JPH09280747A - 熱処理用治具 - Google Patents
熱処理用治具Info
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- JPH09280747A JPH09280747A JP8089669A JP8966996A JPH09280747A JP H09280747 A JPH09280747 A JP H09280747A JP 8089669 A JP8089669 A JP 8089669A JP 8966996 A JP8966996 A JP 8966996A JP H09280747 A JPH09280747 A JP H09280747A
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- Japan
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- substrate
- main surface
- hole
- heat treatment
- treated
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 簡単なメンテナンスで繰り返し使用すること
ができるとともに、耐久性が高く長寿命である熱処理用
治具。 【解決手段】 一方の主面10aと他方の主面10bと
を貫通する第1の貫通孔が形成され、一方の主面10a
には、その表面積を広くするための表面加工13が施さ
れた第1の基板10と、一方の主面10aと他方の主面
10bとを貫通する第2の貫通孔が形成され、一方の主
面11aには、その表面積を広くするための表面加工1
5が施された第2の基板11とが、一方の主面10a、
11a同士で互に接合されてなる熱処理用治具。
ができるとともに、耐久性が高く長寿命である熱処理用
治具。 【解決手段】 一方の主面10aと他方の主面10bと
を貫通する第1の貫通孔が形成され、一方の主面10a
には、その表面積を広くするための表面加工13が施さ
れた第1の基板10と、一方の主面10aと他方の主面
10bとを貫通する第2の貫通孔が形成され、一方の主
面11aには、その表面積を広くするための表面加工1
5が施された第2の基板11とが、一方の主面10a、
11a同士で互に接合されてなる熱処理用治具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被熱処理物を熱処
理する際に、被熱処理物が載置される熱処理用治具に関
し、より詳しくは2枚の基板が主面同士で互に接合され
てなる熱処理用治具に関する。
理する際に、被熱処理物が載置される熱処理用治具に関
し、より詳しくは2枚の基板が主面同士で互に接合され
てなる熱処理用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、セラミック電子部品などの被
熱処理物を、熱処理炉を用いて熱処理する際には、熱処
理用治具である匣に被熱処理物を載置して熱処理するこ
とが行なわれていた。そして、セラミック電子部品を低
温焼成する際や、セラミック電子部品の外部電極を焼き
付ける際には、図8に示す矩形平板状の金属プレート1
が匣として用いられていた。この場合、熱処理により隣
接する被熱処理物同士が接着もしくは反応しないよう
に、複数個の被熱処理物を金属プレート1上に所定間隔
を設けて載置し熱処理していた。
熱処理物を、熱処理炉を用いて熱処理する際には、熱処
理用治具である匣に被熱処理物を載置して熱処理するこ
とが行なわれていた。そして、セラミック電子部品を低
温焼成する際や、セラミック電子部品の外部電極を焼き
付ける際には、図8に示す矩形平板状の金属プレート1
が匣として用いられていた。この場合、熱処理により隣
接する被熱処理物同士が接着もしくは反応しないよう
に、複数個の被熱処理物を金属プレート1上に所定間隔
を設けて載置し熱処理していた。
【0003】しかし、このような金属プレート1は繰り
返し使用していると、熱処理時の熱により反ってしま
い、被熱処理物を金属プレート1上に載置できない、あ
るいは各被熱処理物の間に所定間隔を設けることができ
ず、被熱処理物同士が接着してしまう、などの理由で使
用できなくなることがあった。この場合、金属プレート
1の使用を継続するには、金属プレート1の反りを修正
する煩雑な作業が必要であった。
返し使用していると、熱処理時の熱により反ってしま
い、被熱処理物を金属プレート1上に載置できない、あ
るいは各被熱処理物の間に所定間隔を設けることができ
ず、被熱処理物同士が接着してしまう、などの理由で使
用できなくなることがあった。この場合、金属プレート
1の使用を継続するには、金属プレート1の反りを修正
する煩雑な作業が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の熱処理用
治具の問題点を解決するため、本願発明の発明者らは、
まず、図9に示すように、両主面を貫通する貫通孔が形
成された第1の金属プレート2と、貫通孔が形成されて
いない第2の金属プレート3とを、主面同士で互に接合
したものを作製し、これを熱処理用治具である匣として
使用することを検討した。
治具の問題点を解決するため、本願発明の発明者らは、
まず、図9に示すように、両主面を貫通する貫通孔が形
成された第1の金属プレート2と、貫通孔が形成されて
いない第2の金属プレート3とを、主面同士で互に接合
したものを作製し、これを熱処理用治具である匣として
使用することを検討した。
【0005】このような熱処理用治具によれば、第1の
金属プレート2に形成された貫通孔は、接合された第2
の金属プレート3の主面により閉塞されるので、貫通孔
が形成された第1の金属プレート2側に被熱処理物を収
納することができる収納部4が形成される。したがっ
て、この熱処理用治具であれば、熱処理時の熱により多
少反ることがあっても、収納部4に被熱処理物を載置す
ることができるので、被熱処理物を載置できない、ある
いは被熱処理物同士が接着してしまうという問題は発生
しない。
金属プレート2に形成された貫通孔は、接合された第2
の金属プレート3の主面により閉塞されるので、貫通孔
が形成された第1の金属プレート2側に被熱処理物を収
納することができる収納部4が形成される。したがっ
て、この熱処理用治具であれば、熱処理時の熱により多
少反ることがあっても、収納部4に被熱処理物を載置す
ることができるので、被熱処理物を載置できない、ある
いは被熱処理物同士が接着してしまうという問題は発生
しない。
【0006】しかし、この熱処理用治具は、収納部4が
形成された第1の金属プレート2側を常に上面として使
用されるので、第1の金属プレート2側が、第2の金属
プレート3側と比較して極端に早く劣化し、耐久性が低
く寿命が短いという問題が発生した。
形成された第1の金属プレート2側を常に上面として使
用されるので、第1の金属プレート2側が、第2の金属
プレート3側と比較して極端に早く劣化し、耐久性が低
く寿命が短いという問題が発生した。
【0007】よって、本発明の目的は、簡単なメンテナ
ンスで繰り返し使用することができるとともに、耐久性
が高く長寿命である熱処理用治具を提供することにあ
る。
ンスで繰り返し使用することができるとともに、耐久性
が高く長寿命である熱処理用治具を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理用治具
は、第1の発明、第2の発明、および第3の発明からな
る。
は、第1の発明、第2の発明、および第3の発明からな
る。
【0009】第1の発明は、2枚の基板が主面同士で互
に接合されてなり、互に接合される前記各主面には、そ
の表面積を広くするための表面加工が施されていること
を特徴とするものである。
に接合されてなり、互に接合される前記各主面には、そ
の表面積を広くするための表面加工が施されていること
を特徴とするものである。
【0010】第1の発明によれば、2枚の基板が、表面
積を広くするための表面加工が施された主面同士で互に
接合されているので、各基板は、主面の中央部が接合さ
れる基板の主面へ向けて突出するように作用する。すな
わち、2枚の基板は、互に相反する方向に向けて反るよ
うに作用するので、結果として繰り返し使用しても大き
く反ってしまうことがない。
積を広くするための表面加工が施された主面同士で互に
接合されているので、各基板は、主面の中央部が接合さ
れる基板の主面へ向けて突出するように作用する。すな
わち、2枚の基板は、互に相反する方向に向けて反るよ
うに作用するので、結果として繰り返し使用しても大き
く反ってしまうことがない。
【0011】第2の発明は、一方の主面と他方の主面と
を貫通する第1の貫通孔が形成された第1の基板と、一
方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫通孔が形成
された第2の基板とが、一方の主面同士で互に接合され
てなり、前記第1の基板の一方の主面側にある第1の貫
通孔の一方の開口部は、第2の基板の一方の主面によっ
て閉塞され、前記第2の基板の一方の主面側にある第2
の貫通孔の一方の開口部は、第1の基板の一方の主面に
よって閉塞されていることを特徴とするものである。
を貫通する第1の貫通孔が形成された第1の基板と、一
方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫通孔が形成
された第2の基板とが、一方の主面同士で互に接合され
てなり、前記第1の基板の一方の主面側にある第1の貫
通孔の一方の開口部は、第2の基板の一方の主面によっ
て閉塞され、前記第2の基板の一方の主面側にある第2
の貫通孔の一方の開口部は、第1の基板の一方の主面に
よって閉塞されていることを特徴とするものである。
【0012】この場合、第1の貫通孔の一方の開口部お
よび第2の貫通孔の一方の開口部は、それぞれ第2の基
板の一方の主面および第1の基板の一方の主面によって
完全に閉塞されていることが望ましいが、必ずしも完全
に閉塞されている必要はなく、被熱処理物を収納できる
程度に閉塞されていれば良い。
よび第2の貫通孔の一方の開口部は、それぞれ第2の基
板の一方の主面および第1の基板の一方の主面によって
完全に閉塞されていることが望ましいが、必ずしも完全
に閉塞されている必要はなく、被熱処理物を収納できる
程度に閉塞されていれば良い。
【0013】第2の発明によれば、第1の基板の一方の
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の一方の
主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1の基
板の一方の主面によって閉塞されているので、第1の基
板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第2の基
板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。これに
より、第1の基板を上面として使用する際には、被熱処
理物を第1の収納部に載置でき、第2の基板を上面とし
て使用する際には、被熱処理物を第2の収納部に載置で
きる。
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の一方の
主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1の基
板の一方の主面によって閉塞されているので、第1の基
板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第2の基
板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。これに
より、第1の基板を上面として使用する際には、被熱処
理物を第1の収納部に載置でき、第2の基板を上面とし
て使用する際には、被熱処理物を第2の収納部に載置で
きる。
【0014】第3の発明は、一方の主面と他方の主面と
を貫通する第1の貫通孔が形成され、一方の主面には、
その表面積を広くするための表面加工が施された第1の
基板と、一方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫
通孔が形成され、一方の主面には、その表面積を広くす
るための表面加工が施された第2の基板とが、一方の主
面同士で互に接合されてなり、前記第1の基板の一方の
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、前記第2の基板の一
方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1
の基板の一方の主面によって閉塞されていることを特徴
とするものである。
を貫通する第1の貫通孔が形成され、一方の主面には、
その表面積を広くするための表面加工が施された第1の
基板と、一方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫
通孔が形成され、一方の主面には、その表面積を広くす
るための表面加工が施された第2の基板とが、一方の主
面同士で互に接合されてなり、前記第1の基板の一方の
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、前記第2の基板の一
方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1
の基板の一方の主面によって閉塞されていることを特徴
とするものである。
【0015】この場合、第1の貫通孔の一方の開口部お
よび第2の貫通孔の一方の開口部は、それぞれ第2の基
板の一方の主面および第1の基板の一方の主面によって
完全に閉塞されていることが望ましいが、必ずしも完全
に閉塞されている必要はなく、被熱処理物を収納できる
程度に閉塞されていれば良い。
よび第2の貫通孔の一方の開口部は、それぞれ第2の基
板の一方の主面および第1の基板の一方の主面によって
完全に閉塞されていることが望ましいが、必ずしも完全
に閉塞されている必要はなく、被熱処理物を収納できる
程度に閉塞されていれば良い。
【0016】第3の発明によれば、第1の基板と第2の
基板とが、表面積を広くするための表面加工が施された
一方の主面同士で互に接合されているので、第1の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第2の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用し、第2の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第1の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用する。すなわ
ち、第1の基板と第2の基板とは、相反する方向に向け
て反るように作用するので、結果として繰り返し使用し
ても大きく反ってしまうことがない。
基板とが、表面積を広くするための表面加工が施された
一方の主面同士で互に接合されているので、第1の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第2の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用し、第2の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第1の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用する。すなわ
ち、第1の基板と第2の基板とは、相反する方向に向け
て反るように作用するので、結果として繰り返し使用し
ても大きく反ってしまうことがない。
【0017】また、第3の発明によれば、第1の基板の
一方の主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第
2の基板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の
一方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第
1の基板の一方の主面によって閉塞されているので、第
1の基板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第
2の基板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。
一方の主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第
2の基板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の
一方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第
1の基板の一方の主面によって閉塞されているので、第
1の基板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第
2の基板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。
【0018】これにより、第1の基板を上面として使用
する際には、被熱処理物を第1の収納部に載置でき、第
2の基板を上面として使用する際には、被熱処理物を第
2の収納部に載置できる。
する際には、被熱処理物を第1の収納部に載置でき、第
2の基板を上面として使用する際には、被熱処理物を第
2の収納部に載置できる。
【0019】また、第3の発明においては、前記表面加
工を、前記第1の基板および前記第2の基板に、それぞ
れ第1の貫通孔および第2の貫通孔を形成するパンチ加
工により施すことができる。
工を、前記第1の基板および前記第2の基板に、それぞ
れ第1の貫通孔および第2の貫通孔を形成するパンチ加
工により施すことができる。
【0020】また、第3の発明においては、前記表面加
工を、ブラスト加工またはスリット加工により施すこと
ができる。
工を、ブラスト加工またはスリット加工により施すこと
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱処理用治具
について、第1の発明、第2の発明、第3の発明に共通
の実施例に基づき、添付図面を参照して説明する。
について、第1の発明、第2の発明、第3の発明に共通
の実施例に基づき、添付図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明に係る熱処理用治具の一実
施例を示す図面であり、図1(a)は平面図であり、図
1(b)は図1(a)のA−A線における断面図であ
る。
施例を示す図面であり、図1(a)は平面図であり、図
1(b)は図1(a)のA−A線における断面図であ
る。
【0023】図1に示すように、この熱処理用治具は、
第1の基板10と第2の基板11とが主面同士で互いに
接合されたものである。
第1の基板10と第2の基板11とが主面同士で互いに
接合されたものである。
【0024】図2は、第1の基板10を示す図面であ
り、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2
(a)のB−B線における断面図である。
り、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2
(a)のB−B線における断面図である。
【0025】図2に示すように、第1の基板10は厚さ
2mmの矩形状のニッケル製の金属プレートであり、第
1の基板10には、一方の主面10aと他方の主面10
bとを貫通する複数の第1の貫通孔12が形成されてい
る。
2mmの矩形状のニッケル製の金属プレートであり、第
1の基板10には、一方の主面10aと他方の主面10
bとを貫通する複数の第1の貫通孔12が形成されてい
る。
【0026】第1の貫通孔12は、径寸法が2mmで、
5mmのピッチ幅でマトリクス状に形成されている。ま
た、第1の貫通孔12は、一方の主面10aから他方の
主面10bに向けてのパンチ加工により施されたもので
あり、また、一方の主面10aの表面積を広くするため
の表面加工13は、このパンチ加工により施されたもの
である。したがって、表面加工13は一方の主面10a
側にある第1の貫通孔12の一方の開口部12aの周囲
に位置している。
5mmのピッチ幅でマトリクス状に形成されている。ま
た、第1の貫通孔12は、一方の主面10aから他方の
主面10bに向けてのパンチ加工により施されたもので
あり、また、一方の主面10aの表面積を広くするため
の表面加工13は、このパンチ加工により施されたもの
である。したがって、表面加工13は一方の主面10a
側にある第1の貫通孔12の一方の開口部12aの周囲
に位置している。
【0027】図3は、第2の基板11を示す図面であ
り、図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3
(a)のC−C線における断面図である。
り、図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3
(a)のC−C線における断面図である。
【0028】図3に示すように、第2の基板11は、厚
さ2mmの矩形状のニッケル製の金属プレートであり、
第2の基板11には、一方の主面11aと他方の主面1
1bとを貫通する複数の第2の貫通孔14が形成されて
いる。
さ2mmの矩形状のニッケル製の金属プレートであり、
第2の基板11には、一方の主面11aと他方の主面1
1bとを貫通する複数の第2の貫通孔14が形成されて
いる。
【0029】第2の貫通孔14は、径寸法が2mmで、
5mmのピッチ幅でマトリクス状に形成されている。ま
た、第2の貫通孔14は、一方の主面11aから他方の
主面11bに向けてのパンチ加工により施されたもので
あり、また、一方の主面11aの表面積を広くするため
の表面加工15は、このパンチ加工により施されたもの
である。したがって、表面加工15は一方の主面11a
側にある第2の貫通孔14の一方の開口部14aの周囲
に位置している。
5mmのピッチ幅でマトリクス状に形成されている。ま
た、第2の貫通孔14は、一方の主面11aから他方の
主面11bに向けてのパンチ加工により施されたもので
あり、また、一方の主面11aの表面積を広くするため
の表面加工15は、このパンチ加工により施されたもの
である。したがって、表面加工15は一方の主面11a
側にある第2の貫通孔14の一方の開口部14aの周囲
に位置している。
【0030】図1に示すように、この熱処理用治具は、
第1の基板10と第2の基板11とを、表面積を広くす
るための表面加工13、15が施された一方の主面10
a、11a同士で貼り合わせ、4隅をスポット溶接した
ものである。
第1の基板10と第2の基板11とを、表面積を広くす
るための表面加工13、15が施された一方の主面10
a、11a同士で貼り合わせ、4隅をスポット溶接した
ものである。
【0031】なお、第1の基板10と第2の基板11と
は、長辺、短辺、および厚さの寸法がそれぞれ互に同一
であるが、第1の貫通孔12と第2の貫通孔14とでは
水平方向における位置が異なっている。したがって、第
1の基板10の一方の主面10a側にある第1の貫通孔
12の一方の開口部12aは、第2の基板11の一方の
主面11aによって閉塞され、第2の基板11の一方の
主面11a側にある第2の貫通孔14の一方の開口部1
4aは、第1の基板10の一方の主面10aによって閉
塞されている。また、図1(a)に示すように、第1の
貫通孔12と第2の貫通孔14とは、平面的に見て、千
鳥状に形成されている。
は、長辺、短辺、および厚さの寸法がそれぞれ互に同一
であるが、第1の貫通孔12と第2の貫通孔14とでは
水平方向における位置が異なっている。したがって、第
1の基板10の一方の主面10a側にある第1の貫通孔
12の一方の開口部12aは、第2の基板11の一方の
主面11aによって閉塞され、第2の基板11の一方の
主面11a側にある第2の貫通孔14の一方の開口部1
4aは、第1の基板10の一方の主面10aによって閉
塞されている。また、図1(a)に示すように、第1の
貫通孔12と第2の貫通孔14とは、平面的に見て、千
鳥状に形成されている。
【0032】これにより、第1の基板10の他方の主面
10b側には、セラミック電子部品などの被熱処理物を
収納することができる第1の収納部16が形成され、第
2の基板11の他方の主面11b側には、セラミック電
子部品などの被熱処理物を収納することができる第2の
収納部17が形成されている。
10b側には、セラミック電子部品などの被熱処理物を
収納することができる第1の収納部16が形成され、第
2の基板11の他方の主面11b側には、セラミック電
子部品などの被熱処理物を収納することができる第2の
収納部17が形成されている。
【0033】次に、この熱処理用治具の反りの発生状態
について確認するため、以下のような実験を行なった。
について確認するため、以下のような実験を行なった。
【0034】まず、本発明に係る熱処理用治具の上記実
施例を5枚用意し、第1の基板10の他方の主面10b
を上面とし、複数の第1の収納部16にセラミック電子
部品を一つずつ載置した。
施例を5枚用意し、第1の基板10の他方の主面10b
を上面とし、複数の第1の収納部16にセラミック電子
部品を一つずつ載置した。
【0035】次に、セラミック電子部品を載置した5枚
の熱処理用治具を焼成炉の内部に搬入し、以下に示すプ
ロファイルで熱処理を行なった。すなわち、0度Cから
800度Cまで4時間で徐々に昇温し、800度Cのま
ま40分間保温し、その後800度Cから0度Cまで4
時間で徐々に冷却した。
の熱処理用治具を焼成炉の内部に搬入し、以下に示すプ
ロファイルで熱処理を行なった。すなわち、0度Cから
800度Cまで4時間で徐々に昇温し、800度Cのま
ま40分間保温し、その後800度Cから0度Cまで4
時間で徐々に冷却した。
【0036】次に、5枚の熱処理用治具を焼成炉の内部
から搬出し、5枚の熱処理用治具から熱処理の終了した
セラミック電子部品を取り出し、第2の基板11の他方
の主面11bが上面となるように反転させた。
から搬出し、5枚の熱処理用治具から熱処理の終了した
セラミック電子部品を取り出し、第2の基板11の他方
の主面11bが上面となるように反転させた。
【0037】次に、5枚の熱処理用治具の複数の第2の
収納部17に、セラミック電子部品を一つずつ載置し、
これを焼成炉の内部に搬入し、熱処理を行なった。この
ときの熱処理のプロファイルは、上記の熱処理のプロフ
ァイルと同一である。
収納部17に、セラミック電子部品を一つずつ載置し、
これを焼成炉の内部に搬入し、熱処理を行なった。この
ときの熱処理のプロファイルは、上記の熱処理のプロフ
ァイルと同一である。
【0038】以上の工程を20回繰り返した。
【0039】本発明に係る熱処理用治具の実施例と比較
するため、以下に説明する4種類のサンプルを用意し、
上記実施例と同様に、上記の工程を20回繰り返した。
するため、以下に説明する4種類のサンプルを用意し、
上記実施例と同様に、上記の工程を20回繰り返した。
【0040】図8に示すように、サンプル1は、厚さ2
mmの矩形平板状のニッケル製の金属プレート1であ
る。
mmの矩形平板状のニッケル製の金属プレート1であ
る。
【0041】図4に示すように、サンプル2は、サンプ
ル1を2枚用意し、主面同士で貼り合わせ、4隅でスポ
ット溶接したものである。
ル1を2枚用意し、主面同士で貼り合わせ、4隅でスポ
ット溶接したものである。
【0042】図9に示すように、サンプル3は、第1の
金属プレート2と、第2の金属プレート3とを主面同士
で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したものである。第
1の金属プレート2は、厚さ2mmの矩形平板状のニッ
ケルプレートであり、一方の主面と他方の主面とを貫通
する複数の貫通孔4が形成されている。第2の金属プレ
ート3は、厚さ2mmの矩形平板状のニッケルプレート
であり、貫通孔は形成されていない。
金属プレート2と、第2の金属プレート3とを主面同士
で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したものである。第
1の金属プレート2は、厚さ2mmの矩形平板状のニッ
ケルプレートであり、一方の主面と他方の主面とを貫通
する複数の貫通孔4が形成されている。第2の金属プレ
ート3は、厚さ2mmの矩形平板状のニッケルプレート
であり、貫通孔は形成されていない。
【0043】図5に示すように、サンプル4は、第1の
金属プレート5と、第2の金属プレート6とを主面同士
で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したものである。
金属プレート5と、第2の金属プレート6とを主面同士
で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したものである。
【0044】第1の金属プレート5は、厚さ2mmの矩
形平板状のニッケルプレートであり、一方の主面5aと
他方の主面5bとを貫通する複数の貫通孔が形成されて
いる。この貫通孔は、パンチ加工により形成されたもの
であり、このときのパンチは一方の主面5aから他方の
主面5bへ向けて行なっている。
形平板状のニッケルプレートであり、一方の主面5aと
他方の主面5bとを貫通する複数の貫通孔が形成されて
いる。この貫通孔は、パンチ加工により形成されたもの
であり、このときのパンチは一方の主面5aから他方の
主面5bへ向けて行なっている。
【0045】第2の金属プレート6は、厚さ2mmの矩
形平板状のニッケルプレートであり、一方の主面6aと
他方の主面6bとを貫通する複数の貫通孔が形成されて
いる。この貫通孔は、パンチ加工により形成されたもの
であり、このときのパンチは一方の主面6aから他方の
主面6bへ向けて行なっている。
形平板状のニッケルプレートであり、一方の主面6aと
他方の主面6bとを貫通する複数の貫通孔が形成されて
いる。この貫通孔は、パンチ加工により形成されたもの
であり、このときのパンチは一方の主面6aから他方の
主面6bへ向けて行なっている。
【0046】サンプル4は、第1の金属プレート5の一
方の主面5aと、第2の金属プレート6の他方の主面6
bとを貼り合わせたものである。
方の主面5aと、第2の金属プレート6の他方の主面6
bとを貼り合わせたものである。
【0047】表1は、上記の工程を20回繰り返した後
の、本発明に係る上記実施例、サンプル1、サンプル
2、サンプル3、およびサンプル4の反りの発生状態を
示す表である。
の、本発明に係る上記実施例、サンプル1、サンプル
2、サンプル3、およびサンプル4の反りの発生状態を
示す表である。
【0048】
【表1】
【0049】ここで、反り値とは、熱処理用治具の主面
(下面)の水平方向における両端部が定盤の水平面上に
接し、熱処理用治具の主面(下面)の中央部が定盤の水
平面上から浮くように、熱処理用治具を定盤の水平面上
に載置した際の、定盤の水平面から熱処理用治具の主面
(下面)までの最大値のことである。また、平均反り値
とは、5枚の熱処理用治具の反り値の平均値のことであ
る。反りバラツキ値とは5枚の熱処理用治具の反り値の
中で、最大値と最小値との差のことである。
(下面)の水平方向における両端部が定盤の水平面上に
接し、熱処理用治具の主面(下面)の中央部が定盤の水
平面上から浮くように、熱処理用治具を定盤の水平面上
に載置した際の、定盤の水平面から熱処理用治具の主面
(下面)までの最大値のことである。また、平均反り値
とは、5枚の熱処理用治具の反り値の平均値のことであ
る。反りバラツキ値とは5枚の熱処理用治具の反り値の
中で、最大値と最小値との差のことである。
【0050】表1から分かるように、本発明に係る上記
実施例の場合には、平均反り値、反りバラツキ値ともに
極めて小さいことが確認できる。
実施例の場合には、平均反り値、反りバラツキ値ともに
極めて小さいことが確認できる。
【0051】これに対し、サンプル1、およびサンプル
2は、平均反り値、反りバラツキ値ともに大きく、反り
の方向も様々であった。
2は、平均反り値、反りバラツキ値ともに大きく、反り
の方向も様々であった。
【0052】また、サンプル3、およびサンプル4は、
平均反り値がサンプル1、サンプル2よりも、さらに大
きい。但し、反りバラツキ値は、実施例よりは大きい
が、サンプル1、サンプル2よりも小さい。また、サン
プル3、およびサンプル4は、反りの方向が一定であ
り、それぞれ5枚とも、第1の金属プレート2、5を上
面とした場合に、水平方向における両端部が反り上がっ
た状態となった。
平均反り値がサンプル1、サンプル2よりも、さらに大
きい。但し、反りバラツキ値は、実施例よりは大きい
が、サンプル1、サンプル2よりも小さい。また、サン
プル3、およびサンプル4は、反りの方向が一定であ
り、それぞれ5枚とも、第1の金属プレート2、5を上
面とした場合に、水平方向における両端部が反り上がっ
た状態となった。
【0053】以上の通り、本発明の熱処理用治具につい
て、第1の発明、第2の発明、および第3の発明に共通
する上記実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、この発明の要旨の範囲内
で種々の変更が可能である。たとえば、上記実施例にお
いては、第1の基板10には第1の貫通孔12が形成さ
れ、第2の基板11には第2の貫通孔14が形成されて
いるものとしたが、第1の発明はこれに限定されるもの
ではなく、図6に示すように、貫通孔が形成されていな
くても良い。この場合、第1の基板18の一方の主面1
8aおよび第2の基板19の一方の主面19aには、そ
の表面積を広くするためのブラスト加工が施されてい
る。またブラスト加工に換えスリット加工としても良
い。
て、第1の発明、第2の発明、および第3の発明に共通
する上記実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、この発明の要旨の範囲内
で種々の変更が可能である。たとえば、上記実施例にお
いては、第1の基板10には第1の貫通孔12が形成さ
れ、第2の基板11には第2の貫通孔14が形成されて
いるものとしたが、第1の発明はこれに限定されるもの
ではなく、図6に示すように、貫通孔が形成されていな
くても良い。この場合、第1の基板18の一方の主面1
8aおよび第2の基板19の一方の主面19aには、そ
の表面積を広くするためのブラスト加工が施されてい
る。またブラスト加工に換えスリット加工としても良
い。
【0054】また、上記実施例においては、第1の基板
10の一方の主面10aおよび第2の基板11の一方の
主面11aには、その表面積を広くするための表面加工
13、15が、パンチ加工により施されているものとし
たが、第2の発明はこれに限定されるものではなく、表
面加工が施されていなくても良い。すなわち、図7に示
すように、第1の基板20と第2の基板21とが主面同
士で貼り合わされており、第1の基板20には第1の収
納部22が形成され、第2の基板21には第2の収納部
23が形成されているが、表面積を広くするための表面
加工は施されていない。
10の一方の主面10aおよび第2の基板11の一方の
主面11aには、その表面積を広くするための表面加工
13、15が、パンチ加工により施されているものとし
たが、第2の発明はこれに限定されるものではなく、表
面加工が施されていなくても良い。すなわち、図7に示
すように、第1の基板20と第2の基板21とが主面同
士で貼り合わされており、第1の基板20には第1の収
納部22が形成され、第2の基板21には第2の収納部
23が形成されているが、表面積を広くするための表面
加工は施されていない。
【0055】また、上記実施例においては、第1の基板
10と第2の基板11とを、一方の主面10a、11a
同士で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば全面溶接でも
良いし、リベット接合でも良い。
10と第2の基板11とを、一方の主面10a、11a
同士で貼り合わせ、4隅でスポット溶接したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば全面溶接でも
良いし、リベット接合でも良い。
【0056】その他、第1の貫通孔および第2の貫通孔
の形状、配置や、第1の基板および第2の基板の形状や
材質が変更可能であることは勿論である。
の形状、配置や、第1の基板および第2の基板の形状や
材質が変更可能であることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱処理用治具に
よれば、簡単なメンテナンスで繰り返し使用することが
できるとともに、耐久性が高く長寿命となる。
よれば、簡単なメンテナンスで繰り返し使用することが
できるとともに、耐久性が高く長寿命となる。
【0058】すなわち、第1の発明によれば、2枚の基
板が、表面積を広くするための表面加工が施された主面
同士で互に接合されているので、各基板は、主面の中央
部が接合される基板の主面へ向けて突出するように作用
する。すなわち、2枚の基板は、互に相反する方向に向
けて反るように作用するので、結果として繰り返し使用
しても大きく反ってしまうことがない。
板が、表面積を広くするための表面加工が施された主面
同士で互に接合されているので、各基板は、主面の中央
部が接合される基板の主面へ向けて突出するように作用
する。すなわち、2枚の基板は、互に相反する方向に向
けて反るように作用するので、結果として繰り返し使用
しても大きく反ってしまうことがない。
【0059】したがって、反りを修正する煩雑な作業が
不要となり、メンテナンスが容易である。また、繰り返
し使用しても自動機によるハンドリングが可能であり、
自動化への対応に優れている。さらに、両面を使用する
ことができるので耐久性が高く長寿命である。すなわ
ち、片面のみを使用するものと比較した場合、使用でき
る回数は約2倍となる。これにより、コストダウンが可
能となる。
不要となり、メンテナンスが容易である。また、繰り返
し使用しても自動機によるハンドリングが可能であり、
自動化への対応に優れている。さらに、両面を使用する
ことができるので耐久性が高く長寿命である。すなわ
ち、片面のみを使用するものと比較した場合、使用でき
る回数は約2倍となる。これにより、コストダウンが可
能となる。
【0060】第2の発明によれば、第1の基板の一方の
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の一方の
主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1の基
板の一方の主面によって閉塞されているので、第1の基
板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第2の基
板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。これに
より、第1の基板を上面として使用する際には、被熱処
理物を第1の収納部に載置でき、第2の基板を上面とし
て使用する際には、被熱処理物を第2の収納部に載置で
きる。
主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第2の基
板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の一方の
主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第1の基
板の一方の主面によって閉塞されているので、第1の基
板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第2の基
板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。これに
より、第1の基板を上面として使用する際には、被熱処
理物を第1の収納部に載置でき、第2の基板を上面とし
て使用する際には、被熱処理物を第2の収納部に載置で
きる。
【0061】したがって、両面を使用することができ、
耐久性が高く長寿命となる。すなわち、片面のみを使用
するものと比較した場合、使用できる回数は約2倍とな
る。また、第1の基板の他方の主面側には第1の収納部
が形成され、第2の基板の他方の主面側には第2の収納
部が形成されるので、熱処理時の熱により反ることがあ
っても、被熱処理物を第1の収納部または第2の収納部
に載置することができ、隣接する被熱処理物同士の接着
を防止することができる。
耐久性が高く長寿命となる。すなわち、片面のみを使用
するものと比較した場合、使用できる回数は約2倍とな
る。また、第1の基板の他方の主面側には第1の収納部
が形成され、第2の基板の他方の主面側には第2の収納
部が形成されるので、熱処理時の熱により反ることがあ
っても、被熱処理物を第1の収納部または第2の収納部
に載置することができ、隣接する被熱処理物同士の接着
を防止することができる。
【0062】これにより、反りを修正する煩雑な作業が
不要となり、メンテナンスが容易となる。また、コスト
ダウンが可能となる。
不要となり、メンテナンスが容易となる。また、コスト
ダウンが可能となる。
【0063】第3の発明によれば、第1の基板と第2の
基板とが、表面積を広くするための表面加工が施された
一方の主面同士で互に接合されているので、第1の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第2の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用し、第2の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第1の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用する。すなわ
ち、第1の基板と第2の基板とは、相反する方向に向け
て反るように作用するので、結果として繰り返し使用し
ても大きく反ってしまうことがない。
基板とが、表面積を広くするための表面加工が施された
一方の主面同士で互に接合されているので、第1の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第2の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用し、第2の基板
は、その一方の主面の中央部が接合される第1の基板の
一方の主面へ向けて突出するように作用する。すなわ
ち、第1の基板と第2の基板とは、相反する方向に向け
て反るように作用するので、結果として繰り返し使用し
ても大きく反ってしまうことがない。
【0064】したがって、反りを修正する煩雑な作業が
不要となり、メンテナンスが容易である。また、繰り返
し使用しても自動機によるハンドリングが可能であり、
自動化への対応に優れている。これにより、コストダウ
ンが可能となる。
不要となり、メンテナンスが容易である。また、繰り返
し使用しても自動機によるハンドリングが可能であり、
自動化への対応に優れている。これにより、コストダウ
ンが可能となる。
【0065】また、第3の発明によれば、第1の基板の
一方の主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第
2の基板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の
一方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第
1の基板の一方の主面によって閉塞されているので、第
1の基板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第
2の基板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。
一方の主面側にある第1の貫通孔の一方の開口部は、第
2の基板の一方の主面によって閉塞され、第2の基板の
一方の主面側にある第2の貫通孔の一方の開口部は、第
1の基板の一方の主面によって閉塞されているので、第
1の基板の他方の主面側に第1の収納部が形成され、第
2の基板の他方の主面側に第2の収納部が形成される。
【0066】これにより、第1の基板を上面として使用
する際には、被熱処理物を第1の収納部に載置でき、第
2の基板を上面として使用する際には、被熱処理物を第
2の収納部に載置できる。
する際には、被熱処理物を第1の収納部に載置でき、第
2の基板を上面として使用する際には、被熱処理物を第
2の収納部に載置できる。
【0067】したがって、両面を使用することができ、
耐久性が高く長寿命となる。すなわち、片面のみを使用
するものと比較した場合、使用できる回数は約2倍とな
る。これにより、コストダウンが可能となる。また、被
熱処理物は収納部に載置されるので、隣接する被熱処理
物同士の接着を防止することができる。
耐久性が高く長寿命となる。すなわち、片面のみを使用
するものと比較した場合、使用できる回数は約2倍とな
る。これにより、コストダウンが可能となる。また、被
熱処理物は収納部に載置されるので、隣接する被熱処理
物同士の接着を防止することができる。
【0068】また、第3の発明においては、前記表面加
工を、前記第1の基板および前記第2の基板に、それぞ
れ第1の貫通孔および第2の貫通孔を形成するパンチ加
工により施すことができる。
工を、前記第1の基板および前記第2の基板に、それぞ
れ第1の貫通孔および第2の貫通孔を形成するパンチ加
工により施すことができる。
【0069】この場合には、第1の基板および前記第2
の基板に、それぞれ第1の貫通孔および第2の貫通孔を
形成する際に、表面加工を施すことができるので、貫通
孔の形成工程とは別に、表面加工を行なう工程を設ける
必要がなく、生産性が向上する。
の基板に、それぞれ第1の貫通孔および第2の貫通孔を
形成する際に、表面加工を施すことができるので、貫通
孔の形成工程とは別に、表面加工を行なう工程を設ける
必要がなく、生産性が向上する。
【0070】また、第3の発明においては、前記表面加
工を、ブラスト加工またはスリット加工により施すこと
ができる。
工を、ブラスト加工またはスリット加工により施すこと
ができる。
【0071】この場合には、第1の基板と第2の基板と
は、より確実に、互に相反する方向に向けて反るように
作用するので、結果として繰り返し使用しても大きく反
ってしまうことがない。
は、より確実に、互に相反する方向に向けて反るように
作用するので、結果として繰り返し使用しても大きく反
ってしまうことがない。
【図1】本発明の一実施例である熱処理用治具を示す図
面であって、図1(a)は平面図であり、図1(b)は
図1(a)のA−A線における断面図である。
面であって、図1(a)は平面図であり、図1(b)は
図1(a)のA−A線における断面図である。
【図2】本発明の一実施例である熱処理用治具を構成す
る第1の基板を示す図面であって、図2(a)は平面図
であり、図2(b)は図2(a)のB−B線における断
面図である。
る第1の基板を示す図面であって、図2(a)は平面図
であり、図2(b)は図2(a)のB−B線における断
面図である。
【図3】本発明の一実施例である熱処理用治具を構成す
る第2の基板を示す図面であって、図3(a)は平面図
であり、図3(b)は図3(a)のC−C線における断
面図である。
る第2の基板を示す図面であって、図3(a)は平面図
であり、図3(b)は図3(a)のC−C線における断
面図である。
【図4】本発明の一実施例である熱処理用治具と比較す
るためのサンプル2を示す側面図である。
るためのサンプル2を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例である熱処理用治具と比較す
るためのサンプル4を示す断面図である。
るためのサンプル4を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である熱処理用治具を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である熱処理用治具を示す
断面図である。
断面図である。
【図8】従来の熱処理用治具であって、本発明の一実施
例である熱処理用治具と比較するためのサンプル1を示
す側面図である。
例である熱処理用治具と比較するためのサンプル1を示
す側面図である。
【図9】従来の熱処理用治具であって、本発明の一実施
例である熱処理用治具と比較するためのサンプル3を示
す断面図である。
例である熱処理用治具と比較するためのサンプル3を示
す断面図である。
10、18、20 第1の基板 10a、18a 第1の基板の一方の主面 10b 第1の基板の他方の主面 11、19、20 第2の基板 11a、19a 第2の基板の一方の主面 11b 第2の基板の他方の主面 12 第1の貫通孔 12a 第1の貫通孔の一方の開口部 14 第2の貫通孔 14a 第2の貫通孔の一方の開口部 13、15 表面加工
Claims (5)
- 【請求項1】 2枚の基板が主面同士で互に接合されて
なり、互に接合される前記各主面には、その表面積を広
くするための表面加工が施されていることを特徴とする
熱処理用治具。 - 【請求項2】 一方の主面と他方の主面とを貫通する第
1の貫通孔が形成された第1の基板と、 一方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫通孔が形
成された第2の基板とが、一方の主面同士で互に接合さ
れてなり、 前記第1の基板の一方の主面側にある第1の貫通孔の一
方の開口部は、第2の基板の一方の主面によって閉塞さ
れ、 前記第2の基板の一方の主面側にある第2の貫通孔の一
方の開口部は、第1の基板の一方の主面によって閉塞さ
れていることを特徴とする熱処理用治具。 - 【請求項3】 一方の主面と他方の主面とを貫通する第
1の貫通孔が形成され、一方の主面には、その表面積を
広くするための表面加工が施された第1の基板と、 一方の主面と他方の主面とを貫通する第2の貫通孔が形
成され、一方の主面には、その表面積を広くするための
表面加工が施された第2の基板とが、一方の主面同士で
互に接合されてなり、 前記第1の基板の一方の主面側にある第1の貫通孔の一
方の開口部は、第2の基板の一方の主面によって閉塞さ
れ、 前記第2の基板の一方の主面側にある第2の貫通孔の一
方の開口部は、第1の基板の一方の主面によって閉塞さ
れていることを特徴とする熱処理用治具。 - 【請求項4】 前記表面加工は、前記第1の基板および
前記第2の基板に、それぞれ第1の貫通孔および第2の
貫通孔を形成するパンチ加工により施されたものである
ことを特徴とする請求項3に記載の熱処理用治具。 - 【請求項5】 前記表面加工は、ブラスト加工またはス
リット加工により施されたものであることを特徴とする
請求項3または請求項4のいずれかに記載の熱処理用治
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089669A JPH09280747A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 熱処理用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089669A JPH09280747A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 熱処理用治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280747A true JPH09280747A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13977159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8089669A Pending JPH09280747A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 熱処理用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09280747A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1184637A1 (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-06 | Mino Yogyo Co., Ltd. | Firing setters and process for producing these setters |
| JP7775515B1 (ja) * | 2025-03-19 | 2025-11-25 | ノリタケ株式会社 | 焼成用治具 |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8089669A patent/JPH09280747A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1184637A1 (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-06 | Mino Yogyo Co., Ltd. | Firing setters and process for producing these setters |
| JP7775515B1 (ja) * | 2025-03-19 | 2025-11-25 | ノリタケ株式会社 | 焼成用治具 |
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