JPH09290663A - 電子式アクセルペダル構造 - Google Patents

電子式アクセルペダル構造

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JPH09290663A
JPH09290663A JP10540596A JP10540596A JPH09290663A JP H09290663 A JPH09290663 A JP H09290663A JP 10540596 A JP10540596 A JP 10540596A JP 10540596 A JP10540596 A JP 10540596A JP H09290663 A JPH09290663 A JP H09290663A
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accelerator pedal
rod
pedal
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明浩 玉置
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信夫 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子式アクセルペダル構造において、アクセル
ペダルの初期の踏力を低減する領域を設定することによ
り、ケーブル式アクセルペダル構造のような2段階のペ
ダルフィールングを得ることができるようにすることを
目的とする。 【解決手段】アクセルペダル1に取付けられたアクセル
ロッド4は、第1リターンスプリング8によりアクセル
ペダル反踏み込み方向へ付勢され、第1ストッパー10
によりアクセルロッド4の回転が規制されている。ま
た、回転検出センサ14に設けられたセンサロッド13
は、アクセルペダル踏み込み時のアクセルロッド4の回
転方向に所定間隔を設け、阻止手段によってアクセルロ
ッド4に対する第2リターンスプリング16によるアク
セルペダル反踏み込み方向へ付勢力の伝達が阻止されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクセルロッドの
回転に基づいてアクセルペダルの踏み込み量を検出する
電子式アクセルに係り、詳しくは、アクセルペダル構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、自動車等の最適運転状態を達
成するために、アクセルペダルの踏み込み量をセンサ等
を用いて検出し、その検出値に基づいてスロットルバル
ブ開度や燃料噴射量を制御する所謂電子式アクセルが知
られている。またこのような電子式アクセル構造によれ
ば、アクセルペダル部とスロットルバルブ間等を連結す
る複雑なケーブルの配索が不要となり、エンジンルーム
内のスペース確保や組付け性の向上等の利点を有する。
【0003】上述のような電子式アクセル構造の一例を
以下に説明する。アクセルペダルの裏面には略中央部を
車体に回転可能に軸支されたアクセルロッドが取付けら
れている。また前記アクセルロッドは、アクセルロッド
リターンスプリングによりアクセルペダル踏み込み時の
回転方向とは異なる方向(以後、アクセルペダル反踏み
込み方向と称する。)に付勢され、車体に取付けられた
アクセルロッドストッパーによりアクセルロッドの前記
回転方向の回転が規制されている。アクセルロッドの前
記アクセルペダル踏み込み時の回転方向には前記アクセ
ルロッドに当接する連接バーを介してセンサロッドが取
付けられ、センサ軸を介して前記センサロッドの回転量
を回転検出センサにより検出している。また、センサリ
ターンスプリングにより前記センサロッドを前記アクセ
ルペダル反踏み込み方向に付勢している。
【0004】次に、以上のような電子式アクセルのアク
セルペダル踏み込み操作による作用を説明する。アクセ
ルペダルを踏み込むと裏面に取り付けられたアクセルロ
ッドがその略中央部の軸部材を中心に回転し、その回転
と同時にセンサロッドを回転させ、回転検出センサがセ
ンサロッドの回転量を検出する。このように、アクセル
ペダルの踏み込み量を回転検出センサにより検出するア
クセルペダル構造は、例えば特開平5─18280号に
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来よりア
クセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの
開閉を操作するアクセルペダルの構造には、一端がアク
セルペダルに取付けられ他端がケーブルに連結されたア
クセルロッドを、アクセルペダルの踏み込み操作により
回転させ、ケーブルを引張ることによってスロットルバ
ルブの開閉機構を直接操作するケーブル式アクセルペダ
ル構造が主流となっている。このように、アクセルロッ
ドとスロットルバルブの開閉機構がケーブルにより連結
されているケーブル式アクセルペダル構造にあっては、
アクセルペダルの非踏み込み時にケーブルの撓みが発生
し、それがアクセルペダルの遊びとなって、初期の踏み
込み時のアクセルペダルフィーリング(アクセルペダル
を踏み込む感触)を軽くしている。そして、遊び領域よ
り更に踏み込み量を増加すると、スロットルバルブを閉
方向に付勢する付勢力が加わりアクセルペダルフィーリ
ングが重くなる。このように、ケーブル式アクセルペダ
ル構造では、軽いペダルフィーリングから重いペダルフ
ィーリングに移り変わる2段階のペダルフィーリングを
有するものとなっている。しかしながら、前述のような
電子式アクセルペダル構造では、アクセルペダルを踏み
込むと同時にアクセルロッドとセンサロッドが常に一体
となって回転し、アクセルロッドリターンスプリングの
付勢力とセンサリターンスプリングの付勢力とが加わる
ため、初期の踏み込み時に大きな踏力を必要とし、アク
セルペダルフィーリング(アクセルペダルを踏み込む感
触)が重く感じられる。また、その後の踏力に対する踏
み込み量の変化率は一定となり、1段階のペダルフィー
リングを有する踏み込み特性となるため、従来のケーブ
ル式アクセルペダル構造における踏み込み特性と異な
り、ケーブル式アクセルペダルを採用している車から電
子式アクセルペダルを採用している車に乗り換えた場
合、違和感が生じるという問題点があった。
【0006】そこで、上記問題点を解決するために本発
明は、電子式アクセルペダル構造において、アクセルペ
ダルの初期踏力を低減する領域を設定することにより、
ケーブ式アクセルペダル構造のような2段階のアクセル
ペダルフィーリングを得ることができるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1による本発明は、アクセルペダルに取付けら
れ前記アクセルペダルの踏み込み操作により回転するア
クセルロッドと、前記アクセルロッドを前記アクセルペ
ダル反踏み込み方向に付勢するアクセルロッド付勢手段
と、前記アクセルペダル非踏み込み時の前記アクセルロ
ッドの回転を規制するストッパー手段と、前記アクセル
ロッドの回転に基づいて前記アクセルペダルの踏み込み
量を検出する踏み込み量検出手段とを備えた電子式アク
セルペダル構造において、前記踏み込み量検出手段に前
記アクセルペダル反踏み込み方向に付勢する付勢手段を
設け、前記アクセルロッドに対する前記付勢手段による
付勢力の伝達を阻止する阻止手段を設けたことを特徴と
している。
【0008】また請求項2による本発明は、アクセルペ
ダルに取付けられ前記アクセルペダルの踏み込み操作に
より回転するアクセルロッドと、前記アクセルロッドを
前記アクセルペダル反踏み込み方向に付勢するアクセル
ロッド付勢手段と、前記アクセルペダル非踏み込み時の
前記アクセルロッドの回転を規制するストッパー手段
と、前記アクセルロッドの回転に基づいて前記アクセル
ペダルの踏み込み量を検出する踏み込み量検出手段とを
備えた電子式アクセルペダル構造において、前記アクセ
ルペダルと前記アクセルロッドとの間に、前記アクセル
ロッドを前記アクセルペダル反踏み込み方向へ付勢する
付勢力より小さい弾性力を有する弾性手段を設けたこと
を特徴としている。
【0009】
【作用】前記請求項1による電子式アクセルペダル構造
によれば、アクセルペダルの踏み込み操作によりアクセ
ルロッドが回転しても、所定量回転するまでは阻止手段
により踏み込み量検出手段に付勢された付勢力がアクセ
ルペダルに付勢されず、更なるアクセルロッドの回転に
より前記付勢力が加えられる。
【0010】前記請求項2による電子式アクセルペダル
構造によれば、アクセルペダルを踏み込み操作により、
先ずアクセルペダルとアクセルロッドとの間に設けられ
た弾性手段が十分弾性変形し、その後アクセルロッドが
回転し始めることにより、付勢力が加えられる。
【0011】したがって、初期の踏み込みが軽く、更に
踏み込み量を増加すると重くなるような少なくとも2段
階のペダルフィーリングを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下本発明の第1の実施の形態を
図1に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態における電子式アクセルペダル構造のアクセ
ルペダル非踏み込み時の斜視図である。
【0013】平板状に形成されたアクセルペダル1の下
端には、車体に固定されたアクセルペダル取付ブラケッ
ト2に設けられ上端部を球形状とした第1軸部材2a、
2bが嵌合されることにより、車体に対しアクセルペダ
ル1の回転作動が可能となっている。アクセルペダル1
の裏面側には、断面略コ字状に形成されたアクセルロッ
ド取付部材3がアクセルペダル1の幅方向を開口となる
ように組付けられ、その開口からアクセルペダル1の幅
方向へ向かって屈曲されたアクセルロッド4の一端が取
付けられている。アクセルロッド4は略中央部を基板5
に形成されたアクセルロッド取付ブラケット6を介して
第2軸部材7によって回転作動可能に軸支され、第2軸
部材7に取付けられた第1リターンスプリング8(本実
施の形態におけるアクセルロッド付勢手段に相当)によ
ってアクセルペダル1を押圧する方向へ回転するように
付勢されている。アクセルロッド4のアクセルペダル取
付部9反対側端部近傍の基板5には、第1リターンスプ
リング8の付勢力によるアクセルロッド4の回転を規制
する第1ストッパー10が設けられている。また、第1
ストッパー10近傍には一端がセンサ軸11に、他端が
連接バー12にそれぞれ略垂直に取付けられたセンサロ
ッド13を備えた回転検出センサ14が設けられてい
る。センサロッド13は、アクセルロッド4に対して略
垂直に配設された連接バー12がアクセルロッド4と第
1ストッパー10の当接時においてアクセルロッド4よ
り所定間隔を有するように、基板5に取付けられた第2
ストッパー15(本実施の形態における阻止手段に相
当)により規制されている。さらに、センサ軸11には
センサロッド13を第2ストッパー15を押圧する方向
に付勢する第2リターンスプリング16(本実施の形態
における付勢手段に相当)が設けられている。前記第2
ストッパー15は、アクセルペダル1の初期の踏み込み
時におけるアクセルペダル1に対する第2リターンスプ
リング16からの付勢力の伝達を阻止するものである。
アクセルロッド4の連接バー12との当接部位には前記
所定間隔にわたりゴム部材17が取付けられている。
尚、第1リターンスプリング8の弾性係数とゴム部材1
7の弾性係数の和は、第2リターンスプリング16の弾
性係数より小さく設定されている。
【0014】本発明の第1の実施の形態による作用を説
明する。アクセルペダル1が踏み込まれると、踏力が第
1リターンスプリング8とゴム部材17の弾性力の和に
打ち勝つとアクセルロッド4が第2軸部材7を中心にア
クセルペダル1とは反対方向に回転し始め、アクセルロ
ッド4はゴム部材17を介してセンサロッド13に支持
された連接バー12を押圧する。その際、第1リターン
スプリング8の弾性係数とゴム部材17の弾性係数との
和は、第2リターンスプリング16の弾性係数より小さ
く設定されているため、ゴム部材17が弾性変形してい
る間は連接バー12は回転作動せず、ゴム部材17が十
分弾性変形するとアクセルペダル1の踏力により連接バ
ー及びセンサロッド13が回転する。そして、回転検出
センサ14によりセンサロッド13の回転量をアクセル
ペダルの踏み込み量として検出する。
【0015】したがって、アクセルペダルの初期の踏み
込み操作に対し、弾性力による踏力低減領域を設けたた
め、初期の踏み込み時の重いペダルフィーリングがな
く、初期の踏み込みが軽く、更に踏み込み量を増加する
と重くなるケーブル式アクセルのような2段階のペダル
フィーリングを得ることができる。
【0016】以下、同一部分には同一の符号及び名称を
用いて説明することとする。
【0017】〔第2の実施の形態〕次に、図2を参照し
て本発明の第2の実施の形態に係る電子式アクセルペダ
ル構造を説明する。図2は、アクセルペダル非踏み込み
時におけるアクセルロッド上端部近傍の斜視図であり、
アクセルロッド4は第1ストッパー10に、センサロッ
ド13は第2ストッパー15にそれぞれ当接した状態を
示している。
【0018】本実施の形態は基本的には第1の実施の形
態と同様であって、アクセルロッド4の連接バー12と
の当接部位にはアクセルロッド4の軸方向に沿って両端
を溶接等により固定されアーチ状に形成された板バネ部
材17aが設けられている。尚、第1リターンスプリン
グ8の弾性係数と板バネ部材17aの弾性係数の和は、
第2リターンスプリング16の弾性係数より小さく設定
されている。
【0019】本実施の形態における作用及び効果につい
ては第1の実施の形態と同様であるため説明を省略す
る。
【0020】第1及び第2の実施の形態においては、弾
性手段がアクセルロッド4に設けられているが、連接バ
ー12に設けることもできる。
【0021】〔第3の実施の形態〕図3は、アクセルペ
ダル非踏み込み時におけるアクセルロッド上端部近傍の
斜視図であり、アクセルロッド4は第1ストッパー10
に、センサロッド13は第2ストッパー15にそれぞれ
当接した状態を示している。本実施の形態の説明をする
にあたり、第1及び第2の実施の形態と同様である箇所
は省略する。回転検出センサ14のセンサ軸11に取付
けられたセンサロッド13は、略中央部で第1センサロ
ッド13a及び第2センサロッド13bの2つに分割さ
れ、該分割部において双方が重ねられ軸13cにより軸
支されている。軸13cには第2センサロッド13bを
アクセルロッド4を押圧する方向に付勢する第3リター
ンスプリング13dが設けられている。第1ストッパー
10はアクセルロッド4の回転を規制し、第2ストッパ
ー15は第1センサロッド13aの回転を規制してい
る。第1センサロッド13aには、第2センサロッド1
3bがアクセルロッド4に押圧され回転した際に、両セ
ンサロッドが直線状となった時点で第2センサロッド1
3bの回転を規制する突条部13eが形成されている。
また、第2センサロッド13bの一端に設けられた連接
バー12はアクセルロッド4と直接当接している。尚、
第1リターンスプリング8の弾性係数と第3リターンス
プリング13dの弾性係数の和は、第2リターンスプリ
ング16の弾性係数より小さく設定されている。
【0022】アクセルペダル1の踏み込み操作によりア
クセルロッド4が回転し、連接バー12を押圧する。そ
こで、アクセルロッド4の押圧力が第3リターンスプリ
ング13dの弾性力を上回ると連接バー12が第2セン
サロッド13bとともに回転し始める。このとき、第1
リターンスプリング8の弾性係数と第3リターンスプリ
ング13dの弾性係数の和は、第2リターンスプリング
16の弾性係数より小さく設定されているため、第1セ
ンサロッド13aは回転せず第2ストッパー15と当接
した状態となっている。そして、第2センサロッド13
bが第1センサロッド13aの突条部13eと係合し直
線状を形成し、さらに回転しようとしたとき第2リター
ンスプリング16の弾性力を上回ると第1センサロッド
13aと第2センサロッド13bが同期して回転する。
これにより、回転検出センサ14がアクセルペダル1の
踏み込み量を第1センサロッド13aの回転量として検
出する。
【0023】したがって、アクセルペダルの初期の踏み
込み操作に対し、弾性力による踏力低減領域を設けたた
め、初期の踏み込み時の重いペダルフィーリングがな
く、初期の踏み込みが軽く、更に踏み込み量を増加する
と重くなるケーブル式アクセルペダル構造のような2段
階のペダルフィーリングを得ることができる。
【0024】上述までの実施の形態においては、アクセ
ルロッド4の回転規制位置とアクセルロッド4の回転を
回転検出サンサ14に伝達する連接バー12の回転規制
位置に所定間隔を設ければ、弾性手段の設定は不要とし
てもよい。また、前記所定間隔内において弾性手段を介
すことにより、アクセルロッドがセンサロッドに当接す
る衝撃反力を感じることなくスムーズなペダルフィーリ
ングが得られる。ここで、前述の弾性手段を着脱可能と
し、弾性係数の異なる種々の弾性手段を取り付けること
により、好みに合わせて初期踏力を調節することができ
る。
【0025】〔第4の実施の形態〕図4は第4の実施の
形態を示す電子式アクセルペダル構造断面図であり、ア
クセルペダルの非踏み込み状態を示している。
【0026】本実施の形態においては、アクセルロッド
4の第1リターンスプリング8の付勢力による回転は第
1ストッパー10により規制され、第2リターンスプリ
ング16の付勢力によるセンサロッド13に設けられた
連接バー12の回転はアクセルロッド4により規制され
ているため、前述のような第2ストッパーは取付けられ
ていない。アクセルペダル1裏面側のアクセルロッド取
付部3には、アクセルペダル1とアクセルロッド4の間
に所定間隔を設けアクセルペダル1に一端を支持した板
バネ部材18が取付けられている。尚、板バネ部材18
の弾性係数は第1リターンスプリング8の弾性係数と第
2リターンスプリング16の弾性係数の和より小さく設
定されている。
【0027】アクセルペダル1を踏み込むと、板バネ部
材18の弾性係数が第1リターンスプリング8の弾性係
数と第2リターンスプリング16の弾性係数の和より小
さく設定されているため、板バネ部材18がアクセルロ
ッド4に押圧され弾性変形することで踏力を吸収する。
このとき、アクセルロッド4は不動である。さらに踏力
を加え、アクセルロッド4とセンサロッド13の弾性力
の和を上回ると、アクセルロッド4とともにセンサロッ
ド13が回転し始める。
【0028】したがって、アクセルペダルの初期の踏み
込み操作に対し、弾性力による踏力低減領域を設けたた
め、初期の踏み込み時の重いペダルフィーリングがな
く、初期の踏み込みが軽く、更に踏み込み量を増加する
と重くなるケーブル式アクセルペダル構造のような2段
階のペダルフィーリングを得ることができる。
【0029】また、本実施の形態においては、第1リタ
ーンスプリング8の弾性係数と第2リターンスプリング
16の弾性係数の和より小さい弾性係数を有する弾性手
段であれば種々の部材を用いることができ、さらにその
弾性係数を異にすることで好みに合わせた初期踏力低減
領域におけるアクセルペダルフィーリングの変更を簡単
に行うことができる。
【0030】〔第5の実施の形態〕図5は第5の実施の
形態におけるアクセルペダルの分解斜視図であり、第1
アクセルペダルと第2アクセルペダルとから成り立って
いる。また、図6はアクセルペダルの断面図である。基
本的には第4の実施の形態と同様であり、アクセルペダ
ルからアクセルロッドに踏力を伝達する過程において、
弾性手段を介在させるものである。アクセルペダル1
は、踏力を付与する側の第1アクセルペダル1aと、ア
クセルロッド4取付け側の第2アクセルペダル1bとで
構成され、第1アクセルペダル1aは第2アクセルペダ
ル1b取付け側を開口する略直方体の箱型に形成され、
下端には第2アクセルペダル1bとの連結軸19を取付
けるための軸孔20aが設けられている。第2アクセル
ペダル1bは第1アクセルペダル1a内に収容される大
きさで長方形の板状に形成され、下端に第1アクセルペ
ダル1aとの連結軸19を取付けるための軸孔20bが
設けられている。また、第1アクセルペダル1a側の面
には、断面U字状に形成され一端を第2アクセルペダル
1bに固定した板バネ部材21が設けられている。裏面
には両側端を開口とし、断面コ字状に形成されたアクセ
ルロッド取付部3が設けられている。尚、板バネ部材2
1の弾性係数は第1リターンスプリング8の弾性係数と
第2リターンスプリング16の弾性係数の和より小さく
設定されている。
【0031】第1アクセルペダル1を踏み込むと、板バ
ネ部材21の弾性係数が第1リターンスプリング8の弾
性係数と第2リターンスプリング16の弾性係数の和よ
り小さく設定されているため、アクセルロッド4が回転
を始める前に板バネ部材21が撓み、踏力を吸収する。
このとき、アクセルロッド4は不動である。さらに踏力
を加え、アクセルロッド4とセンサロッド13の弾性力
の和を上回ると、アクセルロッド4とともにセンサロッ
ド13が回転し始める。
【0032】したがって、アクセルペダルの初期の踏み
込み操作に対し、弾性力による踏力低減領域を設けたた
め、初期の踏み込み時の重いペダルフィーリングがな
く、初期の踏み込みが軽く、更に踏み込み量を増加する
と重くなるケーブル式アクセルペダル構造のような2段
階のペダルフィーリングを得ることができる。さらに、
第4の実施の形態同様に比較的取扱い容易の箇所に設置
されたアクセルペダルを取り外し、板バネ部材を種々も
のもに変更することにより、好みのあった初期踏力低減
領域の設定を容易に行うことができる。
【0033】〔第6の実施の形態〕図7は第6の実施の
形態におけるアクセルペダルの断面図である。図中実線
は非踏み込み時のアクセルペダルの状態であり、点線は
踏み込み時のアクセルペダルの撓み状態を示している。
【0034】アクセルペダル1の上端縁にはアクセルロ
ッド4側に向かい、さらに下方に湾曲され断面半U字状
を形成したアクセルペダル弾性部1cが設けられてい
る。また、アクセルペダル弾性部1cのアクセルロッド
4側にはアクセルロッド4を取り付けるアクセルロッド
取付部3が設けられている。尚、アクセルペダル弾性部
1cの弾性係数は第1リターンスプリング8の弾性係数
と第2リターンスプリング16の弾性係数の和より小さ
く設定されている。その他、アクセルロッド4上端部及
び回転検出センサ設定部等の構成は、上述の第4の実施
の形態で説明した構成と同様なので説明を省略する。
【0035】アクセルペダル1を踏み込むと、アクセル
ペダル弾性部1cの弾性係数が第1リターンスプリング
8の弾性係数と第2リターンスプリング16の弾性係数
の和より小さく設定されているため、アクセルペダル弾
性部1cがアクセルロッド4に押圧され弾性変形するこ
とで踏力を吸収する。このとき、アクセルロッド4は不
動である。さらに踏力を加え、アクセルロッド4とセン
サロッド13の弾性力の和を上回ると、アクセルロッド
4とともにセンサロッド13が回転し始める。
【0036】したがって、アクセルペダルの初期の踏み
込み操作に対し、弾性力による踏力低減領域を設けたた
め、初期の踏み込み時の重いペダルフィーリングがな
く、初期の踏み込みが軽く、更に踏み込み量を増加する
と重くなるケーブル式アクセルペダル構造のような2段
階のペダルフィーリングを得ることができる。また、取
り外し容易なアクセルペダル部に弾性手段を設けること
による効果は前述同様とである。
【0037】また、第4乃至第6の実施の形態において
は、アクセルロッドと連接バーを固着し一体化すること
により、アクセルロッドをアクセルペダル反踏み込み方
向に付勢するアクセルロッド付勢手段を第1または第2
リターンスプリングの何れか一方とすることもできる。
【0038】以上の各実施の形態では、2段階のペダル
フィーリングを得る構成となっているが、各部において
種々の構成を組み合わせることによって、踏力低減領域
を多段階とするペダルフィーリングを得ることも可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2による本発明によればケーブルを用いない電子式ア
クセルペダル構造であっても、アクセルペダルの初期踏
み込み操作に対する踏力低減領域を設けたため、簡単な
構成によって初期の踏み込みが軽く後に重くなるケーブ
ル式アクセルペダル構造のような少なくとも2段階のペ
ダルフィーリングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の態様を示す電子式
アクセルペダル構造の斜視図である。
【図2】図2は本発明の第2の実施の態様を示すアクセ
ルロッド上端部近傍の斜視図である。
【図3】図3は本発明の第3の実施の態様を示すアクセ
ルロッド上端部近傍の斜視図である。
【図4】図4は本発明の第4の実施の態様を示す電子式
アクセルペダル構造の断面図である。
【図5】図5は本発明の第5の実施の態様を示すアクセ
ルペダルの分解斜視図である。
【図6】図6は本発明の第5の実施の態様を示すアクセ
ルペダルの断面図である。
【図7】図7は本発明の第6の実施の態様を示すアクセ
ルペダルの断面図である。
【符号の説明】
1・・・アクセルペダル 4・・・アクセルロッド 8・・・第1リターンスプリング 10・・・第1ストッパー 13・・・センサロッド 14・・・回転検出センサ 16・・・第2リターンスプリング 17・・・ゴム部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルに取付けられ前記アクセ
    ルペダルの踏み込み操作により回転するアクセルロッド
    と、前記アクセルロッドを前記アクセルペダル反踏み込
    み方向に付勢するアクセルロッド付勢手段と、前記アク
    セルペダル非踏み込み時の前記アクセルロッドの回転を
    規制するストッパー手段と、前記アクセルロッドの回転
    に基づいて前記アクセルペダルの踏み込み量を検出する
    踏み込み量検出手段とを備えた電子式アクセルペダル構
    造において、前記踏み込み量検出手段に前記アクセルペ
    ダル反踏み込み方向に付勢する付勢手段を設け、前記ア
    クセルロッドに対する前記付勢手段による付勢力の伝達
    を阻止する阻止手段を設けたことを特徴とする電子式ア
    クセルペダル構造。
  2. 【請求項2】 アクセルペダルに取付けられ前記アクセ
    ルペダルの踏み込み操作により回転するアクセルロッド
    と、前記アクセルロッドを前記アクセルペダル反踏み込
    み方向に付勢するアクセルロッド付勢手段と、前記アク
    セルペダル非踏み込み時の前記アクセルロッドの回転を
    規制するストッパー手段と、前記アクセルロッドの回転
    に基づいて前記アクセルペダルの踏み込み量を検出する
    踏み込み量検出手段とを備えた電子式アクセルペダル構
    造において、前記アクセルペダルと前記アクセルロッド
    との間に、前記アクセルロッドを前記アクセルペダル反
    踏み込み方向へ付勢する付勢力より小さい弾性力を有す
    る弾性手段を設けたことを特徴とする電子式アクセルペ
    ダル構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320349A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Fuji Kiko Co Ltd アクセルペダル装置
JP2010111353A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Kubota Corp 作業車の操作構造
US7895915B2 (en) 2007-12-15 2011-03-01 Kia Motors Corporation Organ type accelerator pedal assembly
US7946192B2 (en) 2008-06-02 2011-05-24 Hyundai Motor Company Organ type accelerator pedal apparatus
CN108781768A (zh) * 2017-04-26 2018-11-13 井关农机株式会社 操纵部构造

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