JPH09291300A - 洗浄剤組成物および洗浄方法 - Google Patents
洗浄剤組成物および洗浄方法Info
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- JPH09291300A JPH09291300A JP10754596A JP10754596A JPH09291300A JP H09291300 A JPH09291300 A JP H09291300A JP 10754596 A JP10754596 A JP 10754596A JP 10754596 A JP10754596 A JP 10754596A JP H09291300 A JPH09291300 A JP H09291300A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭化水素を主成分とし、超音波などのエネル
ギーを作用させて洗浄する洗浄剤の劣化を防止する。 【解決手段】 炭素数5以上15以下の炭化水素および
0.001〜1重量%のアルキルモノフェノール類から
洗浄剤を構成する。アルキルモノフェノール類が炭化水
素の劣化を防止する。
ギーを作用させて洗浄する洗浄剤の劣化を防止する。 【解決手段】 炭素数5以上15以下の炭化水素および
0.001〜1重量%のアルキルモノフェノール類から
洗浄剤を構成する。アルキルモノフェノール類が炭化水
素の劣化を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品から汚れ成分
を除去するための洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方
法に関し、さらに詳しくは、熱による劣化のない洗浄剤
組成物およびそれを用いた洗浄方法に関する。
を除去するための洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方
法に関し、さらに詳しくは、熱による劣化のない洗浄剤
組成物およびそれを用いた洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械部品は従来、1,1,1−トリクロ
ロエタン、トリクロロエチレン、エチレンクロライドな
どの塩素系溶剤を用いて浸漬、超音波振動、回転式バレ
ルなどの方法で汚れ成分を除去している。一方、電気電
子部品および光学特性は主に1,1−トリクロロエタ
ン、フロン113などの塩素系溶剤あるいはフロン系溶
剤を用いて汚れ成分を除去している。
ロエタン、トリクロロエチレン、エチレンクロライドな
どの塩素系溶剤を用いて浸漬、超音波振動、回転式バレ
ルなどの方法で汚れ成分を除去している。一方、電気電
子部品および光学特性は主に1,1−トリクロロエタ
ン、フロン113などの塩素系溶剤あるいはフロン系溶
剤を用いて汚れ成分を除去している。
【0003】しかし、近年の地球環境あるいは安全指向
からこれらの洗浄剤を代替することが行われている。こ
の代替洗浄剤としては、例えば界面活性剤とビルダーな
どからなる水系洗浄剤、グリコールエーテル類、N−メ
チルピロリドンなどのアミン類、あるいはリモネンなど
のテルペン類を主成分とする洗浄剤などが提案されてい
る。また、地球環境、人体安全性コスト、および洗浄性
の点から炭化水素を主成分とする洗浄剤が広く使用され
ている。さらにこの炭化水素を主成分とする洗浄剤の欠
点である引火性が強い点と乾燥性が劣る点を解決する様
々な洗浄方法が提案されている。
からこれらの洗浄剤を代替することが行われている。こ
の代替洗浄剤としては、例えば界面活性剤とビルダーな
どからなる水系洗浄剤、グリコールエーテル類、N−メ
チルピロリドンなどのアミン類、あるいはリモネンなど
のテルペン類を主成分とする洗浄剤などが提案されてい
る。また、地球環境、人体安全性コスト、および洗浄性
の点から炭化水素を主成分とする洗浄剤が広く使用され
ている。さらにこの炭化水素を主成分とする洗浄剤の欠
点である引火性が強い点と乾燥性が劣る点を解決する様
々な洗浄方法が提案されている。
【0004】例えば、特開平5−43893号公報で
は、精製することで沸点範囲が限定されている炭化水素
留分からなる精密部品用の洗浄組成物が提案されてい
る。また特開平6−15239号公報では炭化水素を主
成分とする可燃性洗浄剤を用いた真空中での洗浄方法が
提案されると共に、減圧下において加熱して発生させた
蒸気での洗浄方法およびこれらに対応した洗浄装置が提
案されている。
は、精製することで沸点範囲が限定されている炭化水素
留分からなる精密部品用の洗浄組成物が提案されてい
る。また特開平6−15239号公報では炭化水素を主
成分とする可燃性洗浄剤を用いた真空中での洗浄方法が
提案されると共に、減圧下において加熱して発生させた
蒸気での洗浄方法およびこれらに対応した洗浄装置が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら用いられている1,1,1−トリクロロエタン、フロ
ンなどの塩素系およびフロン系溶剤は、オゾン層破壊の
問題からモントリオール議定書締結により1996年以
降の使用ができなくなる問題点がある。また、トリクロ
ロエチレン、メチレンクロライドも地下水汚染の問題が
あることが指摘され環境汚染の点からその使用は好まし
くない。
ら用いられている1,1,1−トリクロロエタン、フロ
ンなどの塩素系およびフロン系溶剤は、オゾン層破壊の
問題からモントリオール議定書締結により1996年以
降の使用ができなくなる問題点がある。また、トリクロ
ロエチレン、メチレンクロライドも地下水汚染の問題が
あることが指摘され環境汚染の点からその使用は好まし
くない。
【0006】一方、水系洗浄剤は洗浄後にリンスする必
要があり、そのための純水製造装置や排水処理装置が必
要になるためコスト的およびスペース的な問題がある。
さらに金属部品では表面に錆あるいは白化などの影響を
与える場合があったり、乾燥するのに難しい問題点もあ
る。さらに提案されている様々な種類の洗浄材において
も、洗浄・乾燥性能、コスト、人体安全性及び地球環境
問題のいずれかに問題点を有しており、充分満足するも
のではない。
要があり、そのための純水製造装置や排水処理装置が必
要になるためコスト的およびスペース的な問題がある。
さらに金属部品では表面に錆あるいは白化などの影響を
与える場合があったり、乾燥するのに難しい問題点もあ
る。さらに提案されている様々な種類の洗浄材において
も、洗浄・乾燥性能、コスト、人体安全性及び地球環境
問題のいずれかに問題点を有しており、充分満足するも
のではない。
【0007】さらに、炭化水素を主成分とする洗浄剤
は、上述した点に関しては問題がない。この炭化水素を
使用した洗浄においては、洗浄性を向上させるために洗
浄剤を加温したり、超音波振動を与えて汚れを除去する
洗浄方法、あるいは汚れた洗浄剤を蒸留再生して何度も
使用する洗浄方法、乾燥性を改善するため洗浄剤を減圧
雰囲気内で加温して蒸気を発生させ、この蒸気によって
物品を蒸気洗浄する洗浄方法が多く採用されている。
は、上述した点に関しては問題がない。この炭化水素を
使用した洗浄においては、洗浄性を向上させるために洗
浄剤を加温したり、超音波振動を与えて汚れを除去する
洗浄方法、あるいは汚れた洗浄剤を蒸留再生して何度も
使用する洗浄方法、乾燥性を改善するため洗浄剤を減圧
雰囲気内で加温して蒸気を発生させ、この蒸気によって
物品を蒸気洗浄する洗浄方法が多く採用されている。
【0008】このように炭化水素を主成分とする洗浄剤
に何らかのエネルギーを与える洗浄方法では、主成分の
炭化水素が酸化、分解、重合などの劣化反応を起こし、
洗浄性および乾燥性の低下、刺激臭の発生、洗浄液の着
色、金属部品へのアタックなどの問題が発生する。従っ
て、上述した特開平5−43893号公報や特開平6−
15239号公報においても、超音波洗浄あるいは蒸気
洗浄の工程で洗浄剤にエネルギーが与えられているので
同様の問題が発生する。
に何らかのエネルギーを与える洗浄方法では、主成分の
炭化水素が酸化、分解、重合などの劣化反応を起こし、
洗浄性および乾燥性の低下、刺激臭の発生、洗浄液の着
色、金属部品へのアタックなどの問題が発生する。従っ
て、上述した特開平5−43893号公報や特開平6−
15239号公報においても、超音波洗浄あるいは蒸気
洗浄の工程で洗浄剤にエネルギーが与えられているので
同様の問題が発生する。
【0009】本発明の第1の課題は、以上のようなエネ
ルギーを加えても劣化することがない洗浄剤組成物を提
供することであり、第2の課題は、劣化を生じることが
なく、しかも高い洗浄性又は乾燥性を発揮することがで
きる洗浄方法を提供することを目的とする。
ルギーを加えても劣化することがない洗浄剤組成物を提
供することであり、第2の課題は、劣化を生じることが
なく、しかも高い洗浄性又は乾燥性を発揮することがで
きる洗浄方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
炭化水素およびアルキルモノフェノール類からなる洗浄
剤組成物およびそれを用いた洗浄方法により解決するも
のである。
炭化水素およびアルキルモノフェノール類からなる洗浄
剤組成物およびそれを用いた洗浄方法により解決するも
のである。
【0011】炭化水素は常温状態で比較的に安定で酸化
などの劣化はほとんど起きない。ところが、熱あるいは
超音波などのエネルギーが与えられると、特に分子内に
式(1)で表すことができる部分を有しているイソパラ
フィン類、ナフテン類およびアルキルベンゼン類などは
炭素−水素結合が切れやすく、酸素によって酸化されや
すい。これを防止するには加温範囲を約100℃以下に
抑えたり、酸素のない状態で洗浄したり、超音波を作用
させない洗浄を行うなどの対策をとる必要がある。しか
し洗浄力の向上、装置の複雑化、洗浄工程の複雑化など
様々な制約条件より有効な対策が採れない。
などの劣化はほとんど起きない。ところが、熱あるいは
超音波などのエネルギーが与えられると、特に分子内に
式(1)で表すことができる部分を有しているイソパラ
フィン類、ナフテン類およびアルキルベンゼン類などは
炭素−水素結合が切れやすく、酸素によって酸化されや
すい。これを防止するには加温範囲を約100℃以下に
抑えたり、酸素のない状態で洗浄したり、超音波を作用
させない洗浄を行うなどの対策をとる必要がある。しか
し洗浄力の向上、装置の複雑化、洗浄工程の複雑化など
様々な制約条件より有効な対策が採れない。
【0012】本発明の炭化水素およびアルキルモノフェ
ノール類からなる洗浄剤組成物は劣化を起こさない洗浄
剤である。本発明に使用する炭化水素は炭素数5以上1
5以下のものが好適である。炭素数が5よりも小さい場
合、引火性が極端に増加するため、取扱上の安全性が手
かする。一方、炭素数が15よりも大きい場合、乾燥性
が極端に遅く、工業的な洗浄に適用することができな
い。
ノール類からなる洗浄剤組成物は劣化を起こさない洗浄
剤である。本発明に使用する炭化水素は炭素数5以上1
5以下のものが好適である。炭素数が5よりも小さい場
合、引火性が極端に増加するため、取扱上の安全性が手
かする。一方、炭素数が15よりも大きい場合、乾燥性
が極端に遅く、工業的な洗浄に適用することができな
い。
【0013】アルキルモノフェノール類は通常ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのプラスチッ
クを成形する前の樹脂に0.01〜1%程度添加し成形
品の品質劣化を抑えるために添加されるものであるが、
本発明のように非常に低分子の液体に添加することは今
までに行われておらず、全く新規なものである。
レン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのプラスチッ
クを成形する前の樹脂に0.01〜1%程度添加し成形
品の品質劣化を抑えるために添加されるものであるが、
本発明のように非常に低分子の液体に添加することは今
までに行われておらず、全く新規なものである。
【0014】このアルキルモノフェノール類は、洗浄剤
に与えられたエネルギーによって炭化水素の炭素−水素
結合が切れて生まれたアルキル遊離基が酸素と結合して
酸化つまり劣化が進まないように、分子中のフェノール
によってこのアルキル遊離基を補足する作用を行う。そ
して炭化水素の中でも分子内に式(1)で表すことがで
きる部分を有しているイソパラフィン類、ナフテン類お
よびアルキルベンゼン類が最も劣化しやすい傾向にあ
る。よってこれら炭化水素とアルキルモノフェール類を
組み合わすことにより最も効果がある。 (R1 、R2 、R3 はアルキル基を示し、全て同一でも
異なっても良い)
に与えられたエネルギーによって炭化水素の炭素−水素
結合が切れて生まれたアルキル遊離基が酸素と結合して
酸化つまり劣化が進まないように、分子中のフェノール
によってこのアルキル遊離基を補足する作用を行う。そ
して炭化水素の中でも分子内に式(1)で表すことがで
きる部分を有しているイソパラフィン類、ナフテン類お
よびアルキルベンゼン類が最も劣化しやすい傾向にあ
る。よってこれら炭化水素とアルキルモノフェール類を
組み合わすことにより最も効果がある。 (R1 、R2 、R3 はアルキル基を示し、全て同一でも
異なっても良い)
【0015】本発明のアルキルモノフェノール類として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6
−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシア
ニゾール、n−オクデシル−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)等を使用できる。又、
これらの1種あるいは2種以上の混合でも良い。
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6
−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシア
ニゾール、n−オクデシル−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)等を使用できる。又、
これらの1種あるいは2種以上の混合でも良い。
【0016】ところでアルキル遊離基を補足する作用を
有すると考えられる物質は、上述したアルキルモノフェ
ノール類以外にも、例えば2,2−メチレン−ビス−
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)などのビス
フェノール、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンなどの高
分子フェノール、ジラウリルチオジプロピオネートなど
の硫化脂肪酸エステルおよびトリフェニルホスフェイト
などのリン酸エステルなどがある。ところが、これらは
洗浄剤組成物に完全に溶解できなかったり、洗浄剤組成
物が着色したり、あるいは人体安全性が劣っている不具
合があるとともに、融点および沸点があまり高いと炭化
水素との沸点差が大きくなり、洗浄剤組成物を乾燥させ
たときに被洗浄物の表面に乾燥シミあるいは乾燥残渣と
して残るので好ましくない。
有すると考えられる物質は、上述したアルキルモノフェ
ノール類以外にも、例えば2,2−メチレン−ビス−
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)などのビス
フェノール、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンなどの高
分子フェノール、ジラウリルチオジプロピオネートなど
の硫化脂肪酸エステルおよびトリフェニルホスフェイト
などのリン酸エステルなどがある。ところが、これらは
洗浄剤組成物に完全に溶解できなかったり、洗浄剤組成
物が着色したり、あるいは人体安全性が劣っている不具
合があるとともに、融点および沸点があまり高いと炭化
水素との沸点差が大きくなり、洗浄剤組成物を乾燥させ
たときに被洗浄物の表面に乾燥シミあるいは乾燥残渣と
して残るので好ましくない。
【0017】本発明において、アルキルモノフェノール
類は主成分の炭化水素に対して0.001〜1重量%添
加する。0.001重量%より少ない場合はアルキル遊
離基を補足する作用が小さく劣化防止の効果を持続でき
ない。また1重量%より多い場合、劣化防止の効果を充
分に有しているが、洗浄剤組成物を乾燥させたときに被
洗浄物の表面に乾燥シミあるいは乾燥残渣として残る可
能性が大きくなるので好ましくない。以上のことから、
アルキルモノフェノール類の添加量は主成分の炭化水素
の性能を維持する必要上、最小限が最適である。
類は主成分の炭化水素に対して0.001〜1重量%添
加する。0.001重量%より少ない場合はアルキル遊
離基を補足する作用が小さく劣化防止の効果を持続でき
ない。また1重量%より多い場合、劣化防止の効果を充
分に有しているが、洗浄剤組成物を乾燥させたときに被
洗浄物の表面に乾燥シミあるいは乾燥残渣として残る可
能性が大きくなるので好ましくない。以上のことから、
アルキルモノフェノール類の添加量は主成分の炭化水素
の性能を維持する必要上、最小限が最適である。
【0018】炭化水素を主成分とする一般に市販されて
いる洗浄剤を用いて、加工油、加工くず、グリース、ワ
ックス、フラックス、ピッチおよび手脂などの汚れ成分
が付着している物品を洗浄する場合、洗浄性を向上させ
るために洗浄剤を加温したり超音波振動を与えて、汚れ
を除去することが多くなされている。これら一般に市販
されている洗浄剤はイソパラフィン類、ナフテン類ある
いはアルキルベンゼン類から選ばれる1種類あるいは数
種類の混合物である。
いる洗浄剤を用いて、加工油、加工くず、グリース、ワ
ックス、フラックス、ピッチおよび手脂などの汚れ成分
が付着している物品を洗浄する場合、洗浄性を向上させ
るために洗浄剤を加温したり超音波振動を与えて、汚れ
を除去することが多くなされている。これら一般に市販
されている洗浄剤はイソパラフィン類、ナフテン類ある
いはアルキルベンゼン類から選ばれる1種類あるいは数
種類の混合物である。
【0019】このような炭化水素は上述したように、洗
浄剤に与えられたエネルギーによって炭素−水素結合が
切れて劣化が進み、洗浄性および乾燥性の低下、刺激臭
の発生、洗浄液の着色、金属部品へのアタックなどの問
題が発生する。本発明においてはかかる劣化を防止する
ため2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6
−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシア
ニゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少な
くとも1種のアキルモノフェノール類を0.001〜1
重量%添加する。
浄剤に与えられたエネルギーによって炭素−水素結合が
切れて劣化が進み、洗浄性および乾燥性の低下、刺激臭
の発生、洗浄液の着色、金属部品へのアタックなどの問
題が発生する。本発明においてはかかる劣化を防止する
ため2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6
−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシア
ニゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少な
くとも1種のアキルモノフェノール類を0.001〜1
重量%添加する。
【0020】これにより洗浄剤が持ち込まれる汚れ成分
以外では劣化しないため、洗浄剤組成物の性能を長期間
維持できると共に、その寿命を把握しやすくなる。この
後、すぐに洗浄剤組成物を乾燥しても良いし、再び洗浄
剤組成物で洗浄した後、乾燥しても良い。あるいは洗浄
剤組成物よりも乾燥しやすい洗浄剤で置換した後、乾燥
しても良い。
以外では劣化しないため、洗浄剤組成物の性能を長期間
維持できると共に、その寿命を把握しやすくなる。この
後、すぐに洗浄剤組成物を乾燥しても良いし、再び洗浄
剤組成物で洗浄した後、乾燥しても良い。あるいは洗浄
剤組成物よりも乾燥しやすい洗浄剤で置換した後、乾燥
しても良い。
【0021】炭化水素を主成分とする洗浄剤では、汚れ
分が混入することによって汚れた後に、再生して再利用
することがある。再生方法としては常圧下あるいは減圧
下で洗浄剤を沸点以上に加温して蒸留する方法が一般的
である。このように加温するためにエネルギーを与える
ので炭化水素の炭素−水素結合が切れて劣化していく。
この傾向は蒸留する温度が高いほどあるいは減圧度が低
いほど顕著である。
分が混入することによって汚れた後に、再生して再利用
することがある。再生方法としては常圧下あるいは減圧
下で洗浄剤を沸点以上に加温して蒸留する方法が一般的
である。このように加温するためにエネルギーを与える
ので炭化水素の炭素−水素結合が切れて劣化していく。
この傾向は蒸留する温度が高いほどあるいは減圧度が低
いほど顕著である。
【0022】本発明においては、かかる劣化を防止する
ため、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,
6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,
6−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシ
アニゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少な
くとも1種のアルキルモノフェノール類を0.001〜
1重量%添加する。これにより洗浄剤が劣化しないため
洗浄剤の性能を長期間維持でき、洗浄剤使用量を最小限
に抑えることができるようになる。
ため、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,
6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,
6−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシ
アニゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少な
くとも1種のアルキルモノフェノール類を0.001〜
1重量%添加する。これにより洗浄剤が劣化しないため
洗浄剤の性能を長期間維持でき、洗浄剤使用量を最小限
に抑えることができるようになる。
【0023】本発明における洗浄方法は、汚れ成分ある
いは前工程の洗浄剤が付着している物品を95%留出温
度が初留点から5℃以内で、かつ99%留出温度が初留
点から10℃以内である蒸留性状の炭素数8以上12以
下のイソパラフィンおよび2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、
ブチル化ヒドロキシアニゾール、n−オクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、2,2´−メチレン−ビス−(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メ
チレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)から選ばれる少なくとも1種のアルキルモノフェノ
ール類を0.001〜1重量%からなる洗浄剤組成物で
洗浄した後、この洗浄剤組成物を乾燥して仕上げるもの
である。
いは前工程の洗浄剤が付着している物品を95%留出温
度が初留点から5℃以内で、かつ99%留出温度が初留
点から10℃以内である蒸留性状の炭素数8以上12以
下のイソパラフィンおよび2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、
ブチル化ヒドロキシアニゾール、n−オクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、2,2´−メチレン−ビス−(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メ
チレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)から選ばれる少なくとも1種のアルキルモノフェノ
ール類を0.001〜1重量%からなる洗浄剤組成物で
洗浄した後、この洗浄剤組成物を乾燥して仕上げるもの
である。
【0024】なお、蒸留性状の測定方法および用語の意
味はJIS K2254に規定されているもので、イソ
パラフィン100mlを平均留出量5ml/分となるよ
うな昇温速度で加温した際に、最初の1滴が留出する温
度を初留点、95mlが留出する温度を95%留出温
度、99mlが留出する温度を99%留出温度とするも
のである。
味はJIS K2254に規定されているもので、イソ
パラフィン100mlを平均留出量5ml/分となるよ
うな昇温速度で加温した際に、最初の1滴が留出する温
度を初留点、95mlが留出する温度を95%留出温
度、99mlが留出する温度を99%留出温度とするも
のである。
【0025】通常、被洗浄物に付着している洗浄液を気
化させて除去する際、洗浄液の全成分の帰化する速度が
全て同一であれば被洗浄物に付着している洗浄液の膜が
均一に薄くなり最後には全て気化し、シミなく高品質に
仕上げることができる。しかし洗浄液の全成分の気化す
る速度が異なる場合は、気化しやすい成分が先に気化す
るため、気化しにくい成分は島状に取り残された状態に
なり均一に乾燥しない。そしてこの島状に取り残された
部分に塵埃などが凝集するためシミが発生して高品質に
仕上げることができない。
化させて除去する際、洗浄液の全成分の帰化する速度が
全て同一であれば被洗浄物に付着している洗浄液の膜が
均一に薄くなり最後には全て気化し、シミなく高品質に
仕上げることができる。しかし洗浄液の全成分の気化す
る速度が異なる場合は、気化しやすい成分が先に気化す
るため、気化しにくい成分は島状に取り残された状態に
なり均一に乾燥しない。そしてこの島状に取り残された
部分に塵埃などが凝集するためシミが発生して高品質に
仕上げることができない。
【0026】そこで乾燥工程の直前に用いられる洗浄剤
組成物では気化する速度を支配する蒸留性状、つまり蒸
留温度の温度範囲を制御することが必要となる。本発明
者が検討した結果、95%留出温度が初留点から5℃以
内で、かつ99%留出温度が初留点から10℃以内であ
る蒸留性状の炭素数8以上12以下である高純度なイソ
パラフィンであることが必要であると明らかになった。
この温度範囲より広い場合は、気化しにくい成分が多
く、均一に乾燥しないため、被洗浄物の表面にシミが発
生して高品質に仕上げることができない。さらに炭素数
が8より小さい場合は引火性が増加し取扱いの安全性が
低下するので好ましくない。逆に炭素数が12より大き
い場合は乾燥速度が遅く、乾燥させるのに困難になるの
で好ましくない。
組成物では気化する速度を支配する蒸留性状、つまり蒸
留温度の温度範囲を制御することが必要となる。本発明
者が検討した結果、95%留出温度が初留点から5℃以
内で、かつ99%留出温度が初留点から10℃以内であ
る蒸留性状の炭素数8以上12以下である高純度なイソ
パラフィンであることが必要であると明らかになった。
この温度範囲より広い場合は、気化しにくい成分が多
く、均一に乾燥しないため、被洗浄物の表面にシミが発
生して高品質に仕上げることができない。さらに炭素数
が8より小さい場合は引火性が増加し取扱いの安全性が
低下するので好ましくない。逆に炭素数が12より大き
い場合は乾燥速度が遅く、乾燥させるのに困難になるの
で好ましくない。
【0027】上記と同様の理由によりアルキルモノフェ
ノール類の添加量も0.001〜1重量%である必要が
ある。0.001重量%より少ない場合はアルキル遊離
基を補足する作用が小さく、添加の効果を持続できな
い。また1重量%より多い場合は添加の効果があるが、
洗浄組成物を乾燥させたときに被洗浄物の表面に簡素シ
ミあるいは乾燥残渣として残る可能性が大きくなるので
好ましくない。このようなことからアルキルモノフェノ
ール類の添加量は主成分の炭化水素の性能を維持できる
のに必要な最小限が最適である。また、同じような作用
を行うと思われる高分子フェノール、硫化脂肪酸エステ
ルおよびリン酸エステルではイソパラフィンとの沸点差
が大きく好ましくない。
ノール類の添加量も0.001〜1重量%である必要が
ある。0.001重量%より少ない場合はアルキル遊離
基を補足する作用が小さく、添加の効果を持続できな
い。また1重量%より多い場合は添加の効果があるが、
洗浄組成物を乾燥させたときに被洗浄物の表面に簡素シ
ミあるいは乾燥残渣として残る可能性が大きくなるので
好ましくない。このようなことからアルキルモノフェノ
ール類の添加量は主成分の炭化水素の性能を維持できる
のに必要な最小限が最適である。また、同じような作用
を行うと思われる高分子フェノール、硫化脂肪酸エステ
ルおよびリン酸エステルではイソパラフィンとの沸点差
が大きく好ましくない。
【0028】本発明は、汚れ成分あるいは前工程の洗浄
剤が混入してきて汚れたイソパラフィンおよびアルキル
モノフェノール類からなる洗浄剤組成物を再生して再利
用するものである。特にそのまま洗浄剤組成物を乾燥し
て仕上げる洗浄方法では、上述したように、気化する速
度を支配する蒸留性状、つまり蒸留温度の温度範囲を制
御することが必要であり、沸点差の異なるものの混入は
極力抑える必要がある。そこで洗浄剤組成物の再生は重
要な工程である。
剤が混入してきて汚れたイソパラフィンおよびアルキル
モノフェノール類からなる洗浄剤組成物を再生して再利
用するものである。特にそのまま洗浄剤組成物を乾燥し
て仕上げる洗浄方法では、上述したように、気化する速
度を支配する蒸留性状、つまり蒸留温度の温度範囲を制
御することが必要であり、沸点差の異なるものの混入は
極力抑える必要がある。そこで洗浄剤組成物の再生は重
要な工程である。
【0029】かかる再生方法としては常圧下あるいは減
圧下で洗浄剤で沸点以上に加温して蒸留する方法が一般
的である。このように加温するためにエネルギーを与え
るので炭化水素の炭素−水素結合が切れて劣化してい
く。特にイソパラフィンは炭素−水素結合が切れやす
い。また蒸留する温度が高いほどあるいは減圧度が低い
ほど劣化の進み具合が顕著である。かかる劣化を防止す
るため、本発明では2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノー
ル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル
化ヒドロキシアニゾール、n−オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、2,2´−メチレン−ビス−(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メチレ
ン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)
から選ばれる少なくとも1種のアルキルモノフェノール
類を類を0.001〜1重量%添加する。これにより劣
化しないため、洗浄剤組成物の性能を長期間維持でき、
その使用量を最小限に抑えることができる。
圧下で洗浄剤で沸点以上に加温して蒸留する方法が一般
的である。このように加温するためにエネルギーを与え
るので炭化水素の炭素−水素結合が切れて劣化してい
く。特にイソパラフィンは炭素−水素結合が切れやす
い。また蒸留する温度が高いほどあるいは減圧度が低い
ほど劣化の進み具合が顕著である。かかる劣化を防止す
るため、本発明では2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノー
ル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、ブチル
化ヒドロキシアニゾール、n−オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、2,2´−メチレン−ビス−(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メチレ
ン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)
から選ばれる少なくとも1種のアルキルモノフェノール
類を類を0.001〜1重量%添加する。これにより劣
化しないため、洗浄剤組成物の性能を長期間維持でき、
その使用量を最小限に抑えることができる。
【0030】蒸気洗浄は被洗浄物が複雑形状であったり
短時間、かつ高品質に汚れを除去したい場合に広く行わ
れていた洗浄方法である。可燃性の洗浄剤では開放系で
行うことが危険であるため、密閉系で引火の危険を抑え
ながら洗浄する。まず気密容器内に被洗浄物を搬入して
一定圧まで減圧しながら、95%留出温度が初留出点か
ら5℃以内で、かつ99%留出温度が初留点から10℃
以内である蒸留性状のイソパラフィンおよびアルキルフ
ェノールからなる洗浄剤組成物を加温して蒸気を発生さ
せ、被洗浄物に付着した前工程の洗浄剤あるいは汚れ成
分を除去する。そして一定時間後、容器内を大気圧へ戻
し被洗浄物を仕上げる。この洗浄方法では、洗浄剤組成
物には高品質に被洗浄物が仕上げられるとともに、時間
経過による蒸気供給量に変化がなく安定した蒸気供給が
行えることが要求される。
短時間、かつ高品質に汚れを除去したい場合に広く行わ
れていた洗浄方法である。可燃性の洗浄剤では開放系で
行うことが危険であるため、密閉系で引火の危険を抑え
ながら洗浄する。まず気密容器内に被洗浄物を搬入して
一定圧まで減圧しながら、95%留出温度が初留出点か
ら5℃以内で、かつ99%留出温度が初留点から10℃
以内である蒸留性状のイソパラフィンおよびアルキルフ
ェノールからなる洗浄剤組成物を加温して蒸気を発生さ
せ、被洗浄物に付着した前工程の洗浄剤あるいは汚れ成
分を除去する。そして一定時間後、容器内を大気圧へ戻
し被洗浄物を仕上げる。この洗浄方法では、洗浄剤組成
物には高品質に被洗浄物が仕上げられるとともに、時間
経過による蒸気供給量に変化がなく安定した蒸気供給が
行えることが要求される。
【0031】本発明者が検討した結果、95%留出温度
が初留点から5℃以内で、かつ99%留出温度が初留点
から10℃以内である蒸留性状の炭素数8以上12以下
である高純度なイソパラフィンであることが必要である
と明らかになった。上記の温度範囲より広い場合は、気
化しにくい成分が多く、均一に乾燥しないため被洗浄物
の表面にシミが発生して高品質に仕上げることができな
い。さらに炭素数が8より小さい場合は極端に引火性が
増加し取扱いの安全性が低下するので好ましくない。逆
に炭素数が12より大きい場合は極端に乾燥速度が遅
く、乾燥させるのに困難になるので好ましくない。
が初留点から5℃以内で、かつ99%留出温度が初留点
から10℃以内である蒸留性状の炭素数8以上12以下
である高純度なイソパラフィンであることが必要である
と明らかになった。上記の温度範囲より広い場合は、気
化しにくい成分が多く、均一に乾燥しないため被洗浄物
の表面にシミが発生して高品質に仕上げることができな
い。さらに炭素数が8より小さい場合は極端に引火性が
増加し取扱いの安全性が低下するので好ましくない。逆
に炭素数が12より大きい場合は極端に乾燥速度が遅
く、乾燥させるのに困難になるので好ましくない。
【0032】さらに上記と同様の理由によりアルキルモ
ノフェノール類の添加量も0.001〜1重量%である
必要がある。0.001重量%より少ない場合はアルキ
ル遊離基を補足する作用が小さく、添加の効果を持続で
きない。また1重量%より多い場合、添加の効果を有す
るが、洗浄剤組成物を乾燥させたときに被洗浄物の表面
に乾燥シミあるいは乾燥残渣として残る可能性が大きく
なるので好ましくない。アルキルモノフェノール類の添
加量はイソパラフィンの性能を維持できるのに必要な最
小限が最適である。なお、同じような作用を有すると思
われる高分子フェノール、硫化脂肪酸エステルおよびリ
ン酸エステルではイソパラフィンとの沸点差が大きく好
ましくない。
ノフェノール類の添加量も0.001〜1重量%である
必要がある。0.001重量%より少ない場合はアルキ
ル遊離基を補足する作用が小さく、添加の効果を持続で
きない。また1重量%より多い場合、添加の効果を有す
るが、洗浄剤組成物を乾燥させたときに被洗浄物の表面
に乾燥シミあるいは乾燥残渣として残る可能性が大きく
なるので好ましくない。アルキルモノフェノール類の添
加量はイソパラフィンの性能を維持できるのに必要な最
小限が最適である。なお、同じような作用を有すると思
われる高分子フェノール、硫化脂肪酸エステルおよびリ
ン酸エステルではイソパラフィンとの沸点差が大きく好
ましくない。
【0033】
(実施の形態1) <洗浄剤組成物> 第1槽 ナフテゾールM 99.9重量% (日本石油(株)製、炭素数11〜13のナフテン類) 2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール 0.1重量% 第2槽 イソノナン 99.999重量% (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99%留出温度が初留点から5℃である 炭素数9のイソパラフィン類) 2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール 0.001重量% <被洗浄物>アルミニウム製テープレコーダー部品 (約60×100mm、直径φ4、深さ6mmの止まり
穴6箇所) <汚れ>不水溶性切削油(出光興産(株)製、ダフニー
クリーナーHS−5) <洗浄方法>上記部品を20枚を縦置きでヤトイに入
れ、図1に示した2槽からなる洗浄ラインで洗浄した。
この後、HEPAフィルターで清浄にした80℃の温度
を吹き付ける乾燥炉で乾燥させた。この操作を5回繰り
返し、合計100枚の部品を洗浄した。
穴6箇所) <汚れ>不水溶性切削油(出光興産(株)製、ダフニー
クリーナーHS−5) <洗浄方法>上記部品を20枚を縦置きでヤトイに入
れ、図1に示した2槽からなる洗浄ラインで洗浄した。
この後、HEPAフィルターで清浄にした80℃の温度
を吹き付ける乾燥炉で乾燥させた。この操作を5回繰り
返し、合計100枚の部品を洗浄した。
【0034】<評価方法>4時間超音波振動(27kH
z600W)を付加し続けた洗浄剤組成物を分取してガ
スクロマトグラフィーにより組成変化を確認した。切削
クズおよび切削油の残渣(シミ)の有無を顕微鏡(10
倍)で観察し、洗浄性および乾燥性を確認した。
z600W)を付加し続けた洗浄剤組成物を分取してガ
スクロマトグラフィーにより組成変化を確認した。切削
クズおよび切削油の残渣(シミ)の有無を顕微鏡(10
倍)で観察し、洗浄性および乾燥性を確認した。
【0035】本実施の形態は、第1槽の洗浄剤として、
炭素数11〜13のナフテン類が主成分であるナフテゾ
ールMが99.9重量%、アルキルモノフェノール類で
ある2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールが0.1
重量%からなる洗浄剤組成物を用い、第2槽の洗浄剤と
して95%留出温度が初留点から4℃で、99%留出温
度が初留点から5℃であるジメチルヘプタンを主成分と
するイソノナン99.999重量%およびアルキルモノ
フェノール類である2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール0.001重量%からなる洗浄剤組成物を用いて
いる。
炭素数11〜13のナフテン類が主成分であるナフテゾ
ールMが99.9重量%、アルキルモノフェノール類で
ある2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールが0.1
重量%からなる洗浄剤組成物を用い、第2槽の洗浄剤と
して95%留出温度が初留点から4℃で、99%留出温
度が初留点から5℃であるジメチルヘプタンを主成分と
するイソノナン99.999重量%およびアルキルモノ
フェノール類である2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール0.001重量%からなる洗浄剤組成物を用いて
いる。
【0036】部品を洗浄するに先立ち、第1および第2
槽で4時間超音波振動(27kHz、600W)を付加
し続け、それぞれの洗浄剤組成物の劣化状態を確認する
ため分取してガスクロマトグラフィーにより組成変化を
確認した。引き続き上記部品を洗浄した。第1および第
2槽では洗浄力向上のため超音波振動(27kHz60
0W)を付加して洗浄した。
槽で4時間超音波振動(27kHz、600W)を付加
し続け、それぞれの洗浄剤組成物の劣化状態を確認する
ため分取してガスクロマトグラフィーにより組成変化を
確認した。引き続き上記部品を洗浄した。第1および第
2槽では洗浄力向上のため超音波振動(27kHz60
0W)を付加して洗浄した。
【0037】ガスクロマトグラフィーの測定より、新た
な劣化生成物のピークは確認されず安定で劣化してない
ことが判明した。さらに顕微鏡観察でも洗浄枚数100
枚中不良品は1枚であり洗浄性および乾燥性に優れるこ
とが判明した。
な劣化生成物のピークは確認されず安定で劣化してない
ことが判明した。さらに顕微鏡観察でも洗浄枚数100
枚中不良品は1枚であり洗浄性および乾燥性に優れるこ
とが判明した。
【0038】以上のように、ナフテン類あるいはイソパ
ラフィン類の炭化水素およびアルキルモノフェノール類
からなる洗浄剤組成物は、洗浄性および乾燥性に優れて
いるとともに、超音波振動のようなエネルギーを与えて
も長時間安定で劣化することがない。
ラフィン類の炭化水素およびアルキルモノフェノール類
からなる洗浄剤組成物は、洗浄性および乾燥性に優れて
いるとともに、超音波振動のようなエネルギーを与えて
も長時間安定で劣化することがない。
【0039】(実施の形態2) <洗浄剤組成物> 第1槽 イソドデカン 99.99重量% (95%留出温度が初留点から5℃で、かつ 99%留出温度が初留点から7℃である 炭素数12のイソパラフィン類) 2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール 0.01重量% <被洗浄物>切削油ユニカットGH−35(日本石油
(株)製) <洗浄方法>図2に示した洗浄槽2槽および蒸留装置か
らなる洗浄ラインの第1および第2槽に上述した洗浄剤
組成物を入れた。第2槽からオーバーフローさせた洗浄
剤組成物は第1槽に入るようになっている。そして第1
槽からオーバーフローさせた洗浄剤組成物を蒸留装置に
導き蒸留再生した。再生した洗浄剤組成物は第2槽に戻
した。第2槽からオーバーフォローさせた洗浄剤組成物
を第1槽に戻し第1槽の洗浄剤組成物は清浄にした。こ
の操作を4時間継続させた。
(株)製) <洗浄方法>図2に示した洗浄槽2槽および蒸留装置か
らなる洗浄ラインの第1および第2槽に上述した洗浄剤
組成物を入れた。第2槽からオーバーフローさせた洗浄
剤組成物は第1槽に入るようになっている。そして第1
槽からオーバーフローさせた洗浄剤組成物を蒸留装置に
導き蒸留再生した。再生した洗浄剤組成物は第2槽に戻
した。第2槽からオーバーフォローさせた洗浄剤組成物
を第1槽に戻し第1槽の洗浄剤組成物は清浄にした。こ
の操作を4時間継続させた。
【0040】<評価方法>第1及び第2槽の洗浄組成物
の劣化状態を、4時間後に分取してガスクロマトグラフ
ィーにより組成変化を確認した。
の劣化状態を、4時間後に分取してガスクロマトグラフ
ィーにより組成変化を確認した。
【0041】本実施の形態は、第1及び第2槽の洗浄剤
として、炭素数12のイソパラフィン類であるイソドデ
カン99.99重量%およびアルキルモノフェノール類
の2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール0.01重
量%からなる洗浄剤組成物を蒸留再生を行いながら洗浄
している。第1槽には持ち込まれる汚れ成分の量を5重
量%と仮定して、切削油を5重量%混入させ汚れた洗浄
剤組成物とした。第1槽からオーバーフローした汚れた
洗浄剤組成物を蒸留装置に導き減圧蒸留再生した。蒸留
条件は、真空度40mmHg蒸留温度120℃である。
として、炭素数12のイソパラフィン類であるイソドデ
カン99.99重量%およびアルキルモノフェノール類
の2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール0.01重
量%からなる洗浄剤組成物を蒸留再生を行いながら洗浄
している。第1槽には持ち込まれる汚れ成分の量を5重
量%と仮定して、切削油を5重量%混入させ汚れた洗浄
剤組成物とした。第1槽からオーバーフローした汚れた
洗浄剤組成物を蒸留装置に導き減圧蒸留再生した。蒸留
条件は、真空度40mmHg蒸留温度120℃である。
【0042】評価の結果、4時間後の洗浄剤組成物のガ
スクロマトグラフィーによる組成分析においても蒸留前
と蒸留終了後で、第1及び第2槽の洗浄組成物に劣化に
よる新たな生成物は確認できなかった。このように、ア
ルキルモノフェノール類を添加した洗浄剤組成物は加温
しても長時間安定で劣化しないことがわかる。 (実施の形態3) <洗浄剤組成物> 第1槽 クリーンソルG 99重量% (日本石油(株)製、アルキルベンゼン類) ブチル化ヒドロキシアニゾール 1重量% 第2槽 イソノナン (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99.999重量% 99%留出温度が初留点から5℃である) ブチル化ヒドロキシアニゾール 0.001重量% <被洗浄物>リードフレーム(約20×200mm) <汚れ>プレス油 <洗浄方法>部品を10枚をヤトイで縦置きで入れ、図
3に示した洗浄槽と蒸気洗浄槽からなる洗浄ラインで洗
浄した。この操作を20回繰り返した。
スクロマトグラフィーによる組成分析においても蒸留前
と蒸留終了後で、第1及び第2槽の洗浄組成物に劣化に
よる新たな生成物は確認できなかった。このように、ア
ルキルモノフェノール類を添加した洗浄剤組成物は加温
しても長時間安定で劣化しないことがわかる。 (実施の形態3) <洗浄剤組成物> 第1槽 クリーンソルG 99重量% (日本石油(株)製、アルキルベンゼン類) ブチル化ヒドロキシアニゾール 1重量% 第2槽 イソノナン (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99.999重量% 99%留出温度が初留点から5℃である) ブチル化ヒドロキシアニゾール 0.001重量% <被洗浄物>リードフレーム(約20×200mm) <汚れ>プレス油 <洗浄方法>部品を10枚をヤトイで縦置きで入れ、図
3に示した洗浄槽と蒸気洗浄槽からなる洗浄ラインで洗
浄した。この操作を20回繰り返した。
【0043】<評価方法>プレス油の残渣(シミ)の有
無を目視で観察し洗浄性及び乾燥性を確認した。また、
第2槽の洗浄剤組成物の劣化状態を20回終了後(約
3時間後)に、分取してガスクロマトグラフィーにより
組成変化を確認した。
無を目視で観察し洗浄性及び乾燥性を確認した。また、
第2槽の洗浄剤組成物の劣化状態を20回終了後(約
3時間後)に、分取してガスクロマトグラフィーにより
組成変化を確認した。
【0044】本実施の形態は、炭素数12〜13が主成
分であるアルキルベンゼン類クリーンソルGが99重量
%及びアルキルモノフェノール類であるブチル化ヒドロ
キシアニゾールが1重量%からなる洗浄剤組成物を第1
の洗浄剤とし、炭素数9のイソパラフィン類であるイソ
ノナン99.999重量%およびアルキルモノフェノー
ル類であるブチル化ヒドロキシアニゾール0.001重
量%からなる洗浄剤組成物を第2槽の洗浄剤として用
い、第2槽では減圧下で蒸気洗浄した。第1槽では洗浄
力向上のため超音波振動を付加して洗浄した。第2槽
は、被洗浄物の投入→気密洗浄槽の減圧→洗浄剤の蒸気
導入→真空乾燥→リーク→被洗浄物の取り出しの手順で
行った。洗浄剤の蒸気は真空度100mmHg洗浄剤蒸
留温度120℃で発生させた。
分であるアルキルベンゼン類クリーンソルGが99重量
%及びアルキルモノフェノール類であるブチル化ヒドロ
キシアニゾールが1重量%からなる洗浄剤組成物を第1
の洗浄剤とし、炭素数9のイソパラフィン類であるイソ
ノナン99.999重量%およびアルキルモノフェノー
ル類であるブチル化ヒドロキシアニゾール0.001重
量%からなる洗浄剤組成物を第2槽の洗浄剤として用
い、第2槽では減圧下で蒸気洗浄した。第1槽では洗浄
力向上のため超音波振動を付加して洗浄した。第2槽
は、被洗浄物の投入→気密洗浄槽の減圧→洗浄剤の蒸気
導入→真空乾燥→リーク→被洗浄物の取り出しの手順で
行った。洗浄剤の蒸気は真空度100mmHg洗浄剤蒸
留温度120℃で発生させた。
【0045】評価の結果は、洗浄枚数200枚中、不良
品は5枚であり、洗浄性及び乾燥性に変化はなかった。
またガスクロマトグラフィーによる組成分析においても
洗浄前と洗浄終了後で、第2槽の洗浄剤組成物の劣化に
よる新たな生成物は確認できなかった。以上のように、
アルキルモノフェノール類を添加した洗浄剤組成物は加
温しても長時間安定で劣化しないことがわかる。 (比較例1) <比較例1> 第1槽 ナフテゾールM 100重量% (日本石油(株)製、炭素数11〜13のナフテン類) 第2槽 イソノナン 100重量% (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99%留出温度が初留点から5℃である) <被洗浄物>実施の形態1と同一 <汚れ>実施の形態1と同一 <洗浄方法>実施の形態1と同一 <評価方法>実施の形態1と同一
品は5枚であり、洗浄性及び乾燥性に変化はなかった。
またガスクロマトグラフィーによる組成分析においても
洗浄前と洗浄終了後で、第2槽の洗浄剤組成物の劣化に
よる新たな生成物は確認できなかった。以上のように、
アルキルモノフェノール類を添加した洗浄剤組成物は加
温しても長時間安定で劣化しないことがわかる。 (比較例1) <比較例1> 第1槽 ナフテゾールM 100重量% (日本石油(株)製、炭素数11〜13のナフテン類) 第2槽 イソノナン 100重量% (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99%留出温度が初留点から5℃である) <被洗浄物>実施の形態1と同一 <汚れ>実施の形態1と同一 <洗浄方法>実施の形態1と同一 <評価方法>実施の形態1と同一
【0046】本比較例は、実施の形態1と洗浄剤の組成
物からアルキルモノフェノール類の2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールを除いた洗浄剤で洗浄している。
物からアルキルモノフェノール類の2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールを除いた洗浄剤で洗浄している。
【0047】ガスクロマトグラフィーの測定より、第1
及び第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新た
な生成物が多数確認できた。さらに顕微鏡観察でも洗浄
枚数200枚中液残りによると思われる流れ状のシミが
64枚あり不良品であった。
及び第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新た
な生成物が多数確認できた。さらに顕微鏡観察でも洗浄
枚数200枚中液残りによると思われる流れ状のシミが
64枚あり不良品であった。
【0048】以上のように、アルキルモノフェノール類
を添加しない場合、超音波振動あるいは加温によって洗
浄剤組成物は劣化して長時間にわたって初期の性能を維
持できないことがわかる。 (比較例2) 第1槽及び第2槽 イソドデカン 100重量% (95%留出温度が初留点から5℃で、かつ 99%留出温度が初留点から7℃である炭素 数12のイソパラフィン類) <汚れ>実施の形態2と同一 <洗浄方法>実施の形態2と同一 <評価方法>実施の形態2と同一
を添加しない場合、超音波振動あるいは加温によって洗
浄剤組成物は劣化して長時間にわたって初期の性能を維
持できないことがわかる。 (比較例2) 第1槽及び第2槽 イソドデカン 100重量% (95%留出温度が初留点から5℃で、かつ 99%留出温度が初留点から7℃である炭素 数12のイソパラフィン類) <汚れ>実施の形態2と同一 <洗浄方法>実施の形態2と同一 <評価方法>実施の形態2と同一
【0049】本比較例は、実施の形態2の洗浄剤組成物
からアルキルモノフェノール類の2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノールを洗浄剤を蒸留装置に導き減圧蒸留再生し
ている。
からアルキルモノフェノール類の2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノールを洗浄剤を蒸留装置に導き減圧蒸留再生し
ている。
【0050】評価の結果、4時間後の洗浄剤組成物のガ
スクロマトグラフィーによる組成分析において第1及び
第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新たな生
成物が多数確認できた。
スクロマトグラフィーによる組成分析において第1及び
第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新たな生
成物が多数確認できた。
【0051】以上のように、アルキルモノフェノール類
を含まない洗浄剤組成物は120℃の高温状態では不安
定で劣化し、長時間の蒸留再生をしながら用いることが
できないことがわかる。
を含まない洗浄剤組成物は120℃の高温状態では不安
定で劣化し、長時間の蒸留再生をしながら用いることが
できないことがわかる。
【0052】(比較例3) 第1槽 クリーンソルG 100重量% (日本石油(株)製、アルキルベンゼン類) 第2槽 イソノナン 100重量% (95%留出温度が初留点から4℃で、かつ 99%留出温度が初留点から5℃である) <汚れ>実施の形態3と同一 <洗浄方法>実施の形態3と同一 <評価方法>実施の形態3と同一
【0053】本比較例は、実施の形態3の洗浄剤組成物
からアルキルモノフェノール類のブチル化ヒドロキシア
ニゾールを除いた洗浄剤で洗浄した。
からアルキルモノフェノール類のブチル化ヒドロキシア
ニゾールを除いた洗浄剤で洗浄した。
【0054】評価の結果は、洗浄枚数200枚中液残り
によると思われる流れ状のシミが64枚あり、不良品で
あった。またガスクロマトグラフィーによる組成分析に
おいても洗浄前と3時間後の洗浄終了後とは、第1及び
第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新たな生
成物が多数確認できた。
によると思われる流れ状のシミが64枚あり、不良品で
あった。またガスクロマトグラフィーによる組成分析に
おいても洗浄前と3時間後の洗浄終了後とは、第1及び
第2槽のいずれの洗浄剤組成物にも劣化による新たな生
成物が多数確認できた。
【0055】以上のように、アルキルモノフェノール類
を添加しない場合、超音波振動あるいは加温によって不
安定で劣化してしまい、長期間用いることができないこ
とがわかる。
を添加しない場合、超音波振動あるいは加温によって不
安定で劣化してしまい、長期間用いることができないこ
とがわかる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明は、炭化水素を主
成分とする洗浄剤組成物の優れた洗浄・乾燥性、コス
ト、人体安全性及び地球環境保護などの利点を長期間に
わたり維持できるため、物品を安定した品質で仕上げる
ことができ、かつランニングコストを低く抑えることが
できる。また、フロン等の塩素系溶剤を用いていないた
めオゾン層破壊の恐れもなく、人体に対しても安全性が
多角汚れの除去を行うことができる。
成分とする洗浄剤組成物の優れた洗浄・乾燥性、コス
ト、人体安全性及び地球環境保護などの利点を長期間に
わたり維持できるため、物品を安定した品質で仕上げる
ことができ、かつランニングコストを低く抑えることが
できる。また、フロン等の塩素系溶剤を用いていないた
めオゾン層破壊の恐れもなく、人体に対しても安全性が
多角汚れの除去を行うことができる。
【図1】実施の形態1及び比較例1の洗浄を行う洗浄装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】実施の形態2及び比較例2の洗浄を行う洗浄装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図3】実施の形態3及び比較例3の洗浄を行う洗浄装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 炭素数5以上15以下の炭化水素および
0.001〜1重量%のアルキルモノフェノール類から
なることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 前記炭化水素が分子内に式(1)で表す
ことができる部分を有しているイソパラフィン類、ナフ
テン類およびアルキルベンゼン類から選ばれる1種類あ
るいは数種類の混合物であることを特徴とする請求項1
記載の洗浄剤組成物。 (R1 、R2 、R3 はアルキル基を示し、全て同一でも
異なっても良い) - 【請求項3】 前記炭化水素は95%留出温度が初留点
から5℃以内で、かつ99%留出温度が初留点から10
℃以内である蒸留性状の炭素数8以上12以下のイソパ
ラフィンであることを特徴とする請求項1記載の洗浄剤
組成物。 - 【請求項4】 前記アルキルモノフェノール類は2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6−トリ−t
−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニゾール、
n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2´−メ
チレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)から選ばれる少なくとも1種の
アルキルモノフェノール類であることを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 炭化水素を主成分とする洗浄剤組成物に
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6−ト
リ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニゾ
ール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート、2,2´
−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−エチル−
6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少なくとも1
種のアルキルモノフェノール類を0.001〜1重量%
添加して物品を洗浄することを特徴とする洗浄方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の洗浄方法において、アル
キルモノフェノール類を添加した前記洗浄剤組成物を蒸
留再生して元に戻すことを特徴とする洗浄方法。 - 【請求項7】 95%留出温度が初留点から5℃以内
で、かつ99%留出温度が初留点から10℃以内である
蒸留性状の炭素数8以上12以下のイソパラフィンおよ
び2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6−
トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニ
ゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少なくと
も1種のアルキルモノフェノール類0.001〜1重量
%からなる洗浄剤組成物で物品を洗浄した後、前記洗浄
剤組成物を乾燥して仕上げることを特徴とする洗浄方
法。 - 【請求項8】 請求項7記載の洗浄方法において、前記
洗浄剤組成物を蒸留再生して元に戻すことを特徴とする
洗浄方法。 - 【請求項9】 95%留出温度が初留点から5℃以内
で、かつ99%留出温度が初留点から10℃以内である
蒸留性状の炭素数8以上12以下のイソパラフィンおよ
び2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6−
トリ−t−ブチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニ
ゾール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2´−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれる少なくと
も1種のアルキルモノフェノール類0.001〜1重量
%からなる洗浄剤組成物を減圧雰囲気内で加温して蒸気
を発生させ、この蒸気によって物品を蒸気洗浄すること
を特徴とする洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10754596A JPH09291300A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 洗浄剤組成物および洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10754596A JPH09291300A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 洗浄剤組成物および洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291300A true JPH09291300A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14461910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10754596A Withdrawn JPH09291300A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 洗浄剤組成物および洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291300A (ja) |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10754596A patent/JPH09291300A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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