JPH09295278A - ナットランナー - Google Patents
ナットランナーInfo
- Publication number
- JPH09295278A JPH09295278A JP13588496A JP13588496A JPH09295278A JP H09295278 A JPH09295278 A JP H09295278A JP 13588496 A JP13588496 A JP 13588496A JP 13588496 A JP13588496 A JP 13588496A JP H09295278 A JPH09295278 A JP H09295278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- output shaft
- nut
- planetary gear
- reduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 29
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 23
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナットの締付時において、無負荷時にはナッ
トを低トルクで高速回転させながら螺進させて着座面に
迅速に座着させ、座着後にはその負荷によって出力軸を
低速度、高トルクに変換して強力な締付けを行う。 【解決手段】 エアーモータ2のロータ軸24に連結した
第1出力軸45に、遊星歯車機構からなる減速部6の太陽
歯車61を形成すると共に、上記第1出力軸45回りに後端
面を受圧面52に形成している有底筒体部51を回転自在に
配設し、この有底筒体部51に上記減速部6の内歯車62を
設けて該内歯車62と上記太陽歯車61とに噛合する遊星歯
車63に減速部6の出力軸65を一体に連結し、この出力軸
65側が無負荷時には第1出力軸45上に配設したディスク
パッド54と有底筒体部51の受圧面52との摩擦力で有底筒
体部51を第1出力軸45と一体的に回転させて減速部6の
出力軸65を高速回転させ、負荷時には、上記摩擦力に打
ち勝って有底筒体部51に逆方向の回転トルクを発生させ
ると共に有底筒体部51を固定状態にして出力軸65を低
速、高トルクの回転状態とする。
トを低トルクで高速回転させながら螺進させて着座面に
迅速に座着させ、座着後にはその負荷によって出力軸を
低速度、高トルクに変換して強力な締付けを行う。 【解決手段】 エアーモータ2のロータ軸24に連結した
第1出力軸45に、遊星歯車機構からなる減速部6の太陽
歯車61を形成すると共に、上記第1出力軸45回りに後端
面を受圧面52に形成している有底筒体部51を回転自在に
配設し、この有底筒体部51に上記減速部6の内歯車62を
設けて該内歯車62と上記太陽歯車61とに噛合する遊星歯
車63に減速部6の出力軸65を一体に連結し、この出力軸
65側が無負荷時には第1出力軸45上に配設したディスク
パッド54と有底筒体部51の受圧面52との摩擦力で有底筒
体部51を第1出力軸45と一体的に回転させて減速部6の
出力軸65を高速回転させ、負荷時には、上記摩擦力に打
ち勝って有底筒体部51に逆方向の回転トルクを発生させ
ると共に有底筒体部51を固定状態にして出力軸65を低
速、高トルクの回転状態とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナットやボルト頭
部の締付け或いは緩めを行うナットランナーの改良に関
するものである。
部の締付け或いは緩めを行うナットランナーの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ナットやボルト等の螺子の自
動締付け工具としてナットライナーが知られている。こ
のナットランナーは、エアーモータのロータ軸の先端部
に遊星歯車機構からなる第1減速部の太陽歯車を設けて
該第1減速部の遊星歯車に一体的に連結した第1出力軸
の回転数を少なくしてその出力トルクを大きくし、さら
に、この第1減速部に同じく遊星歯車機構からなる第
2、第3減速部を連結してさらに減速させることにより
第3減速部の出力軸に装着したナット締付用ソケット体
に高いトルクを発生させ、そのトルクによってナットの
締め付けを行うように構成している。
動締付け工具としてナットライナーが知られている。こ
のナットランナーは、エアーモータのロータ軸の先端部
に遊星歯車機構からなる第1減速部の太陽歯車を設けて
該第1減速部の遊星歯車に一体的に連結した第1出力軸
の回転数を少なくしてその出力トルクを大きくし、さら
に、この第1減速部に同じく遊星歯車機構からなる第
2、第3減速部を連結してさらに減速させることにより
第3減速部の出力軸に装着したナット締付用ソケット体
に高いトルクを発生させ、そのトルクによってナットの
締め付けを行うように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなナットランナーによれば、エアーモータの回転数
を、ナット締付開始時からナットが着座して締付が完了
するまで第1〜第3減速部によって順次減速しながらナ
ット締めを行うものであるから、負荷が殆ど生じていな
いナットが着座するまでの作業時間が多くかかり、作業
能率が低下するという問題点がある。
ようなナットランナーによれば、エアーモータの回転数
を、ナット締付開始時からナットが着座して締付が完了
するまで第1〜第3減速部によって順次減速しながらナ
ット締めを行うものであるから、負荷が殆ど生じていな
いナットが着座するまでの作業時間が多くかかり、作業
能率が低下するという問題点がある。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところはナット締付時におい
て、ナットが着座するまでの低負荷時には高速回転で螺
進させ、着座以降の高い負荷時には低速度、高トルクで
螺子締め作業を行えるようにしたナットランナーを提供
するにある。
たもので、その目的とするところはナット締付時におい
て、ナットが着座するまでの低負荷時には高速回転で螺
進させ、着座以降の高い負荷時には低速度、高トルクで
螺子締め作業を行えるようにしたナットランナーを提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のナットランナーは、回転駆動源のロータ軸
の回転を遊星歯車機構からなる減速部を介して出力軸に
伝達するように構成したナットランナーにおいて、減速
部である遊星歯車機構の内歯車を回転自在に構成すると
共に該内歯車に、出力軸側が無負荷時には出力軸と内歯
車とを一体回転させ、負荷時には内歯車の回転を停止状
態にして出力軸を減速回転させるクラッチ部を配設して
なることを特徴とするものである。
に、本発明のナットランナーは、回転駆動源のロータ軸
の回転を遊星歯車機構からなる減速部を介して出力軸に
伝達するように構成したナットランナーにおいて、減速
部である遊星歯車機構の内歯車を回転自在に構成すると
共に該内歯車に、出力軸側が無負荷時には出力軸と内歯
車とを一体回転させ、負荷時には内歯車の回転を停止状
態にして出力軸を減速回転させるクラッチ部を配設して
なることを特徴とするものである。
【0006】上記ナットランナーにおいて、請求項2に
記載した発明は、回転駆動源はエアーモータであり、該
エアーモータのロータ軸の前端部に歯車を形成してこの
歯車を内歯車が固定した遊星歯車機構からなる第1減速
部の太陽歯車とする一方、該第1減速部の遊星歯車に一
体に連結した第1出力軸の前端に歯車を形成してこの歯
車を内歯車が回転自在に設けられた遊星歯車機構からな
る第2減速部の太陽歯車とし、この回転自在な内歯車に
上記クラッチ部を配設すると共に第2減速部の遊星歯車
をナット締付用出力側に連結していることを特徴として
いる。
記載した発明は、回転駆動源はエアーモータであり、該
エアーモータのロータ軸の前端部に歯車を形成してこの
歯車を内歯車が固定した遊星歯車機構からなる第1減速
部の太陽歯車とする一方、該第1減速部の遊星歯車に一
体に連結した第1出力軸の前端に歯車を形成してこの歯
車を内歯車が回転自在に設けられた遊星歯車機構からな
る第2減速部の太陽歯車とし、この回転自在な内歯車に
上記クラッチ部を配設すると共に第2減速部の遊星歯車
をナット締付用出力側に連結していることを特徴として
いる。
【0007】請求項3は上記第2減速部から最終の出力
軸に至るまでの具体的な構造を示すもので、上記遊星歯
車機構からなる第2減速部の遊星歯車に第2出力軸を一
体的に連結し、この第2出力軸の前端部に形成した歯車
を内歯車が固定した遊星歯車機構からなる第3減速部の
太陽歯車とし、該第3減速部の遊星歯車に一体に連結し
た第3出力軸の前端部に歯車を形成して該歯車を内歯車
が固定した遊星歯車機構からなる第4減速部の太陽歯車
とし、この第4減速部の遊星歯車に一体に連結した第4
出力軸の前端部にナット締付用ソケット体を着脱自在に
装着するように構成しているものである。
軸に至るまでの具体的な構造を示すもので、上記遊星歯
車機構からなる第2減速部の遊星歯車に第2出力軸を一
体的に連結し、この第2出力軸の前端部に形成した歯車
を内歯車が固定した遊星歯車機構からなる第3減速部の
太陽歯車とし、該第3減速部の遊星歯車に一体に連結し
た第3出力軸の前端部に歯車を形成して該歯車を内歯車
が固定した遊星歯車機構からなる第4減速部の太陽歯車
とし、この第4減速部の遊星歯車に一体に連結した第4
出力軸の前端部にナット締付用ソケット体を着脱自在に
装着するように構成しているものである。
【0008】さらに、上記クラッチ部としては、第1減
速部の上記第1出力軸回りに回転自在な後端部が底部に
形成され且つ前端部内周面に上記第2減速部の内歯車を
形成している有底筒体部を配設し、この有底筒体部内に
第1出力軸と一体回転し且つ該第1出力軸の長さ方向に
摺動自在なパッドシューを設け、該パッドシューをスプ
リング力によって有底筒体部の後端部内面に圧接させた
るように構成すると共に内周面の複数箇所に凹弧状面を
形成している円筒部材を上記有底筒体部の周囲に小間隔
を存して固定し、この小間隔部に上記各凹弧状面に対応
して設けたコロを回転自在に保持してなる円輪部材を円
周方向に回動自在に介在し、この円輪部材を外部操作に
よって左右切替回動させることにより上記コロを凹弧状
面のいずれか一方の端部と有底筒体部の外周面間に食い
込み状態に係止させるように構成している。
速部の上記第1出力軸回りに回転自在な後端部が底部に
形成され且つ前端部内周面に上記第2減速部の内歯車を
形成している有底筒体部を配設し、この有底筒体部内に
第1出力軸と一体回転し且つ該第1出力軸の長さ方向に
摺動自在なパッドシューを設け、該パッドシューをスプ
リング力によって有底筒体部の後端部内面に圧接させた
るように構成すると共に内周面の複数箇所に凹弧状面を
形成している円筒部材を上記有底筒体部の周囲に小間隔
を存して固定し、この小間隔部に上記各凹弧状面に対応
して設けたコロを回転自在に保持してなる円輪部材を円
周方向に回動自在に介在し、この円輪部材を外部操作に
よって左右切替回動させることにより上記コロを凹弧状
面のいずれか一方の端部と有底筒体部の外周面間に食い
込み状態に係止させるように構成している。
【0009】
【作用】エアーモータを駆動してそのロータ軸を一方向
に回転させると、遊星歯車機構からなる減速部の出力軸
が同一方向に回転する。この際、無負荷時において、遊
星歯車機構の内歯車が太陽歯車と一体回転するように構
成しておくと、太陽歯車と一体の出力軸が高速回転して
低トルクでもってナットを回転させ、初期の螺子締めが
迅速に行われる。一方、出力軸側に負荷が生じると内歯
車が回転を停止して出力軸が低速回転となり、高トルク
で螺子の締付けが行われる。
に回転させると、遊星歯車機構からなる減速部の出力軸
が同一方向に回転する。この際、無負荷時において、遊
星歯車機構の内歯車が太陽歯車と一体回転するように構
成しておくと、太陽歯車と一体の出力軸が高速回転して
低トルクでもってナットを回転させ、初期の螺子締めが
迅速に行われる。一方、出力軸側に負荷が生じると内歯
車が回転を停止して出力軸が低速回転となり、高トルク
で螺子の締付けが行われる。
【0010】即ち、上記請求項2及び請求項3に記載の
構成によって、ロータ軸が回転すると、遊星歯車機構か
らなる第1減速部の出力軸が同一方向に回転し、その出
力軸の回転が同じく遊星歯車機構からなる第2減速部か
ら第3減速部を介して第4減速部に伝達される。この
際、第2減速部の内歯車は、請求項4に記載されている
クラッチ部の一構成要素である有底筒体部の前端部内周
面に形成されてあり、この有底筒体部は第1減速部の出
力軸回りに回転自在に配設されていると共に該有底筒体
部内に該出力軸と一体回転し且つスプリング力によって
有底筒体部の後端部内面に圧接しているパッドシューを
設けているので、このパッドシューと有底筒体部との摩
擦力がナットの締付トルクよりも大きい場合には第1減
速部の出力軸と有底筒体部とは一体的に回転し、第2減
速部で減速されることなく第1減速部の出力軸の回転を
そのまま第3減速部側に伝達して同一方向の高速回転で
もってナットの螺子締めが行われるものである。
構成によって、ロータ軸が回転すると、遊星歯車機構か
らなる第1減速部の出力軸が同一方向に回転し、その出
力軸の回転が同じく遊星歯車機構からなる第2減速部か
ら第3減速部を介して第4減速部に伝達される。この
際、第2減速部の内歯車は、請求項4に記載されている
クラッチ部の一構成要素である有底筒体部の前端部内周
面に形成されてあり、この有底筒体部は第1減速部の出
力軸回りに回転自在に配設されていると共に該有底筒体
部内に該出力軸と一体回転し且つスプリング力によって
有底筒体部の後端部内面に圧接しているパッドシューを
設けているので、このパッドシューと有底筒体部との摩
擦力がナットの締付トルクよりも大きい場合には第1減
速部の出力軸と有底筒体部とは一体的に回転し、第2減
速部で減速されることなく第1減速部の出力軸の回転を
そのまま第3減速部側に伝達して同一方向の高速回転で
もってナットの螺子締めが行われるものである。
【0011】ナットが着座すると、締付け抵抗力(負
荷)が大きくなり、第3減速部の出力軸の負荷トルクも
増大する。この時、第2減速部の出力軸がさらに駆動を
続けようとすると、該第2減速部の遊星歯車を介して有
底筒体部に設けている内歯車には第2減速部の出力軸と
逆方向のトルクが加わる。この逆方向のトルクがパッド
シューと有底筒体部の内面との摩擦力を上回ると両者間
にスリップが発生し、内歯車が第1減速部の出力軸と逆
方向に回転しようとする。この逆方向の回転によって有
底筒体部の外周面に配設しているコロが固定円筒部材の
内面に設けている円弧状面の一方の端部に食い込み、有
底筒体部を回転不能に固定(ロック)させる。
荷)が大きくなり、第3減速部の出力軸の負荷トルクも
増大する。この時、第2減速部の出力軸がさらに駆動を
続けようとすると、該第2減速部の遊星歯車を介して有
底筒体部に設けている内歯車には第2減速部の出力軸と
逆方向のトルクが加わる。この逆方向のトルクがパッド
シューと有底筒体部の内面との摩擦力を上回ると両者間
にスリップが発生し、内歯車が第1減速部の出力軸と逆
方向に回転しようとする。この逆方向の回転によって有
底筒体部の外周面に配設しているコロが固定円筒部材の
内面に設けている円弧状面の一方の端部に食い込み、有
底筒体部を回転不能に固定(ロック)させる。
【0012】そのため、第1減速部の出力軸の前端部に
形成している太陽歯車に噛合した第2減速部の遊星歯車
が固定した有底筒体部の内歯車に噛合しながら回転し、
第2減速部が減速作用を発揮して第3、第4減速部を介
し、ナットを低速、高トルクでもって締付けを行うもの
である。また、ナットを緩める際においては、上記と逆
方向の回転によって行うものであり、その際、有底筒体
部の外周面に配設しているコロが固定円筒部材の内面に
設けている円弧状面の他方の端部に食い込んで高トルク
を発生させるものである。
形成している太陽歯車に噛合した第2減速部の遊星歯車
が固定した有底筒体部の内歯車に噛合しながら回転し、
第2減速部が減速作用を発揮して第3、第4減速部を介
し、ナットを低速、高トルクでもって締付けを行うもの
である。また、ナットを緩める際においては、上記と逆
方向の回転によって行うものであり、その際、有底筒体
部の外周面に配設しているコロが固定円筒部材の内面に
設けている円弧状面の他方の端部に食い込んで高トルク
を発生させるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面について説
明すると、円筒形状のハウジング1の後端部内に回転駆
動源であるエアーモータ2を配設していると共に前端部
にナット(図示せず)の締付用ソケット体3を回転自在
に設けてあり、さらに、エアーモータ2とソケット体3
との間に遊星歯車機構からなる第1減速部4、クラッチ
部5、遊星歯車機構からなる第2、第3、第4減速部
6、7、8を順次、内装してエアーモータの1の回転ト
ルクを第1減速部4に入力し、クラッチ部5を介して第
2〜第4減速部に出力してソケット体3に回転トルクを
伝達するように構成している。
明すると、円筒形状のハウジング1の後端部内に回転駆
動源であるエアーモータ2を配設していると共に前端部
にナット(図示せず)の締付用ソケット体3を回転自在
に設けてあり、さらに、エアーモータ2とソケット体3
との間に遊星歯車機構からなる第1減速部4、クラッチ
部5、遊星歯車機構からなる第2、第3、第4減速部
6、7、8を順次、内装してエアーモータの1の回転ト
ルクを第1減速部4に入力し、クラッチ部5を介して第
2〜第4減速部に出力してソケット体3に回転トルクを
伝達するように構成している。
【0014】エアーモータ2は公知のように、ロータ21
に周方向に一定間隔毎に複数の溝を放射状に設けて各溝
にブレード22を出没自在に挿嵌している共に、このブレ
ード22の先端面をロータ21に対して偏心した円筒状ロー
タ室23に空気圧またはスプリング力によって摺接させて
いる。さらに、ハウジング1の後端部下面に固着してい
る把手部11に圧縮空気の供給通路12と、該通路の開閉弁
13と、開閉操作レバー14と、開閉弁13を介して設けてい
る圧縮空気路15と、この圧縮空気路15からエアーモータ
2側に切替弁(図示せず)を介して連通してエアーモー
タ2を時計方向と反時計方向とに回転させる分岐通路
(図示せず)とを設けている。16はエアーモータ2の回
転駆動に供した圧縮空気の排気通路である。
に周方向に一定間隔毎に複数の溝を放射状に設けて各溝
にブレード22を出没自在に挿嵌している共に、このブレ
ード22の先端面をロータ21に対して偏心した円筒状ロー
タ室23に空気圧またはスプリング力によって摺接させて
いる。さらに、ハウジング1の後端部下面に固着してい
る把手部11に圧縮空気の供給通路12と、該通路の開閉弁
13と、開閉操作レバー14と、開閉弁13を介して設けてい
る圧縮空気路15と、この圧縮空気路15からエアーモータ
2側に切替弁(図示せず)を介して連通してエアーモー
タ2を時計方向と反時計方向とに回転させる分岐通路
(図示せず)とを設けている。16はエアーモータ2の回
転駆動に供した圧縮空気の排気通路である。
【0015】上記エアーモータ2のロータ21の前面中心
部には上記第1減速部4側に対する入力軸となるロータ
軸24が一体に突設してあり、このロータ軸24の前端部に
は第1減速部4の太陽歯車41を形成している。第1減速
部4はこの太陽歯車41と、ハウジング1の内周面に固着
した固定内歯車42と、これらの太陽歯車41と固定内歯車
42とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔を存して
噛合した2個又は3個の遊星歯車43と、遊星歯車43の中
心に回転自在に支持された短軸44と、後端にフランジ部
46を一体に設けてあり且つこのフランジ部46に穿設した
孔に上記各遊星歯車43から突出した短軸44の突出部分を
挿嵌させて遊星歯車43と一体回転する第1出力軸45とか
ら構成されている。
部には上記第1減速部4側に対する入力軸となるロータ
軸24が一体に突設してあり、このロータ軸24の前端部に
は第1減速部4の太陽歯車41を形成している。第1減速
部4はこの太陽歯車41と、ハウジング1の内周面に固着
した固定内歯車42と、これらの太陽歯車41と固定内歯車
42とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔を存して
噛合した2個又は3個の遊星歯車43と、遊星歯車43の中
心に回転自在に支持された短軸44と、後端にフランジ部
46を一体に設けてあり且つこのフランジ部46に穿設した
孔に上記各遊星歯車43から突出した短軸44の突出部分を
挿嵌させて遊星歯車43と一体回転する第1出力軸45とか
ら構成されている。
【0016】クラッチ部5は、上記第1出力軸45上にベ
アリング90、91を介して回転自在被嵌している有底筒体
部51と、第1出力軸45の中間部と有底筒体部51の内周面
中間部間にシール材を介して摺接した円板形状のスプリ
ング受53と、有底筒体部51の底部の垂直な受圧面52に圧
接するディスクパッド54を有するパッドシュー55と、ス
プリング受53とパッドシュー55との間に圧入した皿ばね
よりなるスプリング56とからなり、パッドシュー55は第
1出力軸45に前後方向に移動可能で且つ一体回転可能に
取り付けられている。
アリング90、91を介して回転自在被嵌している有底筒体
部51と、第1出力軸45の中間部と有底筒体部51の内周面
中間部間にシール材を介して摺接した円板形状のスプリ
ング受53と、有底筒体部51の底部の垂直な受圧面52に圧
接するディスクパッド54を有するパッドシュー55と、ス
プリング受53とパッドシュー55との間に圧入した皿ばね
よりなるスプリング56とからなり、パッドシュー55は第
1出力軸45に前後方向に移動可能で且つ一体回転可能に
取り付けられている。
【0017】さらに、クラッチ部5は、図2に示すよう
に有底筒体部51の外周面に回動自在に被嵌した円輪部材
5aと、この円輪部材5aに周方向に一定角度間隔毎に貫設
した孔5b内に周方向に移動可能に保持された円柱形状の
コロ5cと、ハウジング1の内周面に一体に固着して円輪
部材5aの外周面を被覆した固定円筒部材5dと、上記各コ
ロ5cに対応してこの固定円筒部材5dの内周面複数個所に
設けた両端を球体係止面5f、5gに形成してなる凹弧状面
5eと、ハウジング1の外周面に回動自在に被嵌した円環
形状の切替部材5hと、該切替部材5hと上記円輪部材5aと
を一体に連結したビス体からなる連結ピン5iと、この連
結ピン5iを円周方向に一定角度だけ往復移動可能にする
上記ハンジング1及び固定円筒部材5dに設けた長孔部5j
とを有している。
に有底筒体部51の外周面に回動自在に被嵌した円輪部材
5aと、この円輪部材5aに周方向に一定角度間隔毎に貫設
した孔5b内に周方向に移動可能に保持された円柱形状の
コロ5cと、ハウジング1の内周面に一体に固着して円輪
部材5aの外周面を被覆した固定円筒部材5dと、上記各コ
ロ5cに対応してこの固定円筒部材5dの内周面複数個所に
設けた両端を球体係止面5f、5gに形成してなる凹弧状面
5eと、ハウジング1の外周面に回動自在に被嵌した円環
形状の切替部材5hと、該切替部材5hと上記円輪部材5aと
を一体に連結したビス体からなる連結ピン5iと、この連
結ピン5iを円周方向に一定角度だけ往復移動可能にする
上記ハンジング1及び固定円筒部材5dに設けた長孔部5j
とを有している。
【0018】そして、切替部材5hの回動操作によって連
結ピン5iを介して円輪部材5aを一体的に回動させた際
に、円輪部材5aの孔5bに配設しているコロ5cを有底筒体
部51の外周面と固定円筒部材5dの凹弧状面5eの係止面5f
又は5gに楔状に食い込ませることにより有底筒体部51に
対してその食い込み方向側への回転を阻止し、逆方向側
に対しては自由に回転可能となるように構成している。
結ピン5iを介して円輪部材5aを一体的に回動させた際
に、円輪部材5aの孔5bに配設しているコロ5cを有底筒体
部51の外周面と固定円筒部材5dの凹弧状面5eの係止面5f
又は5gに楔状に食い込ませることにより有底筒体部51に
対してその食い込み方向側への回転を阻止し、逆方向側
に対しては自由に回転可能となるように構成している。
【0019】上記第2減速部6は、第1減速部4の第1
出力軸45の前端部に形成した歯車を太陽歯車61としてい
ると共にクラッチ部5の有底筒体部51の前端拡径筒部の
内周面に内歯車62を形成又は設け、これらの太陽歯車61
と内歯車62とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔
を存して2個又は3個の遊星歯車63を噛合させ、各遊星
歯車63の中心に短軸64を回転自在に支持すると共に、上
記第1出力軸45の軸心前方に第2出力軸65を回転自在に
設け、この第2出力軸65の後端に設けたフランジ部66に
穿設している孔に上記各遊星歯車63から突出した短軸64
の突出部分を挿嵌させて第2出力軸65を遊星歯車63とを
一体回転するように構成している。
出力軸45の前端部に形成した歯車を太陽歯車61としてい
ると共にクラッチ部5の有底筒体部51の前端拡径筒部の
内周面に内歯車62を形成又は設け、これらの太陽歯車61
と内歯車62とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔
を存して2個又は3個の遊星歯車63を噛合させ、各遊星
歯車63の中心に短軸64を回転自在に支持すると共に、上
記第1出力軸45の軸心前方に第2出力軸65を回転自在に
設け、この第2出力軸65の後端に設けたフランジ部66に
穿設している孔に上記各遊星歯車63から突出した短軸64
の突出部分を挿嵌させて第2出力軸65を遊星歯車63とを
一体回転するように構成している。
【0020】上記第3減速部7は、第2減速部6の第2
出力軸65の前端部に形成した歯車を太陽歯車71としてい
ると共にこの太陽歯車71の外周方におけるハウジング1
の内周面に内歯車72を固定し、これらの太陽歯車71と固
定内歯車72とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔
を存して2個又は3個の遊星歯車73を噛合させ、各遊星
歯車73の中心に短軸74を回転自在に支持すると共に、上
記第2出力軸65の軸心前方に第3出力軸75を回転自在に
設け、この第3出力軸75の後端に設けたフランジ部76に
穿設している孔に上記各遊星歯車73から突出した短軸74
の突出部分を挿嵌させて第3出力軸75を遊星歯車73とを
一体回転するように構成している。
出力軸65の前端部に形成した歯車を太陽歯車71としてい
ると共にこの太陽歯車71の外周方におけるハウジング1
の内周面に内歯車72を固定し、これらの太陽歯車71と固
定内歯車72とに円周方向に180 度又は120 度の角度間隔
を存して2個又は3個の遊星歯車73を噛合させ、各遊星
歯車73の中心に短軸74を回転自在に支持すると共に、上
記第2出力軸65の軸心前方に第3出力軸75を回転自在に
設け、この第3出力軸75の後端に設けたフランジ部76に
穿設している孔に上記各遊星歯車73から突出した短軸74
の突出部分を挿嵌させて第3出力軸75を遊星歯車73とを
一体回転するように構成している。
【0021】同様に、上記第4減速部8は、第3減速部
7の第3出力軸75の前端部に形成した歯車を太陽歯車81
としていると共にこの太陽歯車81の外周方におけるハウ
ジング1の内周面に内歯車82を形成又は固定し、これら
の太陽歯車81と固定内歯車82とに円周方向に180 度又は
120 度の角度間隔を存して2個又は3個の遊星歯車83を
噛合させ、各遊星歯車83の中心に短軸84を回転自在に支
持すると共に、上記第3出力軸75の軸心前方に第4出力
軸85を回転自在に設け、この第4出力軸85の後端に設け
たフランジ部86に穿設している孔に上記各遊星歯車83か
ら突出した短軸84の突出部分を挿嵌させて第4出力軸85
を遊星歯車83とを一体回転するように構成している。
7の第3出力軸75の前端部に形成した歯車を太陽歯車81
としていると共にこの太陽歯車81の外周方におけるハウ
ジング1の内周面に内歯車82を形成又は固定し、これら
の太陽歯車81と固定内歯車82とに円周方向に180 度又は
120 度の角度間隔を存して2個又は3個の遊星歯車83を
噛合させ、各遊星歯車83の中心に短軸84を回転自在に支
持すると共に、上記第3出力軸75の軸心前方に第4出力
軸85を回転自在に設け、この第4出力軸85の後端に設け
たフランジ部86に穿設している孔に上記各遊星歯車83か
ら突出した短軸84の突出部分を挿嵌させて第4出力軸85
を遊星歯車83とを一体回転するように構成している。
【0022】第4減速部8の出力軸85はハウジング1の
前端開口部の近傍まで達しており、この出力軸85の外周
面とハウジング1の開口部内周面との間にソケット体3
の後半部が挿入可能な隙間が設けられてある。ソケット
体3は公知のように、その前端部内周面にナット或いは
ボルト頭を締め付ける角孔(六角孔)31を形成してい
る。又、このソケット体3の後端部内周面を上記出力軸
85の前端部外周面に着脱自在に嵌合させて出力軸85と一
体回転するように構成している。なお、このソケット体
3と出力軸85との嵌合は、スプライン嵌合であっても角
軸と角孔との嵌合であってもよい。また、第4減速部8
の出力軸85をハンジング1の前端から前方に突出させた
構造としておいてもよい。
前端開口部の近傍まで達しており、この出力軸85の外周
面とハウジング1の開口部内周面との間にソケット体3
の後半部が挿入可能な隙間が設けられてある。ソケット
体3は公知のように、その前端部内周面にナット或いは
ボルト頭を締め付ける角孔(六角孔)31を形成してい
る。又、このソケット体3の後端部内周面を上記出力軸
85の前端部外周面に着脱自在に嵌合させて出力軸85と一
体回転するように構成している。なお、このソケット体
3と出力軸85との嵌合は、スプライン嵌合であっても角
軸と角孔との嵌合であってもよい。また、第4減速部8
の出力軸85をハンジング1の前端から前方に突出させた
構造としておいてもよい。
【0023】17はハウジング1の前端部下周面に上端部
を一体的に固定したアーム部材で、その下端部にナット
を被嵌可能な孔18を有する短筒体19を前後方向に向けた
一体に固着させてあり、この短筒体19の孔18を既に螺締
したナット、或いは他の固定部材に被嵌させた状態でソ
ケット体3に嵌合したナットの締め付け作業を行い、そ
の締め付け作業時に生じるハンジング1側の反力を支持
するものである。
を一体的に固定したアーム部材で、その下端部にナット
を被嵌可能な孔18を有する短筒体19を前後方向に向けた
一体に固着させてあり、この短筒体19の孔18を既に螺締
したナット、或いは他の固定部材に被嵌させた状態でソ
ケット体3に嵌合したナットの締め付け作業を行い、そ
の締め付け作業時に生じるハンジング1側の反力を支持
するものである。
【0024】このように構成したナットランナーによっ
てナットを締め付けるには、まず、クラッチ部5の切替
部材5hを操作して円輪部材5aを図2に示すように、ナッ
ト締付け方向(時計回り方向)とは逆方向に回動させ、
該円輪部材5aに設けているコロ5cを固定円筒部材5dの内
面に設けている凹弧状面5dの一方の係止面5f側に移動さ
せることにより、有底筒体部51を時計方向には回転可能
であるが、反時計方向には該有底筒体部51と係止面5fと
の間の楔状空間部にコロ5cを食い込ませることによって
回転不能となるようにしておく。
てナットを締め付けるには、まず、クラッチ部5の切替
部材5hを操作して円輪部材5aを図2に示すように、ナッ
ト締付け方向(時計回り方向)とは逆方向に回動させ、
該円輪部材5aに設けているコロ5cを固定円筒部材5dの内
面に設けている凹弧状面5dの一方の係止面5f側に移動さ
せることにより、有底筒体部51を時計方向には回転可能
であるが、反時計方向には該有底筒体部51と係止面5fと
の間の楔状空間部にコロ5cを食い込ませることによって
回転不能となるようにしておく。
【0025】この状態にして、ソケット体3をナット
(図示せず)に被嵌させたのち、エアーモータ2に圧縮
空気を供給して該エアーモータ2のロータ軸24を時計方
向に回転させると、ロータ軸24の前端太陽歯車41の回転
によって第1減速部4の遊星歯車43が太陽歯車41の回り
を自転しながら公転し、遊星歯車43に連結した第1出力
軸45に1段減速した回転速度と増大したトルクを伝達す
る。
(図示せず)に被嵌させたのち、エアーモータ2に圧縮
空気を供給して該エアーモータ2のロータ軸24を時計方
向に回転させると、ロータ軸24の前端太陽歯車41の回転
によって第1減速部4の遊星歯車43が太陽歯車41の回り
を自転しながら公転し、遊星歯車43に連結した第1出力
軸45に1段減速した回転速度と増大したトルクを伝達す
る。
【0026】さらに、この第1減速部4の出力軸45の回
転は第2、第3、第4減速部6〜8に伝達され、第4減
速部8の出力軸85に嵌合したソケット体3を時計回り方
向に回転させてナットを締付け方向に螺進させるもので
あるが、ナットが座着面に着座するまでは殆ど無負荷状
態であり、第2減速部6の出力軸側には該出力軸65の回
転トルクに対向する抵抗が生じない。一方、この第2減
速部6の内歯車62を有するクラッチ部5の有底筒体部51
においては、その後端部の受圧面52に第1減速部4の出
力軸側に配設したパッドシュー55のディスクパッド54が
スプリング56の力によって圧接しているため、上記無負
荷状態時にはその圧接力によって第1減速部4の出力軸
45と有底筒体部51とがスリップすることなく一体的に同
一回転数で回転し、第1出力軸45の前端部に設けている
太陽歯車61と有底筒体部51の前端部内周面に設けている
内歯車62に噛合した第2減速部6の遊星歯車43は自転す
ることなく有底筒体部51と一体回転して第2減速部6の
出力軸65が第1減速部4の出力軸45と同一回転速度で高
速回転することになる。
転は第2、第3、第4減速部6〜8に伝達され、第4減
速部8の出力軸85に嵌合したソケット体3を時計回り方
向に回転させてナットを締付け方向に螺進させるもので
あるが、ナットが座着面に着座するまでは殆ど無負荷状
態であり、第2減速部6の出力軸側には該出力軸65の回
転トルクに対向する抵抗が生じない。一方、この第2減
速部6の内歯車62を有するクラッチ部5の有底筒体部51
においては、その後端部の受圧面52に第1減速部4の出
力軸側に配設したパッドシュー55のディスクパッド54が
スプリング56の力によって圧接しているため、上記無負
荷状態時にはその圧接力によって第1減速部4の出力軸
45と有底筒体部51とがスリップすることなく一体的に同
一回転数で回転し、第1出力軸45の前端部に設けている
太陽歯車61と有底筒体部51の前端部内周面に設けている
内歯車62に噛合した第2減速部6の遊星歯車43は自転す
ることなく有底筒体部51と一体回転して第2減速部6の
出力軸65が第1減速部4の出力軸45と同一回転速度で高
速回転することになる。
【0027】そして、この第2減速部6の出力軸65の回
転は、第3、第4減速部7、8を介してソケット体3に
伝達され、ソケット体3を第2減速部6により減速され
ない速度だけ高速回転させて、ナットが座着面に着座す
るまで回転、螺進させるものである。
転は、第3、第4減速部7、8を介してソケット体3に
伝達され、ソケット体3を第2減速部6により減速され
ない速度だけ高速回転させて、ナットが座着面に着座す
るまで回転、螺進させるものである。
【0028】ナットが螺進して座着面に着座すると、第
2〜第4減速部の出力軸にこれらの出力軸を反対方向に
回転させようとする締付け抵抗力(負荷)がかかる。こ
の負荷トルクに抗して出力軸がさらに時計方向に回転を
続けると、負荷トルクの大きさに比例して有底筒体部51
に第2減速部6の遊星歯車63から該有底筒体部51に設け
ている内歯車62を介して出力軸と逆方向のトルクが加わ
る。この逆方向のトルクがスプリング56によって押圧さ
れているパッドシューと有底筒体部51の受圧面52との摩
擦力を上回ると両者間にスリップが発生し、有底筒体部
51が第1減速部4の出力軸45の回転方向に対して逆方向
に回転しようとする。
2〜第4減速部の出力軸にこれらの出力軸を反対方向に
回転させようとする締付け抵抗力(負荷)がかかる。こ
の負荷トルクに抗して出力軸がさらに時計方向に回転を
続けると、負荷トルクの大きさに比例して有底筒体部51
に第2減速部6の遊星歯車63から該有底筒体部51に設け
ている内歯車62を介して出力軸と逆方向のトルクが加わ
る。この逆方向のトルクがスプリング56によって押圧さ
れているパッドシューと有底筒体部51の受圧面52との摩
擦力を上回ると両者間にスリップが発生し、有底筒体部
51が第1減速部4の出力軸45の回転方向に対して逆方向
に回転しようとする。
【0029】この逆方向の回転作用によって有底筒体部
51の外周面に配設した円輪部材5aの孔5b内に回転可能に
保持されているコロ5cが、図2において反時計回り方向
に移動して固定円筒部材5dの内面に設けている円弧状面
5eの一方の係止面5fに食い込み、有底筒体部51を回転不
能に固定(ロック)させる。
51の外周面に配設した円輪部材5aの孔5b内に回転可能に
保持されているコロ5cが、図2において反時計回り方向
に移動して固定円筒部材5dの内面に設けている円弧状面
5eの一方の係止面5fに食い込み、有底筒体部51を回転不
能に固定(ロック)させる。
【0030】そのため、この有底筒体部51に設けている
第2減速部6の内歯車62が第3、第4減速部7、8と同
じ固定内歯車となり、この第2減速部6の遊星歯車63が
第1減速部4の出力軸45の前端部に形成している太陽歯
車61の回りを回転しながら公転し、遊星歯車63と一体の
第2減速部の出力軸65が低速度、高トルクでもって第3
減速部7側に出力することになる。従って、エアーモー
タ2の回転が第1〜第4減速部を介してソケット体3を
装着した第4減速部8の出力軸に低速度、高トルクとし
て伝達し、ナットが着座面に強固に座着するものであ
る。
第2減速部6の内歯車62が第3、第4減速部7、8と同
じ固定内歯車となり、この第2減速部6の遊星歯車63が
第1減速部4の出力軸45の前端部に形成している太陽歯
車61の回りを回転しながら公転し、遊星歯車63と一体の
第2減速部の出力軸65が低速度、高トルクでもって第3
減速部7側に出力することになる。従って、エアーモー
タ2の回転が第1〜第4減速部を介してソケット体3を
装着した第4減速部8の出力軸に低速度、高トルクとし
て伝達し、ナットが着座面に強固に座着するものであ
る。
【0031】次に、座着したナットを緩める場合には、
クラッチ部5の切替部材5hを操作して円輪部材5aを図3
に示すように、上記ナット締付時と逆方向に回動させる
ことにより、コロ5cを固定円筒部材5dの内面に設けてい
る凹弧状面5eの他方の係止面5gと有底筒体部51の外周面
との間の楔状空間部に食い込ませた状態にしておく。
クラッチ部5の切替部材5hを操作して円輪部材5aを図3
に示すように、上記ナット締付時と逆方向に回動させる
ことにより、コロ5cを固定円筒部材5dの内面に設けてい
る凹弧状面5eの他方の係止面5gと有底筒体部51の外周面
との間の楔状空間部に食い込ませた状態にしておく。
【0032】この状態にして、エアーモータ2に圧縮空
気を供給してそのロータ軸24を反時計方向に回転させる
と、ナットを緩める初期段階においては座着した該ナッ
ト側の負荷(抵抗トルク)によって有底筒体部51に時計
方向の回転トルクが発生し、パッドシュー55と有底筒体
部51の受圧面52との摩擦力に打ち勝ってコロ5cが凹弧状
面5eの他方の係止面5gに食い込んで有底筒体部51が回転
不能となり、従って、上記同様に第2減速部6の出力軸
65が低速度、高トルクとなって第3、第4減速部を介し
てナットを強力なトルクで緩めることができる。
気を供給してそのロータ軸24を反時計方向に回転させる
と、ナットを緩める初期段階においては座着した該ナッ
ト側の負荷(抵抗トルク)によって有底筒体部51に時計
方向の回転トルクが発生し、パッドシュー55と有底筒体
部51の受圧面52との摩擦力に打ち勝ってコロ5cが凹弧状
面5eの他方の係止面5gに食い込んで有底筒体部51が回転
不能となり、従って、上記同様に第2減速部6の出力軸
65が低速度、高トルクとなって第3、第4減速部を介し
てナットを強力なトルクで緩めることができる。
【0033】ナットが着座面から離れると負荷が殆どな
くなり、従って、有底筒体部51が上記同様に第1減速部
4の出力軸45と一体的に回転して第2減速部6が減速作
用を奏することなくその出力軸65が高速回転し、第3、
第4減速部を介してナットの緩め作業が迅速に行われる
ものである。
くなり、従って、有底筒体部51が上記同様に第1減速部
4の出力軸45と一体的に回転して第2減速部6が減速作
用を奏することなくその出力軸65が高速回転し、第3、
第4減速部を介してナットの緩め作業が迅速に行われる
ものである。
【0034】なお、以上の実施例においては、有底筒体
部51を有する第2減速部6に、さらに第3、第4減速部
7、8を順次連結しているが、第4減速部8をなくして
第3減速部7の出力軸75にソケット体3を装着するよう
にしてもよく、また、第3、第4減速部をなくして第2
減速部6の出力軸65にソケット体3を装着するように構
成しておいてもよい。
部51を有する第2減速部6に、さらに第3、第4減速部
7、8を順次連結しているが、第4減速部8をなくして
第3減速部7の出力軸75にソケット体3を装着するよう
にしてもよく、また、第3、第4減速部をなくして第2
減速部6の出力軸65にソケット体3を装着するように構
成しておいてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明のナットランナーに
よれば、回転駆動源のロータ軸の回転を遊星歯車機構か
らなる減速部を介して出力軸に伝達するように構成した
ナットランナーにおいて、出力軸側が無負荷時には出力
軸と内歯車とを一体回転させ、負荷時には内歯車の回転
を停止状態にして出力軸を減速回転させるように構成し
ているので、ナットなどの螺子締めを行う場合には、螺
子が着座するまでは出力軸を低トルクでもって高速回転
させることができ、着座によって負荷が増大した時には
出力軸を低速度、高トルクでもって螺子締めを行うこと
ができるものであり、従って、螺子締め作業が能率よく
且つ確実に行えるものである。
よれば、回転駆動源のロータ軸の回転を遊星歯車機構か
らなる減速部を介して出力軸に伝達するように構成した
ナットランナーにおいて、出力軸側が無負荷時には出力
軸と内歯車とを一体回転させ、負荷時には内歯車の回転
を停止状態にして出力軸を減速回転させるように構成し
ているので、ナットなどの螺子締めを行う場合には、螺
子が着座するまでは出力軸を低トルクでもって高速回転
させることができ、着座によって負荷が増大した時には
出力軸を低速度、高トルクでもって螺子締めを行うこと
ができるものであり、従って、螺子締め作業が能率よく
且つ確実に行えるものである。
【図1】ナットランナーの縦断側面図、
【図2】クラッチ部の切替構造を示す縦断正面図、
【図3】逆方向に切替えた状態を示す縦断正面図。
1 ハウジング 2 エアーモータ 3 ソケット体 4 第1減速部 5 クラッチ部 6 第2減速部 7 第3減速部 8 第4減速部 51 有底筒体部 62 第2減速部の内歯車
Claims (4)
- 【請求項1】 回転駆動源のロータ軸の回転を遊星歯車
機構からなる減速部を介して出力軸に伝達するように構
成したナットランナーにおいて、減速部である遊星歯車
機構の内歯車を回転自在に構成すると共に該内歯車に、
出力軸側が無負荷時には出力軸と内歯車とを一体回転さ
せ、負荷時には内歯車の回転を停止状態にして出力軸を
減速回転させるクラッチ部を配設してなることを特徴と
するナットランナー。 - 【請求項2】 回転駆動源はエアーモータであり、該エ
アーモータのロータ軸の前端部に歯車を形成してこの歯
車を内歯車が固定した遊星歯車機構からなる第1減速部
の太陽歯車とする一方、該第1減速部の遊星歯車に一体
に連結した第1出力軸の前端に歯車を形成してこの歯車
を内歯車が回転自在に設けられた遊星歯車機構からなる
第2減速部の太陽歯車とし、この回転自在な内歯車に上
記クラッチ部を配設すると共に第2減速部の遊星歯車を
ナット締付用出力側に連結していることを特徴とする請
求項1記載のナットランナー。 - 【請求項3】 上記遊星歯車機構からなる第2減速部の
遊星歯車に第2出力軸を一体的に連結し、この第2出力
軸の前端部に形成した歯車を内歯車が固定した遊星歯車
機構からなる第3減速部の太陽歯車とし、該第3減速部
の遊星歯車に一体に連結した第3出力軸の前端部に歯車
を形成して該歯車を内歯車が固定した遊星歯車機構から
なる第4減速部の太陽歯車とし、この第4減速部の遊星
歯車に一体に連結した第4出力軸の前端部にナット締付
用ソケット体を着脱自在に装着するように構成してなる
請求項1又は請求項2記載のナットランナー。 - 【請求項4】 クラッチ部は、第1減速部の上記第1出
力軸回りに回転自在な後端部が底部に形成され且つ前端
部内周面に上記第2減速部の内歯車を形成している有底
筒体部を配設し、この有底筒体部内に第1出力軸と一体
回転し且つ該第1出力軸の長さ方向に摺動自在なパッド
シューを設け、該パッドシューをスプリング力によって
有底筒体部の後端部内面に圧接させたるように構成する
と共に内周面の複数箇所に凹弧状面を形成している円筒
部材を上記有底筒体部の周囲に小間隔を存して固定し、
この小間隔部に上記各凹弧状面に対応して設けたコロを
回転自在に保持してなる円輪部材を円周方向に回動自在
に介在し、この円輪部材を外部操作によって左右切替回
動させることにより上記コロを凹弧状面のいずれか一方
の端部と有底筒体部の外周面間に食い込み状態に係止さ
せるように構成していることを特徴とする請求項4記載
のナットランナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13588496A JPH09295278A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | ナットランナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13588496A JPH09295278A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | ナットランナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295278A true JPH09295278A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15162044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13588496A Pending JPH09295278A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | ナットランナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295278A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7118507B2 (en) | 2003-02-04 | 2006-10-10 | Smc Kabushiki Kaisha | Automatic reduction-ratio changing apparatus |
| JP2009172757A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | John K Junkers | 安全なトルク増強工具 |
| JP2014108514A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Stanley Black & Decker Inc | 自動調速ラチェットレンチ |
| JP2015168020A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 株式会社ユタニ | 反力受け装置 |
| CN108581450A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-28 | 周兆弟 | 一种拆螺母机构 |
| KR20200052739A (ko) * | 2018-11-07 | 2020-05-15 | 와이엠양산기공 주식회사 | 에어 툴의 작동 스위치 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP13588496A patent/JPH09295278A/ja active Pending
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