JPH09283737A - 量子ドット列構造体 - Google Patents
量子ドット列構造体Info
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- JPH09283737A JPH09283737A JP9506896A JP9506896A JPH09283737A JP H09283737 A JPH09283737 A JP H09283737A JP 9506896 A JP9506896 A JP 9506896A JP 9506896 A JP9506896 A JP 9506896A JP H09283737 A JPH09283737 A JP H09283737A
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 量子ドット列構造体に関し、歪み細線や歪み
箱等、歪み発生源を利用する簡単な手段を採ることで、
ダメージがない量子ドットを、均一なサイズ、均一な密
度で、しかも、高密度で生成させることを可能にし、量
子ドットを複数個連結(配列)したデバイス、例えば、
単電子素子の実現に発展させようとする。 【解決手段】 例えばGaAsからなる基板1上に例え
ば細線状InAs層2を積層して形成された歪み細線で
あるInAs細線4と、そのInAs細線4上に配列し
て形成されたS−K型成長量子ドット列であるInAs
ドット6からなる列とを備える。
箱等、歪み発生源を利用する簡単な手段を採ることで、
ダメージがない量子ドットを、均一なサイズ、均一な密
度で、しかも、高密度で生成させることを可能にし、量
子ドットを複数個連結(配列)したデバイス、例えば、
単電子素子の実現に発展させようとする。 【解決手段】 例えばGaAsからなる基板1上に例え
ば細線状InAs層2を積層して形成された歪み細線で
あるInAs細線4と、そのInAs細線4上に配列し
て形成されたS−K型成長量子ドット列であるInAs
ドット6からなる列とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体から
なる量子ドット、例えばInAs/GaAsなどの歪み
系ヘテロ結晶を成長させる際の初期に出現するS−K
(Stransky−Krastanov)型成長島を
利用する量子ドットの列を含む構造体の改良に関する。
なる量子ドット、例えばInAs/GaAsなどの歪み
系ヘテロ結晶を成長させる際の初期に出現するS−K
(Stransky−Krastanov)型成長島を
利用する量子ドットの列を含む構造体の改良に関する。
【0002】現在、個別の量子ドットが実現され、多く
の実験や測定がなされているところであるが、これをデ
バイスとして利用するには、量子ドット・アレイを作成
しなければならない。
の実験や測定がなされているところであるが、これをデ
バイスとして利用するには、量子ドット・アレイを作成
しなければならない。
【0003】然しながら、量子ドットを制御された状態
に配列してアレイ化することは甚だ困難であって、これ
が実用化を妨げている主因になっているので、この問題
を解消する必要があり、本発明に依れば、それに応える
一手段を提供することができる。
に配列してアレイ化することは甚だ困難であって、これ
が実用化を妨げている主因になっているので、この問題
を解消する必要があり、本発明に依れば、それに応える
一手段を提供することができる。
【0004】
【従来の技術】一般に、量子ドット(箱)を形成する方
法としては、大別して二種類の方法が知られている。即
ち、 リソグラフィ技術などに依る加工を行う方法 結晶成長時の表面現象(自然現象)を利用して自己
形成的に構造を成長する方法 である。
法としては、大別して二種類の方法が知られている。即
ち、 リソグラフィ技術などに依る加工を行う方法 結晶成長時の表面現象(自然現象)を利用して自己
形成的に構造を成長する方法 である。
【0005】具体的に説明すると、 (1)分子線エピタキシャル成長(molecular
beam epitaxy:MBE)法や有機金属化
学気相堆積(metalorganic chemic
al vapour deposition:MOCV
D)などを適用することに依り、基板上に必要な半導体
層を積層形成し、これをリソグラフィ技術、特に電子ビ
ーム・リソグラフィやイオン・ビーム・リソグラフィな
どを適用して箱状に加工、即ち、エッチングする。
beam epitaxy:MBE)法や有機金属化
学気相堆積(metalorganic chemic
al vapour deposition:MOCV
D)などを適用することに依り、基板上に必要な半導体
層を積層形成し、これをリソグラフィ技術、特に電子ビ
ーム・リソグラフィやイオン・ビーム・リソグラフィな
どを適用して箱状に加工、即ち、エッチングする。
【0006】(2)前記(1)と同様にして基板の加工
を行い、その後、MBE法やMOCVD法などに於ける
成長の選択性を利用して箱状構造を形成する。
を行い、その後、MBE法やMOCVD法などに於ける
成長の選択性を利用して箱状構造を形成する。
【0007】(3)微傾斜基板上の表面ステップやキン
クを利用し、成長を横方向にも制御して箱を得る。
クを利用し、成長を横方向にも制御して箱を得る。
【0008】(4)InAs/GaAs等の高歪み系ヘ
テロ構造の成長初期に出現するS−K型成長島を利用し
て箱を得る。などが挙げられる。
テロ構造の成長初期に出現するS−K型成長島を利用し
て箱を得る。などが挙げられる。
【0009】ところで、前記(1)並びに(2)に挙げ
た手段に依った場合、半導体層の表面から内部に向かっ
てダメージが入り易く、そして、箱のサイズが加工寸法
に依存するので、100〔nm〕以下のサイズ制御が難
しく、サイズばらつきが大きい。
た手段に依った場合、半導体層の表面から内部に向かっ
てダメージが入り易く、そして、箱のサイズが加工寸法
に依存するので、100〔nm〕以下のサイズ制御が難
しく、サイズばらつきが大きい。
【0010】また、前記(3)に挙げた手段に依った場
合、表面ステップの形状制御が難しいのに加えて横方向
で材料のミキシングが起こる為、サイズ、組成、横方向
界面の急峻性を精密に制御することができない。
合、表面ステップの形状制御が難しいのに加えて横方向
で材料のミキシングが起こる為、サイズ、組成、横方向
界面の急峻性を精密に制御することができない。
【0011】更にまた、前記(4)に挙げた手段に依っ
た場合、加工プロセスを一切用いていない為、加工ダメ
ージはなく、成長島(ドット)形成が表面エネルギや歪
みエネルギに起因している為、平衡状態に近づけること
に依り、箱のサイズをかなり揃えることができ、実験レ
ベルではあるが、標準偏差10〔%〕程度が得られてい
る。
た場合、加工プロセスを一切用いていない為、加工ダメ
ージはなく、成長島(ドット)形成が表面エネルギや歪
みエネルギに起因している為、平衡状態に近づけること
に依り、箱のサイズをかなり揃えることができ、実験レ
ベルではあるが、標準偏差10〔%〕程度が得られてい
る。
【0012】このように、(1)乃至(3)の手段にな
い利点があるものの、成長島の生成が、下地の表面状
態、即ち、ステップ或いはキンク、表面に於ける原子の
再配列構造、表面ディフェクトなどに強く依存する為、
形成されるドットに疎密が発生し、均一な密度になら
ず、そして、これに起因してサイズにもばらつきが生
じ、しかも、ドットの配置や配列の制御はできない。
い利点があるものの、成長島の生成が、下地の表面状
態、即ち、ステップ或いはキンク、表面に於ける原子の
再配列構造、表面ディフェクトなどに強く依存する為、
形成されるドットに疎密が発生し、均一な密度になら
ず、そして、これに起因してサイズにもばらつきが生
じ、しかも、ドットの配置や配列の制御はできない。
【0013】前記(4)の手段を採った場合に於いて、
若し、ドットの配置制御が可能になれば、ダメージがな
い量子ドットを均一サイズで均一な密度に生成できるば
かりでなく、ドットを複数個連結(配列)したデバイ
ス、例えば単電子素子への応用も可能になる。
若し、ドットの配置制御が可能になれば、ダメージがな
い量子ドットを均一サイズで均一な密度に生成できるば
かりでなく、ドットを複数個連結(配列)したデバイ
ス、例えば単電子素子への応用も可能になる。
【0014】これまでに、(4)の手段に於けるドット
生成の配置制御に関し、種々な試みがなされていて、例
えば、
生成の配置制御に関し、種々な試みがなされていて、例
えば、
【0015】(A)基板を段差加工して、段差近傍にド
ットを生成させる方法(要すれば、「D.S.L.Mu
i et al.,Appl.Phys.Lett.6
6(1995)」、を参照)。
ットを生成させる方法(要すれば、「D.S.L.Mu
i et al.,Appl.Phys.Lett.6
6(1995)」、を参照)。
【0016】(B)パターンを施した基板上へ選択成長
法を適用してV字型の溝を形成し、その底部にドットを
配列する方法(要すれば、「IPRM′95 Late
Newsにて口頭発表」、を参照)。
法を適用してV字型の溝を形成し、その底部にドットを
配列する方法(要すれば、「IPRM′95 Late
Newsにて口頭発表」、を参照)。
【0017】(C)ステップ・バンチングを生じた多段
ステップを形成し、量子ドットを前記多段ステップ上に
優先的に生成させる(要すれば、「M.Kitamur
a etal.,Proc. of IPRM′95,
(1995)p.736」、を参照)。が知られている
(尚、前記記述に於いて、「IPRM′95」は、「S
eventh International Conf
erence On Indium Phosphid
e and Related Material」、で
ある)。
ステップを形成し、量子ドットを前記多段ステップ上に
優先的に生成させる(要すれば、「M.Kitamur
a etal.,Proc. of IPRM′95,
(1995)p.736」、を参照)。が知られている
(尚、前記記述に於いて、「IPRM′95」は、「S
eventh International Conf
erence On Indium Phosphid
e and Related Material」、で
ある)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記(A)の問題点
は、ドットを配列する為の段差形状の制御が難しいこと
である。
は、ドットを配列する為の段差形状の制御が難しいこと
である。
【0019】前記(B)の問題点は、V字型の溝を形成
するのに費やされる領域、即ち、ドットが生成されない
領域が広く、従って、高密度化することができず、しか
も、加工の工程が煩雑であると共に平坦(plane
r)にならない。
するのに費やされる領域、即ち、ドットが生成されない
領域が広く、従って、高密度化することができず、しか
も、加工の工程が煩雑であると共に平坦(plane
r)にならない。
【0020】前記(C)の問題点は、表面ステップのバ
ンチング制御が難しく、バンチング面に局所的にキンク
が集中したり、バンチング面にゆらぎが生じたりする
為、均一サイズの量子ドットを均一間隔で形成すること
ができない。
ンチング制御が難しく、バンチング面に局所的にキンク
が集中したり、バンチング面にゆらぎが生じたりする
為、均一サイズの量子ドットを均一間隔で形成すること
ができない。
【0021】本発明は、歪み細線や歪み箱など、歪み発
生源を利用する簡単な手段を採ることで、ダメージがな
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることを可能にし、また、実施の形態に依っては、高密
度で生成させることも可能にするものであって、量子ド
ットを複数個連結(配列)したデバイス、例えば、単電
子素子の実現に発展させることができる。
生源を利用する簡単な手段を採ることで、ダメージがな
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることを可能にし、また、実施の形態に依っては、高密
度で生成させることも可能にするものであって、量子ド
ットを複数個連結(配列)したデバイス、例えば、単電
子素子の実現に発展させることができる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記説明し
た、例えばInAs/GaAs等の高歪み系ヘテロ構造
の成長初期に出現するS−K型成長島を利用してドット
を得る技術を基本的に踏襲しているが、その欠点は解消
される。
た、例えばInAs/GaAs等の高歪み系ヘテロ構造
の成長初期に出現するS−K型成長島を利用してドット
を得る技術を基本的に踏襲しているが、その欠点は解消
される。
【0023】さて、前記説明した技術とは別に、S−K
型の量子ドットをインターバル層を介して積層形成した
場合、上層量子ドットは、下層量子ドットに依ってもた
らされる歪みの影響を受け、下層ドットの位置に一致し
て生成される旨の現象が知られている(要すれば、
「L.Goldstein et al.,Appl.
Phys.Lett.47(10),15 Novem
ber 1985 pp.1100−1101」、
「Y.SUGIYAMA et al.,Extend
ed Abstracts of the 1995
International Conference
on Solid State Devicesand
Materials,Osaka,1995,pp.
773−775」、「スタンフォード大学のG.S.S
olomon et al.がPhysical Re
view Lettersに投稿した論文“Verti
callyAligned and Electron
ically Coupled Growth Ind
uced InAs Islands in GaA
s”」などを参照)。
型の量子ドットをインターバル層を介して積層形成した
場合、上層量子ドットは、下層量子ドットに依ってもた
らされる歪みの影響を受け、下層ドットの位置に一致し
て生成される旨の現象が知られている(要すれば、
「L.Goldstein et al.,Appl.
Phys.Lett.47(10),15 Novem
ber 1985 pp.1100−1101」、
「Y.SUGIYAMA et al.,Extend
ed Abstracts of the 1995
International Conference
on Solid State Devicesand
Materials,Osaka,1995,pp.
773−775」、「スタンフォード大学のG.S.S
olomon et al.がPhysical Re
view Lettersに投稿した論文“Verti
callyAligned and Electron
ically Coupled Growth Ind
uced InAs Islands in GaA
s”」などを参照)。
【0024】この現象を利用すると、下地に形成した歪
み細線、或いは、箱上に量子ドットを優先的に選択形成
させることが可能であり、しかも、この場合、歪み細線
や箱は、歪み発生源としてのみ用いているものであっ
て、活性層に用いるものではないから、細線や箱の構造
をそれほど精密に制御する必要はない。
み細線、或いは、箱上に量子ドットを優先的に選択形成
させることが可能であり、しかも、この場合、歪み細線
や箱は、歪み発生源としてのみ用いているものであっ
て、活性層に用いるものではないから、細線や箱の構造
をそれほど精密に制御する必要はない。
【0025】前記したところから、本発明に依る量子ド
ット列構造体に於いては、 (1)基板(例えば基板1)上に化合物半導体層(例え
ば細線状InAs層2)を積層して形成された歪み細線
(例えばInAs細線4)と、該歪み細線上に配列して
形成されたS−K型成長量子ドット列(例えばInAs
ドット6からなる列)とを備えてなることを特徴とする
か、或いは、
ット列構造体に於いては、 (1)基板(例えば基板1)上に化合物半導体層(例え
ば細線状InAs層2)を積層して形成された歪み細線
(例えばInAs細線4)と、該歪み細線上に配列して
形成されたS−K型成長量子ドット列(例えばInAs
ドット6からなる列)とを備えてなることを特徴とする
か、或いは、
【0026】(2)前記(1)に於いて、歪み細線が低
指数面から傾斜させた基板(例えば(001)面から
〔110〕方向に0.3°傾斜させたGaAs基板)上
に形成されたものであることを特徴とするか、或いは、
指数面から傾斜させた基板(例えば(001)面から
〔110〕方向に0.3°傾斜させたGaAs基板)上
に形成されたものであることを特徴とするか、或いは、
【0027】(3)前記(1)に於いて、歪み細線が均
一な単分子層ステップから成長させて形成したものであ
ることを特徴とするか、或いは、
一な単分子層ステップから成長させて形成したものであ
ることを特徴とするか、或いは、
【0028】(4)前記(1)に於いて、歪み細線とS
−K型成長量子ドット列との間に歪み伝達層(例えば歪
み導入層5A)が介在してなることを特徴とするか、或
いは、
−K型成長量子ドット列との間に歪み伝達層(例えば歪
み導入層5A)が介在してなることを特徴とするか、或
いは、
【0029】(5)前記(1)乃至(4)に於いて、基
板は低指数面が(110)面であって且つ(110)面
から〔001〕方向に1.5度まで傾斜したものである
ことを特徴とするか、或いは、
板は低指数面が(110)面であって且つ(110)面
から〔001〕方向に1.5度まで傾斜したものである
ことを特徴とするか、或いは、
【0030】(6)前記(1)乃至(5)に於いて、歪
み細線に於ける歪みが圧縮歪みであることを特徴とする
か、或いは、
み細線に於ける歪みが圧縮歪みであることを特徴とする
か、或いは、
【0031】(7)基板(例えば基板11)上に化合物
半導体層(例えば細線状InAs層12)を積層して形
成された歪み箱(例えばInAs箱14)と、該歪み箱
上に配列して形成されたS−K型成長量子ドット列とを
備えてなることを特徴とするか、或いは、
半導体層(例えば細線状InAs層12)を積層して形
成された歪み箱(例えばInAs箱14)と、該歪み箱
上に配列して形成されたS−K型成長量子ドット列とを
備えてなることを特徴とするか、或いは、
【0032】(8)前記(7)に於いて、歪み箱が低指
数面から二つの方向に傾斜させた基板(例えば(00
1)面から、〔110〕方向から〔−110〕方向に2
°振った方向へ0.3°傾斜した基板11)上に形成さ
れたものであることを特徴とするか、或いは、
数面から二つの方向に傾斜させた基板(例えば(00
1)面から、〔110〕方向から〔−110〕方向に2
°振った方向へ0.3°傾斜した基板11)上に形成さ
れたものであることを特徴とするか、或いは、
【0033】(9)前記(7)に於いて、歪み箱が均一
な単分子層ステップ及び単分子キンクから成長させて形
成したものであることを特徴とするか、或いは、
な単分子層ステップ及び単分子キンクから成長させて形
成したものであることを特徴とするか、或いは、
【0034】(10)前記(7)に於いて、歪み箱とS
−K型成長量子ドット列との間に歪み伝達層が介在して
なることを特徴とするか、或いは、
−K型成長量子ドット列との間に歪み伝達層が介在して
なることを特徴とするか、或いは、
【0035】(11)前記(7)乃至(10)に於い
て、基板は低指数面が(110)面であって且つ(11
0)面から〔001〕方向に1.5度まで傾斜したもの
であることを特徴とするか、或いは、
て、基板は低指数面が(110)面であって且つ(11
0)面から〔001〕方向に1.5度まで傾斜したもの
であることを特徴とするか、或いは、
【0036】(12)前記(7)乃至(11)に於い
て、歪み細線に於ける歪みが圧縮歪みであることを特徴
とする。
て、歪み細線に於ける歪みが圧縮歪みであることを特徴
とする。
【0037】前記手段を採ることに依り、ダメージがな
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることができ、また、量子ドットを複数個連結(配列)
したデバイス、例えば単電子素子への応用が可能であ
る。
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることができ、また、量子ドットを複数個連結(配列)
したデバイス、例えば単電子素子への応用が可能であ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の実施の形
態1を解説する為の工程要所に於ける量子ドット列構造
体を表す要部斜面図、図4は図3の矢印方向から見た要
部切断側面図であって、以下、これらの図を参照しつつ
説明する。
態1を解説する為の工程要所に於ける量子ドット列構造
体を表す要部斜面図、図4は図3の矢印方向から見た要
部切断側面図であって、以下、これらの図を参照しつつ
説明する。
【0039】図1(A)参照 1−(1) (001)面から〔110〕方向に0.3°傾斜させた
GaAs基板を用意し、MBE法を適用することに依
り、成長温度を680〔℃〕としてGaAsを成長させ
る。尚、便宜上、GaAsを成長させた基板全体を記号
1で指示する。
GaAs基板を用意し、MBE法を適用することに依
り、成長温度を680〔℃〕としてGaAsを成長させ
る。尚、便宜上、GaAsを成長させた基板全体を記号
1で指示する。
【0040】このようにすると、GaAsのステップ・
フロー成長が行われ、基板表面には均一なステップが形
成される。
フロー成長が行われ、基板表面には均一なステップが形
成される。
【0041】即ち、〔110〕方向に平行な単分子層ス
テップが等間隔に生成され、そのステップ間隔Lは、 L=h/tanθ で決定される。この場合、基板がGaAsであるから、 h=a/2(a=0.56535:格子定数) θ=0.3 L=(0.5635/2)/tan0.3 であって、約54〔nm〕である。
テップが等間隔に生成され、そのステップ間隔Lは、 L=h/tanθ で決定される。この場合、基板がGaAsであるから、 h=a/2(a=0.56535:格子定数) θ=0.3 L=(0.5635/2)/tan0.3 であって、約54〔nm〕である。
【0042】図1(B)参照 1−(2) 基板1の温度を500〔℃〕に低下させ、MEE(mi
gration enhancement epita
xy)法を適用することに依り、0.2分子層に相当す
る細線状InAs層2をステップ端から成長させる。
gration enhancement epita
xy)法を適用することに依り、0.2分子層に相当す
る細線状InAs層2をステップ端から成長させる。
【0043】MEE法とは、三族原料のマイグレーショ
ン長を長くする為、三族原料と五族原料とを基板1に対
して別々に供給する方法である。
ン長を長くする為、三族原料と五族原料とを基板1に対
して別々に供給する方法である。
【0044】この場合、Inの照射時間は約2〔秒〕で
あり、その際、10〔秒〕で1分子層が成長する成長速
度となるようにInのセル温度を設定し、また、Asの
照射時間は約5〔秒〕であり、その際、Asのビーム強
度、即ち、圧力は3×10-6〔torr〕とした。
あり、その際、10〔秒〕で1分子層が成長する成長速
度となるようにInのセル温度を設定し、また、Asの
照射時間は約5〔秒〕であり、その際、Asのビーム強
度、即ち、圧力は3×10-6〔torr〕とした。
【0045】このようにすると、ステップ端に沿って、
幅LAが11〔nm〕、即ち、ステップ間隔L=54
〔nm〕の1/4であって、高さが単分子層高さである
細線状InAs層2が形成され、残りの幅LBは43
〔nm〕となる。
幅LAが11〔nm〕、即ち、ステップ間隔L=54
〔nm〕の1/4であって、高さが単分子層高さである
細線状InAs層2が形成され、残りの幅LBは43
〔nm〕となる。
【0046】図2(A)参照 2−(1) 細線状InAs層2を成長させた際と同じ手段及び基板
1の条件を適用して0.8分子層のGaAs層3を成長
する。
1の条件を適用して0.8分子層のGaAs層3を成長
する。
【0047】この場合、Gaの照射時間は約2〔秒〕で
あり、その際、10〔秒〕で4分子層が成長する成長速
度となるようにGaのセル温度を設定しておくものであ
り、そして、Asの照射時間は約11〔秒〕であり、そ
の際、Asのビーム強度、即ち、圧力は3×10-6〔t
orr〕とした。
あり、その際、10〔秒〕で4分子層が成長する成長速
度となるようにGaのセル温度を設定しておくものであ
り、そして、Asの照射時間は約11〔秒〕であり、そ
の際、Asのビーム強度、即ち、圧力は3×10-6〔t
orr〕とした。
【0048】このようにすると、細線状InAs層2に
隣接してGaAs層3が成長されるので、全面が単分子
層のInAsとGaAsで覆われることになる。
隣接してGaAs層3が成長されるので、全面が単分子
層のInAsとGaAsで覆われることになる。
【0049】図2(B)参照 2−(2) 前記工程1−(2)及び2−(1)を4回繰り返すこと
に依って、幅が11〔nm〕、即ち、ステップ間隔L=
54〔nm〕の1/4であると共に高さが1.1〔n
m〕、即ち、4分子層の高さをもつInAs細線4を得
ることができる。
に依って、幅が11〔nm〕、即ち、ステップ間隔L=
54〔nm〕の1/4であると共に高さが1.1〔n
m〕、即ち、4分子層の高さをもつInAs細線4を得
ることができる。
【0050】図3(A)参照 3−(1) MBE法を適用することに依り、成長温度を500
〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層5を
成長させる。
〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層5を
成長させる。
【0051】このようにすると、下地のInAs細線4
の影響を受け、その直上に成長されたGaAsには歪み
が導入される。尚、図では、GaAs層5のうち、歪み
が導入された層を記号5Aで指示してある。
の影響を受け、その直上に成長されたGaAsには歪み
が導入される。尚、図では、GaAs層5のうち、歪み
が導入された層を記号5Aで指示してある。
【0052】図3(B)参照 3−(2) MBE法を適用することに依り、成長温度を500
〔℃〕として2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、歪み導入層5A上に優先的
にS−K型のInAs成長島(ドット)6が生成され
る。
〔℃〕として2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、歪み導入層5A上に優先的
にS−K型のInAs成長島(ドット)6が生成され
る。
【0053】図4参照 4−(1) 更に、MBE法を適用することに依り、成長温度を50
0〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層7
を成長させてから、引き続いて、2分子層相当のInA
sを形成すると、下地に歪みが在る部分、即ち、InA
sドット6に起因する歪みが存在する部分上に優先的に
S−K型のInAsドット8がが生成される。
0〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層7
を成長させてから、引き続いて、2分子層相当のInA
sを形成すると、下地に歪みが在る部分、即ち、InA
sドット6に起因する歪みが存在する部分上に優先的に
S−K型のInAsドット8がが生成される。
【0054】従って、これを繰り返すことで、基板1の
表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能で
ある。
表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能で
ある。
【0055】図5及び図6は本発明の実施の形態2を解
説する為の工程要所に於ける量子ドット列構造体を表す
要部説明図であり、(A)は要部斜面、(B)は要部平
面、(C)は要部斜面を示し、以下、これらの図を参照
しつつ説明する。
説する為の工程要所に於ける量子ドット列構造体を表す
要部説明図であり、(A)は要部斜面、(B)は要部平
面、(C)は要部斜面を示し、以下、これらの図を参照
しつつ説明する。
【0056】図5(A)参照 5−(1) (001)面から、〔110〕方向から〔−110〕方
向に0.5°振った方向へ0.3°傾斜した基板11を
用意し、MBE法を適用することに依り、成長温度を6
80〔℃〕としてGaAsを成長させる。尚、この場合
も、GaAsを成長させた基板全体を記号11で指示す
る。
向に0.5°振った方向へ0.3°傾斜した基板11を
用意し、MBE法を適用することに依り、成長温度を6
80〔℃〕としてGaAsを成長させる。尚、この場合
も、GaAsを成長させた基板全体を記号11で指示す
る。
【0057】このようにすると、〔110〕方向から
〔−110〕方向に0.5°振った方向と垂直に単分子
層ステップが等間隔に形成され、ステップ端には等間隔
にキンクが形成される。
〔−110〕方向に0.5°振った方向と垂直に単分子
層ステップが等間隔に形成され、ステップ端には等間隔
にキンクが形成される。
【0058】ステップ間隔Lは、実施の形態1と同様、 L=h/tanθ で決定され、基板がGaAsであるから h=a/2(a=0.56535) θ=0.3 L=(0.5635/2)/tan0.3 であって、約54〔nm〕である。
【0059】図5(B)参照 5−(2) また、キンク間隔LK は、 LK =0.19988/tanα α=0.5°とすると LK =22.9〔nm〕 となる。尚、 d220 =a/(22 +22 )1/2 =0.19988 a=0.5635 である。
【0060】図5(C)参照 5−(3) 基板11の温度を500〔℃〕に低下させてから、ME
E法を適用することに依り、1/900分子層に相当す
る細線状InAs層12をステップ端のキンクから成長
させる。
E法を適用することに依り、1/900分子層に相当す
る細線状InAs層12をステップ端のキンクから成長
させる。
【0061】この場合、Inの照射時間は約0.3秒で
あり、その際、270〔秒〕で1分子層が成長する成長
速度となるようにInのセル温度を設定し、また、As
の照射時間は約3〔秒〕であり、その際、Asのビーム
強度、即ち、圧力は3×10-6〔torr〕とした。
あり、その際、270〔秒〕で1分子層が成長する成長
速度となるようにInのセル温度を設定し、また、As
の照射時間は約3〔秒〕であり、その際、Asのビーム
強度、即ち、圧力は3×10-6〔torr〕とした。
【0062】このようにすると、ステップ端に沿って、
幅が0.2〔nm〕、即ち、単分子層幅、高さが単分子
層高さ、長さがキンク間隔の約1/3である細線状In
As層12が形成されるものである。
幅が0.2〔nm〕、即ち、単分子層幅、高さが単分子
層高さ、長さがキンク間隔の約1/3である細線状In
As層12が形成されるものである。
【0063】5−(4) 細線状InAs層12を成長させた際と同じ手段及び基
板11の条件を適用して2/900分子層の細線状Ga
As層13を成長させる。
板11の条件を適用して2/900分子層の細線状Ga
As層13を成長させる。
【0064】この場合、Gaの照射時間は約0.3
〔秒〕であり、その際、270〔秒〕で2分子層が成長
する成長速度となるようにGaのセル温度を設定してお
くものであり、そして、Asの照射時間は約3〔秒〕で
あり、その際、Asのビーム強度、即ち、圧力は3×1
0-6〔torr〕とした。
〔秒〕であり、その際、270〔秒〕で2分子層が成長
する成長速度となるようにGaのセル温度を設定してお
くものであり、そして、Asの照射時間は約3〔秒〕で
あり、その際、Asのビーム強度、即ち、圧力は3×1
0-6〔torr〕とした。
【0065】このようにすると、細線状InAs層12
に連なる状態で細線状GaAs層13がステップ端に沿
って成長され、従って、ステップ端は単分子層列のIn
AsとGaAsで覆われることになる。
に連なる状態で細線状GaAs層13がステップ端に沿
って成長され、従って、ステップ端は単分子層列のIn
AsとGaAsで覆われることになる。
【0066】図6参照 6−(1) 前記工程5−(2)及び5−(3)を270回繰り返す
ことに依って、高さが1.1〔nm〕、即ち、4分子層
の高さをもつInAs箱14を得ることができる。
ことに依って、高さが1.1〔nm〕、即ち、4分子層
の高さをもつInAs箱14を得ることができる。
【0067】6−(2) この後の工程は図示していないが、実施の形態1と同様
な工程を経て量子ドット列構造体を完成させることがで
きる。
な工程を経て量子ドット列構造体を完成させることがで
きる。
【0068】即ち、MBE法を適用することに依り、成
長温度を500〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕の
GaAs層を成長させる。
長温度を500〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕の
GaAs層を成長させる。
【0069】このようにすると、下地のInAs箱14
の影響を受け、その直上に成長されたGaAsには歪み
が導入される。
の影響を受け、その直上に成長されたGaAsには歪み
が導入される。
【0070】この歪みが導入された領域は、実施の形態
1に於いて、歪み導入層5Aとしてストライプをなして
いたが、本実施の形態に於いては、InAs箱14に起
因して、方形の領域として表出されることになる。
1に於いて、歪み導入層5Aとしてストライプをなして
いたが、本実施の形態に於いては、InAs箱14に起
因して、方形の領域として表出されることになる。
【0071】6−(3) MBE法を適用することに依り、成長温度を500
〔℃〕として2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、歪み導入領域上に優先的に
S−K型のInAs成長島(ドット)が生成される。
〔℃〕として2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、歪み導入領域上に優先的に
S−K型のInAs成長島(ドット)が生成される。
【0072】6−(4) 更に、MBE法を適用することに依り、成長温度を50
0〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層を
成長させてから、引き続いて、2分子層相当のInAs
を形成すると、下地に歪みが在る部分、即ち、InAs
ドットに起因する歪みが存在する部分上に優先的にS−
K型のInAsドットが生成される。
0〔℃〕として厚さ例えば10〔nm〕のGaAs層を
成長させてから、引き続いて、2分子層相当のInAs
を形成すると、下地に歪みが在る部分、即ち、InAs
ドットに起因する歪みが存在する部分上に優先的にS−
K型のInAsドットが生成される。
【0073】従って、これを繰り返すことで、基板11
の表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能
であり、これに依って、三次元方向にドットを配列する
ことが可能である。
の表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能
であり、これに依って、三次元方向にドットを配列する
ことが可能である。
【0074】ところで、従来の技術では、量子ドットを
形成する際、電子ビーム・リソグラフィ技術やイオン・
ビーム・リソグラフィ技術などを量子ドットの加工に直
に適用しているので、量子ドットを高密化して形成する
ことは困難である。
形成する際、電子ビーム・リソグラフィ技術やイオン・
ビーム・リソグラフィ技術などを量子ドットの加工に直
に適用しているので、量子ドットを高密化して形成する
ことは困難である。
【0075】然しながら、本発明に於いて、量子ドット
を成長させる際の下地となる歪み導入層や歪み導入領域
をリソグラフィ技術を適用して形成した場合、前記した
各実施の形態と比較すると、高密化の点で若干遜色は認
められるものの、量子ドットを一列に配列することは容
易であり、また、V字溝などを形成する場合に比較して
占有面積が少なく、しかも、表面を平坦化できるなど、
種々と利点がある為、次に、その実施の形態について説
明する。
を成長させる際の下地となる歪み導入層や歪み導入領域
をリソグラフィ技術を適用して形成した場合、前記した
各実施の形態と比較すると、高密化の点で若干遜色は認
められるものの、量子ドットを一列に配列することは容
易であり、また、V字溝などを形成する場合に比較して
占有面積が少なく、しかも、表面を平坦化できるなど、
種々と利点がある為、次に、その実施の形態について説
明する。
【0076】図7並びに図8と図9乃至図11は本発明
の実施の形態3を解説する為の工程要所に於ける量子ド
ット列構造体を表す要部斜面図と要部切断側面図であ
り、以下、これらの図を随時参照しつつ説明する。
の実施の形態3を解説する為の工程要所に於ける量子ド
ット列構造体を表す要部斜面図と要部切断側面図であ
り、以下、これらの図を随時参照しつつ説明する。
【0077】図7(A)、図9、図10参照 7−(1) MBE法を適用することに依り、ジャスト・カットされ
た(001)面をもつGaAs基板21上に680
〔℃〕の成長温度にて厚さが例えば300〔nm〕のG
aAsバッファ層22を形成する。
た(001)面をもつGaAs基板21上に680
〔℃〕の成長温度にて厚さが例えば300〔nm〕のG
aAsバッファ層22を形成する。
【0078】7−(2) 引き続きMBE法を適用し、GaAs基板21の温度を
450〔℃〕に低下させてから、GaAsバッファ層2
2上に厚さが例えば15〔nm〕のInxGa1-x As
グレーデッド層23を形成する。
450〔℃〕に低下させてから、GaAsバッファ層2
2上に厚さが例えば15〔nm〕のInxGa1-x As
グレーデッド層23を形成する。
【0079】この場合、Inx Ga1-x Asの成長を行
いながら、Inのセル温度を変えることに依って、x値
を0.01(バッファ層22側)→0.5(表面側)ま
で変化させる。
いながら、Inのセル温度を変えることに依って、x値
を0.01(バッファ層22側)→0.5(表面側)ま
で変化させる。
【0080】7−(3) スピン・コート法を適用することに依り、図9(A)に
見られるように、例えば厚さが約100〔nm〕程度で
あるPMMA(polymethylmethacry
late)からなる電子ビーム・レジスト膜24を形成
する。
見られるように、例えば厚さが約100〔nm〕程度で
あるPMMA(polymethylmethacry
late)からなる電子ビーム・レジスト膜24を形成
する。
【0081】7−(4) 図9(B)に見られるように、電子ビーム露光法を適用
することに依り、電子ビーム・レジスト膜24に描画を
行う。
することに依り、電子ビーム・レジスト膜24に描画を
行う。
【0082】7−(5) MIBK(methylisobutylketon)
及びイソプロピルアルコール混合液からなるエッチング
液に浸漬して現像を行い、電子ビーム・レジスト膜24
に於ける電子ビーム照射部分を除去し、図10(A)に
見られる細線状パターンを得る。
及びイソプロピルアルコール混合液からなるエッチング
液に浸漬して現像を行い、電子ビーム・レジスト膜24
に於ける電子ビーム照射部分を除去し、図10(A)に
見られる細線状パターンを得る。
【0083】7−(6) (フッ酸+過酸化水素+水)混合液をエッチャントとす
るウエット・エッチング法を適用することに依って、電
子ビーム・レジスト膜24をマスクとしてInx Ga
1-x Asグレーデッド層23のエッチングを行って、図
10(B)に見られるように細線状パターンとする。
るウエット・エッチング法を適用することに依って、電
子ビーム・レジスト膜24をマスクとしてInx Ga
1-x Asグレーデッド層23のエッチングを行って、図
10(B)に見られるように細線状パターンとする。
【0084】図7(B)、図11参照 7−(7) リムーバ、アセトンなどに浸漬し、マスクとして用いた
電子ビーム・レジスト膜24を除去する。
電子ビーム・レジスト膜24を除去する。
【0085】7−(8) 硫化アンモニウムに浸漬し、図11(B)に見られるよ
うに、結晶表面をSでターミネイトしてパッシベーショ
ンを行う。
うに、結晶表面をSでターミネイトしてパッシベーショ
ンを行う。
【0086】図8(A)参照 8−(1) MBE装置内で表面のクリーニングを行ってから、MB
E法を適用することに依り、500〔℃〕の成長温度に
て厚さが例えば10〔nm〕のGaAs層25を形成す
る。
E法を適用することに依り、500〔℃〕の成長温度に
て厚さが例えば10〔nm〕のGaAs層25を形成す
る。
【0087】GaAs層25には、下地の細線状Inx
Ga1-x Asグレーデッド層23の影響に依って、歪み
導入層25Aが生成される。
Ga1-x Asグレーデッド層23の影響に依って、歪み
導入層25Aが生成される。
【0088】図8(B)参照 8−(2) MBE法を適用することに依り、500〔℃〕の成長温
度にて2分子層相当のInAs層を成長させると、下地
が歪み導入層25Aである部分に優先的にS−K型のI
nAsの成長島、即ち、ドット26が生成される。
度にて2分子層相当のInAs層を成長させると、下地
が歪み導入層25Aである部分に優先的にS−K型のI
nAsの成長島、即ち、ドット26が生成される。
【0089】図示されていないが、この後、MBE法を
適用することに依り、成長温度を500〔℃〕として厚
さ例えば10〔nm〕のGaAs層を成長させてから、
引き続いて、2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、InAsドット26に起因
する歪みが存在する部分上に優先的にS−K型のInA
sドットが生成される。
適用することに依り、成長温度を500〔℃〕として厚
さ例えば10〔nm〕のGaAs層を成長させてから、
引き続いて、2分子層相当のInAsを形成すると、下
地に歪みが在る部分、即ち、InAsドット26に起因
する歪みが存在する部分上に優先的にS−K型のInA
sドットが生成される。
【0090】従って、これを繰り返すことで、基板21
の表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能
であり、これに依って、三次元方向にドットを配列する
ことが可能である。
の表面と垂直の方向にもドットを配列させることが可能
であり、これに依って、三次元方向にドットを配列する
ことが可能である。
【0091】本発明では、前記実施の形態に限られるこ
となく、他に多くの改変を実現することができる。
となく、他に多くの改変を実現することができる。
【0092】例えば、実施の形態3に於いては、Inz
Ga1-z Asグレーデッド層23は細線状に形成した
が、これは箱状に形成するなどは任意である。
Ga1-z Asグレーデッド層23は細線状に形成した
が、これは箱状に形成するなどは任意である。
【0093】また、基板の材料としてGaAsを採用し
た場合、歪み細線の材料としては、InAsやInGa
Asの他にGaSbやInP、或いは、それらの化合
物、例えば、GaAsSb,InGaAsPなどを用い
ることができる。
た場合、歪み細線の材料としては、InAsやInGa
Asの他にGaSbやInP、或いは、それらの化合
物、例えば、GaAsSb,InGaAsPなどを用い
ることができる。
【0094】また、基板の材料がInPである場合、歪
み細線の材料としては、InAs,GaSb及びそれら
の化合物を用いることができる。
み細線の材料としては、InAs,GaSb及びそれら
の化合物を用いることができる。
【0095】また、前記実施の形態では、基板として主
面方位が(001)のものを用いているが、(110)
微傾斜基板上では、(001)面上に比較し、直線的な
ステップが得られ易い為、(110)面の基板を用いる
ことは有用である。
面方位が(001)のものを用いているが、(110)
微傾斜基板上では、(001)面上に比較し、直線的な
ステップが得られ易い為、(110)面の基板を用いる
ことは有用である。
【0096】また、GaAs基板の(001)面、或い
は、(110)面を用いた場合、傾斜角が1.5度であ
る場合、平均ステップ間隔がそれぞれ約11〔nm〕、
約8〔nm〕になり、そして、生成される量子ドットの
直径は最小で10〔nm〕である。
は、(110)面を用いた場合、傾斜角が1.5度であ
る場合、平均ステップ間隔がそれぞれ約11〔nm〕、
約8〔nm〕になり、そして、生成される量子ドットの
直径は最小で10〔nm〕である。
【0097】従って、ステップ間隔を前記数値より小さ
く、即ち、傾斜角を大きくしても、横方向で量子ドット
が接したり、或いは、エネルギ的に結合するようになっ
てしまうので、ステップに沿って配列する意味が失われ
るので、傾斜角を1.5度以内とすることは有用であ
る。
く、即ち、傾斜角を大きくしても、横方向で量子ドット
が接したり、或いは、エネルギ的に結合するようになっ
てしまうので、ステップに沿って配列する意味が失われ
るので、傾斜角を1.5度以内とすることは有用であ
る。
【0098】また、一般に、量子ドットを生成する場
合、量子ドットは、それを包囲する材料(バリヤ材)に
比較してエネルギ・バンド・ギャップが小さいことが必
要であり、通常、格子定数が大きい材料ほど、そのエネ
ルギ・バンド・ギャップは小さくなる傾向にある。
合、量子ドットは、それを包囲する材料(バリヤ材)に
比較してエネルギ・バンド・ギャップが小さいことが必
要であり、通常、格子定数が大きい材料ほど、そのエネ
ルギ・バンド・ギャップは小さくなる傾向にある。
【0099】そこで、本発明に於けるような量子ドット
の形成方法、例えばInAsドットをGaAs上に形成
するような場合、量子ドットに用いる材料として、バリ
ヤ材に比較して格子定数が大きいものを選択する。
の形成方法、例えばInAsドットをGaAs上に形成
するような場合、量子ドットに用いる材料として、バリ
ヤ材に比較して格子定数が大きいものを選択する。
【0100】若し、量子ドットを配列させる為の歪み細
線にバリヤ材(例えばGaAs)よりも格子定数が小さ
い材料を用いると、歪みの関係で、細線上には、格子定
数の小さい材料、例えばInAsでなくGaAsが優先
的に形成されてしまい、InAsは細線以外に位置して
形成されるようになって配列が不可能になる。
線にバリヤ材(例えばGaAs)よりも格子定数が小さ
い材料を用いると、歪みの関係で、細線上には、格子定
数の小さい材料、例えばInAsでなくGaAsが優先
的に形成されてしまい、InAsは細線以外に位置して
形成されるようになって配列が不可能になる。
【0101】従って、量子ドットを配列するには、格子
定数が大きい、即ち、圧縮歪みをもつ歪み細線が必要で
ある。
定数が大きい、即ち、圧縮歪みをもつ歪み細線が必要で
ある。
【0102】
【発明の効果】本発明に依る量子ドット列構造体に於い
ては、基板上に化合物半導体層を積層して形成された歪
み細線と、該歪み細線上に配列して形成されたS−K型
成長量子ドット列とを備えることが基本になっている。
ては、基板上に化合物半導体層を積層して形成された歪
み細線と、該歪み細線上に配列して形成されたS−K型
成長量子ドット列とを備えることが基本になっている。
【0103】前記構成を採ることに依り、ダメージがな
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることができ、また、量子ドットを複数個連結(配列)
したデバイス、例えば単電子素子への応用が可能であ
る。
い量子ドットを、均一なサイズ、均一な密度で生成させ
ることができ、また、量子ドットを複数個連結(配列)
したデバイス、例えば単電子素子への応用が可能であ
る。
【図1】本発明の実施の形態1を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図2】本発明の実施の形態1を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図3】本発明の実施の形態1を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図4】本発明の実施の形態1を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図であ
る。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態2を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部説明図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図7】本発明の実施の形態3を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図8】本発明の実施の形態3を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部斜面図である。
【図9】本発明の実施の形態3を解説する為の工程要所
に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図であ
る。
に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態3を解説する為の工程要
所に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図で
ある。
所に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態3を解説する為の工程要
所に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図で
ある。
所に於ける量子ドット列構造体を表す要部切断側面図で
ある。
1 基板 2 細線状InAs層 3 GaAs層 4 InAs細線 5 GaAs層 5A 歪み導入層 6 S−K型InAs成長島(ドット) 7 GaAs層
Claims (12)
- 【請求項1】基板上に化合物半導体層を積層して形成さ
れた歪み細線と、 該歪み細線上に配列して形成されたS−K型成長量子ド
ット列とを備えてなることを特徴とする量子ドット列構
造体。 - 【請求項2】歪み細線が低指数面から傾斜させた基板上
に形成されたものであることを特徴とする請求項1記載
の量子ドット列構造体。 - 【請求項3】歪み細線が均一な単分子層ステップから成
長させて形成したものであることを特徴とする請求項1
記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項4】歪み細線とS−K型成長量子ドット列との
間に歪み伝達層が介在してなることを特徴とする請求項
1記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項5】基板は低指数面が(110)面であって且
つ(110)面から〔001〕方向に1.5度まで傾斜
したものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
か1記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項6】歪み細線に於ける歪みが圧縮歪みであるこ
とを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の量子ド
ット列構造体。 - 【請求項7】基板上に化合物半導体層を積層して形成さ
れた歪み箱と、 該歪み箱上に配列して形成されたS−K型成長量子ドッ
ト列とを備えてなることを特徴とする量子ドット列構造
体。 - 【請求項8】歪み箱が低指数面から二つの方向に傾斜さ
せた基板上に形成されたものであることを特徴とする請
求項5記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項9】歪み箱が均一な単分子層ステップ及び単分
子キンクから成長させて形成したものであることを特徴
とする請求項5記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項10】歪み箱とS−K型成長量子ドット列との
間に歪み伝達層が介在してなることを特徴とする請求項
5記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項11】基板は低指数面が(110)面であって
且つ(110)面から〔001〕方向に1.5度まで傾
斜したものであることを特徴とする請求項7乃至10の
何れか1記載の量子ドット列構造体。 - 【請求項12】歪み細線に於ける歪みが圧縮歪みである
ことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1記載の量
子ドット列構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9506896A JPH09283737A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 量子ドット列構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9506896A JPH09283737A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 量子ドット列構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283737A true JPH09283737A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14127689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9506896A Withdrawn JPH09283737A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 量子ドット列構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09283737A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7294202B2 (en) | 2004-08-09 | 2007-11-13 | National Chiao Tung University | Process for manufacturing self-assembled nanoparticles |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP9506896A patent/JPH09283737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7294202B2 (en) | 2004-08-09 | 2007-11-13 | National Chiao Tung University | Process for manufacturing self-assembled nanoparticles |
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