JPH09311570A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09311570A
JPH09311570A JP14669696A JP14669696A JPH09311570A JP H09311570 A JPH09311570 A JP H09311570A JP 14669696 A JP14669696 A JP 14669696A JP 14669696 A JP14669696 A JP 14669696A JP H09311570 A JPH09311570 A JP H09311570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energization
resistance layer
heating
fixing
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14669696A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Izawa
悟 伊澤
Masahiro Goto
正弘 後藤
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Yozo Hotta
陽三 堀田
Masami Takeda
正美 竹田
Masahiko Suzumi
雅彦 鈴見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14669696A priority Critical patent/JPH09311570A/ja
Publication of JPH09311570A publication Critical patent/JPH09311570A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程が簡単で、低コストの加熱定着装置
を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着部材10は通電により発熱する通電
発熱抵抗層11bを備えた加熱用ヒータ11と、定着フ
ィルム13とを有する。定着ニップの長手方向において
通電発熱抵抗層11bの記録材搬送基準端部が加圧部材
20との当接領域Dより露出した領域Tを設ける。通電
発熱抵抗層11bへの通電が暴走したとき、露出領域T
が他の領域に比べて高温に加熱され、加熱用ヒータ11
が破損したとしてもAC通電部のみの破損となり、DC
通電部とショートするなどの問題を引き起こすことな
く、上記の通電を遮断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンター
あるいは複写機などとされる、電子写真方式・静電記録
方式等の作像プロセスを採用した画像形成装置に関し、
作像プロセス部で記録材(転写材・印字用紙・感光紙・
静電記録紙等)に転写方式あるいは直接方式で形成担持
させた目的の画像情報の未定着トナー像を固着像として
熱定着処理する加熱定着装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱定着装置としては、熱ローラ
方式やフィルム加熱方式の装置が広く用いられている。
特にスタンバイ時に加熱定着装置に電力を供給せず、消
費電力を極力低く抑えた方法、詳しくはヒータ部と加圧
ローラの間にフィルムを介して記録材上のトナー像を定
着するフィルム加熱方式による加熱定着方法が特開昭6
3−313182号公報、特開平2−157878号公
報、特開平4−44075号公報、特開平4−2049
80号公報等により提案されている。
【0003】図10に該装置の要部の概略構成を示し
た。すなわち図10において、この加熱定着装置は、ス
テイホルダー(支持体)42に固定支持させた加熱部材
(加熱体、以下ヒータと記す)41と、ヒータ41に耐
熱性の薄肉フィルム(以下、定着フィルムと記す)43
を挟んで所定のニップ幅のニップ部(定着ニップ部)N
を形成させて圧接させた弾性加圧ローラ50とを有す
る。
【0004】ヒータ41は通電により所定の温度に加
熱、温調される。定着フィルム43は不図示の駆動手段
あるいは加圧ローラ50の回転力により、定着ニップ部
Nにおいてヒータ41面に密着、摺動しつつ矢印a方向
に搬送移動される、円筒状あるいはエンドレスベルト
状、もしくはロール巻きの有端ウエブ状の部材である。
【0005】ヒータ41を所定の温度に加熱、温調さ
せ、定着フィルム43を矢印a方向に搬送移動させた状
態において、定着ニップ部Nの定着フィルム43と加圧
ローラ50との間に被加熱材としての未定着トナー像t
を形成担持させた記録材Pを導入すると、記録材Pは定
着フィルム43の面に密着して定着フィルム43と一緒
に定着ニップ部Nを挟持搬送される。この定着ニップ部
Nにおいて、記録材P、トナー像tがヒータ41により
定着フィルム43を介して加熱されて記録材P上のトナ
ー像tが加熱定着される。定着ニップ部Nを通った記録
材Pは定着フィルム43の面から剥離して搬送される。
【0006】ヒータ41には一般にセラミックヒータが
使用される。例えば、このセラミックヒータ41は、ア
ルミナ等の電気絶縁性・良熱伝導性・低熱容量のセラミ
ック基板41aの面(定着フィルム43と対面する側の
面)に基板長手(図面に垂直の方向)に沿って銀パラジ
ューム(Ag/Pb)・Ta2 N等の通電発熱抵抗層4
1bをスクリーン印刷等で形成具備させ、さらに該発熱
抵抗層形成面を薄肉のガラス保護層41cで覆ってなる
ものである。
【0007】このセラミックヒータ41は通電発熱抵抗
層41bに通電がなされることにより通電発熱抵抗層4
1bが発熱してセラミック基板41a・ガラス保護層4
1cを含むヒータ全体が急速昇温する。このヒータ41
の昇温がヒータ背面に設置された温度検知手段44によ
り検知されて不図示の通電制御部へフィードバックされ
る。通電制御部は温度検知手段44で検知されるヒータ
温度が所定のほぼ一定温度(定着温度)に維持されるよ
うに通電発熱抵抗層41bに対する給電を制御する。す
なわちヒータ41は所定の定着温度に加熱、温調され
る。
【0008】定着フィルム43は、定着ニップ部Nにお
いてヒータ41の熱を効率よく被加熱材としての記録材
Pに与えるため、厚みは20〜70μmとかなり薄くし
ている。この定着フィルム43はフィルム基層、プライ
マー層、離型性層の3層から構成されており、フィルム
基層側がヒータ側であり、離型性層が加圧ローラ側であ
る。
【0009】フィルム基層はヒータ41のガラス保護層
41cより絶縁性の高いポリイミド、ポリアミドイミ
ド、PEEK等であり、耐熱性、高弾性を有している。
また、フィルム基層により定着フィルム43全体の引裂
強度等の機械的強度を保っている。プライマー層は厚み
2〜6μm程度の薄い層で形成されている。離型性層は
定着フィルム43に対するトナーオフセット防止層であ
り、PFA、PTFE、FEP等のフッ素樹脂を厚み1
0μm程度に被覆して形成してある。
【0010】また、ステイホルダー42は、例えば耐熱
性プラスチック製部材より形成され、ヒータ41を保持
するとともに定着フィルム43の搬送ガイドも兼ねてい
る。
【0011】このような定着用の薄いフィルム43を用
いたフィルム加熱方式の加熱定着装置においては、加熱
部材としてのセラミックヒータ41の高い剛性のために
弾性層51を有している加圧ローラ50がこれを圧接さ
せたヒータ41の扁平下面にならって圧接部で扁平にな
って所定幅の定着ニップ部Nを形成し、定着ニップ部N
のみを加熱することでクイックスタートの加熱定着を実
現している。
【0012】以上の構成における、ヒータ41の通電発
熱抵抗層41bと加圧ローラ50との配置関係を図11
を用いて説明する。すなわち図11においてヒータの通
電発熱抵抗層41bの長手方向の幅すなわち加圧ローラ
当接領域Wは定着フィルム43を介して当接される加圧
ローラ50の弾性層51の幅Dに比べ若干狭い幅で形成
されており、トナー像tを形成担持させた記録材Pの搬
送領域と比べると同程度か若干広い幅で形成されてい
る。
【0013】これによりヒータの通電発熱抵抗層41b
に通電することで発した熱は、定着フィルム43と加圧
ローラ50の間を搬送された記録材Pに与えられ、記録
材P上のトナー像tを溶融し、固着するために作用す
る。
【0014】また、Sは記録材搬送基準であり、この場
合は画像形成装置本体の記録材搬送系が記録材搬送方向
に垂直な方向の端部に基準を設けた片側基準の装置であ
る。
【0015】さらに図11に示したようにヒータ41背
面には、サーミスタ等の温度検知素子44と暴走時にヒ
ータ41の通電発熱抵抗層41bへの通電をシャットダ
ウンするための温度ヒューズ、あるいはサーモスイッチ
等のサーモプロテクター45が当接してあり、これらは
画像形成装置が搬送可能な最小幅の記録材Pの搬送域内
に配置されている。
【0016】ここで温度検知素子44については、画像
形成装置本体が搬送可能な最小幅の記録材Pが搬送され
た場合であっても、記録材P上のトナー像tを定着不
良、高温オフセット等の問題を起こさずに適度な定着温
度で加熱定着するために、記録材最小搬送域K内に設け
られている。
【0017】一方サーモプロテクター45についても、
最小幅の記録材Pが搬送された場合に非搬送領域におい
て、搬送領域よりも熱抵抗が小さい非搬送領域で過加熱
されることにより、通常の搬送時であってもサーモプロ
テクター45が誤動作して通電をシャットダウンする等
の問題を引き起こさないために、記録材最小搬送域K内
に設けられている。
【0018】ところでサーモプロテクター45をヒータ
41背面に当接することにより、通電発熱抵抗層41b
で発生した熱量がサーモプロテクター45に奪われて、
記録材Pに十分な熱量が与えられなくなり、サーモプロ
テクター45当接位置において定着不良を起こすことが
ある。これを防ぐために通電発熱抵抗層41bのサーモ
プロテクター45当接対応位置において、ヒータ41の
通電発熱抵抗層41bの一部の幅を若干狭めた狭幅部4
1b´を形成し、該当接位置の抵抗値を他の部分より大
きくすることで発熱量を確保している。これにより記録
材Pへの給熱量を長手方向に渡って一定とし、定着むら
のない良好な加熱定着を実現している。
【0019】温度検知素子44も同様にヒータ41背面
に当接させているため、同様に通電発熱抵抗層41bに
よって発した熱が温度検知素子44に奪われることが懸
念されるが、チップサーミスタ等の熱容量の小さい温度
検知素子44を用いることにより、ヒータ41から奪わ
れる熱量を小さく抑えることができる。このためサーモ
プロテクター45と同様の上記対策を取らなくても、長
手方向において記録材の定着均一性を損ねることなく均
一な定着が可能となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のフ
ィルム加熱方式の加熱定着装置では、クイックスタート
性を高めるために、ヒータ41の熱容量を小さく抑える
目的でセラミック41aの厚みをできるだけ薄く形成し
ている。この場合、ヒータ41の通電発熱抵抗層41b
への通電を制御する制御部、および安全回路の故障が起
こったとき、すなわち通電発熱抵抗層41bへの通電が
暴走したときに、温度ヒューズ等のサーモプロテクター
45が通電発熱抵抗層41bへの通電をシャットダウン
するべく作動する前に、ヒータ41の過加熱と加圧ロー
ラ50との間にニップを形成するために与えられた圧力
によってヒータ41が破損する可能性がある。このとき
ヒータ41のAC通電箇所のみの破損であれば、通電が
ストップして問題とはならないが、温度検知素子44か
ら導かれたDC通電部分のある箇所で破損した場合に
は、AC通電部とDC通電部がショートする可能性があ
り、最悪の場合、画像形成装置本体の電装部を破壊する
恐れが生じる。
【0021】これを防止するために、従来は図10に示
したようなスルーホール41a´をセラミック基板41
a上のDC通電領域以外に形成し、加熱と圧力でスルー
ホール41a´で生じる応力集中によってAC通電部の
みを確実に破損する構成がとられていた。
【0022】しかしながら、その結果ヒータ41の製造
工程において、スルーホール41a´を設ける等、製造
工程の複雑化や工程数の増加によるコストアップを招い
ていた。
【0023】また、ヒータ41の記録材搬送領域内の背
面にサ−モプロテクター45を当接させた上記従来例で
は、サーモプロテクター45に奪われる熱量を補うため
にヒータ41の通電発熱抵抗層41bの対応部の抵抗値
を他の部分に比べて大きくし、余分に発熱することで対
応しているが、実際にはこの対策では不十分であり、こ
の部分の発熱量が大きい場合には高温オフセット等の問
題を引き起こし、逆に発熱量が小さい場合には定着不良
を生じてしまう。このことがヒータ41の通電発熱抵抗
層41bの構成を難しくしており、生産性を悪化させて
いる。
【0024】従って、本発明の第1の目的は、製造工程
が簡単で、低コストの加熱定着装置を備えた画像形成装
置を提供することである。
【0025】本発明の第2の目的は、高温オフセットや
定着不良のない加熱定着装置を備えた画像形成装置を提
供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
未定着画像が形成された記録材を、定着部材と加圧部材
とが互いに圧接した定着ニップ間を通過させることによ
り、上記未定着画像を記録材上に永久画像として定着さ
せる加熱定着装置を有し、記録材搬送位置が画像形成装
置本体の長手方向片側端部を基準とした画像形成装置に
おいて、前記定着部材が通電により発熱する通電発熱抵
抗層を備えた加熱体と、薄肉フィルムとを有し、前記定
着ニップの長手方向において前記通電発熱抵抗層の記録
材搬送基準側端部が前記加圧部材との当接領域より露出
していることを特徴とする画像形成装置である。
【0027】前記加熱体に具備した温度検知手段への通
電のためのDC通電部は、前記通電発熱抵抗層の前記加
圧部材との当接領域より露出した領域の前記加熱体の背
面に形成されていないことが好ましい。
【0028】前記通電発熱抵抗層を前記定着ニップの長
手方向に沿って複数本設け、前記定着ニップの長手方向
において前記通電発熱抵抗層のうち少なくとも1本の通
電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より露
出していることが好ましい。
【0029】前記定着ニップの長手方向において前記通
電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より露
出している領域の加熱体の背面に、所定の温度で前記通
電発熱抵抗層への通電をシャットダウンするサーモプロ
テクターを当接することが好ましい。
【0030】前記定着ニップの長手方向において前記通
電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より露
出している部分に相当する前記加圧部材側に、前記加圧
部材より断熱性の大きい部材あるいは熱可塑性の部材を
含む当接部材を設けることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に即して更に詳しく説明する。
【0032】実施例1 本発明に係る画像形成装置の実施例1について、図1〜
図4を参照して説明する。
【0033】図1において、感光ドラム1は、OPC、
アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がア
ルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成
されている。感光ドラム1は矢印の方向に回転駆動さ
れ、まず、その表面が帯電装置としての帯電ローラ2に
よって一様帯電される。
【0034】次に、画像情報に応じてON/OFF制御
されたレーザビーム3による走査露光が施され、静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像装置4で現像、
可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像
法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イ
メージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられること
が多い。
【0035】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ5により、所定のタイミングで搬送された
記録材P上に感光ドラム1上より転写される。このとき
記録材Pは感光ドラム1と転写ローラ5に一定の加圧力
で挟持搬送される。このトナー像が転写された記録材P
は定着装置6へと搬送され、永久画像として定着され
る。
【0036】一方、感光ドラム1上に残存する転写残り
の残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム
1表面より除去される。
【0037】図2に、本発明の特徴部分である加熱定着
装置6が示される。図2において、加熱定着装置6は、
定着部材10及び加圧部材20を備えている。
【0038】定着部材10は熱容量の小さい定着フィル
ム13を有し、定着フィルム13は、クイックスタート
を可能にするために100μm以下の厚みで耐熱性、熱
可塑性を有するポリイミド、ポリアミドイミド、PEE
K、PES、PPS、PFA、PTFE、FEP等のフ
ィルムで形成されている。また、長寿命の加熱定着装置
を構成するために充分な強度を持ち、耐久性に優れたフ
ィルムとして、20μm以上の厚みが必要である。よっ
て定着フィルム13の厚みとしては20μm以上100
μm以下が最適である。さらにオフセット防止や記録材
の分離性を確保するために表層にはPFA、PTFE、
FEP、シリコーン樹脂等の離型性の良好な耐熱樹脂を
混合ないし単独で被覆したものである。
【0039】また、定着フィルム13はその内部に加熱
体である加熱用ヒータ11を具備し、これにより記録材
上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱を行
う。加熱用ヒータ11の構成の詳細については後で説明
する。
【0040】さらに、定着フィルム13はその内部に、
加熱用ヒータ11を保持し且つニップ部と反対方向への
放熱を防ぐための断熱ステイホルダー12を有し、液晶
ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により
形成されており、定着フィルム13が余裕をもってルー
ズに外嵌されていて、矢印の方向に回転自在に配置され
ている。
【0041】また、定着フィルム13は内部の加熱用ヒ
ータ11および断熱ステイホルダー12に摺擦しながら
回転するため、加熱用ヒータ11および断熱ステイホル
ダー12と定着フィルム13の間の摩擦抵抗を小さく抑
える必要がある。このため加熱用ヒータ11および断熱
ステイホルダー12の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤
を少量介在させてある。これにより定着フィルム13は
スムーズに回転することが可能となる。
【0042】また加圧部材20は、芯金21とその外側
にシリコンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリ
コンゴムを発泡して形成された弾性層22とからなり、
この上にPFA、PTFE、FEP等の離型性層23を
形成してある。
【0043】加圧部材20は上記の定着部材10の方向
に不図示の加圧手段により、長手方向両端部から加熱定
着に必要なニップ部を形成するべく十分に加圧されてお
り、長手方向端部から芯金21を介して不図示の回転駆
動により、矢印の方向に回転駆動される。これにより定
着フィルム13はステイホルダー12の外側を図の矢印
方向に従動回転する。あるいは定着フィルム13の内部
に不図示の駆動ローラを設け、駆動ローラを回転駆動す
ることにより、定着フィルム13を回転させてもよい。
【0044】以上の各構成要素を配置したときの長手方
向の構成図を図3に示す。同図において定着フィルム1
3の長手寸法L1は、当接される加圧部材20の弾性層
の長手寸法L2とほぼ同等の長さで形成されており、ト
ナー像を転写された記録材は定着フィルム13と加圧部
材20によって形成される定着ニップ部を搬送される。
すなわち長手寸法L1、およびL2の中に搬送可能な全
ての記録材が搬送される領域が含まれる。よって画像形
成装置の記録材搬送系が長手方向端部を基準として搬送
する片側基準の搬送方式を採用した装置である場合、定
着フィルム13あるいは加圧部材20の長手寸法L1あ
るいはL2の中に上記記録材搬送基準位置が含まれる。
【0045】一方加熱用ヒータ11の長手寸法L3は、
通電発熱抵抗層11bへの給電のための不図示のコネク
ターを取り付けるために、定着フィルム13の長手寸法
L1、および加圧部材20の弾性層の長手寸法L2より
長く形成されている。
【0046】ここで加熱用ヒータ11の構成および長手
寸法の詳細について図4を参考に説明する。図4におい
て加熱用ヒータ11は、アルミナ等の高絶縁性のセラミ
ックス基板11aの表面に長手方向に沿って、例えばA
g/Pd(銀パラジウム)、RuO2 、Ta2 N等の通
電発熱抵抗層11bをスクリーン印刷等により、厚み1
0μm程度、幅1〜5mm程度の線状もしくは細帯状に
塗工して形成した通電加熱用部材である。
【0047】セラミックス基板11aの背面には通電発
熱抵抗層11bの発熱に応じて昇温したセラミック基板
の温度を検知するためのサーミスタ等の温度検知素子1
4が配設されている。この温度検知素子14の信号に応
じて、長手方向端部にあるAg/Pt(銀・白銀)で形
成された電極部11dから、通電発熱抵抗層11bに電
圧が印加され、この印加される電圧のデューティー比や
波数等を適切に制御することで、定着ニップ内での温調
温度を略一定に保ち、記録材上のトナー像を定着するの
に必要な加熱を行う。温度検知素子14から不図示の温
度制御部へのDC通電はDC通電部14aおよびDC電
極部14bを介して不図示のコネクターにより達成して
いる。
【0048】また、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層
11bの表面には、電気的に絶縁とし、定着フィルムと
の摺擦に耐えることが可能な薄層のガラスコート等の絶
縁保護層11cを設けている。
【0049】ここで本実施例における加熱用ヒータ11
の通電発熱抵抗層11bの長手寸法と他の部材との位置
関係を説明する。本実施例では図4に示すごとく加圧部
材当接領域Dの一端部において、通電発熱抵抗層11b
が形成された発熱領域Wが加圧部材当接領域Dから幅T
だけ露出した配置とされている。
【0050】また、片側基準における画像形成装置の記
録材搬送基準位置Sは、加圧部材当接領域Dの端部から
若干内側の位置にある。
【0051】一方温度検知素子14は、画像形成装置が
搬送可能な最小幅の記録材搬送領域Kの中に配設されて
おり、温度検知素子14からのDC通電部14aおよび
DC電極部14bは上記記録材搬送基準位置Sから長手
方向の反対方向に形成されている。すなわち加圧部材当
接領域Dから加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11b
が露出した領域Tの加熱用ヒータ11背面には、温度検
知素子14に関係するDC通電領域は配設されていな
い。
【0052】したがって、通電発熱抵抗層11bへの通
電が暴走したときに、通電発熱抵抗層11bが加圧部材
20から露出した領域Tでは、加圧部材20側へ熱が奪
われることなく昇温するので、他の領域に比べて高温に
加熱される。これにより露出部分Tにおいて、加熱用ヒ
ータ11が破損したとしても、温度検知素子14に関係
するDC通電領域にかからないAC通電部のみの破損と
なり、DC通電部とショートする等の問題を引き起こす
ことなく、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bへ
の通電をシャットダウンできる。
【0053】また、画像形成装置の記録材搬送基準位置
S側に露出領域Tを設けることにより、記録材の搬送領
域が異なる場合であっても同様の昇温状態となり、通常
使用時に上記露出領域Tの異常昇温により、加熱用ヒー
タ11が破損する等の問題を起こすことなく記録材を搬
送することが可能となる。
【0054】ここで加圧部材当接領域Dからの加熱用ヒ
ータ11の通電発熱抵抗層11bの露出領域Tの最適寸
法を確認するために、以下の比較実験を行った。
【0055】すなわち露出領域Tを振って通常使用時に
加熱用ヒータ11の破損がないか、また、通電発熱抵抗
層11bへの通電を暴走させた場合に所定箇所、すなわ
ち露出領域Tで確実に加熱用ヒータ11が破損して通電
発熱抵抗層11bへの通電がシャットダウンするかを確
認した。確認のための実験に用いた定着フィルム13
は、直径25mm、厚み50μmのポリイミドフィルム
に4μm程度のプライマー層、10μm程度の離型性層
を設けたものである。
【0056】加熱用ヒータ11は厚み50μm、幅8m
mのアルミナ基板11aの表面に長手方向に沿って、A
g/Pd(銀パラジウム)の通電発熱抵抗層11bをス
クリーン印刷により、厚み10μm程度、幅2mm程度
の細帯状に塗工して形成し、表面には耐熱性、耐摩耗
性、絶縁性のガラス層を厚み50μmで形成した。
【0057】一方加圧部材20としては、外径17mm
のアルミ芯金上に厚み4mmの弾性層を設け、表層に厚
み50μmのPFAチューブを被せた加圧ローラを用い
た。
【0058】通電発熱抵抗層11bの露出領域Tを振っ
たときの結果を、下記の表1に示す。なお、比較例とし
て通電発熱抵抗層11bの発熱領域Wを加圧部材当接領
域D内に形成した加熱用ヒータについても確認した。た
だし比較例においては、前記従来例で示したような応力
集中を引き起こして、通電発熱抵抗層11bへの通電を
シャットダウンするためのスルーホールは設けていな
い。表中の○は問題の発生がないとき、×は問題が発生
したことを示す。
【0059】
【表1】
【0060】以上の結果より、通常使用時に加熱用ヒー
タ11の破損を防止するためには、加圧部材20からの
通電発熱抵抗層11bの露出領域Tを6mm以下にすれ
ば良いことがわかる。また、暴走時に所定の露出領域T
で確実に加熱用ヒータ11を破損させて通電発熱抵抗層
11bへの通電をシャットダウンするためには、0.4
mm以上の露出領域Tが必要である。
【0061】しかしながら上記露出領域の最適な範囲
は、上記露出領域において消費する電力と密接な関係が
あることがわかった。そこで最適な幅の露出領域におけ
る消費電力を測定したところ、1W以上15W以下の消
費電力であれば通常使用時においても、暴走時において
も問題を生じることなく使用可能であることがわかっ
た。
【0062】以上の結果より、加熱用ヒータ11の通電
発熱抵抗層11bの長手方向の幅、すなわち発熱領域を
W(mm)、通電発熱抵抗層11bへの通電を行うため
の2つのAC電極部11d間の抵抗値をR(Ω)、AC
電極部11d間にかかる電圧をV(V)としたとき、最
適な露出領域T(mm)の幅は以下の範囲となる。
【0063】 R×W/V2 <T<10×R×W/V2 ・・・ 式1 以上本実施例では、片側基準の画像形成装置において、
記録材搬送基準位置側に加圧部材から通電発熱抵抗層が
所定量露出する領域を設け、温度検知素子に係わるDC
通電部材を上記記録材搬送基準位置と長手方向反対側に
設けることにより、加熱用ヒータの通電発熱抵抗層への
通電を制御する制御部、および安全回路の故障が起こっ
たときに、すなわち通電発熱抵抗層への通電が暴走した
ときに、上記通電発熱抵抗層が加圧部材から露出した領
域では、加圧部材側へ熱が奪われることなく昇温するの
で、他の部分に比べて高温に加熱される。これにより加
熱用ヒータへの圧力と過加熱で仮に加熱用ヒータが破損
したとしても、AC通電部のみの破損となり、DC通電
部とショートする等の問題を引き起こさずに加熱用ヒー
タの通電発熱抵抗層への通電をシャットダウンすること
が可能となる。さらに従来例のように応力集中を引き起
こして所定の箇所で破損させるようなスルーホールを設
ける必要もなく、製造工程も簡単になることから、低コ
ストでフィルム定着方式の加熱定着装置が提供できる。
【0064】実施例2 次に、本発明に係る画像形成装置の実施例2について図
5により説明する。装置全体の構成は実施例1で示した
図1と同様であり、また加熱定着装置内の構成も実施例
1で示した図2と同様であるため説明を省く。本実施例
では加熱用ヒータ上の通電発熱抵抗層のパターンが異な
り、長手方向に亙って複数の通電発熱抵抗層を形成して
あることを特徴とする。
【0065】本実施例の加熱用ヒータの構成について図
5を用いて説明する。図5における各構成部材は、図4
に示した実施例1と同様の構成部材から形成されてい
る。
【0066】図5において、本実施例の加熱定着装置
は、2本の通電発熱抵抗層11b、11b´を備えてい
る。ただし、さらに多数の通電発熱抵抗層で形成してあ
ってもよい。ここで上記通電発熱抵抗層の少なくとも1
本の抵抗層に加圧部材当接領域Dより露出した領域Tを
設ける。
【0067】なお、図5で示したように複数の通電発熱
抵抗層を設けた場合、各々の通電発熱抵抗層で消費する
電力は実施例1で示した1本の通電発熱抵抗層の消費す
る電力よりも小さくすることができる。例えば図5に示
した2本の同等に発熱する通電発熱抵抗層を用いた場合
では、実施例1で示した1本の通電発熱抵抗層で消費す
る電力のほぼ半分の消費電力を各通電発熱抵抗層で消費
することにより、ほぼ同等の定着能力が得られる。よっ
て各通電発熱抵抗層の抵抗値を約2倍にすることができ
る。
【0068】ここで前記実施例1の式1で示したよう
に、露出領域Tの範囲は通電発熱抵抗層の抵抗値R
(Ω)に比例することから、本実施例で示した通電発熱
抵抗層のパターンを用いることにより露出領域を容易に
広げることが可能となる。すなわち図5に示したように
2本の通電発熱抵抗層を用いた場合には、このうち1本
の通電発熱抵抗層のみを加圧部材当接領域Dより露出す
ると、その露出領域の露出可能な範囲は約2倍となる。
【0069】また、図6に示すように通電発熱抵抗層1
1bを折り返して形成する方法でも同様の効果が得られ
る。すなわち実施例1と同様の定着能力を得るために
は、図6におけるAC電極部11d間の抵抗値R(Ω)
を実施例1と同等にすればよく、この場合、折り返し分
の長さの通電発熱抵抗層11bがあるために、実質的に
発熱領域Wが約2倍となる。よって実施例1の式1によ
れば、露出領域Tの範囲は発熱領域Wに比例することか
ら、片側の通電発熱抵抗層のみを加圧部材から露出する
場合、約2倍の露出領域Tを与えることが可能となる。
【0070】以上本実施例では、加熱用ヒータの通電発
熱抵抗層を記録材搬送領域で複数本形成し、通電発熱抵
抗層の総数より少ない本数の通電発熱抵抗層を加圧部材
の端部から露出させることで、定着能力は同等のまま
で、加圧部材当接領域から通電発熱抵抗層を露出するこ
とが可能な範囲が増加し、設定が容易になる。
【0071】特に上記フィルム加熱方式の加熱定着装置
において、クイックスタート性およびプリントスピード
を重視し、加熱定着装置により大きな電力を投入する場
合には、式1より通電発熱抵抗層を加圧部材当接領域か
ら露出することが可能な範囲が狭くなり、この範囲内で
加熱定着を構成することが難しくなるが、本実施例は露
出可能領域が広がるために、投入電力を大きくして、ク
イックスタート性やプリントスピードを高めることが可
能となる。よって高速の画像形成装置への適用も容易に
なる。
【0072】実施例3 以下に実施例3について図7により説明する。装置全体
の構成は実施例1で示した図1と同様であり、加熱定着
装置内の構成も実施例1で示した図2と同様であるため
説明を省く。本実施例では、温度ヒューズ等のサーモプ
ロテクターを加圧部材当接領域から通電発熱抵抗層の露
出した部分に相当するヒータ背面に当接していることを
特徴とする。
【0073】本実施例による加熱用ヒータの構成および
長手方向の位置関係を図7を用いて説明する。図7にお
いて、通電発熱抵抗層11bのパターン、および通電発
熱抵抗層11bに通電することにより発熱する領域Wと
加圧部材当接領域Dおよび記録材搬送基準位置Sの関
係、さらに加熱用ヒータ11の温度を制御するための温
度検知素子14およびDC通電部の関係は実施例1と同
様である。
【0074】本実施例では、加熱用ヒータ11の通電発
熱抵抗層11bへの通電を制御する制御部、および安全
回路の故障が起こったときに、すなわち通電発熱抵抗層
11bへの通電が暴走したときに、加熱用ヒータを破損
することなしに通電発熱抵抗層11bへの通電をシャッ
トダウンする方法として、温度ヒューズ、サーモスイッ
チ等のサーモプロテクター15を加熱用ヒータ11のA
C電極部11dに通電するAC電線に直列に接続し、実
施例1で示した通電発熱抵抗層11bが加圧部材当接領
域Dから露出した領域Tに対応する加熱用ヒータ11背
面に当接する。
【0075】この場合、片側基準の画像形成装置で全て
の記録材の搬送領域の一端は記録材搬送基準位置Sを記
録材の端部として搬送するため、記録材のサイズによっ
てサーモプロテクター15の昇温が大きく変化すること
はない。よって通常使用時のサーモプロテクター15の
昇温をサーモプロテクター15がACの通電をシャット
ダウンするべく動作する温度まで達しないように、露出
領域Tの幅を設定すればよい。
【0076】また、サーモプロテクター15と加熱用ヒ
ータ11の当接位置の間に適度な熱容量の部材(不図
示)を介在させてもよい。ただし、通電発熱抵抗層11
bへの通電が暴走した場合には、加熱用ヒータ11が破
損する前にサーモプロテクター15が作動する範囲にお
いて露出領域Tの幅を決定するか、上記適度な熱容量の
部材を介在させる方が良い。
【0077】以上本実施例によれば、通電発熱抵抗層1
1bの発熱領域Wが加圧部材当接領域から露出した領域
Tにサーモプロテクター15を当接することにより、通
電発熱抵抗層11bへの通電が暴走した際に、露出領域
Tは加圧部材へ熱が奪われることがないため、異常昇温
により他に比べて過加熱される。このとき露出領域Tに
相当する加熱用ヒータ11背面に当接したサーモプロテ
クター15にのみ熱が奪われることになるため、サーモ
プロテクター15の応答性が高くなり、加熱用ヒータ1
1が破損する前に通電発熱抵抗層11bへの通電をシャ
ットダウンすることが可能となる。
【0078】さらに従来例のように記録材搬送領域にサ
ーモプロテクター15を配置しないため、通電発熱抵抗
層11bの一部に抵抗値が高い部分を設ける必要もな
く、記録材上のトナー像の定着均一性を得ることが容易
となり、加熱用ヒータの生産性も向上する。
【0079】実施例4 以下に実施例4について説明する。装置全体の構成は実
施例1で示した図1と同様であり、加熱定着装置内の構
成および加熱用ヒータの構成も実施例1および実施例3
で示した図2および図7と同様であるため説明を省く。
ただし本実施例では、サーモプロテクターが当接されて
いる加圧部材当接領域から通電発熱抵抗層の露出した領
域に相当する加圧部材側に、加圧部材よりも断熱性の大
きい部材を当接させたことを特徴とする。
【0080】本実施例による加熱定着装置の長手方向の
位置関係を図8を用いて説明する。図8において、加熱
用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bが加圧部材20か
ら露出した領域、すなわちサーモプロテクター15を当
接した部分に相当する加圧部材20側に、通電発熱抵抗
層11bの露出部を覆うように当接した断熱部材24が
配設されている。
【0081】この断熱部材24は、加圧部材20より断
熱性の大きい弾性部材で形成されており、例えばポリイ
ミド、ポリアミドイミド、石綿等の耐熱性の断熱部材で
ある。
【0082】こうすることで、前記実施例で示したよう
に、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bへの通電
を制御する制御部、および安全回路の故障が起こったと
きに、すなわち通電発熱抵抗層11bへの通電が暴走し
たときに、該露出領域から加圧部材側への放熱は少なく
なり、サーモプロテクターが過加熱されるため、加熱用
ヒータを破損することなしに通電発熱抵抗層11bへの
通電をシャットダウンすることができる。
【0083】さらに本実施例では、実施例3に比べて通
電発熱抵抗層11bの加圧部材20からの露出領域にお
いても、ある程度の放熱が見込まれるため、上記露出領
域の幅Tを多少広くとったとしても、通常使用時にサー
モプロテクターが誤動作して通電発熱抵抗層11bへの
通電をシャットダウンすることがない。またこの場合、
上記露出領域の幅Tが広いことから、この領域で消費さ
れる電力は大きくなり、暴走時には上記露出領域に当接
した断熱部材24の効果により、急速にサーモプロテク
ター15が昇温する。よってクイックスタート、高速定
着を行う加熱定着装置においては、消費電力が大きくな
ることから、通電発熱抵抗層の加圧部材からの露出領域
が広く取れる本実施例の方法が有効といえる。
【0084】実施例5 以下に実施例5について説明する。装置全体の構成は実
施例1で示した図1と同様であり、加熱定着装置内の構
成および加熱用ヒータの構成も実施例1および実施例3
で示した図2および図7と同様であるため説明を省く。
ただし本実施例では、サーモプロテクターが当接されて
いる加圧部材当接領域から通電発熱抵抗層の露出した領
域に相当する加圧部材側に、暴走時に溶融する熱可塑性
樹脂を含む当接部材を設けている。
【0085】本実施例による加熱定着装置の長手方向の
位置関係を実施例4で示した図8を用いて説明する。図
8において、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11b
が加圧部材から露出した領域、すなわちサーモプロテク
ター15を当接した部分に相当する加圧部材20側に、
上記通電発熱抵抗層11bの露出領域を覆うように、熱
可塑性樹脂を含む当接部材24が当接されている。
【0086】当接部材24の詳細を図9を用いて説明す
る。図9において、当接部材24は、耐熱性の弾性層2
4aと、その外側に被覆され、上記露出領域と当接する
熱可塑性樹脂24bとから構成されている。弾性層24
aは例えばシリコンゴム、シリコンスポンジ等であり、
熱可塑性樹脂24bは例えばPPS等である。
【0087】なお、弾性層24aの外径Pは加圧部材2
0の外径よりも小さく、熱可塑性樹脂24bを形成する
ことで、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bが加
圧部材20から露出する部分に当接することができる。
【0088】以上の構成で加熱定着を行った場合には、
加圧部材20と同様に当接部材24も加熱される。よっ
て加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bが加圧部材
20から露出する領域は任意に広げることが可能にな
る。
【0089】一方、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層
11bへの通電を制御する制御部、および安全回路の故
障が起こったときに、すなわち通電発熱抵抗層11bへ
の通電が暴走したときに、通電発熱抵抗層11bと定着
フィルム13を介して当接されている加圧部材20およ
び端部の当接部材24は過加熱される。この際、当接部
材24の表層は熱可塑性の樹脂により形成されており、
所定の温度に達すると溶融してしまう。このため、当接
部材24の外径は弾性層24aの外径Pまで細ることに
なる。このとき当接部材24の弾性層24aの外径Pは
加圧部材20の外径より小さいため、当接部材24は定
着ニップ部から離間する。よって加熱用ヒータ11の通
電発熱抵抗層11bが加圧部材20から露出した領域
の、加熱用ヒータ背面に当接されているサーモプロテク
ターが、急速に過加熱されるため、加熱用ヒータを破損
することなしに通電発熱抵抗層11bへの通電をシャッ
トダウンすることができる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、定着部材が通電により発熱する通電発熱抵抗
層を備えた加熱体と、薄肉フィルムとを有し、定着ニッ
プの長手方向において前記通電発熱抵抗層の記録材搬送
基準側端部が前記加圧部材との当接領域より露出してい
ることにより、製造工程が簡単で、低コストの、従って
生産性及び経済性の良好な加熱定着装置を備えた画像形
成装置を得ることができる。また、高温オフセットや定
着不良がなく、従って、画像の良好な加熱定着装置を備
えた画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】本発明に係る加熱定着装置の実施例1を示す断
面構成図である。
【図3】図2の加熱定着装置の長手方向を示す側面構成
図である。
【図4】図3の加熱定着装置の構成要素を詳しく示す説
明図である。
【図5】加熱定着装置の実施例2を示す説明図である。
【図6】実施例2の加熱定着装置の変形例を示す説明図
である。
【図7】加熱定着装置の実施例3を示す説明図である。
【図8】加熱定着装置の実施例4を示す説明図である。
【図9】加熱定着装置の実施例5を示す説明図である。
【図10】従来の加熱定着装置の一例を示す要部構成図
である。
【図11】図10の加熱定着装置の長手位置関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
6 加熱定着装置 10 定着部材 11 加熱用ヒータ(加熱体) 11b 通電発熱抵抗層 13 定着フィルム(薄肉フィルム) 20 加圧ローラ(加圧部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 陽三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹田 正美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴見 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像が形成された記録材を、定着
    部材と加圧部材とが互いに圧接した定着ニップ間を通過
    させることにより、上記未定着画像を記録材上に永久画
    像として定着させる加熱定着装置を有し、記録材搬送位
    置が画像形成装置本体の長手方向片側端部を基準とした
    画像形成装置において、 前記定着部材が通電により発熱する通電発熱抵抗層を備
    えた加熱体と、薄肉フィルムとを有し、前記定着ニップ
    の長手方向において前記通電発熱抵抗層の記録材搬送基
    準側端部が前記加圧部材との当接領域より露出している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱体に具備した温度検知素子への
    通電のためのDC通電部が、前記通電発熱抵抗層の前記
    加圧部材との当接領域より露出した領域の前記加熱体背
    面に形成されていないことを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記通電発熱抵抗層を前記定着ニップの
    長手方向に沿って複数本設け、前記定着ニップの長手方
    向において前記通電発熱抵抗層のうち少なくとも1本の
    通電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より
    露出していることを特徴とする前記請求項1又は2の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着ニップの長手方向において前記
    通電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より
    露出している領域の加熱体の背面に、所定の温度で前記
    通電発熱抵抗層への通電を遮断するサーモプロテクター
    を当接したことを特徴とする前記請求項1、2、または
    3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ニップの長手方向において前記
    通電発熱抵抗層の端部が前記加圧部材との当接領域より
    露出している領域に相当する前記加圧部材側に、前記加
    圧部材より断熱性の大きい部材あるいは熱可塑性の部材
    を含む当接部材を設けたことを特徴とする請求項4の画
    像形成装置。
JP14669696A 1996-05-16 1996-05-16 画像形成装置 Pending JPH09311570A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14669696A JPH09311570A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14669696A JPH09311570A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09311570A true JPH09311570A (ja) 1997-12-02

Family

ID=15413498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14669696A Pending JPH09311570A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09311570A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276729A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sharp Corp 定着装置および該定着装置を備える画像形成装置
JP2021082387A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 東京コスモス電機株式会社 ヒータ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276729A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sharp Corp 定着装置および該定着装置を備える画像形成装置
JP2021082387A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 東京コスモス電機株式会社 ヒータ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3372811B2 (ja) 加熱定着装置
JP6461247B2 (ja) 像加熱装置
JP4659204B2 (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JP4455548B2 (ja) 像加熱装置
JP2946734B2 (ja) 定着装置
JP4742165B2 (ja) 定着装置
JPH1124492A (ja) 加熱定着装置
EP1173046B1 (en) Heater having electrically conductive board and image heating apparatus using heater
JP3445035B2 (ja) 加熱装置
JP2022012316A (ja) ヒーター部材、加熱装置、定着装置および画像形成装置
US20040028423A1 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus
JP3478697B2 (ja) 加熱定着装置
JP6882356B2 (ja) 像加熱装置
JP4593903B2 (ja) 加熱装置
JP2002236426A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3252652B2 (ja) ヒータアセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置
JP4928293B2 (ja) 定着装置
JPH10133501A (ja) 加熱体、加熱装置及び画像形成装置
JPH07199694A (ja) 画像形成装置
JPH10189218A (ja) 加熱体、加熱装置および画像形成装置
JPH1174061A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2000260553A (ja) 加熱装置、加熱定着装置および画像形成装置
JPH10186911A (ja) 加熱定着装置
JPH02134667A (ja) 定着装置
JP7271134B2 (ja) 像加熱装置