JPH0931860A - 壁装材 - Google Patents
壁装材Info
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- JPH0931860A JPH0931860A JP18244695A JP18244695A JPH0931860A JP H0931860 A JPH0931860 A JP H0931860A JP 18244695 A JP18244695 A JP 18244695A JP 18244695 A JP18244695 A JP 18244695A JP H0931860 A JPH0931860 A JP H0931860A
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- Japan
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- acrylic resin
- weight
- flame
- wall covering
- resin layer
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱ハロゲン系のアクリル系樹脂を用い
て、優れた防火性能を有し、塗布作業性、耐久性が良好
で、且つ、厚みのあるアクリル系樹脂層を形成しても十
分な難燃性が得られる壁装材を提供する。 【解決手段】 難燃性基材上に、可塑化アクリル系樹
脂層を付着量が50g/m2 〜300g/m2 となるよ
うに積層した壁装材であって、該可塑化アクリル系樹脂
が、アクリル系樹脂100重量部に対し、ハロゲンを含
有しない正リン酸エステル系難燃可塑剤を50重量%以
上の割合で含む可塑剤30〜150重量部、炭酸カルシ
ウム等の無機微粒子60〜200重量部を含有すること
を特徴とする。
て、優れた防火性能を有し、塗布作業性、耐久性が良好
で、且つ、厚みのあるアクリル系樹脂層を形成しても十
分な難燃性が得られる壁装材を提供する。 【解決手段】 難燃性基材上に、可塑化アクリル系樹
脂層を付着量が50g/m2 〜300g/m2 となるよ
うに積層した壁装材であって、該可塑化アクリル系樹脂
が、アクリル系樹脂100重量部に対し、ハロゲンを含
有しない正リン酸エステル系難燃可塑剤を50重量%以
上の割合で含む可塑剤30〜150重量部、炭酸カルシ
ウム等の無機微粒子60〜200重量部を含有すること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁装材に関し、詳
しくは、燃焼時にも塩化水素ガスの発生がない、安全
性、防火性に優れた壁装材に関する。
しくは、燃焼時にも塩化水素ガスの発生がない、安全
性、防火性に優れた壁装材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅壁面、天井などの内装材に
は防火性能、施工性に優れた難燃紙上に可塑化塩化ビニ
ル樹脂を積層した壁装材が広く用いられている。
は防火性能、施工性に優れた難燃紙上に可塑化塩化ビニ
ル樹脂を積層した壁装材が広く用いられている。
【0003】しかしながら、塩化ビニル樹脂は、燃焼時
に塩化水素(HCl)ガスが発生するため、脱ハロゲン
系の樹脂、例えば、アクリル樹脂、オレフィン樹脂等を
用いた壁装材の開発が行われているが、このような樹脂
は燃焼性が高く、発熱量(tdθ)が防火性能の基準値
を大幅に超えるため、塩化ビニル樹脂以外の樹脂を用い
て防火性能の基準を達成する壁装材を得ることは困難で
あった。
に塩化水素(HCl)ガスが発生するため、脱ハロゲン
系の樹脂、例えば、アクリル樹脂、オレフィン樹脂等を
用いた壁装材の開発が行われているが、このような樹脂
は燃焼性が高く、発熱量(tdθ)が防火性能の基準値
を大幅に超えるため、塩化ビニル樹脂以外の樹脂を用い
て防火性能の基準を達成する壁装材を得ることは困難で
あった。
【0004】アクリル系樹脂を用いた難燃性の壁材とし
て、水性のアクリル樹脂に特定の無機粉体を配合してな
るアクリル壁紙が提案されている。しかしながら、多量
の無機粉体を配合すると、水性であるために塗料を基材
に塗布する際の作業性が悪くなり、また、壁材としての
強度や耐久性が低下するおそれがある。
て、水性のアクリル樹脂に特定の無機粉体を配合してな
るアクリル壁紙が提案されている。しかしながら、多量
の無機粉体を配合すると、水性であるために塗料を基材
に塗布する際の作業性が悪くなり、また、壁材としての
強度や耐久性が低下するおそれがある。
【0005】また、一般に、塩化ビニル樹脂を主材とす
る壁装材は、高級感を付与するために深い絞(しぼ)付
け等のエンボス模様を施すことが望まれているが、脱ハ
ロゲン系樹脂において深い絞付けを行ないうるように樹
脂層を厚くすると、難燃性が低下するという問題があっ
た。
る壁装材は、高級感を付与するために深い絞(しぼ)付
け等のエンボス模様を施すことが望まれているが、脱ハ
ロゲン系樹脂において深い絞付けを行ないうるように樹
脂層を厚くすると、難燃性が低下するという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脱ハ
ロゲン系の樹脂として汎用のアクリル系樹脂を用いて、
優れた防火性能を有し、塗布作業性、耐久性が良好で、
且つ、厚みもあり、絞付け等の意匠を施しうるアクリル
系樹脂層を形成しても十分な難燃性が得られる壁装材を
提供することにある。
ロゲン系の樹脂として汎用のアクリル系樹脂を用いて、
優れた防火性能を有し、塗布作業性、耐久性が良好で、
且つ、厚みもあり、絞付け等の意匠を施しうるアクリル
系樹脂層を形成しても十分な難燃性が得られる壁装材を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、難燃性基材上に、特定の可塑化アクリル系樹脂
層を形成した複合材によって前記目的を達成しうること
を見出し、本発明を完成した。即ち、本発明の壁装材
は、難燃性基材上に、可塑化アクリル系樹脂層を付着量
が50g/m2 〜300g/m2 となるように積層した
壁装材であって、該可塑化アクリル系樹脂層が、アクリ
ル系樹脂100重量部に対し、難燃性可塑剤を50重量
%以上の割合で含む可塑剤30〜150重量部、無機微
粒子60〜200重量部を含有することを特徴とする。
の結果、難燃性基材上に、特定の可塑化アクリル系樹脂
層を形成した複合材によって前記目的を達成しうること
を見出し、本発明を完成した。即ち、本発明の壁装材
は、難燃性基材上に、可塑化アクリル系樹脂層を付着量
が50g/m2 〜300g/m2 となるように積層した
壁装材であって、該可塑化アクリル系樹脂層が、アクリ
ル系樹脂100重量部に対し、難燃性可塑剤を50重量
%以上の割合で含む可塑剤30〜150重量部、無機微
粒子60〜200重量部を含有することを特徴とする。
【0008】本発明でいう難燃性基材とは難燃壁裝材の
基材層で、可塑化アクリル系樹脂層を積層するための強
度を有し、柔軟で、難燃性であるシートであれば特に制
限はなく、例えば、難燃剤を紙、不織布、布等の基体に
含浸させて乾燥した難燃紙、難燃不織布、難燃布の他、
水酸化アルミニウム紙、ガラス繊維紙、アスベスト紙等
のような難燃性基材が挙げられる。
基材層で、可塑化アクリル系樹脂層を積層するための強
度を有し、柔軟で、難燃性であるシートであれば特に制
限はなく、例えば、難燃剤を紙、不織布、布等の基体に
含浸させて乾燥した難燃紙、難燃不織布、難燃布の他、
水酸化アルミニウム紙、ガラス繊維紙、アスベスト紙等
のような難燃性基材が挙げられる。
【0009】また、本発明でいう可塑化アクリル系樹脂
層とは、この難燃性基材上に積層されるコート層で、基
材上にアクリル系樹脂を主成分とする樹脂を塗布する
か、又は、可塑化アクリル系樹脂をシート状に加工した
ものを基材に積層して形成される。
層とは、この難燃性基材上に積層されるコート層で、基
材上にアクリル系樹脂を主成分とする樹脂を塗布する
か、又は、可塑化アクリル系樹脂をシート状に加工した
ものを基材に積層して形成される。
【0010】本発明において可塑化アクリル系樹脂層を
形成するアクリル系樹脂とは、アクリル樹脂及びアクリ
ル系モノマーとスチレン、ブタジエン、酢酸ビニル等と
の共重合体等を包含するものである。
形成するアクリル系樹脂とは、アクリル樹脂及びアクリ
ル系モノマーとスチレン、ブタジエン、酢酸ビニル等と
の共重合体等を包含するものである。
【0011】該アクリル系樹脂としては、乳化重合法で
得られたものでも、溶剤法で得られたものでもよいが、
均一な樹脂層を得るという観点から、粒径が15μm以
下の微粒子状のアクリル樹脂が、好適に用いられる。
得られたものでも、溶剤法で得られたものでもよいが、
均一な樹脂層を得るという観点から、粒径が15μm以
下の微粒子状のアクリル樹脂が、好適に用いられる。
【0012】このアクリル系樹脂に可塑剤、無機微粒子
等を配合して可塑化アクリル系樹脂層を得るが、この可
塑化アクリル系樹脂層に含有される可塑剤としては、少
なくとも、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート(TCP)、トリキシレ
ニルホスフェート(TXP)などに代表されるハロゲン
を含まない正リン酸エステル系の難燃性可塑剤が主成分
として使用され、またその他の配合しうる可塑剤として
は、フタル酸ジ−2−エチルヘキシルエステル(DO
P)、フタル酸ジイソニルエステル(DINP)等に代
表される一般のフタル酸エステル系可塑剤が挙げられ
る。可塑剤はいずれもハロゲンを含まないものが用いら
れる。
等を配合して可塑化アクリル系樹脂層を得るが、この可
塑化アクリル系樹脂層に含有される可塑剤としては、少
なくとも、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート(TCP)、トリキシレ
ニルホスフェート(TXP)などに代表されるハロゲン
を含まない正リン酸エステル系の難燃性可塑剤が主成分
として使用され、またその他の配合しうる可塑剤として
は、フタル酸ジ−2−エチルヘキシルエステル(DO
P)、フタル酸ジイソニルエステル(DINP)等に代
表される一般のフタル酸エステル系可塑剤が挙げられ
る。可塑剤はいずれもハロゲンを含まないものが用いら
れる。
【0013】ここで、ハロゲンを含まない正リン酸エス
テル系の難燃性可塑剤は可塑剤中、少なくとも50重量
%含有されていることが必要である。このハロゲンを含
まない正リン酸エステル系の難燃性可塑剤の全可塑剤の
添加量に対する割合は、50重量%以上、好ましくは7
0〜100重量%であり、難燃性可塑剤が50重量%未
満では良好な防火性能を付与することは困難である。
テル系の難燃性可塑剤は可塑剤中、少なくとも50重量
%含有されていることが必要である。このハロゲンを含
まない正リン酸エステル系の難燃性可塑剤の全可塑剤の
添加量に対する割合は、50重量%以上、好ましくは7
0〜100重量%であり、難燃性可塑剤が50重量%未
満では良好な防火性能を付与することは困難である。
【0014】また、これら全可塑剤の配合量は、アクリ
ル系樹脂100重量部に対し、30〜150重量部、好
ましくは80〜120重量部であり、配合量が30重量
部未満では、良好な防火性能を付与することが困難であ
り、また、アクリル系樹脂層が硬くなって塗布作業性が
低下し、壁装材としての施工が難しくなる。一方、配合
量が150重量部を超えると軟らかくなり過ぎて所望の
厚みの樹脂層を形成することが困難となり、壁装材とし
て好ましくない。
ル系樹脂100重量部に対し、30〜150重量部、好
ましくは80〜120重量部であり、配合量が30重量
部未満では、良好な防火性能を付与することが困難であ
り、また、アクリル系樹脂層が硬くなって塗布作業性が
低下し、壁装材としての施工が難しくなる。一方、配合
量が150重量部を超えると軟らかくなり過ぎて所望の
厚みの樹脂層を形成することが困難となり、壁装材とし
て好ましくない。
【0015】本発明の壁裝材には、充填剤として無機微
粒子が配合される。用いられる無機微粒子としては、例
えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、ホウ酸亜鉛などの無機化合物、金属化合物
の微粒子が使用される。ここで用いられる無機微粒子と
しては、通常、難燃壁装材に使用される三酸化アンチモ
ン等の難燃剤微粒子を排除するものではないが、このよ
うに比較的高価な難燃剤微粒子を使用せず、無機充填剤
として汎用の炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等を
用いることにより、充分な難燃性を得ることができる。
粒子が配合される。用いられる無機微粒子としては、例
えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、ホウ酸亜鉛などの無機化合物、金属化合物
の微粒子が使用される。ここで用いられる無機微粒子と
しては、通常、難燃壁装材に使用される三酸化アンチモ
ン等の難燃剤微粒子を排除するものではないが、このよ
うに比較的高価な難燃剤微粒子を使用せず、無機充填剤
として汎用の炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等を
用いることにより、充分な難燃性を得ることができる。
【0016】無機微粒子の粒径としては1〜20μmで
あることが好ましく、1μm未満であると可塑剤の吸油
量が多くなりすぎて塗布作業性が低下し、20μmを超
えると壁装材の表面状態に影響を及ぼすため、いずれも
好ましくない。
あることが好ましく、1μm未満であると可塑剤の吸油
量が多くなりすぎて塗布作業性が低下し、20μmを超
えると壁装材の表面状態に影響を及ぼすため、いずれも
好ましくない。
【0017】この無機微粒子の添加量はアクリル系樹脂
100重量部に対して60〜200重量部、好ましくは
80〜150重量部であり、60重量部未満では発熱、
発煙抑制効果が低下して好ましくなく、一方、添加量が
200重量部を超えると得られる樹脂層の強度が低下
し、壁装材として好ましくない。この無機微粒子の配合
量は、前記アクリル系樹脂と可塑剤との合計を100重
量部としたとき、100重量部未満であることが、得ら
れる樹脂層の強度、耐久性、外観保持の観点から好まし
い。
100重量部に対して60〜200重量部、好ましくは
80〜150重量部であり、60重量部未満では発熱、
発煙抑制効果が低下して好ましくなく、一方、添加量が
200重量部を超えると得られる樹脂層の強度が低下
し、壁装材として好ましくない。この無機微粒子の配合
量は、前記アクリル系樹脂と可塑剤との合計を100重
量部としたとき、100重量部未満であることが、得ら
れる樹脂層の強度、耐久性、外観保持の観点から好まし
い。
【0018】本発明の壁装材には、本発明の効果を損な
わない範囲において、公知の壁装材樹脂層に配合される
添加剤、例えば、発泡剤、安定剤、希釈剤、本発明の難
燃性可塑剤以外の難燃性付与剤、着色剤等を併用するこ
とができる。
わない範囲において、公知の壁装材樹脂層に配合される
添加剤、例えば、発泡剤、安定剤、希釈剤、本発明の難
燃性可塑剤以外の難燃性付与剤、着色剤等を併用するこ
とができる。
【0019】壁装材のエンボス効果をあげるために、可
塑化アクリル系樹脂中に発泡剤を配合することができ、
発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジドなどが挙げられる。
塑化アクリル系樹脂中に発泡剤を配合することができ、
発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジドなどが挙げられる。
【0020】安定剤としては、Ba−Zn系、Na−Z
n系等の安定剤が挙げられ、着色剤としては、酸化チタ
ンなどの塩化ビニル樹脂に使用される一般的な添加剤を
併用することができる。
n系等の安定剤が挙げられ、着色剤としては、酸化チタ
ンなどの塩化ビニル樹脂に使用される一般的な添加剤を
併用することができる。
【0021】また、この可塑化アクリル系樹脂層がベー
ス加工として用いられる場合には、ミネラルスピリッ
ト、ノルマルパラフィン系などの希釈剤を使用し、加工
に適した粘度に調節することが好ましく行われる。
ス加工として用いられる場合には、ミネラルスピリッ
ト、ノルマルパラフィン系などの希釈剤を使用し、加工
に適した粘度に調節することが好ましく行われる。
【0022】前記の如く調製された可塑化アクリル系樹
脂は、公知の方法、例えば、ロールコーターやナイフコ
ーターでの塗布法などの方法で難燃性基材上に適用され
て樹脂層を形成する。可塑化アクリル系樹脂は、アクリ
ル系樹脂に対して、適量の可塑剤が配合されているた
め、塗布作業性も良好である。
脂は、公知の方法、例えば、ロールコーターやナイフコ
ーターでの塗布法などの方法で難燃性基材上に適用され
て樹脂層を形成する。可塑化アクリル系樹脂は、アクリ
ル系樹脂に対して、適量の可塑剤が配合されているた
め、塗布作業性も良好である。
【0023】該樹脂層は乾燥時に、50g/m2 〜30
0g/m2 、好ましくは85g/m 2 〜200g/m2
の範囲の付着量となるように適用する。従来のアクリル
系樹脂層を有する壁装材においては、強度、付着性、難
燃性とのバランスから、50g/m2 〜80g/m2 を
超える付着量を有するものは得難かったが、本発明の可
塑化アクリル系樹脂層によれば、十分な付着量と難燃性
とを達成することができた。ここで、付着量が50g/
m2 未満であると付着量が少なく、樹脂層が薄すぎて高
級感を付与するための深い絞付け等の表面加工が困難と
なる。この意匠的な観点からは、付着量は85g/m2
以上であることが好ましい。一方、付着量が300g/
m2 を超えると目的とする難燃性能を付与することがで
きないため壁装材として好ましくない。
0g/m2 、好ましくは85g/m 2 〜200g/m2
の範囲の付着量となるように適用する。従来のアクリル
系樹脂層を有する壁装材においては、強度、付着性、難
燃性とのバランスから、50g/m2 〜80g/m2 を
超える付着量を有するものは得難かったが、本発明の可
塑化アクリル系樹脂層によれば、十分な付着量と難燃性
とを達成することができた。ここで、付着量が50g/
m2 未満であると付着量が少なく、樹脂層が薄すぎて高
級感を付与するための深い絞付け等の表面加工が困難と
なる。この意匠的な観点からは、付着量は85g/m2
以上であることが好ましい。一方、付着量が300g/
m2 を超えると目的とする難燃性能を付与することがで
きないため壁装材として好ましくない。
【0024】本発明の壁装材は、難燃性基材上に可塑化
アクリル系樹脂層を積層した後に、所望によって印刷加
工やエンボス加工を施し、表面に印刷模様や絞付けによ
る意匠を付与することができる。印刷加工としては、グ
ラビア印刷、ロータリースクリーン印刷、フレキソ印刷
等の公知の手段が用いられる。エンボス加工は、公知の
方法、例えば、可塑化アクリル系樹脂層を形成後、加熱
して、エンボスロールによってエンボスすることによ
り、行うことができる。本発明の壁装材は、十分な厚み
の樹脂層を有するため、表面に好ましい意匠を簡単に付
与することができる。
アクリル系樹脂層を積層した後に、所望によって印刷加
工やエンボス加工を施し、表面に印刷模様や絞付けによ
る意匠を付与することができる。印刷加工としては、グ
ラビア印刷、ロータリースクリーン印刷、フレキソ印刷
等の公知の手段が用いられる。エンボス加工は、公知の
方法、例えば、可塑化アクリル系樹脂層を形成後、加熱
して、エンボスロールによってエンボスすることによ
り、行うことができる。本発明の壁装材は、十分な厚み
の樹脂層を有するため、表面に好ましい意匠を簡単に付
与することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本説明はこの実施例に限定されない。 (可塑化アクリル系樹脂の調製)下記表1及び表2に示
す配合処方に従って、可塑化アクリル系樹脂層を構成す
る、アクリル樹脂と可塑剤とを含有した可塑化アクリル
系樹脂ペーストを調製した。
するが、本説明はこの実施例に限定されない。 (可塑化アクリル系樹脂の調製)下記表1及び表2に示
す配合処方に従って、可塑化アクリル系樹脂層を構成す
る、アクリル樹脂と可塑剤とを含有した可塑化アクリル
系樹脂ペーストを調製した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】(壁装材の製造)前記の可塑化アクリル系
樹脂ペーストを水酸化アルミニウム紙(難燃紙)上に、
0.10mmの厚みでコーティングし、次いで、150
℃で30秒間加熱してゲル化させて、可塑化アクリル系
樹脂層を形成した。その後、電熱ヒーターで前記樹脂層
が180〜220℃になるように加熱して、エンボスロ
ールでエンボスし、これにより付着量が約160g/m
2 の可塑化アクリル系樹脂層を有する難燃壁装材を得
た。 (難燃性の評価)得られた難燃壁装材を、厚み12.5
mm、22cm×22cmの不燃石膏ボードに澱粉糊で
接着し、建設省告示第1828号に定める表面試験に準
拠して、燃焼テストを実施した。 (塗布作業性の評価)可塑化アクリル樹脂ペーストをコ
ーティングする際の作業性を下記の基準に従って評価し
た。
樹脂ペーストを水酸化アルミニウム紙(難燃紙)上に、
0.10mmの厚みでコーティングし、次いで、150
℃で30秒間加熱してゲル化させて、可塑化アクリル系
樹脂層を形成した。その後、電熱ヒーターで前記樹脂層
が180〜220℃になるように加熱して、エンボスロ
ールでエンボスし、これにより付着量が約160g/m
2 の可塑化アクリル系樹脂層を有する難燃壁装材を得
た。 (難燃性の評価)得られた難燃壁装材を、厚み12.5
mm、22cm×22cmの不燃石膏ボードに澱粉糊で
接着し、建設省告示第1828号に定める表面試験に準
拠して、燃焼テストを実施した。 (塗布作業性の評価)可塑化アクリル樹脂ペーストをコ
ーティングする際の作業性を下記の基準に従って評価し
た。
【0029】 ○:塗布作業に問題がなかった。 ×:液だれがおきるか、又は、ペーストの伸びが悪く、
均一に塗布できなかった。 (エンボス加工性の評価)得られた難燃壁装材のエンボ
ス模様の外観を下記の基準に従って観察し、エンボス加
工性を評価した。
均一に塗布できなかった。 (エンボス加工性の評価)得られた難燃壁装材のエンボ
ス模様の外観を下記の基準に従って観察し、エンボス加
工性を評価した。
【0030】○:深いエンボス模様が形成されており、
エンボス加工性が良好であった。 △:エンボス模様が不均一であり、エンボス加工性がや
や劣っていた。
エンボス加工性が良好であった。 △:エンボス模様が不均一であり、エンボス加工性がや
や劣っていた。
【0031】×:エンボス模様の深さが不足しており、
エンボス加工性が劣っていた。 前記の評価結果を前記表1及び表2に示した。
エンボス加工性が劣っていた。 前記の評価結果を前記表1及び表2に示した。
【0032】前記表1及び表2から明らかなように、本
発明の難燃壁装材は、いずれもハロゲン系ガスの発生も
なく、十分な難燃性を示すことがわかる。また、塗布作
業性、エンボス加工性も良好であった。一方、樹脂層に
正リン酸エステル系の難燃性可塑剤を配合しない比較例
1や、無機微粒子の配合量が少ない比較例3の壁装材で
は難燃性が不十分であり、無機微粒子の配合量が多い比
較例2や可塑剤配合量の多い比較例4では塗布作業性が
悪く、エンボス加工性も不十分であり、また、可塑性ア
クリル系樹脂層の付着量の少ない比較例5ではエンボス
加工性に劣ることが確認された。
発明の難燃壁装材は、いずれもハロゲン系ガスの発生も
なく、十分な難燃性を示すことがわかる。また、塗布作
業性、エンボス加工性も良好であった。一方、樹脂層に
正リン酸エステル系の難燃性可塑剤を配合しない比較例
1や、無機微粒子の配合量が少ない比較例3の壁装材で
は難燃性が不十分であり、無機微粒子の配合量が多い比
較例2や可塑剤配合量の多い比較例4では塗布作業性が
悪く、エンボス加工性も不十分であり、また、可塑性ア
クリル系樹脂層の付着量の少ない比較例5ではエンボス
加工性に劣ることが確認された。
【0033】
【発明の効果】本発明の難燃壁装材は前記構成としたた
め、可塑化アクリル系樹脂層の付着量が50〜300g
/m2 の範囲において、発熱量、発煙量が低く、難燃性
に優れ、燃焼時に塩化水素ガスのようなハロゲンガスを
発生せず、さらに塗布作業性が良好であるという優れた
効果を奏した。
め、可塑化アクリル系樹脂層の付着量が50〜300g
/m2 の範囲において、発熱量、発煙量が低く、難燃性
に優れ、燃焼時に塩化水素ガスのようなハロゲンガスを
発生せず、さらに塗布作業性が良好であるという優れた
効果を奏した。
Claims (1)
- 【請求項1】 難燃性基材上に、可塑化アクリル系樹
脂層を付着量が50g/m2 〜300g/m2 となるよ
うに積層した壁装材であって、 該可塑化アクリル系樹脂層が、アクリル系樹脂100重
量部に対し、難燃性可塑剤を50重量%以上の割合で含
む可塑剤30〜150重量部、無機微粒子60〜200
重量部を含有することを特徴とする壁裝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18244695A JPH0931860A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 壁装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18244695A JPH0931860A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 壁装材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931860A true JPH0931860A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16118411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18244695A Pending JPH0931860A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 壁装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931860A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155477A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Okamoto Ind Inc | アクリル系樹脂レザー |
| JP2003026892A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Achilles Corp | アクリル系プラスチゾル |
| KR100971509B1 (ko) * | 2008-11-21 | 2010-07-21 | (주)엘지하우시스 | 로터리 스크린 인쇄용 조성물, 상기를 포함하는 인테리어 벽지 및 그의 제조 방법 |
| JP2011079332A (ja) * | 2010-12-28 | 2011-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP18244695A patent/JPH0931860A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155477A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Okamoto Ind Inc | アクリル系樹脂レザー |
| JP2003026892A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Achilles Corp | アクリル系プラスチゾル |
| KR100971509B1 (ko) * | 2008-11-21 | 2010-07-21 | (주)엘지하우시스 | 로터리 스크린 인쇄용 조성물, 상기를 포함하는 인테리어 벽지 및 그의 제조 방법 |
| JP2011079332A (ja) * | 2010-12-28 | 2011-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
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