JPH09309931A - マロネート基含有ペンダント基を有するアクリル重合体 - Google Patents
マロネート基含有ペンダント基を有するアクリル重合体Info
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- JPH09309931A JPH09309931A JP15154596A JP15154596A JPH09309931A JP H09309931 A JPH09309931 A JP H09309931A JP 15154596 A JP15154596 A JP 15154596A JP 15154596 A JP15154596 A JP 15154596A JP H09309931 A JPH09309931 A JP H09309931A
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- monomer
- acrylic polymer
- acrylic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性メチレン部位の末端にエステル構造を有
し、マイケル付加反応によって架橋、硬化することがで
きるアクリル重合体を提供する。 【解決手段】 マロネート基含有アクリル単量体と、マ
ロネート基を含まない単官能エチレン性不飽和単量体を
溶液重合法によって共重合して得られる。単量体の一部
はエポキシ基を有するアクリル単量体であってもよい。
し、マイケル付加反応によって架橋、硬化することがで
きるアクリル重合体を提供する。 【解決手段】 マロネート基含有アクリル単量体と、マ
ロネート基を含まない単官能エチレン性不飽和単量体を
溶液重合法によって共重合して得られる。単量体の一部
はエポキシ基を有するアクリル単量体であってもよい。
Description
【0001】本発明の背景 α,β−不飽和カルボニル基のような分極した二重結合
へ活性メチレン基が付加するマイケル付加反応は、反応
副生成物を発生せず、新たに形成された結合が化学的に
安定な炭素−炭素間結合であるため塗料などの硬化性樹
脂組成物の架橋反応に応用されている。代表的な先行技
術は以下の特許文献を含む。 米国特許第4,408,018号 米国特許第4,602,061号 米国特許第5,017,649号 米国特許第5,084,536号 EP−A−0448154 特開平1−121341号(EP0310011対応) 特開平1−204919号(EP0326723対応)
へ活性メチレン基が付加するマイケル付加反応は、反応
副生成物を発生せず、新たに形成された結合が化学的に
安定な炭素−炭素間結合であるため塗料などの硬化性樹
脂組成物の架橋反応に応用されている。代表的な先行技
術は以下の特許文献を含む。 米国特許第4,408,018号 米国特許第4,602,061号 米国特許第5,017,649号 米国特許第5,084,536号 EP−A−0448154 特開平1−121341号(EP0310011対応) 特開平1−204919号(EP0326723対応)
【0002】マイケル付加反応に用いることができる活
性メチレン化合物は、アセト酢酸、シアノ酢酸およびマ
ロン酸の誘導体である。マイケル付加反応を樹脂の架橋
反応に使用するためには分子内に複数の活性メチレン基
を有する化合物もしくはポリマーを用いなければならな
い。アセトアセチル基を有するアクリル単量体は、2−
ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、および2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)のような
ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートにジケテン
を反応させることにより比較的簡単に製造することがで
きるため、多くの先行技術において使用されている活性
メチレン基含有アクリル重合体はこれらのアセトアセト
キシ基を含むアクリル単量体の重合体か、またはアクリ
ルポリオールに同様にジケテンを反応させて得られる変
性アクリルポリオールである。
性メチレン化合物は、アセト酢酸、シアノ酢酸およびマ
ロン酸の誘導体である。マイケル付加反応を樹脂の架橋
反応に使用するためには分子内に複数の活性メチレン基
を有する化合物もしくはポリマーを用いなければならな
い。アセトアセチル基を有するアクリル単量体は、2−
ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、および2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)のような
ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートにジケテン
を反応させることにより比較的簡単に製造することがで
きるため、多くの先行技術において使用されている活性
メチレン基含有アクリル重合体はこれらのアセトアセト
キシ基を含むアクリル単量体の重合体か、またはアクリ
ルポリオールに同様にジケテンを反応させて得られる変
性アクリルポリオールである。
【0003】しかしながらアセトアセトキシ基の代りに
マロネート基を有するアクリル重合体を塗料に使用する
と、耐候性が格別に向上することがわかった。
マロネート基を有するアクリル重合体を塗料に使用する
と、耐候性が格別に向上することがわかった。
【0004】マロン酸は二塩基酸であるためポリエステ
ル主鎖に組み込み、マイケル反応によって架橋すること
ができる。米国特許第4,602,061号は、主鎖お
よび/または側鎖にマロネート基を有するポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアクリレート、エポキシ、ポリ
アミドまたはポリビニル樹脂と、α,β−エチレン性不
飽和カルボニル基含有成分と、強塩基性触媒を含む二液
性硬化樹脂組成物を開示する。しかしながらそこにはマ
ロン酸を酸成分として含むポリエステルに、一方のイソ
シアネート基との反応によってHEAまたはHEMAを
付加したジイソシアネート化合物を反応させて得られる
アクリル変性ポリエステル以外にマロネート基含有ポリ
アクリレートの具体的開示はない。
ル主鎖に組み込み、マイケル反応によって架橋すること
ができる。米国特許第4,602,061号は、主鎖お
よび/または側鎖にマロネート基を有するポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアクリレート、エポキシ、ポリ
アミドまたはポリビニル樹脂と、α,β−エチレン性不
飽和カルボニル基含有成分と、強塩基性触媒を含む二液
性硬化樹脂組成物を開示する。しかしながらそこにはマ
ロン酸を酸成分として含むポリエステルに、一方のイソ
シアネート基との反応によってHEAまたはHEMAを
付加したジイソシアネート化合物を反応させて得られる
アクリル変性ポリエステル以外にマロネート基含有ポリ
アクリレートの具体的開示はない。
【0005】特開平3−206012号は、低臭、低刺
激性で、重合体の吸水率が小さい歯科用材料として、マ
ロネート基含有アクリル単量体およびその重合体を開示
する。しかしながら触媒を含まないことや、コハク酸や
アジピン酸のような同族体を含む単量体も同じ目的に使
用し得ることからも明らかなように、これら単量体およ
び重合体はマイケル反応の活性メチレン成分として利用
することを意図するものではない。
激性で、重合体の吸水率が小さい歯科用材料として、マ
ロネート基含有アクリル単量体およびその重合体を開示
する。しかしながら触媒を含まないことや、コハク酸や
アジピン酸のような同族体を含む単量体も同じ目的に使
用し得ることからも明らかなように、これら単量体およ
び重合体はマイケル反応の活性メチレン成分として利用
することを意図するものではない。
【0006】しかしながら歯科材料として使用するため
には、開示された単量体は重合後、硬化物の機械的強度
を増強するためエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
トなどの多官能単量体を併用して用いられるのが一般的
である。そうすると、硬化物は内部架橋により有機溶剤
に不溶な三次元網目構造となるのでもはや塗料のビヒク
ル樹脂として使用することができない。さらに歯科用材
料として使用するためには、低臭低刺激性であるのみな
らず、硬化時体積収縮があってはならないから重合法と
してもっぱら塊状重合を利用する。
には、開示された単量体は重合後、硬化物の機械的強度
を増強するためエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
トなどの多官能単量体を併用して用いられるのが一般的
である。そうすると、硬化物は内部架橋により有機溶剤
に不溶な三次元網目構造となるのでもはや塗料のビヒク
ル樹脂として使用することができない。さらに歯科用材
料として使用するためには、低臭低刺激性であるのみな
らず、硬化時体積収縮があってはならないから重合法と
してもっぱら塊状重合を利用する。
【0007】従って、マイケル反応によって架橋・硬化
し得る活性メチレン基として、アセトアセチル基の代わ
りにマロネート基含有ペンダント基を持っている鎖状ア
クリル重合体に対して需要が存在する。
し得る活性メチレン基として、アセトアセチル基の代わ
りにマロネート基含有ペンダント基を持っている鎖状ア
クリル重合体に対して需要が存在する。
【0008】本発明の開示 本発明は、(a)式:
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 は水素またはメチル基、R2
およびR3 は炭素数2〜6のアルキレン基、R3 は炭素
数1〜10のアルキル基、nは1〜10の整数、mはn
=1のとき0または1〜6の整数でn>1のときは0で
ある。)のマロネート基含有アクリル単量体と、(b)
マロネート基を含まない単官能エチレン不飽和単量体と
を溶液重合法によって共重合して得られるアクリル重合
体を提供する。
およびR3 は炭素数2〜6のアルキレン基、R3 は炭素
数1〜10のアルキル基、nは1〜10の整数、mはn
=1のとき0または1〜6の整数でn>1のときは0で
ある。)のマロネート基含有アクリル単量体と、(b)
マロネート基を含まない単官能エチレン不飽和単量体と
を溶液重合法によって共重合して得られるアクリル重合
体を提供する。
【0011】上記式を有するマロネート基含有アクリル
単量体の第1の例は、特開平3−206012号に化合
物Aとして開示されている2−(メトキシマロニルオキ
シ)エチルメタクリレートのほか、上記式に含まれるそ
の同族体(n=1,m=0)である。
単量体の第1の例は、特開平3−206012号に化合
物Aとして開示されている2−(メトキシマロニルオキ
シ)エチルメタクリレートのほか、上記式に含まれるそ
の同族体(n=1,m=0)である。
【0012】他の合成法によって製造することも可能で
あるが、これら単量体は本発明者らが開発した、マロン
酸ジエチルとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
とのエステル交換による合成法によって製造するのが有
利である。この合成法は、過剰のマロン酸ジエステル例
えばマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジ
プロピル、マロン酸ジブチル、マロン酸ジペンチル、マ
ロン酸ジヘキシル、マロン酸ジヘプチル、マロン酸ジオ
クチル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸ジ−t−ブ
チルなどと、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレートなどを、重合禁止剤および触媒の存在下、
不活性ガスを吹き込みながら加熱反応せしめ、副生する
アルコールを系外へ除去しつつエステル交換を進めるこ
とによって行う。原料の入手し易さから、マロン酸ジエ
チルとHEAまたはHEMAより合成した2−(エトキ
シマロニルオキシ)エチル(メタ)アクリレートを単量
体(a)として用いるのが有利である。
あるが、これら単量体は本発明者らが開発した、マロン
酸ジエチルとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
とのエステル交換による合成法によって製造するのが有
利である。この合成法は、過剰のマロン酸ジエステル例
えばマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジ
プロピル、マロン酸ジブチル、マロン酸ジペンチル、マ
ロン酸ジヘキシル、マロン酸ジヘプチル、マロン酸ジオ
クチル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸ジ−t−ブ
チルなどと、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレートなどを、重合禁止剤および触媒の存在下、
不活性ガスを吹き込みながら加熱反応せしめ、副生する
アルコールを系外へ除去しつつエステル交換を進めるこ
とによって行う。原料の入手し易さから、マロン酸ジエ
チルとHEAまたはHEMAより合成した2−(エトキ
シマロニルオキシ)エチル(メタ)アクリレートを単量
体(a)として用いるのが有利である。
【0013】単量体(a)の他の例は、HEAおよびH
EMAのようなヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トと炭素数3〜7のヒドロキシカルボン酸のラクトンと
の付加(重合)体から出発し、上に述べた方法に従って
マロン酸ジエステルとのエステル交換反応によって得ら
れるマロネート基含有アクリル単量体(n=1,m=1
〜6)である。HEAおよびHEMAとε−カプロラク
トンとの付加物は、PCL−FAおよびPCL−FMシ
リーズとしてダイセル化学工業(株)から販売されてい
る。
EMAのようなヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トと炭素数3〜7のヒドロキシカルボン酸のラクトンと
の付加(重合)体から出発し、上に述べた方法に従って
マロン酸ジエステルとのエステル交換反応によって得ら
れるマロネート基含有アクリル単量体(n=1,m=1
〜6)である。HEAおよびHEMAとε−カプロラク
トンとの付加物は、PCL−FAおよびPCL−FMシ
リーズとしてダイセル化学工業(株)から販売されてい
る。
【0014】さらに他の単量体(a)の例は、上記式に
おいてn>1,m=0のアクリル単量体である。これら
の単量体は、エチレンオキシドもしくはプロピレンオキ
シドのようなアルキレンオキシド、またはテトラヒドロ
ランの開環付加重合によって得られるポリアルキレンオ
キシグリコールのモノアクリレートまたはモノメタアク
リレートを出発物質とし、これを上に述べたマロン酸ジ
エステルとのエステル交換法によって製造することがで
きる。
おいてn>1,m=0のアクリル単量体である。これら
の単量体は、エチレンオキシドもしくはプロピレンオキ
シドのようなアルキレンオキシド、またはテトラヒドロ
ランの開環付加重合によって得られるポリアルキレンオ
キシグリコールのモノアクリレートまたはモノメタアク
リレートを出発物質とし、これを上に述べたマロン酸ジ
エステルとのエステル交換法によって製造することがで
きる。
【0015】単量体(a)と共重合すべきマロネート基
を有しない単量体(b)は、塗料用アクリル樹脂の製造
に用いられる慣用のアクリル系または非アクリル系単量
体である。アクリル系単量体の例は、アクリル酸または
メタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ル、i−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、ラ
ウリル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、
2−ヒドロキシプロピル、PLC−FAまたはFM(H
AEまたはHEMAとε−カプロンラクトンとの付加
物、ダイセル化学工業(株)製)、アクリルアミド、ア
クリルニトリルなどであり、非アクリル系単量体の例は
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸
ビニル、イタコン酸、マレイン酸などである。
を有しない単量体(b)は、塗料用アクリル樹脂の製造
に用いられる慣用のアクリル系または非アクリル系単量
体である。アクリル系単量体の例は、アクリル酸または
メタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ル、i−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、ラ
ウリル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、
2−ヒドロキシプロピル、PLC−FAまたはFM(H
AEまたはHEMAとε−カプロンラクトンとの付加
物、ダイセル化学工業(株)製)、アクリルアミド、ア
クリルニトリルなどであり、非アクリル系単量体の例は
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸
ビニル、イタコン酸、マレイン酸などである。
【0016】本発明の一具体例においては、単量体
(b)の一部はエポキシ基を含むアクリル単量体、例え
ばグリシジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシ
ジル(メタ)アクリレートまたは3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル(メタ)アクリートが占める。このよ
うに共重合によってエポキシ基を担持させたマロネート
基含有アクリル重合体をマイケル反応の活性メチレン成
分に使用すると、本出願人の特開平7−173262号
に開示されているように、それ自体触媒活性を有しない
第4級アンモニウム塩などを触媒として使用することが
できるので便利である。
(b)の一部はエポキシ基を含むアクリル単量体、例え
ばグリシジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシ
ジル(メタ)アクリレートまたは3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル(メタ)アクリートが占める。このよ
うに共重合によってエポキシ基を担持させたマロネート
基含有アクリル重合体をマイケル反応の活性メチレン成
分に使用すると、本出願人の特開平7−173262号
に開示されているように、それ自体触媒活性を有しない
第4級アンモニウム塩などを触媒として使用することが
できるので便利である。
【0017】重合は当業者には周知の溶液重合法によっ
て行う。アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)などのアゾ系開始剤、および過酸化ベンゾイ
ル、t−ブチルペルオキシオクテート、クメンヒドロペ
ルオキシド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオ
キシドなどの過酸化物開始剤を使用することができる。
て行う。アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)などのアゾ系開始剤、および過酸化ベンゾイ
ル、t−ブチルペルオキシオクテート、クメンヒドロペ
ルオキシド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオ
キシドなどの過酸化物開始剤を使用することができる。
【0018】使用し得る有機溶剤は、脂肪族炭化水素
(ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等)、芳香族炭化水素
(ベンゼン、トルエン、キシレン等)、脂環族炭化水素
(シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
等)、石油系炭化水素(石油エーテル、石油ベンジン、
リグロイン、ソルベッソ等)、ハロゲン化炭化水素(四
塩化炭素、クロロホルム、塩化エチレン等)、エーテル
(エチルエーテル、イソプロピルエーテル、アニソー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等)、ケトン(ア
セトン、エチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等)、エステル(酢
酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、セロソルブアセテート等)、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミドなどである。
(ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等)、芳香族炭化水素
(ベンゼン、トルエン、キシレン等)、脂環族炭化水素
(シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
等)、石油系炭化水素(石油エーテル、石油ベンジン、
リグロイン、ソルベッソ等)、ハロゲン化炭化水素(四
塩化炭素、クロロホルム、塩化エチレン等)、エーテル
(エチルエーテル、イソプロピルエーテル、アニソー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等)、ケトン(ア
セトン、エチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等)、エステル(酢
酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、セロソルブアセテート等)、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミドなどである。
【0019】本発明のアクリル重合体は、数平均分子量
1,000〜100,000,特に2,000〜10,
000の範囲にあるのが好ましい。また重合体の活性メ
チレン基の活性水素当量が100〜10,000,特に
150〜5,000の範囲にあるのが好ましい。エポキ
シ基を担持している重合体は、エポキシ当量200〜1
0,000,特に200〜5,000の範囲にあるのが
好ましい。
1,000〜100,000,特に2,000〜10,
000の範囲にあるのが好ましい。また重合体の活性メ
チレン基の活性水素当量が100〜10,000,特に
150〜5,000の範囲にあるのが好ましい。エポキ
シ基を担持している重合体は、エポキシ当量200〜1
0,000,特に200〜5,000の範囲にあるのが
好ましい。
【0020】本発明のアクリル重合体は、触媒を使用し
て複数のα,β−不飽和カルボニル基を有する化合物ま
たは樹脂とのマイケル付加反応によって架橋硬化させる
ことができる。これを例えば塗料用ビヒクル樹脂として
使用した場合、耐候性にすぐれた塗膜を与える。
て複数のα,β−不飽和カルボニル基を有する化合物ま
たは樹脂とのマイケル付加反応によって架橋硬化させる
ことができる。これを例えば塗料用ビヒクル樹脂として
使用した場合、耐候性にすぐれた塗膜を与える。
【0021】以下の合成例、実施例および参考例により
本発明を例証する。これらにおいて「部」および「%」
は重量基準による。
本発明を例証する。これらにおいて「部」および「%」
は重量基準による。
【0022】合成例 攪拌器、温度計、窒素導入管、ヴィグリュー管及び冷却
管を装置した四つ口フラスコ内で、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート130.14g(1.0mol)及び
マロン酸ジエチル800.85g(5.0mol)、ジ
ブチル錫ジラウレート4g(6.3mmol)、重合禁
止剤として2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)8g(23mmol)を混合し
た。その混合物に窒素を強く吹き込みながら130℃で
2時間加熱したところエタノール40g(0.9mo
l)が留去した。その後濃縮装置を用いて過剰のマロン
酸ジエチルを除去し、減圧蒸留を行ったところ、2−
(エトキシマロニルオキシ)エチルメタクリレート20
4g(収率83.5%)を得た。b.p.133℃/
0.17mmHg 同様な方法により他のマロネート基含有アクリル単量体
も合成することができる。
管を装置した四つ口フラスコ内で、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート130.14g(1.0mol)及び
マロン酸ジエチル800.85g(5.0mol)、ジ
ブチル錫ジラウレート4g(6.3mmol)、重合禁
止剤として2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)8g(23mmol)を混合し
た。その混合物に窒素を強く吹き込みながら130℃で
2時間加熱したところエタノール40g(0.9mo
l)が留去した。その後濃縮装置を用いて過剰のマロン
酸ジエチルを除去し、減圧蒸留を行ったところ、2−
(エトキシマロニルオキシ)エチルメタクリレート20
4g(収率83.5%)を得た。b.p.133℃/
0.17mmHg 同様な方法により他のマロネート基含有アクリル単量体
も合成することができる。
【0023】実施例1 表1に示すモノマー及び開始剤を混合し、デカンター、
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた四つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約5400であった。活性水素当量2
00
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた四つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約5400であった。活性水素当量2
00
【0024】実施例2 表1に示すモノマー及び開始剤を混合し、デカンター、
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた四つ口フラ
スコ内にキシレン180部を仕込んだ中に130℃で3
時間かけて滴下した。その後130℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)4部、キシレン20部を混合し、130℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約2800であった。活性水素当量2
00
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた四つ口フラ
スコ内にキシレン180部を仕込んだ中に130℃で3
時間かけて滴下した。その後130℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)4部、キシレン20部を混合し、130℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約2800であった。活性水素当量2
00
【0025】実施例3〜6 表1に示すモノマー及び開始剤を用いた以外は実施例1
と同様の方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂溶液の不揮発分、GPCによる数平均分子量お
よび活性水素当量を表1に示した。
と同様の方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂溶液の不揮発分、GPCによる数平均分子量お
よび活性水素当量を表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例7 表2に示すモノマー及び開始剤を用いた以外は実施例1
に同様な方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂の不揮発分、GPCによる数平均分子量および
活性水素当量を表2に示した。
に同様な方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂の不揮発分、GPCによる数平均分子量および
活性水素当量を表2に示した。
【0028】実施例8 表2に示すモノマー及び開始剤を用いた以外は実施例2
と同様な方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂の不揮発分、GPCによる数平均分子量および
活性水素当量を表2に示した。
と同様な方法でアクリル樹脂を合成した。得られたアク
リル樹脂の不揮発分、GPCによる数平均分子量および
活性水素当量を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】参考例 実施例1で合成した樹脂溶液405部(樹脂固形分20
0部)、ペンタエリスリトールトリアクリレート100
部、テトラブチルアンモニウムブロミド1部を混合し、
均一に溶解した。この溶液をブリキ板上に#40のバー
コーターを用いて塗布し、乾燥器中において140℃で
20分硬化させた。得られた塗膜をアセトン/メタノー
ル=1/1の混合溶剤に常温で48時間浸漬した際の浸
漬前後の重量変化から算出した。ゲル分率は99.8%
であった。S−UV試験5サイクル後の塗膜の黄変の状
態を目視評価したところ、異常が認められなかった。
0部)、ペンタエリスリトールトリアクリレート100
部、テトラブチルアンモニウムブロミド1部を混合し、
均一に溶解した。この溶液をブリキ板上に#40のバー
コーターを用いて塗布し、乾燥器中において140℃で
20分硬化させた。得られた塗膜をアセトン/メタノー
ル=1/1の混合溶剤に常温で48時間浸漬した際の浸
漬前後の重量変化から算出した。ゲル分率は99.8%
であった。S−UV試験5サイクル後の塗膜の黄変の状
態を目視評価したところ、異常が認められなかった。
Claims (6)
- 【請求項1】(a)式: 【化1】 (式中、R1 は水素またはメチル基、R2 およびR3 は
炭素数2〜6のアルキレン基、R4 は炭素数1〜10の
アルキル基、nは1〜10の整数、mはn=1のとき0
または1〜6の整数、mはn>1のとき0である。)の
マロネート基含有アクリル単量体と、(b)マロネート
基を含まない単官能エチレン性不飽和単量体とを溶液重
合法によって共重合して得られるアクリル重合体。 - 【請求項2】数平均分子量が1,000〜100,00
0であり、活性メチレンの活性水素当量が100〜1
0,000である請求項1のアクリル重合体。 - 【請求項3】単量体(a)が2−C1-10アルコキシマロ
ニルエチル(メタ)アクリレートである請求項1のアク
リル重合体。 - 【請求項4】単量体(b)の一部がエポキシ基を有する
アクリル単量体である請求項1のアクリル重合体。 - 【請求項5】エポキシ当量が200〜10,000であ
る請求項4のアクリル重合体。 - 【請求項6】請求項1ないし5のアクリル重合体と有機
溶剤を含んでいるワニス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15154596A JPH09309931A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | マロネート基含有ペンダント基を有するアクリル重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15154596A JPH09309931A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | マロネート基含有ペンダント基を有するアクリル重合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09309931A true JPH09309931A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15520862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15154596A Withdrawn JPH09309931A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | マロネート基含有ペンダント基を有するアクリル重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09309931A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011026409A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Nippon Paint Co Ltd | 耐指紋性硬化性樹脂組成物およびそれを用いる耐指紋性被膜を形成する方法 |
| CN103772341A (zh) * | 2012-10-17 | 2014-05-07 | 锦湖石油化学株式会社 | 新的丙烯酸类单体、聚合物以及包含该聚合物的抗蚀剂组合物 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP15154596A patent/JPH09309931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011026409A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Nippon Paint Co Ltd | 耐指紋性硬化性樹脂組成物およびそれを用いる耐指紋性被膜を形成する方法 |
| CN103772341A (zh) * | 2012-10-17 | 2014-05-07 | 锦湖石油化学株式会社 | 新的丙烯酸类单体、聚合物以及包含该聚合物的抗蚀剂组合物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |