JPH09304593A - コンクリート剥離装置 - Google Patents
コンクリート剥離装置Info
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- JPH09304593A JPH09304593A JP31974496A JP31974496A JPH09304593A JP H09304593 A JPH09304593 A JP H09304593A JP 31974496 A JP31974496 A JP 31974496A JP 31974496 A JP31974496 A JP 31974496A JP H09304593 A JPH09304593 A JP H09304593A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート剥離装置の制御性、作業性およ
び信頼性が低かった。 【解決手段】 マイクロ波を発生させるジャイロトロン
装置6と、このジャイロトロン装置の出力端に設けられ
ジャイロトロン装置から出力されるマイクロ波を放射す
る放射器8と、この放射器に対向して設けられ放射器か
ら放射されたマイクロ波をジャイロトロン装置の軸6a
と交わる方向に反射させかつ集束させて被照射体4に照
射する反射鏡9と、少なくとも放射器と反射鏡とを両者
の位置関係を維持した状態でジャイロトロン装置の軸6
aに並行な軸26の回りに回転させる第1の回転手段2
2とを備えた。また、ジャイロトロン装置はその出力端
が下方に位置するように設置され、放射器と反射鏡がジ
ャイロトロン装置より下側に配置された。反射鏡で反射
されたマイクロ波の伝搬経路中に配置され、反射された
マイクロ波の伝搬経路を屈曲させる平面鏡を備えた。
び信頼性が低かった。 【解決手段】 マイクロ波を発生させるジャイロトロン
装置6と、このジャイロトロン装置の出力端に設けられ
ジャイロトロン装置から出力されるマイクロ波を放射す
る放射器8と、この放射器に対向して設けられ放射器か
ら放射されたマイクロ波をジャイロトロン装置の軸6a
と交わる方向に反射させかつ集束させて被照射体4に照
射する反射鏡9と、少なくとも放射器と反射鏡とを両者
の位置関係を維持した状態でジャイロトロン装置の軸6
aに並行な軸26の回りに回転させる第1の回転手段2
2とを備えた。また、ジャイロトロン装置はその出力端
が下方に位置するように設置され、放射器と反射鏡がジ
ャイロトロン装置より下側に配置された。反射鏡で反射
されたマイクロ波の伝搬経路中に配置され、反射された
マイクロ波の伝搬経路を屈曲させる平面鏡を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波からミ
リ波領域の電磁波を発生するジャイロトロン装置を用い
て、発生した大電力マイクロ波を汚染された被照射体で
あるコンクリートの表面に照射することにより、コンク
リートを剥離するコンクリート剥離装置に関するもので
ある。
リ波領域の電磁波を発生するジャイロトロン装置を用い
て、発生した大電力マイクロ波を汚染された被照射体で
あるコンクリートの表面に照射することにより、コンク
リートを剥離するコンクリート剥離装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】西暦2010年以降においては、現在稼
働中の原子力発電所(以下「原発」と略記する)の施設
が寿命を迎えるものが多く出てくる。また、原発の立地
難は今後とも解消される見通しはなく、増加の一途にあ
る電力需要を満たすためには同一場所に再建設できるこ
とが望ましい。このためには、必ず原発施設の解体作業
が必要であり、その解体作業の際の放射線被爆を可能な
限り減少させるためには、事前に放射化物質を撤去する
ことが必須条件となる。
働中の原子力発電所(以下「原発」と略記する)の施設
が寿命を迎えるものが多く出てくる。また、原発の立地
難は今後とも解消される見通しはなく、増加の一途にあ
る電力需要を満たすためには同一場所に再建設できるこ
とが望ましい。このためには、必ず原発施設の解体作業
が必要であり、その解体作業の際の放射線被爆を可能な
限り減少させるためには、事前に放射化物質を撤去する
ことが必須条件となる。
【0003】一般に、原発施設の廃炉措置において発生
するコンクリート廃棄物の占める割合は90%を越えて
いるが、このコンクリート廃棄物の中で放射化レベルの
高い部分はわずかである。したがって、このコンクリー
ト廃棄物を放射化レベルの高い部分と低い部分とに区分
管理し、効率的な処理が可能となる解体工法が求められ
ている。
するコンクリート廃棄物の占める割合は90%を越えて
いるが、このコンクリート廃棄物の中で放射化レベルの
高い部分はわずかである。したがって、このコンクリー
ト廃棄物を放射化レベルの高い部分と低い部分とに区分
管理し、効率的な処理が可能となる解体工法が求められ
ている。
【0004】図26は炉内が円筒形に構築された加圧水
型原子炉の炉内構造物を撤去した後の状態を示し、また
図27は沸騰水型原子炉の炉内構造物を撤去した後の状
態を示している。炉内構造物の撤去後は遮蔽コンクリー
ト体が残るが、そのコンクリート体のうち特に放射化さ
れているのは、炉心の周囲の生体遮蔽壁と呼ばれる図中
のaの放射化部分である。また、図28(財団法人 原
子力施設デュミッショニング研究協会主催「第六回 報
告と講演の会」 H6.11.7)に示すように、コン
クリート面への放射能の浸透汚染深さは、所定の条件下
でコバルト60で4mm、セシウム137で11mm程
度である。したがって、原発施設の解体に伴う放射能被
爆を極力減少させるためには、汚染部分を先に撤去する
ことが必要である。
型原子炉の炉内構造物を撤去した後の状態を示し、また
図27は沸騰水型原子炉の炉内構造物を撤去した後の状
態を示している。炉内構造物の撤去後は遮蔽コンクリー
ト体が残るが、そのコンクリート体のうち特に放射化さ
れているのは、炉心の周囲の生体遮蔽壁と呼ばれる図中
のaの放射化部分である。また、図28(財団法人 原
子力施設デュミッショニング研究協会主催「第六回 報
告と講演の会」 H6.11.7)に示すように、コン
クリート面への放射能の浸透汚染深さは、所定の条件下
でコバルト60で4mm、セシウム137で11mm程
度である。したがって、原発施設の解体に伴う放射能被
爆を極力減少させるためには、汚染部分を先に撤去する
ことが必要である。
【0005】従来、マイクロ波の発生源としてマグネト
ロンを利用して放射化されたコンクリートを層状に剥離
するコンクリート表層剥離装置が知られており(ヤスナ
ガ等、「JPDRにおいてのコンクリート表層のマイクロ波
による汚染除去」反応器の解体国際シンポジウム記録
第109頁〜第115頁 1987年10月4〜8日)、図29はそ
のコンクリート表層剥離装置の全体斜視図である。図に
おいて、1はマイクロ波発生源であるマグネトロン(周
波数2.45GHz、出力5kWまたは10kW)、2
はこのマグネトロン1に接続されマグネトロン1で発生
したマイクロ波を低損失で伝送する導波管、3は導波管
2の先端部に設けられマグネトロン1から導波管2を介
して伝送されてきたマイクロ波を被照射体であるコンク
リート体4に向けて照射する電磁ホーン、5は電磁ホー
ン3に隣接して設けられ剥離されたコンクリート片を吸
い取って回収する真空ホースである。
ロンを利用して放射化されたコンクリートを層状に剥離
するコンクリート表層剥離装置が知られており(ヤスナ
ガ等、「JPDRにおいてのコンクリート表層のマイクロ波
による汚染除去」反応器の解体国際シンポジウム記録
第109頁〜第115頁 1987年10月4〜8日)、図29はそ
のコンクリート表層剥離装置の全体斜視図である。図に
おいて、1はマイクロ波発生源であるマグネトロン(周
波数2.45GHz、出力5kWまたは10kW)、2
はこのマグネトロン1に接続されマグネトロン1で発生
したマイクロ波を低損失で伝送する導波管、3は導波管
2の先端部に設けられマグネトロン1から導波管2を介
して伝送されてきたマイクロ波を被照射体であるコンク
リート体4に向けて照射する電磁ホーン、5は電磁ホー
ン3に隣接して設けられ剥離されたコンクリート片を吸
い取って回収する真空ホースである。
【0006】このように構成されたコンクリート剥離装
置では、マグネトロン1で発生したマイクロ波は、導波
管2を通って電磁ホーン3からコンクリート体4に向け
て照射される。照射されたマイクロ波はコンクリート体
4の表面から内部へと浸透するが、マイクロ波のエネル
ギーは誘電損失により次第に吸収されて熱に変換され
る。マイクロ波のエネルギーはコンクリート体4中に含
まれている水分にも吸収されるため、水分が急速に気化
膨張して内部圧力が上昇し、且つコンクリート体の発熱
による歪応力も加わって、コンクリート体4の表面層は
爆裂し、コンクリート片となって剥離される。剥離した
コンクリート片は真空ホース5によって吸い取られて回
収される。
置では、マグネトロン1で発生したマイクロ波は、導波
管2を通って電磁ホーン3からコンクリート体4に向け
て照射される。照射されたマイクロ波はコンクリート体
4の表面から内部へと浸透するが、マイクロ波のエネル
ギーは誘電損失により次第に吸収されて熱に変換され
る。マイクロ波のエネルギーはコンクリート体4中に含
まれている水分にも吸収されるため、水分が急速に気化
膨張して内部圧力が上昇し、且つコンクリート体の発熱
による歪応力も加わって、コンクリート体4の表面層は
爆裂し、コンクリート片となって剥離される。剥離した
コンクリート片は真空ホース5によって吸い取られて回
収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マグネトロン1により
発生したマイクロ波を利用する従来のコンクリート剥離
装置は以上のように構成されており、1台のマグネトロ
ンが発生するマイクロ波は、周波数2.45GHzでは
出力は高々10kW程度であり(前記のヤスナガ等によ
る論文では、2.45GHz、5kWのマグネトロンを
3台並列で使用している)、マイクロ波出力は不足して
いる。また、マイクロ波を空間に放射すると拡散し、被
照射体上でのマイクロ波の電力密度が低下する。このた
め、所定の照射強度を確保するため、図29に示されて
いるように、電磁ホーン3をコンクリート体4に接近
(例えば20mm程度の間隔)させて照射する必要があ
る。したがって、コンクリート体4の被照射面が円筒形
状の場合(図26および図27に示す加圧水型原子炉、
および沸騰水型原子炉の炉内は円筒形状に構築されてい
る)には、電磁ホーン3をコンクリート体4の表面に接
近させるために、その表面形状に対応した形状の電磁ホ
ーンを用意する必要があった。また、コンクリート体4
の表面の広い面積についてコンクリートを剥離するため
には、マイクロ波をコンクリート面上で走査する必要が
あるが、このためにはマグネトロン1、導波管2、電磁
ホーン3を含めて装置全体を移動させる必要があり、コ
ンクリート表層の剥離作業性が悪いという問題もあっ
た。
発生したマイクロ波を利用する従来のコンクリート剥離
装置は以上のように構成されており、1台のマグネトロ
ンが発生するマイクロ波は、周波数2.45GHzでは
出力は高々10kW程度であり(前記のヤスナガ等によ
る論文では、2.45GHz、5kWのマグネトロンを
3台並列で使用している)、マイクロ波出力は不足して
いる。また、マイクロ波を空間に放射すると拡散し、被
照射体上でのマイクロ波の電力密度が低下する。このた
め、所定の照射強度を確保するため、図29に示されて
いるように、電磁ホーン3をコンクリート体4に接近
(例えば20mm程度の間隔)させて照射する必要があ
る。したがって、コンクリート体4の被照射面が円筒形
状の場合(図26および図27に示す加圧水型原子炉、
および沸騰水型原子炉の炉内は円筒形状に構築されてい
る)には、電磁ホーン3をコンクリート体4の表面に接
近させるために、その表面形状に対応した形状の電磁ホ
ーンを用意する必要があった。また、コンクリート体4
の表面の広い面積についてコンクリートを剥離するため
には、マイクロ波をコンクリート面上で走査する必要が
あるが、このためにはマグネトロン1、導波管2、電磁
ホーン3を含めて装置全体を移動させる必要があり、コ
ンクリート表層の剥離作業性が悪いという問題もあっ
た。
【0008】図30は、特願平7−240068号明細
書に示されている先行のジャイロトロン装置を用いたコ
ンクリート表層剥離装置である。図において、6はジャ
イロトロン装置(特願平7−240068号明細書中で
はジャイロトロンと称している)である。ジャイロトロ
ン装置6は、図29に示されているマグネトロン1より
も1桁以上高い周波数(例えば28GHz)で10kW
以上の大電力マイクロ波を連続的に発生できる電子管で
ある。7はこのジャイロトロン装置6に接続され、大電
力マイクロ波を伝送する導波管、8はこの導波管7の先
端部に設けられ、ジャイロトロン装置6から導波管7を
介して伝送された大電力マイクロ波を放射する放射器
(特願平7−240068号明細書中では照射器と称し
ている)、9はこの放射器8に対向して設置され、放射
器8から放射された大電力マイクロ波を被照射体として
のコンクリート体4に集束させて照射する回転型反射
鏡、11はジャイロトロン装置6に隣接して設置されジ
ャイロトロン装置6を冷却する冷却装置、12はこれら
の機器を吊ってコンクリート体4にアクセスする移動手
段としてのクレーンである。反射鏡9はコンクリート体
4に対するマイクロ波の照射位置を移動可能にする手段
(具体的には反射鏡9を矢印Aに示すように回転させた
り、矢印Bに示すように起倒できるようになっている)
が設けられている。また、反射鏡9はコンクリート体4
に対するマイクロ波の照射面積を変えられる手段(反射
鏡9を矢印Cに示すように移動できるようになってい
る)も設けられている。13はジャイロトロン装置6を
動作させるためのジャイロトロン電源、14はジャイロ
トロン電源13や回転型反射鏡9の位置、回転角、仰角
などを制御するための遠隔制御装置である。ジャイロト
ロン電源13および遠隔制御装置14はクレーン12の
吊り下げ荷重を軽減するためにクレーン12には搭載さ
れないで別の場所に設置され、ジャイロトロン装置6や
反射鏡9とはケーブル(図示せず)で接続されている。
このようなコンクリート表層剥離装置では、前述の特願
平7−240068号明細書中で詳述されているよう
に、ジャイロトロン装置の周波数や出力が大きいことか
ら、マグネトロン1とジャイロトロン6の電界強度が同
一であるとしてもジャイロトロン6の方が出力周波数が
大きいので熱効率は大幅に向上し、汚染部分の剥離効率
も向上する。また、移動手段であるクレーン12を用い
て汚染部分にジャイロトロン装置6等を簡単にアクセス
することができ、図29で説明したマグネトロンを用い
たコンクリート表層剥離装置のように作業用架台を組
み、その作業用架台上でマイクロ波照射装置を移動させ
てコンクリート体4の表層剥離作業を行わないで済み、
さらに、導波管2や電磁ホーン3を用いてコンクリート
体4の表面近傍までマイクロ波をガイドする必要がない
ため、作業効率が著しく向上する。
書に示されている先行のジャイロトロン装置を用いたコ
ンクリート表層剥離装置である。図において、6はジャ
イロトロン装置(特願平7−240068号明細書中で
はジャイロトロンと称している)である。ジャイロトロ
ン装置6は、図29に示されているマグネトロン1より
も1桁以上高い周波数(例えば28GHz)で10kW
以上の大電力マイクロ波を連続的に発生できる電子管で
ある。7はこのジャイロトロン装置6に接続され、大電
力マイクロ波を伝送する導波管、8はこの導波管7の先
端部に設けられ、ジャイロトロン装置6から導波管7を
介して伝送された大電力マイクロ波を放射する放射器
(特願平7−240068号明細書中では照射器と称し
ている)、9はこの放射器8に対向して設置され、放射
器8から放射された大電力マイクロ波を被照射体として
のコンクリート体4に集束させて照射する回転型反射
鏡、11はジャイロトロン装置6に隣接して設置されジ
ャイロトロン装置6を冷却する冷却装置、12はこれら
の機器を吊ってコンクリート体4にアクセスする移動手
段としてのクレーンである。反射鏡9はコンクリート体
4に対するマイクロ波の照射位置を移動可能にする手段
(具体的には反射鏡9を矢印Aに示すように回転させた
り、矢印Bに示すように起倒できるようになっている)
が設けられている。また、反射鏡9はコンクリート体4
に対するマイクロ波の照射面積を変えられる手段(反射
鏡9を矢印Cに示すように移動できるようになってい
る)も設けられている。13はジャイロトロン装置6を
動作させるためのジャイロトロン電源、14はジャイロ
トロン電源13や回転型反射鏡9の位置、回転角、仰角
などを制御するための遠隔制御装置である。ジャイロト
ロン電源13および遠隔制御装置14はクレーン12の
吊り下げ荷重を軽減するためにクレーン12には搭載さ
れないで別の場所に設置され、ジャイロトロン装置6や
反射鏡9とはケーブル(図示せず)で接続されている。
このようなコンクリート表層剥離装置では、前述の特願
平7−240068号明細書中で詳述されているよう
に、ジャイロトロン装置の周波数や出力が大きいことか
ら、マグネトロン1とジャイロトロン6の電界強度が同
一であるとしてもジャイロトロン6の方が出力周波数が
大きいので熱効率は大幅に向上し、汚染部分の剥離効率
も向上する。また、移動手段であるクレーン12を用い
て汚染部分にジャイロトロン装置6等を簡単にアクセス
することができ、図29で説明したマグネトロンを用い
たコンクリート表層剥離装置のように作業用架台を組
み、その作業用架台上でマイクロ波照射装置を移動させ
てコンクリート体4の表層剥離作業を行わないで済み、
さらに、導波管2や電磁ホーン3を用いてコンクリート
体4の表面近傍までマイクロ波をガイドする必要がない
ため、作業効率が著しく向上する。
【0009】しかしながら、コンクリートの剥離はマイ
クロ波の電力密度やマイクロ波の焦点の位置、照射時間
などの影響を受けるため、図30に示されたコンクリー
ト表層剥離装置では、剥離が進むにつれて反射鏡9の向
き(矢印A、B)や距離(矢印C)を細かく調整するな
ど照射条件を微妙に制御する必要があるという問題があ
った。また、ジャイロトロン装置6などを搭載した台の
下側、特に原子炉生体遮蔽壁の底面コンクリートへのマ
イクロ波照射が困難であるという問題もあった。さら
に、導波管7に曲がった部分があるため導波管7内部で
マイクロ波のモード変換や反射があり剥離効率が悪くな
るという問題もあった。
クロ波の電力密度やマイクロ波の焦点の位置、照射時間
などの影響を受けるため、図30に示されたコンクリー
ト表層剥離装置では、剥離が進むにつれて反射鏡9の向
き(矢印A、B)や距離(矢印C)を細かく調整するな
ど照射条件を微妙に制御する必要があるという問題があ
った。また、ジャイロトロン装置6などを搭載した台の
下側、特に原子炉生体遮蔽壁の底面コンクリートへのマ
イクロ波照射が困難であるという問題もあった。さら
に、導波管7に曲がった部分があるため導波管7内部で
マイクロ波のモード変換や反射があり剥離効率が悪くな
るという問題もあった。
【0010】また、コンクリートの剥離は、コンクリー
ト中の水分が直接および間接的にマイクロ波のパワーを
吸収して温度上昇し、沸点を超えて気化膨張することに
より内部圧力が上昇し、爆裂することによって起こる。
したがって、コンクリートの剥離には水分が重要な役目
を果たすと言える。コンクリート体4表面が剥離された
後にその奥から現れる部分や、マイクロ波の照射箇所周
辺部のコンクリートも、比較的電力密度の小さいマイク
ロ波の吸収や、剥離部分からの熱伝導により温度上昇す
る。この部分の温度上昇は比較的遅いため、コンクリー
ト中の水分は気化膨張しても、圧力が爆裂に必要な大き
さにまで上昇する前にコンクリート内部の微小な間隙を
通り、水蒸気としてコンクリートの外部へ放出される。
これらの部分は、これから剥離されるべき部分であり、
前記の現象によりその部分の水分がコンクリートを爆裂
させるには不足した状態となり、剥離に影響がでるとい
う問題があった。
ト中の水分が直接および間接的にマイクロ波のパワーを
吸収して温度上昇し、沸点を超えて気化膨張することに
より内部圧力が上昇し、爆裂することによって起こる。
したがって、コンクリートの剥離には水分が重要な役目
を果たすと言える。コンクリート体4表面が剥離された
後にその奥から現れる部分や、マイクロ波の照射箇所周
辺部のコンクリートも、比較的電力密度の小さいマイク
ロ波の吸収や、剥離部分からの熱伝導により温度上昇す
る。この部分の温度上昇は比較的遅いため、コンクリー
ト中の水分は気化膨張しても、圧力が爆裂に必要な大き
さにまで上昇する前にコンクリート内部の微小な間隙を
通り、水蒸気としてコンクリートの外部へ放出される。
これらの部分は、これから剥離されるべき部分であり、
前記の現象によりその部分の水分がコンクリートを爆裂
させるには不足した状態となり、剥離に影響がでるとい
う問題があった。
【0011】また、コンクリート壁面上の既に剥離され
た部分とまだの部分の識別ができないという問題があっ
た。また、コンクリート壁中には鉄筋があるが、剥離が
進んで鉄筋が露出すると鉄筋によってマイクロ波が反射
されたり、放電が起きたり、鉄筋が加熱されたりする。
これまでの装置では鉄筋が露出したかどうかの判断が行
えないという問題があった。さらに、遠隔操作で運転す
る場合、コンクリート壁上のマイクロ波の照射位置を事
前に正確に確認することが困難であるという問題があっ
た。
た部分とまだの部分の識別ができないという問題があっ
た。また、コンクリート壁中には鉄筋があるが、剥離が
進んで鉄筋が露出すると鉄筋によってマイクロ波が反射
されたり、放電が起きたり、鉄筋が加熱されたりする。
これまでの装置では鉄筋が露出したかどうかの判断が行
えないという問題があった。さらに、遠隔操作で運転す
る場合、コンクリート壁上のマイクロ波の照射位置を事
前に正確に確認することが困難であるという問題があっ
た。
【0012】また、反射鏡9で反射されたマイクロ波は
マイクロ波ビームとなって進む。このマイクロ波ビーム
は反射鏡9からある距離のところで、その伝搬方向に垂
直な面内での断面積が最小になる。これをマイクロ波の
焦点と呼び、反射鏡9から焦点までの距離を焦点距離と
呼ぶ。効率良く剥離を行うためには、コンクリート体4
表面に対して焦点を最適なところに位置させる必要があ
るが、剥離が進むにつれコンクリート体4表面はコンク
リート剥離装置から遠ざかり、マイクロ波の焦点がコン
クリート体4表面に対し最適なところに位置させ続ける
事ができなくなるという問題があった。
マイクロ波ビームとなって進む。このマイクロ波ビーム
は反射鏡9からある距離のところで、その伝搬方向に垂
直な面内での断面積が最小になる。これをマイクロ波の
焦点と呼び、反射鏡9から焦点までの距離を焦点距離と
呼ぶ。効率良く剥離を行うためには、コンクリート体4
表面に対して焦点を最適なところに位置させる必要があ
るが、剥離が進むにつれコンクリート体4表面はコンク
リート剥離装置から遠ざかり、マイクロ波の焦点がコン
クリート体4表面に対し最適なところに位置させ続ける
事ができなくなるという問題があった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、コンクリート剥離装置の制御性、
作業性を格段に良くすることを目的とし、さらに、底面
コンクリートの剥離も容易に行うことができ、また剥離
効率の良いコンパクトな、さらに確実に剥離を行える信
頼性の高いコンクリート剥離装置とすることを目的とし
ている。
めになされたもので、コンクリート剥離装置の制御性、
作業性を格段に良くすることを目的とし、さらに、底面
コンクリートの剥離も容易に行うことができ、また剥離
効率の良いコンパクトな、さらに確実に剥離を行える信
頼性の高いコンクリート剥離装置とすることを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るコンク
リート剥離装置は、マイクロ波を発生させるジャイロト
ロン装置と、このジャイロトロン装置の出力端に設けら
れ前記ジャイロトロン装置から出力されるマイクロ波を
放射する放射器と、この放射器に対向して設けられ前記
放射器から放射されたマイクロ波を前記ジャイロトロン
装置の軸と交わる方向に集束させて被照射体に照射する
反射鏡と、少なくとも前記放射器と前記反射鏡とを両者
の位置関係を維持した状態で前記ジャイロトロン装置の
軸に並行な軸の回りに回転させる第1の回転手段とを備
えたものである。
リート剥離装置は、マイクロ波を発生させるジャイロト
ロン装置と、このジャイロトロン装置の出力端に設けら
れ前記ジャイロトロン装置から出力されるマイクロ波を
放射する放射器と、この放射器に対向して設けられ前記
放射器から放射されたマイクロ波を前記ジャイロトロン
装置の軸と交わる方向に集束させて被照射体に照射する
反射鏡と、少なくとも前記放射器と前記反射鏡とを両者
の位置関係を維持した状態で前記ジャイロトロン装置の
軸に並行な軸の回りに回転させる第1の回転手段とを備
えたものである。
【0015】第2の発明に係るコンクリート剥離装置
は、前記ジャイロトロン装置はその出力端が下方に位置
するように設置され、放射器と反射鏡が前記ジャイロト
ロン装置より下側に配置されたものである。
は、前記ジャイロトロン装置はその出力端が下方に位置
するように設置され、放射器と反射鏡が前記ジャイロト
ロン装置より下側に配置されたものである。
【0016】第3の発明に係るコンクリート剥離装置
は、前記反射鏡で反射されたマイクロ波の伝搬経路中に
配置され、前記反射されたマイクロ波の伝搬経路を屈曲
させる平面鏡を備えたものである。
は、前記反射鏡で反射されたマイクロ波の伝搬経路中に
配置され、前記反射されたマイクロ波の伝搬経路を屈曲
させる平面鏡を備えたものである。
【0017】第4の発明に係るコンクリート剥離装置
は、前記平面鏡はマイクロ波の伝搬経路中への出し入れ
可能に構成されているものである。
は、前記平面鏡はマイクロ波の伝搬経路中への出し入れ
可能に構成されているものである。
【0018】第5の発明に係るコンクリート剥離装置
は、ジャイロトロン装置、放射器、および反射鏡を前記
放射器と反射鏡の位置関係を維持した状態で前記ジャイ
ロトロン装置の軸と交わる軸の回りに回転させる第2の
回転手段を備えたものである。
は、ジャイロトロン装置、放射器、および反射鏡を前記
放射器と反射鏡の位置関係を維持した状態で前記ジャイ
ロトロン装置の軸と交わる軸の回りに回転させる第2の
回転手段を備えたものである。
【0019】第6の発明に係るコンクリート剥離装置
は、前記ジャイロトロン装置はマイクロ波を発生するジ
ャイロトロンとマイクロ波の発生に必要な磁場を発生さ
せる磁場発生装置とを備え、前記磁場発生装置は永久磁
石または永久磁石と補助電磁石を組み合わせたものであ
る。
は、前記ジャイロトロン装置はマイクロ波を発生するジ
ャイロトロンとマイクロ波の発生に必要な磁場を発生さ
せる磁場発生装置とを備え、前記磁場発生装置は永久磁
石または永久磁石と補助電磁石を組み合わせたものであ
る。
【0020】第7の発明の係るコンクリート剥離装置
は、被照射体におけるマイクロ波照射箇所の周辺部の温
度や、被照射体の形状または色や、被照射体までの距離
等の被照射体の状態に関する情報を取得する手段を備
え、得られた情報に基づいて運転条件を制御するように
したものである。
は、被照射体におけるマイクロ波照射箇所の周辺部の温
度や、被照射体の形状または色や、被照射体までの距離
等の被照射体の状態に関する情報を取得する手段を備
え、得られた情報に基づいて運転条件を制御するように
したものである。
【0021】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1によるコン
クリート剥離装置の構成を示す図である。図において、
6は大電力マイクロ波を発生させるジャイロトロン装
置、8はジャイロトロン装置6の出力端に取り付けら
れ、ジャイロトロン装置6から出力されるマイクロ波を
放射する放射器、9は放射器8より放射されたマイクロ
波をジャイロトロン装置6の軸6aと交わる方向に反射
させかつ集束させて被照射体であるコンクリート4に照
射する反射鏡、21は放射器8と反射鏡9との位置関係
を固定する反射鏡支えである。22はジャイロトロン装
置6、放射器8および反射鏡9から成るコンクリート剥
離機構を回転させるための第1の回転手段としての第1
の回転装置、23は吊り梁、24a,bは吊り棒であ
る。第1の回転装置22は、ジャイロトロン装置の軸6
a(鉛直方向)を回転軸26として、その軸26の回り
(周方向)にコンクリート剥離機構を回転させるもので
ある。放射器8、反射鏡9、および吊り棒24a,b
は、反射鏡9で反射されたマイクロ波が吊り棒24a,
bに当たらないように配置されている。第1の回転装置
22の上部には、例えばアイボルトなどの吊り具25が
取り付けられており、コンクリート剥離機構は、クレー
ン12によって上下方向および水平方向に可動となって
いる。また、図には示していないが、ジャイロトロン電
源、このジャイロトロン電源や回転装置22を制御する
遠隔制御装置および冷却水を供給する冷却装置は、コン
クリート剥離機構とともに移動する必要はないので、別
の場所に設置されている。
クリート剥離装置の構成を示す図である。図において、
6は大電力マイクロ波を発生させるジャイロトロン装
置、8はジャイロトロン装置6の出力端に取り付けら
れ、ジャイロトロン装置6から出力されるマイクロ波を
放射する放射器、9は放射器8より放射されたマイクロ
波をジャイロトロン装置6の軸6aと交わる方向に反射
させかつ集束させて被照射体であるコンクリート4に照
射する反射鏡、21は放射器8と反射鏡9との位置関係
を固定する反射鏡支えである。22はジャイロトロン装
置6、放射器8および反射鏡9から成るコンクリート剥
離機構を回転させるための第1の回転手段としての第1
の回転装置、23は吊り梁、24a,bは吊り棒であ
る。第1の回転装置22は、ジャイロトロン装置の軸6
a(鉛直方向)を回転軸26として、その軸26の回り
(周方向)にコンクリート剥離機構を回転させるもので
ある。放射器8、反射鏡9、および吊り棒24a,b
は、反射鏡9で反射されたマイクロ波が吊り棒24a,
bに当たらないように配置されている。第1の回転装置
22の上部には、例えばアイボルトなどの吊り具25が
取り付けられており、コンクリート剥離機構は、クレー
ン12によって上下方向および水平方向に可動となって
いる。また、図には示していないが、ジャイロトロン電
源、このジャイロトロン電源や回転装置22を制御する
遠隔制御装置および冷却水を供給する冷却装置は、コン
クリート剥離機構とともに移動する必要はないので、別
の場所に設置されている。
【0022】図2に放射器8と反射鏡9の構成の一例お
よびその作用を示す。図中の実線矢印Mはマイクロ波の
伝搬経路を示す。放射器8には、ジャイロトロン装置6
から出力される例えばTE0nモードのマイクロ波が入射す
る。図に示す放射器8は円形導波管を階段状に切断した
ものであり、円形開口から突き出た、「ひさし」状の部
分の管軸(ジャイロトロン装置の軸6aと一致)方向の
長さLは次式で与えられる。 L≧2r・cotθ (1) ここで、rは導波管半径、θは導波管内を伝搬してきた
素平面波が管軸6aとなす角度で、次式で表される。 θ=sin-1(kc/k) (2) k=2π/λ0 kc=χ’0n/r ここで、λ0は自由空間波長、χ’0nはベッセル関数J’
0(χ)=0の0を除くn番目の根である。図2に示されたよ
うな座標系をとると、このような放射器8では、マイク
ロ波の全出力は、x<0の領域に放射される。放射器8の
開口部と対向する位置に配置された反射鏡9は、反射鏡
曲面と、x-z平面と平行な平面との交線が放物線であ
り、x-y平面に平行な平面との交線が楕円弧となるよう
な曲面からなっている。このような放射器8と反射鏡9
との組み合わせにより、ジャイロトロン装置6から出力
されるTE0nモードのマイクロ波は、適当な焦点距離を持
つ集束するビームに変換され、ジャイロトロン装置の軸
6aと交わる方向に反射されかつ照射される。
よびその作用を示す。図中の実線矢印Mはマイクロ波の
伝搬経路を示す。放射器8には、ジャイロトロン装置6
から出力される例えばTE0nモードのマイクロ波が入射す
る。図に示す放射器8は円形導波管を階段状に切断した
ものであり、円形開口から突き出た、「ひさし」状の部
分の管軸(ジャイロトロン装置の軸6aと一致)方向の
長さLは次式で与えられる。 L≧2r・cotθ (1) ここで、rは導波管半径、θは導波管内を伝搬してきた
素平面波が管軸6aとなす角度で、次式で表される。 θ=sin-1(kc/k) (2) k=2π/λ0 kc=χ’0n/r ここで、λ0は自由空間波長、χ’0nはベッセル関数J’
0(χ)=0の0を除くn番目の根である。図2に示されたよ
うな座標系をとると、このような放射器8では、マイク
ロ波の全出力は、x<0の領域に放射される。放射器8の
開口部と対向する位置に配置された反射鏡9は、反射鏡
曲面と、x-z平面と平行な平面との交線が放物線であ
り、x-y平面に平行な平面との交線が楕円弧となるよう
な曲面からなっている。このような放射器8と反射鏡9
との組み合わせにより、ジャイロトロン装置6から出力
されるTE0nモードのマイクロ波は、適当な焦点距離を持
つ集束するビームに変換され、ジャイロトロン装置の軸
6aと交わる方向に反射されかつ照射される。
【0023】次に動作について説明する。ジャイロトロ
ン装置6の出力端から出力されるTE0nモードのマイクロ
波は、放射器8および反射鏡9によりジャイロトロン装
置の軸6aと交わる方向に集束するビームに変換され、
コンクリート壁4に照射される。ところで、被照射体で
ある原子炉のコンクリート壁4は、軸対称構造のものが
多い。このようなコンクリート壁4をマイクロ波によっ
て効率よく剥離するには、マイクロ波の照射位置を図3
(a)に矢印で示したように螺旋状に変化させるか、ま
たは図3(b)に矢印で示したように照射位置を連続的
に周方向に変えた後にステップ状に軸方向に変化させる
と作業性がよい。この実施の形態におけるコンクリート
剥離装置は、第1の回転装置22によってコンクリート
剥離機構全体が回転するので、回転に伴ってマイクロ波
の照射位置を、コンクリート壁4の周方向に移動させる
ことができる。コンクリート壁4が円筒形の場合、回転
装置22の回転軸26とコンクリート壁4の中心軸とが
一致していれば、反射鏡9より照射されるマイクロ波の
焦点距離を変更することなく、各照射点におけるマイク
ロ波の照射強度を一定に保つことができる。軸26方向
の照射位置は、クレーン12によって可動であるので、
回転装置22とクレーン12との組み合わせにより、広
範囲にわたって、効率よくコンクリート壁4を剥離する
ことができる。
ン装置6の出力端から出力されるTE0nモードのマイクロ
波は、放射器8および反射鏡9によりジャイロトロン装
置の軸6aと交わる方向に集束するビームに変換され、
コンクリート壁4に照射される。ところで、被照射体で
ある原子炉のコンクリート壁4は、軸対称構造のものが
多い。このようなコンクリート壁4をマイクロ波によっ
て効率よく剥離するには、マイクロ波の照射位置を図3
(a)に矢印で示したように螺旋状に変化させるか、ま
たは図3(b)に矢印で示したように照射位置を連続的
に周方向に変えた後にステップ状に軸方向に変化させる
と作業性がよい。この実施の形態におけるコンクリート
剥離装置は、第1の回転装置22によってコンクリート
剥離機構全体が回転するので、回転に伴ってマイクロ波
の照射位置を、コンクリート壁4の周方向に移動させる
ことができる。コンクリート壁4が円筒形の場合、回転
装置22の回転軸26とコンクリート壁4の中心軸とが
一致していれば、反射鏡9より照射されるマイクロ波の
焦点距離を変更することなく、各照射点におけるマイク
ロ波の照射強度を一定に保つことができる。軸26方向
の照射位置は、クレーン12によって可動であるので、
回転装置22とクレーン12との組み合わせにより、広
範囲にわたって、効率よくコンクリート壁4を剥離する
ことができる。
【0024】なお、図1においては、コンクリート剥離
機構の中心軸6aと回転軸26とが一致しているが、図
4に示すように、回転軸26とコンクリート剥離機構の
中心軸6aとは必ずしも一致していなくてもよい。図に
おいて、27はコンクリート剥離機構が傾かないように
するために設けたおもりである。この場合、ジャイロト
ロン装置6を含むコンクリート剥離機構とおもり27が
周方向に移動するが、回転軸26とコンクリート壁4の
中心軸が一致していれば、マイクロ波の焦点距離を変更
することなく各照射点におけるマイクロ波の照射強度を
一定に保つことができる。さらに、このように構成する
ことによりコンクリート壁4の径の大きさに係わらず回
転軸26とジャイロトロン装置の軸6aおよびおもり2
7との距離を調節することによりジャイロトロン装置の
軸6aとコンクリート壁4の距離を一定に保つことこと
ができ、マイクロ波の照射強度を一定に保つことができ
る。
機構の中心軸6aと回転軸26とが一致しているが、図
4に示すように、回転軸26とコンクリート剥離機構の
中心軸6aとは必ずしも一致していなくてもよい。図に
おいて、27はコンクリート剥離機構が傾かないように
するために設けたおもりである。この場合、ジャイロト
ロン装置6を含むコンクリート剥離機構とおもり27が
周方向に移動するが、回転軸26とコンクリート壁4の
中心軸が一致していれば、マイクロ波の焦点距離を変更
することなく各照射点におけるマイクロ波の照射強度を
一定に保つことができる。さらに、このように構成する
ことによりコンクリート壁4の径の大きさに係わらず回
転軸26とジャイロトロン装置の軸6aおよびおもり2
7との距離を調節することによりジャイロトロン装置の
軸6aとコンクリート壁4の距離を一定に保つことこと
ができ、マイクロ波の照射強度を一定に保つことができ
る。
【0025】また、ジャイロトロン装置6には、図5に
示すように、ジャイロトロン電源からの給電線30a,
bや、冷却水用のホース31a,bなどが接続されるの
で、ジャイロトロン装置6を回転させると、数回転の後
には、これらの配線やホースにねじれが生じ、動作に支
障が生じることがある。このような場合は、回転装置2
2の回転方向を時計回りと反時計回りの双方向に可能と
し、回転方向を所定回転数(例えば数回転)毎に反転さ
せることによって解決できる。なお、本実施の形態にお
いてマイクロ波の集束は1つの反射鏡9で行っている
が、複数の反射鏡を用いてもよく、以下の各実施の形態
においても同様である。また、放射器8は円形導波管を
階段状に切断したものを用いているが、図6のように円
形導波管を斜めに切断したものでもよい。さらにジャイ
ロトロン装置6から出力されてくるマイクロ波のモード
が、例えばTE15,2モードのようなフィスパリングギャラ
リーモードなどの非軸対称モードの場合は、図7に示す
ような、螺旋状に切断した放射器8を用いてもよく、以
下の各実施の形態においても同様である。
示すように、ジャイロトロン電源からの給電線30a,
bや、冷却水用のホース31a,bなどが接続されるの
で、ジャイロトロン装置6を回転させると、数回転の後
には、これらの配線やホースにねじれが生じ、動作に支
障が生じることがある。このような場合は、回転装置2
2の回転方向を時計回りと反時計回りの双方向に可能と
し、回転方向を所定回転数(例えば数回転)毎に反転さ
せることによって解決できる。なお、本実施の形態にお
いてマイクロ波の集束は1つの反射鏡9で行っている
が、複数の反射鏡を用いてもよく、以下の各実施の形態
においても同様である。また、放射器8は円形導波管を
階段状に切断したものを用いているが、図6のように円
形導波管を斜めに切断したものでもよい。さらにジャイ
ロトロン装置6から出力されてくるマイクロ波のモード
が、例えばTE15,2モードのようなフィスパリングギャラ
リーモードなどの非軸対称モードの場合は、図7に示す
ような、螺旋状に切断した放射器8を用いてもよく、以
下の各実施の形態においても同様である。
【0026】実施の形態2.図8は本発明の実施の形態
2によるコンクリート剥離装置の要部の構成を示す図で
ある。前記実施の形態1では、コンクリート剥離機構全
体を回転させるようにしたが、図8のように、放射器8
と反射鏡9だけを回転させるようにしてもよい。図にお
いて、従来および実施の形態1のものと同一の符号は同
一または相当部分を示すので説明を省略する。22は放
射器8および反射鏡9を回転させるための第1の回転装
置であり、例えばモータなどの駆動装置22aと歯車2
2b,cとにより構成されている。放射器8の管軸とジ
ャイロトロン装置の軸6aとは常に一致するようになっ
ており、この位置関係を保ちながら、結合部62におい
て例えばベアリング等を用いて、放射器8は管軸6aを
回転軸としてジャイロトロン装置6に対して回転できる
構造になっている。反射鏡9は常に放射器8の開口部に
対向する位置にあり、反射鏡9と放射器8の位置関係は
反射鏡支え21により常に一定に保持されている。放射
器8と駆動装置22aとは例えば歯車22b,cのよう
な動力の伝達手段を用いて連結され、回転装置22は反
射鏡9で反射されたマイクロ波が吊り棒24a,bに当
たらない範囲内で、放射器8と反射鏡9をジャイロトロ
ン装置6に対して回転させる。なお、動力の伝達手段に
は、歯車22b,cの他に、ベルトを用いる方法、チェ
ーンを用いる方法、ローラを用いる方法なども考えら
れ、以下の各実施の形態においても同様である。
2によるコンクリート剥離装置の要部の構成を示す図で
ある。前記実施の形態1では、コンクリート剥離機構全
体を回転させるようにしたが、図8のように、放射器8
と反射鏡9だけを回転させるようにしてもよい。図にお
いて、従来および実施の形態1のものと同一の符号は同
一または相当部分を示すので説明を省略する。22は放
射器8および反射鏡9を回転させるための第1の回転装
置であり、例えばモータなどの駆動装置22aと歯車2
2b,cとにより構成されている。放射器8の管軸とジ
ャイロトロン装置の軸6aとは常に一致するようになっ
ており、この位置関係を保ちながら、結合部62におい
て例えばベアリング等を用いて、放射器8は管軸6aを
回転軸としてジャイロトロン装置6に対して回転できる
構造になっている。反射鏡9は常に放射器8の開口部に
対向する位置にあり、反射鏡9と放射器8の位置関係は
反射鏡支え21により常に一定に保持されている。放射
器8と駆動装置22aとは例えば歯車22b,cのよう
な動力の伝達手段を用いて連結され、回転装置22は反
射鏡9で反射されたマイクロ波が吊り棒24a,bに当
たらない範囲内で、放射器8と反射鏡9をジャイロトロ
ン装置6に対して回転させる。なお、動力の伝達手段に
は、歯車22b,cの他に、ベルトを用いる方法、チェ
ーンを用いる方法、ローラを用いる方法なども考えら
れ、以下の各実施の形態においても同様である。
【0027】このように構成することによって、実施の
形態1と同様に、コンクリート剥離装置から放射される
マイクロ波の、被照射体4への照射位置を回転軸6aの
周方向と軸方向に移動させることができ、広範囲にわた
って効率よくコンクリート壁4を剥離させることができ
る。さらに、この実施の形態では放射器8と反射鏡9を
ジャイロトロン装置6に対して回転させるのでジャイロ
トロン装置6も一緒に回転させる実施の形態1に比べて
回転装置22は小型のものでよく、装置が簡単になり安
価となる。
形態1と同様に、コンクリート剥離装置から放射される
マイクロ波の、被照射体4への照射位置を回転軸6aの
周方向と軸方向に移動させることができ、広範囲にわた
って効率よくコンクリート壁4を剥離させることができ
る。さらに、この実施の形態では放射器8と反射鏡9を
ジャイロトロン装置6に対して回転させるのでジャイロ
トロン装置6も一緒に回転させる実施の形態1に比べて
回転装置22は小型のものでよく、装置が簡単になり安
価となる。
【0028】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3について図9を用いて説明する。図において、従来お
よび前記各実施の形態のものと同一の符号は同一または
相当部分を示すので説明を省略する。本実施の形態にお
けるジャイロトロン装置6はマイクロ波を下向きに放射
するように出力端が下方に位置するように設置され、放
射器8および反射鏡9はジャイロトロン装置6より下側
に取り付けられている。ジャイロトロン装置6で発生さ
れたマイクロ波は、ジャイロトロン装置6から下向きに
放射され、放射器8によって反射鏡9に放射される。さ
らにマイクロ波は反射鏡9で反射され、コンクリート壁
4などの被照射体に照射される。このように構成するこ
とによって、実施の形態1および実施の形態2と同様
に、コンクリート剥離装置から放射されるマイクロ波
の、被照射体4への照射位置を回転軸の周方向と軸方向
に移動させることができ、広範囲にわたって効率よくコ
ンクリート壁4を剥離させることができる。さらに、本
実施の形態によれば図1の吊り梁23や吊り棒24a,
b等のコンクリート剥離機構を吊るための部品が少なく
なり、構成が簡単になる。
3について図9を用いて説明する。図において、従来お
よび前記各実施の形態のものと同一の符号は同一または
相当部分を示すので説明を省略する。本実施の形態にお
けるジャイロトロン装置6はマイクロ波を下向きに放射
するように出力端が下方に位置するように設置され、放
射器8および反射鏡9はジャイロトロン装置6より下側
に取り付けられている。ジャイロトロン装置6で発生さ
れたマイクロ波は、ジャイロトロン装置6から下向きに
放射され、放射器8によって反射鏡9に放射される。さ
らにマイクロ波は反射鏡9で反射され、コンクリート壁
4などの被照射体に照射される。このように構成するこ
とによって、実施の形態1および実施の形態2と同様
に、コンクリート剥離装置から放射されるマイクロ波
の、被照射体4への照射位置を回転軸の周方向と軸方向
に移動させることができ、広範囲にわたって効率よくコ
ンクリート壁4を剥離させることができる。さらに、本
実施の形態によれば図1の吊り梁23や吊り棒24a,
b等のコンクリート剥離機構を吊るための部品が少なく
なり、構成が簡単になる。
【0029】実施の形態4.さらに、コンクリート4の
床面を剥離することが可能となるように、図10に示す
ように構成してもよい。図において、従来および前記各
実施の形態のものと同一の符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。70は平面鏡、71は平面鏡
支えである。72は平面鏡70をマイクロ波の伝搬経路
上に設置したり、伝搬経路外に出したりするための駆動
装置であり、例えばモータなどにより回転駆動される歯
車と、この歯車に連動し平面鏡70に連結された歯車と
を有する。次に動作について説明する。ジャイロトロン
装置6の径方向にあるコンクリート4の側壁を剥離させ
るためには、駆動装置72により平面鏡70をマイクロ
波の伝搬経路外に出し(図中破線で示す)、前記各実施
の形態と同様にしてマイクロ波がコンクリート4の側壁
に照射されるようにし、第1の回転装置22を動作させ
る。ジャイロトロン装置6に軸方向にあるコンクリート
床面を剥離させるためには、駆動装置72により平面鏡
70をマイクロ波の伝搬経路中に設置し(図中実線で示
す)、平面鏡70を用いて反射鏡9で反射されたマイク
ロ波の伝搬経路を下方に屈曲させてマイクロ波が床面に
照射されるようにし、第1の回転装置22を動作させ
る。その結果、コンクリート側壁およびコンクリート床
の両方を効率よく剥離させることが可能となる。
床面を剥離することが可能となるように、図10に示す
ように構成してもよい。図において、従来および前記各
実施の形態のものと同一の符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。70は平面鏡、71は平面鏡
支えである。72は平面鏡70をマイクロ波の伝搬経路
上に設置したり、伝搬経路外に出したりするための駆動
装置であり、例えばモータなどにより回転駆動される歯
車と、この歯車に連動し平面鏡70に連結された歯車と
を有する。次に動作について説明する。ジャイロトロン
装置6の径方向にあるコンクリート4の側壁を剥離させ
るためには、駆動装置72により平面鏡70をマイクロ
波の伝搬経路外に出し(図中破線で示す)、前記各実施
の形態と同様にしてマイクロ波がコンクリート4の側壁
に照射されるようにし、第1の回転装置22を動作させ
る。ジャイロトロン装置6に軸方向にあるコンクリート
床面を剥離させるためには、駆動装置72により平面鏡
70をマイクロ波の伝搬経路中に設置し(図中実線で示
す)、平面鏡70を用いて反射鏡9で反射されたマイク
ロ波の伝搬経路を下方に屈曲させてマイクロ波が床面に
照射されるようにし、第1の回転装置22を動作させ
る。その結果、コンクリート側壁およびコンクリート床
の両方を効率よく剥離させることが可能となる。
【0030】なお、駆動装置72により平面鏡70の角
度を調整することにより床への照射位置を変えることも
可能となる。なお、前記実施の形態ではジャイロトロン
装置6がその出力端が下方に位置するように設置され放
射器8と反射鏡9がジャイロトロン装置6の下側に配置
されているものに平面鏡70を設けたが、例えば図1に
示したようにジャイロトロン装置6がその出力端が上方
に位置するように設置され放射器8と反射鏡9がジャイ
ロトロン装置6の上側に配置されているものに平面鏡7
0を設けてもよく、天井部を剥離するのに適している。
度を調整することにより床への照射位置を変えることも
可能となる。なお、前記実施の形態ではジャイロトロン
装置6がその出力端が下方に位置するように設置され放
射器8と反射鏡9がジャイロトロン装置6の下側に配置
されているものに平面鏡70を設けたが、例えば図1に
示したようにジャイロトロン装置6がその出力端が上方
に位置するように設置され放射器8と反射鏡9がジャイ
ロトロン装置6の上側に配置されているものに平面鏡7
0を設けてもよく、天井部を剥離するのに適している。
【0031】実施の形態5.さらに、ジャイロトロン装
置6は回転させずに、放射器8、反射鏡9、および平面
鏡70だけがジャイロトロン装置6に対して回転するよ
うにしてもよい。その場合のコンクリート剥離装置は図
11のようになる。図において、従来および前記各実施
の形態のものと同一の符号は同一または相当部分を示す
ので説明を省略する。この実施の形態では歯車22bに
は放射器8、反射鏡支え21、および平面鏡支え71が
結合され、駆動装置22aは放射器8、反射鏡9、およ
び平面鏡70をジャイロトロン装置6に対して回転させ
る。放射器8の管軸とジャイロトロン装置の軸6aとは
常に一致するようになっており、それぞれの位置関係を
保ちながら、結合部62において例えばベアリング等を
用いて、放射器8、反射鏡9、および平面鏡70は管軸
6aを回転軸として回転できる構造になっている。反射
鏡9は常に放射器8の開口部に対向する位置にあり、反
射鏡8と放射器9の位置関係は常に一定である。平面鏡
70は駆動装置72によって、マイクロ波の伝搬経路中
に設置したり、伝搬経路外に出したりできる。このよう
に構成することによって、実施の形態4と同様に、コン
クリート剥離装置から放射されるマイクロ波の、被照射
体4への照射位置を床面も含めて広範囲に変更すること
ができる。さらに、回転装置22はジャイロトロン装置
6も回転させる実施の形態4に比べて小型のものでよい
ので装置が簡単になり安価となる。
置6は回転させずに、放射器8、反射鏡9、および平面
鏡70だけがジャイロトロン装置6に対して回転するよ
うにしてもよい。その場合のコンクリート剥離装置は図
11のようになる。図において、従来および前記各実施
の形態のものと同一の符号は同一または相当部分を示す
ので説明を省略する。この実施の形態では歯車22bに
は放射器8、反射鏡支え21、および平面鏡支え71が
結合され、駆動装置22aは放射器8、反射鏡9、およ
び平面鏡70をジャイロトロン装置6に対して回転させ
る。放射器8の管軸とジャイロトロン装置の軸6aとは
常に一致するようになっており、それぞれの位置関係を
保ちながら、結合部62において例えばベアリング等を
用いて、放射器8、反射鏡9、および平面鏡70は管軸
6aを回転軸として回転できる構造になっている。反射
鏡9は常に放射器8の開口部に対向する位置にあり、反
射鏡8と放射器9の位置関係は常に一定である。平面鏡
70は駆動装置72によって、マイクロ波の伝搬経路中
に設置したり、伝搬経路外に出したりできる。このよう
に構成することによって、実施の形態4と同様に、コン
クリート剥離装置から放射されるマイクロ波の、被照射
体4への照射位置を床面も含めて広範囲に変更すること
ができる。さらに、回転装置22はジャイロトロン装置
6も回転させる実施の形態4に比べて小型のものでよい
ので装置が簡単になり安価となる。
【0032】実施の形態6.さらに、図12および図1
3に示すように、コンクリート剥離機構が水平な軸75
を回転軸として回転できるようにしてもよい。図13は
図12に示した装置を図12の右側から見た図である。
図において、従来および前記各実施の形態のものと同一
の符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。ジャイロトロン装置6、放射器8、および反射鏡9
よりなるコンクリート剥離機構全体は、吊り棒24と、
吊り梁23と、回転装置22と、例えばアイボルト等の
吊り具25とを介してクレーン12で吊り上げられてい
る。77はコンクリート剥離機構をジャイロトロン装置
の軸6aと交わる軸(すなわちこの例では水平な軸)7
5を回転軸として回転させるための第2の回転手段とし
ての第2の回転装置であり、モータなどの駆動装置77
aと駆動装置77aからの動力をコンクリート剥離機構
に伝達するための歯車77bより構成されている。第2
の回転装置77により、ジャイロトロン装置6、放射器
8、および反射鏡9からなるコンクリート剥離機構を放
射器8と反射鏡9の位置関係を維持した状態でジャイロ
トロン装置の軸6aと交わる軸77の回りに回転させる
ことにより、マイクロ波の照射位置を変更する。このよ
うにすれば、例えば床面にマイクロ波を照射するために
は、ジャイロトロン装置の軸6aが水平方向を向くよう
にすればよく、側壁面にマイクロ波を照射するために
は、ジャイロトロン装置の軸6aが鉛直方向を向くよう
にすればよい。ただし、このとき、水平方向、鉛直方向
は厳密に合わせる必要はない。さらに、平面鏡70を備
えてもよく、また、実施の形態2や5で説明したよう
に、放射器8や反射鏡9や平面鏡70がジャイロトロン
装置6に対して回転するように構成してもよい。このよ
うに、第2の回転装置77によるマイクロ波の照射位置
の変更と第1の回転装置22による照射位置の回転移動
とを組み合わせれば、ジャイロトロン装置6の軸方向と
周方向の両方にある被照射体4に効率よくマイクロ波を
照射できる。
3に示すように、コンクリート剥離機構が水平な軸75
を回転軸として回転できるようにしてもよい。図13は
図12に示した装置を図12の右側から見た図である。
図において、従来および前記各実施の形態のものと同一
の符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。ジャイロトロン装置6、放射器8、および反射鏡9
よりなるコンクリート剥離機構全体は、吊り棒24と、
吊り梁23と、回転装置22と、例えばアイボルト等の
吊り具25とを介してクレーン12で吊り上げられてい
る。77はコンクリート剥離機構をジャイロトロン装置
の軸6aと交わる軸(すなわちこの例では水平な軸)7
5を回転軸として回転させるための第2の回転手段とし
ての第2の回転装置であり、モータなどの駆動装置77
aと駆動装置77aからの動力をコンクリート剥離機構
に伝達するための歯車77bより構成されている。第2
の回転装置77により、ジャイロトロン装置6、放射器
8、および反射鏡9からなるコンクリート剥離機構を放
射器8と反射鏡9の位置関係を維持した状態でジャイロ
トロン装置の軸6aと交わる軸77の回りに回転させる
ことにより、マイクロ波の照射位置を変更する。このよ
うにすれば、例えば床面にマイクロ波を照射するために
は、ジャイロトロン装置の軸6aが水平方向を向くよう
にすればよく、側壁面にマイクロ波を照射するために
は、ジャイロトロン装置の軸6aが鉛直方向を向くよう
にすればよい。ただし、このとき、水平方向、鉛直方向
は厳密に合わせる必要はない。さらに、平面鏡70を備
えてもよく、また、実施の形態2や5で説明したよう
に、放射器8や反射鏡9や平面鏡70がジャイロトロン
装置6に対して回転するように構成してもよい。このよ
うに、第2の回転装置77によるマイクロ波の照射位置
の変更と第1の回転装置22による照射位置の回転移動
とを組み合わせれば、ジャイロトロン装置6の軸方向と
周方向の両方にある被照射体4に効率よくマイクロ波を
照射できる。
【0033】実施の形態7.図14(a),(b)を用
いて本発明の実施の形態7によるコンクリート剥離装置
について説明する。ジャイロトロン装置6は、図15に
示すように、電子ビームと高周波電磁界との相互作用に
より大電力マイクロ波を発生するジャイロトロン60
と、電子ビームと高周波電磁界との相互作用を引き起こ
すために必要な磁場を発生する磁場発生装置61とから
なる。磁場発生装置61としては、永久磁石40を用い
る場合と、超電導電磁石や常電導電磁石のような電磁石
41を用いる場合がある。ジャイロトロン装置6には、
少なくともジャイロトロン60への配線および冷却水用
ホースが必要であるが、磁場発生装置61として電磁石
41を用いると、図14(b)に示すように、さらに励
磁用電源からの給電線32a,bと、電磁石冷却水用の
ホース33a,bが接続されることになり、このように
多くの給電線や冷却水用ホースの接続された状態で、ジ
ャイロトロン装置6の回転や移動を行うのは難しい。そ
こで、図14(a)に示すように、ジャイロトロン装置
6の磁場発生装置61として永久磁石40を採用すれ
ば、電磁石41を用いた場合のような、磁場発生装置6
1への配線、冷却水用ホースが不要となり、ジャイロト
ロン装置6の回転や移動が容易になる。なお、ジャイロ
トロン60の空胴共振器および電子銃のいずれか一方、
あるいは両方における磁束密度を微調整する必要がある
場合は、必要な箇所に補助電磁石を巻いておいてもよ
い。その場合、補助電磁石に電流を流すための給電線が
必要であるが、大きな電流を流す必要はないため細い線
でよく、ジャイロトロン装置6の回転や移動の際の大き
な支障とはならない。
いて本発明の実施の形態7によるコンクリート剥離装置
について説明する。ジャイロトロン装置6は、図15に
示すように、電子ビームと高周波電磁界との相互作用に
より大電力マイクロ波を発生するジャイロトロン60
と、電子ビームと高周波電磁界との相互作用を引き起こ
すために必要な磁場を発生する磁場発生装置61とから
なる。磁場発生装置61としては、永久磁石40を用い
る場合と、超電導電磁石や常電導電磁石のような電磁石
41を用いる場合がある。ジャイロトロン装置6には、
少なくともジャイロトロン60への配線および冷却水用
ホースが必要であるが、磁場発生装置61として電磁石
41を用いると、図14(b)に示すように、さらに励
磁用電源からの給電線32a,bと、電磁石冷却水用の
ホース33a,bが接続されることになり、このように
多くの給電線や冷却水用ホースの接続された状態で、ジ
ャイロトロン装置6の回転や移動を行うのは難しい。そ
こで、図14(a)に示すように、ジャイロトロン装置
6の磁場発生装置61として永久磁石40を採用すれ
ば、電磁石41を用いた場合のような、磁場発生装置6
1への配線、冷却水用ホースが不要となり、ジャイロト
ロン装置6の回転や移動が容易になる。なお、ジャイロ
トロン60の空胴共振器および電子銃のいずれか一方、
あるいは両方における磁束密度を微調整する必要がある
場合は、必要な箇所に補助電磁石を巻いておいてもよ
い。その場合、補助電磁石に電流を流すための給電線が
必要であるが、大きな電流を流す必要はないため細い線
でよく、ジャイロトロン装置6の回転や移動の際の大き
な支障とはならない。
【0034】なお、前記各実施の形態ではジャイロトロ
ン装置6と放射器8が直接結合されている場合について
説明したが、図30で示した先行例のように両者の間に
導波管7が介在したものにおいても、例えば図30のジ
ャイロトロン装置6等を乗せている台とクレーン12と
の間に図1と同様の第1の回転装置22を設けることに
より本発明は適用できる。さらに、放射器8と反射鏡9
が内蔵されており、マイクロ波をジャイロトロン装置の
軸6aと交わる方向に集束させて照射するタイプのジャ
イロトロン装置6を用いた場合にも、ジャイロトロン装
置6を軸6aの回りに回転させることにより本発明を適
用できる。
ン装置6と放射器8が直接結合されている場合について
説明したが、図30で示した先行例のように両者の間に
導波管7が介在したものにおいても、例えば図30のジ
ャイロトロン装置6等を乗せている台とクレーン12と
の間に図1と同様の第1の回転装置22を設けることに
より本発明は適用できる。さらに、放射器8と反射鏡9
が内蔵されており、マイクロ波をジャイロトロン装置の
軸6aと交わる方向に集束させて照射するタイプのジャ
イロトロン装置6を用いた場合にも、ジャイロトロン装
置6を軸6aの回りに回転させることにより本発明を適
用できる。
【0035】実施の形態8.図16は本発明の実施の形
態8によるコンクリート剥離装置の構成を示す図であ
る。図において、従来および前記各実施の形態のものと
同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。101は例えば赤外線放射温度計などの温度測定
装置であり、コンクリート体4表面が剥離された後にそ
の奥から現れる部分、あるいはマイクロ波照射箇所の周
辺部のコンクリートの温度を測定する。前述のように、
コンクリート剥離のためにはコンクリート中に水分が存
在していることが必要であるが、コンクリートが高温に
なると水分が蒸発して剥離でき難くなることがあり、そ
の温度は120℃程度とされている。もちろんこれ以下
の温度でも水分は蒸発するが、この程度以上の温度にな
ると剥離に影響する程度までコンクリート中の水分が蒸
発によって不足することを意味している。
態8によるコンクリート剥離装置の構成を示す図であ
る。図において、従来および前記各実施の形態のものと
同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。101は例えば赤外線放射温度計などの温度測定
装置であり、コンクリート体4表面が剥離された後にそ
の奥から現れる部分、あるいはマイクロ波照射箇所の周
辺部のコンクリートの温度を測定する。前述のように、
コンクリート剥離のためにはコンクリート中に水分が存
在していることが必要であるが、コンクリートが高温に
なると水分が蒸発して剥離でき難くなることがあり、そ
の温度は120℃程度とされている。もちろんこれ以下
の温度でも水分は蒸発するが、この程度以上の温度にな
ると剥離に影響する程度までコンクリート中の水分が蒸
発によって不足することを意味している。
【0036】本実施の形態によれば、温度測定装置10
1を用いてコンクリート体4表面が剥離された後にその
奥から現れる部分、あるいはマイクロ波照射箇所周辺部
のコンクリートの温度を知ることができ、剥離に影響す
る程度までコンクリート中の水分が蒸発によって不足す
る温度を越えそうになったときはマイクロ波の照射位置
を別の箇所に移動させたり、ジャイロトロン6の出力電
力を小さくする、あるいは出力を停止させたりすること
によってコンクリート中の水分の蒸発を抑制することが
可能となる。したがって、コンクリート壁を何回でも確
実に剥離させることが可能になるので、必要な部分を全
て剥離させて取り除くことが可能な、信頼性の高いコン
クリート剥離装置を提供できる。
1を用いてコンクリート体4表面が剥離された後にその
奥から現れる部分、あるいはマイクロ波照射箇所周辺部
のコンクリートの温度を知ることができ、剥離に影響す
る程度までコンクリート中の水分が蒸発によって不足す
る温度を越えそうになったときはマイクロ波の照射位置
を別の箇所に移動させたり、ジャイロトロン6の出力電
力を小さくする、あるいは出力を停止させたりすること
によってコンクリート中の水分の蒸発を抑制することが
可能となる。したがって、コンクリート壁を何回でも確
実に剥離させることが可能になるので、必要な部分を全
て剥離させて取り除くことが可能な、信頼性の高いコン
クリート剥離装置を提供できる。
【0037】実施の形態9.図17および図18は本発
明の実施の形態9によるコンクリート剥離装置の構成を
示す図である。ただし、図18は図17を下方から見上
げたところを示している。図において、従来および前記
各実施の形態のものと同一の符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。本実施の形態のコンクリー
ト剥離装置では、ジャイロトロン装置6、放射器8、お
よび反射鏡9からなるコンクリート剥離機構が複数個
(図では2つ)用いられている。115はこれら複数の
コンクリート剥離機構を保持するための吊り板である。
複数個あるジャイロトロンはひとつの電源装置に並列に
接続されてもよいし、複数の電源装置にそれぞれ独立に
接続されてもよい。
明の実施の形態9によるコンクリート剥離装置の構成を
示す図である。ただし、図18は図17を下方から見上
げたところを示している。図において、従来および前記
各実施の形態のものと同一の符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。本実施の形態のコンクリー
ト剥離装置では、ジャイロトロン装置6、放射器8、お
よび反射鏡9からなるコンクリート剥離機構が複数個
(図では2つ)用いられている。115はこれら複数の
コンクリート剥離機構を保持するための吊り板である。
複数個あるジャイロトロンはひとつの電源装置に並列に
接続されてもよいし、複数の電源装置にそれぞれ独立に
接続されてもよい。
【0038】実施の形態8で述べたように、コンクリー
トの温度が120℃以上になると剥離に影響する程度ま
でコンクリート中の水分が不足する。温度測定装置10
1を用いればコンクリートの温度が120℃を越えたか
どうかを知ることができるので、コンクリート体4表面
付近の水分が不足していると思われる箇所を識別するこ
とができる。マイクロ波はコンクリート壁4入射後、指
数関数的に減衰するため、マイクロ波によって加熱され
るのは表面からある深さまでの部分である。したがっ
て、コンクリート壁4の水分が蒸発して不足している部
分は表面からある深さのところまでであり、そこからさ
らに奥の部分にはまだ水分が残されていると考えられ
る。この水分を利用して剥離を起こさせるのに必要な電
力密度のマイクロ波をこの部分まで到達させることがで
きれば再度剥離を起こさせることが可能である。コンク
リート体4に入射したマイクロ波の電力密度は図19の
ように指数関数的に減衰するものとする。減衰率はコン
クリートの比誘電率、誘電正接、マイクロ波の周波数で
決まり、比誘電率、誘電正接はコンクリートの調合割
合、そのときの含水率等に依存する。例えば図19で、
表面(x=0)からx=x1までの部分の水分は不足し
ており、x=x1の位置より奥の部分には剥離を起こさ
せるために必要な水分が残されているとする。x=x1
の位置より奥に残された水分により剥離を起こさせるた
めに必要なx=x1での電力密度をP1とすると、減衰
率からコンクリート体4表面において必要とされる電力
密度P0が求められる。この電力密度を得るために、例
えば図18のように複数のジャイロトロン装置6から放
射されるマイクロ波を1カ所に集中し、電力密度P0が
得られるようにすればよい。
トの温度が120℃以上になると剥離に影響する程度ま
でコンクリート中の水分が不足する。温度測定装置10
1を用いればコンクリートの温度が120℃を越えたか
どうかを知ることができるので、コンクリート体4表面
付近の水分が不足していると思われる箇所を識別するこ
とができる。マイクロ波はコンクリート壁4入射後、指
数関数的に減衰するため、マイクロ波によって加熱され
るのは表面からある深さまでの部分である。したがっ
て、コンクリート壁4の水分が蒸発して不足している部
分は表面からある深さのところまでであり、そこからさ
らに奥の部分にはまだ水分が残されていると考えられ
る。この水分を利用して剥離を起こさせるのに必要な電
力密度のマイクロ波をこの部分まで到達させることがで
きれば再度剥離を起こさせることが可能である。コンク
リート体4に入射したマイクロ波の電力密度は図19の
ように指数関数的に減衰するものとする。減衰率はコン
クリートの比誘電率、誘電正接、マイクロ波の周波数で
決まり、比誘電率、誘電正接はコンクリートの調合割
合、そのときの含水率等に依存する。例えば図19で、
表面(x=0)からx=x1までの部分の水分は不足し
ており、x=x1の位置より奥の部分には剥離を起こさ
せるために必要な水分が残されているとする。x=x1
の位置より奥に残された水分により剥離を起こさせるた
めに必要なx=x1での電力密度をP1とすると、減衰
率からコンクリート体4表面において必要とされる電力
密度P0が求められる。この電力密度を得るために、例
えば図18のように複数のジャイロトロン装置6から放
射されるマイクロ波を1カ所に集中し、電力密度P0が
得られるようにすればよい。
【0039】このようにすることによって、コンクリー
ト体4表面付近の水分が蒸発して剥離に影響した場合で
も奥の方に残っている水分を利用して再度剥離を起こさ
せることができるので、コンクリート壁の剥離させるべ
き部分を全て取り除くことができ、信頼性が向上する。
さらに、複数のジャイロトロン装置6を用いているの
で、コンクリート壁面の複数の箇所に対して同時にマイ
クロ波を照射するという運転方法をとることも可能にな
り、作業効率の良いコンクリート剥離装置を提供でき
る。
ト体4表面付近の水分が蒸発して剥離に影響した場合で
も奥の方に残っている水分を利用して再度剥離を起こさ
せることができるので、コンクリート壁の剥離させるべ
き部分を全て取り除くことができ、信頼性が向上する。
さらに、複数のジャイロトロン装置6を用いているの
で、コンクリート壁面の複数の箇所に対して同時にマイ
クロ波を照射するという運転方法をとることも可能にな
り、作業効率の良いコンクリート剥離装置を提供でき
る。
【0040】実施の形態10.図20は本発明の実施の
形態10によるコンクリート剥離装置の構成を示す図で
ある。図において、従来および前記各実施の形態のもの
と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。102はコンクリート体4表面の形状または色
に関する情報を取得する装置であり、例えばCCDカメ
ラである。
形態10によるコンクリート剥離装置の構成を示す図で
ある。図において、従来および前記各実施の形態のもの
と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。102はコンクリート体4表面の形状または色
に関する情報を取得する装置であり、例えばCCDカメ
ラである。
【0041】剥離が進み、コンクリート4中の鉄筋が露
出すると、マイクロ波は鉄筋によって反射されたり、放
電が起こったりして剥離作業に支障が生じる場合があ
る。そこで、本実施の形態のように、コンクリート体4
表面の形状および色に関する情報を取得するようにして
おけば、鉄筋が露出したことがわかるので、その場合に
はマイクロ波の照射位置を移動させたり、ジャイロトロ
ンの運転を停止させたりすることが可能となる。また、
レーザ光を照射する装置を併用すれば鉄筋を切断する作
業に入ることも可能となる。また、コンクリート壁4表
面の既に剥離された部分とまだの部分を識別することが
できる。実施の形態8でも述べたように、コンクリート
の温度を120℃以下に保つようにしながら剥離してい
くことが望ましい。したがって、作業手順としては、コ
ンクリート表面が剥離された後にその奥から現れる部分
や、マイクロ波の照射箇所周辺部のコンクリートなど
の、比較的電力密度の小さいマイクロ波の吸収や、剥離
部分からの熱伝導により温度上昇した部分の温度が下が
るまで別の箇所の剥離を行い、温度が下がった後に再び
その部分の剥離を行うことを繰り返すということが考え
られる。そのために、コンクリート表面の剥離された部
分とまだの部分を識別する必要がある。CCDカメラな
どのコンクリート表面の形状および色に関する情報を取
得する装置102を用いればこれが可能になる。
出すると、マイクロ波は鉄筋によって反射されたり、放
電が起こったりして剥離作業に支障が生じる場合があ
る。そこで、本実施の形態のように、コンクリート体4
表面の形状および色に関する情報を取得するようにして
おけば、鉄筋が露出したことがわかるので、その場合に
はマイクロ波の照射位置を移動させたり、ジャイロトロ
ンの運転を停止させたりすることが可能となる。また、
レーザ光を照射する装置を併用すれば鉄筋を切断する作
業に入ることも可能となる。また、コンクリート壁4表
面の既に剥離された部分とまだの部分を識別することが
できる。実施の形態8でも述べたように、コンクリート
の温度を120℃以下に保つようにしながら剥離してい
くことが望ましい。したがって、作業手順としては、コ
ンクリート表面が剥離された後にその奥から現れる部分
や、マイクロ波の照射箇所周辺部のコンクリートなど
の、比較的電力密度の小さいマイクロ波の吸収や、剥離
部分からの熱伝導により温度上昇した部分の温度が下が
るまで別の箇所の剥離を行い、温度が下がった後に再び
その部分の剥離を行うことを繰り返すということが考え
られる。そのために、コンクリート表面の剥離された部
分とまだの部分を識別する必要がある。CCDカメラな
どのコンクリート表面の形状および色に関する情報を取
得する装置102を用いればこれが可能になる。
【0042】このようにすることによって、鉄筋が露出
しても支障のない、信頼性の高いコンクリート剥離装置
を提供することができ、また、既にマイクロ波を照射し
て表面を剥離させた部分にはその部分の温度が下がるま
でマイクロ波を照射しないようにしながら作業を進めて
いくことができるので、何回でも剥離させることが可能
な、信頼性の高いコンクリート剥離装置を提供できる。
ただし、放射線環境下でCCDカメラ102を利用する
場合は十分な遮蔽を行い、レンズには耐放射線性のもの
を用いる必要がある。
しても支障のない、信頼性の高いコンクリート剥離装置
を提供することができ、また、既にマイクロ波を照射し
て表面を剥離させた部分にはその部分の温度が下がるま
でマイクロ波を照射しないようにしながら作業を進めて
いくことができるので、何回でも剥離させることが可能
な、信頼性の高いコンクリート剥離装置を提供できる。
ただし、放射線環境下でCCDカメラ102を利用する
場合は十分な遮蔽を行い、レンズには耐放射線性のもの
を用いる必要がある。
【0043】実施の形態11.さらに、図21のように
反射鏡9にマイクロ波の進入しない程度の大きさの穴1
20をあけ、そこからレーザ光照射装置121を用いて
レーザ光を発射するようにしてもよい。レーザ光の光路
122をマイクロ波の伝搬経路に重なるようにしておけ
ば、マイクロ波をコンクリート壁4に照射しなくてもコ
ンクリート壁4上のレーザ光が照射されている部分がマ
イクロ波が照射される位置に一致するので、これをCC
Dカメラ102で確認することにより、マイクロ波の照
射位置を事前に知ることができる。このようにすること
によって、マイクロ波の照射前にマイクロ波のコンクリ
ート壁4上の照射位置を知ることができるので、マイク
ロ波を所望の位置に確実に照射できる。ただし、放射線
環境下でCCDカメラを利用する場合は十分な遮蔽を行
い、レンズには耐放射線性のものを用いる必要があるの
は実施の形態10の場合と同様である。
反射鏡9にマイクロ波の進入しない程度の大きさの穴1
20をあけ、そこからレーザ光照射装置121を用いて
レーザ光を発射するようにしてもよい。レーザ光の光路
122をマイクロ波の伝搬経路に重なるようにしておけ
ば、マイクロ波をコンクリート壁4に照射しなくてもコ
ンクリート壁4上のレーザ光が照射されている部分がマ
イクロ波が照射される位置に一致するので、これをCC
Dカメラ102で確認することにより、マイクロ波の照
射位置を事前に知ることができる。このようにすること
によって、マイクロ波の照射前にマイクロ波のコンクリ
ート壁4上の照射位置を知ることができるので、マイク
ロ波を所望の位置に確実に照射できる。ただし、放射線
環境下でCCDカメラを利用する場合は十分な遮蔽を行
い、レンズには耐放射線性のものを用いる必要があるの
は実施の形態10の場合と同様である。
【0044】実施の形態12.図22は本発明の実施の
形態12によるコンクリート剥離装置の構成を示す図で
ある。図において、従来および前記各実施の形態のもの
と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。103は例えば赤外線を利用したコンクリート
体4表面までの距離を測定する装置である。コンクリー
ト壁を効率良く剥離させるためには、マイクロ波の焦点
がコンクリート体4表面に対して最適な箇所に位置して
いる必要がある。剥離が進むに連れコンクリート体4表
面はコンクリート剥離装置から遠ざかるので、距離測定
装置103を用いてコンクリート体4表面までの距離を
測定し、例えばクレーン12を用いてコンクリート剥離
装置を移動させるなどして、マイクロ波の焦点を移動さ
せるようにすれば、マイクロ波の焦点を常に最適な箇所
に位置させることが可能となり、効率良くコンクリート
を剥離させていくことができ、信頼性の高いコンクリー
ト剥離装置を提供できる。
形態12によるコンクリート剥離装置の構成を示す図で
ある。図において、従来および前記各実施の形態のもの
と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。103は例えば赤外線を利用したコンクリート
体4表面までの距離を測定する装置である。コンクリー
ト壁を効率良く剥離させるためには、マイクロ波の焦点
がコンクリート体4表面に対して最適な箇所に位置して
いる必要がある。剥離が進むに連れコンクリート体4表
面はコンクリート剥離装置から遠ざかるので、距離測定
装置103を用いてコンクリート体4表面までの距離を
測定し、例えばクレーン12を用いてコンクリート剥離
装置を移動させるなどして、マイクロ波の焦点を移動さ
せるようにすれば、マイクロ波の焦点を常に最適な箇所
に位置させることが可能となり、効率良くコンクリート
を剥離させていくことができ、信頼性の高いコンクリー
ト剥離装置を提供できる。
【0045】実施の形態13.実施の形態12では、マ
イクロ波の焦点を移動させるのに、クレーン12を用い
てコンクリート剥離装置全体を移動させる場合を示した
が、図23に示すように焦点距離可変の反射鏡105を
用いてもよい。この反射鏡105は、図24に正面図で
示すように分割されている。図23、24において、1
06a〜pはわずかに湾曲した反射鏡片であり、それぞ
れは図23のように駆動機構107a〜p(ただし、図
には107a〜dのみ示されている)を備えた支持具1
08a〜p(ただし、図には108a〜dのみ示されて
いる)およびこれら支持具をさらに駆動する駆動機構1
09によって独立に保持されている。駆動機構107a
〜pおよび109により、各反射鏡片106a〜pの放
射器8までの距離および放射器8に対する角度を変える
ことによって反射鏡105全体の曲率を変えることがで
きる。焦点距離は反射鏡105全体の曲率で決定される
ので、このような構造にしておけば焦点距離を制御でき
る。このようにすることによって、マイクロ波の焦点位
置を移動可能となるので、実施の形態12に示したクレ
ーン12を用いる場合と同様の効果が得られ、効率良く
コンクリートを剥離させていくことができ、信頼性の高
いコンクリート剥離装置を提供できる。
イクロ波の焦点を移動させるのに、クレーン12を用い
てコンクリート剥離装置全体を移動させる場合を示した
が、図23に示すように焦点距離可変の反射鏡105を
用いてもよい。この反射鏡105は、図24に正面図で
示すように分割されている。図23、24において、1
06a〜pはわずかに湾曲した反射鏡片であり、それぞ
れは図23のように駆動機構107a〜p(ただし、図
には107a〜dのみ示されている)を備えた支持具1
08a〜p(ただし、図には108a〜dのみ示されて
いる)およびこれら支持具をさらに駆動する駆動機構1
09によって独立に保持されている。駆動機構107a
〜pおよび109により、各反射鏡片106a〜pの放
射器8までの距離および放射器8に対する角度を変える
ことによって反射鏡105全体の曲率を変えることがで
きる。焦点距離は反射鏡105全体の曲率で決定される
ので、このような構造にしておけば焦点距離を制御でき
る。このようにすることによって、マイクロ波の焦点位
置を移動可能となるので、実施の形態12に示したクレ
ーン12を用いる場合と同様の効果が得られ、効率良く
コンクリートを剥離させていくことができ、信頼性の高
いコンクリート剥離装置を提供できる。
【0046】なお、本実施の形態で示した反射鏡105
は16個に分割されているが、さらに分割数を多くすれ
ばさらに精度よく焦点の位置を制御することが可能とな
り、逆に分割数を少なくすれば安価となる。
は16個に分割されているが、さらに分割数を多くすれ
ばさらに精度よく焦点の位置を制御することが可能とな
り、逆に分割数を少なくすれば安価となる。
【0047】実施の形態14.さらに、マイクロ波の焦
点を移動させる構成として図25に示すようにしてもよ
い。図において、9a〜d(ただし9dは9bの反対側
にあり、図示されていない)は焦点距離の異なった複数
の反射鏡である。これらは反射鏡回転軸111に固定さ
れ、反射鏡回転装置110によって回転するようになっ
ており、複数の反射鏡9a〜dの中から焦点の位置を適
切なところに位置させることができる反射鏡を選択し
て、放射器8に対向させて利用することができるように
なっている。このようにすることによって、コンクリー
ト体4表面に対するマイクロ波の焦点位置を移動可能と
なるので、実施の形態12や13に示したものと同様の
効果が得られ、効率良くコンクリートを剥離させていく
ことができ、信頼性の高いコンクリート剥離装置を提供
できる。なお、本実施の形態では焦点距離の異なった4
個の反射鏡9a〜dを用いたが、さらに多くの反射鏡を
用いればさらに精度よく焦点の位置を制御することが可
能となり、逆に少なくすれば安価となる。また、実施の
形態12で示したクレーンを併用してもよい。
点を移動させる構成として図25に示すようにしてもよ
い。図において、9a〜d(ただし9dは9bの反対側
にあり、図示されていない)は焦点距離の異なった複数
の反射鏡である。これらは反射鏡回転軸111に固定さ
れ、反射鏡回転装置110によって回転するようになっ
ており、複数の反射鏡9a〜dの中から焦点の位置を適
切なところに位置させることができる反射鏡を選択し
て、放射器8に対向させて利用することができるように
なっている。このようにすることによって、コンクリー
ト体4表面に対するマイクロ波の焦点位置を移動可能と
なるので、実施の形態12や13に示したものと同様の
効果が得られ、効率良くコンクリートを剥離させていく
ことができ、信頼性の高いコンクリート剥離装置を提供
できる。なお、本実施の形態では焦点距離の異なった4
個の反射鏡9a〜dを用いたが、さらに多くの反射鏡を
用いればさらに精度よく焦点の位置を制御することが可
能となり、逆に少なくすれば安価となる。また、実施の
形態12で示したクレーンを併用してもよい。
【0048】実施の形態15.前記各実施の形態8〜1
4では、被照射体であるコンクリート壁4に関する情報
の取得手段としての温度測定装置101、CCDカメラ
102、距離測定装置103をそれぞれ1種類ずつ使用
しているものを示したが、これらは必ずしも1種類であ
る必要はなく、必要に応じて複数のコンクリート壁に関
する情報の取得手段を用いてもよい。そうすることによ
って、より多くのコンクリート壁に関する情報を同時に
取得できるので、さらに信頼性の高いコンクリート剥離
装置を提供できる。
4では、被照射体であるコンクリート壁4に関する情報
の取得手段としての温度測定装置101、CCDカメラ
102、距離測定装置103をそれぞれ1種類ずつ使用
しているものを示したが、これらは必ずしも1種類であ
る必要はなく、必要に応じて複数のコンクリート壁に関
する情報の取得手段を用いてもよい。そうすることによ
って、より多くのコンクリート壁に関する情報を同時に
取得できるので、さらに信頼性の高いコンクリート剥離
装置を提供できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、第1の発明に係るコンク
リート剥離装置によれば、マイクロ波を発生させるジャ
イロトロン装置と、このジャイロトロン装置の出力端に
設けられ前記ジャイロトロン装置から出力されるマイク
ロ波を放射する放射器と、この放射器に対向して設けら
れ前記放射器から放射されたマイクロ波を前記ジャイロ
トロン装置の軸と交わる方向に反射させかつ集束させて
被照射体に照射する反射鏡と、少なくとも前記放射器と
前記反射鏡とを両者の位置関係を維持した状態で前記ジ
ャイロトロン装置の軸に並行な軸の回りに回転させる第
1の回転手段とを備えたので、コンクリート壁上のマイ
クロ波の照射位置を周方向に移動させることができ、し
かも回転軸と被照射体の中心軸を一致させれば反射鏡よ
り照射されるマイクロ波の焦点距離を変更することなく
各照射点におけるマイクロ波の照射強度を一定に保つこ
とができ、効率よく被照射体であるコンクリートを剥離
することができる。
リート剥離装置によれば、マイクロ波を発生させるジャ
イロトロン装置と、このジャイロトロン装置の出力端に
設けられ前記ジャイロトロン装置から出力されるマイク
ロ波を放射する放射器と、この放射器に対向して設けら
れ前記放射器から放射されたマイクロ波を前記ジャイロ
トロン装置の軸と交わる方向に反射させかつ集束させて
被照射体に照射する反射鏡と、少なくとも前記放射器と
前記反射鏡とを両者の位置関係を維持した状態で前記ジ
ャイロトロン装置の軸に並行な軸の回りに回転させる第
1の回転手段とを備えたので、コンクリート壁上のマイ
クロ波の照射位置を周方向に移動させることができ、し
かも回転軸と被照射体の中心軸を一致させれば反射鏡よ
り照射されるマイクロ波の焦点距離を変更することなく
各照射点におけるマイクロ波の照射強度を一定に保つこ
とができ、効率よく被照射体であるコンクリートを剥離
することができる。
【0050】第2の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、前記ジャイロトロン装置はその出力端が下方に
位置するように設置され、放射器と反射鏡が前記ジャイ
ロトロン装置より下側に配置されたので、回転させるた
めの支え構造が簡単になる。
よれば、前記ジャイロトロン装置はその出力端が下方に
位置するように設置され、放射器と反射鏡が前記ジャイ
ロトロン装置より下側に配置されたので、回転させるた
めの支え構造が簡単になる。
【0051】第3の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、前記反射鏡で反射されたマイクロ波の伝搬経路
中に配置され、前記反射されたマイクロ波の伝搬経路を
屈曲させる平面鏡を備えたので、ジャイロトロン装置の
軸方向にある被照射体例えば天井や床にマイクロ波を照
射できる。
よれば、前記反射鏡で反射されたマイクロ波の伝搬経路
中に配置され、前記反射されたマイクロ波の伝搬経路を
屈曲させる平面鏡を備えたので、ジャイロトロン装置の
軸方向にある被照射体例えば天井や床にマイクロ波を照
射できる。
【0052】第4の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、前記平面鏡はマイクロ波の伝搬経路中への出し
入れ可能に構成されているので、平面鏡の出し入れによ
りジャイロトロン装置の径方向および軸方向の両方向に
ある被照射体にマイクロ波を照射でき、第1の回転手段
と組み合わせて駆動することにより広範囲にマイクロ波
を照射できる。
よれば、前記平面鏡はマイクロ波の伝搬経路中への出し
入れ可能に構成されているので、平面鏡の出し入れによ
りジャイロトロン装置の径方向および軸方向の両方向に
ある被照射体にマイクロ波を照射でき、第1の回転手段
と組み合わせて駆動することにより広範囲にマイクロ波
を照射できる。
【0053】第5の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、ジャイロトロン装置、放射器、および反射鏡を
前記放射器と反射鏡の位置関係を維持した状態で前記ジ
ャイロトロン装置の軸と交わる軸の回りに回転させる第
2の回転手段を備えたので、第1の回転手段と第2の回
転手段を組み合わせて駆動することにより、ジャイロト
ロン装置の径方向および軸方向の両方向にある被照射体
に広範囲にマイクロ波を照射できる。
よれば、ジャイロトロン装置、放射器、および反射鏡を
前記放射器と反射鏡の位置関係を維持した状態で前記ジ
ャイロトロン装置の軸と交わる軸の回りに回転させる第
2の回転手段を備えたので、第1の回転手段と第2の回
転手段を組み合わせて駆動することにより、ジャイロト
ロン装置の径方向および軸方向の両方向にある被照射体
に広範囲にマイクロ波を照射できる。
【0054】第6の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、前記ジャイロトロン装置はマイクロ波を発生す
るジャイロトロンとマイクロ波の発生に必要な磁場を発
生させる磁場発生装置とを備え、前記磁場発生装置は永
久磁石または永久磁石と補助電磁石を組み合わせたもの
であるので、永久磁石へは配線や冷却水用ホースが不要
であることからジャイロトロン装置の回転や移動が容易
になる。
よれば、前記ジャイロトロン装置はマイクロ波を発生す
るジャイロトロンとマイクロ波の発生に必要な磁場を発
生させる磁場発生装置とを備え、前記磁場発生装置は永
久磁石または永久磁石と補助電磁石を組み合わせたもの
であるので、永久磁石へは配線や冷却水用ホースが不要
であることからジャイロトロン装置の回転や移動が容易
になる。
【0055】第7の発明に係るコンクリート剥離装置に
よれば、被照射体におけるマイクロ波照射箇所の周辺部
の温度や、被照射体の形状または色や、被照射体までの
距離等の被照射体の状態に関する情報を取得する手段を
備え、得られた情報に基づいて運転条件を制御するよう
にしたので、信頼性の高いコンクリート剥離装置が得ら
れる。
よれば、被照射体におけるマイクロ波照射箇所の周辺部
の温度や、被照射体の形状または色や、被照射体までの
距離等の被照射体の状態に関する情報を取得する手段を
備え、得られた情報に基づいて運転条件を制御するよう
にしたので、信頼性の高いコンクリート剥離装置が得ら
れる。
【図1】 本発明の実施の形態1によるコンクリート剥
離装置を示す構成図である。
離装置を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるコンクリート剥
離装置の放射器と反射鏡の作用を説明する図である。
離装置の放射器と反射鏡の作用を説明する図である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるコンクリート剥
離装置の動作を説明する図である。
離装置の動作を説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態1によるコンクリート剥
離装置の他の構成例を示す構成図である。
離装置の他の構成例を示す構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態1によるコンクリート剥
離装置を示す構成図である。
離装置を示す構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態1に係る斜めに切断した
放射器の一例を示す斜視図である。
放射器の一例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係る螺旋状に切断し
た放射器の一例を示す斜視図である。
た放射器の一例を示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態2によるコンクリート剥
離装置の要部を示す構成図である。
離装置の要部を示す構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態3によるコンクリート剥
離装置を示す構成図である。
離装置を示す構成図である。
【図10】 本発明の実施の形態4によるコンクリート
剥離装置を示す構成図である。
剥離装置を示す構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態5によるコンクリート
剥離装置の要部を示す構成図である。
剥離装置の要部を示す構成図である。
【図12】 本発明の実施の形態6によるコンクリート
剥離装置を示す構成図である。
剥離装置を示す構成図である。
【図13】 本発明の実施の形態6によるコンクリート
剥離装置を図12の右側から見た場合を示す構成図であ
る。
剥離装置を図12の右側から見た場合を示す構成図であ
る。
【図14】 本発明の実施の形態7によるコンクリート
剥離装置について説明する図である。
剥離装置について説明する図である。
【図15】 本発明の実施の形態7に係るジャイロトロ
ン装置の構成図である。
ン装置の構成図である。
【図16】 本発明の実施の形態8によるコンクリート
剥離装置を示す構成図である。
剥離装置を示す構成図である。
【図17】 本発明の実施の形態9によるコンクリート
剥離装置を示す構成図である。
剥離装置を示す構成図である。
【図18】 図17のコンクリート剥離装置を下方から
見上げたところを示す平面図である。
見上げたところを示す平面図である。
【図19】 コンクリート中でのマイクロ波の電力密度
の減衰を説明するグラフである。
の減衰を説明するグラフである。
【図20】 本発明の実施の形態10によるコンクリー
ト剥離装置を示す構成図である。
ト剥離装置を示す構成図である。
【図21】 本発明の実施の形態11によるコンクリー
ト剥離装置を示す構成図である。
ト剥離装置を示す構成図である。
【図22】 本発明の実施の形態12によるコンクリー
ト剥離装置を示す構成図である。
ト剥離装置を示す構成図である。
【図23】 本発明の実施の形態13によるコンクリー
ト剥離装置を示す構成図である。
ト剥離装置を示す構成図である。
【図24】 本発明の実施の形態13に係わる反射鏡の
構造を示す正面図である。
構造を示す正面図である。
【図25】 本発明の実施の形態14によるコンクリー
ト剥離装置を示す構成図である。
ト剥離装置を示す構成図である。
【図26】 加圧水型原子炉の炉内構造物を撤去した後
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
【図27】 沸騰水型原子炉の炉内構造物を撤去した後
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
【図28】 コンクリート面への放射能の浸透汚染深さ
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図29】 従来のコンクリート表層剥離装置の全体斜
視図である。
視図である。
【図30】 ジャイロトロンを用いた先行のコンクリー
ト表層剥離装置を示す構成図である。
ト表層剥離装置を示す構成図である。
【符号の説明】 1 マグネトロン、 2 導波管、 3 電磁ホーン、
4 コンクリート体、 5 真空ホース、 6 ジャ
イロトロン装置、 6a ジャイロトロン装置の軸、
7 導波管、 8 放射器、 9 反射鏡、 11 冷
却装置、 12クレーン、 13 ジャイロトロン電
源、 14 遠隔制御装置、 21 反射鏡支え、 2
2 第1の回転装置、 22a 駆動装置、 22b,
c 歯車、 23 吊り梁、 24、24a,b 吊り
棒、 25 吊り具、 26 回転軸、 27 おも
り、 30a,b ジャイロトロン用給電線、 31
a,bジャイロトロン冷却水用ホース、 32a,b
電磁石用給電線、 33a,b 電磁石冷却水用ホー
ス、 40 永久磁石、 41 電磁石、 60 ジャ
イロトロン、 61 磁場発生装置、 62 結合部、
70 平面鏡、 71平面鏡支え、 72 駆動装
置、 75 回転軸、 77 第2の回転装置、77a
駆動装置、 77b 歯車、 101 温度測定装
置、 102 CCDカメラ、 103 距離測定装
置、 105 焦点距離可変反射鏡、 106a〜p
反射鏡片、 107a〜p 反射鏡片駆動機構、 1
08a〜p支持具、 109 駆動機構、 110 反
射鏡回転装置、 111 反射鏡回転軸、 115 吊
り板、 120 穴、 121 レーザ光照射装置、
122 レーザ光の光路。
4 コンクリート体、 5 真空ホース、 6 ジャ
イロトロン装置、 6a ジャイロトロン装置の軸、
7 導波管、 8 放射器、 9 反射鏡、 11 冷
却装置、 12クレーン、 13 ジャイロトロン電
源、 14 遠隔制御装置、 21 反射鏡支え、 2
2 第1の回転装置、 22a 駆動装置、 22b,
c 歯車、 23 吊り梁、 24、24a,b 吊り
棒、 25 吊り具、 26 回転軸、 27 おも
り、 30a,b ジャイロトロン用給電線、 31
a,bジャイロトロン冷却水用ホース、 32a,b
電磁石用給電線、 33a,b 電磁石冷却水用ホー
ス、 40 永久磁石、 41 電磁石、 60 ジャ
イロトロン、 61 磁場発生装置、 62 結合部、
70 平面鏡、 71平面鏡支え、 72 駆動装
置、 75 回転軸、 77 第2の回転装置、77a
駆動装置、 77b 歯車、 101 温度測定装
置、 102 CCDカメラ、 103 距離測定装
置、 105 焦点距離可変反射鏡、 106a〜p
反射鏡片、 107a〜p 反射鏡片駆動機構、 1
08a〜p支持具、 109 駆動機構、 110 反
射鏡回転装置、 111 反射鏡回転軸、 115 吊
り板、 120 穴、 121 レーザ光照射装置、
122 レーザ光の光路。
Claims (10)
- 【請求項1】 マイクロ波を発生させるジャイロトロン
装置と、このジャイロトロン装置の出力端に設けられ前
記ジャイロトロン装置から出力されるマイクロ波を放射
する放射器と、この放射器に対向して設けられ前記放射
器から放射されたマイクロ波を前記ジャイロトロン装置
の軸と交わる方向に反射させかつ集束させて被照射体に
照射する反射鏡と、少なくとも前記放射器と前記反射鏡
とを両者の位置関係を維持した状態で前記ジャイロトロ
ン装置の軸に並行な軸の回りに回転させる第1の回転手
段とを備えたことを特徴とするコンクリート剥離装置。 - 【請求項2】 前記ジャイロトロン装置はその出力端が
下方に位置するように設置され、放射器と反射鏡が前記
ジャイロトロン装置より下側に配置されたことを特徴と
する請求項1記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項3】 前記反射鏡で反射されたマイクロ波の伝
搬経路中に配置され、前記反射されたマイクロ波の伝搬
経路を屈曲させる平面鏡を備えたことを特徴とする請求
項1または2記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項4】 前記平面鏡はマイクロ波の伝搬経路中へ
の出し入れ可能に構成されていることを特徴とする請求
項3記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項5】 ジャイロトロン装置、放射器、および反
射鏡を前記放射器と反射鏡の位置関係を維持した状態で
前記ジャイロトロン装置の軸と交わる軸の回りに回転さ
せる第2の回転手段を備えたことを特徴とする請求項1
または2記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項6】 前記ジャイロトロン装置はマイクロ波を
発生するジャイロトロンとマイクロ波の発生に必要な磁
場を発生させる磁場発生装置とを備え、前記磁場発生装
置は永久磁石または永久磁石と補助電磁石を組み合わせ
たものであることを特徴とする請求項1ないし5のいず
れかに記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項7】 被照射体の状態に関する情報を取得する
手段を備え、得られた情報に基づいて運転条件を制御す
るようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンクリ
ート剥離装置。 - 【請求項8】 前記被照射体の情報取得手段は、被照射
体におけるマイクロ波照射箇所の周辺部の温度を測定す
る手段であり、前記周辺部の温度が所定値を越えないよ
うに制御することを特徴とする請求項7記載のコンクリ
ート剥離装置。 - 【請求項9】 前記被照射体の情報取得手段は、被照射
体の形状または色に関する情報を取得する手段であるこ
とを特徴とする請求項7記載のコンクリート剥離装置。 - 【請求項10】 前記被照射体の情報取得手段は、被照
射体までの距離を測定する手段であり、前記測定距離に
応じて被照射体に照射するマイクロ波の焦点位置を制御
することを特徴とする請求項7記載のコンクリート剥離
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31974496A JP3430829B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-11-29 | コンクリート剥離装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-54567 | 1996-03-12 | ||
| JP5456796 | 1996-03-12 | ||
| JP31974496A JP3430829B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-11-29 | コンクリート剥離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304593A true JPH09304593A (ja) | 1997-11-28 |
| JP3430829B2 JP3430829B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=26395337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31974496A Expired - Fee Related JP3430829B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-11-29 | コンクリート剥離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430829B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001166088A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 貯蔵キャスク |
| JP2008019647A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Taisei Corp | 床材の加工方法及び床材 |
| JP2014219324A (ja) * | 2013-05-09 | 2014-11-20 | 清水建設株式会社 | 放射能汚染深度シミュレーション方法 |
| CN112081409A (zh) * | 2020-09-21 | 2020-12-15 | 东南大学 | 一种基于微波致裂混凝土技术的地下连续墙拆除设备和方法 |
| JP2022054423A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社安藤・間 | 管体内面除染装置 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP31974496A patent/JP3430829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001166088A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 貯蔵キャスク |
| JP2008019647A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Taisei Corp | 床材の加工方法及び床材 |
| JP2014219324A (ja) * | 2013-05-09 | 2014-11-20 | 清水建設株式会社 | 放射能汚染深度シミュレーション方法 |
| CN112081409A (zh) * | 2020-09-21 | 2020-12-15 | 东南大学 | 一种基于微波致裂混凝土技术的地下连续墙拆除设备和方法 |
| JP2022054423A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社安藤・間 | 管体内面除染装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3430829B2 (ja) | 2003-07-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |