JPH09291620A - 簡易遮蔽型ビル - Google Patents

簡易遮蔽型ビル

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Publication number
JPH09291620A
JPH09291620A JP10673696A JP10673696A JPH09291620A JP H09291620 A JPH09291620 A JP H09291620A JP 10673696 A JP10673696 A JP 10673696A JP 10673696 A JP10673696 A JP 10673696A JP H09291620 A JPH09291620 A JP H09291620A
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JP
Japan
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glass
floor
building
performance heat
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10673696A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Kobayashi
勝広 小林
Junichi Nakamura
準一 中村
Tatsuya Kenjo
辰哉 見城
Nobuyuki Asai
信行 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビルのイミュニティ対策として一般の建材を
利用して簡易な施工で要求に応じた遮蔽レベルを確保で
きるようにする。 【解決手段】 外部からのノイズ電波による内部の電子
装置の誤動作を防止する簡易遮蔽型ビルで、壁部を金属
膜を有するガラス1と金属パネル2と網入りガラスを組
み合わせて構成し、遮蔽する空間の最上階天井部と最下
階床部に電磁遮蔽層を構成する。また、金属パネルとし
てアルミスパンドレルを用い、金属膜を有するガラスと
して高性能熱線反射ガラスを用いる。外壁部を高性能熱
線反射ガラスとアルミスパンドレルからなる横連窓又は
全面高性能熱線反射ガラスカーテンウォール又は全面ア
ルミスパンドレルで構成し、吹き抜けの壁部を網入りガ
ラス又は全面アルミスパンドレルで構成し、最下階床部
の電磁遮蔽層として金属製の構造材兼型枠を用いて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からのノイズ
電波による内部の電子装置の混信や誤動作を防止する簡
易遮蔽型ビルに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル内で電波を使った無線通信方式を採
用する場合には、使用周波数帯域について電波法の規制
が問題になる。そこで、このような電波法による規制を
受けることなく、自由に使用周波数帯域を選択、設定し
て独自の無線による通信方式を採用するためには、ビル
内の空間を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構
築が不可欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽
ビルに関し、例えば特公平6−99972号公報や特公
平6−99973号公報、特公平7−16118号公
報、特公平6−76706号公報に、ビルの躯体や外壁
の遮蔽構造について提案し、特公平6−99971号公
報や特公平6−33699号公報、特公平6−1382
2号公報に、ビルの出入口の遮蔽構造について、特公平
6−63407号公報や特公平5−79790号公報、
特公平3−58557号公報に、窓開口部の遮蔽構造に
ついて提案している。また、特公平3−62320号公
報や特公平3−45972号公報、特公平3−6231
8号公報、特公平5−34159号公報に、天井や階層
別の遮蔽構造について提案している。
【0003】上記提案のように、電磁遮蔽ビルは、躯体
や壁構造体に電磁遮蔽材を用い、さらに窓や出入口等の
開口部にも電磁遮蔽材を用いてビルの外壁に沿って全面
を電磁遮蔽材で覆うようにすることにより、ビル内の空
間を外部から独立した1つの電磁遮蔽空間として構成す
ることができる。また、ビル内を1つの電磁遮蔽空間と
してではなく、各フロア毎に上下の天井や床において電
磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部屋間の壁
を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア毎、或い
は各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構成するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁遮蔽を必
要とするビルには、すべてが画一的に一定の遮蔽レベル
を要求するものではなく、ビルの用途、ビル内の環境、
ビルの周囲の環境に応じて要求される遮蔽レベルは現実
的に様々であり異なる。例えば電算機システムを導入し
たビルでは、外部電波の侵入によって電算機データが破
壊されたり、外部にデータが漏れるのを防止する、つま
り機密データの漏出を防止するための高い遮蔽レベルが
要求される。このような場合には、それぞれの電磁遮蔽
層に高い遮蔽レベルが要求されると共に、電磁遮蔽層の
付き合わせ部に隙間が生じないように、電波使用空間と
しての機密性が要求される。
【0005】一方、一般のテナントビルにおいても、種
々の電子装置が使われるようになってきたため、これら
の電子装置に対し周辺からの種々の電波による誤動作が
しばしば問題になっている。例えば、幹線道路沿いでは
違法な高出力のトラック無線(CB無線)から発生する
ノイズがあり、近隣工場では生産機器から発生するノイ
ズがあり、線路沿いでは電車のパンタグラフから発生す
るノイズがあり、一般にはテレビやラジオの放送波があ
る。これらのノイズは、例えば汎用コンピュータやパソ
コン等の情報機器の誤動作、火災報知器の誤動作、防犯
システムの誤動作等の要因になる。これらの誤動作で
も、例えばマンション等の住戸の場合には、就寝時間帯
にも及ぶので生活を侵害し深刻な問題となる。
【0006】前者の電算機システムのような対策では、
一般には30dB程度の遮蔽レベルが要求されるため、
完璧に近い電磁遮蔽施工により遮蔽レベルを確保するこ
とが必要であり、そのために上記各提案を採用すると、
建設コストの3〜5%程度の施工コストがかかる。しか
し、後者のような電子装置等の誤動作対策(イミュニテ
ィ)には、周辺で予想されるノイズ電波の最大レベル1
40dB程度から距離減衰を見込んだ110〜115d
Bに対して、精々10〜15dB程度の遮蔽レベルで目
的が達成できる。したがって、前者と同様の遮蔽レベル
を維持するように上記各提案のような特殊な施工をすべ
てに行おうとすると、非常に高い施工コストをかけるこ
とになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであって、ビルのイミュニティ対策として
一般の建材を利用して簡易な施工で要求に応じた遮蔽レ
ベルを確保できるようにするものである。そのために本
発明は、外部からのノイズ電波による内部の電子装置の
誤動作を防止する簡易遮蔽型ビルであって、壁部を金属
膜を有するガラスと金属パネルと網入りガラスを組み合
わせて構成し、遮蔽する空間の最上階天井部と最下階床
部に電磁遮蔽層を構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】さらに、金属パネルとしてアルミスパンド
レルを用い、金属膜を有するガラスとして高性能熱線反
射ガラスを用いたことを特徴とし、外壁部を高性能熱線
反射ガラスとアルミスパンドレルからなる横連窓又は全
面高性能熱線反射ガラスカーテンウォール又は全面アル
ミスパンドレルで構成し、吹き抜けの壁部を網入りガラ
ス又は全面アルミスパンドレルで構成し、最下階床部の
電磁遮蔽層として金属製の構造材兼型枠を用いて構成し
たことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る簡易遮
蔽型ビルの実施の形態を説明するための図、図2は本発
明に係る簡易遮蔽型ビルの基準階平面図及び縦断面であ
る。図中、室内環境と電磁遮蔽層の構成例を説明するた
めの図である。1は高性能熱線反射ガラス、2はアルミ
スパンドレル、3は全面ガラスカーテンウォール、4は
エントランス、5、6は全面アルミスパンドレル、7は
網入りガラス、8、9は電磁遮蔽層を示す。
【0010】本発明の簡易遮蔽型ビルは、通常用いられ
ている建材を利用しながら、建物内の無線システムや電
子装置等における外部からのノイズ電波による混信、或
いは誤動作を防止する程度の電磁遮蔽レベルを確保する
ものであり、図1及び図2に示す中央に吹き抜けを有す
るビルにより構成例を説明する。
【0011】図1(A)において、正面の外壁部は、高
性能熱線反射ガラス1とアルミスパンドレル2からなる
横連窓により構成し、左側面の外壁部は、図1(B)に
示すように高性能熱線反射ガラスを用いた全面ガラスカ
ーテンウォール3により構成している。また、図2
(A)の基準階断面図に示すように後ろ側の外壁部は、
全面アルミスパンドレル5により構成し、右側の外壁部
は、正面の外壁部と同様高性能熱線反射ガラス1とアル
ミスパンドレル2からなる横連窓により構成している。
高性能熱線反射ガラスは、スパッタにより金属を蒸着さ
せて形成される金属膜を有し、所定の遮蔽レベルを達成
するための金属膜を有するガラスとして使用するもので
ある。高性能熱線反射ガラスは、電磁遮蔽性能及び高性
能熱線反射ガラスとしての可視光線透過率は、膜厚や素
材の混入率によりが変化するので、要求される遮蔽レベ
ル及びビルの採光、デザインの面から要求が達成できる
膜厚や素材の混入率のものが選択される。
【0012】図2(A)に示す基準階平面図において、
エリアAは、エレベータELやトイレWC、更衣室その
他の事務室以外に使用されるエリアであり、採光等を格
別に考慮しなくてもよいので、このエリアは、外壁部及
び吹き抜けの壁部とも全面アルミスパンドレル5、6で
構成しているが、他の吹き抜けの壁部は、外壁部より光
量が少ないため採光を考慮して網入りガラス5で構成し
ている。この場合、網目のピッチは、遮蔽する電波の周
波数と遮蔽レベルによって選択され、一般には10mm
×10mm以下が望ましい。
【0013】上記のように外壁部や吹き抜けの壁部等の
周囲の壁部は、高性能熱線反射ガラス1やアルミスパン
ドレル2、全面ガラスカーテンウォール3、全面アルミ
スパンドレル5、6、網入りガラス7等で構成すること
により、所定の遮蔽レベルを確保しているが、これに対
し、最上階の屋上及び最下階の床については、図2
(B)の縦断面図に示すように金属メッシュや金属箔
(フイルム)、電磁遮蔽材を用いた繊維、シート、不織
布等により構成する電磁遮蔽層8、9を配置する。図2
(B)に示す縦断面図の例の場合には、1階を通路やロ
ビー、玄関等のエントランスとして事務室に使用せず吹
き抜けと連通するエリア4とし、2階より上の階を事務
室に使用するエリアとしているので、2階の床を電磁遮
蔽層9で構成している。
【0014】また、各階の床については、床スラブのコ
ンクリートの厚さに応じてある程度の遮蔽レベルを達成
することができ、内部の電波は比較的低い出力で使用さ
れるので、床スラブのコンクリートの厚さで上下階に必
要な所望の遮蔽レベルが達成できる場合には、外部から
の強いノイズ電波を周囲の壁面と上下の電磁遮蔽層で遮
蔽するだけでよい。床スラブにおける電磁遮蔽層9とし
ては、金属デッキプレート(Fデッキプレート)のよう
な金属製構造材兼型枠を用いて構成してもよいし、床ス
ラブのコンクリートの厚さだけでは上下階での必要とす
る遮蔽レベルが達成できない場合には、同様に金属製構
造材兼型枠を用いて各階の床スラブについても電磁遮蔽
層を構成してもよい。
【0015】図3はノイズレベルと遮蔽レベルの関係を
説明するための図、図4は金属板の接続部の施工例を示
す図である。先に発明の課題で述べたような違法な高出
力のトラック無線(CB無線)から発生するノイズや、
近隣工場の生産機器から発生するノイズ、電車のパンタ
グラフから発生するノイズは、約140dB程度である
のに対し、汎用コンピュータやその他の電子装置の許容
レベルは、110dB程度であり、20〜30dB程度
の距離減衰を考えると、図3に示すように遮蔽レベルが
15dB程度で必要な遮蔽性能を達成することができ
る。このような考察に基づけば、特殊な金属膜を形成し
た電磁遮蔽ガラスでなくても、先に述べたように膜厚や
素材の混入率により遮蔽レベルが15dB程度のものを
高性能熱戦反射ガラスの中から選択することができる。
また、網入りガラスの場合には、10mm×10mmと
することにより3GHzまでの周波数に対しては15d
B程度の遮蔽レベルを達成することができる。アルミス
パンドレルパネルやスチールパネル、金属デッキプレー
トなどは、これら以上の遮蔽レベルが達成できることは
いうまでもない。
【0016】アルミスパンドレルや金属パネル、その他
の金属板を用いた外壁部の接続部は、例えば図4(A)
に示すようにセメント板11の上に下地材として金属プ
レート(アルミプレート)12、C型チャンネルプレー
ト13を介してアルミスパンドレル14を取り付け、ま
た、変形C型チャンネルプレート15のような特殊金具
を介して金属パネル16を取り付ける。このような施工
をすることによって、アルミスパンドレル14や金属パ
ネル16の継ぎ目の隙間を覆い、電波の隙間ができるの
を防ぐことができる。下地材としては、導電製のスチー
ル、アルミ、ステンレスからなるC型チャンネルやプレ
ート等が用いられる。
【0017】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、正面を高性能熱線反射ガラスとアル
ミスパンドレルからなる横連窓により構成したが、全面
高性能熱線反射ガラスのカーテンウォールにしてもよい
し、各外壁部には、金属膜を有するガラスと金属パネル
と網入りガラスを種々の組み合わせによる構成を採用し
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、外部からのノイズ電波による内部の電子装置
の混信や誤動作を防止する簡易遮蔽型ビルとして、壁部
を金属膜を有するガラスと金属パネルと網入りガラスを
組み合わせて構成し、遮蔽する空間の最上階天井部と最
下階床部に電磁遮蔽層を構成するので、通常使用されて
いる高性能熱線反射ガラスを使用し、必要とする遮蔽レ
ベルを達成することができる。また、このような高性能
熱線反射ガラスとアルミスパンドレルを組み合わせて外
壁部を構成するので、建設コスト、施工コストを抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る簡易遮蔽型ビルの実施の形態を
説明するための図である。
【図2】 本発明に係る簡易遮蔽型ビルの基準階平面図
及び縦断面である。
【図3】 ノイズレベルと遮蔽レベルの関係を説明する
ための図である。
【図4】 金属板の接続部の施工例を示す図である。
【符号の説明】
1…高性能熱線反射ガラス、2…アルミスパンドレル、
3…全面ガラスカーテンウォール、4…エントランス、
5、6…全面アルミスパンドレル、7…網入りガラス、
8、9…電磁遮蔽層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 信行 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からのノイズ電波による内部の電子
    装置の混信や誤動作を防止する簡易遮蔽型ビルであっ
    て、金属膜を有するガラスと金属パネルと網入りガラス
    を組み合わせて外壁部を構成し、遮蔽する空間の最上階
    天井部と最下階床部に電磁遮蔽層を配置したことを特徴
    とする簡易遮蔽型ビル。
  2. 【請求項2】 金属パネルとしてアルミスパンドレルを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の簡易遮蔽型ビ
    ル。
  3. 【請求項3】 金属膜を有するガラスとして高性能熱線
    反射ガラスを用いたことを特徴とする請求項1記載の簡
    易遮蔽型ビル。
  4. 【請求項4】 外壁部を高性能熱線反射ガラスとアルミ
    スパンドレルからなる横連窓又は全面高性能熱線反射ガ
    ラスカーテンウォール又は全面アルミスパンドレルで構
    成したことを特徴とする請求項1記載の簡易遮蔽型ビ
    ル。
  5. 【請求項5】 吹き抜けの壁部を網入りガラス又は全面
    アルミスパンドレルで構成したことを特徴とする請求項
    1記載の簡易遮蔽型ビル。
  6. 【請求項6】 最下階床部の電磁遮蔽層として金属製の
    構造材兼型枠を用いて構成したことを特徴とする請求項
    1記載の簡易遮蔽型ビル。
JP10673696A 1996-04-26 1996-04-26 簡易遮蔽型ビル Pending JPH09291620A (ja)

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