JPH09308426A - 害虫忌避フィルム - Google Patents

害虫忌避フィルム

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JPH09308426A
JPH09308426A JP12875496A JP12875496A JPH09308426A JP H09308426 A JPH09308426 A JP H09308426A JP 12875496 A JP12875496 A JP 12875496A JP 12875496 A JP12875496 A JP 12875496A JP H09308426 A JPH09308426 A JP H09308426A
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JP
Japan
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pest repellent
repellent film
film
dichloropyridazine
thermoplastic resin
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JP12875496A
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English (en)
Inventor
Suminori Tanaka
住典 田中
Takehide Hoshino
剛秀 星野
Yoshiyuki Murakami
義幸 村上
Shigetoshi Miyama
重敏 三山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PIRITAN KK
SCHNEIDER KK
Okura Industrial Co Ltd
Miyama Kasei Co Ltd
Original Assignee
PIRITAN KK
SCHNEIDER KK
Okura Industrial Co Ltd
Miyama Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】これまでほとんどその対策が講じられることの
なかったナメクジ、アリ、コナガ、ダニ等の土壌を這っ
て移動する害虫に対して極めて忌避効果の高い、しかも
フィルムの製造時の人体への悪影響の少ない害虫忌避フ
ィルムを提供すること。 【構成】3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタ
キシレノールの混合物が配合された熱可塑性樹脂からな
る害虫忌避フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用マルチング
フィルムやその関連分野に好適に用いることのできる害
虫忌避フィルムに関する。詳しくは、フィルム自身にナ
メクジ、アリ、ダニ等の害虫忌避効果が付与されること
により、とりわけ農業分野における減農薬栽培や無農薬
栽培に好適な害虫忌避フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、農作物の害虫による被害を軽
減するために、様々な試みがなされてきた。最も一般的
な害虫駆除方法は農薬の散布である。しかしながら、農
薬散布作業は農業従事者にとって重労働という単なる労
働量の問題にとどまらず、むしろ直接的な農薬被爆に伴
う身体上の疾病問題が深刻化しており、例えば施設園芸
の盛んな地方では気管支炎や肝臓障害を持つ患者が急増
している。さらに、近年では農業従事者のみならず、消
費者の間にも農薬の付着した作物の人体への影響が懸念
されているほか、土壌薫蒸の目的で汎用されている臭化
メチルがオゾン層の破壊を理由にその使用禁止の方策が
国際会議で検討されていることも周知である。
【0003】このような農薬散布に伴う種々の問題を改
善するために、従来から害虫の嫌う光線を反射させる銀
色系のフィルムを用いる方法が最も一般的に採られてき
た。しかしながら該方法はミナミキイロアザミウマやア
ブラムシ等の飛来害虫にのみ有効であって、土壌を這っ
て移動するナメクジやコナガ幼虫等の害虫に対しては何
ら忌避効果を有するものでなかった。
【0004】また、一部ではプラスチックフィルムに各
種農薬を練り込む方法も採られている。該方法によれ
ば、農薬が農業従事者の体に直接触れたり、農薬が作物
に付着したりすることを防止できるが、この場合はフィ
ルムの製造者に農薬汚染の危険が生じている。特にフィ
ルムを加熱押出して製造する場合は、加熱によって常温
で取り扱う場合よりはるかに大量の農薬が蒸散するた
め、フィルム製造者の農薬汚染の問題は極めて深刻であ
る。また、更に最近ではトマトの栽培などでオンシツツ
ヤコバチ、ハモグリコマユバチ、コレマンアブラバチな
どの天敵昆虫を用いる方法が検討されているが、これら
の方法は天敵害虫を使用する季節が限られ、その効果も
満足できるものでなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、これまでほとんどその対策が講じられるこ
とのなかったナメクジ、アリ、コナガ、ダニ等の土壌を
這って移動する害虫に対して極めて忌避効果の高い、し
かもフィルムの製造時の人体への悪影響の少ない害虫忌
避フィルムを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
を解決するために鋭意検討の結果、熱可塑性樹脂に3,
6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシレノール
の混合物を配合したフィルムが、その製造段階での人体
への悪影響がほとんどなく、しかもナメクジ、アリ、コ
ナガ等の害虫に対して極めて高い忌避効果を有すること
を見出し、本発明に到達したものである。
【0007】即ち、本発明によると3,6−ジクロロピ
リダジンとパラクロロメタキシレノールの混合物が配合
された熱可塑性樹脂からなる害虫忌避フィルムが提供さ
れ、さらに、3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロ
メタキシレノールの混合物が熱可塑性樹脂に0.01重
量%〜5.00重量%配合されていることを特徴とする
前記害虫忌避フィルムが提供され、さらにまた、3,6
−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシレノールの
混合物における各々の配合比が、1:9〜9:1である
ことを特徴とする前記害虫忌避フィルムが提供され、さ
らにまた、前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂で
あることを特徴とする前記害虫忌避フィルムが提供さ
れ、さらにまた、前記熱可塑性樹脂が直鎖状低密度ポリ
エチレン系樹脂であることを特徴とする前記害虫忌避フ
ィルムが提供される。
【0008】以下、本発明を詳しく説明する。本発明の
害虫忌避フィルムに用いられる3,6−ジクロロピリダ
ジンとパラクロロメタキシレノールの混合物は、フィル
ムからの溶出量が約23ppbと極めて微量で、ピレト
リン、アレスリン等のピレスロイド系農薬や、ホキシ
ム、ピリダフェンチオン等の有機リン系農薬のppmオ
ーダーにものぼる溶出量に比べると無に等しく、それだ
け人体への影響が少ないものである。また、3,6−ジ
クロロピリダジンとパラクロロメタキシレノールの混合
物はナメクジ、アリ、コナガ、ダニ等の害虫に対し、優
れた忌避効果を発揮する。
【0009】一方本発明の害虫忌避フィルムに用いられ
る熱可塑性樹脂とはポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリアミド系樹脂等のフィルム成
形可能な樹脂であれば特に限定されないが、経済性、環
境安全性、成形性等を考慮すると直鎖状低密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン
三元共重合体等のポリオレフィン系樹脂が好ましく、特
に直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。
【0010】また、当該熱可塑性樹脂に対する3,6−
ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシレノールの混
合物の配合量は、0.01重量%〜5.00重量%が好
ましい。配合量が0.01重量%未満の場合は忌避効果
が十分に発揮されないのに対し、配合量が5.00重量
%より多い場合は、それに見合うだけの効果の向上が期
待できず、また経済面でもコスト高となって好ましくな
い。
【0011】3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロ
メタキシレノールの混合物における各々の配合比は、忌
避を所望する害虫の種類によっても多少異なってくる
が、一般的に1:9〜9:1である 尚、本発明の害虫忌避フィルムを構成する熱可塑性樹脂
には、上記3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメ
タキシレノールの混合物の他に、樹脂の使用目的に応じ
て種々の機能を付与するために、例えば、タルク、酸化
チタン、炭酸カルシウム等の無機充填剤、熱安定剤、光
安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、帯電防止剤、滑剤、防
曇剤、着色剤等を適宜添加することができる。
【0012】次に、熱可塑性樹脂と3,6−ジクロロピ
リダジン、パラクロロメタキシレノールから本発明によ
る害虫忌避フィルムを製造する方法について説明する。
まず、3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキ
シレノール、熱可塑性樹脂を混ぜ合わせるのであるが、
通常3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシ
レノールの混合物は取り扱いが困難である。従って、予
め濃度の高いマスターバッチを調製し、これを熱可塑性
樹脂に練り込むことが好ましい。マスターバッチにおけ
る3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシレ
ノールの混合物の濃度は特に限定されない。尚、マスタ
ーバッチのベース樹脂については、熱可塑性樹脂であれ
ば特に限定はしないが、相溶性の問題から、害虫忌避フ
ィルムを形成する熱可塑性樹脂と同一、もしくは同類の
樹脂を用いることが好ましい。
【0013】本発明の害虫忌避フィルムは上記熱可塑性
樹脂と3,6−ジクロロピリダジン及びパラクロロメタ
キシレノールを所定の割合で混合した後、フィルム成形
して得られる。フィルム成形の方法としては、樹脂の熱
可塑性を利用してインフレーション押出成形機やTダイ
押出成形機等を用いて、加熱押出する方法が最も簡単で
ある。尚、本発明による害虫忌避フィルムは単層のフィ
ルムであってもよいが、雑草防除効果のある黒色のフィ
ルムや、地温上昇を抑制する白色のフィルム、耐候性フ
ィルム、耐熱性フィルム等の少なくとも片面に共押出
法、又はドライラミネーション法等の方法で貼り合わせ
たものでも良い。
【0014】
【実施例】次に実施例に基づき本発明を更に詳細に説明
する。
【0015】実施例1〜3 低密度ポリエチレン96重量部に3,6−ジクロロピリ
ダジンとパラクロロメタキシレノールを1:1の重量割
合で、両者の合計が4重量%になるように添加してマス
ターバッチを作製した。引続き、該マスターバッチを直
鎖状低密度ポリエチレンに1重量%(実施例1)、10
重量%(実施例2)、20重量%(実施例3)、それぞ
れ配合し、これらをインフレーション押出成形機にて加
熱押出成形し、厚さ30μmの害虫忌避フィルムを作製
した。
【0016】比較例 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂のみを用い、実施例と同
様にインフレーション押出成形法にて製膜することによ
り、厚さ30μmの比較用フィルムを作製した。
【0017】次に、平成7年9月20日、佐賀県のハウ
ス圃場にて、実施例1〜3、及び比較例で得られたフィ
ルムをマルチングフィルムとしてそれぞれ2試験区ずつ
展張し、ここにイチゴ(品種:とよのか)をそれぞれ1
2株ずつ定植した。4ヶ月後、各試験区で栽培したイチ
ゴ果実のナメクジによる被害個数を調べた。結果を表1
に示す。
【0018】
【表1】
【0019】上記テストにより、本発明の害虫忌避フィ
ルムはナメクジのような地面を這ってくる害虫の忌避に
極めて有効であることが分かる。
【0020】
【効果】本発明による害虫忌避フィルムは無農薬栽培や
減農薬栽培のマルチングフィルムとしては好適で、とり
わけこれまでの銀色系のフィルムでは忌避できなかった
ナメクジやコナガのような地面を這ってくる害虫を効果
的に忌避することができる。また、該フィルムは溶出や
蒸散の極めて少ない化合物によって害虫を忌避している
ので、フィルム製造過程において製造者に与える影響が
極めて少ない。特に、マスターバッチ化したものを用い
て、本発明の害虫忌避フィルムを製造すると取り扱いが
しやすい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 KFB C08L 23/00 KFB 101/00 KBF 101/00 KBF //(A01N 43/58 31:08) (72)発明者 田中 住典 香川県丸亀市中津町1515番地 大倉工業株 式会社内 (72)発明者 星野 剛秀 大阪市西区九条2丁目13番20号 ピリタン 株式会社内 (72)発明者 村上 義幸 大阪市西区九条2丁目13番20号 シュナイ ダー株式会社内 (72)発明者 三山 重敏 大阪市平野区加美北5丁目7番10号 三山 化成株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3,6−ジクロロピリダジンとパラクロ
    ロメタキシレノールの混合物が配合された熱可塑性樹脂
    からなる害虫忌避フィルム。
  2. 【請求項2】 3,6−ジクロロピリダジンとパラクロ
    ロメタキシレノールの混合物が熱可塑性樹脂に0.01
    重量%〜5.00重量%配合されていることを特徴とす
    る請求項1記載の害虫忌避フィルム。
  3. 【請求項3】 3,6−ジクロロピリダジンとパラクロ
    ロメタキシレノールの混合物における各々の配合比が、
    1:9〜9:1であることを特徴とする請求項1乃至2
    のいずれかに記載の害虫忌避フィルム。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹
    脂であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の害虫忌避フィルム。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂が直鎖状低密度ポリエ
    チレン系樹脂であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の害虫忌避フィルム。
JP12875496A 1996-05-23 1996-05-23 害虫忌避フィルム Pending JPH09308426A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001926A3 (en) * 2006-06-27 2008-03-20 Sumitomo Chemical Co Resin composition for filament, filament and process for producing the filament
JP2010533780A (ja) * 2007-07-20 2010-10-28 バイエル・イノヴェイション・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング バイオサイド機能性を有するポリマー複合材料

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