JPH0930874A - 陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置 - Google Patents
陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置Info
- Publication number
- JPH0930874A JPH0930874A JP7203962A JP20396295A JPH0930874A JP H0930874 A JPH0930874 A JP H0930874A JP 7203962 A JP7203962 A JP 7203962A JP 20396295 A JP20396295 A JP 20396295A JP H0930874 A JPH0930874 A JP H0930874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder
- ceramic
- ceramic ware
- heating chamber
- underglaze
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 72
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 title claims abstract description 61
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 50
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 6
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims 1
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 abstract description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract description 3
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 abstract description 2
- 239000004927 clay Substances 0.000 abstract description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 abstract description 2
- 238000007639 printing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract description 2
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010285 flame spraying Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- GBCAVSYHPPARHX-UHFFFAOYSA-M n'-cyclohexyl-n-[2-(4-methylmorpholin-4-ium-4-yl)ethyl]methanediimine;4-methylbenzenesulfonate Chemical compound CC1=CC=C(S([O-])(=O)=O)C=C1.C1CCCCC1N=C=NCC[N+]1(C)CCOCC1 GBCAVSYHPPARHX-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 description 1
- 239000008107 starch Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 陶磁器Wに施釉して焼成する仕上げ工程の前
に、下絵部分に火炎を直接吹き付けて顔料中の粘結剤を
焼失させるようにした陶磁器Wの製造方法が従来からあ
る。しかし、この方法は、下絵を多色に塗り重ねた場
合に粘結剤の焼失に時間が掛かる、顔料中の金属酸化
物に火炎が悪影響を与えるから綺麗に発色し難くなる、
火炎の制御やノズルのメンテナンスが面倒である、
熱源がガスなどであるため危険性が高い、などの諸問題
があった。 【解決手段】 顔料に粘結剤を混ぜた絵具による下絵付
け工程と、セラミック発熱体5による輻射熱線を下絵部
分に照射して下絵部分の粘結剤を焼失させる粘結剤処理
工程と、粘結剤を焼失させた陶磁器Wに施釉して焼成す
る仕上げ工程と、からなる陶磁器の製造方法を提供す
る。
に、下絵部分に火炎を直接吹き付けて顔料中の粘結剤を
焼失させるようにした陶磁器Wの製造方法が従来からあ
る。しかし、この方法は、下絵を多色に塗り重ねた場
合に粘結剤の焼失に時間が掛かる、顔料中の金属酸化
物に火炎が悪影響を与えるから綺麗に発色し難くなる、
火炎の制御やノズルのメンテナンスが面倒である、
熱源がガスなどであるため危険性が高い、などの諸問題
があった。 【解決手段】 顔料に粘結剤を混ぜた絵具による下絵付
け工程と、セラミック発熱体5による輻射熱線を下絵部
分に照射して下絵部分の粘結剤を焼失させる粘結剤処理
工程と、粘結剤を焼失させた陶磁器Wに施釉して焼成す
る仕上げ工程と、からなる陶磁器の製造方法を提供す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶碗や皿などの陶
磁器の製造方法及びその製造工程で使用する粘結剤処理
装置に関する。
磁器の製造方法及びその製造工程で使用する粘結剤処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料に粘結剤を混ぜた絵具により
陶磁器に下絵を描く下絵付け工程と、前記下絵部分を加
熱して粘結剤を焼失させる粘結剤処理工程と、粘結剤を
焼失させた陶磁器に施釉して焼成する仕上げ工程と、か
らなる陶磁器の製造方法が特公平3−46420号に記
載されている。この従来の製造方法における粘結剤処理
工程は、陶磁器を搬送するコンベヤの近傍にノズルを配
置し、該ノズルから陶磁器に火炎を吹き付けて下絵部分
の粘結剤を焼失させるようにしたものである。
陶磁器に下絵を描く下絵付け工程と、前記下絵部分を加
熱して粘結剤を焼失させる粘結剤処理工程と、粘結剤を
焼失させた陶磁器に施釉して焼成する仕上げ工程と、か
らなる陶磁器の製造方法が特公平3−46420号に記
載されている。この従来の製造方法における粘結剤処理
工程は、陶磁器を搬送するコンベヤの近傍にノズルを配
置し、該ノズルから陶磁器に火炎を吹き付けて下絵部分
の粘結剤を焼失させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法
は、陶磁器に火炎を吹き付けて下絵部分の粘結剤を焼失
させるようにしたものであるため、次のような諸問題が
あった。 陶磁器の表面に火炎を吹き付けた場合、粘結剤は表面
から中に向かって焼ける。従って、下絵が多色に塗り重
ねられている場合には、火炎の吹き付け時間を長くしな
ければ粘結剤を完全に焼失させ得ない。もし火炎の吹き
付け時間が不足して粘結剤が残留した場合、その部分だ
け釉薬が流れ落ちるから釉薬層の厚さが不均一になり、
陶磁器の表面に凹凸ができる。しかし一方、火炎の吹き
付け時間を長くすると、陶磁器自体が相当熱くなるか
ら、施釉可能な温度にまで冷ますための冷却装置が大掛
になってコスト高になる。さらに、火炎の吹き付け時間
が長くなるとエネルギーの消費量も増加するから運転コ
ストも上昇する。因に陶磁器の模様は、今後益々多色化
する傾向にあるため、この問題の解決が重要な技術的課
題になっている。 下絵部分に火炎を吹き付けると、絵具に含まれている
顔料の金属酸化物に悪影響を与え、綺麗に発色しなくな
るおそれがある。陶磁器の仕上がりを良くするために行
う粘結剤処理工程において、係るマイナス面が存在する
ことは致命的である。 粘結剤を効率的に焼失させるための調節を、ノズル位
置及び火炎調整により行わなければならないため、制御
が非常に難しく、また、ノズルのメンテナンスも行い難
い。 熱源がガスや油であるため危険性が高く、また、一旦
設置すると配管などの都合で配置転換が容易でない。
は、陶磁器に火炎を吹き付けて下絵部分の粘結剤を焼失
させるようにしたものであるため、次のような諸問題が
あった。 陶磁器の表面に火炎を吹き付けた場合、粘結剤は表面
から中に向かって焼ける。従って、下絵が多色に塗り重
ねられている場合には、火炎の吹き付け時間を長くしな
ければ粘結剤を完全に焼失させ得ない。もし火炎の吹き
付け時間が不足して粘結剤が残留した場合、その部分だ
け釉薬が流れ落ちるから釉薬層の厚さが不均一になり、
陶磁器の表面に凹凸ができる。しかし一方、火炎の吹き
付け時間を長くすると、陶磁器自体が相当熱くなるか
ら、施釉可能な温度にまで冷ますための冷却装置が大掛
になってコスト高になる。さらに、火炎の吹き付け時間
が長くなるとエネルギーの消費量も増加するから運転コ
ストも上昇する。因に陶磁器の模様は、今後益々多色化
する傾向にあるため、この問題の解決が重要な技術的課
題になっている。 下絵部分に火炎を吹き付けると、絵具に含まれている
顔料の金属酸化物に悪影響を与え、綺麗に発色しなくな
るおそれがある。陶磁器の仕上がりを良くするために行
う粘結剤処理工程において、係るマイナス面が存在する
ことは致命的である。 粘結剤を効率的に焼失させるための調節を、ノズル位
置及び火炎調整により行わなければならないため、制御
が非常に難しく、また、ノズルのメンテナンスも行い難
い。 熱源がガスや油であるため危険性が高く、また、一旦
設置すると配管などの都合で配置転換が容易でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであって、第一に、顔料に粘結剤を混
ぜた絵具により陶磁器に下絵を描く下絵付け工程と、前
記下絵部分を加熱して粘結剤を焼失させる粘結剤処理工
程と、粘結剤を焼失させた陶磁器に施釉して焼成する仕
上げ工程とからなる陶磁器の製造方法において、前記粘
結剤処理工程は、セラミック発熱体による輻射熱線を下
絵部分に照射して粘結剤を焼失させるようにしたもので
ある陶磁器の製造方法を提供する。
鑑みなされたものであって、第一に、顔料に粘結剤を混
ぜた絵具により陶磁器に下絵を描く下絵付け工程と、前
記下絵部分を加熱して粘結剤を焼失させる粘結剤処理工
程と、粘結剤を焼失させた陶磁器に施釉して焼成する仕
上げ工程とからなる陶磁器の製造方法において、前記粘
結剤処理工程は、セラミック発熱体による輻射熱線を下
絵部分に照射して粘結剤を焼失させるようにしたもので
ある陶磁器の製造方法を提供する。
【0005】第二に、顔料に粘結剤を混ぜた絵具で下絵
を描いた陶磁器を入れる加熱室と、該加熱室に臨むよう
に配設され、前記陶磁器の下絵部分に輻射熱線を照射す
るセラミック発熱体と、を有して成る粘結剤処理装置を
提供する。なお、好ましくは前記セラミック発熱体を被
処理物たる陶磁器の方向に移動可能にするのがよい。
を描いた陶磁器を入れる加熱室と、該加熱室に臨むよう
に配設され、前記陶磁器の下絵部分に輻射熱線を照射す
るセラミック発熱体と、を有して成る粘結剤処理装置を
提供する。なお、好ましくは前記セラミック発熱体を被
処理物たる陶磁器の方向に移動可能にするのがよい。
【0006】セラミック発熱体による輻射熱線は、対象
物の内部に浸透する性質があるため、下絵部分の表面の
みならず内部の粘結剤も短時間で簡単に焼失させること
ができる。従って、下絵が多色に塗り重ねられていたと
しても、輻射熱線の照射時間は殆ど一定でよく、陶磁器
自体の温度上昇も少なくて済む。また、セラミック発熱
体による輻射熱線は、絵具の金属酸化物に悪影響を与え
ないため、粘結剤を焼失させた後でも良好な発色が得ら
れる。
物の内部に浸透する性質があるため、下絵部分の表面の
みならず内部の粘結剤も短時間で簡単に焼失させること
ができる。従って、下絵が多色に塗り重ねられていたと
しても、輻射熱線の照射時間は殆ど一定でよく、陶磁器
自体の温度上昇も少なくて済む。また、セラミック発熱
体による輻射熱線は、絵具の金属酸化物に悪影響を与え
ないため、粘結剤を焼失させた後でも良好な発色が得ら
れる。
【0007】さらにまた、粘結剤処理装置のセラミック
発熱体を被処理物たる陶磁器の方向に移動可能にするこ
とで、セラミック発熱体と陶磁器のクリアランスを最適
に調節することができ、陶磁器の形状に拘わらず常に効
率よく粘結剤を焼失させることができる。
発熱体を被処理物たる陶磁器の方向に移動可能にするこ
とで、セラミック発熱体と陶磁器のクリアランスを最適
に調節することができ、陶磁器の形状に拘わらず常に効
率よく粘結剤を焼失させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は粘結剤処理装置の
縦断正面図、図2は粘結剤処理装置の一部を断面にして
示す側面図である。
を参照しつつ説明する。なお、図1は粘結剤処理装置の
縦断正面図、図2は粘結剤処理装置の一部を断面にして
示す側面図である。
【0009】図1,図2は粘結剤処理装置1を示すもの
である。該粘結剤処理装置1は、装置基体2にトンネル
型の加熱室3を設け、その加熱室3の底部にバーコンベ
ア4を配設すると共に、さらに加熱室3の天井部分にセ
ラミック発熱体5を配設してなる。加熱室3は、上下両
側を断熱材6,6…でカバーして外部へ熱が発散しない
ようにしてある。加熱室3底部のバーコンベア4は、金
属棒を簀の子状に並べて無端状に繋げ、装置基体2に軸
承させたプーリー7,7間に掛け渡したものであり、上
側の直線部分4Lが搬送領域になっていて加熱室3の床
部分にある前記断熱材6の上面を通る。このバーコンベ
ア4はモータ(図示せず)の駆動で図1矢示方向に回転
するようになっており、被処理物たる陶磁器Wを上面に
載せて加熱室3の中を通過させる。
である。該粘結剤処理装置1は、装置基体2にトンネル
型の加熱室3を設け、その加熱室3の底部にバーコンベ
ア4を配設すると共に、さらに加熱室3の天井部分にセ
ラミック発熱体5を配設してなる。加熱室3は、上下両
側を断熱材6,6…でカバーして外部へ熱が発散しない
ようにしてある。加熱室3底部のバーコンベア4は、金
属棒を簀の子状に並べて無端状に繋げ、装置基体2に軸
承させたプーリー7,7間に掛け渡したものであり、上
側の直線部分4Lが搬送領域になっていて加熱室3の床
部分にある前記断熱材6の上面を通る。このバーコンベ
ア4はモータ(図示せず)の駆動で図1矢示方向に回転
するようになっており、被処理物たる陶磁器Wを上面に
載せて加熱室3の中を通過させる。
【0010】而して、加熱室3に設けたセラミック発熱
体5は、天井部分の断熱材6を中央で分断する位置にあ
り、装置基体2の上方に設けた昇降装置8のシャフト8
a,8a…によって支持されている。該昇降装置8は、
装置基体2と一体の支持枠2a上に配置されていて、図
示しないがモーターや流体圧シリンダーなどを駆動源と
してシャフト8a,8a…を上下動させるものであり、
該シャフト8a,8a…を介してセラミック発熱体5を
上下方向に移動させる。
体5は、天井部分の断熱材6を中央で分断する位置にあ
り、装置基体2の上方に設けた昇降装置8のシャフト8
a,8a…によって支持されている。該昇降装置8は、
装置基体2と一体の支持枠2a上に配置されていて、図
示しないがモーターや流体圧シリンダーなどを駆動源と
してシャフト8a,8a…を上下動させるものであり、
該シャフト8a,8a…を介してセラミック発熱体5を
上下方向に移動させる。
【0011】前記昇降装置8には、セラミック発熱体5
と陶磁器Wのクリアランスを適正にして効率よく輻射熱
線の照射が可能になるようにするための調節装置9が付
加されている。すなわち、調節装置9は、シャフト8
a,8a…と一体の水平アーム9aと、該水平アーム9
aの先端に横設した横アーム9bと、その横アーム9b
の両端に垂設した光学式のセンサー9c,9cと、装置
基体2の上面に設置した固定的なセット台9dとからな
る。そして、セット台9dとセンサー9c,9cの垂直
距離を、バーコンベア4の上面からセラミック発熱体5
の下面までの距離より適正クリアランス分だけ短くし、
且つ、センサー9c,9c間の光線Xを遮断する検知信
号で昇降装置8の下動が停止するように設定してある。
従って、セット台9dの上に陶磁器Wを載せてセラミッ
ク発熱体5を下動させると、調節装置9のセンサー9
c,9cが前記陶磁器Wを検知した時点で昇降装置8が
停止する。この状態でセット台9dに載せた陶磁器Wと
同じものをバーコンベア4の上面に載せれば、該陶磁器
Wとセラミック発熱体5の間には適正なクリアランスが
自動的に設定されている。なお、言うまでもなくセンサ
ー9cの種類は光学式に限定されるものではなく、例え
ばマイクロスイッチなどをセンサーとして使用すること
もできる。
と陶磁器Wのクリアランスを適正にして効率よく輻射熱
線の照射が可能になるようにするための調節装置9が付
加されている。すなわち、調節装置9は、シャフト8
a,8a…と一体の水平アーム9aと、該水平アーム9
aの先端に横設した横アーム9bと、その横アーム9b
の両端に垂設した光学式のセンサー9c,9cと、装置
基体2の上面に設置した固定的なセット台9dとからな
る。そして、セット台9dとセンサー9c,9cの垂直
距離を、バーコンベア4の上面からセラミック発熱体5
の下面までの距離より適正クリアランス分だけ短くし、
且つ、センサー9c,9c間の光線Xを遮断する検知信
号で昇降装置8の下動が停止するように設定してある。
従って、セット台9dの上に陶磁器Wを載せてセラミッ
ク発熱体5を下動させると、調節装置9のセンサー9
c,9cが前記陶磁器Wを検知した時点で昇降装置8が
停止する。この状態でセット台9dに載せた陶磁器Wと
同じものをバーコンベア4の上面に載せれば、該陶磁器
Wとセラミック発熱体5の間には適正なクリアランスが
自動的に設定されている。なお、言うまでもなくセンサ
ー9cの種類は光学式に限定されるものではなく、例え
ばマイクロスイッチなどをセンサーとして使用すること
もできる。
【0012】次ぎに、陶磁器Wの製造方法について説明
する。先ず、適当な形に成形した素地土を焼いて素焼状
態の陶磁器Wを作る。そして、その陶磁器Wの表面に、
酸化金属などの顔料に、CMC,エチレングリコール,
でんぷん糊などからなる粘結剤の水溶液を混合して形成
した絵具で下絵を描く。下絵を描く手法は、印刷、手書
きの何れでもよい。次ぎに、下絵を描いた陶磁器Wを粘
結剤処理装置1のバーコンベア4に載せて加熱室3の中
に搬送する。そして、通電加熱したセラミック発熱体5
で約1300℃の輻射熱線を20秒〜30秒間照射して
下絵部分の粘結剤を焼失させる。なお、輻射熱線の照射
時間は、バーコンベア4の搬送速度を変化させて調節す
る。
する。先ず、適当な形に成形した素地土を焼いて素焼状
態の陶磁器Wを作る。そして、その陶磁器Wの表面に、
酸化金属などの顔料に、CMC,エチレングリコール,
でんぷん糊などからなる粘結剤の水溶液を混合して形成
した絵具で下絵を描く。下絵を描く手法は、印刷、手書
きの何れでもよい。次ぎに、下絵を描いた陶磁器Wを粘
結剤処理装置1のバーコンベア4に載せて加熱室3の中
に搬送する。そして、通電加熱したセラミック発熱体5
で約1300℃の輻射熱線を20秒〜30秒間照射して
下絵部分の粘結剤を焼失させる。なお、輻射熱線の照射
時間は、バーコンベア4の搬送速度を変化させて調節す
る。
【0013】次ぎに、バーコンベア4に載って加熱室3
から出た陶磁器Wは素地温度が約180℃〜250℃に
上昇しているから、自然又は図示しない冷却装置で強制
的に冷却し、その後全体に釉薬を塗布する。釉薬には前
記絵具と同様な粘結剤が混合されているため、陶磁器W
の下絵部分に粘結剤が残っていると、その部分では釉薬
中の粘結剤が染み込まないで流れ落ちてしまう。しか
し、セラミック発熱体5で約1300℃の輻射熱線を2
0秒〜30秒間照射することで、下絵部分の粘結剤が全
て焼失しているから釉薬の付きが良く、全体に均一化さ
れる。このようにして釉薬を塗布した陶磁器Wを所定の
温度で焼成して仕上げる。なお、実験によれば粘結剤を
焼失させた方が焼失させない場合より顔料の発色が良好
であった。
から出た陶磁器Wは素地温度が約180℃〜250℃に
上昇しているから、自然又は図示しない冷却装置で強制
的に冷却し、その後全体に釉薬を塗布する。釉薬には前
記絵具と同様な粘結剤が混合されているため、陶磁器W
の下絵部分に粘結剤が残っていると、その部分では釉薬
中の粘結剤が染み込まないで流れ落ちてしまう。しか
し、セラミック発熱体5で約1300℃の輻射熱線を2
0秒〜30秒間照射することで、下絵部分の粘結剤が全
て焼失しているから釉薬の付きが良く、全体に均一化さ
れる。このようにして釉薬を塗布した陶磁器Wを所定の
温度で焼成して仕上げる。なお、実験によれば粘結剤を
焼失させた方が焼失させない場合より顔料の発色が良好
であった。
【0014】以上本発明を実施の形態について説明した
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態ではセラミック発熱体5を加
熱室3の天井部分にのみ配置したが、茶碗や湯飲みなど
外表面に下絵があるような場合には加熱室3の側面にセ
ラミック発熱体5を設置してもよい。また、陶磁器W
は、バーコンベア4で静止状態のまま搬送されるように
なっているが、陶磁器Wをコンベア上で回転させながら
直線方向に移動させるようにしてもよい。そうすること
により、輻射熱線が均一に照射できる。また、セラミッ
ク発熱体5による輻射熱線の温度は上記に限定されるも
のではなく、約900℃以上であれば粘結剤を焼失させ
ることが可能である。もちろん、温度が低い程長い照射
時間が必要であり、温度が高い程照射時間は短くて済
む。
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態ではセラミック発熱体5を加
熱室3の天井部分にのみ配置したが、茶碗や湯飲みなど
外表面に下絵があるような場合には加熱室3の側面にセ
ラミック発熱体5を設置してもよい。また、陶磁器W
は、バーコンベア4で静止状態のまま搬送されるように
なっているが、陶磁器Wをコンベア上で回転させながら
直線方向に移動させるようにしてもよい。そうすること
により、輻射熱線が均一に照射できる。また、セラミッ
ク発熱体5による輻射熱線の温度は上記に限定されるも
のではなく、約900℃以上であれば粘結剤を焼失させ
ることが可能である。もちろん、温度が低い程長い照射
時間が必要であり、温度が高い程照射時間は短くて済
む。
【0015】
【発明の効果】本発明は、セラミック発熱体による輻射
熱線を下絵部分に照射して絵具中の粘結剤を焼失させる
新規な構成を採用したことにより、次のような特有の効
果を発揮する。 セラミック発熱体による輻射熱線は、対象物の内部に
浸透する性質があるため、下絵部分の表面のみならず内
部の粘結剤も短時間で簡単に焼失させることができる。
従って、下絵が多色に塗り重ねられていたとしても、輻
射熱線の照射時間は殆ど一定でよいから運転コストが安
い。また、輻射熱線の照射時間が短くて良いから陶磁器
自体の温度上昇が少なくなり、大掛な冷却装置が不要で
ある。従って、装置の低価格化が可能である。 セラミック発熱体による輻射熱線は絵具の金属酸化物
に悪影響を与えないため、粘結剤を焼失させた後も綺麗
に発色させることができる。従って、下絵部分に火炎を
吹き付ける従来装置に比べて、陶磁器の仕上がりがよ
い。 粘結剤を効率的に焼失させるための調節は、セラミッ
ク発熱体の温度を電気的に制御すればよいため非常に簡
単且つ正確であり、また、メンテナンスも容易である。 熱源が電気であるため、爆発やガス漏れのおそれがな
いから安全性が高く、また、配管や排気設備などの必要
がないため配置転換が簡単に行える。
熱線を下絵部分に照射して絵具中の粘結剤を焼失させる
新規な構成を採用したことにより、次のような特有の効
果を発揮する。 セラミック発熱体による輻射熱線は、対象物の内部に
浸透する性質があるため、下絵部分の表面のみならず内
部の粘結剤も短時間で簡単に焼失させることができる。
従って、下絵が多色に塗り重ねられていたとしても、輻
射熱線の照射時間は殆ど一定でよいから運転コストが安
い。また、輻射熱線の照射時間が短くて良いから陶磁器
自体の温度上昇が少なくなり、大掛な冷却装置が不要で
ある。従って、装置の低価格化が可能である。 セラミック発熱体による輻射熱線は絵具の金属酸化物
に悪影響を与えないため、粘結剤を焼失させた後も綺麗
に発色させることができる。従って、下絵部分に火炎を
吹き付ける従来装置に比べて、陶磁器の仕上がりがよ
い。 粘結剤を効率的に焼失させるための調節は、セラミッ
ク発熱体の温度を電気的に制御すればよいため非常に簡
単且つ正確であり、また、メンテナンスも容易である。 熱源が電気であるため、爆発やガス漏れのおそれがな
いから安全性が高く、また、配管や排気設備などの必要
がないため配置転換が簡単に行える。
【0016】また、セラミック発熱体を被処理物たる陶
磁器の方向に移動可能することにより、陶磁器とセラミ
ック発熱体のクリアランスを適正に調節することがで
き、様々な形状の陶磁器に対して常に効率よく粘結剤を
焼失させることができる。
磁器の方向に移動可能することにより、陶磁器とセラミ
ック発熱体のクリアランスを適正に調節することがで
き、様々な形状の陶磁器に対して常に効率よく粘結剤を
焼失させることができる。
【図1】 粘結剤処理装置の縦断正面図である。
【図2】 粘結剤処理装置の一部を断面にして示す側面
図である。
図である。
W …陶磁器 1 …粘結剤処理装置 3 …加熱室 5 …セラミック発熱体
Claims (3)
- 【請求項1】 顔料に粘結剤を混ぜた絵具により陶磁器
に下絵を描く下絵付け工程と、 前記下絵部分を加熱して粘結剤を焼失させる粘結剤処理
工程と、 粘結剤を焼失させた陶磁器に施釉して焼成する仕上げ工
程と、 からなる陶磁器の製造方法において、 前記粘結剤処理工程は、セラミック発熱体による輻射熱
線を下絵部分に照射して粘結剤を焼失させるものである
ことを特徴とする陶磁器の製造方法。 - 【請求項2】 顔料に粘結剤を混ぜた絵具で下絵を描い
た陶磁器を入れる加熱室と、 該加熱室に臨むように配設され、前記陶磁器の下絵部分
に輻射熱線を照射するセラミック発熱体と、 を有して成ることを特徴とする粘結剤処理装置。 - 【請求項3】 前記セラミック発熱体を被処理物たる陶
磁器の方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項2
記載の粘結剤処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7203962A JPH0930874A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7203962A JPH0930874A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930874A true JPH0930874A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16482538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7203962A Pending JPH0930874A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0930874A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004256353A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Toyo Kogyo Kk | 発色セメント製品及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP7203962A patent/JPH0930874A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004256353A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Toyo Kogyo Kk | 発色セメント製品及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5409742A (en) | Method for melting and/or burning-in of at least one layer | |
| US3223549A (en) | Coating of glass sheet while deformable and supported on gas | |
| EP0376509B1 (en) | Method and apparatus for directed energy glass heating | |
| CN102372423B (zh) | 彩釉玻璃热弯炉、彩釉钢化热弯玻璃制备方法及彩釉钢化热弯玻璃 | |
| KR930012000B1 (ko) | 유약 처리한 세라믹 타일과 이의 제조 방법 및 장치. | |
| US20250178975A1 (en) | Slate hot bending furnace and method for performing hot bending treatment on slate | |
| DE3277064D1 (en) | Method of heating the surface of a substrate by means of a hot gas jet, particularly with simultaneous supply of coating material using the flame spraying process, and burner for the realization of said method | |
| JPH0930874A (ja) | 陶磁器の製造方法及び粘結剤処理装置 | |
| KR100812257B1 (ko) | 후가공이 용이한 양각에칭 판유리 제조방법 및 그 장치 | |
| JPS63305965A (ja) | 塗膜の乾燥乃至焼付方法 | |
| JP3979815B2 (ja) | ガラス容器用火炎研磨装置およびガラス容器の火炎研磨方法 | |
| JPH03233885A (ja) | 熱処理装置およびこれを用いた機能性薄膜の乾燥方法 | |
| CA2242780C (en) | Furnace for heating glass sheets | |
| DE10047576A1 (de) | Verfahren zur Formgebung von Glaskeramikteilen und/oder Glasteilen | |
| JP3268973B2 (ja) | ガラス成形体の絵付焼成法及びそのための装置 | |
| KR100297740B1 (ko) | 장식용 판유리의 인쇄방법 및 그 인쇄장치 | |
| JP2004163094A (ja) | 移動式焼成炉とその焼成炉を用いた移動式焼成炉装置、及びその装置の使用方法 | |
| CN212021126U (zh) | 一种陶瓷墨水的有机溶剂加热分解装置 | |
| US4042317A (en) | Direct flame apparatus for drying can coatings | |
| JPS58199788A (ja) | 化粧用耐火ボ−ドの製造法 | |
| JPS61281864A (ja) | テンパ−カラ−を付与したステンレス鋼帯およびその製造方法 | |
| JPH0346420B2 (ja) | ||
| GB2318858A (en) | A method of drying glaze in a UCV drying apparatus | |
| GB2292106A (en) | Method of releasing a moulded clay product from a mould | |
| JPH03295609A (ja) | 陶板の製造装置 |