JPH09316497A - 尿石・スケールの処理溶液およびこの処理溶液の使用方法 - Google Patents
尿石・スケールの処理溶液およびこの処理溶液の使用方法Info
- Publication number
- JPH09316497A JPH09316497A JP8154820A JP15482096A JPH09316497A JP H09316497 A JPH09316497 A JP H09316497A JP 8154820 A JP8154820 A JP 8154820A JP 15482096 A JP15482096 A JP 15482096A JP H09316497 A JPH09316497 A JP H09316497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment solution
- urine
- stones
- toilet bowl
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 尿石・スケールの処理溶液を、少なくと
も1種の無機酸と水溶性の高分子化合物を含有すると共
に、その粘度を100センチポイズ〜300ポイズとし
た。 【効果】 処理溶液の粘性により便器の表面に付着した
尿石・スケールに粘り着くので、尿石・スケールを分解
する無機酸がその内部にまで浸透し、尿石・スケールを
便器の表面から浮かせて容易に除去することができる。
も1種の無機酸と水溶性の高分子化合物を含有すると共
に、その粘度を100センチポイズ〜300ポイズとし
た。 【効果】 処理溶液の粘性により便器の表面に付着した
尿石・スケールに粘り着くので、尿石・スケールを分解
する無機酸がその内部にまで浸透し、尿石・スケールを
便器の表面から浮かせて容易に除去することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば便器の表面
に生じる尿石・スケールの除去および発生予防などの処
理に有効な処理溶液およびこの処理溶液の使用方法に関
する。
に生じる尿石・スケールの除去および発生予防などの処
理に有効な処理溶液およびこの処理溶液の使用方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】便器の表面に尿石・スケールが堆積する
と、そこに雑菌が繁殖してその代謝物や分解物が悪臭を
発生させる。尿石などの発生は男性用の便器に多く見ら
れる。その理由は、男性用の便器が主として立面で構成
されており、尿中に含まれている尿素、尿酸、クレアチ
ンなどが次第に蓄積コーティングされるためである。悪
臭の発生を防ぐには、そこに生成した尿石・スケールを
完全に取り除くことが必要である。
と、そこに雑菌が繁殖してその代謝物や分解物が悪臭を
発生させる。尿石などの発生は男性用の便器に多く見ら
れる。その理由は、男性用の便器が主として立面で構成
されており、尿中に含まれている尿素、尿酸、クレアチ
ンなどが次第に蓄積コーティングされるためである。悪
臭の発生を防ぐには、そこに生成した尿石・スケールを
完全に取り除くことが必要である。
【0003】尿石などを取り除く薬品として、無機酸の
塩酸、硫酸などが知られており、これらの水溶液が単独
あるいは混合物の状態で、除去剤として市販されてい
る。これらの除去剤を尿石などに塗布するなどした後、
ブラシなどで擦るようにして尿石などを除去していた。
塩酸、硫酸などが知られており、これらの水溶液が単独
あるいは混合物の状態で、除去剤として市販されてい
る。これらの除去剤を尿石などに塗布するなどした後、
ブラシなどで擦るようにして尿石などを除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】従来の除去剤は、主
として立面で構成されている男性用の便器の表面や、他
の形式の便器でも表面の傾斜が急な面に塗布されてもす
ぐに流れ去ってしまい、尿石などの除去を効果的に行う
ことが困難であった。
として立面で構成されている男性用の便器の表面や、他
の形式の便器でも表面の傾斜が急な面に塗布されてもす
ぐに流れ去ってしまい、尿石などの除去を効果的に行う
ことが困難であった。
【0005】また、トイレの悪臭予防を考えたとき、便
器の表面に対する尿石などの生成を予防することが非常
に効果的であるが、従来の除去剤は、上述のように便器
の表面からすぐに流れ去ってしまうので、除去剤を便器
の表面に塗布しておいても尿石などの生成を予防するこ
とができない。
器の表面に対する尿石などの生成を予防することが非常
に効果的であるが、従来の除去剤は、上述のように便器
の表面からすぐに流れ去ってしまうので、除去剤を便器
の表面に塗布しておいても尿石などの生成を予防するこ
とができない。
【0006】なお、尿石などをその生成の初期段階で除
去すれば、その除去作業が比較的容易に行え、トイレの
悪臭も予防できるが、このために便器の清掃を頻繁に行
わなくてはならないという別の問題を招来する。
去すれば、その除去作業が比較的容易に行え、トイレの
悪臭も予防できるが、このために便器の清掃を頻繁に行
わなくてはならないという別の問題を招来する。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上述した問題点を解決
するため、本願の第1の発明による尿石・スケールの処
理溶液は、少なくとも1種の無機酸と水溶性の高分子化
合物を含有すると共に、その粘度を100センチポイズ
〜300ポイズとしたものである。
するため、本願の第1の発明による尿石・スケールの処
理溶液は、少なくとも1種の無機酸と水溶性の高分子化
合物を含有すると共に、その粘度を100センチポイズ
〜300ポイズとしたものである。
【0008】また、本願の第2の発明は、尿石・スケー
ルの処理溶液の使用方法に関し、少なくとも1種の無機
酸と水溶性の高分子化合物を含有すると共に、その粘度
を100センチポイズ〜300ポイズとした尿石・スケ
ールの処理溶液を塗布した後に、この処理溶液の塗布面
に炭酸塩を含有する水溶液をさらに塗布して炭酸ガスを
発生させて、尿石・スケールを処理することを特徴とす
る。
ルの処理溶液の使用方法に関し、少なくとも1種の無機
酸と水溶性の高分子化合物を含有すると共に、その粘度
を100センチポイズ〜300ポイズとした尿石・スケ
ールの処理溶液を塗布した後に、この処理溶液の塗布面
に炭酸塩を含有する水溶液をさらに塗布して炭酸ガスを
発生させて、尿石・スケールを処理することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本願の第1の発明による処理溶液は、水溶性の
高分子が含有されており、100センチポイズ〜300
ポイズの粘度を有するので、尿石などの表面に、この尿
石などを軟化させ浮き上がらせるのに充分な量を長時間
にわたって付着させることができる。また、この処理溶
液は、便器の表面に塗布された場合、その粘度により長
時間にわたって便器表面に処理溶液の皮膜を形成でき
る。
高分子が含有されており、100センチポイズ〜300
ポイズの粘度を有するので、尿石などの表面に、この尿
石などを軟化させ浮き上がらせるのに充分な量を長時間
にわたって付着させることができる。また、この処理溶
液は、便器の表面に塗布された場合、その粘度により長
時間にわたって便器表面に処理溶液の皮膜を形成でき
る。
【0010】また、本願の第2の発明による処理溶液の
使用方法によれば、処理溶液を塗布した後に炭酸塩を含
有する水溶液をさらに塗布することにより、攪拌作用を
有する炭酸ガスを発生させることができる。また、処理
溶液に含まれる無機酸が、炭酸塩を含有する水溶液との
反応により中和される。
使用方法によれば、処理溶液を塗布した後に炭酸塩を含
有する水溶液をさらに塗布することにより、攪拌作用を
有する炭酸ガスを発生させることができる。また、処理
溶液に含まれる無機酸が、炭酸塩を含有する水溶液との
反応により中和される。
【0011】
【実施例】本願発明者は、まず、尿石の生成および尿石
の分解について検討した。尿石の発生原因となる尿に
は、尿素、尿酸、クレアチニンなどの窒素含有代謝物に
加えて様々な無機酸の塩が含まれている。その中で最も
多い成分が尿素であり、尿素こそが尿石発生の元凶であ
ると考えられる。尿素は、水に対する溶解性を有する
が、便器の表面に続々と尿が排出されると、時間の経過
と共に多量の尿素が便器の表面に蓄積されて、通常の水
洗では除去不能となることが判った。
の分解について検討した。尿石の発生原因となる尿に
は、尿素、尿酸、クレアチニンなどの窒素含有代謝物に
加えて様々な無機酸の塩が含まれている。その中で最も
多い成分が尿素であり、尿素こそが尿石発生の元凶であ
ると考えられる。尿素は、水に対する溶解性を有する
が、便器の表面に続々と尿が排出されると、時間の経過
と共に多量の尿素が便器の表面に蓄積されて、通常の水
洗では除去不能となることが判った。
【0012】そこで本願発明者は、尿成分をより水に溶
けやすい物質に変換させることに着目した。尿素は、塩
酸、硫酸などと反応して塩を生成する。ここで、たとえ
ば塩酸塩、硫酸塩などの無機酸塩が潮解性を有し、空気
中の水分を吸収して自然に液体と化すことに注意しなけ
ればならない。すなわち、便器の表面に付着されている
尿石に塩酸や硫酸などの除去剤の塗布によりその尿石の
表面に塩酸塩、硫酸塩などの除去容易な無機酸塩が生じ
るが、この塩が空気中の水分を吸収して液体となると、
特に便器の立面や急斜面において、尿石に浸透しようと
する除去剤を流し去り、尿石の除去を阻害するという問
題を生じる。
けやすい物質に変換させることに着目した。尿素は、塩
酸、硫酸などと反応して塩を生成する。ここで、たとえ
ば塩酸塩、硫酸塩などの無機酸塩が潮解性を有し、空気
中の水分を吸収して自然に液体と化すことに注意しなけ
ればならない。すなわち、便器の表面に付着されている
尿石に塩酸や硫酸などの除去剤の塗布によりその尿石の
表面に塩酸塩、硫酸塩などの除去容易な無機酸塩が生じ
るが、この塩が空気中の水分を吸収して液体となると、
特に便器の立面や急斜面において、尿石に浸透しようと
する除去剤を流し去り、尿石の除去を阻害するという問
題を生じる。
【0013】以下、本願の第1の発明による処理溶液に
ついて説明する。なお、ここで言う処理とは、便器の表
面に生じる尿石・スケールなどを除去し、又はその発生
を予防することを意味する。尿石の除去および尿石の発
生予防を効果的に行うために、この処理溶液に望まれる
性質および機能について鋭意検討を重ねた結果、処理溶
液には尿成分をより水に溶けやすい物質に変化させる性
質だけでなく、そこに存在する尿成分の総量に対して反
応し得る充分な容量をその場に確保できる機能が必要で
あることが判った。
ついて説明する。なお、ここで言う処理とは、便器の表
面に生じる尿石・スケールなどを除去し、又はその発生
を予防することを意味する。尿石の除去および尿石の発
生予防を効果的に行うために、この処理溶液に望まれる
性質および機能について鋭意検討を重ねた結果、処理溶
液には尿成分をより水に溶けやすい物質に変化させる性
質だけでなく、そこに存在する尿成分の総量に対して反
応し得る充分な容量をその場に確保できる機能が必要で
あることが判った。
【0014】第1の発明による処理溶液の特徴は、従来
品と異なり尿石除去剤としての無機酸を含む水溶液に適
当な粘度を持たせたことである。粘度を持った処理溶液
に含まれる尿石除去剤(溶液)は、その粘度によって極
めてゆっくりと流れる上、便器の尿成分が付着している
部分にべっとりと付着し、十分に尿石発生の基となる尿
成分を浮かせ、上述のように易溶解の状態にすることが
出来る。また処理溶液はその粘度のゆえに簡単には流れ
去らず充分な量の除去剤を便器表面に保つことができ
る。
品と異なり尿石除去剤としての無機酸を含む水溶液に適
当な粘度を持たせたことである。粘度を持った処理溶液
に含まれる尿石除去剤(溶液)は、その粘度によって極
めてゆっくりと流れる上、便器の尿成分が付着している
部分にべっとりと付着し、十分に尿石発生の基となる尿
成分を浮かせ、上述のように易溶解の状態にすることが
出来る。また処理溶液はその粘度のゆえに簡単には流れ
去らず充分な量の除去剤を便器表面に保つことができ
る。
【0015】すなわち第1の発明による処理溶液は、適
度の粘度を有するため、尿石の表面に相当長い時間保持
され、除去剤がこの尿石の内部にまでしみ込んで尿素を
完全に無機酸塩に変えることが出来るのである。言い換
えれば、本発明による無機酸を含む水溶液に、粘度を持
たせることによって、はじめて、付着している尿石の深
部にまで除去剤を浸透させて尿素を潮解性の無機酸塩に
変化させることを可能にしたものであり、これが本発明
の成果のひとつである。
度の粘度を有するため、尿石の表面に相当長い時間保持
され、除去剤がこの尿石の内部にまでしみ込んで尿素を
完全に無機酸塩に変えることが出来るのである。言い換
えれば、本発明による無機酸を含む水溶液に、粘度を持
たせることによって、はじめて、付着している尿石の深
部にまで除去剤を浸透させて尿素を潮解性の無機酸塩に
変化させることを可能にしたものであり、これが本発明
の成果のひとつである。
【0016】無機酸を含む処理溶液に粘度を与える方法
として、水溶性の高分子物質を処理溶液中に溶解させる
方法が考えられる。しかし高濃度の酸が存在するので、
実用化の観点から、酸で分解しない高分子物質であるこ
とが望ましい。
として、水溶性の高分子物質を処理溶液中に溶解させる
方法が考えられる。しかし高濃度の酸が存在するので、
実用化の観点から、酸で分解しない高分子物質であるこ
とが望ましい。
【0017】このような高分子物質としては、ポリアク
リル酸、ポリメタクリル酸、あるいはこれらの塩類、ポ
リビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリ
エチレンオキサイド、ポリビニールアルコールなどがあ
る。ここに挙げた例だけでなく高加水分解性の水溶性の
高分子物質がひろく用いることが出来ることは本発明の
主旨から当然であり、本発明の範囲に含まれることは当
然である。上記の水溶性高分子のうちポリビニールアル
コールは、浄化槽の浄化菌に悪影響を及ぼさないことが
判っているので本発明の目的に最もふさわしいものであ
る。
リル酸、ポリメタクリル酸、あるいはこれらの塩類、ポ
リビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリ
エチレンオキサイド、ポリビニールアルコールなどがあ
る。ここに挙げた例だけでなく高加水分解性の水溶性の
高分子物質がひろく用いることが出来ることは本発明の
主旨から当然であり、本発明の範囲に含まれることは当
然である。上記の水溶性高分子のうちポリビニールアル
コールは、浄化槽の浄化菌に悪影響を及ぼさないことが
判っているので本発明の目的に最もふさわしいものであ
る。
【0018】また、無機酸を含む第1の発明による処理
溶液の粘度は、100センチポイズ〜300ポイズの間
にあることが好ましく、さらに好ましくは、200セン
チポイズ〜200ポイズの間、さらに好ましくは300
センチポイズ〜150ポイズが好ましい。これらの粘度
は30°Cで測定した値である。
溶液の粘度は、100センチポイズ〜300ポイズの間
にあることが好ましく、さらに好ましくは、200セン
チポイズ〜200ポイズの間、さらに好ましくは300
センチポイズ〜150ポイズが好ましい。これらの粘度
は30°Cで測定した値である。
【0019】粘度が100センチポイズより小さいと、
粘度不足のために処理溶液が短時間内に流れ去り、本発
明の効果を充分に発揮することが出来ない。また粘度が
300ポイズを越えると、付着した処理溶液を洗い流す
のに時間がかかりすぎて実用的でない。
粘度不足のために処理溶液が短時間内に流れ去り、本発
明の効果を充分に発揮することが出来ない。また粘度が
300ポイズを越えると、付着した処理溶液を洗い流す
のに時間がかかりすぎて実用的でない。
【0020】また、本発明に用いられる無機酸として
は、塩酸、硫酸あるいは硝酸が好ましく、それぞれ単独
で用いてもよく、混合して用いてもよい。混合して用い
るときは、塩酸(または塩化水素という)/硫酸の比が
3/20〜20/3の間でこれらの混合物が用いられ
る。塩酸の濃度が多いほど尿石の除去効果は大きいが,
塩酸の蒸気が害を及ぼすことを配慮しなければならな
い。その点、硫酸は蒸気を殆ど発生しないので、公害と
いう面では好ましいといえる。
は、塩酸、硫酸あるいは硝酸が好ましく、それぞれ単独
で用いてもよく、混合して用いてもよい。混合して用い
るときは、塩酸(または塩化水素という)/硫酸の比が
3/20〜20/3の間でこれらの混合物が用いられ
る。塩酸の濃度が多いほど尿石の除去効果は大きいが,
塩酸の蒸気が害を及ぼすことを配慮しなければならな
い。その点、硫酸は蒸気を殆ど発生しないので、公害と
いう面では好ましいといえる。
【0021】また洗浄効果を増すためにエチレンジアミ
ンテトラアセテートなどのキレート剤を若干含有させる
こともできる。
ンテトラアセテートなどのキレート剤を若干含有させる
こともできる。
【0022】本願の第1の発明の特徴は、尿石・スケー
ルの除去およびその発生を予防することを目的とし、水
溶性の高分子を含有し、100センチポイズ〜300ポ
イズ(30°C)の粘度を有する無機酸の水溶液からな
る尿石・スケールの処理溶液を提供することにある。
ルの除去およびその発生を予防することを目的とし、水
溶性の高分子を含有し、100センチポイズ〜300ポ
イズ(30°C)の粘度を有する無機酸の水溶液からな
る尿石・スケールの処理溶液を提供することにある。
【0023】更に本願の発明者は、尿石除去に有効な処
理溶液の活用法につき研究を行い、本願の第2の発明を
完成した。第2の発明の要旨とするところは、尿石・ス
ケールの処理溶液の有効な実施に関し、処理溶液を用い
て便器を処理したのち、さらに炭酸塩水溶液で処理する
ことを特徴とする尿石・スケールの処理溶液の使用方法
に関する。
理溶液の活用法につき研究を行い、本願の第2の発明を
完成した。第2の発明の要旨とするところは、尿石・ス
ケールの処理溶液の有効な実施に関し、処理溶液を用い
て便器を処理したのち、さらに炭酸塩水溶液で処理する
ことを特徴とする尿石・スケールの処理溶液の使用方法
に関する。
【0024】第1の発明による処理溶液を用いて便器の
表面を処理した後、炭酸塩水溶液で処理することによ
り、炭酸塩と無機酸が反応し、炭酸ガスを激しく発生さ
せることができる。この場合、尿石は処理溶液によって
柔らかくなって浮き上がり、無機酸はこの浮き上がった
尿石の内部に深く染み込んでおり、この状態で炭酸ガス
が尿石の内部から激しく発生するので、有効な攪拌効果
が生じて極めて容易に尿石を除去することができる。ま
たこの方法を尿石発生前に予防的に用いることにより、
尿中の成分、特に尿素を潮解性の無機酸塩に変え、水易
容性に変化させ、炭酸ガスの洗浄作用で効率よく洗い流
すことが可能となり、実用的な尿石生成予防、悪臭発生
予防に成功したものである。
表面を処理した後、炭酸塩水溶液で処理することによ
り、炭酸塩と無機酸が反応し、炭酸ガスを激しく発生さ
せることができる。この場合、尿石は処理溶液によって
柔らかくなって浮き上がり、無機酸はこの浮き上がった
尿石の内部に深く染み込んでおり、この状態で炭酸ガス
が尿石の内部から激しく発生するので、有効な攪拌効果
が生じて極めて容易に尿石を除去することができる。ま
たこの方法を尿石発生前に予防的に用いることにより、
尿中の成分、特に尿素を潮解性の無機酸塩に変え、水易
容性に変化させ、炭酸ガスの洗浄作用で効率よく洗い流
すことが可能となり、実用的な尿石生成予防、悪臭発生
予防に成功したものである。
【0025】第2の発明による方法を実施するに当たっ
て用いられる炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム(重炭酸ソーダ)、炭酸カリウム、炭酸水
素カリウムを用いるのが好ましい。
て用いられる炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム(重炭酸ソーダ)、炭酸カリウム、炭酸水
素カリウムを用いるのが好ましい。
【0026】これらの炭酸塩は水に溶かして水溶液の状
態で用いられ、その濃度は任意で良いが、通常3〜30
%の範囲で用いられる。この濃度が3%より少ないと、
所望の炭酸ガスが発生して本発明の効果を充分に発揮す
る前に、酸が洗い流されて効果を減じてしまうことがあ
り好ましくない。一方この濃度が30%を越えると、炭
酸塩の水に対する溶解性から均一に溶解するのが難し
い。
態で用いられ、その濃度は任意で良いが、通常3〜30
%の範囲で用いられる。この濃度が3%より少ないと、
所望の炭酸ガスが発生して本発明の効果を充分に発揮す
る前に、酸が洗い流されて効果を減じてしまうことがあ
り好ましくない。一方この濃度が30%を越えると、炭
酸塩の水に対する溶解性から均一に溶解するのが難し
い。
【0027】第2の発明による方法を実施するに際し、
炭酸塩水溶液を用いて処理するタイミングとしては、酸
性の処理溶液で処理した後、5分乃至30分後位が推奨
される。5分より短いと、尿石が充分に浮き上がってお
らず、また30分以上おいても効果は変わらない。ま
た、第2の発明で用いられる炭酸塩は、先に用いた強酸
性の処理溶液を中和するという重要な役割を行うことに
注目すべきである。強い酸を浄化槽に流すと、槽内の浄
化菌が死滅し、浄化効果が消滅してしまう事があるが、
第2の発明の方法によれば、処理溶液が中和されるので
浄化槽内の浄化菌が死滅することがない。
炭酸塩水溶液を用いて処理するタイミングとしては、酸
性の処理溶液で処理した後、5分乃至30分後位が推奨
される。5分より短いと、尿石が充分に浮き上がってお
らず、また30分以上おいても効果は変わらない。ま
た、第2の発明で用いられる炭酸塩は、先に用いた強酸
性の処理溶液を中和するという重要な役割を行うことに
注目すべきである。強い酸を浄化槽に流すと、槽内の浄
化菌が死滅し、浄化効果が消滅してしまう事があるが、
第2の発明の方法によれば、処理溶液が中和されるので
浄化槽内の浄化菌が死滅することがない。
【0028】本発明の実施にあたって用いられる炭酸塩
としては、炭酸ソーダ、炭酸カリウムよりも重炭酸ソー
ダ(炭酸水素ナトリウム)、炭酸水素カリウムの方がよ
り好ましい。その理由は水溶液のPHがより中性に近
く、浄化槽の浄化機能に障害を生じる心配が無いからで
ある。
としては、炭酸ソーダ、炭酸カリウムよりも重炭酸ソー
ダ(炭酸水素ナトリウム)、炭酸水素カリウムの方がよ
り好ましい。その理由は水溶液のPHがより中性に近
く、浄化槽の浄化機能に障害を生じる心配が無いからで
ある。
【0029】以下、実験例によって本発明をさらに詳細
に説明する。これらの実験例はあくまで説明のためのも
のであり、決して本発明の特許請求の範囲を限定するも
のではない。
に説明する。これらの実験例はあくまで説明のためのも
のであり、決して本発明の特許請求の範囲を限定するも
のではない。
【0030】
【実験例1】悪臭の甚だしい男性用トイレの小便器の尿
排出口の目皿(蓮の実と言うこともある)を持ち上げて
見ると、目皿の裏側、目皿に一体に形成されている筒状
部の内側、外側にべったりと尿石が厚さ約1cm位付着
していた。塩化ビニール製のバケツに、硫酸20%、塩
酸7%、エチレンジアミン四酢酸0.5%,重合度70
0のポリビニールアルコール4%を溶かした溶液を用意
し、この溶液の中に目皿をつけて約10分放置した。そ
の後、目皿を擦ると尿石は容易に取り除くことが出来
た。この処理によって悪臭は完全に消失した。
排出口の目皿(蓮の実と言うこともある)を持ち上げて
見ると、目皿の裏側、目皿に一体に形成されている筒状
部の内側、外側にべったりと尿石が厚さ約1cm位付着
していた。塩化ビニール製のバケツに、硫酸20%、塩
酸7%、エチレンジアミン四酢酸0.5%,重合度70
0のポリビニールアルコール4%を溶かした溶液を用意
し、この溶液の中に目皿をつけて約10分放置した。そ
の後、目皿を擦ると尿石は容易に取り除くことが出来
た。この処理によって悪臭は完全に消失した。
【0031】
【実験例2】悪臭の甚だしい男性用トイレの小便器の尿
排出口の目皿(蓮の実と言うこともある)を持ち上げて
見ると、目皿の裏側、目皿に一体に形成されている筒状
部の内側、外側にべったりと尿石が厚さ約1.2cm位
付着していた。目皿を元に戻し、処理溶液を次ぎのよう
に調整した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、エチ
レンヂアミン四酢酸0.5%、重合度700のポリビニ
ールアルコール4%を含む水溶液を作った。これはかな
り粘りのある溶液となり、30°Cで測定した粘度は1
20ポイズであった。
排出口の目皿(蓮の実と言うこともある)を持ち上げて
見ると、目皿の裏側、目皿に一体に形成されている筒状
部の内側、外側にべったりと尿石が厚さ約1.2cm位
付着していた。目皿を元に戻し、処理溶液を次ぎのよう
に調整した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、エチ
レンヂアミン四酢酸0.5%、重合度700のポリビニ
ールアルコール4%を含む水溶液を作った。これはかな
り粘りのある溶液となり、30°Cで測定した粘度は1
20ポイズであった。
【0032】この溶液を約300cc取り、便器排出口
目皿の周りから静かに流した。約30分そのまま放置し
た後、約300グラムの重炭酸ソーダを2リットルの水
に溶解した水溶液を注意しながら、少し流した。炭酸ガ
スが激しく発生し、処理溶液で分解されたどろどろの粘
っこい汚物が目皿を通って便器の上部まで揚がってき
た。炭酸ガスの発生が収まると便器内に揚がって来てい
た汚物は目皿を通って再び流れ落ちる。そこでまた重曹
の水溶液を追加して目皿に流す。炭酸ガスが発生し、同
じことを繰り返す。数回に分けてこの操作を繰り返し、
最後にバケツ一杯の水を流して分解した汚物を完全に流
してしまう。この一連の操作によって、悪臭は完全に消
失した。目皿を取り出して見ると、付着していた尿石の
殆どが綺麗に取り除かれていた。
目皿の周りから静かに流した。約30分そのまま放置し
た後、約300グラムの重炭酸ソーダを2リットルの水
に溶解した水溶液を注意しながら、少し流した。炭酸ガ
スが激しく発生し、処理溶液で分解されたどろどろの粘
っこい汚物が目皿を通って便器の上部まで揚がってき
た。炭酸ガスの発生が収まると便器内に揚がって来てい
た汚物は目皿を通って再び流れ落ちる。そこでまた重曹
の水溶液を追加して目皿に流す。炭酸ガスが発生し、同
じことを繰り返す。数回に分けてこの操作を繰り返し、
最後にバケツ一杯の水を流して分解した汚物を完全に流
してしまう。この一連の操作によって、悪臭は完全に消
失した。目皿を取り出して見ると、付着していた尿石の
殆どが綺麗に取り除かれていた。
【0033】
【実験例3】悪臭の甚だしい男性用トイレの小便器の尿
排出口の目皿を持ち上げて見ると、目皿の裏側、目皿に
一体に形成されている筒状部の内側、外側にべったりと
尿石が厚さ約1cm弱位付着していた。目皿を元に戻
し、処理溶液を次ぎのように調整した。すなわち塩化水
素15%、硫酸10%、エチレンヂアミン四酢酸0.6
%、和光純薬製のポリビニールピロリドン,K−30,
25%を含む水溶液を作った。これはかなり粘りのある
溶液で30°Cで測定した粘度は6200センチポイズ
であった。
排出口の目皿を持ち上げて見ると、目皿の裏側、目皿に
一体に形成されている筒状部の内側、外側にべったりと
尿石が厚さ約1cm弱位付着していた。目皿を元に戻
し、処理溶液を次ぎのように調整した。すなわち塩化水
素15%、硫酸10%、エチレンヂアミン四酢酸0.6
%、和光純薬製のポリビニールピロリドン,K−30,
25%を含む水溶液を作った。これはかなり粘りのある
溶液で30°Cで測定した粘度は6200センチポイズ
であった。
【0034】この溶液を約250cc取り、便器排出口
目皿の周りから静かに流した。約30分そのまま放置し
た後、約300グラムの重炭酸カリウムを2リットルの
水に溶解した水溶液を作り、これを注意しながら、少し
流した。炭酸ガスが激しく発生し、処理溶液で分解され
たどろどろの粘っこい汚物が泡と共に目皿を通って便器
の上部まで揚がってきた。炭酸ガスの発生が収まると便
器内に揚がって来ていた汚物は目皿を通って下に収まっ
た。そこでまた重炭酸カリウムの水溶液を追加して目皿
に流した。炭酸ガスが再び発生し、同じ現象が繰り返さ
れた。数回に分けてこの操作を繰り返し、最後にバケツ
一杯の水を流して分解した汚物を完全に流した。この一
連の操作によって、悪臭は完全に消失した。目皿部分を
取り出して見ると、初めに付着していた尿石の殆どが綺
麗に取り除かれていた。
目皿の周りから静かに流した。約30分そのまま放置し
た後、約300グラムの重炭酸カリウムを2リットルの
水に溶解した水溶液を作り、これを注意しながら、少し
流した。炭酸ガスが激しく発生し、処理溶液で分解され
たどろどろの粘っこい汚物が泡と共に目皿を通って便器
の上部まで揚がってきた。炭酸ガスの発生が収まると便
器内に揚がって来ていた汚物は目皿を通って下に収まっ
た。そこでまた重炭酸カリウムの水溶液を追加して目皿
に流した。炭酸ガスが再び発生し、同じ現象が繰り返さ
れた。数回に分けてこの操作を繰り返し、最後にバケツ
一杯の水を流して分解した汚物を完全に流した。この一
連の操作によって、悪臭は完全に消失した。目皿部分を
取り出して見ると、初めに付着していた尿石の殆どが綺
麗に取り除かれていた。
【0035】
【実験例4】悪臭の甚だしい男性用トイレの小便器の尿
排出口の目皿を持ち上げて見ると、目皿の裏側、目皿に
一体に形成されている筒状部の内側、外側にべったりと
尿石が厚さ約1cm弱位付着していた。目皿を元に戻
し、処理溶液を次ぎのように調整した。すなわち、塩化
水素5%、硫酸22%、エチレンヂアミン四酢酸0.3
%、和光純薬製のポリエチレングリコール,2000
0,20%を含む水溶液を作った。これは粘性のある溶
液で30°Cで測定した粘度は4100センチポイズで
あった。
排出口の目皿を持ち上げて見ると、目皿の裏側、目皿に
一体に形成されている筒状部の内側、外側にべったりと
尿石が厚さ約1cm弱位付着していた。目皿を元に戻
し、処理溶液を次ぎのように調整した。すなわち、塩化
水素5%、硫酸22%、エチレンヂアミン四酢酸0.3
%、和光純薬製のポリエチレングリコール,2000
0,20%を含む水溶液を作った。これは粘性のある溶
液で30°Cで測定した粘度は4100センチポイズで
あった。
【0036】この溶液を約400cc取り、便器排出口
目皿の周りから静かに流した。約20分そのまま放置し
たのち、約200グラムの重炭酸ソーダを2リットルの
水に溶解した水溶液を作り、これを注意しながら、少し
流してみた。炭酸ガスが激しく発生し、処理溶液で分解
されたどろどろの粘っこい汚物が泡とともに目皿を通っ
て便器の上部まで揚がってきた。炭酸ガスの発生が収ま
ると便器内に揚がって来ていた汚物は目皿を通って下に
収まった。そこでまた重炭酸ソーダの水溶液を追加して
目皿に流した。炭酸ガスが再び発生し、同じ現象が繰り
返された。数回に分けてこの操作を繰り返し、最後にバ
ケツ一杯の水を流して分解した汚物を完全に流した。こ
の一連の操作によって、悪臭は完全に消失した。目皿部
分を取り出して見ると、初めに付着していた尿石の殆ど
が綺麗に取り除かれていた。
目皿の周りから静かに流した。約20分そのまま放置し
たのち、約200グラムの重炭酸ソーダを2リットルの
水に溶解した水溶液を作り、これを注意しながら、少し
流してみた。炭酸ガスが激しく発生し、処理溶液で分解
されたどろどろの粘っこい汚物が泡とともに目皿を通っ
て便器の上部まで揚がってきた。炭酸ガスの発生が収ま
ると便器内に揚がって来ていた汚物は目皿を通って下に
収まった。そこでまた重炭酸ソーダの水溶液を追加して
目皿に流した。炭酸ガスが再び発生し、同じ現象が繰り
返された。数回に分けてこの操作を繰り返し、最後にバ
ケツ一杯の水を流して分解した汚物を完全に流した。こ
の一連の操作によって、悪臭は完全に消失した。目皿部
分を取り出して見ると、初めに付着していた尿石の殆ど
が綺麗に取り除かれていた。
【0037】
【実験例5】6個の男性用小便器が並んだトイレの排出
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(A,B,
Cとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、
エチレンヂアミン四酢酸0.5%、重合度700のポリ
ビニールアルコール4%を含む水溶液をまず作った。こ
れはかなり粘りのある溶液で30°Cで測定した粘度は
127ポイズであった。この溶液を約300cc取り、
先に命名した便器A,B,C,の便器排出口目皿の周り
から静かに流した。その頻度は、Aは週2回、Bは週1
回、Cは月2回である。この処理を3か月続けた後、便
器の排出口の目皿を取り出してその裏側とその周辺の様
子を注意して観察した。
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(A,B,
Cとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、
エチレンヂアミン四酢酸0.5%、重合度700のポリ
ビニールアルコール4%を含む水溶液をまず作った。こ
れはかなり粘りのある溶液で30°Cで測定した粘度は
127ポイズであった。この溶液を約300cc取り、
先に命名した便器A,B,C,の便器排出口目皿の周り
から静かに流した。その頻度は、Aは週2回、Bは週1
回、Cは月2回である。この処理を3か月続けた後、便
器の排出口の目皿を取り出してその裏側とその周辺の様
子を注意して観察した。
【0038】A,Bには殆ど尿石の付着は見られなかっ
た。Cには、ほんの僅かの尿石らしいものが付着してい
たが、少し擦ると簡単に除去出来た。一方、本実験で処
理溶液を流さなかった他の3個の便器には相当量の尿石
が生成しており、すでに悪臭が発生していた。
た。Cには、ほんの僅かの尿石らしいものが付着してい
たが、少し擦ると簡単に除去出来た。一方、本実験で処
理溶液を流さなかった他の3個の便器には相当量の尿石
が生成しており、すでに悪臭が発生していた。
【0039】
【実験例6】7個の男性用小便器が並んだトイレの排出
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(D,E,
Fとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、
エチレンヂアミン四酢酸0.3%、重合度1500のポ
リビニールアルコール3%を含む水溶液をまず作った。
これはかなり粘りのある溶液で30°Cで測定した粘度
は156ポイズであった。
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(D,E,
Fとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素7%、硫酸20%、
エチレンヂアミン四酢酸0.3%、重合度1500のポ
リビニールアルコール3%を含む水溶液をまず作った。
これはかなり粘りのある溶液で30°Cで測定した粘度
は156ポイズであった。
【0040】この溶液を約300cc取り、先に命名し
た便器D,E,F,の便器排出口の目皿の周りから静か
に流した。30分後に200グラムの重曹を3リットル
の水に溶かした水溶液を少しづつ流し、上記酸溶液を中
和した。炭酸ガスが激しく発生した。この処理の頻度
は、Dは週2回、Eは週1回、Fは月2回である。この
処理を4か月続けた後、便器の排出口の目皿を取りだし
てその裏側とその周辺の様子を注意して観察した。
た便器D,E,F,の便器排出口の目皿の周りから静か
に流した。30分後に200グラムの重曹を3リットル
の水に溶かした水溶液を少しづつ流し、上記酸溶液を中
和した。炭酸ガスが激しく発生した。この処理の頻度
は、Dは週2回、Eは週1回、Fは月2回である。この
処理を4か月続けた後、便器の排出口の目皿を取りだし
てその裏側とその周辺の様子を注意して観察した。
【0041】A,B、Cいずれも尿石らしいものは全く
付着していなかった。一方、本実験で処理溶液を流さな
かった他の4個の便器には相当量の尿石が生成してお
り、すでにかなりの悪臭が発生していた。
付着していなかった。一方、本実験で処理溶液を流さな
かった他の4個の便器には相当量の尿石が生成してお
り、すでにかなりの悪臭が発生していた。
【0042】
【実験例7】6個の男性用小便器が並んだトイレの排出
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(A,B,
Cとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素10%、硫酸17
%、エチレンヂアミン四酢酸0.5%、重合度300の
ポリビニールアルコール4%を含む水溶液をまず作っ
た。溶液を30°Cで測定した粘度は108センチポイ
ズであった。
口の目皿の裏側とその周りを完全に清掃し、全く尿石の
無い状態にした。その小便器の内3個を選び(A,B,
Cとする)、これに次ぎのように調整した溶液で以下の
条件で処理した。すなわち塩化水素10%、硫酸17
%、エチレンヂアミン四酢酸0.5%、重合度300の
ポリビニールアルコール4%を含む水溶液をまず作っ
た。溶液を30°Cで測定した粘度は108センチポイ
ズであった。
【0043】この溶液を約300cc取り、先に命名し
た便器A,B,C,の便器排出口の目皿の周りから静か
に流した。その頻度は、Aは日に2回、Bは日1回、C
は週2回である。この処理を3か月続けた後、便器の排
出口の目皿を取り出してその裏側とその周辺の様子を注
意して観察した。
た便器A,B,C,の便器排出口の目皿の周りから静か
に流した。その頻度は、Aは日に2回、Bは日1回、C
は週2回である。この処理を3か月続けた後、便器の排
出口の目皿を取り出してその裏側とその周辺の様子を注
意して観察した。
【0044】A,Bには殆ど尿石の付着は見られなかっ
た。Cには、ほんの僅かの尿石らしいものが付着してい
たが、少し擦ると簡単に除去出来た。一方、本実験で処
理溶液を流さなかった他の3個の便器には相当量の尿石
が生成しており、すでに悪臭が発生していた。
た。Cには、ほんの僅かの尿石らしいものが付着してい
たが、少し擦ると簡単に除去出来た。一方、本実験で処
理溶液を流さなかった他の3個の便器には相当量の尿石
が生成しており、すでに悪臭が発生していた。
【0045】
【発明の効果】第1の発明による処理溶液によれば、そ
の粘性により便器の表面に付着した尿石・スケールに粘
り着くので、尿石・スケールを分解する無機酸がその内
部にまで浸透し、尿石・スケールを便器の表面から浮か
せて容易に除去することができる。
の粘性により便器の表面に付着した尿石・スケールに粘
り着くので、尿石・スケールを分解する無機酸がその内
部にまで浸透し、尿石・スケールを便器の表面から浮か
せて容易に除去することができる。
【0046】また、この処理溶液は、その粘性により便
器の表面に長い時間に渡って付着するので、便器の表面
に対する尿石・スケールの発生を予防できる。
器の表面に長い時間に渡って付着するので、便器の表面
に対する尿石・スケールの発生を予防できる。
【0047】第2の発明による処理溶液の使用方法によ
れば、無機酸が浸透した尿石・スケールの内部からガス
が発生し、分解された尿石・スケールが攪拌されるの
で、尿石・スケールを擦って除去するといった不潔な作
業を大幅に省略できる。
れば、無機酸が浸透した尿石・スケールの内部からガス
が発生し、分解された尿石・スケールが攪拌されるの
で、尿石・スケールを擦って除去するといった不潔な作
業を大幅に省略できる。
【0048】また、処理溶液が中和されるので、浄化槽
などに存在する浄化菌を死滅させることがなく、浄化作
用に悪影響を与えない。
などに存在する浄化菌を死滅させることがなく、浄化作
用に悪影響を与えない。
【0049】便器から発生する臭気の元凶である尿石・
スケールを除去でき、また尿石・スケールの発生を予防
できるので、便器からの臭気の発生を防止できる。
スケールを除去でき、また尿石・スケールの発生を予防
できるので、便器からの臭気の発生を防止できる。
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも1種の無機酸と水溶性の高分子
化合物を含有すると共に、その粘度を100センチポイ
ズ〜300ポイズとした尿石・スケールの処理溶液。 - 【請求項2】少なくとも1種の無機酸と水溶性の高分子
化合物を含有すると共に、その粘度を100センチポイ
ズ〜300ポイズとした尿石・スケールの処理溶液を塗
布した後に、この処理溶液の塗布面に炭酸塩を含有する
水溶液をさらに塗布して炭酸ガスを発生させて、尿石・
スケールを処理することを特徴とする尿石・スケールの
処理溶液の使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8154820A JPH09316497A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 尿石・スケールの処理溶液およびこの処理溶液の使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8154820A JPH09316497A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 尿石・スケールの処理溶液およびこの処理溶液の使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316497A true JPH09316497A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15592596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8154820A Pending JPH09316497A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 尿石・スケールの処理溶液およびこの処理溶液の使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09316497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307389A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Daio Paper Corp | トイレ掃除用シート |
| CN115006465A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-09-06 | 四川省畜牧科学研究院 | 治疗动物尿结石的冲洗液及其制备方法 |
| CN119775309A (zh) * | 2024-11-28 | 2025-04-08 | 云浮市云天新材料有限公司 | 一种抗乳化润滑液、其制备方法及其应用 |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP8154820A patent/JPH09316497A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307389A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Daio Paper Corp | トイレ掃除用シート |
| CN115006465A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-09-06 | 四川省畜牧科学研究院 | 治疗动物尿结石的冲洗液及其制备方法 |
| CN115006465B (zh) * | 2022-07-13 | 2023-06-13 | 四川省畜牧科学研究院 | 治疗动物尿结石的冲洗液及其制备方法 |
| CN119775309A (zh) * | 2024-11-28 | 2025-04-08 | 云浮市云天新材料有限公司 | 一种抗乳化润滑液、其制备方法及其应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4088596A (en) | Method of treating drains | |
| JPH101995A (ja) | トイレ排水管のスケール防止方法 | |
| JP7610807B2 (ja) | 散水・生物ろ過方法 | |
| CN105753142B (zh) | 一种曝气生物滤池填料生物膜的原位活化剂及原位活化方法 | |
| JPS6238299A (ja) | トイレ排水管のスケ−ル防止剤 | |
| JPH08206688A (ja) | トイレ排水管のスケール防止剤 | |
| JP2822031B2 (ja) | 水洗便器用清浄剤組成物 | |
| CN108048243A (zh) | 一种管道疏通除臭剂及其制备方法 | |
| JP2002282647A (ja) | 消臭剤および消臭方法 | |
| JP2699281B2 (ja) | 浸漬型尿石防止剤および尿石付着防止方法 | |
| CN1488781A (zh) | 用于管道疏通的固态化学疏通剂及其制备方法 | |
| JPH02298600A (ja) | 洗浄剤及び洗浄方法 | |
| JP2928772B2 (ja) | トイレ排水管のスケール固着防止方法 | |
| JPH08157885A (ja) | 航空機用ギャレー排水管用洗浄剤及び使用方法 | |
| CN107974370A (zh) | 管道除臭疏通剂组合物及其制备方法 | |
| JPH02147696A (ja) | 発泡性固形尿石除去剤 | |
| JPH09165599A (ja) | 尿石溶解組成物及び尿石除去方法 | |
| JP3243842B2 (ja) | 水洗式実験動物飼育架台用尿石防止剤 | |
| JPH0355190B2 (ja) | ||
| JP3252000B2 (ja) | 尿石防止剤及び尿石防止方法 | |
| KR20250072276A (ko) | 아염소산나트륨이 포함된 소변기 탈취제용 조성물, 이의 제조방법 및 소변기 탈취제 | |
| EP0011327B1 (en) | Method of reducing aerosolization of wastewater | |
| JPH0931496A (ja) | 洗浄剤および洗浄方法 | |
| CN118956506A (zh) | 一种清洗再生剂及利用其再生保安过滤器滤芯的方法 | |
| US20050079985A1 (en) | Method of preventing odors |