JPH09318120A - 油分解能のあるレンジフード - Google Patents
油分解能のあるレンジフードInfo
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- JPH09318120A JPH09318120A JP8163794A JP16379496A JPH09318120A JP H09318120 A JPH09318120 A JP H09318120A JP 8163794 A JP8163794 A JP 8163794A JP 16379496 A JP16379496 A JP 16379496A JP H09318120 A JPH09318120 A JP H09318120A
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間にわたって良好な油分解特性を持続す
るレンジフードを提供する。 【構成】 光触媒を担持したガラス繊維質フィルター2
を表面用枠8と裏面用枠9との間に挟み込むフィルター
保持体をフード入側に設け、吸引された油煙を外部に送
り出すファン3とフィルター保持体との間に紫外線光源
4を配置している。紫外線光源4からフィルター2に紫
外線を照射することにより、フィルター2に付着した油
汚れが分解除去される。裏面用枠9には、開口率30%
以上でフィルターを押さえる細線,桟,パンチングメタ
ル等の補強材を設けても良い。 【効果】 フィルター2の後方に紫外線光源4が配置さ
れているので、紫外線光源4への油付着が防止され、長
期にわたって紫外線照射を油分解機能に有効活用でき
る。
るレンジフードを提供する。 【構成】 光触媒を担持したガラス繊維質フィルター2
を表面用枠8と裏面用枠9との間に挟み込むフィルター
保持体をフード入側に設け、吸引された油煙を外部に送
り出すファン3とフィルター保持体との間に紫外線光源
4を配置している。紫外線光源4からフィルター2に紫
外線を照射することにより、フィルター2に付着した油
汚れが分解除去される。裏面用枠9には、開口率30%
以上でフィルターを押さえる細線,桟,パンチングメタ
ル等の補強材を設けても良い。 【効果】 フィルター2の後方に紫外線光源4が配置さ
れているので、紫外線光源4への油付着が防止され、長
期にわたって紫外線照射を油分解機能に有効活用でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光触媒による油分解機
能を付与したレンジフードに関する。
能を付与したレンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】厨房等では、快適な居住空間を維持する
ため、調理等の際に発生した煙を外部に排気するレンジ
フードが設けられている。しかし、従来のレンジフード
は、油が付着し易く、美観を損ねる欠点がある。そこ
で、フィルター部に使い捨ての不織布フィルターを取り
付け、汚染状況に応じてフィルターを取り替えている。
また、油汚れを拭き取り易くするため、フッ素樹脂コー
ティングをレンジフードの内面に施すことも知られてい
る。更に最近では、セルフクリーニング機能を持たせた
レンジフードも提案されている。このタイプでは、フィ
ルターに付着した油を分解するため、加熱触媒をフィル
ターにコーティングし赤外線加熱による油を分解除去す
る方法,光触媒を金属製フィルターにコーティングし、
前面パネル内側に近紫外線ランプを取り付け、光触媒の
作用によって油分解させるレンジフード(特開平7−2
2964号公報)等が知られている。本発明者等も、油
捕集効率の向上と光触媒による油分解を狙って尿素樹脂
バインダーを用いてガラス繊維質の不織布にTiO2 を
担持させてフィルターとして使用するレンジフードを特
願平7−176858号,特願平8−19379号等で
提案した。
ため、調理等の際に発生した煙を外部に排気するレンジ
フードが設けられている。しかし、従来のレンジフード
は、油が付着し易く、美観を損ねる欠点がある。そこ
で、フィルター部に使い捨ての不織布フィルターを取り
付け、汚染状況に応じてフィルターを取り替えている。
また、油汚れを拭き取り易くするため、フッ素樹脂コー
ティングをレンジフードの内面に施すことも知られてい
る。更に最近では、セルフクリーニング機能を持たせた
レンジフードも提案されている。このタイプでは、フィ
ルターに付着した油を分解するため、加熱触媒をフィル
ターにコーティングし赤外線加熱による油を分解除去す
る方法,光触媒を金属製フィルターにコーティングし、
前面パネル内側に近紫外線ランプを取り付け、光触媒の
作用によって油分解させるレンジフード(特開平7−2
2964号公報)等が知られている。本発明者等も、油
捕集効率の向上と光触媒による油分解を狙って尿素樹脂
バインダーを用いてガラス繊維質の不織布にTiO2 を
担持させてフィルターとして使用するレンジフードを特
願平7−176858号,特願平8−19379号等で
提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィルター部に取り付
けた使い捨ての不織布フィルターを汚染状況に応じて交
換する方法では、フィルターの交換に手数がかかり、コ
スト高にもなる。フードケース内面にフッ素樹脂コーテ
ィングしたレンジフードでは、依然として付着油の拭取
り作業が解消されていない。なかでも、レンジフード内
部には清掃作業の障害となる折曲げ加工やリベット,ビ
ス等の突起があり、更にファンが取り付けられている複
雑な構造になっている。しかも、レンジフードは通常高
所に取り付けられているため、清掃作業自体が困難で危
険を伴う作業となる。セルフクリーニング作用をもつレ
ンジフードでも、加熱触媒を使用するものではフィルタ
ーを300℃以上の高温に保持することが必要になる。
そのため、火災,火傷等が発生する安全面での問題があ
り、しかもフードケース,ファン,スイッチ類に耐熱性
が要求されることから高価な材料でレンジフードを製作
することが必要になる。
けた使い捨ての不織布フィルターを汚染状況に応じて交
換する方法では、フィルターの交換に手数がかかり、コ
スト高にもなる。フードケース内面にフッ素樹脂コーテ
ィングしたレンジフードでは、依然として付着油の拭取
り作業が解消されていない。なかでも、レンジフード内
部には清掃作業の障害となる折曲げ加工やリベット,ビ
ス等の突起があり、更にファンが取り付けられている複
雑な構造になっている。しかも、レンジフードは通常高
所に取り付けられているため、清掃作業自体が困難で危
険を伴う作業となる。セルフクリーニング作用をもつレ
ンジフードでも、加熱触媒を使用するものではフィルタ
ーを300℃以上の高温に保持することが必要になる。
そのため、火災,火傷等が発生する安全面での問題があ
り、しかもフードケース,ファン,スイッチ類に耐熱性
が要求されることから高価な材料でレンジフードを製作
することが必要になる。
【0004】他方、光触媒をコーティングした金属フィ
ルタを使用し、紫外線照射によって油汚れを分解除去す
る方法では、一般に使用されている金属フィルターの開
口率が30〜60%と大きく油の捕集効率が小さいた
め、フィルター後方のフードケース内面,ファン,ダク
ト等から外部に至る排気口周辺が油によって著しく汚染
される。また、金属フィルターが紫外線を透過させない
のでフィルター前面に紫外線ランプを設置する必要があ
り、紫外線ランプに油が付着することにより紫外線強度
を低下させ、油分解特性が低下する傾向にある。紫外線
ランプへの油付着に対しては、紫外線を照射していない
ときに紫外線ランプを遮蔽物で覆っておく対策も提案さ
れているが、そのためにレンジフードの構造が複雑化
し、遮蔽物の移動操作が煩雑になる。
ルタを使用し、紫外線照射によって油汚れを分解除去す
る方法では、一般に使用されている金属フィルターの開
口率が30〜60%と大きく油の捕集効率が小さいた
め、フィルター後方のフードケース内面,ファン,ダク
ト等から外部に至る排気口周辺が油によって著しく汚染
される。また、金属フィルターが紫外線を透過させない
のでフィルター前面に紫外線ランプを設置する必要があ
り、紫外線ランプに油が付着することにより紫外線強度
を低下させ、油分解特性が低下する傾向にある。紫外線
ランプへの油付着に対しては、紫外線を照射していない
ときに紫外線ランプを遮蔽物で覆っておく対策も提案さ
れているが、そのためにレンジフードの構造が複雑化
し、遮蔽物の移動操作が煩雑になる。
【0005】これに対し、尿素樹脂バインダーを用いた
ガラス繊維製不織布に光触媒を担持させ、付着油を紫外
線照射で分解する方法では、油の捕集効率が向上し、フ
ィルター後方にあるフードケース内面の油汚れは減少す
る。しかし、紫外線光源をフィルター手前に配置してい
ることには変りない。そこで、紫外線ランプに付着する
油が原因となって紫外線強度が低下することを防止する
ため、紫外線ランプへのTiO2 コーティング,TiO
2 コーティングした紫外線透過板をランプカバーとして
使用すること等の工夫が必要になる。本発明は、このよ
うな光触媒による油分解作用を利用したセルフクリーニ
ング型レンジフードを更に改良すべく案出されたもので
あり、セラミックバインダーを用いた光触媒担持ガラス
繊維製不織布をフィルターとして使用し、フードケース
内部に紫外線光源を設置することにより、油汚れが原因
となる紫外線の強度低下を防止し、長期間にわたって良
好な油分解性能を持続するレンジフードを提供すること
を目的とする。
ガラス繊維製不織布に光触媒を担持させ、付着油を紫外
線照射で分解する方法では、油の捕集効率が向上し、フ
ィルター後方にあるフードケース内面の油汚れは減少す
る。しかし、紫外線光源をフィルター手前に配置してい
ることには変りない。そこで、紫外線ランプに付着する
油が原因となって紫外線強度が低下することを防止する
ため、紫外線ランプへのTiO2 コーティング,TiO
2 コーティングした紫外線透過板をランプカバーとして
使用すること等の工夫が必要になる。本発明は、このよ
うな光触媒による油分解作用を利用したセルフクリーニ
ング型レンジフードを更に改良すべく案出されたもので
あり、セラミックバインダーを用いた光触媒担持ガラス
繊維製不織布をフィルターとして使用し、フードケース
内部に紫外線光源を設置することにより、油汚れが原因
となる紫外線の強度低下を防止し、長期間にわたって良
好な油分解性能を持続するレンジフードを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレンジフード
は、その目的を達成するため、光触媒を担持したガラス
繊維質フィルターを表面用枠と裏面用枠との間に挟み込
むフィルター保持体をフード入側に設け、吸引された油
煙を外部に送り出すファンと前記フィルター保持体との
間に紫外線光源を配置し、該紫外線光源から前記フィル
ターに紫外線を照射することによりフィルターに付着し
た油汚れを分解除去することを特徴とする。裏面用枠に
は、開口率30%以上でフィルターを押さえる補強材を
設けることができる。
は、その目的を達成するため、光触媒を担持したガラス
繊維質フィルターを表面用枠と裏面用枠との間に挟み込
むフィルター保持体をフード入側に設け、吸引された油
煙を外部に送り出すファンと前記フィルター保持体との
間に紫外線光源を配置し、該紫外線光源から前記フィル
ターに紫外線を照射することによりフィルターに付着し
た油汚れを分解除去することを特徴とする。裏面用枠に
は、開口率30%以上でフィルターを押さえる補強材を
設けることができる。
【0007】
【実施の形態】レンジフードは、図1に示すようにフー
ドケース1内部にフィルター2,ファン3,紫外線光源
4を配置している。紫外線光源4の背面に、反射板5が
設けられている。ファン3で吸引された油煙は、フィル
ター2を通過した後、排気ダクト6を経て外部に放出さ
れる。なお、符番7は、ファン3を駆動するモータを示
す。フィルター2としては、光触媒を担持したガラス繊
維質フィルターが使用される。光触媒には、紫外線照射
により励起された油を酸化分解する特性をもつものとし
てTiO2 を始めとして種々の金属酸化物が使用され
る。TiO2 を使用するとき、アナターゼ型のTiO2
が好ましい。以下の説明では、TiO2 を光触媒の代表
例として説明する。ガラス繊維質フィルター2は、ガラ
ス繊維をシリカ系無機質バインダーで結合させたもので
あり、これを基材としてTiO2 等の光触媒を担持させ
る。バインダーにシリカ系無機質バインダーを使用して
いるので、フィルター2の紫外線透過性,耐熱性,耐紫
外線性が改善される。
ドケース1内部にフィルター2,ファン3,紫外線光源
4を配置している。紫外線光源4の背面に、反射板5が
設けられている。ファン3で吸引された油煙は、フィル
ター2を通過した後、排気ダクト6を経て外部に放出さ
れる。なお、符番7は、ファン3を駆動するモータを示
す。フィルター2としては、光触媒を担持したガラス繊
維質フィルターが使用される。光触媒には、紫外線照射
により励起された油を酸化分解する特性をもつものとし
てTiO2 を始めとして種々の金属酸化物が使用され
る。TiO2 を使用するとき、アナターゼ型のTiO2
が好ましい。以下の説明では、TiO2 を光触媒の代表
例として説明する。ガラス繊維質フィルター2は、ガラ
ス繊維をシリカ系無機質バインダーで結合させたもので
あり、これを基材としてTiO2 等の光触媒を担持させ
る。バインダーにシリカ系無機質バインダーを使用して
いるので、フィルター2の紫外線透過性,耐熱性,耐紫
外線性が改善される。
【0008】基材のフィルター2は、密度が20〜20
0g/m2 ,より好適には25〜75g/m2 の範囲に
あるものが好ましい。フィルター密度が小さすぎると、
機械的強度及び油捕集効率が不十分である。逆に大きす
ぎる密度では、圧損が大きく排気効率が劣化すると共
に、紫外線透過率が小さくなり油分解特性が低下する原
因ともなる。TiO2 担持量は、1〜200g/m2 の
範囲が好ましい。少ないTiO2 担持量では油分解性能
が不十分であるが、フィルター2の基材が保持できるT
iO2 量にも限界がある。また、圧損を防止するため、
フィルター密度とTiO2 担持量との合計が250g/
m2 以下であることが好ましい。フィルター2は、図2
に示すように保持体に固定してレンジフードに組み込ま
れる。保持体は、排気の風圧に耐え得るようにフィルタ
ー2を保持するものであり、圧損を極力少なくし、紫外
線透過性を可能な限り妨害しない特性が要求される。
0g/m2 ,より好適には25〜75g/m2 の範囲に
あるものが好ましい。フィルター密度が小さすぎると、
機械的強度及び油捕集効率が不十分である。逆に大きす
ぎる密度では、圧損が大きく排気効率が劣化すると共
に、紫外線透過率が小さくなり油分解特性が低下する原
因ともなる。TiO2 担持量は、1〜200g/m2 の
範囲が好ましい。少ないTiO2 担持量では油分解性能
が不十分であるが、フィルター2の基材が保持できるT
iO2 量にも限界がある。また、圧損を防止するため、
フィルター密度とTiO2 担持量との合計が250g/
m2 以下であることが好ましい。フィルター2は、図2
に示すように保持体に固定してレンジフードに組み込ま
れる。保持体は、排気の風圧に耐え得るようにフィルタ
ー2を保持するものであり、圧損を極力少なくし、紫外
線透過性を可能な限り妨害しない特性が要求される。
【0009】フィルター保持体は、表面用枠8と裏面用
枠9とを備えており、その間にフィルター2を挟み込ん
で保持し、取っ手を兼ねた結合ネジ10で固定される。
表面用枠8は、内側が開口しており、フィルター2の周
辺部を押さえる。フィルター2の強度によっては、それ
だけで十分でないことがある。このような場合には、開
口部に配置した細線11(図3a),金属桟12(図3
b),パンチングメタル13(図3c),ホウケイ酸ガ
ラス等のガラス桟14(図3d),メッシュ等で補強す
る。枠8,9や補強材11〜14を除く開口部は、少な
くとも30%以上であることが望ましい。また、枠8,
9,補強材11〜14の油汚れを防止するために、Ti
O2 を枠や補強材に担持させても良い。なお、補強材の
材質を紫外線透過性をもつ透明体を使用すると、フィル
ター2への紫外線照射効率が更に上昇し、油分解効率も
向上する。
枠9とを備えており、その間にフィルター2を挟み込ん
で保持し、取っ手を兼ねた結合ネジ10で固定される。
表面用枠8は、内側が開口しており、フィルター2の周
辺部を押さえる。フィルター2の強度によっては、それ
だけで十分でないことがある。このような場合には、開
口部に配置した細線11(図3a),金属桟12(図3
b),パンチングメタル13(図3c),ホウケイ酸ガ
ラス等のガラス桟14(図3d),メッシュ等で補強す
る。枠8,9や補強材11〜14を除く開口部は、少な
くとも30%以上であることが望ましい。また、枠8,
9,補強材11〜14の油汚れを防止するために、Ti
O2 を枠や補強材に担持させても良い。なお、補強材の
材質を紫外線透過性をもつ透明体を使用すると、フィル
ター2への紫外線照射効率が更に上昇し、油分解効率も
向上する。
【0010】紫外線光源4は、レンジフード内側にある
フィルター2の後方に配置している。紫外線光源4とし
てランプのみでも良いが、紫外線反射板5と併用すると
油分解効率が一層向上する。油分解の観点からすると、
波長400nm以下の紫外線を放射するランプであれば
良く、健康ランプ,ケミカルランプ,ブラックライト,
殺菌灯,高圧水銀灯等がある。なかでも、人体に無害で
あり且つ光触媒活性に寄与する波長が300〜400n
mの範囲にある紫外線を放射する光源が望ましい。紫外
線ランプ4や反射板5へのTiO2 コーティングを省略
できるが、TiO2 コーティングを施す場合には、厚す
ぎると紫外線透過率が減少するため2.0μm以下の膜
厚にすることが好ましい。フードケース1の内面及びフ
ァン3にTiO2 コーティングした鋼板を使用すると、
そこに付着した油も分解できる。使用する鋼板に施され
るTiO2 コーティング層は、0.3〜20μm,より
好適には0.5〜8μmの膜厚をもつことが好ましい。
コーティング膜厚が薄すぎると油分解能が十分に発揮さ
れず、厚すぎると剥離する。
フィルター2の後方に配置している。紫外線光源4とし
てランプのみでも良いが、紫外線反射板5と併用すると
油分解効率が一層向上する。油分解の観点からすると、
波長400nm以下の紫外線を放射するランプであれば
良く、健康ランプ,ケミカルランプ,ブラックライト,
殺菌灯,高圧水銀灯等がある。なかでも、人体に無害で
あり且つ光触媒活性に寄与する波長が300〜400n
mの範囲にある紫外線を放射する光源が望ましい。紫外
線ランプ4や反射板5へのTiO2 コーティングを省略
できるが、TiO2 コーティングを施す場合には、厚す
ぎると紫外線透過率が減少するため2.0μm以下の膜
厚にすることが好ましい。フードケース1の内面及びフ
ァン3にTiO2 コーティングした鋼板を使用すると、
そこに付着した油も分解できる。使用する鋼板に施され
るTiO2 コーティング層は、0.3〜20μm,より
好適には0.5〜8μmの膜厚をもつことが好ましい。
コーティング膜厚が薄すぎると油分解能が十分に発揮さ
れず、厚すぎると剥離する。
【0011】
実施例1:密度50g/m2 のガラス繊維製不織布に担
持量60g/m2 でTiO2 を担持させたものをフィル
ター2として一般家庭用レンジフードに組み込んだ。フ
ードケース1の内面には、油付着量の多いフィルター2
手前では5.0μmの膜厚で、ほとんど油が付着しない
フィルター2後方では0.3μmの膜厚でTiO2コー
ティングを施した。紫外線ランプ4に20Wブラックラ
イトを、反射板5にアルミめっき鋼板を使用した。この
条件下で、紫外線ランプ4の取付け位置をフィルター2
とファン3との間に設定した本発明例(図1)と前面パ
ネルとした比較例(図4)について、油分解特性を評価
試験した。このときのレンジフード使用条件は、一週間
調理した後で紫外線照射ランプ4を夜間7時間点灯して
油分解させる条件を採用した。油分解の特性評価は、フ
ィルター2については1〜2日間隔で取り外して重量測
定し、油付着量を求めた。フードケース1の内側は、油
滴の垂れの有無を目視観察で判定した。
持量60g/m2 でTiO2 を担持させたものをフィル
ター2として一般家庭用レンジフードに組み込んだ。フ
ードケース1の内面には、油付着量の多いフィルター2
手前では5.0μmの膜厚で、ほとんど油が付着しない
フィルター2後方では0.3μmの膜厚でTiO2コー
ティングを施した。紫外線ランプ4に20Wブラックラ
イトを、反射板5にアルミめっき鋼板を使用した。この
条件下で、紫外線ランプ4の取付け位置をフィルター2
とファン3との間に設定した本発明例(図1)と前面パ
ネルとした比較例(図4)について、油分解特性を評価
試験した。このときのレンジフード使用条件は、一週間
調理した後で紫外線照射ランプ4を夜間7時間点灯して
油分解させる条件を採用した。油分解の特性評価は、フ
ィルター2については1〜2日間隔で取り外して重量測
定し、油付着量を求めた。フードケース1の内側は、油
滴の垂れの有無を目視観察で判定した。
【0012】図5の試験結果にみられるように、紫外線
ランプ4をフィルター2とファン3との間に取り付けた
本発明例(図1)では、3か月経過した時点でもフィル
ター2の重量増加が一定量で飽和していた。また、フー
ド内面の油付着状況も、表1に示すように油滴が垂れる
までには至っていなかった。これに対し、紫外線ランプ
4を前面パネルに取り付けた比較例(図4)では、10
日間で紫外線強度が大幅に低下し、油が十分に分解され
ず、フィルター重量が増加する一方であった。3か月後
には、フィルター2の目詰りが著しく、排気性に支障を
来した。また、フードケース1の内面に付着した油も分
解されず、2か月経過した頃から油滴が目立ち始め、3
か月後にはフィルター2とフードが接する部分で油滴の
垂れが発生した。
ランプ4をフィルター2とファン3との間に取り付けた
本発明例(図1)では、3か月経過した時点でもフィル
ター2の重量増加が一定量で飽和していた。また、フー
ド内面の油付着状況も、表1に示すように油滴が垂れる
までには至っていなかった。これに対し、紫外線ランプ
4を前面パネルに取り付けた比較例(図4)では、10
日間で紫外線強度が大幅に低下し、油が十分に分解され
ず、フィルター重量が増加する一方であった。3か月後
には、フィルター2の目詰りが著しく、排気性に支障を
来した。また、フードケース1の内面に付着した油も分
解されず、2か月経過した頃から油滴が目立ち始め、3
か月後にはフィルター2とフードが接する部分で油滴の
垂れが発生した。
【0013】
【0014】実施例2:図2に示すようにフィルター2
を表面用枠8と裏面用枠9との間に挟み、結合ネジ10
で固定した。裏面用枠9には、補強材として細線11を
使用した開口率ほぼ99%の枠(図3a),太い桟12
を入れた開口率ほぼ35%の枠(図3b),パンチング
メタル13を用いた開口率25%の枠(図3c)及びホ
ウケイ酸ガラス質の透明ガラス桟14を用いた開口率3
5%の枠(図3d)を使用した。そして、開口率が油分
解特性に及ぼす影響を調査した。試験は、1gの油を付
着させたフィルター2に紫外線を照射し、7時間照射後
の油分解量を測定した。図6の測定結果にみられるよう
に、金属製の補強材11〜13を使用したフィルター保
持体では、開口率の減少に伴って油分解特性が低下し、
開口率が30%を下回るようになると油分解量が極端に
低下した。その結果、付着油がフィルター2に徐々に滞
留し、3か月間で使用不可能になった。
を表面用枠8と裏面用枠9との間に挟み、結合ネジ10
で固定した。裏面用枠9には、補強材として細線11を
使用した開口率ほぼ99%の枠(図3a),太い桟12
を入れた開口率ほぼ35%の枠(図3b),パンチング
メタル13を用いた開口率25%の枠(図3c)及びホ
ウケイ酸ガラス質の透明ガラス桟14を用いた開口率3
5%の枠(図3d)を使用した。そして、開口率が油分
解特性に及ぼす影響を調査した。試験は、1gの油を付
着させたフィルター2に紫外線を照射し、7時間照射後
の油分解量を測定した。図6の測定結果にみられるよう
に、金属製の補強材11〜13を使用したフィルター保
持体では、開口率の減少に伴って油分解特性が低下し、
開口率が30%を下回るようになると油分解量が極端に
低下した。その結果、付着油がフィルター2に徐々に滞
留し、3か月間で使用不可能になった。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のレンジ
フードにおいては、フィルターとして光触媒を担持した
ガラス繊維質フィルターを使用し、フィルターとファン
との間に紫外線光源を配置している。この配置により、
調理時等に発生した油煙は、フィルターを通過した後で
紫外線光源が配置されている空間に至る。そのため、紫
外線光源に付着する油量が大幅に軽減され、油付着によ
って紫外線照射効率が低下することがない。また、紫外
線透過性があるガラス繊維質のフィルターであるため、
フィルター前面に付着する油も効率よく分解される。こ
のようにして、本発明のレンジフードは、長期間にわた
って光触媒作用を効率よく活用し、付着油を分解除去す
るセルフクリーニング作用を持続する。
フードにおいては、フィルターとして光触媒を担持した
ガラス繊維質フィルターを使用し、フィルターとファン
との間に紫外線光源を配置している。この配置により、
調理時等に発生した油煙は、フィルターを通過した後で
紫外線光源が配置されている空間に至る。そのため、紫
外線光源に付着する油量が大幅に軽減され、油付着によ
って紫外線照射効率が低下することがない。また、紫外
線透過性があるガラス繊維質のフィルターであるため、
フィルター前面に付着する油も効率よく分解される。こ
のようにして、本発明のレンジフードは、長期間にわた
って光触媒作用を効率よく活用し、付着油を分解除去す
るセルフクリーニング作用を持続する。
【図1】 本発明に従ったレンジフード
【図2】 表面用枠と裏面用枠との間にフィルターを挟
み込む保持体
み込む保持体
【図3】 開口率を変えた裏面用枠の数例
【図4】 前面パネルに紫外線光源を配置したレンジフ
ード
ード
【図5】 紫外線光源の配置位置が油分解特性に及ぼす
影響
影響
【図6】 フィルター保持体の開口率が油分解特性に及
ぼす影響
ぼす影響
1:フードケース 2:フィルター 3:ファン
4:紫外線光源(UVランプ) 5:反射板
6:排気ダクト 7:モータ 8:フィルター保持
体の表面用枠 9:フィルター保持体の裏面用枠
10:結合ネジ 11:補強用の金属細線 12:補強用の金属桟
13:補強用のパンチングメタル 14:補強用のガ
ラス桟
4:紫外線光源(UVランプ) 5:反射板
6:排気ダクト 7:モータ 8:フィルター保持
体の表面用枠 9:フィルター保持体の裏面用枠
10:結合ネジ 11:補強用の金属細線 12:補強用の金属桟
13:補強用のパンチングメタル 14:補強用のガ
ラス桟
Claims (3)
- 【請求項1】 光触媒を担持したガラス繊維質フィルタ
ーを表面用枠と裏面用枠との間に挟み込むフィルター保
持体をフード入側に設け、吸引された油煙を外部に送り
出すファンと前記フィルター保持体との間に紫外線光源
を配置し、該紫外線光源から前記フィルターに紫外線を
照射することによりフィルターに付着した油汚れを分解
除去するレンジフード。 - 【請求項2】 請求項1記載の裏面用枠にフィルターを
押さえる補強材が設けられているレンジフード。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の裏面用枠の開口率
が30%以上であるレンジフード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163794A JPH09318120A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 油分解能のあるレンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163794A JPH09318120A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 油分解能のあるレンジフード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09318120A true JPH09318120A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15780834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8163794A Withdrawn JPH09318120A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 油分解能のあるレンジフード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09318120A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010255911A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オイルセパレータ及び蓄冷器式冷凍機用圧縮機 |
| JP2016002502A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 | フィルター構造体 |
| JPWO2016104022A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2017-10-05 | 株式会社Nano Wave | 小型空気浄化装置 |
| JP2018020296A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-08 | 仁孝 福井 | 粉塵回収体と集塵装置 |
| JP2020143836A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 住友重機械工業株式会社 | オイルセパレータ、フィルターエレメント、および極低温冷凍機用圧縮機 |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP8163794A patent/JPH09318120A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010255911A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オイルセパレータ及び蓄冷器式冷凍機用圧縮機 |
| JP2016002502A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 | フィルター構造体 |
| JPWO2016104022A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2017-10-05 | 株式会社Nano Wave | 小型空気浄化装置 |
| JP2020168393A (ja) * | 2014-12-25 | 2020-10-15 | 株式会社Nano Wave | 小型空気浄化装置 |
| JP2018020296A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-08 | 仁孝 福井 | 粉塵回収体と集塵装置 |
| JP2020143836A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 住友重機械工業株式会社 | オイルセパレータ、フィルターエレメント、および極低温冷凍機用圧縮機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |