JPH09302803A - 多孔性物質の成形体 - Google Patents
多孔性物質の成形体Info
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- JPH09302803A JPH09302803A JP11719896A JP11719896A JPH09302803A JP H09302803 A JPH09302803 A JP H09302803A JP 11719896 A JP11719896 A JP 11719896A JP 11719896 A JP11719896 A JP 11719896A JP H09302803 A JPH09302803 A JP H09302803A
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Abstract
同等以上の強度で、容易に廃棄処理できる多孔性物質の
成形体を提供する。 【解決手段】3.5メッシュパス以下の多孔性物質と、
天然繊維に水を加えて解繊した平均直径0.1〜2μm
の天然繊維解繊物の懸濁液とを混合する。得られたスラ
リー状混合物を脱水、乾燥して成形し、多孔性物質が該
天然繊維解繊物をバインダーとして結合している成形体
を得る。前記多孔性物質と、前記天然繊維解繊物の懸濁
液とを混合し、さらに反対方向に回転する上下2段の砥
石間に該懸濁液を通過させて混合する。多孔性物質は、
炭素質多孔性物質、シラスバルーン、バーミュキュライ
ト、ゼオライトの中の少なくとも1種である。天然繊維
は、セルロース系天然繊維またはセルロース系天然繊維
とコラーゲン系天然繊維との混合物である。成形体の表
面に耐火材層を設ける。多孔性物質に対し0.1〜1.
5重量%の耐火性化合物を含む。
Description
素質多孔性物質、シラスバルーン、バーミュキュライト
等の多孔性物質の成形体に関するものである。
に開口する多数の細孔により各種機能を備えており、そ
の機能を利用して種々の用途に使用されている。
合には、図2に示すように、活性炭の表面に開口するマ
クロポアa、マクロポアa内に開口するメソポアb、さ
らにメソポアb内に開口するミクロポアcからなってお
り、ミクロポアcが木の葉の葉脈のように四方八方に発
達している。下記表1に前記やしがら活性炭のマクロポ
アa、メソポアb、ミクロポアcの特性値を示す。
前記細孔により物質を吸着する機能があり、この機能を
利用して、例えば、(1)室内に木炭を配置することに
よるホルマリン臭等の脱臭、アレルギー性疾患の発生原
因となる黴等の除去、(2)炊飯時に釜の中に木炭を入
れることによる匂い除去、(3)浴槽の水中に木炭、活
性炭等を入れることによる微生物の除去、(4)廃水路
の水中に活性炭等を入れることによる廃水浄化等のよう
に、環境汚染物質を吸着し環境浄化する用途に使用する
ことが知られている。
しがら活性炭の場合について、説明すると、ガス分子等
の被吸着物質は、マクロポアaから進入し、メソポアb
を経て、ミクロポアcに吸着される。従って、前記やし
がら活性炭の吸着機能の大部分はミクロポアcに依存し
ている。
きいほど優れた吸着機能を示すことが知られているが、
表1から明らかなようにやしがら活性炭の比表面積の大
部分はミクロポアcによって占められており、このこと
からも前記やしがら活性炭の吸着機能の大部分がミクロ
ポアcに依存していることがわかる。
により通気性、水はけがよくなり、細孔が微生物の繁殖
場所になると共に有害物質を吸着するので、優秀な土壌
改良材となることが知られている。さらに、活性炭、炭
等は、湿度を調整したり、電磁波を吸収する機能を有す
ることが知られており、枕の中に入れて安眠効果を期待
したり、床下に埋炭し、或いは室内にオブジェを兼ねて
飾ることにより生活環境を改善することが試みられてい
る。
状、粉状等のように、それ自体の形態をそのままで使用
されている。しかし、前記活性炭、炭等を前記のような
生活環境を改善する用途、特に住宅産業のための部材と
して使用するには、それ自体の形態をそのままで使用す
るのでは不便であり、均一な組成及び形状を備え、石膏
ボードやパーティクルボードと同等の強度を有する成形
体とすることが望まれる。
して、合成樹脂をバインダーとして該多孔性物質をボー
ド状に成形することが試みられている。しかしながら、
合成樹脂をバインダーとすると、合成樹脂が前記マクロ
ポアaに充填されてしまい、前記多孔性物質を成形体と
するために多量の合成樹脂を必要とする上、前記メソポ
アb及びミクロポアcは被吸着物質の入口となるマクロ
ポアaが前記合成樹脂により塞がれ、該合成樹脂が該多
孔性物質の表面に密着して外気を遮断する層を形成する
ために、その吸着機能を失うという不都合がある。
に漬けてパルプ状に溶解し、得られたパルプ繊維をバイ
ンダーとして、前記活性炭、炭等をボード状に成形する
ことが試みられている。前記パルプ繊維はそれ自体が通
気性を備えているので、該パルプ繊維をバインダーとし
ても前記活性炭、炭等の前記メソポアb及びミクロポア
cはその吸着機能を失うことがない。
きいので他の物質と結合することができる結合活性点が
少なく、また前記活性炭、炭等の粒子に対する付着量も
少ない。このため、前記パルプ繊維をバインダーとする
と、10〜15kg/cm2程度の曲げ強度を有するボ
ードが得られるに過ぎず、石膏ボードの曲げ強度65〜
70kg/cm2 (比重0.67)と同等またはそれ以
上の強度を有するボードを得ることができないという不
都合がある。
合を解消して、多孔性物質自体の機能を失うことなく、
石膏ボードと同等以上の強度を有する多孔性物質の成形
体を提供することを目的とする。
に処理することができる多孔性物質の成形体を提供する
ことにもある。
めに、本発明の多孔性物質の成形体は、標準ふるい3.
5メッシュパス以下の粒度を有する多孔性物質と、天然
繊維に水を加えて解繊することにより得られる平均直径
0.1〜2μmの天然繊維解繊物の懸濁液とを混合して
得られたスラリー状混合物を脱水、乾燥して成形するこ
とにより、該天然繊維解繊物と混合された多孔性物質が
該天然繊維解繊物をバインダーとして結合していること
を特徴とする。
シュパス以下(ふるいを通過する部分の直径が5.6m
m以下)の粒度であることにより、前記天然繊維解繊物
をバインダーとして結合されやすく、優れた強度を有す
る成形体が得られる。また、前記天然繊維解繊物は、天
然繊維に水を加え、その直径がサブミクロン以下、平均
直径0.1〜2μmになるように解繊することにより、
−OH基、−NH2 基等、他の物質と結合することがで
きる結合活性点が多くなり、前記多孔性物質に対する優
れたバインダーとなる。尚、前記天然繊維解繊物は、前
記結合活性点の結合作用を妨げない範囲で、アルミニウ
ム箔の粉砕物等、他の物質を含んでいてもよい。
懸濁液と混合することにより、該天然繊維解繊物と互い
に均一に分散し、その表面に該天然繊維解繊物が均一に
付着する。このとき、前記天然繊維解繊物は繊維状であ
るので、前記多孔性物質の表面に開口している細孔に橋
架けするように付着する。従って、前記天然繊維解繊物
は前記細孔を塞ぐことがなく、該細孔に由来する前記多
孔性物質の機能の喪失が防止される。
懸濁液とを混合して得られたスラリー状混合物は、脱
水、乾燥して成形すると、前記多孔性物質の表面に付着
した天然繊維解繊物が、前記のような多数の結合活性点
により前記多孔性物質と結合し、また前記多孔性物質の
表面に付着した天然繊維解繊物同士が結合して、多孔性
物質−天然繊維解繊物−多孔性物質のように結合したネ
ットワークを形成するので、優れた強度が得られる。従
って、本発明によれば、多孔性物質自体の機能を失うこ
となく、優れた強度を有する多孔性物質の成形体を得る
ことができる。
が前記天然繊維解繊物をバインダーとして結合されたも
のであるので、土壌中に廃棄されると前記天然繊維解繊
物が生分解される。前記バインダーが分解されると、前
記多孔性物質が土壌中に分散されるが、前記多孔性物質
は前記のように本来土壌改良材として有用であり、土壌
中に分散されても環境を汚染する虞れがない。従って、
本発明の成形体は、廃棄時には、土壌に還元すればよ
く、容易に処理することができる。
記多孔性物質と、前記天然繊維解繊物の懸濁液とを混合
し、さらに上下2段に設けられた砥石を互いに反対方向
に回転しつつ、両砥石間に該懸濁液を通過させて混合す
ることにより得られたスラリー状混合物を脱水し、乾燥
して、成形することを特徴とする。前記多孔性物質は、
前記天然繊維解繊物の懸濁液と混合した後、さらに前記
のように互いに反対方向に回転している上下の砥石間に
該懸濁液を通過させて混合することにより、前記多孔性
物質の表面に前記天然繊維解繊物が均一に付着するの
で、得られる成形体の強度を向上させることができる。
質多孔性物質、シラスバルーン、バーミュキュライト、
ゼオライトの中から選ばれる少なくとも1種の多孔性物
質が用いられる。
セルロース系天然繊維を単独で用いてもよく、セルロー
ス系天然繊維とコラーゲン系天然繊維との混合物を用い
てもよい。セルロース系天然繊維にコラーゲン系天然繊
維を混合することにより、得られる成形体の強度、耐水
性、生分解速度等を向上させることができる。
材層を設けることにより、耐火性を付与することができ
る。前記耐火材としては、セピオライトを挙げることが
できる。
の重量に対して0.1〜1.5重量%の耐火性化合物を
含ませることによっても、耐火性を付与することができ
る。前記耐火性化合物としては、三酸化二ホウ素(B2
O3 )、ホウ酸(H3 BO3)、ホウ酸アンモニウム
(NH4 BO2 )等のホウ素化合物、オルトリン酸(H
3 PO4 )等のリン化合物、リン酸二水素アンモニウム
(NH4 H2 PO4 )等のリン窒素化合物、塩化ホスホ
リル(POCl3 )等のリンハロゲン化合物、臭化アン
モニウム(NH4 Br)等のハロゲン化合物、アセチル
化二塩化チタン(TiCl2 (OAc)2 )等の塩化チ
タン化合物の中から選ばれる少なくとも1種の耐火性化
合物を挙げることができるが、アルコールに可溶であっ
て取扱いが容易である点、分子量が小さく前記多孔性物
質の細孔に侵入しても吸着機能を低減させにくい点で三
酸化二ホウ素が特に好ましい。
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施形態で用いる成形装置の斜視図である。
ふるい3.5メッシュパス以下の粒度を有する多孔性物
質と、天然繊維に水を加えて解繊することにより得られ
る平均直径0.1〜2μmの天然繊維解繊物の懸濁液と
を混合して得られたスラリー状混合物を所定の型に流し
込み、脱水、乾燥して成形することにより得られたもの
であり、前記天然繊維解繊物と混合された多孔性物質が
前記天然繊維解繊物をバインダーとして結合した形態と
なっている。
3.5メッシュパス以下であることが必要であり、これ
より大きいときには、前記天然繊維解繊物をバインダー
として結合することが困難になる。尚、「標準ふるい
3.5メッシュパス以下」とは、前記多孔性物質のふる
いを通過する部分の直径が3.5メッシュのふるいの目
開きの5.6mm以下であることを意味する。
活性炭、木炭等の炭素質多孔性物質、火山灰を発泡させ
て得られるシラスバルーン、蛭石を発泡させて得られる
バーミュキュライト、ゼオライトの中から選ばれる少な
くとも1種の多孔性物質を用いる。
もよく、石炭顆粒物等の炭化物でもよい。また、前記植
物体炭化物は、小径木、工場残塵材、家屋解体材、林地
内の除間伐材等の木質系植物体を炭化した炭化物でもよ
く、綿の木、コーヒーかす等の非木質系植物体を炭化し
た炭化物でもよい。前記植物体を炭化する方法は、伏せ
焼き法、炭窯を使って焼く方法、機械的装置で焼く方法
等どのような方法でもよい。また、前記機械的装置は、
流動炉、ロータリーキルン、連続炭化炉、欧米型のラー
ビオット炉、セーマン炉等どのような装置でもよい。
ルロース系天然繊維を単独で、またはセルロース系天然
繊維にコラーゲン系天然繊維を混合して用いる。
は、パルプを用いてもよいが、紙製品の廃棄物を利用す
ることにより、該紙製品のリサイクルに寄与することが
できる。前記紙製品の廃棄物としては、段ボール古紙、
牛乳パック、アルミニウム箔ラミネートパック等を挙げ
ることができる。
しては、皮革屑等を挙げることができる。
デル(商品名、増幸産業株式会社製)等の融砕機を用い
て行うことができる。前記スーパーグラインデルは、上
下2段のノンポーラス砥石によって構成され、上下の砥
石を互いに反対方向に回転しつつ、両砥石間に20〜2
5倍量の水の存在下に天然繊維を通過させることによ
り、該天然繊維を直径がサブミクロンになるまで解繊し
て、平均直径0.1〜2μmの天然繊維解繊物が前記水
に懸濁している懸濁液が得られる。また、前記天然繊維
解繊物は前記懸濁液中で、水により最大限に膨潤されて
いる。
ンの範囲になるまで解繊されているので、前記多孔性物
質のバインダーとして望ましい、−OH基、−NH2 基
等、他の物質と結合することができる結合活性点を多数
備えている。前記サブミクロンの範囲になるまで解繊さ
れている天然繊維解繊物は、平均直径が0.1〜2μm
の範囲となっている。
り大きいと前記多孔性物質のバインダーとなるために前
記結合活性点が少なく、また前記平均直径を0.1μm
未満にするには大きなエネルギーが必要になるので経済
的に不利になる。
前記のようにすることにより、上下両砥石間に強力な遠
心力、衝撃力、摩砕力、剪断力が生じる。そこで、前記
スーパーグラインデルは、上下両砥石間の間隔を、目的
に応じて調整することにより、前記のように天然繊維を
解繊したり、後述のように前記多孔性物質と前記天然繊
維解繊物の懸濁液とを混合する用途等に使用することが
できる。
然繊維解繊物の懸濁液とを、該多孔性物質の重量に対し
て該天然繊維解繊物の固形物換算量が、9:1〜5:5
の範囲で混合することにより、脱水後、含水率が5%前
後となったときの比重が0.15〜1.35の範囲にあ
る成形体が得られる。前記比重の範囲は、得られる成形
体が、極く軽量のものから、重量のあるものまで、広い
範囲で選択できることを意味している。
物の固形物換算量との比が9:1より大きく、前記天然
繊維解繊物の固形物換算量1重量部に対して前記多孔性
物質の重量が9重量部を超えるときには、前記多孔性物
質に対する前記天然繊維解繊物の量が少なくなり、得ら
れる成形体において充分な強度が得られないことがあ
る。また、前記多孔性物質の重量と前記天然繊維解繊物
の固形物換算量との比が5:5より小さく、前記天然繊
維解繊物の固形物換算量5重量部に対して前記多孔性物
質の重量が5重量部未満になるときには、前記天然繊維
解繊物に対する前記多孔性物質の量が少なくなり、得ら
れる成形体において前記多孔性物質の機能が充分に得ら
れないことがある。
濁液との混合は、ミキサー、ニーダー等の通常の攪拌機
を用いて行ってもよいが、前記スーパーグラインデルを
用いて行うことにより、脱水後に優れた強度を有する成
形体が得られる。このとき、前記スーパーグラインデル
を用いると、前記多孔性物質の表面に前記天然繊維解繊
物が均一に付着するので、成形体の強度が向上するもの
である。尚、前記スーパーグラインデルを前記混合に用
いるときには、上下両砥石間の間隔を、前記天然繊維の
解繊に用いるときよりも広く設定する。
濁液とを前記のようにして混合すると、該多孔性物質と
該天然繊維解繊物とが互いに均一に分散したスラリー状
混合物が得られる。本実施形態では、前記スラリー状混
合物を、図1示の成形装置により、脱水、成形する。
1の上に備えられた角型の成形型2と、成形型2の内の
りに沿った形状の蓋部材3とからなり、密封槽1は減圧
装置4によりその内部を減圧できるようになっている。
また、成形型2の底部には、密封槽1との間に、水分だ
けを通過させ前記多孔性物質及び前記天然繊維解繊物は
通過させない金網5が備えられており、密封槽1には排
水口6が備えられている。前記金網5としては、紙の抄
造に用いられる抄造用金網が用いられる。
ときには、まず、所定量の前記スラリー状混合物を成形
型2内に流し込み、減圧装置4により密封槽1の内部を
減圧する。このようにすることにより、前記スラリー状
混合物中の主として自由水が密封槽1内に吸引され、金
網5上に前記スラリー状混合物が脱水されたボード状の
予備成形体(図示せず)が得られる。
を載置して、さらに密封槽1の内部を減圧すると、蓋部
材3の荷重により前記予備成形体がさらに脱水される。
前記蓋部材3は、ボード状の予備成形体の厚さ及び含水
率の調整のために、2〜4kg/cm2 の荷重を掛けら
れる重量を備えている。尚、前記蓋部材3は、前記スラ
リー状混合物を成形型2内に流し込んだ直後に該スラリ
ー状混合物の上に載置するようにしてもよい。
が30〜40%になったならば、成形型2から該予備成
形体を取り出し、熱風乾燥器に入れて乾燥させる。前記
予備成形体は、含水率が30%以下になると、前記結合
活性点による天然繊維解繊物と多孔性物質と、あるいは
天然繊維解繊物同士の結合作用が活発になり、容積収縮
が起きるので、図1示の成形装置のように減圧により急
速に脱水するよりも、熱風乾燥器により前記予備成形体
の表面に熱風が触れるようにして乾燥する方が得られる
成形体の容積のコントロールが容易になる。
た時点で、前記熱風乾燥器から取り出して放冷すること
により、前記のように前記多孔性物質が前記天然繊維解
繊物をバインダーとして結合した成形体が得られる。
尚、前記予備成形体の含水率の測定は、例えば、市販の
ケット含水率計(株式会社ケット科学研究所製)等の試
料表面にセンサ部を押圧することにより試料の含水率が
表示される装置を用いて行うことができる。
の乾燥を早めるために、前記予備成形体の表面に接する
熱風層を早い速度で攪拌できる熱風型循環加熱器、マイ
クロ波により材料内部を加熱する加熱器等を用いてもよ
い。
について説明する。
前記成形体の表面に耐火材層を形成するか、前記成形体
に耐火性化合物を含有させるようにする。
するときには、例えば、セピオライト等の耐火材を前記
天然繊維と混合し、水を加えて、前記スーパーグライン
デルにより解繊する。そして、得られたスラリー状混合
物を前記成形体の表面にスプレーし、70℃前後の温度
で乾燥させることにより、前記成形体の表面に白色のセ
ピオライト層が形成される。
ケイ酸塩(H4 Mg2 Si3 O10)を主成分とする天然
鉱物型繊維体であるので、天然繊維と混合し水を加えて
解繊することにより、前記天然繊維と共に容易に解繊さ
れ、前記スラリー状混合物が得られる。また、前記セピ
オライトは、炭素質多孔性物質と同等またはそれ以上の
吸着機能を備えているので、前記のように多孔性物質の
成形体表面にセピオライト層を形成しても、該多孔性物
質の吸着機能が損なわれることはない。
白色であり、その上に印刷が可能であるので、前記成形
体に装飾性を付与するために形成してもよい。
せるときには、前記多孔性物質と前記天然繊維との混合
の最終段階で三酸化二ホウ素(B2 O3 )等の耐火性化
合物を、前記多孔性物質に対して0.1〜1.5重量%
の範囲で添加する以外は、前記耐火性化合物を含有しな
い場合と同様にして成形体を製造する。このようにする
と、前記耐火性化合物が前記多孔性物質の細孔に吸着さ
れ、前記成形体に耐火性が付与される。
質に対して1.5重量%より大きいと、該耐火性化合物
が前記多孔性物質の細孔に吸着されたときに、該多孔性
物質の吸着機能を低減する虞れがある。また、前記耐火
性化合物の含有量が前記多孔性物質に対して0.1重量
%未満では、前記成形体に耐火性を付与することが難し
い。
コールに可溶であって取扱いが容易であり、分子量が小
さく前記多孔性物質の細孔に侵入しても吸着機能を低減
させにくいので、前記成形体に耐火性を付与する用途に
好適に用いられる。また、前記耐火性化合物として、前
記三酸化二ホウ素(B2 O3 )以外に、ホウ酸(H3B
O3 )、ホウ酸アンモニウム(NH4 BO2 )等のホウ
素化合物、オルトリン酸(H3 PO4 )等のリン化合
物、リン酸二水素アンモニウム(NH4 H2 PO 4 )等
のリン窒素化合物、塩化ホスホリル(POCl3 )等の
リンハロゲン化合物、臭化アンモニウム(NH4 Br)
等のハロゲン化合物、アセチル化二塩化チタン(TiC
l2 (OAc)2 )等の塩化チタン化合物等を用いるて
もよい。
る。
準ふるい4メッシュパスの粒状または粉末状の爪楊枝状
木炭(株式会社ジャパンリサイクルシステム製)を準備
した。
0g(乾燥重量)と皮革屑不定形物切片150g(乾燥
重量)とを準備し、これに水20kgを加えて、スーパ
ーグラインデルに供給し、サブミクロンの範囲まで解繊
した。前記解繊は、まず、スーパーグラインデルの上下
両砥石間の間隔を目盛り3(約0.3mm)として両砥
石を1450r.p.m.で互いに反対方向に回転させ
ながら、前記段ボール古紙及び皮革屑不定形物切片に前
記量の水を加えたものを両砥石間に1回通過させ、次い
で上下両砥石間の間隔を目盛り1(約0.1mm)に変
えて、6回通過させることにより行い、前記段ボール古
紙及び皮革屑不定形物切片から、平均直径1.5μmの
セルロース系天然繊維解繊物及びコラーゲン系天然繊維
解繊物の混合物が水に懸濁している懸濁液を得た。
然繊維解繊物懸濁液1500g(実質部10%)を添
加、混合し、スーパーグラインデルに供給してさらに混
合する。前記混合は、スーパーグラインデルの上下両砥
石間の間隔を目盛り5(約0.5mm)として両砥石を
1450r.p.m.で互いに反対方向に回転させなが
ら、前記爪楊枝状木炭及び天然繊維解繊物懸濁液の混合
物を両砥石間に通過させることにより行い、スラリー状
の混合物を得た。前記スラリー状混合物を電子顕微鏡に
よりよく観察したところ、前記天然繊維解繊物は前記爪
楊枝状木炭の細孔に侵入することなく、該細孔に橋架け
するようにして覆って、前記爪楊枝状木炭の表面に均一
に付着していた。
成形装置の成形型2に流し込み、該混合物の上に蓋部材
3を載置して、減圧装置4により密封槽1内を500m
mHg程度まで減圧して脱水すると、該混合物中の主と
して自由水が密封槽1内に吸引され、金網5上に該混合
物が脱水されたボード状の予備成形体が得られた。前記
脱水は、予備成形体の含水率をケット含水率計により測
定して監視しながら行い、含水率が40%になった時点
で、予備成形体を成形型2から取り出した。
mm×350mm×450mmのステンレス製成形型を
用い、前記蓋部材3として3kg/cm2 の荷重が掛か
る合板を用いた。
備成形体をステンレス製簀子の上に載置し、雰囲気を1
05℃に加熱した温風乾燥器に収容して、乾燥させた。
前記予備成形体は、前記乾燥により、4時間程度で含水
率が28%程度になって前記天然繊維解繊物の結合活性
点の結合作用による収縮が起こり始める。そして、最終
的に、含水率が8.5%になった時点で乾燥を完了し、
前記爪楊枝状木炭の成形体が得られた。
形体は、最終的な寸法が300mm×300mm×25
mmのボード状であり、含水率8.5%、比重0.55
で、曲げ強度100kg/cm2 、比曲げ強度250k
g/cm2 の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの
強度と同等以上であり、住宅用建材として充分な強度で
ある。
炭の成形体及び原料にした爪楊枝状木炭を用いて、両者
の吸着機能を比較した。前記吸着機能は、底部に硫酸カ
リウム(KSO4 )飽和溶液を収容したデシケーター中
に試料を入れ、吸着量を所定時間毎に測定したときに、
時間tの平方根に対する吸着量をプロットして得られる
直線の傾きを比較することにより行った。この結果、前
記成形体は、原料の爪楊枝状木炭と同等の吸着機能を備
えており、バインダーとなっている前記天然繊維解繊物
により原料の爪楊枝状木炭の吸着機能が損なわれていな
いことが明らかであった。
準ふるい4メッシュパスの粒状または粉末状の木炭を準
備した。この木炭は、家屋解体材を原料として製造され
たものである。
れた牛乳パックを裁断して、ラミネートされているポリ
エチレンを剥離したもの200g(乾燥重量)と皮革屑
不定形物切片150g(乾燥重量)とを準備し、これに
水3.5kgを加えて、スーパーグラインデルに供給
し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの範囲ま
で解繊し、平均直径2μmのセルロース系天然繊維解繊
物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁
している懸濁液を得た。
繊物懸濁液2000g(実質部10%)を添加、混合し
た後、スーパーグラインデルに供給して実施例1と同一
の方法によりさらに混合し、スラリー状の混合物を得
た。
成形装置を用いて、実施例1と同一の方法により予備成
形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥器に収容して実
施例1と同一の方法により乾燥し、前記木炭の成形体を
得た。
最終的な寸法が250mm×250mm×20mmのボ
ード状であり、含水率8.0%、比重0.7で、曲げ強
度210kg/cm2 、比曲げ強度300kg/cm2
の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの強度と同等
以上であり、住宅用建材として充分な強度である。
体及び原料にした木炭を用い、実施例1と同一の方法に
より両者の吸着機能を比較した。この結果、前記成形体
は、原料の木炭と同等の吸着機能を備えており、バイン
ダーとなっている前記天然繊維解繊物により原料の木炭
の吸着機能が損なわれていないことが明らかであった。
準ふるい10メッシュパスの顆粒状の木炭を準備した。
この木炭は、木材工業残廃材を原料として製造されたも
のである。
れたアルミニウム箔がラミネートされている飲料パック
を裁断したもの200g(乾燥重量)と皮革屑不定形物
切片175g(乾燥重量)とを準備し、これに水3.7
5kgを加えて、スーパーグラインデルに供給し、実施
例1と同一の方法によりサブミクロンの範囲まで解繊
し、平均直径0.5μmのセルロース系天然繊維解繊物
及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁し
ている懸濁液を得た。尚、該懸濁液は前記アルミニウム
箔の粉砕物を含んでいる。
繊物懸濁液1800g(実質部10%)を添加、混合し
た後、スーパーグラインデルに供給して実施例1と同一
の方法によりさらに混合し、スラリー状の混合物を得
た。
成形装置を用い、成形型2を350mm×350mm×
350mmの大きさとした以外は、実施例1と同一の方
法により予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥
器に収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記
木炭の成形体を得た。
最終的な寸法が250mm×250mm×20mmのボ
ード状であり、含水率8.5%、比重0.7で、曲げ強
度217kg/cm2 、比曲げ強度310kg/cm2
の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの強度と同等
以上であり、住宅用建材として充分な強度である。
体及び原料にした木炭を用い、実施例1と同一の方法に
より両者の吸着機能を比較した。この結果、前記成形体
は、原料の木炭と同等の吸着機能を備えており、バイン
ダーとなっている前記天然繊維解繊物により原料の木炭
の吸着機能が損なわれていないことが明らかであった。
て使用したアルミニウム箔がラミネートされている飲料
パックは、酒類、清涼飲料等の容器として多用されてい
るものであるが、アルミニウム箔がラミネートされてい
るために、リサイクルが困難とされているものである。
本実施例の成形体は、前記アルミニウム箔の粉砕物を含
むことにより、熱伝導性が向上されている。
準ふるい5メッシュパスのやや球状の竹炭(三和テスコ
社製)を準備した。
れたアルミニウム箔がラミネートされている飲料パック
を裁断したもの350g(乾燥重量)と皮革屑不定形物
切片350g(乾燥重量)とを準備し、これに水14k
gを加えて、スーパーグラインデルに供給し、実施例1
と同一の方法によりサブミクロンの範囲まで解繊し、平
均直径1.2μmのセルロース系天然繊維解繊物及びコ
ラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁している
懸濁液を得た。
繊物懸濁液7500g(実質部5%)を添加、混合した
後、スーパーグラインデルに供給して実施例1と同一の
方法によりさらに混合し、スラリー状の混合物を得た。
成形装置を用い、成形型2を350mm×350mm×
350mmの大きさとし、蓋部材3を3.5kg/cm
2 の荷重が掛かる合板とし、減圧装置4による密封槽1
内の減圧を行わなかった以外は実施例1と同一の方法に
より予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥器に
収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記木炭
の成形体を得た。前記予備成形体を得る際に、密封槽1
内の減圧を行わないのは、前記竹炭が顆粒状で粒子間の
間隔が粗いため、前記スラリー状の混合物中に含まれる
自由水が脱けやすいことによる。
最終的な寸法が330mm×330mm×25mmのボ
ード状であり、含水率8.0%、比重0.55で、曲げ
強度154kg/cm2 、比曲げ強度250kg/cm
2 の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの強度と同
等以上であり、住宅用建材として充分な強度である。
体及び原料にした木炭を用い、実施例1と同一の方法に
より両者の吸着機能を比較した。この結果、前記成形体
は、原料の木炭と同等の吸着機能を備えており、バイン
ダーとなっている前記天然繊維解繊物により原料の木炭
の吸着機能が損なわれていないことが明らかであった。
の床材、壁面材、天井材等をユニット化して製造する材
料として用いることができる。
準ふるい3.5メッシュパスの粉炭を準備した。この粉
炭は、綿の木を連続炭化炉で炭化して製造されたもので
ある。
れたアルミニウム箔がラミネートされている飲料パック
を裁断したもの200g(乾燥重量)と皮革屑不定形物
切片175g(乾燥重量)とを準備し、これに水7.5
kgを加えて、スーパーグラインデルに供給し、実施例
1と同一の方法によりサブミクロンの範囲まで解繊し、
平均直径1.2μmのセルロース系天然繊維解繊物及び
コラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁してい
る懸濁液を得た。
解繊物懸濁液2000g(実質部10%)を添加、混合
した後、スーパーグラインデルに供給して実施例1と同
一の方法によりさらに混合し、スラリー状の混合物を得
た。
成形装置を用い、成形型2を350mm×350mm×
300mmの大きさとし、蓋部材3を3.5kg/cm
2 の荷重が掛かる合板とした以外は、実施例1と同一の
方法により予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾
燥器に収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前
記微粉炭の成形体を得た。
は、最終的な寸法が250mm×250mm×20mm
のボード状であり、含水率8.0%、比重1.0で、曲
げ強度350kg/cm2 、比曲げ強度350kg/c
m2 の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの強度と
同等以上であり、住宅用建材として充分な強度である。
形体及び原料にした微粉炭を用い、実施例1と同一の方
法により両者の吸着機能を比較した。この結果、前記成
形体の吸着機能は、所定の時間内で原料の微粉炭に比較
するとやや劣る結果が得られたが、平衡に達した後には
原料の微粉炭と同等の結果が得られ、バインダーとなっ
ている前記天然繊維解繊物により原料の微粉炭の吸着機
能が損なわれていないことが明らかであった。
く、密度が大きいため、成形体内部での気体の拡散が遅
くなるため、前記のように所定の時間内の吸着機能で
は、原料の微粉炭に比較してやや劣る結果が得られるも
のと考えられる。
mの表裏に貫通する貫通孔を1cm間隔で全面に穿設
し、水の浄化装置における浄化板として用いることがで
きる。
準ふるい4メッシュパスの石炭系粒状活性炭(三菱化学
株式会社製)を準備した。
燥重量)と皮革屑不定形物切片215g(乾燥重量)と
を準備し、これに水5.1kgを加えて、スーパーグラ
インデルに供給し、実施例1と同一の方法によりサブミ
クロンの範囲まで解繊し、平均直径0.9μmのセルロ
ース系天然繊維解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物
の混合物が水に懸濁している懸濁液を得た。
維解繊物懸濁液2000g(実質部10%)を添加、混
合した後、スーパーグラインデルに供給して実施例1と
同一の方法によりさらに混合し、スラリー状の混合物を
得た。
成形装置を用い、成形型2を350mm×350mm×
350mmの大きさとし、減圧装置4による密封槽1内
の減圧を行わなかった以外は実施例1と同一の方法によ
り予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥器に収
容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記活性炭
の成形体を得た。前記予備成形体を得る際に、密封槽1
内の減圧を行わないのは、前記活性炭が粒状で粒子間の
間隔が粗いため、前記スラリー状の混合物中に含まれる
自由水が脱けやすいことによる。本実施例で得られた前
記活性炭の成形体は、最終的な寸法が335mm×33
5mm×30mmのボード状であり、含水率7.5%、
比重0.45で、曲げ強度137kg/cm2 、比曲げ
強度305kg/cm2 の強度を示した。前記強度は、
石膏ボードの強度と同等以上であり、住宅用建材として
充分な強度である。
形体及び原料にした活性炭を用い、実施例1と同一の方
法により両者の吸着機能を比較した。この結果、前記成
形体は、原料の活性炭と同等の吸着機能を備えており、
バインダーとなっている前記天然繊維解繊物により原料
の活性炭の吸着機能が損なわれていないことが明らかで
あった。
の2種類を準備した。第1の多孔性物質は、標準ふるい
3.5メッシュパスの粉炭であり、間伐材をロータリー
キルンで炭化して製造されたものである。また、第2の
多孔性物質は、標準ふるい3.5メッシュパスのコーヒ
ーかす炭化物である。
原料を実施例1と同一の方法によりサブミクロンの範囲
まで解繊し、平均直径1.1μmのセルロース系天然繊
維解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水
に懸濁している懸濁液を得た。
記天然繊維解繊物懸濁液1000g(実質部10%)を
添加、混合した後、スーパーグラインデルに供給して実
施例1と同一の方法によりさらに混合し、第1のスラリ
ー状の混合物を得た。また、前記第2の多孔性物質30
0gに前記天然繊維解繊物懸濁液450g(実質部10
%)を添加、混合した後、スーパーグラインデルに供給
して実施例1と同一の方法によりさらに混合し、第2の
スラリー状の混合物を得た。
2gを図1示の成形装置の成形型2に流し込み、その上
に前記第2のスラリー状の混合物を流し込み、さらにそ
の上に前記第1のスラリー状の混合物の残り732gを
流し込んだ。そして、前記混合物の上に蓋部材3を載置
して、実施例1と同一の方法により予備成形体を得た。
mm×350mm×350mmの成形型を用い、前記蓋
部材3として3kg/cm2 の荷重が掛かる合板を用い
た。
て実施例1と同一の方法により乾燥し、前記第2の多孔
性物質(コーヒーかす炭化物)の成形体の上下が、前記
第1の多孔性物質(間伐材の粉炭)の成形体で挟まれた
3層構造の成形体を得た。
は、最終的な寸法が310mm×310mm×22mm
のボード状であり、含水率8.0%、比重0.45で、
曲げ強度126kg/cm2 、比曲げ強度280kg/
cm2 の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの強度
と同等以上であり、住宅用建材として充分な強度であ
る。
は、前記第1の多孔性物質(間伐材の粉炭)の成形体の
間に、第1の多孔性物質より粒子の粗い第2の多孔性物
質(コーヒーかす炭化物)の成形体が挟まれているの
で、軽量で断熱性の高い断熱パネルの様な用途に用いら
れる。
準ふるい3.5メッシュパスの古紙炭化物を準備した。
この古紙炭化物は、古紙を500℃程度で炭化して製造
されたものである。
れたアルミニウム箔がラミネートされている飲料パック
を裁断したもの170g(乾燥重量)と皮革屑不定形物
切片100g(乾燥重量)とを準備し、これに水2.7
kgを加えて、スーパーグラインデルに供給し、実施例
1と同一の方法によりサブミクロンの範囲まで解繊し、
平均直径0.9μmのセルロース系天然繊維解繊物及び
コラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁してい
る懸濁液を得た。
然繊維解繊物懸濁液2000g(実質部10%)を添
加、混合した後、スーパーグラインデルに供給して実施
例1と同一の方法によりさらに混合し、スラリー状の混
合物を得た。
成形装置を用い、成形型2を350mm×350mm×
35mmの大きさとした以外は、実施例1と同一の方法
により予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥器
に収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記古
紙炭化物の成形体を得た。
体は、最終的な寸法が300mm×300mm×30m
mのボード状であり、含水率7.5%、比重0.47
で、曲げ強度127kg/cm2 、比曲げ強度270k
g/cm2 の強度を示した。前記強度は、石膏ボードの
強度と同等以上であり、住宅用建材として充分な強度で
ある。
維として段ボール古紙5000g(乾燥重量)を準備
し、これに水5kgを加えて、スーパーグラインデルに
供給し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの範
囲まで解繊し、平均直径0.8μmのセルロース系天然
繊維解繊物が水に懸濁している懸濁液を得た以外は、実
施例1と全く同様にして、爪楊枝状木炭の成形体を得
た。
形体は、最終的な寸法が300mm×300mm×20
mmのボード状であり、含水率8.4%、比重0.54
で、曲げ強度70kg/cm2 であった。また、計算に
より求めた比曲げ強度は250kg/cm2 であった。
前記強度は、石膏ボードの強度と同等以上であり、住宅
用建材として充分な強度である。
標準ふるい3.5メッシュパスのシラスバルーンを準備
した。前記シラスバルーンは、火山灰を発泡させて製造
されたものである。
れた牛乳パックを裁断して、ラミネートされているポリ
エチレンを剥離したもの40.5g(乾燥重量)と皮革
屑不定形物切片27g(乾燥重量)とを準備し、これに
水1.34kgを加えて、スーパーグラインデルに供給
し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの範囲ま
で解繊し、平均直径0.3μmのセルロース系天然繊維
解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に
懸濁している懸濁液を得た。
前記天然繊維解繊物懸濁液900g(実質部5%)を添
加、混合した後、さらにミキサーで3分間攪拌、混合
し、粘度の低いスラリー状の混合物を得た。
成形装置を用い、成形型2を300mm×300mm×
300mmの大きさとした以外は、実施例1と同一の方
法により予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥
器に収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記
シラスバルーンの成形体を得た。
成形体は、最終的な寸法が300mm×300mm×2
0mmのボード状であり、収縮が見られなかった。前記
成形体は、含水率7.4%、比重0.25で、曲げ強度
50kg/cm2 であった。また、計算により求めた比
曲げ強度は200kg/cm2 であった。前記強度は、
石膏ボードの強度と同等であり、住宅用建材として充分
な強度である。
ーンの成形体は、吸湿性を備えている。
標準ふるい3.5メッシュパスのバーミュキュライトを
準備した。前記バーミュキュライトは、蛭石を発泡させ
て製造されたものである。
れたアルミニウム箔がラミネートされている飲料パック
を裁断したもの81g(乾燥重量)と皮革屑不定形物切
片80g(乾燥重量)とを準備し、これに水3.22k
gを加えて、スーパーグラインデルに供給し、実施例1
と同一の方法によりサブミクロンの範囲まで解繊し、平
均直径1.1μmのセルロース系天然繊維解繊物及びコ
ラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水に懸濁している
懸濁液を得た。
gに前記天然繊維解繊物懸濁液1000g(実質部5
%)を添加、混合した後、さらにニーダーで5分間攪
拌、混合し、粘度の低いスラリー状の混合物を得た。
成形装置を用い、成形型2を300mm×300mm×
300mmの大きさとした以外は、実施例1と同一の方
法により予備成形体を得た後、該予備成形体を温風乾燥
器に収容して実施例1と同一の方法により乾燥し、前記
バーミュキュライトの成形体を得た。
トの成形体は、最終的な寸法が290mm×290mm
×22mmのボード状であり、含水率7.9%、比重
0.29で、曲げ強度30kg/cm2 であった。ま
た、計算により求めた比曲げ強度は103kg/cm2
であった。
重量部とパルプ0.1重量部とを準備し、これに水20
重量部を加えて、スーパーグラインデルに供給して混合
する。前記混合は、スーパーグラインデルの上下両砥石
間の間隔を目盛り3(約0.3mm)として1450
r.p.m.で回転させながら、前記セピオライト及び
パルプの混合物を6回通過させることにより行い、スラ
リー状のセピオライト・パルプ混合物を得た。
成形体の表面(300mm×300mm)に、前記セピ
オライト・パルプ混合物20gを、スプレーガンにより
吹付け、雰囲気を105℃に加熱した温風乾燥器に収容
して、乾燥させた。
れた爪楊枝状木炭の成形体が得られた。
天然繊維解繊物懸濁液との混合物をスパーグラインデル
により混合するときに、その最終通過時に、前記爪楊枝
状木炭に対して10重量%の三酸化二ホウ素のアルコー
ル溶液(20%)を添加する以外は、実施例1と全く同
一の方法により、前記爪楊枝状木炭の成形体を得た。
は、前記三酸化二ホウ素を含有するので、耐火性を備え
ている。
標準ふるい3.5メッシュパスの実験用微粉木炭(品川
燃料株式会社中央研究所製)を準備した。
れた牛乳パックを裁断して、ラミネートされているポリ
エチレンを剥離したもの7重量部(乾燥重量)と皮革屑
不定形物切片3重量部(乾燥重量)とを準備し、両者の
合計量の10倍量の水を加えて、スーパーグラインデル
に供給し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの
範囲まで解繊し、平均直径1.2μmのセルロース系天
然繊維解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物
が水に懸濁している懸濁液を得た。
懸濁液との混合比率を変えた以外は、実施例1と全く同
一の方法により前記微粉木炭の成形体を形成することに
より、種々の比重を備える成形体を得た。結果を下記表
2に示す。
標準ふるい3.5メッシュパスの爪楊枝状木炭(株式会
社ジャパンリサイクルシステム製)を準備した。
れた牛乳パックを裁断して、ラミネートされているポリ
エチレンを剥離したもの7重量部(乾燥重量)と皮革屑
不定形物切片3重量部(乾燥重量)とを準備し、両者の
合計量の10倍量の水を加えて、スーパーグラインデル
に供給し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの
範囲まで解繊し、平均直径1.8μmのセルロース系天
然繊維解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物
が水に懸濁している懸濁液を得た。
繊物懸濁液との混合比率を変えた以外は、実施例1と全
く同一の方法により前記爪楊枝状木炭の成形体を形成す
ることにより、種々の比重を備える成形体を得た。結果
を下記表3に示す。
標準ふるい3.5メッシュパスのやしがら活性炭(武田
薬品工業株式会社製)を準備した。
れた牛乳パックを裁断して、ラミネートされているポリ
エチレンを剥離したもの7重量部(乾燥重量)と皮革屑
不定形物切片3重量部(乾燥重量)とを準備し、両者の
合計量の15倍量の水を加えて、スーパーグラインデル
に供給し、実施例1と同一の方法によりサブミクロンの
範囲まで解繊し、平均直径2μmのセルロース系天然繊
維解繊物及びコラーゲン系天然繊維解繊物の混合物が水
に懸濁している懸濁液を得た。
解繊物懸濁液との混合比率を変えた以外は、実施例1と
全く同一の方法により前記やしがら活性炭の成形体を形
成することにより、種々の比重を備える成形体を得た。
結果を下記表4に示す。
れば、多孔性物質と天然繊維解繊物との混合比率を変え
ることにより、容易に種々の比重の成形体を得ることが
できることが明らかである。
れも、多孔性物質の成形体をボード状に成形している
が、成形体の形状はボード状に限定されるものではな
く、他の形状であってもよい。例えば、バーミュキュラ
イトの成形体として育苗ポットを成形すると、該成形体
はそのバインダーである天然繊維解繊物が土壌中で生分
解を受けるので、経時的に分解し、分解後はバーミュキ
ュライトの多孔性により土壌改良材として作用するとい
う効果が得られる。
図。
図。
装置。
Claims (9)
- 【請求項1】標準ふるい3.5メッシュパス以下の粒度
を有する多孔性物質と、天然繊維に水を加えて解繊する
ことにより得られる平均直径0.1〜2μmの天然繊維
解繊物の懸濁液とを混合して得られたスラリー状混合物
を脱水、乾燥して成形することにより、該天然繊維解繊
物と混合された多孔性物質が該天然繊維解繊物をバイン
ダーとして結合していることを特徴とする多孔性物質の
成形体。 - 【請求項2】前記多孔性物質と、前記天然繊維解繊物の
懸濁液とを混合し、さらに上下2段に設けられた砥石を
互いに反対方向に回転しつつ、両砥石間に該懸濁液を通
過させて混合することにより得られたスラリー状混合物
を、脱水、乾燥して成形することを特徴とする請求項1
記載の多孔性物質の成形体。 - 【請求項3】前記多孔性物質は、炭素質多孔性物質、シ
ラスバルーン、バーミュキュライト、ゼオライトの中か
ら選ばれる少なくとも1種の多孔性物質であることを特
徴とする請求項1または請求項2記載の多孔性物質の成
形体。 - 【請求項4】前記天然繊維が、セルロース系天然繊維ま
たはセルロース系天然繊維とコラーゲン系天然繊維との
混合物であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項記載の多孔性物質の成形体。 - 【請求項5】前記成形体の表面に耐火材層を設けること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
の多孔性物質の成形体。 - 【請求項6】前記耐火材はセピオライトであることを特
徴とする請求項4記載の多孔性物質の成形体。 - 【請求項7】前記成形体は、前記多孔性物質の重量に対
して0.1〜1.5重量%の耐火性化合物を含むことを
特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の
多孔性物質の成形体。 - 【請求項8】前記耐火性化合物は、ホウ素化合物、リン
化合物、リン窒素化合物、リンハロゲン化合物、ハロゲ
ン化合物、塩化チタン化合物の中から選ばれる少なくと
も1種の耐火性化合物であることを特徴とする請求項7
記載の多孔性物質の成形体。 - 【請求項9】前記ホウ素化合物は三酸化二ホウ素である
ことを特徴とする請求項8記載の多孔性物質の成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11719896A JP3633717B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 多孔性物質の成形体 |
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302803A true JPH09302803A (ja) | 1997-11-25 |
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ID=14705829
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Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2022014980A (ja) * | 2020-07-08 | 2022-01-21 | 戸田建設株式会社 | 紙モールド材 |
| JP2024531882A (ja) * | 2021-07-30 | 2024-09-03 | ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー | 淹出製品用の堆肥化可能ポッドを製造するための製造ライン、並びに生分解性紙系材料の相対湿度を測定及び調整するためのシステム |
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|---|---|---|---|---|
| WO2025190618A1 (en) * | 2024-03-11 | 2025-09-18 | Aconitum Swiss Sàrl | Thermo-sound isolation panel and method for the preparation thereof |
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1996
- 1996-05-13 JP JP11719896A patent/JP3633717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| JP2024531882A (ja) * | 2021-07-30 | 2024-09-03 | ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー | 淹出製品用の堆肥化可能ポッドを製造するための製造ライン、並びに生分解性紙系材料の相対湿度を測定及び調整するためのシステム |
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