JPH09294373A - 絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路 - Google Patents
絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路Info
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- JPH09294373A JPH09294373A JP10489296A JP10489296A JPH09294373A JP H09294373 A JPH09294373 A JP H09294373A JP 10489296 A JP10489296 A JP 10489296A JP 10489296 A JP10489296 A JP 10489296A JP H09294373 A JPH09294373 A JP H09294373A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】絶縁形交流/直流変換装置へ入力する交流電源
の周波数が高くても、整流回路を保護するスナバ回路が
発生する損失を抑制できるようにすることにある。 【解決手段】変圧器10の二次巻線12,13のそれぞ
れに全波整流回路20,30を接続し、両整流回路20
と30の直流側を平滑リアクトル4を介して直列接続
し、この直列回路に平滑コンデンサ5を接続する。第1
全波整流回路20に付属する第1スナバ回路25は第1
スナバ抵抗28を介して平滑コンデンサ5の負極側に接
続され、第2全波整流回路30に付属する第2スナバ回
路35は第2スナバ抵抗38を介して平滑コンデンサ5
の正極側に接続される。二次巻線12と13の巻数比を
1程度とし、交流電源1の通流率を合計50%以上にす
れば、平滑コンデンサ5の電圧は第1全波整流回路2
0,30の直流側電圧振幅値よりも高くなるから、各ス
ナバコンデンサ26,36は前記各スナバ抵抗28,3
8を介してクランプされ、放電阻止形のクランプ式スナ
バ回路が得られる。
の周波数が高くても、整流回路を保護するスナバ回路が
発生する損失を抑制できるようにすることにある。 【解決手段】変圧器10の二次巻線12,13のそれぞ
れに全波整流回路20,30を接続し、両整流回路20
と30の直流側を平滑リアクトル4を介して直列接続
し、この直列回路に平滑コンデンサ5を接続する。第1
全波整流回路20に付属する第1スナバ回路25は第1
スナバ抵抗28を介して平滑コンデンサ5の負極側に接
続され、第2全波整流回路30に付属する第2スナバ回
路35は第2スナバ抵抗38を介して平滑コンデンサ5
の正極側に接続される。二次巻線12と13の巻数比を
1程度とし、交流電源1の通流率を合計50%以上にす
れば、平滑コンデンサ5の電圧は第1全波整流回路2
0,30の直流側電圧振幅値よりも高くなるから、各ス
ナバコンデンサ26,36は前記各スナバ抵抗28,3
8を介してクランプされ、放電阻止形のクランプ式スナ
バ回路が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全波整流器を使
って交流電源とは絶縁された直流電力を得る際の前記全
波整流器を保護する絶縁形交流/直流変換装置のスナバ
回路に関する。
って交流電源とは絶縁された直流電力を得る際の前記全
波整流器を保護する絶縁形交流/直流変換装置のスナバ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は交流側とは絶縁された直流電力を
出力する絶縁形交流/直流変換装置の従来例を示した回
路図である。この図2の従来例回路に図示のように、従
来は一次巻線とは絶縁された二次巻線を有する変圧器2
の前記一次巻線に交流電源1を接続し、半導体素子をフ
ルブリッジ接続して構成した全波整流回路3を前記二次
巻線に接続する。なお、変圧器2には漏れインダクタン
ス8が存在する。また、全波整流回路3を構成する半導
体素子としてはサイリスタやトランジスタなどもある
が、ダイオードならば制御回路が不要で構造が単純で低
価格の整流回路を構成できるので、以下ではダイオード
を使用した場合について説明する。
出力する絶縁形交流/直流変換装置の従来例を示した回
路図である。この図2の従来例回路に図示のように、従
来は一次巻線とは絶縁された二次巻線を有する変圧器2
の前記一次巻線に交流電源1を接続し、半導体素子をフ
ルブリッジ接続して構成した全波整流回路3を前記二次
巻線に接続する。なお、変圧器2には漏れインダクタン
ス8が存在する。また、全波整流回路3を構成する半導
体素子としてはサイリスタやトランジスタなどもある
が、ダイオードならば制御回路が不要で構造が単純で低
価格の整流回路を構成できるので、以下ではダイオード
を使用した場合について説明する。
【0003】交流電力を全波整流回路3で整流して得ら
れる直流電力にはリップル分が含まれているので、全波
整流回路3の直流側には平滑リアクトル4と平滑コンデ
ンサ5とでなる平滑回路を設けてこのリップル分を除去
し、平滑された直流電力を直流負荷6へ供給する。例え
ば全波整流回路3を構成しているダイオード3Uとダイ
オード3Yとが導通して直流負荷6へ電力を供給しいる
ときに、交流電源1の極性が反転してダイオード3Vと
ダイオード3Xとが導通となる転流時(またはダイオー
ド3Vとダイオード3Xとの導通からダイオード3Uと
ダイオード3Yとの導通となる転流時)に発生するダイ
オードのリカバリー電流により、前記の漏れインダクタ
ンス8にエネルギーが蓄えられる。このエネルギーがス
イッチング時のサージ電圧となって全波整流回路3を構
成する各ダイオードを破壊する恐れがある。そこでこの
スイッチングサージ電圧に耐えられるように高耐電圧特
性のダイオードを選定すると、このダイオードが大形・
高価になり、装置全体が大形化・高価格化する不都合が
ある。そこで全波整流回路3の直流出力側と前述した平
滑回路との間にRCスナバ回路7を設置することで、前
記のスイッチングサージ電圧の吸収を図っている。
れる直流電力にはリップル分が含まれているので、全波
整流回路3の直流側には平滑リアクトル4と平滑コンデ
ンサ5とでなる平滑回路を設けてこのリップル分を除去
し、平滑された直流電力を直流負荷6へ供給する。例え
ば全波整流回路3を構成しているダイオード3Uとダイ
オード3Yとが導通して直流負荷6へ電力を供給しいる
ときに、交流電源1の極性が反転してダイオード3Vと
ダイオード3Xとが導通となる転流時(またはダイオー
ド3Vとダイオード3Xとの導通からダイオード3Uと
ダイオード3Yとの導通となる転流時)に発生するダイ
オードのリカバリー電流により、前記の漏れインダクタ
ンス8にエネルギーが蓄えられる。このエネルギーがス
イッチング時のサージ電圧となって全波整流回路3を構
成する各ダイオードを破壊する恐れがある。そこでこの
スイッチングサージ電圧に耐えられるように高耐電圧特
性のダイオードを選定すると、このダイオードが大形・
高価になり、装置全体が大形化・高価格化する不都合が
ある。そこで全波整流回路3の直流出力側と前述した平
滑回路との間にRCスナバ回路7を設置することで、前
記のスイッチングサージ電圧の吸収を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで図2の従来例
回路では、平滑コンデンサ5の電圧は全波整流回路3の
直流側電圧振幅値よりも低くなり、常にこの直流側電圧
振幅値よりも安定して高い電位点は存在しない。そのた
め図2に図示の従来例回路では適当なクランプ先が無い
ので、放電阻止形のクランプ式スナバ回路を採用するの
は困難であり、図示している充放電形のRCスナバ回路
7を使用せざるを得ない。このRCスナバ回路7は単純
な構成であるが発生損失が大きい欠点がある。RCスナ
バ回路7を構成しているスナバコンデンサ7Cの静電容
量をCS ,交流電源1の電圧振幅値をVP ,交流電源1
の周波数をfとすると、RCスナバ回路7での発生損失
PSは下記の数式1で表される。
回路では、平滑コンデンサ5の電圧は全波整流回路3の
直流側電圧振幅値よりも低くなり、常にこの直流側電圧
振幅値よりも安定して高い電位点は存在しない。そのた
め図2に図示の従来例回路では適当なクランプ先が無い
ので、放電阻止形のクランプ式スナバ回路を採用するの
は困難であり、図示している充放電形のRCスナバ回路
7を使用せざるを得ない。このRCスナバ回路7は単純
な構成であるが発生損失が大きい欠点がある。RCスナ
バ回路7を構成しているスナバコンデンサ7Cの静電容
量をCS ,交流電源1の電圧振幅値をVP ,交流電源1
の周波数をfとすると、RCスナバ回路7での発生損失
PSは下記の数式1で表される。
【0005】
【数1】PS ≧CS ・VP 2 ・f 交流電源1の周波数を高くすれば交流電源1と直流側と
を絶縁するための変圧器2を小形・軽量にできるので、
装置全体を小形化が可能になるから、交流電力の周波数
は極力高くしたいが、数式1に示すようにRCスナバ回
路7での損失は周波数に比例して大きくなり、この損失
に伴う発熱の処理のために装置が大形化する不都合があ
るし、装置の効率が低下する不具合も生じる。
を絶縁するための変圧器2を小形・軽量にできるので、
装置全体を小形化が可能になるから、交流電力の周波数
は極力高くしたいが、数式1に示すようにRCスナバ回
路7での損失は周波数に比例して大きくなり、この損失
に伴う発熱の処理のために装置が大形化する不都合があ
るし、装置の効率が低下する不具合も生じる。
【0006】そこでこの発明の目的は、絶縁形交流/直
流変換装置へ入力する交流電源の周波数が高くても、整
流回路を保護するスナバ回路が発生する損失を抑制でき
るようにすることにある。
流変換装置へ入力する交流電源の周波数が高くても、整
流回路を保護するスナバ回路が発生する損失を抑制でき
るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路
は、相互に絶縁された1つの一次巻線と2つの二次巻線
とを備えている変圧器の前記一次巻線に交流電源を接続
し、半導体素子のフルブリッジ接続でなる第1全波整流
回路を一方の二次巻線に接続し、この第1全波整流回路
と同じ構成の第2全波整流回路を他方の二次巻線に接続
し、第1全波整流回路の負極側と第2全波整流回路の正
極側とを平滑リアクトルを介して接続し、第1全波整流
回路の正極側と第2全波整流回路の負極側との間に平滑
コンデンサを接続し、直流負荷をこの平滑コンデンサに
並列に接続し、第1スナバコンデンサと第1スナバダイ
オードとの直列回路を前記第1全波整流回路の正極側と
負極側との間に接続し、この第1スナバコンデンサと第
1スナバダイオードの結合点と前記平滑コンデンサの負
極側とを第1スナバ抵抗を介して接続することで、当該
第1スナバコンデンサの電圧を平滑コンデンサの電圧に
クランプし、第2スナバコンデンサと第2スナバダイオ
ードとの直列回路を前記第2全波整流回路の正極側と負
極側との間に接続し、この第2スナバコンデンサと第2
スナバダイオードの結合点と前記平滑コンデンサの正極
側とを第2スナバ抵抗を介して接続することで、当該第
2スナバコンデンサの電圧を平滑コンデンサの電圧にク
ランプする。
めにこの発明の絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路
は、相互に絶縁された1つの一次巻線と2つの二次巻線
とを備えている変圧器の前記一次巻線に交流電源を接続
し、半導体素子のフルブリッジ接続でなる第1全波整流
回路を一方の二次巻線に接続し、この第1全波整流回路
と同じ構成の第2全波整流回路を他方の二次巻線に接続
し、第1全波整流回路の負極側と第2全波整流回路の正
極側とを平滑リアクトルを介して接続し、第1全波整流
回路の正極側と第2全波整流回路の負極側との間に平滑
コンデンサを接続し、直流負荷をこの平滑コンデンサに
並列に接続し、第1スナバコンデンサと第1スナバダイ
オードとの直列回路を前記第1全波整流回路の正極側と
負極側との間に接続し、この第1スナバコンデンサと第
1スナバダイオードの結合点と前記平滑コンデンサの負
極側とを第1スナバ抵抗を介して接続することで、当該
第1スナバコンデンサの電圧を平滑コンデンサの電圧に
クランプし、第2スナバコンデンサと第2スナバダイオ
ードとの直列回路を前記第2全波整流回路の正極側と負
極側との間に接続し、この第2スナバコンデンサと第2
スナバダイオードの結合点と前記平滑コンデンサの正極
側とを第2スナバ抵抗を介して接続することで、当該第
2スナバコンデンサの電圧を平滑コンデンサの電圧にク
ランプする。
【0008】前記交流電源が出力する交流波形は、正極
性パルスと負極性パルスとの合計が50%以上の導通率
で交互に繰り返される波形にすることにより、平滑コン
デンサの電圧を前記第1全波整流回路または第2全波整
流回路の直流出力側電圧振幅値よりも高くする。
性パルスと負極性パルスとの合計が50%以上の導通率
で交互に繰り返される波形にすることにより、平滑コン
デンサの電圧を前記第1全波整流回路または第2全波整
流回路の直流出力側電圧振幅値よりも高くする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を表した回
路図である。この実施例回路における交流電源1は2つ
の二次巻線12と13とを備えた変圧器10の一次巻線
11に接続されるが、これら3つの巻線は相互に絶縁さ
れている。この二次巻線12には漏れインダクタンス1
4があり、二次巻線13には漏れインダクタンス15が
ある。変圧器10の一方の二次巻線12には、半導体素
子としてのダイオードをフルブリッジ接続した第1全波
整流回路20を接続し、他方の二次巻線13も同じ構成
の第2全波整流回路30を接続する。第1全波整流回路
20の負極側と第2全波整流回路30の正極側とは平滑
リアクトル4を介して接続する。更に第1全波整流回路
20の正極側と第2全波整流回路30の負極側との間に
は平滑コンデンサ5を接続する。出力する直流電力に含
まれるリップル分は、これら平滑リアクトル4と平滑コ
ンデンサ5とにより除去されるから、平滑コンデンサ5
に並列に接続されている直流負荷6へは平滑された直流
電力が与えられる。
路図である。この実施例回路における交流電源1は2つ
の二次巻線12と13とを備えた変圧器10の一次巻線
11に接続されるが、これら3つの巻線は相互に絶縁さ
れている。この二次巻線12には漏れインダクタンス1
4があり、二次巻線13には漏れインダクタンス15が
ある。変圧器10の一方の二次巻線12には、半導体素
子としてのダイオードをフルブリッジ接続した第1全波
整流回路20を接続し、他方の二次巻線13も同じ構成
の第2全波整流回路30を接続する。第1全波整流回路
20の負極側と第2全波整流回路30の正極側とは平滑
リアクトル4を介して接続する。更に第1全波整流回路
20の正極側と第2全波整流回路30の負極側との間に
は平滑コンデンサ5を接続する。出力する直流電力に含
まれるリップル分は、これら平滑リアクトル4と平滑コ
ンデンサ5とにより除去されるから、平滑コンデンサ5
に並列に接続されている直流負荷6へは平滑された直流
電力が与えられる。
【0010】第1スナバコンデンサ26と第1スナバダ
イオード27との直列回路を前記の第1全波整流回路2
0の正極側と負極側との間に接続し、これら第1スナバ
コンデンサ26と第1スナバダイオード27との結合点
には第1スナバ抵抗28の一端を接続し、その他端は前
記平滑コンデンサ5の負極側に接続するが、これら第1
スナバコンデンサ26,第1スナバダイオード27およ
び第1スナバ抵抗28とで第1スナバ回路25を構成す
る。同様に、第2スナバコンデンサ36と第2スナバダ
イオード37との直列回路を前記第2全波整流回路30
の正極側と負極側との間に接続し、これら第2スナバコ
ンデンサ36と第2スナバダイオード37との結合点に
接続した第2スナバ抵抗38の他端を平滑コンデンサ5
の正極側に接続するが、これら第2スナバコンデンサ3
6,第2スナバダイオード37および第2スナバ抵抗3
8とで第2スナバ回路35を構成する。
イオード27との直列回路を前記の第1全波整流回路2
0の正極側と負極側との間に接続し、これら第1スナバ
コンデンサ26と第1スナバダイオード27との結合点
には第1スナバ抵抗28の一端を接続し、その他端は前
記平滑コンデンサ5の負極側に接続するが、これら第1
スナバコンデンサ26,第1スナバダイオード27およ
び第1スナバ抵抗28とで第1スナバ回路25を構成す
る。同様に、第2スナバコンデンサ36と第2スナバダ
イオード37との直列回路を前記第2全波整流回路30
の正極側と負極側との間に接続し、これら第2スナバコ
ンデンサ36と第2スナバダイオード37との結合点に
接続した第2スナバ抵抗38の他端を平滑コンデンサ5
の正極側に接続するが、これら第2スナバコンデンサ3
6,第2スナバダイオード37および第2スナバ抵抗3
8とで第2スナバ回路35を構成する。
【0011】交流電源1からの交流電力は変圧器10で
絶縁されたのち、第1全波整流回路20と第2全波整流
回路30とにより直流電力に変換されるが、この直流電
力は平滑リアクトル4と平滑コンデンサ5とにより平滑
されて直流負荷6へ与えられる。ここで交流電源1の極
性が反転する際に、第1全波整流回路20ではダイオー
ド21と24,又はダイオード22と23の転流・リカ
バリー動作に伴って、変圧器10の漏れインダクタンス
14に蓄えられたエネルギーは、漏れインダクタンス1
4→ダイオード21→第1スナバコンデンサ26→第1
スナバダイオード27→ダイオード24→二次巻線12
(または漏れインダクタンス14→ダイオード22→第
1スナバコンデンサ26→第1スナバダイオード27→
ダイオード23→二次巻線12)の経路で第1スナバコ
ンデンサ26へ吸収されるから、スイッチングサージ電
圧は当該第1スナバコンデンサ26の電圧に制限され、
第1全波整流回路20を保護する。この第1スナバコン
デンサ26の電圧は、第1スナバ抵抗28を介して平滑
コンデンサ5の電圧にクランプされる。第2全波整流回
路30と第2スナバ回路35の動作も前記と同様であっ
て、第2スナバコンデンサ36の電圧は第2スナバ抵抗
38を介して平滑コンデンサ5の電圧にクランプされ
る。
絶縁されたのち、第1全波整流回路20と第2全波整流
回路30とにより直流電力に変換されるが、この直流電
力は平滑リアクトル4と平滑コンデンサ5とにより平滑
されて直流負荷6へ与えられる。ここで交流電源1の極
性が反転する際に、第1全波整流回路20ではダイオー
ド21と24,又はダイオード22と23の転流・リカ
バリー動作に伴って、変圧器10の漏れインダクタンス
14に蓄えられたエネルギーは、漏れインダクタンス1
4→ダイオード21→第1スナバコンデンサ26→第1
スナバダイオード27→ダイオード24→二次巻線12
(または漏れインダクタンス14→ダイオード22→第
1スナバコンデンサ26→第1スナバダイオード27→
ダイオード23→二次巻線12)の経路で第1スナバコ
ンデンサ26へ吸収されるから、スイッチングサージ電
圧は当該第1スナバコンデンサ26の電圧に制限され、
第1全波整流回路20を保護する。この第1スナバコン
デンサ26の電圧は、第1スナバ抵抗28を介して平滑
コンデンサ5の電圧にクランプされる。第2全波整流回
路30と第2スナバ回路35の動作も前記と同様であっ
て、第2スナバコンデンサ36の電圧は第2スナバ抵抗
38を介して平滑コンデンサ5の電圧にクランプされ
る。
【0012】交流電源1が出力する交流電力の周波数が
高ければ、変圧器10を小形化・軽量化できることは既
に述べた。そこで、例えば正極性パルスと負極性パルス
とを高頻度で交互に出力させることで、交流電源1が高
周波交流電力を出力できるようにして、前記パルスの通
流率が合計50%以上で、且つ二次巻線12と二次巻線
13との巻数比を1程度にするならば、平滑コンデンサ
5の電圧は常に第1全波整流回路20の直流側電圧振幅
値または第2全波整流回路30の直流側電圧振幅値より
も高くなる。よって第1スナバ回路25または第2スナ
バ回路35へ流入するエネルギーは、第1全波整流回路
20または第2全波整流回路30を構成するダイオード
がスイッチングする際に漏れインダクタンス14または
漏れインダクタンス15に蓄えられたエネルギーだけと
なる。即ち第1スナバ回路25または第2スナバ回路3
5は余分な損失を生じない放電阻止形のクランプ式スナ
バ回路を実現することになる。
高ければ、変圧器10を小形化・軽量化できることは既
に述べた。そこで、例えば正極性パルスと負極性パルス
とを高頻度で交互に出力させることで、交流電源1が高
周波交流電力を出力できるようにして、前記パルスの通
流率が合計50%以上で、且つ二次巻線12と二次巻線
13との巻数比を1程度にするならば、平滑コンデンサ
5の電圧は常に第1全波整流回路20の直流側電圧振幅
値または第2全波整流回路30の直流側電圧振幅値より
も高くなる。よって第1スナバ回路25または第2スナ
バ回路35へ流入するエネルギーは、第1全波整流回路
20または第2全波整流回路30を構成するダイオード
がスイッチングする際に漏れインダクタンス14または
漏れインダクタンス15に蓄えられたエネルギーだけと
なる。即ち第1スナバ回路25または第2スナバ回路3
5は余分な損失を生じない放電阻止形のクランプ式スナ
バ回路を実現することになる。
【0013】
【発明の効果】従来の絶縁形交流/直流変換装置では、
全波整流回路の直流出力側に設置するスナバ回路のコン
デンサをクランプする適切な電位点が存在しないため
に、このスナバ回路での損失が大きくなる欠点があった
が、本発明では変圧器二次巻線を2組にしてそれぞれに
全波整流回路を接続する回路構成にすることで、当該全
波整流回路の保護に放電阻止形のクランプ式スナバ回路
を採用できる。放電阻止形のクランプ式スナバ回路を使
用すれば、交流電源の周波数を高くしてもスナバ回路で
の損失は大きくならないので、高周波数化による装置の
小形化、スナバ回路の損失低減による装置の小形化、装
置の効率が向上するなどの効果が得られる。また、半導
体素子の耐電圧性能には限界があるから、直流側電圧が
高くなれば整流器を多重化する必要があり、本発明を適
用することによって得られる装置の小形化効果や低損失
化効果は更に大きくなる。
全波整流回路の直流出力側に設置するスナバ回路のコン
デンサをクランプする適切な電位点が存在しないため
に、このスナバ回路での損失が大きくなる欠点があった
が、本発明では変圧器二次巻線を2組にしてそれぞれに
全波整流回路を接続する回路構成にすることで、当該全
波整流回路の保護に放電阻止形のクランプ式スナバ回路
を採用できる。放電阻止形のクランプ式スナバ回路を使
用すれば、交流電源の周波数を高くしてもスナバ回路で
の損失は大きくならないので、高周波数化による装置の
小形化、スナバ回路の損失低減による装置の小形化、装
置の効率が向上するなどの効果が得られる。また、半導
体素子の耐電圧性能には限界があるから、直流側電圧が
高くなれば整流器を多重化する必要があり、本発明を適
用することによって得られる装置の小形化効果や低損失
化効果は更に大きくなる。
【図1】本発明の実施例を表した回路図
【図2】交流側とは絶縁された直流電力を出力する絶縁
形交流/直流変換装置の従来例を示した回路図
形交流/直流変換装置の従来例を示した回路図
1 交流電源 2,10 変圧器 3 全波整流回路 4 平滑リアクトル 5 平滑コンデンサ 6 直流負荷 7 RCスナバ回路 7C スナバコンデンサ 7R スナバ抵抗 8,14,15 漏れインダクタンス 11 一次巻線 12,13 二次巻線 20 第1全波整流回路 25 第1スナバ回路 26 第1スナバコンデンサ 27 第1スナバダイオード 28 第1スナバ抵抗 30 第2全波整流回路 35 第2スナバ回路 36 第2スナバコンデンサ 37 第2スナバダイオード 38 第2スナバ抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/10 8726−5H H02M 7/10 Z
Claims (2)
- 【請求項1】相互に絶縁された1つの一次巻線と2つの
二次巻線とを備えている変圧器の前記一次巻線に交流電
源を接続し、半導体素子のフルブリッジ接続でなる第1
全波整流回路を一方の二次巻線に接続し、この第1全波
整流回路と同じ構成の第2全波整流回路を他方の二次巻
線に接続し、第1全波整流回路の負極側と第2全波整流
回路の正極側とを平滑リアクトルを介して接続し、第1
全波整流回路の正極側と第2全波整流回路の負極側との
間に平滑コンデンサを接続し、直流負荷をこの平滑コン
デンサに並列に接続し、第1スナバコンデンサと第1ス
ナバダイオードとの直列回路を前記第1全波整流回路の
正極側と負極側との間に接続し、この第1スナバコンデ
ンサと第1スナバダイオードの結合点と前記平滑コンデ
ンサの負極側とを第1スナバ抵抗を介して接続し、第2
スナバコンデンサと第2スナバダイオードとの直列回路
を前記第2全波整流回路の正極側と負極側との間に接続
し、この第2スナバコンデンサと第2スナバダイオード
の結合点と前記平滑コンデンサの正極側とを第2スナバ
抵抗を介して接続することを特徴とする絶縁形交流/直
流変換装置のスナバ回路。 - 【請求項2】請求項1に記載の絶縁形交流/直流変換装
置のスナバ回路において、前記交流電源が出力する交流
波形は、正極性パルスと負極性パルスとが合計50%以
上の通流率で交互に繰り返される波形とすることを特徴
とする絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10489296A JPH09294373A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10489296A JPH09294373A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294373A true JPH09294373A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14392821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10489296A Pending JPH09294373A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 絶縁形交流/直流変換装置のスナバ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09294373A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006271076A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Electric Systems Co Ltd | Dc/dcコンバータ |
| CN107613611A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-19 | 周安平 | 交流、直流自动切换led灯 |
| JP2020120578A (ja) * | 2016-04-04 | 2020-08-06 | 東芝キヤリア株式会社 | 電源装置 |
| CN112219346A (zh) * | 2018-04-11 | 2021-01-12 | 航天喷气发动机洛克达因股份有限公司 | 包括再循环缓冲器的功率转换器 |
| JPWO2022244087A1 (ja) * | 2021-05-18 | 2022-11-24 | ||
| WO2026069951A1 (ja) * | 2024-09-24 | 2026-04-02 | 株式会社村田製作所 | 電力変換装置及び電力変換装置のプログラム |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP10489296A patent/JPH09294373A/ja active Pending
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| CN107613611B (zh) * | 2017-09-28 | 2023-10-27 | 周安平 | 交流、直流自动切换led灯 |
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