JPH09298664A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09298664A
JPH09298664A JP8132700A JP13270096A JPH09298664A JP H09298664 A JPH09298664 A JP H09298664A JP 8132700 A JP8132700 A JP 8132700A JP 13270096 A JP13270096 A JP 13270096A JP H09298664 A JPH09298664 A JP H09298664A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置ごとの特性のばらつきに関わら
ず予定していた画像が得られる画像形成装置を提供す
る。又、使用者の好みにあった画像の形成が可能な画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体上に画像を形成する画像出力手
段112によって複数の階調からなる階調パターンを出
力し、該階調パターンを光学的に読み取った読み取り値
と記憶手段117に記憶された前記複数の階調に対応し
た読み取り値の目標データとに基づいて、入力される画
像信号を画像出力手段への出力画像信号に変換する画像
信号変換テーブルを補正する画像形成装置201におい
て、前記目標データを変更する変更手段115を設け
た。又、前記変更手段による変更を指示する指示手段2
50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
等の画像形成装置にかかり、詳しくは、記録媒体上に画
像を出力する画像出力手段によって複数の階調からなる
階調パターンを出力し、該階調パターンを光学的に読み
取った読み取り値と記憶手段に記憶された複数の階調に
対応した読み取り値の目標データとに基づいて、入力さ
れる画像信号を画像出力手段への出力画像信号に変換す
る画像信号変換テーブルを補正する画像形成装に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機等の画像形成装置
において、入力画像データに対する出力画像データの特
性を補正したり、特定の濃度領域を強調したりするため
に、画像信号変換テーブルが使用されてきた。この画像
信号変換テーブルは、通常、画像形成装置の画像処理部
内に設けられている。そして、画像読み取り手段から画
像処理手段に入力される入力画像信号を画像出力手段
(例えば、レーザダイオードを使用した画像出力手段)
に供給する出力画像信号に変換する。かかる画像信号変
換テーブルは、画像形成装置の出力特性を反映して作ら
れ、画像形成装置の製造段階で、画像形成装置内部に組
み込まれるものである。ところが、画像形成装置の出力
特性は、画像形成装置の経時劣化等によって変化してし
まう。従って、画像形成装置が経時劣化した後に、画像
形成装置の製造段階で組み込まれた画像信号変換テーブ
ルを使用して入力画像信号を出力画像信号に変換して
も、その変換がもはや適正なものとならず、画像劣化を
引き起こす。
【0003】そこで、かかる経時劣化等の影響による画
像劣化を防止すべく、従来種々の方策が講じられてき
た。そのうちの代表的なものとしては次のものがある。
まず、第1には、画像形成装置内部のプロセス制御とし
て行われるものがある。これは、感光体や転写体等の像
担持体表面に複数の画像濃度を持った画像パターンを形
成し、この画像パターンの反射光又は透過光を光学セン
サによって検出し、該検出結果に基づいて、帯電電位、
現像バイアス及び露光光量等を変更するものである。第
2には、上記画像信号変換テーブル自体を補正するもの
がある。これは、特定の画像パターンを記録紙上に画像
形成し、この画像形成後の記録紙を画像読み取り手段に
載置して読み取り、読み取った画像データに基づいて、
画像信号変換テーブルを補正するものである(例えば、
特開平5−114962号)。上記第1の方法によれ
ば、画像形成装置内部で、人手を介さずに自動的に行う
ことができるという利点がある。しかし、上記光学セン
サは、一般的に、トナーの付着量が多い高濃度部につい
ての感度が小さい。従って、上記第1の方策では、必然
的に上記高濃度部を除いた領域についての補正となって
しまうという大きな欠点がある。その他、転写部の経時
劣化や、定着部の経時劣化には対応できないという欠点
もある。一方、上記第2の方策によれば、画像形成され
た記録紙を画像読み取り手段に載置する等、第1の方策
に比べ、人手による処理が必要となるが、全画像濃度領
域についての補正が可能であり、また、転写部、定着部
の経時劣化にも対応が可能となるという大きな利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像信号変換テー
ブルの補正を概念的に簡単に説明すると、図29に示す
ようなフィードバック制御に例えることができる。即
ち、画像信号変換テーブルの補正は、画像形成手段の特
性が経時劣化により変化して、画像形成手段の出力デー
タが予め与えられた目標データと異なるものとなった場
合に、画像信号変換テーブルを補正することによって、
出力データと目標データとの差がなくなるようするもの
であるといえる。しかし、従来の画像信号変換テーブル
の補正においては、上記目標データが固定であった。従
って、この目標データが適当なものでない場合には、画
像信号変換テーブルの補正もまた常に不適当なものとな
り、種々の問題を生じた。より具体的には、上記目標デ
ータは、通常画像形成装置の製造段階で、画像形成装置
の特性に基づいて作成され、画像形成装置内のROMや
RAM等の記憶手段に記憶されるものであるが、画像装
置を構成する部品のばらつき等に起因して生ずる画像形
成装置の特性のばらつきによって、最善のものとして作
成されたはずの目標データが不適なものとなって、当初
予定していた画像が得られないという問題が生じた。ま
た、上記目標データは、画像形成装置を製造する側で一
方的に作成するものである。従って、目標データを設定
した者と画像形成装置を使用する者との間に、画像に対
する認識(好み)が異なり、前記固定された目標データ
に従って補正された画像信号変換テーブルによって画像
を形成した場合に、使用者の好みに沿わない場合がある
という問題が生じた。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、画像形成装置ごとの
特性のばらつきに関わらず予定していた画像が得られる
画像形成装置を提供すること、また、使用者の好みにあ
った画像の形成が可能な画像形成装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の画像形成装置は、記録媒体上に画像を
形成する画像出力手段によって複数の階調からなる階調
パターンを出力し、該階調パターンを光学的に読み取っ
た読み取り値と記憶手段に記憶された前記複数の階調に
対応した読み取り値の目標データとに基づいて、入力さ
れる画像信号を画像出力手段への出力画像信号に変換す
る画像信号変換テーブルを補正する画像形成装置におい
て、前記目標データを変更する変更手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0007】請求項2画像形成装置は、請求項1の画像
形成装置において、前記変更手段による変更を指示する
指示手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の画像形成装置においては、請求
項1又は2の画像形成装置において、前記変更手段は、
低画像濃度から高画像濃度まで連続して存在する前記目
標データを部分的に変更することを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項4の画像形成装置は、記録媒体上に
画像を出力する画像出力手段によって複数の階調からな
る階調パターンを出力し、該階調パターンを光学的に読
み取った読み取り値と記憶手段に記憶された複数の階調
に対応した読み取り値の目標データとに基づいて、入力
される画像信号を画像出力手段への出力画像信号に変換
する画像信号変換テーブルを補正する画像形成装置にお
いて、該画像形成装置は情報を処理する外部装置に有線
又は無線によって接続可能であって、前記記憶手段に記
憶された目標データは、前記外部装置上で作成された目
標データを受信して得ることを特徴とするものである。
【0010】請求項1の画像形成装置においては、変更
手段による目標データの変更を繰り返し行う。この変更
は、例えば、請求項3に記載のように、部分的な変更で
あってもよい。そして、この変更された目標データと、
階調パターンを光学的に読み取った読み取り値とに基づ
いて、以降の変換テーブルの補正を行う。例えば、画像
形成装置にて形成された画像が、画像形成装置のばらつ
きによって当初予定した画像にならない場合、又は、使
用者の好みに合致していないような場合には、請求項2
の指示手段を用いて、変更手段に目標データをどのよう
に変更するかを指示する。そして、かかる指示手段から
の指示に応じて、変更手段による目標データの変更を行
う。その後、階調パターンの出力を行い、階調パターン
を光学的に読み取った読み取り値と変更後の目標データ
とに基づいて、変換テーブルを補正する。この補正され
た変換テーブルによって得られる出力画像信号を用いて
画像形成を行った結果が、未だ当初予定していた画像で
ない場合や使用者の好みに合致した画像で場合は、再び
上記指示手段から上記変更手段への目標データの変更の
指示を行う。このような目標データの変更、当該変更後
の目標データによる変換テーブルの補正、及びこの変換
テーブルを用いての画像形成という動作を当初予定して
いた画像又は使用者の好みの画像が得られるまで繰り返
し行う。
【0011】請求項4の画像形成装置においては、画像
形成装置自身が変更手段を有さず、画像形成装置に有線
又は無線によって接続されている外部装置によって新た
に作成された目標データを受信して、この目標データを
記憶手段に記憶する。そして、記録媒体上に画像を出力
する画像出力手段によって複数の階調からなる階調パタ
ーンを出力し、該階調パターンを光学的に読み取った読
み取り値と記憶手段に記憶された前記外部装置から受信
した目標データとに基づいて、変換テーブルを補正す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置とし
ての電子写真複写機(以下、単に「複写機」という)に
適用した実施形態について説明する。 {複写機200の概略構成、動作}まず、複写機200
の概略構成図である図2を用いて、本実施形態にかかる
複写機の構成、動作につき説明する。本実施形態におけ
る複写機200は、大きくは、画像読み取り手段として
のスキャナ101と画像出力手段としてのプリンタ20
1とからなる。上記スキャナ101は、原稿画像を光学
的に読み取るためのものであり、原稿載置台としてのコ
ンタクトガラス209、露光ランプ210、反射ミラー
211、結像レンズ212、及びCCDイメージセンサ
213等からなる。上記露光ランプ210としては、ハ
ロゲンランプが使用されるのが一般的である。このスキ
ャナ101による原稿画像の読み取りは次のようにして
行われる。
【0013】上記コンタクトガラス209上に載置され
た原稿を露光ランプ210によって光照射し、原稿から
の反射光を反射ミラー211等により結像レンズ212
に導く。この結像レンズ212にて上記反射光をCCD
イメージセンサ213上に結像させる。該CCDイメー
ジセンサ213は、上記反射光を原稿画像に対応したデ
ジタル電気信号に変換する。このCCDイメージセンサ
213は、フルカラーイメージセンサであり、与えられ
光信号を、例えば、R(レッド)、G(グリーン)及び
B(ブルー)の各色に色分解し、各色に対応したデジタ
ル電気信号を出力する。また、上記CCDイメージセン
サ213は、図面に対して垂直方向(この方向を主走査
方向ともいう。)に列状に配置されている。上記CCD
イメージセンサ213の出力であるデジタル電気信号
は、後述する画像処理部にて、色変換処理等の画像処理
がなされ、シアン(Cyan:以下、Cという)、マゼ
ンタ( Magenta:以下、Mという)、イエロー
(Yellow:以下、Yという)及び黒(以下、Kと
いう)のカラー画像データとなる。上記カラー画像デー
タを、次に述べるプリンタ112にて、C、M、Y、K
のトナーにより顕像化を行い、得られたトナー像を重ね
あわせてフルカラーの画像を形成する。
【0014】上記プリンタ112の略中央部には、像担
持体としての感光体215が配置されている。該感光体
215は、有機感光体(OPC)ドラムであり、その外
径は、120mm程度である。上記感光体の周囲には、
感光体表面を一様に帯電する帯電装置207、K現像ユ
ニット202、C現像ユニット203、M現像ユニット
204、Y現像ユニット205、中間転写ベルト20
6、及びクリーニング装置等が配置されている。また、
上記感光体の上方であって、上記スキャナ101の下方
には、前述したカラー画像データに基づいて光ビームを
発生して、一様帯電された上記感光体215表面を光走
査するレーザ光学系208が設けられている。このレー
ザ光学系208は、光ビームを発生するレーザダイオー
ド、該光ビームを偏向するポリゴンミラー等からなる。
【0015】かかる構成によって行われるプリンタ11
2における画像形成動作を、K画像データに基づく場合
を例にして説明すれば次のとおりである。上記レーザ光
学系208からのK画像データに基づく光ビームにより
感光体215表面上に形成された潜像は、これに対応す
るK現像ユニット202によって現像され、、Kトナー
像となる。このトナー像は、上記中間転写ベルト206
に転写される。以下、この感光体215から中間転写ベ
ルト206へのトナー像の転写をベルト転写という。以
上のような、潜像の形成、現像、及びベルト転写という
一連の動作が、CMYKの4色について行われ、中間転
写ベルト206上には4色重ねトナー像が形成される。
この4色重ねトナー像を、給紙ユニット216から給送
されてきた記録媒体、例えば記録紙上に、転写バイアス
ローラ217によって、一括して転写する。上記4色重
ねトナー像が形成された記録媒体は、搬送ベルト218
によって定着装置219に搬送される。上記定着装置2
19は、加熱及び加圧によって4色重ねのトナー像を溶
融し、記録媒体上に定着する。定着が完了した記録媒体
は、排紙トレイ220上に、排出される。一方、感光体
215の表面に残留したトナーは、クリーニング装置2
14によって回収され、感光体215表面のクリーニン
グが行われる。クリーニング後の感光体215表面は、
除電装置221によって除電される。また、4色重ね画
像を中間転写ベルト206から記録媒体上に転写した後
に、上記中間転写ベルト206上に残留したトナーは、
ベルトクリーニング装置222によって回収され、中間
転写ベルト206表面のクリーニングが行われる。
【0016】{複写機200の制御系}次に、複写機2
00の制御系につき、図3に基づいて説明する。図3
は、複写機200の制御系を説明するための説明図であ
る。複写機200は、メイン制御部145を備えてい
る。このメイン制御部145は、制御手段としてのメイ
ンCPU130、該CPU130で実行する制御用プロ
グラム等を格納するROM131、上記CPU130で
使用するデータを格納したり、上記CPUの作業領域と
して使用したりするためのRAM132、及び、CPU
と各種センサとのインターフェース等を行う入出力イン
ターフェース133を備えている。
【0017】上記入出力インターフェース133に接続
されている各種センサ等としては、具体的には、レーザ
光学系制御部134、電源回路135、光電センサ13
6、トナー濃度センサ137、環境センサ138、感光
体表面電位センサ139、トナー補給回路140、及び
中間転写ベルト駆動部141等がある。上記レーザ光学
系制御部134は、前述したレーザ光学系208のレー
ザダイオードの出力を制御するものである。上記電源回
路135は、前述の帯電装置207に帯電用放電電圧を
供給し、また、現像ユニット202〜205に現像バイ
アス電圧を供給し、さらに、前述のバイアスローラ22
1や転写バイアスローラ217に対して転写電圧を供給
する。
【0018】上記光電センサ136は、発光ダイオード
等の発光素子、フォトセンサ等の受光素子等からなり、
感光体回転方向において、バイアスローラ221の手前
に位置する。そして、この位置にて、感光体表面に形成
された検知パターン部分のトナー付着量や感光体表面地
肌部分のトナー付着量を検知する。また、感光体除電後
の感光体表面の残留電位も検知する。この光電センサ1
36の検知出力信号は、図示しない光電センサ制御部に
印加される。上記光電センサ制御部は、上記検知パター
ンのトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比
率を求め、その比率を基準値と比較して、画像濃度の変
動を検知し、トナー濃度センサ137の制御値の補正を
行う。上記トナー濃度センサは、現像ユニット202〜
205内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいて、ト
ナー濃度を検知する。トナー濃度センサ137は、検知
されたトナー濃度値と、基準値とを比較しトナー濃度が
一定値を下回っている場合、即ち、トナー不足となって
いる場合は、その不足分に対応した大きさのトナー補給
信号をトナー補給回路140に印可する。
【0019】電位センサ139は、感光体の表面電位を
検知する。中間転写ベルト駆動部141は、中間転写ベ
ルトの駆動を制御する。図3中符号204はM現像ユニ
ットであり、この現像ユニット内には、Mトナーとキャ
リアを含む現像剤が収容されており、剤撹拌部材204
bの回転によって現像剤が撹拌される。現像スリーブ2
04aの近傍には、現像剤規制部材(図示せず)が配置
されており、現像スリーブに供給される現像剤の量を調
整する。現像スリーブに供給された現像剤は現像スリー
ブ204a上に磁気的に保持されつつ、磁気ブラシとし
て、現像スリーブ204aの回転方向に回転する。ここ
では、M現像ユニットとのみを取り上げて説明したが、
他のK現像ユニット202、C現像ユニット203、及
びY現像ユニット205もほぼ同様の構成となってい
る。
【0020】{画像処理部}次に、図1に基づいて複写
機200の画像処理部について説明する。図1は画像処
理部の概略構成を示すブロック図である。スキャナ10
1からのR、G、及びBの3色に色分解されたデジタル
信号は、まず、シェーディング補正回路102に入力さ
れる。このシェーディング補正回路102は、CCDイ
メージセンサ213の各素子の特性のばらつきや露光ラ
ンプ210の照度むら等による影響を補正するためのも
のである。シェディング補正回路102からの出力はR
GBγ補正回路103に入力される。このRGBγ補正
回路103によって、スキャナ101からのデジタル信
号を反射率データから明度データに変換する。 (以下、余白)
【0021】RGBγ補正回路103の出力は、画像分
離回路104及びMTF(Modulation Tr
ansfer Function)補正回路105に入
力される。上記画像分離回路104は、原稿画像におけ
る文字部と絵柄部との判定及び原稿画像における有彩色
と無彩色との判定を行い、その結果を出力する。この画
像分離回路104の出力は、後述するMTF補正回路1
05、色変換−UCR処理回路106、変倍回路10
7、インターフェース114、画像加工回路108、M
TFフィルタ109、γ補正回路110、及び、階調処
理回路111に入力され、各回路等における処理に利用
される。
【0022】上記MTF補正回路105は、スキャナ1
01等の入力系の周波数特性を補正するものであり、特
に高周波領域における周波数特性の劣化を補正する。上
記MTF補正が終了した信号は、色相判定回路122及
び色変換−UCR回路106に入力される。上記色判定
回路122は、MTF補正回路105からの出力信号
が、R、G、B、C、M、又はYのいずれの色相の信号
であるのかを判定して、上記色変換−UCR処理回路1
06で色変換のために使用される色変換係数を選択す
る。上記色変換−UCR処理回路106は、色変換部と
UCR(UnderColor Removal)処理
部とからなる。該色変換部は、スキャナ等の入力系の色
分解特性とプリンタで使用される色材(色トナー)の分
光特性の違いを補正して、忠実な色再現に必要なY、M
及びCそれぞれの色材の量を計算する部分である。この
色変換部での色変換処理は次式に示すような、1次のマ
スキング方程式のマトリクス演算により実現できる。
【数1】 ここで、上式のR’、G’及びB’は、それぞれR、G
及びBの補数を表す。マトリクス係数aij(i=1〜
3、j=1〜3)は色変換係数であり、上述のごとく入
力系の色分解特性と、出力系(プリンタ)の分光特性に
よって決定されるものである。上式では、1次のマスキ
ング方程式を用いたが、これに換えて、B’G’等の2
次項あるいはさらに高次の項を用いるようにすれば、よ
り精度よく色変換を行うことができる。また、色相によ
って演算式を変えたり、ノイゲハウアー方程式を用いる
ようにしてもよい。いずれにしても、Y、M及びCの値
は、B’、G’及びR’(又は、B、G及びR)の値か
ら求めることができる。
【0023】上記UCR処理部は、Y、M及びCの3色
が重なる部分(共通濃度部分)を、Kに置き換えるため
のUCR処理を行う。これは、C、M及びYの3色を重
ねると、理論的には黒になるはずであるが、実際は完全
な黒とならず若干グレーバランスがくずれて再現される
ことを防止するためである。このUCR処理は、次式を
用いた演算により行うことができる。
【数2】Y’=Y−α・min(Y,M,C) M’=M−α・min(Y,M,C) C’=C−α・min(Y,M,C) K = α・min(Y,M,C) ここで、数式2におけるαは、UCRの量を決める係数
であり、α=1のとき100%UCR処理となる。上記
αは、一定値でも良いが、例えば、高濃度部では、αを
1に近くし、ハイライト部では、αを0に近くすること
により、高濃度部での黒再現性をよくし、かつハイライ
ト部での画像を滑らかにすることができる。
【0024】上記色変換−UCR処理回路106の出力
は、変媒回路107に入力される。この変倍回路107
は、画像の縦横変倍を行う回路である。変倍回路107
の出力は、インターフェース114を介して画像加工回
路108に入力される。この画像加工回路108は、画
像のリピート処理等の特定の画像加工を行うかいろであ
る。この画像加工回路108からの出力は、MTFフィ
ルタ109に入力される。該MTFフィルタ109は、
使用者の好みに応じて、画像の解像度を優先させるため
のエッジ強調処理や、画像の階調性を優先させるための
平滑化処理等の入力された信号の周波数特性を変更する
処理を行う。
【0025】MTFフィルタ109の出力信号は、入力
画像信号としてγ補正回路110に入力される。このγ
補正回路110は、γ補正(γ変換ともいう)を行う回
路である。具体的には、プリンタ112の特性に応じ
て、画像信号変換テーブルを用いることによって、上記
入力画像信号を出力画像信号に変換するための回路であ
る。また、いわゆる地肌飛ばし等の処理も行うことがで
きる。γ補正回路110からの出力画像信号は、階調処
理回路111に入力される。この階調処理回路111
は、ディザマトリクスを使ったディザ処理等を行い、入
力された信号の階調を調整する。例えば、プリンタ11
2の階調表現力がスキャナ101の階調表現力よりも低
い場合には、上記ディザマトリクスを使って、量子化処
理を行う。
【0026】このようにして、スキャナ101からのデ
ジタル信号は、シェーディング補正から階調処理までの
一連の画像処理によって、画像データとなり、プリンタ
112に出力される。 ここで図1におけるインターフ
ェース113、114は、スキャナ101で読み込んだ
原稿画像を外部の画像処理装置での処理のために当該外
部の画像処理装置に送出したり、外部の画像処理装置か
ら送られてきた画像データを受信し、プリンタで出力し
たりするためのものである。以上の様な画像処理部を構
成する各回路の制御を行うために、ROM116、RA
M117及びCPU115が、バスライン118によっ
て接続されている。また、上記CPU115は、シリア
ルインターフェースを介してシステムコントローラ11
9に接続されている。これにより、複写機の操作部から
入力され、システムコントローラ119が受け取った使
用者の指示を、コマンドとして、CPU115に送信す
ることができる。
【0027】プリンタ112に送られた画像データは、
前述したレーザ光学系208におけるレーザダイオード
の発光を制御するためのレーザ変調回路400に入力さ
れる。上記レーザ変調回路400について図4に基づい
て説明する。図4は、レーザ変調回路400の回路ブロ
ック図である。入力される画像データは、1画素8ビッ
トからなる。この画像データは、ルックアップテーブル
401を使用してγ変化された後、パルス幅変調回路4
02に入力される。このパルス幅変調回路402は、8
ビットの画像データのうちの上位3ビットの信号に基づ
いてパルス幅を決定する。このパルス幅は、3ビットの
信号で表現できる8の状態(8値)のうちから選択され
る。パルス幅が決定されると、パルス幅変調回路402
の後段に設けられたパワー変調回路によって、パワー変
調、即ち発光強度(発光量)の変調が行われる。このパ
ワー変調回路403によるパワー変調は、上記画像デー
タの下位5ビットの信号に基づいて行われ、5ビットの
信号で表現できる32の状態(32値)のなかから1つ
の状態が選択される。
【0028】こうして、パルス幅変調及びパワー変調を
経た後の画像データに基づいて、レーザダイオード40
4が発光する。このレーザダイオードの発光強度を、フ
ォトディテクタ405によってモニターし、該フォトデ
ィテクタ405の出力をパワー変調回路にフィードバッ
クすることによって、1画素ごとの発光強度の補正を行
う。尚、実施形態にかかるプリンタの書き込み周波数
は、18.6MHzであり、1画素の走査時間は、53
・8nsecである。また、1画素の大きさに対して、
主走査方向のビーム径(このビーム径は、静止時のビー
ムの強度が最大値に対して1/(eの2乗)に減衰する
ときの幅として定義される)は、90%以下、望ましく
は80%が良い。例えば、400DPI(ドット/イン
チ)、1画素63.5μmで画像出力するようなプリン
タでは、上記ビーム径は、50μm以下が良い。
【0029】{変換テーブルの作成手順}ここで、上述
のγ補正回路110でのγ補正に使用される画像信号変
換テーブル(以下、単に「変換テーブル」という。)の
一般的な作成方法について説明する。尚、以下の説明に
おける「階調変換曲線」とは、上記変換テーブルの数値
を結んで求められる曲線をいう。図5は、変換テーブル
の作成手順を示すフローチャートである。変換テーブル
の作成手順は、大きく (1)全体の湾曲度を選択する(501)。 (2)低画像濃度部(ハイライト部)の湾曲度を選択す
る(502)。 (3)高画像濃度部(シャドー部)の湾曲度を選択する
(503)。 (4)画像濃度を所望の値になるように、全体に係数を
掛ける(504)。 という4つのステップからなる。
【0030】まず、上記ステップ501について、図6
に基づいて説明する。前提として、基準となる階調変換
曲線Aに対し、全体の湾曲度を変える階調変換をBとす
る。また、低画像濃度部(ハイライト部)の湾曲度を変
える階調変換をCHとし、高画像濃度部(シャドー部)
の湾曲度を変える階調変換をCSとする。この前提のも
とで、例えば、階調変換曲線Aを階調変換Bにより変換
した場合の階調変換曲線をEとした場合を、E=B
(A)と表記する。ステップ1における処理を、プログ
ラム言語であるC言語を用いて記述すると、次のリスト
1で示したものとなる。
【0031】 <リスト1> typedef int Table[256]; Table A,E; int B(int A,int curvature) { int value; /* curvatureの大きさに応じて湾曲度を変える演算 */ ・・・ return value; } /* full():全体の湾曲度を変える処理, */ Table full(int curvature) { /*curvatureは、湾曲の度合い */ int i; for(i=0; i=255; i++) E[i]=B(A[i],curvature); return E; }
【0032】ここで、Bは前述したように、Aの湾曲度
を変えるための関数である。この関数の一例としては、
8ビット画像データの場合、0=B(0、n)、255
=B(255、n)(nは任意の整数)を満たす2次の
ベジエ関数を用いることができる。上記の条件を見た満
たすベジエ関数は、始点P0(0、0)と終点P1(2
55、255)とを結ぶ直線P0P1と、直線P0P1
と交わる直線Lと、その直線L上に存在し、上記直線P
0P1と直線Lとの好転からの距離dをパラメータとす
る制御点P2とから、2次のベジエ曲線として表され
る。上記の関数においては、関数Bの引数である整数c
urvatureに応じて距離dを比例させることによ
り、湾曲度を変えることができる。
【0033】具体例として、直線P0P1と直交する直
線L1に対する場合について図7を用いて説明する。直
線P0P1の中心点Pc=(P0+P1)/2=(12
7.5,127.5)又は、(127,127)若しく
は(128,128)に対する距離dをパラメータとし
たとき、制御点P2は、次式で与えられる。
【数3】P2(d)=Pc+(−d/√2,d/√2) =(127.5−d/√2,127.5+d/√2) これより、階調変換曲線P(d,t)は、次の式で与え
られる。
【数4】P(d,t)=P0・t2+2・P2(d)・
t・(1−t)+P1・(1−t)2 但し、tは0≦t≦1の媒介変数である。
【0034】上記P(d,t)は、図6に示したように
階調変換曲線への入力xと出力yの組(x,y)として
与えられるので、関数B()への引数として与えられた
整数Aからx=Aとして、数式4からtを求め、得られ
たtを再度数式4に代入して、出力yを求める。これに
よって、入力xに対して、yを出力するγ補正が可能と
なる。上述のようなγ補正のための計算を、画像データ
が入力されるたびに毎回行う代わりに、予め、(x、
y)のすべての組(0≦x≦255)について求めてお
き、これをテーブルとして、ROM116中に記憶させ
ておくことにより、入力xにたいする出力yを求める計
算時間を短縮することができる。尚、湾曲度を変えた数
組又は数十組の変換テーブルをROM116中に保持す
ることも可能である。上記、湾曲度は、上記リスト1中
の関数B()への引数curvatureで与えられ
る。従って、湾曲度を変えた変換テーブルを複数得る場
合を考慮して上記のリスト1を変形すると、次のように
なる。
【0035】 <リスト2> const table_max=9; typedef int Table[256]; Table A, E, B[table_max]; /* full():全体の湾曲度を変える処理, */ Table full(int curvature) { /* curvatureは、湾曲度を指定する。 */ int i; for(i=0; i<=255; i++) E[i]=B[curvature][A[i]]; return E; } main() { /* curvatureは、湾曲度(湾曲の度合い) */ int curvature=1; E=full(curvature); }
【0036】上記リスト2の例では、Table_ma
x=9としているため、湾曲度が異なるテーブルの本数
を9本に設定している。上述の例では、階調変換曲線を
得るのにベジエ関数を用いたが、その他必要に応じて、
高次関数、指数関数、及び対数関数等を用いることも可
能である。
【0037】次に、上述のステップ502及びステップ
503の処理について説明する。低画像濃度部(ハイラ
イト部)及び高画像濃度部(シャドー部)における階調
変換曲線の湾曲度を変える処理も、上述したステップ1
と同様の処理により可能である。まず、上記リスト2
を、低画像濃度部(ハイライト部)及び高画像濃度部
(シャドー部)の湾曲度の変更にも対応し得るよう、一
般的な形に書き直すと次のようになる。
【0038】 <リスト3> const table_max=9; typedef int Table[256]; Table A, E, B[table_max]; /* Transform():湾曲度を変える処理, */ Table Transform(Table Transformer, Table Original) { /* この関数は、Originalという階調変換曲線を * * Transformerという階調変換曲線を用いて * * 湾曲度を変える処理を行う */ int i; for(i=0; i<=255; i++) E[i]=Transformer[Original[i]]; return E; } main() { /* curvatureは、湾曲度(湾曲の度合い) */ int curvature=1; E=Transform(B[curvature],A); /* 階調変換曲線Aを階調変換曲線B[curvature]用いて * * 湾曲度を変える */ }
【0039】上記リスト3にハイライト変換曲線CH
[h]、シャドー変換曲線CS[s]を導入すると、上記リスト
3は、次のように表すこともできる。 <リスト4> const table_max=9; typedef int Table[256]; Table A, B[table_max], E, CH[table_max],CS[ta ble_max]; /* Transform():湾曲度を変える処理, */ Table Transform(Table Transformer, Table Original) { main() { int curvature, h, s; /* curvature, h, s の数値を変えることにより、 曲線の湾曲度を変える */ /* 全体の湾曲度を変える */ E=Transform(B[curvature],A); /* 低画像濃度部(ハイライト部)の湾曲度を変 える */ E=Transform(CH[h],E); /* 高画像濃度部(シャドー部)の湾曲度を変 える */ E=Transform(CS[s],E); }
【0040】上記リスト中で、curvature、
h、sは、それぞれ、全体、ハイライト部、シャドー部
の湾曲度を決める値である。尚、低画像濃度部と、シャ
ドー部の湾曲は互いに独立に作成されている。次に、ハ
イライト部やシャドー部のごとく部分的に湾曲度を変え
た階調変換曲線の作成について、ハイライト部の湾曲度
を変える場合を例示した図8に基づいて説明する。図8
に示すように、ハイライト部の階調変換曲線は、始点P
0と終点P1とを結ぶ直線P0P1、直線P0P1と直
交する直線L1、直線P0P1上に存在する第1の制御
点P2、及び、直線L1上に存在し直線P0P1と直線
L1との交点からの距離dをパラメータとする第2の制
御点P3により、3次のベジエ曲線として求めることが
できる。ここでは、一例として、始点P0をP0=
(0,0)とし、終点P1を(255,255)とす
る。また、第1の制御点P2をP2=(32,32)と
する。
【0041】この条件の下で、第2の制御点P3は、次
式で表すことができる。
【数5】P3(d)=(16,16)+(−d/√2,
d/√2) これらのP0からP3を用いて、階調変換曲線P(d,
t)は次の式で求めることができる。
【数6】P(d,t)=P0・t3+3・P2・t2
(1−t)+3・P3(d)・t・(1−t)2+P1・
(1−t)3 ここでは、直線P0P1と直交する直線L1上の制御点
をP3として、として求めたが、例えば、図8の縦軸に
平行な直線をL2として、この直線上に存在する制御点
をP3としても良い。この場合には、制御点P3は、直
線P0P1と直線L2との交点からの距離dをパラメー
タとして、次式で表すことができる。
【数7】P3(d)=(16,16)+(0,d) (以下、余白)
【0042】以上、ハイライト部の階調変換曲線の求め
方について説明してきたが、シャドー部の階調変換曲線
についても、P0及びP1を適宜選択することで、これ
と同様の方法で求めることができる。また、ここでは、
終点P1として(255,255)を選択したが、例え
ば、(64,64)等であってもよい。即ち、点(0、
0)と点(255,255)を結ぶ線分を線分mとすれ
ば、終点P1は、この線分m上に、任意にとることがで
きる。尚、線分m上で線分P0P1に含まれない部分に
ついては、階調変換の際、恒等変換として作用し、それ
以外の部分がハイライト部又はシャドー部のごとく特定
の画像濃度領域の湾曲度を変えるための階調変換曲線と
して作用する。
【0043】{自動階調補正}次に、本実施形態におけ
る自動階調補正(以下、ACC(Auto Color
Calibration)という。)について、図9
に基づいて説明する。上記自動階調補正とは、変換テー
ブルを補正するすることによって、プリンタから出力さ
れる画像の階調を調整するものである。図9は、ACC
の動作を説明するフローチャートである。本実施形態に
おける複写機は、図10に示すような操作部250を有
し、使用者はこの操作部250から複写機で実行される
各種の機能を選択することができる。図10の符号25
1はタッチパネルとなっている液晶画面251であり、
表示装置としてのみならず、入力装置としての機能も有
している。
【0044】かかる液晶画面251(タッチパネル)2
51から、ACCメニューを呼び出すと、図11のごと
き画面が表示される。この画面にて、コピー使用時の
「実行」を指定すると、コピー使用時における自動階調
補正が行われ、プリンタ使用時の「実行」を指定する
と、プリンタ使用時の自動階調補正が行われる。ここ
で、「コピー使用時」とは、原画像をスキャナ101で
読み取って記録媒体上に画像を形成する場合をいい、
「プリンタ使用時」とは、コンピュータ120から送ら
れてくる画像データに基づいて記録媒体上に画像形成す
る場合を意味している。
【0045】以下、コピー使用時の「実行」を指定した
場合を例に説明する。図11の液晶画面251にて、コ
ピー使用時の「実行」を指定すると、液晶画面251の
表示は、図12の如く切り替わる。この画面で印刷スタ
ートキーが押されると、複写機201は、図9のステッ
プ901の動作を行う。即ち、図13に示すような。Y
MCK各色、並びに文字及び写真モードに対応した複数
の濃度階調パターンを転写材上に形成する。この階調パ
ターンは、予め画像処理部のROM116中に格納され
ている。
【0046】上記階調パターンの階調の種類は、16進
数表示で、00h、11h、22h・・・、EEh、F
Fhの16種類がある。図13は、一例として、上記1
6種類の階調の中から任意の5つの種類の階調を選択し
て、記録紙上に階調パターンを形成した場合を図示した
ものである。図示の例では、上記5つの種類の階調によ
る画像形成を、文字及び写真モード用の各モード用のY
MCK4色について行い、結局、記録紙上に40個の階
調パターンを形成している。
【0047】ここで、本実施形態においては、文字モー
ド用のパターンと写真モード用のパターンでは、各画素
のレーザ書き込み値の決定の仕方を異ならせている。具
体的には、文字モード用については、ディザ処理等を行
わずに、1画素256階調の中から選択された値でその
ままレーザ書き込みを行う。一方、写真モード用につい
ては、書き込み主走査方向に隣接した2画素分づつの書
き込み値の和を該2画素に配分して、新たに、レーザ書
き込み値を決定する。
【0048】即ち、1画素目の画素の書き込み値をn1
とし、2画素目の書き込み値をn2とすると、これか
ら、以下のようにして、新たな1画素目の書き込み値n
1’と新たな2画素目の書き込み値n2’とを決定す
る。 n1+n2≦255 の場合 n1’=n1+n2, n2’=0 n1+n2>255 の場合 n1’=255, n2’=n1+n2−255 又は、 n1+n2≦128 の場合 n1’=n1+n2, n2’=0 128<n1+n2≦256 の場合 n1’=128, n2’=n1+n2−128 256<n1+n2≦383 の場合 n1’=n1+n2−128, n2’=128 383<n1+n2 の場合 n1’=255, n2’=n1+n2−255
【0049】上述のようにして、上記階調パターンが記
録紙上に画像形成され、複写機から出力されると、上記
液晶部251の表示は図14の如く切り替わる。そし
て、使用者に上記階調パターンが形成された記録紙(テ
ストパターン)をスキャナ101のコンタクトガラス2
09上に載置するように促す。使用者がこれに従い、上
記テストパターンをコンタクトガラス上に載置して、読
み取りスタートを指定すると(902)、スキャナ10
1の読み取り動作が開始し、YMCKで形成された上記
階調パターン及び該階調パターンが形成されている記録
紙の地肌部分を読み取り、RGBのデジタル信号として
出力する(903)。次に、上述した図11の液晶画面
251にて、地肌補正を行うよう指示されている否かを
判定し(904)、地肌補正を行うよう指示されている
場合は、後述する所定の地肌補正を行う(905)。
【0050】その後、変換テーブルの目標の補正を行う
よう指示されているか否か、即ち、図11の液晶画面2
51にて、「目標更新」の実行が指示されているか否か
を判定する(906)。上記目標更新の指示がある場合
には、後述する所定の目標更新(目標変更)を行う(9
07)。上記「目標」は、ACC実行時における変換テ
ーブルの補正の目標データであり、当該補正の目標とし
て参照されるものであるところから、一般に参照データ
と呼ばれている。以降の説明においては、上記目標、即
ち、目標データを「参照データ」という。
【0051】ステップ907にて更新された参照データ
に基づいて、γ補正回路110で使用される変換テーブ
ルの補正を行う(908)。上記ステップ904〜ステ
ップ908までの処理を、YMCKの各色について行う
(909)とともに、文字及び写真の各画像モードにつ
いて行う(910)。上記ステップ904〜ステップ9
10までの処理動作の最中は、上述の液晶画面251に
は、図15で示したような表示が行われる。
【0052】ここで、図11における{「目標更新」
(コピー時)}のキーは、コピー使用時に使用する変換
テーブルを補正する際に用いる参照データを変更するた
めのものである。一方、{「目標更新」(プリンタ
時)}は、プリンタ機能実行時に使用する変換テーブル
を補正する際に用いる参照データを変更するためのもの
である。ここでは、コピー用とプリンタ用で目標更新を
別々に設定するようにしているが、同時に設定できるよ
うにして、それぞれ別に目標更新を行う手間を省いても
良い。
【0053】尚、本実施形態においては、補正前の変換
テーブルを該変換テーブルの補正後も記憶しておき、補
正後の変換テーブルを使用して形成された画像が、使用
者の望むところでないような場合には、使用者の意思に
よって補正前の変換テーブルに戻すことができるように
なっている。この補正前の変換テーブルに戻す指示は、
図11の符号Aで示す部分を押すことにより行う。ま
た、参照データについても、同様に、補正前の参照デー
タに戻すことができる。この指示は、図11の符号Bで
示す部分を押すことによって行う。
【0054】本実施形態においては、上述のとおり、A
CCの中で地肌補正の有無を選択できるようになってい
る。ここで、地肌補正の意義について説明する。地肌補
正を行うことの目的は2つある。その1つは、ACC時
に使用される階調パターンが形成された記録紙の白色度
によらず適切な変換テーブルの補正を可能とすることで
ある。これは、同じ画像データに基づいて階調パターン
を記録紙上に形成しても、該階調パターンが形成される
記録紙の白色度に応じて、この階調パターンをスキャナ
101で読み取って得られるRGBデジタル信号に相違
が生じることを考慮したものである。
【0055】例えば、白色度の低い再生紙に階調パター
ンを形成してACCを行う場合を想定する。上記再生紙
の地肌色は、一般に白色度が低く、イエロー成分が多
い。このため、上記ACCにてイエローの変換テーブル
を補正する場合に、該変換テーブルに対する入力に対し
て、イエロー成分が少なくなる出力がされるように上記
変換テーブルを補正してしまう。このようにして補正さ
れた変換テーブルを使用して、次に白色度の高い例えば
アート紙などに画像形成をした場合には、形成された画
像のイエロー成分が少なくなって、望ましい色再現をす
ることができない。
【0056】地肌補正を行うもう1つの理由は、ACC
時に使用される階調パターンが形成された記録紙の紙厚
によらず適切な変換テーブルの補正を可能とすることで
ある。これは、階調パターンを形成した記録紙が薄い場
合には、コンタクトガラス209の上方にて、上記記録
紙をコンタクトガラスに密接させるための圧板等の色が
透けて、階調パターンと加色された状態となって、スキ
ャナ101によって読み取られてしまうことを考慮した
ものである。
【0057】例えば、上記記録紙を押さえる圧板等が、
灰色味を帯びている場合には、読み取た画像信号は、本
来よりも画像濃度の高いものとなってしまう。このた
め、上記ACCにて変換テーブルを補正する場合に、該
変換テーブルに対する入力に対して、画像濃度の低い出
力がされるように上記変換テーブルを補正してしまう。
このようにして補正された変換テーブルを使用して、次
に、厚板等によって原稿を押さえずに、上記鉛管テーブ
ルを使用して記録紙に画像形成した場合には、形成され
た画像の濃度が薄くなってしまう。
【0058】かかる目的を達成するために、本実施形態
の複写機は、記録紙の階調パターンが形成されていない
部分(地肌部分)の画像読み取り信号と階調パターンの
読み取り信号とから、上記階調パターンの読み取り信号
を補正して、地肌補正を行うようにしている。一方、地
肌補正を行う必要のない場合もある。例えば、常にイエ
ロー成分の多い再生紙を使うような場合には、イエロー
成分が低くなるように階調補正しうる変換テーブルの方
が望ましく、地肌補正の必要はない。そこで、本実施形
態における複写機においては、使用者の使用状況、好み
等によって、地肌補正の有無を切り替えられるようにし
ているのである。
【0059】{ACC実行時における変換テーブルの補
正}ACC実行時におけるγ補正回路110の変換テー
ブルの補正について説明する。まず、本実施形態におけ
る階調パターンの書き込み値と、スキャナ読み取り値と
の関係について説明しておく。本実施形態においては、
感光体上に形成した階調パターンの書き込み値をLD
[i](i=1,2,・・・,10)とした場合、このL
D[i]で形成されたパターンのスキャナ101での読み
取り値を(r[i],g[i],b[i])(i=1,2,・・
・,10)とする。上記のように、本実施形態における
スキャナの読み取り値は、いわゆるRGB表現としてい
るが、明度、彩度及び色相角(L*,c*,h*)、明度、
赤み、及び青み(L*,a*,b*)等で表現することも可
能である。スキャナの読み取り値を(r[i],g[i],b
[i])で表現した場合の利点は、YMCのそれぞれに対
応した補色の画像信号が、それぞれb[i]、g[i]、r
[i]となるので、上記他の表現方法に比較して、簡単に
それぞれの補色の画像信号のみ(a[i],i=1,2,
・・・,10)を用いて変換テーブルを求めることがで
きる点である。参照データは、階調パターンをスキャナ
101の読み取り値で読み取ったときの目標であるか
ら、上記参照データは、レーザの書き込み値LD[i]
(i=1,2,・・・,10)と目標読み取り値(r0
[i],g0[i],b0[i])との組として表現することが可
能である。尚、a0[col][ni](0≦ni≦255、i=
1,2,・・・,10、col=Y,M,C)を参照デー
タ(r0[i],g0[i],b0[i])の補色画像信号とする。
以降の説明では、説明の簡単のため、上記スキャナ読み
取り値、参照データ等をより一般的な簡単な形で定義し
て説明を行う。
【0060】上記変換テーブルは、階調パターンをスキ
ャナで読み取った読み取り値a[LD]とROM116中に
記憶されている参照データA[n]とを比較することによ
って得られる。ここでnは、上記変換テーブルへの入力
値である。上記参照データA[n]は、前述したように、
新たに生成される変換テーブルの目標値(目標データ)
である。詳しくは、入力値nを変換テーブルで階調変換
して得られたレーザ書き込み値LD[i]で階調パターン
を形成し、この階調パターンをスキャナ101で読み取
って得られる読み取り値a[LD]の目標データである。こ
の参照データは、プリンタの出力可能な画像濃度の範囲
に応じて補正を行う部分と補正を行わない部分とに分か
れる。当該補正を行う部分か否かの判断は、予めROM
又はRAM中に記憶されている後述する判断用のデータ
に基づいて行われる。上記参照データの補正について
は、後述する。
【0061】前述した階調パターンの読み取り値a[LD]
から、参照データA[n]に対するLDを求め、また、変
換テーブルへの入力値nに対応するレーザ出力値LD
[n]を求める。これを、入力値i=0、1、・・・25
5(但し、1画素が8ビット信号で表される場合)に対
して行うことにより、変換テーブルを求めることができ
る。その際、変換テーブルに対する入力値n=00h、
01h、・・・FFh(16進数表示)に対するすべて
の値に対して、上記の処理を行う代わりに、例えば、ni
=00h、11h、22h・・・FFhのようなとびと
びの値について上記の処理を行い、それ以外の点につい
ては、スプライン関数などで補完を行うか、あるいは、
予めROM116中に記憶されている変換テーブルのう
ち、上記とびとびの点について求めた(00h,LD
[00h])、(11h,LD[11h])、(22h,L
D[22h])、・・・(FFh,LD[FFh])の組を
通る、最も近いテーブルを選択して変換テーブルとして
もよい。
【0062】ACC実行時における変換テーブルの補正
の様子を図32に基づいてより具体的に説明する。図3
2は、ACC実行持の変換テーブルの補正を説明する説
明図である。図32の第1象現(a)のグラフは、参照
データA[n]を示す。第1象現(a)の横軸は、変換テ
ーブルへの入力値nであって、縦軸は、スキャナの読み
取り値である。このスキャナの読み取り値は、階調パタ
ーンをスキャナで読み取った値に対してRBGγ変換、
階調パターン内の数カ所の読み取りデータの平均処理及
び加算処理後の値である。ここでは、演算精度向上のた
めに、ここでは12ビットデータ信号として処理してい
る。尚、図16中の「(処理後)」とは、上記処理の後
であることを示している。図16の第2象現(b)の横
軸は、縦軸と同じく、スキャナの読み取り値を表す。従
って、この象現は、縦軸及び横軸のいずれもスキャナの
読み取り値となり、無変換を表す。
【0063】第3象現(c)のグラフは、階調パターン
を読み取った読み取り値a[LD]を示す。第3象現(c)
の縦軸は、感光体上に潜像を書き込む際のレーザダイオ
ード(LD)の書き込み値を表す。また、横軸はスキャ
ナの読み取り値である。上記a[LD]は、所定の書き込み
値で階調パターンを形成して、この階調パターンをスキ
ャナで読み取った値との関係を示すものであり、プリン
タ112の出力特性を表しているといえる。実際に形成
するパターンのLDの書き込み値は、00h(地肌)、
11h、22h、・・・、EEh、FFh(16進表
示)の16点であり、とびとびの値を示すが、ここで
は、検知点の間を補完し、連続的なグラフとしている。
第4象現(d)のグラフは、変換テーブルLD[n]を示
す。第4象現(d)の縦軸は、感光体上に潜像を書き込
む際のレーザダイオード(LD)の書き込み値であり、
横軸は、変換テーブルへの入力値nである。
【0064】図中(f)のグラフ(g)は、上記階調パ
ターン形成時の書き込み値を出力するテーブルを示す。
上記(f)の縦軸及び横軸は、それぞれ、上記第4象現
(d)の縦軸及び横軸と同じである。図中(e)のグラ
フ(h)は、階調パターン出力時のLDの書き込み値と
階調パターンのスキャナの読み取り値とを関係づける便
宜上の線形変換を示す。上記(e)の縦軸及び横軸は、
それぞれ、第3象現(c)の縦軸及び横軸と同じであ
る。このような図32に示した関係に基づきACC実行
時に、変換テーブルを補正するのである。
【0065】例えば、画像形成装置の経時劣化により、
図32の第3象現(c)に示された、画像形成装置の出
力特性が、点線のa[LD]から、実線のal[LD]に変
わってしまった場合には、LDの書き込み値とスキャナ
の読み取りとの関係で表現される上記出力特性と、スキ
ャナの読み取り値と変換テーブルへの入力値との関数で
表現される上記参照データに基づいて、変換テーブルへ
の入力値とLD書き込み値で表現される新たな変換テー
ブルを求めるのである。即ち、図中矢印mに沿って順次
演算を実行することで、新たな変換テーブルを求めるの
である。この新たな変換テーブルの演算自体は、前述し
た画像処理部121のCPU115がROM116に記
憶されている制御プログラムに従って行うものである。
こうして補正された新たな変換テーブルを用いて画像形
成することによって、上記出力特性の経時劣化を補償し
た画像を得ることが可能となる。
【0066】変換テーブルを求める演算手順の概略を、
図17に基づいて説明する。まず、変換テーブルを求め
るために必要な入力値を求める(1701)。ここで
は、n[i]=11(h)×i(i=0,1,・・・,i
max=15)とした。次に、参照データA[n]を、プ
リンタの出力可能な画像濃度に応じて変更する(170
2)。この参照データの変更については、後述する。そ
して、上記ステップ1701で求めたn[i]に対応する
スキャナの読み取り値m[i]を変更後の参照データA[n]
から求める。実際には、とびとびのn[j]に対する参照
データA[n[j]](0≦n[j]≦255,j=0,1,・・
・jmax、n[j]≦n[k] for j≦k)を、n[j]≦
n[i]<n[j+1]、j(0≦j≦jmax)の条件下で求
めている。変換テーブルへの入力値、即ち、入力画像信
号が8ビットの信号の場合、n[0]=0、n[jmax]=2
55、n[jmax+1]=n[jmax]+1、A[jmax+1]=A[jma
x]として参照データを求めておくと演算を簡単にするこ
とができる。また、参照データの間隔n[i]は、できる
だけ小さい間隔であるほうが、最終的に求める変換テー
ブルの精度が高くなる。上記のようにして求めたjか
ら、m[i]を次式によって求める。
【数8】m[i]=A[j]+(A[j+1]−A[i])・(n[i]−n
[j])/(n[j+1]−n[j]) (以下、余白)
【0067】ここでは、一次式により補完したが、高次
関数やスプライン関数等によって補完してもよい。その
場合には、m[i]=f(n[i])として、k次関数の場合に
は、上記fを次式のようにすればよい。
【数9】 次に、ステップ1703で求たm[i]を得るためのLD
の書き込み値LD[i]をステップ1703と同様な手順
によって求める(1704)。RGBγ変換を行ってい
ないスキャナ読み取り値を処理する場合には、LDの値
が大きくなるに従って、a[LD]が小さくなる。即ち、L
D[k]<LD[k+1]に対して、a[LD[k]]≧a[LD[k+
1]]となる。
【0068】本実施形態においては、階調パターン形成
時の書き込み値をLD[k]=00h、11h、22h、
・・・66h、88h、AAh、FFh(k=0、1・
・・9)の10値とした。これは、トナー付着量が少な
い画像濃度領域では、トナー付着量に対するスキャナの
読み取り値の変化が大きいため、階調パターンの書き込
み値LD[k]の間隔を密にしたものである。また、トナ
ー付着量が多い画像濃度領域では、トナー付着量に対す
るスキャナの読み取り値の変化が小さいために、トナー
の付着ムラ、定着ムラ等の影響で、読み取り値が、隣接
した書き込み値の間で逆転しやすく、LD書き込み値の
間隔を狭めても必ずしも精度の向上に有効ではないこと
に鑑み、階調パターンの書き込み値LD[k]の間隔を粗
くしたのである。
【0069】上記のように階調パターンの書き込み値L
D[k]の間隔を設定することによる利点としては、LD
[k]=00h、11h、22h、・・・EEh、FFh
(計16点)などとパターンの数を増やす場合に比べ
て、トナー消費量を抑えられるということがある。以上
のように階調パターンの書き込み値LD[k]を設定し、
a[LD[k]]≧m[i]>a[LD[k+1]]となるLD[k]に対
して、次式のごとき一次式で外挿を行うことによって、
最終的にLD[i]を決定する。
【数10】LD[i]=LD[k]+(LD[k+1]−LD[k])・
(m[i]−a[LD[k]])/(a[LD[kmax]]−a[LD[kma
x−1]]) これによって変換テーブルへの入力値n[i]と出力値L
D[i]の組(n[i],LD[i])(i=0、1、・・・1
5)が求められる。求められた(n[i],LD[i])(i
=0、1、・・・15)を元に、スプライン関数などで
内挿を行い、変換テーブルを求める(1705)。
【0070】尚、直接変換テーブルを求めるのではな
く、予めROM116中に記憶されている複数の変換テ
ーブルの中から、上記(n[i],LD[i])の組に最も近
似した変換テーブルを選択してもよい。以降の説明で
は、上記ROM116中に記憶されている変換テーブル
の選択方法について、図18に基づいて説明する。図1
8は変換テーブルの選択動作を説明するフローチャート
である。まず、変換テーブル全体に掛ける係数IDMA
X(単位は、%である)を求める(1801)。n[ima
x]=FFhの場合には、IDMAX=LD[imax]/FF
h×100とする。本実施形態では、LD'[i]=LD
[i]×100/IDMAXとして、変換テーブルへの出
力値LD[i]を置き換える。これにより、変換テーブル
の選択に際して、IDMAXを考慮しなくて済む。次
に、全体、ハイライト部、シャドー部の湾曲度の指標で
あるm、h、sを選択する。はじめに、全体の湾曲度m
を選択する(1802)。尚、この湾曲度mは、前述の
リスト4では、curvatureとして表現してい
る。
【0071】基本的には、最終的に求められた階調変換
曲線E[j](0≦j≦255)と、変換テーブルへの入
力値n[i]と出力値LD[i]の組(n[i],LD[i])(0
≦i≦15)の差の自乗和であり、次式で与えられるe
rror(以下、誤差と呼ぶ)を最も小さくするように
mを選択する。次式におけるWiは、変換テーブルのi
番目の入力値に対する重みである。
【数11】 error= Σ Wi・(LD[i]−E[n[i]])2 このとき、ハイライト部の誤差が大きいと、望ましい結
果が得られないので、特にハイライト部の重みWiを大
きくし、できるだけ誤差を小さくするようにする。同様
にして、誤差を最小にするハイライト部の湾曲度hを求
め(1803)、誤差を最小にするシャドー部の湾曲度
sを求める(1804)。上記のようにして求めた、誤
差を最小にするh、m、s及びIDMAXを新たな階調
変換曲線の湾曲度として用いる。
【0072】{参照データの変更}次に本実施形態で行
われる参照データの変更について説明する。本実施形態
における参照データの変更は大きく二つにわけることが
できる。1つは、上述の図9のステップ907(又は図
17のステップ1702)で行われる参照データの変更
である。これは、上記ACCの一連の課程の中で、自動
的に行われるものである。もう一つは、ACCとは、独
立して行われる者であり、ACCによって変換テーブル
を補正しても、望みの画像が得られないような場合に行
われるものである。以降二つに分けて説明する
【0073】<図9のステップ907で行われる参照デ
ータの変更>図9のステップ907で行われる参照デー
タの変更は、画像形成装置の入出力特性を検出して、自
動的に行うものである。これは、画像処理部121のC
PU115が、ROM116内の参照データ変更用プロ
グラムに従って行うものである。従って、このCPU1
15は、変換テーブルを補正する際の目標データである
参照データを変更する変更手段としての機能を有してい
る。
【0074】具体的には、次のようにして図9における
ステップ907の参照データの変更が行われる。プリン
タ112で出力可能な最大画像濃度を得られるレーザダ
イオードの書き込み値(LD書き込み値という)を、F
Fh(16進数表示)であるとし、このときの階調パタ
ーンの読み取り値m[FFh]をmmaxとする。低画像
濃度側から中間画像濃度側にかけて補正を行なわない参
照データA[i](i=0、1、2・・・i1)、高画像濃
度側の補正を行わない参照データA[i](i=i2+
1、・・・imax−1)(i2≧i1、i2≦ima
x−1)、補正を行う参照データをA[i](i=i1+
1、・・・、i2)とする。
【0075】以下では、RGBγ変換の処理を行わない
スキャナ読み取り値、即ち、原稿反射率に比例したスキ
ャナ読み取り値を例に具体的な演算手順を述べる。ま
ず、上記補正を行わない参照データのうち、高画像濃度
部中の最も画像濃度が低い参照データA[i2+1]と、
低画像濃度部中の最も画像濃度が低い参照データA[i
1]とから、そのデータの差Δrefを求める。即ちΔ
refは、次の式で求められる。
【数12】Δref=A[i1]−A[i2+1] ここで、反射率データを明度データに反転処理するRG
Bγ変換を行わない反射率リニアあるいは明度リニアの
場合には、Δref>0となる。一方で、上記プリンタ
112で出力可能な最大画像濃度を読み取った読み取り
値mmaxから、次式によって、差Δdetを求める。
【0076】
【数13】Δdet=A[i1]−mmaxとする。上記の
数式8及び数式9より、高画像濃度部の補正を行った変
更後の参照データA[i](i=i1+1、・・・、i
2)を、次式により求める。
【数14】A[i]=A[i1]+(A[i]−A[i1])×(Δd
et/Δref) (i=i1+1、i1+2、・・・i2−1、i2) 以上のような、参照データの変更を行うことによって、
プリンタの入出力特性を補償して、ACCにおける変換
テーブルの補正が可能となる。その結果、補正された変
換テーブルを使用して形成された画像が良好なものとな
る。
【0077】<ACCと独立して行われる参照データの
変更>ACCと独立して行われる参照データの変更につ
いて図19に基づいて説明する。まず、ACCを実行す
る。即ち、すでに記憶手段に記憶されている参照データ
を使用して、変換テーブルを現在の画像形成装置の出力
特性を補償する新たな変換テーブルに補正する(190
1)。このとき使用された参照データを(n[i],A
[i])と表すものとする。ここで、現在の出力特性に合
致した変換テーブルを使用しても、好みの画像が得られ
ない場合には、変換テーブルの補正の目標である参照デ
ータが適当なものでないということが言える。もし、こ
のまま参照データを変更しない場合には、ACCを実行
するたびに、適当でない参照データに基づく変換テーブ
ルの補正が行われ、常に使用者の好みに合致しない画像
が出力されてしまう。そこで、参照データ自体を、変更
する必要がある。本実施形態においては、上記参照デー
タの変更に際して、参照データを直接変更するのではな
く、変換テーブルを変更することにより、変更テーブル
を介して間接的に参照データを変更している。以下、詳
細に説明する。
【0078】今、ステップ1901で行ったACCによ
って補正された補正後の変換テーブルを、変換テーブル
B:(n[j],LD[j])(0≦j≦255)とする。
これを複写機201のタッチパネル251からマニュア
ル操作によって変更する。参照データを変更する場合に
おけるタッチパネル251の画面を図33に例示する。
図示のようなタッチパネル251の画面上から、符号
(イ)で示す指定ボタンを操作して、例えば、イエロー
の高画像濃度部の画像の仕上がりを変えたいのであれ
ば、図中符号(ロ)の設定ボタンを操作して、変換テー
ブルを変更する(ステップ1902)。こうして変換テ
ーブルBを変更して得られた新たな変換テーブルを変換
テーブルC:(k,LD1[k])(0≦k≦255)と
する。
【0079】この状態で、前述した図11の液晶画面に
おいて、コピー用(あるいはプリンタ用)「目標更新」
を押下する(1903)。これによって、画像処理部1
21のCPU115がROM116に格納された参照デ
ータ変換プログラムに従い、以下に述べるような演算手
順で、変換テーブルCに基づく参照データの変更を行
い、変更後の新たな参照データをRAM117に記憶す
る(ステップ1904、1905)。従って、画像処理
部121のCPU115は、変換テーブルを補正する場
合の目標データである参照データを変更するための変更
手段としての機能も有している。また、前述のごとく、
上記タッチパネル251上の操作によって参照データを
どのように変更するかが指示されるので、上記タッチパ
ネル251は、参照データの変更を指示する指示手段と
しての機能も有している。
【0080】新たな参照データの演算手順を図16を用
いて説明する。図16は、参照データを変換する場合の
演算手順を説明する説明図である。図16の縦軸及び横
軸は、前述した図32の縦軸及び横軸と同じである。前
述のように、変換前の参照データは(n[i],A[n
[i]])である。図中ではこれを実線で示している。ま
た、この参照データを使用してACCを実行して求めた
変換テーブルBは、前述したように(n[j],LD
[j])(0≦j≦255)である。今、ACCを実行し
た直後であるため、画像形成装置の入出力特性の経時劣
化はないものとして考えられる。従って、該入出力特性
は、図(C)で示すように一義的に決まる。
【0081】そこで、変換テーブルへの入力値とLD書
き込み値の関係で表される変換後の変換テーブルC(図
中(d)の破線で表示したもの)と、上記LDの書き込
み値とスキャナ読み取り値との関係で表される入出力特
性とを用いて、矢印(m)に沿って順次演算をすること
で、スキャナ読み取り値と変換テーブルへの入力値との
関係で表される新たな参照データを求める。即ち、変更
前の参照データ(n[i],A[n[i]])に対し、変更後の
参照データは、同じ入力値n[i]に対する新たなスキャ
ナ読み取り値Al[n[i]]とによって、(n[i],Al
[n[i]])と表される。こうして、求めた新たな参照デ
ータ(n[i],Al[n[i]])をRAM117に記憶する
のである。
【0082】以上のようにして、新たな参照データに変
更された後に実行されるACCにおいては、新たな参照
データに基づいて、変換テーブルの補正が行われること
となる。上記指示手段であるタッチパネル251からの
1度の操作にて、未だ希望する好みの画像が得られない
場合には、タッチパネル251からの指示を少しずつ変
えながら、図19で示したフローチャートの行程を繰り
返し行うことによって、最終的には、好みの画像が得ら
れるような参照データに変更していくことが可能とな
る。尚、上述の例では、参照データの変換の指示はタッ
チパネル251から行っているが、画像形成装置にホス
ト装置が接続されている場合には、オンライン操作に
て、ホスト装置上から、上記変更の指示を行うことも可
能である。
【0083】これまで説明してきた実施形態において
は、ACC実行時の階調パターンを形成する場合には、
図16(g)や図32(g)で示す特別のテーブルによ
って特定のLD書き込み値を得て、この書き込み値にて
画像形成した階調パターンを形成していた。そして、こ
の階調パターンをスキャナで読み取って、ACCを実行
していた。この場合、形成される階調パターンの読み取
り値は、LD書き込み値(図16第3象現(d)の縦
軸)と、スキャナの読み取り値(図16第3象現(d)
の横軸)との関係である入出力特性、即ち、第3象現
(c)の特性として表される。これに対して、ACC実
行時の階調パターン形成時に、変換テーブルを使用する
ことも可能である。
【0084】この点を図20に基づき説明する。階調パ
ターン形成時の書き込み値を得るために、図20の第4
象現(d)に示す変換テーブルを使用した場合は、階調
パターンの読み取り値は、結局、図20における変換テ
ーブルの入力値(第1象現(a)の横軸)と、スキャナ
の読み取り値(第1象現(a)の縦軸)との関係にな
る。従って、もし、階調パターン形成時の変換テーブル
が、そのときの参照データを反映しているものなら、階
調パターンを作成するために変換テーブルに入力した入
力値と、これを変換テーブルによってLD書き込み値に
し、この書き込み値で階調パターンを形成して、形成し
た階調パターンを読み取った読み取り値との関係は、そ
のときの参照データそのものとなる。
【0085】階調パターン形成時に、変換テーブルを使
用した場合の参照データの作成手順を図21のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、図19を用いて上述
したような手順で、ACCの実行によって補正して得ら
れた変換テーブルBに対し、マニュアル操作又はオンラ
イン操作によって、変換テーブルCへの変換を行う(1
201)。変換テーブルCを(i,LD[i])とする。
この後、あらためて、変換テーブルC(i,LD[i])
を用いて階調パターンを出力する(2102)。出力し
た階調パターンをスキャナで読み取る(2103)。こ
こで、上記階調パターンを読み取った読み取り値をa
[i]とする。即ち、変換テーブルCのLD書き込み値L
D[i]に対するスキャナ読み取り値をa[i]とする。ここ
でi=1,2,・・・,nであり、nは階調パターンの
階調ごとの数である。本実施形態では、n=10であ
る。
【0086】今、変更前の参照データを図20の第1象
現における横軸n[i]に対する縦軸A[i]の関係として
(n[i],A[i])で表す。すると、変換テーブルCへ
の入力値n[i]によって得られるLD書き込み値は、L
D[n[i]]となる。なぜなら、上記のように変換テーブ
ルCは、(i、LD[i])であり、入力iに対しLD書
き込み値LD[i]を出力する関数として表現されるから
である。図20の第1象現では、変更前の参照データ
(実線)と変更後の参照データ(破線)の横軸(入力
値)を揃えて記載してある。このように変更前後の入力
値を揃えると、変更後の参照データを(n'[j],A'
[j])とするものとすれば、結局、n'[j]=n[i]、A'
[j]=a[i]となり、変更後の参照データは、入力値n
[i]に対する前述の読み取り値a[i]との関係として(n
[i],a[i])で表現することができる。こうして求めた
変更後の参照データ(n'[j],A'[j])をRAM117
に記憶する(2104、2105)。
【0087】上記の場合は、変換テーブルCを用いて階
調パターンを作成し、この階調パターンの読み取った場
合の読み取り値a[i]について、その読み取り値を得た
場合の入力値n[i]と変更前の参照データの横軸(入
力)を揃えた場合の変更後の参照データを示した。次
に、変更後の参照データの読み取り値A'[j](=a
[i])と変更前の参照データ(n[i],A[n[i]])の読
み取り値A[n[i]]を揃えた場合、即ち参照データの縦
軸を揃えた場合の変更後の参照データの決定の仕方につ
いて説明する。このように縦軸を揃えた場合には、変更
後の参照データの入力値と変更前の参照データの入力値
が異なることになる。 (以下、余白) A'[i]=A[i]として、スキャナで読み取った階調パタ
ーンの読み取り値(LD[i],a[i])のa[i](i=
1,2,・・・,10)間を補間し、このa[i]を得る
に必要なLDの書き込み値LD'[i]を求める。例えば、
以下のように線形補間によってLD'[i]を求める。 a[k]≦A[i]<a[k+1]なるk(k=1,2,・・・,
n) に対して LD'[i]=LD[k]+(LD[k+1]−LD[k])/(a[k+1]
−a[k])×(A[i]−a[k]) とする。次に、変換テーブルC(i,LD[i])(i=
0,1,2,・・・,255)に対し、LD'[i]=LD
[j]となる新たな入力値jを求め、それをn[i]=jとす
る。上記のようにして求めた(n[j],A[i])を変更後
の参照データとすればよい。変更前の参照データと比べ
ると、入力値n[i]がn[j]に変化している点に留意す
べきである。
【0088】参照データの低画像濃度領域を部分的に変
更した場合を図22に図示する。図22の縦軸、横軸
は、図16及び図20と同じである。図22に示したよ
うな参照データの部分的な変更は、上記指示手段から部
分的な変更の指示を行うことによって可能である。例え
ば、イエローについては、図33に図示した符号(ロ)
のみを操作すれば良い。
【0089】本実施形態においては、参照データの変更
は、変換テーブルを変更することによって、間接的に行
っているので、前述した図5及び図6で例示したよう
に、階調変換曲線(変換テーブル内のデータによって表
現される曲線)の湾曲度を部分的に変更して、これを参
照データに反映させれば良い。尚、図22は、低画像濃
度領域のみについて部分的に補正する場合を示している
が、必要に応じて、高画像濃度領域のみ、又は低画像濃
度領域及び高画像濃度領域の双方について行うこともで
きる。さらに低画像濃度領域と高画像濃度領域との間の
中間画像濃度領域について補正することも可能である。
【0090】{地肌補正}以下では、地肌補正について
述べる。地肌補正を行うことの意義については、前述し
たが、ここでもう一度、コンタクトガラス上に載置され
た原稿押さえ部材の相違によって生ずるスキャナ読み取
り値の相違について図23を用いて、説明する。スキャ
ナの露光ランプ210、具体的にはハロゲンランプの光
は、原稿面で反射され、第1〜第3ミラーを介してCC
Dイメージセンサに読み込まれる光と、記録紙を透過し
て原稿を押さえる部材の表面で反射して、第1〜第3ミ
ラーを介してCCDイメージセンサで読み込まれるもの
とがある。原稿を押さえる部材の表面反射率が大きい場
合には、CCDイメージセンサで読み込まれる光量が多
くなり、上記部材の反射率が小さい場合には、CCDイ
メージセンサで読み込まれる光量が少なくなる。そし
て、上記光量が多い場合には、コンタクトガラス上に載
置された原稿の画像濃度が低いと判断され、上記光量が
少ない場合は、画像濃度が高いと判断される。一般に、
原稿押さえ部材の一つである厚板は、プラスチックやビ
ニールコートされた板である。一方、原稿自動送り装置
をとりつけた場合は、原稿を搬送するための搬送ベルト
を、原稿押さえ部材に兼用することが行われる。上記原
稿押さえ部材と上記搬送ベルトの素材を比較すると、両
者には相違があり、従って、その表面反射率も異なる。
その結果、上記の理由から、階調パターンを記録した記
録紙をスキャナで読み取る際にも、読み取り値に相違が
生ずる。
【0091】本来、同じ階調パターンを形成した記録紙
の画像を読み取るのであれば、自動原稿送り装置を用い
ても、厚板を用いても、同じ濃度として読み込まれ、そ
のデータを元に作成された変換テーブルも同じものとな
るべきである。しかし、上記のように、転写材の上方に
ある原稿抑え部材の表面反射率の違いから、読み取られ
た画像濃度に違いが生じ、結果として異なった変換テー
ブルが作成され、又は選択される。これに起因し上記変
換テーブルを使用して記録紙に出力される画像の階調性
が場合によって異なってしまう。この現象は、コンピュ
ータで作成した画像を画像形成装置で出力する場合に
は、特に問題となる。コンピュータで作成した画像の場
合には、自動原稿送り装置を使用している機械について
も、厚板を使用している機械についても、常に、同じ画
像データが供給され、従って、この画像データに基づい
て形成された画像は、同じ階調性で再現する必要がある
のに対して、前述のように、記録紙に記録された階調パ
ターンをスキャナで読み込む際に、記録紙の上方に存在
する記録紙押さえ部材の表面反射率の違いにより、補正
後の階調性の結果が異なることになるためである。
【0092】このような問題は、使用する転写材が、厚
紙であるか、薄紙であるか、又は再生紙であるか、白色
度の高い紙であるかによっても、同様に生ずることは前
述したとおりである。 このような問題を解決するため
に階調パターンを形成した記録紙の面上において、上記
階調パターンが形成されていない部分、即ち地肌部分の
画像データを読み取り、地肌部分の読み取り値に応じ
て、階調パターン部分の読み取り値の補正を行う。これ
により、原稿押さえ部材が、厚板であるか原稿自動送り
装置の搬送ベルトであるかによって、また、転写材が再
生紙であるか厚紙であるか等によって、参照データが不
適当となることを防止し、変換テーブルの補正が適切な
ものとなるようにする。上述の地肌部分の読み取り値に
よる階調パターンの読み取り値の補正(地肌補正)につ
いて、以下、具体的に説明する。
【0093】図30は、階調パターンが記録された記録
紙の階調パターン形成面と逆の面(以下、背後という)
に白紙を載置した場合及び黒紙を載置した場合につい
て、階調パターンを形成したレーザダイオードの書き込
み値と該階調パターンの読み取り値との関係を示す図で
ある。尚、この図30の縦軸である読み取り値は、RG
Bγ補正回路103によるγ補正を行わない値を示して
いる。図30における黒丸(●)が、階調パターンを形
成した記録紙の背後に黒紙を載置した場合の読み取り値
をプロットしたものであり、白丸(○)が、白紙を載置
した場合の読み取り値をプロットしたものである。この
図30に図示したように、スキャナ101上の記録紙の
背後の部材の表面反射率によって、主として、レーザ書
き込み値が低い領域、即ち、トナー付着量が少なく画像
濃度が低い領域ほど、読み取り値に差異が生ずる。記録
紙の背後に白紙を載置した場合、及び黒紙を載置した場
合のそれぞれ読み取り値の差を、レーザの書き込み値0
の値、即ち、地肌データの差を100[%]として、黒紙
を載置した場合の読み取り値に対してプロットしたもの
が、図31である。
【0094】記録紙に、レーザ書き込み値LDで形成し
たパターンを、該記録紙の背後に黒紙を載置した場合の
読み取り値をak[LD]とし、白紙を載置した場合の読
み取り値をaw[LD]とすると、図31の横軸及び縦軸
は、次の式で表される。
【数15】 横軸:ak[LD](≡x[LD]) 縦軸:(aw[LD]−ak[LD])/(aw[0]−ak
[0])×100(≡y[LD]) [%] 従って、上記縦軸は、読み取り値に含まれる記録紙の背
後に存在する黒紙の寄与率を表している。図31からも
明らかなように、プロットした結果は、読み取り値に比
例した直線として現れる。この直線の傾きをbとし、切
片cとすれば、y[LD]は、次式で表現される。
【数16】y[LD][%]=b・x[LD]+c 以上の前提にたって、階調パターンを記録した記録紙の
地肌をスキャナで読み取った値をa[0] 、レーザダイオ
ードの書き込み値LDで記録した階調パターンを読み取
った読み取り値をa[LD]、及び、階調パターンを形成
する記録紙として白紙を使用した場合の当該白紙の地肌
部の読み取り値aw[0]を定数dとすると、上記数式1
5及び数式16より以下の数式17を導くことができ
る。
【0095】
【数17】(aw[LD]−a[LD])/(d−a[0])×1
00=b・a[LD]+c 実際に、変換テーブルを作成する際に用いるデータであ
るaw[LD]は、数式17より、以下の数式18により
求めることができる。
【数18】aw[LD]=(b・a[LD]+c)・(d−a
[0])/100+a[LD] 上記の定数b,c及びdをROM116等に記憶してお
くことによって、ACC実行時に、圧板又は自動原稿送
り装置を用いた場合でも、記録紙の地肌部分の読み取り
値a[0]と階調パターン部分の読み取り値a[LD]とか
ら、aw[LD]を得ることができる。そして、求めたa
w[LD]を用いて、変換テーブルの作成及び参照データ
の作成を行うことにより、地肌データの寄与を除外した
参照データとすることができる。
【0096】{外部装置による参照データの作成}次
に、外部装置300によって参照データを作成し、又は
補正して、この参照データを画像形成装置である複写機
201のRAM中に記憶させる場合について説明する。
図24に示すように、画像形成装置と、外部装置である
画像濃度調整装置とが相互に通信可能なように、有線
(あるいは無線)通信手段によって接続されている画像
処理システム309の外観図を示す。また、図25は、
上記画像処理システム309の構成ブロック図を示した
ものである。かかる画像処理システム309において、
画像濃度調整装置300は、濃度測定器303及びデー
タ処理と濃度測定器303の制御の両方を行う外部コン
ピュータ302とからなる。これらの濃度測定器303
と外部コンピュータ302とも、相互に通信可能なよう
に接続されている。前述した参照データを画像濃度調整
装置300により作成し、画像形成装置201に転送し
て、画像形成装置内の不揮発性RAM306中に保持す
る。不揮発性RAM306中に記憶された参照データ
は、画像形成装置201本体の電源投入直後に、画像処
理部121に転送され、画像処理部121内のRAM1
17中に保持される。画像処理部121内のRAM11
7中に保持された参照データは、ACC実行時に使用さ
れる。上記画像濃度測定器としては、すでに一般に知ら
れている周知のもを適宜採用することができる。
【0097】図26は、画像処理システムの他の具体例
を示すものである。図26の画像処理システムは、前述
の図25の画像処理システムにおける画像濃度測定器3
03の代わりに、測色装置304と駆動装置305とを
設けたものである。上記駆動装置305は、測色装置又
は階調パターンが形成された記録紙のいずれか一方又は
両方を駆動する装置である。この駆動装置305は、測
定者が自ら測色装置を動かすことによって、階調パター
ンの測定を行う手間を省くためのものであり、必ずしも
必要不可欠な装置ではない。上記測色装置305は、原
稿反射率を濃度に換算するような濃度計測装置であるこ
とが望ましいが、L*a*b*、XYZなどの表色系で得られ
た測定結果から濃度値を算出するものであってもよい。
但し、その場合には、画像形成装置で形成される変換テ
ーブルの濃度の変化を検知するに十分なS/N比を有す
ることが必要である。図27は、濃度測定器の代わり
に、外部スキャナ307を使用した場合の画像処理シス
テム300の構成ブロック図である。このように外部ス
キャナ307を使用する場合には、外部スキャナの他に
画像データを記憶するためのメモリが必要となる。この
メモリとしては、図27に示すように外部RAM308
を用いても良いし、コンピュータ302に内蔵されたメ
モリを使用しても良い。
【0098】上述のごとき画像処理システムによって、
階調パターンが記録された記録紙を読み取って得られた
濃度データに基づき、前述した画像形成装置内部で行わ
れると同様の参照データの補正を画像濃度調整装置側で
行い、得られた参照データに基づいて、新たな変換テー
ブルを求める。そして、求めた変換テーブルを、画像形
成装置側の画像処理部121のRAM117に格納す
る。上記外部スキャナ307を使用する代わりに、画像
形成装置に設けられているスキャナを使用することも可
能である。この場合には、階調パターンを画像形成装置
側のスキャナ101で読み取り、その読み取り値を画像
濃度調整装置にダウンロードする。かかる場合の動作を
図28に基づいて説明する。図28は、ACC実行時
に、画像形成装置のスキャナ101と画像濃度調整装置
によって参照データを補正し、この補正された参照デー
タ基づいて変換テーブルを作成する場合の動作を説明す
るフローチャートである。
【0099】まずACC階調パターンを画像形成装置で
出力する(2801)。出力した階調パターンを画像形
成装置のスキャナ101で読み取る(2802)。上記
スキャナ101で読み取った階調パターンの読み取り値
を外部装置としての濃度調整装置内にダウンロードする
(2803)。また、階調パターンの参照データを外部
調整装置内の記憶装置から読み出すか(2804)、若
しくは、上記読み取り値同様、該参照データを画像形成
装置からダウンロードする(2805)。上記のように
して得られた参照データに基づいて、コンピュータ30
2が変換テーブルを演算する(2806)。演算した変
換テーブルを画像形成装置201にアップロードする
(2807)。この変換テーブルを使用して、画像形成
装置で、スキャナ101から読み込んだテスト画像又は
コンピュータ302から画像形成装置にアップロードさ
れた画像データに基づく画像を出力する(2808)。
出力されたテスト画像を濃度上述の濃度測定装置等を用
いて測定する(2809)。上記ステップ2806〜2
809を適正な参照データに基づく、変換テーブルによ
って、適正が画像が得られるまで繰り返す(281
0)。そして、最終的な補正が完了した参照データを画
像形成装置にアップロードする(2812)。
【0100】上述のように画像濃度調整装置を用いる
と、画像形成装置内部で参照データや変換テーブルを補
正する場合に比べて、高速かつ高精度な処理を行うこと
が可能である。これは、画像形成装置内部のCPUと画
像濃度調整装置のCPUとの性能の相違に基づくもので
ある。即ち、画像形成装置内部で使用されるCPUは、
画像形成装置のコストダウン及び制御基盤の省スペース
化による画像形成装置の小型化のために、データバス幅
の少ないCPU(16ビットバス幅のCPUが使用され
るのが通例)が使用されることが多いのに対し、画像濃
度調整装置内のコンピュータのCPUは、画像形成装置
の小型化等を考慮する必要が無いため、32ビットや6
4ビットのバス幅を持ち、さらには、縮小命令セットを
もち(RISC型CPU)、スーパーパイプライン処理
やスーパースカラー処理等の並列処理によって高速処理
を可能としたCPUを採用することが可能となる。従っ
て、画像濃度調整装置のCPUの方が、画像形成装置の
CPUよりも、演算処理における有効桁数が大きくか
つ、高速な演算ができるからである。
【0101】
【発明の効果】請求項1乃至4の画像形成装置によれ
ば、変換テーブルを補正する場合に使用される目標デー
タを繰り返し変更することができて、この変更された目
標データを使用して変換テーブルを補正するので、画像
形成装置ごとの特性のばらつきに関わらず、当初予定し
ていた画像を得ることが可能となるという優れた効果を
有する。また、使用者の好みにあった画像を得ることが
可能となるという優れた効果を有する。
【0102】特に、請求項3の画像形成装置によれば、
低画像濃度から高画像濃度まで連続して存在する前記目
標データを部分的に変更するので、きめ細かい目標デー
タの変更が可能となるという優れた効果を有する。
【0103】請求項4の画像形成装置によれば、画像信
号変換テーブルを補正に必要な目標値を外部装置から受
け取るので、画像形成装置内に目標値を作成する手段が
不要となる。よって、請求項1、2、又は4の画像形成
装置に比較し、画像形成装置の構成が簡略化され、画像
形成装置の生産コストを低くすることが可能となるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、画像処理部の概略構成を示すブロック
図。
【図2】図2は、複写機の概略構成図。
【図3】図3は、複写機の制御系を説明するための説明
図。
【図4】図4は、レーザ変調回路の回路ブロック図。
【図5】図5は、変換テーブルの作成手順を示すフロー
チャート。
【図6】図6は、図5のステップ1を説明するための説
明図。
【図7】図7は、全体の階調変換曲線の求め方を説明す
る説明図。
【図8】図8は、ハイライト部の階調変換曲線の求め方
を説明する説明図。
【図9】図9は、自動階調補正の動作を説明するフロー
チャート。
【図10】図10は、複写機の操作部の概要を説明する
説明図。
【図11】図11は、自動階調補正を行う場合の液晶画
面の表示例を示す図。
【図12】図12は、自動階調補正の実行を指示した場
合の液晶画面の表示例を示す図。
【図13】図13は、階調パターンを記録紙上に形成し
た一例を示す図。
【図14】図14は、階調パターンを記録紙上に形成し
て複写機から出力したときの液晶画面の表示例を示す
図。
【図15】図15は、図9のフローチャートにおけるス
テップ904〜ステップ910までの処理動作の最中の
液晶表示画面の表示例を示す図。
【図16】図16は、参照データを変換する場合の演算
手順を説明する説明図。
【図17】図17は、変換テーブルを求める演算手順を
示すフローチャート。
【図18】図18は、変換テーブルの選択動作を説明す
るフローチャート。
【図19】図19は、ACC実行後に参照データを変更
する処理を説明する説明図。
【図20】図20は、階調パターン形成時に変換テーブ
ルを使用した場合の参照データ、変換テーブル及び階調
パターンの読み取り値の関係を説明する説明図。
【図21】図21は、階調パターン形成時に変換テーブ
ルを使用した場合の参照データの作成手順を説明するフ
ローチャート。
【図22】図22は、参照データの低画像濃度領域を部
分的に補正した場合を説明する説明図。
【図23】図23は、原稿押さえ部材の相違がスキャナ
読み取り値に与える影響を説明する説明図。
【図24】図24は、画像形成装置である複写機に濃度
測定器とコンピュータからなる外部装置が接続されたシ
ステムの様子を示す外観図。
【図25】図25は、図24に示したシステムの構成ブ
ロック図。
【図26】図26は、測色装置を使用した場合の画像処
理システムの構成ブロック図。
【図27】図27は、外部スキャナを使用した場合の画
像処理システムの構成ブロック図。
【図28】図28は、ACC実行時に外部装置によって
参照データを補正し、新たな変換テーブルを求める場合
の動作を説明するフローチャート。
【図29】図29は、画像信号変換テーブルの補正の概
念を説明する説明図。
【図30】図30は、階調パターンを形成したレーザダ
イオードの書き込み値と該階調パターンの読み取り値と
の関係を示す図。
【図31】図31は、画像信号変換テーブルの補正の概
念を説明する説明図。
【図32】図32は、ACC実行持の変換テーブルの補
正を説明する説明図。
【図33】図33は、参照データを変更する場合の指示
手段としての操作部を説明する説明図。
【符号の説明】
101 スキャナ 102 シェーディング補正回路 103 RGBγ補正回路 104 画像分離回路 105 MTF補正回路 106 色変換−UCR処理回路 107 変倍回路 108 画像加工回路 109 MTFフィルタ 110 γ補正回路 111 階調処理回路 112 プリンタ 113、114 インターフェース 115 CPU 116 ROM 117 RAM 118 バスライン 119 システムコントローラ 120 コンピュータ 121 画像処理部 130 メイン制御部内CPU 131 メイン制御部内ROM 132 メイン制御部内RAM 133 入出力インターフェース 134 レーザ光学系制御部 135 電源回路 136 光電センサ 137 トナー濃度センサ 138 環境センサ 139 電位センサ 140 トナー補給回路 141 中間転写ベルト駆動部 142 電流検知回路 145 メイン制御部 201 複写機 202 黒現像ユニット 203 シアン現像ユニット 204 マゼンタ現像ユニット 204a 現像スリーブ 204b 剤撹拌部材 205 イエロー現像ユニット 206 中間転写ベルト 207 帯電装置 208 レーザ光学系 209 コンタクトガラス 210 露光ランプ(ハロゲンランプ) 211 反射ミラー 212 結像レンズ 213 CCDイメージセンサ 214 クリーニング装置 215 感光体 216 給紙ユニット 217 転写バイアスローラ 218 搬送ベルト 219 定着装置 220 排紙トレイ 221 バイアスローラ 222 ベルトクリーニング装置 250 操作部 251 液晶画面 300 外部装置(画像濃度調整装置) 301 記憶装置 302 コンピュータ 303 濃度測定器 304 測色装置 305 駆動装置 306 不揮発性RAM 307 外部スキャナ 308 外部RAM 309 画像処理システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に画像を形成する画像出力手段
    によって複数の階調からなる階調パターンを出力し、該
    階調パターンを光学的に読み取った読み取り値と記憶手
    段に記憶された前記複数の階調に対応した読み取り値の
    目標データとに基づいて、入力される画像信号を画像出
    力手段への出力画像信号に変換する画像信号変換テーブ
    ルを補正する画像形成装置において、 前記目標データを変更する変更手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 前記変更手段による変更を指示する指示手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、
    前記変換手段は、低画像濃度から高画像濃度まで連続し
    て存在する前記目標データを部分的に変更することを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】記録媒体上に画像を出力する画像出力手段
    によって複数の階調からなる階調パターンを出力し、該
    階調パターンを光学的に読み取った読み取り値と記憶手
    段に記憶された複数の階調に対応した読み取り値の目標
    データとに基づいて、入力される画像信号を画像出力手
    段への出力画像信号に変換する画像信号変換テーブルを
    補正する画像形成装置において、 該画像形成装置は情報を処理する外部装置に有線又は無
    線によって接続可能であって、前記記憶手段に記憶され
    た目標データは、前記外部装置上で作成された目標デー
    タを受信して得ることを特徴とする画像形成装置。
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