JPH09282950A - 防蟻ケーブル - Google Patents
防蟻ケーブルInfo
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- JPH09282950A JPH09282950A JP8115351A JP11535196A JPH09282950A JP H09282950 A JPH09282950 A JP H09282950A JP 8115351 A JP8115351 A JP 8115351A JP 11535196 A JP11535196 A JP 11535196A JP H09282950 A JPH09282950 A JP H09282950A
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- JP
- Japan
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- resin
- cable
- polyacetal resin
- polyacetal
- coating layer
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/28—Protection against damage caused by moisture, corrosion, chemical attack or weather
- H01B7/2806—Protection against damage caused by corrosion
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B3/00—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
- H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
- H01B3/30—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
- H01B3/42—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes polyesters; polyethers; polyacetals
- H01B3/428—Polyacetals
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シロアリによる食害を有効に回避し、かつ製
造作業効率を向上させた経済合理性を有する防蟻ケーブ
ルを提供する。 【解決手段】 ケーブルの最外層にポリアセタール系樹
脂(例えばポリアセタール樹脂またはポリアセタール樹
脂を主体とする他の樹脂との組成物)製保護被覆層を設
けたことを特徴とする防蟻ケーブル
造作業効率を向上させた経済合理性を有する防蟻ケーブ
ルを提供する。 【解決手段】 ケーブルの最外層にポリアセタール系樹
脂(例えばポリアセタール樹脂またはポリアセタール樹
脂を主体とする他の樹脂との組成物)製保護被覆層を設
けたことを特徴とする防蟻ケーブル
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの最外層
にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けることによ
り、ポリアセタール系樹脂の有する優れた性状によりシ
ロアリの被害を防止した防蟻ケーブルに関する。
にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けることによ
り、ポリアセタール系樹脂の有する優れた性状によりシ
ロアリの被害を防止した防蟻ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】小動物による電線またはケーブル類(以
下、本発明では両者を総称して「ケーブル」とする)の
被害は数多く報告されているが、被害例の最も多いもの
は、シロアリによる食害である。近年、情報・エネルギ
ー伝送の高密度化の中で、ケーブルの役割は年々重要と
なっている。従って、小動物による被害防止も重要性が
増している。しかし、ケーブルの被覆に一般的に使用さ
れている材料の大半はポリ塩化ビニル樹脂(PVCとも
略す)、ポリエチレン樹脂等の汎用樹脂であり、これら
はシロアリの食害を避けることは難しい。近年、ケーブ
ルの防蟻対策として、強靱な樹脂であるナイロン12を
最外層に施して物理的対策をとることが主流となってい
る。また化学的対策として、一般被覆用のポリ塩化ビニ
ル樹脂に防蟻剤を添加することも一部用いられている。
下、本発明では両者を総称して「ケーブル」とする)の
被害は数多く報告されているが、被害例の最も多いもの
は、シロアリによる食害である。近年、情報・エネルギ
ー伝送の高密度化の中で、ケーブルの役割は年々重要と
なっている。従って、小動物による被害防止も重要性が
増している。しかし、ケーブルの被覆に一般的に使用さ
れている材料の大半はポリ塩化ビニル樹脂(PVCとも
略す)、ポリエチレン樹脂等の汎用樹脂であり、これら
はシロアリの食害を避けることは難しい。近年、ケーブ
ルの防蟻対策として、強靱な樹脂であるナイロン12を
最外層に施して物理的対策をとることが主流となってい
る。また化学的対策として、一般被覆用のポリ塩化ビニ
ル樹脂に防蟻剤を添加することも一部用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記物理的対
策ではナイロン12の保護被覆層の厚さを0.7mm以
上確保しないと十分な防蟻効果が得られず、従ってケー
ブルの柔軟性が損なわれていた。さらに材料価格が高い
上、押出加工性が悪く、加工スピードを上げられないた
め、製品であるケーブルの価格が高くなるという経済性
の点でも問題があった。
策ではナイロン12の保護被覆層の厚さを0.7mm以
上確保しないと十分な防蟻効果が得られず、従ってケー
ブルの柔軟性が損なわれていた。さらに材料価格が高い
上、押出加工性が悪く、加工スピードを上げられないた
め、製品であるケーブルの価格が高くなるという経済性
の点でも問題があった。
【0004】また化学的対策では、充分な防蟻効果と長
期安定性を共に満足できず、現在も有効な薬剤の研究開
発が行われているのが実情である。
期安定性を共に満足できず、現在も有効な薬剤の研究開
発が行われているのが実情である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ケーブルの
防蟻技術の現状に鑑み鋭意検討した結果、ケーブルの最
外層にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けること
により、上記防蟻技術の問題を解決し、シロアリによる
食害を有効に回避し、かつ製造作業効率を向上させ、経
済合理性を有する防蟻ケーブルが得られることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
防蟻技術の現状に鑑み鋭意検討した結果、ケーブルの最
外層にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けること
により、上記防蟻技術の問題を解決し、シロアリによる
食害を有効に回避し、かつ製造作業効率を向上させ、経
済合理性を有する防蟻ケーブルが得られることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明によれば、ケーブルの最外
層にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けたことを
特徴とする防蟻ケーブルが提供される。また本発明によ
れば、ポリアセタール系樹脂がポリアセタール樹脂(P
OMとも略す)からなるか、あるいはポリアセタール樹
脂を主体とする他の樹脂との組成物からなることを特徴
とする前記防蟻ケーブルが提供される。また本発明によ
れば、前記ポリアセタール樹脂を主体とする組成物がポ
リアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタン樹脂及び/ま
たはコアシェルポリマーからなることを特徴とする前記
防蟻ケーブルが提供される。また本発明によれば、ポリ
アセタール系樹脂製保護被覆層とその内層に位置するポ
リ塩化ビニル樹脂被覆層が相接触して被覆層を形成して
いることを特徴とする前記防蟻ケーブルが提供される。
さらに本発明によれば、ポリアセタール系樹脂製保護被
覆層の表面ビッカース硬度が2.5以上であることを特
徴とする前記防蟻ケーブルが提供される。
層にポリアセタール系樹脂製保護被覆層を設けたことを
特徴とする防蟻ケーブルが提供される。また本発明によ
れば、ポリアセタール系樹脂がポリアセタール樹脂(P
OMとも略す)からなるか、あるいはポリアセタール樹
脂を主体とする他の樹脂との組成物からなることを特徴
とする前記防蟻ケーブルが提供される。また本発明によ
れば、前記ポリアセタール樹脂を主体とする組成物がポ
リアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタン樹脂及び/ま
たはコアシェルポリマーからなることを特徴とする前記
防蟻ケーブルが提供される。また本発明によれば、ポリ
アセタール系樹脂製保護被覆層とその内層に位置するポ
リ塩化ビニル樹脂被覆層が相接触して被覆層を形成して
いることを特徴とする前記防蟻ケーブルが提供される。
さらに本発明によれば、ポリアセタール系樹脂製保護被
覆層の表面ビッカース硬度が2.5以上であることを特
徴とする前記防蟻ケーブルが提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のケーブルとは前記のよう
に電線を含み、光、電気を通すものであり、それを構成
する材質および形状は何れでもよく、例えば光ケーブル
用のグラスファイバー、電気・電話回線用の各種金属線
等に本発明を応用することができる。
に電線を含み、光、電気を通すものであり、それを構成
する材質および形状は何れでもよく、例えば光ケーブル
用のグラスファイバー、電気・電話回線用の各種金属線
等に本発明を応用することができる。
【0008】本発明によるケーブルの一例を図1に示
す。図1において、防蟻ケーブル7は、アルミニウム、
銅等からなる導体1の上にポリエチレン樹脂、架橋ポリ
エチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂からなる絶縁層2が
設けられた絶縁線芯3が複数本(この例では2本)が互
いに撚り合わされ、この撚り合わされた撚線4の外側に
必要により合成樹脂製のシートまたはテープで押さえ巻
きした上に、シース層5を形成し、さらにその上(外
側)にポリアセタール系樹脂製保護被覆層6を設けて構
成されるものである。
す。図1において、防蟻ケーブル7は、アルミニウム、
銅等からなる導体1の上にポリエチレン樹脂、架橋ポリ
エチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂からなる絶縁層2が
設けられた絶縁線芯3が複数本(この例では2本)が互
いに撚り合わされ、この撚り合わされた撚線4の外側に
必要により合成樹脂製のシートまたはテープで押さえ巻
きした上に、シース層5を形成し、さらにその上(外
側)にポリアセタール系樹脂製保護被覆層6を設けて構
成されるものである。
【0009】ここで「ポリアセタール系樹脂」とは、ポ
リアセタール樹脂を指す場合のほか、ポリアセタール樹
脂を主体(50重量%以上)としポリアセタール樹脂に
配合しうる配合剤との組成物、の両者を指す。
リアセタール樹脂を指す場合のほか、ポリアセタール樹
脂を主体(50重量%以上)としポリアセタール樹脂に
配合しうる配合剤との組成物、の両者を指す。
【0010】上記ポリアセタール樹脂としては、オキシ
メチレン基(−CH2O−)を主たる(50モル%以
上)構成単位とする高分子化合物であればよく、ポリオ
キシメチレンホモポリマー、オキシメチレン基以外に他
のオキシメチレン基と共重合しうる構成単位を含有する
コポリマー、ターポリマー、ブロックポリマーのいずれ
も使用することができる。また分子が線状のみならず分
岐、架橋構造を有するものであってもよい。また、ポリ
アセタール樹脂を主体とする上記組成物としては、他の
樹脂をいわゆる島構造もしくは網目構造として含む組成
物である。ポリアセタール樹脂に配合する他の樹脂の種
類には特に制限がなく、熱可塑性ポリウレタン樹脂、コ
アシェルポリマー、ポリエステルエラストマー、ポリア
ミドエラストマー、ABS樹脂などのアクリル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、
α−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステ
ルとの共重合体等のオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンエーテル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂等を
使用することができ、特には熱可塑性ポリウレタン樹脂
及び/またはコアシェルポリマーが好ましい。
メチレン基(−CH2O−)を主たる(50モル%以
上)構成単位とする高分子化合物であればよく、ポリオ
キシメチレンホモポリマー、オキシメチレン基以外に他
のオキシメチレン基と共重合しうる構成単位を含有する
コポリマー、ターポリマー、ブロックポリマーのいずれ
も使用することができる。また分子が線状のみならず分
岐、架橋構造を有するものであってもよい。また、ポリ
アセタール樹脂を主体とする上記組成物としては、他の
樹脂をいわゆる島構造もしくは網目構造として含む組成
物である。ポリアセタール樹脂に配合する他の樹脂の種
類には特に制限がなく、熱可塑性ポリウレタン樹脂、コ
アシェルポリマー、ポリエステルエラストマー、ポリア
ミドエラストマー、ABS樹脂などのアクリル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、
α−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステ
ルとの共重合体等のオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンエーテル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂等を
使用することができ、特には熱可塑性ポリウレタン樹脂
及び/またはコアシェルポリマーが好ましい。
【0011】ここに、コアシェルポリマー(コアシェル
樹脂ともいう)とは、ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有する有機化合物であり、公知の方
法により調製することもできるし、市販品を用いること
もできる。コアシェルポリマーは、多段階乳化重合法に
より、コアとなるゴム状ポリマーを後の重合段階で生成
するポリマーが順次被覆し、シェルを形成することによ
り得られる。ゴム状ポリマーのコアとしては、例えば共
役ジエンまたはアルキルアクリレートあるいはこれらの
混合物を重合させたものを挙げることができる。またそ
の重合には、共重合可能なモノマーを共重合させること
もできる。シェルを形成するガラス状ポリマーとして
は、メチルメタクリレート単独もしくはメチルメタクリ
レートと共重合可能なモノマーとの混合物を共重合させ
たものを挙げることができる。そして、ゴム状ポリマー
のコアとガラス状ポリマーのシェルの間には、中間層が
存在してもよい。
樹脂ともいう)とは、ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有する有機化合物であり、公知の方
法により調製することもできるし、市販品を用いること
もできる。コアシェルポリマーは、多段階乳化重合法に
より、コアとなるゴム状ポリマーを後の重合段階で生成
するポリマーが順次被覆し、シェルを形成することによ
り得られる。ゴム状ポリマーのコアとしては、例えば共
役ジエンまたはアルキルアクリレートあるいはこれらの
混合物を重合させたものを挙げることができる。またそ
の重合には、共重合可能なモノマーを共重合させること
もできる。シェルを形成するガラス状ポリマーとして
は、メチルメタクリレート単独もしくはメチルメタクリ
レートと共重合可能なモノマーとの混合物を共重合させ
たものを挙げることができる。そして、ゴム状ポリマー
のコアとガラス状ポリマーのシェルの間には、中間層が
存在してもよい。
【0012】なお、前記ポリアセタール系樹脂には、本
発明の効果を阻害しない範囲で、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の各種安定剤、帯電防
止剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑
剤、可塑剤および結晶化促進剤、結晶核剤、離型剤、充
填剤等が配合されていてもよい。
発明の効果を阻害しない範囲で、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の各種安定剤、帯電防
止剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑
剤、可塑剤および結晶化促進剤、結晶核剤、離型剤、充
填剤等が配合されていてもよい。
【0013】本発明に使用する前記ポリアセタール系樹
脂としては、シロアリの食害効果が高い点で表面硬度の
高いものが好ましく、表面ビッカース硬度で2.5以上
ものが好ましく、さらには3.5以上のものが好まし
く、特に3.5〜15のものが好ましい。
脂としては、シロアリの食害効果が高い点で表面硬度の
高いものが好ましく、表面ビッカース硬度で2.5以上
ものが好ましく、さらには3.5以上のものが好まし
く、特に3.5〜15のものが好ましい。
【0014】ポリアセタール系樹脂製保護被覆層6の厚
みは、防蟻ケーブルに要求される防蟻性が充分に得ら
れ、かつ屈曲特性が損なわれず、更に経済性を勘案して
決められるが、具体例としては0.1mm以上であれば
よく、好ましくは0.2〜0.7mmの範囲である。ポ
リアセタール系樹脂製保護被覆層の厚みが0.1mm未
満の場合は充分な防蟻性が得られないことがあり、かつ
ケーブルを屈曲させた際にその屈曲部分が座屈し易くな
る等の不都合が生じる場合がある。また0.7mmを越
えると、厚すぎて柔軟性が得られない場合があり、かつ
不経済でもある。
みは、防蟻ケーブルに要求される防蟻性が充分に得ら
れ、かつ屈曲特性が損なわれず、更に経済性を勘案して
決められるが、具体例としては0.1mm以上であれば
よく、好ましくは0.2〜0.7mmの範囲である。ポ
リアセタール系樹脂製保護被覆層の厚みが0.1mm未
満の場合は充分な防蟻性が得られないことがあり、かつ
ケーブルを屈曲させた際にその屈曲部分が座屈し易くな
る等の不都合が生じる場合がある。また0.7mmを越
えると、厚すぎて柔軟性が得られない場合があり、かつ
不経済でもある。
【0015】ポリアセタール系樹脂製保護被覆層の形成
は、絶縁層2上に通常の押出被覆によって所定の厚みに
ポリアセタール系樹脂を被覆する方法と、絶縁層2を押
し出す際に同時にポリアセタール系樹脂を押し出し、積
層する方法もある。経済性を考慮すると、後者の同時押
出(共押出)方法が好ましい。また、より高度な防蟻性
能が要求される場合は、ポリアセタール系樹脂に、2.
5重量%以下のドリン系、有機リン系等の防蟻剤を添加
することもできるが、添加量はなるべく少量とし、防蟻
剤の流出、押出加工性および電気特性の低下を防止する
必要がある。
は、絶縁層2上に通常の押出被覆によって所定の厚みに
ポリアセタール系樹脂を被覆する方法と、絶縁層2を押
し出す際に同時にポリアセタール系樹脂を押し出し、積
層する方法もある。経済性を考慮すると、後者の同時押
出(共押出)方法が好ましい。また、より高度な防蟻性
能が要求される場合は、ポリアセタール系樹脂に、2.
5重量%以下のドリン系、有機リン系等の防蟻剤を添加
することもできるが、添加量はなるべく少量とし、防蟻
剤の流出、押出加工性および電気特性の低下を防止する
必要がある。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】(表面ビッカース硬度の測定方法)松沢精
機(株)製微小硬度計(MHT−1型)を用い、23℃
の環境下で、10gf、25秒の負荷条件にて測定し
た。単位はkgf/mm2である。
機(株)製微小硬度計(MHT−1型)を用い、23℃
の環境下で、10gf、25秒の負荷条件にて測定し
た。単位はkgf/mm2である。
【0018】(実施例1〜3,比較例1〜2)イエシロ
アリの人工飼育巣上に、ポリアセタール系樹脂、電線に
一般的に用いられる軟質ポリ塩化ビニル樹脂および表面
ビッカース硬度の低い組成物等種々の素材からなる試験
体(12mm×60mm、厚み6mm)をアカマツ木材
で上下を挟み込んだものを設置し、イエシロアリが自由
に試験体上を往来できるようにし、28℃の暗室内で3
ヶ月間、イエシロアリの食害に暴露した。試験体の食害
の程度は目視による形状変化で評価した。評価基準は5
段階とし、5:変化なし、4:痕跡程度のかじりがあ
る、3:明らかにかじりがあることが分かる程度のかじ
りがある、2:明らかにかじりがありそれが目立つ、
1:著しいかじりがある、で表した。なお、この試験に
おいて、ポリアセタール系樹脂の場合は、試験片のかど
の部分にかじりは見られたが、平面部分へのかじりは見
られなかった。一方、軟質ポリ塩化ビニル樹脂の場合
は、広い範囲で著しいかじりが見られた。用いた素材、
その表面ビッカース硬度および食害の評価結果を表−1
に示す。
アリの人工飼育巣上に、ポリアセタール系樹脂、電線に
一般的に用いられる軟質ポリ塩化ビニル樹脂および表面
ビッカース硬度の低い組成物等種々の素材からなる試験
体(12mm×60mm、厚み6mm)をアカマツ木材
で上下を挟み込んだものを設置し、イエシロアリが自由
に試験体上を往来できるようにし、28℃の暗室内で3
ヶ月間、イエシロアリの食害に暴露した。試験体の食害
の程度は目視による形状変化で評価した。評価基準は5
段階とし、5:変化なし、4:痕跡程度のかじりがあ
る、3:明らかにかじりがあることが分かる程度のかじ
りがある、2:明らかにかじりがありそれが目立つ、
1:著しいかじりがある、で表した。なお、この試験に
おいて、ポリアセタール系樹脂の場合は、試験片のかど
の部分にかじりは見られたが、平面部分へのかじりは見
られなかった。一方、軟質ポリ塩化ビニル樹脂の場合
は、広い範囲で著しいかじりが見られた。用いた素材、
その表面ビッカース硬度および食害の評価結果を表−1
に示す。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例4)図1に示した形状の2芯導線
の外側に軟質ポリ塩化ビニル樹脂のシース層(1.5m
m厚さ)とそのシース層の外側に実施例2で用いたPO
M/ウレタン樹脂/コアシェル樹脂組成物からなる防蟻
保護層(0.5mm厚さ)を共押出機により形成し、被
覆した外径10mmのケーブルを作製した。このケーブ
ル6cmを実施例1と同様の条件下でイエシロアリの食
害に暴露したが、ポリアセタール系樹脂防蟻保護層への
食害は全く生じなかった(評価5)。
の外側に軟質ポリ塩化ビニル樹脂のシース層(1.5m
m厚さ)とそのシース層の外側に実施例2で用いたPO
M/ウレタン樹脂/コアシェル樹脂組成物からなる防蟻
保護層(0.5mm厚さ)を共押出機により形成し、被
覆した外径10mmのケーブルを作製した。このケーブ
ル6cmを実施例1と同様の条件下でイエシロアリの食
害に暴露したが、ポリアセタール系樹脂防蟻保護層への
食害は全く生じなかった(評価5)。
【0021】以上の各実施例から明らかなように、ポリ
アセタール系樹脂からなる保護層は高い防蟻性能を示す
ことが分かる。また防蟻剤を添加することなく、ケーブ
ルに高い防蟻性能を付与することができる。
アセタール系樹脂からなる保護層は高い防蟻性能を示す
ことが分かる。また防蟻剤を添加することなく、ケーブ
ルに高い防蟻性能を付与することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の防蟻ケーブルは、ポリアセター
ル系樹脂からなる保護被覆層を有するものであり、その
防蟻性能が安定して持続することが期待できる。また防
蟻性を満足すると共に、押出加工性を損なうことなく、
また特に防蟻剤を添加する必要がないので経済合理性の
高いケーブルが得られる。
ル系樹脂からなる保護被覆層を有するものであり、その
防蟻性能が安定して持続することが期待できる。また防
蟻性を満足すると共に、押出加工性を損なうことなく、
また特に防蟻剤を添加する必要がないので経済合理性の
高いケーブルが得られる。
【図1】 本発明の防蟻ケーブルの一例を示す概略断面
図である。
図である。
1 導体 2 絶縁層 3 絶縁線芯 4 撚線 5 シース層 6 ポリアセタール系樹脂製保護被覆層 7 防蟻ケーブル
Claims (5)
- 【請求項1】 ケーブルの最外層にポリアセタール系樹
脂製保護被覆層を設けたことを特徴とする防蟻ケーブ
ル。 - 【請求項2】 ポリアセタール系樹脂がポリアセタール
樹脂からなるか、あるいはポリアセタール樹脂を主体と
する他の樹脂との組成物からなることを特徴とする請求
項1記載の防蟻ケーブル。 - 【請求項3】 ポリアセタール樹脂を主体とする他の樹
脂との組成物がポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレ
タン樹脂及び/またはコアシェルポリマーからなること
を特徴とする請求項2記載の防蟻ケーブル。 - 【請求項4】 ポリアセタール系樹脂製保護被覆層とそ
の内層に位置するポリ塩化ビニル樹脂被覆層が相接触し
て被覆層を形成していることを特徴とする請求項1〜3
の何れかに記載の防蟻ケーブル。 - 【請求項5】 ポリアセタール系樹脂製保護被覆層の表
面ビッカース硬度が2.5以上であることを特徴とする
請求項1〜4の何れかに記載の防蟻ケーブル。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8115351A JPH09282950A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 防蟻ケーブル |
| AU25219/97A AU727646B2 (en) | 1996-04-12 | 1997-04-11 | Ant-proof cable |
| PCT/JP1997/001271 WO1997039459A1 (fr) | 1996-04-12 | 1997-04-11 | Cable a gaine protectrice contre les fourmis |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8115351A JPH09282950A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 防蟻ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09282950A true JPH09282950A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14660381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8115351A Pending JPH09282950A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 防蟻ケーブル |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09282950A (ja) |
| AU (1) | AU727646B2 (ja) |
| WO (1) | WO1997039459A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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