JPH09295384A - スチレン系樹脂シートロール - Google Patents

スチレン系樹脂シートロール

Info

Publication number
JPH09295384A
JPH09295384A JP8110844A JP11084496A JPH09295384A JP H09295384 A JPH09295384 A JP H09295384A JP 8110844 A JP8110844 A JP 8110844A JP 11084496 A JP11084496 A JP 11084496A JP H09295384 A JPH09295384 A JP H09295384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone oil
sheet
sheet roll
resin sheet
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8110844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3852864B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Arai
宏幸 新井
Kiyoshi Shimamura
喜代司 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11084496A priority Critical patent/JP3852864B2/ja
Publication of JPH09295384A publication Critical patent/JPH09295384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3852864B2 publication Critical patent/JP3852864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチレン系樹脂シートおよびその成型容器
に防曇性と滑り性、離型性を付与し、且つ成型白化の発
生が少なく、透明性の良好な容器を与える樹脂ロールシ
ート、およびこの樹脂シートロールの製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 シートロールを巻き戻したときに片面は
スチレン系樹脂表面から順にショ糖脂肪酸エステル等の
防曇剤5〜50mg/m2、更にその上にシリコーンオ
イルにより被覆されており、反対面は実質的にシリコー
ンオイルのみにより被覆されて、合計シリコーンオイル
量が1〜50mg/m2内、防曇剤上のシリコーンオイ
ル量は0〜48%である事を特徴する防曇性スチレン系
樹脂シートロール。及びコロナ処理と2段乾燥とを組合
わせたことを特徴とする該樹脂シートロールの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に熱板接触加熱
真空圧空成型法により熱成型され、食品包装用容器を始
め、その他各種包装容器として使用される防曇性スチレ
ン系樹脂シートロールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチレン系樹脂シートに防曇剤と
シリコーンオイルとを被覆し、防曇性を付与すると共に
滑り性、離型性等を改良することは、特開昭53−11
5781号公報、特公昭61−36864公報、特公昭
63−62538号公報、特開平5−287097号公
報等に記載され公知である。
【0003】これら方法は、スチレン系樹脂シートに防
曇性と滑り性、離型性を付与するためにショ糖脂肪酸エ
ステルを主成分とする防曇剤とシリコーンオイルとの混
合物が使用され、混合液を片面に塗布している。例え
ば、特開昭53−115781号公報には、非ブロッキ
ング性と防曇性を同時に改良する目的で、コロナ放電処
理により表面張力を40〜55ダイン/cmに調整し、
防曇剤とシリコーンオイルとを均一に付着させる方法が
提案されている。又、特公昭61−36864公報に
は、防曇性と離型性の他に帯電防止性を改良する目的
で、コロナ放電処理によりシート表面の表面張力を50
〜60ダイン/cmに調整した後、ショ糖脂肪酸エステ
ル、シリコーンオイル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ドとの混合液を塗布する方法が提案されている。更に特
公昭63−62538号公報、特開平5−287097
号公報には、持続防曇性を改良し、且つ熱成型時、特に
深絞り成型時に防曇膜(ショ糖脂肪酸エステル塗布膜)
と離型膜(シリコーンエマルジョン塗布膜)の切断を防
ぎ成型品での防曇生向上を目的に、ショ糖脂肪酸エステ
ル、親水性高分子及びシリコーンエマルジョンの混合液
をスチレン系樹脂シートに塗布する方法が提案されてい
る。
【0004】このような方法でコーティング処理された
シートは、通常ロール状に巻き取られた後、熱成型され
成型容器として食品包装用を始め各種の容器として多量
に使用されている。スチレン系樹脂シート、特に二軸延
伸シートの熱成型方法は、熱板接触加熱真空圧空成型法
(以下、熱板圧空成型と記す)と呼ばれる方法が一般に
採用されている。ほとんどの熱成型法では、空間に張ら
れたシートを輻射加熱等非接触で加熱するが、この方法
は、シートを金型側からの圧空圧と熱板側からの真空圧
により熱板に密着させ加熱し、直後に熱板側からの圧空
圧と金型側からの真空圧により加熱されたシートを金型
に押つけ成型する方法である。この際、シートの防曇処
理面は、成型容器の内側つまり熱板接触側にするのが一
般的である。
【0005】上述の従来発明は、主に熱板圧空成型法で
容器に成型されるスチレン系樹脂シートに防曇性と離型
性を付与するためになされたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ポリスチレン系樹脂シ
ート、特に二軸延伸ポリスチレン系シートは、他素材の
シートと比較して高い透明性と光沢、腰強さ(剛性)を
大きな特徴として食品包装容器用途を始め各種包装材料
に汎用的に使用されている。しかしながら、従来の防曇
剤とシリコーンオイルとを混合して、シート表面に塗布
したポリスチレン系樹脂シートは、シート段階では透明
性、光沢に優れるものの、熱板圧空成型後の成型容器に
おいては、白化模様発生による透明性の低下や、外観不
良(以下、この現象を成型白化と記す)がしばしば発生
し、特徴である透明性、光沢が低下する欠点がある。
【0007】本発明は、このような成型白化現象を生起
しないスチレン系樹脂シートロール、およびその製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、スチレン系樹脂シートの熱板圧空成型時の成型
白化が、成型加熱時のスチレン系樹脂シート熱板接触面
表面とシリコーンオイルとの相互作用によって発生しや
すくなることを見出だし、この知見に基づきさらに検討
を重ねて本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、防曇剤とシリコーン
オイルが互いに反対面に下記(1)、(2)の塗布量に
て被覆された防曇性スチレン系樹脂シートを巻き張力1
0〜40kg/mで巻いたスチレン系樹脂シートロール
において、シートロールを巻き戻したときに下記(3)
を満足することを特徴とするスチレン系樹脂シートロー
ル、 (1)防曇剤の塗布量は、5〜50mg/m2である。
【0010】(2)シリコーンオイル塗布量は、1〜5
0mg/m2である。
【0011】(3)A/(A+B)は、0〜0.48で
ある。
【0012】(ただし、Aは防曇剤上のシリコーンオイ
ル被覆量 Bは反対面上のシリコーンオイル被覆量) 又、その製造方法として、防曇剤とシリコーンオイルが
互いに反対面に下記(1)、(2)の塗布量にて被覆さ
れた防曇性スチレン系樹脂シートを巻き張力10〜40
kg/mで巻いたスチレン系樹脂シートロールであっ
て、シートロールを巻き戻したときに下記(3)を満足
する防曇性スチレン系樹脂シートロールを製造する方法
において、シート成形後、片面又は両面を濡れ係数45
〜65ダイン/cmにコロナ処理後、防曇剤水溶液又は
シリコーンエマルジョンを塗布して1段乾燥し、次に残
りの反対面を同様にコロナ処理(既に両面コロナ処理し
た場合は省略)した後に防曇剤水溶液又はシリコーンエ
マルジョン(反対面と異なるもの)を塗布し、2段乾燥
して十分に乾燥した後に巻き取り機で巻き張力10〜4
0kg/mの条件で巻き取り樹脂シートロールとするこ
とを特徴とする防曇性スチレン系樹脂シートロールの製
造方法に関する。
【0013】(1)防曇剤の塗布量は、5〜50mg/
2である。
【0014】(2)シリコーンオイル塗布量は、1〜5
0mg/m2である。
【0015】(3)A/(A+B)は、0〜0.48で
ある。
【0016】(ただし、Aは防曇剤上のシリコーンオイ
ル被覆量 Bは反対面上のシリコーンオイル被覆量) 以下詳細を詳細に説明する。
【0017】本発明のシートロールは、シートロールを
巻き戻した時に片面はスチレン系樹脂の上に防曇剤が5
〜50mg/m2被覆され、更にその上にシリコーンオ
イルが0〜24mg/m2被覆されている(以下、この
面を防曇面と記す)こと、つまり本発明のシートロール
の防曇面は、巻き戻したときに、スチレン系樹脂とシリ
コーンオイルとが直接接触しないように両者の間に防曇
剤を介在させ、かつ転写量を制御している(マスキング
膜としている)のが特徴である。こうして、本発明のシ
ートロールは、巻き戻した時片面は樹脂表面から順に防
曇剤、更にその上にシリコーンオイルにより被覆されて
おり、反対面は実質的にシリコーンオイルのみにより被
覆されている。この構成により、スチレン系樹脂とシリ
コーンオイルとの直接接触による相互作用を防ぎ、本発
明の目的とする、スチレン系樹脂シートの透明性、光沢
を高いレベルで保持した成型容器(成型白化が生じにく
い容器)の供給を可能にしている。一方、従来公知のシ
ートは、防曇剤とシリコーンオイルが混在してスチレン
系樹脂上に被覆させている。つまり従来公知のシート
は、シリコーンオイルとスチレン系樹脂が直接接触して
いるため、防曇剤、シリコーンオイルそれぞれの被覆量
がたとえ本発明のシートと一致していてもスチレン系樹
脂とシリコーンオイルとの相互作用により、熱板圧空成
型法で得た熱成型品は白化が発生しやすい欠点がある。
【0018】例えば、実施例1のシートロールおよび比
較例1のシートロールを成型せずにシートのまま実施例
で行っている成型白化評価法と同様の方法で線数値評価
を行った場合、両シートとも最大線数値は、平均180
と同等であった。しかしながら熱板圧空成型後の容器の
最大線数値は、実施例1のシートロールからの成型容器
が、平均110に対し、比較例1のシートロールからの
成型容器では、平均50の値を示すものであった。この
結果からも、上述の従来シートの欠点と、本発明の効果
が明らかである。
【0019】そして本発明のシートロールは、例えばシ
ートの片面にコロナ処理をした後に防曇剤を塗布しその
反対面には、シリコーンオイルを塗布し、ロール状にシ
ートを巻き取った後のシリコーンオイルの防曇剤面上へ
の転写を制御することによって得られる。これは、シー
トロール樹脂表面をコロナ処理して親水性にすることに
より防曇剤の反対面への転写を防止し、且つシートロー
ル樹脂表面を防曇剤で均一に被覆することを可能にし
た。
【0020】本発明のシートロールは、2段乾燥という
概念を取り入れ、ロール状に巻き取る前に十分乾燥する
こと、及びシート表面のコロナ処理と組み合わせること
によりシリコーンオイルの転写量をコントロールすると
ともに、両面非対象転写を精度良く均一にコントロール
することにより達成される。
【0021】次に本発明のシートロールについて説明す
る。
【0022】本発明のシートロールの片面(防曇面)を
直接覆う防曇剤の被覆量は、5〜50mg/m2であ
る。防曇剤の被覆量が5mg/m2未満では、十分な防
曇効果が得られず、又シリコーンオイルのマスキング膜
としての厚みが不十分で、シリコーンオイルの一部が直
接スチレン系樹脂と接触し成型時の白化を引き起こす恐
れのある領域である。又、50mg/m2を越えて防曇
剤を被覆した場合、防曇性の向上は認められず、更に、
シート、熱成型品のべたつき、ブロッキング、防曇剤の
過剰被覆によるシートの透明性悪化が発生する領域であ
る。又、特にシートロールが、絞り比(成型品の深さ/
成型品の開口部短辺長又は直径)0.2以上の熱成型品
に使用される場合は、成型後の防曇持続性を維持する観
点から好ましくは10mg/m2以上被覆し、又、シー
トのリサイクルポリマーの色調を悪化させない(黄色化
防止)観点から防曇剤被覆量を好ましくは30mg/m
2以下にする。
【0023】巻き戻したシートの表裏合計のシリコーン
オイル被覆量は、1〜50mg/m2である。この下限
未満では、例えば、シリコーンオイルを片面に塗布し、
転写により本発明のシートロールを得ようとしても、シ
リコーンオイルが転写しない又は均一に転写し難く、シ
ート熱成型時に金型あるいは熱板とシートとの離型性が
悪くなる領域でもある。又上限を越えた場合、シートの
ブロッキングや、シート、熱成型品のべたつきが感じら
れ商品性が低下する。更にスタックのないシート熱成型
品の離型性を改良する観点からは、シリコーンオイル被
覆量を合計5mg/m2以上にするのが好ましく、又シ
リコーンオイルの成型機熱板や金型への転写による汚染
を最小に防ぐ観点からは、シリコーンオイル被覆量を合
計20mg/m2以下にするのが好ましい。
【0024】又、防曇剤塗布面上のシリコーンオイル被
覆量Amg/m2と、反対面上のシリコーンオイル被覆
量Bmg/m2との比率A/(A+B)は、0〜0.4
8であり、好ましくは、0.05〜0.48であり、よ
り好ましくは0.1〜0.35の範囲である。
【0025】本発明において防曇剤の上に被覆されるシ
リコーンオイルは、上述の関係を満たす領域で0〜24
mg/m2の範囲である。しかし、このシリコーンオイ
ル被覆量が0.05mg/m2未満の場合は、シートを
熱板圧空成型する際にシートが熱板に粘着しやすく、シ
ート表面が荒らされ、得られた熱成型品の外観が悪化す
ることがあるので、0.05mg/m2以上とするのが
好ましく、又シリコーンオイルが24mg/m2をこえ
て被覆されている場合は、シリコーンオイル膜が厚す
ぎ、防曇性の低下を引き起こす領域であり、更に防曇剤
によるシート表面のマスキング効果が不十分となり、熱
板圧空成型時の熱板接触圧によりシートとシリコーンオ
イルの一部が接触し、成型白化が発生することがあるの
で、24mg/m2以下とするのが好ましい。更にシー
トの熱成型品どうしの剥離性を改良し、かつシリコーン
オイルの成型機熱板への転写による熱板汚染を防ぐ観点
からは、シリコーンオイル被覆量を0.1〜17.5m
g/m2にするのがより好ましく、さらに好ましくは
0.25〜10mg/m2である。
【0026】又、防曇面の反対面は、実質的にシリコー
ンオイルのみにより被覆されており、シリコーンオイル
被覆量は、上述の関係を満たす領域で0.52〜50m
g/m2の範囲である。シリコーンオイルが0.52m
g/m2未満では、熱成型時にシートと成型金型との離
型性が低下する領域である、又上限を越えるとべとつき
が感じられる領域であるばかりでなく、金型汚れが激し
くなり、成型品の透明性が低下する。更にシートの熱成
型品どうしの剥離性を改良し、かつシリコーンオイルの
金型への転写による金型汚染を最小に防ぐ観点からは、
シリコーンオイル被覆量を0.75〜37.5mg/m
2にするのが好ましく、より好ましくは2.5〜20m
g/m2である。ここで、「実質的にシリコーンオイル
のみにより被覆されている」とは、シリコーンオイルと
シリコーンエマルジョンに由来する乳化剤以外のもの
が、後述する分析方法で定量されないレベルであること
をいう(防曇剤は、定量限界外である)。このように本
発明においては、シートロールを巻き戻したときに、シ
リコーンオイルの被覆量を両面非対象とし、防曇面側の
シリコーンオイル被覆量は、熱板表面とシートの離型性
に必要な被覆量を確保し、且つ反対面には金型との離型
性あるいは成形品輸送時の積み重ねをした後の使用時に
おける1つ1つ取り出す際の剥離性や滑り性に必要な被
覆量を確保したものである。
【0027】本発明のシートは、例えば、後述する方法
によりシートの片面に防曇剤、その反対面にシリコーン
オイルを被覆し、巻き張力10〜40kg/mでロール
状に巻取、シリコーンオイルを反対面に塗布した防曇剤
膜上に転写させることで得られる。この場合、シリコー
ンオイルの防曇面への転写量は時間と共に変化してい
き、転写量が平衡になるには23℃で5日間以上必要で
ある。したがって、本発明のシートのシリコーンオイル
被覆量は、シートロールを23℃で5日以上のエージン
グを行った後ロールを巻き戻して測定するのが好まし
い。
【0028】尚、シリコーンオイル被覆量の定量分析
は、蛍光X線分析法、FTIR分析法(ATR)等によ
って行える。又、防曇剤被覆量の定量分析は、シート・
フィルムを洗浄し、洗液を集め、重量法、ガスクロマト
グラフィー法、高速液体クロマトグラフィー法等で行う
方法や、FTIR分析法(ATR法)等で行える。
【0029】本発明において使用される防曇剤とは、ノ
ニオン系の界面活性剤であり、例えばショ糖脂肪酸エス
テル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ソル
ビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類などから選ばれる界面活性剤の1種
又は混合物でHLBが11〜17のものである。HLB
が11未満では、防曇剤の水溶性、分散性、濡れ性が悪
化し、均一な防曇剤膜の形勢が難くなる領域である。又
HLBが17を越えた場合、防曇剤が水に流されやすい
ため持続防曇性が低下してしまう領域である。これらの
内、食品包装用途に多用されているポリスチレン系樹脂
シートの防曇剤としては、食品添加物として認可されて
いるショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、中でも、
脂肪酸成分としてラウリル酸を50モル%以上含むショ
糖脂肪酸エステル、および該ショ糖脂肪酸エステル(9
9〜50重量%)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル又
はソルビタン脂肪酸エステル(1〜50重量%)との混
合物が製品安全性と防曇性のバランスに優れ且つシリコ
ーンオイルのマスキング効果にも優れるので特に好まし
い(ポリグリセリン脂肪酸エステルが100重量%又は
50重量%より多く混合させた場合は、マスキング効果
がやや低下し、成型白化防止効果が劣る傾向である)。
【0030】又、本発明において使用されるシリコーン
オイルとは、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の有機ポ
リシロキサンであり、特に製品安全上及び経済性よりジ
メチルポリシロキサンが好ましい。シリコーンオイルの
粘度は、100〜100000CSのものが好ましく、
この上限はシリコーンオイルをエマルジョンで使用した
場合、エマルジョンの安定性を確保するためであり、下
限はシートの滑り性、熱板とシートとの剥離性を改良す
るために必要なレベルである。更に熱成型品どうしの離
型性を改良し、且つシリコーンオイルによる金型汚れを
防ぐためには、500〜50000CSの粘度のシリコ
ーンオイルを用いるのが好ましく、更に好ましくは10
00〜20000CSである。これらシリコーンオイル
は、取扱い易さ、コーティングのし易さの観点から、公
知のシリコーンエマルジョンを用いるのが良い。
【0031】次に本発明のスチレン系樹脂シートロール
の製造方法を図1により説明する。図1は、オフライン
による本発明の製造方法例の略図であるが、シートの成
膜ラインにコーティング装置一式を組み込みオンランイ
コーティングで製造しても構わない。図1中、1はシー
トロール原反、2はスチレン系樹脂シート、3、4はコ
ロナ処理機、5、7はコーター、6、8は1段目の乾燥
機、9は2段目の乾燥機、10はコーティング後のシー
トロールを表す。
【0032】本発明のシートロールの製法は、シート成
形(成膜)後、コロナ処理機3、4により濡れ係数45
〜65ダイン/cmにコロナ処理後、コーター5で防曇
剤水溶液又はシリコーンエマルジョンを塗布して乾燥機
6により1段乾燥し、更にコーター7で防曇剤水溶液又
はシリコーンエマルジョン(反対面と異なるもの)を塗
布し乾燥機8と9により十分に乾燥した後に巻き取り機
で巻き張力10〜40kg/mの条件で巻き取り樹脂シ
ートロール10とするものである。又図1中のコロナ処
理機4−1を、4−2の位置に変更し、片面をコロナ処
理し、コーティングが終了後にその反対面にコロナ処理
を行いコーティングしても良い。この製造方法の中で、
特にコロナ処理と乾燥方法が重要であり、本発明の特徴
でもある。
【0033】本発明の製造方法において、防曇剤水溶
液、シリコーンエマルジョン塗布後の乾燥は、後にロー
ル巻き取り時に防曇剤上にシリコーンオイルの一部が転
写される場合に均一に転写されるように十分に行われな
ければならない。水分の乾燥が不十分となる場合にはシ
リコーンオイルの転写が不均一となる結果、所期のスチ
レン系樹脂シートロールを得ることができない。
【0034】そのため、本発明の製造方法で採用する乾
燥方法は、たとえば片面をコーティング後、乾燥機6に
より通常に乾燥(1段乾燥)し、次に反対面にコーティ
ングし、コーティング面を乾燥機8により通常に乾燥
(1段乾燥)した後に、再度乾燥機9を通す2段乾燥に
より十分に乾燥する。この様な2段乾燥を行うことによ
り防曇剤やシリコーンエマルジョン中の乳化剤等にとり
込まれた水分がより完全に乾燥され、防曇剤、シリコー
ンオイル塗布面の乾燥レベルが向上し、かつ均一に乾燥
される。この結果シリコーンオイルの防曇面への転写量
の均一性をコントロールすることが可能になり、防曇剤
上に実質的均一な転写シリコーン膜が形成される。一
方、従来から行われている一般公知の乾燥方法(二段乾
燥を行わない場合)では、乾燥が十分ではなく、この場
合にはシリコーンオイルの転写に不均一が発生し、本発
明のシートロールを安定して得ることは困難である(例
えば、表3中の実施例6と比較例7の差)。
【0035】コーティング後のシートの乾燥条件は、コ
ート液の塗布量、シート生産速度等によって大きく異な
り一概に規定できないが、通常、コーティング剤の溶媒
(水)が蒸発する程度に乾燥するには、100〜13
0℃の温風乾燥機中を5〜20秒程度通すのが一般であ
る。本発明においても乾燥機6、8で通常に水が蒸発す
る条件を選定し、更に乾燥機6又は8と同等の条件で乾
燥機9により2段乾燥するのが良い。なお図1では、乾
燥機8と9は、分離されたものになっているが、乾燥機
6の2倍以上の長さを持つ1台の乾燥機で1段乾燥と2
段乾燥を行う事も可能である。乾燥機の種類にはとくに
制限がないが、温風乾燥機を用いるのが一般的である。
【0036】又、コロナ処理は、シートの表面張力がI
SO 8296に準処して測定した濡れ係数で45〜6
5ダイン/cm(mN/m)になるよう調整し、実施す
る。濡れ係数が45ダイン/cm未満は、防曇剤水溶液
およびシリコーンエマルジョンが均一に被覆されず塗り
むらが生じ、防曇性や離型性が不均一となる。表面張力
が65ダインを越えた場合はブロッキングが発生しやす
く、更に低温低湿度の環境下ではシート製造時およびシ
ート成型時に静電気が発生しやすくなる。又シリコーン
オイルは、防曇面へ転写させるため、とくに均一に被覆
させる必要があり且つ防曇剤より濡れ性が悪いため、シ
リコーンエマルジョン塗布面は50〜65ダイン/cm
にするのが特に好ましい。コロナ処理は、処理液のコー
ティング前に行えば良く、特に制限はない。
【0037】防曇剤、シリコーンオイルのコーティング
方法には特に制限はなく、一般公知の方法、例えばスプ
レーコーター、グラビアコーター、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、ナイフコーター等で行うことがで
きる。この際、防曇剤水溶液の濃度は、0.05%〜5
%程度が適当であり、ウエットで1〜10g/m2程度
塗布するが適当である。又シリコーンエマルジョンも、
シリコーンオイル濃度として0.01〜4%になるよう
水で希釈し同様にウエットで1〜10g/m2程度防曇
面の反対面に塗布するのが適当である。又、コーティン
グ時の防曇剤の泡立ちを防ぐ目的で、防曇剤と共に消泡
剤としてHLBが1〜8の界面活性剤、例えばソルビタ
ン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックコポリマー類等、特に好ましくは食品
添加物であるソルビタン脂肪酸エステル類を防曇剤10
0重量部に対し、5〜30重量部添加しても良い。
【0038】又コーティングの順番にはとくに制限がな
く、例えば、先に防曇剤を塗布後乾燥し、反対面にシリ
コーンエマルジョンを塗布し、2段乾燥する方法や、シ
リコーンエマルジョンを先に塗布し乾燥後、反対面に防
曇剤を塗布し同様に、2段乾燥する方法などいずれでも
良い。
【0039】コーティング剤を塗布したシートは、乾燥
後、巻き張力10〜40kg/mで巻取りシートロール
とする。巻き張力が10kg/m未満は、シートの巻き
ずれが発生しやすくシートロールが竹の子状になった
り、シートロール輸送時に傷が発生しやすい領域であ
る。又巻き張力が40kg/mを越えると紙菅つぶれ
や、ゲージバンドが強く発生しやすくなり、巻き戻し時
の波打ちも生じやすい領域である。更に好ましくは、上
記の方法でシートを巻き取り、1〜3日間エージング
後、シートロールをシート状に巻き戻し、再度巻き張力
10〜40kg/mでロール状に巻取る方法がよい。シ
ートロールの巻き芯部と巻き表部では、シリコーンオイ
ルの転写速度に差があるが、巻き返し(ロール上に巻き
取ったシートロールを一度シート状に巻き戻し、再度ロ
ール上に巻き取ること)を行うことで、シートロール全
体のシリコーンオイルの転写を短時間で平衡にさせる事
が可能である。
【0040】又、本発明のスチレン系樹脂シートロール
に使用されるスチレン系樹脂とは、スチレン、アルキル
スチレン類、ハロゲン化スチレン類等から選ばれるスチ
レン系単量体のホモポリマー及びこれらのコポリマー、
及び共役ジエン(ブタジエン、イソプレン等)、スチレ
ン―共役ジエン共重合体等のゴム成分と上記スチレン系
単量体とのブロック、ランダム、グラフトコポリマー、
更に上記スチレン系単量体とその他の単量体とのコポリ
マー及びこれらのゴムグラフト共重合体である。又、こ
れらスチレン系樹脂に鉱物油、テルペン類、石油樹脂等
の可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤等の公知の添加剤
を加えてもよい。
【0041】これらの内好ましい樹脂は、スチレンのホ
モポリマー(GPPS)、スチレン−メタクリル酸共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−
ブチル(メタ)アリレート共重合体等のスチレン−アル
キル(メタ)アクリレート共重合体類及びこれらとGP
PSとのブレンド物、スチレン−共役ジエンブロック共
重合体(SBBC)、SBBCとGPPSやスチレン−
アルキル(メタ)アクリレート共重合体類とのブレンド
物等である。
【0042】本発明のスチレン系樹脂シートロールに使
用されるシート原反は、上記のスチレン系樹脂からなる
単層シート、又は上記のスチレン系樹脂を1層以上含む
公知の多層シートでも良い。多層シートとしては、例え
ば、GPPS(表層)/GPPS+SBBC(内層)、
スチレン−メタクリル酸共重合体等の耐熱スチレン系共
重合体類(表層)/GPPS(内層)、GPPS(表
層)/スチレン−アルキル(メタ)アクリレート共重合
体類(内層)、高分子量GPPS(表層)/中〜低分子
量GPPS(内層)、GPPS+SBBC(表層)/G
PPS(内層)、GPPS(表層)/可塑化GPPS
(内層)等の層の組み合わせによる2層、3層、又は4
層以上の公知のシートが使用できる。又シート原反は、
無延伸であっても、1又は2軸に延伸されたものでも良
く、シート・フィルムの目的とする物性性能により適時
選択すれば良い。延伸は、公知のバブル法、テンター法
等で行えば良く特に制限はない。又無延伸シートの製造
も公知の方法で行えば良く制限はない。
【0043】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を説明す
る。
【0044】実施例 実施例・比較例におけるシート・フィルムの性能評価
は、以下の規準に従って行った(特に断りがない限り
「○」以上が本発明の合格レベルである)。
【0045】(1)成型白化 熱板圧空成型法により80mm×130mm×15mm
の天部が平らな蓋を成型し(シートの防曇面が熱板接触
面になるようシートをセット。製造例1のシートは、加
熱温度132℃、加熱時間1.2秒、成型サイクル6秒
で成型。製造例2のシートは、加熱温度108℃、加熱
時間2.2秒、成型サイクル8秒で成型)、成型白化以
外の汚れ、傷がない成型品の中から無作為に選定した1
0枚の成型品の天部を切り出し、重ねて周辺部をテープ
で固定したものを試験片とした。次にテーブル上に印刷
学会出版部発行の線数メーターを置きその上10cmの
ところに試験片をおき、試験片上20cmのところから
目視により見分けられる最大線数を測定(5人のモニタ
ーにより各n=4、計20サンプルを試験)、平均値
(一の位を四捨五入)より成型白化を評価した。値が少
ないほど成型白化が激しい。
【0046】(2)成型性(シートと熱板の粘着、シー
トと金型の離型性、金型汚れ) 成型白化測定法と同様の方法で容器を成型した。得られ
た成型品の外観評価よりシートと熱板との粘着(成型品
防曇面の表面あれ、粘着痕の発生)、シートと金型との
離型性(離型時の音の発生、離型不良による傷の発
生)、金型汚れ(成型品の非防曇面に汚れ、凹痕が発生
するまでのショット数)を以下の基準で評価した。
【0047】・シートと熱板との粘着 ◎:防曇面に表面あれ、粘着痕なし ×:防曇面にあれ、粘着痕発生 ・シートと金型との離型性 ◎:離型時に音の発生がなく、成型品に傷もない ○:離型時にやや大きな音が発生するが、成型品に傷は
ない ×:離型時に大きな音が発生または、成型品に傷が発生 ・金型汚れ ◎:2000ショット以上金型汚れなし ○:1500〜1999ショットで金型汚れ発生 △:1000〜1499ショットで金型汚れ発生 ×:999ショット以下で金型汚れ発生 (3)防曇性 85±1℃にコントロールされた恒温水槽上、水面から
40mmのところに、防曇面が水面側になるように絞り
比0.1(80mm×130mm×8mm)と絞り比
0.3(90mmΦ×27mm)の成型品を置き、3分
後(初期防曇性)と1時間後(持続防曇性)の水滴の付
着を以下の基準で評価した。絞り比0.1の成型品で○
以上の防曇性が最低合格レベル、絞り比0.3の成型品
で○以上の防曇性が望ましい。
【0048】◎:全面に鏡面状の水膜が見られ、全面に
渡り透明なガラス状であり内面が完全に透けて見える。
【0049】○:部分的に連続した水膜が見られ、全体
的にはやや「もやもや」しているが水滴はなく内部は良
く見える。
【0050】△:直径10〜20mm程度の大きな水滴
が見られ、内部はやや見にくい。
【0051】×:全体の10%以上の面積に5mm以下
程度の小さな水滴が見られ、内部は非常に見にくい。
【0052】(4)成型品の剥離性 熱板加熱式圧空成型機を用いテストシートからフードパ
ック(パック内面が防曇面)を成型し、25ショット分
を重ねて打抜いたものを8組重ね、1分間放置後、フー
ド部を一枚ずつ持ち上げた時の本体部の剥離性を以下の
基準で評価した ◎:98%以上の成型品において良好に剥離できる:剥
離性良好 ○:90%以上の成型品が良好に剥離でき且つ4枚以上
重なって持ち上がることはない:実用レベルの剥離性あ
り △:80〜90%の成型品は良好に剥離できる、又は9
0%以上良好であるが4枚以上重なって持ち上がること
がある:剥離性に劣る(但し、成型品の形状によっては
実用の可能性あり)。
【0053】×:良好に剥離できる成型品が80%未
満:剥離性なし (5)シートの耐ブロッキング性 A4サイズに切り出したシートを防曇剤塗布面と防曇剤
非塗布面とが接するように5枚重ね、60℃で200k
g/cm2の加圧下3分間処理した後シートを引き剥が
し以下の基準で評価した ◎:抵抗なく引き剥がしが可能で白化もない ○:やや抵抗はあるが白化なく引き剥がし可能 △:引き剥がし可能であるがシートが白化する ×:シートが密着し引き剥がし不可能又はシートが破れ
る (6)シリコーン被覆量の定量 FTIRを用いATR法(ATR結晶ZnSe、積算回
数16回)によりシート表面の赤外吸収スペクトルを測
定、約1263cm~1のシリコーンオイル(ジメチルポ
リシロキサン)の吸収とポリスチレンの吸収(約137
2と1069cm~1を使用)との比率よりシリコーン被
覆量を定量した(濃度既知の標準サンプルより検量線を
作成し、定量)。
【0054】(7)シリコーンオイルの転写均一性 シート防曇面10m2から測定サンプルをランダムに2
0点切出し、上記FTIR法によりシリコーン被覆量を
定量、被覆量(転写量)のばらつきより転写の均一性を
以下の基準で評価した。
【0055】◎:シリコーンオイル被覆量のばらつきが
平均に対し±15%以内 ○:シリコーンオイル被覆量のばらつきが平均に対し±
15〜±30% ×:シリコーンオイル被覆量のばらつきが平均に対し±
30%より大きい (8)防曇剤被覆量の定量 FTIRを用いATR法(ATR結晶ZnSe、積算回
数64回)によりシート表面とポリスチレンとの差スペ
クトルを測定、防曇剤と共に被覆しているシリコーンオ
イルを内部標準(上記(6)と同様の方法でシリコーン
オイルを定量)として、防曇剤のカルボニル基の特性吸
収(約1735cm~1:ショ糖脂肪酸エステルの場合)
より防曇剤量を定量した。
【0056】又、防曇剤は以下のものを使用した。
【0057】B−1:ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸成
分としてラウリン酸が68モル%で、モノエステルが3
0モル%、HLBが15.2 B−2:デカグリセリンラウリン酸エステル、モノエス
テルが66モル%で、HLBが13.2 B−3:ヘキサグリセリンラウリン酸エステル、モノエ
ステルが62モル%で、HLBが15.4 又、シリコーンオイルは以下のものを用いた。
【0058】S−1:ジメチルポリシロキサン(粘度が
5000cs、有効固形分30重量%のエマルジョン) S−2:ジメチルポリシロキサン(粘度が1000c
s、有効固形分30重量%のエマルジョン) S−3:ジメチルポリシロキサン(粘度が50000c
s、有効固形分30重量%のエマルジョン) 製造例1 ポリスチレンを押出し機に供給し、Tダイより押出し、
押出したシートをキャスティング後、130℃に加熱し
たローラーの速比により3倍に縦延伸した後、オーブン
温度135℃のテンターで3倍に横延伸し、厚み0.1
8mmの二軸延伸シートを得た。
【0059】製造例2 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(スチレン87
重量%)とスチレン−ブタジエンブロック共重合体(ス
チレン70重量%)とを重量比で55/45に混合物
し、押出し機に供給し、Tダイより押出し、押出したシ
ートをキャスティングロールで冷却し、厚み0.3mm
の無延伸シートを得た。
【0060】実施例1 製造例1で試作したシートの片面を濡れ係数が63ダイ
ン/cmになるようにコロナ処理、ついでこの面にシリ
コーンオイルS−1の96倍希釈水溶液(シリコーンオ
イル濃度0.3125重量%)をスプレーコーターによ
り4g/m2(シリコーンオイル12.5mg/m2)塗
布させた後、120℃の熱風乾燥機中を8秒通過せた。
次に反対面を濡れ係数が58ダイン/cmになるように
コロナ処理、ついでこの面に防曇剤B−1の0.5重量
%水溶液をスプレーコーターにより4g/m2(防曇剤
20mg/m2)塗布した後、120℃の熱風乾燥機中
を8秒通過させその後続けて120℃の熱風乾燥機中を
8秒通過(2段乾燥)させた。得られたシートを15〜
20kg/mの巻き張力で巻き取り、シートロールを得
た。シートロールを23℃で1日エージングした後、シ
ートを巻き返し(巻き返し時の巻き張力15〜20kg
/m)さらに同温で4日間エージングした。エージング
後、防曇剤の転写は確認でず、またシリコーンオイル
は、防曇剤塗布面に平均4.2mg/m2被覆し、シリ
コーンオイル塗布面には、平均8.3mg/m2被覆し
ていることをFTIR(ATR法)により確認した。こ
のシートの物性を評価した結果を表1に示す。
【0061】実施例2〜4 シリコーンコート面のコロナ処理強度を56ダイン/c
m、防曇剤コート面のコロナ処理強度を60ダイン/c
mとし、防曇剤水溶液の濃度を0.2重量%(防曇剤8
mg/m2:実施例2)、0.4重量%(防曇剤16m
g/m2:実施例3)、1.0重量%(防曇剤36mg
/m2:実施例4)としたほかは実施例1と同様に行
い、シートロールを得た。いずれのシートもエージング
後防曇剤の転写は確認できず、またシリコーンオイル
は、防曇剤塗布面に平均4.3mg/m2被覆し、シリ
コーンオイル塗布面には、平均8.2mg/m2被覆し
ていることをFTIR(ATR法)により確認した。こ
のシートの物性を評価した結果を表1に示す。
【0062】実施例5〜7 シリコーンオイルの希釈倍率を480倍(シリコーンオ
イル塗布量2.5mg/m2:実施例5)、60倍(シ
リコーンオイル塗布量20mg/m2:実施例6)、3
0倍(シリコーンオイル塗布量40mg/m2:実施例
7)としたほかは実施例1と同様に行い、シートロール
を得た。エージング後防曇剤の転写は確認できず、シリ
コーンオイルは、実施例5から防曇剤塗布面/シリコー
ンオイル塗布面の順に平均で0.4/2.1、6.4/
13.6、16.8/23.2mg/m2被覆している
ことをFTIR(ATR法)により確認した。このシー
トの物性を評価した結果を表1に示す。
【0063】実施例8 製造例1で作成したシートの片面を濡れ係数が60ダイ
ン/cmになるようにコロナ処理をした後、半対面も同
様に処理した。ついで片面に防曇剤B−1とB−2の8
0/20(重量比)混合物0.5重量%水溶液をスプレ
ーコーターにより4.8g/m2(防曇剤24mg/
2)塗布した後、110℃の熱風乾燥機中を10秒通
過せた。次に防曇剤塗布面の半対面にシリコーンオイル
S−2の100倍希釈水溶液(シリコーンオイル濃度
0.3%)をスプレーコーターにより3.5g/m
2(シリコーンオイル10.5mg/m2)塗布させた
後、110℃の熱風乾燥機中を20秒通過させた。得ら
れたシートを20〜25kg/mの巻き張力で巻き取
り、シートロールを得た。シートロールを23℃で5日
間エージングした。エージング後、防曇剤の転写は確認
でず、またシリコーンオイルは、防曇剤塗布面に平均
3.7mg/m2転写し、シリコーンオイル塗布面に
は、平均6.8mg/m2被覆していることをFTIR
(ATR法)により確認した。このシートの物性を評価
した結果を表1に示す。
【0064】実施例9 シート防曇剤塗布面の塗れ係数を54ダイン/cmと
し、防曇剤をB−1とB−3の65/35(重量比)混
合物とし、シリコーンオイルをS−3とし、シートの巻
き張力を15〜20kg/mとしたほかは実施例8と同
様に行い、シートロールを得た。エージング後防曇剤の
転写は確認できず、シリコーンオイルは、防曇剤塗布面
に平均2.9mg/m2転写し、シリコーンオイル塗布
面には、平均7.6mg/m2の範囲で被覆しているこ
とをFTIR(ATR法)により確認した。このシート
の物性を評価した結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
【0066】比較例1 製造例1で試作したシートの片面を濡れ係数が62ダイ
ン/cmになるようにコロナ処理、ついでこの面に防曇
剤B−1の0.5重量%を含むシリコーンオイルS−1
の96倍希釈水溶液(シリコーンオイル濃度0.312
5重量%)をスプレーコーターにより4g/m2(防曇
剤20mg/m2、シリコーンオイル12.5mg/
2)塗布した後、120℃の熱風乾燥機中を8秒通過
させた。得られたシートを15〜20kg/mの巻き張
力で巻き取り、シートロールを得た。シートロールを2
3℃で3日間エージングした後、シートを巻き返し(巻
き返し時の巻き張力15〜20kg/m)さらに同温で
7日間エージングした。エージング後、防曇剤の転写は
確認できず、またシリコーンオイルは、防曇剤塗布面に
平均6.7mg/m2被覆し、反対面に平均5.8mg
/m2転写し被覆していることをFTIR(ATR法)
により確認した。このシートの物性を評価した結果を表
2に示す。
【0067】比較例2 シリコーンオイルの希釈倍率を20倍(シリコーンオイ
ル塗布量60mg/m2)としたほかは実施例1と同様
に行い、シートロールを得た。エージング後防曇剤の転
写は確認できず、シリコーンオイルは、防曇剤塗布面に
平均27.5mg/m2転写し、シリコーンオイル塗布
面には、平均32.5mg/m2被覆していることをF
TIR(ATR法)により確認した。このシートの物性
を評価した結果を表2に示す。
【0068】比較例3 シリコーンオイルの希釈倍率を1200倍(シリコーン
オイル塗布量0.875mg/m2)としたほかは、実
施例8と同様に行い、シートロールを得た。エージング
後防曇剤の転写は確認できず、シリコーンオイルは、防
曇剤塗布面への転写は、0.05mg/m2未満で、シ
リコーンオイル塗布面には、平均0.85mg/m2
度被覆していることをFTIR(ATR法)により確認
した。このシートの物性を評価した結果を表2に示す。
【0069】比較例4 防曇剤水溶液の濃度を0.075重量%(防曇剤3mg
/m2)にしたほかは実施例1と同様に行いシートロー
ルを得た。エージング後防曇剤の転写は確認できず、ま
たシリコーンオイルは、防曇剤塗布面に平均5.0mg
/m2被覆し、シリコーンオイル塗布面には、平均7.
5mg/m2被覆していることをFTIR(ATR法)
により確認した。このシートの物性を評価した結果を表
2に示す。
【0070】比較例5 防曇剤水溶液の濃度を1.75重量%(防曇剤70mg
/m2)にしたほかは実施例1と同様に行いシートロー
ルを得た。塗布した防曇剤の約25%が反対面に転写
し、またシリコーンオイルは、防曇剤塗布面に平均6.
1mg/m2転写し、シリコーンオイル塗布面には、平
均6.4mg/m2被覆していることをFTIR(AT
R法)により確認した。このシートの物性を評価した結
果を表2に示す。なお、このシートは、べたつきが特に
激しく商品価値を低下させるものであった。
【0071】
【表2】
【0072】実施例10、11 シート両面の濡れ係数が54ダイン/cm(実施例1
0)、48ダイン/cm(実施例11)となるようにコ
ロナ処理したほかは実施例6と同様に行い、シートロー
ルを得た。得られたシートのシリコーンオイルの転写均
一性を評価した結果を表3に示す。
【0073】比較例6 シート両面の塗れ係数が43ダイン/cmとなるように
コロナ処理したほかは実施例6と同様に行い、シートロ
ールを得た。得られたシートのシリコーンオイルの転写
均一性を評価した結果を表3に示す。
【0074】比較例7 防曇剤塗布後に2段乾燥を行わない(1段乾燥のみにし
た)ほかは実施例6と同様に行い、シートロールを得
た。得られたシートのシリコーンオイルの転写均一性を
評価した結果を表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】実施例12 製造例2で作成したシートを用いたほかは、実施例1と
同様に行い、シートロールを得た。得られたシートは、
防曇剤の転写は確認でず、またシリコーンオイルは、防
曇剤塗布面に平均4.4mg/m2転写し、シリコーン
オイル塗布面には、平均8.1mg/m2被覆している
ことをFTIR(ATR法)により確認した。このシー
トの成型白化評価結果は、80の線数値を示し、その他
評価項目は、実施例1のシートと同等のレベルであっ
た。
【0077】
【発明の効果】本発明のシートロールは、熱板圧空成型
時に成型白化が起こりにくいため、従来シートからの成
型品に比較して、透明性に優れる成型品を与え、且つ防
曇性と滑り性、離型性に優れる効果がある。このため、
食品包装容器を始め、各種包装容器成型用スチレン系樹
脂シートロールとして好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフラインコーティングによる本発明の製造方
法例の略図である。
【符号の説明】
1、シート原反 2、スチレン系樹脂シート 3、4、コロナ処理機 5、7、コーター 6、8、1段目の乾燥機 9、2段目の乾燥機 10、コーティング後のシートロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防曇剤とシリコーンオイルが互いに反対
    面に下記(1)、(2)の塗布量にて被覆された防曇性
    スチレン系樹脂シートを巻き張力10〜40kg/mで
    巻いたスチレン系樹脂シートロールにおいて、シートロ
    ールを巻き戻したときに下記(3)を満足することを特
    徴とするスチレン系樹脂シートロール。 (1)防曇剤の塗布量は、5〜50mg/m2である。 (2)シリコーンオイル塗布量は、1〜50mg/m2
    である。 (3)A/(A+B)は、0〜0.48である。 (ただし、Aは防曇剤上のシリコーンオイル被覆量 Bは反対面上のシリコーンオイル被覆量)
  2. 【請求項2】 防曇剤が、ショ糖脂肪酸エステルであ
    り、かつA/(A+B)が、0.1〜0.35であるこ
    とを特徴とする請求項1のスチレン系樹脂シートロー
    ル。
  3. 【請求項3】 防曇剤とシリコーンオイルが互いに反対
    面に下記(1)、(2)の塗布量にて被覆された防曇性
    スチレン系樹脂シートを巻き張力10〜40kg/mで
    巻いたスチレン系樹脂シートロールであって、シートロ
    ールを巻き戻したときに下記(3)を満足する防曇性ス
    チレン系樹脂シートロールを製造する方法において、シ
    ート成形後、片面又は両面を濡れ係数45〜65ダイン
    /cmにコロナ処理後、防曇剤水溶液又はシリコーンエ
    マルジョンを塗布して乾燥し、次に残りの反対面を同様
    にコロナ処理(既に両面コロナ処理した場合は省略)し
    た後に防曇剤水溶液又はシリコーンエマルジョン(反対
    面と異なるもの)を塗布し、2段乾燥して十分に乾燥し
    た後に巻き取り機で巻き張力10〜40kg/mの条件
    で巻き取り樹脂シートロールとすることを特徴とする防
    曇性スチレン系樹脂シートロールの製造方法。 (1)防曇剤の塗布量は、5〜50mg/m2である。 (2)シリコーンオイル塗布量は、1〜50mg/m2
    である。 (3)A/(A+B)は、0〜0.48である。 (ただし、Aは防曇剤上のシリコーンオイル被覆量 Bは反対面上のシリコーンオイル被覆量)
JP11084496A 1996-05-01 1996-05-01 防曇性スチレン系樹脂シートの製造方法 Expired - Fee Related JP3852864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11084496A JP3852864B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 防曇性スチレン系樹脂シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11084496A JP3852864B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 防曇性スチレン系樹脂シートの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005210745A Division JP2006002162A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 スチレン系樹脂シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09295384A true JPH09295384A (ja) 1997-11-18
JP3852864B2 JP3852864B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=14546105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11084496A Expired - Fee Related JP3852864B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 防曇性スチレン系樹脂シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3852864B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000280416A (ja) * 1999-04-01 2000-10-10 Daicel Chem Ind Ltd 防曇性スチレン系樹脂シート
WO2001040360A1 (en) * 1999-11-30 2001-06-07 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Styrene resin film
JP2002210819A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Nippon Polystyrene Kk 表面外観に優れた成形品を得るための成形性に優れるポリスチレン系樹脂シート
JP2003201355A (ja) * 2001-10-23 2003-07-18 Mitsubishi Chemicals Corp 防曇性に優れた樹脂シート
JP2008095116A (ja) * 2001-10-23 2008-04-24 Mitsubishi Chemicals Corp 防曇性に優れた樹脂シートからなる成形品
JP2008201583A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリエステル系熱収縮性フィルムロール
JP2010030202A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル樹脂光学フィルムロールの製法
JP2010030756A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nippon Shokubai Co Ltd 光学フィルムロールの製法
KR102498376B1 (ko) * 2022-05-11 2023-02-08 김용래 플라스틱 시트 표면처리용 건조 시스템

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000280416A (ja) * 1999-04-01 2000-10-10 Daicel Chem Ind Ltd 防曇性スチレン系樹脂シート
WO2001040360A1 (en) * 1999-11-30 2001-06-07 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Styrene resin film
AU768655B2 (en) * 1999-11-30 2003-12-18 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Styrene resin film
US6709754B1 (en) 1999-11-30 2004-03-23 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Styrene resin films
AU768655C (en) * 1999-11-30 2004-08-26 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Styrene resin film
JP2002210819A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Nippon Polystyrene Kk 表面外観に優れた成形品を得るための成形性に優れるポリスチレン系樹脂シート
JP2003201355A (ja) * 2001-10-23 2003-07-18 Mitsubishi Chemicals Corp 防曇性に優れた樹脂シート
JP2008095116A (ja) * 2001-10-23 2008-04-24 Mitsubishi Chemicals Corp 防曇性に優れた樹脂シートからなる成形品
JP2008201583A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリエステル系熱収縮性フィルムロール
JP2010030202A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル樹脂光学フィルムロールの製法
JP2010030756A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nippon Shokubai Co Ltd 光学フィルムロールの製法
KR102498376B1 (ko) * 2022-05-11 2023-02-08 김용래 플라스틱 시트 표면처리용 건조 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3852864B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5680818B2 (ja) 防曇性表面処理剤及び防曇性樹脂シート
TW201801928A (zh) 雙軸配向聚丙烯膜
TW201834861A (zh) 雙軸配向聚丙烯系膜以及積層體
JPH0373341A (ja) 熱圧着プリントラミネート用フィルム
JP4630435B2 (ja) スチレン系樹脂防曇シート
JPH09295384A (ja) スチレン系樹脂シートロール
KR100480211B1 (ko) 스티렌 수지 필름
JP3497613B2 (ja) スチレン系樹脂シート・フィルム
JPWO2001040360A1 (ja) スチレン系樹脂フィルム
JP3933486B2 (ja) スチレン系樹脂防曇シート
JP2005170031A (ja) 防曇性樹脂シート及びそれを用いた防曇性食品包装用容器
JPS6362538B2 (ja)
JP2006002162A (ja) スチレン系樹脂シート
JP3563019B2 (ja) ポリスチレン系シート
JPH10309785A (ja) スチレン系樹脂シート及びその製造方法
JP2020105389A (ja) 防曇剤、樹脂シート及び樹脂成型品
JP4313889B2 (ja) 二軸延伸スチレン系樹脂シート
JP2002012686A (ja) 樹脂シートまたはフィルム
JP3516640B2 (ja) スチレン系樹脂シート
JP3803074B2 (ja) スチレン系樹脂シート及びその製造方法
JP4357688B2 (ja) スチレン系樹脂フィルム
WO2025022741A1 (ja) 防曇性シート及び食品包装容器
JP2024173250A (ja) 防曇性樹脂シート及びその二次成形品
JP2025025714A (ja) 防曇性樹脂シート及びその二次成形品
JP2001171052A (ja) 樹脂シートまたはフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050216

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees