JPH09314785A - 金属箔張り積層板の製造方法及び製造装置 - Google Patents
金属箔張り積層板の製造方法及び製造装置Info
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- JPH09314785A JPH09314785A JP8131894A JP13189496A JPH09314785A JP H09314785 A JPH09314785 A JP H09314785A JP 8131894 A JP8131894 A JP 8131894A JP 13189496 A JP13189496 A JP 13189496A JP H09314785 A JPH09314785 A JP H09314785A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性良く、安定した高い品質で金属箔張り
積層板を製造する。 【解決手段】 所定枚数の樹脂含浸基材1の外側に金属
箔2を重ね、この重ね合わせ材3を連続して送りつつ対
向配置される一対の加圧ベルト4,4間に通して加圧す
る。この際に、加圧ベルト4の前後において金属箔2に
電流を流して金属箔2を発熱させる。このようにして連
続工法で重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形する。
積層板を製造する。 【解決手段】 所定枚数の樹脂含浸基材1の外側に金属
箔2を重ね、この重ね合わせ材3を連続して送りつつ対
向配置される一対の加圧ベルト4,4間に通して加圧す
る。この際に、加圧ベルト4の前後において金属箔2に
電流を流して金属箔2を発熱させる。このようにして連
続工法で重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板に
加工して使用される金属箔張り積層の製造方法及び金属
箔張り積層板の製造装置に関するものである。
加工して使用される金属箔張り積層の製造方法及び金属
箔張り積層板の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属箔張り積層板は一般に、基材に熱硬
化性樹脂を含浸乾燥して調製した樹脂含浸基材を複数枚
重ねると共にその片側あるいは両側の外面に銅箔等の金
属箔を重ね、これを熱盤間にセットしてプレスすること
によって、加熱加圧成形して製造されている。しかしこ
の方法では成形がバッチ工法になるため、生産能率が非
常に悪くなる。
化性樹脂を含浸乾燥して調製した樹脂含浸基材を複数枚
重ねると共にその片側あるいは両側の外面に銅箔等の金
属箔を重ね、これを熱盤間にセットしてプレスすること
によって、加熱加圧成形して製造されている。しかしこ
の方法では成形がバッチ工法になるため、生産能率が非
常に悪くなる。
【0003】そこで、特公平4−76784号公報等に
開示されるような連続工法で金属箔張り積層板を製造す
る技術が提供されている。すなわちこの製造法は、長尺
の樹脂含浸基材を複数枚連続して送りながら重ね合わせ
ると共に、長尺の金属箔を同様に連続して送りながら樹
脂含浸基材の外側に重ね、そしてこのように重ね合わせ
たものを連続して送りつつ対向配置される一対の加圧ベ
ルト間に通し、加圧ベルトによって加圧すると共に、加
圧ベルトの内側に配設した加熱装置で加熱することによ
って、加熱加圧成形を連続して行なうようにしたもので
あり、金属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性
良く製造することができるようにしたものである。
開示されるような連続工法で金属箔張り積層板を製造す
る技術が提供されている。すなわちこの製造法は、長尺
の樹脂含浸基材を複数枚連続して送りながら重ね合わせ
ると共に、長尺の金属箔を同様に連続して送りながら樹
脂含浸基材の外側に重ね、そしてこのように重ね合わせ
たものを連続して送りつつ対向配置される一対の加圧ベ
ルト間に通し、加圧ベルトによって加圧すると共に、加
圧ベルトの内側に配設した加熱装置で加熱することによ
って、加熱加圧成形を連続して行なうようにしたもので
あり、金属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性
良く製造することができるようにしたものである。
【0004】しかし、このように加圧ベルトの内側に配
設した加熱装置で加熱する場合、加圧ベルト間に通す樹
脂含浸基材を均一に加熱することが困難であり、連続工
法では金属箔張り積層板を安定した品質で製造すること
が難しいという問題があった。一方、特表平7−508
940号公報には、金属箔に電流を流して金属箔を発熱
させることによって、樹脂含浸基材の加熱を均一に行な
うことができるようにした金属箔張り積層板の製造法が
提供されている。この製造法は、樹脂含浸基材の外側に
金属箔を重ねると共に絶縁プレートを挟んでジグザグに
折り返してつづら折り状に重ね、これをプレス装置にセ
ットし、そして金属箔に電流を流して金属箔を発熱させ
ることによって樹脂含浸基材を加熱しながら加圧し、金
属箔張り積層板を積層成形するようにしたものである。
設した加熱装置で加熱する場合、加圧ベルト間に通す樹
脂含浸基材を均一に加熱することが困難であり、連続工
法では金属箔張り積層板を安定した品質で製造すること
が難しいという問題があった。一方、特表平7−508
940号公報には、金属箔に電流を流して金属箔を発熱
させることによって、樹脂含浸基材の加熱を均一に行な
うことができるようにした金属箔張り積層板の製造法が
提供されている。この製造法は、樹脂含浸基材の外側に
金属箔を重ねると共に絶縁プレートを挟んでジグザグに
折り返してつづら折り状に重ね、これをプレス装置にセ
ットし、そして金属箔に電流を流して金属箔を発熱させ
ることによって樹脂含浸基材を加熱しながら加圧し、金
属箔張り積層板を積層成形するようにしたものである。
【0005】この方法では、積層する金属箔そのものを
発熱させるために、樹脂含浸基材の加熱を均一に行なう
ことが容易になり、安定した品質で金属箔張り積層板を
製造することができるが、積層成形はバッチ工法になる
ため、生産能率が悪いという問題があった。また特公昭
62−58903号公報には、長尺の金属箔と熱可塑性
合成樹脂フィルムとを重ね、金属箔に電流を流して金属
箔を発熱させると共に金属箔と熱可塑性合成樹脂フィル
ムをロール間に通して加圧することによって、金属箔張
り積層板を製造するようにした工法が記載されている。
発熱させるために、樹脂含浸基材の加熱を均一に行なう
ことが容易になり、安定した品質で金属箔張り積層板を
製造することができるが、積層成形はバッチ工法になる
ため、生産能率が悪いという問題があった。また特公昭
62−58903号公報には、長尺の金属箔と熱可塑性
合成樹脂フィルムとを重ね、金属箔に電流を流して金属
箔を発熱させると共に金属箔と熱可塑性合成樹脂フィル
ムをロール間に通して加圧することによって、金属箔張
り積層板を製造するようにした工法が記載されている。
【0006】この方法では連続工法で成形を行なうこと
ができるために生産性が高く、また積層する金属箔その
ものを発熱させるために加熱を均一に行なうことが容易
になる。しかし加圧は金属箔と熱可塑性合成樹脂フィル
ムをロール間に通すことによって行なわれており、加圧
力はロール間を通過する一瞬の短時間作用するだけであ
る。熱可塑性合成樹脂フィルムを積層する場合にはこの
ような短時間の加圧でもよいが、プリント配線板に使用
される金属箔張り積層板は一般に熱硬化性樹脂によって
作製されており、熱硬化性樹脂の樹脂含浸基材を用いる
場合には硬化に時間を要するため、このようなロールに
よる短時間の加圧では外観良好で板厚精度の良い金属張
り積層板を成形することができず、実用的な品質の金属
張り積層板を得ることがはできない。
ができるために生産性が高く、また積層する金属箔その
ものを発熱させるために加熱を均一に行なうことが容易
になる。しかし加圧は金属箔と熱可塑性合成樹脂フィル
ムをロール間に通すことによって行なわれており、加圧
力はロール間を通過する一瞬の短時間作用するだけであ
る。熱可塑性合成樹脂フィルムを積層する場合にはこの
ような短時間の加圧でもよいが、プリント配線板に使用
される金属箔張り積層板は一般に熱硬化性樹脂によって
作製されており、熱硬化性樹脂の樹脂含浸基材を用いる
場合には硬化に時間を要するため、このようなロールに
よる短時間の加圧では外観良好で板厚精度の良い金属張
り積層板を成形することができず、実用的な品質の金属
張り積層板を得ることがはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来か
ら提供されている方法では、いずれも、生産性良く、安
定した高い品質で金属箔張り積層板を製造することが難
しいという問題があった。従って本発明が解決しようと
する課題は、生産性良く、安定した高い品質で金属箔張
り積層板を製造することである。
ら提供されている方法では、いずれも、生産性良く、安
定した高い品質で金属箔張り積層板を製造することが難
しいという問題があった。従って本発明が解決しようと
する課題は、生産性良く、安定した高い品質で金属箔張
り積層板を製造することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属箔張り
積層板の製造方法は、所定枚数の樹脂含浸基材1の外側
に金属箔2を重ね、この重ね合わせ材3を連続して送り
つつ対向配置される一対の加圧ベルト4,4間に通して
加圧すると共に、加圧ベルト4の前後において金属箔2
に電流を流して金属箔2を発熱させることによって、重
ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形することを特徴と
するものである。
積層板の製造方法は、所定枚数の樹脂含浸基材1の外側
に金属箔2を重ね、この重ね合わせ材3を連続して送り
つつ対向配置される一対の加圧ベルト4,4間に通して
加圧すると共に、加圧ベルト4の前後において金属箔2
に電流を流して金属箔2を発熱させることによって、重
ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形することを特徴と
するものである。
【0009】また請求項2に係る金属箔張り積層板の製
造方法は、金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る他に加圧ベルト4によって重ね合わせ材3を加熱する
ことを特徴とするものである。また請求項3に係る金属
箔張り積層板の製造方法は、積層成形を減圧雰囲気下で
行なうことを特徴とするものである。
造方法は、金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る他に加圧ベルト4によって重ね合わせ材3を加熱する
ことを特徴とするものである。また請求項3に係る金属
箔張り積層板の製造方法は、積層成形を減圧雰囲気下で
行なうことを特徴とするものである。
【0010】また請求項4に係る金属箔張り積層板の製
造方法は、金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る他に加圧ベルト4によって重ね合わせ材3を加熱する
と共に、積層成形を減圧雰囲気下で行なうことを特徴と
するものである。また請求項5に係る金属箔張り積層板
の製造方法は、重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形
した後に、アフターキュアを行なうことを特徴とするも
のである。
造方法は、金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る他に加圧ベルト4によって重ね合わせ材3を加熱する
と共に、積層成形を減圧雰囲気下で行なうことを特徴と
するものである。また請求項5に係る金属箔張り積層板
の製造方法は、重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形
した後に、アフターキュアを行なうことを特徴とするも
のである。
【0011】また請求項6に係る金属箔張り積層板の製
造方法は、加圧ベルト4の前後にそれぞれ金属ロール5
を配置し、金属箔2をこの金属ロール5に接触させつつ
送って金属ロール5を電極6として金属箔2に電流を流
すことを特徴とするものである。また請求項7に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、樹脂含浸基材1の樹脂が
熱硬化性樹脂であることを特徴とするものである。
造方法は、加圧ベルト4の前後にそれぞれ金属ロール5
を配置し、金属箔2をこの金属ロール5に接触させつつ
送って金属ロール5を電極6として金属箔2に電流を流
すことを特徴とするものである。また請求項7に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、樹脂含浸基材1の樹脂が
熱硬化性樹脂であることを特徴とするものである。
【0012】また請求項8に係る金属箔張り積層板の製
造方法は、樹脂含浸基材1の基材がガラス繊維基材であ
ることを特徴とするものである。また請求項9に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、配線回路11を有する内
層材7を樹脂含浸基材1に重ねると共に樹脂含浸基材1
の外側に金属箔2を重ねて重ね合わせ材3を形成するこ
とを特徴とするものである。
造方法は、樹脂含浸基材1の基材がガラス繊維基材であ
ることを特徴とするものである。また請求項9に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、配線回路11を有する内
層材7を樹脂含浸基材1に重ねると共に樹脂含浸基材1
の外側に金属箔2を重ねて重ね合わせ材3を形成するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また請求項10に係る金属箔張り積層板の
製造方法は、内層材7がフレキシブル配線材7aである
ことを特徴とするものである。また請求項11に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、内層材7として貫通孔8
を設けたものを用いることを特徴とするものである。ま
た請求項12に係る金属箔張り積層板の製造方法は、内
層材7として表面に樹脂層15を設けたものを用いるこ
とを特徴とするものである。
製造方法は、内層材7がフレキシブル配線材7aである
ことを特徴とするものである。また請求項11に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、内層材7として貫通孔8
を設けたものを用いることを特徴とするものである。ま
た請求項12に係る金属箔張り積層板の製造方法は、内
層材7として表面に樹脂層15を設けたものを用いるこ
とを特徴とするものである。
【0014】また請求項13に係る金属箔張り積層板の
製造方法は、樹脂層15の表面を粗面化することを特徴
とするものである。また請求項14に係る金属箔張り積
層板の製造方法は、表面に樹脂層9を設けた金属箔2を
用いることを特徴とするものである。また請求項15に
係る金属箔張り積層板の製造方法は、樹脂層9は接着性
を有するものであることを特徴とするものである。
製造方法は、樹脂層15の表面を粗面化することを特徴
とするものである。また請求項14に係る金属箔張り積
層板の製造方法は、表面に樹脂層9を設けた金属箔2を
用いることを特徴とするものである。また請求項15に
係る金属箔張り積層板の製造方法は、樹脂層9は接着性
を有するものであることを特徴とするものである。
【0015】また請求項16に係る金属箔張り積層板の
製造方法は、樹脂層9はレジスト材料で形成されている
ことを特徴とするものである。また請求項17に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、外面にレジスト材料の樹
脂層9aを設けると共に内面に接着性を有する樹脂層9
bを設けた金属箔2を用いることを特徴とするものであ
る。
製造方法は、樹脂層9はレジスト材料で形成されている
ことを特徴とするものである。また請求項17に係る金
属箔張り積層板の製造方法は、外面にレジスト材料の樹
脂層9aを設けると共に内面に接着性を有する樹脂層9
bを設けた金属箔2を用いることを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明に係る金属箔張り積層板の製造装置
は、所定枚数の樹脂含浸基材1の外側に金属箔2を重ね
た重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形する金属箔張
り積層板の製造装置において、上記の重ね合わせ材3を
加圧しつつ連続して通すための一対の対向配置される加
圧ベルト4,4と、加圧ベルト4の前後においてそれぞ
れ配置され金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る電極6とを具備して成ることを特徴とするものであ
る。
は、所定枚数の樹脂含浸基材1の外側に金属箔2を重ね
た重ね合わせ材3を加熱加圧して積層成形する金属箔張
り積層板の製造装置において、上記の重ね合わせ材3を
加圧しつつ連続して通すための一対の対向配置される加
圧ベルト4,4と、加圧ベルト4の前後においてそれぞ
れ配置され金属箔2に電流を流して金属箔2を発熱させ
る電極6とを具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0017】また請求項19に係る金属箔張り積層板の
製造装置は、金属ロール5で電極6を形成して成ること
を特徴とするものである。また請求項20に係る金属箔
張り積層板の製造装置は、金属ロール5で形成される電
極6を加圧ベルト4の前後においてそれぞれ配置して成
ることを特徴とするものである。
製造装置は、金属ロール5で電極6を形成して成ること
を特徴とするものである。また請求項20に係る金属箔
張り積層板の製造装置は、金属ロール5で形成される電
極6を加圧ベルト4の前後においてそれぞれ配置して成
ることを特徴とするものである。
【0018】また請求項21に係る金属箔張り積層板の
製造装置は、加圧ベルト4の表面を絶縁層10で形成し
て成ることを特徴とするものである。また請求項22に
係る金属箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4表面
の絶縁層10を金属酸化物層で形成して成ることを特徴
とするものである。また請求項23に係る金属箔張り積
層板の製造装置は、加圧ベルト4表面の絶縁層10を樹
脂層で形成して成ることを特徴とするものである。
製造装置は、加圧ベルト4の表面を絶縁層10で形成し
て成ることを特徴とするものである。また請求項22に
係る金属箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4表面
の絶縁層10を金属酸化物層で形成して成ることを特徴
とするものである。また請求項23に係る金属箔張り積
層板の製造装置は、加圧ベルト4表面の絶縁層10を樹
脂層で形成して成ることを特徴とするものである。
【0019】また請求項24に係る金属箔張り積層板の
製造装置は、加圧ベルト4を絶縁材料で形成して成るこ
とを特徴とするものである。また請求項25に係る金属
箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4を断熱構造に
形成して成ることを特徴とするものである。また請求項
26に係る金属箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト
4を多孔質体で作製して断熱構造に形成して成ることを
特徴とするものである。
製造装置は、加圧ベルト4を絶縁材料で形成して成るこ
とを特徴とするものである。また請求項25に係る金属
箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4を断熱構造に
形成して成ることを特徴とするものである。また請求項
26に係る金属箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト
4を多孔質体で作製して断熱構造に形成して成ることを
特徴とするものである。
【0020】また請求項27に係る金属箔張り積層板の
製造装置は、加圧ベルト4の内面に樹脂層11を設けて
断熱構造に形成して成ることを特徴とするものである。
また請求項28に係る金属箔張り積層板の製造装置は、
加圧ベルト4を加熱する加熱装置12を具備して成るこ
とを特徴とするものである。また請求項29に係る金属
箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4を減圧室13
内に設置して成ることを特徴とするものである。
製造装置は、加圧ベルト4の内面に樹脂層11を設けて
断熱構造に形成して成ることを特徴とするものである。
また請求項28に係る金属箔張り積層板の製造装置は、
加圧ベルト4を加熱する加熱装置12を具備して成るこ
とを特徴とするものである。また請求項29に係る金属
箔張り積層板の製造装置は、加圧ベルト4を減圧室13
内に設置して成ることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明に係る製造装置の一例を示すもので
あり、エンドレスに形成される加圧ベルト4をローラ2
1,21間に懸架すると共に、この加圧ベルト4を上下
一対、対向配置することによってダブルベルトプレスを
構成するようにしてある。上下の加圧ベルト4はローラ
21によって常時、矢印方向に走行駆動されている。
する。図1は本発明に係る製造装置の一例を示すもので
あり、エンドレスに形成される加圧ベルト4をローラ2
1,21間に懸架すると共に、この加圧ベルト4を上下
一対、対向配置することによってダブルベルトプレスを
構成するようにしてある。上下の加圧ベルト4はローラ
21によって常時、矢印方向に走行駆動されている。
【0022】一方、樹脂含浸基材1や金属箔2としては
それぞれ長尺のものをコイル状に巻いて使用するもので
あり、複数枚の樹脂含浸基材1をコイルから繰り出して
ガイドロール22で送りつつ重ねると共に、2枚の金属
箔2をコイルから繰り出して重ねた樹脂含浸基材1の両
側の各外面に重ね合わせ、そしてこの樹脂含浸基材1と
金属箔2を重ね合わせて形成される重ね合わせ材3を連
続して送りつつ、加圧ベルト4,4間に供給するように
してある。
それぞれ長尺のものをコイル状に巻いて使用するもので
あり、複数枚の樹脂含浸基材1をコイルから繰り出して
ガイドロール22で送りつつ重ねると共に、2枚の金属
箔2をコイルから繰り出して重ねた樹脂含浸基材1の両
側の各外面に重ね合わせ、そしてこの樹脂含浸基材1と
金属箔2を重ね合わせて形成される重ね合わせ材3を連
続して送りつつ、加圧ベルト4,4間に供給するように
してある。
【0023】また加圧ベルト4の前後、つまり入口側と
出口側にはそれぞれ電極6が配置してあり、重ね合わせ
材3の加圧ベルト4,4間を通過する前の箇所と加圧ベ
ルト4,4間を通過した後の箇所において、この電極6
によって金属箔2に電流が流されるようにしてある。そ
して樹脂含浸基材1と金属箔2を重ね合わせた重ね合わ
せ材3を連続して送って加圧ベルト4,4間に通しなが
ら、上記のように加圧ベルト4の前後で金属箔2に電流
を流すと、金属箔2の電極6,6の間の部分がジュール
熱によって発熱する。従って、この金属箔2の発熱によ
る加熱と加圧ベルト4,4を通過する部分の加圧によっ
て、重ね合わせ材3を加熱加圧成形して、複数枚の樹脂
含浸基材1と表面の金属箔2とからなる金属箔張り積層
板Aを積層成形することができるものである。例えば、
電極6,6間に20〜150V(なかでも60V程度が
一般的である)、600〜2500A(なかでも150
0A程度が一般的である)の電流を流すのを基準とし、
金属箔2の加熱温度を熱電対や非接触型温度系で計測し
て80〜180℃になるように電圧・電流値を制御する
ことによって、加熱を行なうようにすることができるも
のであり、また加圧ベルト4によって5〜50kgf/
cm2 (なかでも10kgf/cm2 程度が一般的であ
る)の圧力が2〜30分間(なかでも30分間程度が一
般的である)作用するようにして成形を行なうことがで
きる。図1の例では、樹脂含浸基材1の両側の外面にそ
れぞれ金属箔2を重ねることによって、両面金属張り積
層板Aを成形するようにしたが、樹脂含浸基材1の片側
の外面に金属箔2を重ねることによって、片面金属張り
積層板Aを成形することもできる。両面金属張り積層板
Aを成形する場合には図1のように2枚の金属箔2に対
応して加圧ベルト4の前後に2対の電極6を設ける必要
があるが、片面金属張り積層板Aを成形する場合には、
1枚の金属箔2に対応して1対の電極6を設けるだけで
よい。
出口側にはそれぞれ電極6が配置してあり、重ね合わせ
材3の加圧ベルト4,4間を通過する前の箇所と加圧ベ
ルト4,4間を通過した後の箇所において、この電極6
によって金属箔2に電流が流されるようにしてある。そ
して樹脂含浸基材1と金属箔2を重ね合わせた重ね合わ
せ材3を連続して送って加圧ベルト4,4間に通しなが
ら、上記のように加圧ベルト4の前後で金属箔2に電流
を流すと、金属箔2の電極6,6の間の部分がジュール
熱によって発熱する。従って、この金属箔2の発熱によ
る加熱と加圧ベルト4,4を通過する部分の加圧によっ
て、重ね合わせ材3を加熱加圧成形して、複数枚の樹脂
含浸基材1と表面の金属箔2とからなる金属箔張り積層
板Aを積層成形することができるものである。例えば、
電極6,6間に20〜150V(なかでも60V程度が
一般的である)、600〜2500A(なかでも150
0A程度が一般的である)の電流を流すのを基準とし、
金属箔2の加熱温度を熱電対や非接触型温度系で計測し
て80〜180℃になるように電圧・電流値を制御する
ことによって、加熱を行なうようにすることができるも
のであり、また加圧ベルト4によって5〜50kgf/
cm2 (なかでも10kgf/cm2 程度が一般的であ
る)の圧力が2〜30分間(なかでも30分間程度が一
般的である)作用するようにして成形を行なうことがで
きる。図1の例では、樹脂含浸基材1の両側の外面にそ
れぞれ金属箔2を重ねることによって、両面金属張り積
層板Aを成形するようにしたが、樹脂含浸基材1の片側
の外面に金属箔2を重ねることによって、片面金属張り
積層板Aを成形することもできる。両面金属張り積層板
Aを成形する場合には図1のように2枚の金属箔2に対
応して加圧ベルト4の前後に2対の電極6を設ける必要
があるが、片面金属張り積層板Aを成形する場合には、
1枚の金属箔2に対応して1対の電極6を設けるだけで
よい。
【0024】このようにして加圧ベルト4による連続工
法で金属箔張り積層板Aを成形することができるもので
あり、金属箔張り積層板Aを連続した流れの工法で生産
性良く製造することができるものである。また金属箔2
に電流を流して表面に積層される金属箔2そのものを発
熱させるために、樹脂含浸基材1の加熱を均一に行なう
ことが容易になり、安定した品質で金属箔張り積層板A
を製造することができるものである。しかも加圧は加圧
ベルト4,4間を通過する間、継続して行なわれるの
で、加圧の保圧時間を確保することができ、外観良好で
板厚精度が良好な、品質の高い金属箔張り積層板Aを得
ることができるものである。
法で金属箔張り積層板Aを成形することができるもので
あり、金属箔張り積層板Aを連続した流れの工法で生産
性良く製造することができるものである。また金属箔2
に電流を流して表面に積層される金属箔2そのものを発
熱させるために、樹脂含浸基材1の加熱を均一に行なう
ことが容易になり、安定した品質で金属箔張り積層板A
を製造することができるものである。しかも加圧は加圧
ベルト4,4間を通過する間、継続して行なわれるの
で、加圧の保圧時間を確保することができ、外観良好で
板厚精度が良好な、品質の高い金属箔張り積層板Aを得
ることができるものである。
【0025】上記のようにして加圧ベルト4を通して成
形した金属箔張り積層板Aは連続した帯状で加圧ベルト
4から出てくるので、金属箔張り積層板Aを切断装置2
3で所要寸法に裁断して、定寸の金属箔張り積層板Aに
する。この金属箔張り積層板Aは加熱時間が加圧ベルト
4を通過する時間だけであるので、樹脂含浸基材1の樹
脂1の硬化が不十分である場合がある。このために加熱
炉24に金属箔張り積層板Aを入れてアフターキュアす
るようにしてある(請求項5)。加熱炉24は図1に示
すように、加熱槽25内に上下一対の駆動ロール26,
26を設けると共に駆動ロール26,26に縦ベルト2
7を懸架し、縦ベルト27の外面に棚片28を直角に突
設すると共にこの棚片28を一定間隔で縦ベルト27に
多数設けて形成されるものであり、駆動ロール26を駆
動して縦ベルト27を走行させることによって、加熱槽
25の入口29側では棚片28は上昇し、加熱槽25の
出口30側では棚片28は下降するようになっている。
そして加熱槽25内に入口29から供給された金属箔張
り積層板Aは棚板28の上に載置され、加熱槽25内を
上昇する。縦ベルト27が上の駆動ロール26を通過す
る際にこの金属箔張り積層板Aは一つ前の棚板28の上
に移り、今度は加熱槽25内を下降し、出口30にまで
達すると、この金属箔張り積層板Aは出口30から送り
出されるようになっている。このようにして入口29か
ら出口30に移動するまでの間、金属箔張り積層板Aを
加熱槽25内で加熱してアフターキュアすることができ
るものである。アフターキュアは例えばガラス布基材エ
ポキシ樹脂積層板の場合、150℃、60分の条件にな
るように設定することができる。
形した金属箔張り積層板Aは連続した帯状で加圧ベルト
4から出てくるので、金属箔張り積層板Aを切断装置2
3で所要寸法に裁断して、定寸の金属箔張り積層板Aに
する。この金属箔張り積層板Aは加熱時間が加圧ベルト
4を通過する時間だけであるので、樹脂含浸基材1の樹
脂1の硬化が不十分である場合がある。このために加熱
炉24に金属箔張り積層板Aを入れてアフターキュアす
るようにしてある(請求項5)。加熱炉24は図1に示
すように、加熱槽25内に上下一対の駆動ロール26,
26を設けると共に駆動ロール26,26に縦ベルト2
7を懸架し、縦ベルト27の外面に棚片28を直角に突
設すると共にこの棚片28を一定間隔で縦ベルト27に
多数設けて形成されるものであり、駆動ロール26を駆
動して縦ベルト27を走行させることによって、加熱槽
25の入口29側では棚片28は上昇し、加熱槽25の
出口30側では棚片28は下降するようになっている。
そして加熱槽25内に入口29から供給された金属箔張
り積層板Aは棚板28の上に載置され、加熱槽25内を
上昇する。縦ベルト27が上の駆動ロール26を通過す
る際にこの金属箔張り積層板Aは一つ前の棚板28の上
に移り、今度は加熱槽25内を下降し、出口30にまで
達すると、この金属箔張り積層板Aは出口30から送り
出されるようになっている。このようにして入口29か
ら出口30に移動するまでの間、金属箔張り積層板Aを
加熱槽25内で加熱してアフターキュアすることができ
るものである。アフターキュアは例えばガラス布基材エ
ポキシ樹脂積層板の場合、150℃、60分の条件にな
るように設定することができる。
【0026】ここで、上記の金属箔2は電流を流して発
熱させるために、電気伝導性を有するものであることが
必要であるが、一般に金属箔2は電気伝導性を有するの
で、金属箔2の種類は特に限定されるものではなく、例
えば電解銅箔、圧延銅箔、アルミニウム箔、銀箔、金箔
などを挙げることができる。金属箔張り積層板Aを電気
用積層板として用いる場合には銅箔が好ましい。極薄銅
箔の場合にはアルミニウム箔をキャリアとした銅箔を用
いることもできるものであり、この場合、アルミニウム
箔を銅箔で回路を形成する際のレジストとして利用する
ことができるものである。
熱させるために、電気伝導性を有するものであることが
必要であるが、一般に金属箔2は電気伝導性を有するの
で、金属箔2の種類は特に限定されるものではなく、例
えば電解銅箔、圧延銅箔、アルミニウム箔、銀箔、金箔
などを挙げることができる。金属箔張り積層板Aを電気
用積層板として用いる場合には銅箔が好ましい。極薄銅
箔の場合にはアルミニウム箔をキャリアとした銅箔を用
いることもできるものであり、この場合、アルミニウム
箔を銅箔で回路を形成する際のレジストとして利用する
ことができるものである。
【0027】また上記の樹脂含浸基材1は、基材に樹脂
を含浸・乾燥して得られるものである。この基材として
は、ガラスなどの無機繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、アクリル、などの有機合成繊維、木綿などの天然繊
維等からなる織布、不織布、あるいは紙、もしくはこれ
らを組み合わせたものを用いることができるが、機械強
度を維持しつつ薄いものを容易に作製することができる
点で、基材としてはガラス布が好ましい(請求項6)。
を含浸・乾燥して得られるものである。この基材として
は、ガラスなどの無機繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、アクリル、などの有機合成繊維、木綿などの天然繊
維等からなる織布、不織布、あるいは紙、もしくはこれ
らを組み合わせたものを用いることができるが、機械強
度を維持しつつ薄いものを容易に作製することができる
点で、基材としてはガラス布が好ましい(請求項6)。
【0028】また樹脂含浸基材1において基材に含浸さ
せる樹脂としては、熱硬化性樹脂を用いることができる
(請求項7)。この熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、フェノール樹脂などを単独であるい
は二種以上を配合して用いることができ、さらにこれら
をアクリロニトリルブタジエンゴム、多官能性アクリレ
ート化合物、ポリブチラールなどで変性したものや、ポ
リフェニレンエーテル/エポキシ樹脂、ポリカーボネー
ト/シアネート、ポリスチレン/エポキシ樹脂、架橋ポ
リエチレン/エポキシ樹脂、その他熱可塑性樹脂を変性
した架橋硬化性樹脂組成物などを挙げることができる。
またこれらをベースとした変性樹脂やこれらの組み合わ
せ樹脂なども用いることができる。さらに、熱伝導性が
優れたものにするために、これらの樹脂に窒化珪素、窒
化ボロン、窒化アルミニウム、アルミナ、シリカ、炭酸
カルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、水酸化ア
ルミニウム等の無機充填剤や、金、銀、アルミニウムな
どの金属粉を一種単独であるいは複数種組み合わせて添
加したものを用いることもできる。樹脂含浸基材1の樹
脂としてこのように熱硬化性樹脂を用いても、上記のよ
うに加熱加圧成形は重ね合わせ材3が加圧ベルト4を通
過する間、継続して行なわれるので、金属箔張り積層板
Aの層間接着性の面などの品質において問題は生じな
い。
せる樹脂としては、熱硬化性樹脂を用いることができる
(請求項7)。この熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、フェノール樹脂などを単独であるい
は二種以上を配合して用いることができ、さらにこれら
をアクリロニトリルブタジエンゴム、多官能性アクリレ
ート化合物、ポリブチラールなどで変性したものや、ポ
リフェニレンエーテル/エポキシ樹脂、ポリカーボネー
ト/シアネート、ポリスチレン/エポキシ樹脂、架橋ポ
リエチレン/エポキシ樹脂、その他熱可塑性樹脂を変性
した架橋硬化性樹脂組成物などを挙げることができる。
またこれらをベースとした変性樹脂やこれらの組み合わ
せ樹脂なども用いることができる。さらに、熱伝導性が
優れたものにするために、これらの樹脂に窒化珪素、窒
化ボロン、窒化アルミニウム、アルミナ、シリカ、炭酸
カルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、水酸化ア
ルミニウム等の無機充填剤や、金、銀、アルミニウムな
どの金属粉を一種単独であるいは複数種組み合わせて添
加したものを用いることもできる。樹脂含浸基材1の樹
脂としてこのように熱硬化性樹脂を用いても、上記のよ
うに加熱加圧成形は重ね合わせ材3が加圧ベルト4を通
過する間、継続して行なわれるので、金属箔張り積層板
Aの層間接着性の面などの品質において問題は生じな
い。
【0029】図1の例では、電極6として金属ロール5
を用い、この金属ロール5を加圧ベルト4の前後にそれ
ぞれ配置し、加圧ベルト4の前後の金属ロール5に電源
Vを接続して給電するようにしてある(請求項6,1
9,20)。金属ロール5はその軸方向の長さを金属箔
2の幅寸法と同等かもしくはそれ以上の寸法に形成して
あり、重ね合わせ材3を送る際に金属箔2の表面に幅方
向に亘って金属ロール5が接して回転するようにしてあ
る。このように電極6として金属ロール5を用いると、
金属ロール5は金属箔2の表面を転がるように回転する
ので、金属箔2の表面に傷を付けるようなおそれなく、
金属箔2に電流を流すことができるものである。両面金
属箔張り積層板Aを製造する場合には、図1のように2
対の金属ロール5を加圧ベルト4の前後においてそれぞ
れ上下に対向させて配置するのがよい。尚、電極6とし
ては上記の金属ロール5の他に、棒状に形成したものを
使用することもでき、また金属で形成する他に、炭素材
などを用いて形成することもできる。
を用い、この金属ロール5を加圧ベルト4の前後にそれ
ぞれ配置し、加圧ベルト4の前後の金属ロール5に電源
Vを接続して給電するようにしてある(請求項6,1
9,20)。金属ロール5はその軸方向の長さを金属箔
2の幅寸法と同等かもしくはそれ以上の寸法に形成して
あり、重ね合わせ材3を送る際に金属箔2の表面に幅方
向に亘って金属ロール5が接して回転するようにしてあ
る。このように電極6として金属ロール5を用いると、
金属ロール5は金属箔2の表面を転がるように回転する
ので、金属箔2の表面に傷を付けるようなおそれなく、
金属箔2に電流を流すことができるものである。両面金
属箔張り積層板Aを製造する場合には、図1のように2
対の金属ロール5を加圧ベルト4の前後においてそれぞ
れ上下に対向させて配置するのがよい。尚、電極6とし
ては上記の金属ロール5の他に、棒状に形成したものを
使用することもでき、また金属で形成する他に、炭素材
などを用いて形成することもできる。
【0030】また図1の例では、上下の各加圧ベルト4
の内側に電気ヒーター等で形成される加熱装置12を設
け、加圧ベルト4をこの加熱装置12で加熱することに
よって、加圧ベルト4で重ね合わせ材3を加圧ベルト4
からも80〜180℃程度の温度で加熱することができ
るようにしてある(請求項2,4,28)。このよう
に、金属箔2に電流を流して発熱させることによる加熱
と併用して、加熱装置12を具備して加圧ベルト4で重
ね合わせ材3を加熱するようにすれば、十分に高い温度
で重ね合わせ材3を加熱することができ、成形に要する
時間は2〜20程度になり、成形時間を短縮することが
できるものであり(例えば30分を20分に短縮でき
る)、またアフターキュアを不要にすることもできるも
のである。
の内側に電気ヒーター等で形成される加熱装置12を設
け、加圧ベルト4をこの加熱装置12で加熱することに
よって、加圧ベルト4で重ね合わせ材3を加圧ベルト4
からも80〜180℃程度の温度で加熱することができ
るようにしてある(請求項2,4,28)。このよう
に、金属箔2に電流を流して発熱させることによる加熱
と併用して、加熱装置12を具備して加圧ベルト4で重
ね合わせ材3を加熱するようにすれば、十分に高い温度
で重ね合わせ材3を加熱することができ、成形に要する
時間は2〜20程度になり、成形時間を短縮することが
できるものであり(例えば30分を20分に短縮でき
る)、またアフターキュアを不要にすることもできるも
のである。
【0031】さらに図1の例では、加圧ベルト4を減圧
室13内に設置し、減圧雰囲気下で加熱加圧成形を行な
うようにしてある(請求項3、請求項29)。すなわ
ち、樹脂含浸基材1と金属箔2を重ねた重ね合わせ材3
を入口31から減圧室13内に導入し、金属箔2に電流
を流して発熱させることによって加熱を行ないながら、
加圧ベルト4,4間に通して加圧することによって、減
圧室13内で加熱加圧成形を行なう。このとき、金属箔
2に電流を流して発熱させる他に、加熱装置12を併用
して加熱を行なうようにしてもよいのはいうまでもな
い。そしてこのように加熱加圧成形して得られた金属箔
張り積層板Aは出口32を通して減圧室13から導出さ
れる。このように加熱加圧成形を減圧室13で減圧雰囲
気下で行なうことによって、加熱加圧成形時に樹脂含浸
基材1から発生するガス成分や樹脂含浸基材1が内在す
る気泡を除去し易くなり、金属箔張り積層板Aにボイド
が発生することを防ぐことができるものである。特に後
述の多層積層板を製造する場合には内層材の配線回路の
間にボイドが発生し易いが、このように減圧雰囲気で多
層積層板を成形するようにすれば、ボイド発生の問題を
解消することができるものである。減圧は5〜60トー
ル(なかでも10トール程度が一般的である)で行なう
ことができる。
室13内に設置し、減圧雰囲気下で加熱加圧成形を行な
うようにしてある(請求項3、請求項29)。すなわ
ち、樹脂含浸基材1と金属箔2を重ねた重ね合わせ材3
を入口31から減圧室13内に導入し、金属箔2に電流
を流して発熱させることによって加熱を行ないながら、
加圧ベルト4,4間に通して加圧することによって、減
圧室13内で加熱加圧成形を行なう。このとき、金属箔
2に電流を流して発熱させる他に、加熱装置12を併用
して加熱を行なうようにしてもよいのはいうまでもな
い。そしてこのように加熱加圧成形して得られた金属箔
張り積層板Aは出口32を通して減圧室13から導出さ
れる。このように加熱加圧成形を減圧室13で減圧雰囲
気下で行なうことによって、加熱加圧成形時に樹脂含浸
基材1から発生するガス成分や樹脂含浸基材1が内在す
る気泡を除去し易くなり、金属箔張り積層板Aにボイド
が発生することを防ぐことができるものである。特に後
述の多層積層板を製造する場合には内層材の配線回路の
間にボイドが発生し易いが、このように減圧雰囲気で多
層積層板を成形するようにすれば、ボイド発生の問題を
解消することができるものである。減圧は5〜60トー
ル(なかでも10トール程度が一般的である)で行なう
ことができる。
【0032】上記のように樹脂含浸基材1と金属箔2か
らなる重ね合わせ材3を成形することによって金属箔張
り積層板Aを製造することができるが、樹脂含浸基材1
と金属箔2の他にさらに内層用の配線回路を設けた内層
材7を重ねて重ね合わせ材3を成形することによって、
多層の金属箔張り積層板Aを製造することができる(請
求項9)。すなわち図1に示すように、複数枚の送られ
る樹脂含浸基材1の間に内層材7をガイドロール22で
送り込んで樹脂含浸材1の間に内層材7を挟み込むと共
にさらに樹脂含浸基材1の外側に金属箔2を重ねて重ね
合わせ材3を形成するようにし、そしてこの重ね合わせ
材3を金属箔2に電流を流して発熱させながら加圧ベル
ト4,4間に通して、加熱加圧成形をすることによっ
て、内層材7の表面に樹脂含浸基材1による絶縁接着層
を介して金属箔2が積層された多層の金属箔張り積層板
Aを製造することができるものである。
らなる重ね合わせ材3を成形することによって金属箔張
り積層板Aを製造することができるが、樹脂含浸基材1
と金属箔2の他にさらに内層用の配線回路を設けた内層
材7を重ねて重ね合わせ材3を成形することによって、
多層の金属箔張り積層板Aを製造することができる(請
求項9)。すなわち図1に示すように、複数枚の送られ
る樹脂含浸基材1の間に内層材7をガイドロール22で
送り込んで樹脂含浸材1の間に内層材7を挟み込むと共
にさらに樹脂含浸基材1の外側に金属箔2を重ねて重ね
合わせ材3を形成するようにし、そしてこの重ね合わせ
材3を金属箔2に電流を流して発熱させながら加圧ベル
ト4,4間に通して、加熱加圧成形をすることによっ
て、内層材7の表面に樹脂含浸基材1による絶縁接着層
を介して金属箔2が積層された多層の金属箔張り積層板
Aを製造することができるものである。
【0033】上記の内層材7としては、可撓性を有する
樹脂フィルムや樹脂シートの表面に配線回路を設けて形
成したフレキシブル配線材7aを用いることができる
(請求項10)。フレキシブル配線材7aは屈曲性があ
るために図1のように長尺のものをコイル状に巻いて使
用することができ、樹脂含浸基材1や金属箔2と同様に
連続して送りながら供給することができ、工法の連続化
が容易になるものである。
樹脂フィルムや樹脂シートの表面に配線回路を設けて形
成したフレキシブル配線材7aを用いることができる
(請求項10)。フレキシブル配線材7aは屈曲性があ
るために図1のように長尺のものをコイル状に巻いて使
用することができ、樹脂含浸基材1や金属箔2と同様に
連続して送りながら供給することができ、工法の連続化
が容易になるものである。
【0034】勿論、内層材7としてリジッドな回路板7
bを用いることもできるが、この場合には図2に示すよ
うに、所定の大きさに作製したリジッドな回路板7bを
一列に並べ、順次樹脂含浸材1の間に送り込むようにし
て、樹脂含浸基材1と金属箔2と回路板7bからなる重
ね合わせ材3を形成することができる。またこのように
内層材7を用いて多層の金属箔張り積層板Aを成形する
場合、内層材7に貫通孔8を設けておけば、加熱加圧成
形の際に内層材7の両面の樹脂含浸基材1から樹脂が貫
通孔8に流入し、図3に示すように樹脂含浸基材1によ
る内層材7の両面の絶縁接着層33が貫通孔8を介して
一体化され、金属箔2を内層材7に接着させる絶縁接着
層33の内層材7に対する密着強度を高めることができ
るものである(請求項11)。尚、この貫通孔8は切除
して廃棄される金属箔張り積層板Aの側端部の位置に設
けるようにするのが好ましい。
bを用いることもできるが、この場合には図2に示すよ
うに、所定の大きさに作製したリジッドな回路板7bを
一列に並べ、順次樹脂含浸材1の間に送り込むようにし
て、樹脂含浸基材1と金属箔2と回路板7bからなる重
ね合わせ材3を形成することができる。またこのように
内層材7を用いて多層の金属箔張り積層板Aを成形する
場合、内層材7に貫通孔8を設けておけば、加熱加圧成
形の際に内層材7の両面の樹脂含浸基材1から樹脂が貫
通孔8に流入し、図3に示すように樹脂含浸基材1によ
る内層材7の両面の絶縁接着層33が貫通孔8を介して
一体化され、金属箔2を内層材7に接着させる絶縁接着
層33の内層材7に対する密着強度を高めることができ
るものである(請求項11)。尚、この貫通孔8は切除
して廃棄される金属箔張り積層板Aの側端部の位置に設
けるようにするのが好ましい。
【0035】また、上記のように配線回路14を表面に
設けた内層材7を用いて多層の金属箔張り積層板Aを成
形する場合、配線回路14は内層材7の表面から凸とな
っているために積層成形の際に配線回路14間に気泡が
残り、多層の金属箔張り積層板Aにボイドが発生し易
く、また多層の金属箔張り積層板Aの表面に配線回路1
4によって凹凸が生じ、金属箔2にファインパターンで
回路を形成するのが困難になる。そこでこの場合には、
図4に示すように表面に樹脂層15を設けた内層材7を
用いることができる(請求項12)。図4(a)のもの
は配線回路14間のみを樹脂層15で充填するように内
層材1の表面に樹脂層15を設けたもの、図4(b)の
ものは配線回路4を覆うように内層材1の表面に樹脂層
15を設けたものである。このように内層材1の表面に
樹脂層15を設けて内層材1の表面を平にならすことに
よって、ボイドの発生を低減できると共に多層の金属箔
張り積層板Aの表面を平滑に形成することができ、金属
箔2にファインパターンで回路を形成することが容易に
なるものである。この樹脂層15は、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂、PPO樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポ
リフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂などの熱可
塑性樹脂、これらをベースとした変性樹脂、さらにこれ
らを組み合わせた樹脂などで形成することができる。
設けた内層材7を用いて多層の金属箔張り積層板Aを成
形する場合、配線回路14は内層材7の表面から凸とな
っているために積層成形の際に配線回路14間に気泡が
残り、多層の金属箔張り積層板Aにボイドが発生し易
く、また多層の金属箔張り積層板Aの表面に配線回路1
4によって凹凸が生じ、金属箔2にファインパターンで
回路を形成するのが困難になる。そこでこの場合には、
図4に示すように表面に樹脂層15を設けた内層材7を
用いることができる(請求項12)。図4(a)のもの
は配線回路14間のみを樹脂層15で充填するように内
層材1の表面に樹脂層15を設けたもの、図4(b)の
ものは配線回路4を覆うように内層材1の表面に樹脂層
15を設けたものである。このように内層材1の表面に
樹脂層15を設けて内層材1の表面を平にならすことに
よって、ボイドの発生を低減できると共に多層の金属箔
張り積層板Aの表面を平滑に形成することができ、金属
箔2にファインパターンで回路を形成することが容易に
なるものである。この樹脂層15は、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂、PPO樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポ
リフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂などの熱可
塑性樹脂、これらをベースとした変性樹脂、さらにこれ
らを組み合わせた樹脂などで形成することができる。
【0036】さらにこのように内層材7の表面に樹脂層
15を設けるにあたって、表面層15の表面を粗面化し
て使用することができる(請求項13)。粗面化はサン
ドブラスト等の物理的方法や、エッチング等の化学的方
法で行なうことができるものであり、図4(c)のよう
に表面層15の表面に粗面36を形成することによっ
て、その外側に配される樹脂含浸基材1による絶縁接着
層33との密着性が高まるものである。
15を設けるにあたって、表面層15の表面を粗面化し
て使用することができる(請求項13)。粗面化はサン
ドブラスト等の物理的方法や、エッチング等の化学的方
法で行なうことができるものであり、図4(c)のよう
に表面層15の表面に粗面36を形成することによっ
て、その外側に配される樹脂含浸基材1による絶縁接着
層33との密着性が高まるものである。
【0037】上記の加圧ベルト4は成形時の加熱温度に
耐える必要があるために、一般にスチール等の金属ベル
トが用いられる。しかし加圧ベルト4を導電性のある金
属ベルトで形成すると、金属箔2に流される電流が加圧
ベルト4にリークし、電流を流すことによる金属箔2の
発熱効率が低下するおそれがある。そこで加圧ベルト4
を金属ベルトで形成する場合には、加圧ベルト4の表面
(外面)に図5のように電気の絶縁層10を形成し、加
圧ベルト4はこの絶縁層10で金属箔2に接触して、金
属箔2から加圧ベルト4へと電流が流れないようにして
ある(請求項21)。
耐える必要があるために、一般にスチール等の金属ベル
トが用いられる。しかし加圧ベルト4を導電性のある金
属ベルトで形成すると、金属箔2に流される電流が加圧
ベルト4にリークし、電流を流すことによる金属箔2の
発熱効率が低下するおそれがある。そこで加圧ベルト4
を金属ベルトで形成する場合には、加圧ベルト4の表面
(外面)に図5のように電気の絶縁層10を形成し、加
圧ベルト4はこの絶縁層10で金属箔2に接触して、金
属箔2から加圧ベルト4へと電流が流れないようにして
ある(請求項21)。
【0038】この絶縁層10は、加圧ベルト4の表面に
設けた金属酸化物層で形成することができる(請求項2
2)。金属酸化物層は金属の加圧ベルト4の表面を酸化
処理することによって形成することができるものであ
り、例えば加圧ベルト4をアルミニウム材で形成する場
合には、アルミナで絶縁層10を形成することができ
る。また絶縁層10としては、加圧ベルト4の表面に塗
布して設けた樹脂層によって形成することもできる(請
求項23)。絶縁層10を樹脂層で形成する場合、加熱
加圧成形時の高温に耐える必要があるので、この樹脂と
してはシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂を用いることが
でき、さらにこれらに粒状アルミナ等の熱伝導性フィラ
ーを配合したものを用いることができる。
設けた金属酸化物層で形成することができる(請求項2
2)。金属酸化物層は金属の加圧ベルト4の表面を酸化
処理することによって形成することができるものであ
り、例えば加圧ベルト4をアルミニウム材で形成する場
合には、アルミナで絶縁層10を形成することができ
る。また絶縁層10としては、加圧ベルト4の表面に塗
布して設けた樹脂層によって形成することもできる(請
求項23)。絶縁層10を樹脂層で形成する場合、加熱
加圧成形時の高温に耐える必要があるので、この樹脂と
してはシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂を用いることが
でき、さらにこれらに粒状アルミナ等の熱伝導性フィラ
ーを配合したものを用いることができる。
【0039】さらに加圧ベルト4を電気絶縁性を有する
樹脂材料で形成して、金属箔2に流される電流が加圧ベ
ルト4にリークしないようにしてもよい(請求項2
4)。加圧ベルト4は加熱加圧成形の際の温度と圧力に
耐える必要があるので、樹脂材料としてはシリコーン系
樹脂やフッ素系樹脂を用いることができ、さらにこれら
に粒状アルミナ等の熱伝導性フィラーを配合したものを
用いることができる。
樹脂材料で形成して、金属箔2に流される電流が加圧ベ
ルト4にリークしないようにしてもよい(請求項2
4)。加圧ベルト4は加熱加圧成形の際の温度と圧力に
耐える必要があるので、樹脂材料としてはシリコーン系
樹脂やフッ素系樹脂を用いることができ、さらにこれら
に粒状アルミナ等の熱伝導性フィラーを配合したものを
用いることができる。
【0040】また、重ね合わせ材3を金属箔2に電流を
流して発熱させながら加圧ベルト4,4間に通して、加
熱加圧成形をするにあたって、金属箔2で発熱した熱が
加圧ベルト4の側へ逃げると、樹脂含浸基材1に対する
加熱効率が低下する(この場合は加熱装置12を用いた
加熱を行なわない)。そこで、このような加熱効率の低
下を防ぐためには、加圧ベルト4を断熱構造に形成する
のがよい(請求項25)。
流して発熱させながら加圧ベルト4,4間に通して、加
熱加圧成形をするにあたって、金属箔2で発熱した熱が
加圧ベルト4の側へ逃げると、樹脂含浸基材1に対する
加熱効率が低下する(この場合は加熱装置12を用いた
加熱を行なわない)。そこで、このような加熱効率の低
下を防ぐためには、加圧ベルト4を断熱構造に形成する
のがよい(請求項25)。
【0041】加圧ベルト4を断熱構造にするには、加圧
ベルト4を多孔質樹脂組成物で形成することによって行
なうことができる(請求項26)。加圧ベルト4は加熱
加圧成形の際の温度と圧力に耐える必要があるので、多
孔質樹脂組成物としては発泡シリコーン系樹脂、気泡を
有するフッ素系樹脂、ガラスビーズなど中空構造の無機
フィラーを含有するシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂な
どの樹脂組成物を用いるのが好ましい。また加圧ベルト
4を金属ベルトで形成しているときには、図6のように
加圧ベルト4の内面に樹脂層11を設けて、加圧ベルト
4を断熱構造にすることができる(請求項27)。この
樹脂層11は上記と同様な多孔質樹脂組成物で形成する
ことができる。
ベルト4を多孔質樹脂組成物で形成することによって行
なうことができる(請求項26)。加圧ベルト4は加熱
加圧成形の際の温度と圧力に耐える必要があるので、多
孔質樹脂組成物としては発泡シリコーン系樹脂、気泡を
有するフッ素系樹脂、ガラスビーズなど中空構造の無機
フィラーを含有するシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂な
どの樹脂組成物を用いるのが好ましい。また加圧ベルト
4を金属ベルトで形成しているときには、図6のように
加圧ベルト4の内面に樹脂層11を設けて、加圧ベルト
4を断熱構造にすることができる(請求項27)。この
樹脂層11は上記と同様な多孔質樹脂組成物で形成する
ことができる。
【0042】また、金属箔2としては表面に樹脂層9を
設けたものを用いることができる(請求項14)。樹脂
層9は金属箔2の内面(樹脂含浸基材1に接する側)に
設けることも、金属箔2の外面(樹脂含浸基材1に接し
ないする側)に設けることも、金属箔2の内面と外面の
両方に設けることもできる。樹脂層9を図7のように金
属箔2の内面に設ける場合、樹脂層9は金属箔2と樹脂
含浸基材1とを接着させる接着性を有する接着剤で形成
することができる(請求項15)。尚、この樹脂層9は
異なる特性を有する複数層で形成するようにしてあって
もよい。このように金属箔2の内面に接着性を有する樹
脂層9を設けるようにすれば、積層する樹脂含浸基材1
の枚数を減らすことができ、薄い金属箔張り積層板Aを
製造することが容易になるものである。この接着性を有
する樹脂層9は、液状の接着剤の塗布、シート状接着剤
の積層、プリプレグのような基材を有するシート状の接
着性を有する材料の積層などで形成することがるもので
あり、またこの接着性を有する樹脂層9としては、エポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、PPO樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹
脂などの熱可塑性樹脂、これらをベースとした変性樹
脂、さらにこれらを組み合わせた樹脂を用いることがで
きる。また熱伝導性に優れた樹脂層9とするには、これ
らの樹脂に窒化珪素、窒化ボロン、窒化アルミニウム、
アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレー、
硫酸バリウム、水酸化アルミニウム等の無機充填剤や、
金、銀、アルミニウムなどの金属粉を一種単独であるい
は複数種組み合わせて添加するのが好ましい。これらの
充填剤の平均粒径を適当に選択することによって熱伝導
性の向上の効果を大きく得ることができる。尚、この接
着性を有する樹脂層9の厚みは20〜50μm程度が好
ましいが、できるだけ薄い方が熱伝導の点から好まし
い。
設けたものを用いることができる(請求項14)。樹脂
層9は金属箔2の内面(樹脂含浸基材1に接する側)に
設けることも、金属箔2の外面(樹脂含浸基材1に接し
ないする側)に設けることも、金属箔2の内面と外面の
両方に設けることもできる。樹脂層9を図7のように金
属箔2の内面に設ける場合、樹脂層9は金属箔2と樹脂
含浸基材1とを接着させる接着性を有する接着剤で形成
することができる(請求項15)。尚、この樹脂層9は
異なる特性を有する複数層で形成するようにしてあって
もよい。このように金属箔2の内面に接着性を有する樹
脂層9を設けるようにすれば、積層する樹脂含浸基材1
の枚数を減らすことができ、薄い金属箔張り積層板Aを
製造することが容易になるものである。この接着性を有
する樹脂層9は、液状の接着剤の塗布、シート状接着剤
の積層、プリプレグのような基材を有するシート状の接
着性を有する材料の積層などで形成することがるもので
あり、またこの接着性を有する樹脂層9としては、エポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、PPO樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹
脂などの熱可塑性樹脂、これらをベースとした変性樹
脂、さらにこれらを組み合わせた樹脂を用いることがで
きる。また熱伝導性に優れた樹脂層9とするには、これ
らの樹脂に窒化珪素、窒化ボロン、窒化アルミニウム、
アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレー、
硫酸バリウム、水酸化アルミニウム等の無機充填剤や、
金、銀、アルミニウムなどの金属粉を一種単独であるい
は複数種組み合わせて添加するのが好ましい。これらの
充填剤の平均粒径を適当に選択することによって熱伝導
性の向上の効果を大きく得ることができる。尚、この接
着性を有する樹脂層9の厚みは20〜50μm程度が好
ましいが、できるだけ薄い方が熱伝導の点から好まし
い。
【0043】樹脂層9を図8のように金属箔2の外面に
設ける場合には、金属箔2はこの樹脂層9が加圧ベルト
4に接するので、この樹脂層9によって金属箔2と加圧
ベルト4との間の電気絶縁性を確保することができ、金
属箔2に流す電流が加圧ベルト4にリークすることを防
ぐことができるものであり、さらにこの樹脂層9が絶縁
層となって金属箔2の発熱による熱が加圧ベルト4側へ
逃げることを防ぐこともできるものである。加えて樹脂
層9は金属箔2の表面保護の効果も有する。この樹脂層
9はポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂などで
形成することができ、金属箔2にこれらの樹脂を塗工し
たりこれらの樹脂フィルムをラミネートしたりして樹脂
層9を形成することができる。
設ける場合には、金属箔2はこの樹脂層9が加圧ベルト
4に接するので、この樹脂層9によって金属箔2と加圧
ベルト4との間の電気絶縁性を確保することができ、金
属箔2に流す電流が加圧ベルト4にリークすることを防
ぐことができるものであり、さらにこの樹脂層9が絶縁
層となって金属箔2の発熱による熱が加圧ベルト4側へ
逃げることを防ぐこともできるものである。加えて樹脂
層9は金属箔2の表面保護の効果も有する。この樹脂層
9はポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂などで
形成することができ、金属箔2にこれらの樹脂を塗工し
たりこれらの樹脂フィルムをラミネートしたりして樹脂
層9を形成することができる。
【0044】またこのように樹脂層9を図8のように金
属箔2の外面に設けるにあたって、樹脂層9をレジスト
材料で形成することができる(請求項16)。レジスト
材料としては耐エッチング液性を有する感光性エッチン
グレジストやドライフィルムなど感光性樹脂を用いるこ
とができる。このように外面にレジスト材料の樹脂層9
を設けた金属箔2を用いて金属箔張り積層板Aを製造す
ると、金属箔張り積層板Aの金属箔2はレジスト材料の
樹脂層9で被覆されているので、次工程でこの樹脂層9
を露光・現像することによって、金属箔2の回路形成に
利用することができるものである。図9は金属箔2の外
面にレジスト材料の樹脂層9aを設けると共に内面に接
着性を有する樹脂層9bを設けるようにしてある(請求
項17)。
属箔2の外面に設けるにあたって、樹脂層9をレジスト
材料で形成することができる(請求項16)。レジスト
材料としては耐エッチング液性を有する感光性エッチン
グレジストやドライフィルムなど感光性樹脂を用いるこ
とができる。このように外面にレジスト材料の樹脂層9
を設けた金属箔2を用いて金属箔張り積層板Aを製造す
ると、金属箔張り積層板Aの金属箔2はレジスト材料の
樹脂層9で被覆されているので、次工程でこの樹脂層9
を露光・現像することによって、金属箔2の回路形成に
利用することができるものである。図9は金属箔2の外
面にレジスト材料の樹脂層9aを設けると共に内面に接
着性を有する樹脂層9bを設けるようにしてある(請求
項17)。
【0045】尚、図8や図9のように金属箔2の外面に
樹脂層9を設ける場合、樹脂層9が絶縁層となるので、
金属箔2に電流を流すために図10の例では針片34を
設けた金属ロール5を電極6として用いるようにしてい
る。すなわちこの金属ロール5は軸方向の両端縁に沿っ
て多数の針片34を全周に亘って設けてあり、樹脂含浸
基材1と金属箔2の重ね合わせ材3をこの金属ロール
5,5間に通す際、及び加圧ベルト4で成形された金属
箔張り積層板Aをこの金属ロール5,5間に通す際、針
片34が樹脂層9を通して針片34が金属箔2に食い込
むようにしてある。従って金属箔2に針片34から電流
を流して金属箔2を発熱させることができるものであ
る。尚、金属箔張り積層板Aの側端は切除して廃棄され
る部分であるので、針片34によって金属箔2に孔があ
いても問題はない。
樹脂層9を設ける場合、樹脂層9が絶縁層となるので、
金属箔2に電流を流すために図10の例では針片34を
設けた金属ロール5を電極6として用いるようにしてい
る。すなわちこの金属ロール5は軸方向の両端縁に沿っ
て多数の針片34を全周に亘って設けてあり、樹脂含浸
基材1と金属箔2の重ね合わせ材3をこの金属ロール
5,5間に通す際、及び加圧ベルト4で成形された金属
箔張り積層板Aをこの金属ロール5,5間に通す際、針
片34が樹脂層9を通して針片34が金属箔2に食い込
むようにしてある。従って金属箔2に針片34から電流
を流して金属箔2を発熱させることができるものであ
る。尚、金属箔張り積層板Aの側端は切除して廃棄され
る部分であるので、針片34によって金属箔2に孔があ
いても問題はない。
【0046】また図11の例では、樹脂層9を金属箔2
の幅方向の両側端部には設けないようにしてあり、金属
ロール5として軸方向の両端部に段部37を設けたもの
を用いるようにしてある。段部37は金属ロール5に一
体に設けたりリングを装着したりして形成することがで
きる。そしてこのものでは、段部37が樹脂層9で被覆
されない金属箔2に接触するために、金属ロール5から
金属箔2に電流を流すことができる。
の幅方向の両側端部には設けないようにしてあり、金属
ロール5として軸方向の両端部に段部37を設けたもの
を用いるようにしてある。段部37は金属ロール5に一
体に設けたりリングを装着したりして形成することがで
きる。そしてこのものでは、段部37が樹脂層9で被覆
されない金属箔2に接触するために、金属ロール5から
金属箔2に電流を流すことができる。
【0047】尚、金属箔2の裏面には樹脂層9が設けら
れない場合には、加圧ベルト4の入口側に配設される電
極6として針片34や段部37を有しない金属ロール5
を用い、図12のように金属箔2の樹脂層9が設けられ
ない裏面に金属ロール5を接触させて電流を流すように
することができる。図12中、38は押さえロールであ
る。
れない場合には、加圧ベルト4の入口側に配設される電
極6として針片34や段部37を有しない金属ロール5
を用い、図12のように金属箔2の樹脂層9が設けられ
ない裏面に金属ロール5を接触させて電流を流すように
することができる。図12中、38は押さえロールであ
る。
【0048】
【発明の効果】上記のように本発明に係る金属箔張り積
層板の製造方法は、所定枚数の樹脂含浸基材の外側に金
属箔を重ね、この重ね合わせ材を連続して送りつつ対向
配置される一対の加圧ベルト間に通して加圧すると共
に、加圧ベルトの前後において金属箔に電流を流して金
属箔を発熱させることによって、重ね合わせ材を加熱加
圧して積層成形するようにしたので、加圧ベルトによる
連続工法で金属箔張り積層板を成形することができ、金
属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性良く製造
することができるものであり、また表面に積層される金
属箔そのものを発熱させるために樹脂含浸基材の加熱を
均一に行なうことが容易になり、安定した品質で金属箔
張り積層板を製造することができるものである。しかも
加圧は加圧ベルトを通過する間、継続して行なわれるの
で、加圧の保圧時間を確保することができ、層間接着性
等の品質が高い金属箔張り積層板を得ることができるも
のである。また請求項2の発明は、金属箔に電流を流し
て金属箔を発熱させる他に加圧ベルトによって重ね合わ
せ材を加熱するようにしたので、十分に高い温度で重ね
合わせ材を加熱することができ、成形に要する時間を短
縮することができるものである。
層板の製造方法は、所定枚数の樹脂含浸基材の外側に金
属箔を重ね、この重ね合わせ材を連続して送りつつ対向
配置される一対の加圧ベルト間に通して加圧すると共
に、加圧ベルトの前後において金属箔に電流を流して金
属箔を発熱させることによって、重ね合わせ材を加熱加
圧して積層成形するようにしたので、加圧ベルトによる
連続工法で金属箔張り積層板を成形することができ、金
属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性良く製造
することができるものであり、また表面に積層される金
属箔そのものを発熱させるために樹脂含浸基材の加熱を
均一に行なうことが容易になり、安定した品質で金属箔
張り積層板を製造することができるものである。しかも
加圧は加圧ベルトを通過する間、継続して行なわれるの
で、加圧の保圧時間を確保することができ、層間接着性
等の品質が高い金属箔張り積層板を得ることができるも
のである。また請求項2の発明は、金属箔に電流を流し
て金属箔を発熱させる他に加圧ベルトによって重ね合わ
せ材を加熱するようにしたので、十分に高い温度で重ね
合わせ材を加熱することができ、成形に要する時間を短
縮することができるものである。
【0049】また請求項3の発明は、積層成形を減圧雰
囲気下で行なうようにしたので、ボイドの少ない金属箔
張り積層板を製造することができるものである。また請
求項4の発明は、金属箔に電流を流して金属箔を発熱さ
せる他に加圧ベルトによって重ね合わせ材を加熱すると
共に、積層成形を減圧雰囲気下で行なうようにしたの
で、成形に要する時間を短縮できると共にボイドの少な
い金属箔張り積層板を製造することができるものであ
る。
囲気下で行なうようにしたので、ボイドの少ない金属箔
張り積層板を製造することができるものである。また請
求項4の発明は、金属箔に電流を流して金属箔を発熱さ
せる他に加圧ベルトによって重ね合わせ材を加熱すると
共に、積層成形を減圧雰囲気下で行なうようにしたの
で、成形に要する時間を短縮できると共にボイドの少な
い金属箔張り積層板を製造することができるものであ
る。
【0050】また請求項5の発明は、重ね合わせ材を加
熱加圧して積層成形した後に、アフターキュアを行なう
ようにしたので、成形時の加熱が不十分であっても樹脂
の効果を十分に進めることができるものである。また請
求項6の発明は、加圧ベルトの前後にそれぞれ金属ロー
ルを配置し、金属箔をこの金属ロールに接触させつつ送
って金属ロールを電極として金属箔に電流を流すように
したので、金属ロールは金属箔の表面を転がるように回
転し、金属箔の表面を傷付けるようなおそれなく、金属
箔に電流を流すことができるものである。
熱加圧して積層成形した後に、アフターキュアを行なう
ようにしたので、成形時の加熱が不十分であっても樹脂
の効果を十分に進めることができるものである。また請
求項6の発明は、加圧ベルトの前後にそれぞれ金属ロー
ルを配置し、金属箔をこの金属ロールに接触させつつ送
って金属ロールを電極として金属箔に電流を流すように
したので、金属ロールは金属箔の表面を転がるように回
転し、金属箔の表面を傷付けるようなおそれなく、金属
箔に電流を流すことができるものである。
【0051】また請求項7の発明は、樹脂含浸基材の樹
脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とするものであり、
熱硬化性樹脂によって高い電気的あるいは機械的性能を
有する金属箔張り積層板を得ることができると共に、熱
硬化性樹脂を用いても上記のように加熱加圧成形は重ね
合わせ材が加圧ベルトを通過する間、継続して行なわれ
るので、金属箔張り積層板の層間接着性などの品質にお
いて問題は生じないものである。
脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とするものであり、
熱硬化性樹脂によって高い電気的あるいは機械的性能を
有する金属箔張り積層板を得ることができると共に、熱
硬化性樹脂を用いても上記のように加熱加圧成形は重ね
合わせ材が加圧ベルトを通過する間、継続して行なわれ
るので、金属箔張り積層板の層間接着性などの品質にお
いて問題は生じないものである。
【0052】また請求項8の発明は、樹脂含浸基材の基
材がガラス繊維基材であることを特徴とするものであ
り、機械的強度が高い金属箔張り積層板を得ることがで
きるものである。また請求項9の発明は、配線回路を有
する内層材を樹脂含浸基材に重ねると共に樹脂含浸基材
の外側に金属箔を重ねて重ね合わせ材を形成するように
したので、上記のような連続工法で多層積層板を製造す
ることが可能になるものである。
材がガラス繊維基材であることを特徴とするものであ
り、機械的強度が高い金属箔張り積層板を得ることがで
きるものである。また請求項9の発明は、配線回路を有
する内層材を樹脂含浸基材に重ねると共に樹脂含浸基材
の外側に金属箔を重ねて重ね合わせ材を形成するように
したので、上記のような連続工法で多層積層板を製造す
ることが可能になるものである。
【0053】また請求項10の発明は、内層材がフレキ
シブル配線材であることを特徴とするものであり、フレ
キシブル配線材は屈曲性があるために長尺のものをコイ
ル状に巻いて連続して送りながら供給することができ、
連続工法による成形が容易になるものである。また請求
項11の発明は、内層材として貫通孔を設けたものを用
いるようにしたので、加熱加圧成形の際に樹脂含浸基材
から樹脂が貫通孔に流入し、樹脂含浸基材による絶縁接
着層と内層材との密着強度を高めることができるもので
ある。
シブル配線材であることを特徴とするものであり、フレ
キシブル配線材は屈曲性があるために長尺のものをコイ
ル状に巻いて連続して送りながら供給することができ、
連続工法による成形が容易になるものである。また請求
項11の発明は、内層材として貫通孔を設けたものを用
いるようにしたので、加熱加圧成形の際に樹脂含浸基材
から樹脂が貫通孔に流入し、樹脂含浸基材による絶縁接
着層と内層材との密着強度を高めることができるもので
ある。
【0054】また請求項12の発明は、内層材として表
面に樹脂層を設けたものを用いるようにしたので、内層
材の表面を樹脂層で平にならすことができ、ボイドの発
生を低減できると共に多層の金属箔張り積層板の表面を
平滑に形成することができるものである。また請求項1
3の発明は、樹脂層の表面を粗面化するようにしたの
で、その外側に配される樹脂含浸基材による絶縁接着層
との密着性を高めることができるものである。
面に樹脂層を設けたものを用いるようにしたので、内層
材の表面を樹脂層で平にならすことができ、ボイドの発
生を低減できると共に多層の金属箔張り積層板の表面を
平滑に形成することができるものである。また請求項1
3の発明は、樹脂層の表面を粗面化するようにしたの
で、その外側に配される樹脂含浸基材による絶縁接着層
との密着性を高めることができるものである。
【0055】また請求項14,15の発明は、表面に接
着性を有する樹脂層を設けた金属箔を用いるようにした
ので、この接着性を有する樹脂層で樹脂含浸基材の役目
をさせることによって、樹脂含浸基材の使用枚数を少な
くすることができるものである。また請求項14,16
の発明は、表面にレジスト材料で形成される樹脂層を設
けたので、金属箔張り積層板を製造した次工程でレジス
ト材料の樹脂層を露光・現像して、金属箔の回路形成に
利用することができるものである。
着性を有する樹脂層を設けた金属箔を用いるようにした
ので、この接着性を有する樹脂層で樹脂含浸基材の役目
をさせることによって、樹脂含浸基材の使用枚数を少な
くすることができるものである。また請求項14,16
の発明は、表面にレジスト材料で形成される樹脂層を設
けたので、金属箔張り積層板を製造した次工程でレジス
ト材料の樹脂層を露光・現像して、金属箔の回路形成に
利用することができるものである。
【0056】また請求項17の発明は、金属箔の外面に
レジスト材料の樹脂層を設けると共に内面に接着性を有
する樹脂層を設けるようにしたので、内面の接着性を有
する樹脂層で樹脂含浸基材の使用枚数を少なくすること
ができると共に外面のレジスト材料の樹脂層を金属箔の
回路形成に利用することができるものである。次に本発
明に係る金属箔張り積層板の製造装置は、所定枚数の樹
脂含浸基材の外側に金属箔を重ねた重ね合わせ材を加熱
加圧して積層成形する金属箔張り積層板の製造装置にお
いて、上記の重ね合わせ材を加圧しつつ連続して通すた
めの一対の対向配置される加圧ベルトと、加圧ベルトの
前後においてそれぞれ配置され金属箔に電流を流して金
属箔を発熱させる電極とを具備したので、加圧ベルトに
よる連続工法で金属箔張り積層板を成形することがで
き、金属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性良
く製造することができるものであり、また表面に積層さ
れる金属箔そのものを発熱させることができるために樹
脂含浸基材の加熱を均一に行なうことが容易になり、安
定した品質で金属箔張り積層板を製造することができる
ものである。しかも加圧は加圧ベルトを通過する間、継
続して行なわれるようにすることができるので、加圧の
保圧時間を確保することができ、層間接着性等の品質が
高い金属箔張り積層板を得ることができるものである。
レジスト材料の樹脂層を設けると共に内面に接着性を有
する樹脂層を設けるようにしたので、内面の接着性を有
する樹脂層で樹脂含浸基材の使用枚数を少なくすること
ができると共に外面のレジスト材料の樹脂層を金属箔の
回路形成に利用することができるものである。次に本発
明に係る金属箔張り積層板の製造装置は、所定枚数の樹
脂含浸基材の外側に金属箔を重ねた重ね合わせ材を加熱
加圧して積層成形する金属箔張り積層板の製造装置にお
いて、上記の重ね合わせ材を加圧しつつ連続して通すた
めの一対の対向配置される加圧ベルトと、加圧ベルトの
前後においてそれぞれ配置され金属箔に電流を流して金
属箔を発熱させる電極とを具備したので、加圧ベルトに
よる連続工法で金属箔張り積層板を成形することがで
き、金属箔張り積層板を連続した流れの工法で生産性良
く製造することができるものであり、また表面に積層さ
れる金属箔そのものを発熱させることができるために樹
脂含浸基材の加熱を均一に行なうことが容易になり、安
定した品質で金属箔張り積層板を製造することができる
ものである。しかも加圧は加圧ベルトを通過する間、継
続して行なわれるようにすることができるので、加圧の
保圧時間を確保することができ、層間接着性等の品質が
高い金属箔張り積層板を得ることができるものである。
【0057】また請求項19,20の発明は、金属ロー
ルで電極を形成し、金属ロールを加圧ベルトの前後にお
いてそれぞれ配置したので、金属ロールは金属箔の表面
を転がるように回転し、金属箔の表面を傷付けるような
おそれなく、金属箔に電流を流すことができるものであ
る。また請求項21,22,23の発明は、加圧ベルト
の表面を金属酸化物や樹脂層からなる絶縁層で形成した
ので、金属箔に流される電流が加圧ベルトにリークする
ことをこの絶縁層で防ぐことができ、金属箔の発熱効率
が低下することがなくなるものである。
ルで電極を形成し、金属ロールを加圧ベルトの前後にお
いてそれぞれ配置したので、金属ロールは金属箔の表面
を転がるように回転し、金属箔の表面を傷付けるような
おそれなく、金属箔に電流を流すことができるものであ
る。また請求項21,22,23の発明は、加圧ベルト
の表面を金属酸化物や樹脂層からなる絶縁層で形成した
ので、金属箔に流される電流が加圧ベルトにリークする
ことをこの絶縁層で防ぐことができ、金属箔の発熱効率
が低下することがなくなるものである。
【0058】また請求項24の発明は、加圧ベルトを絶
縁材料で形成したので、金属箔に流される電流が加圧ベ
ルトにリークすることがなくなり、金属箔の発熱効率が
低下することを防ぐことができるものである。また請求
項25,26,27の発明は、加圧ベルトを多孔質体で
形成したり内面に樹脂層を設けたりして断熱構造に形成
したので、金属箔で発熱した熱が加圧ベルトの側へ逃げ
ることを防ぐとができ、樹脂含浸基材に対する加熱効率
の低下を低減することができるものである。
縁材料で形成したので、金属箔に流される電流が加圧ベ
ルトにリークすることがなくなり、金属箔の発熱効率が
低下することを防ぐことができるものである。また請求
項25,26,27の発明は、加圧ベルトを多孔質体で
形成したり内面に樹脂層を設けたりして断熱構造に形成
したので、金属箔で発熱した熱が加圧ベルトの側へ逃げ
ることを防ぐとができ、樹脂含浸基材に対する加熱効率
の低下を低減することができるものである。
【0059】また請求項28の発明は、加圧ベルトを加
熱する加熱装置を具備したので、金属箔に電流を流すこ
とによって発生する熱の他に、加圧ベルトからの熱によ
っても重ね合わせ材を加熱することができ、十分に高い
温度で重ね合わせ材を加熱して、成形に要する時間を短
縮することができるものである。また請求項29の発明
は、加圧ベルトを減圧室内に設置するようにしたので、
積層成形を減圧雰囲気下で行なうようにすることがで
き、ボイドの少ない金属箔張り積層板を製造することが
できるものである。
熱する加熱装置を具備したので、金属箔に電流を流すこ
とによって発生する熱の他に、加圧ベルトからの熱によ
っても重ね合わせ材を加熱することができ、十分に高い
温度で重ね合わせ材を加熱して、成形に要する時間を短
縮することができるものである。また請求項29の発明
は、加圧ベルトを減圧室内に設置するようにしたので、
積層成形を減圧雰囲気下で行なうようにすることがで
き、ボイドの少ない金属箔張り積層板を製造することが
できるものである。
【図1】本発明の実施の形態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大した
断面図である。
断面図である。
【図10】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大し
た断面図である。
た断面図である。
【図11】本発明の実施の他の形態を示す一部の拡大し
た断面図である。
た断面図である。
【図12】本発明の実施の他の形態を示す一部の概略図
である。
である。
1 樹脂含浸基材 2 金属箔 3 重ね合わせ材 4 加圧ベルト 5 金属ロール 6 電極 7 内層材 8 貫通孔 9 樹脂層 10 絶縁層 11 樹脂層 12 加熱装置 13 減圧室 14 配線回路 15 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 正人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 藤澤 優一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 平田 篤臣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (29)
- 【請求項1】 所定枚数の樹脂含浸基材の外側に金属箔
を重ね、この重ね合わせ材を連続して送りつつ対向配置
される一対の加圧ベルト間に通して加圧すると共に、加
圧ベルトの前後において金属箔に電流を流して金属箔を
発熱させることによって、重ね合わせ材を加熱加圧して
積層成形することを特徴とする金属箔張り積層板の製造
方法。 - 【請求項2】 金属箔に電流を流して金属箔を発熱させ
る他に加圧ベルトによって重ね合わせ材を加熱すること
を特徴とする請求項1に記載の金属箔張り積層板の製造
方法。 - 【請求項3】 積層成形を減圧雰囲気下で行なうことを
特徴とする請求項1に記載の金属箔張り積層板の製造方
法。 - 【請求項4】 金属箔に電流を流して金属箔を発熱させ
る他に加圧ベルトによって重ね合わせ材を加熱すると共
に、積層成形を減圧雰囲気下で行なうことを特徴とする
請求項1に記載の金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項5】 重ね合わせ材を加熱加圧して積層成形し
た後に、アフターキュアを行なうことを特徴とする請求
項1乃至4のいずれかに記載の金属箔張り積層板の製造
方法。 - 【請求項6】 加圧ベルトの前後にそれぞれ金属ロール
を配置し、金属箔をこの金属ロールに接触させつつ送っ
て金属ロールを電極として金属箔に電流を流すことを特
徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の金属箔張り
積層板の製造方法。 - 【請求項7】 樹脂含浸基材の樹脂が熱硬化性樹脂であ
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項8】 樹脂含浸基材の基材がガラス繊維基材で
あることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
の金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項9】 配線回路を有する内層材を樹脂含浸基材
に重ねると共に樹脂含浸基材の外側に金属箔を重ねて重
ね合わせ材を形成することを特徴とする請求項1乃至8
のいずれかに記載の金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項10】 内層材がフレキシブル配線材であるこ
とを特徴とする請求項9に記載の金属箔張り積層板の製
造方法。 - 【請求項11】 内層材として貫通孔を設けたものを用
いることを特徴とする請求項9又は10に記載の金属箔
張り積層板の製造方法。 - 【請求項12】 内層材として表面に樹脂層を設けたも
のを用いることを特徴とする請求項9乃至11のいずれ
かに記載の金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項13】 樹脂層の表面を粗面化することを特徴
とする請求項12に記載の金属箔張り積層板の製造方
法。 - 【請求項14】 表面に樹脂層を設けた金属箔を用いる
ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の
金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項15】 樹脂層は接着性を有するものであるこ
とを特徴とする請求項14に記載の金属箔張り積層板の
製造方法。 - 【請求項16】 樹脂層はレジスト材料で形成されてい
ることを特徴とする請求項14に記載の金属箔張り積層
板の製造方法。 - 【請求項17】 外面にレジスト材料の樹脂層を設ける
と共に内面に接着性を有する樹脂層を設けた金属箔を用
いることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記
載の金属箔張り積層板の製造方法。 - 【請求項18】 所定枚数の樹脂含浸基材の外側に金属
箔を重ねた重ね合わせ材を加熱加圧して積層成形する金
属箔張り積層板の製造装置において、上記の重ね合わせ
材を加圧しつつ連続して通すための一対の対向配置され
る加圧ベルトと、加圧ベルトの前後においてそれぞれ配
置され金属箔に電流を流して金属箔を発熱させる電極と
を具備して成ることを特徴とする金属箔張り積層板の製
造装置。 - 【請求項19】 金属ロールで電極を形成して成ること
を特徴とする請求項18に記載の金属箔張り積層板の製
造装置。 - 【請求項20】 金属ロールで形成される電極を加圧ベ
ルトの前後においてそれぞれ配置して成ることを特徴と
する請求項19に記載の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項21】 加圧ベルトの表面を絶縁層で形成して
成ることを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに
記載の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項22】 加圧ベルトの表面の絶縁層を金属酸化
物層で形成して成ることを特徴とする請求項21に記載
の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項23】 加圧ベルトの表面の絶縁層を樹脂層で
形成して成ることを特徴とする請求項21に記載の金属
箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項24】 加圧ベルトを絶縁材料で形成して成る
ことを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載
の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項25】 加圧ベルトを断熱構造に形成して成る
ことを特徴とする請求項18乃至24のいずれかに記載
の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項26】 加圧ベルトを多孔質体で作製して断熱
構造に形成して成ることを特徴とする請求項25に記載
の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項27】 加圧ベルトの内面に樹脂層を設けて断
熱構造に形成して成ることを特徴とする請求項25に記
載の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項28】 加圧ベルトを加熱する加熱装置を具備
して成ることを特徴とする請求項18乃至24のいずれ
かに記載の金属箔張り積層板の製造装置。 - 【請求項29】 加圧ベルトを減圧室内に設置して成る
ことを特徴とする請求項18乃至28のいずれかに記載
の金属箔張り積層板の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8131894A JPH09314785A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 金属箔張り積層板の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8131894A JPH09314785A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 金属箔張り積層板の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09314785A true JPH09314785A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15068648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8131894A Withdrawn JPH09314785A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 金属箔張り積層板の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09314785A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-05-27 JP JP8131894A patent/JPH09314785A/ja not_active Withdrawn
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