁板12としては、図2(C)に示すよう
に、全体を樹脂板305により形成したものであっても
よい。ここで樹脂板305の上下面には図2(B)の場
合と同様に環状の溝301が形成されている。
【0017】上述では弁板12の少なくとも表面を樹脂
としているが、吸入弁102あるいは吐出弁112等の
弁体側の少なくとも表面を樹脂としてもよし、また弁体
そのものを樹脂で作ってもよい。特に吐出弁112に樹
脂コーティングを施すことにより、吐出弁112とバル
ブリテーナ113間の衝突による騒音も防止できる。な
お、弁板及び弁体の両方共に少なくとも表面を樹脂とし
てもよいことは言うまでもない。
【0018】図3は出願人会社製の圧縮機について、本
発明を適用した場合と適用しない場合とにおける圧縮機
の振動レベルを比較した振動測定データのグラフであ
る。図の横軸は圧縮機の回転速度(rpm)を示し、縦
軸は振動レベル(dB)を示している。同図の実線のグ
ラフは従来例を示し、破線のグラフは本発明の場合を示
している。同図から本発明の場合、従来例に比較して振
動レベルガ全ての回転速度領域において低減されている
ことが分かる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弁及び弁板間に樹脂を介在させることにより、弁の弁板
への過度の貼り付きが低減し、面粗度も良くなりシール
性もアップした。したがって従来の貼り付きによる着座
音や過圧縮による圧縮機の騒音、振動も低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係わる弁板装置を備え
た圧縮機の要部を示す断面図である。
【図2】図1の圧縮機の弁板装置の要部を示す断面図で
ある。
【図3】圧縮機の軸方向振動レベルを比較した振動測定
データのグラフである。
【図4】従来の圧縮機を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 フロントハウジング 12 弁板 12a 心板 12b 樹脂膜 13a 樹脂薄板 13b 樹脂薄板 20 シリンダブロック 25 シリンダ 26 ピストン 90 シリンダーヘッド 100 吸入室 101 吸入孔 102 吸入弁 110 吐出室 111 吐出孔 112 吐出弁 113 バルブリテーナ 301 環状溝 305 樹脂板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに設けられたシリンダ
    に対応させて形成した吐出孔及び吸入孔を有し前記シリ
    ンダブロックとシリンダヘッドとの間に配された弁板
    と、前記弁板の前記シリンダーヘッド側に配され、前記
    吐出孔を開閉する吐出弁と、前記吐出弁の前記シリンダ
    ヘッド側に配され前記吐出弁の開方向の動きを制限する
    バルブリテーナと、前記弁板の前記シリンダブロック側
    に配され前記吸入孔を開閉する吸入弁をと含む弁板装置
    において、前記弁板と前記吐出弁及び前記吸入弁とのう
    ちの少なくとも一方は、少なくとも相互に接触する部分
    の表面を樹脂としたものであることを特徴とする弁板装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弁板と前記吐出弁及び前記吸入弁と
    の少なくとも一方は、心板の表面を樹脂膜でコーティン
    グしたものである請求項1記載の弁板装置。
  3. 【請求項3】 前記弁板は、2枚の樹脂板と、これらの
    樹脂板間の心板とを含むものである請求項1記載の弁板
    装置。
  4. 【請求項4】 前記弁板は樹脂で作られている請求項1
    記載の弁板装置。
  5. 【請求項5】 前記弁板は、少なくも前記吸入弁及び前
    記吐出弁との接触部が樹脂膜によりコーティングされた
    ものである請求項1記載の弁板装置。
  6. 【請求項6】 シリンダーを有するシリンダーブロック
    と、吸入室及び吐出室を有するシリンダーヘッドと、前
    記シリンダーブロック及び前記シリンダーヘッド間に配
    した弁板装置と、前記シリンダーに配したピストンと、
    前記ピストンを駆動する駆動機構とを含む圧縮機におい
    て、前記弁板装置として請求項1〜5のいずれかに記載
    の弁板装置を用いたことを特徴とする圧縮機。
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