JPH09307828A - ビート成分除去装置 - Google Patents
ビート成分除去装置Info
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- JPH09307828A JPH09307828A JP11776396A JP11776396A JPH09307828A JP H09307828 A JPH09307828 A JP H09307828A JP 11776396 A JP11776396 A JP 11776396A JP 11776396 A JP11776396 A JP 11776396A JP H09307828 A JPH09307828 A JP H09307828A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一チャンネル・同一オフセットによる混信
妨害を効果的に改善する。 【解決手段】 妨害波検出部10のパルス発生回路14
は、映像成分fV から分離された水平同期信号の立上が
りのタイミングで等化パルスより若干狭いパルス幅を有
するパルス信号を発生する。サンプルホールド回路15
は、水平同期信号の先端部分をパルス発生回路14から
供給されるパルス信号によってサンプルホールドして補
正用のビート信号を検出する。振幅制御部20のダイオ
ード形DC制御アッテネータ23は、映像成分fV とD
C成分が加算された補正用のビート信号とを入力して映
像成分中に含まれるビート成分を逆補正してビート成分
を含まない映像成分を生成する。
妨害を効果的に改善する。 【解決手段】 妨害波検出部10のパルス発生回路14
は、映像成分fV から分離された水平同期信号の立上が
りのタイミングで等化パルスより若干狭いパルス幅を有
するパルス信号を発生する。サンプルホールド回路15
は、水平同期信号の先端部分をパルス発生回路14から
供給されるパルス信号によってサンプルホールドして補
正用のビート信号を検出する。振幅制御部20のダイオ
ード形DC制御アッテネータ23は、映像成分fV とD
C成分が加算された補正用のビート信号とを入力して映
像成分中に含まれるビート成分を逆補正してビート成分
を含まない映像成分を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
信号から、このテレビジョン受信信号に混入された同一
チャンネル・同一オフセットの他の電波のビート成分を
除去するビート成分除去装置に関する。
信号から、このテレビジョン受信信号に混入された同一
チャンネル・同一オフセットの他の電波のビート成分を
除去するビート成分除去装置に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、テレビジョン中
継放送局(以下、中継放送局)の受信入力波へ、同一チ
ャンネル・同一オフセットの他のテレビジョン放送局ま
たは中継放送局の電波が混入してビート妨害が生じた際
に、このビート成分の周波数が数kHz以下であること
に着目し、受信入力波を検波した後、水平同期信号の先
端部分をサンプリングすることによってビート成分のみ
を取り出し、この信号で元のテレビジョン受信入力波の
振幅を逆方向に補正することにより、ビートの振幅成分
を除去して画質改善を図るものである。
継放送局(以下、中継放送局)の受信入力波へ、同一チ
ャンネル・同一オフセットの他のテレビジョン放送局ま
たは中継放送局の電波が混入してビート妨害が生じた際
に、このビート成分の周波数が数kHz以下であること
に着目し、受信入力波を検波した後、水平同期信号の先
端部分をサンプリングすることによってビート成分のみ
を取り出し、この信号で元のテレビジョン受信入力波の
振幅を逆方向に補正することにより、ビートの振幅成分
を除去して画質改善を図るものである。
【0003】
【従来の技術】同一チャンネルの2つの電波を受信する
と、両局の搬送波の差周波数がビート妨害として現れ
る。このビート妨害を防止するために日本においては、
テレビジョン電波の周波数についてオフセットキャリア
方式が採用されている。このオフセットキャリア方式
は、同一チャンネル間の相互の混信を軽減するため、相
互の搬送周波数をずらす方式である。
と、両局の搬送波の差周波数がビート妨害として現れ
る。このビート妨害を防止するために日本においては、
テレビジョン電波の周波数についてオフセットキャリア
方式が採用されている。このオフセットキャリア方式
は、同一チャンネル間の相互の混信を軽減するため、相
互の搬送周波数をずらす方式である。
【0004】すなわち、受信希望波に対して周波数が接
近した妨害電波が存在する場合、受信電界は2つの電波
の差周波数で振幅変調され、画面上ではビート縞とな
る。いま、2局の搬送周波数をライン周波数fH の半分
または奇数倍だけずらせば、ビート縞の濃淡は走査線毎
に逆になり、打ち消し合って目立たなくなる。
近した妨害電波が存在する場合、受信電界は2つの電波
の差周波数で振幅変調され、画面上ではビート縞とな
る。いま、2局の搬送周波数をライン周波数fH の半分
または奇数倍だけずらせば、ビート縞の濃淡は走査線毎
に逆になり、打ち消し合って目立たなくなる。
【0005】ビート周波数が水平同期周波数の1/2す
なわち7.875kHzのとき、ビート妨害の改善度は
最も大きい。しかし、日本では、改善度は多少犠牲にな
るが、3局間の混信を考えて、+10kHzまたは−1
0kHzオフセットさせる方式としている、この±10
kHz離れた妨害波が混入している場合には、その周波
数差を利用して妨害波を除去する装置が実用化されてい
る。この妨害波除去装置は中継放送局に設置されてい
る。
なわち7.875kHzのとき、ビート妨害の改善度は
最も大きい。しかし、日本では、改善度は多少犠牲にな
るが、3局間の混信を考えて、+10kHzまたは−1
0kHzオフセットさせる方式としている、この±10
kHz離れた妨害波が混入している場合には、その周波
数差を利用して妨害波を除去する装置が実用化されてい
る。この妨害波除去装置は中継放送局に設置されてい
る。
【0006】しかしながら、この妨害波除去装置では、
同一オフセットの波については周波数が同一であるため
妨害波の検出および除去が困難である。このため、置局
の段階でできるだけ、受信アンテナの位置および送信条
件の工夫で妨害を受けたり、与えたりしないようにして
いるものの、環境条件、気象条件などの変化によりテレ
ビジョン中継放送局の受信電波に同一チャンネル・同一
オフセットの混信が生じてくる場合がある。
同一オフセットの波については周波数が同一であるため
妨害波の検出および除去が困難である。このため、置局
の段階でできるだけ、受信アンテナの位置および送信条
件の工夫で妨害を受けたり、与えたりしないようにして
いるものの、環境条件、気象条件などの変化によりテレ
ビジョン中継放送局の受信電波に同一チャンネル・同一
オフセットの混信が生じてくる場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、同一
チャンネル・同一オフセットによる混信妨害を改善する
方法としては、受信空中線での対策と希望波(中継放送
局が受信しようするテレビジョン放送波)と妨害波(混
信を与えている他のテレビジョン放送波)の周波数を一
致させる同期放送などが知られているが、妨害波を受け
ている中継放送局で直接除去する装置は実用化されてい
ない。
チャンネル・同一オフセットによる混信妨害を改善する
方法としては、受信空中線での対策と希望波(中継放送
局が受信しようするテレビジョン放送波)と妨害波(混
信を与えている他のテレビジョン放送波)の周波数を一
致させる同期放送などが知られているが、妨害波を受け
ている中継放送局で直接除去する装置は実用化されてい
ない。
【0008】従来技術による方法のうち、空中線系での
改善は、いくつかの条件が満たされなければ実施は不可
能であり、また実施できた場合でも、その経費は高いも
のとなる。
改善は、いくつかの条件が満たされなければ実施は不可
能であり、また実施できた場合でも、その経費は高いも
のとなる。
【0009】同期放送による改善では、二つの中継放送
局の双方について局部発振装置を制御しなければなら
ず、システム構成が大きく、経費も高くなる。
局の双方について局部発振装置を制御しなければなら
ず、システム構成が大きく、経費も高くなる。
【0010】以上の課題に対して、妨害を受けている中
継放送所において妨害波を直接除去できる装置があれ
ば、構成も簡単で経費も安価になる。しかし、同一オフ
セット混信によるビート周波数は、プラス数kHzから
マイナス数kHzまでと変動範囲が広いため、このよう
な除去装置の実用化が困難であった。なお、数kHzの
変動が生じるのは中継放送局装置の内部発振周波数の変
化(逓倍しているため拡大される)、あるいはそれらの
累積によるものである。
継放送所において妨害波を直接除去できる装置があれ
ば、構成も簡単で経費も安価になる。しかし、同一オフ
セット混信によるビート周波数は、プラス数kHzから
マイナス数kHzまでと変動範囲が広いため、このよう
な除去装置の実用化が困難であった。なお、数kHzの
変動が生じるのは中継放送局装置の内部発振周波数の変
化(逓倍しているため拡大される)、あるいはそれらの
累積によるものである。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、同一チャンネル・同一オフセット
による混信妨害を効果的に改善することのできるビート
成分除去装置を提供することにある。
であり、その目的は、同一チャンネル・同一オフセット
による混信妨害を効果的に改善することのできるビート
成分除去装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、テレビジョン受信信号から、こ
のテレビジョン受信信号に混入された同一チャンネル・
同一オフセットの他の電波のビート成分を除去するビー
ト成分除去装置であって、前記テレビジョン受信信号を
復調して得られた映像信号中の水平同期信号の先端部分
をサンプルホールドしてビート成分を検出する検出手段
と、前記検出されたビート成分により前記テレビジョン
受信信号の映像搬送波を振幅逆補正して該映像搬送波に
含まれるビート成分を除去する除去手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
めに請求項1の発明は、テレビジョン受信信号から、こ
のテレビジョン受信信号に混入された同一チャンネル・
同一オフセットの他の電波のビート成分を除去するビー
ト成分除去装置であって、前記テレビジョン受信信号を
復調して得られた映像信号中の水平同期信号の先端部分
をサンプルホールドしてビート成分を検出する検出手段
と、前記検出されたビート成分により前記テレビジョン
受信信号の映像搬送波を振幅逆補正して該映像搬送波に
含まれるビート成分を除去する除去手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のビート
成分除去装置において、前記除去手段は、前記テレビジ
ョン受信信号の映像搬送波に同期した搬送波を再生する
手段と、再生された搬送波を前記検出されたビート成分
で平衡変調する手段と、平衡変調によって得られた信号
を前記テレビジョン受信信号の映像搬送波に加算するこ
とにより該映像搬送波に含まれるビート成分を除去する
手段と、を有することを特徴とするものである。
成分除去装置において、前記除去手段は、前記テレビジ
ョン受信信号の映像搬送波に同期した搬送波を再生する
手段と、再生された搬送波を前記検出されたビート成分
で平衡変調する手段と、平衡変調によって得られた信号
を前記テレビジョン受信信号の映像搬送波に加算するこ
とにより該映像搬送波に含まれるビート成分を除去する
手段と、を有することを特徴とするものである。
【0014】上記の構成によれば、ビート妨害成分を検
出する検出手段としては、このビート成分が数kHz以
下であることに着目し、これを水平同期信号(15.7
5kHz)の立上りのタイミングでスタートするパルス
を作り、水平同期信号の先端部分をサンプリングするこ
とにより、希望波の映像成分に影響されないで、妨害波
のビート成分のみを取り出すことができる。取り出され
たビート信号と入力のテレビジョン放送波のビート部分
は、振幅および位相がほぼ同じである。そしてこのビー
ト信号で補正信号を作り、混信を受けたテレビジョン放
送波の振幅を逆補正することにより、含まれていたビー
トの振幅成分を除去する。
出する検出手段としては、このビート成分が数kHz以
下であることに着目し、これを水平同期信号(15.7
5kHz)の立上りのタイミングでスタートするパルス
を作り、水平同期信号の先端部分をサンプリングするこ
とにより、希望波の映像成分に影響されないで、妨害波
のビート成分のみを取り出すことができる。取り出され
たビート信号と入力のテレビジョン放送波のビート部分
は、振幅および位相がほぼ同じである。そしてこのビー
ト信号で補正信号を作り、混信を受けたテレビジョン放
送波の振幅を逆補正することにより、含まれていたビー
トの振幅成分を除去する。
【0015】
<第1の実施の形態>図1は本発明に係るビート成分除
去装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
去装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【0016】このビート成分除去装置1は、妨害波(ビ
ート成分)検出部10と、振幅制御(逆補正)部20と
を主要部として構成されている。また、このビート成分
除去装置1は、入力されたテレビジョン受信信号の利得
を制御するAGC増幅器2と、このAGC増幅器2から
出力されるテレビジョン受信信号を映像成分fV と音声
成分fA とに分離する分波器3と、音声成分fA のレベ
ルを調整するfA レベル調整器4と、映像成分fV を妨
害波検出部10と振幅制御部20とに分配する分配器5
と、振幅制御部20で逆補正されてビート成分が除去さ
れた映像成分とfA レベル調整器4でレベル調整された
音声成分fA とを合成して出力する合成器6とを備えて
いる。
ート成分)検出部10と、振幅制御(逆補正)部20と
を主要部として構成されている。また、このビート成分
除去装置1は、入力されたテレビジョン受信信号の利得
を制御するAGC増幅器2と、このAGC増幅器2から
出力されるテレビジョン受信信号を映像成分fV と音声
成分fA とに分離する分波器3と、音声成分fA のレベ
ルを調整するfA レベル調整器4と、映像成分fV を妨
害波検出部10と振幅制御部20とに分配する分配器5
と、振幅制御部20で逆補正されてビート成分が除去さ
れた映像成分とfA レベル調整器4でレベル調整された
音声成分fA とを合成して出力する合成器6とを備えて
いる。
【0017】前記妨害波検出部10は、テレビジョン受
信信号中の映像成分fV をAM検波するAM検波器11
と、復調された映像信号を分配する分配器12と、分配
器12から供給される映像信号を分離して同期信号(水
平同期信号)を取り出す同期分離回路13と、単安定マ
ルチバイブレータ(モノマルチ)で構成され、同期分離
回路13で分離された水平同期信号の立上がりのタイミ
ングで駆動されると共に、等化パルスより若干狭いパル
ス幅を有するパルス信号を発生するパルス発生回路14
と、分配器12から供給される映像信号をパルス発生回
路14から供給されるパルス信号によってサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路15と、遮断周波数が5
kHzに設定され、サンプルホールド回路15から供給
される信号をフィルタリングして滑らかなビート波形を
生成するローパスフィルタ(LPF)回路16と、この
ビート波形のレベルを調整するビートレベル調整回路1
7とを具備している。
信信号中の映像成分fV をAM検波するAM検波器11
と、復調された映像信号を分配する分配器12と、分配
器12から供給される映像信号を分離して同期信号(水
平同期信号)を取り出す同期分離回路13と、単安定マ
ルチバイブレータ(モノマルチ)で構成され、同期分離
回路13で分離された水平同期信号の立上がりのタイミ
ングで駆動されると共に、等化パルスより若干狭いパル
ス幅を有するパルス信号を発生するパルス発生回路14
と、分配器12から供給される映像信号をパルス発生回
路14から供給されるパルス信号によってサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路15と、遮断周波数が5
kHzに設定され、サンプルホールド回路15から供給
される信号をフィルタリングして滑らかなビート波形を
生成するローパスフィルタ(LPF)回路16と、この
ビート波形のレベルを調整するビートレベル調整回路1
7とを具備している。
【0018】また、前記振幅制御部20は、補正用のビ
ート信号に付加される直流電圧レベルを調整するDC電
圧調整器21と、適当な動作点を与えるために、妨害波
検出部10から出力されるビート信号に対してDC電圧
調整器21から出力される直流電圧を付加する加算器2
2と、分配器5から供給される映像成分fV とDC成分
が加算されたビート信号とを入力して映像成分中に含ま
れるビート成分を逆補正するダイオード形DC制御アッ
テネータ23とを備えている。
ート信号に付加される直流電圧レベルを調整するDC電
圧調整器21と、適当な動作点を与えるために、妨害波
検出部10から出力されるビート信号に対してDC電圧
調整器21から出力される直流電圧を付加する加算器2
2と、分配器5から供給される映像成分fV とDC成分
が加算されたビート信号とを入力して映像成分中に含ま
れるビート成分を逆補正するダイオード形DC制御アッ
テネータ23とを備えている。
【0019】次に、上述のように構成された第1の実施
の形態におけるビート成分除去装置の作用を説明する。
の形態におけるビート成分除去装置の作用を説明する。
【0020】テレビジョン受信信号は、AGC増幅器2
を介して利得制御がされた後、分波器3で映像成分fV
と、音声成分fA に分離される。分離された映像成分f
V は、分配器5により妨害波検出部10と、振幅制御部
20とに分配される。また、分離された音声成分fA は
fA レベル調整器4でレベル調整された後、振幅制御部
20で逆補正された後の映像成分と合成される。
を介して利得制御がされた後、分波器3で映像成分fV
と、音声成分fA に分離される。分離された映像成分f
V は、分配器5により妨害波検出部10と、振幅制御部
20とに分配される。また、分離された音声成分fA は
fA レベル調整器4でレベル調整された後、振幅制御部
20で逆補正された後の映像成分と合成される。
【0021】妨害波検出部10に供給された映像成分f
V は、先ずAM検波器11によってAM検波され、その
検波信号(映像信号)は、分配器12によって同期分離
回路13と、サンプルホールド回路15に分配される。
同期分離回路13では、映像信号から同期信号が分離さ
れ、パルス発生回路14に供給される。パルス発生回路
14は、供給された同期信号の内、水平同期信号の立上
がりで駆動され、前述したように等化パルスよりも若干
狭いパルス幅のパルス信号を生成してサンプルホールド
回路15に出力する。
V は、先ずAM検波器11によってAM検波され、その
検波信号(映像信号)は、分配器12によって同期分離
回路13と、サンプルホールド回路15に分配される。
同期分離回路13では、映像信号から同期信号が分離さ
れ、パルス発生回路14に供給される。パルス発生回路
14は、供給された同期信号の内、水平同期信号の立上
がりで駆動され、前述したように等化パルスよりも若干
狭いパルス幅のパルス信号を生成してサンプルホールド
回路15に出力する。
【0022】サンプルホールド回路15では、供給され
たパルス信号によって映像信号中の水平同期信号の先端
部分がサンプルホールドされ、混入しているビート成分
が検出される。このビート信号は、階段状の波形である
ためLPF回路16で滑らかな信号に整形され、さらに
ビートレベル調整器17でレベル調整された後、振幅制
御回路20に出力される。ここで、ビート信号のレベル
は、装置の出力信号に含まれるビート成分が最小になる
ように調整される。
たパルス信号によって映像信号中の水平同期信号の先端
部分がサンプルホールドされ、混入しているビート成分
が検出される。このビート信号は、階段状の波形である
ためLPF回路16で滑らかな信号に整形され、さらに
ビートレベル調整器17でレベル調整された後、振幅制
御回路20に出力される。ここで、ビート信号のレベル
は、装置の出力信号に含まれるビート成分が最小になる
ように調整される。
【0023】振幅制御回路20では、先ず、加算器22
によって、妨害波検出部10から供給されたビート信号
にDC電圧が重畳される。そして、DC電圧が重畳され
たビート信号は、アッテネータ23に供給され、ここ
で、映像成分fV が利得制御され、ビート成分の逆補正
がされる。補正がされてビート成分を含まない映像成分
は合成器6で音声成分fA と再び合成されて出力され
る。
によって、妨害波検出部10から供給されたビート信号
にDC電圧が重畳される。そして、DC電圧が重畳され
たビート信号は、アッテネータ23に供給され、ここ
で、映像成分fV が利得制御され、ビート成分の逆補正
がされる。補正がされてビート成分を含まない映像成分
は合成器6で音声成分fA と再び合成されて出力され
る。
【0024】図2は、ビート除去の状況を示す波形図で
ある。同図には、希望波、妨害波とも無変調の搬送波の
みとした場合(同図左欄)と、希望波は変調波、妨害波
は無変調の搬送波とした場合のそれぞれ、希望波、妨害
波、受信波、補正信号、および出力波の各信号波形が示
されている。
ある。同図には、希望波、妨害波とも無変調の搬送波の
みとした場合(同図左欄)と、希望波は変調波、妨害波
は無変調の搬送波とした場合のそれぞれ、希望波、妨害
波、受信波、補正信号、および出力波の各信号波形が示
されている。
【0025】上述した実施の形態では、ビートの除去量
は希望波の映像レベルによって変化する。図2に示され
るように、例えば、水平同期信号の先端部分のビートが
最小になるようにビートレベル調整器17でレベル調整
した場合、変調度50%の部分や白レベル(変調度1
2.5%)の部分では相当のビートが残る。これは原理
的なものである。妨害波は希望波の変調度にかかわりな
く、加算(または減算)されているのに対し、除去方法
は、利得の補正(乗算あるいは除算に相当)だからであ
る。従って、希望波、および妨害波ともに40〜50%
で変調しビートが最小となるように調整することが平均
的には最も大きい改善が得られる。最終的には実際のテ
レビジョン放送波で確認し、見た目で最も良くなるよう
に微調整する必要がある。
は希望波の映像レベルによって変化する。図2に示され
るように、例えば、水平同期信号の先端部分のビートが
最小になるようにビートレベル調整器17でレベル調整
した場合、変調度50%の部分や白レベル(変調度1
2.5%)の部分では相当のビートが残る。これは原理
的なものである。妨害波は希望波の変調度にかかわりな
く、加算(または減算)されているのに対し、除去方法
は、利得の補正(乗算あるいは除算に相当)だからであ
る。従って、希望波、および妨害波ともに40〜50%
で変調しビートが最小となるように調整することが平均
的には最も大きい改善が得られる。最終的には実際のテ
レビジョン放送波で確認し、見た目で最も良くなるよう
に微調整する必要がある。
【0026】《実験結果》次に、図1の回路構成におけ
る実験結果について説明する。
る実験結果について説明する。
【0027】妨害波を搬送波のみで、希望波と妨害波の
振幅比D/U(以下、DU比)を30〜40%とし、希
望波の映像変調レベルとビート周波数とを変えて改善量
を測定した。
振幅比D/U(以下、DU比)を30〜40%とし、希
望波の映像変調レベルとビート周波数とを変えて改善量
を測定した。
【0028】その結果、最良点でDU比として20dB
程度の値が得られたが、平均的には、6〜10dBとな
り、黒レベル、白レベルでは最悪値2〜3dBとなっ
た。また、DU比の変化やビート周波数の変化に対して
改善量はほぼ一定であった。希望波および妨害波とも通
常のテレビジョン放送波(プログラム)として評価テス
トを行ったところ、半ランク程度の改善が得られた。
程度の値が得られたが、平均的には、6〜10dBとな
り、黒レベル、白レベルでは最悪値2〜3dBとなっ
た。また、DU比の変化やビート周波数の変化に対して
改善量はほぼ一定であった。希望波および妨害波とも通
常のテレビジョン放送波(プログラム)として評価テス
トを行ったところ、半ランク程度の改善が得られた。
【0029】このように、この第1の実施の形態によれ
ば、改善量は少ないものの、簡単な装置構成でDU比を
改善することができる。
ば、改善量は少ないものの、簡単な装置構成でDU比を
改善することができる。
【0030】<第2の実施の形態>図3は本発明に係る
ビート成分除去装置の第2の実施の形態を示すブロック
図である。
ビート成分除去装置の第2の実施の形態を示すブロック
図である。
【0031】この第2の実施の形態では、妨害波検出部
10の構成は図1のものと同一であるが、妨害波を除去
する妨害波除去部30が図1の振幅制御部20の構成と
異なる。以下、この妨害波除去部30の構成を中心に説
明し、図1に示した第1の実施の形態と同一構成部分に
ついては同一符号を付してその説明は省略する。
10の構成は図1のものと同一であるが、妨害波を除去
する妨害波除去部30が図1の振幅制御部20の構成と
異なる。以下、この妨害波除去部30の構成を中心に説
明し、図1に示した第1の実施の形態と同一構成部分に
ついては同一符号を付してその説明は省略する。
【0032】妨害波除去部30は、映像成分fV を分配
する分配器31と、リミッター回路を備え、供給された
映像成分fV から搬送波を再生する搬送波再生回路32
と、再生された搬送波の位相を調整する位相調整器33
と、位相調整がされた搬送波を前記妨害波検出部10か
ら供給されるビート信号によって平衡変調することによ
りビート成分のみを抽出する平衡変調器34と、平衡変
調器34によって抽出されたビート成分と映像成分信号
とを合成してビート成分が除去された映像成分を生成す
る合成器35とを備えている。
する分配器31と、リミッター回路を備え、供給された
映像成分fV から搬送波を再生する搬送波再生回路32
と、再生された搬送波の位相を調整する位相調整器33
と、位相調整がされた搬送波を前記妨害波検出部10か
ら供給されるビート信号によって平衡変調することによ
りビート成分のみを抽出する平衡変調器34と、平衡変
調器34によって抽出されたビート成分と映像成分信号
とを合成してビート成分が除去された映像成分を生成す
る合成器35とを備えている。
【0033】次に、上述のように構成された第2の実施
の形態におけるビート成分除去装置の作用を図4の波形
図を参照しつつ説明する。
の形態におけるビート成分除去装置の作用を図4の波形
図を参照しつつ説明する。
【0034】分配器31は、分波器5から供給される映
像成分fV を映像成分信号e1 とe1 ’とに分配する。
映像成分信号e1 は、搬送波再生回路32に供給され、
映像成分信号e1 ’は、合成器35に供給される。
像成分fV を映像成分信号e1 とe1 ’とに分配する。
映像成分信号e1 は、搬送波再生回路32に供給され、
映像成分信号e1 ’は、合成器35に供給される。
【0035】図4に示されるように、分配器31から出
力される映像成分信号e1 にはビート成分が重畳されて
いる。搬送波再生回路32では、この映像成分信号e1
から搬送波が再生される。再生された搬送波は位相調整
器33で位相調整がされ、位相調整後の搬送波e3 は平
衡変調器34に供給される。
力される映像成分信号e1 にはビート成分が重畳されて
いる。搬送波再生回路32では、この映像成分信号e1
から搬送波が再生される。再生された搬送波は位相調整
器33で位相調整がされ、位相調整後の搬送波e3 は平
衡変調器34に供給される。
【0036】平衡変調器34では、妨害波検出部10か
ら供給されるビート信号e2 と位相調整後の搬送波e3
とが入力され、ビート信号e2 によって搬送波e3 が変
調される。これによって、ビート信号で変調された平衡
変調波が得られる。この信号の位相は、映像成分信号e
1 ’の位相とは逆相となるように位相調整された後、振
幅補正信号e4 として合成器35に供給される。
ら供給されるビート信号e2 と位相調整後の搬送波e3
とが入力され、ビート信号e2 によって搬送波e3 が変
調される。これによって、ビート信号で変調された平衡
変調波が得られる。この信号の位相は、映像成分信号e
1 ’の位相とは逆相となるように位相調整された後、振
幅補正信号e4 として合成器35に供給される。
【0037】合成器35には、振幅補正信号e4 とこれ
と逆相の映像成分信号e1 ’とが供給されており、これ
らを合成することにより、ビート成分が除去された映像
成分e5 が生成される。得られた映像成分は合成器6で
音声成分fA と合成されて出力される。
と逆相の映像成分信号e1 ’とが供給されており、これ
らを合成することにより、ビート成分が除去された映像
成分e5 が生成される。得られた映像成分は合成器6で
音声成分fA と合成されて出力される。
【0038】《実験結果》次に図3の回路構成における
実験結果について説明する。
実験結果について説明する。
【0039】妨害波を搬送波のみとした場合、希望波の
映像変調レベルにかかわりなく、15dB程度の改善量
が得られた。希望波、妨害波とも通常のテレビジョン放
送波として評価テストを行った結果では、1ランク程度
の改善が確認できた。
映像変調レベルにかかわりなく、15dB程度の改善量
が得られた。希望波、妨害波とも通常のテレビジョン放
送波として評価テストを行った結果では、1ランク程度
の改善が確認できた。
【0040】このようにこの第2の実施の形態によれ
ば、平衡変調器34によってビート成分を抽出するよう
にしており、得られたビート成分は入力される映像成分
信号に対しては加算信号または減算信号となるので、希
望波の映像変調レベルに依存することなく、最良の状態
でビート成分を除去することが可能となる。このため、
第1の実施の形態に比べて高周波系の回路が多くなり、
やや構成が複雑ではあるものの、妨害波の改善効果は非
常に大きくなる。
ば、平衡変調器34によってビート成分を抽出するよう
にしており、得られたビート成分は入力される映像成分
信号に対しては加算信号または減算信号となるので、希
望波の映像変調レベルに依存することなく、最良の状態
でビート成分を除去することが可能となる。このため、
第1の実施の形態に比べて高周波系の回路が多くなり、
やや構成が複雑ではあるものの、妨害波の改善効果は非
常に大きくなる。
【0041】なお、前記各実施の態様では、サンプルホ
ールド回路15から供給される信号をフィルタリングし
て滑らかなビート波形を生成するためにローパスフィル
タ(LPF)回路16を設けるようにしたが、このLP
F回路16はなくても良い。
ールド回路15から供給される信号をフィルタリングし
て滑らかなビート波形を生成するためにローパスフィル
タ(LPF)回路16を設けるようにしたが、このLP
F回路16はなくても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、簡単な装置構成でもってビート成分を効果的に除
去することができる。
れば、簡単な装置構成でもってビート成分を効果的に除
去することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、平衡変調によっ
てビート成分を抽出するようにしており、得られたビー
ト成分は入力される映像成分信号に対しては加算信号ま
たは減算信号となるので、テレビジョン受信信号の映像
変調レベルに依存することなく、最良の状態でビート成
分を除去することが可能となり、妨害波の改善効果は非
常に大きくなる。
てビート成分を抽出するようにしており、得られたビー
ト成分は入力される映像成分信号に対しては加算信号ま
たは減算信号となるので、テレビジョン受信信号の映像
変調レベルに依存することなく、最良の状態でビート成
分を除去することが可能となり、妨害波の改善効果は非
常に大きくなる。
【図1】本発明に係るビート成分除去装置の第1の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態における作用を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本発明に係るビート成分除去装置の第2の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した第2の実施の形態における各部の
信号波形を示す説明図である。
信号波形を示す説明図である。
1 ビート成分除去装置 2 AGC増幅器 3 分波器 5,12,31 分配器 6,35 合成器 10 妨害波(ビート成分)検出部 11 AM検波器 13 同期分離回路 14 パルス発生回路(モノマルチ) 15 サンプルホールド 16 ローパスフィルタ 20 振幅制御部(逆補正部) 21 DC電圧調整器 22 加算器 23 ダイオード形DC制御アッテネータ 30 妨害波除去部 32 搬送波再生回路 33 位相調整回路 34 平衡変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 孝光 岐阜県岐阜市京町2−3 NHK岐阜放送 局内 (72)発明者 安藤 純一 愛知県名古屋市中村区森末町1−66 NH Kアイテック名古屋支社内
Claims (2)
- 【請求項1】 テレビジョン受信信号から、このテレビ
ジョン受信信号に混入された同一チャンネル・同一オフ
セットの他の電波のビート成分を除去するビート成分除
去装置であって、 前記テレビジョン受信信号を復調して得られた映像信号
中の水平同期信号の先端部分をサンプルホールドしてビ
ート成分を検出する検出手段と、 前記検出されたビート成分により前記テレビジョン受信
信号の映像搬送波を振幅逆補正して該映像搬送波に含ま
れるビート成分を除去する除去手段と、 を具備することを特徴とするビート成分除去装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のビート成分除去装置にお
いて、 前記除去手段は、 前記テレビジョン受信信号の映像搬送波に同期した搬送
波を再生する手段と、 再生された搬送波を前記検出されたビート成分で平衡変
調する手段と、 平衡変調によって得られた信号を前記テレビジョン受信
信号の映像搬送波に加算することにより該映像搬送波に
含まれるビート成分を除去する手段と、 を有することを特徴とするビート成分除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11776396A JPH09307828A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ビート成分除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11776396A JPH09307828A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ビート成分除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09307828A true JPH09307828A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14719728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11776396A Withdrawn JPH09307828A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ビート成分除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09307828A (ja) |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11776396A patent/JPH09307828A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |