JPH09310683A - ベーンポンプの駆動軸 - Google Patents

ベーンポンプの駆動軸

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JPH09310683A
JPH09310683A JP33598595A JP33598595A JPH09310683A JP H09310683 A JPH09310683 A JP H09310683A JP 33598595 A JP33598595 A JP 33598595A JP 33598595 A JP33598595 A JP 33598595A JP H09310683 A JPH09310683 A JP H09310683A
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JP
Japan
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drive shaft
diameter
retaining ring
outer diameter
annular groove
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Application number
JP33598595A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Hayashi
哲司 林
Kenichi Hisaie
健一 久家
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止め輪の組み付けを特殊な治具を用いること
なく容易かつ迅速に行う。 【解決手段】 ローターと駆動軸10を結合する所定の
位置に止め輪6を嵌合する環状溝部14を備えたベーン
ポンプの駆動軸10は、環状溝部14を駆動軸10の先
端部10Aよりも外径の大なる大径部13に形成すると
ともに、この大径部13と先端部10Aとの間には連続
的に外径の増大するテーパー部12を形成し、さらに、
先端部10Aの外径φ2を止め輪6の内径φ1以下の所定
寸法に設定し、かつテーパーガイド部12は、先端部1
0Aから軸方句へ止め輪6の線径dの1/2以上の位置
で、テーパーガイド部12の外径と止め輪6の内径が等
しくなる所定の傾斜を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベーンポンプに関
し、特に車両のパワーステアリング装置等の油圧源とし
て最適なベーンポンプの駆動軸の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両では油圧を用いたパワー
ステアリング装置を備えており、油圧供給源としては、
図6、図7のようなベーンポンプが採用されている。
【0003】このベーンポンプは、ボディ1の内周にポ
ンプカートリッジ3を構成するカムリング30、ロータ
ー31及びベーン32を収装したもので、カムリング3
0及びローター31はボディ1に締結されたカバー2
と、ボディ1の内周に設置されたサイドプレート108
との間に配設される。
【0004】ローター31は、ボディ1を貫通した駆動
軸10’とスプライン部15で結合されており、この駆
動軸10’の図中右側へボディ1から突出した基端部1
0Bには機関と連結した図示しないプーリーが結合さ
れ、ローター31及びベーン32を駆動する。
【0005】駆動軸10’はスプライン部15より基端
部10B側で、ボディ1の内周に設けた軸受120と、
カバー2の内部に設けた軸受121で先端部10A側を
軸支される。
【0006】ボディ1の内部にはサイドプレート108
との間に画成された高圧室101、この高圧室101と
流量制御弁4を収装したバルブ穴を連通する通路11
1、ボディ1の外部と連通する吸込口105及び流量制
御弁4で余剰となった作動油をポンプカートリッジ3に
還流させる低圧連通路109が形成される。
【0007】サイドプレート108の連通孔を介してポ
ンプカートリッジ3の吐出領域から高圧室101に圧送
された作動油は、通路111、流量制御弁4で調整され
た所定の流量が図示しないパワーステアリング装置へ供
給される。一方、流量制御弁4からの余剰流量は低圧連
通路109へ還流し、この時吸込口105からの作動油
と合流して再びポンプカートリッジ3ヘ吸い込まれる。
なお、ポンプカートリッジ3の両端面から軸部へ漏れた
作動油は、駆動軸10’を収装する軸穴に対して所定の
角度で傾斜したドレーン通路112を介して軸受120
の外周から低圧連通路109へ還流される。
【0008】このようなベーンポンプの駆動軸10’と
ローター31との結合は、上記したようにスプライン部
15により回転方向で結合する一方、ローター31のカ
バー2側の端面と駆動軸10’との間には、駆動軸1
0’に形成された環状溝部14に嵌合した止め輪6が介
装されて、駆動軸10’がボディ1から抜ける方向、す
なわち、駆動軸10’は図6の右側へ向かう軸方向の変
位が規制される。止め輪6は、環状のバネ部材で構成さ
れるサークリップあるいはスナップリング等で構成され
る。
【0009】このような駆動軸10’では、カバー2側
の先端部10Aでは外径の小さい小径部11aで形成さ
れ、環状溝部14はこの小径部11aより外径の大きい
大径部13aに形成され、小径部11aと大径部13a
との間には段部91が形成される。なお、図示しないプ
ーリと結合する基端部10Bは、大径部13aよりさら
に大きな外径を備えて所定の剛性を確保している。
【0010】ベーンポンプの組み立て工程では、ロータ
ー31と駆動軸10’を軸方向で結合する止め輪6を組
み付ける際に、図8に示すような治具7を用いて、止め
輪6を駆動軸10’の環状溝部14へ嵌合させている。
【0011】この治具7は筒状に形成されて、図8に示
すように、一端には止め輪6の自由状態における内径以
下の外径で形成された遊嵌部71を備える一方、他端側
には駆動軸10’の大径部13aの外径にほぼ等しい装
着部73が形成され、この装着部73の内周には駆動軸
10’の小径部11aと係合可能な孔部(図示せず)が
形成されいる。さらに遊嵌部71と装着部73との間に
は所定の角度のテーパー部72が形成される。
【0012】この治具7を用いて駆動軸10’へ止め輪
6を組み付けるには、まず、図8、9のように、止め輪
6の内周を治具7の遊嵌部71へ遊嵌させ、この状態
で、装着部73を駆動軸10’の小径部11aへ係合さ
せると共に、端部を駆動軸10’の段部91へ当接させ
る。
【0013】次に、図10に示すように、治具7の装着
部73の外径以上の所定の内径を備えた環状の治具5
で、止め輪6を装着部73へ向けて変位させる。治具5
の端面で押圧された止め輪6は、遊嵌部71からテーパ
ー部72へ変位して、内径を拡大しながら装着部73の
外周に摺接しながら駆動軸10’の大径部13へ進み、
さらに、治具5をスプライン部15へ向け軸線に沿って
変位させると、図11のように、止め輪6を駆動軸1
0’の環状溝部14へ容易に装着することができる。こ
のとき、図示はしないが、ローター30は、上記止め輪
6の装着に先立って予め駆動字句10のスプライン部1
5に嵌合させておく。
【0014】また、上記のような止め輪6の他に、実開
昭62−181号公報に開示されるベーンポンプのよう
に、駆動軸の抜け止めにスナップリングを用いるものも
知られており、このようなスナップリングを駆動軸へ組
み付けるには、スナップリングの内径を拡大するプライ
ヤー等の特殊工具を用いて組み付け作業を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の従来例においては、止め輪6を駆動軸10’へ組み
付けるために、特殊な治具7を必要とするばかりでな
く、この治具7へ止め輪6を遊嵌させた後、装着部73
を駆動軸10’の段部91へ当接させる搬送工程と、装
着後の治具の取り外し工程が必要であり、組み付け工程
に要する時間が増大するため生産性が低下し、また、多
種のベーンポンプを組み立てる場合には、駆動軸の外径
の違いに応じた治具7をそれぞれ製造する必要があり、
この治具7を製造するためのコストによってベーンポン
プの製造コストが上昇するという問題があった。
【0016】また、上記後者の従来例では、スナップリ
ングの装着に特殊工具が必要となり、しかも、作業者が
スナップリングを特殊工具に装着してから内径を拡大す
るして装着する工程は熟練を要し、作業時間が増大する
だけでなく自動化も難しいため、生産性の向上を望めな
いという問題があった。
【0017】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、駆動軸の形状を変更することにより止め輪
を容易に組み付け可能にして、組み立て工程の生産性を
向上可能なベーンポンプを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、駆動軸と
結合したローターと、これに出入り自在に設けたベーン
とを回転自在に収装するカムリングと、前記駆動軸を軸
支するとともに、このカムリングを収装したボディと、
ローターと駆動軸とを結合する所定の位置に止め輪を嵌
合するための環状溝部とを備えたベーンポンプの駆動軸
において、前記駆動軸は、環状溝部を駆動軸先端部より
も外径の大なる大径部に形成するとともに、この大径部
と先端部との間には連続的に外径の増大するテーパー部
を形成し、さらに、前記先端部の外径を止め輪の自由状
態における内径以下の所定寸法に設定し、かつ前記テー
パー部は、前記先端部から軸線に沿い止め輪の線径の1
/2以上の位置において、テーパー部の外径と止め輪の
自由状態における内径とが等しくなる所定の傾斜を備え
る。
【0019】また、第2の発明は、駆動軸と結合したロ
ーターと、これに出入り自在に設けたベーンとを回転自
在に収装するカムリングと、前記駆動軸を軸支するとと
もに、このカムリングを収装したボディと、ローターと
駆動軸とを結合する所定の位置に止め輪を嵌合するため
の環状溝部とを備えたベーンポンプの駆動軸において、
前記駆動軸は、環状溝部を駆動軸先端部側に設けた小径
部よりも外径の大なる大径部に形成するとともに、この
大径部と先端部側小径部との間には連続的に外径の増大
するテーパー部を形成するとともに上記小径部の外径を
止め輪の自由状態における内径以下の所定寸法に設定
し、かつ小径部の軸線に沿う長さを止め輪の線径の1/
2以上に設定する。
【0020】
【作用】したがって、第1の発明は、ローターと駆動軸
は、駆動軸に形成された環状溝部へ止め輪を嵌合させる
ことで軸線に沿う方向で結合され、駆動軸がボディから
脱落するのを防止し、この止め輪の組み付けは、テーパ
ー部に止め輪を遊嵌させてから環状溝部へ向けた軸線に
沿って、止め輪の端面を押圧するだけでよく、駆動軸先
端部の外径は止め輪の自由状態における内径以下である
ため、容易に止め輪をテーパー部に係止させることがで
き、この状態で、例えば、筒状の治具などで、止め輪を
軸線に沿って変位させると、テーパー部の外径に応じて
止め輪の内径が拡大し、大径部を乗り越えた止め輪を容
易に環状溝部へ嵌合させることができる。このとき、テ
ーパー部の外形寸法は、止め輪の線径の1/2以上の軸
方の位置で、止め輪の内径とテーパー部の外径が一致す
るため、止め輪の内周は全周でテーパー部外周と当接し
て駆動軸に係止され、容易に脱落することはない。
【0021】また、第2の発明は、止め輪の組み付け
は、まず、止め輪の自由状態における内径以下の駆動軸
先端部の小径部へ止め輪を遊嵌させてから、環状溝部へ
向けて軸に沿って止め輪を押圧すると、止め輪の内周は
テーパー部に差しかかり、この後、例えば、筒状の治具
などで、止め輪の側面を軸線に沿て押圧すれば、テーパ
ー部の外径に応じて止め輪の内径が拡大し、大径部を乗
り越えた止め輪を容易に環状溝部へ嵌合させることがで
きる。このとき、駆動軸先端部の小径部の外形寸法は、
その外形は止め輪の自由状態における内径以下の寸法で
あると共に、その軸線に沿って長さを止め輪の線径の1
/2以上の長さに設定されるため、止め輪が傾いても小
径部端部から外れることはなく、容易に脱落することは
ない。
【0022】
【実施形態】図1〜図4に本発明を適用したベーンポン
プの駆動軸の一実施形態を示す。
【0023】図1、図2において、駆動軸10は前記図
6、図7の従来例と同様のボディ1に軸支されるもの
で、同一のものに同一の図番を付して重複説明を省略す
る。
【0024】駆動軸10の先端部10Aは、前記図6に
示したカバー2の凹部内へ突出するもので、この先端部
10A側からは、前記従来例と同様の大径部13、環状
溝部14及びスプライン部15が順次形成される。
【0025】ここで、環状溝部14に嵌合する止め輪6
は、円形状断面を備えたサークリップで構成され、この
止め輪6の線径に応じて、大径部13の環状溝部14は
半円状等の溝で形成される。
【0026】止め輪6の断面は所定の線径dにて形成さ
れ、この止め輪6に外力を加えない状態での内径は、図
2に示すようにφ1となる。
【0027】一方、駆動軸10の先端部10Aの外径φ
2は、止め輪6の内径φ1未満の所定値に設定され、この
先端部10Aから大径部13までの間には、所定の傾斜
を備えたテーパーガイド部12が形成される。
【0028】このテーパーガイド部12は、外径φ2
先端部10Aと止め輪6の内径φ1より大なる外径の大
径部13を接続すべく連続的に外径を増大しており、こ
のテーパーガイド部12の傾斜と先端部10Aの外径φ
2関係は、テーパーガイド部12へ遊嵌させた止め輪6
の内径φ1とテーパーガイド部12の外径が等しくなる
軸線に沿った先端部10Aからの位置l1において、線
径dの1/2以上の距離となるように設定され、l1
d/2となる。
【0029】以上のように構成されたベーンポンプの駆
動軸10の作用について次に説明する。
【0030】駆動軸10へ止め輪6を組み付けるには、
まず、図2に示すように、先端部10Aから止め輪6を
遊嵌させてから、環状溝部14へ向けて止め輪6を軸線
に沿って変位させると、止め輪6は内径φ1が連続的に
増大するテーパーガイド部12の外径に等しくなる先端
部10Aからの位置l1で、止め輪6の内周全周がテー
パーガイド部12の外周と当接した状態で、外周に係止
される。
【0031】このとき、テーパーガイド部12の傾斜
を、先端部10Aから位置l1まっでの寸法がd/2よ
り大なる距離に設定したため、止め輪6の内周は確実に
テーパーガイド部12の外周と当接することができ、止
め輪6が傾斜した場合にも脱落を防止することができ
る。
【0032】こうして、止め輪6をテーパーガイド部で
係止した状態で、図3に示すように、前記従来例と同様
の筒状の治具5の端面で、止め輪6を軸線に沿って押圧
すると、止め輪6はテーパーガイド部12に沿って内径
を拡大しながら大径部13へ移動し、さらに、治具5を
移動させると、止め輪6は、急激に外径が縮小する環状
溝部14内へ容易に嵌合することができる。
【0033】この後、筒状の治具5を引き抜くことで、
組み付け作業が終了する。
【0034】こうして、駆動軸10の先端部10Aから
環状溝部14を形成した大径部13との間に、テーパー
ガイド部12を形成し、かつ、このテーパーガイド部1
2の傾斜を、l1>d/2となるように設定したため、
前記従来例のような特殊な治具7を用いることなく、筒
状の治具5があれば容易に組み付けることが可能とな
り、前記従来例のように治具7を駆動軸へ装着したり取
り外したり搬送する時間が不要となり、止め輪6の組み
付け工程のタクトタイムの短縮及び工数の削減を実現し
て、組み付け作業を容易かつ、迅速に行うことが可能と
なって生産性を向上させることができ、さらに、前記従
来例のように駆動軸10の外径寸法に応じた治具7が不
要となって、設備投資の低減も図ることができ、生産性
を向上させて製造コストの低減を図ることができるので
ある。
【0035】また、治具5の動きは、駆動軸10の軸線
に沿って往復直線運動するだけであり、容易に自動化を
図ることも可能となって、省力化によってさらなる製造
コストの低減が可能となる。
【0036】なお、治具5は大径部13の外径以上の筒
状部材であればよく、前記従来例の治具7のようにテー
パー部や孔部などの特殊な加工を要することがないの
で、容易に調達または製造する事ができ、設備投資の増
大を抑制することができる。
【0037】図5は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態のテーパーガイド部12から小径部11を先端部
10A側の軸方向へ突出形成したもので、小径部11の
外径は止め輪6の内径φ1以下の所定値、例えば、内径
φ1に等しく設定され、この小径部11の軸方向の長さ
2は、止め輪6の線径dの1/2以上に設定される。
【0038】この場合も、前記第1実施形態と同様に、
止め輪6を先端部10Aから小径部11に嵌合させれ
ば、小径部11の長さはd/2以上に設定されるため、
止め輪6は先端部10Aから外れる事はなく、駆動軸1
0からの脱落を防止するとともに、止め輪6が駆動軸1
0の軸線に対して傾斜するのを防ぐことができ、この
後、前記第1実施形態と同様に筒状の治具5で押圧する
だけで、容易に止め輪6を環状溝部14に装着すること
ができる。
【0039】したがって、前記第1実施形態と同様に、
止め輪6の組み付け工程のタクトタイムの短縮及び工数
の削減を実現して生産性を向上させることができ、さら
に、前記従来例のような治具7が不要となって設備投資
の低減も図ることができ、生産性を向上させて製造コス
トの低減を実現することが可能となり、同時に、容易に
自動化を図ることもできるため、省力化によってさらな
る製造コストのさらなる低減が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、駆動
軸の先端部から環状溝部を形成した大径部との間に、テ
ーパー部を形成し、かつ、このテーパーガイド部の傾斜
を、止め輪の自由状態における内径とテーパー部の外径
が一致する位置までの先端部からの軸方向の長さl
1を、止め輪の線径dの1/2以上となるように設定し
たため、直接このテーパー部に止め輪を係合することが
できるとともにこのテーパー部を止め輪の内径を拡大す
るガイドとして利用できるので、前記従来例のような特
殊な治具を用いることなく、筒状の治具があれば止め輪
とローターを容易に組み付けることが可能となり、前記
従来例のように治具を装着したり取り外す時間が不要と
なり、止め輪の組み付け工程のタクトタイムの短縮及び
工数の削減を実現して、組み付け作業を容易かつ、迅速
に行うことが可能となって生産性を向上させることがで
き、さらに、前記従来例のように駆動軸の外径寸法に応
じた治具が不要となって、設備投資の低減も図ることが
でき、生産性を向上させて製造コストの低減を図ること
ができるのであり、同時に止め輪の組み付け工程を簡素
化することで、容易に自動化を図ることができる。
【0041】また、第2の発明は、駆動軸の先端部側に
設けた小径部のよりも外径の大きい大径部に環状溝部を
形成した大径部と先端部側の小径部との間にテーパー部
を形成し、かつ、この小径部の外径を止め輪の内径以下
とするとともに、小径部の軸方向の長さl2を止め輪の
線径の1/2以上となるように設定したため、直接この
小径部に止め輪を係合することができるとともに、テー
パー部を止め輪の内径を拡大するガイドとして利用でき
るので、前記従来例のような特殊な治具を用いることな
く、筒状の治具があれば容易に組み付けることが可能と
なり、前記従来例のように治具を搬送する時間が不要と
なり、止め輪の組み付け工程のタクトタイムの短縮及び
工数の削減を実現して、組み付け作業を容易かつ、迅速
に行うことが可能となって生産性を向上させることがで
き、さらに、前記従来例のように駆動軸の外径寸法に応
じた治具が不要となって、設備投資の低減も図ることが
でき、生産性を向上させて製造コストの低減が可能とな
るのであり、同時に止め輪の組み付け工程を簡素化する
ことで、容易に自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す駆動軸の先端部の拡
大側面図である。
【図2】同じく駆動軸の先端部へ止め輪を係合させた状
態を拡大側面図。
【図3】同じく駆動軸の環状溝部へ向けて止め輪を変位
させる途中を示す拡大側面図。
【図4】同じく止め輪を駆動軸の環状溝部へ装着した状
態を示す拡大側面図。
【図5】第2の実施形態を示す駆動軸端部の拡大側面
図。
【図6】従来のベーンポンプの断面図である。
【図7】同じく図6のB−B矢視図である。
【図8】従来の止め輪の組み付けの様子を示す説明図
で、止め輪と治具の関係を示す。
【図9】同じく止め輪の組み付けの様子を示す説明図
で、筒状の治具を駆動軸に当接させて環状の治具を配置
した状態を示す。
【図10】同じく止め輪を駆動軸の環状溝部へ向けて軸
方向へ変位させる途中の様子を示す説明図。
【図11】同じく止め輪を駆動軸の環状溝部へ装着した
状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 ボディ 1A、1B 端部 2 カバー 3 ポンプカートリッジ 4 流量制御弁 5 治具 6 止め輪 10 駆動軸 11 小径部 12 テーパーガイド部 13 大径部 14 環状溝部 15 スプライン部 30 カムリング 31 ロータ 32 ベーン 91 段部 101 高圧室 102 二股通路 108 サイドプレート 109 低圧連通路 111 通路 112 ドレーン通路 120、121 軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸と結合したローターと、これに出
    入り自在に設けたベーンとを回転自在に収装するカムリ
    ングと、前記駆動軸を軸支するとともに、このカムリン
    グを収装したボディと、ローターと駆動軸とを結合する
    所定の位置に止め輪を嵌合するための環状溝部とを備え
    たベーンポンプの駆動軸において、前記駆動軸は、環状
    溝部を駆動軸先端部よりも外径の大なる大径部に形成す
    るとともに、この大径部と先端部との間には連続的に外
    径の増大するテーパー部を形成し、さらに、前記先端部
    の外径を止め輪の自由状態における内径以下の所定寸法
    に設定し、かつ前記テーパー部は、前記先端部から軸線
    に沿い止め輪の線径の1/2以上の位置において、テー
    パー部の外径と止め輪の自由状態における内径とが等し
    くなる所定の傾斜を備えたことを特徴とするベーンポン
    プの駆動軸。
  2. 【請求項2】 駆動軸と結合したローターと、これに出
    入り自在に設けたベーンとを回転自在に収装するカムリ
    ングと、前記駆動軸を軸支するとともに、このカムリン
    グを収装したボディと、ローターと駆動軸とを結合する
    所定の位置に止め輪を嵌合するための環状溝部とを備え
    たベーンポンプの駆動軸において、前記駆動軸は、環状
    溝部を駆動軸先端部側に設けた小径部よりも外径の大な
    る大径部に形成するとともに、この大径部と先端部側小
    径部との間には連続的に外径の増大するテーパー部を形
    成するとともに上記小径部の外径を止め輪の自由状態に
    おける内径以下の所定寸法に設定し、かつ小径部の軸線
    に沿う長さを止め輪の線径の1/2以上に設定したこと
    を特徴とするベーンポンプの駆動軸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174547A (ja) * 2009-05-15 2009-08-06 Aisin Seiki Co Ltd 回転装置の組付方法及び治具
WO2025197632A1 (ja) * 2024-03-21 2025-09-25 カヤバ株式会社 電動ポンプ

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