JPH09283741A - 静電誘導型半導体素子の製造方法 - Google Patents
静電誘導型半導体素子の製造方法Info
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- JPH09283741A JPH09283741A JP9780496A JP9780496A JPH09283741A JP H09283741 A JPH09283741 A JP H09283741A JP 9780496 A JP9780496 A JP 9780496A JP 9780496 A JP9780496 A JP 9780496A JP H09283741 A JPH09283741 A JP H09283741A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 N型半導体基板の一方の主面に複数のスリッ
ト状のN型カソード領域(N型カソードエミッタ層3)
を、他方の主面にP型アノード領域をそれぞれ備え、前
記カソード領域とアノード領域との間に電流通路となる
N型高比抵抗領域(N型ベース層7)を備え、電流のオ
ン、オフの制御を行うためのP型ゲート層4を備えた静
電誘導型SIサイリスタの製造方法において、不良カソ
ード領域のリペアーを可能とし、大容量素子を実現する
ことができるようにする。 【解決手段】 前記複数のN型カソード領域のうち、不
良カソード領域3A上のカソード金属電極11を取り除
いた後に、不良カソード領域3Aに隣接するP型ゲート
層4間を埋めるようにP型層20を形成する。このP型
層20は不良カソード領域3AとN型ベース層7を実質
的に絶縁するもので、ちょうどこの部分だけGTOと同
じ構造になるので、ゲート−カソード間耐圧は回復す
る。
ト状のN型カソード領域(N型カソードエミッタ層3)
を、他方の主面にP型アノード領域をそれぞれ備え、前
記カソード領域とアノード領域との間に電流通路となる
N型高比抵抗領域(N型ベース層7)を備え、電流のオ
ン、オフの制御を行うためのP型ゲート層4を備えた静
電誘導型SIサイリスタの製造方法において、不良カソ
ード領域のリペアーを可能とし、大容量素子を実現する
ことができるようにする。 【解決手段】 前記複数のN型カソード領域のうち、不
良カソード領域3A上のカソード金属電極11を取り除
いた後に、不良カソード領域3Aに隣接するP型ゲート
層4間を埋めるようにP型層20を形成する。このP型
層20は不良カソード領域3AとN型ベース層7を実質
的に絶縁するもので、ちょうどこの部分だけGTOと同
じ構造になるので、ゲート−カソード間耐圧は回復す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電誘導型半導体素
子、特に静電誘導型サイリスタ(以下SIサイリスタと
略称する)の製造方法に関する。
子、特に静電誘導型サイリスタ(以下SIサイリスタと
略称する)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自己消弧形の半導体デバイスは電力変換
の容易さから各分野の応用機器に使用されているが、電
気エネルギーの高効率利用のためには、高速動作が可能
でかつ低損失なデバイスの開発が強く望まれている。S
Iサイリスタは高電圧、大電流領域で高速動作可能な次
世代の電力用半導体デバイスとして注目されており、電
力分野への適用面から現在ゲートターンオフサイリスタ
(GTO)で達成されているピーク繰り返しオフ電圧4
500V、繰り返し可制御オン電流3000Aクラスの
デバイスの出現が望まれるようになってきた。
の容易さから各分野の応用機器に使用されているが、電
気エネルギーの高効率利用のためには、高速動作が可能
でかつ低損失なデバイスの開発が強く望まれている。S
Iサイリスタは高電圧、大電流領域で高速動作可能な次
世代の電力用半導体デバイスとして注目されており、電
力分野への適用面から現在ゲートターンオフサイリスタ
(GTO)で達成されているピーク繰り返しオフ電圧4
500V、繰り返し可制御オン電流3000Aクラスの
デバイスの出現が望まれるようになってきた。
【0003】図5は従来のSIサイリスタの要部の断面
構造を示しており、1はP型アノード層、2は半導体基
板であるN型ベース層(N-)、3はN型カソードエミ
ッタ層(N型カソード領域)、4はP型ゲート層、5は
チャネル領域である。このSIサイリスタはN-型の基
板2の一方の主面にP型アノード層1を形成し、その反
対側の主面にP型ゲート層4およびN型カソードエミッ
タ層3を交互に配置した構造のデバイスである。SIサ
イリスタは図示破線で囲まれた単位エレメントWuを複
数個並列に動作させることにより電流容量を増すことが
可能なデバイスである。
構造を示しており、1はP型アノード層、2は半導体基
板であるN型ベース層(N-)、3はN型カソードエミ
ッタ層(N型カソード領域)、4はP型ゲート層、5は
チャネル領域である。このSIサイリスタはN-型の基
板2の一方の主面にP型アノード層1を形成し、その反
対側の主面にP型ゲート層4およびN型カソードエミッ
タ層3を交互に配置した構造のデバイスである。SIサ
イリスタは図示破線で囲まれた単位エレメントWuを複
数個並列に動作させることにより電流容量を増すことが
可能なデバイスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SIサイリスタは変換
効率が他の電力半導体素子に比べて高い。このため高圧
大容量のSIサイリスタが実現できれば、エネルギー応
用分野での進歩が期待できる。SIサイリスタは数千か
ら数十万個のスリット状のカソード領域からなり、この
各々のいわゆる単位SIサイリスタが並列に動作するこ
とにより大電流をオン、オフできる素子である。
効率が他の電力半導体素子に比べて高い。このため高圧
大容量のSIサイリスタが実現できれば、エネルギー応
用分野での進歩が期待できる。SIサイリスタは数千か
ら数十万個のスリット状のカソード領域からなり、この
各々のいわゆる単位SIサイリスタが並列に動作するこ
とにより大電流をオン、オフできる素子である。
【0005】ところで、スリット状のカソード領域は結
晶欠陥やパターン不良などの原因でしばしば損なわれる
ことがある。仮に数十万個のスリットのうち、一個でも
不良となると、素子全体が不良となってしまう。これを
防ぎ、歩留まりを向上させるために不良スリット(スリ
ット状のカソード領域)の部分だけ並列動作させないよ
うにするリペアー技術は、大容量の半導体素子の製造上
特に重要な技術である。
晶欠陥やパターン不良などの原因でしばしば損なわれる
ことがある。仮に数十万個のスリットのうち、一個でも
不良となると、素子全体が不良となってしまう。これを
防ぎ、歩留まりを向上させるために不良スリット(スリ
ット状のカソード領域)の部分だけ並列動作させないよ
うにするリペアー技術は、大容量の半導体素子の製造上
特に重要な技術である。
【0006】図6はゲートターンオフサイリスタ(以
下、GTOと略称する)をリペアーしたものの断面であ
る。図6において、図5と同一部分は同一符号をもって
示している。図6において3Aは不良カソード領域(不
良部のN型カソードエミッタ層)を示し、6はP型ベー
ス層、7はN型ベース層、8はP型アノードエミッタ層
である。また11はカソード金属電極、12はゲート金
属電極、13はアノード金属電極、15は絶縁薄膜を各
々示している。
下、GTOと略称する)をリペアーしたものの断面であ
る。図6において、図5と同一部分は同一符号をもって
示している。図6において3Aは不良カソード領域(不
良部のN型カソードエミッタ層)を示し、6はP型ベー
ス層、7はN型ベース層、8はP型アノードエミッタ層
である。また11はカソード金属電極、12はゲート金
属電極、13はアノード金属電極、15は絶縁薄膜を各
々示している。
【0007】上記のようなGTOにおいて、不良カソー
ド領域3A上には電極を形成せず、さらに絶縁薄膜15
によって絶縁することにより、カソード金属電極11と
不良カソード領域3Aを絶縁している。
ド領域3A上には電極を形成せず、さらに絶縁薄膜15
によって絶縁することにより、カソード金属電極11と
不良カソード領域3Aを絶縁している。
【0008】通常、不良スリット部、すなわち不良カソ
ード領域3Aが電気特性に及ぼす主な不都合は、ゲート
−カソード間に逆電圧を印加した場合にゲート、不良ス
リット間で大きな漏れ電流が発生してしまうために起こ
るゲート−カソード間耐圧不良である。したがって不良
カソード領域3Aを図示のように絶縁することにより、
ゲート−カソード間耐圧は回復することとなる。
ード領域3Aが電気特性に及ぼす主な不都合は、ゲート
−カソード間に逆電圧を印加した場合にゲート、不良ス
リット間で大きな漏れ電流が発生してしまうために起こ
るゲート−カソード間耐圧不良である。したがって不良
カソード領域3Aを図示のように絶縁することにより、
ゲート−カソード間耐圧は回復することとなる。
【0009】一方、前記同様のリペアーをSIサイリス
タに適用したものの例を図7に示す。図7において図6
と同一部分は同一符号をもって示している。しかしなが
ら図7のSIサイリスタでは、不良カソード領域3Aと
他のカソード領域(N型カソードエミッタ層3)はN型
ベース層7を介して導通しているので、単に不良カソー
ド領域3Aの電極を取り除いて絶縁しただけではゲート
−カソード間耐圧は回復しない。従って、これまでSI
サイリスタはリペアーができない素子であるから、大容
量素子の実現は困難とされてきた。
タに適用したものの例を図7に示す。図7において図6
と同一部分は同一符号をもって示している。しかしなが
ら図7のSIサイリスタでは、不良カソード領域3Aと
他のカソード領域(N型カソードエミッタ層3)はN型
ベース層7を介して導通しているので、単に不良カソー
ド領域3Aの電極を取り除いて絶縁しただけではゲート
−カソード間耐圧は回復しない。従って、これまでSI
サイリスタはリペアーができない素子であるから、大容
量素子の実現は困難とされてきた。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、静電誘導型半導体素子、特にSIサイリス
タの不良カソード領域のリペアーを可能とし、大容量素
子を実現することができる静電誘導型半導体素子の製造
方法を提供することにある。
その目的は、静電誘導型半導体素子、特にSIサイリス
タの不良カソード領域のリペアーを可能とし、大容量素
子を実現することができる静電誘導型半導体素子の製造
方法を提供することにある。
【0011】
(1)本発明は、N型半導体基板の一方の主面に複数の
スリット状のN型カソード領域を、他方の主面にP型ア
ノード領域をそれぞれ備え、前記カソード領域とアノー
ド領域との間に電流通路となるN型高比抵抗領域を備
え、電流のオン、オフの制御を行うためのP型ゲート領
域を備えた静電誘導型半導体素子の製造方法において、
前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良
であるN型カソード領域上のカソード電極を取り除いた
後に、当該不良のN型カソード領域をエッチングにより
除去してリペアーを行うことを特徴とし、(2)前記複
数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良である
N型カソード領域上のカソード電極を取り除いた後に、
当該不良のN型カソード領域の直下およびその周辺に、
P型層を形成してリペアーを行うことを特徴とし、
(3)前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性
が不良であるN型カソード領域上のカソード電極を取り
除いた後に、当該不良のN型カソード領域の一部又は全
部をエッチングにより除去し、さらに前記不良のN型カ
ソード領域の直下およびその周辺にP型層を形成してリ
ペアーを行うことを特徴とし、(4)前記P型層の形成
は、前記N型カソード領域のN型不純物より拡散係数の
大きいガリウムやアルミニウムをイオン注入により所定
の場所に打ち込み、熱処理により引き伸ばし拡散して行
うことを特徴とし、(5)前記エッチングは、リアクテ
ィブイオンエッチングモードのトレンチエッチングを用
いることを特徴とし、(6)前記複数のN型カソード領
域のうち、所定数のN型カソード領域を共通化するため
のカソード電極を備え、該カソード電極下のいずれかの
N型カソード領域の電気的特性が不良であるときは、当
該カソード電極下のすべてのN型カソード領域について
前記リペアーを行うことを特徴とし、(7)前記半導体
素子は静電誘導型サイリスタ又は静電誘導型トランジス
タであることを特徴としている。
スリット状のN型カソード領域を、他方の主面にP型ア
ノード領域をそれぞれ備え、前記カソード領域とアノー
ド領域との間に電流通路となるN型高比抵抗領域を備
え、電流のオン、オフの制御を行うためのP型ゲート領
域を備えた静電誘導型半導体素子の製造方法において、
前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良
であるN型カソード領域上のカソード電極を取り除いた
後に、当該不良のN型カソード領域をエッチングにより
除去してリペアーを行うことを特徴とし、(2)前記複
数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良である
N型カソード領域上のカソード電極を取り除いた後に、
当該不良のN型カソード領域の直下およびその周辺に、
P型層を形成してリペアーを行うことを特徴とし、
(3)前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性
が不良であるN型カソード領域上のカソード電極を取り
除いた後に、当該不良のN型カソード領域の一部又は全
部をエッチングにより除去し、さらに前記不良のN型カ
ソード領域の直下およびその周辺にP型層を形成してリ
ペアーを行うことを特徴とし、(4)前記P型層の形成
は、前記N型カソード領域のN型不純物より拡散係数の
大きいガリウムやアルミニウムをイオン注入により所定
の場所に打ち込み、熱処理により引き伸ばし拡散して行
うことを特徴とし、(5)前記エッチングは、リアクテ
ィブイオンエッチングモードのトレンチエッチングを用
いることを特徴とし、(6)前記複数のN型カソード領
域のうち、所定数のN型カソード領域を共通化するため
のカソード電極を備え、該カソード電極下のいずれかの
N型カソード領域の電気的特性が不良であるときは、当
該カソード電極下のすべてのN型カソード領域について
前記リペアーを行うことを特徴とし、(7)前記半導体
素子は静電誘導型サイリスタ又は静電誘導型トランジス
タであることを特徴としている。
【0012】(8)不良のN型カソード領域をエッチン
グにより除去すると、不良カソード部がなくなるためゲ
ート−カソード間耐圧は回復する。また、不良のN型カ
ソード領域の直下およびその周辺にP型層を形成する
と、不良のN型カソード領域とN型高比抵抗領域がP型
層により絶縁されるので、ゲート−カソード間耐圧は回
復する。
グにより除去すると、不良カソード部がなくなるためゲ
ート−カソード間耐圧は回復する。また、不良のN型カ
ソード領域の直下およびその周辺にP型層を形成する
と、不良のN型カソード領域とN型高比抵抗領域がP型
層により絶縁されるので、ゲート−カソード間耐圧は回
復する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、不良カソード領域3A
をトレンチエッチングで除いたり、又はP型層を形成す
ることにより、N型ベース層7と実質的に絶縁してしま
うものであり、以下、図面を参照しながら本発明の実施
の形態を説明する。尚、図1〜図4において図7と同一
部分は同一符号をもって示している。
をトレンチエッチングで除いたり、又はP型層を形成す
ることにより、N型ベース層7と実質的に絶縁してしま
うものであり、以下、図面を参照しながら本発明の実施
の形態を説明する。尚、図1〜図4において図7と同一
部分は同一符号をもって示している。
【0014】(実施の形態1)図1は不良カソード領域
(図示、X1部分)をエッチングにより除去したもので
ある。ただし、エッチングする領域が微細なため、従来
のウエットエッチング法でのエッチングは困難である。
そこでドライモードで精密にエッチングできるトレンチ
エッチングが適している。
(図示、X1部分)をエッチングにより除去したもので
ある。ただし、エッチングする領域が微細なため、従来
のウエットエッチング法でのエッチングは困難である。
そこでドライモードで精密にエッチングできるトレンチ
エッチングが適している。
【0015】また、エッチングする領域は単に不良カソ
ード領域のみでなく、隣接するゲート領域(P型ゲート
層4)の一部まで含めるのが良い。これは、不良が本来
形成されない隣接するゲート領域の一部まで、カソード
領域が形成されたために発生しているかもしれないから
である。N型カソードエミッタ層3の厚みは通常1μm
前後でトレンチエッチングにより十分に除去可能な厚み
である。これによって、不良カソード部が無くなるの
で、ゲート−カソード間耐圧は回復する。
ード領域のみでなく、隣接するゲート領域(P型ゲート
層4)の一部まで含めるのが良い。これは、不良が本来
形成されない隣接するゲート領域の一部まで、カソード
領域が形成されたために発生しているかもしれないから
である。N型カソードエミッタ層3の厚みは通常1μm
前後でトレンチエッチングにより十分に除去可能な厚み
である。これによって、不良カソード部が無くなるの
で、ゲート−カソード間耐圧は回復する。
【0016】(実施の形態2)図2に示すように、不良
カソード領域3Aに隣接するゲート領域(P型ゲート層
4)間を埋めるようにP型層20を形成する。このP型
層20は不良カソード領域3AとN型ベース層7を実質
的に絶縁するもので、ちょうどこの部分だけGTOと同
じ構造になるので、ゲート、カソード間耐圧は回復す
る。ただし、このP型層20は不良カソード領域3Aの
形成後に形成しなければならないので、拡散係数の大き
いP型不純物により形成されなければならない。通常N
型不純物はリンやアンチモンが使用されるので、それら
より拡散係数の大きいガリウムやアルミニウムをイオン
注入により所定の場所に打ち込み、熱処理により引き伸
ばし拡散して形成する。
カソード領域3Aに隣接するゲート領域(P型ゲート層
4)間を埋めるようにP型層20を形成する。このP型
層20は不良カソード領域3AとN型ベース層7を実質
的に絶縁するもので、ちょうどこの部分だけGTOと同
じ構造になるので、ゲート、カソード間耐圧は回復す
る。ただし、このP型層20は不良カソード領域3Aの
形成後に形成しなければならないので、拡散係数の大き
いP型不純物により形成されなければならない。通常N
型不純物はリンやアンチモンが使用されるので、それら
より拡散係数の大きいガリウムやアルミニウムをイオン
注入により所定の場所に打ち込み、熱処理により引き伸
ばし拡散して形成する。
【0017】(実施の形態3)図3は前記実施の形態1
と実施の形態2を組み合わせた方法であり、不良カソー
ド領域およびその周辺(図示X2部分)をトレンチエッ
チングで除去した後にP型層20を形成する方法であ
る。この方法の利点は、実施の形態1に比べれば、エッ
チング溝形状が多少いびつでも、P型層20によりゲー
ト−カソード間耐圧を劣化させないことであり、実施の
形態2に比べれば不良カソード領域除去後に形成するの
で、P形拡散不純物として拡散係数の大きいものや引き
伸ばし拡散を必要としないことである。
と実施の形態2を組み合わせた方法であり、不良カソー
ド領域およびその周辺(図示X2部分)をトレンチエッ
チングで除去した後にP型層20を形成する方法であ
る。この方法の利点は、実施の形態1に比べれば、エッ
チング溝形状が多少いびつでも、P型層20によりゲー
ト−カソード間耐圧を劣化させないことであり、実施の
形態2に比べれば不良カソード領域除去後に形成するの
で、P形拡散不純物として拡散係数の大きいものや引き
伸ばし拡散を必要としないことである。
【0018】
【実施例】図4は、カソード領域が微細すぎるために発
生する種々の不都合を防ぐ目的で複数のカソード電極を
共通電極化した素子に本発明を適用した例である。図4
において不良スリットの検出はカソード共通電極21A
ごとに行われる。そして図4(a)のように不良カソー
ド領域3A上のカソード共通電極21A1が共通化して
いるすべてのカソード領域およびその周辺を、前記実施
の形態3(図3)の方法を用いて図4(b)のX3部分
のようにリペアーした。
生する種々の不都合を防ぐ目的で複数のカソード電極を
共通電極化した素子に本発明を適用した例である。図4
において不良スリットの検出はカソード共通電極21A
ごとに行われる。そして図4(a)のように不良カソー
ド領域3A上のカソード共通電極21A1が共通化して
いるすべてのカソード領域およびその周辺を、前記実施
の形態3(図3)の方法を用いて図4(b)のX3部分
のようにリペアーした。
【0019】尚、図4は前記実施の形態3(図3)の方
法を、複数のカソード電極を共通電極化した素子に適用
したものであるが、これに限らず実施の形態1(図
1)、実施の形態2(図2)の各方法を適用しても、前
記と同様の作用、効果を奏する。
法を、複数のカソード電極を共通電極化した素子に適用
したものであるが、これに限らず実施の形態1(図
1)、実施の形態2(図2)の各方法を適用しても、前
記と同様の作用、効果を奏する。
【0020】また本発明は、SIサイリスタに限らずS
Iトランジスタにも適用することができ、その場合も前
記と同様の作用、効果を奏する。
Iトランジスタにも適用することができ、その場合も前
記と同様の作用、効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気的特
性が不良であるN型カソード領域上のカソード電極を取
り除いた後に、当該不良のN型カソード領域をエッチン
グにより除去してリペアーを行うか、又は当該不良のN
型カソード領域の直下およびその周辺に、P型層を形成
してリペアーを行うか、又は当該不良のN型カソード領
域の一部又は全部をエッチングにより除去し、さらに前
記不良のN型カソード領域の直下およびその周辺にP型
層を形成してリペアーを行うように構成したので、従来
は非常に困難であった静電誘導型半導体素子の不良カソ
ード領域のリペアーが可能となる。これによって大面積
の、すなわち大容量の静電誘導型半導体素子が実現でき
る。
性が不良であるN型カソード領域上のカソード電極を取
り除いた後に、当該不良のN型カソード領域をエッチン
グにより除去してリペアーを行うか、又は当該不良のN
型カソード領域の直下およびその周辺に、P型層を形成
してリペアーを行うか、又は当該不良のN型カソード領
域の一部又は全部をエッチングにより除去し、さらに前
記不良のN型カソード領域の直下およびその周辺にP型
層を形成してリペアーを行うように構成したので、従来
は非常に困難であった静電誘導型半導体素子の不良カソ
ード領域のリペアーが可能となる。これによって大面積
の、すなわち大容量の静電誘導型半導体素子が実現でき
る。
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図5】従来のSIサイリスタの要部断面図。
【図6】従来の方法によるGTOのリペアーの様子を示
す断面図。
す断面図。
【図7】従来の方法によるSIサイリスタのリペアーの
様子を示す断面図。
様子を示す断面図。
3…N型カソードエミッタ層 3A…不良カソード領域 4…P型ゲート層 6…P型ベース層 7…N型ベース層 8…P型アノードエミッタ層 11…カソード金属電極 12…ゲート金属電極 13…アノード金属電極 15…絶縁薄膜 20…P型層 21A1,21A2…カソード共通電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花倉 満 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内
Claims (8)
- 【請求項1】 N型半導体基板の一方の主面に複数のス
リット状のN型カソード領域を、他方の主面にP型アノ
ード領域をそれぞれ備え、前記カソード領域とアノード
領域との間に電流通路となるN型高比抵抗領域を備え、
電流のオン、オフの制御を行うためのP型ゲート領域を
備えた静電誘導型半導体素子の製造方法において、 前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良
であるN型カソード領域上のカソード電極を取り除いた
後に、当該不良のN型カソード領域をエッチングにより
除去してリペアーを行うことを特徴とする静電誘導型半
導体素子の製造方法。 - 【請求項2】 N型半導体基板の一方の主面に複数のス
リット状のN型カソード領域を、他方の主面にP型アノ
ード領域をそれぞれ備え、前記カソード領域とアノード
領域との間に電流通路となるN型高比抵抗領域を備え、
電流のオン、オフの制御を行うためのP型ゲート領域を
備えた静電誘導型半導体素子の製造方法において、 前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良
であるN型カソード領域上のカソード電極を取り除いた
後に、当該不良のN型カソード領域の直下およびその周
辺に、P型層を形成してリペアーを行うことを特徴とす
る静電誘導型半導体素子の製造方法。 - 【請求項3】 N型半導体基板の一方の主面に複数のス
リット状のN型カソード領域を、他方の主面にP型アノ
ード領域をそれぞれ備え、前記カソード領域とアノード
領域との間に電流通路となるN型高比抵抗領域を備え、
電流のオン、オフの制御を行うためのP型ゲート領域を
備えた静電誘導型半導体素子の製造方法において、 前記複数のN型カソード領域のうち、電気的特性が不良
であるN型カソード領域上のカソード電極を取り除いた
後に、当該不良のN型カソード領域の一部又は全部をエ
ッチングにより除去し、さらに前記不良のN型カソード
領域の直下およびその周辺にP型層を形成してリペアー
を行うことを特徴とする静電誘導型半導体素子の製造方
法。 - 【請求項4】 前記P型層の形成は、前記N型カソード
領域のN型不純物より拡散係数の大きいガリウムやアル
ミニウムをイオン注入により所定の場所に打ち込み、熱
処理により引き伸ばし拡散して行うことを特徴とする請
求項2又は3に記載の静電誘導型半導体素子の製造方
法。 - 【請求項5】 前記エッチングは、リアクティブイオン
エッチングモードのトレンチエッチングを用いることを
特徴とする請求項1又は3又は4に記載の静電誘導型半
導体素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記複数のN型カソード領域のうち、所
定数のN型カソード領域を共通化するためのカソード電
極を備え、該カソード電極下のいずれかのN型カソード
領域の電気的特性が不良であるときは、当該カソード電
極下のすべてのN型カソード領域について前記リペアー
を行うことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又
は5に記載の静電誘導型半導体素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記半導体素子は静電誘導型サイリスタ
であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又
は5又は6に記載の静電誘導型半導体素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記半導体素子は静電誘導型トランジス
タであることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4
又は5又は6に記載の静電誘導型半導体素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9780496A JPH09283741A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 静電誘導型半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9780496A JPH09283741A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 静電誘導型半導体素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283741A true JPH09283741A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14201975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9780496A Pending JPH09283741A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 静電誘導型半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09283741A (ja) |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP9780496A patent/JPH09283741A/ja active Pending
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