JPH09288193A - 沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置とその運転方法 - Google Patents

沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置とその運転方法

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JPH09288193A
JPH09288193A JP8098501A JP9850196A JPH09288193A JP H09288193 A JPH09288193 A JP H09288193A JP 8098501 A JP8098501 A JP 8098501A JP 9850196 A JP9850196 A JP 9850196A JP H09288193 A JPH09288193 A JP H09288193A
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cooling
power
reactor
wim
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JP8098501A
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Katsuhiko Motai
勝彦 馬渡
Kiyoma Otama
清磨 大玉
Masaji Usu
正司 薄
Hideo Komita
秀雄 小見田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所内交流母線の瞬時停電や電源喪失時におい
ても、原子炉内蔵型冷却水再循環装置を所定の定格流
量、あるいは所定の流量コーストダウン運転が行なえ、
しかもRIPシステムの台数を削減でき、発電設備の初
期投資および点検保守費用の低減による経済性向上が可
能な原子炉内蔵型冷却材再循環装置とその運転方法を提
供する。 【解決手段】 所内交流母線2の瞬時停電や電源喪失の
信号によりIMG20を発電機として作動させ、FW2
1に貯蔵されたエネルギーを交流電力に変換し、制御装
置14によりVVVF6がRIP11の運転速度に対応
した周波数の交流電圧を供給し得る直流電圧を出力する
ように制御されたINV19を介して直流電力に変換せ
しめてVVVF6の整流器出力側直流回路に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はRIP(沸騰水型原
子炉内蔵型誘導電動機駆動冷却材再循環ポンプ)を駆動
する電源およびWIM(ポンプ駆動用水中型誘導電動
機)の冷却に係り、原子力発電所の所内交流母線の瞬時
停電や電源喪失時に、原子炉燃料棒の損傷発生を未然に
防ぎ、かつWIMの出力を増加せしめてポンプ設置台数
の削減を可能とする沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉においては、原子炉の出
力を制御する一手段として、原子炉の炉心における冷却
材再循環流量を制御する方式が採られている。これを図
20の系統構成図により説明すると、原子力タービン発
電機1の出力の一部を所内交流母線2、所内変圧器3、
遮断器4を介して入力変圧器5に入力し、この入力変圧
器5により所定の電圧にしてVVVF(可変電圧可変周
波数電源装置)6に給電する。VVVF6は、入力電圧
を内蔵の整流器7、平滑器8により直流としたのち、逆
変換器9において逆変換し、制御装置14からの制御信号
で指定された周波数と電圧の交流として、出力変圧器10
を介してWIM12に給電し、RIP11の回転速度を変化
させ、炉心における冷却材再循環流量を制御する。
【0003】RIP11は原子炉に内蔵設置されるため
に、回転体の外径は構造上の制約から大きくできず、保
有する回転慣性エネルギーは小さい。このため、所内交
流母線2の瞬時停電や電源喪失時に、図21に示すよう
にポンプの回転数が急速に低下し、炉心流量は急減する
ので、炉心に装荷された燃料棒が熱的に損傷するおそれ
がある。これを避けるため、図20中に示すように所内
変圧器3と入力変圧器5との間に、回転体の保有する回
転慣性エネルギーの大きい誘導電動機で駆動されるMG
(誘導電動機駆動交流発電機)78を介在させ、母線から
の電力をMG78を介してVVVF6に供給し、瞬時停電
や電源喪失時に、この回転慣性エネルギーにより急激な
炉心流量低下を抑え、燃料棒の熱的な損傷を防止するよ
うにしている。
【0004】ポンプを駆動するWIM12は、図22に示
すように、沸騰水型原子炉圧力容器31の下部の、原子炉
の炉水と連通したモータケーシング・ノズル32内の水中
に設置され、原子炉から熱伝導により伝達される入熱
と、電動機の銅損および鉄損と、機械損による発生熱を
冷却するために、WIMロータ36に直結したスラスト板
に組込まれた補助ポンプ39でWIM12内の水を加圧し、
これをRIP冷却水配管40を介して外部に設置されたR
IP冷却熱交換器41の一次側42に循環させ、その2次側
43を循環する、海水冷却熱交換器53において海水で冷却
された冷却水と熱交換させている。
【0005】さらに、沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循
環装置を構成する複数台のRIP11あるいはVVVF6
のうち1台が故障した場合に、残余の健全なRIPの運
転速度を増加させ、原子炉定格出力運転を可能にする冷
却材再循環流量を確保するようにしている。ちなみに、
電気出力1340MWeのプラントに用いられている沸
騰水型原子炉では、10台のRIPシステムを装備し、
1台のRIPシステムが運転を停止した状態でも、残り
の9台のRIPシステムの回転速度を上昇して1350
MWeの電気出力が得られる設計となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、RIP
を駆動するVVVFは半導体素子による静止型であり、
信頼性も高く応答性に優れているが、所内交流母線の瞬
時停電や電源喪失時のRIPの回転慣性エネルギーの不
足による急激な流量低下を補うため、保有する回転慣性
エネルギーの大きいMGを直列に挿入している。このM
Gは大型回転機器であり、軸受潤滑ポンプなど付設する
多くの補機を要するため、信頼性が低くなり、設置場所
も大きくなり、しかも運転効率も悪いという欠点を有し
ている。
【0007】WIMはロータ36に直結したスラスト板に
組込まれた補助ポンプ39で冷却水をWIM内部から外部
に設置されたRIP冷却熱交換器41に循環させるが、R
IPの回転数をあげると、冷却水循環流量が増えるのは
都合よいが、その分だけWIMの電気入力も増すので、
所要冷却容量も増加する欠点がある。さらに、RIP冷
却熱交換器41に供給される冷却水は、図22に示すよう
に、他の作動温度の高い原子炉浄化系非再生熱交換器80
と共用になっているため、30℃と放熱先の海水温度に
比べて高く設定されており、WIMに供給される温度は
35℃となり、ステータ35の巻線に用いられている絶縁
材料の許容温度90℃との温度差が小さくなり、WIM
の巻線の許容電流、したがって電動機出力を制限してし
まう欠点がある。
【0008】複数台の原子炉内蔵型冷却水再循環装置を
具備した沸騰水型原子炉では、運転中のRIP故障に備
えるため、1台が故障した場合に残余の健全なRIPの
運転速度を増加して原子炉定格出力運転を可能ならしめ
る運転方法をとるので、原子炉運転の信頼性は向上する
が、原子炉内蔵型冷却水再循環装置の設置台数が増加
し、しかも正常な運転時にはRIPの性能を抑えて運用
するため、設備投資の効果を低下させるという欠点を有
している。
【0009】本発明は、原子炉内蔵型冷却水再循環装置
を具備した沸騰水型原子炉において、交流母線の瞬時停
電や電源喪失時に炉心に装荷された燃料棒の熱的な損傷
発生を抑制するため、静止型のVVVFの高い信頼性を
損なうことなく母線の電源喪失を補償できるFMES
(フライホイールエネルギー貯蔵装置)を採用すること
により、またWIMの冷却水温度を低めることによりW
IMの出力増大を図り、原子炉に必要な炉心流量を得る
RIP台数を削減し、沸騰水型原子炉の信頼性を向上さ
せ、合わせて設備投資効果の改善を可能とする原子炉内
蔵型冷却水再循環装置およびその運転方法を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の沸騰水型原子炉
内蔵型冷却材再循環装置は、所内交流母線よりVVVF
を介してRIPに駆動電力を供給すると共に、VVVF
の整流器出力側からINVを介して逆変換により交流電
力を得てFMESのIMGに供給し、このIMGの回転
軸に直結したFWを所定の回転数で回転を維持させてお
き、所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪失時に原子
炉に装荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制するために必
要なRIPの運転を継続せしめるエネルギーを慣性エネ
ルギーとして貯蔵する電源装置において、所内交流母線
の瞬時停電あるいは電源喪失の信号によりIMGを回路
に残留する電流により発電機として作動させ、FWに貯
蔵された慣性エネルギーを交流電力に変換せしめ、制御
装置によりVVVFがRIPの運転速度に対応した周波
数の交流電圧を供給し得る直流電圧を出力するように制
御されたINVを介して直流電力に変換せしめ、VVV
Fの整流器出力側直流回路に供給することによりRIP
の運転を所定時間だけ継続可能にしたRIP駆動用電源
装置を有することを主な特徴とするものである。なお、
上記FMESは、静止型のSMESに置換えてもよい。
【0011】また、本発明の沸騰水型原子炉内蔵型冷却
材再循環装置の運転方法は、所内交流母線よりVVVF
を介して複数台のRIPに駆動電力を供給すると共に、
VVVFの整流器出力側からFMESまたはSMESに
電力を供給し、所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪
失時に原子炉に装荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制す
るために必要なRIPの運転を継続せしめるエネルギー
を慣性エネルギーまたは磁界エネルギーとして貯蔵する
電源装置において、1台のRIPが故障した場合に、炉
心に装荷された燃料棒の熱的な損傷のおそれのない炉心
熱出力になるまで制御棒を挿入して原子炉出力を下げた
後に修理を行なって出力を回復させ、または修理不能の
場合には原子炉の計画停止時まで炉心に装荷された燃料
棒の熱的な損傷のおそれのない炉心熱出力になるまで制
御棒を挿入し、原子炉出力を下げて原子炉の運転を継続
することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明において
は、所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪失の信号が
制御装置に入力されると、FWを駆動していたIMGが
FWに貯蔵されている回転慣性エネルギーを駆動エネル
ギーとして交流発電機となりINVに交流電力を供給
し、INVは逆変換により直流電力にしてVVVFの整
流器出力側直流回路に、瞬時停電時には直流回路の電圧
を所定値に保持する直流電圧で、電源喪失時には直流回
路の電圧をVVVFの制御装置に組込まれた制御手順と
協調をとり、VVVFがRIPに出力する交流電力を効
率よく供給しうる直流電圧で給電し、原子炉に装荷され
た燃料棒の熱的な損傷を防止する炉心流量を確保するR
IPの運転が継続される。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、FMESをSMES(超電導エネルギー
貯蔵装置)に置換したものである。SMESは、静止型
で回転部分がなく、RIP駆動用電源装置の信頼性を向
上させることができる。
【0014】請求項3の発明は、RIP駆動用電源装置
において、沸騰水型原子炉に設置された複数台のRIP
に駆動電力を供給すると共に、所内交流母線の瞬時停電
あるいは電源喪失時に当該複数台のRIPに原子炉に装
荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制するために必要なR
IPの運転を継続せしめるエネルギーをFMESに貯蔵
するようにしたもので、通常運転時には1台のVVVF
で複数台のRIPを駆動し、所内交流母線の瞬時停電あ
るいは電源喪失時には請求項1の発明と同様に作動す
る。この場合、FMESのFWに貯蔵されるエルギーを
増加せしめ、またIMGおよびINVの容量を原子炉に
装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止する炉心流量を確
保するための電力をVVVFに給電し得るように増強し
ておくことが望ましい。
【0015】請求項4の発明は、沸騰水型原子炉に設置
された複数台のRIPの一部をRIP駆動用電源装置で
駆動し、残余はFMESまたはSMESを有しないVV
VFで駆動することを特徴とするもので、通常運転時は
FMESを装備したVVVFで駆動されるRIPとFM
ESを装備しないVVVFで駆動されるRIPで原子炉
運転に必要な炉心流量を供給する。所内交流母線の瞬時
停電あるいは電源喪失時には、FMESを装備したVV
VFで駆動されるRIPに対して請求項1の発明と同様
に作用するが、FMESを装備しないVVVFで駆動さ
れるRIPはその回転慣性が小さいので、回転速度が急
減することを考慮して燃料棒の熱的な損傷を防止する炉
心流量を予め算出しておき、その流量を確保するのに必
要な電力をFMESを装備したVVVFの制御装置に組
込まれた制御手順と協調をとりVVVFがRIPに出力
する交流電力を効率よく供給しうる直流電圧で給電す
る。この場合、FMESのFWに貯蔵されるエネルギー
を増加せしめ、またIMGおよびINVの容量を原子炉
に装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止する炉心流量を
FEMSを装備しないVVVFで駆動されるRIPの急
速な回転速度低下、停止による流量低下、および逆流の
補償分を含めて確保する電力をVVVFに給電し得るよ
うに増強するのが望ましい。
【0016】請求項5の発明は、FMESのIMGおよ
びFWを真空もしくは減圧された容器内に収納したこと
を特徴とするもので、FNESのIMGとFWを減圧容
器の内部に設置し、付設する排気装置で排気して減圧さ
れた雰囲気におくことにより、回転により生じる風損を
低減し、回転慣性エネルギーを効果的に貯蔵する。この
場合、減圧により風損が低減されるので、IMGおよび
FWの回転数を高速回転させることにより、所望の回転
慣性エネルギーを、より小型の装置で貯蔵することが可
能となる。
【0017】請求項6の発明は、RIPのWIMの冷却
用熱交換器に、冷凍機の冷媒もしくは冷媒により冷却さ
れた冷水を供給するようにしたことを特徴とするもの
で、WIMの巻線および鉄心に発生する熱と高温の原子
炉容器から熱伝導により伝達される熱を、WIM下部の
スラスト板に組込まれた補助ポンプによりステータおよ
びロータ周辺に水流を生じさせて冷却し、温度上昇した
水を外部に設置されたRIP冷却熱交換器に送り、ここ
で冷凍機より循環される冷凍機冷媒あるいは冷水と熱交
換せしめ、冷却された水をWIMに戻す。WIMに戻す
水として0℃近くの低温度の冷水が所望される場合に
は、RIP冷却熱交換器の冷却用流体として水は凍結す
るので凍結温度の低い冷媒を用いる。
【0018】請求項7の発明は、RIPのWIMの冷却
用熱交換器に、蓄冷器に貯蔵された冷熱媒体との熱交換
により冷却された冷媒もしくは冷水を供給するようにし
たことを特徴とするもので、請求項6における冷凍機を
蓄冷機で代替させ、同様の作用を行なう。蓄冷器に貯蔵
され、RIP冷却熱交換器の冷却で消費される寒冷は付
設された蓄冷器用冷凍機により供給される。蓄冷器用冷
凍機はRIP冷却熱交換器に必要な冷却量と釣り合わせ
た連続運転としてもよいが、蓄冷器を一定期間の冷却に
必要な寒冷を貯蔵する容量として、一定周期で消費され
た寒冷を蓄冷器に補給する間欠運転としてもよい。
【0019】請求項8の発明は、RIPのWIMの冷却
用熱交換器に、専用の海水冷却熱交換器もしくは空気冷
却熱交換器で冷却された冷水を供給するようにしたこと
を特徴とするもので、海水冷却熱交換器または空気冷却
熱交換器を介して冷却した海水や大気を冷熱源としてR
IP冷却熱交換器に冷却水を供給する。
【0020】この場合、昼夜や季節の変動によりRIP
冷却熱交換器に所望される温度の冷却水を供給できない
ときには、切替制御弁を操作することにより海水冷却熱
交換器または空気冷却熱交換器と並列に接続された冷凍
機または蓄冷器により所望される温度に冷却してもよ
く、あるいは切替制御弁を中間開度にして海水冷却熱交
換器または空気冷却熱交換器による冷却と冷凍機または
蓄冷器を併用してRIP冷却熱交換器41に所望の温度に
冷却するようにしてもよい。
【0021】請求項9の発明は、WIM冷却用冷水をW
IMに直結されたポンプで循環せしめることを特徴とす
るもので、WIMを冷却する冷却水をWIMの回転軸に
直結したスラスト板に組み込まれた補助ポンプで循環さ
せ、WIMの巻線および鉄心に発生する熱と高温の原子
炉容器から熱伝導により伝達される熱を外部に設置され
たRIP冷却熱交換器に送り、ここで冷凍機、蓄冷器、
海水冷却熱交換器または空気冷却熱交換器からの冷媒あ
るいは冷水と熱交換させることができる。
【0022】請求項10の発明は、WIM冷却用冷水を
外部に設置した冷却水循環ポンプで循環せしめることを
特徴とするもので、RIP外部に設置された冷却水循環
ポンプを運転することにより冷却水をWIMからRIP
冷却熱交換器に循環させ、ここで冷凍機、蓄冷機、海水
冷却熱交換器または空気冷却熱交換器からの冷媒あるい
は冷水と熱交換させることができる。
【0023】請求項11の発明は、冷却水循環ポンプの
故障に備えて冷却水ポンプ切替弁を介して冷却水循環ポ
ンプを並列に接続しておくもので、常時はその内の1系
統だけで冷却水をWIMからRIP冷却熱交換器に循環
させ、故障時には冷却水ポンプ切替弁を操作して冷却水
循環を維持する。
【0024】請求項12の発明は、冷却水循環ポンプの
循環流量をRIP回転数、またはWIMの駆動電流、駆
動電圧もしくは駆動電力に応じて制御することを特徴と
するもので、巻線および鉄心に発生する熱が概ねWIM
の駆動電力に比例することに鑑み、駆動電流もしくは駆
動電圧と回転数および冷却水温度の信号を冷却水流量制
御装置に入力し、WIMの巻線および鉄心の温度変化を
抑制する最適冷却水流量を、駆動電力がRIP回転数の
概ね3乗に比例する関数関係を用いて算出し、流量調整
弁と冷却水循環ポンプに制御信号を発信せしめ、RIP
運転状態の変化に対するWIMの巻線および鉄心の温度
変化を抑制する。
【0025】請求項13の発明は、WIM冷却用冷水温
度をRIP回転数、またはWIMの駆動電流、駆動電圧
もしくは駆動電力に応じて制御することを特徴とするも
のである。WIMに直結された補助ポンプによる冷却水
循環流量はRIP回転数に概ね比例するが、WIMの駆
動電力はRIP回転数の概ね3乗に比例して増大するた
め、RIP入口と出口の冷却水温度差は回転数の2乗に
比例して増大する。WIMの駆動電流、駆動電圧または
回転数と、冷却水温度の信号を循環冷媒制御装置に入力
し、RIP冷却熱交換器に供給する冷媒の温度と循環流
量を制御し、RIP冷却熱交換器の一次側と2次側の温
度差を制御することによりWIMの冷却水温度上昇を抑
制することができる。
【0026】請求項16記載の発明は、RIP台数を、
沸騰水型原子炉の運転サイクル末期に定格出力を得る炉
心流量をRIPの定格最大流量で除した商を越えない最
大整数とすることを特徴とするものである。本発明にお
いては、RIPの回転数を高めて定格流量を増やし、沸
騰水型原子炉に装備するRIP台数の削減を図るが、こ
の場合にはWIMの駆動電力も増大してWIMの巻線や
鉄心の発熱量が増大するので、WIMの巻線に用いられ
る絶縁被覆材料の許容温度以下に冷却する。また、RI
P台数を削減する場合にはRIPやその駆動電源故障に
よる炉心流量低下が炉心に装荷された燃料棒の熱的な損
傷に及ぼす影響が大きくなるので、前述のようにして電
源系統の信頼性を向上させる。
【0027】請求項15の発明は、所内交流母線よりV
VVFを介して複数台のRIPに駆動電力を供給すると
共に、前記VVVFの整流器出力側からFMESまたは
SMESに電力を供給し、前記所内交流母線の瞬時停電
あるいは電源喪失時に原子炉に装荷された燃料棒の熱的
な損傷を抑制するために必要なRIPの運転を継続せし
めるエネルギーを慣性エネルギーまたは磁界エネルギー
として貯蔵する電源装置において、1台のRIPが故障
した場合に、炉心に装荷された燃料棒の熱的な損傷のお
それのない炉心熱出力になるまで制御棒を挿入して原子
炉出力を下げた後に修理を行なって出力を回復させ、ま
たは修理不能の場合には原子炉の計画停止時まで炉心に
装荷された燃料棒の熱的な損傷のおそれのない炉心熱出
力になるまで制御棒を挿入し、原子炉出力を下げて原子
炉の運転を継続することを特徴とするものである。RI
Pシステムの故障時には多少の稼働率低下を容認し、原
子炉に装荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制するためR
IPシステムの故障による炉心流量低下に見合った原子
炉出力まで下げる運用を行ない、稼働率低下による損傷
を防ぐためRIPシステムの設置台数を増やてし冗長性
を付与することによる初期設備投資の肥大化を回避する
ことができる。
【0028】欧州で稼働している原子炉内蔵型冷却水再
循環システムの累積運転実績は1000万時間・台を超
えており、原子炉容器を開放して修理を要するような故
障経験は殆どなく、このような故障の発生する故障率λ
は10-6-1以下と見積られる。信頼性工学によれば、
沸騰水型原子炉発電設備を構成する有限の故障率λをも
つRIPシステムNで構成される発電設備のt時間運転
後の信頼度Rは R=exp(−λ・N・t) と表されるので、RIPシステムの構成数を削減すれ
ば、発電設備の信頼度は向上する。毎年55日間の定期
検査を行なうものとすれば、RIPシステムが10台の
場合の平均故障発生時間(MTBF)は13.4年、8
台の場合は16.8年と向上する。また1台の故障を許
容すると発電機の信頼度は、 R´=exp(−λ・N・t)+N・exp{−λ・
(N−1)・t} と改善できる。10台の場合で1台の故障を許容すると
MTBFは28.4年まで改善されるが、発電設備の設
計寿命の40年間に原子炉容器を開放せざるを得ない故
障に1〜2回遭遇することになり、8台で1台の故障も
許容しない場合の2〜3回の遭遇頻度と大差がない。さ
らに、電源系統の故障のように原子炉の運転を継続しな
がら修復可能な故障発生については、請求項1〜5に記
載したような発明を適用することにより、故障発生頻度
を低減させることができる。これにより発電設備のRI
Pシステムの台数削減による初期投資額と保守点検費用
の低減を図り、しかも駆動電源システムの信頼性を改善
することにより原子炉内蔵型冷却水再循環装置を具備し
た発電設備の稼働率を高め、発電設備の経済性を向上さ
せることができる。
【0029】請求項16の発明は、RIPのWIMの冷
却用熱交換器に、専用の海水冷却熱交換器もしくは空気
冷却熱交換器で冷却された冷水を供給するようにした電
源装置において、海水冷却もしくは空気冷却熱交換器で
得られる冷水温度が十分低く、WIM冷却用熱交換機を
介してWIM冷却に必要な所定温度の冷水を供給できる
場合には海水冷却もしくは空気冷却熱交換器を作動さ
せ、海水や大気温度が高くWIM冷却に必要な所定温度
の冷水を供給できない場合には海水冷却もしくは空気冷
却熱交換器を作動させず、冷凍機の冷媒または冷媒によ
り冷却された冷水、もしくは蓄冷器に貯蔵された冷熱媒
体との熱交換により冷却された冷媒または冷水を供給す
るようにしたことを特徴とするもので、発電設備に課せ
られた発電計画によりRIPシステムの運転条件からW
IMの冷却条件を決定し、海水または大気温度の変動傾
向から海水冷却熱交換器または空気冷却熱交換器の冷却
温度を算定し、冷却温度がWIM冷却に所望される温度
を上回ると予測される場合に、切替制御弁を操作するこ
とにより冷凍機または蓄冷器による冷却に切替えること
により所望の温度の冷水をRIP冷却熱交換器に供給す
ることができる。
【0030】なお、発電設備に課せられた発電計画によ
りRIPシステムの運転条件からWIMの冷却条件を決
定し、海水または大気温度の変動傾向から海水冷却熱交
換器または空気冷却熱交換器の冷却温度を算定し、冷却
温度がWIM冷却に所望の温度を上回ると予測される場
合に、切替制御弁を操作することにより冷凍機または蓄
冷器による冷却を併用することにより所望の温度の冷水
をRIP冷却熱交換器に供給するするようにすることも
できる。また、RIPシステムのWIMの出力を増大さ
せる手段として、WIMに供給する冷却水温度を低め
て、あるいは冷却水流量を増やして、発熱部となるWI
Mのステータおよびロータ表面との温度差あるいは熱伝
達率を大きくし、WIM巻線の温度上昇を抑制して巻線
に用いられる絶縁材料の許容温度以下にすることもでき
る。
【0031】
【実施例】次に、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。
【0032】第1実施例では、図1に示すように、原子
力タービン発電機1の出力の一部を所内交流母線2、所
内変圧器3、遮断器4を介して入力変圧器5に入力し、
この入力変圧器5により所定の電圧にしてVVVF6に
給電し、内蔵の整流器7、平滑器8により直流とする。
交流電圧周波数調整器15は、制御装置14からの制御信号
Fを受けて、RIP11を所定の回転速度とする制御信号
Gを逆変換器9に発信する。これにより逆変換器9は制
御信号Gで指定された周波数と電圧の交流として、出力
変圧器10を介してWIM12に給電される。
【0033】整流器7の直流の一部はFMES17に給電
され、FMESを構成するINV(インバータ装置)19
は制御装置14の制御信号Pにより直流・交流電圧および
周波数調整器16が発信する制御信号Qの指定する周波数
・電圧の交流に変換してIMG20を駆動し、FW21に所
定の回転慣性エネルギーを貯蔵する。また制御装置14は
VVVF6に給電される交流電圧信号Vを監視し、瞬時
停電や交流母線電源喪失信号SによりRIP11の回速速
度信号Rを検知し、RIP11が、例えば図23に例示す
るように、予め指定された所定回転数となるように直流
・交流電圧および周波数調整器16と交流電圧調整器15に
新たな制御信号P、Q、F、Gを発信してFWに貯蔵さ
れたエネルギーによりIMG20で交流発電し、INV19
およびVVVF6の逆変換器9を介してRIP11に給電
する。予め指定する回転数は、図23の時刻Td からT
a の所定回転数に示すように一定でもよく、あるいは燃
料棒表面温度を考慮して変化させてもよいが、この場
合、制御開始時刻Td は時刻To に発生した瞬時停電や
電源喪失を検知し、RIP11の回転速度を検出し、制御
信号を決定するのに要する遅れ時間に制約される。
【0034】FMES17は電気的にRIP11と並列に接
続されており、RIP11の回転速度と独立の回転速度で
運転できる。FW21の貯蔵エネルギーは回転速度の2乗
に比例するから、これを高速回転数で運転することによ
り装置の小型化を図ることができる。また、FMES17
は、図23に例示するように、瞬間停電や交流電源喪失
時に炉心に装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止するの
に要する時間(Ta −Td)だけ所定回転数を維持できる
電力を給電する能力があればよいので、IMG20は、誘
導電動機としてFW21の高速回転を維持する定格出力を
有しておれば、交流発電機出力は短時間定格、たとえば
30分定格として小型化してもよい。
【0035】FMES17を並列接続とすることにより、
FMESの故障が直ちにRIP11の運転に影響しないの
で、交流母線の瞬間停電や電源喪失があっても、燃料棒
の熱的な損傷が生じない原子炉出力まで低下させてか
ら、故障修復を行なう柔軟な運用が可能である。
【0036】第2実施例は、図2に示すように、1台の
VVVF6で複数台のRIP11を駆動するもので、FM
ES17に貯蔵するエネルギーを複数台のRIP11に与
え、図23に例示するように、瞬間停電や交流電源喪失
時に炉心に装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止するの
に要する所定時間(Ta −Td)だけ、RIP11を所定回
転数に維持する給電ができるように増強している。これ
により第1実施例と同様の効果が得られる。なお、原子
炉に設置されるRIP11全体を1台のFMES17を装備
したVVVF6で駆動することも可能であるが、VVV
Fの故障時や、所内変圧器3、遮断器4、あるいは導体
などからなる送電回路の故障時の原子炉運転の安全性を
高めるためには、図3に示すように、1台の所内変圧器
3に接続されるRIP11を複数組に分割し、それぞれの
組のVVVF6にFMES17を装備するようにすること
が望ましい。また、動的回転機械であるFMES17を集
約化することにより点検保守が容易となり、FMESの
信頼性が向上する。
【0037】第3実施例は、図4に示すように、所内変
圧器3に接続されるRIP11の内の1台を、FMES17
を装備しないVVVF6で駆動し、残余のRIPをFM
ES17を装備したVVVF6で駆動するようにしたもの
で、FMES17に貯蔵するエネルギーを、FMES17を
装備しないRIP11の回転数低下と停止による流量低下
および逆流を考慮して決定される所定の回転数で、図2
3に例示したように、時刻Td から時刻Tb まで運転継
続を可能な量とし、瞬時停電や交流電源損失時に炉心に
装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止するのに要する所
定時間(Tb −T d)だけ給電するようにしている。この
場合も第1実施例と同様の効果が得られる。
【0038】第4実施例は、図5に示すように、所内変
圧器3に接続するRIP11の内、FMES17を装備した
VVVF6で駆動するRIP台数を1台または2台と
し、FMES17を装備しないVVVF6で駆動するRI
P台数を1台ずつとする系統構成としたものである。こ
の場合も、FMESに貯蔵するエネルギーを、FMES
を装備しないRIPの回転数低下と停止による流量低下
および逆流を考慮して決定される図23に例示した運転
の継続が可能な量とし、瞬間停電や交流電源喪失時に炉
心に装荷された燃料棒の熱的な損傷を防止するのに要す
る所定時間(Tb−Td )だけ給電する。この場合も第
3実施例と同様の効果が得られる。
【0039】第5実施例は、図6に示すように、所内変
圧器3に接続するRIP11の内、FMES17を装備した
VVVF6で駆動するRIP台数を1台または2台と
し、FMES17を装備しないVVVF6で駆動するRI
P台数を2台または1台とする系統構成としたものであ
る。この場合も、FMESに貯蔵するエネルギーを、F
MESを装備しないRIPの回転数低下と停止による流
量低下および逆流を考慮して決定される図23に例示し
た時刻Td から時刻Tb まで運転継続が可能な量とし、
瞬時停電や交流電源喪失時に炉心に装荷された燃料棒の
熱的な損傷を防止するのに要する所定時間(Tb −Td)
だけ給電することにより、第3または第4実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0040】第6実施例は、図7に示すように、FME
Sを構成する回転部のIMG20とFW21を減圧容器22内
に収納し、排気装置23により容器22内の大気を排気して
減圧雰囲気とし、IMG20およびFW21の回転による風
損を低減し、FMESを付設することによる原子炉運転
時のエネルギー損失を減ずるようにしたものである。こ
の場合、FW21の回転速度を回転速度計26で検出し、回
転速度変換器27で変換した電気信号を伝送する伝送線お
よびIMG20に接続する動力線は、減圧容器22を気密に
貫通するペネトレーション28,29を介して外部と接続さ
れ、減圧容器22内を減圧状態に保持する。減圧容器22内
の圧力を圧力変換器25で測定し、排気装置23の運転を制
御する。なお、減圧容器22の減圧状態保持能力が高い場
合には、隔離弁24を閉じて排気装置23を隔離するように
してもしてもよい。また、通常運転時においてFW21の
回転慣性エネルギーを貯蔵するためIMG20を所定の回
転速度に保つ必要があり、その駆動動力のために発熱す
るので、図示しない排熱系統を付設して除熱し、IMG
20を所定の温度に保持することが望ましい。この第6実
施例は前記第1ないし第5実施例において使用すること
ができる。
【0041】第7実施例は、図8に示すようにWIM12
の冷却系統の構成に関するもので、RIPは、下部にス
ラスト板に組込んだ補助ポンプ39を取付けたWIMのロ
ータ36にRIPインペラ33を挿入して構成された回転部
を原子炉容器31の下部に取り付けられたモータケーシン
グ・ノズル32内のWIMハウジング34に固定した2個の
ラジアル軸受37と上下2組のスラスト軸受38で支持し、
同じくハウジング34に固定したWIMステータ35に多相
の交流電流を流して駆動される。スラスト板に組込まれ
た補助ポンプ(インペラ)39は遠心力の作用で冷却水を
昇圧してスラスト軸受38および下部ジャーナル軸受37と
回転部の間隙と、バイパス流路(図示せず)を通って、
ステータ35の周辺に流入させ、ステータ35の銅損および
鉄損とWIMのロータ36の銅損および鉄損による発熱を
冷却し、更に上部ジャーナル軸受37の間隙とバイパス
流路(図示せず)を通って、ハウジング34上部のモータ
ケーシング・ノズル32に溶接されたRIP冷却水配管40
から排出させる。
【0042】WIM12を冷却して昇温し、RIP冷却水
配管40から排出された冷却水は、RIP冷却熱交換器41
の1次側42に流入し、その2次側43に冷媒配管44を介
して連結された冷凍機45から圧送される冷媒で冷却さ
れ、モータケーシング・ノズル32の下部に溶接されたR
IP冷却水配管40を通り、スラスト板に組込まれた補助
ポンプ39の吸込側に還流する。なお、RIP冷却熱交換
器41の2次側43に冷媒配管44を介して流す冷媒は、冷凍
機45の冷媒を直接流してもよく、あるいは冷媒の代わり
に冷凍機45に冷媒と水の熱交換器を付設して冷水をつく
り、この冷水を冷水循環ポンプ46でRIP冷却熱交換器
41の2次側43に流してもよい。1台の冷凍機45で複数台
のRIP冷却熱交換器41を冷却してもよく、あるいは冷
凍機45を例えば建屋空調冷凍機と共用してもよい。ま
た、複数台のRIPの冷却水を冷却するRIP冷却熱交
換器41の2次側を共通にし、1台の冷凍機で複数台のR
IPを冷却するようにしてもよい。
【0043】第8実施例は、図9に示すようにWIM12
の冷却系統の構成に関するもので、第7実施例と同様に
RIP冷却熱交換器41の1次側42を循環する冷却水を冷
却するために、その2次側43を循環させる冷媒を、蓄冷
器47に内蔵もしくは付設した熱交換器で冷却する。蓄冷
器47には蓄冷器用冷凍機48から冷媒を循環させ、RIP
冷却熱交換器41における冷却で消費された寒冷を補給す
る。蓄冷器47の寒冷貯蔵容量を、例えばRIPを一日運
転する場合に必要な量として、寒冷補給のための蓄冷器
用冷凍機48の運転を夜間に深夜電力で行なうようにして
もよい。RIP冷却熱交換器41と蓄冷器47を結合して一
体化してもよく、複数台のRIP冷却を1台の蓄冷器47
で行なってもよい。また、蓄冷器用冷凍機48を例えば建
屋空調用冷凍機と共用にしてもよい。
【0044】第9実施例と第10実施例は、図10およ
び図11に示すようにWIM12の冷却系統の構成に関す
る。これらの実施例においては、第8実施例と同様に、
RIP冷却熱交換器1次側42を循環する冷却水を冷却す
るため、RIP冷却熱交換器2次側43に供給する冷水を
海水冷却熱交換器53または空気冷却熱交換器59により冷
却して得るようにしている。海水冷却熱交換器53または
空気冷却熱交換器59で得られる冷水は、複数台のRIP
冷却熱交換器41に供給するようにしてもよい。RIP冷
却熱交換器43と海水冷却熱交換器53または空気冷却熱交
換器59とを一体化して系統を簡素化することも考えられ
るが、RIP冷却熱交換器1次側42を循環する冷却水は
原子炉内の炉心を冷却する再循環冷却水と連通している
ため、伝熱面が損傷した場合に放射能が海水または大気
に漏洩する可能性があり、好ましくない。むしろ、海水
や大気の循環へ放射能漏れを防止するために、RIP冷
却熱交換器41と海水冷却熱交換器53または空気冷却熱交
換器59との間に介在する冷却水循環系の圧力を原子炉圧
力より高くして、圧力低下により熱交換器伝熱面の損傷
を検知し、該当するRIPの運転を停止してそのRIP
冷却熱交換器41を隔離し、損傷拡大防止の処置を採り、
安全性の向上を図る方がよい。RIP冷却熱交換器41の
隔離は冷水配管51に隔離弁をあらかじめ設置しておいて
もよく、液体窒素やドライアイスにより凍結閉止も可能
である。
【0045】第11実施例は、図12に示すようにWI
M12の冷却系統の構成に関する。第9実施例では、RI
P冷却熱交換器1次側42を循環する冷却水を冷却するた
めにRIP冷却熱交換器2次側43に供給する冷水を海水
冷却熱交換器53もしくは空気冷却熱交換器59により冷却
する方法を示した。しかし、海水温度や大気温度の季節
変動によりRIP冷却熱交換器41に供給する冷水温度が
WIM12の冷却仕様を満足できなくなる場合に備えて、
海水冷却熱交換器53または空気冷却熱交換器59と、第7
実施例や第8実施例で説明した冷凍機45または蓄冷器47
とを、切替制御弁63を介して並列に接続し、海水温度ま
たは大気温度の上昇時に冷却回路を切り替えて所定温度
の冷水をRIP冷却熱交換器41に供給する方法がより好
ましい。なお、この場合には、海水冷却熱交換器53また
は空気冷却熱交換器59で得られる冷水と前述の冷凍機45
または蓄冷器47で得られる冷水とを切替制御弁63の操作
により混合し、所定温度の冷水としてRIP冷却熱交換
器41に供給する。また、RIP冷却熱交換器2次側43を
共通にし、複数台のRIPのRIP冷却熱交換器1次側
42を独立にして冷却するようにしてもよい。
【0046】第12実施例は、図13に示すように、W
IM12の冷却系統の構成に関する。第7実施例ないし第
10実施例では、WIMの冷却系統を、図22に示した
従来例と同様に、スラスト板に組込まれた補助ポンプ39
により冷却水を循環せしめる構成としたが、第12実施
例では、WIM12に直結した補助ポンプを取去り、代わ
りに外部に冷却水循環ポンプ66を設置し、RIP冷却熱
交換器1次側42から供給される冷却水を、モータケーシ
ング・ノズル32の下部から、WIM下部のスラスト板65
の下部空間に圧送するようにしている。WIM下部に圧
送された冷却水は、スラスト軸受38および下部ジャーナ
ル軸受37と回転部との間隙、およびバイパス流路(図示
せず)を通って、WIMステータ35の周辺に流入し、W
IMステータ35の銅損と鉄損、およびWIMロータ36の
銅損と鉄損による発熱を冷却し、上部ジャーナル軸受の
間隙とバイパス流路(図示せず)を通り、WIMハウジ
ング34上部のモータケーシング・ノズル32に溶接された
RIP冷却水配管40から排出される。このようにして排
出された冷却水は、RIP冷却熱交換器41に流入して再
び冷却され、冷却水循環ポンプ66の吸込側に還流する。
この実施例の場合、複数台のWIMと1台のRIP冷却
熱交換器41と冷却水循環ポンプ66を組合わせてもよく、
あるいはRIP冷却熱交換器2次側43を共通にし、RI
P冷却熱交換器1次側42および冷却水循環ポンプ66を個
々のWIM専用に独立させてもよい。なお、RIP冷却
熱交換器2次側43の冷却には第7実施例ないし第11実
施例を適用することができる。また、冷却水循環ポンプ
66は、WIMハウジング34上部のモータケーシング・ノ
ズル32上部に溶接されたRIP冷却水配管40の排出側に
設置してもよい。
【0047】第13実施例は、図14に示すようにRI
Pの外部に冷却水循環ポンプ66を複数台設置する方法に
関する。すなわち、複数台の冷却水循環ポンプ66を冷却
水ポンプ切替弁67を介して並列に接続し、その中のポン
プ1台の前後のポンプ切替弁67を閉じて待機させてお
く。この場合、運用中の冷却水循環ポンプ66が故障した
際、待機中の冷却水循環ポンブ66を起動し、ポンプ切替
弁67の操作により冷却水を循環せしめ、同時に故障した
ポンプ前後の切替弁67を閉じて隔離し、修理することが
できる。
【0048】第14実施例は、図15に示すようにWI
Mの冷却系統の冷却水流量および温度を制御する方法に
関する。この実施例では、第12実施例や第13実施例
で示した外部の冷却水循環ポンプ66の吐出側に流量調整
弁70を設けておき、冷却水流量制御装置71にRIPの回
転速度N、WIMの駆動電流Iおよび冷却水のRIP出
口温度Tの各信号を入力し、WIMの仕様で定められた
冷却条件を満足するように冷却水流量を冷却水循環ポン
プ66の回転数の増減と流量調整弁70の開度を加減して制
御する。この場合、冷却水流量制御装置71の信号によ
り、冷凍機45と冷水循環ポンプ46の運転条件を操作し、
RIP冷却熱交換器2次側43の動作温度や流量を調整す
るようにしてもよい。
【0049】第15実施例は、図16に示すようにRI
PのWIM12の冷却系統の冷却水温度を制御する方法に
関する。WIMのスラスト板に組み込まれた補助ポンプ
39によりWIMの冷却水を循環せしめる方式において
は、冷却水の循環流量はWIMの回転速度で定まり、そ
れ以上に流量を増してWIMを冷却する能力を高めるこ
とはできない。そこで、この実施例では、循環冷媒制御
装置73にRIPの回転速度N、WIMの駆動電流I、冷
却水のRIP入口および出口温度T1 ,T2 の各信号を
入力し、WIMの仕様で定められた冷却条件を満足する
ように冷水循環ポンプ46と蓄冷器用冷凍機48に操作信号
C1 ,C2 を発信し、RIP冷却熱交換器2次側43の動
作条件を制御するようにしている。
【0050】第16実施例は、図17に示すように8台
のRIP11を装備した沸騰水型原子炉発電設備の冷却水
再循環装置の構成例である。ちなみに、定格回転数14
00rpm、定格流量2.14m3 /sのRIP11を10
台装備した電気出力1350MWeの沸騰水型原子炉で
は、一台のRIPが故障して停止しても、残余の9台の
RIPを増速運転することにより、炉心に装荷された燃
料棒の熱的な健全性を保つ炉心流量を確保できるように
設計されている。この場合、RIP11の台数を2台削減
して8台で構成し、RIPの回転数を125%に増速す
れば炉心流量を10台の場合と等しくすることができ、
1350MWeの電気出力を得る炉心の核熱設計条件を
満足できる。このようにすると、RIPの回転数上昇の
ために、WIMの駆動電力は増大し、WINの巻線や鉄
心の発熱量も増大するが、請求項6〜13に記載する発
明により、RIPの冷却水温度を35℃から23℃程度
に低められるので、WIMの巻線に用いられる絶縁材料
の許容温度90℃以下に冷却できる。
【0051】信頼性工学の知識によれば、沸騰水型原子
炉に装備されるRIP台数を10台から8台に減らす
と、RIPが故障する確率は減少し、沸騰水型原子炉の
信頼性は向上する。さらに請求項1〜5に記載する電源
装置で駆動することにより、電源故障によってRIPが
停止する頻度も低減し、沸騰水型原子炉の信頼性は向上
する。しかしながら、沸騰水型原子炉の信頼性が向上す
るとはいえ、RIPやVVVFの故障率は0でない有限
の値をとるので、RIPまたはVVVFの故障は否定で
きない。8台のRIPを装備した沸騰水型原子炉では、
RIPやVVVFの故障時には、炉心に装荷された燃料
棒の熱的な損傷を防止できる原子炉出力まで制御棒を挿
入して原子炉出力を下げて運転することになる。
【0052】8台のRIPを装備した沸騰水型原子炉で
は、運転サイクルの末期に燃料棒の核分裂物質が減少し
て余剰反応度が小さくなるので、定格電気出力を得るた
めには、冷却水再循環流量を増やし、ボイド率を減らし
て炉心出力を維持する運転が必要である。このような時
に1台のRIPまたはVVVFが故障すれば、炉心の冷
却水再循環流量は確保できず、炉心出力は減少していく
ので、燃料交換や定期検査を繰り上げ、故障したRIP
の修理または交換を行う。
【0053】第17実施例を図18に示す。この実施例
は、第16実施例と同様に、8台のRIP11を装備した
沸騰水型原子炉の冷却水再循環装置であり、RIPを駆
動する電源としてSMES75を用いている。SMESは
回転部がなく、静止機器であるので、電源の信頼性を向
上させることができる。RIPやVVVF故障時の運転
は第16実施例と同様にすればよい。なお、RIP台数
を8台とする場合を例として説明したが、請求項14記
載のRIP台数で構成される沸騰水型原子炉で1台のR
IPが停止した場合の運転対応は8台の場合と同様であ
る。
【0054】第18実施例は、図19に示すようにWI
Mの出力の制限条件に関する。ポンプの流量は回転数
に、ポンプ駆動動力は回転数の3乗に比例するので、V
VVFで駆動するWIMの駆動電流は、摩擦などの回転
数によらない機械損もあるが、ほぼ回転数の2乗に比例
して増加する。電流が増えると銅損および鉄損による発
熱が増えて巻線の温度が上昇する。したがって、WIM
においては、その巻線に用いられる絶縁材料の許容温度
以下にするため冷却が必要であるが、冷却条件すなわち
供給する冷却水温度Tcと流量Qcを決めると、電気設
計と伝熱計算により発熱量と冷却能力が釣り合う許容電
流Icが求められる。また、ポンプ回転数と所要電流の
関係から許容電流Icに対応した回転数上限Ncが決ま
る。
【0055】この回転数を越えて運転すると、巻線に用
いられる絶縁材料の許容温度を越え絶縁劣化を招くの
で、運転回転数は回転数上限Nc以下として運用する必
要がある。図19に示すように、冷却水流量QcをQx
まで増し、あるいは冷却水温度TcをTyまで下げる
と、許容電流はIx、Iyまで増えるので、運転回転数
をNx、Nyまで高めてよい。QyとTxを合わせれば
許容電流はさらにIzまで増えるので、回転数をNzま
で高めた運転が可能となる。
【0056】本発明が解決しようとする課題は原子炉内
蔵型冷却水再循環装置を具備する沸騰水型原子炉の経済
性向上であり、原子炉内蔵型冷却水再循環装置を構成す
るRIP台数削減をその手段とするものである。台数削
減を達成するにはRIPの口径を大きくするか回転数を
高めて大流量化が必須であり、いずれの場合にもWIM
の出力も増減せざるを得ない。この場合にWIMの巻線
の過大な温度上昇を抑制するため請求項6〜請求項13
の発明により冷却を強化することによりWIMの巻線に
用いられる絶縁材料を許容温度以下に冷却すればよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、原
子炉内蔵型冷却水再循環装置の通常の駆動電源である所
内交流母線の瞬時停電や電源喪失時においても、原子炉
内蔵型冷却水再循環装置を所定の定格流量、あるいは所
定の流量コーストダウン運転が行なえ、原子炉内蔵型冷
却水再循環装置を構成するRIPシステムの台数が削減
され、発電設備の初期投資および点検保守費用の低減に
よる経済性向上が可能となる。これにより、沸原子炉内
蔵型冷却水循環装置を具備する沸騰水型発電設備の安全
性、信頼性、運転性および保守性が大幅に向上すると共
に、RIPシステム削減による原子炉格納建屋内の機器
配置が容易になり、建設工期の短縮および工事品質が向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図2】本発明に係わる第2実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図3】本発明に係わる第2実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図4】本発明に係わる第3実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図5】本発明に係わる第4実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図6】本発明に係わる第5実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図7】本発明に係わる第6実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置の減圧容器に収納したFMESの構成図。
【図8】本発明に係わる第7実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構成
図。
【図9】本発明に係わる第8実施例の原子炉内蔵型冷却
水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構成
図。
【図10】本発明に係わる第9実施例の原子炉内蔵型冷
却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構成
図。
【図11】本発明に係わる第9実施例の原子炉内蔵型冷
却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構成
図。
【図12】本発明に係わる第11実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構
成図。
【図13】本発明に係わる第12実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構
成図。
【図14】本発明に係わる第13実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構
成図。
【図15】本発明に係わる第14実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構
成図。
【図16】本発明に係わる第15実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPの冷却系統構
成図。
【図17】本発明に係わる第16実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図18】本発明に係わる第17実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置の駆動電源系統構成図。
【図19】本発明に係わる第18実施例の原子炉内蔵型
冷却水再循環装置に用いられているRIPのWIMの電
流特性図。
【図20】従来の原子炉内蔵型冷却水再循環装置の駆動
電源系統構成図。
【図21】従来の原子炉内蔵型冷却水再循環装置に用い
られているRIPのコーストダウン特性図。
【図22】従来の原子炉内蔵型冷却水再循環装置に用い
られているRIPの冷却系統構成図。
【図23】本発明に係わる原子炉内蔵型冷却水再循環装
置に用いられているRIPのコーストダウン特性図。
【符号の説明】
1…原子力タービン発電機、2…所内交流母線、3…所
内変圧器、4…遮断器、5…入力変圧器、6…可変電圧
可変周波数電源装置(VVVF)、7…整流器、8…平
滑器、9…逆変換器、10…出力変圧器、11…原子炉
内蔵型誘導電動機駆動冷却材再循環ポンプ(RIP)、
12…ポンプ駆動用水中型誘導電動機(WIM)、13
…ポンプ、14…制御装置、15…交流電圧周波数調整
器、16…直流・交流電圧および周波数調整器、17…
フライホイールエネルギー貯蔵装置(FMES)、18
…コンデサ、19…インバータ装置(INV)、20…
誘導電動・発電機(IMG)、21…フライホイール
(FW)、22…減圧容器、23…排気装置、24…隔
離弁、25…圧力変換器、26…回転速度計、27…回
転速度変換器、28…計測線ペネトレーション、29…
動力線ペネトレーション、31…原子炉容器、32…モ
ータケーシング・ノズル、33…RIPインペラ、34
…ハウジング、35…ステータ、36…ロータ、37…
ジャーナル軸受、38…スラスト軸受、39…スラスト
板組み込み補助ポンプ、40…RIP冷却水配管、41
…RIP冷却熱交換器、42…RIP冷却熱交換器1次
側、43…RIP冷却熱交換器2次側、44…冷媒配
管、45…冷凍機、46…冷水循環ポンプ、47…蓄冷
器、48…蓄冷器用冷凍機、49…蓄冷器冷媒循環ポン
プ、51…冷水配管、52…冷水循環ポンプ、53…海
水冷却熱交換器、54…海水伝熱管、55…冷水伝熱
管、56…海水配管、57…海水ポンプ、59…空気冷
却熱交換器、60…空気送風ファン、62…蓄冷器また
は冷凍機冷却熱交換器、63…切替制御弁、65…スラ
スト板、66…冷却水循環ポンプ、67…冷却水ポンプ
切替弁、70…流量調整弁、71…冷却水流量制御装
置、73…循環冷媒制御装置、75…超電導エネルギー
貯蔵装置(SMES)、76…超電導エネルギー貯蔵装
置制御器、78…誘導電動機駆動交流発電機(MG)、
80…原子炉浄化系非再生熱交換器、81…冷却水配分
弁、82…海水熱交換器バイパス弁 S…瞬時停電または交流母線電源喪失信号、R…ポンプ
速度信号、F…ポンプ速度指令信号、P…フライホイー
ル・インバータ制御信号、V…交流母線停電信号、N…
RIP回転速度信号、I…水中型誘導電動機電流信号、
W…水中型誘導電動機入力信号、K…弁開度信号、T…
RIP冷却水温度信号、C…冷媒循環ポンプ制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小見田 秀雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所内交流母線より可変電圧可変周波数電
    源装置(以下、VVVFという)を介して原子炉内蔵型
    水中型誘導電動機駆動再循環ポンプ(以下、RIPとい
    う)に駆動電力を供給すると共に、前記VVVFの整流
    器出力側からインバータ装置(以下、INVという)を
    介して逆変換により交流電力を得てフライホイールエネ
    ルギー貯蔵装置(以下、FMESという)の誘導電動・
    発電機(以下、IMGという)に供給し、このIMGの
    回転軸に直結したフライホイール(以下、FWという)
    を所定の回転数で回転を維持させておき、前記所内交流
    母線の瞬時停電あるいは電源喪失時に原子炉に装荷され
    た燃料棒の熱的な損傷を抑制するために必要なRIPの
    運転を継続せしめるエネルギーを慣性エネルギーとして
    貯蔵するRIP駆動用電源装置において、前記所内交流
    母線の瞬時停電あるいは電源喪失の信号により前記IM
    Gを回路に残留する電流により発電機として作動させ、
    前記FWに貯蔵された慣性エネルギーを交流電力に変換
    せしめ、制御装置によりVVVFがRIPの運転速度に
    対応した周波数の交流電圧を供給し得る直流電圧を出力
    するように制御されたINVを介して直流電力に変換せ
    しめ、VVVFの整流器出力側直流回路に供給すること
    によりRIPの運転を所定時間だけ継続可能にしたこと
    を特徴とする沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置。
  2. 【請求項2】 所内交流母線よりVVVFを介してRI
    Pに駆動電力を供給すると共に、前記VVVFの整流器
    出力側から超電導エネルギー貯蔵装置(以下、SMES
    という)に供給して磁界エネルギーとして保存させ、前
    記所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪失時に原子炉
    に装荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制するために必要
    なRIPの運転を継続せしめるエネルギーを貯蔵するR
    IP駆動用電源装置において、前記所内交流母線の瞬時
    停電あるいは電源喪失の信号により前記SMESから得
    られるエネルギーを交流電力に変換せしめ、VVVFの
    整流器出力側直流回路に供給することによりRIPの運
    転を所定時間だけ継続可能にしたことを特徴とする沸騰
    水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置。
  3. 【請求項3】 RIP駆動用電源装置において、沸騰水
    型原子炉に設置された複数台のRIPに駆動電力を供給
    すると共に、所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪失
    時に当該複数台のRIPに原子炉に装荷された燃料棒の
    熱的な損傷を抑制するために必要なRIPの運転を継続
    せしめるエネルギーをFMESに貯蔵するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の沸騰水型原子炉内蔵型
    冷却材再循環装置。
  4. 【請求項4】 沸騰水型原子炉に設置された複数台のR
    IPの一部をRIP駆動用電源装置で駆動し、残余はF
    MESまたはSMESを有しないVVVFで駆動するこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の沸騰水型原子
    炉内蔵型冷却材再循環装置。
  5. 【請求項5】 FMESのIMGおよびFWを真空もし
    くは減圧された容器内に収納したことを特徴とする請求
    項1,3または4のいずれか一項に記載の沸騰水型原子
    炉内蔵型冷却材再循環装置。
  6. 【請求項6】 RIPのポンプ駆動用水中型誘導電動機
    (以下、WIMという)の冷却用熱交換器に、冷凍機の
    冷媒もしくは冷媒により冷却された冷水を供給するよう
    にしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一
    項に記載の沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置。
  7. 【請求項7】 RIPのWIMの冷却用熱交換器に、蓄
    冷器に貯蔵された冷熱媒体との熱交換により冷却された
    冷媒もしくは冷水を供給するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか一項に記載の沸騰水型原
    子炉内蔵型冷却材再循環装置。
  8. 【請求項8】 RIPのWIMの冷却用熱交換器に、専
    用の海水冷却熱交換器もしくは空気冷却熱交換器で冷却
    された冷水を供給するようにしたことを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか一項に記載の沸騰水型原子炉内
    蔵型冷却材再循環装置。
  9. 【請求項9】 WIM冷却用冷水をWIMに直結された
    ポンプで循環せしめることを特徴とする請求項6ないし
    8のいずれか一項に記載の沸騰水型原子炉内蔵型冷却材
    再循環装置。
  10. 【請求項10】 WIM冷却用冷水を外部に設置した冷
    却水循環ポンプで循環せしめることを特徴とする請求項
    6ないし8のいずれか一項に記載の沸騰水型原子炉内蔵
    型冷却材再循環装置。
  11. 【請求項11】 冷却水循環ポンプを複数台並列に設置
    したことを特徴とする請求項10に記載の沸騰水型原子
    炉内蔵型冷却材再循環装置。
  12. 【請求項12】 冷却水循環ポンプの循環流量をRIP
    回転数、またはWIMの駆動電流、駆動電圧もしくは駆
    動電力に応じて制御することを特徴とする請求項10ま
    たは11に記載の沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装
    置。
  13. 【請求項13】 WIM冷却用冷水温度をRIP回転
    数、またはWIMの駆動電流、駆動電圧もしくは駆動電
    力に応じて制御することを特徴とする請求項6ないし1
    0のいずれか一項に記載の沸騰水型原子炉内蔵型冷却材
    再循環装置。
  14. 【請求項14】 RIP台数を、沸騰水型原子炉の運転
    サイクル末期に定格出力を得る炉心流量をRIPの定格
    最大流量で除した商を越えない最大整数とすることを特
    徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の沸
    騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置。
  15. 【請求項15】 所内交流母線よりVVVFを介して複
    数台のRIPに駆動電力を供給すると共に、前記VVV
    Fの整流器出力側からFMESまたはSMESに電力を
    供給し、前記所内交流母線の瞬時停電あるいは電源喪失
    時に原子炉に装荷された燃料棒の熱的な損傷を抑制する
    ために必要なRIPの運転を継続せしめるエネルギーを
    慣性エネルギーまたは磁界エネルギーとして貯蔵する電
    源装置において、1台のRIPが故障した場合に、炉心
    に装荷された燃料棒の熱的な損傷のおそれのない炉心熱
    出力になるまで制御棒を挿入して原子炉出力を下げた後
    に修理を行なって出力を回復させ、または修理不能の場
    合には原子炉の計画停止時まで炉心に装荷された燃料棒
    の熱的な損傷のおそれのない炉心熱出力になるまで制御
    棒を挿入し、原子炉出力を下げて原子炉の運転を継続す
    ることを特徴とする沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環
    装置の運転方法。
  16. 【請求項16】 RIPのWIMの冷却用熱交換器に、
    専用の海水冷却熱交換器もしくは空気冷却熱交換器で冷
    却された冷水を供給するようにした電源装置において、
    海水冷却もしくは空気冷却熱交換器で得られる冷水温度
    が十分低く、WIM冷却用熱交換機を介してWIM冷却
    に必要な所定温度の冷水を供給できる場合には海水冷却
    もしくは空気冷却熱交換器を作動させ、海水や大気温度
    が高くWIM冷却に必要な所定温度の冷水を供給できな
    い場合には海水冷却もしくは空気冷却熱交換器を作動さ
    せず、冷凍機の冷媒または冷媒により冷却された冷水、
    もしくは蓄冷器に貯蔵された冷熱媒体との熱交換により
    冷却された冷媒または冷水を供給するようにしたことを
    特徴とする請求項15に記載の沸騰水型原子炉内蔵型冷
    却材再循環装置。
JP8098501A 1996-04-19 1996-04-19 沸騰水型原子炉内蔵型冷却材再循環装置とその運転方法 Withdrawn JPH09288193A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007192671A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toshiba Corp 沸騰水型原子炉のインターナルポンプ運転方法

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