JPH09310247A - プリーツカーテン用織物の製造方法 - Google Patents

プリーツカーテン用織物の製造方法

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JPH09310247A
JPH09310247A JP8126866A JP12686696A JPH09310247A JP H09310247 A JPH09310247 A JP H09310247A JP 8126866 A JP8126866 A JP 8126866A JP 12686696 A JP12686696 A JP 12686696A JP H09310247 A JPH09310247 A JP H09310247A
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JP
Japan
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fiber
melting point
cationic dye
woven fabric
yarn
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Pending
Application number
JP8126866A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kamemaru
賢一 亀丸
Mamoru Shinomiya
守 四宮
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型性に優れ,しかも異色性とプリーツ保持
性に優れたプリーツカーテン用織物の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 カチオン染料可染ポリエステル繊維であ
る繊維Aと芯部がポリエチレンテレフタレート,鞘部が
低融点カチオン染料可染ポリエステルからなる芯鞘型複
合繊維よりなる繊維Bの混紡比率がA/B=0/100
〜80/20の範囲にある混紡糸と繊維Aよりなる紡績
糸を用いて,上記混紡糸を経糸の20重量%以上使用
し,緯糸にポリエチレンテレフタレート繊維の紡績糸を
用いて織物を製織する第1工程,該織物をカチオン染料
と分散染料にて異色に染色後,上記低融点カチオン染料
可染ポリエステルの融点以上の温度で熱処理して織物の
組織点の少なくとも一部を融着せしめる第2工程,該織
物を経方向に折り畳んでプリーツを形成させ,その後,
折り畳み部を低融点カチオン染料可染ポリエステルの融
点以下の温度で熱セットする第3工程よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,芯鞘型複合繊維を
使用したプリーツカーテン用織物の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から,ブラインド等の用途に布帛を
用いたプリーツカーテンは,その風合および外観のよさ
等から好まれて使用されているが,通常の繊維布帛は,
ドレープ性があるため成型性やプリーツ保持性が劣って
おり,また,布帛の切断面のほつれを防止するため縫製
する必要があり,コストアップの要因となっていた。こ
れらの問題点を解決するために,繊維布帛に樹脂加工を
行って成型性やプリーツ保持性,切断面のほつれを改良
する方法が行われているが,現在のところ十分なプリー
ツ保持性を有するものは得られていない。また,成型性
を改良するものとして低融点繊維を混用したものが知ら
れているが,単に低融点繊維を混用するだけでは,繊維
布帛の交絡点を融着した硬仕上げ布帛として使用できる
とはいえ,プリーツ保持性に欠けており,繰り返し開閉
するプリーツカーテンに使用できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,成型性に優れ,しかも異
色性とプリーツ保持性に優れたプリーツカーテン用織物
を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,カチオン染料可染ポリエステル繊維であ
る繊維Aと芯部がポリエチレンテレフタレート,鞘部が
低融点カチオン染料可染ポリエステルからなる芯鞘型複
合繊維よりなる繊維Bの混紡比率がA/B=0/100
〜80/20の範囲にある混紡糸と繊維Aよりなる紡績
糸を用いて,上記混紡糸を経糸の20重量%以上使用
し,緯糸にポリエチレンテレフタレート繊維の紡績糸を
用いて織物を製織する第1工程,該織物をカチオン染料
と分散染料にて異色に染色後,上記低融点カチオン染料
可染ポリエステルの融点以上の温度で熱処理して織物の
組織点の少なくとも一部を融着せしめる第2工程,該織
物を経方向に折り畳んでプリーツを形成させ,その後,
折り畳み部を低融点カチオン染料可染ポリエステルの融
点以下の温度で熱セットする第3工程よりなることを特
徴とするプリーツカーテン用織物の製造方法を要旨とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,本発明を詳細に説明する。
本発明では,繊維Aとして,通常の方法で製造されたカ
チオン染料可染ポリエステル繊維を使用する。繊維Bと
して使用される芯鞘型複合繊維は,芯部がポリエチレン
テレフタレート,鞘部が低融点カチオン染料可染ポリエ
ステルからなるもので,低融点カチオン染料可染ポリエ
ステルの融点としては,第2工程で行う染色温度より高
く,染色後に行う普通の熱処理によって織物の組織点の
少なくとも一部を融着させ得る温度,すなわち,140
〜210℃,望ましくは150〜200℃のものを採用
すると,安定した品位のプリーツカーテン用織物が得ら
れるので好適である。
【0006】この低融点カチオン染料可染ポリエステル
の一例としては,ポリエチレンテレフタレート構成体中
にイソフタル酸を15〜35モル%程度とスルホイソフ
タル酸を0.8〜5モル%程度共重合した共重合ポリエス
テルを挙げることができる。この芯鞘型複合繊維の芯鞘
成分比率は,6:4〜2:8の範囲にあるのが好まし
く,特に,5:5〜3:7であるのが好ましい。鞘成分
が40%未満では,融着が不十分となり,逆に80%を
超えると,芯成分が少なくなりすぎるので強力が低下
し,好ましくない。
【0007】本発明では,カチオン染料可染ポリエステ
ル繊維である繊維Aおよび上記芯鞘型複合繊維である繊
維Bを,常法に従って,カット長32〜102mmのステ
ープルとした後,繊維Aと繊維Bの混紡比率がA/B=
0/100〜80/20となるように混紡糸を製造す
る。このときフィラメント使いでは繊維Aと繊維Bの混
率を自由に変えることは難しいが,ステープル使いとす
ることによって混紡率を任意に変えることができ,布帛
の硬さや風合の調整および融着状態の調整を自由に行う
ことができるので,非常に好都合である。
【0008】本発明では,上記混紡糸と繊維Aの紡績糸
とを経糸に,ポリエチレンテレフタレートの紡績糸を緯
糸に使用して織物を製織する第1工程を行うが,この際
上記混紡糸は,プリーツを形成する方向,すなわち経糸
側に20重量%以上使用する必要がある。20重量%未
満ではプリーツ保持性が悪くなるので好ましくない。
【0009】次に,該織物をカチオン染料可染ポリエス
テルとレギュラーポリエステルの混紡織物の通常の染色
法に従って両者を好みの異色に染色した後,前記低融点
カチオン染料可染ポリエステルの融点以上の温度で熱処
理する第2工程を行う。このとき,低融点カチオン染料
可染ポリエステルの融点は,前記したごとくポリエチレ
ンテレフタレートの染色温度120〜135℃より高い
140〜210℃の範囲に設定しておくと,染色中に低
融点カチオン染料可染ポリエステルが溶融することがな
く,染色加工中のトラブルを防止することができる。そ
して染色後の熱処理温度を低融点カチオン染料可染ポリ
エステルの融点以上の温度,すなわち,150〜220
℃に設定して熱処理することにより,該染色織物の寸法
を固定することができるとともに,低融点カチオン染料
可染ポリエステルの溶融によって織物の組織点を融着す
ることができるので,プリーツの成型性が良好で,切断
面のほつれのない織物を得ることができる。
【0010】次に,この織物を経方向に折り畳んでプリ
ーツを形成させ,その折り畳み部を熱セットする第3工
程を行う。このときの熱セット温度は,低融点カチオン
染料可染ポリエステルの融点より低く,プリーツ保持性
を悪くしない範囲の温度であればよい。低融点カチオン
染料可染ポリエステルの融点より高い温度では,プリー
ツが互いに融着するので不適である。例えば,低融点カ
チオン染料可染ポリエステルとして融点200℃のもの
を使用した場合,第2工程で行う織物の組織点を融着さ
せる熱処理温度は,200〜210℃の範囲にあるのが
好ましく,第3工程で行うプリーツ加工の熱セット温度
は,120〜190℃の範囲にあるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明のごとく,カチオン染料可染ポリエステ
ル繊維である繊維Aと芯部がポリエチレンテレフタレー
ト,鞘部が低融点カチオン染料可染ポリエステルからな
る芯鞘型複合繊維である繊維Bの混紡糸と繊維Aの紡績
糸からなり,芯鞘型複合繊維を含む混紡糸を経糸の一部
に使用し,緯糸にポリエチレンテレフタレートの紡績糸
を使用して織物を製織し,この織物をカチオン染料と分
散染料で異色染色すると,経糸のカチオン染料可染ポリ
エステルと緯糸のポリエチレンテレフタレートが異色に
染め分けられるので,見た目の非常に美しい,異色性に
優れた染色布帛を得ることができ,続いて,この染色布
帛に低融点カチオン染料可染ポリエステルの融点以上の
温度で熱処理を行うと,低融点カチオン染料可染ポリエ
ステルが溶融し,低融点カチオン染料可染ポリエステル
と接している糸および織物の組織点の一部が融着するの
で,適度に風合が硬化し,爾後に行うプリーツ加工時の
成型性が非常に良好となる。
【0012】また,この織物を経方向に折り畳んでプリ
ーツを形成し,その折り畳み部を低融点カチオン染料可
染ポリエステルの融点以下の温度で熱セットすると,低
融点カチオン染料可染ポリエステルが軟化した状態でプ
リーツの形状に固定されるので,プリーツ保持性に優れ
たプリーツカーテン用織物を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下,実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが,実施例におけるプリーツカーテン用織物の
性能の測定は,次の方法で行った。 (1)プリーツ保持性 プリーツ幅25mmにて,片面にプリーツの頂点を6ケ所
有する試料を上下一対の支持枠間に取りつけ,プリーツ
の開角度が直角(すなわち,プリーツの頂点間の距離が
35.35mm)となるようにセットし,次に,試料を取り
つけた支持枠全体を恒温恒湿室中で温度50℃,湿度9
0%にコントロールして24時間放置後,試料のプリー
ツの頂点間の距離(表1に示すごとく,片面5か所の
A,B,C,D,E)を測定し,伸び率を算出して,そ
の平均値で評価した。
【0014】実施例1 繊維Aとして,ポリエチレンテレフタレート構成体中に
スルホイソフタル酸を1.5モル%共重合させたカチオン
染料可染ポリエステルステープル(融点252℃,カッ
ト長51mm)と,繊維Bとして,カット長51mmの,芯
部がポリエチレンテレフタレート,鞘部がポリエチレン
テレフタレート構成体中にイソフタル酸を20モル%,
スルホイソフタル酸を1.5モル%共重合した低融点カチ
オン染料可染ポリエステル(融点200℃)よりなる
芯鞘型複合繊維(芯/鞘比=3/7)を用意し,繊維A
と繊維Bの混紡比率がA/B=40/60の混紡糸(綿
番手30番)を得た。
【0015】まず,第1工程として,経糸に上記の混紡
糸と繊維Aよりなる紡績糸(綿番手30番)をそれぞれ
双糸にして1本おきにインチ間に27本ずつ配列し,緯
糸としてポリエチレンテレフタレートの紡績糸(綿番手
20番)をインチ間に46本打ち込んで平織物を製織し
た。
【0016】次に第2工程として,この織物を通常の方
法で精練後,カチオン染料〔住友化学工業株式会社,Es
trol Yellow 3RL−SD 0.05%owf 〕と分散染料
〔ダイスタージャパン株式会社,Miketon Polyester Bl
ue FBL 0.1%owf 〕を使用して,一浴同時染色を
行った。得られた染色布は,経糸が淡い黄色に,緯糸が
淡い青色に染色されており,玉虫調の異色性に優れたも
のであった。
【0017】さらに,この染色布にテンターにて205
℃,1分間の熱処理を行った。この熱処理を行った織物
は,低融点カチオン染料可染ポリエステルの溶融により
織物の組織点が融着して,切断面がほつれることもな
く,適度な硬さを有するものであった。次に,得られた
織物を経方向に幅25mmに折り畳んでプリーツ状とな
し,その折り畳み部を熱プレス試験機を用いて圧力70
0g/cm2 にて140℃で30秒間熱セットする第3工
程を行うことにより,本発明のプリーツ保持性の優れた
織物を得た。
【0018】本発明との比較のため,本実施例において
繊維Aと繊維Bの混紡比率をA/B=100/0とする
他は,本実施例とまったく同一の方法により比較用のプ
リーツ織物(比較例1とする。)を得た。また,本発明
との比較のため,本実施例において繊維Aと繊維Bの混
紡比率をA/B=90/10とする他は,本実施例とま
ったく同一の方法により比較用のプリーツ織物(比較例
2とする。)を得た。さらに,本発明との比較のため,
本実施例において混紡糸を経糸の15重量%とする他
は,本実施例とまったく同一の方法により比較用のプリ
ーツ織物(比較例3とする。)を得た。
【0019】本発明および比較用のプリーツカーテン用
織物の性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に
示した。
【0020】
【表1】
【0021】表1より明らかなように,本発明方法で製
造したプリーツカーテン用織物は,プリーツの頂点間の
伸び率が非常に小さく,安定していた。これは,織物の
組織点が低融点カチオン染料可染ポリエステルによって
融着固定されているため,プリーツの成型性に優れてい
るとともに,経糸に低融点カチオン染料可染ポリエステ
ルを使用してプリーツ状に固定されているため,プリー
ツ保持性が非常に優れており,カーテンとして用いる場
合の風合も良好であった。また,本発明方法で製造した
プリーツ織物は,経糸と緯糸を異色に染色できるように
構成してあるので,見た目の非常に美しいものであっ
た。
【0022】
【発明の効果】本発明方法によって得られるプリーツカ
ーテン用織物は,経糸にカチオン染料可染ポリエステ
ル,緯糸にポリエチレンテレフタレートを使用している
ため,簡単に異色性の優れたプリーツカーテンを得るこ
とができるとともに,織物の組織点が融着されて切断面
のほつれがなく,プリーツの成型性,保持性に非常に優
れている。また,本発明方法では,ステープルを使用し
ているので,混紡率を自由に選択することができ,好み
の風合のプリーツカーテンを容易に得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06C 7/02 D06C 7/02 D06J 1/00 D06J 1/00 // D02G 3/04 D02G 3/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオン染料可染ポリエステル繊維であ
    る繊維Aと芯部がポリエチレンテレフタレート,鞘部が
    低融点カチオン染料可染ポリエステルからなる芯鞘型複
    合繊維よりなる繊維Bの混紡比率がA/B=0/100
    〜80/20の範囲にある混紡糸と繊維Aよりなる紡績
    糸を用いて,上記混紡糸を経糸の20重量%以上使用
    し,緯糸にポリエチレンテレフタレート繊維の紡績糸を
    用いて織物を製織する第1工程,該織物をカチオン染料
    と分散染料にて異色に染色後,上記低融点カチオン染料
    可染ポリエステルの融点以上の温度で熱処理して織物の
    組織点の少なくとも一部を融着せしめる第2工程,該織
    物を経方向に折り畳んでプリーツを形成させ,その後,
    折り畳み部を低融点カチオン染料可染ポリエステルの融
    点以下の温度で熱セットする第3工程よりなることを特
    徴とするプリーツカーテン用織物の製造方法。
JP8126866A 1996-05-22 1996-05-22 プリーツカーテン用織物の製造方法 Pending JPH09310247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175209A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 倉敷紡績株式会社 繊維強化樹脂積層シート
JP2016175208A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 倉敷紡績株式会社 繊維強化樹脂積層シート

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175209A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 倉敷紡績株式会社 繊維強化樹脂積層シート
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