JPH092967A - チロシナーゼ活性阻害剤及びこれを含有する化粧料 - Google Patents
チロシナーゼ活性阻害剤及びこれを含有する化粧料Info
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- JPH092967A JPH092967A JP7150602A JP15060295A JPH092967A JP H092967 A JPH092967 A JP H092967A JP 7150602 A JP7150602 A JP 7150602A JP 15060295 A JP15060295 A JP 15060295A JP H092967 A JPH092967 A JP H092967A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プルーン仁の有効利用を達成し、優れた皮膚
美白効果を有するチロシナーゼ活性阻害剤と、使用感、
安定性が良好でかつ取扱い上の安全な、チロシナーゼ活
性阻害剤を含有する化粧料を提供することにある。 【構成】 プルーン仁及び抽出溶媒を用いた手段により
抽出した抽出物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻害
剤と、抽出溶媒として、水、エタノール又は水とエタノ
ールの混合物を使用して得たチロシナーゼ活性阻害剤を
含有することを特徴とする化粧料。
美白効果を有するチロシナーゼ活性阻害剤と、使用感、
安定性が良好でかつ取扱い上の安全な、チロシナーゼ活
性阻害剤を含有する化粧料を提供することにある。 【構成】 プルーン仁及び抽出溶媒を用いた手段により
抽出した抽出物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻害
剤と、抽出溶媒として、水、エタノール又は水とエタノ
ールの混合物を使用して得たチロシナーゼ活性阻害剤を
含有することを特徴とする化粧料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メラニン生成に関与す
るチロシナーゼ活性阻害剤とこれを含有する化粧料に関
するものである。
るチロシナーゼ活性阻害剤とこれを含有する化粧料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シミ、ソバカス、日焼け等による皮膚の
黒化現象は、表皮の基底細胞層に存在するメラノサイト
においてメラニンが合成されることによる。メラニンは
メラノサイト中の細胞質顆粒、メラノソームでチロシン
がチロシナーゼにより酸化され、ドーパ、ドーパキノ
ン、ついで5,6−ジヒドロキシインドールなどの中間
体を経て形成されることが確認されている。
黒化現象は、表皮の基底細胞層に存在するメラノサイト
においてメラニンが合成されることによる。メラニンは
メラノサイト中の細胞質顆粒、メラノソームでチロシン
がチロシナーゼにより酸化され、ドーパ、ドーパキノ
ン、ついで5,6−ジヒドロキシインドールなどの中間
体を経て形成されることが確認されている。
【0003】そこで、上記チロシナーゼの活性を阻害す
る物質を用いてメラニンの生成を抑制し、シミ、ソバカ
ス、日焼け等による皮膚の黒化現象を防止する試みがな
され、従来よりアスコルビン酸、過酸化水素、グルタチ
オン、コロイドイオウ、ハイドロキノン等の物質が化粧
品に配合されてきた。
る物質を用いてメラニンの生成を抑制し、シミ、ソバカ
ス、日焼け等による皮膚の黒化現象を防止する試みがな
され、従来よりアスコルビン酸、過酸化水素、グルタチ
オン、コロイドイオウ、ハイドロキノン等の物質が化粧
品に配合されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アスコ
ルビン酸類は、酸化されやすく不安定であって、過酸化
水素は保存上の安定性並びに取扱上の安全性が不十分で
ある。また、グルタチオンやコロイドイオウは特有の異
臭や沈殿を生じるという欠点があり、ハイドロキノンは
皮膚刺激やアレルギー性などの皮膚の安全性に問題があ
るなど、必ずしも満足できるものではなかった。
ルビン酸類は、酸化されやすく不安定であって、過酸化
水素は保存上の安定性並びに取扱上の安全性が不十分で
ある。また、グルタチオンやコロイドイオウは特有の異
臭や沈殿を生じるという欠点があり、ハイドロキノンは
皮膚刺激やアレルギー性などの皮膚の安全性に問題があ
るなど、必ずしも満足できるものではなかった。
【0005】そこで、バラ科サクラ属スモモに分類され
るプルーン( Prunus domestica LINN. ・・日本ではセ
イヨウスモモ又はヨーロッパスモモと呼ばれている)の
果実が、生食用のほか、乾燥果実として菓子や料理に広
く用いられているだけでなく、乾燥果実の水抽出エキス
は健康補助食品として広く知られているが、プルーン仁
の有効利用については未だ報告されていない点に着眼し
て、鋭意研究を重ねた結果、プルーン仁が特に高いチロ
シナーゼ阻害活性を有することを見いだし、本発明を完
成するに至ったものである。
るプルーン( Prunus domestica LINN. ・・日本ではセ
イヨウスモモ又はヨーロッパスモモと呼ばれている)の
果実が、生食用のほか、乾燥果実として菓子や料理に広
く用いられているだけでなく、乾燥果実の水抽出エキス
は健康補助食品として広く知られているが、プルーン仁
の有効利用については未だ報告されていない点に着眼し
て、鋭意研究を重ねた結果、プルーン仁が特に高いチロ
シナーゼ阻害活性を有することを見いだし、本発明を完
成するに至ったものである。
【0006】本発明の目的とするところは、前記課題を
解決し、優れた皮膚美白作用を有し、かつ保存安定性、
取扱上及び生体、皮膚に対する安全なプルーン仁から得
られるチロシナーゼ活性阻害剤と、これを含有する化粧
料を提供することにある。
解決し、優れた皮膚美白作用を有し、かつ保存安定性、
取扱上及び生体、皮膚に対する安全なプルーン仁から得
られるチロシナーゼ活性阻害剤と、これを含有する化粧
料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、抽出溶媒を用
いてプルーン仁から抽出した抽出物を有効成分とするチ
ロシナーゼ活性阻害剤と、プルーン仁の粉砕物を抽出溶
媒に浸漬して抽出した抽出物を有効成分とするチロシナ
ーゼ活性阻害剤、これらのチロシナーゼ活性阻害剤を含
有する化粧料であり、その抽出溶媒として、水、熱水又
は親水性有機溶媒若しくはこれらの混合物を使用し、ま
たプルーン仁から取り出した乳汁を有効成分として含有
させた化粧料である。
いてプルーン仁から抽出した抽出物を有効成分とするチ
ロシナーゼ活性阻害剤と、プルーン仁の粉砕物を抽出溶
媒に浸漬して抽出した抽出物を有効成分とするチロシナ
ーゼ活性阻害剤、これらのチロシナーゼ活性阻害剤を含
有する化粧料であり、その抽出溶媒として、水、熱水又
は親水性有機溶媒若しくはこれらの混合物を使用し、ま
たプルーン仁から取り出した乳汁を有効成分として含有
させた化粧料である。
【0008】本発明で用いるプルーンの仁とは、生の果
実から取り出した物でも良いし、乾燥果実から取り出し
た物でも良い。
実から取り出した物でも良いし、乾燥果実から取り出し
た物でも良い。
【0009】抽出手段は、上記に限定されるものではな
く、有効成分が効果的に抽出される溶媒であれば、特に
限定されるものではないが、エタノール等の低級脂肪族
アルコールやアセトンが好ましく、化粧料に使用する場
合には、取扱上及び生体、皮膚に対する安全性の面か
ら、水、エタノール又は水とエタノールの混合物が最も
好ましい。
く、有効成分が効果的に抽出される溶媒であれば、特に
限定されるものではないが、エタノール等の低級脂肪族
アルコールやアセトンが好ましく、化粧料に使用する場
合には、取扱上及び生体、皮膚に対する安全性の面か
ら、水、エタノール又は水とエタノールの混合物が最も
好ましい。
【0010】抽出液は、プルーン仁を粉砕したものを抽
出溶媒に浸漬して、数日間常温(15〜25℃)で攪拌抽出
し、その後濾過又は遠心分離して固形物を除去して得
る。得られた抽出液は、そのまま化粧料に配合できる
が、利用法によっては、抽出液を凍結乾燥等して粉末化
したものを配合してもよく、プルーン仁を圧搾して取り
出した乳汁をそのまま用いても良い。
出溶媒に浸漬して、数日間常温(15〜25℃)で攪拌抽出
し、その後濾過又は遠心分離して固形物を除去して得
る。得られた抽出液は、そのまま化粧料に配合できる
が、利用法によっては、抽出液を凍結乾燥等して粉末化
したものを配合してもよく、プルーン仁を圧搾して取り
出した乳汁をそのまま用いても良い。
【0011】また本発明の化粧料は、常法によって製造
されるものであるが、前記チロシナーゼ活性阻害剤を配
合する以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例え
ば、油剤、界面活性剤、緩衝剤、水、低級アルコール、
多価アルコール、粉体、保湿剤等の美容成分、増粘剤、
色素、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤等
をチロシナーゼ阻害活性効果を損なわない範囲で配合す
ることができる。
されるものであるが、前記チロシナーゼ活性阻害剤を配
合する以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例え
ば、油剤、界面活性剤、緩衝剤、水、低級アルコール、
多価アルコール、粉体、保湿剤等の美容成分、増粘剤、
色素、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤等
をチロシナーゼ阻害活性効果を損なわない範囲で配合す
ることができる。
【0012】上記化粧料は、一般皮膚化粧料に限定され
るものではなく、医薬部外品、薬用化粧料を包含するも
のであり、その剤形も、クリーム、乳液、化粧水、洗顔
料、ファンデーション、パック、パウダー等その目的に
応じて任意である。
るものではなく、医薬部外品、薬用化粧料を包含するも
のであり、その剤形も、クリーム、乳液、化粧水、洗顔
料、ファンデーション、パック、パウダー等その目的に
応じて任意である。
【0013】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0014】実施例1:プルーン仁の水/エタノール混
液抽出 粉砕したプルーン仁 12.5gに50(W/W) %エタノール 40g
を加え、3日間常温(15〜25℃)で攪拌抽出し、その後
遠心分離して固形物を除去し、抽出液を得た(蒸発残分
2.52W/V%)。
液抽出 粉砕したプルーン仁 12.5gに50(W/W) %エタノール 40g
を加え、3日間常温(15〜25℃)で攪拌抽出し、その後
遠心分離して固形物を除去し、抽出液を得た(蒸発残分
2.52W/V%)。
【0015】[チロシナーゼ活性阻害]メラニン生成に
関与する酵素、即ちチロシナーゼの活性を阻害する作用
を指標として、実施例1で得られた抽出液の皮膚美白効
果を下記の評価法により評価した。
関与する酵素、即ちチロシナーゼの活性を阻害する作用
を指標として、実施例1で得られた抽出液の皮膚美白効
果を下記の評価法により評価した。
【0016】[試料および試薬の調製] 試料溶液 :プルーン仁の抽出液を50(W/W) %エタノー
ルを用いて任意の濃度に希釈する。 酵素溶液 :マッシュルーム由来のチロシナーゼ(シグ
マ社製)を精製水で2500units/mlに希釈する。 基質溶液 :L−チロシン(和光純薬工業(株)製)15
mgを精製水に溶解し、全量100ml にする。 緩衝液 :1/15Mリン酸緩衝液(pH 6.8) リン酸一カリウム 0.4999gとリン酸二カリウム0.5214g
を精製水 100mlに溶解して、pH 6.8とする。
ルを用いて任意の濃度に希釈する。 酵素溶液 :マッシュルーム由来のチロシナーゼ(シグ
マ社製)を精製水で2500units/mlに希釈する。 基質溶液 :L−チロシン(和光純薬工業(株)製)15
mgを精製水に溶解し、全量100ml にする。 緩衝液 :1/15Mリン酸緩衝液(pH 6.8) リン酸一カリウム 0.4999gとリン酸二カリウム0.5214g
を精製水 100mlに溶解して、pH 6.8とする。
【0017】[チロシナーゼ活性阻害の測定]試験管に
上記試料溶液 1 ml 、基質溶液 1 ml および緩衝液 1 m
l を入れ、37℃で5分間プレインキュベートした後、酵
素溶液 0.1 ml を加え20分間インキュベートして反応さ
せた後、直ちに分光光度計により測定した475nm におけ
る吸光度をAとする。対照として、試料溶液の代わりに
50(W/W) %エタノール 1 ml を加え、同様の操作を行な
い、この吸光度をBとする。なおブランクとして、酵素
溶液の代わりに精製水 0.1 ml を加え、同様の操作を行
ない、この吸光度をCとする。
上記試料溶液 1 ml 、基質溶液 1 ml および緩衝液 1 m
l を入れ、37℃で5分間プレインキュベートした後、酵
素溶液 0.1 ml を加え20分間インキュベートして反応さ
せた後、直ちに分光光度計により測定した475nm におけ
る吸光度をAとする。対照として、試料溶液の代わりに
50(W/W) %エタノール 1 ml を加え、同様の操作を行な
い、この吸光度をBとする。なおブランクとして、酵素
溶液の代わりに精製水 0.1 ml を加え、同様の操作を行
ない、この吸光度をCとする。
【0018】これらの値からチロシナーゼ活性阻害率
(%)を次式により算出した。
(%)を次式により算出した。
【数1】阻害率(%)=〔[B−(A−C)]/B〕×
100
100
【0019】図1は試料のチロシナーゼ活性阻害性の濃
度依存性を示すものであり、これによりチロシナーゼ活
性を50%阻害する濃度(IC50,mg/ml )を求め、表1
に示した。
度依存性を示すものであり、これによりチロシナーゼ活
性を50%阻害する濃度(IC50,mg/ml )を求め、表1
に示した。
【0020】
【表1】 表1より明らかなように、本発明品はL−アスコルビン
酸よりも低濃度でチロシナーゼ活性を阻害していること
が判明した。
酸よりも低濃度でチロシナーゼ活性を阻害していること
が判明した。
【0021】[メラニン生成抑制作用]実施例1で得ら
れた抽出液の、チロシナーゼの作用によるメラニン生成
抑制効果を以下の評価法により評価した。
れた抽出液の、チロシナーゼの作用によるメラニン生成
抑制効果を以下の評価法により評価した。
【0022】[試料および試薬の調製] 試料溶液 :プルーン仁の抽出液を50(W/W) %エタノー
ルを用いて任意の濃度に希釈する。 酵素溶液 :マッシュルーム由来のチロシナーゼ(シグ
マ社製)を精製水で156units/ml に希釈する。 基質溶液 :L−チロシン(和光純薬工業(株)製)50
mgを精製水に溶解し、全量50mlにする。 硫酸銅溶液:硫酸銅(和光純薬工業(株)製)1gを精
製水に溶解し100mlとする。 緩衝液 :1/15Mリン酸緩衝液(pH 6.8) リン酸一カリウム 0.4999 gとリン酸二カリウム0.5214
g精製水 100mlに溶解して、pH 6.8とする。
ルを用いて任意の濃度に希釈する。 酵素溶液 :マッシュルーム由来のチロシナーゼ(シグ
マ社製)を精製水で156units/ml に希釈する。 基質溶液 :L−チロシン(和光純薬工業(株)製)50
mgを精製水に溶解し、全量50mlにする。 硫酸銅溶液:硫酸銅(和光純薬工業(株)製)1gを精
製水に溶解し100mlとする。 緩衝液 :1/15Mリン酸緩衝液(pH 6.8) リン酸一カリウム 0.4999 gとリン酸二カリウム0.5214
g精製水 100mlに溶解して、pH 6.8とする。
【0023】[メラニン生成抑制作用の測定方法]試験
管に上記試料溶液 2 ml 、基質溶液 0.5 ml および緩衝
液 2 ml を入れ、さらに硫酸銅溶液 0.05ml を入れて激
しく振り混ぜ10分間放置する。その後酵素溶液 0.5 ml
を加えて1時間インキュベートし、分光光度計により測
定した640nmにおける吸光度をAとする。対照として、
試料溶液の代わりに50(W/W) %エタノール 2 ml を加
え、同様の操作を行ない、この吸光度をBとする。なお
ブランクとして、酵素溶液の代わりに精製水 0.5 ml を
加え、同様の操作を行ない、この吸光度をCとする。
管に上記試料溶液 2 ml 、基質溶液 0.5 ml および緩衝
液 2 ml を入れ、さらに硫酸銅溶液 0.05ml を入れて激
しく振り混ぜ10分間放置する。その後酵素溶液 0.5 ml
を加えて1時間インキュベートし、分光光度計により測
定した640nmにおける吸光度をAとする。対照として、
試料溶液の代わりに50(W/W) %エタノール 2 ml を加
え、同様の操作を行ない、この吸光度をBとする。なお
ブランクとして、酵素溶液の代わりに精製水 0.5 ml を
加え、同様の操作を行ない、この吸光度をCとする。
【0024】これらの値から、対照におけるメラニン生
成量を100 %としたときのメラニン生成率(%)を次式
により算出し、試料溶液のメラニン生成抑制効果をみ
た。
成量を100 %としたときのメラニン生成率(%)を次式
により算出し、試料溶液のメラニン生成抑制効果をみ
た。
【数2】メラニン生成率(%)=〔(A−C)/(B−
C)〕×100
C)〕×100
【0025】図2は試料のメラニン生成抑制作用の濃度
依存性を示すものであり、これによりメラニンの生成を
50%に抑制する濃度(IC50,mg/ml)を求め、表2に
示した。
依存性を示すものであり、これによりメラニンの生成を
50%に抑制する濃度(IC50,mg/ml)を求め、表2に
示した。
【0026】
【表2】 表2より明らかなように、本発明品はL−アスコルビン
酸よりも低濃度でメラニンの生成を抑制していることが
判明した。
酸よりも低濃度でメラニンの生成を抑制していることが
判明した。
【0027】[美白実用試験]後記実施例3に示す本発
明品の化粧用クリームと、実施例3の中のプルーン仁抽
出液(実施例1)の代わりに同量の精製水で置換した比
較例の化粧用クリームについて使用試験を行い、その美
白効果を評価した。
明品の化粧用クリームと、実施例3の中のプルーン仁抽
出液(実施例1)の代わりに同量の精製水で置換した比
較例の化粧用クリームについて使用試験を行い、その美
白効果を評価した。
【0028】[評価方法]夏季の午後2時から3時の時
間帯に3日間(1日1時間で合計3時間)、被験者10
名を太陽光に曝し、被験者の前腕屈側部皮膚を対象とし
て、太陽光に曝された日より前腕屈側部左側の皮膚には
実施例3の化粧用クリームを、右側の皮膚には比較例の
化粧用クリームを朝夕1回づつ12週連続塗布し、日焼
けによる色素沈着に対する改善効果を肉眼観察により評
価した。その結果は表3に示す。
間帯に3日間(1日1時間で合計3時間)、被験者10
名を太陽光に曝し、被験者の前腕屈側部皮膚を対象とし
て、太陽光に曝された日より前腕屈側部左側の皮膚には
実施例3の化粧用クリームを、右側の皮膚には比較例の
化粧用クリームを朝夕1回づつ12週連続塗布し、日焼
けによる色素沈着に対する改善効果を肉眼観察により評
価した。その結果は表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】表3から明らかなようにプルーン仁抽出液
を配合した実施例3のクリームは、比較例に対して明ら
かに有効であることが確認された。また、テスト期間
中、サンプル塗布部位において刺激やかぶれ等の皮膚に
とって好ましくない現象は起こらず、皮膚に対して安全
であることが確認された。
を配合した実施例3のクリームは、比較例に対して明ら
かに有効であることが確認された。また、テスト期間
中、サンプル塗布部位において刺激やかぶれ等の皮膚に
とって好ましくない現象は起こらず、皮膚に対して安全
であることが確認された。
【0031】実施例2:化粧水の製法 下記組成の化粧水を以下に説明する製法により調製し
た。 〔組 成〕 (重量%) (1) グリセリン 5.0 (2) 1,3ブチレングリコール 4.0 (3) オレイルアルコール 0.1 (4) ポリオキシエチレンソルビタン モノラウリン酸エステル(20 E.O ) 1.5 (5) ポリオキシエチレン ラウリルエーテル (20 E.O ) 0.5 (6) エタノール 10.0 (7) プルーン仁抽出液(実施例1) 1.0 (8) 香 料 0.1 (9) 防 腐 剤 適 量 (10) 精 製 水 残 量
た。 〔組 成〕 (重量%) (1) グリセリン 5.0 (2) 1,3ブチレングリコール 4.0 (3) オレイルアルコール 0.1 (4) ポリオキシエチレンソルビタン モノラウリン酸エステル(20 E.O ) 1.5 (5) ポリオキシエチレン ラウリルエーテル (20 E.O ) 0.5 (6) エタノール 10.0 (7) プルーン仁抽出液(実施例1) 1.0 (8) 香 料 0.1 (9) 防 腐 剤 適 量 (10) 精 製 水 残 量
【0032】[調製方法] a.(10)に(1) 、(2) 、(9) を加え、室温下において溶
解し、これをAする。 b.一方(3) 〜(6) 、(8) を加え、室温下において溶解
し、これをBとする。 c.さらに、AにBを加え可溶化させ、(7) を加えて濾
過し、製品とする。
解し、これをAする。 b.一方(3) 〜(6) 、(8) を加え、室温下において溶解
し、これをBとする。 c.さらに、AにBを加え可溶化させ、(7) を加えて濾
過し、製品とする。
【0033】 実施例3:化粧用クリームの製法 〔組 成〕 (重量%) (1) ステアリン酸 14.0 (2) ワセリン 2.0 (3) 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2.5 (4) ポリオキシエチレンソルビタン モノステアリン酸エステル(20 E.O) 1.5 (5) プルーン仁抽出液(実施例1) 1.0 (6) 香 料 0.1 (7) 防 腐 剤 適 量 (8) 1,3ブチレングリコール 10.0 (9) カルボキシビニルポリマー 0.2 (10) 水酸化ナトリウム 0.06 (11) 精 製 水 残 量
【0034】[調製方法] a.(7) 〜(11)を混合溶解して70℃まで加熱し、これを
Cとする。 b.(1) 〜(4) を混合し70℃まで加熱し、これをDとす
る。 c.DをCに添加してかき混ぜ、さらにホモミキサーに
より均一に乳化を行った後、かき混ぜながら50℃まで冷
却し、これに(5) 、(6) を加えた後さらにかき混ぜなが
ら30℃まで冷却する。
Cとする。 b.(1) 〜(4) を混合し70℃まで加熱し、これをDとす
る。 c.DをCに添加してかき混ぜ、さらにホモミキサーに
より均一に乳化を行った後、かき混ぜながら50℃まで冷
却し、これに(5) 、(6) を加えた後さらにかき混ぜなが
ら30℃まで冷却する。
【0035】 実施例4:化粧用乳液の製法 〔組 成〕 (重量%) (1) プルーン仁乳汁 80.0 (2) マルメロエキス 16.0 (3) 防腐剤 適 量 (4) 精製水 残 量
【0036】[調製方法]プルーン仁に約5倍量の精製
水を加え、ジューサーを用いて粉砕し、これをろ過する
か、プルーン仁を直接又は粉砕した後に圧搾するかの手
段により(1) の乳汁を造る。これに(2) を加え均一に攪
拌し、(3) 、(4) を加え混合する。
水を加え、ジューサーを用いて粉砕し、これをろ過する
か、プルーン仁を直接又は粉砕した後に圧搾するかの手
段により(1) の乳汁を造る。これに(2) を加え均一に攪
拌し、(3) 、(4) を加え混合する。
【0037】本発明の実施例2、3、4により製造した
化粧料は、製造後2カ月間、40℃における加速試験にお
いても良好な安定性を示し、組成分の分離や、変色等の
問題は起こらなかった。
化粧料は、製造後2カ月間、40℃における加速試験にお
いても良好な安定性を示し、組成分の分離や、変色等の
問題は起こらなかった。
【0038】なお実施例4は、実施例2、3のようにプ
ルーン仁抽出液(実施例1)を組成としていないが、プ
ルーン仁の成分中に、チロシナーゼの作用によるメラニ
ンの生成を抑制し、優れた皮膚美白効果を示すチロシナ
ーゼ活性阻害作用をする成分を含有することが明らかで
あることから、プルーン仁から得られる乳汁の使用によ
って、メラニンの生成抑制作用、皮膚美白効果を示すチ
ロシナーゼ活性阻害作用が得られることを示唆するもの
である。
ルーン仁抽出液(実施例1)を組成としていないが、プ
ルーン仁の成分中に、チロシナーゼの作用によるメラニ
ンの生成を抑制し、優れた皮膚美白効果を示すチロシナ
ーゼ活性阻害作用をする成分を含有することが明らかで
あることから、プルーン仁から得られる乳汁の使用によ
って、メラニンの生成抑制作用、皮膚美白効果を示すチ
ロシナーゼ活性阻害作用が得られることを示唆するもの
である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、プルーン仁の有効利用
が可能であって、L−アスコルビン酸と比較して顕著に
チロシナーゼの作用によるメラニンの生成を抑制し、優
れた皮膚美白効果を示すチロシナーゼ活性阻害と、使用
感、安定性が良好で、かつ取扱上の安全なチロシナーゼ
活性阻害剤を含有する化粧料が提供できる。
が可能であって、L−アスコルビン酸と比較して顕著に
チロシナーゼの作用によるメラニンの生成を抑制し、優
れた皮膚美白効果を示すチロシナーゼ活性阻害と、使用
感、安定性が良好で、かつ取扱上の安全なチロシナーゼ
活性阻害剤を含有する化粧料が提供できる。
【図1】本発明の実施例1に係るプルーン仁抽出液と対
照品のL−アスコルビン酸のチロシナーゼ活性阻害の濃
度依存性を示すグラフである。
照品のL−アスコルビン酸のチロシナーゼ活性阻害の濃
度依存性を示すグラフである。
【図2】本発明の実施例1に係るプルーン仁抽出液と対
照品のL−アスコルビン酸のメラニン生成抑制効果の濃
度依存性を示すグラフである。
照品のL−アスコルビン酸のメラニン生成抑制効果の濃
度依存性を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 抽出溶媒を用いてプルーン仁から抽出し
た抽出物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻害剤。 - 【請求項2】 プルーン仁の粉砕物を抽出溶媒に浸漬し
て抽出した抽出物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻
害剤。 - 【請求項3】 抽出溶媒が、熱水、水又は親水性有機溶
媒若しくはこれらの混合物である請求項1又は2記載の
チロシナーゼ活性阻害剤。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のチロシナーゼ
活性阻害剤を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項5】 プルーン仁から取り出した乳汁を有効成
分として含有する化粧料。 - 【請求項6】 プルーン仁から乳汁を取り出す手段が、
プルーン仁の粉砕物と精製水を混合したものをろ過する
か、プルーン仁を直接又は粉砕した後に圧搾するかのい
ずれかの手段である請求項5記載の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150602A JPH092967A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | チロシナーゼ活性阻害剤及びこれを含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150602A JPH092967A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | チロシナーゼ活性阻害剤及びこれを含有する化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092967A true JPH092967A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15500477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7150602A Withdrawn JPH092967A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | チロシナーゼ活性阻害剤及びこれを含有する化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH092967A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006124355A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ファゴサイトーシス抑制剤 |
| JP2006347926A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ファゴサイトーシス抑制剤 |
| JP2011157319A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Stylinglife Holdings Inc | メラニン生成抑制剤 |
| JP2012219021A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | メラニン産生抑制剤 |
| US8772252B2 (en) | 2011-01-27 | 2014-07-08 | New York University | Coumarin compounds as melanogenesis modifiers and uses thereof |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7150602A patent/JPH092967A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006124355A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ファゴサイトーシス抑制剤 |
| JP2006347926A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ファゴサイトーシス抑制剤 |
| JP2011157319A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Stylinglife Holdings Inc | メラニン生成抑制剤 |
| US8772252B2 (en) | 2011-01-27 | 2014-07-08 | New York University | Coumarin compounds as melanogenesis modifiers and uses thereof |
| JP2012219021A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | メラニン産生抑制剤 |
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|---|---|---|---|
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