JPH09292385A - 過酸化活性物質検出用試験片の安定化剤ならびに安定化方法 - Google Patents
過酸化活性物質検出用試験片の安定化剤ならびに安定化方法Info
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- JPH09292385A JPH09292385A JP35415996A JP35415996A JPH09292385A JP H09292385 A JPH09292385 A JP H09292385A JP 35415996 A JP35415996 A JP 35415996A JP 35415996 A JP35415996 A JP 35415996A JP H09292385 A JPH09292385 A JP H09292385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、過酸化活性物質検出用試験片
の安定化剤、ならびにこの安定化剤を用いた該試験片の
安定化方法の提供である。 【解決手段】過酸化活性物質検出用試験片に紫外線吸収
剤としてp-tert-ブチルフェニルサリシレート、2-ヒド
ロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-(2'-ヒドロキ
シ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベン
ゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-3,3'-ジフェ
ニルアクリレートから選ばれる物質を添加する。 【効果】紫外線の照射によって生ずる試験片の外観色の
変化を阻止し、長期保存性能に優れた効果を示す。
の安定化剤、ならびにこの安定化剤を用いた該試験片の
安定化方法の提供である。 【解決手段】過酸化活性物質検出用試験片に紫外線吸収
剤としてp-tert-ブチルフェニルサリシレート、2-ヒド
ロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-(2'-ヒドロキ
シ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベン
ゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-3,3'-ジフェ
ニルアクリレートから選ばれる物質を添加する。 【効果】紫外線の照射によって生ずる試験片の外観色の
変化を阻止し、長期保存性能に優れた効果を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体液や排泄物等の試料中
の過酸化活性物質を検出するための試験片の安定化に関
するものである。
の過酸化活性物質を検出するための試験片の安定化に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】体液や排泄物、例えば、尿、吐物、胃腸
内容物、糞便等に含まれている血液の検出は、例えば、
腎炎、腫瘍、出血性素因、膀胱炎等の疾病を早急に発見
する方法の1つとして使用されているが、通常、前記疾
病に起因する試料中の血液の含有量は極めて少なく、肉
眼での鑑別が殆んど困難である。
内容物、糞便等に含まれている血液の検出は、例えば、
腎炎、腫瘍、出血性素因、膀胱炎等の疾病を早急に発見
する方法の1つとして使用されているが、通常、前記疾
病に起因する試料中の血液の含有量は極めて少なく、肉
眼での鑑別が殆んど困難である。
【0003】このため、試料中の血液の検出には、試料
を顕微鏡観察する方法が採られてきたが、この方法は再
現性に乏しいばかりでなく、操作が複雑であることか
ら、多数の検体を迅速に処理することができないという
欠点を有している。
を顕微鏡観察する方法が採られてきたが、この方法は再
現性に乏しいばかりでなく、操作が複雑であることか
ら、多数の検体を迅速に処理することができないという
欠点を有している。
【0004】前記顕微鏡観察による方法の欠点を解消す
る方法として、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示
薬とが担持されている担体からなる試験片を使用する方
法、すなわち、体液や排泄物等の試料中に含有されてい
る過酸化活性物質のペルオキシダーゼ様活性によって有
機ヒドロペルオキシドを分解し、その結果発生する酸素
が前記試験片中の酸化呈色指示薬を呈色させる原理を使
用する方法が採られている。
る方法として、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示
薬とが担持されている担体からなる試験片を使用する方
法、すなわち、体液や排泄物等の試料中に含有されてい
る過酸化活性物質のペルオキシダーゼ様活性によって有
機ヒドロペルオキシドを分解し、その結果発生する酸素
が前記試験片中の酸化呈色指示薬を呈色させる原理を使
用する方法が採られている。
【0005】然して、前記過酸化活性物質検出用の試験
片においては、該試験片の感度を高めたり、その安定化
を意図したり等の諸種の試験片が提案されている。例え
ば試験片中に存在している有機ヒドロペルオキシドと酸
化呈色指示薬との間に介入する物質を安定剤として添加
するものとして、特開昭49−54093号公報にはリ
ン酸アミドを、また特開昭53−115288号公報に
はトリエタノールアミンボレート等のホウ酸エステルを
介入させ、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示薬と
の間の安定性の向上を計ることが記載されている。更に
は、特開昭56−147066号公報には、
片においては、該試験片の感度を高めたり、その安定化
を意図したり等の諸種の試験片が提案されている。例え
ば試験片中に存在している有機ヒドロペルオキシドと酸
化呈色指示薬との間に介入する物質を安定剤として添加
するものとして、特開昭49−54093号公報にはリ
ン酸アミドを、また特開昭53−115288号公報に
はトリエタノールアミンボレート等のホウ酸エステルを
介入させ、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示薬と
の間の安定性の向上を計ることが記載されている。更に
は、特開昭56−147066号公報には、
【0006】
【化1】 (式中、R1はメチル基、アルコキシ基、ハロゲン基、
水素基、の群から選ばれる少なくとも一つの官能基を表
し、R2、R3は炭素原子数1から2のアルキル基を表
す)等の安定剤を添加することによって過酸化活性物質
の不在下において有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指
示薬とが反応してしまうのを防ぎ、経時安定性の向上を
計ることが、また試験片中に存在する有機ヒドロペルオ
キシドと酸化呈色指示薬とを完全に隔離させることによ
って、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示薬との間
の安定性の向上を計る方法として、例えば特開昭39−
14747号公報にはマイクロカプセルを利用する方法
が、また特開昭51−65694号公報にはフィルム形
成性重合体を利用する方法がそれぞれ開示されている。
水素基、の群から選ばれる少なくとも一つの官能基を表
し、R2、R3は炭素原子数1から2のアルキル基を表
す)等の安定剤を添加することによって過酸化活性物質
の不在下において有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指
示薬とが反応してしまうのを防ぎ、経時安定性の向上を
計ることが、また試験片中に存在する有機ヒドロペルオ
キシドと酸化呈色指示薬とを完全に隔離させることによ
って、有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示薬との間
の安定性の向上を計る方法として、例えば特開昭39−
14747号公報にはマイクロカプセルを利用する方法
が、また特開昭51−65694号公報にはフィルム形
成性重合体を利用する方法がそれぞれ開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
過酸化活性物質検出用の試験片においては、該試験片中
に存在している有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示
薬との間に発生する酸化還元反応による安定性の低下は
効果的に阻止されているものの、大気中の酸化物質およ
び酸化をもたらす因子(光、特に紫外線)の作用による
変色や感度の低下までをも阻止し得るものではなく、こ
れが品質のばらつきの要因となっているばかりでなく、
長期保存性能にも欠ける等の欠点を有している。
過酸化活性物質検出用の試験片においては、該試験片中
に存在している有機ヒドロペルオキシドと酸化呈色指示
薬との間に発生する酸化還元反応による安定性の低下は
効果的に阻止されているものの、大気中の酸化物質およ
び酸化をもたらす因子(光、特に紫外線)の作用による
変色や感度の低下までをも阻止し得るものではなく、こ
れが品質のばらつきの要因となっているばかりでなく、
長期保存性能にも欠ける等の欠点を有している。
【0008】これに対して本発明の安定化剤は過酸化活
性物質検出用試験片に対して、大気中の酸化物質および
酸化をもたらす因子(光、特に紫外線)の作用による変
色、感度低下が無く、安定した品質で、しかも長期保存
性能に優れた作用を奏するものである。
性物質検出用試験片に対して、大気中の酸化物質および
酸化をもたらす因子(光、特に紫外線)の作用による変
色、感度低下が無く、安定した品質で、しかも長期保存
性能に優れた作用を奏するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成から
なる。 (1)紫外線吸収剤からなることを特徴とする有機ヒド
ロペルオキシド、酸化呈色指示薬を担持する過酸化活性
物質検出用試験片の安定化剤。 (2)紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサリシレ
ート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-
(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5
-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-
3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質である
(1)の安定化剤。 (3)有機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬を担持
する過酸化活性物質検出用の試験片に紫外線吸収剤を添
加することを特徴とする該試験片の安定化方法。 (4)紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサリシレ
ート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-
(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5
-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-
3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質である
(3)の安定化方法。
なる。 (1)紫外線吸収剤からなることを特徴とする有機ヒド
ロペルオキシド、酸化呈色指示薬を担持する過酸化活性
物質検出用試験片の安定化剤。 (2)紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサリシレ
ート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-
(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5
-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-
3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質である
(1)の安定化剤。 (3)有機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬を担持
する過酸化活性物質検出用の試験片に紫外線吸収剤を添
加することを特徴とする該試験片の安定化方法。 (4)紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサリシレ
ート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-
(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5
-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-シアノ-
3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質である
(3)の安定化方法。
【0010】本発明の過酸化活性物質検出用の試験片
は、前記有機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬、お
よび紫外線の吸収剤のほかに、この種の試験片における
一般的な担持物質、たとえば、緩衝剤、湿潤剤、増感剤
等が所望に応じて担持されているものである。
は、前記有機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬、お
よび紫外線の吸収剤のほかに、この種の試験片における
一般的な担持物質、たとえば、緩衝剤、湿潤剤、増感剤
等が所望に応じて担持されているものである。
【0011】前記構成からなる本発明の過酸化活性物質
検出用の試験片は、一般的には、濾紙、綿、不織布、ガ
ラス繊維等の吸収性担体に、前記有機ヒドロペルオキシ
ド、酸化呈色指示薬、および紫外線吸収剤、更にはその
他の物質を担持させ、これを、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン等のプラスチック片から
なる基体に貼着した構成からなるものが最も一般的な形
態である。
検出用の試験片は、一般的には、濾紙、綿、不織布、ガ
ラス繊維等の吸収性担体に、前記有機ヒドロペルオキシ
ド、酸化呈色指示薬、および紫外線吸収剤、更にはその
他の物質を担持させ、これを、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン等のプラスチック片から
なる基体に貼着した構成からなるものが最も一般的な形
態である。
【0012】吸収性担体に担持される有機ヒドロペルオ
キシドは液状でも固体状でも良いが、一般にヒドロペル
オキシドは光や熱に対して不安定であるため、より安定
な有機ヒドロペルオキシドを選択することが好ましく、
例えば、t-ブチルヒドロペルオキシド、パラメタンヒド
ロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、2,5-ジメ
チルヘキサン-2,5-ジヒドロペルオキシド等の1種また
は2種以上の混合物が使用される。
キシドは液状でも固体状でも良いが、一般にヒドロペル
オキシドは光や熱に対して不安定であるため、より安定
な有機ヒドロペルオキシドを選択することが好ましく、
例えば、t-ブチルヒドロペルオキシド、パラメタンヒド
ロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、2,5-ジメ
チルヘキサン-2,5-ジヒドロペルオキシド等の1種また
は2種以上の混合物が使用される。
【0013】酸化呈色指示薬は、酸化作用を受けて発色
するものであれば良く、例えば、オルトトリジン、3,
3',5,5'-テトラメチルベンチジン、ベンチジン、パラジ
アニシジン、オルトジアニジン、2,7-ジアミノフルオレ
ン等が使用される。
するものであれば良く、例えば、オルトトリジン、3,
3',5,5'-テトラメチルベンチジン、ベンチジン、パラジ
アニシジン、オルトジアニジン、2,7-ジアミノフルオレ
ン等が使用される。
【0014】更に、紫外線吸収剤として使用される主な
ものには、
ものには、
【0015】サリチル酸系紫外線吸収剤 フェニルサリシレート、p-tert-ブチルフェニルサリシ
レート、p-オクチルフェニルサリシレート、
レート、p-オクチルフェニルサリシレート、
【0016】ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 2,4-ヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシ-4-メトキ
シベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾ
フェノン、2,2-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノ
ン、
シベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾ
フェノン、2,2-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノ
ン、
【0017】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert-ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'-ジ-tert-ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾト
リアゾール、
ール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert-ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'-ジ-tert-ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾト
リアゾール、
【0018】シアノアクリレート系紫外線吸収剤 2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレ
ート、エチル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレー
ト、等が存在するが、本発明においてはp-tert-ブチル
フェニルサリシレート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベ
ンゾフェノン、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-
メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、あるい
はエチル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレートを使
用するのが望ましい。
ート、エチル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレー
ト、等が存在するが、本発明においてはp-tert-ブチル
フェニルサリシレート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベ
ンゾフェノン、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-
メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、あるい
はエチル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレートを使
用するのが望ましい。
【0019】なお、担持物質を吸収性担体に担持させる
際に利用される含浸液の調製は、有機ヒドロペルオキシ
ド1〜5重量%、酸化呈色指示薬0.1〜1.0重量
%、紫外線吸収剤0.1〜5.0重量%程度の濃度に調
製されるものである。
際に利用される含浸液の調製は、有機ヒドロペルオキシ
ド1〜5重量%、酸化呈色指示薬0.1〜1.0重量
%、紫外線吸収剤0.1〜5.0重量%程度の濃度に調
製されるものである。
【0020】更に、本発明の過酸化活性物質検出用の試
験片に所望に応じて担持されている一般的な担持物質た
る緩衝剤は、本発明の試験片による過酸化物質の検出作
用を鋭敏に行ない得るようにするためのものであり、担
持物質を含有している含浸液のpHが4〜7、特に5〜
6に保持され得るように、クエン酸塩、燐酸塩、コハク
酸塩、フタル酸塩等の緩衝液が使用される。
験片に所望に応じて担持されている一般的な担持物質た
る緩衝剤は、本発明の試験片による過酸化物質の検出作
用を鋭敏に行ない得るようにするためのものであり、担
持物質を含有している含浸液のpHが4〜7、特に5〜
6に保持され得るように、クエン酸塩、燐酸塩、コハク
酸塩、フタル酸塩等の緩衝液が使用される。
【0021】また、湿潤剤は、例えば、試験片中に検体
を浸透させ易くしたり、酸化呈色指示薬が酸化されて生
じたラジカルカチオンを安定化させたりするためのもの
で、これらの両作用を兼備する湿潤剤としては、例え
ば、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
等の陰イオン性界面活性剤が使用される。
を浸透させ易くしたり、酸化呈色指示薬が酸化されて生
じたラジカルカチオンを安定化させたりするためのもの
で、これらの両作用を兼備する湿潤剤としては、例え
ば、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
等の陰イオン性界面活性剤が使用される。
【0022】更に、増感剤は、体液および排泄物中の過
酸化活性物質特に血液の検出が、臨床医学上、100万
倍希釈の血液でも検出し得ることが要求されることの関
係から使用されるもので、例えば、キノリン誘導体、ベ
ンゾキノリン酸誘導体、ピリジン誘導体、2-アミノベン
ゾチアゾール誘導体等が、含浸液中にて0.05〜1.
0重量%で使用される。
酸化活性物質特に血液の検出が、臨床医学上、100万
倍希釈の血液でも検出し得ることが要求されることの関
係から使用されるもので、例えば、キノリン誘導体、ベ
ンゾキノリン酸誘導体、ピリジン誘導体、2-アミノベン
ゾチアゾール誘導体等が、含浸液中にて0.05〜1.
0重量%で使用される。
【0023】吸収性担体に担持物質を担持させる最も一
般的な方法は、水−アルコール混合液中に所定量の有機
ヒドロペルオキシド、緩衝剤、増感剤、湿潤剤を溶解さ
せた溶液に濾紙を浸漬し、これを60〜80℃で乾燥し
た後、更に、所定量の酸化呈色指示薬と紫外線吸収剤と
が溶解されている含浸液を含浸させ、これを乾燥させる
方法であり、担持物質が担持されている吸収性担体例え
ば濾紙小片を、所定のプラスチック片等に貼着すること
によって、本発明の過酸化活性物質検出用の試験片を容
易に得ることができるものである。
般的な方法は、水−アルコール混合液中に所定量の有機
ヒドロペルオキシド、緩衝剤、増感剤、湿潤剤を溶解さ
せた溶液に濾紙を浸漬し、これを60〜80℃で乾燥し
た後、更に、所定量の酸化呈色指示薬と紫外線吸収剤と
が溶解されている含浸液を含浸させ、これを乾燥させる
方法であり、担持物質が担持されている吸収性担体例え
ば濾紙小片を、所定のプラスチック片等に貼着すること
によって、本発明の過酸化活性物質検出用の試験片を容
易に得ることができるものである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の過酸化活性物質検出用の試験
片の具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
片の具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
【0025】実施例1 クロマトグラフィー用の濾紙[ワットマン社製:3M
M]に下記第1含浸溶液を含浸させてから60℃にて6
0分間乾燥し、次いで、同じく下記第2含浸液で含浸
し、50℃にて20分間乾燥した後プラスチック板に両
面テープで貼着し、これを短冊状に裁断して、幅5m
m、長さ80mmのプラスチック片からなる基体の片隅
みに、5×5mmの濾紙が貼着されている本発明の1実
施例品たる過酸化活性物質検出用の試験片[1]を得
た。
M]に下記第1含浸溶液を含浸させてから60℃にて6
0分間乾燥し、次いで、同じく下記第2含浸液で含浸
し、50℃にて20分間乾燥した後プラスチック板に両
面テープで貼着し、これを短冊状に裁断して、幅5m
m、長さ80mmのプラスチック片からなる基体の片隅
みに、5×5mmの濾紙が貼着されている本発明の1実
施例品たる過酸化活性物質検出用の試験片[1]を得
た。
【0026】第1含浸溶液 (1)1Mクエン酸塩緩衝液(pH5.25)・・・・50ml (2)クメンヒドロペルオキシド -β-シクロデキストリン包接体・・・12.5g (3)ラウリル硫酸ナトリウム ・・・2.0g (4)2-アミノベンゾチアゾール硫酸塩・・・0.3g (5)エタノール ・・・30ml を蒸留水にて100mlに調製したもの。
【0027】第2含浸溶液 (1)オルトトリジン ・・・0.5g (2)ポリビニルピロリドン(K-90) ・・・1.5g (3)p-tert-ブチルフェニルサリシレート・・・1.
0g をトルエンにて100mlに調製したもの。
0g をトルエンにて100mlに調製したもの。
【0028】実施例2 前記実施例1における第2含浸溶液のp-tert-ブチルフ
ェニルサリシレートの代わりに、2-ヒドロキシ-4-オク
トキシベンゾフェノン1.0gを使用する以外は全て前
記実施例1と同一の手順を施し、本発明の1実施例品た
る過酸化活性物質検出用の試験片[2]を得た。
ェニルサリシレートの代わりに、2-ヒドロキシ-4-オク
トキシベンゾフェノン1.0gを使用する以外は全て前
記実施例1と同一の手順を施し、本発明の1実施例品た
る過酸化活性物質検出用の試験片[2]を得た。
【0029】実施例3 前記実施例1における第2含浸溶液のp-tert-ブチルフ
ェニルサリシレートの代わりに、2-(2'-ヒドロキシ-3'-
tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリ
アゾール1.0gを使用する以外は全て前記実施例1と
同一の手順を施し、本発明の1実施例品たる過酸化活性
物質検出用の試験片[3]を得た。
ェニルサリシレートの代わりに、2-(2'-ヒドロキシ-3'-
tert-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリ
アゾール1.0gを使用する以外は全て前記実施例1と
同一の手順を施し、本発明の1実施例品たる過酸化活性
物質検出用の試験片[3]を得た。
【0030】実施例4 前記実施例1における第2含浸溶液のp-tert-ブチルフ
ェニルサリシレートの代わりに、エチル-2-シアノ-3,3'
-ジフェニルアクリレート1.0gを使用する以外は全
て前記実施例1と同一の手順を施し、本発明の1実施例
品たる過酸化活性物質検出用の試験片[4]を得た。
ェニルサリシレートの代わりに、エチル-2-シアノ-3,3'
-ジフェニルアクリレート1.0gを使用する以外は全
て前記実施例1と同一の手順を施し、本発明の1実施例
品たる過酸化活性物質検出用の試験片[4]を得た。
【0031】比較例 前記実施例1における第2含浸溶液中のp-tert-ブチル
フェニルサリシレートを除去する以外は全て前記実施例
1と同一の手順を施し、比較のための過酸化活性物質検
出用の試験片[5]を得た。
フェニルサリシレートを除去する以外は全て前記実施例
1と同一の手順を施し、比較のための過酸化活性物質検
出用の試験片[5]を得た。
【0032】実験1 前記試験片(1)〜(5)は、いずれも、体液中および
排泄物中の過酸化活性物質特に血液の検出を、100万
倍希釈の状態で行うことができ、試料中の過酸化活性物
質検出用の試験片として十分に使用し得るものであっ
た。
排泄物中の過酸化活性物質特に血液の検出を、100万
倍希釈の状態で行うことができ、試料中の過酸化活性物
質検出用の試験片として十分に使用し得るものであっ
た。
【0033】実験2 前記試験片(1)〜(5)を、それぞれ、照度400ル
クスおよび750ルクスの大気中に、1時間、2時間、
4時間放置し、その外観色の変化と感度変化とを測定し
た結果を表にて示す。
クスおよび750ルクスの大気中に、1時間、2時間、
4時間放置し、その外観色の変化と感度変化とを測定し
た結果を表にて示す。
【0034】なお、試験片(1)〜(5)の外観色の変
化は、明度、彩度、色相という3つの尺度からなる色立
方の空間的な位置によって決定される色座標の距離で表
される外観色に関与する数値を色差計で読み取り、各試
験片の放置前のものと放置後のものとの差(ΔE)で表
示したものである。
化は、明度、彩度、色相という3つの尺度からなる色立
方の空間的な位置によって決定される色座標の距離で表
される外観色に関与する数値を色差計で読み取り、各試
験片の放置前のものと放置後のものとの差(ΔE)で表
示したものである。
【0035】また、感度変化は、0.06mg/dlの
ヘモグロビン水溶液を用いて感度(発色強度)測定し、
各試験片の放置前のものの感度を100としたときの放
置後の試験片の感度の割合を示した。
ヘモグロビン水溶液を用いて感度(発色強度)測定し、
各試験片の放置前のものの感度を100としたときの放
置後の試験片の感度の割合を示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の作用および効果】本発明は、有機ヒドロペルオ
キシド、酸化呈色指示薬を担持した過酸化活性物質検出
用試験片に、安定化剤として紫外線吸収剤を添加するも
のであり、試験片中における紫外線吸収剤の作用によっ
て300〜400nmの領域にある紫外線が吸収され、
そのエネルギーが主として無害な熱エネルギーとして再
輻射されるもので、紫外線吸収剤自体には何らの変質を
も生ずることのないものである。
キシド、酸化呈色指示薬を担持した過酸化活性物質検出
用試験片に、安定化剤として紫外線吸収剤を添加するも
のであり、試験片中における紫外線吸収剤の作用によっ
て300〜400nmの領域にある紫外線が吸収され、
そのエネルギーが主として無害な熱エネルギーとして再
輻射されるもので、紫外線吸収剤自体には何らの変質を
も生ずることのないものである。
【0038】したがって、本発明の安定化剤は、紫外線
の照射によって生ずる試験片の外観色の変化を阻止し、
過酸化活性物質検出性能の低下を防止する作用、効果が
極めて有効に果されるものである。
の照射によって生ずる試験片の外観色の変化を阻止し、
過酸化活性物質検出性能の低下を防止する作用、効果が
極めて有効に果されるものである。
Claims (4)
- 【請求項1】紫外線吸収剤からなることを特徴とする有
機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬を担持する過酸
化活性物質検出用試験片の安定化剤。 - 【請求項2】紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサ
リシレート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノ
ン、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェ
ニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-
シアノ-3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質で
ある請求項1の安定化剤。 - 【請求項3】有機ヒドロペルオキシド、酸化呈色指示薬
を担持する過酸化活性物質検出用の試験片に紫外線吸収
剤を添加することを特徴とする該試験片の安定化方法。 - 【請求項4】紫外線吸収剤がp-tert-ブチルフェニルサ
リシレート、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノ
ン、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェ
ニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、およびエチル-2-
シアノ-3,3'-フェニルアクリレートから選ばれる物質で
ある請求項3の安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35415996A JPH09292385A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 過酸化活性物質検出用試験片の安定化剤ならびに安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35415996A JPH09292385A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 過酸化活性物質検出用試験片の安定化剤ならびに安定化方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62238176A Division JP2660837B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 過酸化活性物質検出用の試験片 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292385A true JPH09292385A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=18435691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35415996A Pending JPH09292385A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 過酸化活性物質検出用試験片の安定化剤ならびに安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292385A (ja) |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35415996A patent/JPH09292385A/ja active Pending
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