JPH09285453A - 腕時計型血圧計 - Google Patents

腕時計型血圧計

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JPH09285453A
JPH09285453A JP8126385A JP12638596A JPH09285453A JP H09285453 A JPH09285453 A JP H09285453A JP 8126385 A JP8126385 A JP 8126385A JP 12638596 A JP12638596 A JP 12638596A JP H09285453 A JPH09285453 A JP H09285453A
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JP
Japan
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wristwatch
type
blood pressure
pressure chamber
pressure
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Application number
JP8126385A
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English (en)
Inventor
Tomomi Murakami
知巳 村上
Hidetaka Tsuchiya
秀隆 土屋
Takanori Nakahara
孝典 中原
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計と同様の薄型化を図ることができ、こ
れにより、腕時計と全く変わらない装着感と、美観の向
上を図ることができるとともに、腕バンドの調整領域も
広くとることができるようにする。 【解決手段】 腕時計型のケース10に設けた腕バンド
を手首に巻き付けて用いる腕時計型の血圧計において、
圧力センサ25からの検知信号にもとづいて血圧の測定
を行なう測定回路,この測定回路の測定結果を表示する
表示部を有するムーブメントと、このムーブメントの9
時側に隣接して設けられ、高圧室23と常圧室24から
なる圧力室,これら高圧室23と常圧室24の相対圧を
検知する圧力センサ25及び高圧室内を定速減圧するス
ローリーク弁26を有する血圧測定部20と、この血圧
測定部の圧力室と分離して設けられたカフ40と、この
カフに空気を供給するポンプ30とを備えた構成として
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計型の血圧計
に関し、特に、腕時計と同様の厚さで構成することによ
り、腕時計と全く変わらない装着感と、美観の向上を図
ることができるとともに、腕バンドの調整領域も広くと
ることができる腕時計型血圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、場所を選ばず何時でも簡易に血圧
の測定を行なうことができるという利便さから、手首型
の血圧計が広く一般に普及している。また、腕時計型の
血圧計についても開発が進められており、例えば、U.S
Patent No.4896676 号で提案されているものがある。
【0003】図12に示すように、従来のU.S Patent N
o.4896676 号で提案されている腕時計型血圧計100
は、主に、時計機能及び血圧測定機能を備えたムーブメ
ント102と、圧力センサ111を有する血圧測定部1
10とを、縦方向に積み重ねた状態で腕時計型ケース1
01内に収納するとともに、腕時計型ケース101と腕
バンド103の裏側にカフ120を取り付けた構成とな
っていた。
【0004】また、カフ120の時計ケース101裏側
に対応する部分に金属板104を取り付けて、このカフ
120内の腕時計型ケース101裏側に対応する空間を
高圧室121とし、この高圧室121内に血圧測定部1
10の圧力センサ111を配設した構成としてあった。
【0005】このような構成からなる従来の腕時計型血
圧計100は、通常の腕時計と同じように(腕時計型ケ
ース101が手首の外側に位置するように)腕バンド1
03を手首に巻き、次いで、カフ120を図示しないポ
ンプによって加圧し、その後、カフ120を一定速度で
減圧し、減圧時における高圧室121内の圧力の変化を
圧力センサ111によって検知することにより血圧の測
定を行なっていた。
【0006】なお、腕時計型の血圧計としては、前記U.
S Patent No.4896676 号のほかに、実開昭63−197
512号,実開昭63−200143号,実開昭63−
200144号等で提案されているものがあるが、これ
らはいずれも、ムーブメントと血圧測定部を積み重ねた
状態で腕時計型ケースに内蔵し、かつ、腕時計型ケース
と腕バンドの裏側にカフを取り付けた構成となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の腕
時計型血圧計は、いずれも腕時計型ケースにムーブメン
トと血圧測定部を積み重ねた状態で内蔵してあったの
で、装置全体の肉厚が、血圧測定機能を有しない通常の
腕時計の倍以上となり、この腕時計型血圧計を手首に装
着したとき煩わしさを感じるという問題があった。
【0008】また、通常の腕時計の倍以上の肉厚を確保
しなければならないことが、デザイン上の制約となり、
通常の腕時計のように腕時計型血圧計の美観を向上させ
ることが難しいという問題もあった。
【0009】さらに、上述したU.S Patent No.4896676
号の腕時計型血圧計100は、カフ120の腕時計型ケ
ース101裏側に対応する部分に金属板104を取り付
けてカフ120内に高圧室121を形成していたので、
腕バンド103の裏側にまでカフ120を延長しなけれ
ば、腕に対する加圧を十分行なうことができず、この結
果、腕バンド103の調整領域が狭くなってしまうとい
う問題があった。
【0010】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、腕時計と同様の薄型化を図ることができ、
これにより、腕時計と全く変わらない装着感と、美観の
向上を図ることができるとともに、腕バンドの調整領域
も広くとることができる腕時計型血圧計の提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の腕時計型血圧計は、腕時計型のケー
スに設けた腕バンドを手首に巻き付けて用いる腕時計型
の血圧計において、圧力センサからの検知信号にもとづ
いて血圧の測定を行なう測定回路,この測定回路の測定
結果を表示する表示部を有するムーブメントと、このム
ーブメントの側部に隣接して設けられ、圧力室,この圧
力室内の圧力を検知する前記圧力センサ及び前記圧力室
内を定速減圧するスローリーク弁を有する血圧測定部
と、この血圧測定部の圧力室と分離して設けられたカフ
と、このカフに空気を供給するポンプとを備えた構成と
してある。
【0012】このような構成からなる腕時計型血圧計に
よれば、ムーブメントの側部に隣接して血圧測定部を設
けてあるので、血圧計全体の厚さ(総厚)を腕時計と同
様に薄型化することができ、腕時計と全く変わらない装
着感と、美観の向上を図ることができる。
【0013】請求項2記載の腕時計型血圧計は、前記血
圧測定部を、前記ムーブメントの3時側又は9時側に形
成した構成としてある。このような構成からなる腕時計
型血圧計によれば、腕時計型ケースの12時及び6時方
向の幅が大きくならず、本腕時計型血圧計を手首に装着
しやすくすることができる。
【0014】請求項3記載の腕時計型血圧計は、前記圧
力室を、前記カフに連通する高圧室と大気圧を維持する
常圧室とで形成し、また、前記圧力センサを、これら高
圧室と常圧室の相対圧を検知するセンサとした構成とし
てある。このような構成からなる腕時計型血圧計によれ
ば、本腕時計型血圧計による血圧の測定を、相対圧によ
り正確に行なうことができる。
【0015】請求項4記載の腕時計型血圧計は、前記ム
ーブメント及び前記血圧測定部の圧力センサ,常圧室,
スローリーク弁を前記腕時計型ケース内に収納するとと
もに、前記高圧室を、前記血圧測定部の表示部側に前記
腕時計型ケースの厚み内に形成した構成としてある。こ
のような構成からなる腕時計型血圧計によれば、カフと
分離して腕時計型ケースの厚さ方向に形成した高圧室も
腕時計型ケースの厚み内に納まり、腕時計型血圧計の薄
型化をより確実に達成することができる。
【0016】請求項5記載の腕時計型血圧計は、前記血
圧測定部の常圧室に形成した大気との連通孔に、該常圧
室内の相対的な圧力の変化に応じて変形自在なパッキン
を介在させた構成としてある。このような構成からなる
腕時計型血圧計によれば、常圧室への埃等の侵入を防止
しつつ常圧室内の圧力を大気圧に維持することができ
る。
【0017】請求項6記載の腕時計型血圧計は、前記カ
フを、少なくとも前記腕時計型ケースの裏面とほぼ同じ
大きさにし、前記腕時計型ケースの裏側に取り付けた構
成としてある。このような構成からなる腕時計型血圧計
によれば、本腕時計型血圧計の前記腕バンドの調整領域
を広くとることができ、手首の細い老人や女性あるいは
手首の太いスポーツ選手などに幅広く対応することがで
きる。
【0018】また、血圧を測定するときは、前記腕時計
型ケースを手首の内側に位置させ、前記カフが動脈の近
くに確実に位置するようにして行なう。これにより、前
記腕時計型ケースとほぼ同じ大きさの前記カフで正確に
血圧を測定することができる。
【0019】請求項7記載の腕時計型血圧計は、前記カ
フを、前記腕時計型ケースと別個に設けた構成としてあ
る。このような構成からなる腕時計型血圧計によれば、
本腕時計型血圧計を用いて手首以外の身体の箇所におい
て血圧の測定を行なうことができる。すなわち、長さや
幅の異なる種々の前記カフを使用することにより、本腕
時計型血圧計によって、指,上腕,下肢,太腿等におい
て血圧の測定を行なうことができる。
【0020】請求項8記載の腕時計型血圧計は、前記ポ
ンプを、前記腕時計型ケースの12時側又は6時側に回
動自在に取り付けた構成としてある。このような構成か
らなる腕時計型血圧計によれば、本腕時計型血圧計の良
好な装着感を損なうことなく、前記ポンプを前記腕バン
ドの一部として前記腕時計型ケースに一体的に設けるこ
とができる。
【0021】請求項9記載の腕時計型血圧計は、前記ポ
ンプを、前記腕時計型ケースと別個に設けた構成として
ある。このような構成からなる腕時計型血圧計によれ
ば、前記ポンプを大きくすることができ、前記カフへの
空気の供給時間を短縮することができる。また、前記ポ
ンプの形状の自由度が広がり、前記ポンプをより使いや
すい形状に変更することができる。
【0022】請求項10記載の腕時計型血圧計は、前記
ムーブメントに時計機能をもたせた構成としてある。こ
のような構成からなる腕時計型血圧計によれば、本腕時
計型血圧計を腕時計として常時携帯することができ、腕
時計としての携帯時において、上述した本発明の薄型
化,良好な装着感及び美観の向上等の効果が有効に発揮
される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の腕時計型血圧計の
実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、
本発明の第一実施形態に係る腕時計型血圧計について説
明する。本実施形態の腕時計型血圧計は、ムーブメント
に時計機能と血圧測定機能とをもたせた構成としてあ
る。
【0024】図1は本発明の第一実施形態に係る腕時計
型血圧計を示す斜視図であり、また、図2は上記腕時計
型血圧計の主要部を示す平面図である。さらに、図3は
図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5
は図2のC−C断面図である。またさらに、図6は上記
腕時計型血圧計の血圧測定部を形成するスローリーク弁
の拡大図である。
【0025】図1及び図2において、本実施形態の腕時
計型血圧計1は、主として、本体部と、この本体部の腕
時計型ケース10内に横並びに設けたムーブメント12
及び血圧測定部20と、腕時計型ケース10の6時側
(下側)にピボット型のヒンジ10a(図1には図示せ
ず)を介して回動自在に取り付けたポンプ30と、腕時
計型ケース10及びポンプ30の裏側に取り付けたカフ
40とからなっている。
【0026】また、ポンプ30には、ピボット型のヒン
ジ(図示せず)を介して腕バンド14が取り付けてあ
り、腕時計型ケース10の12時側(上側)に、腕バン
ド14をリンクするためのバンドリンク15がピボット
型のヒンジ10bを介して回動自在に取り付けてある。
さらに、腕バンド14の端部には、該腕バンド14の表
面に係着するマジックテープ14aが取り付けてある。
【0027】図2及び図4に示すように、本体部の腕時
計型ケース10中央には、回路基板12aと液晶表示部
12bとからなるムーブメント12が収納してある。こ
れら回路基板12aと液晶表示部12bとは、導電ゴム
12cによって電気的に接続してある。
【0028】回路基板12aは、時計及びカレンダ等の
機能を有する時計回路と、血圧測定部20の圧力センサ
25が検知した圧力データにもとづいて血圧の測定を行
なう測定回路とを具備する。また、図2に示すように、
液晶表示部12bは、前記時計回路からの信号にもとづ
いて時刻,日付け等を表示(表示部下側)するととも
に、前記測定回路からの信号にもとづいて最高血圧と最
低血圧の値を表示(表示部上側)する。さらに、液晶表
示部12aの表面は、腕時計型ケース10に嵌め込んだ
ガラス13によって覆われている。
【0029】血圧測定部20は、図2及び図3に示すよ
うに、腕時計型ケース10内のムーブメント12の側部
(9時側)に隣接して設けてあり、主として、腕時計型
ケース10に穿設した通気路21と、ジョイント22を
介して通気路21に連通する高圧室23と、この高圧室
23とともに圧力室を形成する常圧室24と、高圧室2
3と常圧室24の間に位置し、相対圧を検知して前記回
路基板12aに検知信号を出力する前記圧力センサ25
と、高圧室23内を定速減圧するスローリーク弁26と
で構成してある。
【0030】図3において、通気路21には、カフ40
を接続するための第一コネクタ座27が挿設してあり、
この第一コネクタ座27にカフ40の第一コネクタ43
を接続することにより、カフ40と通気路21及び高圧
室23が連通する。
【0031】また、図3及び図4に示すように、常圧室
24の底壁には、常圧室24内を大気と連通する連通孔
28が穿設してある。そして、この連通孔28は、常圧
室24内の圧力と大気圧との相対的な圧力の変化に応じ
て変形自在なパッキン29によって覆ってある。さら
に、この連通孔28を大気と連通させるため、図示して
ないが、腕時計型ケース10とカフ40の間にわずかな
隙間を形成してある。
【0032】スローリーク弁26は、図3及び図6に示
すように、一端に截頭円錐形の凹部261aを形成した
排気調整軸261と、中心部に孔262aを形成すると
ともに、排気調整軸261の凹部261aと対向する部
分に凹部261aと同じ截頭円錐形の膨出部262bを
形成したリーク弁262とからなり、リーク弁262の
膨出部262bと排気調整軸261の凹部261aとの
隙間を、調整ねじ263によって調整することによっ
て、高圧室23の空気圧の減圧速度を一定にしている。
【0033】ここで、リーク弁262の膨出部262b
と排気調整軸261の凹部261a間の隙間は、ポンプ
30でカフ40に空気を供給しているときには膨出部2
62bが凹部261a側に変形して両者262b,26
1aが接触し、カフ40への空気の供給を停止したとき
には一定時間の間に一定圧だけ定速減圧できる程度の隙
間となるように調整する。
【0034】ポンプ30は、図5に示すように、ポンプ
胴31と、このポンプ胴31に設けたゴムドーム32
と、ゴムドーム32内に空気を吸引するための通気路3
3と、ゴムドーム32内の空気をカフ40内に送り込む
ための通気路34と、各通気路33,34のゴムドーム
32内の開口部に取り付けたリード35,36と、カフ
40を通気路34に接続するために挿設した第二コネク
タ座37とを備えた構成としてある。
【0035】このポンプ30は、上述したように、腕時
計型ケース10の6時側にヒンジ10aを介して回動自
在に結合してあり、第二コネクタ座37にカフ40の第
二コネクタ44を接続することによってカフ40と連通
する。そして、ポンプ30のゴムドーム32を押すこと
によってカフ40内に空気が供給される。
【0036】カフ40は、図3に示すように、ナイロン
製の上地及び下地からなる空気袋41と、ステンレス製
の添板(図示せず)と、これら空気袋41及び前記添板
を収納する上皮と下布からなるカフケース42とで構成
してある。このカフ40の空気袋41には、血圧測定部
20の第一コネクタ座27と接続するための前記第一コ
ネクタ43と、ポンプ30の第二コネクタ座37と接続
するための前記第二コネクタ44とが設けてある。
【0037】また、図2に示すように、カフ40は、腕
時計型ケース10とポンプ30及びバンドリンク15の
裏面形状と対応する形状としてあり、従来の腕時計型血
圧計のカフ(図12参照)に比べて全長を短くしてあ
る。さらに、消耗品であるカフ40は、図示していない
が、腕時計型ケース10の裏側に、ねじによって交換可
能に取り付けてある。
【0038】次に、上記構成からなる時計一体型血圧計
の血圧測定の動作について、図1,図2,図3を参照し
て説明する。
【0039】血圧を測定するときは、時計一体型血圧計
1の本体部を手首の内側に回し、カフ40を動脈の近く
に確実に位置するようにして行なう。次いで、血圧測定
部20の高圧室23の空気圧が所定の圧力となるまで、
ポンプ30によって空気をカフ40へ供給し、高圧室2
3の空気圧が所定の高さになったときにポンプ30によ
る空気供給を停止する。
【0040】すると、その空気圧によって血圧測定部2
0のスローリーク弁26が作動し、高圧室23及びカフ
40の定速減圧が行なわれる。
【0041】スローリーク弁26による定速減圧は、具
体的には次のようにして行なわれる。すなわち、高圧室
23の空気圧が所定の圧力となるまで、ポンプ30によ
って空気をカフ40へ供給する。すると、その空気の供
給によりリーク弁262が排気調整軸261側に変形
し、リーク弁262の膨出部262bを、排気調整軸2
61の凹部261a側に移動させる。これにより、リー
ク弁262の膨出部262bと排気調整軸261の凹部
261aの間の隙間がほとんどなくなる。
【0042】その後、高圧室23の空気圧が所定圧にな
るとポンプ30による空気供給を停止して、高圧室23
の空気圧を所定の高さにする。このポンプの停止により
膨出部262bが凹部261aと反対側に移動し、膨出
部262bと凹部261aの間の隙間を生じさせる。
【0043】したがって、高い圧力の空気は、リーク弁
262の中心部にある排気のための孔262aを通り、
排気調整軸261の凹部261aとリーク弁262の膨
出部262bとの狭い隙間を通過し、リークスペース2
64を介して排気孔265から排気される。
【0044】このようにして高圧室23の空気が徐々に
排気され空気圧が低下してくると、リーク弁262の変
形も小さくなり、排気調整軸261の凹部261aとリ
ーク弁262の膨出部262bとの隙間が広がるため、
圧力が低下した空気であっても容易かつ一定圧で排気す
ることができる。この結果、空気圧の高低にかかわら
ず、高圧室23の空気を一様に排気し定速減圧する。
【0045】このスローリーク弁26による高圧室23
の低速減圧時に生じる脈動現象(脈圧と血流の変化)
を、血圧測定部20の圧力センサ25によって検知する
ことにより血圧の測定が行なわれる。
【0046】このような本実施形態の腕時計型血圧計に
よれば、ムーブメント12の側部に隣接して血圧測定部
20を設けてあるので、血圧計全体の肉厚を通常の腕時
計と同様に薄型化することができ、普通の腕時計と全く
変わらない装着感と、美観の向上を図ることができる。
【0047】また、血圧測定部20を腕時計型ケース1
0内の9時側に形成したことにより、腕時計型ケース1
0の12時及び6時方向の幅が大きくならず、腕時計型
血圧計1が手首に装着しやすくなる。さらに、血圧測定
部20が腕時計型ケース10内の9時側に位置するの
で、手首を曲げたときに手が血圧測定部20に当たるこ
ともない。
【0048】またさらに、カフ40と分離して血圧測定
部20の表示部側に形成した高圧室23も腕時計型ケー
ス10の厚み内に納まり、腕時計型血圧計1の薄型化を
より確実に達成することができる。
【0049】また、血圧測定部20の常圧室24に形成
した大気との連通孔28を、該常圧室24内の圧力の変
化に応じて変形自在なパッキン29によって覆ったこと
により、常圧室24への埃等の侵入を防止しつつ常圧室
24内の圧力を大気圧に維持することができる。
【0050】さらに、カフ40を、腕時計型ケース10
とほぼ同じ大きさにし、腕時計型ケース10の裏側に取
り付けたことにより、腕時計型血圧計1の腕バンド14
の調整領域を広くとることができ、手首の細い老人や女
性あるいは手首の太いスポーツ選手などに幅広く対応す
ることができる。
【0051】またさらに、ポンプ30を、腕時計型ケー
ス10の6時側に、ヒンジ10aを介して回動自在に設
けたことにより、ポンプ30を腕バンド14の一部とし
て一体的に設けることができ、腕時計型血圧計1が手首
に装着しやすくなり、また、通常の腕時計と全く変わら
ない装着感を得ることができる。
【0052】また、ムーブメント12に時計機能をもた
せたことにより、腕時計型血圧計1を腕時計として常時
携帯することができ、腕時計としての携帯時において、
上述した腕時計型血圧計1の薄型化,良好な装着感及び
美観の向上及びいつでもどこでも簡単に血圧測定ができ
る等の効果を有効に発揮される。
【0053】なお、上述した本実施形態では、血圧測定
部20をムーブメント12の9時側に隣接して腕時計型
ケース10内に設けた構成としたが、血圧測定部20を
ムーブメント12の3時側に隣接して腕時計型ケース1
0内に設けてもよい。また、ムーブメント12の側部に
隣接するのであれば、血圧測定部20を腕時計型ケース
10と別個に設けてもよい。
【0054】さらに、ポンプ30とバンドリンク15の
取付位置を逆にしてもよい。すなわち、ポンプ30を腕
時計型ケース10の12時側(上側)に設け、バンドリ
ンク15を腕時計型ケース10の6時側(下側)にそれ
ぞれ回動自在に取り付けることもできる。
【0055】またさらに、常圧室24を設けず、高圧室
(圧力室)24のみの絶対圧にもとづいて血圧を測定す
る構成とすることもできる。この場合、圧力センサは絶
対圧用センサを用いる。
【0056】また、ムーブメント12から時計機能を排
除して、血圧計の測定のみを行なうこととしてもよい。
【0057】さらに、血圧の測定を行なうとき、ポンプ
30からカフ40に空気を供給すると、高圧室23の空
気圧が瞬間的に高くなり、スローリーク弁26におい
て、リーク弁262の膨出部262bと排気調整軸26
1の凹部261aの表面どうしが密に接触して離れなく
なることがある。このような現象が起きると空気の排気
がスムーズに行なえず、定速減圧ができなくなってしま
う。
【0058】そこで、リーク弁262の膨出部262b
表面、あるいは、排気調整軸261の凹部261a表面
に、図7及び図8に示すような突起又は溝を形成するこ
とにより、リーク弁262の膨出部262bと排気調整
軸261の凹部261aの間の隙間を常に確保する構成
としてもよい。
【0059】具体的には、図7(a)に示すように、リ
ーク弁262の膨出部262bの表面に孔262aから
放射状に数条の突起262cを形成する。この突起26
2cの断面形状は、図7(b)に示すU字状、図7
(c)に示す矩形状あるいは図7(d)に示す逆台形状
等とする。このような形状とすると、リーク弁262の
膨出部262bが排気調整軸261の凹部261aと圧
接したときに、突起262cがつぶれてしまうようなこ
とがなくなる。
【0060】また、排気調整軸261の凹部261aに
は、図8(a)に示すように、その中心から放射状に数
条の溝261bを形成する。この場合も、排気調整軸2
61の凹部261aにリーク弁262の膨出部262b
が圧接したときに、溝261bがつぶれてしまわないよ
うに、溝261bの断面形状を、図8(b)に示すU字
状、図8(c)に示す矩形状あるいは図8(d)に示す
逆台形状等とする。
【0061】なお、突起と溝の位置態様は、上記図7及
び図8のものに限定されるものではなく、突起を排気調
整軸261の凹部261aに形成し、溝をリーク弁26
2の膨出部262bに形成してもよく、さらにこれらを
混在して形成させたものであってもよい。
【0062】次に本発明の第二実施形態に係る腕時計型
血圧計について、図9及び図10を参照しつつ説明す
る。図9は本発明の第二実施形態に係る腕時計型血圧計
を示す平面図である。また、図10は上記腕時計型血圧
計の血圧測定部を示す部分断面図である。
【0063】これら図面において、本実施形態の腕時計
型血圧計5は、腕時計型ケース51と別個に設けた指用
カフ54を、チューブ55を介して血圧測定部52の高
圧室52bに接続した構成としてある。
【0064】具体的には、血圧測定部52の高圧室52
bとポンプ53とに連通する通気路52eにジョイント
52aを設け、このジョイント52aにチューブ55に
一端を接続して、指用カフ54を血圧測定部52の高圧
室52bに接続させる。また、血圧測定部52の通気路
52eには、コネクタ座52fが挿設してあり、このコ
ネクタ座52fにコネクタ53aを取り付けることによ
り、ポンプ53と高圧室52b及び指用カフ54が連通
する。
【0065】このような構成からなる本実施形態の腕時
計型血圧計では、指用カフ54を指に装着することによ
って血圧の測定を行なうことができる。また、血圧の測
定を行なわないときは、指用カフ54のチューブ55を
血圧測定部52のジョイント52aから取り外すととも
に、ジョイント52aの先端を図示しないキャップで塞
ぎ、腕時計型血圧計5を腕時計として使用する。
【0066】なお、指用カフ54以外にも、長さや幅の
異なる種々のカフを使用することにより、本腕時計型血
圧計5によって、上腕,下肢,太腿等において血圧の測
定を行なうことができる。
【0067】次に、本発明の第三実施形態に係る腕時計
型血圧計について、図11を参照しつつ説明する。図1
1は本発明の第三実施形態に係る腕時計型血圧計を示す
平面図である。
【0068】同図において、本実施形態の腕時計型血圧
計6は、ポンプ63及び指用カフ64を腕時計型ケース
61と別個に設け、チューブ65を介して血圧測定部6
2に接続した指用カフ64に、ポンプ63を接続した構
成としてある。
【0069】このような構成によれば、ポンプ63を大
きくすることができ、指用カフ64への空気の供給時間
を短縮することができる。また、ポンプ63の形状の自
由度が広がり、ポンプ63を使いやすい形状に変更する
ことができる。
【0070】さらに、血圧の測定を行なわないときは、
ポンプ63及び指用カフ64を取り外すことにより、腕
時計型血圧計をほとんど通常の腕時計と同じ状態にする
ことができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の腕時計型血圧計
によれば、腕時計と同様の薄型化を図ることができ、こ
れにより、腕時計と全く変わらない装着感と、美観の向
上を図ることができるとともに、腕バンドの調整領域も
広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る腕時計型血圧計を
示す斜視図である。
【図2】上記腕時計型血圧計の主要部を示す平面図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】上記腕時計型血圧計の血圧測定部を形成するス
ローリーク弁の拡大図である。
【図7】同図(a)は上記スローリーク弁を形成するリ
ーク弁の膨出部の下面図であり、同図(b),(c),
(d)は同図(a)のD−D断面図である。
【図8】同図(a)は上記スローリーク弁を形成する排
気調整軸の凹部の上面図であり、同図(b),(c),
(d)は同図(a)のE−E断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る腕時計型血圧計を
示す平面図である。
【図10】上記腕時計型血圧計の血圧測定部を示す部分
断面図である。
【図11】本発明の第三実施形態に係る腕時計型血圧計
を示す平面図である。
【図12】従来の腕時計型血圧計を示す断面図である。
【符号の説明】
1,5,6 腕時計型血圧計 10,51,61 腕時計型ケース 12 ムーブメント 20,52,62 血圧測定部 23 高圧室 24 常圧室 25 圧力センサ 26 スローリーク弁 28 連通孔 29 パッキン 30,53,63 ポンプ 40 カフ 54,64 指用カフ 55,65 チューブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕時計型のケースに設けた腕バンドを手
    首に巻き付けて用いる腕時計型の血圧計において、 圧力センサからの検知信号にもとづいて血圧の測定を行
    なう測定回路,この測定回路の測定結果を表示する表示
    部を有するムーブメントと、 このムーブメントの側部に隣接して設けられ、圧力室,
    この圧力室内の圧力を検知する前記圧力センサ及び前記
    圧力室内を定速減圧するスローリーク弁を有する血圧測
    定部と、 この血圧測定部の圧力室と分離して設けられたカフと、 このカフに空気を供給するポンプとを備えたことを特徴
    とする腕時計型血圧計。
  2. 【請求項2】 前記血圧測定部を、前記ムーブメントの
    3時側又は9時側に形成した請求項1記載の腕時計型血
    圧計。
  3. 【請求項3】 前記圧力室が、前記カフに連通する高圧
    室と大気圧を維持する常圧室とからなり、また、前記圧
    力センサが、これら高圧室と常圧室の相対圧を検知する
    センサである請求項1又は2記載の腕時計型血圧計。
  4. 【請求項4】 前記ムーブメント及び前記血圧測定部の
    圧力センサ,常圧室,スローリーク弁を前記腕時計型ケ
    ース内に収納するとともに、前記高圧室を、前記血圧測
    定部の表示部側に前記腕時計型ケースの厚み内に形成し
    た請求項3記載の腕時計型血圧計。
  5. 【請求項5】 前記血圧測定部の常圧室に形成した大気
    との連通孔に、該常圧室内の相対的な圧力の変化に応じ
    て変形自在なパッキンを介在させた請求項3又は4記載
    の腕時計型血圧計。
  6. 【請求項6】 前記カフを、少なくとも前記腕時計型ケ
    ースの裏面とほぼ同じ大きさにし、前記時計ケースの裏
    側に取り付けた請求項1,2,3,4又は5記載の腕時
    計型血圧計。
  7. 【請求項7】 前記カフを、前記腕時計型ケースと別個
    に設けた請求項1,2,3,4又は5記載の腕時計型血
    圧計。
  8. 【請求項8】 前記ポンプを、前記腕時計型ケースの1
    2時側又は6時側に回動自在に取り付けた請求項1,
    2,3,4,5,6又は7記載の腕時計型血圧計。
  9. 【請求項9】 前記ポンプを、前記腕時計型ケースと別
    個に設けた請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の
    腕時計型血圧計。
  10. 【請求項10】 前記ムーブメントに時計機能をもたせ
    た請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の
    腕時計型血圧計。
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