JPH09315237A - 車両の室内天井構造及び室内天井組立方法 - Google Patents

車両の室内天井構造及び室内天井組立方法

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JPH09315237A
JPH09315237A JP13862996A JP13862996A JPH09315237A JP H09315237 A JPH09315237 A JP H09315237A JP 13862996 A JP13862996 A JP 13862996A JP 13862996 A JP13862996 A JP 13862996A JP H09315237 A JPH09315237 A JP H09315237A
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JP
Japan
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roof panel
fitted
reinforcement
headlinings
vehicle
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JP13862996A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yamagata
正昭 山縣
Takakiyo Hisamoto
貴清 久本
Tsuneo Matsunaga
恒男 松永
Tadahiko Kodama
忠彦 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANJIYOU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
SANJIYOU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽自動車、トラックやその他産業用車両に用
いられる比較的安価かつ簡易な室内天井の組立に要する
労力やコストを削減する。 【構成】 車両のルーフパネル内面に複数のヘッドライ
ニングを装着して構成する室内天井構造であって、この
車両のルーフパネルとルーフレールとの間に隙間部と嵌
込凹部とを形成してなり、この隙間部には各ヘッドライ
ニングの周縁を嵌め込んで全ヘッドライニングをルーフ
パネル内面に配列し、前記各ヘッドライニングの周縁が
当接又は近接する突合わせ端を覆うリンフォースメント
の基部を嵌込凹部へ嵌挿してこのリンフォースメントで
前記突合わせ端をルーフパネルに押圧してなり、ヘッド
ライニングは対向する隙間部の一方に深く嵌め込めば他
方に掛からない大きさで対向する2辺を有し、前記2辺
の一方を対応する隙間部に所定深さよりも大きく嵌め込
んだ状態でこの2辺の他方を対応する隙間部に接近さ
せ、前記所定深さよりも大きく嵌め込んだ一方の辺を引
き戻しながら、他方の辺を対応する隙間部に嵌め込むよ
うに組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、すなわち乗
用車、トラック、その他キャビンを有する産業用車両
(以下、「車両」で代表する)の室内天井構造とその室内天
井構造の容易かつ安価な組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の室内天井構造のうち、比較
的安価な車両については、金属製のルーフパネルに対
し、ハードヘッドライニングをネジ止め等で固着した
り、ソフトヘッドライニングを貼着するものが一般的で
あった。ハードヘッドライニングを固着する室内天井構
造は、例えば、フェノール樹脂を含浸したフェルトをル
ーフパネルの形状に合わせて熱成形して硬化させた基材
にポリ塩化ビニル(PVC)等の表皮を貼着したヘッドライ
ニングの周縁を、死角となる位置、例えばルームランプ
の取付凸部内でネジ止めしたり、違和感のない格好、例
えばルームミラーやサンバイザの取付けによりルーフパ
ネルへ固定したりしていた。いずれの場合も、ルーフレ
ール内へヘッドライニングの端面を隠すか、ウェザスト
リップを覆設して、外観を整えていた。
【0003】ソフトヘッドライニングを貼着する室内天
井構造は、ルーフパネルに倣った形状に裁断した軟質ウ
レタンの基材にポリ塩化ビニル(PVC)の表皮を貼着した
ヘッドライニングの周縁を、対応するルーフレールへ、
ヘラ等を用いて強制的に押し込んだ構造である。この室
内天井構造では、ルーフレールに押し込んだだけではヘ
ッドライニングが弛む虞があるので、前記基材とルーフ
パネルとを接着剤によって密着させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなハードヘ
ッドライニング、又はソフトヘッドライニングを用いた
室内天井構造の組立作業は、いずれの場合も、ルーフパ
ネルとほぼ同じ大きさのヘッドライニングをルーフパネ
ルに取付けるため、大変な労力を要するものとなってい
た。そして、前記取付作業は、作業者に無理な姿勢を強
要し、過度の労力を要するほか、特にソフトヘッドライ
ニングとルーフパネルとの接着作業では、加圧不足等を
起こしやすく、接着不良を引き起こして、ヘッドライニ
ングを剥離させる問題があった。また、完全な接着がで
きても、接着剤の経年劣化によってヘッドライニングが
剥離することもあった。
【0005】上記問題のほか、接着作業は、なにより
も、接着剤の保管及び供用設備という形で、コストに大
きく影響してくるという問題をもたらしている。つま
り、従来の室内天井構造は、その単品のコストを引き上
げる要素となっていたのである。ここで示した室内天井
構造は、比較的安価な車両に用いられるものだから、こ
うしたコストへの影響は、今日の経費節減の風潮に適わ
ないことは明らかである。
【0006】そこで、軽自動車、トラックやその他産業
用車両に用いられる比較的安価かつ簡易な室内天井構造
のコストを削減するため、特に室内天井構造の組立方法
について注意を払い、接着剤を使わずに組立できる構造
とし、外観的には従来とほとんど変わらない室内天井構
造を開発するため、検討することとした。
【0007】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、車両のルーフパネル内面に複数のヘッドライニング
を装着して構成する室内天井構造であって、この車両の
ルーフパネルとルーフレールとの間に隙間部と嵌込凹部
とを形成してなり、この隙間部には各ヘッドライニング
の周縁を嵌め込んで全ヘッドライニングをルーフパネル
内面に配列し、前記各ヘッドライニングの周縁が当接又
は近接する突合わせ端を覆うリンフォースメントの基部
を嵌込凹部へ嵌挿してこのリンフォースメントで前記突
合わせ端をルーフパネルに押圧した車両の室内天井構造
である。リンフォースメントの基部とは、通常嵌込凹部
に嵌挿する両端から一定長さの部位を指し、リンフォー
スメントの位置固定を図るため、前記基部にルーフパネ
ル又はルーフレールとの接点に掛止又は前記接点を挟持
する掛止部を設けるのが好ましい。
【0008】本発明の室内天井は、ヘッドライニング
を、ヘッドライニング周縁をルーフパネルとルーフレー
ルとの間に形成した隙間部へ嵌め込み、同じくルーフパ
ネルとルーフレールとの間に形成した嵌込凹部へ嵌挿し
たリンフォースメントにより前記ヘッドライニングを押
さえ付けて固定することで、接着作業をなくし、作業者
への労力負担を低減し、車両の室内天井の簡易な組立を
可能とし、結果としてコストの低減を実現する。ヘッド
ライニングは、リンフォースメントでルーフパネルへ押
圧される以外の周縁すべてを隙間部に嵌め込むことにな
るので、取付安定性に優れ、しかもルーフレールとヘッ
ドライニングとの接線が直線的に整った見栄えのよい室
内天井構造とすることができるのである。
【0009】リンフォースメントは、ヘッドライニング
同士の突合わせ端を隠しながら隙間部へ嵌め込まれない
各ヘッドライニングの周縁をルーフパネルへ向けて押圧
するもので、各ヘッドライニングが位置ずれしないよう
に固定する働きも併せ持つ。ヘッドライニングの固定に
は、従来の固定方法、すなわち死角となる位置(例えば
隙間部内)や違和感のない格好でネジ止めする手段も併
用することができ、ヘッドライニングの剥離といった不
具合を完全に防止できるようになる。このほかに、この
リンフォースメントは、ルーフパネルの構造的な強度を
向上させたり、電気配線の経路としても機能する。
【0010】ヘッドライニングは、少なくとも周縁の一
部をルーフパネルとルーフレールとの間に形成される隙
間部へ嵌め込むことで配列し、リンフォースメントによ
り各ヘッドライニングの突合わせ端を隠しながらルーフ
パネルへ押圧されることでルーフパネルへ密着して固定
されるので、接着剤を必要としない。ヘッドライニング
は、軽自動車等の天井の狭い車種では、ルーフパネルに
対して車両の前後方向の中心線で分割して2枚で構成す
るのがよいが、トラックやワゴン車、バン等の天井の広
い車種では、ヘッドライニングを前後に3分割したり、
更に前後左右に分割した4枚ないしは6枚とするのがよ
い。前後に分割したヘッドライニングの突合わせ端は、
対向する左右のルーフレールに架設するルーフボウ(車
両の左右方向)をリンフォースメントの代わりに利用す
る。
【0011】上記室内天井は、まず車両のルーフパネル
とルーフレールとの間に形成した隙間部に各ヘッドライ
ニングの周縁を順次嵌め込んで全ヘッドライニングをル
ーフパネル内面に配列し、次いで各ヘッドライニングの
周縁が当接又は接近する突合わせ端をルーフパネルへ向
けて押圧するリンフォースメントの基部を前記ルーフパ
ネルとルーフレールとの間に形成した嵌込凹部へ嵌挿
し、このリンフォースメントで前記各ヘッドライニング
の突合わせ端を覆い隠すように組み立てる。
【0012】ヘッドライニングをルーフパネルに対して
車両の前後方向の中心線で分割し、左右に並んだ2枚で
構成すると、例えば、まず左のヘッドライニングを対応
する隙間部へ嵌め込み、次いで右のヘッドライニングを
対応する隙間部に嵌め込むといった手順で組み立てるこ
とができ、前記手順からも明らかなように、その組立作
業は手間が掛からず、非常に簡単である。またリンフォ
ースメントも前記2枚のヘッドライニングの突合わせ端
に沿って、すなわち車両の前後方向の中心線に沿う1体
で済むため、部品点数も少なくて済む。
【0013】本発明における組立性の利点をより有効に
活用するには、ヘッドライニングは対向する隙間部の一
方に深く嵌め込めば他方に掛からない大きさで対向する
2辺を有するものを用い、前記2辺の一方を対応する隙
間部に所定深さよりも大きく嵌め込んだ状態でこの2辺
の他方を対応する隙間部に接近させ、前記所定深さより
も大きく嵌め込んだ一方の辺を引き戻しながら、他方の
辺を対応する隙間部に嵌め込むように組み立てるのがよ
い。同様に、リンフォースメントは対向する嵌込凹部の
一方に深く嵌挿すれば他方に掛からない長さで対向する
基部を有するものを用い、前記基部のうち一方を対応す
る嵌込凹部に所定深さよりも大きく嵌挿した状態で前記
基部の他方を対応する嵌込凹部に接近させ、前記所定深
さよりも大きく嵌挿した一方の基部を引き戻しながら、
他方の基部を対応する嵌込凹部に嵌挿するように組み立
てるのがよい。
【0014】例えば、車両の前後方向の中心線で左右に
2分割した略長方形状のヘッドライニングを嵌め込む場
合(左、右を問わない)を考える。このヘッドライニング
が、対向する隙間部の一方に深く嵌め込めば他方に掛か
らない大きさで対向する前後縁を有していれば、側縁の
一方(他方は突合わせ端となってリンフォースメントに
ルーフパネルへ向けて押圧される)を対応する隙間部に
嵌め込んだ状態を保ちながら、まず前縁を前方の隙間部
へ深く嵌め込んで後縁を後方の隙間部に接近させ、その
ままの姿勢でヘッドライニングを後方へずらすことで容
易に後縁を後方の隙間部へ嵌め込むことができる。この
ように、前後縁の関係が、ヘッドライニングが正規位置
に配列できれば当然にそれぞれ対応する隙間部に嵌め込
まれ、一方を深く嵌め込んだときにだけ他方が対応する
隙間部に掛からない大きさを持つことで、組立作業を簡
単にするのである。なお、リンフォースメントについて
も同様であるので、説明は省略する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した車両の室
内天井について図を参照しながら説明する。図1は本発
明の室内天井構造をトラックに適用した天井を左右方向
に分断した端面図で、リンフォースメント1が前のルー
フレール2の嵌込凹部3に掛止部4を掛止させた状態を
表わし、図2は同天井を前後方向に分断した端面図であ
り、図3は同天井をルーフパネル5の斜め上方から見た
の斜視図である。この例は、左右に等分した2枚のヘッ
ドライニング6,7から構成し、両者の突合わせ端を1
本のリンフォースメント1で目隠しした室内天井を構成
する。
【0016】各ヘッドライニング6,7は、図1、図2
又は図3に見られるように、ルーフパネル5に倣った形
状に一体成形したプラスチック段ボール、紙段ボール又
はレジンボード等からなる基材に、ポリ塩化ビニルシー
ト、不織布又はTPO(サーモプラスチックオレフィン)
等からなる表皮を貼り合わせたもので、一定の弾性を有
している。従来のヘッドライニングはルーフパネル全面
に対して1枚で構成していたが、本発明の室内天井構造
では、複数枚、この実施例では等分割した2枚のヘッド
ライニング6,7をルーフパネル5に対して配列する。
【0017】左右のヘッドライニング6,7は、接着剤
を用いず、前後縁及び左若しくは右縁をルーフパネル5
とルーフレール2,8,9,10との間に形成される隙間部1
1,12,13,14へ嵌め込み、左右のヘッドライニング6,7
の突合わせ端を、1本の金属製リンフォースメント1で
ルーフパネル5に押えて密着させている。ルーフレール
2,8,9,10は、縁部を折り返して丸みをもたせること
で、隙間部11,12,13,14へヘッドライニング6,7の周縁
を嵌め込む際に前記周縁が縁部にひっかからないように
し、ヘッドライニング6,7とルーフレール2,8,9,10
との接線を見栄えよくしている。リンフォースメント1
は、隙間部11,14に連続してルーフレール2,10の一部を
切欠いて形成された嵌込凹部3,15に前後の基部16,17を
嵌挿して支持され、図4(図1又は図2中A部拡大一部
破断斜視図)に見られるように、前方の基部16に設けた
掛止部4を対応する嵌込凹部3に噛み合わせてリンフォ
ースメント1の前後方向に位置規制する。嵌込凹部3,1
5自体はリンフォースメント1を左右方向に位置規制
し、リンフォースメント1の基部16,17を組み付ける際
のガイドとしても機能する。なお、リンフォースメント
1は、室内天井の構造的な補強材として、また電気配線
経路ともなる。
【0018】図5〜図7は、上記トラックの天井の組立
手順1〜3を前後方向に分断した端面図(図2相当)を用
いて表したもので、図5はヘッドライニング6(7)の前
縁を前(図5中左側)の隙間部11へ深く挿入した状態(手
順1)、図6は図5の状態からヘッドライニング6(7)
を後方(図5中右側)へ若干引き戻し、後縁を後の隙間部
14へ嵌め込んだ状態(手順2)、図7はリンフォースメン
ト1の前方の基部16を前の嵌込凹部3へ深く挿入した状
態(手順3)を表している。
【0019】まず、図5に見られるように、通常十分な
容積を持つ隙間部11に対してヘッドライニング6(7)の
前縁を深く挿入する。ヘッドライニング6(7)は、上記
で述べたように弾性があり、撓ませたり、折り曲げたり
できる素材で構成されているから、仮に前の隙間部11内
の奥行きがそれほど長くなくても、十分な容積さえあれ
ばヘッドライニング6(7)の前縁を押し込むことができ
る。こうして、前縁を隙間部11に嵌め込んだヘッドライ
ニング6(7)は、後縁を持ち上げてルーフパネル5にほ
ぼ密接させ(図5中二点鎖線参照)、後方の隙間部14に前
記後縁を近接させた状態にすることができる。
【0020】図5の状態ではヘッドライニング6(7)は
前方へ大きく変位した位置にあるから、ヘッドライニン
グ6(7)をルーフパネル5に密接させても後縁は後の隙
間部14に近接するだけで掛からない。しかし、図6に見
られるように、ヘッドライニング6(7)をルーフパネル
5に密接させたまま後退させると、容易に後縁を隙間部
14に嵌め込むことができる。なお、前記前後縁の隙間部
14への嵌込作業は、ヘッドライニング6(7)の側縁を常
に側方の隙間部12(13)へ嵌め込んだ状態(図1参照)で実
施できる。このように、ヘッドライニング6,7を分割
すれば、ルーフパネル5に対する配列が容易になるので
ある。
【0021】ヘッドライニング6,7の配列を終える
と、図7に見られるように、リンフォースメント1の取
付けを始める。このリンフォースメント1の取付作業
は、ヘッドライニング6,7の嵌込作業とほぼ同様で、
まず前方の基部16を嵌込凹部3に通して隙間部11へ深く
嵌挿し(本例では、隙間部11と嵌込凹部3とが連続して
いるので、基部16は結局嵌込凹部3を通して隙間部11へ
嵌挿されるが、嵌込凹部3と隙間部11とを別体で形成し
てもよい。後方の嵌込凹部15と隙間部14の関係も同様で
ある)、次に後退させて後方の基部17を嵌込凹部15に嵌
挿して、取付を完了する。リンフォースメント1に設け
た掛止部4は段差が極小さく、取付作業時には容易に嵌
込凹部3を乗り超えて基部16を深く嵌挿することができ
るので、特に取付作業の妨げとなることはない。なお、
リンフォースメント1をヘッドライニング6,7よりも
短くしておくと、取付作業において前後させる際に基部
16,17のエッジがルーフパネル5を傷つけずに済む。こ
うして室内天井の組立を終えた状態が、図1である。
【0022】嵌込凹部3,15は、図4に見られるよう
に、リンフォースメント1の前方の基部16に設けた掛止
部4を掛けることで、取付後のリンフォースメント1の
前後、左右の位置ずれを防止するほか、取付の際にはリ
ンフォースメント1の取付位置を示すガイドとして機能
する。このため、嵌込凹部3の形状は、リンフォースメ
ント1の断面における角部を結ぶ逆台形状が好ましい。
前記形状のほかには、リンフォースメント1の外面に当
接するような形状、例えばリンフォースメント1の断面
形状に相似な角部を有する形状も考えられるが、図4に
見られるように、逆台形状からなる単純な切欠でもリン
フォースメント1の位置固定、取付作業時のガイドと言
った機能を果たせるし、逆台形状の嵌込凹部3の方がリ
ンフォースメント1をあてがいやすく、取付作業も容易
だからである。また、掛止部4は、この嵌込凹部3にお
いてルーフレール2の縁部を挟み込む断面挟持爪形状の
ものがよく、より具体的には、図4に見られるように、
挟み込むルーフレール2の縁部に対して前後に対称な比
較的低い段差を一組みとして挟持爪を構成し、各段差の
内側は急竣に、外側をなだらかに形成するのがよい。
【0023】本発明の室内天井構造は、このほか様々な
車両の室内天井にも適用できる。図8は3分割したヘッ
ドライニング18,19,20を用いて、本発明の室内天井構造
を適用したハイルーフバンの天井を左右方向に分断した
端面図、図9は同天井を前後方向に分断した端面図で、
図10はこの天井の斜視図である。この例の特徴は、ヘッ
ドライニング18,19,20を前後に3分割した点にある。そ
のため、各ヘッドライニング18,19(19,20)の突合わせ端
は、リンフォースメントではなく、左右のルーフレール
8,9に架設するルーフボウ21,22で隠し、リンフォース
メント1は前記ルーフボウ21,22に直交して各ヘッドラ
イニング18,19,20を固定する役割だけを担う。つまり、
ルーフボウ21,22もリンフォースメントとして機能して
いるのである。
【0024】ヘッドライニング18,19,20の素材構成は上
記トラックの室内天井構造の例と同様であるが、ヘッド
ライニング18は前の隙間部11と前のルーフボウ21に、ヘ
ッドライニング19は前後のルーフボウ21,22に、ヘッド
ライニング20は後のルーフボウ22と後の隙間部14に嵌め
込まれる点が異なる。ルーフボウ21,22は、各ヘッドラ
イニング18,19(19,20)の突合わせ端を隠すほか、各ヘッ
ドライニング18,19,20を固定するというリンフォースメ
ント同様の働きをも有している。リンフォースメント1
は、ルーフレール2(10)に隙間部11(14)と連続して形成
した嵌込凹部3(15)に基部16(17)を嵌挿し、前後それぞ
れの掛止部4,23をルーフレール2,10の縁部に掛止し
て、前後及び左右に対して位置固定する。
【0025】上記ハイルーフバンにおける室内天井構造
においてルーフボウ21,22を溶接等により予めルーフレ
ール8,9へ架設しておいた場合、各ヘッドライニング1
8,19,20を左右方向にも分割すればよい。図11は、6分
割したヘッドライニング24,25,26,27,28,29を用いて、
本発明の室内天井構造を適用したハイルーフバンの天井
を左右方向に分断した端面図、図12は同天井を前後方向
に分断した端面図で、図13はこの天井の斜視図である。
この例ではヘッドライニング24,25,26,27,28,29を前後
左右に6分割しており、各ヘッドライニング24,25,26,2
7,28,29の周縁はそれぞれ対応する隙間部11,12,13,14へ
嵌め込むと共に、予め左右のルーフレール8,9に溶接
して渡しておいたルーフボウ21,22及び前後のルーフレ
ール2,10に嵌挿するリンフォースメント1によって、
それぞれの突合わせ端を隠し、かつ一体に固定する。
【0026】ヘッドライニング24,25,26,27,28,29は、
ルーフボウ21,22で区切られた各区画に対し、個別に嵌
め込んでいく。このとき、前後関係にあるヘッドライニ
ング24,25とヘッドライニング26,27(ヘッドライニング2
6,27とヘッドライニング28,29)の突合わせ端はルーフボ
ウ21(22)に隠される。そして、ルーフボウ21,22を貫設
して前後の隙間部11,14へ嵌め込んだリンフォースメン
ト1が、左右関係にあるヘッドライニング24,25(26,27
又は28,29)の突合わせ端を隠し、同時に全てのヘッドラ
イニング24,25,26,27,28,29を一体に固定するのであ
る。ルーフボウ21,22は元々ルーフパネル5に対する構
造部材であるため、予めルーフレール8,9へ溶接して
おくのが普通であり、ヘッドライニング24,25,26,27,2
8,29は本例のように6分割して嵌め込む場合が通常とな
る。
【0027】本発明の室内天井構造は、比較的廉価な車
両、すなわち軽自動車、バン、トラックや産業用車両
等、リンフォースメントやルーフボウの存在が許容でき
る車両の室内天井の組立に適している。こうした車両に
おいては、より安価かつ簡易な組立の方がコストの低減
に繋がり、好ましいからである。更に、本発明の室内天
井構造は、リンフォースメントが構造的な強度の補強に
も役立ち、ルームライト等の電気配線の経路にも利用で
き、極めて実際的な構造を構築できるのである。なお、
本例のヘッドライニングは、ルーフパネルに装着する前
に予めルーフパネルの形状に合わせて熱成形している
が、ヘッドライニングはリーンフォースメントによって
ルーフパネルに対して強く押圧されるため、熱成形しな
い平板状のヘッドライニングをルーフパネルに装着して
も、十分ルーフパネルに沿わせることができる。この場
合、熱成形工程を省略することになるから、更なるコス
ト低減が可能となるのである。
【0028】
【発明の効果】本発明の室内天井構造及び組立方法によ
り、車両の室内天井の組立に要する労力を抑えることが
でき、しかも安価かつ簡易な組立作業を実現できるの
で、ひいては車両のコストの削減を達成できる。特に、
接着剤を使用せずに済むことにより、組立作業が大幅に
改善できる点は、最大の利点となる。
【0029】ヘッドライニングの分割は任意でよく、そ
の分割の仕方によって組立方法を変え、またリンフォー
スメントやルーフボウの配置いかんで外観をも変更でき
ることから、様々な車両の室内天井に本発明を適用で
き、極めて汎用性が高いと言える。しかも、リンフォー
スメントは、室内天井の構造的な強度をも補強し、かつ
電気配線の経路をも確保できる利点を有するので、改め
て電気配線の経路を工作する必要がなくなる点におい
て、従来より優れていると言えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したトラックの天井を左右方向に
分断した端面図である。
【図2】同天井を前後方向に分断した端面図である。
【図3】同天井の斜視図である。
【図4】図1又は図2中A部拡大一部破断斜視図であ
る。
【図5】同天井の組立手順1を表した前後方向に分断し
た端面図である。
【図6】同天井の組立手順2を表した前後方向に分断し
た端面図である。
【図7】同天井の組立手順3を表した前後方向に分断し
た端面図である。
【図8】3分割したヘッドライニングからなるハイルー
フバンの室内天井を左右方向に分断した端面図である。
【図9】同天井を前後方向に分断した端面図である。
【図10】同天井の斜視図である。
【図11】6分割したヘッドライニングからなるハイル
ーフバンの天井を左右方向に分断した端面図である。
【図12】同天井を前後方向に分断した端面図である。
【図13】同天井の斜視図である。
【符号の説明】
1 リンフォースメント 2 前のルーフレール 3 前の嵌込凹部 4 前の掛止部 5 ルーフパネル 6 左のヘッドライニング 7 右のヘッドライニング 8 左のルーフレール 9 右のルーフレール 10 後のルーフレール 11 前の隙間部 12 左の隙間部 13 右の隙間部 14 後の隙間部 15 後の嵌込凹部 16 前の基部 17 後の基部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 恒男 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 児玉 忠彦 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネル内面に複数のヘッド
    ライニングを装着して構成する室内天井構造であって、
    該車両のルーフパネルとルーフレールとの間に隙間部と
    嵌込凹部とを形成してなり、該隙間部には各ヘッドライ
    ニングの周縁を嵌め込んで全ヘッドライニングをルーフ
    パネル内面に配列し、前記各ヘッドライニングの周縁が
    当接又は近接する突合わせ端を覆うリンフォースメント
    の基部を嵌込凹部へ嵌挿して該リンフォースメントで前
    記突合わせ端をルーフパネルに押圧してなる車両の室内
    天井構造。
  2. 【請求項2】 車両のルーフパネル内面に複数のヘッド
    ライニングを装着して構成する室内天井構造において、
    まず該車両のルーフパネルとルーフレールとの間に形成
    した隙間部に各ヘッドライニングの周縁を順次嵌め込ん
    で全ヘッドライニングをルーフパネル内面に配列し、次
    いで各ヘッドライニングの周縁が当接又は近接する突合
    わせ端をルーフパネルへ向けて押圧するリンフォースメ
    ントの基部を前記ルーフパネルとルーフレールとの間に
    形成した嵌込凹部へ嵌挿し、該リンフォースメントで前
    記各ヘッドライニングの突合わせ端を覆い隠すように組
    み立てる車両の室内天井組立方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のヘッドライニングが対向
    する隙間部の一方に深く嵌め込めば他方に掛からない大
    きさで対向する2辺を有してなり、前記2辺の一方を対
    応する隙間部に所定深さよりも大きく嵌め込んだ状態で
    該2辺の他方を対応する隙間部に接近させ、前記所定深
    さよりも大きく嵌め込んだ一方の辺を引き戻しながら、
    他方の辺を対応する隙間部に嵌め込むように組み立てる
    車両の室内天井組立方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のリンフォースメントが対
    向する嵌込凹部の一方に深く嵌挿すれば他方に掛からな
    い長さで対向する基部を有してなり、前記基部のうち一
    方を対応する嵌込凹部に所定深さよりも大きく嵌挿した
    状態で前記基部の他方を対応する嵌込凹部に接近させ、
    前記所定深さよりも大きく嵌挿した一方の基部を引き戻
    しながら、他方の基部を対応する嵌込凹部に嵌挿するよ
    うに組み立てる車両の室内天井組立方法。
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