JPH09303378A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JPH09303378A
JPH09303378A JP13570996A JP13570996A JPH09303378A JP H09303378 A JPH09303378 A JP H09303378A JP 13570996 A JP13570996 A JP 13570996A JP 13570996 A JP13570996 A JP 13570996A JP H09303378 A JPH09303378 A JP H09303378A
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健一 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの被連結対象物を回転自在及び折れ曲が
り自在に連結することができる自在性の高い連結具、特
に配線作業時に電線とワイヤの連結部の自在性を高めた
延線用治具を提供する。 【解決手段】 中央部材40の内側に第1の可動部材4
3及び第2の可動部材44が、中央部材40に対してそ
れぞれ任意の方向に可動自在に取り付けられたものであ
る。第1の可動部材43と中央部材40、及び第2の可
動部材44と中央部材40は、それぞれそれらの中に通
された一対の支軸45,46及び該支軸45,46にそ
れぞれ外側から無理嵌めされた一対の固定用のリング4
7,48により相互に組み付けられている。また、固定
用リング47,48と中央部材40との間にはそれぞれ
防塵カバー62,63が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの被連結対象
物を連結する連結具に関し、特に建造物等に付設された
ダクト内に電線(ケーブル)を配線する際に使用される
連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工場等における建造物にはダク
トが付設されており、配電盤等と建造物の各所とを結ぶ
電線はそのダクト内に配線される。その電線の配線作業
が人手に頼る場合は次のような作業が行われていた。例
えば、まずドラムに電線を巻きつけたもの(以下、ケー
ブル巻体と称する)を配電盤の近くに用意し、配線先と
配電盤との間にロープをわたす。そして、配電盤側のロ
ープの終端に電線を連結し、配線先で多数の作業者がロ
ープのもう一方の終端を引張ってダクト内に電線を通す
という手順で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人手に頼る配
線作業では、作業の効率性やコスト性に劣り、また、配
線場所が危険を伴う高所である場合には、作業者の安全
性に問題があった。さらに、ダクトが直線状ではなく、
折れ曲がったりしていて配置方向が複雑な場合には、余
計に作業の効率性が悪化していた。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、省力化を図った電線の配線作業として、
配線先と配電盤との間にワイヤをループ状に掛け渡し
て、モータなどによりワイヤを走行可能にすると共に、
走行するワイヤに電線を伴走させて配線する配線方法に
用いられる延線用治具であって、2つの被連結対象物を
回転自在及び折れ曲がり自在に連結することができて自
在性が高く、特に配線作業時に電線とワイヤの連結部の
自在性を高めた延線用治具を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、連結具の中央部材の一側方及び他側方にそれぞれ第
1の可動部材及び第2の可動部材を、該中央部材に対し
て任意の方向に動き得るようにそれぞれ支軸を介して連
結したことにより、中央部材に対する第1の可動部材及
び第2の可動部材の可動性をそれぞれ高め、2つの被連
結対象物を高い自在性でもって連結することができるよ
うにした。
【0006】請求項2に記載した発明は、請求項1記載
の発明において、前記第1の可動部材と前記中央部材と
の接触部及び前記第2の可動部材と前記中央部材との接
触部のうち、少なくとも一方の接触部を曲面形状に成形
したものである。それによって、第1の可動部材及び第
2の可動部材の少なくとも一方と中央部材との接触抵抗
を小さくして、中央部材に対して可動部材が円滑に動く
ようにした。
【0007】請求項3に記載した発明は、請求項2記載
の発明において、前記第1の可動部材と前記中央部材と
の接触部において、前記第1の可動部材の前記中央部材
に接触され得る部位及び前記中央部材の前記第1の可動
部材に接触され得る部位のうち、いずれか一方の接触部
位を凸状の曲面形状に成形し、もう一方の接触部位が前
記一方の接触部位の凸状の曲面上を摺動するようにした
ものである。それによって、第1の可動部材と中央部材
との接触抵抗が小さくなり、中央部材に対する第1の可
動部材の動きが円滑になる。
【0008】請求項4に記載した発明は、請求項3記載
の発明において、前記第2の可動部材と前記中央部材と
の接触部において、前記第2の可動部材の前記中央部材
に接触され得る部位及び前記中央部材の前記第2の可動
部材に接触され得る部位のうち、いずれか一方の接触部
位を凸状の曲面形状に成形し、もう一方の接触部位が前
記一方の接触部位の凸状の曲面上を摺動するようにした
ものである。それによって、第1の可動部材及び第2の
可動部材と中央部材との接触抵抗がともに小さくなり、
中央部材に対する第1の可動部材及び第2の可動部材の
動きが円滑になる。
【0009】請求項5に記載した発明は、請求項4記載
の発明において、前記中央部材の外側面の少なくとも2
ヶ所の部位を前記凸状の曲面形状に成形し、前記第1の
可動部材及び前記第2の可動部材をそれぞれ別々の箇所
の前記凸状の曲面部に外側から接するようにしたもので
ある。
【0010】請求項6に記載した発明は、請求項4記載
の発明において、前記中央部材を、その内部に前記第1
の可動部材及び前記第2の可動部材を収容する空間を有
する構成とし、一方、前記第1の可動部材及び前記第2
の可動部材のそれぞれの少なくとも一部の部位を前記凸
状の曲面形状に成形し、前記第1の可動部材及び前記第
2の可動部材を、中央部材の前記収容空間内に収容し、
かつそれぞれの前記凸状の曲面部にて前記中央部材に内
側から接しさせるようにしたものであり、上記請求項5
記載の連結具より小型化することができる。
【0011】請求項7に記載した発明は、請求項1、
2、3、4、5または6記載の発明において、前記第1
の可動部材及び前記第2の可動部材と前記中央部材とを
連結するそれぞれの前記支軸を、円柱状または円管状の
軸芯部と該軸芯部よりも太い抜止部とを有する構成とし
て軸芯部の軸線回りに回転自在にするとともに、該抜止
部の外周縁を凸状の曲面形状に成形したものである。そ
れによって、抜止部の接触抵抗が小さくなり、支軸の回
転が円滑になる。
【0012】請求項8に記載した発明は、請求項7記載
の発明において、前記中央部材に、前記支軸の軸芯部の
径よりも大きな径の支軸通し孔を設け、該支軸通し孔に
前記支軸を遊挿したものである。それによって、2つの
支軸がそれぞれの支軸通し孔内で独立して自由に動ける
ので、それら2つの支軸の可動性が高く、2つの被連結
対象物を高い自在性でもって連結することができる。
【0013】請求項9に記載した発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7または8記載の連結具を、その
一方の支軸に、巻かれた状態の電線の一端を連結し、も
う一方の支軸に、電線を巻き解きながら電線の一端を任
意の場所まで引張るワイヤを接続して、電線を任意の場
所から他の任意の場所まで配線する際に使用される治具
として用いることを特徴とするものである。この治具を
用いれば、電線とワイヤとを高い自在性でもって連結す
ることができるので、ドラムから電線が巻き解かれる際
に生じる撚りを吸収しながら、かつ、ダクトのコーナー
部等の折れ曲がった箇所でも円滑に配線作業を行なうこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図1乃至図5を参照しつつ、詳細に説明する。な
お、図1〜図3では、連結具の軸線ニ−ニ(一点鎖線で
示す)の上側は断面を表している。
【0015】図1には、本発明に係る連結具の一例が示
されている。この連結具2は、中央部材20の外側に一
対の可動部材(以下、第1の可動部材23及び第2の可
動部材24とする)が、中央部材20に対してそれぞれ
任意の方向に可動自在に取り付けられたものである。第
1の可動部材23と中央部材20、及び第2の可動部材
24と中央部材20はそれぞれそれらの中に通された一
対の支軸25,26及び該支軸25,26にそれぞれ外
側から螺合された一対の固定用のナット27,28によ
り相互に組み付けられている。
【0016】中央部材20は、例えば一対の分割体2
1,22が互いに螺合されて一体化された構成となって
いる。それら一対の分割体21,22には、支軸25,
26がそれぞれ通された貫通孔(以下、支軸通し孔と称
する)30,31が設けられている。支軸通し孔30,
31は、特に限定されないが、例えば中央部材20の軸
線(すなわち、連結具2の軸線ニ−ニ)が各孔30,3
1の中心を通るように設けられている。
【0017】支軸25,26は、それぞれ、例えば円柱
または円管状の軸芯部32,33の一方の端部に、該軸
芯部32,33よりも大きな径の略球状の抜止部34,
35が一体に設けられた構成となっている。各支軸2
5,26のもう一方の端部(図示省略)は、この連結具
2により相互に連結され得る2つの被連結対象物(図示
せず)がそれぞれ連結されるようになっている。つま
り、支軸25,26は連結部を兼ねている。
【0018】中央部材20の内側には、支軸25,26
の抜止部34,35が入れられた収納部36が設けられ
ている。支軸通し孔30,31はこの収納部36に連通
されている。支軸通し孔30,31の径は、それぞれ抜
止部34,35の径よりも小さくかつ軸芯部32,33
の径よりも大きくなっており、支軸25,26が中央部
材20から抜けないようになっている。そして、支軸通
し孔30,31は、それぞれの周縁の先端が抜止部3
4,35の略球面に対して円周状に線接触するようにな
っている。それによって、抜止部34,35と中央部材
20との接触面積が小さくなり、それらの接触抵抗が小
さくなる。従って、支軸25,26は、それらの軸線が
図1の軸線ホ−ホ,ヘ−ヘの間で軸線ニ−ニに対して任
意の角度をなすように回転することも、またそのように
回転した状態で例えば矢印ト,チ,リのように支軸2
5,26の軸線を中心としてその回りを回転すること
も、いずれも円滑にできるようになっている。
【0019】第1の可動部材23及び第2の可動部材2
4は、それぞれ半球よりも大きくなるように球の一部が
平面で切断され、さらにその内側がくり貫かれたような
略椀状に成形されている。それら各可動部材23,24
には、それぞれ支軸25,26の軸芯部32,33が通
された貫通孔(以下、支軸通し孔と称する)37,38
が設けられている。それら支軸通し孔37,38と軸芯
部32,33との間には遊びがあり、支軸25,26が
その軸線を中心として円滑に回転することができるよう
になっている。支軸通し孔37,38は、特に限定され
ないが、例えば中央部材20及び両可動部材23,24
が一直線状に並んだ時に連結具2の軸線ニーニが各孔3
7,38の中心を通るように設けられている。
【0020】中央部材20の、第1の可動部材23及び
第2の可動部材24の椀状の縁がそれぞれ接触する部分
の外側面は、例えば球面の一部のような凸状の曲面にな
っている。それによって、第1の可動部材23及び第2
の可動部材24のそれぞれの椀状の縁は、中央部材の凸
曲面に対して線接触することになる。従って各可動部材
23,24と中央部材20との接触抵抗が小さくなっ
て、両可動部材23,24はいずれも中央部材20に対
して円滑に動くことができるようになっている。
【0021】図2及び図3には、本発明に係る連結具の
他の例が示されている。この連結具4は、中央部材40
の内側に第1の可動部材43及び第2の可動部材44が
中央部材40に対してそれぞれ任意の方向に可動自在に
取り付けられたものである。第1の可動部材43と中央
部材40、及び第2の可動部材44と中央部材40は、
それぞれそれらの中に通された一対の支軸45,46及
び該支軸45,46にそれぞれ外側から無理嵌めされた
一対の固定用のリング47,48により相互に組み付け
られている。また、固定用リング47,48と中央部材
40との間にはそれぞれ防塵カバー62,63が介装さ
れている。
【0022】中央部材40は、例えば一対の分割体4
1,42が互いに螺合されて一体化された構成となって
いる。それら一対の分割体41,42には、支軸45,
46がそれぞれ通された支軸通し孔50,51が設けら
れている。支軸通し孔50,51は、特に限定されない
が、例えば連結具4の軸線ニ−ニが各孔50,51の中
心を通るように設けられている。
【0023】支軸45,46は、それぞれ、例えば円柱
または円管状の軸芯部52,53の一方の端部に、該軸
芯部52,53よりも大きな径の略円盤状の抜止部5
4,55が一体に設けられた構成となっている。各支軸
45,46のもう一方の端部(図示省略)は、この連結
具4により相互に連結され得る2つの被連結対象物(図
示せず)がそれぞれ連結される連結部になっている。ま
た、各支軸45,46には、それぞれ固定用リング4
7,48が嵌められる溝64,65が設けられている。
【0024】第1の可動部材43及び第2の可動部材4
4は、それぞれ例えば球の一部が互いに平行な2つの平
面で切断されたような形状をしている。そして、第1の
可動部材43及び第2の可動部材44には、それぞれ支
軸45,46の軸芯部52,53が通された支軸通し孔
57,58及び抜止部54,55が収容された凹部6
0,61が設けられている。支軸通し孔57,58は、
特に限定されないが、例えば中央部材40及び両可動部
材43,44が一直線状に並んだ時に連結具4の軸線ニ
ーニが各孔57,58の中心を通るように設けられてい
る。
【0025】中央部材40の内側には、支軸45,46
がそれぞれ通されてなる第1の可動部材43及び第2の
可動部材44が入れられた収納部56が設けられてい
る。支軸通し孔50,51はこの収納部56に連通され
ている。支軸通し孔50,51の径(例えば11.3m
m、図3参照)は、それぞれ第1の可動部材43及び第
2の可動部材44の最大径(例えば12mm、図3参照)
よりも小さくかつ軸芯部52,53の径よりも大きくな
っており、それら可動部材43,44及び支軸45,4
6が中央部材40から抜けないようになっている。
【0026】支軸通し孔50,51の周縁はそれぞれ外
側から内側に向かうに伴って孔径が徐々に狭まるように
傾斜しており、各々の周縁の先端は鋭角状になってい
る。それによって、各支軸通し孔50,51の周縁の先
端は、それぞれ第1の可動部材43及び第2の可動部材
44の外周面に対して線接触しており、接触抵抗が小さ
くなっている。一方、支軸通し孔57,58と軸芯部5
2,53との間には遊びがある。また、抜止部54,5
5の周縁の外周面は凸状の曲面になっており、抜止部5
4,55が収容された凹部60,61との接触抵抗が小
さくなっている。従って、支軸45,46は、それらの
軸線が図2の軸線ホ−ホ,ヘ−ヘの間で軸線ニ−ニに対
して任意の角度(例えば、最大20°)をなすように回
転することも、またそのように回転した状態で例えば矢
印ト,チ,リのように支軸45,46の軸線を中心とし
てその回りを回転することも、いずれも円滑にできるよ
うになっている。
【0027】中央部材40には、一対の分割体41,4
2の螺合状態が弛まないように、一方の分割体42を貫
通するねじ孔66にねじ部材67が締め込まれている。
【0028】防塵カバー62,63は、浅い椀状に成形
されており、それぞれの周縁及び内側面が中央部材40
の外側面に殆ど接触しないようになっている。すなわ
ち、防塵カバー62,63は、支軸45,46が任意に
回転するのを妨げないようになっている。なお、これら
の防塵カバー62,63は、省略してもよい。
【0029】次に、本発明に係る連結具の好適な使用例
として、上記連結具4を、工場等の建造物に付設された
ダクト内に電線を配線する際に使用される延線用治具と
して用いた場合について説明する。図4には、ダクトの
一例が示されている。配電盤等70から建造物の各配線
先の設備71までのダクト72の長さは数十メートル程
度から数キロメートルに及ぶことがある。その間、ダク
ト72は折れ曲がって配設されることがある。本発明に
係る連結具は、そのようにダクト72に折れ曲がり箇所
がある時に特に有効である。なお、連結具2を延線用治
具として用いた場合も同様であるので、他の用途に連結
具2を用いる場合については説明を省略する。
【0030】電線の配線作業は以下の通りである。ま
ず、図5(A)に示すように、ケーブル巻体73及び巻
き揚げ機74を配電盤等70の近くに用意するととも
に、配線先の設備71の近くに別の巻き揚げ機75を用
意する。ダクト72内に、滑車等を有するボビン状のガ
イド76(図4に黒丸で示した)を複数個適当な間隔を
開けてダクト72に沿って並べる。巻き揚げ機74,7
5に、ワイヤ77を巻き掛け、そのワイヤ77をガイド
76,76,…に沿わせる。ワイヤ77に例えば2個の
連結具4,4を取り付ける。その際、一方の連結具4が
一方の巻き揚げ機74の近く(すなわち、配電盤等70
の近く)に来た時に、もう一方の連結具4がもう一方の
巻き揚げ機75の近く(すなわち、設備71の近く)に
来るようにする。
【0031】いずれか一方の連結具4をケーブル巻体7
3の近くに位置させ、その連結具4にケーブル巻体73
の電線78の先端を連結する。巻き揚げ機74,75を
作動させて、図5(B)に示すように、電線78の先端
を設備71の近くまで送り、巻き揚げ機74,75を停
止させる。その際、電線78とワイヤ77に連結された
連結具4の各々の支軸45,46が任意の方向に回転し
て、電線78がケーブル巻体73のドラムから巻き解か
れていく際に生じる撚りが吸収され、かつ、ダクト72
のコーナー部等の折れ曲がった箇所でも円滑に配線作業
を行なうことができる。即ち、図2に示したように、支
軸45,46は軸線ホ−ホ,ヘ−ヘの間で軸線ニ−ニに
対して任意の角度(この実施形態では、約20度)をな
すように回転するので、ダクト72のコーナー部等の折
れ曲がった箇所でも円滑に連結具4が走行する。またそ
のように回転した状態で例えば矢印ト,チ,リのように
支軸45,46の軸線を中心としてその回りを回転する
ので、電線78がケーブル巻体73のドラムから巻き解
かれていく際に生じる撚りが、支軸45,46の回転に
よって吸収され、解消される。次に連結具4から電線7
8を外すとともに、ケーブル巻体73から延びる電線7
8を配電盤等70の近くで切断する。ここまでで、配電
盤等70から設備71まで1本の電線78が引かれたこ
とになる。この時点で、最初に設備71側にいた連結具
4は配電盤等70側に移動してきている。
【0032】続いて、図5(C)に示すように、配電盤
等70側に移動してきた連結具4に再び電線78の先端
を連結し、巻き揚げ機74,75を逆向きに作動させ
て、図5(D)に示すように、電線78の先端を設備7
1の近くまで送る。巻き揚げ機74,75の停止後、連
結具4からの電線78の取外し及び配電盤等70の近く
での電線78の切断を行う。ここまでで、配電盤等70
から設備71まで合計2本の電線78が引かれたことに
なる。この時点で、最初に配電盤等70側にいた連結具
4は再び配電盤等70側に戻ってきている。従って、そ
の戻ってきた連結具4に再び電線78を連結して設備7
1側に送る。以降、所定の本数の電線78を引くまで上
述した手順を繰り返す。
【0033】なお、連結具4とワイヤ77とは公知の手
段により連結される。例えば、ワイヤ77にリングを取
り付けておくとともに、連結具4の支軸46の先端にフ
ックを取り付け、そのフックをリングに引っ掛けるよう
にしてもよい。支軸46とフックとの結合は例えばねじ
込み式になっている。あるいは、支軸46の先端をフッ
ク状に形成してもよい。そうすれば、フックが不要とな
る。連結具4と電線78とは、例えば連結具4の支軸4
5の先端にリング79を取り付け、そのリング79に電
線78を細いワイヤ等で縛り付けるようにして連結され
る。なお、前記連結具2を延線用治具として用いても上
記連結具4と同様な作用効果を奏する。
【0034】上記実施例によれば、連結具2,4は、中
央部材20,40にそれぞれ第1の可動部材23,43
及び第2の可動部材24,44を、中央部材20,40
に対して任意の方向に動き得るようにそれぞれ支軸2
5,26,45,46を介して連結した構成となってい
るため、この連結具2,4を用いれば、2つの被連結対
象物を高い自在性でもって連結することができる。ま
た、第2の実施例の連結具4は、第1の実施例の連結具
2よりも小型化できる。さらに、連結具2,4を延線用
治具として用いることにより、電線78とワイヤ77と
が高い自在性でもって連結されるので、ケーブル巻体7
3から電線78が巻き解かれる際に生じる撚りを吸収し
ながら配線作業を行なうことができる。従って、ダクト
72に折れ曲がり等があっても、ダクト72内に電線7
8を支障なく配線することができる。
【0035】なお、連結具は上記実施例の構成のものに
限らず、種々設計変更可能であるのはいうまでもない。
また、連結具の用途は延線用治具に限らず、2つの被連
結対象物を連結する場合に使用できる。さらに、連結部
を兼ねた支軸を3本、4本、あるいはそれ以上設けて、
3つ以上の被連結対象物を連結するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、連結具
を、中央部材の一側方及び他側方にそれぞれ第1の可動
部材及び第2の可動部材が、中央部材に対して任意の方
向に動き得るようにそれぞれ支軸を介して連結された構
成としたため、この連結具を用いれば、2つの被連結対
象物を高い自在性でもって連結することができる。
【0037】請求項2、3、4、5、6記載の発明によ
れば、第1の可動部材と中央部材との接触部及び第2の
可動部材と中央部材との接触部のうち、一方または両方
の接触部が凸状等の曲面形状に成形されてなる構成とし
たため、可動部材と中央部材との接触抵抗が小さくな
り、連結具の動きが円滑になる。また、請求項6記載の
連結具は、請求項5記載の連結具よりも小型化できる。
【0038】請求項7記載の発明によれば、可動部材と
中央部材とを連結する支軸の軸芯部が円柱状または円管
状のものであり、抜止部の外周縁が凸状の曲面形状に成
形されてなる構成としたため、抜止部の接触抵抗が小さ
くなり、支軸の回転が円滑になる。
【0039】請求項8記載の発明によれば、中央部材
に、支軸の軸芯部の径よりも大きな径の支軸通し孔が設
けられており、その支軸通し孔に支軸が遊挿されてなる
構成としたため、2つの支軸がそれぞれの支軸通し孔内
で独立して自由に動けるので、それら2つの支軸の可動
性が高く、2つの被連結対象物を高い自在性でもって連
結することができる。
【0040】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
1乃至は8記載の連結具を、ダクト内に電線を配線する
際に電線とワイヤとの連結に使用される延線用の治具と
して用いるようにしたため、電線とワイヤとを高い自在
性でもって連結することができるので、ドラムから電線
が巻き解かれる際に生じる撚りを吸収しながら配線作業
を行なうことができる。従って、ダクトに折れ曲がり等
があっても、ダクト内に電線を支障なく配線することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結具の一例の正面及び部分断面
図である。
【図2】本発明に係る連結具の他の例の正面及び部分断
面図である。
【図3】その連結具の分解図である。
【図4】本発明に係る連結具を延線用治具として用いて
ダクト内に電線を配線する際の配線経路を説明する説明
図である。
【図5】同連結具を延線用治具として用いた使用例を説
明する説明図である。
【符号の説明】
ニ−ニ 連結具の軸線 2,4 連結具 20,40 中央部材 21,22,41,42 分割体 23,43 第1の可動部材 24,44 第2の可動部材 25,26,45,46 支軸 27,28 ナット 30,31,37,38,50,51,57,58 支
軸通し孔 32,33,52,53 軸芯部 34,35,54,55 抜止部 36,56 収納部 47,48 リング 60,61 凹部 62,63 防塵カバー 64,65 溝 66 ねじ孔 67 ねじ部材 70 配電盤等 71 設備 72 ダクト 73 ケーブル巻体 74,75 巻き揚げ機 76 ガイド 77 ワイヤ 78 電線 79 リング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部材の一側方及び他側方にそれぞれ
    第1の可動部材及び第2の可動部材が、該中央部材に対
    して任意の方向に動き得るようにそれぞれ支軸を介して
    連結されていることを特徴とする連結具。
  2. 【請求項2】 前記第1の可動部材と前記中央部材との
    接触部及び前記第2の可動部材と前記中央部材との接触
    部のうち、少なくとも一方の接触部は曲面形状に成形さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の連結具。
  3. 【請求項3】 前記第1の可動部材と前記中央部材との
    接触部において、前記第1の可動部材の前記中央部材に
    接触され得る部位及び前記中央部材の前記第1の可動部
    材に接触され得る部位のうち、いずれか一方の接触部位
    は凸状の曲面形状に成形されており、もう一方の接触部
    位は前記一方の接触部位の凸状の曲面上を摺動されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項2記載の連結
    具。
  4. 【請求項4】 前記第2の可動部材と前記中央部材との
    接触部において、前記第2の可動部材の前記中央部材に
    接触され得る部位及び前記中央部材の前記第2の可動部
    材に接触され得る部位のうち、いずれか一方の接触部位
    は凸状の曲面形状に成形されており、もう一方の接触部
    位は前記一方の接触部位の凸状の曲面上を摺動されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項3記載の連結
    具。
  5. 【請求項5】 前記中央部材の外側面の少なくとも2ヶ
    所の部位は前記凸状の曲面形状に成形されており、前記
    第1の可動部材及び前記第2の可動部材はそれぞれ別々
    の箇所の前記凸状の曲面部に外側から接していることを
    特徴とする請求項4記載の連結具。
  6. 【請求項6】 前記中央部材は、その内部に前記第1の
    可動部材及び前記第2の可動部材を収容する空間を有
    し、一方、前記第1の可動部材及び前記第2の可動部材
    のそれぞれの少なくとも一部の部位は前記凸状の曲面形
    状に成形されており、前記第1の可動部材及び前記第2
    の可動部材は、中央部材の前記収容空間内に収容され、
    かつそれぞれの前記凸状の曲面部にて前記中央部材に内
    側から接していることを特徴とする請求項4記載の連結
    具。
  7. 【請求項7】 前記第1の可動部材及び前記第2の可動
    部材と前記中央部材とを連結するそれぞれの前記支軸
    は、円柱状または円管状の軸芯部と該軸芯部よりも太い
    抜止部とを有し、軸芯部の軸線回りに回転自在にされて
    いると共に、該抜止部の外周縁は凸状の曲面形状に成形
    されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    または6記載の連結具。
  8. 【請求項8】 前記中央部材には、前記支軸の軸芯部の
    径よりも大きな径の支軸通し孔が設けられており、該支
    軸通し孔に前記支軸が遊挿されていることを特徴とする
    請求項7記載の連結具。
  9. 【請求項9】 一方の前記支軸に、巻かれた状態の電線
    の一端が連結され、もう一方の前記支軸に、前記電線を
    巻き解きながら電線の前記一端を任意の場所まで引張る
    ワイヤが接続され、電線を任意の場所から他の任意の場
    所まで配線する際に電線を前記ワイヤに連結する治具で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7または8記載の連結具。
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