JPH09307772A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JPH09307772A
JPH09307772A JP11931096A JP11931096A JPH09307772A JP H09307772 A JPH09307772 A JP H09307772A JP 11931096 A JP11931096 A JP 11931096A JP 11931096 A JP11931096 A JP 11931096A JP H09307772 A JPH09307772 A JP H09307772A
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JP11931096A
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Atsushi Aoki
淳 青木
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ再生時の受信原稿の読取りが容易な親展
通信を行う。 【解決手段】 送信側ファクシミリ装置21は、送信原
稿26の親展情報の目視図形の画像データを、圧縮し暗
号化した後に画像符号化して、暗号化データの1データ
単位が複数画素行列で表される形態の符号化データに変
換する。装置21は、この符号化データを公衆電話回線
23を介して受信側ファクシミリ装置22に送信する。
装置22では、受信したデータをそのまま記録変換して
記録紙に印刷し、受信原稿35を作成する。受信原稿に
は、親展情報が目視図形とは異なる形態の符号化図形と
して目視表示される。受信者は、受信原稿35の符号化
図形を再度読取装置66で読取らせてデータ化し、この
画像データを画像復号し暗号解読した後に伸長して、目
視図形の画像データを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる親展通信
を行うことができるファクシミリ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において、送信された
文書データは受信と同時に記録紙に印刷される。これに
よって、受信された文書データの記載内容は、第三者に
対しても公開される。このようなファクシミリ装置にお
いて機密事項を含む文書データを送信するために、いわ
ゆる親展通信を行うことができる装置が求められてい
る。この親展通信では、受信側のファクシミリ装置にお
いて受信した文書データを何らかの手法で管理して、そ
の内容を印刷した記録紙が不用意に第三者の目に触れな
いようにする必要がある。
【0003】ファクシミリ装置において親展通信を実現
するための第1の従来技術として、以下に示す機械的手
法が挙げられる。機械的手法で親展通信を行うとき、機
密にすべき内容を記載した親展文書の送信者は、親展文
書をそのままファクシミリ装置に読取らせて送信する。
受信側のファクシミリ装置では、送信された親展文書の
文書データをそのまま記録紙に印刷する。その後、印刷
された記録紙を印刷面が外部から目視されないように折
畳んで綴じる。また別の手法では、受信内容を印刷した
記録紙を収納容器に収納する。この収納容器の記録紙取
出し口には鍵がかかっており、鍵を所有している者だけ
が収納容器から記録紙を取出すことができる。
【0004】このような機械的手法の親展通信を用いる
ファクシミリ装置では、受信側のファクシミリ装置に印
刷済みの記録紙を綴じる機構および印刷済みの記録紙を
収納する収納容器を付加する必要がある。このような構
成要素は、親展通信を行わないファクシミリ装置には必
要ないものである。ゆえに、この構成要素の分だけファ
クシミリ装置の部品点数が増加し、装置全体のコストが
増加する。
【0005】また、親展通信を行う第2の従来技術とし
て、親展文書を電子的に蓄積する手法がある。この手法
を用いた親展通信を行うファクシミリ装置では、受信さ
れた親展文書データは、ランダムアクセスメモリおよび
外部記憶装置であるような記録媒体に電気信号のまま記
録される。この親展文書データを受取るべき受信者は、
これら記録媒体に記録された親展文書データを、たとえ
ばパスワードを用いて選択的に取出して印刷する。この
ような手法のファクシミリ装置では、パスワードを知ら
ない第三者には、親展文書データを印刷して目視表示す
ることができない。これによって、親展通信を実現する
ことができる。
【0006】このような手法を用いたとき、受信側のフ
ァクシミリ装置には、親展文書データを記録するための
記録媒体が準備される。この装置では、親展文書データ
のデータ量が受信側ファクシミリ装置の記録媒体の記録
容量よりも大きいとき、親展文書を一度に送信すること
ができない。また、受信者が受信した親展文書データを
印刷しない限り、記録媒体からデータを消去することが
できない。ゆえに、印刷が行われないまま、複数の親展
文書データが送信され続けると、記録媒体に親展文書デ
ータが蓄積し、記録媒体の容量を超えてしまうことがあ
る。このとき、さらに異なる親展文書データを送信され
ても、受信側ファクシミリ装置では、その文書データを
記録することができない。このように、この従来技術で
は、記録媒体の容量を超えて親展文書データを受信する
ことができない。ゆえに、親展文書を常に受信すること
ができる状態とするためには、容量の大きな記録媒体を
用意する必要がある。
【0007】上述した第1および第2の従来技術のファ
クシミリ装置では、送信側のファクシミリ装置は、従来
から行われているファクシミリ通信手法と同一の手法で
親展文書データを送信する。この文書データは、たとえ
ば親展通信を行わないファクシミリ装置で受信したと
き、データ受信と同時に印刷され、第三者に対しても公
開される。前述した手法の親展通信を行うファクシミリ
装置では、このような文書データを機密としない通常モ
ード、および上述した親展通信を行う親展モードの2つ
のモードを有することが多い。
【0008】この2つのモードを有するファクシミリ装
置で親展通信を行うとき、予め親展文書の送信者が親展
文書の受信者に対して別途連絡を取り、受信側のファク
シミリ装置のモードを親展モードに切換えさせておく。
また、送信される親展文書データに受信側ファクシミリ
装置のモードを切換えるための切換え信号およびパスワ
ードなどを混在させておき、受信側のファクシミリ装置
を、これら切換え信号およびパスワードが受信されたと
きだけ親展モードに切換えさせる。
【0009】このように、上述した第1および第2の従
来技術では、送信側および受信側のファクシミリ装置の
間で送信された文書が、親展文書データであることを判
別しなければならない。これによって、このような手法
を用いる親展通信は、たとえば送信者と受信者とが予め
取決めを行うような特定のファクシミリサービスの利用
者と提供者、または共通した取決めを交わした特定の送
信用および受信用ファクシミリの間でだけ実施すること
ができる。ゆえに、このような手法の親展通信を行うフ
ァクシミリ装置では、不特定多数の利用者に対し親展通
信を行うことは困難である。
【0010】また、親展通信を行うファクシミリ通信装
置の第3の従来技術として、特開昭63−296565
号公開公報が挙げられる。図14は、本公開公報で開示
されるファクシミリ装置の電気的構成を示すブロック図
である。送信側ファクシミリ装置1から受信側ファクシ
ミリ装置2に対して親展文書である送信原稿3の文書デ
ータを送信する。送信原稿3は、送信側ファクシミリ装
置1の読取系4においてたとえば光学的に読取られ、電
気信号に変換される。この電気信号は、コーデェック部
5において、予め定める符号化手法に応じて符号化され
る。このとき、コーデェック部5では、電気信号に変換
された文書データを予め定める手法で暗号化する。これ
によって、送信原稿3の文書データは、たとえば
「0」,「1」の組合せのコードで表される符号化デー
タとなる。この符号化データは、モデム6から公衆電話
回線7に導出される。
【0011】受信側ファクシミリ装置2は、公衆電話回
線7を介して送信された文書データをモデム8で受信す
る。受信された文書データは、記録系9においてそのま
ま印刷され、符号記録10が作成される。この符号記録
10は、たとえば文書データの「0」,「1」の組合わ
せに対応して、黒色表示の画素および白色表示の画素が
印刷された記録紙である。この符号記録10に目視表示
される画像は、送信原稿3の画像とは異なるものであ
る。受信者は、この符号記録10を受信側ファクシミリ
装置2の読取系11に読取らせる。読取系11では、た
とえば符号記録10の黒色表示の画素を「1」、白色表
示の画素を「0」として読取る。これによって、送信さ
れた文書データの符号化データが再生される。この再生
された符号化データは、デコーデェック部12において
復号化される。これによって、送信原稿3の画像データ
と同じ画像データが再生される。記録系9は、デコーデ
ェック部12から与えられる再生された画像データを記
録変換して記録紙に印刷する。これによって、ファクシ
ミリ装置1から送信された文書データが印刷された再生
記録13が作成される。再生記録13は、再生された画
像データで表される画像を記録紙に印刷したものであ
る。
【0012】このように、受信側ファクシミリ装置2で
は、受信した文書データをそのまま印刷する。これによ
って、印刷された符号記録10の画像は送信原稿3の画
像とは異なるものとなり、符号記録10を一瞥しただけ
で送信内容を第三者が把握することは難しい。ゆえに、
送信内容の機密が守られる。また、親展文書を再生する
ためには、この符号記録10を再度ファクシミリ装置2
の読取系11に読取らせるので、文書データの受信時に
は装置2が親展文書を受信する態勢になっていなくても
よい。ゆえに、受信側ファクシミリ装置2の状態に関係
なく、送信側ファクシミリ装置1は親展文書の文書デー
タを送信することができる。
【0013】送信された符号化された文書データは、符
号記録10として記録紙に印刷される。ファクシミリ装
置では、記録紙に感熱紙を用いることが多く、この感熱
紙は熱および圧力などに応じて画素の白色表示と黒色表
示とを行う。この記録紙では、たとえば紙面に傷がつい
たときなど容易に白色表示の画素が黒色表示に換えられ
てしまう。また、記録紙には、保存されている間に汚れ
などが付着しやすい。このように、傷つき汚れた符号記
録10では、その印刷面に目視表示される符号化された
文書データが損なわれる。
【0014】また、符号記録10において、符号化され
た文書データはたとえば、1ビットを1画素に対応させ
て印刷されることが多い。このように印刷された符号記
録10を読取系11に読取らせると、符号記録10の印
刷面に目視表示された符号化された文書データをデータ
のビット並びと同一の順で、かつ各ビット単位で読取る
必要がある。このとき、読取系11の読取用センサの走
査方向に対し符号記録10の印刷面の画素の配列方向が
傾いていると、符号記録10の各画素が書込まれたとき
の順と異なる順で読取られることがある。このように、
異なる順で各画素が読取られると、読取系11において
読取り再生されたデータは、送信された符号化された文
書データとは異なるものとなる。
【0015】このように、本従来技術の装置では、読取
系11において読取り開始位置および読取り順を厳密に
設定しないと、符号記録10から符号化された文書デー
タを正しく読取ることができない。文書データが正しく
読取られないと、再生記録13に再生される画像が送信
された送信原稿3の画像と大きく異なる。これによっ
て、再生される文書の品質が低くなる。このように、第
3の従来技術のファクシミリ装置では、符号記録10の
保管手法および読取系11における読取手法を厳密にし
ないと、送信原稿3から正しい再生記録13を再生する
ことが困難となる。また、上述したファクシミリ装置で
は、再生された再生記録13に印刷再生された画像が、
送信原稿3と同一の画像であることを受信者が再生記録
13だけを見て確認することが困難である。
【0016】また、第4の従来技術として、特開平2−
150160号公開公報が開示されている。本公報のフ
ァクシミリ装置には、たとえば他のファクシミリ装置か
ら文書データが送信される。この文書データは、たとえ
ば各ビットがそのまま画像の印刷時における記録紙の画
素の黒色表示および白色表示に対応する。ゆえに、この
文書データをそのまま印刷装置において印刷させると、
送信された文書の画像が記録紙に印刷される。本公報の
ファクシミリ装置では、このような文書データを受信側
ファクシミリ装置で暗号化する。
【0017】本公報のファクシミリ装置では、受信した
文書データである記録情報をモデムで復調した後、予め
定める符号化手法で符号化する。これによって、記録情
報は暗号化される。暗号化された記録情報は、たとえば
ランダムアクセスメモリにストアされる。また、ランダ
ムアクセスメモリにストアされた記録情報は、記録紙に
そのまま印刷される。このとき記録紙には、暗号化され
た記録情報の各ビットに応じて白色表示および黒色表示
の画素が印刷される。これによって、この記録情報を印
刷した記録紙は、いわゆるROM形光カードとなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このようなファクシミ
リ装置では、符号化は受信側のファクシミリ装置で行わ
れる。ゆえに、公衆電話回線上では、記録情報は普遍的
なファクシミリ通信手法である通常モードと同じ形式の
データ形態で送信される。ゆえに、公衆電話回線上で誤
ってデータが公開されるとき、また送信先が誤っていて
別のファクシミリ装置に記録情報が送信されたときに
は、記録情報内の情報はそのまま通常モードと同じよう
に記録紙に印刷され、第三者に公開される。ゆえに、こ
のような手法では、第3の従来技術で示すような手法の
親展通信と比較して、通信内容の機密性が低い。
【0019】また、上述したファクシミリ装置では、機
密にすべき親展情報と第三者に公開してもよい公開情報
とが1つの文書データの中に混在されているとき、これ
らの各情報を区分して一方の親展情報だけを符号化する
ことは困難である。ゆえに、文書データ内に含まれる親
展情報のデータ量が少ないときにも、全ての記録情報を
符号化する。これによって、符号化するべき記録情報の
量が多い。
【0020】本発明の目的は、親展文書データを符号化
されたまま印刷し、再度印刷されたデータを読取らせて
親展文書データを再生するファクシミリ装置であって、
読取系での読取りにおいて、読取り方向と画像の向きと
にずれおよび傾きがあっても、元の親展文書を確実に再
現することができる親展通信を行うことができるファク
シミリ装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信側ファク
シミリ装置と、公衆回線を介して前記送信側ファクシミ
リ装置に接続される受信側ファクシミリ装置とを備える
ファクシミリ通信装置であって、送信側ファクシミリ装
置は、送信原稿の原稿面を、行列状に配列される複数の
予め定める大きさの送信画素単位に区分し、各送信画素
ごとに原稿面の輝度を光学的に読取り、輝度を示す送信
画素データの集合体である送信原稿データを生成する送
信原稿読取り手段と、送信原稿読取り手段の出力に応答
し、送信原稿データから受信側ファクシミリ装置に単一
の印刷ドットを印刷させる複数のデータ単位から構成さ
れる表示データを生成する表示データ生成手段と、表示
データ生成手段の出力に応答し、表示データの予め定め
る数のデータ単位を、(n×m)(n,mはいずれか一
方が2以上の整数であって、かつ(n×m)が予め定め
る数以上の数となる整数)個の受信側ファクシミリ装置
の印刷ドットからなる最小単位のドット行列に対応さ
せ、表示データを最小単位のドット行列から構成される
パターン形状として受信側ファクシミリ装置に印刷させ
る態様の符号化データに変換する符号化手段と、データ
を公衆回線に送信する送信手段とを含み、受信側ファク
シミリ装置は、送信されたデータを受信する受信手段
と、受信手段からの出力に応答し、データを印刷ドット
から構成されるパターン形状として記録紙の原稿面に印
刷して受信原稿を作成し、その受信原稿を装置外に排出
する受信印刷手段と、受信印刷手段で生成された受信原
稿の原稿面を、行列状に配列される複数の印刷画素単位
であって、印刷ドットと同じ大きさの印刷画素単位に区
分し、各印刷画素ごとに原稿面の輝度を光学的に読取
り、各印刷画素の輝度を示す印刷画素データの集合体で
ある受信原稿データを出力する受信原稿読取り手段と、
受信原稿読取り手段の出力に応答し、受信原稿データを
(n×m)個の印刷画素データから成る複数の画素デー
タ行列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素デ
ータの組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位
に変換して、前記表示データを再生する復号化手段と、
復号化手段の出力に応答し、表示データから送信原稿デ
ータを再生する原稿再生手段とを含むことを特徴とする
ファクシミリ通信装置である。本発明に従えば、ファク
シミリ通信装置は、送信側および受信側のファクシミリ
装置が公衆回線を介して接続される。この両ファクシミ
リ装置間では、いわゆる親展通信を行うことができる。
この親展通信では、予め取り決めた送信者および受信者
にだけ公開され、第三者には秘匿される親展情報を記載
した送信原稿が送信される。送信側ファクシミリ装置で
は、まず送信原稿の原稿面に目視表示された親展情報の
画像を、送信原稿読取り手段によって送信原稿データに
変換する。この読取り手段では、まず送信原稿の原稿面
を、行列状に配列される複数の予め定める大きさの送信
画素単位に区分する。次いで、各送信画素毎に、原稿面
の輝度を光学的に読取り、各画素の輝度を示す送信画素
データを得る。送信原稿データは、複数の送信画素毎の
送信画素データの集合体である。この送信原稿データ
は、表示データ生成手段に与えられる。表示データ生成
手段では、送信原稿データに後述するような処理を施し
て、表示データを生成する。この表示データは複数のデ
ータ単位から構成される。各データ単位は、後述する受
信側ファクシミリ装置の受信印刷手段において、記録紙
に単一の印刷ドットを印刷させることができるデータで
あり、たとえば1ビットのデータである。たとえば前述
した送信画素データは、1または複数のデータ単位で構
成される。表示データは、符号化手段に与えられる。符
号化手段では、いわゆる画像符号化処理を行う。これに
よって、表示データの予め定める数のデータ単位から成
る基本単位群は、そのデータ単位の組合せに応じた予め
定める数以上のデータ単位から成る変換単位群に変換さ
れる。変換単位群は、受信側ファクシミリ装置の受信印
刷手段において、(n×m)個の印刷ドット行列を印刷
させるデータ単位群である。この印刷ドット行列のドッ
トの数(n×m)は、n,mの少なくとも一方が2以上
の整数であり、(n×m)全体の数が基本単位群のデー
タ単位の数よりも多い。ゆえに、表示データを画像符号
化した符号化データは、このドット行列を最小単位とし
て構成されるパターンとして、受信印刷手段に印刷され
る。このパターンは、表示データをそのまま受信側ファ
クシミリ装置の受信印刷手段に印刷させた仮想パターン
と比較して、ドット数が増加している。符号化手段から
出力される符号化データは、送信手段によって、圧縮処
理および変調処理などのファクシミリ伝送手順に応じた
処理が施された後、公衆回線に送信される。受信側ファ
クシミリ装置は、公衆回線から受信手段において、送信
されたデータを受信する。受信手段では、受信したデー
タにファクシミリ伝送手順に応じて復調処理および伸長
処理などの処理が施して、符号化データを得る。得られ
た符号化データは、受信印刷手段において記録紙に印刷
される。このとき受信印刷手段では、符号化データの変
換単位群ごとに、その単位群に含まれるデータ単位の組
合せに応じて、(n×m)の印刷ドットの各ドットの表
示形態を変化させて、パターンを印刷する。たとえばデ
ータ単位が「0」、「1」のいずれか一方の状態を取る
ビットであり、印刷ドットが白黒表示を行うドットであ
るとき、受信印刷手段はビットの「0」、「1」に印刷
ドットの白色表示および黒色表示を対応させ、パターン
を印刷する。符号化データが目視表示して印刷された記
録紙は、受信原稿として装置外部に排出される。符号化
データは、前述した画像符号化処理によって、表示デー
タとは全く異なるデータ単位構成を有する。ゆえに、符
号化データの目視表示図形である符号化図形は、表示デ
ータの仮想的な目視表示図形とは全く異なる。ゆえに、
この受信原稿を目視しても、その目視表示内容から親展
情報を理解することは極めて困難である。したがって、
受信原稿を印刷した段階において、親展情報を第三者に
対して秘匿することができる。またこの受信原稿を人目
に触れないように管理する必要がなくなる。さらにこの
手法では、受信内容を記録紙に記録するので、受信した
データを長期にわたってストアするメモリを必要としな
い。またこの受信原稿は、一般的なファクシミリの受信
手順と全く同じ手順で作成される。ゆえに、受信側のフ
ァクシミリ装置を特別なモードに切換えることなく、親
展通信で送信されるデータを受信ことができる。親展通
信の受信者は、この受信原稿を再度受信側ファクシミリ
装置に読込ませて、親展情報の目視図形を再生させる。
このときだけ、受信側ファクシミリ装置は親展通信に特
有のモードに切換えられる。まず受信者は、受信原稿を
ファクシミリ装置の受信原稿読取り手段に読取らせる。
読取り手段は、受信原稿の原稿面を印刷ドットと同じ大
きさであって行列状に配列される複数の印刷画素単位に
区分して、各画素毎に印刷画素データを得る。この印刷
画素の表示形態は、前述したように符号化データの各デ
ータ単位の状態に対応する。ゆえに、受信原稿の原稿面
に汚れなどが付着していない限り、印刷画素データは区
分された各印刷画素の状態に対応するデータ単位と対応
する状態を取る。たとえば、印刷画素の表示形態が白色
表示および黒色表示のいずれか一方であるとき、印刷画
素データは「0」および「1」のいずれか一方となる。
この印刷画素データの集合体である受信原稿データは、
復号化手段に与えられる。復号化手段では、まず、受信
原稿データを(n×m)個の印刷画素データから成る複
数の画素データ行列に区分する。この区分された画素デ
ータ行列は、符号データの変換単位群に対応する。次い
で復号化手段では、受信原稿データの印刷画素データ
を、各画素データ行列毎に、その印刷画素データの組合
せに対応する前記予め定める数のデータ単位の基本単位
群に変換する。これによって、これら基本単位群から構
成される表示データを再生することができる。原稿再生
手段は、再生された表示データから、送信原稿データを
再生する。この送信原稿データは、たとえば記録変換さ
れ記録紙に印刷されることによって目視表示される。前
述した読取り手段において、手段への受信原稿の設置状
態に応じて、受信原稿に印刷された印刷ドットの配列位
置の起点と印刷画素の区分の起点とにずれが生じること
がある。また、印刷ドットの配列方向からみて印刷画素
の区分方向が傾いていることがある。受信原稿では、表
示データの1画素に受信原稿の(n×m)個の画素行列
が対応している。ゆえに、上述したずれおよび傾きが生
じて、(n×m)個の画素行列のうちの一部が欠けてい
るときも、残された画素に基づいて、その画素行列に対
応すべき表示データのデータ単位群を類推することがで
きる。ゆえに、確実に表示データを画像復号化すること
ができる。
【0022】また本発明は、送信側ファクシミリ装置
と、公衆回線を介して前記送信側ファクシミリ装置に接
続される受信側ファクシミリ装置とを備えるファクシミ
リ通信装置であって、送信側ファクシミリ装置は、送信
原稿の原稿面を、行列状に配列される複数の予め定める
大きさの送信画素単位に区分し、各送信画素ごとに原稿
面の輝度を光学的に読取り、輝度を示す送信画素データ
の集合体である送信原稿データを生成する送信原稿読取
り手段と、送信原稿読取り手段の出力に応答し、送信原
稿データから受信側ファクシミリ装置に単一の印刷ドッ
トを印刷させる複数のデータ単位から構成される表示デ
ータを生成する表示データ生成手段と、表示データ生成
手段の出力に応答し、表示データの予め定める数のデー
タ単位を、(p×q)(p,qはいずれか一方が2以上
の整数であって、かつ(p×q)が予め定める数以上の
数となる整数)個の受信側ファクシミリ装置の印刷ドッ
トからなる最小単位のドット行列に対応させ、表示デー
タを最小単位のドット行列から構成されるパターン形状
として受信側ファクシミリ装置に印刷させる態様の符号
化データに変換する符号化手段と、データを公衆回線に
送信する送信手段とを含み、受信側ファクシミリ装置
は、送信されたデータを受信する受信手段と、受信手段
からの出力に応答し、受信したデータを受信側ファクシ
ミリ装置に(p×q)個の印刷ドットからなる最小単位
のドット行列を印刷させる送信データ行列に区分し、各
送信データ行列を(n×m)(n,mは、(n×m)が
(p×q)より大きい数であって、さらにn>pかつm
≧qまたはn≧pかつm>qを満たす整数)個の印刷ド
ットからなるドット行列を印刷させる表示データ行列に
変換する変換手段と、変換手段の出力に応答し、複数の
表示データ行列から構成されるデータを、印刷ドットか
ら構成されるパターン形状として記録紙の原稿面に印刷
して受信原稿を作成し、その受信原稿を装置外に排出す
る受信印刷手段と、受信印刷手段で生成された受信原稿
の原稿面を、行列状に配列される複数の印刷画素単位で
あって、印刷ドットと同じ大きさの印刷画素単位に区分
し、各印刷画素ごとに原稿面の輝度を光学的に読取り、
各印刷画素の輝度を示す印刷画素データの集合体である
受信原稿データを出力する受信原稿読取り手段と、受信
原稿読取り手段の出力に応答し、受信原稿データを(n
×m)個の印刷画素データから成る複数の画素データ行
列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素データ
の組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位に変
換して、前記表示データを再生する復号化手段と、復号
化手段の出力に応答し、表示データから送信原稿データ
を再生する原稿再生手段とを含むことを特徴とするファ
クシミリ通信装置である。本発明に従えば、ファクシミ
リ通信装置は、送信側および受信側のファクシミリ装置
間で親展通信を行うことができる。送信側ファクシミリ
装置では、まず送信原稿の原稿面に目視表示された親展
情報の画像から送信原稿データを生成し、この送信原稿
データから表示データを生成する。この表示データを符
号化手段で画像符号化して、送信用符号化データを生成
する。符号化手段では、表示データの予め定める数のデ
ータ単位から成る基本単位群を、受信側ファクシミリ装
置の受信印刷手段において(p×q)個の印刷ドット行
列を印刷させる送信用データ単位群に変換する。この印
刷ドット行列のドットの数(p×q)は、p,qの少な
くとも一方が2以上の整数であり、基本単位群のデータ
単位の数よりも多い。さらに、後述する数(n×m)と
比較して少ない数であり、数p,qはp<nかつq≦
m,p≦nかつq<mのいずれか一方の条件を満たす。
送信用符号化データは、この送信用データ単位群の集合
体である。 符号化手段から出力される送信用符号化データは、送信
手段によって、圧縮処理および変調処理などのファクシ
ミリ伝送手順に応じた処理が施された後、公衆回線に送
信される。受信側ファクシミリ装置は、公衆回線を介し
て送信された送信用符号化データを受信する。送信用符
号化データはファクシミリ伝送手順に応じて復調処理お
よび伸長処理などの処理が施された後に、変換手段に与
えられる。変換手段では、まず送信用符号化データを、
受信印刷手段に(p×q)個の印刷ドットからなる最小
単位のドット行列を印刷させる送信データ単位群に区分
する。次いで、各送信データ単位群を(n×m)個の印
刷ドットからなるドット行列を印刷させる表示データ単
位群に変換する。この表示データ単位群の集合である表
示用符号化データが、受信印刷手段に与えられ、記録紙
に印刷される。この表示用符号化データは、請求項1の
通信装置における符号化データと等価である。符号化デ
ータが目視表示して印刷された記録紙は、受信原稿とし
て装置外部に排出される。表示用符号化データは、表示
データとは全く異なるデータ単位構成を有し、その目視
表示図形である符号化図形は、表示データの仮想的な目
視表示図形とは全く異なる。したがって、この受信原稿
から親展情報を理解することは極めて困難である。ゆえ
に、受信原稿を印刷した段階において、親展情報を第三
者に対して秘匿することができる。親展通信の受信者
は、この受信原稿を再度受信側ファクシミリ装置に読込
ませて、親展情報の目視図形を再生させる。まず受信者
は、受信原稿をファクシミリ装置の受信原稿読取り手段
に読取らせ、印刷画素データの集合体である受信原稿デ
ータを得る。この受信原稿データは、復号化手段に与え
られる。復号化手段では、まず、受信原稿データを(n
×m)個の印刷画素データから成る複数の画素データ行
列に区分する。この区分された画素データ行列は、符号
データの表示用データ単位群に対応する。次いで復号化
手段では、受信原稿データの印刷画素データを、各画素
データ行列毎にその印刷画素データの組合せに対応する
前記予め定める数のデータ単位の基本単位群に変換す
る。これによって、これら基本単位群から構成される表
示データを再生することができる。原稿再生手段は、再
生された表示データから送信原稿データを再生する。こ
の送信原稿データは、たとえば記録変換され記録紙に印
刷される。送信用符号化データを仮想的に受信側ファク
シミリ装置の受信印刷手段に印刷させることを考える
と、このデータの仮想パターンは(p×q)個の印刷ド
ットからなる印刷ドット行列を最小単位として構成され
るパターンとなる。この仮想パターンは、表示データを
そのま受信側ファクシミリ装置の受信印刷手段に印刷さ
せた仮想パターンと比較して、ドット数が増加してい
る。また、前述した請求項1の通信装置において送信さ
れる符号化データのパターンであって、(n×m)個の
印刷ドットからなる印刷ドット行列を最小単位として構
成されるパターンよりはドット数が減少している。した
がって、本発明のファクシミリ通信装置は、請求項1で
示されるファクシミリ通信装置と比較して、少ないデー
タ量で親展通信のデータを送信することができる。前述
した読取手段において、手段への受信原稿の設置状態に
応じて、受信原稿の読取りにずれおよび傾きが生じるこ
とがある。受信原稿は、表示データの1画素を複数の印
刷画素で表すので、(n×m)個の画素行列のうちの一
部が欠けているときも、残された画素に基づいてその画
素行列に対応すべき表示データのデータ単位群を類推す
ることができる。ゆえに、確実に表示データを画像復号
化することができる。さらに表示データを再生するとき
には、送信用符号化データの最小単位よりも多い数の印
刷画素からなる印刷ドット行列を最小単位とする。ゆえ
に、送信用符号化データをそのまま印刷した画像を用い
て表示データを再生するときと比較して、ずれおよび傾
きなどの影響を受けにくくなる。さらに、表示用符号化
データは送信される送信用符号化データとはデータ単位
構成が異なるので、たとえば公開情報だけを含むデータ
を受信する状態にあるファクシミリ装置でこのデータを
受信したとき、作成される原稿の目視表示内容は受信原
稿の目視表示内容と異なる。したがって、送信側および
受信側のファクシミリ装置間でだけ、受信内容を確実に
再生することができる。したがって、送信内容がより確
実に秘匿される。
【0023】また本発明は、前記表示データ生成手段
は、送信原稿読取り手段の出力に応答し、送信原稿デー
タに予め定める付加データを付加して、表示データを生
成する付加手段を含み、前記原稿再生手段は、前記復号
化手段の出力に応答し、表示データから付加データと送
信原稿データとを分離する分離手段を含むことを特徴と
する。本発明に従えば、送信側ファクシミリ装置の表示
データ生成手段では、付加手段において送信原稿データ
に予め定める付加データが付加されて、表示データが生
成される。この付加データは送信原稿データ以外のデー
タであり、送信原稿データとともに画像符号化される。
受信側ファクシミリ装置の原稿再生手段では、分離手段
において再生された表示データから付加データが分離さ
れる。ゆえに、この付加データも第三者に対して秘匿す
ることができるとともに、受信原稿から確実に再生でき
る。付加データには、後述するように、送信原稿に関し
目視表示面の目視画像以外のデータ、またはデータ再生
動作の制御に必要なデータが選ばれる。このようなデー
タを送信原稿データと共に送信するので、送信側および
受信側のファクシミリ装置間でこれらデータを別途送受
信する必要がなくなる。
【0024】また本発明は、前記送信原稿は、原稿面を
それぞれ有する複数の個別原稿から構成され、前記送信
原稿データは、順次的に読取られた各個別原稿の原稿面
の輝度を示す複数の個別原稿データから構成され、前記
付加データは、前記送信原稿読取り手段において各個別
原稿データを読取った順序および送信原稿データ内の個
別原稿データの区分を示す頁データであり、前記受信側
ファクシミリ装置の復号化手段は、頁データで区分され
た個別データ単位毎に、表示データを再生することを特
徴とする。本発明に従えば、前記送信原稿には複数の個
別原稿が含まれる。各個別原稿は原稿面をそれぞれ有す
るので、送信原稿読取り手段は各個別原稿毎に、原稿面
に記載された目視図形の画像データである個別原稿デー
タを生成する。送信原稿データは、これら個別原稿デー
タの集合体であり、各個別原稿の画素の画素データから
構成される。前述した付加データは、これら個別原稿デ
ータの読取り順序、および各個別原稿データの区分を示
す頁データである。受信側ファクシミリ装置の復号化手
段は、頁データによって区分が示される各個別原稿デー
タ単位で復号化を行い、表示データを再生する。前述し
たように、送信側ファクシミリ装置の符号化手段では、
送信原稿の目視図形の1画素が受信原稿の符号化図形の
複数画素に対応するように、データを画像符号化する。
これによって、符号化データのデータ量は、表示データ
のデータ量の(n×m)倍となる。したがって、送信原
稿の各個別原稿の符号化データは、受信原稿では複数頁
にわたって目視表示されることになることがある。受信
側ファクシミリ装置の復号化手段は、頁データを基準と
して個別原稿データを区分して画像復号化を行う。これ
によって、受信原稿の頁数には関係無く、確実に送信原
稿と同じ頁数の原稿の原稿データを再生することができ
る。
【0025】また本発明は、前記送信側ファクシミリ装
置は、前記送信原稿読取り手段の出力に応答し、前記送
信原稿データの送信誤りを検査するための誤り検出信号
を生成する検出信号生成手段をさらに含み、前記付加デ
ータは誤り検出信号であり、前記受信側ファクシミリ装
置は、分離手段の出力に応答し、誤り検出信号を用い
て、再生された送信原稿データと送信前の送信原稿デー
タとの差異が生じているか否かを検査する誤り検出手段
と、誤り検出手段の出力に応答し、再生された送信原稿
データに差異が生じているとき、その旨を受信側ファク
シミリ装置の使用者に提示する受信側誤り表示手段とを
さらに含むことを特徴とする。本発明に従えば、前記付
加データは、送信原稿データの送信誤りを検出するため
の誤り検出信号である。この誤り検出信号は、デジタル
信号に付加される誤り検出信号と同じものであり、たと
えばCRC符号で実現される。送信側ファクシミリ装置
は、検出信号生成手段において、送信原稿読取り手段か
ら出力される送信原稿データに基づいて、誤り検出信号
を生成する。この誤り検出信号は、送信原稿データに付
加され、共に画像符号化されて公衆回線に送信される。
受信側ファクシミリ装置は、公衆回線から受信した符号
化データを画像復号化した後、分離手段において誤り検
出信号を分離する。誤り検出手段は、この誤り検出信号
を用いて、再生された送信原稿データと送信前の送信原
稿データとの間に差異が生じているか否かを判断する。
このように受信側ファクシミリ装置では、誤り検出符号
を用いた誤り検査を行って、正確にデータを受信してい
るかを判断する。両データ間に差異が生じているとき、
受信が不良でデータが正しく受信されていないと判断さ
れる。このときには、受信側ファクシミリ装置は再生原
稿を生成しないで、受信側誤り表示手段においてその旨
を受信者に提示する。これによって、受信側ファクシミ
リ装置で再生した再生原稿に送信原稿の目視画像が正し
く再現されているか否かを、受信者が確認することがで
きる。たとえば公衆回線でのノイズならびに送信側およ
び受信側の装置の各構成要素の変換不良などによって、
データの送受信が不良となるとき、受信したデータが正
しいか否かを確実に判断することができる。
【0026】また本発明は、前記送信側ファクシミリ装
置は、前記送信原稿読取り手段の出力に応答し、前記送
信原稿データの誤り検出信号を生成する検出信号生成手
段と、送信側ファクシミリ装置から送信された送信原稿
データと受信側ファクシミリ装置において再生される送
信原稿データとの差異が生じていることを使用者に提示
する送信側誤り表示手段とをさらに含み、前記付加デー
タは、誤り検出信号であり、前記受信側ファクシミリ装
置は、前記受信印刷手段での受信原稿の排出前に、その
受信原稿の原稿面を、行列状に配列される複数の画素単
位であって、印刷ドットと同じ大きさの印刷画素単位に
区分し、各印刷画素ごとに原稿面の輝度を光学的に読取
り、各印刷画素の輝度を示す印刷画素データの集合体で
ある確認原稿データを出力する確認原稿読取り手段と、
確認原稿読取り手段の出力に応答し、確認原稿データを
(n×m)個の印刷画素データから成る複数の画素デー
タ行列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素デ
ータの組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位
に変換して、前記表示データを再生する確認用復号化手
段と、確認用復号化手段の出力に応答し、表示データか
ら分離された誤り検出信号を用いて、再生される送信原
稿データと送信前の送信原稿データとの差異が生じてい
るか否かを検査する確認用誤り検出手段と、確認用誤り
検出手段の出力に応答し、再生される送信原稿データに
差異が生じているとき、その旨を公衆回線を介して送信
側ファクシミリ装置の送信側誤り表示手段に表示させる
提示手段とをさらに含むことを特徴とする。本発明に従
えば、付加データは誤り検出信号である。受信側ファク
シミリ装置では、受信印刷手段で受信原稿を作成した直
後、その原稿の排出前に確認原稿読取り手段で受信原稿
の原稿面を読取り走査して、符号化図形の画像データで
ある確認原稿データを生成させる。この確認原稿データ
を確認用復号化手段で画像復号化して誤り検出符号を分
離し、確認用誤り検出手段で送信前および受信後の送信
原稿データの差異の有無を検査する。この誤り検査にお
いて差異が生じていると判断されるとき、受信側ファク
シミリ装置は公衆回線を介して送信側ファクシミリ装置
にその旨を提示する。送信側ファクシミリ装置では、送
信前および受信後のデータに差異が生じ送信が失敗であ
ったことを、送信側誤り表示手段で送信者に提示する。
このように、本発明のファクシミリ通信装置では、受信
したデータの誤り検査を受信直後に行う。本発明のファ
クシミリ通信装置では、受信原稿から送信原稿データを
再生する再生動作はいつ行われても良く、データ送信直
後に行われるとは限らない。このように受信原稿の排出
前にその記載内容を読取ることによって、受信者がわざ
わざ受信原稿を読取らせる動作を行わなくとも、送信直
後に誤り検査を行うことができる。また、誤り検査で差
異が検出され送信が失敗であったとき、その旨を送信者
にも通知するので、送信者側で再送信などの対応を行う
ことができる。したがって、確実にデータを送信するこ
とができる。
【0027】また本発明は、前記送信側ファクシミリ装
置の送信手段は、前記表示データ生成手段から出力され
る表示データを公衆回線に送信し、前記受信側ファクシ
ミリ装置は、前記受信手段の出力に応答し、受信したデ
ータの予め定める数のデータ単位を、(n×m)(n,
mはいずれか一方が2以上の整数であって、かつ(n×
m)が予め定める数以上の数となる整数)個の印刷ドッ
トからなる最小単位のドット行列に対応させ、受信印刷
手段に最小単位のドット行列から構成されるパターン形
状として印刷させる態様の受信側符号化データに変換す
る受信側符号化手段と、受信側符号化手段の出力に応答
し、受信側符号化データに予め定める付加データを付加
して印刷用データを生成し、印刷手段に出力する生成手
段と、データの受信時に、親展記録を行うか否かを切換
える切換え手段とをさらに含み、受信手段は、切換え手
段の出力に応答し、親展記録を行うときだけ、受信した
データを受信側符号化手段に与えることを特徴とする。
本発明に従えば、受信側ファクシミリ装置では、送信者
側から第三者に公開しても構わない公開情報を含む表示
データが符号化されない状態で送信されたとき、このデ
ータを親展通信と同様に第三者に秘匿する形で受信する
親展記録を行うことができる。この親展記録は、たとえ
ば装置の状態が切換手段で切換えられたときだけ行われ
る。受信側ファクシミリ装置では、親展記録を行うと
き、受信手段から出力される受信データを受信側符号化
手段で画像符号化し、生成手段で付加データを付加した
後に、印刷手段に印刷させる。上述した動作は、親展通
信の送信側ファクシミリ装置でデータを変換する動作と
等しい。このような処理によって、不特定の送信者から
送信されたデータを、すべて親展情報として扱うことが
できる。
【0028】また本発明は、前記送信原稿には、親展送
信を行うべき内容が目視表示される親展情報領域と、親
展送信を行わない内容が目視表示される公開情報領域と
が含まれ、前記送信側ファクシミリ装置の送信原稿読取
り手段は、送信原稿の親展情報領域と公開情報領域とを
区分する区分手段を含み、送信原稿データのうち公開情
報領域の目視表示内容を示すデータを、そのまま前記送
信手段から前記受信側ファクシミリ装置に送信させ、前
記受信側ファクシミリ装置の受信原稿読取り手段は、受
信原稿の親展情報領域と公開情報領域とを区分する区分
手段を含み、受信原稿データのうち、親展情報領域の目
視表示内容を示すデータだけを、復号化手段に与えるこ
とを特徴とする。本発明に従えば、送信原稿には、親展
情報と公開情報とが混在して目視表示される。本発明の
ファクシミリ通信装置では、これら情報のうち親展情報
だけを親展通信の手法で送信する。送信側ファクシミリ
装置の原稿読取り手段は、親展情報が記載された親展情
報領域と公開情報が記載された公開情報領域とを区分す
る。親展情報の読取り結果であるデータは表示データ生
成手段で表示データに変換生成され、符号化手段で画像
符号化した後に送信手段に与えられて送信される。公開
情報領域の読取り結果であるデータは、そのまま送信手
段から送信される。受信側のファクシミリ装置の原稿読
取り手段でもまた、親展および公開情報領域を区分し、
親展情報領域の読取り結果だけを画像復号化する。これ
によって、たとえば原稿に送信原稿の送信先の宛て先お
よび宛名を、公開情報として付加することができる。受
信側では、受信原稿に印刷された宛て先および宛名を目
視して、その受信原稿の受信者を容易に判別することが
できる。また前述したように、親展通信で送信される符
号化データは、表示データよりもデータ量が多い。ゆえ
に、同一文書内で第三者に秘匿しなければ成らない部分
以外を公開情報として扱えば、すべての内容を親展情報
として送信するときと比較して、送信するデータ量を減
少させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態で
あるファクシミリ装置21,22の電気的構成を示すブ
ロック図である。図2は、図1のファクシミリ装置2
1,22間で行われる親展通信を示す模式図である。図
1と図2を併せて説明する。
【0030】ファクシミリ装置21は送信側の装置であ
り、ファクシミリ装置22は受信側の装置である。ファ
クシミリ装置21,22は、公衆電話回線23を介して
接続される。ファクシミリ装置21,22間では、いわ
ゆる親展通信を行うことができる。
【0031】親展通信を行うとき、ファクシミリ装置2
1の使用者である送信者は、送信すべき送信原稿26を
ファクシミリ装置21に読取らせる。送信原稿26の画
像が印刷された目視表示面には、公開情報領域27およ
び親展情報領域28が含まれる。
【0032】公開情報領域27には、第三者に知られて
もよい公開情報が目視表示される。この公開情報は、た
とえば送信原稿を受取るべき受信者の宛て先、および送
信原稿を送信する送信者の名前である。親展情報領域2
8には、送信者および受信者だけに開示され、第三者に
は秘匿される親展情報が目視表示される。
【0033】送信原稿26の各領域27,28には、公
開情報および親展情報が、それぞれたとえばキャラクタ
および図形の形態で目視表示される。キャラクタとは、
漢字、仮名、数字、欧米文字、記号、絵記号などの概念
を含むものである。このようなキャラクタおよび図形に
よって、公開情報および親展情報は、各領域27,28
を一瞥して内容を得ることができる形態で目視表示され
る。この送信原稿26の目視表示面を目視した者は、送
信者、受信者および第三者のいずれでも公開情報および
親展情報を理解することができる。このように、キャラ
クタなどで表される図形を、目視図形29と称する。た
とえば、公開情報領域27には、「宛て先」、「送信
者」、および「その他の公開情報」のキャラクタが目視
図形29として記載される。また親展情報領域28に
は、「機密情報」のキャラクタが目視図形29として記
載される。
【0034】ファクシミリ装置21は、この送信原稿2
6の目視表示面を読取り、各領域27,28に目視表示
された画像を、送信データに変換する。この送信データ
30は、公衆電話回線23を介して受信側のファクシミ
リ装置22に送信される。この送信データにおいて、親
展情報領域28の画像を変換した電気信号は、後述する
ようにさらに暗号化および画像符号化が施され、目視図
形29とは異なる形態の画像を示すデータに変換され
る。
【0035】仮想画像31は、送信データをそのまま画
像化した状態を示す仮想的な画像である。以後、図2に
おいて一点鎖線で囲まれた画像は、電気信号を仮想的に
目視表示した仮想画像を示す。送信データ30の仮想画
像31では、公開情報領域27には、公開情報が目視図
形29として目視表示される。親展情報領域28では、
親展情報が符号化図形32として目視表示される。符号
化図形32は、目視図形29とは全く異なる図形であ
る。
【0036】受信側ファクシミリ装置22は、公衆電話
回線23から受信データ34を受信する。この受信デー
タ34と送信データ30とは、送受信が誤りなく行われ
ていれば同一の電気信号であり、送信データ30の仮想
画像31を示す。ファクシミリ装置22は、この受信デ
ータ34を記録紙に印刷して目視表示して受信原稿35
を作成する。受信原稿35の目視表示面に目視表示され
る画像は、前述した仮想画像31と同一の形態の画像で
あり、親展情報領域28の親展情報が符号化図形32の
形態で表示される。
【0037】受信側ファクシミリ装置22の使用者であ
る受信者は、この受信原稿35を再度ファクシミリ装置
22に読取らせる。受信原稿35が読取られたデータに
ファクシミリ装置22内で後述する処理が施されて、再
生データ37が生成される。再生データ37の仮想画像
では、親展情報領域28の親展情報が、目視図形29と
して示される。すなわち再生データ37は、送信側のフ
ァクシミリ装置21において送信原稿26を読取った段
階のデータに対応する。ファクシミリ装置22は、この
再生データを記録変換して記録紙に印刷して目視表示
し、再生原稿38を作成する。この再生原稿38の目視
表示面には、送信原稿26と同一の画像が目視表示され
る。すなわち、親展情報領域28には、親展情報が目視
表示して理解可能な目視図形29として表示される。
【0038】送信側のファクシミリ装置21の詳細な電
気的構成を、以下に説明する。
【0039】送信原稿26は、読取装置41において読
取られる。この送信原稿26はたとえば個々に目視表示
面を有する1または複数の原稿で構成される。たとえ
ば、読取装置41は、送信原稿26の目視表示面を予め
定める大きさの画素に区分する。この画素は、たとえば
水平方向xおよび垂直方向yに平行に行列状に配置され
ることが好ましい。読取装置41は、各画素を順次的に
走査して、各画素に含まれる画像の濃淡で示される輝度
を検出する。この検出手法としては、たとえば送信原稿
26の画素に対し光を照射して、反射光を電子管および
光電変換素子で受光する。電子管および光電変換素子で
は、受光した光の受光量に応じたレベルの電気信号を導
出する。このような手法によって、送信原稿26の目視
表示面に表示された画像がアナログ電気信号に変換され
る。
【0040】読取装置41では、送信原稿26の目視表
示面をたとえばラスタ順で走査して、この読取面に描か
れた画像の電気信号に変換する。ラスタ順とは、たとえ
ば水平方向xを主走査方向、垂直方向yを副走査方向と
して、2次元平面を順次的に走査する順である。前述し
た読取装置41は、たとえば送信原稿26が複数あると
き、各原稿を読み取った順に各原稿の画像データを生成
する。また、読取装置41では、頁データが生成され
る。頁データは、複数の原稿からなる送信原稿26の原
稿の枚数、および各画像データが読取り順で何番目の原
稿のデータであるかを示すデータである。これらデータ
は、たとえばアナログ/デジタル変換回路でデジタル信
号の画像データに変換された後、画像データ圧縮回路4
3に与えられる。
【0041】画像データ圧縮回路43では、与えられた
画像データを予め定める圧縮手法で圧縮処理する。ま
た、送信原稿26が複数の原稿から構成されるとき、画
像データ圧縮回路43は各原稿の画像データを個別的ま
たは一括して圧縮する。これによって、生成される圧縮
画像データは、読取装置41から出力される画像データ
よりもそのデータ量が減少する。
【0042】また、圧縮回路43では、後述するよう
に、送信すべき送信原稿26の画像の種類に応じて圧縮
率を変更するようにしてもよい。たとえば送信原稿26
の画像が自然画像など、画像内の階調差が細かい画像で
あるとき、圧縮率を低くする。また送信原稿26の画像
がキャラクタおよび単純な線画であるときは、圧縮率を
高くする。圧縮画像データのデータ量は、この圧縮率に
応じて異なる。画像データ圧縮回路43からの圧縮画像
データは、暗号化回路44に与えられる。
【0043】暗号化回路44では、与えられた圧縮画像
データを暗号化キーに基づいて暗号化する。この暗号化
キーは、たとえば送信者が操作装置46から入力する。
この操作装置は、たとえばキーボードである。入力され
た暗号化キーは、制御回路47を介して暗号化回路44
に与えられる。
【0044】暗号化回路44には、前述した圧縮画像デ
ータが与えられるとともに、読取装置41から頁データ
が与えられる。暗号化回路44では、この頁データと圧
縮画像データとを一括して送信すべき単一のデータであ
ると見なし、予め定める暗号化手法に基づいて暗号化す
る。このように暗号化された圧縮画像データを受信側フ
ァクシミリ装置22で仮に画像化したと考えたとき、こ
のデータの仮想画像は、目視画像29とは全く異なるパ
ターンを示す。
【0045】この暗号化手法は、たとえばいわゆる排他
的論理和を用いた手法である。この手法を用いるとき、
暗号化回路44では、与えられた暗号化キーをシード
(種)とする疑似乱数を発生させる。この疑似乱数と、
圧縮画像データおよび頁データとの排他的論理和を演算
して求め、この演算結果を暗号化データとして出力す
る。暗号化データには、暗号化された圧縮画像データお
よび暗号化された頁データが含まれる。この暗号化デー
タは、誤り検出符号生成回路49に与えられる。
【0046】誤り検出符号生成回路49では、暗号化デ
ータの誤り検出符号を生成する。この誤り検出符号は、
受信側ファクシミリ装置22において、受信した受信デ
ータが正しいか否かを判断するときに用いられるもので
ある。この誤り検出符号として、たとえばCRC(Cycl
ic Redundancy Code)符号が用いられる。CRC符号で
は、データを一連の2進数の数値として取扱い、このデ
ータを生成多項式で除算し、その誤りを冗長ビットとす
る。この冗長ビットが、CRC符号としてデータに付加
される。
【0047】CRC符号の生成手法を以下に説明する。
【0048】たとえば、生成多項式G(X)を、m次の
多項式とする。CRC符号を付加するべき元の暗号化デ
ータをP(X)、CRC符号を付加した暗号化データを
F(X)とするとき、以下の式を満たす商Q(X)およ
び余りR(X)を計算する。以下の式は、すべて2進数
の式である。
【0049】 Xm・P(X) = Q(X)・G(X)+ R(X) …(1) また、CRC符号を付加したデータF(X)は、以下の
式で表される。
【0050】 F(X)= Xm・P(X)+R(X) = Q(X)・G(X) …(2) たとえば、生成多項式G(X)が以下の式であり、元の
データP(X)が、「1001 0110」であるとき
のCRC符号の算出生成手法を、以下に示す。
【0051】 G(X)= X6 + X4 + X2 + 1 …(3) 生成多項式G(X)の最高次の次数は、「6」である。
また、上述したデータP(X)は、以下の多項式で表さ
れる。
【0052】 P(X)= X7 + X4 + X2 + X …(4) 先ず、誤り検出符号生成回路49は、元のデータP
(X)に生成多項式G(X)の最高次の項を乗算する。
【0053】 Xm・P(X)= X6・P(X) = X13 + X10 + X8 + X7 …(5) 次いで、この乗算結果Xm・P(X)を生成多項式G
(X)で除算する。
【0054】
【数1】
【0055】この除算の結果で、生じた余りR(X)を
CRC符号とする。
【0056】 R(X)= X3 + X2 + X + 1 …(7) このように生成された誤り検出符号は、画像符号化回路
50に与えられる。画像符号化回路50には、暗号化回
路44から暗号化データが与えられる。画像符号化回路
50では、先ずこの暗号化データに誤り検出符号を付加
する。誤り検出符号が前述したCRC符号であれば、誤
り検出符号が付加された暗号化データF(X)は、次式
で表される。
【0057】 F(X)= Xm・P(X)+ R(X) = X13+X10+X8+X7+X3+X2+X+1 …(8) この式で表されるデータは、「1001 0110 1
111」であるビット列となる。画像符号化回路50で
は、この誤り検出符号が付加された暗号化データを画像
符号化した後に、データを光学的に読取り可能なコード
形態に変換して、送信データを生成する。光学的に読取
り可能なコードは、たとえばバーコードである。また、
バーコードの他にマトリクスコードおよび2次元バーコ
ードを用いてもよい。
【0058】データを画像符号化することによって、暗
号化データの仮想画像の1画素に対応する画素データを
複数画素に対応させる。これによって、前述した暗号化
データの仮想画像の1画素が、仮想画像31および受信
原稿38の画像では複数画素で表される。このとき暗号
化データの仮想画像の1画素は、仮想画像31および受
信原稿38において直交する垂直および水平方向y,x
に平行に行列状に配置される(N×M)個の画素のう
ち、直交する(n×m)個の画素で表されるようにする
ことが好ましい。この画素の数は、たとえば(4×4)
個である。
【0059】また、この符号化データの中には、予め定
める数の画素のデータおきに基準パターンのパターンデ
ータが挿入される。この基準パターンは、受信側ファク
シミリ装置22において、受信原稿35を読取らせると
き、符号化図形32の読取り基準となる位置を示すもの
である。このように、誤り検出符号が付加された暗号化
データが符号化されたデータに、基準パターンのパター
ンデータが付加されたデータが、符号化データとして画
像符号化回路50から出力される。この符号化データを
目視表示すると、前述した図2の仮想画像31および受
信原稿35において、親展情報領域28に目視表示され
る符号化図形32となる。すなわち、符号化データは、
符号化図形32を示す画像データである。
【0060】図3は、符号化図形32の詳細な構造を示
す図である。この符号化図形32では、誤り検出符号が
付加された暗号化データに、暗号化データの仮想画像の
1画素が受信原稿38の画像の(5×5)個の画素で表
されるような符号化が施されている。本実施形態の符号
化図形32の基準パターン52は、(5×5)個の画素
で表されるパターンであり、(5×5)個の画素のうち
周辺部および中心の画素が黒色表示であり、それ以外の
画素が白色表示で表される升目状のパターンである。
【0061】図3の符号化図形32は、(10×7)個
の画素から成る暗号化データの仮想画像を{(5×1
0)×(5×7)}個の画素で表したものである。この
符号化図形32では、{(5×2)×(5×7)}個の
データを表す画素の間に{5×(5×2)}個のデータ
を表す画素が介在された3つの基準パターン52を含む
{5×(5×7)}個の画素が挿入される。これによっ
て、基準パターン52は、符号化図形32の中で、水平
方向xに平行に(5×2)画素おきに、かつ垂直方向y
に平行に(5×2)画素おきに表れる。
【0062】このように、暗号化データの仮想画像の画
素は、(n×m)個の画素を最小単位パターンとする画
素パターン53で表される。ゆえに、(r×s)個の画
素で区分された暗号化データの仮想画像は、[(n×
r)×(m×s)]個の画素から成る符号化図形32に
変換される。
【0063】画像符号化回路50で生成された符号化デ
ータは、送信装置56に与えられる。送信装置56は、
いわゆるモデムである。送信装置56には、たとえば送
信原稿26に公開情報領域27が含まれているとき、こ
の公開情報領域27に表示された公開情報の画像データ
が読取装置41から制御回路47を介して与えられる。
送信装置56では、符号化データおよび公開情報の画像
データである公開画像データとを合わせて、送信原稿2
6の送信データを生成する。
【0064】この送信データは、送信原稿26に表示さ
れている順に、公開画像データおよび符号化データが順
次的に並べられて構成される。たとえば、前述した図2
の送信原稿26に示すように、2つの公開情報領域27
の間に親展情報領域28が介在されるような構成の原稿
であるとき、第1番目の公開情報領域27の公開画像デ
ータ、符号化データ、2番目の公開情報領域27の公開
画像データの順に、読取られた順に並べられる。
【0065】このように生成された送信データは、予め
定められるファクシミリ伝送手法に従って、圧縮処理が
施された後に、予め定める変調手法で変調される。さら
に送信装置56は、網制御処理および回線制御処理を行
って、ファクシミリ装置21と公衆電話回線23とを接
続し、変調された送信データを公衆電話回線23に出力
する。この送信は、たとえば国際電信電話諮問委員会
(CCITT)の勧告に基づいた規格に従って行われ
る。このようにして、送信原稿26は、送信データ30
として送信される。
【0066】また、ファクシミリ装置21には、画像メ
モリ57およびメモリ58が備えられる。たとえば、画
像メモリ57には、読取装置41で読取られた画像デー
タおよび各回路43,44,50で生成されたデータが
ストアされる。メモリ58には、たとえば読取装置41
から出力される頁データ、誤り検出符号生成回路49で
生成される誤り検出符号がストアされる。これらメモリ
57,58は、たとえば読取装置41における送信原稿
26の読取り速度と、各回路43,44,49,50で
の信号処理速度とに差があるとき、読取られた画像デー
タを一時的にストアするために用いられる。また、送信
原稿26に公開情報領域27と親展情報領域28とが混
在しているとき、親展情報領域28の画像データを処理
している間、公開情報領域27の公開画像データおよび
頁データを一時的にストアするために用いられる。
【0067】このようにして送信側ファクシミリ装置2
1は、親展情報を含む送信原稿26を送信する。
【0068】受信側ファクシミリ装置22の詳細な構成
を、以下に説明する。
【0069】受信側ファクシミリ装置22では、受信モ
ードと再生モードとが行われる。受信モードでは、公衆
電話回線23を通じて送信された送信データを受信デー
タとして受信し、そのまま記録変換して目視表示する。
再生モードでは、前述した親展情報の符号化図形32か
ら親展情報の目視図形29を再生する。ファクシミリ装
置22は、通常は受信モードに設定される。
【0070】以下に、受信モードにおける動作を説明す
る。ファクシミリ装置22は、公衆電話回線23に受信
装置61を介して接続される。受信装置61は、いわゆ
るモデムである。この受信装置61は、網制御処理およ
び回線制御処理を行って公衆電話回線23と接続され、
回線23を介して送信された送信データを受信する。受
信装置61では、予め定めるファクシミリ伝送手法に基
づいて、この送信データの復調処理および伸長処理を行
って受信データを得る。この受信動作は、たとえば国際
電信電話諮問委員会(CCITT)の勧告に基づいた規
格に従って行われる。得られた受信データは、印刷装置
62に与えられる。
【0071】印刷装置62では、受信データを予め定め
る手法で記録変換して記録紙に印刷する。この印刷装置
62は、たとえば熱転写式のラインプリンタであり、受
信データのビットの「1」,「0」の組合せに応じて、
記録紙に白色表示および黒色表示の画素の組合せから成
るパターンを印刷する。これによって、受信原稿35が
作成される。この受信原稿35には、公開情報領域27
では公開情報が目視図形29の形態で表示され、親展情
報領域28では親展情報が符号化図形32として表示さ
れる。この受信モードでは、従来技術のファクシミリ装
置と同様の動作を行う。ゆえに、公開情報だけから成る
データを受信して受信原稿を作成することもできる。
【0072】受信者は、ファクシミリ装置22を再生モ
ードに切換えて、受信原稿35から再生原稿38を作成
させる。再生モードは、たとえば操作装置64を使用者
が操作して指示するときだけ行われる。以下にファクシ
ミリ装置22の再生モードにおける詳細な動作を説明す
る。
【0073】受信者は、生成された受信原稿35を読取
装置66において読取らせる。読取装置66は、送信側
ファクシミリ装置21の読取装置41と同様の構成を有
し、受信原稿35の目視表示面に目視表示された画像を
光電変換して画像データを生成する。この読取装置66
では、たとえば受信原稿35の目視表示領域の水平方向
xを主走査方向とし、垂直方向yを副走査方向とするラ
スタ順で、符号化図形32の1画素と同等の大きさの画
素単位で受信原稿35の目視表示面を走査する。これに
よって、受信原稿35の目視表示面が読取られ、画像デ
ータが生成される。この画像データは、ファクシミリ装
置22における受信が成功しているならば、送信された
符号化データに相当するものである。生成された画像デ
ータは、画像復号化回路67に与えられる。
【0074】画像復号化回路67では、画像データとし
て与えられる符号化データを復号化して、暗号化データ
を再生する。この画像復号化回路67では、たとえば
(N×M)個の画素から成る符号化図形32の画像デー
タを(n×m)個の画素からなる画素群に区分する。こ
れによって、画像データは、(r×s)個の画素群に区
分される。
【0075】このように画素を区分するとき、画像復号
化回路67は画像の中から基準パターン52を検出し、
この基準パターン52の配置に基づいて画素を区分す
る。たとえば、図3に示すように、矢符Aで示す水平方
向xに平行な行の画素から画像データが読取られている
とき、垂直方向yの画素の区分の基準点を矢符Bで示す
画素の行に設定する。また、画像が水平方向xおよび垂
直方向yと交差するような斜め方向に走査されて読取ら
れているとき、この基準パターン52の配列方向を基準
として画素を区分する。
【0076】このように、符号化図形32に基準パター
ン52が含まれていると、受信側ファクシミリ装置22
の読取装置66において、符号化図形がその画素配列の
方向と異なる方向に走査されて読取られたときにも、正
しく復号化処理を行うことができる。画像復号化回路6
7で復号化された復号化データは、誤り検査回路68に
与えられる。
【0077】誤り検査回路68では、ファクシミリ装置
22で受信された受信データが、元の送信データと正し
く対応しているかどうかを検査する。たとえば、誤り検
出符号として、CRC符号が用いられているとき、誤り
検査回路68は、復号化データを前述した生成多項式G
(X)で除算する。たとえば、画像復号化回路67から
出力される復号化データが、前述した送信側ファクシミ
リ装置21で生成された誤り検出符号が付加された暗号
化データF(X)であるとき、このデータF(X)を生
成多項式G(X)で除算した除算結果の余りR(X)が
0となる。
【0078】
【数2】
【0079】このように、CRC符号を用いる場合、上
述した除算結果の余りが0となるとき、データに誤りが
ないと判断される。誤り検査回路68において、正しい
と判断された復号化データは、暗号解読回路69に与え
られる。
【0080】暗号解読回路69では、暗号解読キーに基
づいて復号化データを暗号解読する。この暗号解読回路
69では、送信側ファクシミリ装置21の暗号化回路4
4と同じ暗号化手法に基づいて暗号解読を行う。たとえ
ば、前述した暗号化回路44では、排他的論理和を用い
た暗号化処理が行われていたので、暗号解読回路69で
もまた排他的論理和を用いた暗号解読処理を行う。たと
えば、暗号解読回路69では、暗号解読キーをシードと
して疑似乱数を発生させる。この疑似乱数と復号化デー
タとの間の排他的論理和を演算し、この演算結果を解読
データとする。暗号解読された解読データは、画像デー
タ復元回路73に与えられる。
【0081】この暗号解読キーは、受信者が操作装置6
4からファクシミリ装置22に入力する。操作装置64
は、ファクシミリ装置21の操作装置46と同様の構成
を有する。操作装置64から入力された暗号解読キー
は、制御回路71を介して暗号解読回路69に与えられ
る。疑似乱数は、シードが同じであれば、同じ系列の乱
数値を発生させる。ゆえに、送信者と受信者との間で暗
号化キーおよび暗号解読キーの情報がやり取りされてい
れば、この暗号解読回路69において、符号化データを
正しく暗号解読することができる。
【0082】画像データ復元回路73では、解読データ
を予め定める手法で伸長して送信された画像データを再
生する。再生された再生画像データは、記録変換されて
記録紙に印刷される。これによって、再生原稿38が作
成される。この再生原稿38の公開情報領域27および
親展情報領域28には、公開情報および親展情報がそれ
ぞれ目視図形29の形態で表示される。このようにし
て、受信側ファクシミリ装置22では、受信原稿35か
ら再生原稿38を再生することができる。
【0083】また、受信側ファクシミリ装置22には、
画像メモリ75およびメモリ76が備えられる。画像メ
モリ75には、受信データ、読取装置66で読取られた
画像データおよび各回路67〜69,73で処理された
画像データがストアされる。メモリ76には、たとえば
読取装置66から出力される頁データおよび操作装置6
4から入力された暗号解読キーがストアされる。これら
メモリ75,76は、ある構成要素における信号の処理
速度がその構成要素よりも信号流れ下流側の構成要素の
処理速度よりも速いときなどに、データを一時的にスト
アするために用いられる。
【0084】このようにして受信側ファクシミリ装置2
2では、親展情報を含む送信データを受信し、また暗号
化された親展情報を解読して親展情報の目視図形29を
得ることができる。
【0085】また上述したように、送信側ファクシミリ
装置では、送信原稿データを暗号化して送信し、受信側
ファクシミリ装置では、再生された表示データを暗号解
読して、元のデータを再生する。これによって、暗号化
キーおよび暗号解読キーを知る者以外の第三者には、送
信内容が秘匿される。ゆえに、たとえば公衆回線からデ
ータが流出したとき、また受信原稿が紛失したときも、
暗号解読キーが分からないと送信原稿データを得ること
ができない。ゆえに、送信データの機密性を向上させる
ことができる。
【0086】前述した送信側ファクシミリ装置21で
は、親展情報領域28に表示された親展情報を符号化デ
ータに変換した後に送信する。この符号化データを目視
表示した符号化図形32は、元の親展情報領域28の目
視図形29と比較して、画素数が増加する。すなわち、
元の画像データと符号化データとを比較すると、符号化
データのデータ量が最大で元のデータの(n×m)倍と
なる。したがって、送信すべきデータ量が増大する。ゆ
えに、送信側ファクシミリ装置21では、画像データ圧
縮回路43において、できる限り元の画像データを圧縮
して、データ量を減らしておくことが好ましい。また、
圧縮画像データは、元の画像データとは異なるデータ構
成を有する。この圧縮画像データを目視表示した仮想画
像は各画素が元の画像の画素と1対1で対応しなくな
り、元の画像と異なる画像となる。ゆえに、データを圧
縮することによって、送信原稿データの機密性を向上す
ることができる。
【0087】このとき、たとえば画像データ圧縮回路4
3におけるデータの圧縮率は、たとえば圧縮される目視
図形の種類によって異なる。たとえば、目視図形29が
図4(1)に示す自然画像であるような階調差の細かい
画像であるとき、圧縮回路43のデータの圧縮率が小さ
くなる。このようなとき、単一枚の送信原稿26の目視
領域に描かれた目視図形29は、原稿2枚に相当する符
号化図形32の符号化データに変換される。また、目視
図形29が図5(1)に示す簡単な線画およびキャラク
タであるような画像であるとき、圧縮回路43における
データの圧縮率を大きくすることができる。このときに
は、たとえば2枚の送信原稿26の目視領域に描かれた
画像の画像データを、単一枚の原稿の目視領域に描くこ
とが可能な符号化データとする。これによって、送信時
の符号化データは、単一枚の原稿に2つの元の原稿の送
信原稿の符号化データが含まれることになる。このよう
に、本実施形態のファクシミリ装置では、親展情報とし
て送信すべき画像に応じて、送信時の原稿枚数が変化す
る。
【0088】図6は、送信側ファクシミリ装置21にお
ける原稿送信動作を説明するためのフローチャートであ
る。たとえば、電源が投入されるとステップa1からス
テップa2に進む。ステップa2では、送信者が読取装
置41の原稿載置台に送信原稿26を装置41で読取る
ことができるよう載置する。さらに、操作装置46から
暗号化キーを入力する。原稿を載置し、暗号化キーを入
力した状態で、送信者が操作装置から送信開始を指示す
る。制御装置47は、操作装置46からの送信開始の指
示に応じて、ファクシミリ装置21の他の構成要素4
1,43,44,49,50,56〜58を制御する。
送信開始が指示されると、ステップa2からステップa
3に進む。
【0089】ステップa3では、制御回路47は、頁カ
ウンタに初期値をセットする。この初期値は、たとえば
「1」である。読取装置41は、頁カウンタがセットさ
れると、載置台に載置された送信原稿26のうちのいず
れか1枚の原稿を装置内に引込み、その目視表示面を走
査して光電変換を行う。
【0090】親展情報領域28は、操作装置から入力さ
れる親展情報領域28の開始点から終端点までの間に走
査される全ての目視表示面とする。この親展情報領域2
8の開始点および終端点は、たとえば使用者が操作装置
46から入力する。すなわち、操作装置46の予め定め
るキーが操作されたときに、読取装置41が走査してい
た点をそれぞれ親展情報領域28の開始点および終了点
とする。たとえば使用者は、読取装置41において送信
原稿26の目視表示面が順次読取られていくのを観察し
ている。読取装置41が親展情報領域28を走査しよう
とするとき、操作装置46を用いて親展情報領域28の
開始点を設定する。同様な動作で、終了点を設定する。
また親展情報領域28は、予め原稿の目視表示面の領域
28の開始点および終了点に予め定める符号を付加し、
読取装置41にその符号を読取らせて設定してもよい。
【0091】原稿の読取りが開始されると、ステップa
3からステップa4に進む。ステップa4では、制御回
路47は、現在、読取装置41で走査されている点が親
展情報領域28に含まれるか否かが判断される。たとえ
ば、操作装置46から開始点が入力された後であって、
終了点が入力されるまでの間に走査された点は、全て親
展情報領域28に含まれると判断される。すなわち、制
御回路47では、たとえば親展情報領域28の開始点が
入力されると、その後に走査される点を親展情報領域2
8の点とみなす。この判定状態を親展情報領域28の終
了点が入力される点まで保ち、終了点が入力されるとこ
の状態を解除して、以後走査される点は公開情報領域2
7に含まれると判断する。
【0092】ステップa4で現在の走査点が親展情報領
域28に含まれると判断されると、ステップa4からス
テップa5に進む。ステップa5では、原稿の親展情報
領域28の画像を読取装置41で読取らせ、画像データ
を出力させる。ステップa5からステップa6に進み、
画像データ圧縮回路43において読取られた画像データ
に圧縮処理が施され、圧縮画像データが生成される。こ
の圧縮画像データは、画像メモリ57にストアされる。
次いで、ステップa6からステップa7に進む。
【0093】ステップa7では、画像符号化データサイ
ズMを決定する。このデータサイズMは、既に公衆電話
回線23に出力された送信済みの画像の大きさと、受信
原稿35の単一の原稿の大きさとに基づいて決定され
る。たとえば、受信原稿35となるべき記録紙の単一枚
の目視表示面の大きさを大きさL1、既に送信された画
像が表示されるために必要な送信済み領域の大きさを大
きさL2、および未だ送信に用いられていない未使用領
域の大きさを大きさL3とすると、単一の記録紙の目視
表示面の大きさL1は、以下の式で示される。
【0094】 L1 = L2 + L3 …(11) ゆえに、未使用領域の大きさL3は、単一の記録紙の目
視表示面の大きさL1と送信済み領域の大きさL2とか
ら求めることができる。このステップ以降の動作におい
て送信される符号化データは、この記録紙の未使用領域
に目視表示される。したがってデータサイズMを求める
には、まず最大画像符号化データサイズNを求める。デ
ータサイズNは、大きさL3の未使用領域に記録するこ
とができる最大の符号化画像の符号化データのデータ量
である。
【0095】次いで、圧縮画像データのデータ量とそれ
に付加される頁データのデータ量との和の値と、最大画
像符号化データサイズNとを比較する。この和の値が最
大画像符号化データサイズNより小さいとき、データサ
イズMをこの和の値とする。また、データ量の和の値が
最大画像符号化データサイズNより大きいときには、デ
ータサイズMを最大画像符号化データサイズNとする。
この画像符号化データサイズMの決定は、たとえば親展
情報領域28の開始点が与えられた直後の処理および後
述する頁カウンタの値の加算更新後の最初の処理動作に
おいて行われる。データサイズMが決定されると、ステ
ップa7からステップa8に進む。
【0096】ステップa8では、暗号化回路44におい
て、操作装置46から与えられた暗号化キーを用いて、
圧縮画像データと頁カウンタ値との暗号化を行う。この
頁カウンタ値は、前述した頁データに相当するものであ
る。暗号化回路44において、暗号化データが生成され
ると、ステップa8からステップa9に進む。ステップ
a9では、誤り検出符号生成回路49において、暗号化
データに対する誤り検出符号を生成してステップa10
に進む。ステップa10では、画像符号化回路50にお
いて、暗号化データと誤り検出符号とを画像符号化デー
タサイズM毎に区分して、画像符号化を行う。すなわ
ち、データサイズM単位に暗号化データが分割され、さ
らに分割された各データにそのデータの誤り検出符号が
付加された後、データが符号化される。これによって、
データサイズMの送信すべき符号化データが生成され
る。生成された符号化データは、画像メモリ57にスト
アされる。
【0097】前述したステップa4において、読取装置
41で走査している点が親展情報領域28以外の領域、
すなわち公開情報領域27であるとき、ステップa4か
らステップa11に進む。ステップa11では、まず公
開情報領域27の目視画像29を読取り走査して画像デ
ータを生成する。次いで、その画像データを画像データ
圧縮回路43において圧縮して圧縮画像データを生成す
る。この圧縮画像データは、たとえば画像メモリ57に
ストアされる。
【0098】公開情報領域27の画像を読取るとき、読
取装置41はたとえば前述した受信側ファクシミリ装置
22の単一の記録紙の目視表示面の大きさL1に記録す
ることが可能な画像の大きさに対応する量の画像データ
を読取り、圧縮して圧縮画像データを生成する。また、
公開情報領域27および親展情報領域28が混在されて
いる送信原稿26を読取る場合であって、親展情報領域
28読取り後に、公開情報領域27の画像を読取るとき
は、記録紙の未使用領域の大きさL3に記録することを
可能な画像の大きさに対応したデータ量の画像を読取っ
て圧縮し、圧縮画像データを生成する。
【0099】ステップa10で親展情報領域28の符号
化データが生成されると、ステップa12に進む。ま
た、ステップa11で公開情報領域27の圧縮画像デー
タが生成されたときもステップa12に進む。
【0100】ステップa12では、親展情報領域28の
符号化データまたは公開情報領域27の圧縮画像データ
を送信装置55を介して公衆電話回線23に出力して、
画像データの送信を行う。送信が行われるとステップa
12からステップa13に進む。ステップa13では、
受信側ファクシミリ装置22の単一枚の記録紙に記録さ
れるべき1頁分の画像の画像データを送信したか否かが
判断される。送信されたときにはステップa14に進
み、制御回路47は、送信装置55から公衆電話回線に
改頁信号を送信する。この改頁信号は単一頁分の画像の
データを送信したことを示す信号であり、たとえば受信
側ファクシミリ装置22において巻紙状の記録紙を切断
するタイミングを示すための信号である。改頁信号が送
信されるとステップa15に進む。また、ステップa1
3において、未だ1頁分の画像データを送信し終わって
いないと判断されたときには、ステップa13からその
ままステップa15に進む。
【0101】ステップa15では、送信原稿26のうち
1頁分の原稿の目視表示面を全て読取ったか否かが判断
される。読取りが終了しているときにはステップa16
に進み、頁カウンタの値に1加算して更新した後、ステ
ップa17に進む。読取りが終了していないときにはス
テップa15からそのままステップa17に進む。
【0102】ステップa17では、画像メモリ57にス
トアされたデータが全て受信側ファクシミリ装置22に
送信されたか否かが判断される。送信されていないとき
には、未だ画像メモリ57には領域27の圧縮画像デー
タおよび領域28の符号化データの少なくとも一方がス
トアされていると判断される。このときにはステップa
17からステップa7に戻り、メモリ57にストアされ
たデータから符号化データを生成して送信する。画像メ
モリ内のデータが全て処理されると、ステップa17か
らステップa18に進む。
【0103】ステップa18では、全ての原稿の送信が
終了したか否かが判断される。たとえば、読取装置41
は、最初に原稿が載置される原稿設置台に全ての原稿が
装置内に引き込まれ走査されたか否かを判断する検出装
置が取付られている。制御回路47は、この検出装置か
らの出力に応答し、原稿載置台の原稿が全てなくなる
と、全原稿の送信が終了したと判断する。まだ載置台に
原稿が残されているときには、未走査の送信原稿26が
残されていると判断する。このときには、ステップa1
8からステップa4に戻り、次の原稿を読取装置41内
部に引き込んで走査を開始する。全原稿の送信が終了し
たと判断されると、ステップa18からステップa19
に進み、当該フローチャートの処理動作を終了する。
【0104】このような動作によって、親展情報と公開
情報とが混在した送信原稿26の送信を行うことができ
る。
【0105】図7は、受信側ファクシミリ装置22の再
生モードにおける画像再生動作を説明するためのフロー
チャートである。たとえば、装置に電源が投入される
と、ステップb1からステップb2に進む。ステップb
2では、受信者が読取装置66の原稿載置台に受信原稿
35を載置する。また、操作装置64から暗号解読キー
を入力し、さらに再生開始を指示する。再生開始が指示
されると、ステップb2からステップb3に進む。ステ
ップb3では、制御回路71は頁カウンタに初期値をセ
ットして、初期化する。この初期値は、たとえば「1」
である。頁カウンタのセットが終了すると、ステップb
3からステップb4に進む。
【0106】ステップb4では、読取装置66におい
て、その原稿載置台に載置された受信原稿のうちのいず
れか1枚の原稿を読取装置66内に引込み、その目視表
示面を走査して目視表示面の画像の画像データを生成す
る。生成された画像データは、画像メモリ75にストア
される。原稿を読取ると、ステップb4からステップb
5に進む。
【0107】ステップb5では、画像復号化回路67
は、読取られた画像データを解析して、画像データを符
号化画像区分と目視画像区分とに属するデータに分割す
る。符号化画像区分は、受信原稿35の親展情報領域2
8にあたり、親展情報の符号化データが目視表示され
る。また、目視画像区分は、公開情報領域27にあた
り、公開情報の圧縮画像データが目視表示される。
【0108】符号化画像区分と目視画像区分との分割
は、たとえば、符号化図形32に含まれる基準パターン
52の有無を判断することによって行われる。すなわ
ち、基準パターン52のパターンデータが含まれている
画像データは、符号化データであると判断される。ま
た、基準パターン52のパターンが含まれていない画像
データは目視図形29を示す圧縮画像データであると判
断される。この符号化図形32が表示されるべき部分が
符号化画像区分であり、目視図形が表示されるべき部分
が目視画像区分である。画像区分が分割されると、ステ
ップb5からステップb6に進む。
【0109】ステップb6では、これから処理しようと
する画像データが符号化画像区分および目視画像区分の
いずれに属するものであるかが判断される。符号化画像
区分に属する画像データであると判断されるときには、
ステップb6からステップb7に進む。ステップb7で
は、画像復号化回路67において、所望とする画像デー
タを、1画像区分毎に画像復号化する。復号化して得ら
れた復号化データのうち、誤り検出符号にあたるものは
メモリ76にストアされる。また、暗号化データにあた
るものは画像メモリ75にストアされる。画像復号化が
終了すると、ステップb7からステップb8に進む。
【0110】ステップb8では、誤り検査回路68にお
いて、データの誤り検査が行われる。この誤り検査の検
査結果において、各データが誤りなく送信されていると
判断されるときには、ステップb9に進む。ステップb
9では、暗号解読回路69において、メモリ76にスト
アされた暗号解読キーを用いて暗号化データの暗号解読
を行う。これによって、親展情報領域28の圧縮画像デ
ータと頁データとが解読される。解読されたデータのう
ち、頁データはメモリ76にストアされる。各データの
解読が終了すると、ステップb9からステップb10に
進む。ステップb10では、画像データ復元回路73に
おいて、圧縮画像データが復元伸長される。復元された
画像データは、画像メモリ75にストアされる。データ
のストアが終了すると、ステップb10からステップb
11に進む。
【0111】ステップb11では、制御回路71の頁カ
ウンタの値が、解読された頁データが示す頁番号未満で
あるか否かが判断される。そうであるときには、ステッ
プb12に進み、改頁信号を印刷装置62に導出すると
ともに、頁カウンタに1加算して更新する。改頁信号が
与えられると、印刷装置62は巻紙状の記録紙を切断す
る。カウンタの値の更新が終了すると、ステップb14
に進む。また、頁カウンタの値が、頁番号以上であると
きにはそのままステップb11からステップb14に進
む。
【0112】また、前述したステップb8において、デ
ータの誤り検査において、暗号化データが誤っており、
正しく受信されていないと判断されると、ステップb8
からステップb13に進む。ステップb13では、制御
回路71が再生不可メッセージを作成する。再生不可メ
ッセージは、データの誤りが大きく、この受信原稿35
の符号化図形32から目視図形29が再生することがで
きないことを示す。メッセージを作成すると、ステップ
b13からステップb14に進む。さらに、前述したス
テップb6において、処理すべき画像データが、目視画
像区分に属していると判断されたとき、ステップb6か
ら直接ステップb14に進む。
【0113】ステップb14では、印刷装置62におい
て、与えられたデータを記録変換して記録紙に印刷す
る。この与えられたデータとは、たとえば画像データ復
元回路73で復元された親展情報領域28の画像デー
タ、公開情報領域27の画像データ、および再生不可メ
ッセージのいずれか1つである。印刷が終了すると、ス
テップb14からステップb15に進む。ステップb1
5では、読取られた受信原稿35に属する全ての画像区
分の画像データを処理したか否かが判断される。処理し
ていないときにはステップb6に戻り、次の画像区分に
属する画像データの処理を開始する。読取った受信原稿
の全ての画像区分の画像データを処理したと判断される
と、ステップb15からステップb16に進む。
【0114】ステップb16では、原稿載置台に載置さ
れた受信原稿35を全て読取ったか否かが判断される。
読取っていないときには、ステップb16からステップ
b4に戻り、次の受信原稿35を読取装置66内に引き
込んで読取りを開始する。また、全ての原稿の読取りが
終了したと判断されると、ステップb16からステップ
b17に進み、当該フローチャートの処理動作を終了す
る。
【0115】このような手法によって、受信原稿35の
符号化画像32から、親展情報の目視画像29を再生す
ることができる。
【0116】図8は、本発明の第2実施形態であるファ
クシミリ装置91,92の電気的構成を示すブロック図
である。本実施形態のファクシミリ装置91,92は、
第1実施形態のファクシミリ装置21,22と類似の構
成を有し、同一の動作を行う構成要素には同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。本実施形態のファクシミ
リ装置91,92では、受信側ファクシミリ装置92に
おいて、送信側ファクシミリ装置91から送信された送
信データが正しく受信されていないときには、その旨を
送信側ファクシミリ装置91に通知する。
【0117】送信側ファクシミリ装置91は、親展情報
を含む送信原稿26の親展情報領域28の目視画像29
を符号化画像32に変換して、その画像データからなる
送信データ30を公衆電話回線23に出力する。受信側
ファクシミリ装置92は、受信モードと再生モードとの
2つのモードを有する。再生モードにおける各構成要素
の挙動は、第1実施形態の受信側ファクシミリ装置22
の再生モードでの挙動と等しい。受信モードの受信側フ
ァクシミリ装置92では、受信装置61で公衆電話回線
23を介して送信された送信データ30を受信し、復調
および伸長処理を施して受信データ34を得て、そのデ
ータを印刷装置62に出力する。印刷装置62は、受信
データ34をそのまま記録変換して記録紙に印刷する。
この印刷装置62には、読取り素子94が含まれる。読
取り素子94は、受信モードでの再生原稿38の作成時
において、記録変換された受信データ34が記録紙に印
刷された直後に、その印刷内容を読取る。
【0118】図9は、印刷装置62の構成を簡略化して
示す模式図である。記録紙96は、矢符97で示す相反
した方向に回転する一対のローラ98の間に挟まれ、ロ
ーラ98の回転によって矢符99方向に移動される。印
刷装置62の印刷ヘッド100は、記録紙96のローラ
98よりも移動方向99下流側に設けられる。
【0119】この印刷ヘッド100には、受信装置61
から処理回路101を介して受信データ34が与えられ
る。印刷ヘッド100は、受信データ34のビットの
「1」,「0」の組合せに応じて、記録紙96の一方表
面103に黒色表示および白色表示のいずれか一方の表
示形態の印刷画素の組合わせからなるパターンを印刷す
る。処理回路101は、受信装置61から与えられる受
信データ34を、印刷ヘッド100を駆動するための形
態に変換した後、印刷ヘッド100に与える。
【0120】前述した読取り素子94は、記録紙96の
一方表面103を臨むことができる位置であって、印刷
ヘッド100よりも記録紙96の移動方向99下流側に
設けられる。これによって、印刷ヘッド100によって
記録紙96に印刷された印刷画素を、読取り素子94に
よって読取ることができる。
【0121】読取り素子94で読取られた受信データ3
4は、画像復号化回路67に与えられる。画像復号化回
路67では、読取り素子94で読取られた受信データ3
4を読取装置66で読取られた画像データ37と同様に
復号化して、復号化データを生成する。この復号化デー
タは、誤り検査回路68に与えられて誤り検査がなされ
る。この誤り検査の検査結果は、制御回路71に与えら
れる。誤り検査において、データの誤りが大きく暗号解
読回路69での暗号解読が不可能であると判断される
と、制御回路71は受信失敗メッセージを生成する。こ
の受信失敗メッセージは、送信装置105から公衆電話
回線23に導出される。この送信装置105は、送信側
ファクシミリ装置91の送信装置56と同様の構成を有
し、同じ動作を行う。
【0122】送信側ファクシミリ装置91には、受信装
置106が備えられる。受信装置106は、受信側ファ
クシミリ装置92と同様の構成を有し、同じ動作を行
う。受信側ファクシミリ装置92から送信された受信失
敗メッセージは、公衆電話回線23を経て受信装置10
6で受信される。受信装置106は、送信された受信失
敗メッセージを制御回路47に与える。これによって、
受信側ファクシミリ装置92で送信データの受信が失敗
したとき、送信側ファクシミリ装置91に受信失敗の旨
を遅延なく連絡することができる。また、制御回路47
は、受信失敗メッセージを受信すると、送信メッセージ
の送信が失敗していることを表示装置107に目視表示
する。この表示装置107は、たとえば陰極線管および
液晶表示装置である。また、表示装置として印刷装置を
用い、その旨を記録紙に印刷して目視表示するようにし
てもよい。
【0123】このように、送信側ファクシミリ装置91
は、受信側ファクシミリ装置92において、送信データ
の受信が失敗したことを目視表示して送信者に提示する
ことができる。これによって、送信者は、送信した送信
原稿26の送信データが正しく受信者に受信されたかど
うかを判断することができる。また、送信原稿26のう
ち親展情報は符号化図形32の形態で送られているの
で、受信側ファクシミリ装置92での受信直後には、親
展情報の符号化データが正しく受信されているかを受信
者が判断することが困難である。このとき、上述したよ
うな親展情報の符号化データの誤り検査を行うと、受信
直後に親展情報に関しても正しく受信されているか否か
を容易に判断することができる。
【0124】図10は、本発明の第3実施形態である受
信側ファクシミリ装置111の電気的構成を示すブロッ
ク図である。この本実施形態のファクシミリ装置111
は、第1実施形態の受信側ファクシミリ装置22と類似
の構成を有し、同一の動作を行う構成要素には同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施形態のファク
シミリ装置111には、送信された送信データを受信側
ファクシミリ装置で親展情報として取扱う親展記録モー
ドを有する。
【0125】このファクシミリ装置111には、前述し
た親展通信を行う送信側ファクシミリ装置21,91お
よび従来技術のファクシミリ装置のいずれかから、公衆
電話回線23を介して送信データが送信される。これら
ファクシミリ装置からは、たとえば公開情報だけが含ま
れる送信データが送信される。
【0126】ファクシミリ装置111は、操作装置64
からの入力指示によって、受信モード、再生モードおよ
び親展記録モードのうち、いずれか1つのモードに切換
えることができる。受信モードでは、公衆電話回線23
を介して送信された送信データを受信装置61で受信し
て、受信データを生成する。その受信データは、印刷装
置62でそのまま記録変換して記録紙に印刷され、受信
原稿35が作成される。再生モードでは、受信原稿35
を読取装置66で読取らせ、その画像データを復号化
し、誤り検査を行った後に、暗号を解読して元の送信デ
ータの画像データを復元させる。復元された画像データ
は、印刷装置62で記録変換されて記録紙に印刷され、
再生原稿38が作成される。これらモードにおける各構
成要素の挙動は、第1実施形態の受信側ファクシミリ装
置21における挙動と等しい。
【0127】また親展記録モードでは、受信装置61か
ら出力される受信データは、親展記録部113に与えら
れた後、印刷装置62に出力される。親展記録部113
では、受信データは画像データ圧縮回路115で圧縮さ
れた後、暗号化回路116で暗号化される。さらに、暗
号化された受信データは、画像符号化回路118におい
て、誤り検出符号生成回路117で生成された誤り検出
符号が付加された後に画像符号化される。画像符号化さ
れた受信データは、印刷装置62において記録変換さ
れ、記録紙に印刷される。これによって、たとえば公開
情報として送信された送信データが、親展情報と同じ符
号化図形32の形態で、記録紙に印刷される。したがっ
て、印刷装置62からは受信原稿35と同じ形態の原稿
が排出される。
【0128】親展記録部113の各回路115〜118
は、第1実施形態の送信側のファクシミリ装置21の各
回路43,44,49,50と同様の動作を行う。ま
た、暗号化回路116で行われる暗号化に用いられる暗
号化キーは、メモリ76に予めストアされているものと
する。このように、ファクシミリ装置111では、公開
情報として送信された送信データを親展情報と同じよう
に第三者から秘匿することができる。
【0129】図11は、本発明の第4実施形態であるフ
ァクシミリ装置121,122の電気的構成を示すブロ
ック図である。図12は、図11のファクシミリ装置1
21,122間で行われる親展通信を示す模式図であ
る。図11と図12を併せて説明する。本実施形態のフ
ァクシミリ装置121,122は、第1実施形態のファ
クシミリ装置121,122と類似の構成を有し、同一
の動作を行う構成要素には同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。本実施形態のファクシミリ装置121,
122では、装置121,122間で送受信される送信
データのデータ量を、第1実施形態の装置21,22間
での送信データのデータ量と比較して減少させる。
【0130】親展通信を行うとき、送信者は、送信すべ
き送信原稿26をファクシミリ装置121の読取装置4
1に読取らせる。読取り装置41は、送信原稿26の各
領域27,28の目視画像29を光電変換して、得られ
た画像データを出力する。これら画像データのうち、親
展情報領域28の目視図形29の画像データは、圧縮さ
れた後に暗号化が施されて、画像符号化回路130に与
えられる。画像符号化回路130には、誤り検出符号生
成回路49から誤り検出符号が与えられる。画像符号化
回路130では、暗号化された画像データに誤り検出符
号を付加し、さらにそれに後述する画像符号化処理を施
して、仮想符号化図形126を示す仮想符号化データを
生成する。この仮想符号化データと、公開情報領域27
の目視図形29の圧縮画像データとから、送信データ1
25が作成される。この送信データ125は、公衆電話
回線23を介して受信側ファクシミリ装置122に送信
される。以後、図12において一点鎖線で囲まれた画像
は、電気信号およびデータを仮想的に目視表示した仮想
画像を示す。
【0131】送信データ125の仮想画像127では、
公開情報領域27には公開情報が目視図形29として表
わされる。親展情報領域28には親展情報が仮想符号化
図形126として表わされる。仮想符号化図形126
は、符号化図形32をさらに画像符号化した図形であ
り、前述した目視図形29とは異なるパターンを示す。
【0132】画像符号化回路130では、目視図形29
の予め定める数の画素を表す画像データを、受信側ファ
クシミリ装置122の印刷装置62において送信用画素
群を印刷させる画像データに変換する。送信用画素群
は、垂直方向Yにp個、水平方向Xにq個の画素をマト
リクス状に配置した(p×q)個の画素からなる印刷ド
ット行列である。予め定める数の画素は、たとえば1個
の画素である。
【0133】すなわち仮想符号化図形126は、たとえ
ば元の目視図形29の1画素を、受信側ファクシミリ装
置122の印刷装置62の(p×q)個の画素からなる
送信画素群で表した図形である。ゆえに、元の目視図形
29が(r×s)個の画素で構成されるとき、この目視
図形29の仮想符号化図形126は、{(p×r)×
(q×s)}個の画素から構成される。このように仮想
符号化図形126は、(r×s)個の送信用画素群から
構成される。仮想符号化図形126の最小単位パターン
である送信用画素群を構成する印刷画素の数(p×q)
は、前述した符号化図形32の最小単位パターンに含ま
れる印刷画素の数(n×m)未満である。以後、符号化
図形32の最小単位パターンを構成する画素群を、表示
用画素群と称する。
【0134】 (p×q)<(n×m) …(12) また、仮想符号化図形126の送信用画素群において、
垂直および水平方向Y,Xにそれぞれ並べられる印刷画
素の数p,qは、少なくとも一方が符号化図形32の表
示用画素群の印刷画素の数n,m未満の数であり、他方
が符号化図形32の表示用画素群の印刷画素の数以下の
数となるように選ばれる。
【0135】 p≦n,かつq<m または p<n,かつq≦m …(13) したがって、仮想符号化図形126を構成する印刷画素
の数は、符号化図形32を構成する印刷画素の数未満の
数となる。これによって、仮想符号化図形126を表す
画像データのデータ量は、符号化図形32を表す画像デ
ータのデータ量未満となる。
【0136】前述した目視図形29の各画素は、たとえ
ば白色表示および黒色表示のいずれか一方の状態を取
る。符号化図形32では、表示用画素群の(n×m)個
の各印刷画素の白色表示および黒色表示の組合わせ配置
パターンを異ならせて、対応する目視図形29が白色お
よび黒色表示のいずれであるかを表す。同様に、仮想符
号化図形126でも、送信用画素群の(p×q)個の各
印刷画素の白色表示および黒色表示の組合わせ配置パタ
ーンを異ならせて、対応する目視図形29の画素が白色
表示および黒色表示のいずれであるかを表す。この組合
わせ配置パターンは、同一状態の画素に対応する符号化
図形32の(n×m)個の印刷ドット行列での配置パタ
ーンと相似であっても良く、全く異なる組合わせ配置パ
ターンであっても良い。
【0137】さらに、仮想符号化図形126内には、
(p×q)個の最小単位パターンで表される基準パター
ンが、予め定める周期で規則的に配置される。基準パタ
ーンは、仮想符号化図形126と目視図形29とを区分
する基準となるものであり、さらに仮想符号化図形12
6における一方および他方方向X,Yの基準となるもの
である。この基準パターンは、たとえば符号化図形32
に含まれる前述した基準パターン52と相似であり、同
様の配置パターンで図形126内に挿入される。したが
って、各印刷ドット行列での画素表示の組合わせ配置パ
ターンが相似であるとき、仮想符号化図形126は符号
化図形32に相似の図形となる。
【0138】受信側ファクシミリ装置122では、受信
モードと再生モードとが行われる。受信モードでは、公
衆電話回線23を通じて送信された送信データを受信デ
ータとして受信し、受信データから受信原稿35を作成
する。再生モードでは、前述した親展情報の符号化図形
32から親展情報の目視図形29を再生する。ファクシ
ミリ装置122は、通常は受信モードに設定される。ま
た、本実施形態の装置122における再生モードでの各
構成要素の挙動は、第1実施形態の装置22の各構成要
素の挙動と等しい。ゆえに、装置122を再生モードに
切換えて、受信原稿35を読取らせると、その画像デー
タから親展情報の目視図形29の画像データを再生する
ことができる。
【0139】以下に、受信モードを説明する。ファクシ
ミリ装置122は、公衆電話回線23をを介して送信さ
れた送信データを受信する。受信装置61では、予め定
めるファクシミリ伝送手法に基づいて、この送信データ
の復調処理および伸長処理を行って受信データ129を
得る。受信データ129と送信データ125とは、送受
信が誤りなく行われていれば同一の電気信号であり、受
信データ129の仮想画像は送信データ125の仮想画
像127と等しい。得られた受信データ129は、画像
区分変換回路131に与えられる。画像区分変換回路1
31では、受信データ129内のデータを、公開情報領
域27の圧縮画像データと親展情報領域28の仮想符号
化データとに区分する。公開情報領域27の圧縮画像デ
ータはそのまま印刷装置62に与えられる。親展情報領
域28の仮想符号化データは、後述する変換処理が施さ
れた後に、印刷装置62に与えられる。印刷装置62で
は、与えられたデータを予め定める手法で記録変換して
記録紙に印刷して、受信原稿35を作成する。この受信
原稿35には、公開情報領域27では公開情報が目視図
形29の形態で表示され、親展情報領域28では親展情
報が符号化図形32として表示される。これによって、
{(p×r)×(q×s)}個の画素で構成された仮想
符号化画像は、{(n×r)×(m×s)}〔(n×
r)=N;(m×s)=M〕個の画素から成る符号化図
形32に変換される。したがって、もとの目視図形29
は、(r×s)個のブロックに分割されたこと等価であ
り、符号化図形32は、(r×s)個の表示用画素群か
ら構成される。
【0140】図13は、受信側ファクシミリ装置122
の受信モードでの各構成要素の挙動を説明するためのフ
ローチャートである。本フローチャートを用いて、受信
モードにおける各領域27,28の区分処理動作および
変換処理動作を説明する。
【0141】装置122に電源を投入するとステップc
1からステップc2に進む。ステップc2では、受信装
置61において、送信データ125の受信を開始する。
受信装置61は、予め定めるファクシミリ伝送手順に基
づいて、受信した送信データ125に復調処理および伸
長処理を施して、受信データ129を得る。受信データ
129は、画像メモリ75に順次的にストアされる。こ
の受信データが受信原稿35の1頁分だけ画像メモリ7
5にストアされると、ステップc2からステップc3に
進む。
【0142】ステップc3では、画像区分変換回路13
1において、符号化画像区分と目視画像区分との区分処
理動作が行われる。区分処理動作では、得られた受信デ
ータ129を解析して、データを符号化画像区分に属す
る仮想符号化データと目視画像区分に属する圧縮画像デ
ータとに分割する。符号化画像区分は受信原稿35の親
展情報領域28にあたり、目視画像区分は公開情報領域
27にあたる。
【0143】符号化画像区分と目視画像区分との分割
は、たとえば、仮想符号化図形126に含まれる基準パ
ターンの有無を判断することによって行われる。すなわ
ち、基準パターンのパターンデータが含まれている画像
データは、仮想符号化データであると判断される。ま
た、基準パターンのパターンが含まれていない画像デー
タは圧縮画像データであると判断される。
【0144】この区分処理動作は、前述した図7のフロ
ーチャートのステップb5における区分動作と等価な動
作で行われる。また、本実施形態の受信データ129の
仮想符号化図形126は、第1実施形態の受信データ3
4の符号化図形32と比較して小さい。ゆえに、含まれ
る基準パターンも第1実施形態の受信データ34の基準
パターン52と比較して小さく、そのデータ量が少な
い。したがって、本実施形態の目視画像区分の圧縮画像
データでは、第1実施形態と比較して、その中に基準パ
ターンのパターンデータと同じデータが偶然発生する可
能性が大きくなる。ゆえに、このステップでの区分処理
動作では、基準パターン52のパターンデータの有無だ
けでなく、仮想符号化データ全体における複数のパター
ンデータの配置状態が予め定める規則性を有しているか
否かを検出し、これらの検出結果を併せて判断すること
が好ましい。このように画像区分が分割されると、ステ
ップc3からステップc4に進む。
【0145】ステップc4では、これから処理しようと
するデータが符号化画像区分および目視画像区分のいず
れに属するものであるかが判断される。符号化画像区分
に属するデータであると判断されるときには、ステップ
c4からステップc5に進む。ステップc5では、画像
区分変換回路131において、処理しようとする仮想符
号化データに対して、1画像区分毎に変換処理を施す。
回路131では、たとえば複数の画素から成る仮想符号
化図形126の画像データを(p×q)個の画素からな
る送信用画素群に区分する。これによって、画像データ
は、(r×s)個の送信画素群の画像データに区分され
る。
【0146】このとき、回路131は仮想符号化データ
の中から基準パターンのパターンデータを検出し、この
基準パターンの配置に基づいて画素を区分する。仮想符
号化データはデータとして取扱われているので、再生モ
ードの読取り装置66における処理と異なり、画素の並
び方向がずれることはないと考えられる。ゆえに、この
基準パターンは、画素の区分の基準点を定めるために用
いられることが多い。
【0147】次いで、画像区分変換回路131では、各
送信用画素群の画像データを、対応する表示形態の組合
わせ配置パターンの表示用画素群の画像データに変換す
る。これによって、仮想符号化データは、(n×m)個
の表示用画素群を最小単位パターンとする表示パターン
で表示される符号化図形32の符号化データとなる。こ
の変換処理は、たとえば各送信用画素群単位で行われ、
各画素群毎に一旦画像メモリ75にストアされる。単一
の画像区分のすべての画素群に対する処理が終了する
と、ステップc5からステップc6に進む。
【0148】ステップc6では、得られた符号化データ
が印刷装置62に与えられる。また、ステップc4にお
いて、処理すべき画像区分が目視画像区分であると判断
されているとき、ステップc4からそのままステップc
6に進む。このときには、処理すべき目視画像区分の圧
縮画像データが印刷装置62に与えられる。印刷装置6
2は、与えられたデータを記録変換して記録紙に印刷す
る。印刷が終了すると、ステップc6からステップc7
に進む。ステップc7では、画像メモリ75にストアさ
れた1頁分の受信データに含まれる全ての画像区分のデ
ータを処理したか否かが判断される。処理していないと
きにはステップc3に戻り、次の画像区分に属するデー
タの処理を開始する。1頁分の受信データの全ての画像
区分のデータを処理したと判断されると、ステップc7
からステップc8に進む。
【0149】ステップc8では、受信した全ての受信デ
ータに対して処理が終了したか否かが判断される。処理
されていないときには、ステップc8からステップc2
に戻り、次の1頁分の受信データを受信して処理する。
また、全ての受信データに対する処理が終了したと判断
されると、ステップc8からステップc9に進み、当該
フローチャートの処理動作を終了する。
【0150】このような手法によって、受信データを変
換処理して、受信原稿35を作成することができる。
【0151】本実施形態の送信側ファクシミリ装置12
1では、親展情報領域28に表示された親展情報を符号
化データに変換した後に送信する。この符号化データ
は、第1実施形態の符号化データと比較してデータ量が
減少しているけれども、親展情報の目視図形の画像デー
タと比較するとデータ量が最大で(r×q)倍に増加す
る。したがって、送信すべきデータ量が増大する。ゆえ
に、送信側ファクシミリ装置121においても、第1実
施形態の装置21と同様に、画像データ圧縮回路43に
おいて、できる限り元の画像データを圧縮して、データ
量を減らしておくことが好ましい。
【0152】本実施形態のファクシミリ装置121,1
22間では、親展情報の画像データを画像符号化する。
このとき仮想符号化画像126は、符号化図形32とは
異なる図形とすることができる。たとえばこの仮想符号
化図形126の仮想符号化データを含む受信データが第
3者のファクシミリ装置で受信されたとき、受信原稿と
しては受信データ129の仮想画像127が印刷される
ことになる。ゆえに、第3者が偶然暗号解読キーを入手
したときでも、仮想符号化図形126と符号化図形32
との変換処理ができないので、仮想符号化図形126か
ら目視図形29を再生することが困難になる。ゆえに、
さらに情報の機密性を向上させることができる。
【0153】第1〜第4実施形態のファクシミリ装置2
1,22;91,92;111;121,122は、そ
れぞれ送信側の構成要素および受信側の構成要素のいず
れか一方の構成だけを有していた。これらのファクシミ
リ装置21,22;91,92;111;121,12
2は、それぞれ送信側および受信側のいずれか他方の構
成要素を有していてもよい。このとき、各装置におい
て、同一の動作を行う構成要素は兼用して用いることが
できる。たとえば、ファクシミリ装置21,22;9
1,92;111;121,122においては、送信側
および受信側の読取装置41,66および操作装置4
6,64、メモリ57,58,75,76を共通のもの
とし、単一個だけ備えるようにすることができる。これ
によって、装置の部品点数が減少する。また、第2実施
形態のファクシミリ装置91,92では、送信装置5
5,105および受信装置61,106を共通の装置と
することができる。さらに、第3実施形態のファクシミ
リ装置111では、親展記録部113の各回路115〜
118を送信側の装置の同一の回路と共通にすることが
できる。このように、各装置21,22;91,92;
111;121,122は、送信側および受信側の構成
を兼ね備えるようにすることができる。さらに、これら
装置を個別に準備するよりも両者を兼ね備えた装置とす
る方が装置の部品点数が減少する。
【0154】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ファクシ
ミリ通信装置は親展通信を行うとき、、送信側のファク
シミリ装置で送信すべき送信原稿データを画像符号化し
た後に送信し、受信側で一旦データを記録紙に印刷して
受信原稿とする。
【0155】このように、受信原稿には画像符号化され
た送信原稿データが目視表示される。ゆえに受信原稿に
は、元の親展情報の目視図形とは全く異なる図形が印刷
される。これによって受信側の装置には、容量の大きな
データ保管用のメモリを必要としない。また、印刷済み
の記録紙を第三者の目に触れないように管理しなくても
良い。さらにまた、この送信されたデータの受信は一般
的なファクシミリ装置と同様の手法で行う。したがっ
て、この送信されたデータの受信はどのようなファクシ
ミリ装置でも行うことができる。
【0156】この画像符号化されたデータを再生すると
き、受信側のファクシミリ装置では、受信原稿を再度読
取らせて画像データ化し、この画像データに基づいて元
のデータを再生する。このとき、元のデータは画像符号
化されて印刷されているので、読取時に読取りのずれお
よび傾きが生じても、元のデータを確実に復号化するこ
とができる。したがって、送信されたデータを確実に得
ることができる。
【0157】また本発明によれば、ファクシミリ通信装
置は、親展通信を行うときに、送信側のファクシミリ装
置で送信すべき送信原稿データを画像符号化した後に送
信する。受信側のファクシミリ装置では、受信データを
変換し、そのデータが示す画像の画素数を増大させてか
ら印刷して、受信原稿とする。受信側ファクシミリ装置
は、この受信原稿を再度読取らせて画像データ化し、こ
の画像データに基づいて、元の送信原稿データを再生す
る。
【0158】このように、この通信装置では、第3者が
受信原稿を目視しても送信原稿データの内容を把握する
ことが困難である。さらに、受信データは記録紙に印刷
されるので、データの保管および管理が容易であり、大
容量のメモリなどの特別な装置を必要としない。さらに
また、受信側ファクシミリ装置では、受信データの画像
を変換し拡大してから記録紙に印刷する。ゆえに、デー
タの再生に必要とされる最小単位の印刷ドット行列に含
まれる画素数が増大するので、データの再生を確実に行
うことができる。また、データの再生に必要とされる印
刷ドット行列をそのまま送信側ファクシミリ装置での画
像符号化の最小単位とするときと比較して、送信するデ
ータ量を減少させることができる。ゆえに、送信時間を
減少させることができる。
【0159】さらにまた本発明によれば、送信するべき
送信画像データには、付加データが付加される。これら
データは、共に画像符号化された後に送信される。これ
によって、この付加データも第三者に対して秘匿するこ
とができるとともに、受信原稿からの再生が確実にな
る。また、送信原稿データの再生動作に必要なデータを
共に送信するので、送信側および受信側のファクシミリ
装置間でこれらデータを別途送受信する必要がなくな
る。
【0160】さらにまた本発明によれば、送信側の装置
では、送信原稿の各個別原稿毎にデータを送信し、それ
ら個別原稿データ毎に頁データを付加する。受信側の装
置では、受信原稿のページ数に拘わらず、頁データで区
分されたデータ毎に、画像復号化を行う。前述したよう
に、各個別原稿のデータは画像符号化されるのでデータ
量が増大し、受信原稿では複数頁にわたって目視表示さ
れることがある。受信側装置では頁データに従って画像
復号化を行うので、受信原稿の頁数には関係無く、確実
に送信原稿と同じ頁数の原稿の原稿データを再生するこ
とができる。
【0161】また本発明によれば、送信側の装置は付加
データとして誤り検出信号を送信原稿データに付加す
る。受信側の装置では、再生した検出信号を用いて、送
信誤りを検出する。誤りが検出されたときは、その旨を
受信者に対して通知する。これによって、受信側装置で
送信原稿が正しく再現されているか否かを、受信者が確
認することができる。また、間違った再生原稿を印刷出
力することを防止することができる。
【0162】さらにまた本発明によれば、受信側の装置
は、受信原稿の作成直後に、その印刷内容を再度読み取
り、誤り検査を行う。この誤り検査において誤りが検出
されたとき、受信側の装置は公衆回線を通じて送信側の
装置に送信者に対してその旨を提示させる。これによっ
て、受信者が受信原稿の再生を行うかどうかに拘わら
ず、送信直後に誤り検査を行うことができる。また、誤
り検査で差異が検出され送信が失敗であったとき、その
旨を送信者にも通知するので、送信者側で再送信などの
対応を行うことができる。したがって、確実にデータを
送信することができる。
【0163】また本発明によれば、受信側の装置は、送
信されたデータを全て画像符号化して受信原稿と同じ形
態で印刷させる。これによって、不特定の送信者から送
信されたデータを、すべて親展情報として扱うことがで
きる。
【0164】さらにまた本発明によれば、送信側の装置
は送信者が指定した領域の記載事項だけを親展情報とし
て送信する。これによって、たとえば原稿に送信原稿の
送信先の宛て先および宛名を、公開情報として付加する
ことができるので、受信側での取り扱いが容易となる。
また、全ての記載事項を親展情報とするときと比較し
て、送信するデータ量を減少させることができる。ゆえ
に、送信側装置での処理データ量および送信時間を減少
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるファクシミリ装置
21,22の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置21,22間での親展
通信を概略的に示す図である。
【図3】受信原稿35の親展情報領域28に目視表示さ
れる符号化図形32の詳細な構成を示す図である。
【図4】送信原稿26の親展情報領域28の目視図形2
9が自然画像であるときの送信原稿26と受信原稿35
との関係を示す図である。
【図5】送信原稿26の親展情報領域28の目視画像2
9が簡単な線画であるときの送信原稿26と受信原稿3
5との関係を示す図である。
【図6】ファクシミリ装置21における原稿送信動作を
説明するためのフローチャートである。
【図7】ファクシミリ装置22の再生モードにおける原
稿再生動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態であるファクシミリ装置
91,92の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】ファクシミリ装置92の印刷装置62の詳細な
構成を示す模式図である。
【図10】本発明の第3実施形態であるファクシミリ装
置111の電気的構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4実施形態であるファクシミリ装
置121,122の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図12】図11のファクシミリ装置121,122間
での親展通信を概略的に示す図である。
【図13】受信側ファクシミリ装置122での受信モー
ドにおける区分処理動作および変換処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図14】第3の従来技術のファクシミリ装置1,2の
電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21,22,91,92,111,121,122 フ
ァクシミリ装置 23 公衆電話回線 41,66 読取装置 43,115 画像データ圧縮回路 44,116 暗号化回路 46,64 操作装置 47,71 制御回路 49,117 誤り検出符号生成回路 50,118,130 画像符号化回路 55,105 送信装置 61,106 受信装置 62 印刷装置 67 画像復号化回路 68 誤り検査回路 69 暗号解読回路 94 読取り素子 107 表示装置 113 親展記録部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側ファクシミリ装置と、公衆回線を
    介して前記送信側ファクシミリ装置に接続される受信側
    ファクシミリ装置とを備えるファクシミリ通信装置であ
    って、 送信側ファクシミリ装置は、 送信原稿の原稿面を、行列状に配列される複数の予め定
    める大きさの送信画素単位に区分し、各送信画素ごとに
    原稿面の輝度を光学的に読取り、輝度を示す送信画素デ
    ータの集合体である送信原稿データを生成する送信原稿
    読取り手段と、 送信原稿読取り手段の出力に応答し、送信原稿データか
    ら受信側ファクシミリ装置に単一の印刷ドットを印刷さ
    せる複数のデータ単位から構成される表示データを生成
    する表示データ生成手段と、 表示データ生成手段の出力に応答し、表示データの予め
    定める数のデータ単位を、(n×m)(n,mはいずれ
    か一方が2以上の整数であって、かつ(n×m)が予め
    定める数以上の数となる整数)個の受信側ファクシミリ
    装置の印刷ドットからなる最小単位のドット行列に対応
    させ、表示データを最小単位のドット行列から構成され
    るパターン形状として受信側ファクシミリ装置に印刷さ
    せる態様の符号化データに変換する符号化手段と、 データを公衆回線に送信する送信手段とを含み、 受信側ファクシミリ装置は、 送信されたデータを受信する受信手段と、 受信手段からの出力に応答し、データを印刷ドットから
    構成されるパターン形状として記録紙の原稿面に印刷し
    て受信原稿を作成し、その受信原稿を装置外に排出する
    受信印刷手段と、 受信印刷手段で生成された受信原稿の原稿面を、行列状
    に配列される複数の印刷画素単位であって、印刷ドット
    と同じ大きさの印刷画素単位に区分し、各印刷画素ごと
    に原稿面の輝度を光学的に読取り、各印刷画素の輝度を
    示す印刷画素データの集合体である受信原稿データを出
    力する受信原稿読取り手段と、 受信原稿読取り手段の出力に応答し、受信原稿データを
    (n×m)個の印刷画素データから成る複数の画素デー
    タ行列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素デ
    ータの組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位
    に変換して、前記表示データを再生する復号化手段と、 復号化手段の出力に応答し、表示データから送信原稿デ
    ータを再生する原稿再生手段とを含むことを特徴とする
    ファクシミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 送信側ファクシミリ装置と、公衆回線を
    介して前記送信側ファクシミリ装置に接続される受信側
    ファクシミリ装置とを備えるファクシミリ通信装置であ
    って、 送信側ファクシミリ装置は、 送信原稿の原稿面を、行列状に配列される複数の予め定
    める大きさの送信画素単位に区分し、各送信画素ごとに
    原稿面の輝度を光学的に読取り、輝度を示す送信画素デ
    ータの集合体である送信原稿データを生成する送信原稿
    読取り手段と、 送信原稿読取り手段の出力に応答し、送信原稿データか
    ら受信側ファクシミリ装置に単一の印刷ドットを印刷さ
    せる複数のデータ単位から構成される表示データを生成
    する表示データ生成手段と、 表示データ生成手段の出力に応答し、表示データの予め
    定める数のデータ単位を、(p×q)(p,qはいずれ
    か一方が2以上の整数であって、かつ(p×q)が予め
    定める数以上の数となる整数)個の受信側ファクシミリ
    装置の印刷ドットからなる最小単位のドット行列に対応
    させ、表示データを最小単位のドット行列から構成され
    るパターン形状として受信側ファクシミリ装置に印刷さ
    せる態様の符号化データに変換する符号化手段と、 データを公衆回線に送信する送信手段とを含み、 受信側ファクシミリ装置は、 送信されたデータを受信する受信手段と、 受信手段からの出力に応答し、受信したデータを受信側
    ファクシミリ装置に(p×q)個の印刷ドットからなる
    最小単位のドット行列を印刷させる送信データ行列に区
    分し、各送信データ行列を(n×m)(n,mは、(n
    ×m)が(p×q)より大きい数であって、さらにn>
    pかつm≧qまたはn≧pかつm>qを満たす整数)個
    の印刷ドットからなるドット行列を印刷させる表示デー
    タ行列に変換する変換手段と、 変換手段の出力に応答し、複数の表示データ行列から構
    成されるデータを、印刷ドットから構成されるパターン
    形状として記録紙の原稿面に印刷して受信原稿を作成
    し、その受信原稿を装置外に排出する受信印刷手段と、 受信印刷手段で生成された受信原稿の原稿面を、行列状
    に配列される複数の印刷画素単位であって、印刷ドット
    と同じ大きさの印刷画素単位に区分し、各印刷画素ごと
    に原稿面の輝度を光学的に読取り、各印刷画素の輝度を
    示す印刷画素データの集合体である受信原稿データを出
    力する受信原稿読取り手段と、 受信原稿読取り手段の出力に応答し、受信原稿データを
    (n×m)個の印刷画素データから成る複数の画素デー
    タ行列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素デ
    ータの組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位
    に変換して、前記表示データを再生する復号化手段と、 復号化手段の出力に応答し、表示データから送信原稿デ
    ータを再生する原稿再生手段とを含むことを特徴とする
    ファクシミリ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記表示データ生成手段は、 送信原稿読取り手段の出力に応答し、送信原稿データに
    予め定める付加データを付加して、表示データを生成す
    る付加手段を含み、 前記原稿再生手段は、 前記復号化手段の出力に応答し、表示データから付加デ
    ータと送信原稿データとを分離する分離手段を含むこと
    を特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記送信原稿は、原稿面をそれぞれ有す
    る複数の個別原稿から構成され、 前記送信原稿データは、順次的に読取られた各個別原稿
    の原稿面の輝度を示す複数の個別原稿データから構成さ
    れ、 前記付加データは、前記送信原稿読取り手段において各
    個別原稿データを読取った順序および送信原稿データ内
    の個別原稿データの区分を示す頁データであり、 前記受信側ファクシミリ装置の復号化手段は、頁データ
    で区分された個別データ単位毎に、表示データを再生す
    ることを特徴とする請求項3記載のファクシミリ通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記送信側ファクシミリ装置は、前記送
    信原稿読取り手段の出力に応答し、前記送信原稿データ
    の送信誤りを検査するための誤り検出信号を生成する検
    出信号生成手段をさらに含み、 前記付加データは誤り検出信号であり、 前記受信側ファクシミリ装置は、 分離手段の出力に応答し、誤り検出信号を用いて、再生
    された送信原稿データと送信前の送信原稿データとの差
    異が生じているか否かを検査する誤り検出手段と、 誤り検出手段の出力に応答し、再生された送信原稿デー
    タに差異が生じているとき、その旨を受信側ファクシミ
    リ装置の使用者に提示する受信側誤り表示手段とをさら
    に含むことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ通
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信側ファクシミリ装置は、 前記送信原稿読取り手段の出力に応答し、前記送信原稿
    データの誤り検出信号を生成する検出信号生成手段と、 送信側ファクシミリ装置から送信された送信原稿データ
    と受信側ファクシミリ装置において再生される送信原稿
    データとの差異が生じていることを使用者に提示する送
    信側誤り表示手段とをさらに含み、 前記付加データは、誤り検出信号であり、 前記受信側ファクシミリ装置は、 前記受信印刷手段での受信原稿の排出前に、その受信原
    稿の原稿面を、行列状に配列される複数の画素単位であ
    って、印刷ドットと同じ大きさの印刷画素単位に区分
    し、各印刷画素ごとに原稿面の輝度を光学的に読取り、
    各印刷画素の輝度を示す印刷画素データの集合体である
    確認原稿データを出力する確認原稿読取り手段と、 確認原稿読取り手段の出力に応答し、確認原稿データを
    (n×m)個の印刷画素データから成る複数の画素デー
    タ行列に区分し、各画素データ行列毎にその印刷画素デ
    ータの組合せに対応する前記予め定める数のデータ単位
    に変換して、前記表示データを再生する確認用復号化手
    段と、 確認用復号化手段の出力に応答し、表示データから分離
    された誤り検出信号を用いて、再生される送信原稿デー
    タと送信前の送信原稿データとの差異が生じているか否
    かを検査する確認用誤り検出手段と、 確認用誤り検出手段の出力に応答し、再生される送信原
    稿データに差異が生じているとき、その旨を公衆回線を
    介して送信側ファクシミリ装置の送信側誤り表示手段に
    表示させる提示手段とをさらに含むことを特徴とする請
    求項3記載のファクシミリ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信側ファクシミリ装置の送信手段
    は、前記表示データ生成手段から出力される表示データ
    を公衆回線に送信し、 前記受信側ファクシミリ装置は、 前記受信手段の出力に応答し、受信したデータの予め定
    める数のデータ単位を、(n×m)(n,mはいずれか
    一方が2以上の整数であって、かつ(n×m)が予め定
    める数以上の数となる整数)個の印刷ドットからなる最
    小単位のドット行列に対応させ、受信印刷手段に最小単
    位のドット行列から構成されるパターン形状として印刷
    させる態様の受信側符号化データに変換する受信側符号
    化手段と、 受信側符号化手段の出力に応答し、受信側符号化データ
    に予め定める付加データを付加して印刷用データを生成
    し、印刷手段に出力する生成手段と、 データの受信時に、親展記録を行うか否かを切換える切
    換え手段とをさらに含み、 受信手段は、切換え手段の出力に応答し、親展記録を行
    うときだけ、受信したデータを受信側符号化手段に与え
    ることを特徴とする請求項1または2記載のファクシミ
    リ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記送信原稿には、親展送信を行うべき
    内容が目視表示される親展情報領域と、親展送信を行わ
    ない内容が目視表示される公開情報領域とが含まれ、 前記送信側ファクシミリ装置の送信原稿読取り手段は、 送信原稿の親展情報領域と公開情報領域とを区分する区
    分手段を含み、 送信原稿データのうち公開情報領域の目視表示内容を示
    すデータを、そのまま前記送信手段から前記受信側ファ
    クシミリ装置に送信させ、 前記受信側ファクシミリ装置の受信原稿読取り手段は、 受信原稿の親展情報領域と公開情報領域とを区分する区
    分手段を含み、 受信原稿データのうち、親展情報領域の目視表示内容を
    示すデータだけを、復号化手段に与えることを特徴とす
    る請求項1または2記載のファクシミリ通信装置。
JP11931096A 1996-05-14 1996-05-14 ファクシミリ通信装置 Pending JPH09307772A (ja)

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