JPH09293334A - 誤り訂正装置及び誤り訂正方法 - Google Patents

誤り訂正装置及び誤り訂正方法

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JPH09293334A
JPH09293334A JP10568196A JP10568196A JPH09293334A JP H09293334 A JPH09293334 A JP H09293334A JP 10568196 A JP10568196 A JP 10568196A JP 10568196 A JP10568196 A JP 10568196A JP H09293334 A JPH09293334 A JP H09293334A
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flag
data
series
parity
processing
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JP10568196A
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Tatsumi Noguchi
辰己 野口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消え残りデータ等の処理を効率良く適正にで
きる誤り訂正処理を得る。 【解決手段】 一方の系列のパリティが正しいとき、そ
の系列に一方の系列の全てのデータが正しいことを示す
フラグをセットさせ、データ中に過去に一方の系列で訂
正されたことを示すフラグと、そのデータを含む他方の
系列に、他方の系列の全てのデータが正しいことを示す
フラグとが同時に存在する場合、過去に一方の系列で訂
正されたことを示すフラグを含む系列に、一方の系列の
全てのデータが正しいことを示すフラグをセットさせ、
(一方の系列のワード数)−1のデータが全て正しく、
そのデータを用いて残りの1ワードを訂正したとき、一
方の系列の全てのデータが正しいことを示すフラグをセ
ットさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータの
誤り訂正装置及び誤り訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気テープなどの記録媒体
にデジタルデータを記録する場合、そのデータに対して
1ワード単位でCRC符号(Cyclic Redundancy Check
Code:巡回チェック符号)を付加すると共に、このデー
タの一方のデータ系列及び他方のデータ系列に対してパ
リティ(例えばP系列パリティ及びQ系列パリティ)を
付加することが行われている。
【0003】このようにCRC符号と2系列のパリティ
が付加されていることで、記録媒体より再生したデータ
に対して効率の良い誤り訂正処理を行うことができる。
即ち、再生したデータに対して1ワード単位でCRC符
号によるエラーチェックを行い、誤りが検出されたワー
ドに対してはエラーフラグをセットする。そして、P系
列パリティチェック或いはQ系列パリティチェックの段
階で、誤りが検出された場合には、エラーフラグがセッ
トされたデータが誤りであると判断して、この誤りであ
ると判断されたデータの誤り訂正を行う。この場合、1
系列のパリティチェックで1つの誤りまでを訂正するも
のを、単一消失訂正の誤り訂正処理方式と称する。
【0004】ここで、記録時には、P系列パリティやQ
系列パリティが付加されたデータ系列のデータ配列を変
えるインターリーブ処理を行い、再生されたデータに対
してはインターリーブとは逆の処理を行って元のデータ
配列とするデ・インターリーブ処理を行い、このデ・イ
ンターリーブされたデータに対してパリティチェックを
行う場合がある。このように2系列のデータに対してイ
ンターリーブを行って単一消失訂正を行うものを、クロ
スインターリーブ単一消失訂正の誤り訂正処理方式と称
する。
【0005】ここで、従来の単一消失訂正処理状態の一
例を、図23のフローチャートに示すと、まずCRC符
号によるエラーチェックで誤り有りと判断されたか否か
判断し(ステップ901)、誤り無しと判断された場合
には、パリティチェックが可能か否か判断する(ステッ
プ902)。そして、パリティチェックができない場合
には、正しいデータであると見なしていた(ステップ9
03)。そして、パリティチェックができる場合には、
パリティチェックを行い(ステップ904)、このパリ
ティチェックの結果に誤りがないか否か判断し(ステッ
プ905)、誤りがない場合には、その系列のデータが
正しいデータであると判断していた(ステップ90
6)。
【0006】そして、ステップ901でCRCエラー有
りと判断された場合には、訂正が可能か否か判断し(ス
テップ908)、訂正が可能な場合には、該当する訂正
処理を行い(ステップ909)、その訂正されたデータ
を正しいデータであると判断していた(ステップ91
0)。そして、ステップ908で訂正できないと判断さ
れた場合には、誤ったデータであると見なしていた(ス
テップ911)。
【0007】そして、例えばこの訂正処理で正しいデー
タであると判断されたデータだけを、以後のデータ処理
に使用するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気テープ
などの記録媒体を使用してデータを記録する場合には、
この記録媒体を繰り返し使用したとき、前に記録されて
いたデータの消え残りが部分的に存在していたとき、再
生データの誤り訂正が間違って行われる可能性がある。
即ち、例えば記録媒体より再生したデータ列の内の1ワ
ードのデータが消え残りデータとなっていたときには、
このデータに付加されたCRC符号(ここではこのCR
C符号についても消え残りデータである)によるエラー
チェックでは、エラーが検出されない。ところが、この
データが含まれるパリティチェックでは、このワードだ
けが本来のデータとは別のデータであるので、誤りが検
出されてしまう。
【0009】ここで、単一消失訂正の場合には、パリテ
ィチェックで誤りが検出されても、CRC符号によるエ
ラー検出でエラーフラグがセットされてない場合には、
どのワードに誤りがあるのか判断できず、誤り訂正を行
うことが不可能になってしまう。
【0010】従って、従来の単一消失訂正方式による誤
り訂正でこのような事態が発生した場合には、パリティ
チェックで誤りが検出された系列内の全てのデータが、
誤りである可能性が高いとして、その系列内の全てのデ
ータを間違ったデータとして処理して、他のデータから
補間する等の処理が必要であった。上述した図23のフ
ローチャートでは、ステップ907で誤ったデータであ
ると判断する場合が、このときに相当する。
【0011】また、このような事態が発生したときに、
パリティチェックをした系列内の別のワードにエラーフ
ラグが立っていた場合には、消え残りデータは誤りが検
出されないまま出力されてしまうと共に、その消え残り
データを用いて計算された誤ったパリティによって誤訂
正が行われてしまう。例えば、上述した図23のフロー
チャートのステップ910で正しいデータと判断される
場合に、誤訂正で正しいと判断されるデータが存在する
可能性がある。
【0012】このように記録媒体に消え残ったデータが
存在すると、この消え残りデータの影響で、正しく再生
されたデータまで捨てなければならない場合があると共
に、誤訂正が行われる可能性も高くなる問題点があっ
た。
【0013】また、このような消え残りエラーの有無の
問題とは別に、ここまで説明したような単一消失訂正の
誤り訂正処理を、より効率良く行えるようにすることが
要請されている。
【0014】本発明の目的は、消え残りデータ等の処理
を効率良く適正にできる誤り訂正処理を実現することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、単一消失訂正処理として、一方の系列の
パリティが正しいとき、その系列に一方の系列の全ての
データが正しいことを示すフラグをセットさせ、データ
中に過去に一方の系列で訂正されたことを示すフラグ
と、そのデータを含む他方の系列に、他方の系列の全て
のデータが正しいことを示すフラグとが同時に存在する
場合、過去に一方の系列で訂正されたことを示すフラグ
を含む系列に、一方の系列の全てのデータが正しいこと
を示すフラグをセットさせ、(一方の系列のワード数)
−1のデータが全て正しく、そのデータを用いて残りの
1ワードを訂正したとき、一方の系列の全てのデータが
正しいことを示すフラグをセットさせるようにしたもの
である。
【0016】かかる処理によると、正しいデータである
ことの情報を、もれなくフラグ化して伝えることがで
き、例えば一方の系列の処理時に得た正しいデータであ
ることを示すフラグを使用して、他方の系列の処理時
に、適正な誤り訂正処理ができ、誤り訂正処理効率を上
げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図22を参照して説明する。
【0018】本例においては、磁気テープなどの記録媒
体より再生したデジタルデータの誤り訂正処理を行う誤
り訂正処理装置に適用したもので、図1に誤り訂正処理
装置の全体構成を示す。データ入力端子1は、記録媒体
より再生したデータが供給される端子を示し、この端子
1にブロック単位で再生データが供給される。そして、
CRCフラグ入力端子2は、データ入力端子1に供給さ
れるデータに付与されたCRC符号を使用した誤りチェ
ックの結果を示すCRCフラグの入力端子で、データ入
力端子1に供給されるデータのブロックのCRCフラグ
が、CRCフラグ入力端子2に同期して供給される。
【0019】ここで、本例のデータ入力端子1に供給さ
れるデータの構成について説明すると、1ワード単位で
CRC符号が付加されると共に、一方及び他方のデータ
系列(P系列及びQ系列)に対してパリティ(P系列パ
リティ及びQ系列パリティ)が付加されたデータであ
る。
【0020】即ち、図3に示すように、1ブロックが8
つのワードW0,W1,W2,PD,QD,W5,W
6,W7で構成され、この1ブロックを構成する8つの
ワードの内のブロックPDがP系列パリティであり、ブ
ロックQDがQ系列パリティである。そして、残りのワ
ードW0,W1,W2,W5,W6,W7がデータその
ものである。そして、P系列パリティPDは、1ブロッ
ク内のワード(ブロックQDは除く)で構成されるP系
列(図3でP1系列,P2系列として示される系列)に
対して付加されたパリティデータであり、Q系列パリテ
ィQDは、1ブロックおきの複数ブロックに跨がったQ
系列に対して付加されたパリティデータである。
【0021】ここまでの説明では再生データがインター
リーブされてないものとして説明したが、実際には複数
のブロックに分散させてデータさせてデータが記録させ
てあるインターリーブ処理が施してあり、データ入力端
子1にはインターリーブされたデータが供給される。
【0022】そして、このデータ入力端子1に得られる
再生データと、CRCフラグ入力端子2に得られるCR
Cフラグデータとを、RAM10に供給する。このRA
M10は、データ記憶部11とフラグ記憶部12とを備
え、データ入力端子11に得られる再生データがデータ
記憶部11に一旦記憶され、CRCフラグ入力端子2に
得られるCRCフラグデータがフラグ記憶部12に一旦
記憶される。なお、フラグ記憶部12には、後述するD
SFフラグについても記憶される。
【0023】そして、データ記憶部11に記憶されたデ
ータは、データデインターリーブ処理部23に供給され
て、元のデータ配列のデータとするデインターリーブ処
理が行われる。また、フラグ記憶部12に記憶されたC
RCフラグ及びDSFフラグについても、フラグデイン
ターリーブ処理部24に供給されて、データと同様の配
列替えを行うデインターリーブ処理を行う。
【0024】そして、このデインターリーブ処理部2
3,24でデインターリーブされたデータ及びフラグ
を、RAM30に供給する。このRAM30は、誤り訂
正を行うためのメモリで、このRAM30にデータ及び
フラグが記憶された状態で、その記憶データに関する誤
り訂正を行う。ここで、RAM30の記憶エリアとして
は、データを記憶するデータ記憶部31の他に、本例の
誤り訂正処理で必要な各種フラグ(このフラグの詳細に
ついては後述する)を記憶するエリアが用意されてい
る。即ち、図1に示すように、データを記憶するデータ
記憶部31の他に、パリティを記憶するパリティ記憶部
32と、CRCフラグを記憶するCRCフラグ記憶部3
3と、DSFフラグを記憶するDSFフラグ記憶部34
と、PCFフラグを記憶するPCFフラグ記憶部35
と、QCFフラグを記憶するQCFフラグ記憶部36
と、P−ASFフラグを記憶するP−ASFフラグ記憶
部37と、Q−ASFフラグを記憶するQ−ASFフラ
グ記憶部38と、B−QCFフラグを記憶するB−QC
Fフラグ記憶部39とを備える。
【0025】ここで各フラグについて説明すると、1ワ
ードのデータには、以下の4つのフラグ(1つのフラグ
で1ビットで合計4ビット)が生成されてRAM30の
対応した記憶部に記憶される。
【0026】DSF:この1ワードのデータが明らかに
正しいことを示すフラグ CRC:この1ワードのデータが明らかに間違っている
ことを示すフラグ PCF:この1ワードのデータが過去にP系列で訂正さ
れたことを示すフラグ QCF:この1ワードのデータが過去にQ系列で訂正さ
れたことを示すフラグ
【0027】そして、誤り訂正処理は、P,Qの2つの
系列単位で行われるが、その訂正処理中に発生する系列
単位のフラグ情報として、以下の3つのフラグが生成さ
れてRAM30の対応した記憶部に記憶される。
【0028】P−ASF:このP系列の正しさが証明さ
れたことを示すフラグ Q−ASF:このQ系列の正しさが証明されたことを示
すフラグ B−ASF:このQ系列が過去に訂正動作を行ったこと
を示すフラグ
【0029】なお、図2に示すように、RAM30内の
各フラグ記憶部33〜39には、フラグセット/リセッ
ト部51,52,53,54,55,56,57が接続
してあり、各フラグ記憶部33〜39に接続された回路
の制御により、ROM30内でフラグのセット及びリセ
ットができるようにしてある。
【0030】この場合、CRCフラグ記憶部33と、D
SFフラグ記憶部34と、PCFフラグ記憶部35と、
QCFフラグ記憶部36については、1ワード毎に付与
されるフラグであるので、1系列を構成する8ワードの
8ビットのフラグデータを一時格納する8ビットレジス
タと、セット/リセット回路とが接続されて、1ワード
単位でセット又はリセットができるようにしてある。
【0031】即ち図2に示すように、例えばCRCフラ
グ記憶部33に接続されたフラグセット/リセット部5
1は、CRCフラグ記憶部33から読出した所定系列の
8ワードのデータを格納する8ビットレジスタ51a
と、この8ビットデータをセット又はリセットしてCR
Cフラグ記憶部33に戻すセット/リセット回路51b
とで構成され、CRCフラグを制御する回路によりセッ
ト/リセット回路51bでの動作が制御され、8ビット
レジスタ51aの出力がCRCフラグとして他の回路に
供給される。DSFフラグ記憶部34と、PCFフラグ
記憶部35と、QCFフラグ記憶部36に接続されたフ
ラグセット/リセット部52,53,54についても、
同様の構成である。
【0032】そして、P−ASFフラグ記憶部37と、
Q−ASFフラグ記憶部38と、B−QCFフラグ記憶
部39については、1系列で1ビットのフラグであるの
で、1ビットのフラグデータを8ビットデータに拡大し
て一時格納する8ビットシフトレジスタと、セット/リ
セット回路とが接続されて、1ワード単位で読出せると
共に、1系列単位でセット又はリセットができるように
してある。
【0033】即ち図2に示すように、例えばP−ASF
フラグ記憶部37に接続されたフラグセット/リセット
部55は、P−ASFフラグ記憶部37から読出した所
定系列の1ビットデータを8ビットデータに拡大して格
納する8ビットシフトレジスタ55aと、この8ビット
データをセット又はリセットしてP−ASFフラグ記憶
部37に戻すセット/リセット回路55bとで構成さ
れ、P−ASFフラグを制御する回路によりセット/リ
セット回路55bでの動作が制御され、8ビットシフト
レジスタ55aの出力がP−ASFフラグとして1ワー
ド単位で読出されて他の回路に供給される。Q−ASF
フラグ記憶部38と、B−QCFフラグ記憶部39に接
続されたフラグセット/リセット部56,57について
も、同様の構成である。
【0034】ここで図1の構成の説明に戻ると、RAM
30のデータ記憶部31には、パリティ算出部40が接
続され、このパリティ算出部40では後述する所定のル
ール(第1のルールと称する)に基づいてパリティを算
出した結果に基づいて、データ記憶部31に記憶された
データを修正して訂正処理を行う。この第1のルールと
しては、ある系列(P系列又はQ系列)において、無操
作でパリティが0であれば、その系列のデータは全て正
しいデータであると確定させ、その確定したデータに対
してセーフ情報(正しいデータであることを示すフラ
グ)を生成させるものである。
【0035】即ち、P系列で第1のルールを適用する場
合には、図4のAに示すように、あるP系列のパリティ
が無操作で0であるとき、図4のBに示すように、この
P系列の7ワードのデータは、全てセーフデータである
として、P−ASFフラグを立てる(図中の○印を付与
したワードがセーフが確定したワード)。同様にQ系列
の場合には、図5のAに示すように、あるQ系列のパリ
ティが無操作で0であるとき、図5のBに示すように、
このQ系列の8ワードのデータは、全てセーフデータで
あるとして、Q−ASFフラグを立てる。なお、ここで
の無操作とは、その系列で訂正を行っていないことを言
う。また、この第1のルール及び後述する第2,第3の
ルールの判定は、パリティチェックが完了しない限り、
その系列のデータを正しいとは認めないことを原則とし
て行う。
【0036】また、このパリティ算出部40では、第1
のパリティルール,第2のパリティルール,第3のパリ
ティルールについての判定も行い、その判定に基づいた
フラグのセット,リセットを行うようにしてある。この
第1,第2,第3のパリティルールについては後述す
る。
【0037】そして、第1のルールなどにより算出され
たP系列のセーフ情報及びQ系列のセーフ情報を、P系
列の誤訂正検出部46及びQ系列の誤訂正検出部47
と、SAFE再インターリーブ処理部22に供給する。
【0038】そして、このパリティ算出部40での算出
結果が、パリティ記憶部32に記憶されると共に、その
パリティ算出に伴って生成されたB−ASFフラグ(Q
系列が過去に訂正動作を行ったことを示すフラグ)が、
B−ASFフラグ記憶部39に記憶される。
【0039】そして、CRCフラグ記憶部33に記憶さ
れたCRCフラグを、CRCフラグ判定部41に供給
し、この判定部41でCRCフラグの状態を判定して、
その判定結果をパリティ算出部40に供給する。また、
その判定したCRCフラグの状態によっては、PCFフ
ラグ記憶部35と、QCFフラグ記憶部36とに、それ
ぞれのフラグをセットさせる制御データを供給する。
【0040】そして、PCFフラグ記憶部35に記憶さ
れたPCFフラグと、Q−ASFフラグ記憶部38に記
憶されたQ−ASFフラグとを、P系列の第2のルール
判定部44に供給し、後述する第2のルール判定に基づ
いた判定処理を行い、その結果によってP系列のセーフ
情報を生成させ、Q系列の誤訂正検出部47とSAFE
再インターリーブ処理部22に供給する。また、QCF
フラグ記憶部36に記憶されたQCFフラグと、P−A
SFフラグ記憶部37に記憶されたP−ASFフラグと
を、Q系列の第2のルール判定部45に供給し、後述す
る第2のルール判定に基づいた判定処理を行い、その結
果によってQ系列のセーフ情報を生成させ、P系列の誤
訂正検出部46とSAFE再インターリーブ処理部22
に供給する。
【0041】ここで、第2のルール判定部44,45で
判定される第2のルールについて説明すると、第2のル
ール判定部44でのP系列の判定としては、P系列で訂
正を行った場合、訂正されたデータを含むQ系列のセー
フが確定(正しいデータであることの確定)すれば、こ
のP系列の全データはセーフが確定したとする。同様に
第2のルール判定部45でのQ系列の判定としては、Q
系列で訂正を行った場合、訂正されたデータを含むP系
列のセーフが確定(正しいデータであることの確定)す
れば、このQ系列の全データはセーフが確定したとす
る。
【0042】即ち、P系列においては、図6のAに示す
ように、このP系列を構成する7ワードの内の1ワード
にエラー(×印を付与したワード)が存在するとき、図
6のBに示すように、このワードをP系列パリティに基
づいて訂正(Pと示すワード)したとする。このとき、
図6のCに示すように、この訂正したワードを含むQ系
列の全データのセーフが確定した場合には、図6のDに
示すように、ここでのP系列の全データのセーフも確定
したとする。
【0043】同様にQ系列においては、図7のAに示す
ように、このQ系列を構成する8ワードの内の1ワード
にエラー(×印を付与したワード)が存在するとき、図
7のBに示すように、このワードをQ系列パリティに基
づいて訂正(Qと示すワード)したとする。このとき、
図7のCに示すように、この訂正したワードを含むP系
列の全データのセーフが確定した場合には、図7のDに
示すように、ここでのQ系列の全データのセーフも確定
したとする。
【0044】なお、この第2のルール判定部44,45
での判定処理の詳細については後述する。
【0045】ここで図1の説明に戻ると、DSFフラグ
記憶部34に記憶されたDSFフラグと、Q−ASFフ
ラグ記憶部38に記憶されたQ−ASFフラグとを、P
系列の第3のルール判定部42に供給し、後述する第3
のルール判定に基づいた判定処理を行い、その結果によ
ってP系列のセーフ情報(P−SAFE)又はバッド情
報(BAD)を生成させ、セーフ情報の場合には、Q系
列の誤訂正検出部47とSAFE再インターリーブ処理
部22に供給し、バッド情報の場合には、BAD再イン
ターリーブ処理部21に供給する。
【0046】また、DSFフラグ記憶部34に記憶され
たDSFフラグと、P−ASFフラグ記憶部37に記憶
されたP−ASFフラグとを、Q系列の第3のルール判
定部43に供給し、後述する第3のルール判定に基づい
た判定処理を行い、その結果によってQ系列のセーフ情
報(Q−SAFE)又はバッド情報(BAD)を生成さ
せ、セーフ情報の場合には、P系列の誤訂正検出部46
とSAFE再インターリーブ処理部22に供給し、バッ
ド情報の場合には、BAD再インターリーブ処理部21
に供給する。
【0047】ここで、第3のルール判定部42,43で
判定される第3のルールについて説明すると、第3のル
ール判定部42でのP系列の判定としては、P系列で訂
正を行った場合、このP系列の他の6ワードのデータの
セーフが確定(正しいデータであることの確定)すれ
ば、この訂正されたデータはセーフが確定したとする。
同様に第3のルール判定部43でのQ系列の判定として
は、Q系列で訂正を行った場合、このQ系列の他の7ワ
ードのデータのセーフが確定(正しいデータであること
の確定)すれば、この訂正されたデータはセーフが確定
したとする。
【0048】即ち、P系列の場合には、図8のAに示す
ように、このP系列内の1ワードで訂正を行って(Pと
示すワード)、他の6ワードのデータのセーフが確定し
ているとき、図8のBに示すように、この訂正されたデ
ータのセーフも確定したとする。同様にQ系列の場合に
は、図9のAに示すように、このQ系列内の1ワードで
訂正を行って(Qと示すワード)、他の7ワードのデー
タのセーフが確定しているとき、図9のBに示すよう
に、この訂正されたデータのセーフも確定したとする。
【0049】図1の説明に戻ると、BAD再インターリ
ーブ処理部21及びSAFE再インターリーブ処理部2
2では、供給されるバッド情報又はセーフ情報を、入力
端子1に得られるデータのインターリーブ状態と同じデ
ータ配列にインターリーブさせる処理を行い、再インタ
ーリーブ処理部21でインターリーブされたバッド情報
BADを、CRCフラグとしてフラグ記憶部12に記憶
させると共に、再インターリーブ処理部22でインター
リーブされたセーフ情報SAFEを、DSFフラグとし
てフラグ記憶部12に記憶させる。
【0050】そして、P系列の誤訂正検出部46では、
PCFフラグ記憶部35から供給されるPCFフラグ
と、各回路から供給されるQ系列のセーフ情報とに基づ
いて、P系列の誤訂正を検出し、その誤訂正を検出した
とき、P系列の誤訂正情報を、CRCフラグ記憶部33
と、QCFフラグ記憶部36とに、それぞれのフラグの
セット/リセット情報として供給する。
【0051】また、Q系列の誤訂正検出部47では、Q
CFフラグ記憶部36から供給されるQCFフラグと、
各回路から供給されるP系列のセーフ情報とに基づい
て、Q系列の誤訂正を検出し、その誤訂正を検出したと
き、Q系列の誤訂正情報を、CRCフラグ記憶部33
と、PCFフラグ記憶部35とに、それぞれのフラグの
セット/リセット情報として供給する。
【0052】次に、図1の構成の誤り訂正処理装置で行
う誤り訂正処理の動作を説明する。この訂正処理動作
は、RAM30に記憶されたデータに対して、パリティ
算出部40及びその周辺の回路の制御に基づいて行われ
るもので、本例の場合には、デインターリーブされてR
AM30に供給されたデータに対して、P系列パリティ
による訂正処理(P1処理)と、Q系列パリティによる
訂正処理(Q処理)とを行った後、再度P系列による訂
正処理(P2処理)を行うようにしたもので、まずP1
処理を説明する。なお、このP1処理を行うP系列をP
1系列と称する。
【0053】このP1処理では、P1系列系列のパリテ
ィ計算と、P1系列のバッド情報(CRCフラグ情報)
のセットと、P1系列のセーフ情報(DSFフラグ情
報)のセットとの3つの処理を同時に行い、その処理結
果に基づいて訂正動作を行う。そして、この訂正動作時
に発生した情報に対してフラグのセット・リセットを行
う。但し、このフラグ操作では、セーフ情報の伝達動作
は行わない。そして、パリティ計算結果を、メモリに格
納するものである。以上のP1処理の実際の処理動作
を、図10のフローチャートに示す。
【0054】この図10のフローチャートを説明する
と、最初にP1系列(図3に示すように1ブロック内の
データ)のデータに対して付与されたCRCフラグの数
(即ちCRC符号などで誤りが検出されたワードの数)
を判断する(ステップ101)。ここで、CRCフラグ
の数が0(即ち誤りが検出されたワードなし)の場合に
は、このときのP系列に付与されたパリティPDにより
パリティチェックを行い、その結果が0になるか否か判
断する(ステップ102)。そして、そのチェックした
結果が0になる場合には、P系列パリティをパリティ記
憶部32に格納させると共に(ステップ103)、P−
ASFフラグ(このP系列の正しさが証明されたことを
示すフラグ)を、P−ASFフラグ記憶部37に対して
セットし(ステップ104)、P1処理を終了する。
【0055】そして、ステップ101でCRCフラグの
数が1ワードである場合には、このCRCフラグが立て
られたワードに対して、パリティPDに基づいたP系列
訂正を行った後(ステップ105)、パリティPDを0
にする(ステップ106)。そして、P系列パリティを
パリティ記憶部32に格納させると共に(ステップ10
7)、訂正したワードのCRCフラグをリセットし(ス
テップ108)、PCFフラグ(このP系列のデータの
過去にP系列で訂正されたことを示すフラグ)を、PC
Fフラグ記憶部35に対してセットし(ステップ10
9)、P1処理を終了する。
【0056】そして、ステップ101でCRCフラグの
数が2ワード以上である場合と、ステップ102でパリ
ティチェックの結果が0にならない場合には、P系列パ
リティをパリティ記憶部32に格納させ(ステップ11
0)、P1処理を終了する。
【0057】なお、ステップ104,ステップ108,
ステップ109での処理は、パリティ算出部40での第
1のルールに基づいた処理に相当する。
【0058】次に、このP1処理の次に行われるQ系列
の訂正処理(Q処理)を説明する。このQ処理として
は、Q系列のパリティ計算と、Q系列のバッド情報のセ
ットと、Q系列のセーフ情報のセットとを同時に処理す
ると共に、この処理結果に基づいて訂正動作を行う。そ
して、訂正を行った場合に、訂正されたデータを含むP
系列のPパリティ情報を修正する。そして、この修正に
伴って発生した情報に対してフラグのセット又はリセッ
トを行う。ここで、Pパリティ修正結果に対して第2の
ルールを適用する。但し、このフラグ操作ではセーフ情
報の伝達動作は行わない。そして、パリティ計算結果を
メモリに格納させる。以下、このQ処理の詳細を、図1
1のフローチャートを参照して説明する。
【0059】このQ処理は、図3に示すように、P1処
理が終了したブロックで構成されるQ系列に対して行わ
れるもので、まず最初にこのQ系列のデータに対して付
与されたCRCフラグの数(即ちCRC符号などで誤り
が検出されたワードの数)を判断する(ステップ12
1)。ここで、CRCフラグの数が1ワードである場合
には、このQ系列のデータのDSFフラグの数(即ちデ
ータセーフ:データが明らかに正しいワードの数)を判
断する(ステップ122)。
【0060】そして、DSFフラグの数が6ワード以下
の場合には、CRCフラグが立てられたワードがQパリ
ティデータDQであるか否か判断する(ステップ12
3)。このとき、QパリティデータDQである場合に
は、この系列のQパリティデータDQに基づいた訂正を
行う(ステップ124)。そして、Q系列パリティを0
として(ステップ125)、このQ系列パリティをパリ
ティ記憶部32に格納させると共に(ステップ12
6)、訂正したワードのCRCフラグをリセットし(ス
テップ127)、QCFフラグ(このQ系列のデータの
過去にQ系列で訂正されたことを示すフラグ)を、QC
Fフラグ記憶部36に対してセットし(ステップ12
8)、Q処理を終了する。
【0061】そして、ステップ123でCRCフラグが
立てられたワードがQパリティデータDQでない場合に
は、QパリティQDに基づいた訂正を行った後(ステッ
プ131)、この訂正したワードのP系列のパリティを
修正し(ステップ132)、その修正したP系列のパリ
ティPDを、パリティ記憶部32に格納させる(ステッ
プ133)。
【0062】そして、この格納させたP系列パリティの
パリティチェックを行い、その結果が0になるか否か判
断する(ステップ134)。ここで、その結果が0にな
る場合(エラーなしの場合)には、Q系列パリティを0
として(ステップ135)、このQ系列パリティをパリ
ティ記憶部32に格納させると共に(ステップ13
6)、訂正したワードのCRCフラグをリセットし(ス
テップ137)、P−ASFフラグ(このP系列の正し
さが証明されたことを示すフラグ)を、P−ASFフラ
グ記憶部37に対してセットし(ステップ138)、さ
らにQ−ASFフラグ(このQ系列の正しさが証明され
たことを示すフラグ)を、Q−ASFフラグ記憶部38
に対してセットし(ステップ139)、Q処理を終了す
る。
【0063】そして、ステップ134での判断で、パリ
ティチェックの結果が0にならない場合(エラーありの
場合)には、Q系列パリティを0として(ステップ14
0)、このQ系列パリティをパリティ記憶部32に格納
させると共に(ステップ141)、訂正したワードのC
RCフラグをリセットし(ステップ142)、QCFフ
ラグ(このデータが過去にQ系列で訂正されたことを示
すフラグ)を、QCFフラグ記憶部36に対してセット
し(ステップ143)、Q処理を終了する。
【0064】そして、ステップ122でこのときのQ系
列のデータセーフ数が7ワードである場合には、Qパリ
ティQDに基づいた訂正を行った後(ステップ15
1)、Q系列パリティを0として(ステップ152)、
このQ系列パリティをパリティ記憶部32に格納させる
と共に(ステップ153)、訂正したワードのCRCフ
ラグをリセットし(ステップ154)、Q−ASFフラ
グ(このQ系列の正しさが証明されたことを示すフラ
グ)を、Q−ASFフラグ記憶部38に対してセットし
(ステップ139)、Q処理を終了する。
【0065】そしてステップ121で、このQ系列のC
RCフラグの数が2ワード以上である場合には、訂正不
能であると判断して、このときのQ系列パリティを格納
させて(ステップ156)、このときのQ処理を終了す
る。
【0066】そしてステップ121で、このQ系列のC
RCフラグの数が0である場合には、Q系列パリティに
よるパリティチェックを行い、その結果が0になるか否
か判断する(ステップ161)。ここで、その結果が0
にならない場合には、このQ系列のデータセーフ数(D
SFフラグの数)を判断する(ステップ162)。この
判断で、データセーフ数が6ワード以下である場合に
は、訂正不能であると判断してステップ156に移っ
て、このときのQ系列パリティを格納させてQ処理を終
了する。
【0067】そして、ステップ162でデータセーフ数
が7ワードである場合には、Q系列パリティQDの修正
を行い(ステップ163)、その修正したQパリティQ
Dに基づいた訂正を行った後(ステップ163)、Q系
列パリティを0として(ステップ165)、このQ系列
パリティをパリティ記憶部32に格納させると共に(ス
テップ166)、Q−ASFフラグ(このQ系列の正し
さが証明されたことを示すフラグ)を、Q−ASFフラ
グ記憶部38に対してセットし(ステップ167)、さ
らにインターリーブフラグをセットして(ステップ16
8)、Q処理を終了する。
【0068】そして、ステップ161でのパリティチェ
ックで、その結果が0になる場合には、このときのQ系
列パリティQDをパリティ記憶部32に格納させると共
に(ステップ171)、Q−ASFフラグ(このQ系列
の正しさが証明されたことを示すフラグ)を、Q−AS
Fフラグ記憶部38に対してセットし(ステップ17
2)、Q処理を終了する。
【0069】そして本例においては、このQ処理が行わ
れた後に、P系列の訂正処理(P2処理)が再度行われ
るが、このP2処理が行われる前に、このP2処理が行
われるP系列(この系列をP2系列と称する)に対し
て、フラグ処理が行われる。ここで、このP2処理の前
に行われるフラグ処理を、図12のフローチャートを参
照して説明する。
【0070】まず、このP2系列のP−ASFフラグが
立っているか否か判断する(ステップ181)。ここ
で、P−ASFフラグが立ってない場合(即ちこのP系
列の正しさが証明されてない場合)には、このP2系列
でCRCフラグが立っている数を判断する(ステップ1
82)。この判断で、CRCフラグが全く立ってない場
合には、このP系列のワードに付与されたDSFフラグ
の数(ワードのデータが正しいことを示すフラグの数)
を判断する(ステップ183)。この判断で、DSFフ
ラグが6ワード以上立っている場合には、この系列のワ
ードにPCFフラグが立っているか(即ち過去にP系列
で訂正された履歴があるか)判断する(ステップ18
4)。
【0071】そして、PCFフラグが立ってない場合に
は、インターリーブフラグをセットすると共に(ステッ
プ185)、P−CEFフラグをセットする(ステップ
186)。このP−CEFフラグは、P系列のコレクシ
ョンイネーブルフラグ(P系列で訂正が可能であること
を示すフラグ)である。
【0072】そしてステップ184で、PCFフラグが
立っている(即ち過去にP系列で訂正された履歴があ
る)と判断した場合には、このPCFフラグを全てリセ
ットした後(ステップ187)、このP2系列のP−A
SFフラグをセットする(ステップ188)。
【0073】またステップ182で、このP2系列でC
RCフラグが立っている数が1ワードであると判断した
ときには、P−CEFフラグをセットする(ステップ1
89)。
【0074】そして、ステップ181でP−ASFフラ
グが立っていると判断したときと、ステップ182でC
RCフラグの数が2ワード以上であると判断したとき
と、ステップ183でDSFフラグの数が5ワード以上
であると判断したときと、ステップ186及びステップ
189でP−CEFフラグをセットしたときと、ステッ
プ188でP−ASFフラグをセットしたときには、ス
テップ190に移る。このステップ190では、PCF
フラグが立っていて、かつQ−ASFフラグが立ってい
るか否か判断する。即ち、P系列の訂正がおこなれた履
歴があると共に、このP2系列を構成するワードが属す
るQ系列の正しさが証明されているか否か判断する。
【0075】この判断で、PCFフラグが立っていて、
かつQ−ASFフラグが立っている場合には、PCFフ
ラグを全てリセットすると共に(ステップ191)、P
−ASFフラグをセットする(ステップ192)。
【0076】そして、ステップ192でP−ASFフラ
グをセットした後、及びステップ190でPCFフラグ
とQ−ASFフラグが立ってないと判断したときには、
QCFフラグが立っていて、かつP−ASFフラグが立
っているか否か判断する(ステップ193)。即ち、こ
のP2系列を構成するワードが属するQ系列の訂正がお
こなれた履歴があると共に、P2系列の正しさが証明さ
れているか否か判断する。
【0077】この判断で、QCFフラグが立っていて、
かつP−ASFフラグが立っている場合には、QCFフ
ラグを全てリセットすると共に(ステップ194)、Q
−ASFフラグをセットする(ステップ195)。そし
て、このステップ195でフラグをセットした場合、及
びステップ193でQCFフラグとP−ASFフラグが
立ってないと判断したときには、ここでのフラグ処理を
終了する。
【0078】なお、この図12のフローチャートに示す
フラグ処理において、ステップ181からステップ19
0の前までの処理は、P系列の第3のルール判定部42
及びQ系列の第3のルール判定部43を使用した、第3
のルール判定処理に相当する。また、ステップ190か
らステップ195までの処理は、P系列の第2のルール
判定部44及びQ系列の第2のルール判定部45を使用
した、第2のルール判定処理に相当する。
【0079】このフラグ処理が終了した後、P2系列に
対してP2処理が行われる。このP2処理は、P2系列
パリティの読出しと、P2系列のフラグ群の読出しと、
P系列パリティの修正(インターリーブエラー:消え残
りエラーの場合)とを行い、この読出しと修正の結果に
基づいて訂正動作を行う。そして、この訂正を行った場
合に、訂正されたデータを含むQ系列のQパリティ情報
を修正する。そして、この修正で発生した情報に対して
フラグのセット又はリセットを行う。ここで、Qパリテ
ィ修正結果に対して、第2のルールを適用する。但し、
このフラグ操作では、セーフ情報の伝達動作は行わな
い。そして最後に、パリティの計算結果をメモリに格納
させる。以下、このP2処理の詳細を、図13のフロー
チャートを参照して説明する。
【0080】まず、上述したフラグ処理でセットされる
P−CEFフラグを判断して、P系列の訂正が可能か否
か判断する(ステップ201)。このP−CEFフラグ
が立ってない場合には、P2処理を終了する。
【0081】そして、P−CEFフラグが立っている場
合には、このP2系列のCRCフラグの数をCRC記憶
部33の記憶データより判断する(ステップ202)。
そして、このCRCフラグの数が1ワードである場合に
は、Q系列パリティによりチェックされたエリアか否か
判断し(ステップ203)、チェックされてない場合に
は、パリティ算出部40内のP系列パリティ処理用のレ
ジスタをクリアした後(ステップ204)、このレジス
タにP系列パリティをロードさせ(ステップ205)、
このロードされたパリティに基づいたP系列の訂正を行
う(ステップ206)。
【0082】そして次に、P系列パリティ処理用のレジ
スタをクリアすると共に(ステップ207)、P系列パ
リティをパリティ記憶部32に格納させ(ステップ20
8)、CRCフラグをリセットし(ステップ209)、
PCFフラグをセットし(ステップ210)、P−CE
Fフラグをリセットする(ステップ211)。
【0083】そしてステップ203で、Q系列パリティ
によりチェックされていると判断したときには、パリテ
ィ算出部40内のP系列パリティ処理用のレジスタをク
リアした後(ステップ221)、このレジスタにP系列
パリティをロードさせ(ステップ222)、このロード
されたパリティに基づいたP系列の訂正を行う(ステッ
プ223)。そして、訂正した結果に基づいてQパリテ
ィの修正を行い(ステップ224)、その修正されたQ
パリティをパリティ記憶部32に格納させる(ステップ
225)。
【0084】そして次に、ステップ225で格納させた
Qパリティが0になるか否か判断し(ステップ22
6)、0にならない場合には、P系列パリティ処理用の
レジスタをクリアすると共に(ステップ227)、P系
列パリティをパリティ記憶部32に格納させ(ステップ
228)、CRCフラグをリセットし(ステップ22
9)、PCFフラグをセットし(ステップ230)、P
−CEFフラグをリセットして(ステップ231)、P
2処理を終了する。
【0085】そしてステップ226で、Qパリティが0
になる場合には、P系列パリティ処理用のレジスタをク
リアすると共に(ステップ241)、P系列パリティを
パリティ記憶部32に格納させ(ステップ242)、C
RCフラグをリセットし(ステップ243)、P−AS
Fフラグをセットし(ステップ244)、Q−ASFフ
ラグをセットし(ステップ245)、P−CEFフラグ
をリセットして(ステップ246)、P2処理を終了す
る。
【0086】そしてステップ202でのP2系列のCR
Cフラグの数の判断で、CRCフラグが立ったワードが
ない場合には、Q系列パリティによりチェックされたエ
リアか否か判断し(ステップ251)、チェックされて
ない場合には、パリティ算出部40内のP系列パリティ
処理用のレジスタをクリアした後(ステップ252)、
このレジスタにP系列パリティをロードさせ(ステップ
253)、P系列パリティを修正し(ステップ25
4)、修正されたP系列パリティに基づいたP系列の訂
正を行う(ステップ255)。
【0087】そして次に、P系列パリティ処理用のレジ
スタをクリアすると共に(ステップ256)、P系列パ
リティをパリティ記憶部32に格納させ(ステップ25
7)、P−ASFフラグをセットし(ステップ25
8)、P−CEFフラグをリセットし(ステップ25
9)、インターリーブフラグをリセットする(ステップ
260)。
【0088】そして、ステップ251でQ系列パリティ
によりチェックされている場合には、パリティ算出部4
0内のQ系列パリティ処理用のレジスタをクリアした後
(ステップ261)、このレジスタにQ系列パリティを
ロードさせ(ステップ262)、Q系列パリティを修正
し(ステップ263)、修正されたQ系列パリティをパ
リティ記憶部32に格納させる(ステップ264)。
【0089】続いて、パリティ算出部40内のP系列パ
リティ処理用のレジスタをクリアした後(ステップ26
5)、このレジスタにP系列パリティをロードさせ(ス
テップ266)、P系列パリティを修正し(ステップ2
67)、修正されたP系列パリティに基づいたP系列の
訂正を行う(ステップ268)。そして、この訂正され
た結果に基づいてQ系列パリティの修正を行い(ステッ
プ269)、修正されたQ系列パリティをパリティ記憶
部32に格納させる(ステップ270)。
【0090】そして、この格納されたQ系列パリティが
0になるか否か判断し(ステップ271)、0にならな
い場合には、P系列パリティ処理用のレジスタをクリア
すると共に(ステップ272)、P系列パリティをパリ
ティ記憶部32に格納させ(ステップ273)、P−A
SFフラグをセットし(ステップ274)、P−CEF
フラグをリセットし(ステップ275)、インターリー
ブフラグをリセットして(ステップ276)、P2処理
を終了する。
【0091】そしてステップ271で、Qパリティが0
になる場合には、P系列パリティ処理用のレジスタをク
リアすると共に(ステップ281)、P系列パリティを
パリティ記憶部32に格納させ(ステップ282)、P
−ASFフラグをセットし(ステップ283)、Q−A
SFフラグをセットし(ステップ284)、P−CEF
フラグをリセットし(ステップ285)、インターリー
ブフラグをリセットして(ステップ286)、P2処理
を終了する。
【0092】そして、このようにしてP2処理が終了し
たデータを、データ記憶部31から読出してデータ出力
部(図示せず)から出力させて、この誤り訂正処理装置
の処理を終了する。
【0093】ここで、以上説明したP1処理,Q処理,
フラグ処理,P2処理において行われるセーフ情報の伝
達処理(即ちデータが正しいことを示す情報の伝達処
理)を説明する。このセーフ情報の伝達処理には、上述
したフラグの内の以下の4つのフラグを使用する。
【0094】PCF:この1ワードのデータが過去にP
系列で訂正されたことを示すフラグ QCF:この1ワードのデータが過去にQ系列で訂正さ
れたことを示すフラグ P−ASF:このP系列の正しさが証明されたことを示
すフラグ Q−ASF:このQ系列の正しさが証明されたことを示
すフラグ
【0095】この4つのフラグを使用する上で、系列単
位のフラグであるP−ASFフラグとQ−ASFフラグ
をセットする条件についてまず説明する。P−ASFフ
ラグをセットする条件としては、次の3つである。 Pパリティが無操作で0になるとき、そのP系列に
P−ASFフラグをセットする(第1のルールの適用) あるデータにPCFフラグがセットされており、そ
のデータを含むQ系列にQ−ASFフラグがセットされ
てているとき、そのP系列にP−ASFフラグをセット
する(第2のルールの適用) 6ワード(即ちP系列の全ワード数から1ワード引
いたワード数)の正しいデータで訂正されたとき、その
P系列にP−ASFフラグをセットする(第3のルール
の適用)
【0096】また、Q−ASFフラグをセットする条件
としては、次の3つである。 Qパリティが無操作で0になるとき、そのQ系列に
Q−ASFフラグをセットする(第1のルールの適用) あるデータにQCFフラグがセットされており、そ
のデータを含むP系列にP−ASFフラグがセットされ
てているとき、そのQ系列にQ−ASFフラグをセット
する(第2のルールの適用) 7ワード(即ちQ系列の全ワード数から1ワード引
いたワード数)の正しいデータで訂正されたとき、その
Q系列にQ−ASFフラグをセットする(第3のルール
の適用)
【0097】このP−ASFフラグのセット条件と、Q
−ASFフラグのセット条件を、P系列,Q系列のパリ
ティチェック時と、フラグ操作時と、P訂正時及びQ訂
正時に適用することで、セーフ情報をもれなくフラグ化
することができる。そしてこのそれぞれのセット条件の
内で、第2のルールに基づいた条件を適用すること
で、セーフの確定情報を系列間に伝播させることができ
る。
【0098】次に、この第2のルールに基づいた条件
のフラグセットの詳細を説明すると、この条件のセー
フ情報の伝播処理は、P2処理の前のフラグ処理におい
て行われるもので、第2のルール判定部44,45の制
御に基づいて行われる。ここで本例においては、この第
2のルールに基づいた条件のフラグセットを、簡単か
つ効果的に行うために、以下のようにして実行する。
【0099】まずこの処理はP系列を1単位としてフラ
グ操作する。次に、あるP系列(ここではP1系列とす
る)を先頭として、そこからデータの古い方向へ所定ブ
ロック毎に全ブロック数Nでフラグ処理を行う。ここで
ワード単位のフラグは1系列ずつフラグ群をメモリから
読出し、セット・リセットを行った後、再びメモリに書
込ませる。このとき、探索の深さは一段とする。そし
て、フラグをメモリから読出したときに、PCFフラグ
とQ−ASFフラグとが併存するデータの存在をチェッ
クする。そして、このPCFフラグとQ−ASFフラグ
とが併存するデータがある場合に、そのデータが含まれ
るP系列(現在処理中のP系列)のセーフを確定させ
る。従って、このP系列にP−ASFフラグをセットす
る。また、フラグをメモリから読出したときに、QCF
フラグとP−ASFフラグとが併存するデータの存在を
チェックする。そして、このQCFフラグとP−ASF
フラグとが併存するデータがある場合に、そのデータが
含まれるQ系列のセーフを確定させる。従って、このQ
系列にQ−ASFフラグをセットする。このとき、処理
中のP系列に複数のQCFフラグが存在していれば、そ
のQCFフラグの所属するQ系列は全てセーフが確定し
たことになるので、複数系列に対する情報伝達が行われ
る。
【0100】なお、ここで説明した処理に基づいたフラ
グ操作は、以下の式により各フラグP−ASF,Q−A
SFがセットされることになる。
【0101】
【数1】
【0102】この〔数1〕式において、nは現在処理中
のブロックアドレス、wはワード番号であり、P−AS
Fフラグのセット条件式においてワード番号4を加算し
ないのは、ワード番号4がQパリティQDであるためで
ある。この〔数1〕式は、次の〔数2〕式として表現さ
せることができる。
【0103】
【数2】
【0104】ここで、ここまでのフラグセット処理を、
図14のフローチャートを参照して説明すると、まず処
理するP系列の1単位のデータ及びそのデータに付随す
るフラグをRAM30から読出す(ステップ601)。
そして、第2のルール判定部45で、この読出したP系
列にP−ASFフラグがあるか否か判断する(ステップ
602)。そして、このP−ASFフラグがある場合に
は、第2のルール判定部45で、このP系列を構成する
各ワードにQCFフラグがあるか否か判断する(ステッ
プ603)。
【0105】そして、P−ASFフラグとQCFフラグ
の双方があると判断された場合には、第2のルール判定
部45の制御により、Q−ASFフラグをセットすると
共に(ステップ604)、QCFフラグをリセットする
(ステップ605)。
【0106】また、ステップ602でP−ASFフラグ
がないと判断された場合には、このP系列を構成するワ
ードのいずれかにPCFフラグがあるか否か判断する
(ステップ606)。そして、PCFフラグがある場合
には、このPCFフラグがあるワードが属するQ系列
に、Q−ASFフラグがあるか否か判断する(ステップ
607)。そして、Q−ASFフラグがある場合には、
第2のルール判定部45の制御により、P−ASFフラ
グをセットする(ステップ608)。
【0107】ここで、ステップ602,603でP−A
SFフラグ,QCFフラグを判断して、ステップ60
4,605でQ−ASFフラグのセットとQCFフラグ
のリセットを行う構成を図15のAに示すと、P−AS
Fフラグ記憶部37から1つのP系列毎に1つのP−A
SFフラグの有無の情報(1ビット情報)が、第2のル
ール判定部45に読出されると共に、QCFフラグ記憶
部36からこのP系列を構成する8ワード分のQCFフ
ラグの有無の情報(8ビット情報)が、第2のルール判
定部45に読出される。そして、この第2のルール判定
部45での判断に基づいて、Q−ASFフラグ記憶部3
8にフラグをセットさせる。このときには、このときの
P系列を構成するワードが8ワード(実際にはQパリテ
ィを除いた7ワード)あるので、8つのQ系列のいずれ
かに対してセットされ、8ビットの情報をQ−ASFフ
ラグ記憶部38に供給する。また、このセットを行った
ときには、QCFフラグ記憶部36に対してリセット信
号を供給する。
【0108】このQ−ASFフラグのセットは、図16
のAに示すように、あるP系列にP−ASFフラグがセ
ットされている場合に、そのP系列を構成する7ワード
のQCFフラグ(1),(2),(3),(5)‥‥
(8)の情報を、各ワードが属するQ系列のQ−ASF
フラグに反映させる処理である。
【0109】次に、ステップ606,607でPCFフ
ラグ,Q−ASFフラグを判断して、ステップ608で
P−ASFフラグのセットを行う構成を図15のBに示
すと、Q−ASFフラグ記憶部38から1つのP系列毎
に8つのQ−ASFフラグの有無の情報(8ビット情
報)が、第2のルール判定部44に読出されると共に、
PCFフラグ記憶部35からこのP系列を構成する8ワ
ード分のPCFフラグの有無の情報(8ビット情報)
が、第2のルール判定部44に読出される。そして、こ
の第2のルール判定部44での判断に基づいて、P−A
SFフラグ記憶部37にフラグをセットさせる。このと
き、P−ASFフラグはP系列単位で付与されるフラグ
であるので、1ビットの情報をP−ASFフラグ記憶部
37に供給する。また、図14のフローチャートでは示
さなかったが、P−ASFフラグのセット時にPCFフ
ラグのリセットを行う場合(このようにリセットさせて
も良い)には、PCFフラグ記憶部35に対しリセット
信号を供給する。
【0110】このQ−ASFフラグのセットは、図16
のBに示すように、あるP系列が属する7ワードのいず
れかにPCFフラグがセットされ、そのPCFフラグが
セットされたワードが属するQ系列にQ−ASFフラグ
がセットされている情報を、そのP系列のP−ASFフ
ラグに反映させる処理である。
【0111】なお、このP−ASFフラグ,Q−ASF
フラグの操作時の探索の深さを一段としたのは、セーフ
情報が複数方向に分岐した場合に対処するためである。
即ち、例えば図17のAに示すように、破線で囲って示
すQ系列のQパリティが無操作で0になって、このQ系
列のセーフが確定してQ−ASFフラグがセットされた
とする。このとき、このQ系列にはPCFフラグがセッ
トされたワードが2ワード存在したとする(Pとして示
すワード)。
【0112】この場合には、上述した処理が行われるこ
とで、図17のBに示すように、このPCFフラグがセ
ットされたワードが属する2つのP系列に、P−ASF
フラグがセットされると共に、各PCFフラグがリセッ
トされる。そして、このP−ASFフラグがセットされ
た一方のP系列に、QCFフラグがセットされたワード
が1個存在し、他方のP系列にQCFフラグがセットさ
れたワードが2個存在したとする(Qとして示すワー
ド)。
【0113】このとき、図17のCに示すように、この
QCFフラグがセットされたワードが属する各Q系列
に、Q−ASFフラグがセットされると共に、それぞれ
のQCFフラグがリセットされる。
【0114】このように本例の処理を行った場合には、
セーフの確定情報であるPCFフラグやQ−ASFフラ
グのセットが複数方向に分岐する可能性がある。このよ
うな探索は、マイクロコードを用いた通常の処理では、
実現させるために複雑な構成を必要とするが、本例の場
合には、以下に示す処理にて簡単に実現している。
【0115】以下その処理について説明すると、本例の
場合にはパリティチェックを重視した誤り訂正処理を行
うために、P系列を1単位としてフラグ処理を行ってい
る。そのフラグ処理としては、P1系列を先頭として、
そこからデータの古い方向へ2ブロックおきにNブロッ
クを処理するとする。ここで、ワード単位につけられた
フラグは、そのP系列が読出されない限り参照できな
い。しかし、系列単位につけられたフラグは、Nビット
のシフトレジスタを用意してそれに格納して、1処理単
位毎に1ビットシフトするように構成すれば参照でき
る。
【0116】このように構成されたシフトレジスタのデ
ータを参照して処理することで、セーフ確定情報の複数
方向への伝達が可能になる。さらに、フラグ操作時にあ
るP系列が読出され、そのP系列に、 PCFフラグとQ−ASFフラグが並存するデータ QCFフラグとP−ASFフラグが並存するデータ が存在する場合を考える。
【0117】まず、のデータに関しては、このときP
CFフラグは1つのP系列に1ワードしか原理的に存在
し得ない(単一消失訂正であるので)。よって、このと
き発生するP−ASFフラグのセット情報の伝達は、現
在処理中の1系列分だけで良いことになる。また、の
データに関しては、1つのP系列に複数個存在し得る。
そのため、このとき発生するQ−ASFフラグのセット
情報の伝達は、1つのP系列分である7ワードに対応し
た7つのQ系列分が必要とされる。ここで、データのセ
ーフ情報の発生要件であるPCFフラグ,QCFフラ
グ,P−ASFフラグ,Q−ASFフラグの対応関係
は、以下の式〔数3〕,〔数4〕のようになる。
【0118】
【数3】
【0119】
【数4】
【0120】この式〔数3〕,〔数4〕より判るよう
に、ワード単位フラグの参照は、現在処理中の系列のも
のだけで良いことを原則とすることで、複数方向の分岐
に対処することができる。
【0121】次に、上述したP1処理,Q処理,P2処
理により誤り訂正処理が行われる状態の概要について説
明すると、上述したP1処理,Q処理,P2処理が行わ
れることで、結果として図18のフローチャートに示す
処理が行われたことになる。即ち、最初に各ワードでC
RCエラーがあるか否か判断され(ステップ301)、
その判断の結果CRCエラーがない場合には、パリティ
チェックが可能か否か判断され(ステップ302)、パ
リティチェックが可能である場合には、パリティチェッ
クが実行され(ステップ303)、そのチェックの結果
が正しいか否か判断し(ステップ304)、チェックの
結果が正しければ、正しいデータであるとする(ステッ
プ305)。
【0122】そして、ステップ301でCRCエラーが
ある場合には、そのエラーが訂正可能か否か判断され
(ステップ306)、訂正可能である場合には訂正処理
が行われ(ステップ307)、その後フラグ処理が行わ
れる(ステップ308)。そして、このフラグ処理で敗
者復活できる状態であるか否か判断し(ステップ30
9)、その状態であると判断したとき、正しいデータ
(セーフデータ)であると見なす(ステップ305)。
【0123】そして、敗者復活できる状態でないと判断
したとき、不確定データ(デッドデータ)として扱う
(ステップ310)。また、ステップ306で訂正不可
能であると判断したときには、誤ったデータ(バッドデ
ータ)として扱う(ステップ311)。
【0124】このように処理が行われるが、最終的に不
確定データと判断されたデータについては、そのデータ
を誤ったデータと見なす場合と、正しいデータと見なす
場合とがある。その判断としては、例えばこのデータを
再生した記録媒体の状態に基づいて行う。即ち、磁気テ
ープなどの記録媒体が、新しいもの(追記録が行われて
ないもの)の場合には、不確定データを正しいデータ
(セーフデータ)と見なす処理を行い、複数回同じ箇所
に記録が行われた記録媒体から再生したデータの場合に
は、消え残りデータである可能性があるとして、誤った
データとして扱う。
【0125】また、このように記録媒体の使用頻度の代
わりに、P1処理,Q処理,P2処理などでのエラーの
発生頻度を判断して、その判断したエラーの発生頻度が
基準値よりも高い場合には、誤ったデータとして扱い、
基準値よりも低い場合には、正しいデータとして扱うよ
うにしても良い。
【0126】なお、この誤ったデータとしての扱いとし
ては、例えばこのデータを使用せずに、他のデータで補
間するなどの処理が考えられる。
【0127】このようにして不確定データの判断を行
い、その不確定データの取扱いを、そのときの状態に応
じて決めることで、エラーが生じたデータが出力される
可能性を低減させることができると共に、消え残りエラ
ーを原因とする誤訂正によるノイズの発生を大幅に低減
させることができる。
【0128】ここで、不確定データの取扱いを、そのと
きの状態(モード)に応じて決める構成の一例を、図1
9に示す。まず、パリティ算出部40で算出された結果
に基づいて、消え残りデータの有無の情報を生成させ、
この消え残りデータの有無の情報をモード判定部60に
供給する。この消え残りデータの有無の情報の生成処理
については後述する。また、RAM30内のCRCフラ
グ記憶部33に記憶されたCRCフラグの情報を、モー
ド判定部60に供給する。このモード判定部60では、
供給される情報に基づいてモード判定処理を行い、デー
タの質を優先するモードと、データの量を優先するモー
ドのいずれかを判断する。そして、その判断した結果に
基づいて、モード切換部61でのモード切換を制御す
る。
【0129】このモード切換部61には、CRCフラグ
記憶部33と、DSFフラグ記憶部34と、P−ASF
フラグ記憶部37と、Q−ASFフラグ記憶部38とに
記憶されたフラグ情報が供給され、フラグ記憶部33か
らのCRCフラグ情報を、処理回路62に供給し、フラ
グ記憶部34,37,38からのDSFフラグ情報とP
−ASFフラグ情報とQ−ASFフラグ情報とを、処理
回路63に供給する。
【0130】処理回路62では、CRCフラグ記憶部3
3に記憶されたCRCフラグ情報をAとしたとき、この
CRCフラグ情報Aを反転させたフラグ情報Bを生成さ
せ、この反転されたフラグ情報(即ちCRCフラグが立
ってないワードの情報)を、モード切換部61内の切換
スイッチ64の一方の可動接点に供給する。また、処理
回路63では、DSFフラグ情報をA、P−ASFフラ
グ情報をB、Q−ASFフラグ情報をCとしたとき、
(A+B+C)の場合に立ち上がるフラグ情報Dを生成
させ、このフラグ情報(即ちデータセーフでP系列,Q
系列ともに正しさが証明された情報)を、切換スイッチ
64の他方の可動接点に供給する。
【0131】そしてモード判定部60で、データの量を
優先するモードと判断したとき、処理回路62が出力す
るフラグ情報を、正しいデータのフラグ情報として出力
端子65に供給させるように、切換スイッチ64の切換
を制御する。そしてモード判定部60で、データの質を
優先するモードと判断したとき、処理回路63が出力す
るフラグ情報を、正しいデータのフラグ情報として出力
端子65に供給させるように、切換スイッチ64の切換
を制御する。
【0132】そして、この誤り訂正装置が出力する再生
データを処理する後段の回路(図示せず)において、こ
の出力端子65から出力されるフラグ情報に基づいて、
正しいデータか否か判断し、正しいデータと判断された
データだけをデータ処理に使用させる。
【0133】ここで、モード判定部60でのモード判定
処理を、図20のフローチャートを参照して説明する
と、まずCRCフラグの状態(CRCフラグが立ってい
る数)を判断して、再生されるデータの状態がほぼ良好
であるか、或いは劣悪であるかの判断を行う(ステップ
321)。そして、データの状態がほぼ良好であると判
断したときには、消え残りエラーがあるか否か判断する
(ステップ322)。そして、消え残りエラーがあると
判断された場合には、データの質を優先するモードを設
定させる(ステップ323)。そして、ステップ321
でデータの状態が劣悪であると判断した場合と、ステッ
プ322で消え残りエラーが無いと判断された場合に
は、データの量を優先するモードを設定させる(ステッ
プ324)。
【0134】このように処理することで、正,誤が不確
定のデータに対する適切な処理が可能になる。
【0135】なお、記録媒体上に消え残ったデータによ
る誤ったデータが存在するか否かの判断としては、DS
Fフラグ,P−ASFフラグ,Q−ASFフラグのいず
れもセットされてないデータに関しては、例えCRCフ
ラグがセットされてなくても、消え残りデータであると
判断する。具体的には、P系列の場合において、P−A
SFフラグがセットされてなく、CRCフラグが1ワー
ドもセットされてなく、PCFフラグが1ワードもセッ
トされてなく、QCFフラグが1ワードもセットされて
なく、Q−ASFフラグ又はDSFフラグが6ワードだ
けセットされている(即ち1ワードだけセットされてな
い)とき、Q系列のDSFフラグがセットされてない1
ワードは、消え残りエラーであると判断する。
【0136】また、Q系列において、Q−ASFフラグ
がセットされてなく、CRCフラグが1ワードもセット
されてなく、PCFフラグが1ワードもセットされてな
く、QCFフラグが1ワードもセットされてなく、P−
ASFフラグ又はDSFフラグが7ワードだけセットさ
れている(即ち1ワードだけセットされてない)とき、
P系列のDSFフラグがセットされてない1ワードは、
消え残りエラーであると判断する。
【0137】ここで、消え残りデータの判別処理を、図
21のフローチャートを参照して説明する。ここではP
系列の処理を示し、まずPパリティの算出を行う(ステ
ップ371)。そして、この算出でパリティチェックが
可能か否か判断する(ステップ372)。そして、パリ
ティチェックが可能である場合には、そのパリティチェ
ックの結果が正しいか否か判断する(ステップ37
3)。そして、パリティチェックの結果が正しくない場
合には、上述した第3のルールが成立するか否か判断す
る(ステップ374)。なお、この第3のルールの判断
とは、同じP系列の他のワードのデータのセーフが確定
して、消え残りデータが確定できるか否かの判断であ
る。
【0138】そして、ステップ374で第3のルールが
成立する場合には、P系列での訂正及びパリティ操作を
行う(ステップ375)。なお、ステップ372でパリ
ティチェックができないと判断したときと、ステップ3
73でパリティチェックの結果が正しいと判断したとき
には、消え残りデータの検出処理を終了して、他の処理
に移る。そして、ステップ375で訂正及びパリティ操
作をした後に、P−ASFフラグをセットして、このP
系列の正しさが証明されたフラグを立てる(ステップ3
76)。そして、計算されたパリティを格納する(ステ
ップ377)。なお、ステップ374で第3のルールが
成立しない場合には、直接ステップ377に移って、パ
リティを格納させる。
【0139】このような処理で消え残りデータであると
判断したときには、その消え残り情報を、上述したモー
ド判定部60に供給すると共に、強制的にCRCフラグ
をセットさせて、消え残りデータによる誤処理を防止さ
せる。
【0140】次に、本例のフラグ操作によるデータセー
フの判定処理状態を、図22のフローチャートを参照し
て説明する。
【0141】この図22の例は、P系列の訂正を行う場
合のフラグ処理例で、このフラグ処理はP2処理の前に
行われるフラグ処理の内で、データセーフの判定に関し
た処理だけを示す。まず、誤訂正が検出されたP系列の
パリティを読出す(ステップ331)。このとき、Q訂
正により消え残りデータは訂正され、かつそのデータを
含むPパリティ(このパリティ)は修正されている。そ
して、訂正動作を行う前に、PCFフラグ(このデータ
が過去にP系列で訂正されたことを示すフラグ)がセッ
トされているワードは、このワードを含むQ系列のパリ
ティに含まれているので修正する(ステップ332)。
そして、P系列パリティに基づいた修正動作を実行する
(ステップ333)。そして、訂正された新しいデータ
で、そのデータを含むQ系列パリティを修正する(ステ
ップ334)。
【0142】そして、この修正されたQ系列パリティが
正しいか否かチェックする(ステップ335)。ここ
で、Q系列パリティのチェックの結果が正しければ、こ
のデータを含むQ系列とP系列のセーフが確定し、Q−
ASFフラグのセット(ステップ336)と、P−AS
Fフラグのセット(ステップ337)と、PCFフラグ
のリセット(ステップ338)とを行い、修正されたパ
リティを格納させて(ステップ339)、データセーフ
の判定処理を終了する。また、ステップ335でパリテ
ィチェックの結果が正しくなれば、ステップ339のパ
リティの格納だけを行って終了する。
【0143】このようにしてデータセーフの判定を行
い、その判定とデータの訂正動作とを分けて行うこと
で、効率の良い誤り訂正のデータ処理ができる。即ち、
本例の場合には、〔P1処理→Q処理→P系列のフラグ
処理→P2処理〕を行うようにしたことで、データに直
接関係しないフラグ操作を分離・独立させることがで
き、誤り訂正の処理効率が向上する。具体的には、デー
タ操作(P1処理,Q処理,,P2処理)とフラグ操作
(フラグ処理)とを分離・独立させて、データ操作時に
発生する情報はその場でフラグに反映させ、フラグ操作
時にはフラグ群のみに基づいて行うので、処理の自由度
が向上し、誤り訂正の処理効率を向上させることができ
る。
【0144】
【発明の効果】本発明の誤り訂正装置によると、正しい
データであることの情報を、もれなくフラグ化して伝え
ることができ、例えば一方の系列の処理時に得た正しい
データであることを示すフラグを使用して、他方の系列
の処理時に、適正な誤り訂正処理ができ、誤り訂正処理
能力の高い誤り訂正装置が得られる。
【0145】また本発明の誤り訂正方法によると、正し
いデータであることの情報を、もれなくフラグ化して伝
えることができ、例えば一方の系列の処理時に得た正し
いデータであることを示すフラグを使用して、他方の系
列の処理時に、適正な誤り訂正処理ができ、誤り訂正処
理効率の高い誤り訂正方法が得られる。
【0146】この場合、他方の系列の全てのデータか正
しいことを示すフラグのセット時に、データが過去に他
方の系列で訂正されたことを示すフラグのリセットを行
うようにしたことで、正しいデータであることを示すセ
ーフ情報だけが後段の処理に正しく伝わり、良好に訂正
処理できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による誤り訂正が行われる処
理回路を示す構成図である。
【図2】一実施例のフラグのセット/リセットを行う構
成を示す構成図である。
【図3】誤り訂正を行うデータの配置例を示す説明図で
ある。
【図4】一実施例で第1のルールを適用した処理例(P
系列)を示す説明図である。
【図5】一実施例で第1のルールを適用した処理例(Q
系列)を示す説明図である。
【図6】一実施例で第2のルールを適用した処理例(P
系列)を示す説明図である。
【図7】一実施例で第2のルールを適用した処理例(Q
系列)を示す説明図である。
【図8】一実施例で第3のルールを適用した処理例(P
系列)を示す説明図である。
【図9】一実施例で第3のルールを適用した処理例(Q
系列)を示す説明図である。
【図10】一実施例によるP1系列の訂正処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】一実施例によるQ系列の訂正処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】一実施例によるP系列でのフラグ処理を示す
フローチャートである。
【図13】一実施例によるP2系列の訂正処理を示すフ
ローチャートである。
【図14】一実施例によるセーフ情報処理を示すフロー
チャートである。
【図15】一実施例によるセーフ情報に関連したフラグ
操作構成を示す説明図である。
【図16】一実施例によるセーフ情報のフラグ操作状態
を示す説明図である。
【図17】一実施例によるセーフ情報のフラグ操作例
(セーフ情報が複数に分岐した例)を示す説明図であ
る。
【図18】一実施例による正,誤,不確定の判定処理を
示すフローチャートである。
【図19】一実施例によるモードに基づいた制御処理を
示す構成図である。
【図20】一実施例によるモード設定処理を示すフロー
チャートである。
【図21】一実施例による消え残りデータの判定処理を
示すフローチャートである。
【図22】一実施例によるデータセーフの判定処理を示
すフローチャートである。
【図23】従来の単一消失訂正処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 データ入力端子、2 CRCフラグ入力端子、23
データデインターリーブ処理部、24 フラグデイン
ターリーブ処理部、30 RAM、31 データ記憶
部、32 パリティ記憶部、33 CRCフラグ記憶
部、34 DSFフラグ記憶部、35 PCFフラグ記
憶部、36 QCFフラグ記憶部、37 P−ASFフ
ラグ記憶部、38 Q−ASFフラグ記憶部、39 B
−QCFフラグ記憶部、40 パリティ算出部、41
CRCフラグ判定部、42 P系列の第3のルール判定
部、43 Q系列の第3のルール判定部、44 P系列
の第2のルール判定部、45 Q系列の第2のルール判
定部、46 P系列の誤訂正検出部、47 Q系列の誤
訂正検出部、51,52,53,54,55,56,5
7 フラグセット/リセット部、60 モード判定部、
61 モード切換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 G11B 20/18 572G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方及び他方の系列にパリティが付加さ
    れたデータに対して、単一消失訂正処理を行う誤り訂正
    装置において、 データが過去に一方の系列で訂正されたことを示すフラ
    グと、データが過去に他方の系列で訂正されたことを示
    すフラグと、一方の系列の全てのデータが正しいことを
    示すフラグと、他方の系列の全てのデータか正しいこと
    を示すフラグとを付加するフラグ処理部と、 データの状態判別部とを備え、 上記状態判別部は、 一方の系列のパリティが正しいとき、その系列に一方の
    系列の全てのデータが正しいことを示すフラグを上記フ
    ラグ処理部でセットさせ、 データ中に過去に一方の系列で訂正されたことを示すフ
    ラグと、そのデータを含む他方の系列に、他方の系列の
    全てのデータが正しいことを示すフラグとが同時に存在
    する場合、過去に一方の系列で訂正されたことを示すフ
    ラグを含む系列に、一方の系列の全てのデータが正しい
    ことを示すフラグを上記フラグ処理部でセットさせ、 (一方の系列のワード数)−1のデータが全て正しく、
    そのデータを用いて残りの1ワードを訂正したとき、一
    方の系列の全てのデータが正しいことを示すフラグを上
    記フラグ処理部でセットさせるようにした誤り訂正装
    置。
  2. 【請求項2】 一方及び他方の系列にパリティが付加さ
    れたデータに対して、単一消失訂正処理を行う誤り訂正
    方法において、 データが過去に一方の系列で訂正されたことを示す第1
    のフラグと、 データが過去に他方の系列で訂正されたことを示す第2
    のフラグと、 一方の系列の全てのデータが正しいことを示す第3のフ
    ラグと、 他方の系列の全てのデータか正しいことを示す第4のフ
    ラグとを用意し、 一方の系列のデータに対し、この系列の全てのデータが
    正しいことを示す第3のフラグと、この一方の系列の各
    データを含む他方の系列で、データが過去に他方の系列
    で訂正されたことを示す第2のフラグがセットされてい
    るか判断する第1の判断工程と、 該第1の判断工程で第3のフラグがセットされていない
    場合に、過去に一方の系列で訂正されたことを示す第1
    のフラグと、この一方の系列の各データを含む他方の系
    列で、他方の系列の全てのデータか正しいことを示す第
    4のフラグがセットされているか判断する第2の判断工
    程と、 上記第1の判断工程で第2,第3のフラグが共にセット
    されている場合に、上記第4のフラグをセットさせる第
    1のフラグ操作工程と、 上記第2の判断工程で第1,第4のフラグが共にセット
    されている場合に、上記第3のフラグをセットさせる第
    2のフラグ操作工程とを有する誤り訂正方法。
  3. 【請求項3】 上記第1のフラグ操作工程で上記第4の
    フラグのセットと共に上記第2のフラグのリセットを行
    うようにした請求項2記載の誤り訂正方法。
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