JPH09302329A - 水膨張性シール材 - Google Patents
水膨張性シール材Info
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- JPH09302329A JPH09302329A JP11805796A JP11805796A JPH09302329A JP H09302329 A JPH09302329 A JP H09302329A JP 11805796 A JP11805796 A JP 11805796A JP 11805796 A JP11805796 A JP 11805796A JP H09302329 A JPH09302329 A JP H09302329A
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- water
- rubber
- expandable
- vulcanized rubber
- sealing material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水により短時間に膨潤して初期防水を達成
し、かつ長期的にも防水することができる、各種配管の
接続部や管路口を防水するための水膨張性シール材を提
供する。 【解決手段】 加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる
水膨張性加硫ゴムの基材1a、10aの片面又は両面
に、非加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる水膨張性
非加硫ゴム層1b、10bを設けた水膨張性シール材
1、10であって、例えば鋼管2、2の接続部外周に水
膨張性シール材の上半部1と下半部10を配置して接続
部をシールするのに用いられる。
し、かつ長期的にも防水することができる、各種配管の
接続部や管路口を防水するための水膨張性シール材を提
供する。 【解決手段】 加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる
水膨張性加硫ゴムの基材1a、10aの片面又は両面
に、非加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる水膨張性
非加硫ゴム層1b、10bを設けた水膨張性シール材
1、10であって、例えば鋼管2、2の接続部外周に水
膨張性シール材の上半部1と下半部10を配置して接続
部をシールするのに用いられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種配管の接続部
や管路口を防水するために用いる水膨張性シール材に関
するものである。
や管路口を防水するために用いる水膨張性シール材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電線管、ガス管、給排水管などの各種配
管を接続する場合には、接続部から管内へ水が侵入する
ことを防止するための処置が採られる。この防水処置の
一例としては、まず接続すべき2本の配管のそれぞれの
管路口を互いに突き合わせた後、その外周を例えばクロ
ロプレンゴムから成る加硫ゴムのパッキングで被包し、
さらにその外側に金属又はプラスチック製の締付型継手
部材を配置し、その部材を締付けることによりシールす
るという方式がある。また、配管表面に小さな凹凸があ
ることなどにより防水性が完全でない場合がある。この
ような配管の凹凸への対策の一例としては、パッキング
を水膨張性加硫ゴム製とすることも知られている。これ
によれば、水の侵入があってもこのパッキングが膨張
し、小さな凹凸部も埋めて防水することができる。
管を接続する場合には、接続部から管内へ水が侵入する
ことを防止するための処置が採られる。この防水処置の
一例としては、まず接続すべき2本の配管のそれぞれの
管路口を互いに突き合わせた後、その外周を例えばクロ
ロプレンゴムから成る加硫ゴムのパッキングで被包し、
さらにその外側に金属又はプラスチック製の締付型継手
部材を配置し、その部材を締付けることによりシールす
るという方式がある。また、配管表面に小さな凹凸があ
ることなどにより防水性が完全でない場合がある。この
ような配管の凹凸への対策の一例としては、パッキング
を水膨張性加硫ゴム製とすることも知られている。これ
によれば、水の侵入があってもこのパッキングが膨張
し、小さな凹凸部も埋めて防水することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パッキングに水膨張性
加硫ゴムを用いて配管表面の凹凸に対処する前記方式
は、凹凸を埋めることでは比較的優れているが、加硫ゴ
ムは膨張速度が遅く、水の侵入があった場合、膨張して
シールする前に既に多量の水が入ってしまうという問題
がある。そこで、膨張速度を速くする為に非加硫タイプ
の水膨張性ゴムを使うことも考えられるが、非加硫タイ
プのものは、水を含んで膨張するとくずれ易く耐久性の
点で使用に耐えられない。また、加硫タイプの水膨張性
ゴムに吸水性ポリマーを非常に多量に配合して膨張速度
を速くすることも考えられるが、この場合には加硫ゴム
本来の特徴である弾性や強度が失われ、耐久性が悪くな
り、実用に耐えられない。
加硫ゴムを用いて配管表面の凹凸に対処する前記方式
は、凹凸を埋めることでは比較的優れているが、加硫ゴ
ムは膨張速度が遅く、水の侵入があった場合、膨張して
シールする前に既に多量の水が入ってしまうという問題
がある。そこで、膨張速度を速くする為に非加硫タイプ
の水膨張性ゴムを使うことも考えられるが、非加硫タイ
プのものは、水を含んで膨張するとくずれ易く耐久性の
点で使用に耐えられない。また、加硫タイプの水膨張性
ゴムに吸水性ポリマーを非常に多量に配合して膨張速度
を速くすることも考えられるが、この場合には加硫ゴム
本来の特徴である弾性や強度が失われ、耐久性が悪くな
り、実用に耐えられない。
【0004】上記に加えて、従来シール材としては例え
ば以下のものが知られている。 1)特開昭57−57773号公報に記載された、吸水
性を有するホワイトカーボンを配合した未架橋ゴムを含
む組成物と、圧縮復元性弾性体とよりなる複合シーリン
グ材、 2)特開昭62−259846号公報に記載された、ジ
エン系ゴムに高吸水性ポリマーを分散してなる水膨潤性
ゴム層と、その厚み方向以外の膨潤を吸収する水不膨潤
性ゴム層を積層した止水材、及び 3)特開平1−145470号公報に記載された、加硫
ゴムと、未加硫の水膨潤ゴムとを加硫成形することによ
り一体的に構成したシール材。 しかしながら、前記1)の複合シーリング材では、防水
は基本的に弾性体の復元力に依存していて、水膨張によ
る膨張圧によるものではなく、シールする際には弾性復
元力に抗する力が必要である。またこの未架橋ゴム含有
組成物は吸水性が十分ではなく、膨張率が小さいので、
水により短時間に膨張してシールすることはできない。
2)の積層止水材では、積層した2層のゴム層を架橋し
て用いるために水膨潤率が小さく、短時間に水で膨張し
てシールすることができない。また3)のシール材にお
いては、2種のゴムを加硫成形して一体とするために水
膨潤率が小さく、やはり水により短時間で膨張してシー
ルすることができない。そのため、水により短時間に膨
潤して初期防水を達成し、かつ長期的にも防水すること
ができるシール材の開発が強く望まれていた。
ば以下のものが知られている。 1)特開昭57−57773号公報に記載された、吸水
性を有するホワイトカーボンを配合した未架橋ゴムを含
む組成物と、圧縮復元性弾性体とよりなる複合シーリン
グ材、 2)特開昭62−259846号公報に記載された、ジ
エン系ゴムに高吸水性ポリマーを分散してなる水膨潤性
ゴム層と、その厚み方向以外の膨潤を吸収する水不膨潤
性ゴム層を積層した止水材、及び 3)特開平1−145470号公報に記載された、加硫
ゴムと、未加硫の水膨潤ゴムとを加硫成形することによ
り一体的に構成したシール材。 しかしながら、前記1)の複合シーリング材では、防水
は基本的に弾性体の復元力に依存していて、水膨張によ
る膨張圧によるものではなく、シールする際には弾性復
元力に抗する力が必要である。またこの未架橋ゴム含有
組成物は吸水性が十分ではなく、膨張率が小さいので、
水により短時間に膨張してシールすることはできない。
2)の積層止水材では、積層した2層のゴム層を架橋し
て用いるために水膨潤率が小さく、短時間に水で膨張し
てシールすることができない。また3)のシール材にお
いては、2種のゴムを加硫成形して一体とするために水
膨潤率が小さく、やはり水により短時間で膨張してシー
ルすることができない。そのため、水により短時間に膨
潤して初期防水を達成し、かつ長期的にも防水すること
ができるシール材の開発が強く望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成する為に鋭意研究した結果、膨張速度の大きい非
加硫タイプの水膨張性ゴムと、膨張速度は小さいが耐久
性のある加硫タイプの水膨張性ゴムとを組み合わせた積
層型の水膨張性ゴム製シール材が、施工後の初期から、
その後も恒久的に防水できることを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち本発明
は、(1)加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる水膨
張性加硫ゴムの基材の片面又は両面に、非加硫ゴムに吸
水ポリマーを配合してなる水膨張性非加硫ゴム層を設け
たことを特徴とする水膨張性シール材、及び(2)
(1)項記載の水膨張性シール材を所定形状に成形した
ことを特徴とする水膨張性シール材を提供するものであ
る。
を達成する為に鋭意研究した結果、膨張速度の大きい非
加硫タイプの水膨張性ゴムと、膨張速度は小さいが耐久
性のある加硫タイプの水膨張性ゴムとを組み合わせた積
層型の水膨張性ゴム製シール材が、施工後の初期から、
その後も恒久的に防水できることを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち本発明
は、(1)加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる水膨
張性加硫ゴムの基材の片面又は両面に、非加硫ゴムに吸
水ポリマーを配合してなる水膨張性非加硫ゴム層を設け
たことを特徴とする水膨張性シール材、及び(2)
(1)項記載の水膨張性シール材を所定形状に成形した
ことを特徴とする水膨張性シール材を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明のシール材において、基材となる水
膨張性加硫ゴムは加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してな
る。加硫ゴムは、ベースとなるゴムを加硫剤によって加
硫したものである。この水膨張性加硫ゴムは、例えばベ
ースゴムに加硫剤及び吸水ポリマーを配合してゴム組成
物(ゴムコンパウンド)とし、次いでこのゴム組成物中
のゴム成分を加硫させ、吸水ポリマーが加硫ゴム中に分
散した状態で得られる水膨張性を有する加硫ゴムであ
る。ベースゴムとしては、天然ゴム又は合成ゴムを用い
ることができる。合成ゴムの例としてはクロロプレンゴ
ム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリルゴ
ム、ブタジエンゴム及びイソプレンゴムなどが挙げられ
る。ゴム組成物の加硫は、常法に従って、加硫剤を含む
ゴム組成物を加熱又は放置することにより行うことがで
きる。吸水ポリマーは、例えば粉末または粒状で、水と
接したときに溶けることがなく、自重の数10倍〜数1
000倍の吸水能力を有する合成ポリマーであり、何ら
特定のものに限定されない。このような吸水ポリマーを
列記すると、アクリル酸塩系架橋物、アクリル酸塩・ア
クリルアミド共重合体、ポリビニルアルコール・無水マ
レイン酸反応物、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重
合体ケン化物、ポリエチレンオキサイド変成物、イソブ
チレン・無水マレイン酸共重合体、ポリアクリロニトリ
ル系重合体などがあり、これらを単独で用いるか、ある
いはこれらのうちの2種類以上を組み合わせて用いるこ
とができる。吸水ポリマーの配合量は、ベースゴムやそ
の他の成分の種類、量により変わるが、ベースゴム10
0重量部に対して5〜100重量部であることが好まし
い。また加硫剤としては特に制限はないが、ベースゴム
の種類に応じて、イオウ華などのイオウ、イオウ化合
物、酸化マグネシウム、有機過酸化物などの公知のもの
を用いることができる。加硫剤の添加量は通常の加硫ゴ
ムの製造に用いられる量と特に異ならないが、ベースゴ
ムや加硫剤の種類によってその量を変えることができ
る。例えば、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エ
チレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソ
プレンゴム及びブタジエンゴムをベースゴムとする場合
は、通常イオウ加硫が行われ、イオウの配合量はベース
ポリマー100重量部に対して通常0.75〜3重量部
程度である。この内エチレンプロピレンゴムに対しては
過酸化物加硫も行われ、例えば、ジクミルパーオキサイ
ドをエチレンプロピレンゴム100重量部に対して2〜
5重量部程度添加して加硫させることもできる。クロロ
プレンゴムは、通常、金属酸化物加硫がなされ、クロロ
プレンゴム100重量部に対して加硫剤として酸化マグ
ネシウム2〜8重量部と亜鉛華2〜10重量部程度を用
いて加硫される。アクリルゴムは、通常、アクリルゴム
100重量部に対してポリアミン0.5〜3重量部を添
加して加硫される。この加硫タイプの水膨張性ゴムは、
吸水速度は小さいが、加硫ゴム本来の弾性や強度を保持
出来、耐久性に優れ、基材(芯材)としてシール材に恒
久的な防水能を与える。前記水膨張性加硫ゴム層には、
さらに加硫促進剤、界面活性剤、充填剤、補強剤、着色
剤、滑材、老化防止剤、粘着付与剤及び可塑剤等の通常
用いられる成分を適宜添加しておいてもよい。好ましく
は、界面活性剤を前記ベースゴム100重量部に対し1
〜20重量部、充填剤又は補強剤を前記ベースゴム10
0重量部に対し20〜200重量部添加する。
膨張性加硫ゴムは加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してな
る。加硫ゴムは、ベースとなるゴムを加硫剤によって加
硫したものである。この水膨張性加硫ゴムは、例えばベ
ースゴムに加硫剤及び吸水ポリマーを配合してゴム組成
物(ゴムコンパウンド)とし、次いでこのゴム組成物中
のゴム成分を加硫させ、吸水ポリマーが加硫ゴム中に分
散した状態で得られる水膨張性を有する加硫ゴムであ
る。ベースゴムとしては、天然ゴム又は合成ゴムを用い
ることができる。合成ゴムの例としてはクロロプレンゴ
ム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリルゴ
ム、ブタジエンゴム及びイソプレンゴムなどが挙げられ
る。ゴム組成物の加硫は、常法に従って、加硫剤を含む
ゴム組成物を加熱又は放置することにより行うことがで
きる。吸水ポリマーは、例えば粉末または粒状で、水と
接したときに溶けることがなく、自重の数10倍〜数1
000倍の吸水能力を有する合成ポリマーであり、何ら
特定のものに限定されない。このような吸水ポリマーを
列記すると、アクリル酸塩系架橋物、アクリル酸塩・ア
クリルアミド共重合体、ポリビニルアルコール・無水マ
レイン酸反応物、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重
合体ケン化物、ポリエチレンオキサイド変成物、イソブ
チレン・無水マレイン酸共重合体、ポリアクリロニトリ
ル系重合体などがあり、これらを単独で用いるか、ある
いはこれらのうちの2種類以上を組み合わせて用いるこ
とができる。吸水ポリマーの配合量は、ベースゴムやそ
の他の成分の種類、量により変わるが、ベースゴム10
0重量部に対して5〜100重量部であることが好まし
い。また加硫剤としては特に制限はないが、ベースゴム
の種類に応じて、イオウ華などのイオウ、イオウ化合
物、酸化マグネシウム、有機過酸化物などの公知のもの
を用いることができる。加硫剤の添加量は通常の加硫ゴ
ムの製造に用いられる量と特に異ならないが、ベースゴ
ムや加硫剤の種類によってその量を変えることができ
る。例えば、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エ
チレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソ
プレンゴム及びブタジエンゴムをベースゴムとする場合
は、通常イオウ加硫が行われ、イオウの配合量はベース
ポリマー100重量部に対して通常0.75〜3重量部
程度である。この内エチレンプロピレンゴムに対しては
過酸化物加硫も行われ、例えば、ジクミルパーオキサイ
ドをエチレンプロピレンゴム100重量部に対して2〜
5重量部程度添加して加硫させることもできる。クロロ
プレンゴムは、通常、金属酸化物加硫がなされ、クロロ
プレンゴム100重量部に対して加硫剤として酸化マグ
ネシウム2〜8重量部と亜鉛華2〜10重量部程度を用
いて加硫される。アクリルゴムは、通常、アクリルゴム
100重量部に対してポリアミン0.5〜3重量部を添
加して加硫される。この加硫タイプの水膨張性ゴムは、
吸水速度は小さいが、加硫ゴム本来の弾性や強度を保持
出来、耐久性に優れ、基材(芯材)としてシール材に恒
久的な防水能を与える。前記水膨張性加硫ゴム層には、
さらに加硫促進剤、界面活性剤、充填剤、補強剤、着色
剤、滑材、老化防止剤、粘着付与剤及び可塑剤等の通常
用いられる成分を適宜添加しておいてもよい。好ましく
は、界面活性剤を前記ベースゴム100重量部に対し1
〜20重量部、充填剤又は補強剤を前記ベースゴム10
0重量部に対し20〜200重量部添加する。
【0008】本発明のシール材において、水膨張性非加
硫ゴム層は、非加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる
水膨張性非加硫ゴムで形成される。非加硫ゴムに吸水ポ
リマーを混合、分散したものを所定形状に成形すること
により水膨張性非加硫ゴム層を形成する。非加硫ゴムの
ベースゴムとしては、天然ゴム、合成ゴム又は熱可塑性
エラストマーを用いることができる。この内、合成ゴム
の例としてはクロロプレンゴム、ニトリルブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブ
タジエンゴム、アクリルゴム、ブタジエンゴム及びイソ
プレンゴム等が挙げられ、また熱可塑性エラストマーの
例としてはスチレン系エラストマー、オレフィン系エラ
ストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン系エラ
ストマー、ポリエステル系エラストマー及び塩化ビニル
系エラストマー等が挙げられる。吸水ポリマーとして
は、前記水膨張性加硫ゴムに用いられるものと同じもの
を用いることができる。この非加硫タイプの水膨張性ゴ
ムは吸水速度が大きく、水の侵入に対して膨潤するのが
早い。よって、これをシール材の表層に配することによ
り、短時間でシール材を膨張させて初期防水を達成する
ことができる。水膨張性非加硫ゴムの水膨張率(水によ
り膨潤、膨張した後の体積の、膨張前に対する体積増加
率)は、ベースゴム、その他の成分の種類、量と吸水ポ
リマーの配合量により変わるが、好ましくは3〜30倍
であり、さらに好ましくは5〜20倍であって、水膨張
率をこの範囲とすることにより高い吸水速度が達成され
る。このときの吸水ポリマーの配合量は、ベースゴム1
00重量部に対して、好ましくは10〜100重量部で
ある。前記水膨張性非加硫ゴム層に使用される非加硫ゴ
ムには、さらに界面活性剤、充填剤、補強剤、着色剤、
滑材、老化防止剤、粘着付与剤及び可塑剤等の通常用い
られる成分が適宜添加されていてもよい。好ましくは、
界面活性剤を前記ベースゴム100重量部に対して1〜
20重量部、充填剤又は補強剤を前記ベースゴム100
重量部に対して20〜200重量部添加したゴムコンパ
ウンド(ゴム組成物)が用いられる。
硫ゴム層は、非加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる
水膨張性非加硫ゴムで形成される。非加硫ゴムに吸水ポ
リマーを混合、分散したものを所定形状に成形すること
により水膨張性非加硫ゴム層を形成する。非加硫ゴムの
ベースゴムとしては、天然ゴム、合成ゴム又は熱可塑性
エラストマーを用いることができる。この内、合成ゴム
の例としてはクロロプレンゴム、ニトリルブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブ
タジエンゴム、アクリルゴム、ブタジエンゴム及びイソ
プレンゴム等が挙げられ、また熱可塑性エラストマーの
例としてはスチレン系エラストマー、オレフィン系エラ
ストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン系エラ
ストマー、ポリエステル系エラストマー及び塩化ビニル
系エラストマー等が挙げられる。吸水ポリマーとして
は、前記水膨張性加硫ゴムに用いられるものと同じもの
を用いることができる。この非加硫タイプの水膨張性ゴ
ムは吸水速度が大きく、水の侵入に対して膨潤するのが
早い。よって、これをシール材の表層に配することによ
り、短時間でシール材を膨張させて初期防水を達成する
ことができる。水膨張性非加硫ゴムの水膨張率(水によ
り膨潤、膨張した後の体積の、膨張前に対する体積増加
率)は、ベースゴム、その他の成分の種類、量と吸水ポ
リマーの配合量により変わるが、好ましくは3〜30倍
であり、さらに好ましくは5〜20倍であって、水膨張
率をこの範囲とすることにより高い吸水速度が達成され
る。このときの吸水ポリマーの配合量は、ベースゴム1
00重量部に対して、好ましくは10〜100重量部で
ある。前記水膨張性非加硫ゴム層に使用される非加硫ゴ
ムには、さらに界面活性剤、充填剤、補強剤、着色剤、
滑材、老化防止剤、粘着付与剤及び可塑剤等の通常用い
られる成分が適宜添加されていてもよい。好ましくは、
界面活性剤を前記ベースゴム100重量部に対して1〜
20重量部、充填剤又は補強剤を前記ベースゴム100
重量部に対して20〜200重量部添加したゴムコンパ
ウンド(ゴム組成物)が用いられる。
【0009】加硫タイプの水膨張性ゴムの基材の片面又
は両面に非加硫タイプの水膨張性ゴム層を設けるとは、
例えば、水膨張性加硫ゴムをシート状としてその片面も
しくは両面上に水膨張性非加硫ゴム層を設けて積層体と
するか、又は水膨張性加硫ゴム成形物の内表面及び/も
しくは外表面に水膨張性非加硫ゴム層を設けることを意
味する。このように水膨張性加硫ゴム含有基材上に表面
層となる水膨張性非加硫ゴム層を設けることにより、施
工後に水の浸入があっても、表面層の非加硫タイプ水膨
張性ゴムが膨潤、膨張して短時間で隙間を埋めて初期防
水を行い、その後は、基材である加硫タイプ水膨張性ゴ
ムにより恒久的な防水が達成される。本発明の水膨張性
シール材は、例えば配管接続部の外周を覆う被覆物とし
て又は配管接続部の管路口のパッキングなどとして用い
られる。
は両面に非加硫タイプの水膨張性ゴム層を設けるとは、
例えば、水膨張性加硫ゴムをシート状としてその片面も
しくは両面上に水膨張性非加硫ゴム層を設けて積層体と
するか、又は水膨張性加硫ゴム成形物の内表面及び/も
しくは外表面に水膨張性非加硫ゴム層を設けることを意
味する。このように水膨張性加硫ゴム含有基材上に表面
層となる水膨張性非加硫ゴム層を設けることにより、施
工後に水の浸入があっても、表面層の非加硫タイプ水膨
張性ゴムが膨潤、膨張して短時間で隙間を埋めて初期防
水を行い、その後は、基材である加硫タイプ水膨張性ゴ
ムにより恒久的な防水が達成される。本発明の水膨張性
シール材は、例えば配管接続部の外周を覆う被覆物とし
て又は配管接続部の管路口のパッキングなどとして用い
られる。
【0010】本発明の水膨張性を有するシール材は、
ベースゴム、吸水ポリマー、加硫剤を混合したゴムコン
パウンドを熱プレスもしくは射出成形等により一次成
形、加硫して水膨張性を有する加硫ゴムとした後、二次
成形により水膨張性加硫ゴムの内表面及び/又は外表面
に水膨張性非加硫ゴムコンパウンド層を形成する、又は
カレンダーロール等でシート化し、加硫缶等で加硫し
た水膨張性加硫ゴムシートの片面もしくは両面に、水膨
張性非加硫ゴムをカレンダーロールにより貼合せもしく
は溶剤に分散させてコーティングすることによりシート
状に積層する、等の方法により製造される。本発明の成
形された水膨張性シール材の形状に特に制限はないが、
好ましい態様としてはシート、テープなどの形状が挙げ
られる。また、シート状やテープ状とする以外にも、防
水しようとする部位に応じた所望の形状に成形して用い
ることができる。例えば、テープ状のシール材は、前記
、の方法によりシート状で得られた積層体をテープ
状に切断し、または積層しながらテープ状に成形するこ
とにより得られるが、好ましくは、厚さ0.2〜4mm
の水膨張性加硫ゴムの片面又は両面に、厚さ0.05〜
2mmの水膨張性非加硫ゴムを積層して製造される。
ベースゴム、吸水ポリマー、加硫剤を混合したゴムコン
パウンドを熱プレスもしくは射出成形等により一次成
形、加硫して水膨張性を有する加硫ゴムとした後、二次
成形により水膨張性加硫ゴムの内表面及び/又は外表面
に水膨張性非加硫ゴムコンパウンド層を形成する、又は
カレンダーロール等でシート化し、加硫缶等で加硫し
た水膨張性加硫ゴムシートの片面もしくは両面に、水膨
張性非加硫ゴムをカレンダーロールにより貼合せもしく
は溶剤に分散させてコーティングすることによりシート
状に積層する、等の方法により製造される。本発明の成
形された水膨張性シール材の形状に特に制限はないが、
好ましい態様としてはシート、テープなどの形状が挙げ
られる。また、シート状やテープ状とする以外にも、防
水しようとする部位に応じた所望の形状に成形して用い
ることができる。例えば、テープ状のシール材は、前記
、の方法によりシート状で得られた積層体をテープ
状に切断し、または積層しながらテープ状に成形するこ
とにより得られるが、好ましくは、厚さ0.2〜4mm
の水膨張性加硫ゴムの片面又は両面に、厚さ0.05〜
2mmの水膨張性非加硫ゴムを積層して製造される。
【0011】以下、本発明を図示の実施態様に基づき詳
細に説明する。図1(a)は、本発明の水膨張性ゴムシ
ール材の一実施態様を示す一部切欠き正面図であり、図
1(b)は、図1(a)の左側面図である。図1(a)
に示したように、水膨張性ゴムシール材の上半部1と下
半部10を、2本の鋼管2、2の継手部分の外周部に配
置し、これを締付部材3、3により締付けて、鋼管の継
手部分をシールする。図1(a)は、図中でシール材の
上半部1について、図1(b)中にAで示した部分を切
除して示したものである(図1(a)の点線の部分)。
シール材の上半部1、下半部10は図1(b)に示した
ようにそれぞれ2層構造であり、水膨張性加硫ゴム層1
a、10aと、前記水膨張性加硫ゴム層1a、10aの
鋼管2側の表面上に積層された水膨張性非加硫ゴム層1
b、10bとからなる。
細に説明する。図1(a)は、本発明の水膨張性ゴムシ
ール材の一実施態様を示す一部切欠き正面図であり、図
1(b)は、図1(a)の左側面図である。図1(a)
に示したように、水膨張性ゴムシール材の上半部1と下
半部10を、2本の鋼管2、2の継手部分の外周部に配
置し、これを締付部材3、3により締付けて、鋼管の継
手部分をシールする。図1(a)は、図中でシール材の
上半部1について、図1(b)中にAで示した部分を切
除して示したものである(図1(a)の点線の部分)。
シール材の上半部1、下半部10は図1(b)に示した
ようにそれぞれ2層構造であり、水膨張性加硫ゴム層1
a、10aと、前記水膨張性加硫ゴム層1a、10aの
鋼管2側の表面上に積層された水膨張性非加硫ゴム層1
b、10bとからなる。
【0012】図2は、本発明の水膨張性ゴムシール材の
別の実施態様を示す。図2(a)は、幹線ケーブル1
3、13の分岐ケーブル14への分岐接続部の説明図で
あり、接続部の両端には、パッキングとして本発明の水
膨張性ゴムシール材11及び12が配されている。図
中、15はコネクターであって、コネクター内部で、そ
れぞれ外装が剥がされた幹線ケーブルと分岐ケーブルの
導体が電気的に接続されている。図2(b)、(c)
は、それぞれ図2(a)中のB−B線断面図、C−C線
断面図である。シール材11及び12はそれぞれ、水膨
張性加硫ゴム成形体11a又は12aの表面上に水膨張
性非加硫ゴム層11b又は12bが設けられてなり、こ
の成形されたシール材11、12が、幹線ケーブル1
3、分岐ケーブル14を被包している。パッキング11
と12の間の分岐接続部には、絶縁粘着シート16が巻
かれてシールされる。絶縁粘着シート16で分岐接続部
を巻いて防水処置した状態を図2(d)に示す。なお、
シート16で巻かれた部分のうち、シール材11と12
の間の部分は中空状としてもよい。このように本発明の
シール材のケーブル側と絶縁シート側にそれぞれ膨潤速
度の大きな水膨張性非加硫ゴム層を設けることにより、
初期の水の浸入をどちらの側からも防ぐことができる。
別の実施態様を示す。図2(a)は、幹線ケーブル1
3、13の分岐ケーブル14への分岐接続部の説明図で
あり、接続部の両端には、パッキングとして本発明の水
膨張性ゴムシール材11及び12が配されている。図
中、15はコネクターであって、コネクター内部で、そ
れぞれ外装が剥がされた幹線ケーブルと分岐ケーブルの
導体が電気的に接続されている。図2(b)、(c)
は、それぞれ図2(a)中のB−B線断面図、C−C線
断面図である。シール材11及び12はそれぞれ、水膨
張性加硫ゴム成形体11a又は12aの表面上に水膨張
性非加硫ゴム層11b又は12bが設けられてなり、こ
の成形されたシール材11、12が、幹線ケーブル1
3、分岐ケーブル14を被包している。パッキング11
と12の間の分岐接続部には、絶縁粘着シート16が巻
かれてシールされる。絶縁粘着シート16で分岐接続部
を巻いて防水処置した状態を図2(d)に示す。なお、
シート16で巻かれた部分のうち、シール材11と12
の間の部分は中空状としてもよい。このように本発明の
シール材のケーブル側と絶縁シート側にそれぞれ膨潤速
度の大きな水膨張性非加硫ゴム層を設けることにより、
初期の水の浸入をどちらの側からも防ぐことができる。
【0013】図3は、本発明の水膨張性ゴムシール材の
さらに別の実施態様を示す。図3(a)は、電線22、
22の直線接続部の説明図である。本発明のシール材2
1、21は、接続部を絶縁シートで覆う際のパッキング
として用いられている。ケーブル22、22の外装を剥
いて導体24、24を露出させ、導体同士をコネクター
23で接続し、この接続部の両側の電線上にテープ状の
シール材21、21が巻付けられている。図3(b)に
シール材テープ21の断面図を示す。シール材21は、
加硫タイプ水膨張性ゴムシート21aの片面又は両面に
非加硫タイプ水膨張性ゴム21b及び/または21cを
積層した2層又は3層構造のテープ状であり、水膨張性
非加硫ゴム層21bまたは21cの面が電線22上にく
るように電線上に巻きつけられる。図3(c)は、前記
シール材を巻回した接続部に、2つのシール材21から
21までの部分に絶縁粘着シート25を巻付けた状態を
示す説明図である。
さらに別の実施態様を示す。図3(a)は、電線22、
22の直線接続部の説明図である。本発明のシール材2
1、21は、接続部を絶縁シートで覆う際のパッキング
として用いられている。ケーブル22、22の外装を剥
いて導体24、24を露出させ、導体同士をコネクター
23で接続し、この接続部の両側の電線上にテープ状の
シール材21、21が巻付けられている。図3(b)に
シール材テープ21の断面図を示す。シール材21は、
加硫タイプ水膨張性ゴムシート21aの片面又は両面に
非加硫タイプ水膨張性ゴム21b及び/または21cを
積層した2層又は3層構造のテープ状であり、水膨張性
非加硫ゴム層21bまたは21cの面が電線22上にく
るように電線上に巻きつけられる。図3(c)は、前記
シール材を巻回した接続部に、2つのシール材21から
21までの部分に絶縁粘着シート25を巻付けた状態を
示す説明図である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明するが、もとより本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
説明するが、もとより本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0015】以下の実施例、比較例で用いた各シール材
は、ベースゴム、吸水ポリマー、加硫剤及びその他の
成分を混合したゴムコンパウンドを熱プレスもしくは射
出成形により一次成形、加硫して水膨張性加硫ゴムを得
た後、二次成形により前記水膨張性加硫ゴムの表面上の
所定の部分に、水膨張性非加硫ゴムコンパウンド層を形
成することにより成形品として、又はカレンダーロー
ルでシート化し、加硫缶で加硫した水膨張性加硫ゴムシ
ートの片面もしくは両面に、水膨張性非加硫ゴムをカレ
ンダーロールにより貼合せもしくは溶剤に分散させてコ
ーティングすることにより積層テープとして製造した。
各シール材の水膨張性加硫ゴム及び水膨張性非加硫ゴム
に用いたベースゴムの種類及びゴムコンパウンドの組成
を表1〜6に示す。なお表1中、構成a層、b層、c層
とは、図1〜3においてシール材中の水膨張性加硫ゴム
又は水膨張性非加硫ゴムに付された添字a、b、cに対
応する部分をそれぞれ意味する。
は、ベースゴム、吸水ポリマー、加硫剤及びその他の
成分を混合したゴムコンパウンドを熱プレスもしくは射
出成形により一次成形、加硫して水膨張性加硫ゴムを得
た後、二次成形により前記水膨張性加硫ゴムの表面上の
所定の部分に、水膨張性非加硫ゴムコンパウンド層を形
成することにより成形品として、又はカレンダーロー
ルでシート化し、加硫缶で加硫した水膨張性加硫ゴムシ
ートの片面もしくは両面に、水膨張性非加硫ゴムをカレ
ンダーロールにより貼合せもしくは溶剤に分散させてコ
ーティングすることにより積層テープとして製造した。
各シール材の水膨張性加硫ゴム及び水膨張性非加硫ゴム
に用いたベースゴムの種類及びゴムコンパウンドの組成
を表1〜6に示す。なお表1中、構成a層、b層、c層
とは、図1〜3においてシール材中の水膨張性加硫ゴム
又は水膨張性非加硫ゴムに付された添字a、b、cに対
応する部分をそれぞれ意味する。
【0016】実施例1、2 表1に示す各ゴムコンパウンドから得た水膨張性を有す
る加硫又は非加硫ゴムの水膨張率を測定し、また下記形
状に成形したシール材を用いて防水性の試験を行った。
試験方法を以下に示す。 ・水膨張率 各層のゴムについて、JIS K 6301の浸せき試
験に準拠し、浸せき液を水道水とした時の膨潤後の体積
の膨潤前の体積に対する変化率を測定した。結果を倍数
で表示する。浸せき温度は23±2℃、浸せき時間は2
2±0.25時間とした。 ・防水性 表1に記載したゴムコンパウンドを用いて、図1
(a)、(b)に示した形状のシール材の上半部1と下
半部10を成形した。これを図1(a)に示すように鋼
管2、2の接続部外周上に配置、締付けたものを、図4
に概略図を示した防水試験装置4にセットした。装置内
に注水し、外水圧0で1時間放置後、外水圧0.02M
Paとし、注水直後(これを初期とする)及び30日後
の漏水の有無を調べた。 水膨張率、防水性試験の測定結果を表1に示す。表1に
示した通り、実施例1、2のシール材を用いた場合には
何れも30日後まで漏水は見られなかった。
る加硫又は非加硫ゴムの水膨張率を測定し、また下記形
状に成形したシール材を用いて防水性の試験を行った。
試験方法を以下に示す。 ・水膨張率 各層のゴムについて、JIS K 6301の浸せき試
験に準拠し、浸せき液を水道水とした時の膨潤後の体積
の膨潤前の体積に対する変化率を測定した。結果を倍数
で表示する。浸せき温度は23±2℃、浸せき時間は2
2±0.25時間とした。 ・防水性 表1に記載したゴムコンパウンドを用いて、図1
(a)、(b)に示した形状のシール材の上半部1と下
半部10を成形した。これを図1(a)に示すように鋼
管2、2の接続部外周上に配置、締付けたものを、図4
に概略図を示した防水試験装置4にセットした。装置内
に注水し、外水圧0で1時間放置後、外水圧0.02M
Paとし、注水直後(これを初期とする)及び30日後
の漏水の有無を調べた。 水膨張率、防水性試験の測定結果を表1に示す。表1に
示した通り、実施例1、2のシール材を用いた場合には
何れも30日後まで漏水は見られなかった。
【0017】比較例1 表1に示したゴムコンパウンドを用いて水膨張性加硫ゴ
ムの単層品とした以外は実施例1、2と同様にシール材
を成形し、同様の試験を行った。その結果、外水圧0.
02MPaで通水直後に漏水した。 比較例2 表1に示したゴムコンパウンドを用いて水膨張性非加硫
ゴムの単層品とした以外は実施例1、2と同様にシール
材を成形し、同様の試験を行った。その結果、初期は漏
水がなく防水性は良好であったが、30日後には漏水し
ていた。
ムの単層品とした以外は実施例1、2と同様にシール材
を成形し、同様の試験を行った。その結果、外水圧0.
02MPaで通水直後に漏水した。 比較例2 表1に示したゴムコンパウンドを用いて水膨張性非加硫
ゴムの単層品とした以外は実施例1、2と同様にシール
材を成形し、同様の試験を行った。その結果、初期は漏
水がなく防水性は良好であったが、30日後には漏水し
ていた。
【0018】実施例3、4 表1に示す各ゴムコンパウンドから得た水膨張性を有す
る加硫又は非加硫ゴムについてそれぞれ水膨張率を測定
した。さらに、表1に示す各ゴムコンパウンドを用い
て、芯材に加硫タイプの水膨張性ゴム、芯材の表面上に
は非加硫タイプの水膨張性ゴムを配して、図2(a)〜
(d)に11、12で示した形状のシール材を成形し
た。これを電線分岐接続部に配置し、さらに接続部を絶
縁粘着シートでシール材11から12の間が中空状にな
るように巻いた。その防水性を実施例1、2と同様の方
法で試験し、初期及び30日後の浸水の有無を試験し
た。その結果、実施例3、4では30日後まで浸水は見
られなかった。
る加硫又は非加硫ゴムについてそれぞれ水膨張率を測定
した。さらに、表1に示す各ゴムコンパウンドを用い
て、芯材に加硫タイプの水膨張性ゴム、芯材の表面上に
は非加硫タイプの水膨張性ゴムを配して、図2(a)〜
(d)に11、12で示した形状のシール材を成形し
た。これを電線分岐接続部に配置し、さらに接続部を絶
縁粘着シートでシール材11から12の間が中空状にな
るように巻いた。その防水性を実施例1、2と同様の方
法で試験し、初期及び30日後の浸水の有無を試験し
た。その結果、実施例3、4では30日後まで浸水は見
られなかった。
【0019】比較例3 表1に示した水膨張性加硫ゴムを用いて単層品とした以
外は実施例3、4と同様にシール材を成形し、同様の試
験を行った。その結果、初期段階で漏水が見られた。
外は実施例3、4と同様にシール材を成形し、同様の試
験を行った。その結果、初期段階で漏水が見られた。
【0020】実施例5、6 表1に示したゴムコンパウンドを用いて、0.5mm厚
の加硫タイプ水膨張性ゴムシートの片面又は両面に0.
2mm厚の非加硫タイプ水膨張性ゴムを積層し、2層
(実施例5)又は3層(実施例6)のテープ状シール材
を得た。このシール材を、図3(a)〜(c)に示した
ように、電線の直線接続部の両側に巻き付け、さらに絶
縁粘着シートを巻付けた。これらを用いて実施例1、2
と同様に防水試験を行った。その結果、実施例5、6と
も30日後まで浸水は見られなかった。
の加硫タイプ水膨張性ゴムシートの片面又は両面に0.
2mm厚の非加硫タイプ水膨張性ゴムを積層し、2層
(実施例5)又は3層(実施例6)のテープ状シール材
を得た。このシール材を、図3(a)〜(c)に示した
ように、電線の直線接続部の両側に巻き付け、さらに絶
縁粘着シートを巻付けた。これらを用いて実施例1、2
と同様に防水試験を行った。その結果、実施例5、6と
も30日後まで浸水は見られなかった。
【0021】比較例4 表1に示したゴムコンパウンドからなる単層品である1
mm厚テープを用いた以外は、実施例5、6と同様にし
て試験した。その結果、初期は漏水しなかったが、30
日後には漏水が確認された。
mm厚テープを用いた以外は、実施例5、6と同様にし
て試験した。その結果、初期は漏水しなかったが、30
日後には漏水が確認された。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【発明の効果】本発明の水膨張性シール材を用いれば、
短時間で水膨張する非加硫タイプゴムによって施工後の
初期段階のシール性が得られ、その後、長期的には、徐
々に水膨張しかつ十分な強度を持つ加硫タイプゴムによ
ってシール性が保持されるという優れた作用効果を奏
し、このシール材はバランスが良く、耐久性に優れる。
短時間で水膨張する非加硫タイプゴムによって施工後の
初期段階のシール性が得られ、その後、長期的には、徐
々に水膨張しかつ十分な強度を持つ加硫タイプゴムによ
ってシール性が保持されるという優れた作用効果を奏
し、このシール材はバランスが良く、耐久性に優れる。
【図1】(a)は水膨張性シール材でシールした鋼管接
続部の一部切欠き正面図であり、(b)は左側面図であ
る。
続部の一部切欠き正面図であり、(b)は左側面図であ
る。
【図2】(a)は水膨張性シール材のパッキングでシー
ルした電線分岐部の説明図であり、(b)は(a)のB
−B線断面図であり、(c)は(a)のC−C線断面図
であり、(d)は(a)の電線分岐部を絶縁粘着シート
で覆った状態を示す説明図である。
ルした電線分岐部の説明図であり、(b)は(a)のB
−B線断面図であり、(c)は(a)のC−C線断面図
であり、(d)は(a)の電線分岐部を絶縁粘着シート
で覆った状態を示す説明図である。
【図3】(a)は電線の直線接続部を示す説明図であ
り、(b)はテープ状の水膨張性シール材の断面図であ
り、(c)は(a)の接続部に絶縁粘着シートを巻付け
た状態を示す説明図である。
り、(b)はテープ状の水膨張性シール材の断面図であ
り、(c)は(a)の接続部に絶縁粘着シートを巻付け
た状態を示す説明図である。
【図4】防水試験装置の概略図である。
1、10 水膨張性シール材 1a、10a 水膨張性加硫ゴム層 1b、10b 水膨張性非加硫ゴム層 2、2 鋼管 11、12 水膨張性シール材 11a、12a 水膨張性加硫ゴム成形体 11b、12b 水膨張性非加硫ゴム層 13 幹線ケーブル 14 分岐ケーブル 15 コネクター 16 絶縁粘着シート 21 水膨張性シール材 21a 水膨張性加硫ゴムシート 21b、21c 水膨張性非加硫ゴム層 22 電線 23 コネクター
Claims (2)
- 【請求項1】 加硫ゴムに吸水ポリマーを配合してなる
水膨張性加硫ゴムの基材の片面又は両面に、非加硫ゴム
に吸水ポリマーを配合してなる水膨張性非加硫ゴム層を
設けたことを特徴とする水膨張性シール材。 - 【請求項2】 請求項1記載の水膨張性シール材を所定
形状に成形したことを特徴とする水膨張性シール材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11805796A JPH09302329A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 水膨張性シール材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11805796A JPH09302329A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 水膨張性シール材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302329A true JPH09302329A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14726956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11805796A Pending JPH09302329A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 水膨張性シール材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302329A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013131416A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 蓄電池の設置構造 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11805796A patent/JPH09302329A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013131416A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 蓄電池の設置構造 |
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