JPH0929244A - 液体浄化殺菌装置 - Google Patents

液体浄化殺菌装置

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JPH0929244A
JPH0929244A JP7185673A JP18567395A JPH0929244A JP H0929244 A JPH0929244 A JP H0929244A JP 7185673 A JP7185673 A JP 7185673A JP 18567395 A JP18567395 A JP 18567395A JP H0929244 A JPH0929244 A JP H0929244A
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liquid
tank
photocatalyst
bath water
water
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JP7185673A
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Akihisa Suzuki
昭央 鈴木
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒の有する光化学反応効果を長期的に維
持できる浄化殺菌力の高い液体浄化殺菌装置を提供する
こと。 【解決手段】 循環ポンプ64によって浴槽に貯蔵され
た浴用水を微生物濾過槽16に供給し、その微生物濾過
槽16にて浴用水を浄化し、その浴用水を電解槽12内
で電気分解し、その電解槽12の陽極12c側で生成さ
れた酸素ガス及び酸性浴用水を光触媒槽18に供給する
ことによって、その酸性浴用水に含まれる酸素ガスが光
触媒槽18の光化学反応を促進させ、殺菌力を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プールや浴槽内の
水を浄化、殺菌する家庭用あるいは業務用の液体浄化殺
菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プールや浴槽において、使用時毎
に使用する水や湯を交換すれば、不快な臭いや汚れ、ぬ
めり等が無い清浄な状態で利用することができて好まし
いが、コストが高くなる点で問題があった。
【0003】その問題に対して、例えば、特開平2−6
8190号公報に記載されている水殺菌浄化装置では、
光触媒と浄化材とを組み合わせることで、その光触媒に
おいて流水中の雑菌の殺菌を行い、前記浄化材において
溜った有機性の汚れの分解を行なうことによって、有機
物汚染や菌汚染の無い清浄な水がメンテナンスフリーで
得られていた。この水殺菌浄化装置は、1〜200μm
の孔径を有する光触媒を担持した濾過フィルターと紫外
線光源とを備えて構成されている。前記水殺菌浄化装置
は、これらの構成要素を濾過フィルターから光源の方向
に水が流れるように配設し、濾過フィルターで水中に分
散している粒子や浮遊する湯垢のような有機性汚濁物を
濾過し、紫外線が照射された光触媒により雑菌の殺菌及
び濾過フィルターに付着した有機物の分解を行なうこと
で、濁りや臭いの無い清浄な水を生成していた。
【0004】また、特開平5−123699号公報に記
載されている循環濾過装置では、光触媒と微生物濾過材
とを組み合わせることによって、流水中の雑菌の殺菌や
有機性の汚れの分解を行なっていた。この循環濾過装置
は、砕石や砂利等の表面に微生物を繁殖させた濾過材を
充填した微生物濾過槽と粒状光触媒を充填した殺菌槽と
を流れの方向にこの記載の順序で備えて構成されてい
る。微生物濾過槽では、水中の有機物を微生物の繁殖し
た濾過材に付着させて分解し、この後に、光触媒の充填
された殺菌槽で、ランプの光を受けて励起された光触媒
の光化学反応効果により水中の雑菌の死滅処理を行なう
ことで、水中の汚れを許容値以下にするようにしてい
た。
【0005】上述したような、光触媒槽内の光触媒は、
これを励起する光の照射以外にも、オゾンや酸素のよう
な酸化剤の共存する環境下において溶液に含まれている
有機物の酸化分解、雑菌の殺菌、有機性有害物質の分解
等が効率よく行なわれることが知られていた。また、光
触媒による分解速度は、中性からアルカリ性域で高く、
溶液中の水酸基イオン(OH-)から生成されるOHラ
ジカル(ヒドロキシルラジカル)が光化学反応の促進に
関係することも知られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水殺菌浄化装置及び循環濾過装置では、微生物濾過槽及
び光触媒槽を循環流路中に配置し、各槽に液体を通過さ
せるだけのものであって、前記液体の性質を配慮するも
のではなかった。従って、光触媒槽が持つ殺菌、浄化能
力を十分発揮することができなかった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、光触媒の有する光化学反応効果
を長期的に維持できる浄化殺菌力の高い液体浄化殺菌装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の液体浄化殺菌装置は、貯蔵
手段に貯蔵された液体を循環ポンプによって汲み上げ、
その後、微生物を収容した微生物濾過槽に前記汲み上げ
られた液体を通過させてその液体の浄化、殺菌を行い、
その浄化、殺菌された前記液体を前記貯蔵手段に戻すも
のを対象として、特に前記微生物濾過槽よりも下流側に
配置され、かつ一対の電極に通電することによって前記
液体を電気分解する電解槽と、光源と光触媒とを収納し
た光触媒槽とを備え、前記電解槽の陽極側、または陰極
側のいずれか一方の電極側で生成された液体を前記光触
媒槽に供給するように構成されている。従って、循環ポ
ンプによって貯蔵手段に貯蔵された液体を微生物濾過槽
に供給し、その微生物濾過槽にて前記液体を浄化し、そ
の液体を電解槽内で電気分解し、その電解槽の陽極側で
生成された液体を光触媒槽に供給する場合、その液体に
含まれる酸素ガスが光触媒槽の光化学反応を促進させ、
殺菌力を高めることができる。また、前記電解槽の陰極
側で生成された液体を光触媒槽に供給する場合、その液
体に含まれる水酸基イオン(OH-)から生成されるO
Hラジカルによって光触媒の光化学反応を促進させ、殺
菌力を高めることができる。
【0009】また、請求項2記載の液体浄化殺菌装置
は、前記電解槽のいずれか一方の電極側から前記光触媒
槽側に排出される液体の量を、同電解槽の他方の電極側
から排出される液体の量よりも多くするように構成され
る。従って、循環ポンプによって汲み上げられた液体の
大部分が光触媒槽に供給され、微生物濾過槽による浄化
のみならず、光触媒槽による殺菌も施される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体浄化殺菌装置
を風呂に用いられる循環温浴装置に具体化した一実施例
を図面を参照して説明する。
【0011】まず始めに、本実施例の循環温浴装置の構
成について図1乃至図6を用いて説明する。
【0012】本実施例の循環温浴装置は、図1に示すよ
うに、装置本体50と、給水ホース52aを介してその
装置本体50へ浴用水を供給したり、出水ホース52b
を介して装置本体50から浄化された浴用水を再び貯蔵
手段としての浴槽54へ戻す給排水ユニット56とから
構成されている。
【0013】また、装置本体50に対する電力は、漏電
ブレーカ58と、これに接続された電源ケーブル60と
を介して供給される。更に、装置本体50には、アース
ケーブル62aが接続されている。従って、装置本体5
0とアース62とが電気的に接続された構成となり、漏
電や感電に対する保護が施されている。更に、装置本体
50は、浴槽54の縁の部分に設置され、給排水ユニッ
ト56が浴用水中に浸漬するようにして、浴槽54の側
壁部に接着盤56d(図2に示す)を用いて取り付けら
れている。
【0014】尚、この給排水ユニット56は、図2に示
すように、全体としてほぼ矩形状をなすユニットケース
56aと、そのユニットケース56aに接続され、浴用
水を汲み出すための吸い込み口56bと、浄化された浴
用水を排出し再び浴槽54に戻すための吹き出し口56
cと、前記ユニットケース56aを浴槽54の側壁に接
着固定するための接着盤56dとから構成されている。
前記ユニットケース56a内部では、浴用水を装置本体
50へ供給する給水ホース52aが吸い込み口56b
に、また、装置本体50から浄化された浴用水を還流さ
せるための出水ホース52bが吹き出し口56cにそれ
ぞれ接続されるように構成されており、浴槽54中の浴
用水が吸い込まれて装置本体50に供給され、再び浴槽
54に戻って循環するようになっている。
【0015】装置本体50は、図3に示すように、浴用
水を汲み上げ循環させる循環ポンプ64と、汲み上げら
れた浴用水を加熱、保温する加熱槽66と、浴用水を微
生物により浄化し、一対の電極により電気分解し、その
後に、光触媒により浄化及び殺菌処理をする液体浄化殺
菌装置10と、循環する浴用水の流路を切り換えるため
の三つの三方弁68a、68b、68cと、前記各構成
要素を連通するための流路とで構成されている。
【0016】前記第一の三方弁68aは、前記液体浄化
殺菌装置10内における浴用水の流れる方向を切り換え
る流路を形成するものである。前記第二の三方弁68b
は、前記第一の三方弁68aと連動して前記液体浄化殺
菌装置10内に設けられた後述する微生物濾過槽16の
導入口16eに導く流路30に連通したり、前記導入口
16eから流出した浴用水を浴槽54に戻すことなく排
出ホース70を介して装置本体50外に排出できる流路
を形成するものである。前記第三の三方弁68cは、前
記第二の三方弁68b及び前記第一の三方弁68aと連
動して液体浄化殺菌装置10内に設けられた後述する光
触媒槽18の流出口18eから流出した浴用水と、後述
する電解槽12の陰極12b側から排出された浴用水と
を合流部34に合流させ、その合流した浴用水を浴槽5
4に戻す通常の流通状態の流路を形成したり、前記第一
の三方弁68aを前記流出口18eに連通する流路を形
成するものである。
【0017】尚、加熱槽66の中には、ヒーター66a
が設置されており、循環ポンプ64により汲み上げられ
た浴用水は、ヒーター66aに給電することで加熱され
るようになっている。
【0018】前記液体浄化殺菌装置10は、循環ポンプ
64により供給される浴用水を濾過、浄化する微生物濾
過槽16と、一対の電極に通電することにより浴用水を
電気分解する電解槽12と、光源と光触媒とを収納した
光触媒槽18と、この光触媒槽18に供給される浴用水
にオゾンを添加するオゾナイザー20と、前記各構成要
素を連通するための流路とで構成されている。
【0019】前記微生物濾過槽16は、図4に示すよう
に、略円筒状に形成され、第二の三方弁68bを介して
供給された浴用水を水平方向に流通させるように横置き
に配設されている。この微生物濾過槽16は、排水口1
6dが側面頂部近傍に設置された筒状壁部16aと、導
入口16eが側面下部近傍に設置された蓋部16cとに
より構成されている。この微生物濾過槽16の内部に
は、好気性の細菌を繁殖させた粒状の多孔質セラミック
が層状に収容され、多孔質セラミック層16bを形成し
ている。尚、蓋部16cは、筒状壁部16aの導入口1
6e側の外周部に螺合して締め付け固定される構成とな
っており、微生物濾過槽16の内部に収容される多孔質
セラミック層16bを取り出し可能になっている。これ
により、通水中に微生物濾過槽16内で浴用水の流れに
淀みが生じることがなく、微生物濾過槽16内の頂部付
近に残留した空気も排水口16dからより円滑に、かつ
容易に、しかも確実に微生物濾過槽16外に排出するこ
とができる。また、排水口16dと電解槽12とは流路
35によって接続されている。
【0020】前記電解槽12は、図5に示すように、基
本的には陽極12c及び陰極12bと、この両電極を仕
切るようにして設置された電解用分離部材12dとから
構成されており、全体として偏平な箱型の容器12a内
に格納されている。この電解槽12の導入口12eは、
前記流路35に接続されている。前記陽極12cの材料
としてはステンレス、フェライト、白金、白金が被覆さ
れたTi等が好適に用いられ、陰極12bには白金、白
金が被覆されたTi等が好適に用いられる。本実施例で
は、陽極12cの材料としてはステンレスを用い、陰極
12bの材料としては白金が被覆されたTiを用いた。
これら陽極12cと陰極12bとは、電極間距離が一定
となるように設置されている。また、電解用分離部材1
2dは、浴用水を透過できる材料であればよく、目の粗
い布や不織布、多数の穴の開いた薄い樹脂板やセラミッ
ク板、あるいは電気的に隔離された多数の穴を有する薄
い金属板等が好適に用いられる。更に、この電解槽12
の排出側には、陽極12c側と陰極12b側とで生成さ
れた電解水をそれぞれ分離して流す流路が設置されてお
り、供給される浴用水の圧力により陰極側排出路96と
陽極側排出路94とから別々に排出されるように構成さ
れている。
【0021】尚、本実施例では、陰極側排出路96の開
口断面積の方が、陽極側排出路94の開口断面積よりも
小さくしている。また、その陽極側排出路94は、後述
する光触媒槽18に接続され、陰極側排出路96は、前
記光触媒槽18によって浄化、殺菌された浴用水と、前
記陰極12b側で生成された浴用水とが合流する合流部
34に導く流路33に接続されている。
【0022】前記光触媒槽18は、図6に示すように、
略円筒状をなすケース18aと蓋18bとから構成さ
れ、ケース18aの開口部は蓋18bにより閉塞される
ようになっている。前記ケース18aの内部には、その
中心軸位置に光源としてのランプ18cが配置され、そ
の外周部に円筒状の光触媒18dが配置されている。
【0023】前記ランプ18cは、軸方向に延び、その
外周部が有底円筒状の透光性容器18eで覆われてい
る。前記ランプ18cは、前記ケース18a下面の中央
部開口からケース18a内に挿入されるように、ランプ
基部13が前記ケース18aの上面にネジ19で締め付
け固定される構成となっている。この場合、前記ランプ
基部13は、オーリング17を介して前記ケース18a
の円状側面と接触する前記透光性容器18eを、前記ケ
ース18aの円状上面との間に挟んで固定され、前記ケ
ース18aと前記透光性容器18eとの間で水密状態が
保たれる構成となっている。すなわち、前記透光性容器
18e内に収容される前記ランプ18cは、その透光性
容器18eにより前記光触媒槽18内を流れる浴用水か
ら隔離され、前記ランプ18cから放射された光が前記
透光性容器18eを透過して前記光触媒18dに照射さ
れる構成となっている。
【0024】また、前記ランプ18cは、発光主波長を
185nm、254nm及び365nmに有する中圧ラ
ンプを用いているが、この他に、発光主波長を254n
mに有する低圧ランプや、発光主波長を185nmや2
54nmに有する低圧オゾンランプであってもよい。す
なわち、光触媒を励起できる発光波長を有した光源であ
ればよく、白熱灯等のフィラメントランプ、水銀灯、キ
セノン灯等の高輝度放電灯、蛍光灯、ブラックライト、
殺菌灯等の蛍光灯類等の人工光源や太陽光等の自然光源
を用いることができる。また、これらを組み合わせた構
成であってもよい。
【0025】前記透光性容器18eは、例えば、石英
管、樹脂管からなり、内部は空洞となっている。
【0026】前記光触媒18dは、浴用水との接触面積
が広く、かつ浴用水が通過し易く圧力損失の小さい網状
の担体に石英ガラスや硬質ガラスを被覆し、これに触媒
層を形成して構成されている。担体としては、金属、ま
たはプラスチックのような樹脂を用い、触媒層として
は、おもにアナタース型の酸化チタン(TiO2)を塗
布している。
【0027】尚、光触媒18dの触媒層を形成する担体
としては、浴用水との接触面積が広く、かつ浴用水を通
過し易い形状であれば、どのような形状であってもよ
く、網状の金属や樹脂の他に、粒状の石英ガラス、硬質
ガラス、セラミック等が好適に用いられる。また、触媒
材料としては、アナタース型酸化チタン(TiO2)の
他に、ルチル型やブルカイト型の酸化チタン(Ti
2)も好適に用いられる。更に、酸化チタン(Ti
2)の他に、酸化第二鉄(Fe23)、酸化亜鉛(Z
nO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タングステ
ン(WO3)、あるいは、これらの材料上に白金(P
t)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、金(A
u)等の貴金属を小量担持した構成の触媒材料も好適に
用いられる。もちろん、これらの貴金属や酸化チタン
(TiO2)が担体として働き、その上に1〜10nm
程度の特定粒径を有した他の酸化物が担持されていても
よい。
【0028】ところで、通常の循環状態においては、液
体浄化殺菌装置10の流路30は、第二の三方弁68
b、第一の三方弁68a、加熱槽66及び循環ポンプ6
4を介して、給水ホース52aに連通され、液体浄化殺
菌装置10の流路31は、第三の三方弁68cを介して
出水ホース52bに連通されている。これにより、循環
ポンプ64により浴槽54から吸い上げられた浴用水が
装置本体50を通って再び浴槽54に戻るという一連の
連続した流路が形成される。
【0029】一方、前記液体浄化殺菌装置10の再生、
特に微生物濾過槽16の再生処理を行なう場合、液体浄
化殺菌装置10の流路30は、前記第二の三方弁68b
を介して排出ホース70に連通され、前記液体浄化殺菌
装置10の流路31は、前記第三の三方弁68cと前記
第一の三方弁68aとを介して前記循環ポンプ64に連
通される。従って、循環ポンプ64により浴槽54から
吸い上げられた浴用水は、前記液体浄化殺菌装置10内
を通常の循環状態とは反対方向に流れる逆流状態とな
り、浴槽54に戻ることなく前記排出ホース70から前
記装置本体50の外に排出されるように流路が形成され
る。
【0030】更に、循環する浴用水の温度を検出する水
温計72が、前記浴槽54から加熱槽66に至る流路中
に設けられており、この水温計72による測定結果に基
づいて、加熱槽66のヒーター66aに給電を行なうか
否かの判定が後述する制御回路76で行なわれる。本実
施例の場合、この水温計72は、加熱槽66の入口近傍
に設置されている。また、循環する浴用水の濁度を検出
する濁度計14が、微生物濾過槽16の出口近傍に設け
られており、浴用水の循環の有無や流量を検出する流量
計74が、前記装置本体50内に配設された出水ホース
52bに設置されている。これにより、電解槽12の電
極の再生処理や微生物濾過槽16の再生処理を行なうか
否かの判断が制御回路76で行なわれる。
【0031】次に、本実施例の電気的回路構成について
図7を用いて説明する。
【0032】本実施例の電気回路は、漏電事故を防止す
るための漏電ブレーカ58と、図示しない主スイッチ
と、家庭用交流電圧を所望の電圧に変換する図示しない
トランスと、そのトランスの出力電圧を整流し直流電圧
を発生する図示しない整流回路等とから構成される電源
回路78と、循環ポンプ64を駆動するポンプ駆動回路
(P駆動回路)80と、浴用水の循環流路の切り替えを
行なう各三方弁68a、68b及び68cの弁位置を変
える弁駆動回路82と、光触媒18dの励起光を発生す
るランプ18cを点灯するランプ駆動回路(L駆動回
路)84と、オゾンを発生すオゾナイザー20を駆動す
るオゾナイザー駆動回路(O駆動回路)86と、循環す
る浴用水の加熱を行なうヒーター66aを駆動するヒー
ター駆動回路(H駆動回路)88と、浴用水の電気分解
を行なう電解槽12内の一対の電極12b及び12cに
所定の電圧を印加する電解槽回路90と、更に、これら
の各駆動回路80、82、84、86、88及び90を
制御可能な制御回路76とから構成されている。
【0033】このうち、電源回路78は、ポンプ駆動回
路80、弁駆動回路82、ランプ駆動回路84、オゾナ
イザー駆動回路86、ヒーター駆動回路88、電解槽回
路90及び制御回路76に対して、適切な給電ができる
ように接続されている。また、制御回路76には、各駆
動回路80、82、84、86、88及び90の駆動状
態を制御する制御信号を伝達するための信号線が接続さ
れていると共に、濁度計14と、流量計74と、水温計
72とが接続されている。更に、制御回路76には、基
準となる浴用水の濁度、水温、流量や通水時間等の値を
記憶するRAM92が接続されている。
【0034】次に、本実施例の循環温浴装置の作用につ
いて説明する。
【0035】まず、電源が投入されると、浴槽54中の
浴用水は、循環ポンプ64により汲み上げられ、浴用水
中に浸漬固定された給排水ユニット56の吸い込み口5
6bから給水ホース52aを介して、循環温浴装置本体
50内に供給される。同時に、装置本体50内に配設さ
れた流路に設置されている水温計72、流量計74及び
濁度計14により浴用水の水温の測定や循環の有無の検
出や循環する浴用水の濁度の測定が行なわれ、これらに
基づく情報信号が制御回路76に対して出力される。そ
れぞれの時点における水温や流量や濁度がRAM92に
記憶されている水温や流量や濁度の基準値と比較され
る。また、この制御回路76は、電源投入時に、各三方
弁68a、68b及び68cを駆動して通常の循環流路
を形成するための命令信号を弁駆動回路82に対して出
力する。これにより、給水ホース52aを通った浴用水
は、通常の循環流路を通って、出水ホース52bが接続
された給排水ユニット56の吹き出し口52cから再び
浴槽54に戻る。
【0036】ここで、装置本体50内に供給された浴用
水は、水温計72による水温の測定値とRAM92に記
憶された水温の基準値に基づいて加熱槽66で適温に加
熱、保温された後、第一の三方弁68aと第二の三方弁
68bとを介して、液体浄化殺菌装置10に供給され
る。
【0037】液体浄化殺菌装置10の内部に流入した浴
用水は、まず始めに、微生物濾過槽16内に収容されて
いる多孔質セラミック16bを通過し、この間、多孔質
セラミック16bにより有機性の汚れや無機性の固形粒
子が濾過される。このとき、多孔質セラミック16bに
繁殖している好気性の細菌は、付着した有機性の汚れを
分解する働きがあり、このようにして、濾過、浄化され
た浴用水は、濁度計14が設置された流路を通って電解
槽12内に供給される。この間、濁度計14により浴用
水の濁度が検出される。その情報信号が制御回路76に
対して出力されると共に、RAM92に格納されている
濁度に関する基準値と比較演算され、各三方弁68a、
68b及び68cを切り換えて微生物濾過槽16の再生
処理を行なうか否かの判断がされる。
【0038】電解槽12内では、流入した浴用水が一対
の電極を構成する陰極12b及び陽極12cによって電
気分解され、陰極12bの近傍に水素ガスと共にアルカ
リ性浴用水が、また陽極12cの近傍には酸素ガスと共
に酸性浴用水がそれぞれ生成される。陽極12c側で
は、水の電気分解と共に浴用水中に含まれる有機性物質
の一部も酸化分解される。それぞれの電極の近傍に生成
された水素ガスとアルカリ性浴用水及び酸素ガスと酸性
浴用水は分離部材12dにより分離されており、供給さ
れる浴用水の圧力により陰極側排出路96と陽極側排出
路94とから別々に排出される。この陽極側排出路94
の開口断面積が陰極側排出路96の開口断面積より大き
くなっているため、陽極側排出路94を通って排出され
る酸素ガスを含んだ酸性浴用水の量が陰極側排出路96
を通って排出される水素ガスを含んだアルカリ性浴用水
よりも多くなる。
【0039】尚、電気分解によるアルカリ性浴用水の生
成に伴って陰極12bの近傍ではpH値が上昇するた
め、水中に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイ
オンは陰極12b表面に化合物として析出付着するが、
本実施例では、電気分解開始後の通水量が、例えば、予
め設定された400リットルに達すると、付着物を除去
するために、陰極12b及び陽極12cには通常の電気
分解時とは逆の極性の電圧が所定の時間印加される。従
って、プラスの電位を加えられた陰極12bでは、付着
したカルシウムやマグネシウム等の化合物の溶解が生じ
電極表面が清浄されることになる。この電極の清浄化処
理が行なわれている間は、電解槽12の下流側に配設さ
れている光触媒槽18で光化学反応が起こらないよう
に、制御回路76はランプ駆動回路84に対してランプ
18cを点灯しないための命令信号を出力する。これ以
後、上述した電極の清浄化処理が400リットル毎に繰
り返され、電解槽12の電気分解能力を維持することが
できる。
【0040】さて、通常の電気分解時には、電解槽12
の陽極12c側で生成された酸素ガスを含んだ酸性浴用
水は、光触媒槽18に供給されることになる。この光触
媒槽18では、ランプ18cから放射される紫外線によ
って殺菌力が生じる。更に、紫外線により励起された光
触媒18dの光化学反応の効果により、浴用水中に含ま
れている有機物の酸化分解、雑菌の殺菌、有機性有害物
質の分解等が行なわれる。このとき、浴用水に含まれる
酸素ガスは、酸化剤として働き光触媒の光化学反応を促
進する。更に、光触媒槽18に流入する浴用水には、光
触媒槽18の入口近傍に設置されているオゾナイザー2
0により生成されたオゾンが添加されるため、光触媒の
光化学反応を、一層促進させることができる。一方、電
解槽12の陰極12b側で生成されたアルカリ性浴用水
は、陰極側排出路96、流路33を介して合流部34に
おいて、光触媒槽18で浄化、殺菌された浴用水と合流
し、液体浄化殺菌装置10外に流出すると共に、第三の
三方弁68cを介して再び浴槽54に戻る。
【0041】また、第三の三方弁68cの下流側には、
流量計74が設置されており、浴用水の循環の有無やそ
の流量が検出される。その情報信号が制御回路76に対
して出力されると共に、RAM92に格納されている流
量に関する基準値と比較演算され、各三方弁68a、6
8b及び68cを切り換えて電解槽12の再生処理を行
なうか否かの判断がされる。また、流量が基準値より少
ないか全く流れていないと判断された場合、制御回路7
6はエラー信号を表示装置(図示せず)に対して出力す
ると共に、装置全体の停止処理を行なうための命令信号
を出力する。
【0042】尚、電解槽12内の電極が清浄されている
ときは、光触媒槽18に設置されているランプ18cを
点灯させず、かつオゾナイザー20によるオゾンの浴用
水への添加もしないように構成している。そのため光触
媒槽18に流入した浴用水は光触媒や紫外線により清浄
化されることなく第三の三方弁68cを介して浴槽54
に再び戻ることになる。
【0043】以上説明したことから明らかなように本発
明の液体浄化殺菌装置は、循環ポンプ64によって浴槽
に貯蔵された浴用水を微生物濾過槽16に供給し、その
微生物濾過槽16にて浴用水を浄化し、その浴用水を電
解槽12内で電気分解し、その電解槽12の陽極12c
側で生成された酸素ガス及び酸性浴用水を光触媒槽18
に供給することによって、その酸性浴用水に含まれる酸
素ガスが光触媒槽18の光化学反応を促進させ、殺菌力
を高めることができ、かつ電解槽12に供給される浴用
水は、予め微生物濾過槽16によって浄化されているた
め、電解槽12内が汚れることを防ぐことができる。
【0044】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。
【0045】例えば、本実施例では、電解槽12の陽極
12c側で生成される酸素ガス及び酸性浴用水を光触媒
槽18に供給するように構成しているが、電解槽12の
陰極12b側で生成される水素ガス及びアルカリ性浴用
水を光触媒槽18に供給するように構成してもよい。こ
の場合、陰極側排出路96の開口断面積を陽極側排出路
94の開口断面積よりも大きくし、陰極側排出路96を
光触媒槽18に接続し、更に、陽極側排出路94を流路
33に接続する。従って、循環ポンプ64によって汲み
上げられる浴用水の大部分は、光触媒槽18に供給され
る。このように構成すると、電解槽12の陰極12b側
で生成される水素ガス及びアルカリ性浴用水が光触媒槽
18に供給され、そのアルカリ性浴用水に含まれる水酸
基イオン(OH-)から生成されるOHラジカルによっ
て、光触媒18dの光化学反応を促進させ、殺菌力を高
めることができる。
【0046】また、本実施例では電解槽12の陽極12
c側から排出される液体を光触媒槽18に供給する場
合、その液体の量を、同電解槽12の陰極12b側から
排出される液体の量よりも多くするために、陽極側排出
路94の開口断面積を陰極側排出路96の開口断面積よ
りも大きくなるように構成しているが、陽極側排出路9
4及び陰極側排出路96の開口断面積を同じ大きさに
し、陰極側排出路96に通水量を調節するバルブを設け
るように構成してもよい。同様に、電解槽12の陰極1
2b側から排出される液体を光触媒槽18に供給する場
合、その液体の量を、同電解槽12の陽極12c側から
排出される液体の量よりも多くするために、陰極側排出
路96の開口断面積を陽極側排出路94の開口断面積よ
りも大きくなるように構成しているが、陽極側排出路9
4及び陰極側排出路96の開口断面積を同じ大きさに
し、陽極側排出路94に通水量を調節するバルブを設け
るように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1記載の液体浄化殺菌装置によれば、循環
ポンプによって貯蔵手段に貯蔵された液体を微生物濾過
槽に供給し、その微生物濾過槽にて前記液体を浄化し、
その液体を電解槽内で電気分解し、その電解槽の陽極側
で生成された液体を光触媒槽に供給した場合、その液体
に含まれる酸素ガスが光触媒槽の光化学反応を促進さ
せ、殺菌力を高めることができる。また、前記電解槽の
陰極側で生成された液体を光触媒槽に供給する場合、そ
の液体に含まれる水酸基イオン(OH-)から生成され
るOHラジカルによって光触媒の光化学反応を促進さ
せ、殺菌力を高めることができ、かつ上述した何れの場
合も、電解槽に供給される液体は、予め微生物濾過槽に
よって浄化されているため、電解槽内が汚れることを防
ぐことができる。
【0048】また、請求項2記載の液体浄化殺菌装置
は、前記電解槽のいずれか一方の電極側から前記光触媒
槽側に排出される液体の量を、同電解槽の他方の電極側
から排出される液体の量よりも多くするように構成した
ため、循環ポンプによって汲み上げられた液体の大部分
が光触媒槽に供給され、微生物濾過槽による浄化のみな
らず、光触媒槽による殺菌も施される等の効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室に本実施例の液体浄化殺菌装置を応用した
循環温浴装置を設置した状態を示す斜視図である。
【図2】循環温浴装置の給排水ユニットの断面図であ
る。
【図3】循環温浴装置の要部の構成図である。
【図4】液体浄化殺菌装置を構成する微生物濾過槽の断
面図である。
【図5】液体浄化殺菌装置を構成する電解槽の断面図で
ある。
【図6】液体浄化殺菌装置を構成する光触媒槽の断面図
である。
【図7】循環温浴装置の電気的回路構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 液体浄化殺菌装置 12 電解槽 12b 陰極 12c 陽極 16 微生物濾過槽 18 光触媒槽 54 浴槽 64 循環ポンプ 66 加熱槽

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵手段に貯蔵された液体を循環ポンプ
    によって汲み上げ、その後、微生物を収容した微生物濾
    過槽に前記汲み上げられた液体を通過させてその液体の
    浄化、殺菌を行い、その浄化、殺菌された前記液体を前
    記貯蔵手段に戻す液体浄化殺菌装置において、 前記微生物濾過槽よりも下流側に配置され、かつ一対の
    電極に通電することによって前記液体を電気分解する電
    解槽と、 光源と光触媒とを収納した光触媒槽とを備え、 前記電解槽の陽極側、または陰極側のいずれか一方の電
    極側で生成された液体を前記光触媒槽に供給するように
    構成したことを特徴とする液体浄化殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記電解槽のいずれか一方の電極側から
    前記光触媒槽側に排出される液体の量を、同電解槽の他
    方の電極側から排出される液体の量よりも多くしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の液体浄化殺菌装置。
JP7185673A 1995-07-21 1995-07-21 液体浄化殺菌装置 Pending JPH0929244A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030061590A (ko) * 2002-01-15 2003-07-22 다카하시 마사루 욕조물 순환 여과장치
JP2007271099A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030061590A (ko) * 2002-01-15 2003-07-22 다카하시 마사루 욕조물 순환 여과장치
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