JPH09303363A - シャフトと被嵌部材の固着構造 - Google Patents
シャフトと被嵌部材の固着構造Info
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- JPH09303363A JPH09303363A JP8118614A JP11861496A JPH09303363A JP H09303363 A JPH09303363 A JP H09303363A JP 8118614 A JP8118614 A JP 8118614A JP 11861496 A JP11861496 A JP 11861496A JP H09303363 A JPH09303363 A JP H09303363A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動軸やカムシャフトの外径の均一化を図り
つつ第2フランジ部やカムの強固かつ確実な固着を得
る。 【解決手段】 駆動軸21の外周面21bに凹部60を
形成すると共に、凹部60の平坦な底面60aに対して
垂直方向(径方向)に沿ってボルト挿入孔61を貫通形
成する。一方、駆動軸21に駆動軸挿通孔32aを介し
て被嵌する第2フランジ部28のスリーブ32にボルト
62の頭部62aが嵌挿する嵌挿孔63を形成すると共
に、ボルト頭部62aと凹部底面64cとの間にボルト
62の軸力に応じてスリットを介して拡径するワッシャ
64を介装し、該ワッシャ64の拡径変形によって外周
面64cが嵌挿孔63の内周面63aに圧接するように
なっている。
つつ第2フランジ部やカムの強固かつ確実な固着を得
る。 【解決手段】 駆動軸21の外周面21bに凹部60を
形成すると共に、凹部60の平坦な底面60aに対して
垂直方向(径方向)に沿ってボルト挿入孔61を貫通形
成する。一方、駆動軸21に駆動軸挿通孔32aを介し
て被嵌する第2フランジ部28のスリーブ32にボルト
62の頭部62aが嵌挿する嵌挿孔63を形成すると共
に、ボルト頭部62aと凹部底面64cとの間にボルト
62の軸力に応じてスリットを介して拡径するワッシャ
64を介装し、該ワッシャ64の拡径変形によって外周
面64cが嵌挿孔63の内周面63aに圧接するように
なっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば内燃機関の
カムシャフトと該カムシャフトの外周面に被嵌したカム
等との固着構造の改良に関する。
カムシャフトと該カムシャフトの外周面に被嵌したカム
等との固着構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車用内燃機関にあっ
ては、吸排気弁の開閉時期を機関運転状態に応じて可変
制御する装置が搭載されているものが知られており、そ
の一つとして本出願人が先に出願した実開平6−638
04号に記載されたものがある。
ては、吸排気弁の開閉時期を機関運転状態に応じて可変
制御する装置が搭載されているものが知られており、そ
の一つとして本出願人が先に出願した実開平6−638
04号に記載されたものがある。
【0003】図22に基づいて概略を説明すれば、この
吸排気弁駆動制御装置は、多気筒機関のクランク軸から
スプロケットを介して回転力が伝達される中空状の駆動
軸1と、該駆動軸1の外周同軸上に相対回転自在に設け
られたカムシャフト2と、各気筒毎に分割された該カム
シャフト2の分割端部間に設けられた制御機構3とを備
えている。
吸排気弁駆動制御装置は、多気筒機関のクランク軸から
スプロケットを介して回転力が伝達される中空状の駆動
軸1と、該駆動軸1の外周同軸上に相対回転自在に設け
られたカムシャフト2と、各気筒毎に分割された該カム
シャフト2の分割端部間に設けられた制御機構3とを備
えている。
【0004】前記駆動軸1は、駆動軸本体1aが図21
に示すように機関前後方向に沿って延設され、スプロケ
ット側の1番ジャーナル1fがシリンダヘッド7の上端
部に設けられた図外の軸受に回転自在に支持されてい
る。また、駆動軸本体1aは、1番ジャーナル1f側の
一端部から他端部側までの外径が段差状に縮径されてい
ると共に、その外周面の等間隔位置に1番気筒〜4番気
筒用のスプライン突部1b〜1eが軸方向に沿って形成
されている。
に示すように機関前後方向に沿って延設され、スプロケ
ット側の1番ジャーナル1fがシリンダヘッド7の上端
部に設けられた図外の軸受に回転自在に支持されてい
る。また、駆動軸本体1aは、1番ジャーナル1f側の
一端部から他端部側までの外径が段差状に縮径されてい
ると共に、その外周面の等間隔位置に1番気筒〜4番気
筒用のスプライン突部1b〜1eが軸方向に沿って形成
されている。
【0005】前記各カムシャフト2は、夫々外周に1気
筒当たり2つの吸気弁4,4をバルブリフター4a,4
aを介してバルブスプリング5のばね力に抗して開作動
させる2個のカム6,6を一体に有していると共に、シ
リンダヘッド7上の一対のカム軸受8,9によって回転
自在に支持されている。
筒当たり2つの吸気弁4,4をバルブリフター4a,4
aを介してバルブスプリング5のばね力に抗して開作動
させる2個のカム6,6を一体に有していると共に、シ
リンダヘッド7上の一対のカム軸受8,9によって回転
自在に支持されている。
【0006】前記制御機構3は、各カムシャフト2の一
端部に一体に設けられた円環状の第1フランジ部10
と、駆動軸1の所定外周位置にスリーブ12を介してス
プライン結合されて、前記第1フランジ部10に対向す
る円環状の第2フランジ部13と、両フランジ部10,
13間に介装されて駆動軸1の軸心Xから略径方向へ揺
動自在に設けられた略円環状のディスクハウジング14
と、該ディスクハウジング14の内周に有する大径な支
持孔14a内にプレーンベアリング15を介して回転自
在に保持された環状ディスク16とを備えている。前記
各スリーブ12は、駆動軸挿通孔12aの内周面に前記
スプライン突部1b〜1eに嵌合するスプライン溝12
b〜12eが形成されている。
端部に一体に設けられた円環状の第1フランジ部10
と、駆動軸1の所定外周位置にスリーブ12を介してス
プライン結合されて、前記第1フランジ部10に対向す
る円環状の第2フランジ部13と、両フランジ部10,
13間に介装されて駆動軸1の軸心Xから略径方向へ揺
動自在に設けられた略円環状のディスクハウジング14
と、該ディスクハウジング14の内周に有する大径な支
持孔14a内にプレーンベアリング15を介して回転自
在に保持された環状ディスク16とを備えている。前記
各スリーブ12は、駆動軸挿通孔12aの内周面に前記
スプライン突部1b〜1eに嵌合するスプライン溝12
b〜12eが形成されている。
【0007】前記ディスクハウジング14は、直径方向
の一端部がシリンダヘッド7の上端部に固定された図外
の支軸によって回転自在に支持されていると共に、他端
部が前記支軸を中心に駆動機構により揺動するようにな
っている。更に、第1,第2フランジ部10,13の外
周部には、互いに180°位置に細長い係合溝17,1
8が半径方向に沿って形成されている。一方、環状ディ
スク16の両側面には、互いに反対方向に突出して前記
各係合溝17,18に係合するピン19,20が突設さ
れている。
の一端部がシリンダヘッド7の上端部に固定された図外
の支軸によって回転自在に支持されていると共に、他端
部が前記支軸を中心に駆動機構により揺動するようにな
っている。更に、第1,第2フランジ部10,13の外
周部には、互いに180°位置に細長い係合溝17,1
8が半径方向に沿って形成されている。一方、環状ディ
スク16の両側面には、互いに反対方向に突出して前記
各係合溝17,18に係合するピン19,20が突設さ
れている。
【0008】そして、機関運転状態の変化に応じて図外
の駆動機構により、ディスクハウジング14を介して環
状ディスク16が駆動軸1の軸心に対して同心あるいは
偏心動することにより、駆動軸1とカムシャフト2との
相対的な回転位相を変化させる。これによって、吸気弁
の作動角を最小,最大に変化させて、開弁時期と閉弁時
期を制御し、運転状態に応じた機関性能の向上を図るよ
うになっている。
の駆動機構により、ディスクハウジング14を介して環
状ディスク16が駆動軸1の軸心に対して同心あるいは
偏心動することにより、駆動軸1とカムシャフト2との
相対的な回転位相を変化させる。これによって、吸気弁
の作動角を最小,最大に変化させて、開弁時期と閉弁時
期を制御し、運転状態に応じた機関性能の向上を図るよ
うになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の発明にあっては、駆動軸1と各第2フランジ部13
とを、スリーブ12を介してスプライン結合するように
なっているため、駆動軸本体1aの外周面に形成された
スプライン突部1b〜1eの外周に有する凹凸にスリー
ブ12内周のスプライン溝12b〜12eの凹凸を軸方
向から嵌合させる必要上、隣接する各スプライン突部1
b〜1eの外径差を夫々大きく設定しなければならな
い。
来の発明にあっては、駆動軸1と各第2フランジ部13
とを、スリーブ12を介してスプライン結合するように
なっているため、駆動軸本体1aの外周面に形成された
スプライン突部1b〜1eの外周に有する凹凸にスリー
ブ12内周のスプライン溝12b〜12eの凹凸を軸方
向から嵌合させる必要上、隣接する各スプライン突部1
b〜1eの外径差を夫々大きく設定しなければならな
い。
【0010】即ち、各第2フランジ部13を夫々駆動軸
1に各スリーブ12の内径が大径なものから順次組み付
けるためには、1番ジャーナル1f側の第1スプライン
突部1bに嵌合する第1スリーブ12は第2スプライン
突部1cの外周を通過させるために、その駆動軸挿通孔
12aの内径を第2スプライン突部1cの外径より大き
く設定し、また、第2スプライン突部1cに嵌合する第
2スリーブ12はその内径を第3スプライン突部1dの
外径よりも大きく設定しなければならない。例えば、モ
ージュールが0.5であるスプラインを用いてフランジ
とスリーブの嵌合を行う場合、第1スプライン突部〜第
4スプライン突部の各スプライン突部1b〜1eの呼び
径はそれぞれ22mm,20mm,18mm,15mmとなり、
この結果として、隣接する各スプライン突部1b〜1e
の外径差が大きくなってしまう。
1に各スリーブ12の内径が大径なものから順次組み付
けるためには、1番ジャーナル1f側の第1スプライン
突部1bに嵌合する第1スリーブ12は第2スプライン
突部1cの外周を通過させるために、その駆動軸挿通孔
12aの内径を第2スプライン突部1cの外径より大き
く設定し、また、第2スプライン突部1cに嵌合する第
2スリーブ12はその内径を第3スプライン突部1dの
外径よりも大きく設定しなければならない。例えば、モ
ージュールが0.5であるスプラインを用いてフランジ
とスリーブの嵌合を行う場合、第1スプライン突部〜第
4スプライン突部の各スプライン突部1b〜1eの呼び
径はそれぞれ22mm,20mm,18mm,15mmとなり、
この結果として、隣接する各スプライン突部1b〜1e
の外径差が大きくなってしまう。
【0011】このため、駆動軸1は、駆動軸本体1aの
一端部(1番ジャーナル1f側)から他端部に沿ってそ
の縮径度合いが必然的に大きくなってしまい、他端部側
ではその外径を十分に小径に形成せざるを得なくなる。
この結果、駆動軸1の捩り剛性(強度)が低下し、バル
ブタイミング制御精度が低下したり、吸気弁4のバウン
ス等の不整運動を招く惧れがある。
一端部(1番ジャーナル1f側)から他端部に沿ってそ
の縮径度合いが必然的に大きくなってしまい、他端部側
ではその外径を十分に小径に形成せざるを得なくなる。
この結果、駆動軸1の捩り剛性(強度)が低下し、バル
ブタイミング制御精度が低下したり、吸気弁4のバウン
ス等の不整運動を招く惧れがある。
【0012】ところで、前述のような駆動軸等のシャフ
トに対してカムピース等の部材を固着する方法として
は、例えば特開昭61−282663号公報に記載され
ているもののように、カムピースとシャフトとを嵌合し
てバルジ成形により固着するものがあるが、この方法は
成形設備が大型化すると共に、製造コストの高騰が余儀
なくされる。また、成形状、シャフトの外径が制約され
て比較的小径としなければならないため、前述と同様に
シャフトの捩り剛性が低下してしまう、といった問題が
ある。
トに対してカムピース等の部材を固着する方法として
は、例えば特開昭61−282663号公報に記載され
ているもののように、カムピースとシャフトとを嵌合し
てバルジ成形により固着するものがあるが、この方法は
成形設備が大型化すると共に、製造コストの高騰が余儀
なくされる。また、成形状、シャフトの外径が制約され
て比較的小径としなければならないため、前述と同様に
シャフトの捩り剛性が低下してしまう、といった問題が
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて案出されたもので、請求項1の発明は、シャ
フトと該シャフトの外周面にシャフト挿通孔を介して被
嵌した被嵌部材とを固着する固着構造であって、前記シ
ャフトの外周面所定位置に凹部を形成すると共に、該凹
部の平坦な底面に対して垂直方向から径方向に沿ってボ
ルト挿入孔を貫通形成する一方、前記凹部に対応する被
嵌部材の周壁にボルト頭部が嵌挿する嵌挿孔を形成し、
かつ前記ボルト頭部と凹部底面との間に、ボルトの軸力
に応じて拡径変形するワッシャを介装したことを特徴と
している。
情に鑑みて案出されたもので、請求項1の発明は、シャ
フトと該シャフトの外周面にシャフト挿通孔を介して被
嵌した被嵌部材とを固着する固着構造であって、前記シ
ャフトの外周面所定位置に凹部を形成すると共に、該凹
部の平坦な底面に対して垂直方向から径方向に沿ってボ
ルト挿入孔を貫通形成する一方、前記凹部に対応する被
嵌部材の周壁にボルト頭部が嵌挿する嵌挿孔を形成し、
かつ前記ボルト頭部と凹部底面との間に、ボルトの軸力
に応じて拡径変形するワッシャを介装したことを特徴と
している。
【0014】請求項2の発明は、前記ボルト頭部の下面
をほぼ円錐状のテーパ面に形成する一方、該ボルト頭部
下面が着座する前記ワッシャの上面をすり鉢状のテーパ
面に形成したことを特徴としている。
をほぼ円錐状のテーパ面に形成する一方、該ボルト頭部
下面が着座する前記ワッシャの上面をすり鉢状のテーパ
面に形成したことを特徴としている。
【0015】請求項3の発明は、前記ワッシャの周壁
に、該ワッシャの拡径変形を可能とする縦割状のスリッ
トを形成したことを特徴としている。
に、該ワッシャの拡径変形を可能とする縦割状のスリッ
トを形成したことを特徴としている。
【0016】請求項4の発明は、前記ワッシャの外周面
に、該ワッシャの拡径変形を可能とする縦方向の溝を形
成したことを特徴としている。
に、該ワッシャの拡径変形を可能とする縦方向の溝を形
成したことを特徴としている。
【0017】請求項5の発明は、前記凹部の底面をすり
鉢状のテーパ面に形成する一方、該底面に当接する前記
ワッシャの下面をほぼ円錐状のテーパ面に形成したこと
を特徴としている。
鉢状のテーパ面に形成する一方、該底面に当接する前記
ワッシャの下面をほぼ円錐状のテーパ面に形成したこと
を特徴としている。
【0018】請求項6の発明は、前記スリットをワッシ
ャの上下部に周方向へ交互に形成したことを特徴として
いる。
ャの上下部に周方向へ交互に形成したことを特徴として
いる。
【0019】請求項7の発明は、前記ワッシャの周壁
に、横方向から切り欠いたほぼ半円弧状のスリットを形
成し、かつ該スリットをワッシャ周壁の上下位置に交互
に形成したことを特徴としている。
に、横方向から切り欠いたほぼ半円弧状のスリットを形
成し、かつ該スリットをワッシャ周壁の上下位置に交互
に形成したことを特徴としている。
【0020】請求項8の発明は、シャフトと該シャフト
の外周面にシャフト挿通孔を介して被嵌した被嵌部材と
を固着する固着構造であって、前記シャフトの外周面所
定位置に平面部を形成する一方、前記被嵌部材のシャフ
ト挿通孔の内周面に前記平面部と当接する平坦部を形成
し、該平面部と平坦部との当接面にほぼ垂直方向にボル
ト挿入孔を形成すると共に、該ボルト挿入孔を挿入した
ボルトによってシャフトに被嵌部材を固着したことを特
徴としている。
の外周面にシャフト挿通孔を介して被嵌した被嵌部材と
を固着する固着構造であって、前記シャフトの外周面所
定位置に平面部を形成する一方、前記被嵌部材のシャフ
ト挿通孔の内周面に前記平面部と当接する平坦部を形成
し、該平面部と平坦部との当接面にほぼ垂直方向にボル
ト挿入孔を形成すると共に、該ボルト挿入孔を挿入した
ボルトによってシャフトに被嵌部材を固着したことを特
徴としている。
【0021】請求項9の発明は、前記被嵌部材のシャフ
ト挿通孔の内面形成を、前記平坦部を有する多角形状に
形成したことを特徴としている。
ト挿通孔の内面形成を、前記平坦部を有する多角形状に
形成したことを特徴としている。
【0022】請求項1〜7の発明によれば、シャフトの
所定位置に被嵌部材を固着する際に、ボルトを嵌挿孔か
らシャフトのボルト挿入孔に挿入して、ボルトの軸部先
端部を被嵌部材の雌ねじ孔内に螺入しつつねじ込んでい
くと、ボルト頭部の下面がワッシャのすり鉢状上面を徐
々に押圧する。このため、ワッシャは、スリットあるい
は縦割り溝を介して拡径変形してその外周面が被嵌部材
の嵌挿孔の内周面に圧接すると共に、シャフトの凹部底
面にも圧接する。したがって、シャフトと被嵌部材とは
ボルト軸力の他に、ワッシャによって凹部底面と嵌挿孔
内周面との圧着による強固な固着作用が得られる。
所定位置に被嵌部材を固着する際に、ボルトを嵌挿孔か
らシャフトのボルト挿入孔に挿入して、ボルトの軸部先
端部を被嵌部材の雌ねじ孔内に螺入しつつねじ込んでい
くと、ボルト頭部の下面がワッシャのすり鉢状上面を徐
々に押圧する。このため、ワッシャは、スリットあるい
は縦割り溝を介して拡径変形してその外周面が被嵌部材
の嵌挿孔の内周面に圧接すると共に、シャフトの凹部底
面にも圧接する。したがって、シャフトと被嵌部材とは
ボルト軸力の他に、ワッシャによって凹部底面と嵌挿孔
内周面との圧着による強固な固着作用が得られる。
【0023】さらに、請求項8〜9記載の発明によれ
ば、シャフトと被嵌部材とを単にボルトの軸力によって
押し付け固定するのではなく、平面部と平坦部との面接
触状態を得てボルト締結するため、摩擦力が増加して、
より強固な固着が得られる。
ば、シャフトと被嵌部材とを単にボルトの軸力によって
押し付け固定するのではなく、平面部と平坦部との面接
触状態を得てボルト締結するため、摩擦力が増加して、
より強固な固着が得られる。
【0024】また、被嵌部材に発生するトルク変動を平
面部と平坦部との当接面によって受けることができるた
め、被嵌部材とシャフトとの周方向のずれを防止するこ
とができる。
面部と平坦部との当接面によって受けることができるた
め、被嵌部材とシャフトとの周方向のずれを防止するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図3〜図6は、本発明のシャフト
と被嵌部材の固着構造が適用される内燃機関の吸排気弁
駆動制御装置を示し、図3の21は図外の4気筒機関の
クランク軸からスプロケットを介して回転力が伝達され
るシャフトである駆動軸、22は該駆動軸21の外周に
一定の隙間をもって配置され、かつ駆動軸21の中心X
と同軸上でかつ該駆動軸21と相対回動可能に設けられ
たカムシャフトである。
と被嵌部材の固着構造が適用される内燃機関の吸排気弁
駆動制御装置を示し、図3の21は図外の4気筒機関の
クランク軸からスプロケットを介して回転力が伝達され
るシャフトである駆動軸、22は該駆動軸21の外周に
一定の隙間をもって配置され、かつ駆動軸21の中心X
と同軸上でかつ該駆動軸21と相対回動可能に設けられ
たカムシャフトである。
【0026】前記駆動軸21は、機関前後方向に延設さ
れていると共に、軽量化を図るために、内部中空状に形
成されている。また、この駆動軸21は、図4に示すよ
うに一端側のスプロケット取付部51及び1番ジャーナ
ル52側の一端部21aから他端部までの外径が均一に
形成されていると共に、一端部21a側から他端部側ま
での外周面21bの等間隔位置に、図2にも示すように
円形状の凹部60が4つ形成されている。この凹部60
は、円形状の底面60aが軸方向に沿って平坦状を呈
し、内周面60bが円環状に形成されている。さらに、
駆動軸21には、凹部60の底面60a中央位置から垂
直方向(径方向)にボルト62の挿入孔61が貫通形成
されている。
れていると共に、軽量化を図るために、内部中空状に形
成されている。また、この駆動軸21は、図4に示すよ
うに一端側のスプロケット取付部51及び1番ジャーナ
ル52側の一端部21aから他端部までの外径が均一に
形成されていると共に、一端部21a側から他端部側ま
での外周面21bの等間隔位置に、図2にも示すように
円形状の凹部60が4つ形成されている。この凹部60
は、円形状の底面60aが軸方向に沿って平坦状を呈
し、内周面60bが円環状に形成されている。さらに、
駆動軸21には、凹部60の底面60a中央位置から垂
直方向(径方向)にボルト62の挿入孔61が貫通形成
されている。
【0027】前記カムシャフト22は、長手方向の所定
位置で各気筒毎に軸直角方向から4分割されており、内
部軸方向に形成された挿通孔22a内に駆動軸21が挿
通して該駆動軸21の外周面21cに摺動自在に支持さ
れていると共に、夫々がシリンダヘッド7上端部に有す
る各1つのカム軸受54に回転自在に支持されている。
また、図5にも示すように外周の所定位置に1気筒当た
り2つの吸気弁23をバルブスプリング24のばね力に
抗してバルブリフター25を介して開作動させる複数の
カム26…が一体に設けられている。
位置で各気筒毎に軸直角方向から4分割されており、内
部軸方向に形成された挿通孔22a内に駆動軸21が挿
通して該駆動軸21の外周面21cに摺動自在に支持さ
れていると共に、夫々がシリンダヘッド7上端部に有す
る各1つのカム軸受54に回転自在に支持されている。
また、図5にも示すように外周の所定位置に1気筒当た
り2つの吸気弁23をバルブスプリング24のばね力に
抗してバルブリフター25を介して開作動させる複数の
カム26…が一体に設けられている。
【0028】また、各カムシャフト22の一方側の分割
端部に第1フランジ部27が一体に固定されており、こ
の第1フランジ部27は、図3にも示すように中空部か
ら半径方向に沿った細長い矩形状の第1係合溝30が形
成されていると共に、その外周面の円周方向に後述する
環状ディスク29の一側面に摺接する突起面27aが一
体に設けられている。また、この第1フランジ部27に
一定の隙間をもって対峙する他方側のカムシャフト22
の端部側に、第2フランジ部28が配置されている。
端部に第1フランジ部27が一体に固定されており、こ
の第1フランジ部27は、図3にも示すように中空部か
ら半径方向に沿った細長い矩形状の第1係合溝30が形
成されていると共に、その外周面の円周方向に後述する
環状ディスク29の一側面に摺接する突起面27aが一
体に設けられている。また、この第1フランジ部27に
一定の隙間をもって対峙する他方側のカムシャフト22
の端部側に、第2フランジ部28が配置されている。
【0029】この各第2フランジ部28は、内周に駆動
軸21の前記各凹部60形成位置の外周面に挿通孔32
aを介して被嵌固定される被嵌部材であるスリーブ32
が一体に設けられている。また、第2フランジ部28
は、図3に示すように第1フランジ部27の第1係合溝
30と径方向の反対側に半径方向に沿って細長い矩形状
の第2係合溝33が形成されていると共に、外周面に環
状ディスク29の他側面に摺接する突起面28aが形成
されている。
軸21の前記各凹部60形成位置の外周面に挿通孔32
aを介して被嵌固定される被嵌部材であるスリーブ32
が一体に設けられている。また、第2フランジ部28
は、図3に示すように第1フランジ部27の第1係合溝
30と径方向の反対側に半径方向に沿って細長い矩形状
の第2係合溝33が形成されていると共に、外周面に環
状ディスク29の他側面に摺接する突起面28aが形成
されている。
【0030】前記スリーブ32は、図1,図3,図4に
示すように駆動軸21の凹部60に対応する位置にボル
ト62の頭部62aが嵌挿配置される嵌挿孔63が径方
向にそって貫通形成されていると共に、該嵌挿孔63と
径方向の反対側にボルト62の軸部62b先端側の雄ね
じ部62cが螺合する雌ねじ孔63bが貫通形成されて
いる。前記嵌挿孔63は、円柱状を呈し、内径がボルト
頭部62aの外径よりも若干大きく形成されている。
示すように駆動軸21の凹部60に対応する位置にボル
ト62の頭部62aが嵌挿配置される嵌挿孔63が径方
向にそって貫通形成されていると共に、該嵌挿孔63と
径方向の反対側にボルト62の軸部62b先端側の雄ね
じ部62cが螺合する雌ねじ孔63bが貫通形成されて
いる。前記嵌挿孔63は、円柱状を呈し、内径がボルト
頭部62aの外径よりも若干大きく形成されている。
【0031】前記ボルト62は、図2に示すように円柱
状の頭部62aの外端面中央に六角レンチ等が係入され
る六角溝62dが形成されていると共に、頭部62aの
下面62eがほぼ円錐状のテーパ面に形成されている。
状の頭部62aの外端面中央に六角レンチ等が係入され
る六角溝62dが形成されていると共に、頭部62aの
下面62eがほぼ円錐状のテーパ面に形成されている。
【0032】さらに、前記ボルト62の頭部62aと凹
部60底面60aとの間には、ワッシャ64が介装され
ている。このワッシャ64は、図1及び図2に示すよう
に、ほぼ円筒状を呈し、外径がスリーブ32の嵌挿孔6
3の内径よりも若干小さく設定されていると共に、ボル
ト孔64aの内径はボルト62の軸部62b外径よりも
若干大きく設定されている。また、ワッシャ64は周壁
の一部に縦割状のスリット65が切欠形成されていると
共に、上面64bがすり鉢状のテーパ面に形成されてい
る。このテーパ角度はボルト頭部62aの下面62eの
テーパ角度とほぼ同一に設定されている。
部60底面60aとの間には、ワッシャ64が介装され
ている。このワッシャ64は、図1及び図2に示すよう
に、ほぼ円筒状を呈し、外径がスリーブ32の嵌挿孔6
3の内径よりも若干小さく設定されていると共に、ボル
ト孔64aの内径はボルト62の軸部62b外径よりも
若干大きく設定されている。また、ワッシャ64は周壁
の一部に縦割状のスリット65が切欠形成されていると
共に、上面64bがすり鉢状のテーパ面に形成されてい
る。このテーパ角度はボルト頭部62aの下面62eの
テーパ角度とほぼ同一に設定されている。
【0033】前記環状ディスク29は、第1フランジ部
27と第2フランジ部28との間に介装され、図5に示
すように略ドーナツ板状を呈し、内径がカムシャフト2
2の内径と略同径に形成されて、駆動軸21の外周面と
の間に環状の隙間部Sが形成されていると共に、小巾の
外周部29aが環状ベアリング34を介してディスクハ
ウジング35の内周面に回転自在に支持されている。ま
た、直径線上の対向位置に貫通形成された保持孔29
b,29cには、各係合溝30,33に係入する一対の
ピン36,37が設けられている。この各ピン36,3
7は、互いにカムシャフト軸方向へ逆向きに突出してお
り、基部が保持孔29b,29c内に回転自在に支持さ
れていると共に、先端部の両側縁に図3に示すように前
記係合溝30,33の対向内面30a,30b、33
a,33bと当接する2面巾状の平面部36a,36
b、37a,37bが形成されている。
27と第2フランジ部28との間に介装され、図5に示
すように略ドーナツ板状を呈し、内径がカムシャフト2
2の内径と略同径に形成されて、駆動軸21の外周面と
の間に環状の隙間部Sが形成されていると共に、小巾の
外周部29aが環状ベアリング34を介してディスクハ
ウジング35の内周面に回転自在に支持されている。ま
た、直径線上の対向位置に貫通形成された保持孔29
b,29cには、各係合溝30,33に係入する一対の
ピン36,37が設けられている。この各ピン36,3
7は、互いにカムシャフト軸方向へ逆向きに突出してお
り、基部が保持孔29b,29c内に回転自在に支持さ
れていると共に、先端部の両側縁に図3に示すように前
記係合溝30,33の対向内面30a,30b、33
a,33bと当接する2面巾状の平面部36a,36
b、37a,37bが形成されている。
【0034】前記ディスクハウジング35は、図3〜図
5に示すように略円環状を呈し、外周の一端部に有する
ボス部35a及び該ボス部35aを貫通した枢支ピン3
8を支点として図5中上下に揺動自在に設けられている
一方、該ボス部35aと反対側の外周面にレバー部35
bが半径方向に沿って突設されている。また、このディ
スクハウジング35は、レバー部35bを介して駆動機
構39により揺動するようになっている。
5に示すように略円環状を呈し、外周の一端部に有する
ボス部35a及び該ボス部35aを貫通した枢支ピン3
8を支点として図5中上下に揺動自在に設けられている
一方、該ボス部35aと反対側の外周面にレバー部35
bが半径方向に沿って突設されている。また、このディ
スクハウジング35は、レバー部35bを介して駆動機
構39により揺動するようになっている。
【0035】前記駆動機構39は、図5及び図6に示す
ようにシリンダヘッドの所定部位に対向して形成された
第1,第2シリンダ40,41と、該各シリンダ40,
41内から出没自在に設けられて各先端縁で前記レバー
部35bの円弧状先端を上下方向から挾持する油圧ピス
トン42及びプランジャ43と、前記第1シリンダ40
内の受圧室40aに油圧を給排して油圧ピストン42を
進退動させる油圧回路44とを備えている。
ようにシリンダヘッドの所定部位に対向して形成された
第1,第2シリンダ40,41と、該各シリンダ40,
41内から出没自在に設けられて各先端縁で前記レバー
部35bの円弧状先端を上下方向から挾持する油圧ピス
トン42及びプランジャ43と、前記第1シリンダ40
内の受圧室40aに油圧を給排して油圧ピストン42を
進退動させる油圧回路44とを備えている。
【0036】前記第2シリンダ41内に設けられたプラ
ンジャ43は、略有底円筒状に形成され、第2シリンダ
41内に弾装されたコイルスプリング45のばね力で進
出方向(レバー部方向)に付勢されている。
ンジャ43は、略有底円筒状に形成され、第2シリンダ
41内に弾装されたコイルスプリング45のばね力で進
出方向(レバー部方向)に付勢されている。
【0037】前記油圧回路44は、一端部がオイルパン
46内に、他端部が受圧室40aに夫々連通した油通路
47と、該油通路47のオイルパン46側に設けられた
オイルポンプ48と、該オイルポンプ48の下流側に設
けられた3ポート2位置型の電磁切換弁49とから主と
して構成されている。前記電磁切換弁49は、機関回転
数や吸入空気量等の信号に基づいて現在の機関運転状態
を検出するコントローラ50からのON−OFF信号に
よって流路を切り換え作動し、ON信号によって油通路
47全体を連通する一方、OFF信号によって油通路4
7とドレン通路55を連通するようになっている。
46内に、他端部が受圧室40aに夫々連通した油通路
47と、該油通路47のオイルパン46側に設けられた
オイルポンプ48と、該オイルポンプ48の下流側に設
けられた3ポート2位置型の電磁切換弁49とから主と
して構成されている。前記電磁切換弁49は、機関回転
数や吸入空気量等の信号に基づいて現在の機関運転状態
を検出するコントローラ50からのON−OFF信号に
よって流路を切り換え作動し、ON信号によって油通路
47全体を連通する一方、OFF信号によって油通路4
7とドレン通路55を連通するようになっている。
【0038】以下、本実施例の作用について説明する。
すなわち、機関高回転時には、かかる運転状態を検出し
たコントローラ50から電磁切換弁49にON信号が出
力されると、オイルポンプ48から油通路47に圧送さ
れた作動油はそのまま受圧室40aに供給される。した
がって、該受圧室40aの内圧上昇に伴い油圧ピストン
42が、図5,図6の実線で示すようにコイルスプリン
グ45のばね力に抗してレバー部35bを押し下げるの
で、ディスクハウジング35つまり環状ディスク29の
回転中心Yと駆動軸21の中心Xが合致する。この場合
は、環状ディスク29と駆動軸21との間に回転位相は
生じず、またカムシャフト22の中心と環状ディスク2
9の中心Yも合致しているため、両者22,29間の回
転位相差も生じない。したがって、駆動軸21の回転に
伴い、スリーブ32が同期回転すると共に、第2フラン
ジ部28側の係合溝33とピン37,環状ディスク2
9,ピン36,第1フランジ部27側の係合溝30を介
してカムシャフト22も同期回転する。したがって、吸
気弁23は、弁作動角が大きくなって、閉弁時期が十分
に遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上して高出力
トルクが得られる。
すなわち、機関高回転時には、かかる運転状態を検出し
たコントローラ50から電磁切換弁49にON信号が出
力されると、オイルポンプ48から油通路47に圧送さ
れた作動油はそのまま受圧室40aに供給される。した
がって、該受圧室40aの内圧上昇に伴い油圧ピストン
42が、図5,図6の実線で示すようにコイルスプリン
グ45のばね力に抗してレバー部35bを押し下げるの
で、ディスクハウジング35つまり環状ディスク29の
回転中心Yと駆動軸21の中心Xが合致する。この場合
は、環状ディスク29と駆動軸21との間に回転位相は
生じず、またカムシャフト22の中心と環状ディスク2
9の中心Yも合致しているため、両者22,29間の回
転位相差も生じない。したがって、駆動軸21の回転に
伴い、スリーブ32が同期回転すると共に、第2フラン
ジ部28側の係合溝33とピン37,環状ディスク2
9,ピン36,第1フランジ部27側の係合溝30を介
してカムシャフト22も同期回転する。したがって、吸
気弁23は、弁作動角が大きくなって、閉弁時期が十分
に遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上して高出力
トルクが得られる。
【0039】一方、機関低回転時には、コントローラ5
0から電磁切換弁49にOFF信号が出力されて、油通
路47の上流側を遮断すると共に、油通路47の下流側
とドレン通路55を連通する。このため、受圧室40a
内の作動油は、油通路47を逆流してドレン通路55か
らオイルパン46内に戻され、したがって、受圧室40
aの内圧低下に伴い油圧ピストン42がコイルスプリン
グ45のばね力でプランジャ43を介して後退移動す
る。これにより、ディスクハウジング35は、図5,図
6の一点鎖線で示すようにプランジャ43により押し上
げられて枢支ピン38を支点として上方へ揺動し、環状
ディスク29の中心Yが駆動軸21の中心Xと偏心す
る。したがって、第2フランジ部28の係止溝33とピ
ン37並びに第1フランジ部27の係止溝30とピン3
6との摺動位置が駆動軸21の1回転毎に往復移動し、
環状ディスク29の角速度が変化して不等角速度回転に
なる。したがって、吸気弁23は、そのバルブリフト特
性がバルブリフトは一定のまま弁作動角(バルブタイミ
ング)が小さくなり、閉弁時期が十分に早くなる。この
ため、吸気充填効率が向上して低速トルクが向上する。
0から電磁切換弁49にOFF信号が出力されて、油通
路47の上流側を遮断すると共に、油通路47の下流側
とドレン通路55を連通する。このため、受圧室40a
内の作動油は、油通路47を逆流してドレン通路55か
らオイルパン46内に戻され、したがって、受圧室40
aの内圧低下に伴い油圧ピストン42がコイルスプリン
グ45のばね力でプランジャ43を介して後退移動す
る。これにより、ディスクハウジング35は、図5,図
6の一点鎖線で示すようにプランジャ43により押し上
げられて枢支ピン38を支点として上方へ揺動し、環状
ディスク29の中心Yが駆動軸21の中心Xと偏心す
る。したがって、第2フランジ部28の係止溝33とピ
ン37並びに第1フランジ部27の係止溝30とピン3
6との摺動位置が駆動軸21の1回転毎に往復移動し、
環状ディスク29の角速度が変化して不等角速度回転に
なる。したがって、吸気弁23は、そのバルブリフト特
性がバルブリフトは一定のまま弁作動角(バルブタイミ
ング)が小さくなり、閉弁時期が十分に早くなる。この
ため、吸気充填効率が向上して低速トルクが向上する。
【0040】そして、本実施例において、駆動軸21の
各第2フランジ部28を所定位置に固着するには、まず
該各第2フランジ部28のスリーブ32を駆動軸21に
一端部21aから順次すきま嵌めにより挿入被嵌してス
リーブ32の嵌挿孔63を駆動軸21のボルト挿入孔6
1に合致させる。その後、頭部62a側に予めワッシャ
64を組み付けたボルト62を嵌挿孔63,ボルト挿入
孔61内に挿通し、図外の六角レンチにより、ボルト頭
部62aを旋回させながら雄ねじ部62cと雌ねじ孔6
3bの螺合を得てねじ込む。これにしたがって図1及び
図4に示すようにボルト頭部62aのテーパ状下面62
eがワッシャ64のテーパ状上面64bを徐々に押圧
し、これによって該ワッシャ64はスリット65を介し
て漸次拡径変形し、ワッシャ64の外周面64cが嵌挿
孔63の内周面63aに圧接すると共に、ボルト62が
所定軸力で締結される。これによって、スリーブ32
は、駆動軸21に強固かつ確実に固着され、カムシャフ
ト22からスリーブ32に伝達されたトルク変動を駆動
軸21でタイトに支持することが可能になる。
各第2フランジ部28を所定位置に固着するには、まず
該各第2フランジ部28のスリーブ32を駆動軸21に
一端部21aから順次すきま嵌めにより挿入被嵌してス
リーブ32の嵌挿孔63を駆動軸21のボルト挿入孔6
1に合致させる。その後、頭部62a側に予めワッシャ
64を組み付けたボルト62を嵌挿孔63,ボルト挿入
孔61内に挿通し、図外の六角レンチにより、ボルト頭
部62aを旋回させながら雄ねじ部62cと雌ねじ孔6
3bの螺合を得てねじ込む。これにしたがって図1及び
図4に示すようにボルト頭部62aのテーパ状下面62
eがワッシャ64のテーパ状上面64bを徐々に押圧
し、これによって該ワッシャ64はスリット65を介し
て漸次拡径変形し、ワッシャ64の外周面64cが嵌挿
孔63の内周面63aに圧接すると共に、ボルト62が
所定軸力で締結される。これによって、スリーブ32
は、駆動軸21に強固かつ確実に固着され、カムシャフ
ト22からスリーブ32に伝達されたトルク変動を駆動
軸21でタイトに支持することが可能になる。
【0041】すなわち、ボルト軸力の他に、ボルト頭部
62a下面62eでのワッシャ64への圧接力及び該ワ
ッシャ64の外周面64cの嵌挿孔63の内周面63a
に対する圧接力が作用するため、駆動軸21に対するス
リーブ32の強固かつ確実な固着が得られると共に、各
部の密着によりタイトロックとなる。
62a下面62eでのワッシャ64への圧接力及び該ワ
ッシャ64の外周面64cの嵌挿孔63の内周面63a
に対する圧接力が作用するため、駆動軸21に対するス
リーブ32の強固かつ確実な固着が得られると共に、各
部の密着によりタイトロックとなる。
【0042】しかも、ボルト62の軸部62bや頭部6
2aによって直接駆動軸21あるいはスリーブ32を支
持するのではなく、ワッシャ64を介して支持するた
め、ボルト62の曲げ応力の発生が抑制されて、該曲げ
応力によるボルト62の亀裂や破損の発生が防止でき
る。
2aによって直接駆動軸21あるいはスリーブ32を支
持するのではなく、ワッシャ64を介して支持するた
め、ボルト62の曲げ応力の発生が抑制されて、該曲げ
応力によるボルト62の亀裂や破損の発生が防止でき
る。
【0043】また、本実施例では、前述のような構成及
び手順で駆動軸21に各第2フランジ部28を固着する
ようにしたため、駆動軸21の外径を従来のようにテー
パ状に形成することなく、比較的大径な均一径に設定す
ることができる。したがって、駆動軸21の捩り剛性の
低下が防止され、バルブタイミング制御精度の低下や吸
気弁23の不整運動の発生も防止できる。
び手順で駆動軸21に各第2フランジ部28を固着する
ようにしたため、駆動軸21の外径を従来のようにテー
パ状に形成することなく、比較的大径な均一径に設定す
ることができる。したがって、駆動軸21の捩り剛性の
低下が防止され、バルブタイミング制御精度の低下や吸
気弁23の不整運動の発生も防止できる。
【0044】さらに、駆動軸21の外径を均一にできる
ことにより、各第2フランジ部28や各カムシャフト2
2の内径も夫々均一にすることができるため、駆動軸2
1自体の製造作業は勿論のこと、第2フランジ部28や
カムシャフト21の共用化が可能になるので製造作業能
率の向上とコストの大巾な低廉化が図れる。
ことにより、各第2フランジ部28や各カムシャフト2
2の内径も夫々均一にすることができるため、駆動軸2
1自体の製造作業は勿論のこと、第2フランジ部28や
カムシャフト21の共用化が可能になるので製造作業能
率の向上とコストの大巾な低廉化が図れる。
【0045】さらに、駆動軸21の外径の均一化によ
り、外周面全体の径及び真直度の精度出しが容易にな
り、各気筒のカムシャフト22を駆動軸21の全長のい
ずれの位置でも安定して支持することが可能になる。し
たがってカムシャフト22の倒れを規制することができ
る結果、1つのカムシャフト22を外部から支持するカ
ム軸受54を1つにすることが可能になる。したがっ
て、部品点数の削減による製造作業性の向上とコストの
低廉化が図れる。
り、外周面全体の径及び真直度の精度出しが容易にな
り、各気筒のカムシャフト22を駆動軸21の全長のい
ずれの位置でも安定して支持することが可能になる。し
たがってカムシャフト22の倒れを規制することができ
る結果、1つのカムシャフト22を外部から支持するカ
ム軸受54を1つにすることが可能になる。したがっ
て、部品点数の削減による製造作業性の向上とコストの
低廉化が図れる。
【0046】また、前述のように、ストレートな駆動軸
21に孔開け、座ぐりを行い、またスリーブ32には孔
開け,ねじ切りなど簡単な加工を行い、しかもそれぞれ
を同軸上に形成できるので、これらの成形加工がきわめ
て容易になり、加工コストの低廉化が図れると共に、加
工設備の小型化が図れる。尚、ワッシャ64も例えば焼
結工法で一体成形すればさらに製造が容易になる。
21に孔開け、座ぐりを行い、またスリーブ32には孔
開け,ねじ切りなど簡単な加工を行い、しかもそれぞれ
を同軸上に形成できるので、これらの成形加工がきわめ
て容易になり、加工コストの低廉化が図れると共に、加
工設備の小型化が図れる。尚、ワッシャ64も例えば焼
結工法で一体成形すればさらに製造が容易になる。
【0047】さらに前述のように、加工作業の容易性に
より駆動軸21の凹部60底面60a,スリーブ32の
雌ねじ孔64,ワッシャ64内外周面の精度が出し易く
なり、駆動軸21に対するスリーブ32の取り付け位置
精度が出し易くなる。
より駆動軸21の凹部60底面60a,スリーブ32の
雌ねじ孔64,ワッシャ64内外周面の精度が出し易く
なり、駆動軸21に対するスリーブ32の取り付け位置
精度が出し易くなる。
【0048】また、駆動軸21外周面21bとスリーブ
32の挿通孔32a内周面は組み付け容易なすきま嵌め
により被嵌するが、すきま嵌めによるクリアランスが存
在しても、ボルト軸力による駆動軸21の圧縮作用で該
駆動軸21が変形して外周面21bがスリーブ32の挿
通孔32a内周面に密着するので、ガタのないタイトな
固着が可能になる。
32の挿通孔32a内周面は組み付け容易なすきま嵌め
により被嵌するが、すきま嵌めによるクリアランスが存
在しても、ボルト軸力による駆動軸21の圧縮作用で該
駆動軸21が変形して外周面21bがスリーブ32の挿
通孔32a内周面に密着するので、ガタのないタイトな
固着が可能になる。
【0049】図7及び図8は本発明の第2実施例を示
し、当該固着構造を通常のDOHC型内燃機関のカムシ
ャフト22とカム26に適用したものである。
し、当該固着構造を通常のDOHC型内燃機関のカムシ
ャフト22とカム26に適用したものである。
【0050】すなわち、カムシャフト22の外周面所定
位置に、底面60aが平坦な凹部60が形成されている
と共に、該凹部60と反対側の周壁にボルト挿入孔61
が貫通形成されている。一方、カム26は、ベースサー
クル部26aの中央にカムシャフト挿通孔26cが形成
されていると共に、ベースサークル部26aの外周面中
央位置にボルト62の頭部62aが嵌挿される嵌挿孔6
3が形成されている。また、カムリフト部26bの内部
に嵌挿孔63と同軸上の雌ねじ孔63aが切られてい
る。
位置に、底面60aが平坦な凹部60が形成されている
と共に、該凹部60と反対側の周壁にボルト挿入孔61
が貫通形成されている。一方、カム26は、ベースサー
クル部26aの中央にカムシャフト挿通孔26cが形成
されていると共に、ベースサークル部26aの外周面中
央位置にボルト62の頭部62aが嵌挿される嵌挿孔6
3が形成されている。また、カムリフト部26bの内部
に嵌挿孔63と同軸上の雌ねじ孔63aが切られてい
る。
【0051】前記ボルト62は、第1実施例と同様に頭
部62aの下面62eがほぼ円錐状のテーパ面に形成さ
れており、この頭部62aと凹部底面60aとの間にワ
ッシャ64が介装されている。このワッシャ64も、第
1実施例と同様に上面64bがすり鉢状のテーパ面に形
成されていると共に、周壁の一部に縦割状のスリット
(図示せず)が形成されている。
部62aの下面62eがほぼ円錐状のテーパ面に形成さ
れており、この頭部62aと凹部底面60aとの間にワ
ッシャ64が介装されている。このワッシャ64も、第
1実施例と同様に上面64bがすり鉢状のテーパ面に形
成されていると共に、周壁の一部に縦割状のスリット
(図示せず)が形成されている。
【0052】したがって、この実施例も、第1実施例と
同様な作用効果が得られると共に、カムシャフト22の
外径全体を均一かつ比較的大径に形成できるので、捩り
剛性の向上が図れる。
同様な作用効果が得られると共に、カムシャフト22の
外径全体を均一かつ比較的大径に形成できるので、捩り
剛性の向上が図れる。
【0053】図9〜図11は本発明の第3実施例を示
し、この実施例では第1実施例と同様に、吸排気弁駆動
制御装置の駆動軸21と第2フランジ部28に適用した
もので、異なるところは、駆動軸21の凹部60底面6
0aをすり鉢状のテーパ面に形成する一方、底面60a
に当接するワッシャ64の下面64dをほぼ円錐テーパ
面状に形成したものである。
し、この実施例では第1実施例と同様に、吸排気弁駆動
制御装置の駆動軸21と第2フランジ部28に適用した
もので、異なるところは、駆動軸21の凹部60底面6
0aをすり鉢状のテーパ面に形成する一方、底面60a
に当接するワッシャ64の下面64dをほぼ円錐テーパ
面状に形成したものである。
【0054】したがって、この実施例によれば、第2フ
ランジ部28の固着時にボルト62を締め付けていく
と、ワッシャ64は、図11の破線で示すように上部側
が拡径変形して外周面64cが嵌挿孔63の内周面63
aに圧接すると共に、下部側が凹部底面60aのテーパ
面に沿ってずれ落ちて縮径変形し、下部内周面がボルト
62の軸部62b外周面に圧接する。
ランジ部28の固着時にボルト62を締め付けていく
と、ワッシャ64は、図11の破線で示すように上部側
が拡径変形して外周面64cが嵌挿孔63の内周面63
aに圧接すると共に、下部側が凹部底面60aのテーパ
面に沿ってずれ落ちて縮径変形し、下部内周面がボルト
62の軸部62b外周面に圧接する。
【0055】このため、ボルト62の軸力によるワッシ
ャ64の拡縮変形によりボルト62とスリーブ32及び
駆動軸21がタイトロックする。これによって、強固か
つ確実な固着が得られる。
ャ64の拡縮変形によりボルト62とスリーブ32及び
駆動軸21がタイトロックする。これによって、強固か
つ確実な固着が得られる。
【0056】また、前記ワッシャ64は、前述のような
1つのスリット65を形成する他に、図12に示すよう
に縦割状ではなく、縦溝状のスリット66にすることも
可能であり、さらに、図13Aに示すように、上部側と
下部側に縦割状の短かなスリット67a,67bを周方
向へ交互に間欠的に形成するすることもできる。図13
Aに示すように形成すれば、ワッシャ64の拡径変形が
容易になって全体に均一な拡径変形が得られ、嵌挿孔6
3の内周面63aに対する圧接力が増加する。
1つのスリット65を形成する他に、図12に示すよう
に縦割状ではなく、縦溝状のスリット66にすることも
可能であり、さらに、図13Aに示すように、上部側と
下部側に縦割状の短かなスリット67a,67bを周方
向へ交互に間欠的に形成するすることもできる。図13
Aに示すように形成すれば、ワッシャ64の拡径変形が
容易になって全体に均一な拡径変形が得られ、嵌挿孔6
3の内周面63aに対する圧接力が増加する。
【0057】同様な方法は、図13Bに示す構造のもの
でも可能である。すなわち、図13図Bに示す構造は、
ワッシャ64の内周面に上端から下端に亙って全体がテ
ーパ面状に形成され、ワッシャ64周壁の上下位置に横
方向から輪切り状に切り欠かれた半円弧状のスリット6
7c,67dが上下に交互に形成されている。かかる構
造によっても、該ワッシャ64全体の均一な拡径変形を
容易ならしめることができる。
でも可能である。すなわち、図13図Bに示す構造は、
ワッシャ64の内周面に上端から下端に亙って全体がテ
ーパ面状に形成され、ワッシャ64周壁の上下位置に横
方向から輪切り状に切り欠かれた半円弧状のスリット6
7c,67dが上下に交互に形成されている。かかる構
造によっても、該ワッシャ64全体の均一な拡径変形を
容易ならしめることができる。
【0058】図14〜図16は本発明の第4実施例を示
し、ワッシャを用いずに駆動軸21に第2フランジ部3
2を固着したものである。
し、ワッシャを用いずに駆動軸21に第2フランジ部3
2を固着したものである。
【0059】すなわち、駆動軸21の外周面所定位置に
軸方向に沿った凹部68が形成されていると共に、該凹
部68の反対側の外周面にボルト69の頭部69aが着
座する平坦な凹状の着座面70が形成されている。ま
た、該着座面70の中央から凹部68まで貫通したボル
ト挿入孔71が形成されている。前記凹部68は、平面
部である底面68aが平坦状に形成されている。
軸方向に沿った凹部68が形成されていると共に、該凹
部68の反対側の外周面にボルト69の頭部69aが着
座する平坦な凹状の着座面70が形成されている。ま
た、該着座面70の中央から凹部68まで貫通したボル
ト挿入孔71が形成されている。前記凹部68は、平面
部である底面68aが平坦状に形成されている。
【0060】一方、前記第2フランジ部28は、スリー
ブ32の前端部外周縁から突設されており、スリーブ3
2は、内部軸方向に駆動軸21の挿通孔32aが形成さ
れていると共に、第2フランジ部28とほぼ反対側の周
壁にボルト69の頭部69aが嵌挿される嵌挿孔72が
形成され、かつ該嵌挿孔72と反対側の周壁に嵌挿孔7
2と同軸上の雌ねじ孔73が貫通形成されている。ま
た、前記駆動軸挿通孔32aは、横断面ほぼU字形に形
成されて、駆動軸21の凹部68底面68aが当接する
雌ねじ孔73側の平面部である内面32bが平坦状に形
成されていると共に、両内側面32d,32d間の巾W
は駆動軸21のが外径dより若干大きく設定されて、す
きま嵌めできるようになっている。また、前記内面32
bから円弧状の対向面32cまでの内径は、駆動軸21
の外径よりも十分大きく設定されて、図14に示すよう
に組み付け後における駆動軸外周面21bと対向面32
cとの隙間S1が凹部底面68aから外周面21bとの
間の厚さS2よりも大きく設定されている。
ブ32の前端部外周縁から突設されており、スリーブ3
2は、内部軸方向に駆動軸21の挿通孔32aが形成さ
れていると共に、第2フランジ部28とほぼ反対側の周
壁にボルト69の頭部69aが嵌挿される嵌挿孔72が
形成され、かつ該嵌挿孔72と反対側の周壁に嵌挿孔7
2と同軸上の雌ねじ孔73が貫通形成されている。ま
た、前記駆動軸挿通孔32aは、横断面ほぼU字形に形
成されて、駆動軸21の凹部68底面68aが当接する
雌ねじ孔73側の平面部である内面32bが平坦状に形
成されていると共に、両内側面32d,32d間の巾W
は駆動軸21のが外径dより若干大きく設定されて、す
きま嵌めできるようになっている。また、前記内面32
bから円弧状の対向面32cまでの内径は、駆動軸21
の外径よりも十分大きく設定されて、図14に示すよう
に組み付け後における駆動軸外周面21bと対向面32
cとの隙間S1が凹部底面68aから外周面21bとの
間の厚さS2よりも大きく設定されている。
【0061】したがって、スリーブ32を駆動軸21に
固着するには、まず、スリーブ32を駆動軸挿通孔32
aを介して駆動軸21の一端部側から被嵌して、該挿通
孔32aの平坦状内面32bを凹部底面68aに当接配
置すると共に、各孔を合致させる。次に、ボルト69を
嵌挿孔72側から挿入孔71内に挿入して軸部68b先
端側の雄ねじ部69cを雌ねじ孔73に螺合させながら
所定の軸トルクで締め付ける。これによって、スリーブ
32の平坦状内面32bと駆動軸21の凹部底面68a
が面接触状態で圧接するため、摩擦抵抗が大きくなって
強固かつ確実な固着作用が得られる。
固着するには、まず、スリーブ32を駆動軸挿通孔32
aを介して駆動軸21の一端部側から被嵌して、該挿通
孔32aの平坦状内面32bを凹部底面68aに当接配
置すると共に、各孔を合致させる。次に、ボルト69を
嵌挿孔72側から挿入孔71内に挿入して軸部68b先
端側の雄ねじ部69cを雌ねじ孔73に螺合させながら
所定の軸トルクで締め付ける。これによって、スリーブ
32の平坦状内面32bと駆動軸21の凹部底面68a
が面接触状態で圧接するため、摩擦抵抗が大きくなって
強固かつ確実な固着作用が得られる。
【0062】また、駆動軸21に発生する回転トルク変
動を前記内面32bと底面68aとの当接面によって受
けることができるので、駆動軸21とスリーブ32との
周方向のずれを防止できる。
動を前記内面32bと底面68aとの当接面によって受
けることができるので、駆動軸21とスリーブ32との
周方向のずれを防止できる。
【0063】さらに、挿通孔32aの両内側面32d,
32d間の巾Wと駆動軸の外径dとの隙間を小さくして
ほぼ密着状態にしたため、駆動軸21に対する第2フラ
ンジ部28の径方向の振れを規制することが可能にな
る。
32d間の巾Wと駆動軸の外径dとの隙間を小さくして
ほぼ密着状態にしたため、駆動軸21に対する第2フラ
ンジ部28の径方向の振れを規制することが可能にな
る。
【0064】また、前述のように、駆動軸外周面21b
と対向面32cとの隙間S1が凹部底面68aから外周
面21bとの間の厚さS2よりも大きく設定されている
ため、駆動軸21に対する第2フランジ部28の組み付
け性が良好になる。
と対向面32cとの隙間S1が凹部底面68aから外周
面21bとの間の厚さS2よりも大きく設定されている
ため、駆動軸21に対する第2フランジ部28の組み付
け性が良好になる。
【0065】図17〜図20は本発明の第5実施例を示
し、駆動軸21の凹部68底面68aが図20に示すよ
うに横断面略八字形状に切欠形成されている一方、スリ
ーブ32の駆動軸挿通孔32aが図18に示すように横
断面略5角形状に形成されている。そして、前記底面6
8aに当接する駆動軸挿通孔32aの上側内面32bが
底面68aと同形の八字形に形成されている。他の構成
は第4実施例と同様である。
し、駆動軸21の凹部68底面68aが図20に示すよ
うに横断面略八字形状に切欠形成されている一方、スリ
ーブ32の駆動軸挿通孔32aが図18に示すように横
断面略5角形状に形成されている。そして、前記底面6
8aに当接する駆動軸挿通孔32aの上側内面32bが
底面68aと同形の八字形に形成されている。他の構成
は第4実施例と同様である。
【0066】したがって、この実施例によれば、特に底
面68aと内面32bとの接触面積が大きくなるため、
さらに強固かつ安定した固着作用が得られる。模式的に
ボルト69の軸力Wが底面68aに作用するサイドフォ
ースFsを図18Bに示している。この場合軸力W方向
以外の緊締力Fsがサイドフォースとして内面32bに
作用するからさらに強固な固着作用が得られるのでもの
である。
面68aと内面32bとの接触面積が大きくなるため、
さらに強固かつ安定した固着作用が得られる。模式的に
ボルト69の軸力Wが底面68aに作用するサイドフォ
ースFsを図18Bに示している。この場合軸力W方向
以外の緊締力Fsがサイドフォースとして内面32bに
作用するからさらに強固な固着作用が得られるのでもの
である。
【0067】本発明は、前記実施例の構成に限定される
ものではなく、例えばワッシャ64を可撓変形可能な合
金等で形成したり、ワッシャの径方向の厚み,材料等の
選定荷より拡径,縮径の作用が得られるのでスリット等
を形成する必要がない。
ものではなく、例えばワッシャ64を可撓変形可能な合
金等で形成したり、ワッシャの径方向の厚み,材料等の
選定荷より拡径,縮径の作用が得られるのでスリット等
を形成する必要がない。
【0068】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
固着構造によれば、シャフトの外径を均一にすることが
できるため、捩り剛性等の低下等を防止できることは勿
論のこと、被嵌部材をシャフトに固着するには、ボルト
を締め付けるとワッシャが拡径変形して外周面が被嵌部
材の嵌挿孔の内周面に圧接する。したがって、シャフト
と被嵌部材とはボルト軸力の他にワッシャによる圧接力
によって強固かつ確実な固着力が得られると共に、ワッ
シャの圧着により各部のガタが防止されてタイトな固着
状態が得られる。
固着構造によれば、シャフトの外径を均一にすることが
できるため、捩り剛性等の低下等を防止できることは勿
論のこと、被嵌部材をシャフトに固着するには、ボルト
を締め付けるとワッシャが拡径変形して外周面が被嵌部
材の嵌挿孔の内周面に圧接する。したがって、シャフト
と被嵌部材とはボルト軸力の他にワッシャによる圧接力
によって強固かつ確実な固着力が得られると共に、ワッ
シャの圧着により各部のガタが防止されてタイトな固着
状態が得られる。
【0069】また、従来のようにバルジ下降によって固
着するのではなく、座ぐりや孔開け加工を用いたボルト
による固着であるため、全体の成形加工がきわめて容易
になると共に、大きな加工設備が不要になる。
着するのではなく、座ぐりや孔開け加工を用いたボルト
による固着であるため、全体の成形加工がきわめて容易
になると共に、大きな加工設備が不要になる。
【0070】また、請求項5の発明によれば、ボルトの
締め付けによてワッシャの上部側が拡径変形し、下部側
が縮径変形して夫々が嵌挿孔の内周面とボルトの軸部外
周面に圧着するため、ボルトと被嵌部材及びシャフトと
のよりタイトかつ強固な固着が得られる。
締め付けによてワッシャの上部側が拡径変形し、下部側
が縮径変形して夫々が嵌挿孔の内周面とボルトの軸部外
周面に圧着するため、ボルトと被嵌部材及びシャフトと
のよりタイトかつ強固な固着が得られる。
【0071】さらに、請求項8、9の発明によれば、平
面部と平坦部との面接触により摩擦力が増加して被嵌部
材の強固な固着が得られると共に、例えば回転トルク変
動によるシャフトと被嵌部材との周方向のずれの発生が
防止される。
面部と平坦部との面接触により摩擦力が増加して被嵌部
材の強固な固着が得られると共に、例えば回転トルク変
動によるシャフトと被嵌部材との周方向のずれの発生が
防止される。
【図1】本発明の第1実施例を示す横断面図。
【図2】本実施例に供される駆動軸とボルト及びワッシ
ャの斜視図。
ャの斜視図。
【図3】本実施例が適用された吸排気弁駆動制御装置の
要部断面図。
要部断面図。
【図4】同装置の平面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】同装置の駆動機構を示す概略図。
【図7】本発明の第2実施例を示す図8のB−B線断面
図。
図。
【図8】第2実施例を示す要部縦断面図。
【図9】本発明の第3実施例を示す図10のC−C線断
面図。
面図。
【図10】第3実施例を示す要部縦断面図。
【図11】本実施例の作用を示す要部拡大断面図。
【図12】各実施例に供されるワッシャの他例を示す斜
視図。
視図。
【図13】Aはワッシャにさらに異なる例を示す斜視
図、Bはワッシャのさらに異なる例を示す斜視図。。
図、Bはワッシャのさらに異なる例を示す斜視図。。
【図14】本発明の第4実施例を示す要部縦断面図。
【図15】図14のD−D線断面図。
【図16】本実施例の要部平面図。
【図17】本発明の第5実施例を示す要部縦断面図。
【図18】Aは図17のE−E線断面図、Bは本実施例
におけるボルト軸力の凹部底面に作用するサイドフォー
スを示す説明図。
におけるボルト軸力の凹部底面に作用するサイドフォー
スを示す説明図。
【図19】本実施例の要部平面図。
【図20】本実施例に供されるシャフトを示す斜視図。
【図21】吸排気弁駆動制御装置に適用された従来の駆
動軸と第2フランジ部の固着構造を示す断面図。
動軸と第2フランジ部の固着構造を示す断面図。
【図22】同装置の要部縦断面図。
21…駆動軸(シャフト) 22…カムシャフト(シャフト) 32…スリーブ(被嵌部材) 32a…駆動軸挿通孔 32b…内面(平坦部) 60…凹部 60a…底面 61…ボルト挿入孔 62…ボルト 62a…頭部 62e…下面 63…挿通孔 64…ワッシャ 64b…上面 64d…下面 65,66、67a,67b…スリット 68…凹部 68a…底面(平面部) 69…ボルト 73…ボルト挿入孔
Claims (9)
- 【請求項1】 シャフトと該シャフトの外周面にシャフ
ト挿通孔を介して被嵌した被嵌部材とを固着する固着構
造であって、 前記シャフトの外周面所定位置に凹部を形成すると共
に、該凹部の平坦な底面に対して垂直方向から径方向に
沿ってボルト挿入孔を貫通形成する一方、前記凹部に対
応する被嵌部材の周壁にボルト頭部が嵌挿する嵌挿孔を
形成し、かつ前記ボルト頭部と凹部底面との間に、ボル
トの軸力に応じて拡径変形するワッシャを介装したこと
を特徴とするシャフトと被嵌部材の固着構造。 - 【請求項2】 前記ボルト頭部の下面をほぼ円錐状のテ
ーパ面に形成する一方、該ボルト頭部下面が着座する前
記ワッシャの上面をすり鉢状のテーパ面に形成したこと
を特徴とする請求項1記載のシャフトと被嵌部材の固着
構造。 - 【請求項3】 前記ワッシャの周壁に、該ワッシャの拡
径変形を可能とする縦割状のスリットを形成したことを
特徴とする請求項1または2記載のシャフトと被嵌部材
の固着構造。 - 【請求項4】 前記ワッシャの外周面に、該ワッシャの
拡径変形を可能とする縦方向の溝を形成したことを特徴
とする請求項1または2記載のシャフトと被嵌部材の固
着構造。 - 【請求項5】 前記凹部の底面をすり鉢状のテーパ面に
形成する一方、該底面に当接する前記ワッシャの下面を
ほぼ円錐状のテーパ面に形成したことを特徴とする請求
項1または2記載のシャフトの被嵌部材の固着構造。 - 【請求項6】 前記スリットをワッシャの上下部に周方
向へ交互に形成したことを特徴とする請求項1,2また
は5記載のシャフトの被嵌部材の固着構造。 - 【請求項7】 前記ワッシャの周壁に、横方向から切り
欠いたほぼ半円弧状のスリットを形成し、かつ該スリッ
トをワッシャ周壁の上下位置に交互に形成したことを特
徴とする請求項1,2または5記載のシャフトと被嵌部
材の固着構造。 - 【請求項8】 シャフトと該シャフトの外周面にシャフ
ト挿通孔を介して被嵌した被嵌部材とを固着する固着構
造であって、 前記シャフトの外周面所定位置に平面部を形成する一
方、前記被嵌部材のシャフト挿通孔の内周面に前記平面
部と当接する平坦部を形成し、該平面部と平坦部との当
接面にほぼ垂直方向にボルト挿入孔を形成すると共に、
該ボルト挿入孔に挿入したボルトによってシャフトに被
嵌部材を固着したことを特徴とするシャフトと被嵌部材
の固着構造。 - 【請求項9】 前記被嵌部材のシャフト挿通孔の内面形
状を、前記平坦部を有する多角形状に形成したことを特
徴とする請求項8記載のシャフトの被嵌部材の固着構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11861496A JP3400642B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | カムシャフトとカムの固着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11861496A JP3400642B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | カムシャフトとカムの固着構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303363A true JPH09303363A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3400642B2 JP3400642B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=14740914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11861496A Expired - Fee Related JP3400642B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | カムシャフトとカムの固着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3400642B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101623756B (zh) | 2008-07-08 | 2010-12-29 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种轴套定位结构 |
| JP2015090180A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器のバルブ構造 |
| CN110131408A (zh) * | 2018-02-02 | 2019-08-16 | 本田技研工业株式会社 | 变速装置的换挡和选择机构 |
| CN115013106A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-06 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种可变配气相位的发动机配气结构、发动机和汽车 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP11861496A patent/JP3400642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101623756B (zh) | 2008-07-08 | 2010-12-29 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种轴套定位结构 |
| JP2015090180A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器のバルブ構造 |
| CN110131408A (zh) * | 2018-02-02 | 2019-08-16 | 本田技研工业株式会社 | 变速装置的换挡和选择机构 |
| CN110131408B (zh) * | 2018-02-02 | 2020-12-22 | 本田技研工业株式会社 | 变速装置的换挡和选择机构 |
| CN115013106A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-06 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种可变配气相位的发动机配气结构、发动机和汽车 |
| CN115013106B (zh) * | 2022-06-20 | 2023-11-07 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种可变配气相位的发动机配气结构、发动机和汽车 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3400642B2 (ja) | 2003-04-28 |
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