JPH09302246A - 機能性高分子素子およびその製造方法 - Google Patents
機能性高分子素子およびその製造方法Info
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- JPH09302246A JPH09302246A JP8124692A JP12469296A JPH09302246A JP H09302246 A JPH09302246 A JP H09302246A JP 8124692 A JP8124692 A JP 8124692A JP 12469296 A JP12469296 A JP 12469296A JP H09302246 A JPH09302246 A JP H09302246A
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Abstract
化が容易な機能性高分子素子を提供する。 【解決手段】金属膜2面に、導電性高分子の主鎖3aの
向きがほぼ同じ方向に揃っている導電性ポリマー膜3を
積層して機能性高分子素子1を構成し、その金属膜2
と、前記導電性ポリマー膜3およびそれに隣接する電解
質層(電解液または電解質膜)を介して前記金属膜2と
対向する電極との間に電圧を印加することにより、前記
導電性ポリマー膜3と電解質層との間でイオンの授受を
行なわせて導電性ポリマー膜3の体積を変化させ、その
体積変化により金属膜2を前記導電性ポリマー膜3とと
もに撓み変形させるようにした。
Description
るイオンの授受に基づき種々の機能を発揮する機能性高
分子素子およびその製造方法に関するものである。
としては、圧電素子があり、この圧電素子は、物体の駆
動を行なうアクチュエータなどに利用されている。
は、その微細化による高密度実装が極めて困難であっ
た。この発明は、電圧の印加により機能するものであっ
て、微細化が容易な機能性高分子素子を提供するととも
に、あわせてその製造方法を提供することを目的とした
ものである。
素子は、金属膜面に、導電性高分子の主鎖の向きがほぼ
同じ方向に揃っている導電性ポリマー膜を積層してな
り、電圧の印加により前記導電性ポリマー膜とそれに隣
接する電解質層との間でのイオンの授受を行なって機能
することを特徴とするものであり、この機能性高分子素
子は、電圧の印加によりイオンの授受を行なって機能す
るものであるから、その微細化が容易であり、しかも前
記導電性ポリマー膜が、その導電性高分子の主鎖の向き
がほぼ同じ方向に揃った構造をなしているため、再現性
がよく、変形量も大きい機能特性を得ることができる。
方法は、導電性ポリマーからなる原料を蒸発させてその
蒸発ガスをイオン化するか、または、導電性ポリマーあ
るいは導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーの溶液
をスプレイしてその噴射霧をイオン化し、前記金属膜へ
の電圧の印加により前記イオンを前記金属膜面に吸着さ
せて、前記導電性ポリマー膜を形成することを特徴とす
るものであり、この製造方法によれば、金属膜面に導電
性高分子の主鎖の向きがほぼ同じ方向に揃っている導電
性ポリマー膜を積層した前記機能性高分子素子を得るこ
とができる。
いて、前記導電性ポリマー膜が、イオンの授受により体
積が変化するものであれば、この機能性高分子素子を、
前記導電性ポリマー膜の面方向の体積変化により前記金
属膜が前記導電性ポリマー膜とともに撓み変形する撓み
変形素子として用いることができる。
性高分子の主鎖の向きが前記金属膜面に対してほぼ垂直
な方向に揃った構造をなしていれば、この導電性ポリマ
ー膜のイオンの授受による体積の変化率が面方向におい
て大きくなるため、電圧の印加に対して機能性高分子素
子を効率良く撓み変形させることができる。
記電解質層は、電解物質を溶解した電解液であってもよ
く、その場合は、前記金属膜と、前記導電性ポリマー膜
および前記電解液を介して前記金属膜と対向する電極と
の間に電圧を印加することにより、前記導電性ポリマー
膜と前記電解液との間でのイオンの授受を行なわせるこ
とができる。
マー膜に積層された電解物質からなる電解質膜であって
もよく、その場合は、前記金属膜と、前記導電性ポリマ
ー膜および前記電解質膜を介して前記金属膜と対向する
ように設けられた電極との間に電圧を印加することによ
り、前記導電性ポリマー膜と前記電解質膜との間でのイ
オンの授受を行なわせることができる。なお、この場合
は、前記導電性ポリマー膜と電解質膜との界面は、その
両方の膜の成分が混在した組成であり、その組成比が前
記導電性ポリマー膜と電解質膜との間で連続的に変化し
ているのが望ましい。
方法において、前記金属膜面に吸着させるイオンが導電
性ポリマーのイオンである場合は、その被膜をそのまま
前記導電性ポリマー膜とすることができるし、また前記
イオンが導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーのイ
オンである場合も、電界によりイオンを加速して金属膜
面に吸着させれば、モノマーまたはオリゴマーがポリマ
ー化し、前記導電性ポリマー膜が形成される。
形する機能性高分子素子に適用した実施例を図面を参照
して説明する。図1および図2はこの発明の第1の実施
例による機能性高分子素子を示しており、図1は機能性
高分子の一部分の拡大断面図、図2は前記機能性高分子
素子の側面図である。
な曲げ性を有する極薄の金属薄板からなる金属膜2の一
面に、そのほぼ全面にわたって導電性ポリマー膜3を固
着状態で積層したものであり、前記金属膜2は、溶液中
で電気化学的に不活性な金属である金等からなってい
る。
の授受によってその体積が変化するものであり、この導
電性ポリマー膜3は、例えばPPy(ポリピロール)に
DBS(ドデシルベンゼンサルファネート)をドープし
た導電性高分子からなっている。
分子の主鎖3aの向きが、導電性ポリマー膜3の全体に
わたってほぼ同じ方向に揃った構造をなしており、この
導電性高分子の主鎖3aの向きは、前記金属膜2面に対
してほぼ垂直な方向にある。
ーからなる原料を蒸発させてその蒸発ガスをイオン化す
るか、または、導電性ポリマーあるいは導電性高分子の
モノマーまたはオリゴマーの溶液をスプレイしてその噴
射霧をイオン化し、前記金属膜2への電圧の印加により
前記イオンを金属膜2面に吸着させて、前記導電性ポリ
マー膜3を形成する方法で製造することができる。
造方法を示しており、この製造方法は、導電性ポリマー
からなる原料Aを蒸発させてその蒸発ガスをイオン化
し、そのイオンを金属膜2面に吸着させる方法である。
整機能を備えた図示しない移動治具に水平に保持し、こ
の金属膜2を一方向に定速で水平移動させながら、この
金属膜2の下面にその一端側から他端側に向かって順次
上記イオンを所定の厚さに堆積させてゆくものであり、
前記原料Aは、前記金属膜2の移動路の下方に前記金属
膜2の幅方向(移動方向と直交する方向)に沿わせて配
置した横長の蒸発皿10内において加熱により蒸発され
る。
属膜2の幅方向に沿う一対のイオン化電極11a,11
bが、前記金属膜2の移動方向に間隔をおいて配置され
ており、上記原料Aからの蒸発ガスは、前記一対のイオ
ン化電極11a,11bの間に高圧電圧Vを印加するこ
とによってつくられる電界によりイオン化される。
イオン吸着電圧(直流電圧)が印加されており、前記一
対のイオン化電極11a,11b間の電界によりイオン
化されたイオンは、金属膜2に印加されるイオン吸着電
圧により加速されて前記金属膜2面に吸着される。
ーからなる原料Aを蒸発させてその蒸発ガスをイオン化
し、前記金属膜2へのイオン吸着電圧の印加により前記
イオンを金属膜2面に吸着させて導電性ポリマー膜3を
形成する方法であり、金属膜2面に形成される導電性ポ
リマー膜3の厚さは、金属膜2の移動速度と、原料Aの
蒸発量およびそのイオン化率と、金属膜2に印加するイ
オン吸着電圧および金属膜2の温度等を制御することに
よって任意に選ぶことができる。
性高分子の主鎖3aの向きがほぼ同じ方向に揃った構造
の導電性ポリマー膜3を積層した機能性高分子素子1を
得ることができ、さらに、前記金属膜2に印加するイオ
ン吸着電圧および金属膜2の温度等のパラメータを制御
することによって、導電性高分子の主鎖3aの向きが金
属膜2面に対してほぼ垂直な方向に揃っている導電性ポ
リマー膜3を形成することができる。
造方法を示しており、この製造方法は、導電性ポリマー
あるいは導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーの溶
液をスプレイしてその噴射霧をイオン化し、そのイオン
を金属膜2面に吸着させる方法である。
整機能を備えた図示しない移動治具に水平に保持し、こ
の金属膜2を一方向に定速で水平移動させながら、この
金属膜2の下面にその一端側から他端側に向かって順次
上記イオンを所定の厚さに堆積させてゆくものであり、
前記溶液は、前記金属膜2の移動路の下方に前記金属膜
2の幅方向(移動方向と直交する方向)に沿わせて配列
した複数のノズル13からスプレイされる。
属膜2の幅方向に沿う一対のイオン化電極11a,11
bが、前記金属膜2の移動方向に間隔をおいて配置され
ており、上記噴射霧は、前記一対のイオン化電極11
a,11bの間に高圧電圧Vを印加することによってつ
くられる電界によりイオン化される。
イオン吸着電圧(直流電圧)が印加されており、前記一
対のイオン化電極11a,11b間の電界によりイオン
化されたイオンは、金属膜2に印加されるイオン吸着電
圧により加速されて前記金属膜2面に吸着される。
ーあるいはそのモノマーまたはオリゴマーの溶液をスプ
レイしてその噴射霧をイオン化し、前記金属膜2へのイ
オン吸着電圧の印加により前記イオンを金属膜2面に吸
着させて導電性ポリマー膜3を形成する方法であり、金
属膜2面に形成される導電性ポリマー膜3の厚さは、金
属膜2の移動速度と、前記溶液の濃度とスプレイ量およ
びそのイオン化率と、金属膜2に印加するイオン吸着電
圧および金属膜2の温度等を制御することによって任意
に選ぶことができる。
性高分子の主鎖3aの向きがほぼ同じ方向に揃った構造
の導電性ポリマー膜3を積層した機能性高分子素子1を
得ることができ、さらに、前記金属膜2に印加するイオ
ン吸着電圧および金属膜2の温度等のパラメータを制御
することによって、導電性高分子の主鎖3aの向きが金
属膜2面に対してほぼ垂直な方向に揃っている導電性ポ
リマー膜3を形成することができる。
て、ノズル13からスプレイする溶液が導電性ポリマー
の溶液である場合、つまり金属膜2面に吸着させるイオ
ンが導電性ポリマーのイオンである場合は、その被膜を
乾燥させるだけで、そのまま導電性ポリマー膜3とする
ことができる。
導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーの溶液、例え
ば、Py(ピロール)にDBSを混入したモノマーまた
はオリゴマーの溶液である場合は、金属膜2面にそれら
のイオンを加速して吸着させれば、吸着と同時にそのモ
ノマーまたはオリゴマーンがポリマー化し、上記導電性
ポリマー膜3を被着形成することができる。
より導電性ポリマー膜3とそれに隣接する電解質層との
間でのイオンの授受を行なって機能するものであり、前
記導電性ポリマー膜3がイオンの授受により体積が変化
するものであれば、この機能性高分子素子1を、前記導
電性ポリマー膜3の面方向の体積変化により前記金属膜
2が前記導電性ポリマー膜3とともに撓み変形する撓み
変形素子として用いることができる。
物質を溶解した電解液を利用すればよく、その場合は、
上記電極を前記機能性高分子素子1の導電性ポリマー膜
3面に対して間隙を存して対向させ、その間に電解液を
介在させるか、あるいは、電解液を封入した容器内に前
記機能性高分子素子1と上記電極とを互いに対向させて
配置すればよい。
の導電性ポリマー膜3面に対して、そのほぼ全面に対向
する面積の電極8を間隙を存して対向させ、その間に電
解液5を介在させた例である。
と、導電性ポリマー膜3および電解液7を介して前記金
属膜2と対向する電極8との間にパルス電圧を印加する
ことによって駆動されるものであり、その印加電圧は撓
み変形制御部6から供給される。
電極8との間に印加するパルス電圧の極性と電圧値を制
御するものであり、金属膜2と電極8との間に一方の極
性の電圧を印加すると、導電性ポリマー膜3から印加電
圧値に応じた量のイオンが電解液7中の電解物質に移動
し、そのイオン放出によって導電性ポリマー膜3の体積
が変化する。
の極性の電圧を印加すると、電解液7中の電解物質から
導電性ポリマー膜3に印加電圧値に応じた量のイオンが
ドープされ、導電性ポリマー膜3の体積がイオン放出時
とは逆に変化する。
よびドープ時の体積の変化量は、印加電圧値、つまり導
電性ポリマー膜3からのイオンの放出量およびドープ量
に対応する。
の間でのイオンの授受により導電性ポリマー膜3の体積
が変化すると、その体積変化により金属膜2が導電性ポ
リマー膜3とともに撓み変形し、それによって機能性高
分子素子1がそのほぼ全体にわたって撓み変形する。
圧の印加によるイオンの放出およびドープによって膨脹
収縮するが、導電性ポリマー膜3が固着状態で積層され
ている金属膜2は電圧を印加しても膨脹収縮しないた
め、導電性ポリマー膜3が膨脹収縮すると、金属膜2が
導電性ポリマー膜3とともに円弧状に撓み変形し、機能
性高分子素子1全体が図2に破線で示すように撓み変形
する。
は、前記導電性ポリマー膜3の物性によって異なり、例
えば導電性ポリマー膜3が、イオン放出により膨脹し、
イオンドープによって収縮する物性のものである場合
は、導電性ポリマー膜3からイオンを放出させる極性の
電圧を印加したときに、導電性ポリマー膜3の表面が円
弧の外周面となる向きに撓み変形し、逆極性の電圧を印
加したときに、金属膜2の裏面が円弧の外周面となる向
きに撓み変形する。
により縮小し、イオンドープによって膨脹する物性のも
のである場合は、導電性ポリマー膜3からイオンを放出
させる極性の電圧を印加したときに、金属膜11の裏面
が円弧の外周面となる向きに撓み変形し、逆極性の電圧
を印加したときに導電性ポリマー膜3の表面が円弧の外
周面となる向きに撓み変形する。
3の体積の変化は、前記導電性ポリマー膜3の導電性高
分子主鎖3aの間隔の変化であり、上記機能性高分子素
子1では、その導電性ポリマー膜3の導電性高分子主鎖
3aの向きがほぼ同じ方向に揃った構造をなしているた
め、再現性のよい安定した機能特性を得ることができ
る。
マー膜3が、導電性高分子主鎖3aの向きが金属膜2面
に対してほぼ垂直な方向に揃った構造をなしているた
め、この導電性ポリマー膜3のイオンの授受による体積
の変化率は面方向において大きく、したがって、電圧の
印加に対して機能性高分子素子1を効率良く大きな変形
量で撓み変形させることができる。
の印加により、導電性ポリマー膜3とそれに隣接する電
解質層(この実施例では電解液7)との間でのイオンの
授受を行なって撓み変形するように機能するものである
から、その撓み変形力を他の物体の駆動などに利用する
ことができる。
体の加圧や減圧や、傾き回動部材の駆動等に用いるアク
チュエータなどとして利用できるものであり、その両端
または周囲を拘束した状態で使用すると、図2に鎖線で
示したように中央部が表裏面方向に膨らみ変形するダイ
ヤフラム型アクチュエータとして動作し、また一端を拘
束した状態で使用すると、自由端側が表裏面方向に彎曲
変形するフラップ型アクチュエータとして動作する。
1を、インクジェット方式のプリンタに用いるインクジ
ェットノズルのダイヤフラム型アクチュエータに利用し
た例を示している。
ク20内を可撓性隔膜21によって前面側のインク室2
2と後面側の圧力室23とに仕切り、前記インク室22
の前面にノズル管24を設け、このインク室22の側面
に逆止弁を備えたインク補給口25を設けるとともに、
前記圧力室23の後面を上記機能性高分子素子1からな
るダイヤフラム型アクチュエータで構成したものであ
り、前記インク補給口25には図示しないインク供給管
が接続されている。
ルでは、前記機能性高分子素子1を、その導電性ポリマ
ー膜3を圧力室23の後方に向けて取り付け、この機能
性高分子素子1背後に電解液室20aを形成して、この
電解液室20a内に電解液7を封入するとともに、前記
電解液室20aの後面壁の内面に、前記機能性高分子素
子1と対向する電極8を設けている。
では、前記上記機能性高分子素子1を、その導電性ポリ
マー膜3を圧力室23内に向けて取り付け、前記圧力室
23内に電解液7を封入するとともに、前記可撓性隔膜
21の圧力室23側の面に、前記機能性高分子素子1と
対向する電極8を設けている。
トノズルは、いずれも、上記機能性高分子素子1の撓み
変形によってノズル管24からのインク噴射とインク室
22内へのインク補給を行なうものであり、機能性高分
子素子1にいずれかの極性の電圧を印加すると、この機
能性高分子素子1が圧力室23側に膨らむように撓み変
形して圧力室23内の圧力(図4では気圧、図5では電
解液圧)が上昇し、それにより可撓性隔膜21がインク
室22側に撓み変形してインク室22内が加圧され、そ
の圧力でノズル管24の先端からインクaが噴射する。
電圧を印加すると、この機能性高分子素子1が反対側に
膨らむように撓み変形し、圧力室23内の圧力低下によ
り可撓性隔膜21が圧力室23側に撓み変形してインク
室22内が負圧になり、インク補給口25からインク室
22にインクaが補給される。
は、導電性ポリマー膜3に隣接する電解質層として電解
液5を用いるものであるが、前記電解質層は、前記導電
性ポリマー膜3に積層された電解物質からなる電解質膜
であってもよい。
性高分子素子の側面図であり、この実施例の機能性高分
子素子1aは、金属膜1の上にそのほぼ全面にわたって
導電性ポリマー膜3を固着状態で積層し、この導電性ポ
リマー膜3の上に電解質膜4を固着状態で積層するとと
もに、前記導電性ポリマー膜3と電解質膜4との積層膜
の上に、この積層膜をはさんで前記金属膜2と対向する
電極5を設けたものである。
は、上記第1の実施例のものと同じものであり、導電性
ポリマー膜3の導電性高分子の主鎖の向きは、ほぼ同じ
方向、例えば金属膜2面に対してほぼ垂直な方向に揃っ
ている。
シエチレン等に代表されるイオン伝導性ポリマーの溶液
を上記導電性ポリマー膜3の上に塗布することにより形
成されている。
4との界面は、その両方の膜3,4の成分が混在した組
成となっており、その組成比が導電性ポリマー膜3と電
解質膜4との間で連続的に変化している。
質膜4の界面部以外での組成比はそれぞれ100%であ
るが、界面部では、導電性ポリマー膜3の組成比が電解
質膜4に近づくのにともなって少なくなり、電解質膜4
の組成比が導電性ポリマー膜3に近づくのにともなって
少なくなっている。
の金属膜2と、導電性ポリマー膜3および電解質膜4と
をはさんで前記金属膜2と対向する電極5との間にパル
ス電圧を印加することによって駆動されるものであり、
その印加電圧は、前記パルス電圧の極性と電圧値を制御
する撓み変形制御部6から供給される。
ては、その金属膜2と、前記導電性ポリマー膜3および
前記電解質膜4を介して前記金属膜2と対向する電極5
との間に電圧を印加すると、前記導電性ポリマー膜3が
前記電解質膜4との間でのイオンの授受を行なって体積
を変え、その体積変化により金属膜2が導電性ポリマー
膜3とともに撓み変形し、それによって機能性高分子素
子1aがそのほぼ全体にわたって撓み変形する。
ー膜3と電解質膜4との界面を、両方の膜3,4の成分
が混在した組成とするとともにその組成比を連続的に変
化させているため、導電性ポリマー膜3と電解質膜4と
の間でのイオン交換をスムーズにして、機能性高分子素
子1aを電圧の印加に対して応答性良く撓み変形させる
ことができる。
においても、前記導電性ポリマー膜3が、導電性高分子
主鎖の向きが金属膜2面に対してほぼ垂直な方向に揃っ
た構造をなしているため、この導電性ポリマー膜3のイ
オンの授受による体積の変化率は面方向において大き
く、したがって、電圧の印加に対して機能性高分子素子
1aを効率良く撓み変形させることができる。
圧の印加により、導電性ポリマー膜3とその上に積層し
た電解質膜5との間でのイオンの授受を行なって撓み変
形するように機能するものであるから、電解液を用いず
に動作させることができ、したがって、空間で使用する
ことが可能である。
ンクジェット方式のプリンタに用いるインクジェットノ
ズルのダイヤフラム型アクチュエータに利用した例を示
している。
図6に示したものと同じであるが、圧力室23を空気室
としたものであり、前記圧力室23の後面を構成する機
能性高分子素子1aは金属膜2面と電極5面のうちの任
意の面を圧力室23内に向けて取り付けられている。
は、導電性ポリマー膜3の上に電解質膜4を積層すると
ともに、その上に電極5を設けたものであるため、前記
電解質膜4と電極5が機能性高分子素子1aの撓み変形
に対して抵抗となるが、機能性高分子素子1aに要求さ
れる撓み変形量が小さい場合は、その撓み変形に対する
電解質膜4と電極5の抵抗はほとんど問題にならない。
る撓み変形量が大きい場合は、前記電解質膜4と電極5
とを、機能性高分子素子1aの撓み変形方向において複
数に分割するか、あるいは蛇行させて形成するのが望ま
しく、このようにすれば、電解質膜4と電極5が機能性
高分子素子1aの撓み変形に対して抵抗となる度合を小
さくすることができる。
性高分子素子1,1aは、導電性ポリマー膜3と電解質
層(電解液7または電解質膜4)との間でのイオンの授
受による導電性ポリマー膜3の体積変化により撓み変形
という機械的作用を起こす撓み変形素子として使用され
るものであるが、この発明の機能性高分子素子は、前記
実施例のものに限らず、導電性ポリマー膜と電解質層と
の間でのイオンの授受により膜自体の光透過性や誘電率
等の物性が変化するような、機械的な素子以外の例えば
光シャッタや各種センサ等に適用することも可能であ
り、その場合でも、前記導電性ポリマー膜3が、導電性
高分子の主鎖の向きがほぼ同じ方向に揃った構造をなし
ているため、再現性がよく、変形量も大きい機能特性を
得ることができる。
面に、導電性高分子の主鎖の向きがほぼ同じ方向に揃っ
ている導電性ポリマー膜を積層してなり、電圧の印加に
より前記導電性ポリマー膜とそれに隣接する電解質層と
の間でのイオンの授受を行なって機能することを特徴と
するものであり、この機能性高分子素子は、電圧の印加
によりイオンの授受を行なって機能するものであるか
ら、その微細化が容易であり、しかも前記導電性ポリマ
ー膜が、その導電性高分子の主鎖の向きがほぼ同じ方向
に揃った構造をなしているため、再現性がよく、変形量
も大きい機能特性を得ることができる。
記導電性ポリマー膜が、イオンの授受により体積が変化
するものであれば、この機能性高分子素子を、前記導電
性ポリマー膜の面方向の体積変化により前記金属膜が前
記導電性ポリマー膜とともに撓み変形する撓み変形素子
として用いることができる。
性高分子の主鎖の向きが前記金属膜面に対してほぼ垂直
な方向に揃った構造をなしていれば、この導電性ポリマ
ー膜のイオンの授受による体積の変化率が面方向におい
て大きくなるため、電圧の印加に対して機能性高分子素
子を効率良く撓み変形させることができる。
記電解質層は、電解物質を溶解した電解液であってもよ
く、その場合は、前記金属膜と、前記導電性ポリマー膜
および前記電解液を介して前記金属膜と対向する電極と
の間に電圧を印加することにより、前記導電性ポリマー
膜と前記電解液との間でのイオンの授受を行なわせるこ
とができる。
マー膜に積層された電解物質からなる電解質膜であって
もよく、その場合は、前記金属膜と、前記導電性ポリマ
ー膜および前記電解質膜を介して前記金属膜と対向する
電極との間に電圧を印加することにより、前記導電性ポ
リマー膜と前記電解質膜との間でのイオンの授受を行な
わせることができる。
方法は、導電性ポリマーからなる原料を蒸発させてその
蒸発ガスをイオン化するか、または、導電性ポリマーあ
るいは導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーの溶液
をスプレイしてその噴射霧をイオン化し、前記金属膜へ
の電圧の印加により前記イオンを前記金属膜面に吸着さ
せて、前記導電性ポリマー膜を形成することを特徴とす
るものであり、この製造方法によれば、金属膜面に導電
性高分子の主鎖の向きがほぼ同じ方向に揃っている導電
性ポリマー膜を積層した前記機能性高分子素子を得るこ
とができる。
おいて、前記金属膜面に吸着させるイオンが導電性ポリ
マーのイオンである場合は、その被膜をそのまま前記導
電性ポリマー膜とすることができるし、また前記イオン
が導電性高分子のモノマーまたはオリゴマーのイオンで
ある場合も、それらのイオンを加速して金属膜面に吸着
させれば、モノマーまたはオリゴマーがポリマー化し、
前記導電性ポリマー膜が形成される。
子の一部分の拡大断面図。
図。
図。
ュエータに第1の実施例の機能性高分子素子を利用した
例を示す断面図。
ュエータに第1の実施例の機能性高分子素子を利用した
他の例を示す断面図。
子の側面図。
ュエータに第2の実施例の機能性高分子素子を利用した
例を示す断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】金属膜面に、導電性高分子の主鎖の向きが
ほぼ同じ方向に揃っている導電性ポリマー膜を積層して
なり、電圧の印加により前記導電性ポリマー膜とそれに
隣接する電解質層との間でのイオンの授受を行なって機
能することを特徴とする機能性高分子素子。 - 【請求項2】前記導電性ポリマー膜の導電性高分子の主
鎖の向きは前記金属膜面に対してほぼ垂直な方向にあ
り、前記イオンの授受によって前記導電性ポリマー膜の
体積が変化し、その面方向の体積変化により前記金属膜
が前記導電性ポリマー膜とともに撓み変形することを特
徴とする請求項1に記載の機能性高分子素子。 - 【請求項3】前記電解質層は、電解物質を溶解した電解
液であり、前記導電性ポリマー膜は、前記金属膜と、前
記導電性ポリマー膜および前記電解液を介して前記金属
膜と対向する電極との間に電圧を印加することにより、
前記電解液との間でのイオンの授受を行なうことを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の機能性高分子素
子。 - 【請求項4】前記電解質層は、前記導電性ポリマー膜に
積層された電解物質からなる電解質膜であり、前記導電
性ポリマー膜は、前記金属膜と、前記導電性ポリマー膜
および前記電解質膜を介して前記金属膜と対向する電極
との間に電圧を印加することにより、前記電解質膜との
間でのイオンの授受を行なうことを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の機能性高分子素子。 - 【請求項5】金属膜面に、導電性高分子の主鎖の向きが
ほぼ同じ方向に揃っている導電性ポリマー膜を積層して
なる機能性高分子素子を製造する方法であって、 導電性ポリマーからなる原料を蒸発させてその蒸発ガス
をイオン化し、前記金属膜への電圧の印加により前記イ
オンを前記金属膜面に吸着させて、前記導電性ポリマー
膜を形成することを特徴とする機能性高分子素子の製造
方法。 - 【請求項6】金属膜面に、導電性高分子の主鎖の向きが
ほぼ同じ方向に揃っている導電性ポリマー膜を積層して
なる機能性高分子素子を製造する方法であって、 導電性ポリマーあるいは導電性高分子のモノマーまたは
オリゴマーの溶液をスプレイしてその噴射霧をイオン化
し、前記金属膜への電圧の印加により前記イオンを前記
金属膜面に吸着させて、前記導電性ポリマー膜を形成す
ることを特徴とする機能性高分子素子の製造方法。 - 【請求項7】前記金属膜面に吸着させるイオンは導電性
高分子のモノマーまたはオリゴマーのイオンであり、こ
のイオンを前記金属膜面に吸着させるとともにポリマー
化して、前記導電性ポリマー膜を形成することを特徴と
する請求項6に記載の機能性高分子素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124692A JPH09302246A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 機能性高分子素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124692A JPH09302246A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 機能性高分子素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302246A true JPH09302246A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14891735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8124692A Pending JPH09302246A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 機能性高分子素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302246A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004098040A1 (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-11 | Eamex Corporation | 湾曲駆動装置及びマイクロデバイス |
| JP2004350495A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-12-09 | Eamex Co | 湾曲駆動装置及びマイクロデバイス |
| JP2005522162A (ja) * | 2002-03-18 | 2005-07-21 | エスアールアイ インターナショナル | 流体を移動させる電気活性ポリマーデバイス |
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| JP2010226949A (ja) * | 2003-03-03 | 2010-10-07 | Sri Internatl | 巻かれた電気活性ポリマー |
| JP2015104196A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 日本信号株式会社 | 高分子アクチュエータ |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP8124692A patent/JPH09302246A/ja active Pending
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