JPH093104A - 医療用粘着剤の製造方法 - Google Patents

医療用粘着剤の製造方法

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JPH093104A
JPH093104A JP24307895A JP24307895A JPH093104A JP H093104 A JPH093104 A JP H093104A JP 24307895 A JP24307895 A JP 24307895A JP 24307895 A JP24307895 A JP 24307895A JP H093104 A JPH093104 A JP H093104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合中のゲルの発生、反応器の壁面へのゲル
の付着を効果的に防止することができ、生産性及び調製
後の反応器の洗浄等の作業性に優れ、反応時間を短縮し
得る医療用粘着剤の製造方法を得る。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルを
主成分とする単量体組成物を、反応温度50〜120℃
で、密閉された状態で溶液重合して医療用粘着剤を製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用粘着剤の製
造方法に関し、より詳しくは、(メタ)アクリル酸アル
キルエステルを主成分とする単量体組成物を重合してな
るアクリル系の医療用粘着剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薬剤を簡便に経皮的に投与する手
段として、プラスター剤、パップ剤などの経皮吸収製剤
が汎用されている。これらの経皮吸収製剤では、粘着剤
中に薬剤が含有されていたり、粘着剤の背面あるいは粘
着剤で囲まれた領域に薬剤が配置されている。ところ
で、上記粘着剤としては、アクリル系粘着剤やゴム系粘
着剤などが用いられているが、中でも、アクリル系モノ
マーを種々組み合わせることにより粘着力などの物性の
制御が容易であるため、アクリル系粘着剤が広く用いら
れている。
【0003】上記アクリル系粘着剤を用いた経皮吸収製
剤は、一般的には、アクリル系粘着剤などのベースポリ
マーを溶液重合やエマルジョン重合により製造し、得ら
れたポリマー溶液に薬物や添加物を混合した後、溶媒を
乾燥し、除去することにより製造されている。
【0004】実際の医療においても、狭心症、心筋梗
塞、心不全などの心疾患の治療薬あるいは予防薬とし
て、ニトログリセリンを含有している経皮吸収製剤が使
用されている。例えば、特開昭63−246325号公
報には、特定の(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体を用いたニトログリセリン貼付剤が開示されてい
る。
【0005】また、上記アクリル系粘着剤の中でも、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、ビニルピロリ
ドンの共重合体よりなる医療用粘着剤を用いた経皮吸収
製剤では、貼付後短時間で薬効を発揮させることがで
き、かつ長時間有効性を示し得ることが知られている
(特公平3−70685号公報)。
【0006】他方、近年、経皮吸収製剤の使用にあた
り、皮膚刺激を低めることが強く求められている。皮膚
刺激を低減する方法の一つとして、粘着剤と相溶する液
状成分を粘着剤に配合し、油状ゲルとする方法が知られ
ている。しかしながら、この場合には、液状成分の可塑
化作用により刺激低減効果は高められるものの、粘着剤
の凝集力が低下し、剥離に際しての糊残りや糸引き等の
問題が生じる。
【0007】そこで、特開平3−223212号公報に
は、液状成分を配合して塗工した後、架橋処理を施し、
油状ゲルとすることにより、凝集力の低下を防止し、貼
付剤の剥離に際し皮膚に加えられる応力を緩和・分散
し、皮膚接着性と皮膚刺激性のバランスを良好にし得る
方法が開示されている。しかしながら、架橋剤が未反応
のまま粘着剤層中に残留していると、皮膚刺激の原因と
なるという問題があった。
【0008】また、特公平2−28978号公報には、
予め粘着剤を多官能性単量体で微架橋する方法が開示さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】経皮吸収製剤等に用い
られる医療用粘着剤では、皮膚に貼付するものであるた
め、皮膚に対する刺激が少なく、かぶれ、痒み及び紅斑
などの発生が少ないことが強く求められる。しかしなが
ら、上述した従来のアクリル系粘着剤を用いた医療用粘
着剤において、皮膚に対する刺激、かぶれ、痒み及び紅
斑等の発生を防止するには、残留モノマーを極力少なく
する必要がある。従って、従来の医療用粘着剤の製造に
際しては、重合反応を長時間行わねばならないため、生
産性が十分でなかった。加えて、重合反応を長時間行う
と、溶剤に不溶なゲルが発生し易くなり、反応器の壁に
ゲルが付着する傾向がある。そのため、反応器の洗浄等
に煩雑な作業が強いられるという問題があった。
【0010】特に、粘着剤を多官能性単量体で微架橋す
る場合や共重合体を高分子量化するために高濃度のモノ
マー溶液を用いて重合した場合には、反応器の壁に大量
のゲルが付着することになる。従って、反応器の洗浄等
の作業が著しく煩雑となり、生産性や作業性が大幅に低
下しがちであった。
【0011】また、粘着剤溶液中に上記のようなゲルが
発生すると、粘着剤の塗工性が低下し、好ましい品質の
経皮吸収製剤を得ることが困難になるという問題もあっ
た。本発明の目的は、上述した種々の問題点を解消し、
重合中のゲルの発生を抑制することができ、生産性及び
作業性に優れ、かつ反応時間を短縮し得るアクリル系医
療用粘着剤の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために成されたものであり、請求項1に記載の発
明は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分と
する単量体組成物を、反応温度50〜120℃で、密閉
された状態で溶液重合することを特徴とする医療用粘着
剤の製造方法である。
【0013】すなわち、請求項1に記載の発明に係る医
療用粘着剤の製造方法は、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを主成分とする単量体組成物を、上記特定の温
度条件下で、かつ密閉された状態で溶液重合することを
特徴とする。
【0014】上記重合に際しての反応温度が低くなりす
ぎると、反応性が小さくなり重合に長時間を要し、生産
性が低下する。他方、反応温度が高くなると、初期の反
応性が大きくなり、重合反応の制御が困難となる。従っ
て、上記のように反応温度は50〜120℃、好ましく
は60〜100℃の範囲とされる。なお、反応は、上記
50〜120℃の範囲の温度であれば、一定温度で行っ
てもよく、あるいは適当な時間毎に温度を変更して反応
させてもよい。
【0015】上記溶液重合に用いられる溶剤としては、
例えば、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどの
エステル系溶剤;メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ンなどのケトン系溶剤、ベンゼン、トルエンなどの芳香
族系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどの
セロソルブ系溶剤などを挙げることができ、溶剤は単独
で使用してもよく、あるいは2種以上の溶剤を併用して
使用してもよい。
【0016】本発明では、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを主成分とする単量体組成物を、上記反応温度
において、密閉された状態で溶液重合する。この密閉さ
れた状態で溶液重合するには、密閉系の重合反応器を用
い、溶液重合すればよい。例えば、重合反応器において
窒素ガスをパージし、反応器内に残存している空気を排
出し、さらに窒素ガスを真空ポンプにて排出し、反応器
内を真空状態(10〜200mmHg)に維持する。重
合反応器としては、耐圧構造を有するものであれば特に
限定されず、例えば槽型、塔状、槽長状などの種々の形
状の反応器を用いることができる。
【0017】次に、上記反応器内に、後述の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを主成分とする単量体組成物
を供給する。この場合、単量体組成物を構成している各
単量体は、所定量を一括して供給してもよく、あるいは
適当な比率で分割して供給してもよい。さらに、後述の
重合開始剤を添加し、重合反応を進行させる。このと
き、重合開始剤についても、所定量を一括して反応器内
に供給してもよく、分割して供給してもよい。
【0018】本発明においては、重合反応は上記のよう
に密閉された状態で行われる。従って、反応温度は用い
られる溶剤の常圧下の沸点以上とすることができる。重
合温度が使用する溶剤の沸点以上の温度の場合には、反
応器内において液相部と気相部との平衡状態が成立した
状態を呈し、逆に、沸点以下の場合には溶剤の一部が蒸
気となっている状態となる。
【0019】また、反応器内においては、所定の温度に
おける溶剤の蒸気圧に相当する圧力が発生するが、初期
にガス成分を除去しているため、圧力増加は小さく、さ
ほど問題とはならない。
【0020】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
成分とする単量体組成物 本発明では、上記のように(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを主成分とする単量体組成物を用い、上記特定
の反応温度でかつ密閉された状態で溶液重合する。この
場合用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
しては、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アク
リル酸イソヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチ
ル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、
(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどの炭素数1〜1
8のアルキル基からなる(メタ)アクリル酸エステルを
用いることができ、これらのうちの1種以上が用いられ
る。
【0021】もっとも、好ましくは、請求項2に記載の
発明のように、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを
主成分とする単量体組成物としては、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシルを40重量%〜90重量%含有す
るアルキル基の炭素数が6以上である(メタ)アクリル
酸アルキルエステルを主成分とする単量体組成物が用い
られる。この場合、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シルの含有量が多くなると、得られた粘着剤を用いて製
剤化した際に、粘着剤層が固くなり、粘着力が低下し、
剥がれ易くなる。他方、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシルの含有量が少なすぎると、ニトログリセリンな
どの薬物を高濃度で配合した際に、粘着剤の凝集力が低
下し、粘着剤層が過度に軟らかくなり、剥離に際しての
糊残りが生じる。従って、上記(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシルは、好ましくは、単量体組成物中40〜
90重量%、より好ましくは60〜80重量%の範囲で
含有される。
【0022】また、上記(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルのアルキル基の炭素数が小さくなると、ニトログ
リセリンなどの薬物の飽和溶解度が高くなり、共重合体
としたときに薬物との親和性が高くなり、皮膚への分配
率が低下し、経皮吸収性が低下する。従って、請求項2
に記載の発明では、上記のようにアクリル基の炭素数が
6以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが用いら
れる。
【0023】上記アルキル基の炭素数が6以上の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば(メ
タ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アク
リル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどを挙げることが
できる。
【0024】また、請求項2に記載の発明において、上
記単量体組成物において含まれる(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシル以外の単量体としては、(メタ)アク
リル酸アルキルエステルのうち、好ましくは得られる共
重合体のボールタック値が2以下となるようなものから
1種以上が選ばれる。
【0025】請求項3に記載の発明では、上記単量体組
成物は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル40〜9
9モル%及びビニルピロリドン1〜60モル%を含む。
請求項3に記載の発明では、上述した本発明に用いられ
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルのうち、ビニル
ピロリドンとの共重合比や要求物性に応じて適宜の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルが用いられる。
【0026】請求項3に記載の発明では、上記のよう
に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル40〜99モ
ル%、及びビニルピロリドン1〜60モル%、好ましく
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル50〜97モ
ル%及びビニルピロリドン3〜50モル%を含む。これ
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルが少なくなる
と、粘着性が低下し、他方、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルが多すぎると、経皮吸収製剤における初期徐
放性が低下するためである。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の発明において、さらに、上記単量体組成
物が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、1分子
中に重合性二重結合を2以上有する多官能性単量体を、
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル100モルあ
たり0.001〜0.1モル含有する組成物により構成
されていることを特徴とする。請求項4に記載の発明に
おいて用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、上記本発明で用いられる炭素数1〜18のア
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
を用いることができる。また、請求項4に記載の発明で
は、上記多官能性単量体は、1分子中に重合性二重結合
を2以上有する。
【0028】上記多官能性単量体としては、例えば、ジ
ビニルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、エチレ
ングリコール−ジ−(メタ)アクリル酸エステル、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、ヘキシ
レングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、1,6
−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリル酸エステル、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、
ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステ
ル、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリル酸エ
ステルなどを挙げることができる。
【0029】請求項4に記載の発明においては、上記多
官能性単量体の含有量が少なくなると、凝集効果が十分
でなく、多くなると反応時の重合度の調整が困難とな
り、反応液がゲル化し易くなり、ゲル化することなく共
重合体溶液が得られる場合であっても長時間安定に溶液
状態で保つことが困難となる。従って、上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル100モルあたり、多官能性
単量体は0.001〜0.1モル、好ましくは0.00
3〜0.07モルの範囲で含有される。
【0030】上記のように多官能性単量体を添加するこ
とにより、形成される重合体が部分的に架橋され、いわ
ゆる「微架橋」された状態となる。この微架橋により、
粘着剤に適用な凝集性が付与され、接着性が向上し、剥
離に際しての糊残りも抑制することができる。また、得
られる粘着剤溶液の安定性も高められる。
【0031】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3の何れかに記載の発明に適用されるので、上記多官
能性単量体は、請求項2,3に記載の発明における単量
体組成物にも上記特定の割合で含有されることができ、
上記作用効果を発揮する。
【0032】請求項5に記載の発明では、上記単量体組
成物は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、カル
ボキシル基、ヒドロキシル基、アミド基、エポキシ基ま
たはアミノ基からなる群から選択した少なくとも1つの
基を有する単量体1〜10重量%を含有する。上記(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとしては、前述した本
発明で用いられる炭素数1〜18のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを挙げることがで
き、また、この(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
種類は、次に述べる反応性官能基を有する単量体との共
重合比や要求物性に応じて適宜選択される。
【0033】請求項5に記載の発明において用いられる
上記少なくとも1つの反応性官能基を有する単量体と
は、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミド基、エポ
キシ基またはアミノ基からなる群から選ばれる少なくと
も1つの官能基を有する単量体である。
【0034】上記カルボキシル基を有する単量体として
は、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、フマル酸、マレイン酸などを挙げることができ
る。上記ヒドロキシル基を有する単量体としては、例え
ば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、マレイン酸モノ(ヒドロ
キシエチル)、モノ(メタ)アクリル酸プロピレングリ
コールなどを挙げることができる。
【0035】上記アミド基を有する単量体としては、例
えば、(メタ)アクリルアミド等を挙げることができ
る。上記エポキシ基を有する単量体としては、例えば、
(メタ)アクリル酸グリシジルなどを挙げることができ
る。
【0036】上記アミノ基を有する単量体としては、例
えば、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸t−ブチルアミノエチルなどを挙げるこ
とができる。
【0037】上記反応性官能基を有する単量体の含有量
が少なくなると、架橋が十分でなくなり、多くなると得
られた共重合体の粘着性が低下し、皮膚貼付性が低下す
る。従って、上記反応性官能基を有する単量体は、単量
体組成物中1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%の
範囲で含有される。
【0038】なお、上記カルボキシル基、ヒドロキシル
基、アミド基、エポキシ基またはアミノ基からなる群か
ら選択した少なくとも1つの官能基を有する単量体とし
ては、好ましくは、請求項6に記載の発明のように、
(メタ)アクリル酸が用いられ、(メタ)アクリル酸は
単量体組成物中1〜10重量%、好ましくは2〜8重量
%の範囲で含有される。これは、(メタ)アクリル酸の
含有量が多くなると、得られた粘着剤を製剤としたとき
に、粘着剤層が固くなり、粘着力が低下し、剥がれ易く
なり、少なくなると十分な架橋効果が得られないためで
ある。
【0039】請求項1〜6の記載の発明において、上記
重合反応に際しては、上述した単量体、溶剤以外に、必
要に応じて、他の単量体、重合開始剤などの重合反応に
通常用いられる適宜の添加物を添加してもよい。
【0040】上記他の単量体としては、例えば、酢酸ビ
ニル、ビニルピロリドン、ジアセトンアクリルアミド、
アクリロニトリル、ジメチルアクリルアミド、エチレン
グリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル、スチレン
などを挙げることができる。なお、請求項3に記載の発
明においては、ビニルピロリドンは、上記単量体組成物
中に上記特定の割合で含有されているため、この他の単
量体としてはビニルピロリドン以外のものが用いられ
る。
【0041】上記他の単量体は、粘着剤の粘着性や凝集
性に影響を及ばさない範囲で添加することができ、通
常、単量体組成物中0.01〜30重量%の範囲で配合
される。
【0042】また、請求項5,6に記載の発明では、上
記他の単量体として、請求項4に記載の発明で用いられ
た1分子中に重合性二重結合を2以上有する多官能性単
量体を用いてもよく、それによってより重合度の高い共
重合体を得ることができ、粘着剤層の凝集力を高め、糊
残りの発生を効果的に抑制することができる。この場
合、他の単量体として用いられる1分子中に重合性二重
結合を2以上有する多官能性単量体の含有量が少なくな
ると、凝集効果が十分でなく、多くなると重合時にゲル
化が起こり、均一な共重合体溶液が得られないため、通
常、(メタ)アクリル酸アルキルエステル100モルあ
たり0.001〜0.1モルの範囲で配合される。
【0043】上記重合開始剤としては、例えば、パーオ
キシカーボネート、ケトンパーオキサイド、パーオキシ
ケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオ
キサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステ
ル(ラウロリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イドなど)などの有機過酸化物、2,2´−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2−メチルブ
チロニトリル)、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2´−アゾビスイソ酪酸ジメ
チルなどのアゾ化合物などを挙げることができ、これら
の重合開始剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用し
て用いてもよい。用いる重合開始剤は、反応温度に応じ
て適宜選択することができ、重合開始剤の使用量は、単
量体組成物100重量部に対し、0.0001〜5重量
部の範囲が好ましい。
【0044】本発明の医療用粘着剤の応用 上記のようにして得られる請求項1〜6に記載の発明に
係る医療用粘着剤は、例えば、必要に応じて薬物等を添
加混合しフィルム状に成形し、支持体を貼り合わせるこ
とにより貼付剤とすることができる。その他、本発明の
医療用粘着剤の背面に薬剤層を形成し、該背面側から支
持体を貼り合わせて貼付剤としてもよい。
【0045】作用 請求項1〜6に記載の発明では、上記のように(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを主成分とする単量体組成
物を、上記特定の温度範囲で、かつ密閉された状態で溶
液重合しているため、溶媒の還流を防止することにより
吸熱反応が抑えられ、気液界面付近における局所的な濃
度上昇による反応が起こり難い。従って、ゲルの発生が
効果的に抑制されるものと考えられる。また、加熱媒体
と接する器壁付近における局所的な加熱が生じ難いた
め、器壁付近における不均一な反応も防止され、それに
よって器壁へのゲルの付着が生じ難いと考えられる。
【0046】また、密閉系であるため、加圧状態で重合
することができ、従って、重合に際しての液温を常圧下
での沸点以上に保つことが可能となるため、重合時間を
短縮し得る。
【0047】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。
【0048】〔請求項1,2に記載の発明に係る実施
例〕実施例1 攪拌機、温度調整機、窒素ガス導入管、加熱及び冷却ジ
ャケットを有する耐圧構造の密閉重合反応器を用いた。
まず、重合反応器に窒素ガスをパージし、反応器内に残
存する空気を排出し、真空(約60mmHg)に維持し
た。予め窒素ガスでバブリングしたアクリル酸エチル1
000g、アクリル酸オクチル800g、メタクリル酸
メチル200g及び酢酸エチル2000gを吸引供給し
た。次に、30rpmの速度で攪拌しつつ、反応器内を
80℃の温度に維持し、ラウロイルパーオキサイドの
1.0重量%酢酸エチル溶液を、2時間おきに10回逐
次添加し、重合を行った。重合の際に、発熱を伴うが、
ジャケット温度(熱媒体温度)を下げることにより、重
合器内の温度が80℃を維持するように制御した。24
時間重合を行い、冷却後、ポリマー濃度が30重量%と
なるように酢酸エチルを投入し、混合することにより、
粘着剤溶液を得、該粘着剤溶液を反応器から抜き出し
た。
【0049】実施例2 重合に際しての反応温度を80℃から60℃に変更した
こと以外は、実施例1と同様にして重合を行った。
【0050】実施例3 ラウロイルパーオキサイドに代えて、ベンゾイルパーオ
イサイドを用いたこと、反応温度を80℃から110℃
に変更したこと以外は、実施例1と同様にして重合し、
粘着剤溶液を得た。
【0051】実施例4 単量体組成物として、メタクリル酸2−エチルヘキシル
1600g、アクリル酸2−エチルヘキシル200g及
びメタクリル酸ドデシル200g並びに溶剤としての酢
酸エチル2000gを混合してなるものを用いたこと、
並びに反応温度を60℃としたこと以外は、実施例1と
同様にして重合し、粘着剤溶液を得た。
【0052】実施例5 反応温度を60℃から80℃に変更したこと以外は、実
施例4と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0053】実施例6 ラウロイルパーオキサイドに代えて、触媒としてベンゾ
イルパーオキサイドを用い、かつ反応温度を110℃と
したこと以外は、実施例4と同様にして重合し、粘着剤
溶液を得た。
【0054】実施例7 単量体組成物としてメタクリル酸2−エチルヘキシル8
00g、アクリル酸2−エチルヘキシル500g及びメ
タクリル酸ドデシル700gと、溶媒としての酢酸エチ
ル2000gと混合したものを用い、かつ反応温度を8
0℃としたこと以外は、実施例4と同様にして重合を行
い、粘着剤溶液を得た。
【0055】実施例8 単量体組成物としてメタクリル酸2−エチルヘキシル1
800gと、アクリル酸2−エチルヘキシル200gと
を含み、溶媒としての酢酸エチル2000gを混合して
なるものを用い、反応温度を80℃としたこと以外は、
実施例4と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0056】比較例1 実施例1で用いた重合反応器の導入管の1つに還流冷却
管を設け、上部を開放した。重合反応器に実施例1と同
様の単量体組成物及び溶剤を投入し、重合反応器内を窒
素置換した。次に、30rpmで攪拌しつつ、窒素を3
0ml/分で流しつつ加熱し還流させた。ジャケットの
温度を反応器内より3℃高い温度に維持し、重合開始剤
としてのラウロイルパーオキサイドの1重量%酢酸エチ
ル溶液を実施例1と同様にして添加し、重合した。反応
器内の温度は、重合の進行とともに低下するため、ジャ
ケットの温度も反応器内よりも3℃高い温度を維持する
ように制御した。24時間重合し、冷却後、ポリマー濃
度が30重量%となるように酢酸エチルを反応器内に投
入し、混合し、粘着剤溶液を得た。
【0057】比較例2 実施例4で用いた重合反応器の導入管の1つに、還流冷
却管を取り付け、上部を開放した。この重合反応器内
に、実施例1で用いたのと同一の単量体組成物を投入
し、窒素置換した。次に、窒素を30ml/分で流し、
30rpmで流し攪拌しつつ加熱し、還流させた。反応
は初期は90℃で行い、約10時間後に80℃となるよ
うにし、重合開始剤としてのラウロイルパーオキサイド
の1重量%酢酸エチル溶液を2時間おきに10回、逐次
添加し、重合を行った。重合反応器内の温度は、重合の
進行に伴って低下するので、ジャケット温度(熱媒体温
度)が重合反応器内温度よりも3℃高い温度を維持する
ようにした。24時間重合し、冷却後、ポリマー濃度が
30重量%となるように酢酸エチルを添加し、混合し、
粘着剤溶液を得た。
【0058】比較例3 単量体組成物として、実施例7で用いた単量体組成物を
用いたこと以外は、比較例2と同様にして粘着剤溶液を
作製した。
【0059】比較例4 単量体組成物として、実施例8で用いた単量体組成物を
用いたこと以外は、比較例2と同様にして粘着剤溶液を
作製した。
【0060】上記実施例1〜8及び比較例1〜4におけ
る単量体組成物の組成、溶剤、重合開始剤及び反応温度
を下記の表1,2にまとめて示す。なお、表1,2にお
いて、「EA」は、アクリル酸エチル、「OA」は、ア
クリル酸オクチル、「MMA」は、メタクリル酸メチ
ル、「EHM」は、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
「EHA」は、アクリル酸2−エチルヘキシル、「D
M」は、メタクリル酸ドデシル、「EtAc」は酢酸エ
チルを示す。また、重合開始剤の「LPO」は、ラウロ
イルパーオキサイド、「BPO」は、ベンゾイルパーオ
キサイドをそれぞれ示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】〔請求項3に記載の発明についての実施
例〕次に、請求項3に記載の発明に係る実施例9〜18
を、比較例5〜10と共に説明する。
【0064】実施例9〜18 下記の表3に示した所定量のアクリル酸アルキルエステ
ル、ビニルピロリドン及び酢酸エチルを混合して重合反
応器に供給したこと、下記の表3に示す重合開始剤を用
いたこと、並びに下記の表3に示す反応温度としたこと
を除いては、実施例1と同様にして重合を行い、粘着剤
溶液を得た。
【0065】比較例5〜10 下記の表3に示す所定量のアクリル酸アルキルエステ
ル、ビニルピロリドン及び酢酸エチルを混合して用いた
ことを除いては、比較例1と同様にして重合を行い、か
つ粘着剤溶液を得た。
【0066】なお、下記の表3における記号は、表1,
2に示した記号と同一の記号は同一の内容を示し、「V
P」はビニルピロリドンを示す。また、VPの欄の数値
の上段は重量(g)、下段は単量体組成物中の割合(m
ol%)を示す。
【0067】
【表3】
【0068】〔請求項4に記載の発明についての実施
例〕次に、請求項4に記載の発明に係る実施例19〜3
2と、比較のための比較例11〜16を説明する。
【0069】実施例19〜23 下記の表4に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、多官能性単量体と、酢酸エチルとを下記の表4に示
す割合で含むものを用いたこと、重合開始剤及び反応温
度を下記の表4に記載のようにしたこと以外は、実施例
1と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0070】比較例11〜13 下記の表4に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、多官能性単量体とを、下記の表4に示す割合で含む
単量体組成物を用いたこと以外は、比較例1と同様にし
て重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0071】実施例24〜29 下記の表5に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、ビニルピロリドン(VP)と、多官能性単量体と、
酢酸エチルとを下記の表5に示す割合で含むものを用い
たこと、重合開始剤及び反応温度を下記の表5に記載の
ようにしたこと以外は、実施例1と同様にして重合を行
い、粘着剤溶液を得た。
【0072】比較例14,15 下記の表5に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、ビニルピロリドンと、多官能性単量体とを、下記の
表5に示す割合で含む単量体組成物を用いたこと以外
は、比較例1と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を得
た。
【0073】実施例30〜32 下記の表6に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、多官能性単量体と、酢酸エチルとを、下記の表6に
示す割合で含むものを用いたこと、重合開始剤及び反応
温度を下記の表6に記載のようにしたこと以外は、実施
例1と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0074】比較例16 下記の表6に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、多官能性単量体とを、下記の表6に示す割合で含む
単量体組成物を用いたこと以外は、比較例1と同様にし
て重合を行い、粘着剤溶液を得た。
【0075】なお、上記実施例24〜29は、請求項4
に記載の発明についての実施例であり、さらに請求項3
に記載の発明のようにビニルピロリドンを特定の割合で
含む単量体組成物を用いた実施例である。
【0076】また、上記実施例30〜32は、請求項4
に記載の発明に係る実施例であり、かつ(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルが、請求項2に記載の発明の特定
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルにより構成され
ている。
【0077】なお、表4,5,6において、各単量体を
示す記号については、表1〜3に示した記号と同一の記
号は同一の意味内容を表し、「BA」はアクリル酸ブチ
ル、「BM」はメタクリル酸ブチル、「HDA」は1,
6−ヘキサンジオール−ジアクリル酸エステル、「PG
DM」はポリエチレングリコール−ジメタクリル酸エス
テルを示す。
【0078】
【表4】
【0079】
【表5】
【0080】
【表6】
【0081】〔請求項5に記載の発明に係る実施例〕次
に、請求項5に記載の発明に係る実施例33〜39及び
比較のための比較例17〜19を説明する。
【0082】実施例33〜39 下記の表7に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステル
と、反応性官能基を有する単量体と、溶媒としての酢酸
エチルを下記の表7に示す割合で含む単量体組成物を用
いたこと、重合開始剤として下記の表7に示す重合開始
剤を用いたこと、並びに反応温度を下記の表7に示す値
としたこと以外は、実施例1と同様にして重合を行い、
粘着剤溶液を得た。
【0083】比較例17〜19 下記の表7に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、反応性官能基を有する単量体及び酢酸エチルを下記
の表7に示す割合で用い、かつ下記の表7に示す重合開
始剤を用い、重合温度を下記の表7に示す温度としたこ
と以外は、比較例1と同様にして重合を行い、粘着剤溶
液を得た。
【0084】なお、下記の表7において、単量体及び重
合開始剤を示す記号のうち、表1〜表6に示した記号と
同一の記号は同一の意味内容を示し、「AAc」はアク
リル酸、「HEMA」はメタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、「AAm」はアクリルアミド、「GMA」はメタク
リル酸グリシジル、「DAEA」はアクリル酸ジメチル
アミノエチルを示す。
【0085】
【表7】
【0086】〔請求項6に記載の発明の実施例〕次に、
請求項6に記載の発明に係る実施例40〜44及び比較
のための比較例20〜22を説明する。
【0087】実施例40〜44 (メタ)アクリル酸アルキルエステルとして下記の表8
に示すものと、アクリル酸と、酢酸エチルとを下記の表
8に示す割合で含む単量体組成物を用いたこと、並びに
重合開始剤として下記の表8に示すものを用いたこと、
並びに重合温度を下記の表8に示す値としたことを除い
ては、実施例1と同様にして重合を行い、粘着剤溶液を
得た。
【0088】比較例20〜22 下記の表8に示す(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、アクリル酸及び酢酸エチルを下記の表8に示す割合
で含む単量体組成物を用い、重合開始剤としてラウリル
パーオキサイドを用い、比較例1と同様にして重合し、
粘着剤溶液を得た。
【0089】なお、表8における各記号の意味は表1〜
表7に示したのと同一の記号については、同一の意味内
容を表す。
【0090】
【表8】
【0091】上記実施例1〜44及び比較例1〜22で
得た粘着剤溶液を抜き出した後、重合反応器の壁面にお
けるゲル付着状況を観察した。さらに、器壁に付着した
ゲルを溶解させるために、重合反応器内に酢酸エチルを
投入し、3時間加熱し、還流させて洗浄し、酢酸エチル
を抜き出した後、残留ゲル付着状況を観察した。
【0092】その結果、実施例1〜44では、全例にお
いて、粘着剤溶液を抜き出した時点で反応器の壁面にゲ
ルの付着は認められなかった。これに対して、比較例1
〜22では、粘着剤溶液を抜き出した時点で全例にゲル
の付着が認められ、さらに上記のようにして洗浄した後
においても、全ての例において残留ゲルが認められた。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明の医療用粘着剤の
製造方法では、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とする単量体組成物を、反応温度50〜12
0℃において、密閉された状態で溶液重合反応を行う。
従って、溶媒の還流が防止されるので反応器の器壁への
ゲルの付着が大幅に低下される。よって、粘着剤溶液を
調製した後に、反応器を洗浄する工程の作業性を大幅に
改善することができ、粘着剤の生産性を高めることがで
きる。
【0094】また、得られた粘着剤においても、ゲルが
残留しないため、医療用粘着剤として好適に使用でき、
好ましい製剤を得ることができる。さらに、溶媒の沸点
以上で重合反応を行うことができるため、反応時間を短
縮でき、それによっても医療用粘着剤の生産性を高める
ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−96905 (32)優先日 平7(1995)4月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−96906 (32)優先日 平7(1995)4月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 仲地 健 山口県新南陽市開成町4560 徳山積水工業 株式会社内 (72)発明者 志賀 光枝 山口県新南陽市開成町4560 徳山積水工業 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルを
    主成分とする単量体組成物を、反応温度50〜120℃
    で、密閉された状態で溶液重合することを特徴とする医
    療用粘着剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
    ルが、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルを40〜
    90重量%含有し、アルキル基の炭素数が6以上である
    (メタ)アクリル酸アルキルエステルである請求項1に
    記載の医療用粘着剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記単量体組成物が、(メタ)アクリル
    酸アルキルエステル40〜99モル%及びビニルピロリ
    ドン1〜60モル%を含む請求項1に記載の医療用粘着
    剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記単量体組成物が、(メタ)アクリル
    酸アルキルエステルと、1分子中に重合性二重結合を2
    以上有する多官能性単量体を、上記(メタ)アクリル酸
    アルキルエステル100モルあたり0.001〜0.1
    モル含有する組成物である、請求項1〜3の何れかに記
    載の医療用粘着剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記単量体組成物が、(メタ)アクリル
    酸アルキルエステルと、カルボキシル基、ヒドロキシル
    基、アミド基、エポキシ基またはアミノ基からなる群か
    ら選択した少なくとも1つの官能基を有する単量体1〜
    10重量%含有する単量体組成物である、請求項1に記
    載の医療用粘着剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記カルボキシル基、ヒドロキシル基、
    アミド基、エポキシ基またはアミノ基からなる群から選
    択した少なくとも1つの官能基を有する単量体が、(メ
    タ)アクリル酸である、請求項5に記載の医療用粘着剤
    の製造方法。
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AT96906957T ATE221899T1 (de) 1995-03-31 1996-03-26 Verfahren zur herstellung von acrylhaltigen druckempfindlichen klebstoffen vom lösungstyp und medizinischer druckempfindlicher klebstoff
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