JPH09297535A - 電子タグとその製造方法 - Google Patents
電子タグとその製造方法Info
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- JPH09297535A JPH09297535A JP8109052A JP10905296A JPH09297535A JP H09297535 A JPH09297535 A JP H09297535A JP 8109052 A JP8109052 A JP 8109052A JP 10905296 A JP10905296 A JP 10905296A JP H09297535 A JPH09297535 A JP H09297535A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子タグの外装部を樹脂成形する方法とし
て、金型内に樹脂製ケースと内部部品を入れ、蓋となる
部分を成形すると共に樹脂熱でケース表面を溶かし両者
を一体化する方法がある。しかしこの方法では、ケース
表面部が溶融軟化する程度に成形時の樹脂温度を通常温
度よりかなり高くする必要があり、樹脂の変色、分解、
成形収縮による剥がれや変形といった問題が生じてい
た。 【解決手段】 電子タグの内部部品35をフィルム状樹
脂34にて封入し、封入した内部部品を金型37内にセ
ットし、該金型内にフィルム状樹脂と同種の樹脂39を
圧入して外装樹脂33を成形する。フィルム状樹脂と外
装樹脂が同種の樹脂からなり、しかもフィルム状樹脂が
非常に薄ものであることから、外装用樹脂の通常の成形
温度でフィルム状樹脂を溶融軟化させて外装樹脂と一体
化することができる。
て、金型内に樹脂製ケースと内部部品を入れ、蓋となる
部分を成形すると共に樹脂熱でケース表面を溶かし両者
を一体化する方法がある。しかしこの方法では、ケース
表面部が溶融軟化する程度に成形時の樹脂温度を通常温
度よりかなり高くする必要があり、樹脂の変色、分解、
成形収縮による剥がれや変形といった問題が生じてい
た。 【解決手段】 電子タグの内部部品35をフィルム状樹
脂34にて封入し、封入した内部部品を金型37内にセ
ットし、該金型内にフィルム状樹脂と同種の樹脂39を
圧入して外装樹脂33を成形する。フィルム状樹脂と外
装樹脂が同種の樹脂からなり、しかもフィルム状樹脂が
非常に薄ものであることから、外装用樹脂の通常の成形
温度でフィルム状樹脂を溶融軟化させて外装樹脂と一体
化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品等に付与され
ているタグ情報を自動識別するための応答器と質問器か
ら構成される電子タグ識別システムにおいて、タグ情報
を記憶した応答器として用いられる電子タグの製造方法
に関する。
ているタグ情報を自動識別するための応答器と質問器か
ら構成される電子タグ識別システムにおいて、タグ情報
を記憶した応答器として用いられる電子タグの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物品等に付与されているタグ情報
を自動的に読み取って識別するためのシステムとして、
旧来より知られるバーコード方式によるものに代え、よ
り大量の情報を扱え、耐環境性に優れ、しかも遠隔読み
出しが可能なデータキャリアシステムと呼ばれる電子タ
グ識別システムの開発が盛んに行われている。
を自動的に読み取って識別するためのシステムとして、
旧来より知られるバーコード方式によるものに代え、よ
り大量の情報を扱え、耐環境性に優れ、しかも遠隔読み
出しが可能なデータキャリアシステムと呼ばれる電子タ
グ識別システムの開発が盛んに行われている。
【0003】この電子タグ識別システムは、物品等に取
り付けられる電子タグと呼ばれる応答器と、ホスト側に
接続される質問器とで構成され、これら応答器と質問器
との間で、磁気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の
伝送媒体を介して非接触で交信を行う点を特徴としてい
る。
り付けられる電子タグと呼ばれる応答器と、ホスト側に
接続される質問器とで構成され、これら応答器と質問器
との間で、磁気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の
伝送媒体を介して非接触で交信を行う点を特徴としてい
る。
【0004】電子タグ識別システムの情報伝送方式には
電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光通信
方式等がある。これらの方式の中で、電磁結合方式、マ
イクロ波方式によるものは、質問器からの伝送信号のエ
ネルギーを応答器の駆動電力として用いることができ
る。このため、電池を駆動源とする場合のように、電池
の寿命が近付いてきたことによる応答能力の劣化や使用
限界に至る心配がないという更なる利点を有している。
電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光通信
方式等がある。これらの方式の中で、電磁結合方式、マ
イクロ波方式によるものは、質問器からの伝送信号のエ
ネルギーを応答器の駆動電力として用いることができ
る。このため、電池を駆動源とする場合のように、電池
の寿命が近付いてきたことによる応答能力の劣化や使用
限界に至る心配がないという更なる利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子タグを構成するア
ンテナ、ICチップ等の内部部品はこれを外部環境より
保護するための樹脂製の外装部(以下、外装樹脂と呼
ぶ。)によって覆われている。電子タグ内部への水分等
の浸入は内部部品に致命的な損害を与える恐れがあるこ
とから、外装樹脂による内部部品の緻密な封止は信頼性
の高い電子タグを実現する上で不可欠である。
ンテナ、ICチップ等の内部部品はこれを外部環境より
保護するための樹脂製の外装部(以下、外装樹脂と呼
ぶ。)によって覆われている。電子タグ内部への水分等
の浸入は内部部品に致命的な損害を与える恐れがあるこ
とから、外装樹脂による内部部品の緻密な封止は信頼性
の高い電子タグを実現する上で不可欠である。
【0006】外装樹脂による内部部品の緻密な封止は、
電子タグ全体の外装樹脂を一体成形することができれば
最も効率的に達成される。しかしながら、電子タグはI
Cパッケージが持つリードフレーム等の成形金型内に部
品を浮上せしめた状態で位置決めできるような部分を持
たないことから、一度の成形で外装樹脂を得ることが困
難である。
電子タグ全体の外装樹脂を一体成形することができれば
最も効率的に達成される。しかしながら、電子タグはI
Cパッケージが持つリードフレーム等の成形金型内に部
品を浮上せしめた状態で位置決めできるような部分を持
たないことから、一度の成形で外装樹脂を得ることが困
難である。
【0007】従来より、電子タグの製造においては、予
め作製された樹脂製ケース中に電子タグの内部部品を入
れ、別の樹脂部品で蓋をし、ケースと蓋とを接着剤、熱
融着、超音波溶着するなどして接合する方法が専ら採用
されている。
め作製された樹脂製ケース中に電子タグの内部部品を入
れ、別の樹脂部品で蓋をし、ケースと蓋とを接着剤、熱
融着、超音波溶着するなどして接合する方法が専ら採用
されている。
【0008】しかし、ケースと蓋を接着剤により接合し
た場合、外部からの衝撃や、温度変化による膨張収縮等
によって使用中に接合界面が剥離し、そこから水分等が
侵入することが懸念される。また、熱融着、超音波溶着
を用いる方法では、接合部分の外観が悪化し、またコス
トの高いものとなってしまう。
た場合、外部からの衝撃や、温度変化による膨張収縮等
によって使用中に接合界面が剥離し、そこから水分等が
侵入することが懸念される。また、熱融着、超音波溶着
を用いる方法では、接合部分の外観が悪化し、またコス
トの高いものとなってしまう。
【0009】また、金型内に樹脂製ケースと内部部品を
入れ、蓋となる部分を樹脂成形すると同時にその樹脂熱
でケース表面を溶かし、ケースと蓋とを溶融一体化する
方法も考えられる。しかし、この方法では、ケース材料
となる樹脂と成形用の樹脂として良好な接合強度が得ら
れるように同種の樹脂を用いた場合、樹脂製ケースの表
面を溶融してケースと蓋とを一体化するために、成形時
の樹脂温度を通常の温度よりもかなり高くしなければな
らず、このため、樹脂の変色、分解が起るうえ、成形収
縮による剥がれや変形といった問題が生じる。
入れ、蓋となる部分を樹脂成形すると同時にその樹脂熱
でケース表面を溶かし、ケースと蓋とを溶融一体化する
方法も考えられる。しかし、この方法では、ケース材料
となる樹脂と成形用の樹脂として良好な接合強度が得ら
れるように同種の樹脂を用いた場合、樹脂製ケースの表
面を溶融してケースと蓋とを一体化するために、成形時
の樹脂温度を通常の温度よりもかなり高くしなければな
らず、このため、樹脂の変色、分解が起るうえ、成形収
縮による剥がれや変形といった問題が生じる。
【0010】本発明はこのような課題を解決するための
もので、耐環境性及び耐久性に優れ、そのうえ生産効率
の改善を図ることのできる電子タグとその製造方法の提
供を目的としている。
もので、耐環境性及び耐久性に優れ、そのうえ生産効率
の改善を図ることのできる電子タグとその製造方法の提
供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子タグは、上
記した目的を達成するために、タグ情報を記憶する記憶
素子を含む回路部品と、外部機器との間で非接触で信号
を送受信するためのアンテナとを内部部品として備えた
電子タグにおいて、内部部品を封入したフィルム状樹脂
と、このフィルム状樹脂にて封入された内部部品を保護
する外装部とを具備し、フィルム状樹脂と外装部が同種
の樹脂からなり、且つ互いに一体化接合されてなる点を
特徴としている。
記した目的を達成するために、タグ情報を記憶する記憶
素子を含む回路部品と、外部機器との間で非接触で信号
を送受信するためのアンテナとを内部部品として備えた
電子タグにおいて、内部部品を封入したフィルム状樹脂
と、このフィルム状樹脂にて封入された内部部品を保護
する外装部とを具備し、フィルム状樹脂と外装部が同種
の樹脂からなり、且つ互いに一体化接合されてなる点を
特徴としている。
【0012】また、本発明の電子タグの製造方法は、タ
グ情報を記憶する記憶素子を含む回路部品と、外部機器
との間で非接触で信号を送受信するためのアンテナとを
内部部品として備えた電子タグの製造方法において、内
部部品をフィルム状樹脂にて封入し、このフィルム状樹
脂にて封入された内部部品を成形用金型内にセットして
フィルム状樹脂と同種の樹脂からなる外装部を成形する
ことを特徴とするものである。
グ情報を記憶する記憶素子を含む回路部品と、外部機器
との間で非接触で信号を送受信するためのアンテナとを
内部部品として備えた電子タグの製造方法において、内
部部品をフィルム状樹脂にて封入し、このフィルム状樹
脂にて封入された内部部品を成形用金型内にセットして
フィルム状樹脂と同種の樹脂からなる外装部を成形する
ことを特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、フィルム状樹脂によって
水分等の侵入を防ぐ効果が増大し、内部部品を外部環境
からより確実に保護することが可能となる。
水分等の侵入を防ぐ効果が増大し、内部部品を外部環境
からより確実に保護することが可能となる。
【0014】また、本発明によれば、フィルム状樹脂を
外装樹脂の成形時に、内部部品を金型内の浮上した位置
に固定するための支えとして利用することが可能になる
ので、外装樹脂の一体成形が可能となり、この点からも
耐環境性に優れた電子タグを実現することが可能とな
る。
外装樹脂の成形時に、内部部品を金型内の浮上した位置
に固定するための支えとして利用することが可能になる
ので、外装樹脂の一体成形が可能となり、この点からも
耐環境性に優れた電子タグを実現することが可能とな
る。
【0015】さらに、本発明によれば、外装樹脂の一体
成形が可能となることから、生産性の向上と低コスト化
が達成される。
成形が可能となることから、生産性の向上と低コスト化
が達成される。
【0016】さらに、本発明によれば、フィルム状樹脂
と外装樹脂とが同種の樹脂からなり、フィルム状樹脂が
非常に薄いものであることから、外装用の樹脂の通常の
成形温度で、フィルム状樹脂の表面部を溶融軟化させて
外装樹脂と十分な接合強度を持たせて一体化することが
できる。したがって、成形温度を高くする必要がなくな
り、樹脂の変色、分解、変形等の問題が一掃される。
と外装樹脂とが同種の樹脂からなり、フィルム状樹脂が
非常に薄いものであることから、外装用の樹脂の通常の
成形温度で、フィルム状樹脂の表面部を溶融軟化させて
外装樹脂と十分な接合強度を持たせて一体化することが
できる。したがって、成形温度を高くする必要がなくな
り、樹脂の変色、分解、変形等の問題が一掃される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
て図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係る電子タグ識別システム
の全体的な構成を示す機能ブロック図である。
の全体的な構成を示す機能ブロック図である。
【0019】同図に示すように、この電子タグ識別シス
テムは質問器10と応答器(以下、電子タグと呼ぶ。)
20から構成される。
テムは質問器10と応答器(以下、電子タグと呼ぶ。)
20から構成される。
【0020】質問器10は、質問器10の全体制御を行
う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力を制
御するインターフェース部12と、電子タグ20より受
信したタグ情報等を蓄積する読み出し/書き込み可能な
RAM等の記憶部13と、送信情報をパラレル信号から
シリアル信号に変換し、且つ電子タグ20からの受信信
号をシリアル信号からパラレル信号に変換する信号変換
部14と、送信信号を例えばASK(Amplitude Shift
Keying)方式、FSK(Frequency Shift Keying)方式
等で伝送用の信号に変調する変調部15と、受信信号を
復調する復調部16と、送信アンテナ17と、受信アン
テナ18とを備えて構成される。
う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力を制
御するインターフェース部12と、電子タグ20より受
信したタグ情報等を蓄積する読み出し/書き込み可能な
RAM等の記憶部13と、送信情報をパラレル信号から
シリアル信号に変換し、且つ電子タグ20からの受信信
号をシリアル信号からパラレル信号に変換する信号変換
部14と、送信信号を例えばASK(Amplitude Shift
Keying)方式、FSK(Frequency Shift Keying)方式
等で伝送用の信号に変調する変調部15と、受信信号を
復調する復調部16と、送信アンテナ17と、受信アン
テナ18とを備えて構成される。
【0021】電子タグ20は、この電子タグ20の全体
制御を行う主制御部21と、タグ情報を蓄積するEEP
ROM等の電源バックアップ不要な記憶部22と、送信
情報をパラレル信号からシリアル信号に変換し、且つ質
問器10からの受信信号をシリアル信号からパラレル信
号に変換する信号変換部23と、送信信号をASK方
式、FSK方式等で伝送用の信号に変調する変調部24
と、受信信号を復調する復調部25と、送信アンテナ2
6と、受信アンテナ27とを備えて構成される。次に、
この電子タグ識別システムの基本的な交信手順について
説明する。
制御を行う主制御部21と、タグ情報を蓄積するEEP
ROM等の電源バックアップ不要な記憶部22と、送信
情報をパラレル信号からシリアル信号に変換し、且つ質
問器10からの受信信号をシリアル信号からパラレル信
号に変換する信号変換部23と、送信信号をASK方
式、FSK方式等で伝送用の信号に変調する変調部24
と、受信信号を復調する復調部25と、送信アンテナ2
6と、受信アンテナ27とを備えて構成される。次に、
この電子タグ識別システムの基本的な交信手順について
説明する。
【0022】質問器10は、まず電子タグ20に対する
タグ情報読取りのための質問信号を発信する。電子タグ
20は該質問信号の受信可能な範囲に入るとこれを受信
して、記憶部22に記憶されているタグ情報を応答信号
として発信する。この応答信号を質問器10が受信、解
読して、タグ識別情報としてホスト装置に送る。
タグ情報読取りのための質問信号を発信する。電子タグ
20は該質問信号の受信可能な範囲に入るとこれを受信
して、記憶部22に記憶されているタグ情報を応答信号
として発信する。この応答信号を質問器10が受信、解
読して、タグ識別情報としてホスト装置に送る。
【0023】図2は電子タグ20を示す平面図、図3は
その断面図である。これらの図において、31はICチ
ップであり、図1に示す送受信アンテナ26、27を除
く各機能回路部がこのICチップ31に内蔵されてい
る。32は図1に示す送受信アンテナ26、27に相当
するアンテナ部、33は外装樹脂、34はフィルム状樹
脂である。ここで外装樹脂33とフィルム状樹脂34と
は同種の樹脂からなる。フィルム状樹脂34の少なくと
も表面部は外装樹脂33を成形する際の樹脂熱によって
溶融軟化し、これにより外装樹脂33とフィルム状樹脂
34との一体化接合が達成されている。
その断面図である。これらの図において、31はICチ
ップであり、図1に示す送受信アンテナ26、27を除
く各機能回路部がこのICチップ31に内蔵されてい
る。32は図1に示す送受信アンテナ26、27に相当
するアンテナ部、33は外装樹脂、34はフィルム状樹
脂である。ここで外装樹脂33とフィルム状樹脂34と
は同種の樹脂からなる。フィルム状樹脂34の少なくと
も表面部は外装樹脂33を成形する際の樹脂熱によって
溶融軟化し、これにより外装樹脂33とフィルム状樹脂
34との一体化接合が達成されている。
【0024】なお、アンテナ32としては、例えば、樹
脂被覆の施された銅線をコイル状に巻いて構成したコイ
ルアンテナや、基板上に導電性ペーストを用いて渦巻状
にパターン形成されたアンテナが用いられる。
脂被覆の施された銅線をコイル状に巻いて構成したコイ
ルアンテナや、基板上に導電性ペーストを用いて渦巻状
にパターン形成されたアンテナが用いられる。
【0025】フィルム状樹脂及び外装用の樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ナイロン6、ナイロン66、変性ポリフェニレンエ
ーテル、ポリフェニレンサルファイド等が挙げられる
が、フィルム形状にしやすく、外装樹脂としての所要の
機械的強度が得られるものであれば、どんな種類の樹脂
を使用しても構わない。また、必要に応じてガラス繊
維、タルク、シリカ、マイカ等のフィラーを添加しても
構わない。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ナイロン6、ナイロン66、変性ポリフェニレンエ
ーテル、ポリフェニレンサルファイド等が挙げられる
が、フィルム形状にしやすく、外装樹脂としての所要の
機械的強度が得られるものであれば、どんな種類の樹脂
を使用しても構わない。また、必要に応じてガラス繊
維、タルク、シリカ、マイカ等のフィラーを添加しても
構わない。
【0026】以下、このような構成の電子タグの製造方
法について図4乃至図6を参照しつつ説明する。
法について図4乃至図6を参照しつつ説明する。
【0027】まず、ICチップ31及びアンテナ32か
らなる電子タグの内部部品をフィルム状樹脂34にて封
入(封止)する。例えば、図4に示すように、上下のフ
ィルム状樹脂34の間に電子タグの内部部品35を配置
し、これらを一対の熱ロール36a、36bの間を通す
ことによって、内部部品35とフィルム状樹脂34とを
全面的に密着させて上下のフィルム状樹脂34どうしを
溶着させる。
らなる電子タグの内部部品をフィルム状樹脂34にて封
入(封止)する。例えば、図4に示すように、上下のフ
ィルム状樹脂34の間に電子タグの内部部品35を配置
し、これらを一対の熱ロール36a、36bの間を通す
ことによって、内部部品35とフィルム状樹脂34とを
全面的に密着させて上下のフィルム状樹脂34どうしを
溶着させる。
【0028】なお、この電子タグ内部部品の封入工程に
おいては、熱ロールに代えて熱プレス、ホットスタンプ
等を用いることができる。この方法においては、電子タ
グ内部部品の周囲のみ上下のフィルム状樹脂を溶着させ
る方法を採ることができる。電子タグ内部部品を気密に
且つ定位置に封入できれば、このように電子タグ内部部
品とフィルム状樹脂とが全面的に密着していなくてもよ
い。
おいては、熱ロールに代えて熱プレス、ホットスタンプ
等を用いることができる。この方法においては、電子タ
グ内部部品の周囲のみ上下のフィルム状樹脂を溶着させ
る方法を採ることができる。電子タグ内部部品を気密に
且つ定位置に封入できれば、このように電子タグ内部部
品とフィルム状樹脂とが全面的に密着していなくてもよ
い。
【0029】フィルム状樹脂の形状としては、単純なシ
ート形状のものに限らず、管状或いは袋状のものを用い
てもよい。また、フィルム状樹脂の供給効率を改善する
ために、図4に示したように、ロール状に巻かれた細長
いフィルム状樹脂を2枚同時に引き出して使用するよう
にしてもよい。さらに、フィルム状樹脂の間に空気が入
り込まないように、真空中で上記作業を行う、例えば真
空プレス等を用いてフィルム状樹脂による電子タグ内部
部品の封入を行うようにしてもよい。
ート形状のものに限らず、管状或いは袋状のものを用い
てもよい。また、フィルム状樹脂の供給効率を改善する
ために、図4に示したように、ロール状に巻かれた細長
いフィルム状樹脂を2枚同時に引き出して使用するよう
にしてもよい。さらに、フィルム状樹脂の間に空気が入
り込まないように、真空中で上記作業を行う、例えば真
空プレス等を用いてフィルム状樹脂による電子タグ内部
部品の封入を行うようにしてもよい。
【0030】次に、図5及び図6に示すように、このフ
ィルム状樹脂34に封入した電子タグ内部部品35を成
形用金型37内にセットし、該金型37内にフィルム状
樹脂34と同種の樹脂39を圧入して外装樹脂33の成
形を行う。このとき、例えば、金型37の両端からはみ
出させたフィルム状樹脂34を両側より引っ張るなどし
て、金型37内の電子タグ内部部品35が樹脂圧で移動
しないようにする。或いは、成形型締め時にフィルム状
樹脂34に張力を加えたまま金型37でフィルム状樹脂
34を強く挟む、金型37に立てたピンにフィルム状樹
脂34に設けた穴を差し込むなどの方法によっても、金
型37内での電子タグ内部部品35の位置固定を図るこ
とができる。
ィルム状樹脂34に封入した電子タグ内部部品35を成
形用金型37内にセットし、該金型37内にフィルム状
樹脂34と同種の樹脂39を圧入して外装樹脂33の成
形を行う。このとき、例えば、金型37の両端からはみ
出させたフィルム状樹脂34を両側より引っ張るなどし
て、金型37内の電子タグ内部部品35が樹脂圧で移動
しないようにする。或いは、成形型締め時にフィルム状
樹脂34に張力を加えたまま金型37でフィルム状樹脂
34を強く挟む、金型37に立てたピンにフィルム状樹
脂34に設けた穴を差し込むなどの方法によっても、金
型37内での電子タグ内部部品35の位置固定を図るこ
とができる。
【0031】また、外装樹脂33の成形温度(樹脂温
度)はその樹脂を成形するための通常の温度(樹脂の着
色や分解を生じない温度)でよい。すなわち、内部部品
35を封入しているフィルム状樹脂34が非常に薄いも
のであることから、通常の成形温度でフィルム状樹脂3
4の表面部が十分溶融軟化し、フィルム状樹脂34と外
装樹脂33とを一体化接合することができる。さらに、
フィルム状樹脂34に封入された内部部品35が金型3
7内で浮上しているために他に奪われる熱が少ないとい
う点も、通常の成形温度によるフィルム状樹脂34と外
装樹脂33との一体化接合の実現に寄与する。
度)はその樹脂を成形するための通常の温度(樹脂の着
色や分解を生じない温度)でよい。すなわち、内部部品
35を封入しているフィルム状樹脂34が非常に薄いも
のであることから、通常の成形温度でフィルム状樹脂3
4の表面部が十分溶融軟化し、フィルム状樹脂34と外
装樹脂33とを一体化接合することができる。さらに、
フィルム状樹脂34に封入された内部部品35が金型3
7内で浮上しているために他に奪われる熱が少ないとい
う点も、通常の成形温度によるフィルム状樹脂34と外
装樹脂33との一体化接合の実現に寄与する。
【0032】かくして、本実施形態の電子タグによれ
ば、フィルム状樹脂34によって水分等の侵入を防ぐ効
果が増大し、内部部品35を外部環境からより確実に保
護することが可能となる。また、フィルム状樹脂34を
外装樹脂33の成形時に、内部部品を金型内の浮上した
位置に固定するための支えとして利用することが可能に
なるので、外装樹脂33の一体成形が可能となり、この
点からも耐環境性に優れた電子タグを実現することが可
能となる。さらに外装樹脂33の一体成形が可能となる
ことから、生産性の向上と低コスト化が達成され、機械
的強度の高い電子タグを提供することができる。
ば、フィルム状樹脂34によって水分等の侵入を防ぐ効
果が増大し、内部部品35を外部環境からより確実に保
護することが可能となる。また、フィルム状樹脂34を
外装樹脂33の成形時に、内部部品を金型内の浮上した
位置に固定するための支えとして利用することが可能に
なるので、外装樹脂33の一体成形が可能となり、この
点からも耐環境性に優れた電子タグを実現することが可
能となる。さらに外装樹脂33の一体成形が可能となる
ことから、生産性の向上と低コスト化が達成され、機械
的強度の高い電子タグを提供することができる。
【0033】さらに、本実施形態の電子タグにおいて
は、フィルム状樹脂34と外装樹脂33とが同種の樹脂
からなり、しかもフィルム状樹脂34が非常に薄いもの
であることから、外装用の樹脂の通常の成形温度で、フ
ィルム状樹脂34の表面部を溶融軟化させて外装樹脂3
3と十分な接合強度を持たせて一体化することができ
る。したがって、成形温度を高くする必要がなくなり、
樹脂の変色、分解、変形等が起る心配が無くなる。
は、フィルム状樹脂34と外装樹脂33とが同種の樹脂
からなり、しかもフィルム状樹脂34が非常に薄いもの
であることから、外装用の樹脂の通常の成形温度で、フ
ィルム状樹脂34の表面部を溶融軟化させて外装樹脂3
3と十分な接合強度を持たせて一体化することができ
る。したがって、成形温度を高くする必要がなくなり、
樹脂の変色、分解、変形等が起る心配が無くなる。
【0034】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0035】まず、平面寸法6mm×6mm、厚さ0.
5mmのICチップと直径20mmのループ状に巻かれ
たアンテナとを電気的に接合して電子タグの内部部品を
作製した。
5mmのICチップと直径20mmのループ状に巻かれ
たアンテナとを電気的に接合して電子タグの内部部品を
作製した。
【0036】次に、図4に示したように、幅30mm、
厚さ0.05mmの2枚のポリプロピレン樹脂からなる
フィルム状樹脂34の間に電子タグ内部部品35を挟
み、200℃の温度の熱ロール36a、36bを用いて
内部の空気を抜きながらフィルム状樹脂34どうしを溶
着して、電子タグ内部部品35をフィルム状樹脂34に
封入した。なお、このとき、長尺のフィルム状樹脂を使
用し、これに電子タグ内部部品を10cm間隔で連続的
に封入した。
厚さ0.05mmの2枚のポリプロピレン樹脂からなる
フィルム状樹脂34の間に電子タグ内部部品35を挟
み、200℃の温度の熱ロール36a、36bを用いて
内部の空気を抜きながらフィルム状樹脂34どうしを溶
着して、電子タグ内部部品35をフィルム状樹脂34に
封入した。なお、このとき、長尺のフィルム状樹脂を使
用し、これに電子タグ内部部品を10cm間隔で連続的
に封入した。
【0037】次に、図5及び図6に示したように、直径
35mm、厚さ3mmの空間を持つ射出成形用金型37
内に、前記のフィルム状樹脂34に封入した内部部品3
5をフィルムに張力を加えながら挿入し、金型37を締
め、その型締め力で内部部品35を金型空間内の定位置
に固定した後、成形機ノズル38より200℃に熱した
ポリプロピレン樹脂39を金型37内に圧入し、以て電
子タグの外装樹脂33を成形すると共に、内部部品35
をフィルム状樹脂34ごと外装樹脂33内に接合固定し
た。
35mm、厚さ3mmの空間を持つ射出成形用金型37
内に、前記のフィルム状樹脂34に封入した内部部品3
5をフィルムに張力を加えながら挿入し、金型37を締
め、その型締め力で内部部品35を金型空間内の定位置
に固定した後、成形機ノズル38より200℃に熱した
ポリプロピレン樹脂39を金型37内に圧入し、以て電
子タグの外装樹脂33を成形すると共に、内部部品35
をフィルム状樹脂34ごと外装樹脂33内に接合固定し
た。
【0038】次に、金型37を開き、フィルム状樹脂3
4を10cmずらし次の内部部品35を金型空間内に挿
入し、再び外装樹脂33の成形を行うと共に成形された
外装樹脂33の周りのフィルム状樹脂34を外装樹脂3
3の外形に沿って裁断し、電子タグを完成させた。
4を10cmずらし次の内部部品35を金型空間内に挿
入し、再び外装樹脂33の成形を行うと共に成形された
外装樹脂33の周りのフィルム状樹脂34を外装樹脂3
3の外形に沿って裁断し、電子タグを完成させた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルム状樹脂によって水分等の侵入を防ぐ効果が増大
し、内部部品を外部環境からより確実に保護することが
可能となる。
ィルム状樹脂によって水分等の侵入を防ぐ効果が増大
し、内部部品を外部環境からより確実に保護することが
可能となる。
【0040】また、本発明によれば、フィルム状樹脂を
外装樹脂の成形時に、内部部品を金型内の浮上した位置
に固定するための支えとして利用することが可能になる
ので、外装樹脂の一体成形が可能となり、この点からも
耐環境性に優れた電子タグを実現することが可能とな
る。
外装樹脂の成形時に、内部部品を金型内の浮上した位置
に固定するための支えとして利用することが可能になる
ので、外装樹脂の一体成形が可能となり、この点からも
耐環境性に優れた電子タグを実現することが可能とな
る。
【0041】さらに、本発明によれば、外装樹脂の一体
成形が可能となることから、生産性の向上と低コスト化
が達成される。
成形が可能となることから、生産性の向上と低コスト化
が達成される。
【0042】さらに、本発明によれば、フィルム状樹脂
と外装樹脂とが同種の樹脂からなり、フィルム状樹脂が
非常に薄いものであることから、外装用の樹脂の通常の
成形温度で、フィルム状樹脂の表面部を溶融軟化させて
外装樹脂と十分な接合強度を持たせて一体化することが
できる。したがって、成形温度を高くする必要がなくな
り、樹脂の変色、分解、変形等の問題が一掃される。
と外装樹脂とが同種の樹脂からなり、フィルム状樹脂が
非常に薄いものであることから、外装用の樹脂の通常の
成形温度で、フィルム状樹脂の表面部を溶融軟化させて
外装樹脂と十分な接合強度を持たせて一体化することが
できる。したがって、成形温度を高くする必要がなくな
り、樹脂の変色、分解、変形等の問題が一掃される。
【図1】電子タグ識別システムの全体的な構成を示す機
能ブロック図
能ブロック図
【図2】図1の電子タグを示す平面図
【図3】図2の電子タグの断面図
【図4】電子タグ内部部品のフィルム状樹脂への封入工
程を示す図
程を示す図
【図5】フィルム状樹脂に封入した電子タグ内部部品の
成形用金型内へのセット工程を示す図
成形用金型内へのセット工程を示す図
【図6】外装樹脂の成形工程を示す図
20……電子タグ 31……ICチップ 32……アンテナ 33……外装樹脂 34……フィルム状樹脂 35……電子タグ内部部品 36a、36ba……熱ロール 37……成形用金型
Claims (2)
- 【請求項1】 タグ情報を記憶する記憶素子を含む回路
部品と、外部機器との間で非接触で信号を送受信するた
めのアンテナとを内部部品として備えた電子タグにおい
て、 前記内部部品を封入したフィルム状樹脂と、このフィル
ム状樹脂にて封入された前記内部部品を保護する外装部
とを具備し、前記フィルム状樹脂と前記外装部が同種の
樹脂からなり、且つ互いに一体化接合されてなることを
特徴とする電子タグ。 - 【請求項2】 タグ情報を記憶する記憶素子を含む回路
部品と、外部機器との間で非接触で信号を送受信するた
めのアンテナとを内部部品として備えた電子タグの製造
方法において、 前記内部部品をフィルム状樹脂にて封入し、このフィル
ム状樹脂にて封入された前記内部部品を成形用金型内に
セットして前記フィルム状樹脂と同種の樹脂からなる外
装部を成形することを特徴とする電子タグの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8109052A JPH09297535A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電子タグとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8109052A JPH09297535A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電子タグとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09297535A true JPH09297535A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14500396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8109052A Pending JPH09297535A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電子タグとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09297535A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19848821C1 (de) * | 1998-10-22 | 2000-05-18 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren zur Herstellung eines Transponders |
| JP2006150837A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Nissei Plastics Ind Co | 射出成形機の管理装置及び管理方法 |
| KR100604314B1 (ko) * | 2004-06-04 | 2006-07-24 | 삼성테크윈 주식회사 | Rfid 태그 및 그 제조방법 |
| WO2007088866A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | メモリカードおよびメモリカードの製造方法 |
| JP2008100441A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | インサート成形による成形体及びその成形方法 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP8109052A patent/JPH09297535A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19848821C1 (de) * | 1998-10-22 | 2000-05-18 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren zur Herstellung eines Transponders |
| KR100604314B1 (ko) * | 2004-06-04 | 2006-07-24 | 삼성테크윈 주식회사 | Rfid 태그 및 그 제조방법 |
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| US7939923B2 (en) | 2006-02-02 | 2011-05-10 | Panasonic Corporation | Memory card and method for manufacturing memory card |
| JP4766053B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2011-09-07 | パナソニック株式会社 | Sdメモリカードおよびsdメモリカードの製造方法 |
| JP2008100441A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | インサート成形による成形体及びその成形方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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