JPH09317844A - 無段変速機 - Google Patents
無段変速機Info
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- JPH09317844A JPH09317844A JP8133254A JP13325496A JPH09317844A JP H09317844 A JPH09317844 A JP H09317844A JP 8133254 A JP8133254 A JP 8133254A JP 13325496 A JP13325496 A JP 13325496A JP H09317844 A JPH09317844 A JP H09317844A
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- Japan
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- transmission
- speed change
- pulley
- cam
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/06—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
- F16H37/08—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
- F16H37/0833—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
- F16H37/084—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
- F16H37/0846—CVT using endless flexible members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H2037/088—Power-split transmissions with summing differentials, with the input of the CVT connected or connectable to the input shaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1及び第2回転軸1,2間にベルト変速機
構4を配置し、遊星ギヤ機構81の第1要素を第2回転
軸1に、また第2及び第3要素をそれぞれ別の動力伝達
経路により第1回転軸1に駆動連結した無段変速機Tに
対し、両回転軸1,2の軸間距離を容易に変更できし、
ギヤ噛合部分を覆うケースを可及的にコンパクトにす
る。 【解決手段】 ベルト変速機構4の第2変速プーリ13
の固定シーブ14背面側に密閉状ギヤ収容空間78を形
成して遊星ギヤ機構81を収容する。両回転軸1,2間
にベルト伝動機構55を配置する。第2回転軸2と一体
のフランジ82に、第1サンギヤ88に噛合する第1ギ
ヤ部85と第2サンギヤ90に噛合する第2ギヤ部86
とを有する遊星ギヤ84を支持する。第1サンギヤ88
をベルト伝動機構55の第2伝動プーリ57に、また第
2サンギヤ90をベルト変速機構4の第2変速プーリ1
3にそれぞれ駆動連結する。
構4を配置し、遊星ギヤ機構81の第1要素を第2回転
軸1に、また第2及び第3要素をそれぞれ別の動力伝達
経路により第1回転軸1に駆動連結した無段変速機Tに
対し、両回転軸1,2の軸間距離を容易に変更できし、
ギヤ噛合部分を覆うケースを可及的にコンパクトにす
る。 【解決手段】 ベルト変速機構4の第2変速プーリ13
の固定シーブ14背面側に密閉状ギヤ収容空間78を形
成して遊星ギヤ機構81を収容する。両回転軸1,2間
にベルト伝動機構55を配置する。第2回転軸2と一体
のフランジ82に、第1サンギヤ88に噛合する第1ギ
ヤ部85と第2サンギヤ90に噛合する第2ギヤ部86
とを有する遊星ギヤ84を支持する。第1サンギヤ88
をベルト伝動機構55の第2伝動プーリ57に、また第
2サンギヤ90をベルト変速機構4の第2変速プーリ1
3にそれぞれ駆動連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無段変速機に関し、
特に、ベルト変速機構と遊星ギヤ機構とを組み合わせた
ものに関する技術分野に属する。
特に、ベルト変速機構と遊星ギヤ機構とを組み合わせた
ものに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の無段変速機として、
互いに平行に配置された1対の回転軸の各々に、該各回
転軸に対して回転一体にかつ摺動不能に固定された固定
シーブと、回転軸に固定シーブとの間にV字状のベルト
溝を形成するように対向配置されて回転一体にかつ摺動
可能に支持された可動シーブとからなる変速プーリを有
するととともに、これら両変速プーリのベルト溝間に巻
き掛けられたVベルトを有するベルト変速機構からな
り、可動シーブの軸方向の移動によってVベルトに対す
る有効半径を可変とすることにより、両回転軸間の変速
比を変えるようにしたベルト式のものが一般によく知ら
れている。
互いに平行に配置された1対の回転軸の各々に、該各回
転軸に対して回転一体にかつ摺動不能に固定された固定
シーブと、回転軸に固定シーブとの間にV字状のベルト
溝を形成するように対向配置されて回転一体にかつ摺動
可能に支持された可動シーブとからなる変速プーリを有
するととともに、これら両変速プーリのベルト溝間に巻
き掛けられたVベルトを有するベルト変速機構からな
り、可動シーブの軸方向の移動によってVベルトに対す
る有効半径を可変とすることにより、両回転軸間の変速
比を変えるようにしたベルト式のものが一般によく知ら
れている。
【0003】この他、特開昭62−118159号公報
に示されているように、上記ベルト変速機構を備えると
ともに、変速用のギヤ機構としての遊星ギヤ機構(差動
ギヤ機構)を設けた無段変速機が提案されている。
に示されているように、上記ベルト変速機構を備えると
ともに、変速用のギヤ機構としての遊星ギヤ機構(差動
ギヤ機構)を設けた無段変速機が提案されている。
【0004】このベルト変速機構及び遊星ギヤ機構を備
えた無段変速機において、遊星ギヤ機構を利用して出力
側回転軸を停止状態から回転させようとすると、動力伝
達経路が駆動動力と循環動力との2つに分かれることが
生じる。すなわち、閉路式差動ギヤ装置では、遊星ギヤ
機構の3つの要素の1つを出力側回転軸に連結し、ベル
ト変速機構のプーリ比調整により遊星ギヤ機構の残りの
1つの要素の回転速度を変えることで、その要素と残り
の他の要素との間の回転方向及び回転速度を異ならせ、
出力側要素つまり出力側回転軸の回転方向及び回転速度
を決定するようになっている。そのとき、動力として駆
動動力及び循環動力が発生し、出力動力は駆動動力から
循環動力を減じたものとなる。そして、入力側回転軸か
ら出力側回転軸に至る2つの動力伝達経路のうち、どち
らが駆動動力経路又は循環動力経路になるかは、遊星ギ
ヤ機構における要素の回転速度で分かれ、回転速度の大
きい方が駆動動力経路となる。尚、この要素の回転速度
とは、要素のピッチ円上の周速度を表す。
えた無段変速機において、遊星ギヤ機構を利用して出力
側回転軸を停止状態から回転させようとすると、動力伝
達経路が駆動動力と循環動力との2つに分かれることが
生じる。すなわち、閉路式差動ギヤ装置では、遊星ギヤ
機構の3つの要素の1つを出力側回転軸に連結し、ベル
ト変速機構のプーリ比調整により遊星ギヤ機構の残りの
1つの要素の回転速度を変えることで、その要素と残り
の他の要素との間の回転方向及び回転速度を異ならせ、
出力側要素つまり出力側回転軸の回転方向及び回転速度
を決定するようになっている。そのとき、動力として駆
動動力及び循環動力が発生し、出力動力は駆動動力から
循環動力を減じたものとなる。そして、入力側回転軸か
ら出力側回転軸に至る2つの動力伝達経路のうち、どち
らが駆動動力経路又は循環動力経路になるかは、遊星ギ
ヤ機構における要素の回転速度で分かれ、回転速度の大
きい方が駆動動力経路となる。尚、この要素の回転速度
とは、要素のピッチ円上の周速度を表す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このベルト
変速機構及び遊星ギヤ機構を組み合わせた無段変速機で
は、2つの回転軸間に、一方の動力伝達経路としてのベ
ルト変速機構と、遊星ギヤ機構に動力伝達を行うための
他方の動力伝達経路としての伝動ギヤ機構とが並列に配
置されている構造であるので、両回転軸間の距離を変え
ようとすると、上記伝動ギヤ機構におけるギヤの大きさ
やギヤ数を変える設計を行わねばならず、その設計変更
が面倒であった。
変速機構及び遊星ギヤ機構を組み合わせた無段変速機で
は、2つの回転軸間に、一方の動力伝達経路としてのベ
ルト変速機構と、遊星ギヤ機構に動力伝達を行うための
他方の動力伝達経路としての伝動ギヤ機構とが並列に配
置されている構造であるので、両回転軸間の距離を変え
ようとすると、上記伝動ギヤ機構におけるギヤの大きさ
やギヤ数を変える設計を行わねばならず、その設計変更
が面倒であった。
【0006】また、上記遊星ギヤ機構の各要素間やそれ
に伝動する伝動ギヤ機構の噛合部分を潤滑油により潤滑
するので、その潤滑油の保持のために遊星ギヤ機構及び
伝動ギヤ機構の全体を外部から液密シールするための大
きな密閉ケースが設けられており、その大型のケースが
必要な分だけコスト面で不利となる。
に伝動する伝動ギヤ機構の噛合部分を潤滑油により潤滑
するので、その潤滑油の保持のために遊星ギヤ機構及び
伝動ギヤ機構の全体を外部から液密シールするための大
きな密閉ケースが設けられており、その大型のケースが
必要な分だけコスト面で不利となる。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記のようにベルト変速機構及び遊星
ギヤ機構を組み合わせてなる無段変速機に対し、所定の
手段を講じることにより、2つの回転軸の軸間距離を容
易に変更できるようにし、かつ、ギヤ噛合部分を覆うケ
ースを可及的にコンパクトにしてコストダウンを図り得
るようにすることにある。
で、その目的は、上記のようにベルト変速機構及び遊星
ギヤ機構を組み合わせてなる無段変速機に対し、所定の
手段を講じることにより、2つの回転軸の軸間距離を容
易に変更できるようにし、かつ、ギヤ噛合部分を覆うケ
ースを可及的にコンパクトにしてコストダウンを図り得
るようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ベルト変速機構における変速プー
リの固定シーブを利用し、その背面側に遊星ギヤ機構を
収容するための密閉状のギヤ収容空間を形成するととも
に、この遊星ギヤ機構に対し、ベルト変速機構による動
力伝達経路とは別の動力伝達経路となって伝動するため
の手段は、伝動ベルトで構成するようにした。
めに、この発明では、ベルト変速機構における変速プー
リの固定シーブを利用し、その背面側に遊星ギヤ機構を
収容するための密閉状のギヤ収容空間を形成するととも
に、この遊星ギヤ機構に対し、ベルト変速機構による動
力伝達経路とは別の動力伝達経路となって伝動するため
の手段は、伝動ベルトで構成するようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、互いに
平行に配設された第1及び第2回転軸と、この第1回転
軸に回転一体に固定された第1伝動プーリ、第2回転軸
上に支持された第2伝動プーリ、第1及び第2伝動プー
リ間に掛け渡された伝動ベルト、及び該伝動ベルトの緩
み側スパンを押圧して伝動ベルトに張力を付与する伝動
ベルトテンション機構を有してなるベルト伝動機構とを
設ける。
平行に配設された第1及び第2回転軸と、この第1回転
軸に回転一体に固定された第1伝動プーリ、第2回転軸
上に支持された第2伝動プーリ、第1及び第2伝動プー
リ間に掛け渡された伝動ベルト、及び該伝動ベルトの緩
み側スパンを押圧して伝動ベルトに張力を付与する伝動
ベルトテンション機構を有してなるベルト伝動機構とを
設ける。
【0010】また、上記第1回転軸に回転一体に固定さ
れた固定シーブ及び第1回転軸に軸方向に移動可能に支
持された可動シーブからなる第1変速プーリ、第2回転
軸上に回転可能に支持された固定シーブ及び第2回転軸
に軸方向に移動可能に支持された可動シーブからなる第
2変速プーリ、これら第1及び第2変速プーリ間に掛け
渡された変速ベルト、各変速プーリの可動シーブを相対
向する固定シーブに対し接離させて各変速プーリのベル
ト巻付け径を変化させる1対の駆動機構、上記両変速プ
ーリのベルト巻付け径が互いに逆方向に変化するように
上記両駆動機構を連動させて両変速プーリ間のプーリ比
を変化させる連動機構、及び上記変速ベルトの緩み側ス
パンを押圧して変速ベルトに張力を付与する変速ベルト
テンション機構を有してなるベルト変速機構を設ける。
そして、このベルト変速機構における上記第2変速プー
リの固定シーブ背面側に、該固定シーブと固定シーブ外
周縁部から第2回転軸外周側に至るカバー部とからなる
ギヤケースによって覆われる密閉状のギヤ収容空間を設
ける。
れた固定シーブ及び第1回転軸に軸方向に移動可能に支
持された可動シーブからなる第1変速プーリ、第2回転
軸上に回転可能に支持された固定シーブ及び第2回転軸
に軸方向に移動可能に支持された可動シーブからなる第
2変速プーリ、これら第1及び第2変速プーリ間に掛け
渡された変速ベルト、各変速プーリの可動シーブを相対
向する固定シーブに対し接離させて各変速プーリのベル
ト巻付け径を変化させる1対の駆動機構、上記両変速プ
ーリのベルト巻付け径が互いに逆方向に変化するように
上記両駆動機構を連動させて両変速プーリ間のプーリ比
を変化させる連動機構、及び上記変速ベルトの緩み側ス
パンを押圧して変速ベルトに張力を付与する変速ベルト
テンション機構を有してなるベルト変速機構を設ける。
そして、このベルト変速機構における上記第2変速プー
リの固定シーブ背面側に、該固定シーブと固定シーブ外
周縁部から第2回転軸外周側に至るカバー部とからなる
ギヤケースによって覆われる密閉状のギヤ収容空間を設
ける。
【0011】さらに、互いに連結された第1〜第3要素
を有する遊星ギヤ機構を上記第2回転軸上に上記ギヤ収
容空間に収容された状態で設け、その第1要素を上記第
2回転軸に、また第2要素を第2回転軸上の第2伝動プ
ーリに、さらに第3要素を第2回転軸上の第2変速プー
リにそれぞれ駆動連結する。
を有する遊星ギヤ機構を上記第2回転軸上に上記ギヤ収
容空間に収容された状態で設け、その第1要素を上記第
2回転軸に、また第2要素を第2回転軸上の第2伝動プ
ーリに、さらに第3要素を第2回転軸上の第2変速プー
リにそれぞれ駆動連結する。
【0012】そして、上記連動機構による両変速プーリ
間のプーリ比の変化により第1又は第2回転軸の一方を
他方に対し一方向に回転させる正転状態と、回転停止さ
せるニュートラル状態と、他方向に回転させる逆転状態
とに切り換えて変速するように構成するとともに、ベル
ト変速機構における両変速プーリの可動シーブに対し変
速ベルトが回転軸の軸方向へ上記連動機構及び駆動機構
を介して押圧し合って、その両押圧力間の差により上記
ニュートラル状態へ復元するように構成する。
間のプーリ比の変化により第1又は第2回転軸の一方を
他方に対し一方向に回転させる正転状態と、回転停止さ
せるニュートラル状態と、他方向に回転させる逆転状態
とに切り換えて変速するように構成するとともに、ベル
ト変速機構における両変速プーリの可動シーブに対し変
速ベルトが回転軸の軸方向へ上記連動機構及び駆動機構
を介して押圧し合って、その両押圧力間の差により上記
ニュートラル状態へ復元するように構成する。
【0013】上記の構成により、第1及び第2回転軸間
にはベルト変速機構を含む動力伝達経路とベルト伝動機
構を含む動力伝達経路とが並列に配置されているので、
第1又は第2回転軸の一方を入力部として入力される動
力は、ベルト変速機構又はベルト伝動機構の一方を駆動
動力経路とし、他方を循環動力経路として伝達された
後、第1又は第2回転軸の他方を出力部として出力され
る。そして、連動機構を作動させて上記ベルト変速機構
のプーリ比を変えることで、出力部が入力部に対し正転
状態、ニュートラル状態又は逆転状態に切換変速され
る。
にはベルト変速機構を含む動力伝達経路とベルト伝動機
構を含む動力伝達経路とが並列に配置されているので、
第1又は第2回転軸の一方を入力部として入力される動
力は、ベルト変速機構又はベルト伝動機構の一方を駆動
動力経路とし、他方を循環動力経路として伝達された
後、第1又は第2回転軸の他方を出力部として出力され
る。そして、連動機構を作動させて上記ベルト変速機構
のプーリ比を変えることで、出力部が入力部に対し正転
状態、ニュートラル状態又は逆転状態に切換変速され
る。
【0014】上記ベルト変速機構においては、連動機構
の作動により駆動機構の一方を作動させて一方の変速プ
ーリの可動シーブを軸方向に移動させると、それに伴っ
て他方の駆動機構も作動して他方の変速プーリの可動シ
ーブが上記一方の変速プーリにおける可動シーブの固定
シーブに対する接離動作とは逆の動作でもって移動し、
この両可動シーブの逆方向の移動によって両変速プーリ
間のプーリ比が変更される。
の作動により駆動機構の一方を作動させて一方の変速プ
ーリの可動シーブを軸方向に移動させると、それに伴っ
て他方の駆動機構も作動して他方の変速プーリの可動シ
ーブが上記一方の変速プーリにおける可動シーブの固定
シーブに対する接離動作とは逆の動作でもって移動し、
この両可動シーブの逆方向の移動によって両変速プーリ
間のプーリ比が変更される。
【0015】このとき、上記各駆動機構は、各変速プー
リの固定及び可動シーブが軸方向に対し互いに逆側に位
置するように配置されて、その各可動シーブを背面側か
らそれぞれ相対する固定シーブに対し接離させるもので
あり、この両駆動機構が連動機構により連係されている
ため、両変速プーリに対する変速ベルトの軸方向への押
圧力は互いに相殺される。従って、変速機が上記ニュー
トラル状態にあると、ベルト変速機構における両変速プ
ーリはいずれも駆動側プーリ(又は従動側プーリ)とな
り、両変速プーリ間での変速ベルトの張力分布がバラン
スして、その各変速プーリの可動シーブに対する押圧力
は互いに同じになるので、両変速プーリでのベルト押圧
力の差は上記相殺によって零となり、そのニュートラル
状態が維持される。
リの固定及び可動シーブが軸方向に対し互いに逆側に位
置するように配置されて、その各可動シーブを背面側か
らそれぞれ相対する固定シーブに対し接離させるもので
あり、この両駆動機構が連動機構により連係されている
ため、両変速プーリに対する変速ベルトの軸方向への押
圧力は互いに相殺される。従って、変速機が上記ニュー
トラル状態にあると、ベルト変速機構における両変速プ
ーリはいずれも駆動側プーリ(又は従動側プーリ)とな
り、両変速プーリ間での変速ベルトの張力分布がバラン
スして、その各変速プーリの可動シーブに対する押圧力
は互いに同じになるので、両変速プーリでのベルト押圧
力の差は上記相殺によって零となり、そのニュートラル
状態が維持される。
【0016】しかし、変速機がニュートラル状態から正
転側又は逆転側に変化して、ベルト変速機構の一方の変
速プーリのベルト巻付け径が他方よりも増大すると、両
変速プーリでの変速ベルトの張力分布がアンバランスに
なって変速ベルトの有効張力(張り側張力と緩み側張力
との差)が生じ、上記ベルト巻付け径が増大した側のプ
ーリが駆動側プーリに、また小さくなった側のプーリが
従動側プーリにそれぞれなって、その駆動側プーリの変
速ベルトによる押圧力が従動側プーリよりも大きくな
り、このベルト押圧力の差は負荷が増大するほど大きく
なる。すなわち、変速機がニュートラル状態から少しで
も変わってベルト変速機構のプーリ比が変化すると、両
変速プーリ間で上記の如きベルト押圧力の相殺があって
も、その両変速プーリ間でのベルト押圧力の差が発生
し、このベルト押圧力の差に起因して、ベルト巻付け径
が増大した駆動側プーリの該巻付け径が小さくするよう
に変化し、自動的にニュートラル状態に戻る復元力が作
用する。そして、この復元力により出力側回転軸の回転
停止状態である上記ニュートラル状態に戻ると、両変速
プーリ間でのベルト押圧力がバランスして変速ベルトの
有効張力がなくなるので、そのニュートラル状態が保た
れる。このことで変速機のニュートラル状態を安定して
維持することができる。
転側又は逆転側に変化して、ベルト変速機構の一方の変
速プーリのベルト巻付け径が他方よりも増大すると、両
変速プーリでの変速ベルトの張力分布がアンバランスに
なって変速ベルトの有効張力(張り側張力と緩み側張力
との差)が生じ、上記ベルト巻付け径が増大した側のプ
ーリが駆動側プーリに、また小さくなった側のプーリが
従動側プーリにそれぞれなって、その駆動側プーリの変
速ベルトによる押圧力が従動側プーリよりも大きくな
り、このベルト押圧力の差は負荷が増大するほど大きく
なる。すなわち、変速機がニュートラル状態から少しで
も変わってベルト変速機構のプーリ比が変化すると、両
変速プーリ間で上記の如きベルト押圧力の相殺があって
も、その両変速プーリ間でのベルト押圧力の差が発生
し、このベルト押圧力の差に起因して、ベルト巻付け径
が増大した駆動側プーリの該巻付け径が小さくするよう
に変化し、自動的にニュートラル状態に戻る復元力が作
用する。そして、この復元力により出力側回転軸の回転
停止状態である上記ニュートラル状態に戻ると、両変速
プーリ間でのベルト押圧力がバランスして変速ベルトの
有効張力がなくなるので、そのニュートラル状態が保た
れる。このことで変速機のニュートラル状態を安定して
維持することができる。
【0017】そして、遊星ギヤ機構は第2回転軸上に配
置され、第1及び第2回転軸間にベルト変速機構を含む
動力伝達経路と、ベルト伝動機構を含む動力伝達経路と
が並列に配置されているので、両回転軸同士はベルト変
速機構の変速ベルトと、ベルト伝動機構の伝動ベルトと
が掛け渡された構造になる。このため、両回転軸の軸間
距離を変えるときには、伝動ベルト及び変速ベルトの双
方をそれぞれ別の長さのものに交換するだけで済み、伝
動ギヤ機構を用いて動力伝達経路を構成する構造の場合
のような設計変更の面倒さは生じない。
置され、第1及び第2回転軸間にベルト変速機構を含む
動力伝達経路と、ベルト伝動機構を含む動力伝達経路と
が並列に配置されているので、両回転軸同士はベルト変
速機構の変速ベルトと、ベルト伝動機構の伝動ベルトと
が掛け渡された構造になる。このため、両回転軸の軸間
距離を変えるときには、伝動ベルト及び変速ベルトの双
方をそれぞれ別の長さのものに交換するだけで済み、伝
動ギヤ機構を用いて動力伝達経路を構成する構造の場合
のような設計変更の面倒さは生じない。
【0018】しかも、第1及び第2回転軸間にベルト伝
動機構の伝動ベルトとベルト変速機構の変速ベルトとが
掛け渡されているので、両回転軸間に伝動及び変速ベル
トの2本のベルトを掛け渡すだけで変速機を組み立てる
ことができ、変速機は、変速プーリ間にVベルトを掛け
渡した通常のベルト変速機と同様の感覚で取り扱うこと
ができる。
動機構の伝動ベルトとベルト変速機構の変速ベルトとが
掛け渡されているので、両回転軸間に伝動及び変速ベル
トの2本のベルトを掛け渡すだけで変速機を組み立てる
ことができ、変速機は、変速プーリ間にVベルトを掛け
渡した通常のベルト変速機と同様の感覚で取り扱うこと
ができる。
【0019】さらに、このように両回転軸間に掛け渡さ
れている伝動ベルト及び変速ベルトは外部に剥き出しの
状態で使用することができ、そのケースは不要で、遊星
ギヤ機構のみをケースによって覆えばよい。そして、上
記ベルト変速機構において第2回転軸上の第2変速プー
リの固定シーブ背面側に、該固定シーブを含むギヤケー
スによって覆われる密閉状のギヤ収容空間が形成され、
このギヤ収容空間に上記遊星ギヤ機構が外部からシール
した状態で収容されているので、この遊星ギヤ機構のギ
ヤケースは、第2変速プーリの固定シーブを利用したコ
ンパクトなものとになり、その分、変速機のコストを下
げることができる。
れている伝動ベルト及び変速ベルトは外部に剥き出しの
状態で使用することができ、そのケースは不要で、遊星
ギヤ機構のみをケースによって覆えばよい。そして、上
記ベルト変速機構において第2回転軸上の第2変速プー
リの固定シーブ背面側に、該固定シーブを含むギヤケー
スによって覆われる密閉状のギヤ収容空間が形成され、
このギヤ収容空間に上記遊星ギヤ機構が外部からシール
した状態で収容されているので、この遊星ギヤ機構のギ
ヤケースは、第2変速プーリの固定シーブを利用したコ
ンパクトなものとになり、その分、変速機のコストを下
げることができる。
【0020】請求項2の発明では、上記ベルト変速機構
における両変速プーリの可動シーブの固定シーブへの向
きを互いに逆向きとする。
における両変速プーリの可動シーブの固定シーブへの向
きを互いに逆向きとする。
【0021】また、駆動機構はカム機構とし、該各カム
機構は、変速プーリの可動シーブのボス部上にベアリン
グを介して回転可能に支持された円筒状の回動カムと、
該回動カムにカム接触する固定カムとを有し、回動カム
又は固定カムの一方にカム面が形成されている一方、他
方は該カム面に接触するカムフォロワとされていて、回
動及び固定カムの相対回動により可動シーブを軸方向に
移動させるように構成する。
機構は、変速プーリの可動シーブのボス部上にベアリン
グを介して回転可能に支持された円筒状の回動カムと、
該回動カムにカム接触する固定カムとを有し、回動カム
又は固定カムの一方にカム面が形成されている一方、他
方は該カム面に接触するカムフォロワとされていて、回
動及び固定カムの相対回動により可動シーブを軸方向に
移動させるように構成する。
【0022】さらに、連動機構は、上記両カム機構の回
動カム同士を連結する1本のリンクを有するものとす
る。
動カム同士を連結する1本のリンクを有するものとす
る。
【0023】この発明では、入力部に対する出力部の回
転数の比つまり変速機の変速比を切り換える場合、両変
速プーリの各カム機構における回動カム同士は1本のリ
ンクを有する連動機構により連動可能に連結されている
ため、一方の変速プーリのカム機構の回動カムを回転軸
回りに回動させて、その固定カムとのカム接触により該
変速プーリの可動シーブを軸方向に移動させると、それ
に伴って他方の変速プーリの可動シーブが上記一方のプ
ーリにおける可動シーブの固定シーブに対する接離動作
とは逆の動作でもって移動し、この両可動シーブの逆方
向の移動によってベルト変速機構のプーリ比が切換変更
される。
転数の比つまり変速機の変速比を切り換える場合、両変
速プーリの各カム機構における回動カム同士は1本のリ
ンクを有する連動機構により連動可能に連結されている
ため、一方の変速プーリのカム機構の回動カムを回転軸
回りに回動させて、その固定カムとのカム接触により該
変速プーリの可動シーブを軸方向に移動させると、それ
に伴って他方の変速プーリの可動シーブが上記一方のプ
ーリにおける可動シーブの固定シーブに対する接離動作
とは逆の動作でもって移動し、この両可動シーブの逆方
向の移動によってベルト変速機構のプーリ比が切換変更
される。
【0024】そのとき、例えば各カム機構における回動
カムに回転軸と直交する面に対し所定の傾斜角で傾斜し
たカム面があり、固定カムに該カム面上を移動するカム
フォロワが設けられているとすると、上記固定カム上の
カムフォロワから回動カムのカム面に力がカム面と直角
方向に作用し、この力は回転軸に平行な方向の平行分力
と回転軸に直交方向の直角分力とに分けられ、後者の分
力は回転軸の軸心と連動機構の1本のリンクへの連結点
とを結ぶ線と直角に作用する。この作用に伴い、回転軸
の軸心とリンクへの連結点とを結ぶ線に対しプーリ比の
変化に拘らず直角でかつ上記直角分力と逆向きのカム回
転反力が生じ、このカム回転反力は、回動カムが支持さ
れている可動シーブのボス部に対し、プーリのベルトが
巻き掛けられている範囲の中央位置においてボス部を押
圧するように作用する。つまり、このボス部に対するカ
ム回転反力は、ボス部と回転軸との摺動部分におけるク
リアランスで、可動シーブがベルトから押圧力を受けた
ときに可動シーブを回転軸に対し傾倒させる方向に働く
モーメントとは逆方向のモーメントが生じるように作用
し、このモーメントにより元のモーメントが相殺されて
小さくなり、可動シーブのボス部内周の回転軸外周に対
する面圧分布が軸心方向に分散し、従来のような大きな
ピークがなくなり、ボス部の摺動抵抗が小さくなる。こ
の摺動抵抗が小さくなった分だけ、ベルト発生押圧力の
回動カムによる固定点に与える荷重(つまり取出押圧
力)が大きくなり、換言すれば、ベルト発生押圧力が大
きな抵抗なく回動カムに取出押圧力として伝達されるこ
ととなる。
カムに回転軸と直交する面に対し所定の傾斜角で傾斜し
たカム面があり、固定カムに該カム面上を移動するカム
フォロワが設けられているとすると、上記固定カム上の
カムフォロワから回動カムのカム面に力がカム面と直角
方向に作用し、この力は回転軸に平行な方向の平行分力
と回転軸に直交方向の直角分力とに分けられ、後者の分
力は回転軸の軸心と連動機構の1本のリンクへの連結点
とを結ぶ線と直角に作用する。この作用に伴い、回転軸
の軸心とリンクへの連結点とを結ぶ線に対しプーリ比の
変化に拘らず直角でかつ上記直角分力と逆向きのカム回
転反力が生じ、このカム回転反力は、回動カムが支持さ
れている可動シーブのボス部に対し、プーリのベルトが
巻き掛けられている範囲の中央位置においてボス部を押
圧するように作用する。つまり、このボス部に対するカ
ム回転反力は、ボス部と回転軸との摺動部分におけるク
リアランスで、可動シーブがベルトから押圧力を受けた
ときに可動シーブを回転軸に対し傾倒させる方向に働く
モーメントとは逆方向のモーメントが生じるように作用
し、このモーメントにより元のモーメントが相殺されて
小さくなり、可動シーブのボス部内周の回転軸外周に対
する面圧分布が軸心方向に分散し、従来のような大きな
ピークがなくなり、ボス部の摺動抵抗が小さくなる。こ
の摺動抵抗が小さくなった分だけ、ベルト発生押圧力の
回動カムによる固定点に与える荷重(つまり取出押圧
力)が大きくなり、換言すれば、ベルト発生押圧力が大
きな抵抗なく回動カムに取出押圧力として伝達されるこ
ととなる。
【0025】そして、ベルト変速機構では、変速プーリ
間の開閉力が逆になって両プーリ間の開閉力が部分的に
互いに相殺し合うように両カム機構の回動カム同士が1
本のリンクで連結され、一方のカム機構の取出押圧力を
他方のカム機構のベルト押圧力に利用するようにしてい
ることから、この関係をシーソーに例えた場合、プーリ
比が一定で変速切換えを行わないときには、上記取出押
圧力自体は本発明の場合が従来の場合よりも大きくなる
ものの、駆動側及び従動側で取出押圧力は同じとなり、
これらが互いに釣り合って押圧力の取出効率は従来の場
合と同じである。ところが、プーリ比を変化させるとき
には、ベルト発生押圧力と取出押圧力との差が変速操作
に必要な荷重(操作力)であるので、従来の場合では、
取出押圧力が小さい分だけ残りの操作力が大きくなるの
に対し、この発明では、取出押圧力が大きいことから、
その分、逆に操作力が小さくて済むこととになる。その
結果、上記ベルト変速機構における両変速プーリ間のベ
ルトの押圧力バランスによりニュートラル状態へ移行す
る際の抵抗が小さくなって、スムーズにニュートラル状
態に調整される。
間の開閉力が逆になって両プーリ間の開閉力が部分的に
互いに相殺し合うように両カム機構の回動カム同士が1
本のリンクで連結され、一方のカム機構の取出押圧力を
他方のカム機構のベルト押圧力に利用するようにしてい
ることから、この関係をシーソーに例えた場合、プーリ
比が一定で変速切換えを行わないときには、上記取出押
圧力自体は本発明の場合が従来の場合よりも大きくなる
ものの、駆動側及び従動側で取出押圧力は同じとなり、
これらが互いに釣り合って押圧力の取出効率は従来の場
合と同じである。ところが、プーリ比を変化させるとき
には、ベルト発生押圧力と取出押圧力との差が変速操作
に必要な荷重(操作力)であるので、従来の場合では、
取出押圧力が小さい分だけ残りの操作力が大きくなるの
に対し、この発明では、取出押圧力が大きいことから、
その分、逆に操作力が小さくて済むこととになる。その
結果、上記ベルト変速機構における両変速プーリ間のベ
ルトの押圧力バランスによりニュートラル状態へ移行す
る際の抵抗が小さくなって、スムーズにニュートラル状
態に調整される。
【0026】請求項3の発明では、上記ベルト伝動機構
の伝動ベルトテンション機構を、伝動ベルトの押圧を停
止して該伝動ベルトによる第1及び第2伝動プーリ間の
動力伝達を遮断するように構成する。
の伝動ベルトテンション機構を、伝動ベルトの押圧を停
止して該伝動ベルトによる第1及び第2伝動プーリ間の
動力伝達を遮断するように構成する。
【0027】このことで、ベルト伝動機構の伝動ベルト
テンション機構による伝動ベルトの押圧が停止される
と、その伝動ベルトによる第1及び第2伝動プーリ間の
動力伝達が遮断されて、第1及び第2回転軸間で動力伝
達が行われない。このことで、伝動ベルトテンション機
構を緊急クラッチとして使用することができる。また、
そのとき、ベルト伝動機構では、伝動ベルトがベルト変
速機構の変速ベルトのように広い範囲を移動せず、その
ベルトスパンの移動範囲が小さいので、安定したクラッ
チ効果を得ることができる。
テンション機構による伝動ベルトの押圧が停止される
と、その伝動ベルトによる第1及び第2伝動プーリ間の
動力伝達が遮断されて、第1及び第2回転軸間で動力伝
達が行われない。このことで、伝動ベルトテンション機
構を緊急クラッチとして使用することができる。また、
そのとき、ベルト伝動機構では、伝動ベルトがベルト変
速機構の変速ベルトのように広い範囲を移動せず、その
ベルトスパンの移動範囲が小さいので、安定したクラッ
チ効果を得ることができる。
【0028】請求項4の発明では、上記遊星ギヤ機構の
第1要素は、第2回転軸に回転一体に取り付けられかつ
互いに異なる歯数の第1及び第2ギヤ部を有する遊星ギ
ヤを第2回転軸と平行の軸線をもって回転可能に支持す
る支持部で構成する。また、第2要素は、上記遊星ギヤ
の第1ギヤ部に噛合する第1サンギヤで、また第3要素
は、上記遊星ギヤの第2ギヤ部に噛合する第2サンギヤ
でそれぞれ構成する。こうすれば、コンパクトな構造の
遊星ギヤ機構が得られ、そのケースの大きさをさらに小
さくして、より一層のコストダウンを図ることができ
る。
第1要素は、第2回転軸に回転一体に取り付けられかつ
互いに異なる歯数の第1及び第2ギヤ部を有する遊星ギ
ヤを第2回転軸と平行の軸線をもって回転可能に支持す
る支持部で構成する。また、第2要素は、上記遊星ギヤ
の第1ギヤ部に噛合する第1サンギヤで、また第3要素
は、上記遊星ギヤの第2ギヤ部に噛合する第2サンギヤ
でそれぞれ構成する。こうすれば、コンパクトな構造の
遊星ギヤ機構が得られ、そのケースの大きさをさらに小
さくして、より一層のコストダウンを図ることができ
る。
【0029】請求項5の発明では、上記第1回転軸を入
力軸とし、第2回転軸を出力軸とする。
力軸とし、第2回転軸を出力軸とする。
【0030】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施形態
に係る無段変速機Tの全体構成を示し、この変速機Tは
例えば芝刈機や農業機械等の車両においてエンジン及び
駆動車輪(いずれも図示せず)の間の動力伝達経路に配
設される。
に係る無段変速機Tの全体構成を示し、この変速機Tは
例えば芝刈機や農業機械等の車両においてエンジン及び
駆動車輪(いずれも図示せず)の間の動力伝達経路に配
設される。
【0031】図1及び図2において、1はエンジンに駆
動連結されて入力部(入力軸)を構成する第1回転軸、
2は駆動車輪に駆動連結されて出力部(出力軸)を構成
する第2回転軸で、これらの両回転軸1,2は、水平方
向から見て各々の先端部が互いに逆向きとなって重なる
ように略水平面内で平行に配置されている。
動連結されて入力部(入力軸)を構成する第1回転軸、
2は駆動車輪に駆動連結されて出力部(出力軸)を構成
する第2回転軸で、これらの両回転軸1,2は、水平方
向から見て各々の先端部が互いに逆向きとなって重なる
ように略水平面内で平行に配置されている。
【0032】上記両回転軸1,2間に亘りベルト変速機
構4及びベルト伝動機構55が配設されている。上記ベ
ルト変速機構4は、第1回転軸1上に配置された第1変
速プーリ5を有する。この第1変速プーリ5は、第1回
転軸1にボス部6aにて回転一体にかつ摺動不能にキー
結合されたフランジ状の固定シーブ6と、この固定シー
ブ6のボス部6a(第1回転軸1)上に固定シーブ6に
対向するようにボス部7aにて摺動可能にかつ相対回転
可能に支持されたフランジ状の可動シーブ7とからな
り、これら両シーブ6,7間にはプーリ溝8が形成され
ている。上記固定シーブ6のボス部6aは、第1回転軸
1の先端側にその先端部から所定長さだけ突出した状態
となるように延長され、かつ固定ボルト9及び座金10
により抜け止めされている。
構4及びベルト伝動機構55が配設されている。上記ベ
ルト変速機構4は、第1回転軸1上に配置された第1変
速プーリ5を有する。この第1変速プーリ5は、第1回
転軸1にボス部6aにて回転一体にかつ摺動不能にキー
結合されたフランジ状の固定シーブ6と、この固定シー
ブ6のボス部6a(第1回転軸1)上に固定シーブ6に
対向するようにボス部7aにて摺動可能にかつ相対回転
可能に支持されたフランジ状の可動シーブ7とからな
り、これら両シーブ6,7間にはプーリ溝8が形成され
ている。上記固定シーブ6のボス部6aは、第1回転軸
1の先端側にその先端部から所定長さだけ突出した状態
となるように延長され、かつ固定ボルト9及び座金10
により抜け止めされている。
【0033】一方、第2回転軸2上には第1変速プーリ
5と同径の第2変速プーリ13が設けられている。この
第2変速プーリ13は上記第1変速プーリ5と同様の構
成であり、第2回転軸2にボス部14aにてベアリング
17により回転可能にかつ摺動不能に支持されたフラン
ジ状の固定シーブ14と、この固定シーブ14のボス部
14a(第2回転軸2)上に、固定シーブ14に対し上
記第1変速プーリ5における固定シーブ6に対する可動
シーブ7の対向方向と逆方向でもって対向するようにボ
ス部15aにて摺動可能にかつ相対回転可能に結合され
たフランジ状の可動シーブ15とからなり、これら両シ
ーブ14,15間にはプーリ溝16が形成されている。
また、この第2変速プーリ13の固定シーブ14のボス
部14aは、第2回転軸2の先端側にその先端部から所
定長さだけ突出した状態となるように延長され、このボ
ス部14aは上記ベアリング17を介して固定ボルト1
8及び座金19により抜け止めされている。
5と同径の第2変速プーリ13が設けられている。この
第2変速プーリ13は上記第1変速プーリ5と同様の構
成であり、第2回転軸2にボス部14aにてベアリング
17により回転可能にかつ摺動不能に支持されたフラン
ジ状の固定シーブ14と、この固定シーブ14のボス部
14a(第2回転軸2)上に、固定シーブ14に対し上
記第1変速プーリ5における固定シーブ6に対する可動
シーブ7の対向方向と逆方向でもって対向するようにボ
ス部15aにて摺動可能にかつ相対回転可能に結合され
たフランジ状の可動シーブ15とからなり、これら両シ
ーブ14,15間にはプーリ溝16が形成されている。
また、この第2変速プーリ13の固定シーブ14のボス
部14aは、第2回転軸2の先端側にその先端部から所
定長さだけ突出した状態となるように延長され、このボ
ス部14aは上記ベアリング17を介して固定ボルト1
8及び座金19により抜け止めされている。
【0034】そして、上記第1変速プーリ5のプーリ溝
8と第2変速プーリ13のプーリ溝16との間にはVベ
ルトからなる変速ベルト20が巻き掛けられており、両
変速プーリ5,13の各可動シーブ7,15をそれぞれ
固定シーブ6,14に対して接離させて各プーリ5,1
3のベルト巻付け径を変更する。例えば第1変速プーリ
5の可動シーブ7を固定シーブ6に接近させ、かつ第2
変速プーリ13の可動シーブ15を固定シーブ14から
離隔させたときには、第1変速プーリ5のベルト巻付け
径を第2変速プーリ13よりも大きくすることにより、
第1変速プーリ5(第1回転軸1)の回転を第2変速プ
ーリ13に増速して伝達する。一方、逆に、第1変速プ
ーリ5の可動シーブ7を固定シーブ6から離隔させ、か
つ第2変速プーリ13の可動シーブ15を固定シーブ1
4に接近させたときには、第1変速プーリ5のベルト巻
付け径を小にし、第2変速プーリ13のベルト巻付け径
を大きくすることにより、第1変速プーリ5(第1回転
軸1)の回転を減速して第2変速プーリ13に伝えるよ
うになされている。
8と第2変速プーリ13のプーリ溝16との間にはVベ
ルトからなる変速ベルト20が巻き掛けられており、両
変速プーリ5,13の各可動シーブ7,15をそれぞれ
固定シーブ6,14に対して接離させて各プーリ5,1
3のベルト巻付け径を変更する。例えば第1変速プーリ
5の可動シーブ7を固定シーブ6に接近させ、かつ第2
変速プーリ13の可動シーブ15を固定シーブ14から
離隔させたときには、第1変速プーリ5のベルト巻付け
径を第2変速プーリ13よりも大きくすることにより、
第1変速プーリ5(第1回転軸1)の回転を第2変速プ
ーリ13に増速して伝達する。一方、逆に、第1変速プ
ーリ5の可動シーブ7を固定シーブ6から離隔させ、か
つ第2変速プーリ13の可動シーブ15を固定シーブ1
4に接近させたときには、第1変速プーリ5のベルト巻
付け径を小にし、第2変速プーリ13のベルト巻付け径
を大きくすることにより、第1変速プーリ5(第1回転
軸1)の回転を減速して第2変速プーリ13に伝えるよ
うになされている。
【0035】上記第1回転軸1上には第1変速プーリ5
における可動シーブ7背面側に、該可動シーブ7を固定
シーブ6に対して接離させるための駆動機構としての第
1カム機構23が設けられている。このカム機構23は
回動カム24を有し、該回動カム24は、可動シーブ7
のボス部7a上にベアリング25を介して相対回転可能
にかつ軸方向に移動一体に外嵌合支持されている。回動
カム24の第1変速プーリ5と反対側端面には1対の傾
斜カム面24a,24aが円周方向に等角度間隔(18
0°間隔)をあけて形成され、外周には回動レバー26
が回動一体に突設されている。
における可動シーブ7背面側に、該可動シーブ7を固定
シーブ6に対して接離させるための駆動機構としての第
1カム機構23が設けられている。このカム機構23は
回動カム24を有し、該回動カム24は、可動シーブ7
のボス部7a上にベアリング25を介して相対回転可能
にかつ軸方向に移動一体に外嵌合支持されている。回動
カム24の第1変速プーリ5と反対側端面には1対の傾
斜カム面24a,24aが円周方向に等角度間隔(18
0°間隔)をあけて形成され、外周には回動レバー26
が回動一体に突設されている。
【0036】また、上記回動カム24背面側の可動シー
ブボス部7a(第1回転軸1先端から突出した部分)に
は、カムフォロワとしての円筒状の固定カム27がベア
リング28を介して可動シーブボス部7a(第1回転軸
1)に対し静止可能に支持され、該固定カム27は図外
の固定体に連結固定されている。そして、この固定カム
27には回動カム24の各カム面24aに当接して転動
するローラ29,29がそれぞれ回転可能に軸支されて
いる。
ブボス部7a(第1回転軸1先端から突出した部分)に
は、カムフォロワとしての円筒状の固定カム27がベア
リング28を介して可動シーブボス部7a(第1回転軸
1)に対し静止可能に支持され、該固定カム27は図外
の固定体に連結固定されている。そして、この固定カム
27には回動カム24の各カム面24aに当接して転動
するローラ29,29がそれぞれ回転可能に軸支されて
いる。
【0037】一方、第2回転軸2上には、第2変速プー
リ13における可動シーブ15の背面側に、該可動シー
ブ15を固定シーブ14に対して接離させるための駆動
機構としての第2カム機構31が設けられている。この
第2カム機構31は、上記第1カム機構23と同様の構
成で、可動シーブ15のボス部15a上にベアリング3
3を介して相対回転可能にかつ軸方向に移動一体に外嵌
合支持された回動カム32を有する。このカム32の第
2変速プーリ13と反対側端面には1対の傾斜カム面3
2a,32aが円周方向に等角度間隔をあけて形成さ
れ、外周には回動レバー34が回動一体に突設されてい
る。
リ13における可動シーブ15の背面側に、該可動シー
ブ15を固定シーブ14に対して接離させるための駆動
機構としての第2カム機構31が設けられている。この
第2カム機構31は、上記第1カム機構23と同様の構
成で、可動シーブ15のボス部15a上にベアリング3
3を介して相対回転可能にかつ軸方向に移動一体に外嵌
合支持された回動カム32を有する。このカム32の第
2変速プーリ13と反対側端面には1対の傾斜カム面3
2a,32aが円周方向に等角度間隔をあけて形成さ
れ、外周には回動レバー34が回動一体に突設されてい
る。
【0038】また、回動カム32背面側の可動シーブボ
ス部15a(第2回転軸2先端からの突出部分)には、
カムフォロワとしての固定カム35がベアリング36を
介して可動シーブボス部15a(第2回転軸2)に対し
静止可能に支持され、該固定カム35は図外の固定体に
連結固定されている。また、この固定カム35には回動
カム32の各カム面32aに当接して転動するローラ3
7,37がそれぞれ回転可能に軸支されている。
ス部15a(第2回転軸2先端からの突出部分)には、
カムフォロワとしての固定カム35がベアリング36を
介して可動シーブボス部15a(第2回転軸2)に対し
静止可能に支持され、該固定カム35は図外の固定体に
連結固定されている。また、この固定カム35には回動
カム32の各カム面32aに当接して転動するローラ3
7,37がそれぞれ回転可能に軸支されている。
【0039】そして、上記第1カム機構23の回動レバ
ー26先端にはピン39を介してリンク40の一端が連
結され、このリンク40の他端は上記第2カム機構31
の回動レバー34先端にピン41を介して連結されてお
り、上記回動レバー26,34、リンク40及びピン3
9,41により連動機構42が構成されている。この連
動機構42により、各カム機構23,31におけるカム
24,32を互いに連係して可動シーブ7,15のボス
部7a,15a周りに回動させ、その各カム面24a,
32a上でローラ29,37を転動させることにより、
可動シーブ7,15を軸方向に移動させて固定シーブ
6,14に対し互いに相反して接離させ、そのプーリ溝
8,16の有効半径つまりプーリ5,13でのベルト巻
付け径を可変とし、両変速プーリ5,13間のプーリ比
を変化させるようにしている。
ー26先端にはピン39を介してリンク40の一端が連
結され、このリンク40の他端は上記第2カム機構31
の回動レバー34先端にピン41を介して連結されてお
り、上記回動レバー26,34、リンク40及びピン3
9,41により連動機構42が構成されている。この連
動機構42により、各カム機構23,31におけるカム
24,32を互いに連係して可動シーブ7,15のボス
部7a,15a周りに回動させ、その各カム面24a,
32a上でローラ29,37を転動させることにより、
可動シーブ7,15を軸方向に移動させて固定シーブ
6,14に対し互いに相反して接離させ、そのプーリ溝
8,16の有効半径つまりプーリ5,13でのベルト巻
付け径を可変とし、両変速プーリ5,13間のプーリ比
を変化させるようにしている。
【0040】また、上記第1及び第2変速プーリ5,1
3間に張られた変速ベルト20の1対のスパン20a,
20bのうちの緩み側となるスパンをその外面から内方
に押圧して変速ベルト20に張力を与える変速ベルトテ
ンション機構45が設けられている。このテンション機
構45は、第1変速プーリ5の固定シーブ6背面側の第
1回転軸1に互いに相対回動可能に支持された第1及び
第2テンションアーム46,47を有する。各テンショ
ンアーム46,47の先端部にはそれぞれ両回転軸1,
2と平行に延びるテンション軸48,48(1つのみ図
示する)の一端が取付固定され、この各テンション軸4
8の他端は各変速プーリ5,13におけるプーリ溝8,
16の部分に位置し、この他端部には上記変速ベルト2
0の両スパン20a,20aを外面から押圧可能なテン
ションプーリ49,49がベアリング50,50(1つ
のみ図示する)を介して回転自在に支持されている。上
記各テンションプーリ49の位置は、変速に伴う変速ベ
ルト20の軸方向の移動に拘らず、常にテンションプー
リ49外面が変速ベルト20外面の一部に接触してそれ
を押圧可能な位置に設定されている。
3間に張られた変速ベルト20の1対のスパン20a,
20bのうちの緩み側となるスパンをその外面から内方
に押圧して変速ベルト20に張力を与える変速ベルトテ
ンション機構45が設けられている。このテンション機
構45は、第1変速プーリ5の固定シーブ6背面側の第
1回転軸1に互いに相対回動可能に支持された第1及び
第2テンションアーム46,47を有する。各テンショ
ンアーム46,47の先端部にはそれぞれ両回転軸1,
2と平行に延びるテンション軸48,48(1つのみ図
示する)の一端が取付固定され、この各テンション軸4
8の他端は各変速プーリ5,13におけるプーリ溝8,
16の部分に位置し、この他端部には上記変速ベルト2
0の両スパン20a,20aを外面から押圧可能なテン
ションプーリ49,49がベアリング50,50(1つ
のみ図示する)を介して回転自在に支持されている。上
記各テンションプーリ49の位置は、変速に伴う変速ベ
ルト20の軸方向の移動に拘らず、常にテンションプー
リ49外面が変速ベルト20外面の一部に接触してそれ
を押圧可能な位置に設定されている。
【0041】そして、上記両テンションアーム46,4
7の中間部間には引張ばね51が掛け渡されており、こ
の引張ばね51のばね力により第1テンションアーム4
6を図2で時計回り方向に、また第2テンションアーム
47を同反時計回り方向にそれぞれ回動付勢して、両テ
ンションプーリ49,49によりそれぞれ変速ベルト2
0のスパン20a,20bの外面を押圧させる。そし
て、引張ばね51の各テンションアーム46,47に対
する回動付勢力は、テンションプーリ49,49が変速
ベルト20の緩み側スパン20a,20bを該緩み側ス
パン20a,20bに発生する最大張力よりも大きい張
力で押圧するように設定されている。
7の中間部間には引張ばね51が掛け渡されており、こ
の引張ばね51のばね力により第1テンションアーム4
6を図2で時計回り方向に、また第2テンションアーム
47を同反時計回り方向にそれぞれ回動付勢して、両テ
ンションプーリ49,49によりそれぞれ変速ベルト2
0のスパン20a,20bの外面を押圧させる。そし
て、引張ばね51の各テンションアーム46,47に対
する回動付勢力は、テンションプーリ49,49が変速
ベルト20の緩み側スパン20a,20bを該緩み側ス
パン20a,20bに発生する最大張力よりも大きい張
力で押圧するように設定されている。
【0042】一方、上記ベルト伝動機構55は、第1回
転軸1上に配置されたVプーリからなる第1伝動プーリ
56と、第2回転軸2上に配置され、上記第1伝動プー
リ56よりも大径のVプーリからなる第2伝動プーリ5
7とを有する。第1伝動プーリ56は、上記第1変速プ
ーリ5の可動シーブボス部7a先端(固定カム24に対
し可動シーブ7と反対側)にキー58により回転一体に
取り付けられている。
転軸1上に配置されたVプーリからなる第1伝動プーリ
56と、第2回転軸2上に配置され、上記第1伝動プー
リ56よりも大径のVプーリからなる第2伝動プーリ5
7とを有する。第1伝動プーリ56は、上記第1変速プ
ーリ5の可動シーブボス部7a先端(固定カム24に対
し可動シーブ7と反対側)にキー58により回転一体に
取り付けられている。
【0043】また、第2回転軸2上には上記第2変速プ
ーリ13の固定シーブ14背面側に円筒状スリーブ59
がベアリング60によって相対回転可能に支持され、こ
のスリーブ59に上記第2伝動プーリ57がキー61に
より回転一体に取り付けられている。そして、上記第1
及び第2伝動プーリ56,57間にはVベルトからなる
伝動ベルト62が巻き掛けられている。
ーリ13の固定シーブ14背面側に円筒状スリーブ59
がベアリング60によって相対回転可能に支持され、こ
のスリーブ59に上記第2伝動プーリ57がキー61に
より回転一体に取り付けられている。そして、上記第1
及び第2伝動プーリ56,57間にはVベルトからなる
伝動ベルト62が巻き掛けられている。
【0044】さらに、上記第1及び第2伝動プーリ5
6,57間に張られた伝動ベルト62の1対のスパン6
2a,62bのうちの緩み側となるスパンをその外面か
ら内方に押圧して伝動ベルト62に張力を与える伝動ベ
ルトテンション機構64が設けられている。この伝動ベ
ルトテンション機構64は、上記変速ベルトテンション
機構45と同様のもので、上記第2回転軸2上のスリー
ブ59に互いに相対回動可能に支持された第1及び第2
テンションアーム65,66を有する。これら両テンシ
ョンアーム65,66の先端部にはそれぞれ両回転軸
1,2と平行に延びるテンション軸67,67の一端が
取付固定され、この各テンション軸67の他端は各伝動
プーリ56,57におけるプーリ溝部分に位置し、この
他端部には上記伝動ベルト62の両スパン62a,62
bを外面から押圧可能なテンションプーリ68,68が
ベアリング69,69(1つのみ図示する)を介して回
転自在に支持されている。
6,57間に張られた伝動ベルト62の1対のスパン6
2a,62bのうちの緩み側となるスパンをその外面か
ら内方に押圧して伝動ベルト62に張力を与える伝動ベ
ルトテンション機構64が設けられている。この伝動ベ
ルトテンション機構64は、上記変速ベルトテンション
機構45と同様のもので、上記第2回転軸2上のスリー
ブ59に互いに相対回動可能に支持された第1及び第2
テンションアーム65,66を有する。これら両テンシ
ョンアーム65,66の先端部にはそれぞれ両回転軸
1,2と平行に延びるテンション軸67,67の一端が
取付固定され、この各テンション軸67の他端は各伝動
プーリ56,57におけるプーリ溝部分に位置し、この
他端部には上記伝動ベルト62の両スパン62a,62
bを外面から押圧可能なテンションプーリ68,68が
ベアリング69,69(1つのみ図示する)を介して回
転自在に支持されている。
【0045】また、上記テンションアーム65,66の
中間部間には引張ばね70が掛け渡されており、この引
張ばね70のばね力により第1テンションアーム65を
図2で反時計回り方向に、また第2テンションアーム6
6を同時計回り方向にそれぞれ回動付勢して、両テンシ
ョンプーリ68,68によりそれぞれ伝動ベルト62の
スパン62a,62b外面を押圧させる。
中間部間には引張ばね70が掛け渡されており、この引
張ばね70のばね力により第1テンションアーム65を
図2で反時計回り方向に、また第2テンションアーム6
6を同時計回り方向にそれぞれ回動付勢して、両テンシ
ョンプーリ68,68によりそれぞれ伝動ベルト62の
スパン62a,62b外面を押圧させる。
【0046】そして、上記伝動ベルトテンション機構6
4の両テンションアーム65,66は、該各テンション
アーム65,66を上記引張ばね70の付勢力に抗して
ベルト押圧方向と反対側に回動させるエアシリンダ等の
アクチュエータ71,71に駆動連結されており、伝動
ベルトテンション機構64は、アクチュエータ71,7
1の作動により伝動ベルト62に対する押圧を停止して
両伝動プーリ56,57間つまり変速機Tでの動力伝達
を遮断するテンションクラッチを構成している。
4の両テンションアーム65,66は、該各テンション
アーム65,66を上記引張ばね70の付勢力に抗して
ベルト押圧方向と反対側に回動させるエアシリンダ等の
アクチュエータ71,71に駆動連結されており、伝動
ベルトテンション機構64は、アクチュエータ71,7
1の作動により伝動ベルト62に対する押圧を停止して
両伝動プーリ56,57間つまり変速機Tでの動力伝達
を遮断するテンションクラッチを構成している。
【0047】図1に示すように、上記第2変速プーリ1
3の固定シーブ14外縁部には可動シーブ15と反対側
に向かって第2回転軸2と同心に延びる円筒部73が一
体形成されている。この円筒部73の先端には、中心部
に上記スリーブ59を挿通せしめた中心孔74aを有す
る円板部材74の外周縁部が液密状に接合固定され、こ
の円板部材74の中心孔74a周縁とスリーブ59外周
面との間はシール部材77によって液密シールされてい
る。よって、上記円筒部73及び円板部材74は固定シ
ーブ14の外周縁部から第2回転軸2の外周側に至るカ
バー部75をなし、このカバー部75と固定シーブ14
とでギヤケース76が構成され、このギヤケース76に
よって覆われる密閉状のギヤ収容空間78が固定シーブ
14背面側に形成されている。
3の固定シーブ14外縁部には可動シーブ15と反対側
に向かって第2回転軸2と同心に延びる円筒部73が一
体形成されている。この円筒部73の先端には、中心部
に上記スリーブ59を挿通せしめた中心孔74aを有す
る円板部材74の外周縁部が液密状に接合固定され、こ
の円板部材74の中心孔74a周縁とスリーブ59外周
面との間はシール部材77によって液密シールされてい
る。よって、上記円筒部73及び円板部材74は固定シ
ーブ14の外周縁部から第2回転軸2の外周側に至るカ
バー部75をなし、このカバー部75と固定シーブ14
とでギヤケース76が構成され、このギヤケース76に
よって覆われる密閉状のギヤ収容空間78が固定シーブ
14背面側に形成されている。
【0048】そして、上記第2回転軸2上には遊星ギヤ
機構81が上記ギヤ収容空間78に収容された状態で配
置されている。この遊星ギヤ機構81は互いに連結され
た第1〜第3要素を有する。すなわち、上記ギヤ収容空
間78に臨む第2回転軸2外周には第1要素(支持部)
としての円板状のフランジ82が回転一体に結合されて
いる。このフランジ82は、その同一半径方向の位置に
複数の軸孔83,83,…が円周方向に等間隔をあけて
貫通形成され、この各軸孔83には遊星ギヤ84が第2
回転軸2と平行の軸線をもった軸部84aにて回転可能
に支持されている。この遊星ギヤ84の軸部84aの上
記第2伝動プーリ57側端部には第1ギヤ部85が一体
に形成され、上記可動シーブ15側の端部には第2ギヤ
部86が回転一体に取り付けられている。
機構81が上記ギヤ収容空間78に収容された状態で配
置されている。この遊星ギヤ機構81は互いに連結され
た第1〜第3要素を有する。すなわち、上記ギヤ収容空
間78に臨む第2回転軸2外周には第1要素(支持部)
としての円板状のフランジ82が回転一体に結合されて
いる。このフランジ82は、その同一半径方向の位置に
複数の軸孔83,83,…が円周方向に等間隔をあけて
貫通形成され、この各軸孔83には遊星ギヤ84が第2
回転軸2と平行の軸線をもった軸部84aにて回転可能
に支持されている。この遊星ギヤ84の軸部84aの上
記第2伝動プーリ57側端部には第1ギヤ部85が一体
に形成され、上記可動シーブ15側の端部には第2ギヤ
部86が回転一体に取り付けられている。
【0049】また、第2回転軸2に対し相対回転可能な
上記スリーブ59において上記ギヤ収容空間78に臨ん
だ端部の外周には、第2要素としての第1サンギヤ88
が形成され、この第1サンギヤ88は上記遊星ギヤ84
の第1ギヤ部85に噛合されており、このことで第1サ
ンギヤ88(第2要素)はスリーブ59を介して第2回
転軸2上の第2伝動プーリ57に駆動連結されている。
上記スリーブ59において上記ギヤ収容空間78に臨ん
だ端部の外周には、第2要素としての第1サンギヤ88
が形成され、この第1サンギヤ88は上記遊星ギヤ84
の第1ギヤ部85に噛合されており、このことで第1サ
ンギヤ88(第2要素)はスリーブ59を介して第2回
転軸2上の第2伝動プーリ57に駆動連結されている。
【0050】さらに、上記第2変速プーリ13における
固定シーブ14背面には、そのボス部14aを上記ギヤ
収容空間78内に延長した円筒状のギヤ形成部89が一
体に形成され、このギヤ形成部89の外周には、第3要
素としての第2サンギヤ90が形成され、この第2サン
ギヤ90は上記遊星ギヤ84の第2ギヤ部86に噛合さ
れており、このことで第2サンギヤ90(第3要素)は
ギヤ形成部89によって第2回転軸2上の第2変速プー
リ13の固定シーブ14に駆動連結されている。
固定シーブ14背面には、そのボス部14aを上記ギヤ
収容空間78内に延長した円筒状のギヤ形成部89が一
体に形成され、このギヤ形成部89の外周には、第3要
素としての第2サンギヤ90が形成され、この第2サン
ギヤ90は上記遊星ギヤ84の第2ギヤ部86に噛合さ
れており、このことで第2サンギヤ90(第3要素)は
ギヤ形成部89によって第2回転軸2上の第2変速プー
リ13の固定シーブ14に駆動連結されている。
【0051】さらに、図示しないが、上記ベルト変速機
構4の連動機構42において第2カム機構31の回動レ
バー34先端にはロッドを介して操作レバーが連結され
ている。この操作レバーは例えば揺動軸を中心として揺
動するもので、その切換操作により連動機構42を作動
させて各回動カム24,32に突設されている各回動レ
バー26,34を前進最高速位置、ニュートラル位置及
び後進最高速位置の間で回動させ、ベルト変速機構4の
プーリ比を変えることで、上記遊星ギヤ機構81のフラ
ンジ82及び第2回転軸2(出力部)を第1回転軸1
(入力部)に対し正転状態、ニュートラル状態又は逆転
状態に切り換えて変速し、ベルト変速機構4における両
変速プーリ5,13の可動シーブ7,15に対する変速
ベルト20の押圧力のバランスにより上記ニュートラル
状態へ移動調整可能とされている。
構4の連動機構42において第2カム機構31の回動レ
バー34先端にはロッドを介して操作レバーが連結され
ている。この操作レバーは例えば揺動軸を中心として揺
動するもので、その切換操作により連動機構42を作動
させて各回動カム24,32に突設されている各回動レ
バー26,34を前進最高速位置、ニュートラル位置及
び後進最高速位置の間で回動させ、ベルト変速機構4の
プーリ比を変えることで、上記遊星ギヤ機構81のフラ
ンジ82及び第2回転軸2(出力部)を第1回転軸1
(入力部)に対し正転状態、ニュートラル状態又は逆転
状態に切り換えて変速し、ベルト変速機構4における両
変速プーリ5,13の可動シーブ7,15に対する変速
ベルト20の押圧力のバランスにより上記ニュートラル
状態へ移動調整可能とされている。
【0052】そして、上記遊星ギヤ機構81の各要素間
のギヤ比及び遊星ギヤ機構81に対するベルト伝動機構
55のプーリ比の設定により、例えば出力軸としての第
2回転軸2を入力軸としての第1回転軸1に対し一方向
に回転させる車両の前進状態では、第1回転軸1にベル
ト伝動機構55を介して駆動連結されている第1サンギ
ヤ88の回転速度が、同第1回転軸1にベルト変速機構
4を介して連結されている第2サンギヤ90の回転速度
よりも高くなるように設定されている。
のギヤ比及び遊星ギヤ機構81に対するベルト伝動機構
55のプーリ比の設定により、例えば出力軸としての第
2回転軸2を入力軸としての第1回転軸1に対し一方向
に回転させる車両の前進状態では、第1回転軸1にベル
ト伝動機構55を介して駆動連結されている第1サンギ
ヤ88の回転速度が、同第1回転軸1にベルト変速機構
4を介して連結されている第2サンギヤ90の回転速度
よりも高くなるように設定されている。
【0053】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。無段変速機Tの第1回転軸1に車載エンジンが駆動
連結され、遊星ギヤ機構81の遊星ギヤ84を支持する
フランジ82と一体の第2回転軸2が車両の駆動車輪に
駆動連結されているので、エンジンの回転動力は変速機
Tで変速された後、駆動車輪に伝達される。このとき、
変速機Tにおいては、上記入力部たる第1回転軸1と出
力部たる第2回転軸2との間の動力伝達経路にベルト変
速機構4及びベルト伝動機構55が並列に配置されてい
るので、この変速機Tの作動時、第1回転軸1から入力
された動力は、ベルト変速機構4とベルト伝動機構55
とに伝達された後、遊星ギヤ機構81におけるフランジ
82を介して第2回転軸2から出力動力として出力され
る。
る。無段変速機Tの第1回転軸1に車載エンジンが駆動
連結され、遊星ギヤ機構81の遊星ギヤ84を支持する
フランジ82と一体の第2回転軸2が車両の駆動車輪に
駆動連結されているので、エンジンの回転動力は変速機
Tで変速された後、駆動車輪に伝達される。このとき、
変速機Tにおいては、上記入力部たる第1回転軸1と出
力部たる第2回転軸2との間の動力伝達経路にベルト変
速機構4及びベルト伝動機構55が並列に配置されてい
るので、この変速機Tの作動時、第1回転軸1から入力
された動力は、ベルト変速機構4とベルト伝動機構55
とに伝達された後、遊星ギヤ機構81におけるフランジ
82を介して第2回転軸2から出力動力として出力され
る。
【0054】(ニュートラル時)具体的には、操作レバ
ーがニュートラル位置に位置付けられているとき、遊星
ギヤ機構81のフランジ82及び第2回転軸2は回転停
止していて、無段変速機Tはニュートラル状態にあり、
エンジンの回転動力は駆動車輪に伝達されず、車両が停
止する。
ーがニュートラル位置に位置付けられているとき、遊星
ギヤ機構81のフランジ82及び第2回転軸2は回転停
止していて、無段変速機Tはニュートラル状態にあり、
エンジンの回転動力は駆動車輪に伝達されず、車両が停
止する。
【0055】このニュートラル状態では、ベルト変速機
構4の第1及び第2変速プーリ5,13の双方が駆動側
(又は従動側)となっている。
構4の第1及び第2変速プーリ5,13の双方が駆動側
(又は従動側)となっている。
【0056】また、伝動ベルトテンション機構64の引
張ばね70のばね力により第1テンションアーム65は
図2で反時計回り方向に、また第2テンションアーム6
6は時計回り方向にそれぞれ回動付勢されているので、
操作レバーがニュートラル位置にある状態では、第1テ
ンションアーム65先端のテンションプーリ68は伝動
ベルト62の図2で上側のスパン62aの外面を、また
第2テンションアーム66先端のテンションプーリ68
は同下側のスパン62bの外面をそれぞれ同じ押圧力で
押圧している。また、変速ベルトテンション機構45の
引張ばね51のばね力により第1テンションアーム46
は図2で時計回り方向に、また第2テンションアーム4
7は反時計回り方向にそれぞれ回動付勢されているの
で、第1テンションアーム46先端のテンションプーリ
49は変速ベルト20の図2で上側のスパン20aの外
面を、また第2テンションアーム47先端のテンション
プーリ49は同下側のスパン20bの外面をそれぞれ同
じ押圧力で押圧している。
張ばね70のばね力により第1テンションアーム65は
図2で反時計回り方向に、また第2テンションアーム6
6は時計回り方向にそれぞれ回動付勢されているので、
操作レバーがニュートラル位置にある状態では、第1テ
ンションアーム65先端のテンションプーリ68は伝動
ベルト62の図2で上側のスパン62aの外面を、また
第2テンションアーム66先端のテンションプーリ68
は同下側のスパン62bの外面をそれぞれ同じ押圧力で
押圧している。また、変速ベルトテンション機構45の
引張ばね51のばね力により第1テンションアーム46
は図2で時計回り方向に、また第2テンションアーム4
7は反時計回り方向にそれぞれ回動付勢されているの
で、第1テンションアーム46先端のテンションプーリ
49は変速ベルト20の図2で上側のスパン20aの外
面を、また第2テンションアーム47先端のテンション
プーリ49は同下側のスパン20bの外面をそれぞれ同
じ押圧力で押圧している。
【0057】このとき、ベルト変速機構4において、各
変速プーリ5,13の固定シーブ6,14及び可動シー
ブ7,15が軸方向に対し互いに逆側に位置するように
配置されており、その各可動シーブ7,15を背面側か
らそれぞれ相対する固定シーブ6,14に対し接離させ
るカム機構23,31が連動機構42により連係されて
いるため、両変速プーリ5,13への変速ベルト20の
軸方向の押圧力は互いに相殺される。従って、ニュート
ラル状態では、両変速プーリ5,13がいずれも駆動側
(又は従動側)となることで、両プーリ5,13での変
速ベルト20の張力分布がバランスし、変速ベルト20
のプーリ5,13に対する押圧力は互いに同じとなるの
で、両変速プーリ5,13での変速ベルト20の押圧力
の差は零となる。
変速プーリ5,13の固定シーブ6,14及び可動シー
ブ7,15が軸方向に対し互いに逆側に位置するように
配置されており、その各可動シーブ7,15を背面側か
らそれぞれ相対する固定シーブ6,14に対し接離させ
るカム機構23,31が連動機構42により連係されて
いるため、両変速プーリ5,13への変速ベルト20の
軸方向の押圧力は互いに相殺される。従って、ニュート
ラル状態では、両変速プーリ5,13がいずれも駆動側
(又は従動側)となることで、両プーリ5,13での変
速ベルト20の張力分布がバランスし、変速ベルト20
のプーリ5,13に対する押圧力は互いに同じとなるの
で、両変速プーリ5,13での変速ベルト20の押圧力
の差は零となる。
【0058】そして、このニュートラル状態において、
駆動車輪からの外部負荷により第1回転軸1に対する第
2回転軸2の回転が正転側又は逆転側に少しでも変化
し、第1又は第2変速プーリ5,13の一方におけるベ
ルト巻付け径が他方よりも増大すると、両プーリ5,1
3での変速ベルト20の張力分布がアンバランスになっ
て変速ベルト20の有効張力が発生し、上記ベルト巻付
け径が増大した側のプーリ5(又は13)が駆動側プー
リに、また小さくなった側のプーリ13(又は5)が従
動側プーリにそれぞれなり、駆動側プーリ5(又は1
3)のベルト押圧力が従動側プーリ13(又は5)より
も大きくなり、このベルト押圧力の差は負荷が増大する
ほど大きくなる。このことは、無段変速機Tが真のニュ
ートラル状態から少しでも変わると、上記両変速プーリ
5,13間でベルト押圧力の相殺があるにも拘らず、両
変速プーリ5,13間のベルト押圧力の差が発生し、こ
のベルト押圧力の差に起因して、ベルト巻付け径の増大
した駆動側プーリ5(又は13)の該巻付け径が小さく
するように変化し、自動的にニュートラル状態に戻る復
元力が作用することを意味する。このように無段変速機
T自体にニュートラル状態へ復元しようとする言わばセ
ルフロック機能があるので、ニュートラル状態を安定し
て維持することができ、車両が不用意に移動することは
全くなく、ニュートラル時の停止安定性を高めることが
できる。
駆動車輪からの外部負荷により第1回転軸1に対する第
2回転軸2の回転が正転側又は逆転側に少しでも変化
し、第1又は第2変速プーリ5,13の一方におけるベ
ルト巻付け径が他方よりも増大すると、両プーリ5,1
3での変速ベルト20の張力分布がアンバランスになっ
て変速ベルト20の有効張力が発生し、上記ベルト巻付
け径が増大した側のプーリ5(又は13)が駆動側プー
リに、また小さくなった側のプーリ13(又は5)が従
動側プーリにそれぞれなり、駆動側プーリ5(又は1
3)のベルト押圧力が従動側プーリ13(又は5)より
も大きくなり、このベルト押圧力の差は負荷が増大する
ほど大きくなる。このことは、無段変速機Tが真のニュ
ートラル状態から少しでも変わると、上記両変速プーリ
5,13間でベルト押圧力の相殺があるにも拘らず、両
変速プーリ5,13間のベルト押圧力の差が発生し、こ
のベルト押圧力の差に起因して、ベルト巻付け径の増大
した駆動側プーリ5(又は13)の該巻付け径が小さく
するように変化し、自動的にニュートラル状態に戻る復
元力が作用することを意味する。このように無段変速機
T自体にニュートラル状態へ復元しようとする言わばセ
ルフロック機能があるので、ニュートラル状態を安定し
て維持することができ、車両が不用意に移動することは
全くなく、ニュートラル時の停止安定性を高めることが
できる。
【0059】尚、このニュートラル状態では、ベルト伝
動機構55の伝動ベルト62の両スパン62a,62b
がいずれも緩み側となるが、これら両スパン62a,6
2bは伝動ベルトテンション機構64におけるテンショ
ンアーム65,66先端のテンションプーリ68,68
により外面側から押圧されるので、伝動ベルト62に張
力が付与される。
動機構55の伝動ベルト62の両スパン62a,62b
がいずれも緩み側となるが、これら両スパン62a,6
2bは伝動ベルトテンション機構64におけるテンショ
ンアーム65,66先端のテンションプーリ68,68
により外面側から押圧されるので、伝動ベルト62に張
力が付与される。
【0060】上記各変速プーリ5,13側のカム機構2
3,31における回動レバー26,34同士がリンク4
0により連係されているため、操作レバーの切換操作に
より上記ベルト変速機構4のプーリ比を変えることで、
遊星ギヤ機構81のフランジ82(第2回転軸2)つま
り変速機Tの出力回転を正転又は逆転状態に変えかつそ
の回転速度を増大変化させることができる。
3,31における回動レバー26,34同士がリンク4
0により連係されているため、操作レバーの切換操作に
より上記ベルト変速機構4のプーリ比を変えることで、
遊星ギヤ機構81のフランジ82(第2回転軸2)つま
り変速機Tの出力回転を正転又は逆転状態に変えかつそ
の回転速度を増大変化させることができる。
【0061】(前進時)すなわち、上記ニュートラル状
態から、操作レバーを前進位置に位置付けると、この操
作レバーは第2カム機構31における回動カム32外周
の回動レバー34に連結されているので、上記前進位置
への切換状態では、上記カム32がそのカム面32a,
32a上でそれぞれカム用ローラ37,37を転動させ
ながら第2変速プーリ13における可動シーブ15のボ
ス部15a周りに一方向に回動する。これにより、上記
カム面32aがローラ37に押されてカム32が第2回
転軸2上を移動し、該カム32にベアリング33を介し
て移動一体の可動シーブ15が同方向に移動して固定シ
ーブ14に接近する。このことにより第2変速プーリ1
3が閉じてそのベルト巻付け径が上記ニュートラル状態
から増大し、このベルト巻付け径の増大により変速ベル
ト20が第2変速プーリ13側に引き寄せられる。
態から、操作レバーを前進位置に位置付けると、この操
作レバーは第2カム機構31における回動カム32外周
の回動レバー34に連結されているので、上記前進位置
への切換状態では、上記カム32がそのカム面32a,
32a上でそれぞれカム用ローラ37,37を転動させ
ながら第2変速プーリ13における可動シーブ15のボ
ス部15a周りに一方向に回動する。これにより、上記
カム面32aがローラ37に押されてカム32が第2回
転軸2上を移動し、該カム32にベアリング33を介し
て移動一体の可動シーブ15が同方向に移動して固定シ
ーブ14に接近する。このことにより第2変速プーリ1
3が閉じてそのベルト巻付け径が上記ニュートラル状態
から増大し、このベルト巻付け径の増大により変速ベル
ト20が第2変速プーリ13側に引き寄せられる。
【0062】また、これと同時に、上記操作レバーの前
進位置への切換えに伴い、上記第2変速プーリ13の可
動シーブ15の動きに同期して、第1カム機構23の回
動カム24が第1回転軸1上を上記第2カム機構31の
カム32と同じ一方向に回動する。このカム24の回動
によりカム用ローラ29に対する押圧がなくなる。この
ため、上記第2変速プーリ13側に移動する変速ベルト
20の張力により、カム24及びそれにベアリング25
を介して連結されている可動シーブ7は固定シーブ6か
ら離れる方向に第1回転軸1上を移動し、この両シーブ
6,7の離隔により第1変速プーリ5が開いてベルト巻
付け径が上記ニュートラル状態から減少する。これらの
結果、第2変速プーリ13のベルト巻付け径が第1変速
プーリ5よりも大きくなり、第2回転軸2の回転が増速
されて第1回転軸1に伝達される。このプーリ比で、上
記第2回転軸2が第1回転軸1に対し一方向に回転し
て、エンジンの出力動力により駆動車輪が車両の前進方
向に回転駆動され、プーリ比を前進最高速位置まで変え
ることで、第2回転軸2の正転方向の回転速度つまり前
進速度を増大させることができる。
進位置への切換えに伴い、上記第2変速プーリ13の可
動シーブ15の動きに同期して、第1カム機構23の回
動カム24が第1回転軸1上を上記第2カム機構31の
カム32と同じ一方向に回動する。このカム24の回動
によりカム用ローラ29に対する押圧がなくなる。この
ため、上記第2変速プーリ13側に移動する変速ベルト
20の張力により、カム24及びそれにベアリング25
を介して連結されている可動シーブ7は固定シーブ6か
ら離れる方向に第1回転軸1上を移動し、この両シーブ
6,7の離隔により第1変速プーリ5が開いてベルト巻
付け径が上記ニュートラル状態から減少する。これらの
結果、第2変速プーリ13のベルト巻付け径が第1変速
プーリ5よりも大きくなり、第2回転軸2の回転が増速
されて第1回転軸1に伝達される。このプーリ比で、上
記第2回転軸2が第1回転軸1に対し一方向に回転し
て、エンジンの出力動力により駆動車輪が車両の前進方
向に回転駆動され、プーリ比を前進最高速位置まで変え
ることで、第2回転軸2の正転方向の回転速度つまり前
進速度を増大させることができる。
【0063】このとき、遊星ギヤ機構81の各要素間の
ギヤ比及び遊星ギヤ機構81に対するベルト伝動機構5
5のプーリ比の設定により、車両の前進状態では、第1
回転軸1にベルト伝動機構55を介して駆動連結されて
いる第1サンギヤ88の回転速度が、同第1回転軸1に
ベルト変速機構4を介して連結されている第2サンギヤ
90の回転速度よりも高くなるように設定されているの
で、第1サンギヤ88が第2サンギヤ90よりも速い速
度で回転して、フランジ82及び第2回転軸2を第1サ
ンギヤ88と同方向に回転させる。この状態では、第1
サンギヤ88の駆動力を第2サンギヤ90よりも大きく
することが必要であるので、第1サンギヤ88にベルト
伝動機構55を介して駆動動力が伝達され、余剰の動力
が循環動力として第2サンギヤ90からベルト変速機構
4を介して第1回転軸1に伝達される。つまり、第1回
転軸1に入力された入力動力は、ベルト伝動機構55及
び遊星ギヤ機構81の第1サンギヤ88を経由してフラ
ンジ82(第2回転軸2)に至る経路を駆動動力経路と
して順に伝達される駆動動力と、遊星ギヤ機構81の第
2サンギヤ90からベルト変速機構4に至る経路を循環
動力経路として順に伝達される循環動力とに分かれる。
すなわち、一般に車両の前進状態での使用頻度は後進時
よりも高く、この前進時にベルト変速機構4が循環動力
経路となることで、全体として長期間に亘り高い頻度
で、その変速ベルト20に駆動動力よりも小さい循環動
力を伝達させることができ、使用頻度の多い前進状態で
の高出力時であっても変速ベルト20の伝動負荷を小さ
くすることができる。
ギヤ比及び遊星ギヤ機構81に対するベルト伝動機構5
5のプーリ比の設定により、車両の前進状態では、第1
回転軸1にベルト伝動機構55を介して駆動連結されて
いる第1サンギヤ88の回転速度が、同第1回転軸1に
ベルト変速機構4を介して連結されている第2サンギヤ
90の回転速度よりも高くなるように設定されているの
で、第1サンギヤ88が第2サンギヤ90よりも速い速
度で回転して、フランジ82及び第2回転軸2を第1サ
ンギヤ88と同方向に回転させる。この状態では、第1
サンギヤ88の駆動力を第2サンギヤ90よりも大きく
することが必要であるので、第1サンギヤ88にベルト
伝動機構55を介して駆動動力が伝達され、余剰の動力
が循環動力として第2サンギヤ90からベルト変速機構
4を介して第1回転軸1に伝達される。つまり、第1回
転軸1に入力された入力動力は、ベルト伝動機構55及
び遊星ギヤ機構81の第1サンギヤ88を経由してフラ
ンジ82(第2回転軸2)に至る経路を駆動動力経路と
して順に伝達される駆動動力と、遊星ギヤ機構81の第
2サンギヤ90からベルト変速機構4に至る経路を循環
動力経路として順に伝達される循環動力とに分かれる。
すなわち、一般に車両の前進状態での使用頻度は後進時
よりも高く、この前進時にベルト変速機構4が循環動力
経路となることで、全体として長期間に亘り高い頻度
で、その変速ベルト20に駆動動力よりも小さい循環動
力を伝達させることができ、使用頻度の多い前進状態で
の高出力時であっても変速ベルト20の伝動負荷を小さ
くすることができる。
【0064】また、このベルト変速機構4が循環動力経
路となる状態では、循環動力が遊星ギヤ機構81の第2
サンギヤ90からベルト変速機構4を経て第1回転軸1
に伝達されるので、第2変速プーリ13が駆動側プーリ
になる一方、第1変速プーリ5が従動側プーリとなり、
変速ベルト20の図2で上側のスパン20aが緩み側と
なるが、第1テンションアーム46のテンションプーリ
49が変速ベルト20の図2上側スパン20aを、また
第2テンションアーム47のテンションプーリ49が同
下側スパン20bをそれぞれ押圧するように両テンショ
ンアーム46,47が逆回り方向に引張ばね51で回動
付勢されているので、張り側スパン20b外面を押圧し
ている第2テンションアーム46のテンションプーリ4
9は図2で下側に移動して、第2テンションアーム47
が時計回り方向に回動し、このことで引張ばね51が伸
長されて、その分、第1テンションアーム46も時計回
り方向に回動し、第1テンションアーム46のテンショ
ンプーリ49が上記変速ベルト20の緩み側となった図
2で上側のスパン20aの外面を所定の押圧力で押圧
し、ベルト張力が得られる。
路となる状態では、循環動力が遊星ギヤ機構81の第2
サンギヤ90からベルト変速機構4を経て第1回転軸1
に伝達されるので、第2変速プーリ13が駆動側プーリ
になる一方、第1変速プーリ5が従動側プーリとなり、
変速ベルト20の図2で上側のスパン20aが緩み側と
なるが、第1テンションアーム46のテンションプーリ
49が変速ベルト20の図2上側スパン20aを、また
第2テンションアーム47のテンションプーリ49が同
下側スパン20bをそれぞれ押圧するように両テンショ
ンアーム46,47が逆回り方向に引張ばね51で回動
付勢されているので、張り側スパン20b外面を押圧し
ている第2テンションアーム46のテンションプーリ4
9は図2で下側に移動して、第2テンションアーム47
が時計回り方向に回動し、このことで引張ばね51が伸
長されて、その分、第1テンションアーム46も時計回
り方向に回動し、第1テンションアーム46のテンショ
ンプーリ49が上記変速ベルト20の緩み側となった図
2で上側のスパン20aの外面を所定の押圧力で押圧
し、ベルト張力が得られる。
【0065】尚、上記テンション機構45の引張ばね5
1の付勢力により両テンションアーム46,47が逆方
向に回動付勢され、その先端のテンションプーリ49,
49がそれぞれ変速ベルト20の緩み側スパン20a,
20b外面を押圧して変速ベルト20に張力が付与され
るが、この張力は緩み側スパン20a,20bに発生す
る最大張力よりも大きいため、このベルト張力により変
速ベルト20のプーリ5,13に対するくさび効果が生
じて押圧力が発生し、この押圧力により両プーリ5,1
3間で変速ベルト20を介して動力が伝達される。
1の付勢力により両テンションアーム46,47が逆方
向に回動付勢され、その先端のテンションプーリ49,
49がそれぞれ変速ベルト20の緩み側スパン20a,
20b外面を押圧して変速ベルト20に張力が付与され
るが、この張力は緩み側スパン20a,20bに発生す
る最大張力よりも大きいため、このベルト張力により変
速ベルト20のプーリ5,13に対するくさび効果が生
じて押圧力が発生し、この押圧力により両プーリ5,1
3間で変速ベルト20を介して動力が伝達される。
【0066】また、伝動ベルトテンション機構64のテ
ンションアーム65,66も上記変速ベルトテンション
機構45と同様に作動し、ベルト伝動機構55の伝動ベ
ルト62の図2上側のスパン62aが張り側のスパン
に、また下側のスパン62bが緩み側スパンにそれぞれ
なるので、第1テンションアーム65が図2で時計回り
方向に回動するとともに、この第1テンションアーム6
5に引張ばね70を介して引っ張られて第2テンション
アーム66も同方向に回動し、その先端のテンションプ
ーリ68により伝動ベルト62の緩み側スパンが押圧さ
れる。
ンションアーム65,66も上記変速ベルトテンション
機構45と同様に作動し、ベルト伝動機構55の伝動ベ
ルト62の図2上側のスパン62aが張り側のスパン
に、また下側のスパン62bが緩み側スパンにそれぞれ
なるので、第1テンションアーム65が図2で時計回り
方向に回動するとともに、この第1テンションアーム6
5に引張ばね70を介して引っ張られて第2テンション
アーム66も同方向に回動し、その先端のテンションプ
ーリ68により伝動ベルト62の緩み側スパンが押圧さ
れる。
【0067】(後進時)一方、上記操作レバーを後進位
置に位置付けると、この後進位置への切換状態では、上
記第1カム機構23のカム24がその各カム面24a上
でカム用ローラ29を転動させながら第1変速プーリ5
における可動シーブ7のボス部7a周りに他方向に回動
する。これにより、上記カム面24aがローラ29に押
されてカム24が第1回転軸1上を移動し、該カム24
に移動一体の可動シーブ7が同方向に移動して固定シー
ブ6に接近する。このことにより第1変速プーリ5が閉
じてそのベルト巻付け径が上記ニュートラル状態から増
大し、このベルト巻付け径の増大により変速ベルト20
が第1変速プーリ5側に引き寄せられる。
置に位置付けると、この後進位置への切換状態では、上
記第1カム機構23のカム24がその各カム面24a上
でカム用ローラ29を転動させながら第1変速プーリ5
における可動シーブ7のボス部7a周りに他方向に回動
する。これにより、上記カム面24aがローラ29に押
されてカム24が第1回転軸1上を移動し、該カム24
に移動一体の可動シーブ7が同方向に移動して固定シー
ブ6に接近する。このことにより第1変速プーリ5が閉
じてそのベルト巻付け径が上記ニュートラル状態から増
大し、このベルト巻付け径の増大により変速ベルト20
が第1変速プーリ5側に引き寄せられる。
【0068】また、上記操作レバーの後進位置への切換
えに伴い、上記第2カム機構31のカム32が第2回転
軸2上を上記第1カム機構23のカム24と同じ他方向
に回動する。このカム32の回動によりカム用ローラ3
7に対する押圧がなくなる。このため、上記第1変速プ
ーリ5側に移動する変速ベルト20の張力により、カム
32及びそれにベアリング33を介して連結されている
可動シーブ15は固定シーブ14から離れる方向に第2
回転軸2上を移動し、この両シーブ32,33の離隔に
より第2変速プーリ13が開いてベルト巻付け径が上記
ニュートラル状態から減少する。これらの結果、第1変
速プーリ5のベルト巻付け径が第2変速プーリ13より
も大きくなり、第1回転軸1の回転が増速されて第2回
転軸2に伝達される。このプーリ比で、第2回転軸2の
回転方向が第1回転軸1に対し他方向に回転する状態に
なり、エンジンの出力動力により駆動車輪が車両の後進
方向に回転駆動され、プーリ比を後進最高速位置まで変
えると、第2回転軸2の逆転方向の回転速度つまり後進
速度を増大させることができる。
えに伴い、上記第2カム機構31のカム32が第2回転
軸2上を上記第1カム機構23のカム24と同じ他方向
に回動する。このカム32の回動によりカム用ローラ3
7に対する押圧がなくなる。このため、上記第1変速プ
ーリ5側に移動する変速ベルト20の張力により、カム
32及びそれにベアリング33を介して連結されている
可動シーブ15は固定シーブ14から離れる方向に第2
回転軸2上を移動し、この両シーブ32,33の離隔に
より第2変速プーリ13が開いてベルト巻付け径が上記
ニュートラル状態から減少する。これらの結果、第1変
速プーリ5のベルト巻付け径が第2変速プーリ13より
も大きくなり、第1回転軸1の回転が増速されて第2回
転軸2に伝達される。このプーリ比で、第2回転軸2の
回転方向が第1回転軸1に対し他方向に回転する状態に
なり、エンジンの出力動力により駆動車輪が車両の後進
方向に回転駆動され、プーリ比を後進最高速位置まで変
えると、第2回転軸2の逆転方向の回転速度つまり後進
速度を増大させることができる。
【0069】このとき、第2サンギヤ90が第1サンギ
ヤ88よりも速い速度で回転して、フランジ82及び第
2回転軸2を第1サンギヤ88と逆方向に回転させる。
この状態では、第2サンギヤ90の駆動力を第1サンギ
ヤ88よりも大きくすることが必要であるので、第2サ
ンギヤ90にベルト変速機構4を介して駆動動力が伝達
され、余剰の動力が循環動力として第1サンギヤ88か
らベルト伝動機構55を介して第1回転軸1に伝達され
る。つまり、上記前進時とは逆に、第1回転軸1への入
力動力は、ベルト変速機構4から第2回転軸2上の遊星
ギヤ機構81の第2サンギヤ90に至る経路を駆動動力
経路として順に伝達される駆動動力と、遊星ギヤ機構8
1の第1サンギヤ88からベルト伝動機構55を経由し
て第1回転軸1に至る経路を循環動力経路として順に伝
達される循環動力とに分かれる。このようにベルト変速
機構4に大きな駆動動力が伝達されることで、変速ベル
ト20の耐久性の低下が懸念されるが、上記の如く、こ
の車両の後進状態での使用頻度は前進時よりも一般に低
いので、その変速ベルト20に高い伝動負荷がかかる状
態は僅かの時間であり、変速ベルト20の耐久性が大き
く低下することはない。
ヤ88よりも速い速度で回転して、フランジ82及び第
2回転軸2を第1サンギヤ88と逆方向に回転させる。
この状態では、第2サンギヤ90の駆動力を第1サンギ
ヤ88よりも大きくすることが必要であるので、第2サ
ンギヤ90にベルト変速機構4を介して駆動動力が伝達
され、余剰の動力が循環動力として第1サンギヤ88か
らベルト伝動機構55を介して第1回転軸1に伝達され
る。つまり、上記前進時とは逆に、第1回転軸1への入
力動力は、ベルト変速機構4から第2回転軸2上の遊星
ギヤ機構81の第2サンギヤ90に至る経路を駆動動力
経路として順に伝達される駆動動力と、遊星ギヤ機構8
1の第1サンギヤ88からベルト伝動機構55を経由し
て第1回転軸1に至る経路を循環動力経路として順に伝
達される循環動力とに分かれる。このようにベルト変速
機構4に大きな駆動動力が伝達されることで、変速ベル
ト20の耐久性の低下が懸念されるが、上記の如く、こ
の車両の後進状態での使用頻度は前進時よりも一般に低
いので、その変速ベルト20に高い伝動負荷がかかる状
態は僅かの時間であり、変速ベルト20の耐久性が大き
く低下することはない。
【0070】そして、この後進状態では、上記のように
駆動動力が第1回転軸1から第2回転軸2上の遊星ギヤ
機構81の第2サンギヤ90に伝達されるので、第1変
速プーリ5が駆動側プーリになる一方、第2変速プーリ
13が従動側プーリとなり、変速ベルト20の図2で下
側のスパン20bが緩み側となる。このときにも、両テ
ンションアーム46,47が逆回り方向に引張ばね51
で回動付勢されているので、上記と同様に、張り側スパ
ン20a外面を押圧している第1テンションアーム46
のテンションプーリ49は図2で上側に移動して、第1
テンションアーム46が反時計回り方向に回動し、引張
ばね51のばね力により第2テンションアーム47も反
時計回り方向に回動して、第2テンションアーム47の
テンションプーリ49が上記変速ベルト20の緩み側と
なった図2下側のスパン20bの外面を所定の押圧力で
押圧し、ベルト張力が得られる。
駆動動力が第1回転軸1から第2回転軸2上の遊星ギヤ
機構81の第2サンギヤ90に伝達されるので、第1変
速プーリ5が駆動側プーリになる一方、第2変速プーリ
13が従動側プーリとなり、変速ベルト20の図2で下
側のスパン20bが緩み側となる。このときにも、両テ
ンションアーム46,47が逆回り方向に引張ばね51
で回動付勢されているので、上記と同様に、張り側スパ
ン20a外面を押圧している第1テンションアーム46
のテンションプーリ49は図2で上側に移動して、第1
テンションアーム46が反時計回り方向に回動し、引張
ばね51のばね力により第2テンションアーム47も反
時計回り方向に回動して、第2テンションアーム47の
テンションプーリ49が上記変速ベルト20の緩み側と
なった図2下側のスパン20bの外面を所定の押圧力で
押圧し、ベルト張力が得られる。
【0071】また、伝動ベルトテンション機構64のテ
ンションアーム65,66も上記変速ベルトテンション
機構45と同様に作動し、ベルト伝動機構55の伝動ベ
ルト62の図2上側のスパン62aが緩み側スパンに、
また下側のスパン62bが張り側スパンにそれぞれなる
ので、第2テンションアーム66が図2で反時計回り方
向に回動するとともに、この第2テンションアーム66
に引張ばね70を介して引っ張られて第1テンションア
ーム65も同方向に回動し、その先端のテンションプー
リ68により伝動ベルト62の緩み側スパンが押圧され
る。
ンションアーム65,66も上記変速ベルトテンション
機構45と同様に作動し、ベルト伝動機構55の伝動ベ
ルト62の図2上側のスパン62aが緩み側スパンに、
また下側のスパン62bが張り側スパンにそれぞれなる
ので、第2テンションアーム66が図2で反時計回り方
向に回動するとともに、この第2テンションアーム66
に引張ばね70を介して引っ張られて第1テンションア
ーム65も同方向に回動し、その先端のテンションプー
リ68により伝動ベルト62の緩み側スパンが押圧され
る。
【0072】したがって、この実施形態では、上記の如
く、車両の前進又は後進状態のうち使用頻度の高い前進
側で、第1回転軸1にベルト伝動機構55を介して駆動
連結されている第1サンギヤ88の回転速度が、同第1
回転軸1にベルト変速機構4を介して連結されている第
2サンギヤ90の回転速度よりも常に高くなるように遊
星ギヤ機構81のギヤ比及び該遊星ギヤ機構81へのベ
ルト伝動機構55のプーリ比が設定されているので、ベ
ルト変速機構4の変速ベルト20に対して小さい循環動
力が伝達される頻度を高くし、かつ、変速ベルト20に
大きい駆動動力が伝達される状態の頻度は低くでき、よ
って変速ベルト20の負担を軽減しながら、別途に正逆
転機構を要さずに変速機Tの正逆転状態を容易に得るこ
とができる。
く、車両の前進又は後進状態のうち使用頻度の高い前進
側で、第1回転軸1にベルト伝動機構55を介して駆動
連結されている第1サンギヤ88の回転速度が、同第1
回転軸1にベルト変速機構4を介して連結されている第
2サンギヤ90の回転速度よりも常に高くなるように遊
星ギヤ機構81のギヤ比及び該遊星ギヤ機構81へのベ
ルト伝動機構55のプーリ比が設定されているので、ベ
ルト変速機構4の変速ベルト20に対して小さい循環動
力が伝達される頻度を高くし、かつ、変速ベルト20に
大きい駆動動力が伝達される状態の頻度は低くでき、よ
って変速ベルト20の負担を軽減しながら、別途に正逆
転機構を要さずに変速機Tの正逆転状態を容易に得るこ
とができる。
【0073】また、ベルト変速機構4の各変速プーリ
5,13における可動シーブ7,15のボス部7a,1
5a上に各カム機構23,31の回動カム24,32が
ベアリング25,32を介して支持され、これら両回動
カム24,32外周の回動レバー26,34同士が1つ
のリンク40で連結されているので、ベルト変速機構4
の変速切換時に、各固定カム27,35に支持されたロ
ーラ29,37から回動カム24,32のカム面24
a,32aに力がカム面24a,32aと直角方向に作
用し、この力の回転軸1,2に直交方向の直角分力が回
転軸1,2の軸心とリンク40への連結点とを結ぶ線と
直角に作用したとき、回転軸1,2の軸心とリンク40
への連結点とを結ぶ線に対しプーリ比の変化に拘らず直
角でかつ上記直角分力と逆向きのカム回転反力が生じ、
このカム回転反力は、回動カム24,32が支持されて
いる可動シーブ7,15のボス部7a,15aに対し、
プーリ5,13の変速ベルト20が巻き掛けられている
範囲の中央位置においてボス部7a,15aを押圧する
ように作用する。つまり、このボス部7a,15aに対
するカム回転反力は、ボス部7a,15aと回転軸1,
2との摺動部分におけるクリアランスで、可動シーブ
7,15が変速ベルト20から押圧力を受けたときに可
動シーブ7,15を回転軸1,2に対し傾倒させる方向
に働くモーメントとは逆方向のモーメントが生じるよう
に作用し、このモーメントにより元のモーメントが相殺
されて小さくなり、可動シーブ7,15のボス部7a,
15a内周の回転軸1,2外周に対する面圧分布が軸心
方向に分散し、ボス部7a,15aの摺動抵抗が小さく
なる。この摺動抵抗が小さくなった分だけ、ベルト発生
押圧力の回動カム24,32による固定点に与える荷重
(つまり取出押圧力)が大きくなり、換言すれば、ベル
ト発生押圧力が大きな抵抗なく回動カム24,32に取
出押圧力として伝達されることとなる。そして、プーリ
比を変化させるときには、ベルト発生押圧力と取出押圧
力との差が変速操作に必要な荷重(操作力)であるの
で、取出押圧力が大きい分だけ、逆に操作力が小さくて
済むこととになる。その結果、上記ベルト変速機構4に
おける両変速プーリ5,13間の変速ベルト20の押圧
力バランスによりニュートラル状態へ移行する際の抵抗
が小さくなって、スムーズにニュートラル状態に調整さ
れ、よってニュートラル状態をより一層安定して保持す
ることができる。
5,13における可動シーブ7,15のボス部7a,1
5a上に各カム機構23,31の回動カム24,32が
ベアリング25,32を介して支持され、これら両回動
カム24,32外周の回動レバー26,34同士が1つ
のリンク40で連結されているので、ベルト変速機構4
の変速切換時に、各固定カム27,35に支持されたロ
ーラ29,37から回動カム24,32のカム面24
a,32aに力がカム面24a,32aと直角方向に作
用し、この力の回転軸1,2に直交方向の直角分力が回
転軸1,2の軸心とリンク40への連結点とを結ぶ線と
直角に作用したとき、回転軸1,2の軸心とリンク40
への連結点とを結ぶ線に対しプーリ比の変化に拘らず直
角でかつ上記直角分力と逆向きのカム回転反力が生じ、
このカム回転反力は、回動カム24,32が支持されて
いる可動シーブ7,15のボス部7a,15aに対し、
プーリ5,13の変速ベルト20が巻き掛けられている
範囲の中央位置においてボス部7a,15aを押圧する
ように作用する。つまり、このボス部7a,15aに対
するカム回転反力は、ボス部7a,15aと回転軸1,
2との摺動部分におけるクリアランスで、可動シーブ
7,15が変速ベルト20から押圧力を受けたときに可
動シーブ7,15を回転軸1,2に対し傾倒させる方向
に働くモーメントとは逆方向のモーメントが生じるよう
に作用し、このモーメントにより元のモーメントが相殺
されて小さくなり、可動シーブ7,15のボス部7a,
15a内周の回転軸1,2外周に対する面圧分布が軸心
方向に分散し、ボス部7a,15aの摺動抵抗が小さく
なる。この摺動抵抗が小さくなった分だけ、ベルト発生
押圧力の回動カム24,32による固定点に与える荷重
(つまり取出押圧力)が大きくなり、換言すれば、ベル
ト発生押圧力が大きな抵抗なく回動カム24,32に取
出押圧力として伝達されることとなる。そして、プーリ
比を変化させるときには、ベルト発生押圧力と取出押圧
力との差が変速操作に必要な荷重(操作力)であるの
で、取出押圧力が大きい分だけ、逆に操作力が小さくて
済むこととになる。その結果、上記ベルト変速機構4に
おける両変速プーリ5,13間の変速ベルト20の押圧
力バランスによりニュートラル状態へ移行する際の抵抗
が小さくなって、スムーズにニュートラル状態に調整さ
れ、よってニュートラル状態をより一層安定して保持す
ることができる。
【0074】また、変速ベルトテンション機構45にお
ける第1テンションアーム46のテンションプーリ49
が変速ベルト20の図2上側スパン20aを、また第2
テンションアーム47のテンションプーリ49が変速ベ
ルト20の同下側スパン20bをそれぞれ常時押圧する
ように両テンションアーム46,47が逆回り方向に引
張ばね51で回動付勢され、変速ベルト20の張り側ス
パン20a(又は20b)の戻りによって緩み側スパン
20b(又は20a)に対する押圧力を得るようになっ
ているので、前進及び後進の切換えに伴い、上記のよう
に変速ベルト20の張り側及び緩み側スパンが切り換わ
ったとしても、両テンションプーリ49,49間の距離
を一定に保ちつつ、自動的に緩み側スパンを押圧するこ
とができ、安定したベルト張力が得られる。
ける第1テンションアーム46のテンションプーリ49
が変速ベルト20の図2上側スパン20aを、また第2
テンションアーム47のテンションプーリ49が変速ベ
ルト20の同下側スパン20bをそれぞれ常時押圧する
ように両テンションアーム46,47が逆回り方向に引
張ばね51で回動付勢され、変速ベルト20の張り側ス
パン20a(又は20b)の戻りによって緩み側スパン
20b(又は20a)に対する押圧力を得るようになっ
ているので、前進及び後進の切換えに伴い、上記のよう
に変速ベルト20の張り側及び緩み側スパンが切り換わ
ったとしても、両テンションプーリ49,49間の距離
を一定に保ちつつ、自動的に緩み側スパンを押圧するこ
とができ、安定したベルト張力が得られる。
【0075】しかも、引張ばね51を用いて各テンショ
ンアーム46,47を回動付勢するので、圧縮ばねを用
いるときのようなばねの挫屈が生じる虞れはなく、適正
なばね定数を得ることもでき、ベルト張力の安定化に有
利である。尚、このように、変速ベルト20の両スパン
20a,20b外面をそれぞれテンションプーリ49,
49で押圧するのに代え、1対のテンションプーリ4
9,49をそれぞれ変速ベルト20のスパン20a,2
0bの内面を押圧可能に配置し、この各テンションプー
リ49,49を支持するテンションアーム46,47に
対し例えば圧縮ばねや引張ばね(この引張ばねを用いる
場合には、一方のテンションアームにばね取付アームを
突設して、このばね取付アームと他方のテンションアー
ムとの間に両テンションアームが互いに逆方向に回転す
るように引張ばねを掛け渡せばよい)でベルト押圧方向
の回動付勢力を付与するようにしてもよい。
ンアーム46,47を回動付勢するので、圧縮ばねを用
いるときのようなばねの挫屈が生じる虞れはなく、適正
なばね定数を得ることもでき、ベルト張力の安定化に有
利である。尚、このように、変速ベルト20の両スパン
20a,20b外面をそれぞれテンションプーリ49,
49で押圧するのに代え、1対のテンションプーリ4
9,49をそれぞれ変速ベルト20のスパン20a,2
0bの内面を押圧可能に配置し、この各テンションプー
リ49,49を支持するテンションアーム46,47に
対し例えば圧縮ばねや引張ばね(この引張ばねを用いる
場合には、一方のテンションアームにばね取付アームを
突設して、このばね取付アームと他方のテンションアー
ムとの間に両テンションアームが互いに逆方向に回転す
るように引張ばねを掛け渡せばよい)でベルト押圧方向
の回動付勢力を付与するようにしてもよい。
【0076】また、伝動ベルトテンション機構64につ
いても、上記変速ベルトテンション機構45と同様の作
用効果が得られる。
いても、上記変速ベルトテンション機構45と同様の作
用効果が得られる。
【0077】さらに、遊星ギヤ機構81は第2回転軸2
上に配置され、第1及び第2回転軸1,2間にベルト変
速機構4を含む動力伝達経路とベルト伝動機構55を含
む動力伝達経路とが並列に配置されているので、両回転
軸1,2同士はベルト変速機構4の変速ベルト20と、
ベルト伝動機構55の伝動ベルト62とが掛け渡された
構造になる。このため、両回転軸1,2の軸間距離を変
えようとする際、変速ベルト20及び伝動ベルト62の
双方をそれぞれ別の長さのものに交換するだけで済み、
伝動ギヤ機構を用いて動力伝達経路を構成する構造の場
合のように設計変更が面倒となることはない。
上に配置され、第1及び第2回転軸1,2間にベルト変
速機構4を含む動力伝達経路とベルト伝動機構55を含
む動力伝達経路とが並列に配置されているので、両回転
軸1,2同士はベルト変速機構4の変速ベルト20と、
ベルト伝動機構55の伝動ベルト62とが掛け渡された
構造になる。このため、両回転軸1,2の軸間距離を変
えようとする際、変速ベルト20及び伝動ベルト62の
双方をそれぞれ別の長さのものに交換するだけで済み、
伝動ギヤ機構を用いて動力伝達経路を構成する構造の場
合のように設計変更が面倒となることはない。
【0078】また、第1及び第2回転軸1,2間にベル
ト変速機構4の変速ベルト20とベルト伝動機構55の
伝動ベルト62とが掛け渡されているので、両回転軸
1,2間に変速及び伝動ベルト20,62の2本のベル
トを掛け渡すだけで変速機Tを組み立てることができ、
この変速機Tを通常のベルト変速機と同様の感覚で取り
扱うことができる。
ト変速機構4の変速ベルト20とベルト伝動機構55の
伝動ベルト62とが掛け渡されているので、両回転軸
1,2間に変速及び伝動ベルト20,62の2本のベル
トを掛け渡すだけで変速機Tを組み立てることができ、
この変速機Tを通常のベルト変速機と同様の感覚で取り
扱うことができる。
【0079】しかも、このように両回転軸1,2間に掛
け渡されている変速及び伝動ベルト20,62は外部に
剥き出しの状態で使用することができ、その全体を覆う
大型のケースは不要で、遊星ギヤ機構81のみをギヤケ
ース76によって覆えばよい。そして、上記ベルト変速
機構4において第2回転軸2上の第2変速プーリ13の
固定シーブ14背面側に、その固定シーブ14を一部分
とするギヤケース76によって覆われるギヤ収容空間7
8が形成され、このギヤ収容空間78に上記遊星ギヤ機
構81が外部からシールした状態で液密状に収容されて
いるので、この遊星ギヤ機構81のギヤケース76は、
第2変速プーリ13の固定シーブ14を利用したコンパ
クトなものとになり、その分、変速機Tのコストを下げ
ることができる。
け渡されている変速及び伝動ベルト20,62は外部に
剥き出しの状態で使用することができ、その全体を覆う
大型のケースは不要で、遊星ギヤ機構81のみをギヤケ
ース76によって覆えばよい。そして、上記ベルト変速
機構4において第2回転軸2上の第2変速プーリ13の
固定シーブ14背面側に、その固定シーブ14を一部分
とするギヤケース76によって覆われるギヤ収容空間7
8が形成され、このギヤ収容空間78に上記遊星ギヤ機
構81が外部からシールした状態で液密状に収容されて
いるので、この遊星ギヤ機構81のギヤケース76は、
第2変速プーリ13の固定シーブ14を利用したコンパ
クトなものとになり、その分、変速機Tのコストを下げ
ることができる。
【0080】また、上記遊星ギヤ機構81は、第2回転
軸2に回転一体に取り付けられたフランジ82と、この
フランジ82に軸部84aにて回転可能に支持され、互
いに異なる歯数の第1及び第2ギヤ部85,86を有す
る遊星ギヤ84と、この遊星ギヤ84の第1ギヤ部85
に噛合する第1サンギヤ88と、遊星ギヤ84の第2ギ
ヤ部86に噛合する第2サンギヤ90とで構成されたも
のであるので、コンパクトな構造の遊星ギヤ機構81が
得られ、上記ギヤケース76の大きさをさらに小さくし
て、より一層のコストダウンを図ることができる。
軸2に回転一体に取り付けられたフランジ82と、この
フランジ82に軸部84aにて回転可能に支持され、互
いに異なる歯数の第1及び第2ギヤ部85,86を有す
る遊星ギヤ84と、この遊星ギヤ84の第1ギヤ部85
に噛合する第1サンギヤ88と、遊星ギヤ84の第2ギ
ヤ部86に噛合する第2サンギヤ90とで構成されたも
のであるので、コンパクトな構造の遊星ギヤ機構81が
得られ、上記ギヤケース76の大きさをさらに小さくし
て、より一層のコストダウンを図ることができる。
【0081】さらに、上記伝動ベルトテンション機構6
4の両テンションアーム65,66は、該各テンション
アーム65,66を引張ばね70の付勢力に抗してベル
ト押圧方向と反対側に回動させるアクチュエータ71,
71に連結されているので、緊急に第1及び第2回転軸
1,2間(入出力軸間)で動力伝達を遮断するときに
は、上記アクチュエータ71,71を作動させて伝動ベ
ルトテンション機構64の伝動ベルト62に対する押圧
を停止し、両伝動プーリ56,57間つまり変速機Tで
の動力伝達を遮断すればよく、伝動ベルトテンション機
構64を緊急クラッチとして使用することができる。ま
た、そのとき、ベルト伝動機構55では、伝動ベルト6
2がベルト変速機構4の変速ベルト20のように移動せ
ず、そのベルトスパン62a,62bの移動範囲が小さ
いので、安定したクラッチ効果を得ることができる。
4の両テンションアーム65,66は、該各テンション
アーム65,66を引張ばね70の付勢力に抗してベル
ト押圧方向と反対側に回動させるアクチュエータ71,
71に連結されているので、緊急に第1及び第2回転軸
1,2間(入出力軸間)で動力伝達を遮断するときに
は、上記アクチュエータ71,71を作動させて伝動ベ
ルトテンション機構64の伝動ベルト62に対する押圧
を停止し、両伝動プーリ56,57間つまり変速機Tで
の動力伝達を遮断すればよく、伝動ベルトテンション機
構64を緊急クラッチとして使用することができる。ま
た、そのとき、ベルト伝動機構55では、伝動ベルト6
2がベルト変速機構4の変速ベルト20のように移動せ
ず、そのベルトスパン62a,62bの移動範囲が小さ
いので、安定したクラッチ効果を得ることができる。
【0082】尚、上記実施形態では、遊星ギヤ機構81
のフランジ82を第2回転軸2に一体形成し、第1サン
ギヤ88をベルト伝動機構55の第2伝動プーリ57
に、また第2サンギヤ90をベルト変速機構4の第2変
速プーリ13にそれぞれ連結しているが、要は、遊星ギ
ヤ機構81の3つの要素のうちの1つが第2伝動プーリ
57に、今1つが第2変速プーリ13にそれぞれ連結さ
れ、残りを第2回転軸2に連結すればよい。
のフランジ82を第2回転軸2に一体形成し、第1サン
ギヤ88をベルト伝動機構55の第2伝動プーリ57
に、また第2サンギヤ90をベルト変速機構4の第2変
速プーリ13にそれぞれ連結しているが、要は、遊星ギ
ヤ機構81の3つの要素のうちの1つが第2伝動プーリ
57に、今1つが第2変速プーリ13にそれぞれ連結さ
れ、残りを第2回転軸2に連結すればよい。
【0083】さらに、上記実施形態とは逆に、第2回転
軸2を動力の入力部とし、第1回転軸1を出力部とする
ことも可能である。
軸2を動力の入力部とし、第1回転軸1を出力部とする
ことも可能である。
【0084】また、上記実施形態では、車両の前進時に
ベルト変速機構4に循環動力が伝達されるようにしてい
るが、車両の後進時の使用頻度が前進時に比べて高い場
合には、その後進状態で変速ベルト20に循環動力が作
用するようにしてもよい。
ベルト変速機構4に循環動力が伝達されるようにしてい
るが、車両の後進時の使用頻度が前進時に比べて高い場
合には、その後進状態で変速ベルト20に循環動力が作
用するようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1の発明によ
ると、第1及び第2回転軸間に亘り、両伝動プーリ間に
伝動ベルトを掛け渡してなるベルト伝動機構と、両変速
プーリ間に変速ベルトを掛け渡してなるベルト変速機構
とを配置するとともに、第2回転軸上に第1〜第3要素
を有する遊星ギヤ機構を設け、この遊星ギヤ機構の第1
要素を第2回転軸に、また第2要素を上記ベルト伝動機
構における第2回転軸側の伝動プーリに、さらに第3要
素をベルト変速機構における第2回転軸側の変速プーリ
にそれぞれ駆動連結し、この第2回転軸側の変速プーリ
の固定シーブ背面側にギヤケースによって覆われる密閉
状のギヤ収容空間を形成して、そのギヤ収容空間に上記
遊星ギヤ機構を収容し、第1又は第2回転軸の一方を入
力部とし、他方を出力部として、ベルト変速機構の変速
切換えにより出力部を入力部に対し正転状態、ニュート
ラル状態又は逆転状態に切り換えて変速するようにする
とともに、両変速プーリ間の可動シーブに対する変速ベ
ルトの押圧力の差により上記ニュートラル状態へ復元す
るようにしたことにより、両回転軸間にベルト伝動機構
及びベルト変速機構の双方のベルトを掛け渡すだけで変
速機を組み立てることができるとともに、両回転軸の軸
間距離を変えるときには両機構のベルトをそれぞれ交換
するだけでよく、変速機の組立性の向上及び軸間距離の
変更の容易化を図ることができる。また、両回転軸間に
掛け渡されているベルトは外部に剥き出しの状態で使用
し、遊星ギヤ機構のみを、第2回転軸側の変速プーリの
固定シーブを利用したコンパクトなケースで覆えばよい
ので、変速機のケースを小さくして、そのコストダウン
化を図ることができる。
ると、第1及び第2回転軸間に亘り、両伝動プーリ間に
伝動ベルトを掛け渡してなるベルト伝動機構と、両変速
プーリ間に変速ベルトを掛け渡してなるベルト変速機構
とを配置するとともに、第2回転軸上に第1〜第3要素
を有する遊星ギヤ機構を設け、この遊星ギヤ機構の第1
要素を第2回転軸に、また第2要素を上記ベルト伝動機
構における第2回転軸側の伝動プーリに、さらに第3要
素をベルト変速機構における第2回転軸側の変速プーリ
にそれぞれ駆動連結し、この第2回転軸側の変速プーリ
の固定シーブ背面側にギヤケースによって覆われる密閉
状のギヤ収容空間を形成して、そのギヤ収容空間に上記
遊星ギヤ機構を収容し、第1又は第2回転軸の一方を入
力部とし、他方を出力部として、ベルト変速機構の変速
切換えにより出力部を入力部に対し正転状態、ニュート
ラル状態又は逆転状態に切り換えて変速するようにする
とともに、両変速プーリ間の可動シーブに対する変速ベ
ルトの押圧力の差により上記ニュートラル状態へ復元す
るようにしたことにより、両回転軸間にベルト伝動機構
及びベルト変速機構の双方のベルトを掛け渡すだけで変
速機を組み立てることができるとともに、両回転軸の軸
間距離を変えるときには両機構のベルトをそれぞれ交換
するだけでよく、変速機の組立性の向上及び軸間距離の
変更の容易化を図ることができる。また、両回転軸間に
掛け渡されているベルトは外部に剥き出しの状態で使用
し、遊星ギヤ機構のみを、第2回転軸側の変速プーリの
固定シーブを利用したコンパクトなケースで覆えばよい
ので、変速機のケースを小さくして、そのコストダウン
化を図ることができる。
【0086】請求項2の発明によると、ベルト変速機構
における両変速プーリの可動シーブの固定シーブへの向
きを互いに逆向きとするとともに、各変速プーリの可動
シーブを固定シーブに対し接離させる駆動機構を、可動
シーブのボス部上にベアリングを介して回転可能に支持
された円筒状の回動カムと、該回動カムにカム接触する
固定カムとを有するカム機構とし、回動カム又は固定カ
ムの一方にカム面を形成する一方、他方をカムフォロワ
として、回動及び固定カムの相対回動により可動シーブ
を軸方向に移動させるようにし、さらに、両回動カム同
士を1本のリンクで連結したことにより、ベルト変速機
構における両変速プーリ間のベルトの押圧力のバランス
によりニュートラル状態へ移行する際の抵抗が小さくな
って、スムーズにニュートラル状態に調整され、ニュー
トラル状態の安定保持を図ることができる。
における両変速プーリの可動シーブの固定シーブへの向
きを互いに逆向きとするとともに、各変速プーリの可動
シーブを固定シーブに対し接離させる駆動機構を、可動
シーブのボス部上にベアリングを介して回転可能に支持
された円筒状の回動カムと、該回動カムにカム接触する
固定カムとを有するカム機構とし、回動カム又は固定カ
ムの一方にカム面を形成する一方、他方をカムフォロワ
として、回動及び固定カムの相対回動により可動シーブ
を軸方向に移動させるようにし、さらに、両回動カム同
士を1本のリンクで連結したことにより、ベルト変速機
構における両変速プーリ間のベルトの押圧力のバランス
によりニュートラル状態へ移行する際の抵抗が小さくな
って、スムーズにニュートラル状態に調整され、ニュー
トラル状態の安定保持を図ることができる。
【0087】請求項3の発明によると、上記ベルト伝動
機構において伝動ベルトに張力を付与するためのベルト
テンション機構を、伝動ベルトによる両伝動プーリ間の
動力伝達を遮断可能としたことにより、そのベルトテン
ション機構を、安定した効果の得られる緊急クラッチと
して使用することができる。
機構において伝動ベルトに張力を付与するためのベルト
テンション機構を、伝動ベルトによる両伝動プーリ間の
動力伝達を遮断可能としたことにより、そのベルトテン
ション機構を、安定した効果の得られる緊急クラッチと
して使用することができる。
【0088】請求項4の発明によると、上記遊星ギヤ機
構の第1要素を、第2回転軸に回転一体に取り付けられ
た支持部として、その支持部に互いに異なる歯数の第1
及び第2ギヤ部を有する遊星ギヤを第2回転軸と平行の
軸線をもって回転可能に支持する一方、第2要素を遊星
ギヤの第1ギヤ部に噛合する第1サンギヤで、また第3
要素を遊星ギヤの第2ギヤ部に噛合する第2サンギヤで
それぞれ構成したことにより、遊星ギヤ機構及びそのケ
ースをコンパクト化してより一層のコストダウンを図る
ことができる。
構の第1要素を、第2回転軸に回転一体に取り付けられ
た支持部として、その支持部に互いに異なる歯数の第1
及び第2ギヤ部を有する遊星ギヤを第2回転軸と平行の
軸線をもって回転可能に支持する一方、第2要素を遊星
ギヤの第1ギヤ部に噛合する第1サンギヤで、また第3
要素を遊星ギヤの第2ギヤ部に噛合する第2サンギヤで
それぞれ構成したことにより、遊星ギヤ機構及びそのケ
ースをコンパクト化してより一層のコストダウンを図る
ことができる。
【図1】本発明の実施形態に係る無段変速機の全体構成
を示す平面断面図である。
を示す平面断面図である。
【図2】無段変速機におけるベルト伝動機構及びベルト
変速機構の構造を概略的に示す正面図である。
変速機構の構造を概略的に示す正面図である。
T 無段変速機 1 第1回転軸 2 第2回転軸 4 ベルト変速機構 5 第1変速プーリ 6 固定シーブ 7 可動シーブ 7a ボス部 8 プーリ溝 13 第2変速プーリ 14 固定シーブ 15 可動シーブ 15a ボス部 16 プーリ溝 20 変速ベルト 20a,20b スパン 23 第1カム機構 24 回動カム 24a カム面 25 ベアリング 26 回動レバー 27 固定カム 31 第2カム機構 32 回動カム 32a カム面 33 ベアリング 34 回動レバー 35 固定カム 40 リンク 42 連動機構 45 変速ベルトテンション機構 46,47 テンションアーム 49 テンションプーリ 51 引張ばね 55 ベルト伝動機構 56 第1伝動プーリ 57 第2伝動プーリ 59 スリーブ 62 伝動ベルト 64 変速ベルトテンション機構 65,66 テンションアーム 68 テンションプーリ 70 引張ばね 71 アクチュエータ 73 円筒部 74 円板部材 76 ギヤケース 78 ギヤ収容空間 81 遊星ギヤ機構 82 フランジ(支持部、第1要素) 84 遊星ギヤ 85 第1ギヤ部 86 第2ギヤ部 88 第1サンギヤ(第2要素) 90 第2サンギヤ(第3要素)
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに平行に配設された第1及び第2回
転軸と、 上記第1回転軸に回転一体に固定された第1伝動プーリ
と、第2回転軸上に支持された第2伝動プーリと、上記
第1及び第2伝動プーリ間に掛け渡された伝動ベルト
と、上記伝動ベルトの緩み側スパンを押圧して伝動ベル
トに張力を付与する伝動ベルトテンション機構とを有し
てなるベルト伝動機構と、 上記第1回転軸に回転一体に固定された固定シーブ及び
第1回転軸に軸方向に移動可能に支持された可動シーブ
からなる第1変速プーリと、第2回転軸上に回転可能に
支持された固定シーブ及び第2回転軸に軸方向に移動可
能に支持された可動シーブからなる第2変速プーリと、
上記第1及び第2変速プーリ間に掛け渡された変速ベル
トと、上記各変速プーリの可動シーブを相対向する固定
シーブに対し接離させて各変速プーリのベルト巻付け径
を変化させる1対の駆動機構と、上記両変速プーリのベ
ルト巻付け径が互いに逆方向に変化するように上記両駆
動機構を連動させて両変速プーリ間のプーリ比を変化さ
せる連動機構と、上記変速ベルトの緩み側スパンを押圧
して変速ベルトに張力を付与する変速ベルトテンション
機構とを有してなり、上記第2変速プーリの固定シーブ
背面側に、該固定シーブと固定シーブ外周縁部から第2
回転軸外周側に至るカバー部とからなるギヤケースによ
って覆われる密閉状のギヤ収容空間が設けられたベルト
変速機構と、 上記ギヤ収容空間に収容された状態で第2回転軸上に設
けられ、かつ互いに連結された第1〜第3要素を有して
なり、上記第1要素が上記第2回転軸に駆動連結され、
第2要素が第2回転軸上の第2伝動プーリに駆動連結さ
れ、第3要素が第2回転軸上の第2変速プーリに駆動連
結された遊星ギヤ機構とを備えてなり、 上記連動機構による両変速プーリ間のプーリ比の変化に
より第1又は第2回転軸の一方を他方に対し一方向に回
転させる正転状態と、回転停止させるニュートラル状態
と、他方向に回転させる逆転状態とに切り換えて変速す
るように構成されているとともに、 ベルト変速機構における両変速プーリの可動シーブに対
し変速ベルトが回転軸の軸方向へ上記連動機構及び駆動
機構を介して押圧し合って、その両押圧力間の差により
上記ニュートラル状態へ復元するように構成されている
ことを特徴とする無段変速機。 - 【請求項2】 請求項1記載の無段変速機において、 ベルト変速機構における両変速プーリの可動シーブの固
定シーブへの向きは互いに逆向きにされ、 駆動機構はカム機構とされ、該各カム機構は、変速プー
リの可動シーブのボス部上にベアリングを介して回転可
能に支持された円筒状の回動カムと、該回動カムにカム
接触する固定カムとを有し、回動カム又は固定カムの一
方にカム面が形成されている一方、他方は該カム面に接
触するカムフォロワとされていて、回動及び固定カムの
相対回動により可動シーブを軸方向に移動させるように
構成され、 連動機構は、上記両カム機構の回動カム同士を連結する
1本のリンクを有することを特徴とする無段変速機。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の無段変速機におい
て、 ベルト伝動機構の伝動ベルトテンション機構は、伝動ベ
ルトの押圧を停止して該伝動ベルトによる第1及び第2
伝動プーリ間の動力伝達を遮断するように構成されてい
ることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の無段変速機に
おいて、 遊星ギヤ機構の第1要素は、第2回転軸に回転一体に取
り付けられかつ互いに異なる歯数の第1及び第2ギヤ部
を有する遊星ギヤを第2回転軸と平行の軸線をもって回
転可能に支持する支持部で構成され、 第2要素は、上記遊星ギヤの第1ギヤ部に噛合する第1
サンギヤで構成され、 第3要素は、上記遊星ギヤの第2ギヤ部に噛合する第2
サンギヤで構成されていることを特徴とする無段変速
機。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の無段変速
機において、 第1回転軸が入力軸であり、 第2回転軸が出力軸であることを特徴とする無段変速
機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8133254A JPH09317844A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 無段変速機 |
| US08/862,917 US5848949A (en) | 1996-05-28 | 1997-05-23 | Infinitely variable speed transmission |
| DE19722432A DE19722432C2 (de) | 1996-05-28 | 1997-05-28 | Stufenlos regelbare Transmission |
| FR9706548A FR2749366B1 (fr) | 1996-05-28 | 1997-05-28 | Transmission a variation continue de vitesse a courroie |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8133254A JPH09317844A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09317844A true JPH09317844A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15100321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8133254A Withdrawn JPH09317844A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 無段変速機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH09317844A (ja) |
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| FR (1) | FR2749366B1 (ja) |
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- 1997-05-28 DE DE19722432A patent/DE19722432C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-05-28 FR FR9706548A patent/FR2749366B1/fr not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2749366A1 (fr) | 1997-12-05 |
| US5848949A (en) | 1998-12-15 |
| DE19722432C2 (de) | 2002-05-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |