JPH09283264A - 面状発熱体 - Google Patents
面状発熱体Info
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- JPH09283264A JPH09283264A JP8643396A JP8643396A JPH09283264A JP H09283264 A JPH09283264 A JP H09283264A JP 8643396 A JP8643396 A JP 8643396A JP 8643396 A JP8643396 A JP 8643396A JP H09283264 A JPH09283264 A JP H09283264A
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- JP
- Japan
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- heating element
- sheet heating
- metal core
- less
- sheet
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】局所発熱を防止できるとともに厚さ寸法を小さ
くできる面状発熱体を提供すること。 【解決手段】面状発熱体1の面状発熱部3を、互いに平
行に配置された2本以上の金属芯線2に熱可塑性樹脂及
び導電性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱
組成物を被覆して形成する。金属芯線2の面状発熱部3
に対する体積比Cを5%以上90%以下とする。隣合う
金属芯線2同士の間隔Sを5mm以下とする。
くできる面状発熱体を提供すること。 【解決手段】面状発熱体1の面状発熱部3を、互いに平
行に配置された2本以上の金属芯線2に熱可塑性樹脂及
び導電性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱
組成物を被覆して形成する。金属芯線2の面状発熱部3
に対する体積比Cを5%以上90%以下とする。隣合う
金属芯線2同士の間隔Sを5mm以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房用ヒータ、
道路や屋根の融雪用ヒータ、あるいは、鏡の防曇用ヒー
タ、電子機器の加温用ヒータ等、各種ヒータとして利用
される面状発熱体に関するものである。
道路や屋根の融雪用ヒータ、あるいは、鏡の防曇用ヒー
タ、電子機器の加温用ヒータ等、各種ヒータとして利用
される面状発熱体に関するものである。
【0002】
【背景技術】床暖房や道路の融雪等のため面状発熱体が
用いられている。この面状発熱体は、狭いスペースに配
置されることがあり、省スペース用の面状発熱体とし
て、従来では、通常のニクロム線や面状ヒータに有機や
無機のPTC特性(比抵抗値が温度上昇とともに増大す
るという正温度係数特性)を有する素子を配置した構造
(従来例I)がある。また、他の従来例として、PTC
特性を有する材料に電極を設けた面状ヒータ(従来例I
I)がある。
用いられている。この面状発熱体は、狭いスペースに配
置されることがあり、省スペース用の面状発熱体とし
て、従来では、通常のニクロム線や面状ヒータに有機や
無機のPTC特性(比抵抗値が温度上昇とともに増大す
るという正温度係数特性)を有する素子を配置した構造
(従来例I)がある。また、他の従来例として、PTC
特性を有する材料に電極を設けた面状ヒータ(従来例I
I)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例Iでは、PTC
特性を有する素子の温度のみで発熱温度がコントロール
され、全体的な発熱制御が行えないという不都合があ
る。従来例IIの面状ヒータは、その中央部領域において
表裏2方向に放熱されるが、その両端部領域において表
裏だけでなく側部を含む3方向に放熱されるから、中央
部領域は両端部領域よりも高温となる傾向がある。
特性を有する素子の温度のみで発熱温度がコントロール
され、全体的な発熱制御が行えないという不都合があ
る。従来例IIの面状ヒータは、その中央部領域において
表裏2方向に放熱されるが、その両端部領域において表
裏だけでなく側部を含む3方向に放熱されるから、中央
部領域は両端部領域よりも高温となる傾向がある。
【0004】この傾向により、PTC特性を有する面状
ヒータでは、中央部の温度が両端部より高くなりすぎる
と、中央部領域のみしか発熱しないという局所発熱が発
生する。この局所発熱及び温度むらを防止するため、従
来例IIでは、均熱板やアルミシートを新たに装着する必
要があり、構造が複雑になるばかりでなく、無駄なスペ
ースをとることになる。
ヒータでは、中央部の温度が両端部より高くなりすぎる
と、中央部領域のみしか発熱しないという局所発熱が発
生する。この局所発熱及び温度むらを防止するため、従
来例IIでは、均熱板やアルミシートを新たに装着する必
要があり、構造が複雑になるばかりでなく、無駄なスペ
ースをとることになる。
【0005】本発明の目的は、発熱の均一性を図り、局
所発熱を防止できるとともに厚さを可能な限り薄くでき
る面状発熱体を提供することにある。
所発熱を防止できるとともに厚さを可能な限り薄くでき
る面状発熱体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、面
状発熱部に対する金属芯線の体積比が局所発熱に影響が
あることを見いだして案出されたもので、その体積比を
所定値以上にして前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、本発明の面状発熱体は、互いに平行に
配置された2本以上の金属芯線に熱可塑性樹脂及び導電
性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱組成物
が被覆されて面状発熱部が形成された面状発熱体であっ
て、前記金属芯線の間の間隔が5mm以下であり、かつ、
前記金属芯線の前記面状発熱部に対する体積比が5%以
上90%以下であることを特徴とする。
状発熱部に対する金属芯線の体積比が局所発熱に影響が
あることを見いだして案出されたもので、その体積比を
所定値以上にして前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、本発明の面状発熱体は、互いに平行に
配置された2本以上の金属芯線に熱可塑性樹脂及び導電
性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱組成物
が被覆されて面状発熱部が形成された面状発熱体であっ
て、前記金属芯線の間の間隔が5mm以下であり、かつ、
前記金属芯線の前記面状発熱部に対する体積比が5%以
上90%以下であることを特徴とする。
【0007】この構成の本発明では、最も外側に配置さ
れた金属芯線が電極として機能する。これらの金属芯線
の間に電流を流すと、発熱組成物が発熱するが、体積比
が5%以上の金属芯線を面状発熱体に包含することによ
り、隣合う金属芯線同士の間隔が小さくなるので、幅方
向の熱伝導性が向上し、局所発熱を防止できる。金属芯
線の面状発熱部に対する体積比が5%未満であると、隣
合う金属芯線同士の間隔が大きくなり、均熱効果が低減
し、局所発熱が発生しやすくなる。
れた金属芯線が電極として機能する。これらの金属芯線
の間に電流を流すと、発熱組成物が発熱するが、体積比
が5%以上の金属芯線を面状発熱体に包含することによ
り、隣合う金属芯線同士の間隔が小さくなるので、幅方
向の熱伝導性が向上し、局所発熱を防止できる。金属芯
線の面状発熱部に対する体積比が5%未満であると、隣
合う金属芯線同士の間隔が大きくなり、均熱効果が低減
し、局所発熱が発生しやすくなる。
【0008】これに対して、金属芯線の面状発熱部に対
する体積比が90%を越えると、発熱する部分が発熱組
成物であるため、発熱部分が少な過ぎるので、十分な発
熱量を得ることができない。また、製造上も困難を極め
る。隣合う金属芯線の間の間隔が5mmを越えると、均熱
効果が低減し、局所発熱が発生しやすくなる。金属芯線
を3本以上設ける場合では、両外側の金属芯線の間に配
置された金属芯線は、均熱板として機能する。電極とし
て機能する最も外側の2本の金属芯線が互いに平行でな
いと、発熱組成物に不均一な電圧が印加され、発熱温度
にむらが生じることになる。中間位置に配置される金属
芯線が平行でないと、金属芯線の長さ方向での電極間の
抵抗値分布が生じて不均一な発熱となる。
する体積比が90%を越えると、発熱する部分が発熱組
成物であるため、発熱部分が少な過ぎるので、十分な発
熱量を得ることができない。また、製造上も困難を極め
る。隣合う金属芯線の間の間隔が5mmを越えると、均熱
効果が低減し、局所発熱が発生しやすくなる。金属芯線
を3本以上設ける場合では、両外側の金属芯線の間に配
置された金属芯線は、均熱板として機能する。電極とし
て機能する最も外側の2本の金属芯線が互いに平行でな
いと、発熱組成物に不均一な電圧が印加され、発熱温度
にむらが生じることになる。中間位置に配置される金属
芯線が平行でないと、金属芯線の長さ方向での電極間の
抵抗値分布が生じて不均一な発熱となる。
【0009】ここで、本発明では、面状発熱部は、前記
面状発熱部の厚み寸法が1mm以下であり、より具体的に
は、その厚み寸法が0.3mm以上0.8mm以下であり、
かつ、その幅寸法が1mm以上5mm以下であり、金属芯線
の数が2本以上10本以下である。正負の電極を構成す
るには、金属芯線が2本必要である。金属芯線の数が1
0本を越えると、金属芯線の幅(径)寸法を小さくする
ことに限界があることから、面状発熱部の幅寸法が大き
くなり、面状発熱体の小型化が十分に図れない。金属芯
線の幅(径)寸法を0.2mm未満とする場合では、芯線
が切れやすくなるため、0.2mm未満ではより線とす
る。
面状発熱部の厚み寸法が1mm以下であり、より具体的に
は、その厚み寸法が0.3mm以上0.8mm以下であり、
かつ、その幅寸法が1mm以上5mm以下であり、金属芯線
の数が2本以上10本以下である。正負の電極を構成す
るには、金属芯線が2本必要である。金属芯線の数が1
0本を越えると、金属芯線の幅(径)寸法を小さくする
ことに限界があることから、面状発熱部の幅寸法が大き
くなり、面状発熱体の小型化が十分に図れない。金属芯
線の幅(径)寸法を0.2mm未満とする場合では、芯線
が切れやすくなるため、0.2mm未満ではより線とす
る。
【0010】また、本発明では、前記面状発熱部の外面
に絶縁外装材を被覆した構造としてもよい。絶縁外装材
を被覆することにより、面状発熱体の長寿命化が図れ
る。さらに、この絶縁外装材はポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、あるいは、これらのフィルムにアルミシート
を装着したラミネートフィルムから構成されているもの
でもよい。また、発熱組成物を構成する導電性粒子はカ
ーボンブラックであり、熱可塑性樹脂はエチレン−エチ
ルアクリレート共重合体であるものでもよい。この構成
では、製造コストを安価にできるとともに、PTC特性
を確実に有するので、面状発熱体のオーバヒートを効果
的に防止できる。
に絶縁外装材を被覆した構造としてもよい。絶縁外装材
を被覆することにより、面状発熱体の長寿命化が図れ
る。さらに、この絶縁外装材はポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、あるいは、これらのフィルムにアルミシート
を装着したラミネートフィルムから構成されているもの
でもよい。また、発熱組成物を構成する導電性粒子はカ
ーボンブラックであり、熱可塑性樹脂はエチレン−エチ
ルアクリレート共重合体であるものでもよい。この構成
では、製造コストを安価にできるとともに、PTC特性
を確実に有するので、面状発熱体のオーバヒートを効果
的に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1及び図2には本発明の
一実施の形態の面状発熱体が示されている。図1は面状
発熱体の一部を破断した斜視図であり、図2は、その平
面図である。これらの図において、面状発熱体1は、金
属芯線2に発熱組成物が被覆されて平面矩形状に形成さ
れた面状発熱部3と、この面状発熱部3にラミネートさ
れた絶縁外装材4とを備えて構成されている。
付図面に基づいて説明する。図1及び図2には本発明の
一実施の形態の面状発熱体が示されている。図1は面状
発熱体の一部を破断した斜視図であり、図2は、その平
面図である。これらの図において、面状発熱体1は、金
属芯線2に発熱組成物が被覆されて平面矩形状に形成さ
れた面状発熱部3と、この面状発熱部3にラミネートさ
れた絶縁外装材4とを備えて構成されている。
【0012】金属芯線2の面状発熱部3に対する体積比
Cは5%以上90%以下である。体積比Cが5%未満で
あると、隣合う金属芯線2同士の間隔が大きくなり、均
熱効果が低減し、局所発熱が発生しやすくなる。これに
対して、体積比Cが90%を越えると、発熱部分が少な
過ぎるので、十分な発熱量を得ることができない。この
体積比Cは、金属芯線2の面状発熱部3に対する断面積
の比率から求める。
Cは5%以上90%以下である。体積比Cが5%未満で
あると、隣合う金属芯線2同士の間隔が大きくなり、均
熱効果が低減し、局所発熱が発生しやすくなる。これに
対して、体積比Cが90%を越えると、発熱部分が少な
過ぎるので、十分な発熱量を得ることができない。この
体積比Cは、金属芯線2の面状発熱部3に対する断面積
の比率から求める。
【0013】金属芯線2は、その数が10本であり、こ
れらは互いに間隔S離れて同一平面内に平行に配置され
ている。この間隔Sは、0.001mm 以上5mm以下である。
間隔Sが0.001mm より小さいと、発熱面積が小さくなり
過ぎて十分な発熱量を得ることができない。間隔Sが5
mmを越えると、均熱効果が低減し、局所発熱が発生しや
すくなる。金属芯線2は金属線あるいは金属テープから
構成される。金属芯線2の形状は、図では断面円形であ
るが、断面楕円形、正方形でもよい。
れらは互いに間隔S離れて同一平面内に平行に配置され
ている。この間隔Sは、0.001mm 以上5mm以下である。
間隔Sが0.001mm より小さいと、発熱面積が小さくなり
過ぎて十分な発熱量を得ることができない。間隔Sが5
mmを越えると、均熱効果が低減し、局所発熱が発生しや
すくなる。金属芯線2は金属線あるいは金属テープから
構成される。金属芯線2の形状は、図では断面円形であ
るが、断面楕円形、正方形でもよい。
【0014】これらのうち最も外側の2本は電極として
機能し、中間に配置された8本は均熱板として機能す
る。金属芯線2の直径は金属芯線2の面状発熱部3に対
する体積比C、芯線間隔S,面状発熱部2の厚さ寸法T
から決定されるが、具体的には、0.05mm以上0.6 mm以下
である。この芯線2をより線から構成してもよく、この
場合の直径は前述と同様である。
機能し、中間に配置された8本は均熱板として機能す
る。金属芯線2の直径は金属芯線2の面状発熱部3に対
する体積比C、芯線間隔S,面状発熱部2の厚さ寸法T
から決定されるが、具体的には、0.05mm以上0.6 mm以下
である。この芯線2をより線から構成してもよく、この
場合の直径は前述と同様である。
【0015】面状発熱部3は、その厚さ寸法Tが0.3mm
以上0.8mm 以下であり、その幅寸法Wが1mm以上5mm以
下である。面状発熱部3のの長さ寸法Lについては、特
に制限はないが、用途に応じて決定される。面状発熱部
3の厚さ寸法Tが0.3mm 未満とすることは、金属芯線2
の径寸法を小さくすることに限界があることから、製造
上、困難である。面状発熱部3の厚さ寸法Tを0.8mm を
越える値とすると、厚みが厚くなるだけでなく、剛直性
が大きくなり、柔軟性に欠ける。また、省スペース性能
が発揮できなくなる。
以上0.8mm 以下であり、その幅寸法Wが1mm以上5mm以
下である。面状発熱部3のの長さ寸法Lについては、特
に制限はないが、用途に応じて決定される。面状発熱部
3の厚さ寸法Tが0.3mm 未満とすることは、金属芯線2
の径寸法を小さくすることに限界があることから、製造
上、困難である。面状発熱部3の厚さ寸法Tを0.8mm を
越える値とすると、厚みが厚くなるだけでなく、剛直性
が大きくなり、柔軟性に欠ける。また、省スペース性能
が発揮できなくなる。
【0016】面状発熱部3の幅寸法Wを1mm未満とする
ことは、金属芯線2の径寸法を小さくすることに限界が
あることから、製造上、困難である。面状発熱部3の幅
寸法Wを5mmを越える値とすると、省スペース性能が発
揮できなくなる。ただし、幅方向の省スペースが必要の
ない用途においては、体積比Cが前述の範囲であれば、
問題はない。
ことは、金属芯線2の径寸法を小さくすることに限界が
あることから、製造上、困難である。面状発熱部3の幅
寸法Wを5mmを越える値とすると、省スペース性能が発
揮できなくなる。ただし、幅方向の省スペースが必要の
ない用途においては、体積比Cが前述の範囲であれば、
問題はない。
【0017】面状発熱部3の発熱組成物は、熱可塑性樹
脂及び導電性粒子を有し、温度の上昇とともに抵抗値が
増大する正温度係数特性(PTC特性)を備えたもので
ある。この熱可塑性樹脂としては、結晶性熱可塑性樹脂
が好ましく、具体的には、ポリオレフィン樹脂及びその
共重合樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、
熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリフェニレンオキシド及
びノニル樹脂、ポリスルフォン等を挙げることができ
る。
脂及び導電性粒子を有し、温度の上昇とともに抵抗値が
増大する正温度係数特性(PTC特性)を備えたもので
ある。この熱可塑性樹脂としては、結晶性熱可塑性樹脂
が好ましく、具体的には、ポリオレフィン樹脂及びその
共重合樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、
熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリフェニレンオキシド及
びノニル樹脂、ポリスルフォン等を挙げることができ
る。
【0018】前記ポリオレフィン樹脂としては、例え
ば、高密度ポリエチレン、中、低密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン類、アイソタ
クチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロ
ピレン等のポリプロピレン類、ポリブテン、4−メチル
ペンテン−1樹脂等を挙げることができる。また、本実
施の形態においては、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルアクリレート共重合体等のエチレン−ア
クリレート系共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体
等のオレフィンとビニル化合物との共重合体及びフッ素
含有エチレン系重合体、ならびに、これらの変成物も使
用できる。
ば、高密度ポリエチレン、中、低密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン類、アイソタ
クチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロ
ピレン等のポリプロピレン類、ポリブテン、4−メチル
ペンテン−1樹脂等を挙げることができる。また、本実
施の形態においては、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルアクリレート共重合体等のエチレン−ア
クリレート系共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体
等のオレフィンとビニル化合物との共重合体及びフッ素
含有エチレン系重合体、ならびに、これらの変成物も使
用できる。
【0019】前記酢酸ビニル系樹脂としては、例えば、
酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセトアセタール、ポリビ
ニルブチラール等を挙げることができる。前記ポリアミ
ド樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン8、ナ
イロン11、ナイロン66、ナイロン610 等を挙げることが
できる。前記ポリアセタールは、単一重合体であっても
共重合体であってもよい。前記熱可塑性ポリエステル樹
脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等を挙げることができる。ま
た、前記結晶性熱可塑性樹脂としては、前記のほかに、
例えば、トランス−1,3−ポリイソプレン、シンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエン等のジエン系重合
体及び共重合体等も使用することができる。
酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセトアセタール、ポリビ
ニルブチラール等を挙げることができる。前記ポリアミ
ド樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン8、ナ
イロン11、ナイロン66、ナイロン610 等を挙げることが
できる。前記ポリアセタールは、単一重合体であっても
共重合体であってもよい。前記熱可塑性ポリエステル樹
脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等を挙げることができる。ま
た、前記結晶性熱可塑性樹脂としては、前記のほかに、
例えば、トランス−1,3−ポリイソプレン、シンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエン等のジエン系重合
体及び共重合体等も使用することができる。
【0020】前記各種の結晶性熱可塑性樹脂は、1種単
独で用いてもよいし、2種以上をポリマーブレンド等と
して併用してもよい。もっとも、前記各種の結晶性熱可
塑性樹脂の中でも、高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、直鎖状ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等のオ
レフィン系共重合体やトランス−1,4−ポリイソプレ
ン等が好ましい。前記各種の結晶性熱可塑性樹脂は、必
要に応じて他のポリマーや添加物との組成物として使用
することもできる。
独で用いてもよいし、2種以上をポリマーブレンド等と
して併用してもよい。もっとも、前記各種の結晶性熱可
塑性樹脂の中でも、高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、直鎖状ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等のオ
レフィン系共重合体やトランス−1,4−ポリイソプレ
ン等が好ましい。前記各種の結晶性熱可塑性樹脂は、必
要に応じて他のポリマーや添加物との組成物として使用
することもできる。
【0021】前記導電性粒子としては、例えば、カーボ
ンブラック粒子、グラファイト粒子等の粒状物、金属粉
体、金属酸化粉体等の粉状物、炭素繊維等の繊維状物等
を挙げることができる。これらの中でもカーボンブラッ
ク粒子、グラファイト粒子等の粒状物、特に、カーボン
ブラック粒子が好ましい。前記各種の導電性粒子は、1
種単独で用いてもよいし、2種以上を混合物として併用
してもよい。導電性粒子の粒径としては、特に制限はな
いが、例えば、平均粒径が通常10〜200 nm、好ましく
は、15〜100 nmである。導電性粒子が繊維状である場合
には、そのアスペクト比は通常1〜1000、好ましくは、
1〜100 程度である。
ンブラック粒子、グラファイト粒子等の粒状物、金属粉
体、金属酸化粉体等の粉状物、炭素繊維等の繊維状物等
を挙げることができる。これらの中でもカーボンブラッ
ク粒子、グラファイト粒子等の粒状物、特に、カーボン
ブラック粒子が好ましい。前記各種の導電性粒子は、1
種単独で用いてもよいし、2種以上を混合物として併用
してもよい。導電性粒子の粒径としては、特に制限はな
いが、例えば、平均粒径が通常10〜200 nm、好ましく
は、15〜100 nmである。導電性粒子が繊維状である場合
には、そのアスペクト比は通常1〜1000、好ましくは、
1〜100 程度である。
【0022】前記結晶性樹脂と導電性粒子との配合割合
は、重量比として、通常、10〜80:90〜20、好ましく
は、55〜75:45〜25である。導電性粒子の配合割合がこ
の範囲より少ないと面状発熱部3の抵抗値が大きくな
り、面状発熱体1が実用上、十分に発熱しないことがあ
り、一方、導電性粒子の配合割合がこの範囲より多いと
正温度係数特性が十分に発現しないことになる。4面状
発熱部3の発熱組成物の比抵抗値は仕様や目的に応じて
適宜選定することができるが、通常の場合、10〜50000
Ω・cm、好ましくは、40〜20000 Ω・cmである。
は、重量比として、通常、10〜80:90〜20、好ましく
は、55〜75:45〜25である。導電性粒子の配合割合がこ
の範囲より少ないと面状発熱部3の抵抗値が大きくな
り、面状発熱体1が実用上、十分に発熱しないことがあ
り、一方、導電性粒子の配合割合がこの範囲より多いと
正温度係数特性が十分に発現しないことになる。4面状
発熱部3の発熱組成物の比抵抗値は仕様や目的に応じて
適宜選定することができるが、通常の場合、10〜50000
Ω・cm、好ましくは、40〜20000 Ω・cmである。
【0023】結晶性熱可塑性樹脂の架橋は架橋剤及び/
又は放射線を利用して行うことができる。前記架橋剤
は、結晶性熱可塑性樹脂の種類に応じて、有機過酸化
物、硫黄化合物、オキシム類、ニトロソ化合物、アミン
化合物、ポリアミン化合物等から適宜選択して決定する
ことができる。例えば、前記結晶性熱可塑性樹脂がポリ
オレフィン系樹脂等である場合には、好適な架橋剤とし
て、例えば、有機過酸化物を利用することができる。こ
の有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
シド、ラウロイルパーオキシド、ジクミルパーオキシ
ド、tert−ブチルパーオキシド、tert−ブチルパーオキ
シベンゾエート、tert−ブチルクミルパーオキシド、te
rt−ブチルヒドロパーオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、
1,1−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)
ベンゼン、1,1−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−
4,4−ビス(tert−ブチルペルオキシ)バレレート、
2,2−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ブタン、tert
−ブチルペルオキシベンゼン等を挙げることができる。
又は放射線を利用して行うことができる。前記架橋剤
は、結晶性熱可塑性樹脂の種類に応じて、有機過酸化
物、硫黄化合物、オキシム類、ニトロソ化合物、アミン
化合物、ポリアミン化合物等から適宜選択して決定する
ことができる。例えば、前記結晶性熱可塑性樹脂がポリ
オレフィン系樹脂等である場合には、好適な架橋剤とし
て、例えば、有機過酸化物を利用することができる。こ
の有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
シド、ラウロイルパーオキシド、ジクミルパーオキシ
ド、tert−ブチルパーオキシド、tert−ブチルパーオキ
シベンゾエート、tert−ブチルクミルパーオキシド、te
rt−ブチルヒドロパーオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、
1,1−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)
ベンゼン、1,1−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−
4,4−ビス(tert−ブチルペルオキシ)バレレート、
2,2−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ブタン、tert
−ブチルペルオキシベンゼン等を挙げることができる。
【0024】これらの中でも、特に、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
等が好ましい。なお、これらの各種の有機過酸化物は1
種単独で使用してもよいし、必要に応じて、トリアリル
シアヌレートやジビニルベンゼン、トリアリルイソシア
ヌレート等の架橋補助剤を添加してもよい。前記有機過
酸化物の使用割合は、前記結晶性樹脂100 重量部に対し
て、通常、0.01〜5重量部、好ましくは、0.05〜2重量
部である。この割合が0.01重量部未満では、架橋化が不
十分となり、正温度係数特性が十分に発現しなかった
り、高温領域での抵抗の低下がみられる等の問題が生じ
やすい。一方、5重量部を越えると、架橋化度が高くな
りすぎて、成形性が低下したり、正温度係数特性の低下
する現象がみられることになる。
−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
等が好ましい。なお、これらの各種の有機過酸化物は1
種単独で使用してもよいし、必要に応じて、トリアリル
シアヌレートやジビニルベンゼン、トリアリルイソシア
ヌレート等の架橋補助剤を添加してもよい。前記有機過
酸化物の使用割合は、前記結晶性樹脂100 重量部に対し
て、通常、0.01〜5重量部、好ましくは、0.05〜2重量
部である。この割合が0.01重量部未満では、架橋化が不
十分となり、正温度係数特性が十分に発現しなかった
り、高温領域での抵抗の低下がみられる等の問題が生じ
やすい。一方、5重量部を越えると、架橋化度が高くな
りすぎて、成形性が低下したり、正温度係数特性の低下
する現象がみられることになる。
【0025】絶縁外装材4は、ポリエチレンテレフタレ
ート、ナイロン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の耐熱性を有する樹脂
からシート状に構成されるものであり、その厚さは0.00
1mm 〜5mmであり、その長さは発熱抵抗シート2の長さ
より1mm〜100 mm長く、その幅は発熱抵抗シート2の幅
より1mm〜100 mm長い。絶縁外装材4と面状発熱部3と
の間には図示しない粘着層が設けられている。この粘着
層は絶縁外装材4と面状発熱部3との剥離を防止するた
めのものである。
ート、ナイロン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の耐熱性を有する樹脂
からシート状に構成されるものであり、その厚さは0.00
1mm 〜5mmであり、その長さは発熱抵抗シート2の長さ
より1mm〜100 mm長く、その幅は発熱抵抗シート2の幅
より1mm〜100 mm長い。絶縁外装材4と面状発熱部3と
の間には図示しない粘着層が設けられている。この粘着
層は絶縁外装材4と面状発熱部3との剥離を防止するた
めのものである。
【0026】次に、本実施の形態の面状発熱体1の製造
方法について説明する。まず、熱可塑性樹脂と導電性粒
子とを混練した発熱組成物をそれぞれ電極及び均熱板と
して機能する金属芯線2とともに押し出して面状発熱部
2を製造する。その後、面状発熱部3の両面に絶縁外装
材4を重ね合わせて面状発熱体1を製造する。このよう
にして製造された面状発熱体1では、両外側に配置され
電極として機能する金属芯線2に電流を流すと、発熱組
成物が発熱する。ここで、中間位置に均熱板として機能
する金属芯線2が配置されているため、隣合う金属芯線
2同士の間隔が小さくなり、幅方向の熱伝導性が向上
し、局所発熱が防止される。同時に、長手方向の熱伝導
性が向上するので、長手方向の均熱効果も向上し、その
均一加熱加温が可能となる。
方法について説明する。まず、熱可塑性樹脂と導電性粒
子とを混練した発熱組成物をそれぞれ電極及び均熱板と
して機能する金属芯線2とともに押し出して面状発熱部
2を製造する。その後、面状発熱部3の両面に絶縁外装
材4を重ね合わせて面状発熱体1を製造する。このよう
にして製造された面状発熱体1では、両外側に配置され
電極として機能する金属芯線2に電流を流すと、発熱組
成物が発熱する。ここで、中間位置に均熱板として機能
する金属芯線2が配置されているため、隣合う金属芯線
2同士の間隔が小さくなり、幅方向の熱伝導性が向上
し、局所発熱が防止される。同時に、長手方向の熱伝導
性が向上するので、長手方向の均熱効果も向上し、その
均一加熱加温が可能となる。
【0027】従って、本実施の形態では、面状発熱体1
の面状発熱部3を、10本の金属芯線2に熱可塑性樹脂
及び導電性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発
熱組成物を被覆して形成し、金属芯線2の面状発熱部3
に対する体積比Cを5%以上90%以下とし、隣合う金
属芯線2同士の間隔Sを5mm以下としたから、従来例の
ような均熱板を設けることなく、局所発熱の発生を防止
でき、しかも、発熱する発熱組成物を十分に確保できる
ので、十分な発熱量を得ることができる。さらに、本実
施の形態の面状発熱体1は、均熱性が高まるので、高発
熱量ヒータとなる。本実施の形態では、均熱板を設ける
ことがないので、面状発熱体1の厚さ寸法Tを小さくで
きる。従って、本実施の形態の面状発熱体1は、電子機
器の内部等の省スペースの用途に適用可能となる。
の面状発熱部3を、10本の金属芯線2に熱可塑性樹脂
及び導電性粒子を有し、かつ、正温度係数特性を示す発
熱組成物を被覆して形成し、金属芯線2の面状発熱部3
に対する体積比Cを5%以上90%以下とし、隣合う金
属芯線2同士の間隔Sを5mm以下としたから、従来例の
ような均熱板を設けることなく、局所発熱の発生を防止
でき、しかも、発熱する発熱組成物を十分に確保できる
ので、十分な発熱量を得ることができる。さらに、本実
施の形態の面状発熱体1は、均熱性が高まるので、高発
熱量ヒータとなる。本実施の形態では、均熱板を設ける
ことがないので、面状発熱体1の厚さ寸法Tを小さくで
きる。従って、本実施の形態の面状発熱体1は、電子機
器の内部等の省スペースの用途に適用可能となる。
【0028】しかも、電極として機能する最も外側の2
本の金属芯線2が互いに平行に配置されたから、発熱組
成物に不均一な電圧が印加されることがなく、発熱温度
にむらが生じることがない。その上、中間位置に配置さ
れ均熱板として機能する金属芯線2が互いに平行に配置
されたから、金属芯線2の長さ方向での抵抗値分布が生
じることがなく、均一な発熱となる。これに対して、中
間位置に配置される芯線が曲線であるとしたら、電流が
均一に流れず、面状発熱部3の製造が困難である。
本の金属芯線2が互いに平行に配置されたから、発熱組
成物に不均一な電圧が印加されることがなく、発熱温度
にむらが生じることがない。その上、中間位置に配置さ
れ均熱板として機能する金属芯線2が互いに平行に配置
されたから、金属芯線2の長さ方向での抵抗値分布が生
じることがなく、均一な発熱となる。これに対して、中
間位置に配置される芯線が曲線であるとしたら、電流が
均一に流れず、面状発熱部3の製造が困難である。
【0029】さらに、この中間位置に配置され均熱板と
して機能する部材は、断面円形等の金属芯線2であるか
ら、金属芯線2の間の発熱組成物で十分に発熱すること
ができる。これに対して、中間位置に配置される芯線が
ネット状であるとしたら、ネットのみに電流が流れるこ
とになり、発熱面積が小さくなる。
して機能する部材は、断面円形等の金属芯線2であるか
ら、金属芯線2の間の発熱組成物で十分に発熱すること
ができる。これに対して、中間位置に配置される芯線が
ネット状であるとしたら、ネットのみに電流が流れるこ
とになり、発熱面積が小さくなる。
【0030】また、本実施の形態では、面状発熱部3の
外面に絶縁外装材4を被覆した構造としたから、面状発
熱体1の長寿命化が図れる。さらに、発熱組成物を構成
する導電性粒子はカーボンブラックであり、熱可塑性樹
脂はエチレン−エチルアクリレート共重合体とすれば、
製造コストを安価にできるとともに、これらの材料はP
TC特性を確実に有するので、面状発熱体1のオーバヒ
ートを効果的に防止できる。
外面に絶縁外装材4を被覆した構造としたから、面状発
熱体1の長寿命化が図れる。さらに、発熱組成物を構成
する導電性粒子はカーボンブラックであり、熱可塑性樹
脂はエチレン−エチルアクリレート共重合体とすれば、
製造コストを安価にできるとともに、これらの材料はP
TC特性を確実に有するので、面状発熱体1のオーバヒ
ートを効果的に防止できる。
【0031】
【実施例】次に、本実施の形態の効果を確認するため
に、実施例について説明する。 実施例1 エチレン−エチルアクリレート共重合体〔EEA樹脂
(融点90℃);日本ユニカー(株)製 DPDJ6182〕6
0重量部に平均粒径43nmのカーボンブラック〔三菱化成
工業(株)製ダイヤブラックE〕40重量部及び前記E
EA樹脂に対して0.5 重量%となる両の2,5-ジメチル-
2,5ジ(tert- ブチルバーオキシン)ヘキシン-3〔日本
油脂(株)製 バーヘキシン25B:1分半減期温度193
℃〕に供給し、120 ℃、5,000g/hr の条件で混練し、ス
トランド状に押し出した後、切断して未架橋のペレット
状混練物を得た。
に、実施例について説明する。 実施例1 エチレン−エチルアクリレート共重合体〔EEA樹脂
(融点90℃);日本ユニカー(株)製 DPDJ6182〕6
0重量部に平均粒径43nmのカーボンブラック〔三菱化成
工業(株)製ダイヤブラックE〕40重量部及び前記E
EA樹脂に対して0.5 重量%となる両の2,5-ジメチル-
2,5ジ(tert- ブチルバーオキシン)ヘキシン-3〔日本
油脂(株)製 バーヘキシン25B:1分半減期温度193
℃〕に供給し、120 ℃、5,000g/hr の条件で混練し、ス
トランド状に押し出した後、切断して未架橋のペレット
状混練物を得た。
【0032】このペレット状混練物を1軸押出機〔田辺
プラスチック機械(株)製25mmφ〕に供給し、260 ℃に
おいて50rpmで、剪断エネルギー0.06kw・h/kgを加え
た状態において、混練物を架橋化するとともに、シート
ダイより押し出し、長尺シート状になるように幅寸法W
5mm、厚さ寸法T0.7mm 及び長さ寸法L30cmの面状発熱
部3を製造した。ここで、ペレット状混練物と、直径0.
26mmの10本の銅製芯線2とを交わることなく平行かつ
平板状に配列した芯線群とを共押出成形し、面状発熱部
3の製造に伴って銅製芯線2が配列されるようにする。
プラスチック機械(株)製25mmφ〕に供給し、260 ℃に
おいて50rpmで、剪断エネルギー0.06kw・h/kgを加え
た状態において、混練物を架橋化するとともに、シート
ダイより押し出し、長尺シート状になるように幅寸法W
5mm、厚さ寸法T0.7mm 及び長さ寸法L30cmの面状発熱
部3を製造した。ここで、ペレット状混練物と、直径0.
26mmの10本の銅製芯線2とを交わることなく平行かつ
平板状に配列した芯線群とを共押出成形し、面状発熱部
3の製造に伴って銅製芯線2が配列されるようにする。
【0033】面状発熱部3の断面積は3.5mm2(幅寸法W
5mm×厚さ寸法T0.7mm )であり、銅製芯線2の断面積
の合計は053mm2であるから、断面積比、つまり、体積比
Cは0.151 であり、ほぼ15%である。その後、面状発熱
部3を15cmに切り出し、端部の被覆部分を5mmの長さだ
け取り去る。ここで、抵抗値は4Ωである。この抵抗値
は電極として機能する両端側に配置された銅製芯線2の
間の抵抗を通常のテスターやDVMで測定することによ
り求める。
5mm×厚さ寸法T0.7mm )であり、銅製芯線2の断面積
の合計は053mm2であるから、断面積比、つまり、体積比
Cは0.151 であり、ほぼ15%である。その後、面状発熱
部3を15cmに切り出し、端部の被覆部分を5mmの長さだ
け取り去る。ここで、抵抗値は4Ωである。この抵抗値
は電極として機能する両端側に配置された銅製芯線2の
間の抵抗を通常のテスターやDVMで測定することによ
り求める。
【0034】この面状発熱部3にポリエチレンテレフタ
レートフィルムを両面から熱ラミネートし、絶縁外装と
する。これにより得られた面状発熱体1の両端電極に直
流12Vを印加すると、初期は36Wの発熱を行い、安
定時2Wの発熱となる。発熱温度は60℃で温度分布は
1℃以内であり、非常に良好であった。また、環境温度
を−20℃に下げても、局所発熱の発生はない。
レートフィルムを両面から熱ラミネートし、絶縁外装と
する。これにより得られた面状発熱体1の両端電極に直
流12Vを印加すると、初期は36Wの発熱を行い、安
定時2Wの発熱となる。発熱温度は60℃で温度分布は
1℃以内であり、非常に良好であった。また、環境温度
を−20℃に下げても、局所発熱の発生はない。
【0035】ここで、発熱温度の測定のため、赤外線サ
ーモカメラを用い、測定部位を面状発熱体1全体とし
た。分布とは、面状発熱体1上の温度差及び各温度の分
布をいう。また、局所発熱とは、面状発熱体1上の温度
分布において、温度差が5℃〜10℃以上になった状態で
あり、面状が均一に発熱していない状態をいう。この状
態は、サーモカメラにより一目瞭然である。なお、通
常、局所発熱(温度の高い部分)は、どちらかの電極線
に沿った部位となる。
ーモカメラを用い、測定部位を面状発熱体1全体とし
た。分布とは、面状発熱体1上の温度差及び各温度の分
布をいう。また、局所発熱とは、面状発熱体1上の温度
分布において、温度差が5℃〜10℃以上になった状態で
あり、面状が均一に発熱していない状態をいう。この状
態は、サーモカメラにより一目瞭然である。なお、通
常、局所発熱(温度の高い部分)は、どちらかの電極線
に沿った部位となる。
【0036】実施例2 実験例1と同じ原料を使用し、その製造方法、測定方法
は実施例1と同じである。ただし、直径0.26mmの銅製芯
線2が3本であり、芯線合計面積が0.159mm であり、面
状発熱部3に対する体積比Cが約5%である。この実施
例2においても、発熱温度60℃での温度分布は3℃以
内で良好であり、実施例1と同様の効果を得ることがで
きる。
は実施例1と同じである。ただし、直径0.26mmの銅製芯
線2が3本であり、芯線合計面積が0.159mm であり、面
状発熱部3に対する体積比Cが約5%である。この実施
例2においても、発熱温度60℃での温度分布は3℃以
内で良好であり、実施例1と同様の効果を得ることがで
きる。
【0037】実施例3 実験例1と同じ原料を使用し、その製造方法、測定方法
は実施例1と同じである。ただし、直径0.6mm の銅製芯
線2が8本であり、銅製芯線2の面状発熱部3に対する
体積比Cが90%である。また、カーボンブラックの重
量%が30%として必要な抵抗値とした。この実施例3
においても、実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
は実施例1と同じである。ただし、直径0.6mm の銅製芯
線2が8本であり、銅製芯線2の面状発熱部3に対する
体積比Cが90%である。また、カーボンブラックの重
量%が30%として必要な抵抗値とした。この実施例3
においても、実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0038】実施例4 実施例1と同じ原料を使用し、直径0.26mmの1本の銅製
芯線2に前記発熱組成物で厚さ0.01mmの被覆を行い、被
覆電線を得る。得られた被覆電線を5本しき並べてプレ
ス装置を用いて加温することにより、隣合う被覆電線の
被覆部同士を溶着して面状発熱部3を得る。この際、銅
製芯線2の面状発熱部3に対する体積比Cが86%であ
る。この実施例4においても、実施例1と同様の効果を
得ることができる。
芯線2に前記発熱組成物で厚さ0.01mmの被覆を行い、被
覆電線を得る。得られた被覆電線を5本しき並べてプレ
ス装置を用いて加温することにより、隣合う被覆電線の
被覆部同士を溶着して面状発熱部3を得る。この際、銅
製芯線2の面状発熱部3に対する体積比Cが86%であ
る。この実施例4においても、実施例1と同様の効果を
得ることができる。
【0039】比較例1 銅製芯線2を2本として両端に共押出する以外は実施例
1と同様に製造する。この場合、銅製芯線2の面状発熱
部3に対する体積比Cが3%である。実施例1と同様
に、両端の銅製芯線2に直流12Vを印加したところ、
発熱温度は65℃となり、温度分布は5℃であり、実施
例1と比較して温度分布が悪い結果である。環境温度を
−20℃に下げたときには、局所発熱を防止するには均
熱シートが必要である。
1と同様に製造する。この場合、銅製芯線2の面状発熱
部3に対する体積比Cが3%である。実施例1と同様
に、両端の銅製芯線2に直流12Vを印加したところ、
発熱温度は65℃となり、温度分布は5℃であり、実施
例1と比較して温度分布が悪い結果である。環境温度を
−20℃に下げたときには、局所発熱を防止するには均
熱シートが必要である。
【0040】比較例2 実施例4において、被覆厚さを0.005mm とし、銅製芯線
2の面状発熱部3に対する体積比Cを92%とした。比
較例2では、芯線2同士が接触し、あるいは、芯線2が
被覆部分からはみ出す等の不都合があり、製造上困難性
がある。
2の面状発熱部3に対する体積比Cを92%とした。比
較例2では、芯線2同士が接触し、あるいは、芯線2が
被覆部分からはみ出す等の不都合があり、製造上困難性
がある。
【0041】なお、本発明では、前記実施の形態の構成
に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
範囲であれば次に示す変形例を含むものである。例え
ば、本発明では、金属芯線2の本数は10本であった
が、本発明では、2本のみ、あるいは3本以上9本以下
であってもよい。さらに、金属芯線2の面状発熱部3に
対する体積比が5%以上90%以下であれば、金属芯線
2の本数が10本を越えてもよい。この場合、面状発熱
部3の幅寸法を大きくする必要がある。さらに、面状発
熱部3に絶縁外装材4を設けたが、本発明では、必ずし
も絶縁外装材4を設けることを要しない。
に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
範囲であれば次に示す変形例を含むものである。例え
ば、本発明では、金属芯線2の本数は10本であった
が、本発明では、2本のみ、あるいは3本以上9本以下
であってもよい。さらに、金属芯線2の面状発熱部3に
対する体積比が5%以上90%以下であれば、金属芯線
2の本数が10本を越えてもよい。この場合、面状発熱
部3の幅寸法を大きくする必要がある。さらに、面状発
熱部3に絶縁外装材4を設けたが、本発明では、必ずし
も絶縁外装材4を設けることを要しない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、互いに平行に配置され
た2本以上の金属芯線に熱可塑性樹脂及び導電性粒子を
有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱組成物が被覆さ
れて面状発熱部が形成され、前記金属芯線の間の間隔が
5mm以下であり、かつ、前記金属芯線の前記面状発熱部
に対する体積比が5%以上90%以下としたから、従来
例のような均熱板を設けることなく、局所発熱の発生を
防止でき、しかも、発熱する発熱組成物を十分に確保で
きるので、十分な発熱量を得ることができる。従って、
均熱板を設けることがないので、面状発熱体の厚み寸法
を小さくすることができる。さらに、均熱性が高まるの
で、高発熱量ヒータを得ることができる。
た2本以上の金属芯線に熱可塑性樹脂及び導電性粒子を
有し、かつ、正温度係数特性を示す発熱組成物が被覆さ
れて面状発熱部が形成され、前記金属芯線の間の間隔が
5mm以下であり、かつ、前記金属芯線の前記面状発熱部
に対する体積比が5%以上90%以下としたから、従来
例のような均熱板を設けることなく、局所発熱の発生を
防止でき、しかも、発熱する発熱組成物を十分に確保で
きるので、十分な発熱量を得ることができる。従って、
均熱板を設けることがないので、面状発熱体の厚み寸法
を小さくすることができる。さらに、均熱性が高まるの
で、高発熱量ヒータを得ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る面状発熱体の一部
を破断した斜視図である。
を破断した斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
1 面状発熱体 2 金属芯線 3 面状発熱部 4 外装材
Claims (6)
- 【請求項1】互いに平行に配置された2本以上の金属芯
線に熱可塑性樹脂及び導電性粒子を有し、かつ、正温度
係数特性を示す発熱組成物が被覆されて面状発熱部が形
成された面状発熱体であって、前記金属芯線の間の間隔
が5mm以下であり、かつ、前記金属芯線の前記面状発熱
部に対する体積比が5%以上90%以下であることを特
徴とする面状発熱体。 - 【請求項2】請求項1記載の面状発熱体において、前記
面状発熱部の厚みが1mm以下であることを特徴とする面
状発熱体。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の面状発熱体におい
て、前記面状発熱部の外面には絶縁外装材が被覆されて
いることを特徴とする面状発熱体。 - 【請求項4】請求項3記載の面状発熱体において、前記
絶縁外装材はポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、あるい
は、これらのフィルムにアルミシートを装着したラミネ
ートフィルムから構成されていることを特徴とする面状
発熱体。 - 【請求項5】請求項1から4にいずれか記載の面状発熱
体において、前記導電性粒子はカーボンブラックであ
り、前記熱可塑性樹脂はエチレン−エチルアクリレート
共重合体を含むことを特徴とする面状発熱体。 - 【請求項6】請求項2から5にいずれか記載の面状発熱
体において、前記面状発熱部は、その厚み寸法が0.3
mm以上0.8mm以下であり、その幅寸法が1mm以上5mm
以下であり、金属芯線の数が2本以上10本以下である
ことを特徴とする面状発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8643396A JPH09283264A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 面状発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8643396A JPH09283264A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 面状発熱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283264A true JPH09283264A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13886785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8643396A Pending JPH09283264A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 面状発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09283264A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009076411A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Renias:Kk | 発熱樹脂シート、およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8643396A patent/JPH09283264A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009076411A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Renias:Kk | 発熱樹脂シート、およびその製造方法 |
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