JPH09319066A - ハーフトーン位相シフトマスクの製造方法 - Google Patents

ハーフトーン位相シフトマスクの製造方法

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JPH09319066A
JPH09319066A JP13609396A JP13609396A JPH09319066A JP H09319066 A JPH09319066 A JP H09319066A JP 13609396 A JP13609396 A JP 13609396A JP 13609396 A JP13609396 A JP 13609396A JP H09319066 A JPH09319066 A JP H09319066A
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pattern
shielding film
mask
resist pattern
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Hideki Suda
秀樹 須田
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Hoya Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的単純な工程を付加するのみで欠陥の発
生を抑え、結果として高品質のハーフトーン位相シフト
マスクを得ることができるハーフトーン位相シフトマス
クの製造方法を提供すること。 【解決手段】 レジストパターン34aをマスクとして
遮光膜33をエッチングして第1の遮光膜パターン33
aを形成した後、レジストパターン34aを剥離し、洗
浄する。剥離と洗浄により異物が除去され、次にきれい
な第1の遮光膜パターン33aをマスクにして半透光膜
32をドライエッチングでき、欠陥発生を防ぐことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIなどの微細
パターンを投影露光装置にて転写する際に用いられるフ
ォトマスク、特に露光光間に位相差を与えて解像度の向
上を図ったハーフトーン位相シフトマスクの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体LSIの製造において、微細パタ
ーン転写マスクたるフォトマスクの一つとして位相シフ
トマスクが用いられる。この位相シフトマスクは、マス
クを通過する露光光間に位相差を与えることにより、転
写パターンの解像度を向上できるようにしたものであ
る。この位相シフトマスクの一つに、特に孤立したホー
ルやスペースパターンを転写するのに適したマスクとし
て特開平4−136854号公報に記載の位相シフトマ
スクが知られている。
【0003】この位相シフトマスクは、透明基板上に、
実質的に露光に寄与しない強度の光を通過させると同時
に、通過する光の位相をシフトさせる半透光膜を形成
し、この半透光膜の一部を選択的に除去することによ
り、実質的に露光に寄与する強度の光を透過させる透光
部と、実質的に露光に寄与しない強度の光を透過させる
半透光部とを有するマスクパターンを形成したものであ
る。この位相シフトマスクは、半透光部を通過する光の
位相をシフトさせて、該半透光部を通過した光の位相が
上記透光部を通過した光の位相に対して実質的に反転す
る関係になるようにすることにより、前記透光部と半透
光部とに境界近傍を通過して回折により回り込んだ光が
互いに打ち消しあうようにして、境界部のコントラスト
を良好に保持できるようにしたものであり、ハーフトー
ン位相シフトマスクと称されている。
【0004】この位相シフトマスクにおいては、露光光
の波長をλ、半透光膜の露光光に対する屈折率をnとし
たとき、一般には半透光膜の膜厚tの値が t=λ/{2(n−1)} を満たす値に設定され、また、露光光の波長における半
透光膜の透過率が1〜50%程度になるように設定され
るのが普通である。
【0005】上述のように、ハーフトーン位相シフトマ
スクは、半透光部によって位相シフト機能と遮光機能と
を兼ねさせたものである。すなわち、この半透光部を、
パターンの境界部においては位相シフト層として機能さ
せ、それ以外の部分では遮光層として機能させている。
したがって、本来は完全に露光光を遮断するのが理想的
である部分にもわずかな漏れ光が生じている。通常は、
この漏れ光があっても実質的な露光とまで至らないよう
に、全体の露光量を調整する。
【0006】このように、ハーフトーン位相シフトマス
クは、半透光部によって遮光部を兼ねているものである
ので、原理的には従来の一般的な位相シフトマスクのよ
うな遮光膜を設ける必要はない。しかしながら、このハ
ーフトーン位相シフトマスクの欠点をカバーするため
に、半透光部を形成する半透光膜の上または下に遮光膜
を設けたものが提案されている。以下、この提案にかか
るハーフトーン位相シフトマスクについてその提案の背
景から説明する。
【0007】周知のように、ハーフトーン位相シフトマ
スクは、通常、半導体製造に用いられる露光装置である
縮小投影露光装置(ステッパー)のマスク(レチクル)
として用いられる。ステッパーは、レチクルを露光光で
投影して得られる投影像を投影レンズで縮小し、被転写
体である半導体ウエハ上に結像させて縮小投影露光を行
うものである。この縮小投影露光は、通常、1枚の半導
体ウエハ上の異なる位置に同一のレチクルのパターンを
繰り返し転写して露光し、1枚のウエハから多数の半導
体チップを得るものである。このため、このステッパー
を用いてパターン転写を行うときは、ステッパーに備え
られた被覆部材(アパーチャー)によって位相シフトマ
スク(レチクル)の転写領域のみを露出させるように周
縁領域を被覆して露光を行う。
【0008】しかしながら、アパーチャーは、精度よく
(例えば1μm内外の精度)転写領域のみを露出させる
ように設置することは機械精度的に難しく、多くの場
合、露出部が転写領域の外周周辺の非転写領域にはみで
てしまう。また、アパーチャーが仮に高精度であっては
みだし部がない場合であっても、アパーチャーと被転写
体との間に距離があることから、露光光が回折して非転
写領域に達する。
【0009】このように、アパーチャーが本来の転写領
域よりも広い範囲に露光光を通過させた場合、次の問題
のあることが分った。すなわち、ハーフトーン位相シフ
トマスクは、通常、非転写領域に実質的に露光に寄与し
ない強度の光を通過させる半透光膜が形成されている。
このため、上述のように、アパーチャーが本来の転写領
域よりも広い範囲に露光光を通過させると、このはみだ
した部分で実質的に露光に寄与しない強度の光による露
光がなされる。勿論、このはみだし部分があっても、1
回の露光では何等問題は生じない。
【0010】しかし、このはみだしで露光された部分
(はみだし露光部)が転写領域に重なったり、あるいは
次の露光の際に同様にはみだして露光された部分と重な
る場合が生じ、この重複露光によって、1回の露光では
実質的に露光に寄与しない露光量であっても、それらが
加算されて露光に寄与する量に達する場合がある。した
がって、これにより、本来は露光されるべきでない領域
に結果的に露光が施されたと同様のことがおこり、欠陥
が発生する。また、このハーフトーン位相シフトマスク
の本来の利点が発揮されるパターンサイズ(例えば、波
長365nmのいわゆるi線ではおよそ0.3〜0.5
μm)よりも大きなパターン(およそ数〜数十倍以上の
大きさ)では、パターン近傍においてサイドローブ効果
が顕著になり、不要なレジスト膜減りが生じて欠陥にな
ってしまうこともある。
【0011】このような欠点を除去できるものとして、
非転写領域に形成された半透光膜の上であって、転写領
域と非転写領域との境界に隣接する非転写領域に所定以
上の幅を有する遮光部を形成するようにしたハーフトー
ン位相シフトマスクが特開平6−282063号公報に
示されるように提案されている。
【0012】図4は、上記提案に係るハーフトーン位相
シフトマスクの製造工程の断面図である。この方法にお
いては、まず図4(a)に示すように、透明基板11上
にスパッタリング法によりクロムからなる半透過遮光膜
12を形成し、その上にスピンコート法によってSOG
(スピン・オン・グラス)からなる位相シフト膜13を
形成する。これら半透過遮光膜12とSOGからなる位
相シフト膜13とによって半透光膜14が構成される。
次に、この半透光膜14の上にクロムからなる遮光膜1
5をスパッタリング法によって形成し、さらに遮光膜1
5の上にポジ型電子線レジスト16をスピンコート法に
よって形成する。
【0013】次に、電子線描画によりレジストパターン
16aを形成し、これをマスクとして遮光膜15をウエ
ットエッチングし、引き続き位相シフト膜13をドライ
エッチングすることにより、遮光膜パターン15a及び
位相シフト膜パターン13aを形成する。次に、レジス
トパターン16aを剥離した後、図4(c)に示すよう
にスピンコート法によりネガ型電子線レジスト17を形
成する。次に、電子線描画により、図4(d)に示すよ
うにレジストパターン17aを形成し、これと位相シフ
ト膜パターン13aをマスクとして遮光膜パターン15
aおよび半透過遮光膜12をウエットエッチングするこ
とにより、最終形状の遮光膜パターン15bおよび半透
過遮光膜パターン12aを形成する。最後に、図4
(e)に示すようにレジストパターン17aを剥離する
ことにより、所望のハーフトーン位相シフトマスクが完
成する。
【0014】しかしながら、上記の従来例では、透明基
板11上に形成される膜構成が、クロム/SOG/クロ
ムという構成となる。このような構成の膜を形成するた
めには、真空装置内でクロム膜を形成し、次に真空装置
から取り出して回転塗布によりSOGを塗布してこれを
炉で焼成することによってSOG膜を形成し、しかる後
に再度真空装置内に入れクロム膜を形成する必要があ
る。すなわち、工程が煩雑で製造に時間がかかり、かつ
工程が複雑である故に欠陥が発生する確率が高いという
問題がある。また、SOGを加工したのちクロムを加工
するため、ここでも欠陥が発生する確率が高い。さらに
つけ加えると、SOGとクロムは密着性に問題があり、
SOGからクロムが、またはクロム上からSOGが剥離
してしまう可能性がある。
【0015】そこで、上述の課題を解決するために、例
えば半透光膜にはMoSiON単層膜、遮光膜にはCr
を用いた方法が文献(Proc.SPIE,Vol 2
621,266−272(1995))に示されてい
る。
【0016】図5は、上記提案にかかるハーフトーン位
相シフトマスクの製造工程の断面図である。この方法に
おいては、まず図5(a)に示すように、透明基板21
上にスパッタリング法によりMoSiONからなる半透
光膜22を形成し、次に、この半透光膜22の上にクロ
ムからなる遮光膜23をスパッタリング法によって形成
し、さらにこの遮光膜23の上にポジ型電子線レジスト
24をスピンコート法によって形成する。
【0017】次に、図5(b)に示すように、電子線描
画によりレジストパターン24aを形成し、これをマス
クとして遮光膜23をウエットエッチングし、引き続き
半透光膜22をドライエッチングすることにより、遮光
膜パターン23a及び半透光膜パターン22aを形成す
る。次に、レジストパターン24aを剥離した後、図5
(c)に示すようにスピンコート法によりネガ型電子線
レジスト25を形成する。次に、図5(d)に示すよう
に電子線描画によりレジストパターン25aを形成し、
これをマスクとして遮光膜パターン23aをウエットエ
ッチングすることにより、最終形状の遮光膜パターン2
3bを形成する。最後に、図5(e)に示すようにレジ
ストパターン25aを剥離することにより、所望のハー
フトーン位相シフトマスクを得る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の第2の従来例で
は、半透光膜が単層になったことで、SOGを使った例
よりもブランク、マスクの製造共に工程が減ったもの
の、まだ以下のような問題があることが分った。すなわ
ち、マスク製造工程において、まず電子線描画によりレ
ジストパターン24aを形成し、これをマスクとして遮
光膜23をウエットエッチングし、引き続き半透光膜2
2をドライエッチングして遮光膜パターン23a及び半
透光膜パターン22aを形成するものであるが、この工
程に大きな欠陥発生要因があることが判明した。すなわ
ち、クロムからなる遮光膜23のエッチングでは、例え
ば硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸からなるエ
ッチング液を用いてウエットエッチングを所定の時間行
い、純水リンス処理して乾燥させるが、この状態ではエ
ッチング液が完全に落とし切れずに結晶化して下地とな
る半透光膜22上やレジストパターン24a上に残って
しまったり、水の乾燥が充分でないために薄い膜となっ
て残ってしまう。また、クロムのエッチングで塩素や四
塩化炭素を用いたドライエッチングの場合でも同様で、
反応生成物が堆積したりダストが付着する。したがっ
て、そのまま続けて次の工程である半透光膜22のドラ
イエッチングを行うと、それらの部分がそのままマスク
の作用をして半透光膜22がエッチングされなくなり、
最終的に多数の半透光膜パターン22aの欠陥となって
しまうのである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明(第1の本発明)
は上述の課題を解決するために、次のようなハーフトー
ン位相シフトマスクの製造方法とする。すなわち、ま
ず、透明基板上に半透光膜および遮光膜を順に形成し、
さらに遮光膜上にレジストパターンを形成する。次に、
前記レジストパターンをマスクにして前記遮光膜をエッ
チングし遮光膜パターンを形成する。その後、前記レジ
ストパターンを剥離し、洗浄する。その後、前記遮光膜
パターンをマスクにして前記半透光膜をエッチングし半
透光膜パターンを形成する。その後、前記遮光膜パター
ン上にレジストパターンを形成し、そのレジストパター
ンをマスクにして前記遮光膜パターンをエッチングする
ことにより、最終形状の遮光膜パターンを形成する。
【0020】また、第2の本発明では次のようなハーフ
トーン位相シフトマスクの製造方法とする。まず、透明
基板上に半透光膜および遮光膜を順に形成し、さらに遮
光膜上にレジストパターンを形成する。次に、前記レジ
ストパターンをマスクにして前記遮光膜をエッチングし
遮光膜パターンを形成する。その後、有機溶剤でリンス
処理する。その後、前記レジストパターンおよび前記遮
光膜パターンをマスクにして前記半透光膜をエッチング
し半透光膜パターンを形成する。その後、前記レジスト
パターンを剥離した後、前記遮光膜パターン上に再度レ
ジストパターンを形成する。その後、前記レジストパタ
ーンをマスクにして前記遮光膜パターンをエッチングす
ることにより、最終形状の遮光膜パターンを形成する。
【0021】さらに、第3の本発明では次のようなハー
フトーン位相シフトマスクの製造方法とする。まず、透
明基板上に半透光膜および遮光膜を順に形成し、さらに
遮光膜上にレジストの塗布、露光、現像によりレジスト
パターンを形成する。次に、前記レジストパターンをマ
スクにして前記遮光膜をエッチングし遮光膜パターンを
形成する。その後、前記レジストパターンを再度現像処
理する。その後、有機溶剤でリンス処理する。その後、
前記レジストパターンおよび前記遮光膜パターンをマス
クに前記半透光膜をエッチングし半透光膜パターンを形
成する。その後、前記レジストパターンを剥離した後、
前記遮光膜パターン上に再度レジストパターンを形成す
る。その後、前記レジストパターンをマスクにして前記
遮光膜パターンをエッチングすることにより、最終形状
の遮光膜パターンを形成する。
【0022】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるハーフトーン位相シフトマスクの製造方法の実施の
形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形
態を示す断面図である。この図において、透明基板31
は、表面を鏡面研磨した石英ガラス基板(大きさ6イン
チ角、厚さ0.25インチ)を所定の洗浄を施したもの
である。第1の実施形態では、まず図1(a)に示すよ
うに、この透明基板31上にモリブデン、シリコン、酸
素、窒素からなる半透光膜32を膜厚を膜厚160nm
スパッタリング法により形成し、続けてその上にクロム
からなる遮光膜33を膜厚100nm形成する。次に、
遮光膜33上にポジ型電子線レジスト(EBR−9:東
レ社製)34をスピンコート法により膜厚500nm塗
布する。
【0023】次に、レジスト34に対して所望のパター
ンを電子線描画し、現像して図1(b)に示すようにレ
ジストパターン34aを形成する。次に、このレジスト
パターン34aをマスクにして遮光膜33を硝酸第2セ
リウムアンモニウムと過塩素酸からなるエッチング液を
用いてエッチングして第1の遮光膜パターン33aを形
成する。次に、レジストパターン34aを剥離して所定
の洗浄を施した後、第1の遮光膜パターン33aをマス
クにして半透光膜32をCF4 /O2 の混合ガス、圧力
0.4Torr、RFパワー100Wの条件でドライエ
ッチングすることにより、図1(c)に示すように半透
光膜パターン32aを形成する。
【0024】その後、所定の洗浄を施した後、図1
(d)に示すように全表面にポジ型電子線レジスト(E
BR−9:東レ社製)35をスピンコート法により膜厚
500nm塗布してベークする。次に、このレジスト3
5に対して所望のパターンを電子線描画し、現像して、
第1の遮光膜パターン33a上に図1(e)に示すレジ
ストパターン35aを形成する。次に、そのレジストパ
ターン35aをマスクにして第1の遮光膜パターン33
aを硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸からなる
エッチング液を用いてエッチングすることにより、図1
(e)に示すように最終形状の第2の遮光膜パターン3
3bを形成する。最後に、図1(f)に示すようにレジ
ストパターン35aを剥離して所定の洗浄を施す。
【0025】このような第1の実施形態によれば、クロ
ム(遮光膜33)のエッチング工程で付着した異物はレ
ジストパターン34aの剥離および洗浄工程の付加によ
って除去され、きれいなクロムパターン(第1の遮光膜
パターン33a)をマスクにして半透光膜32をドライ
エッチングでき、欠陥発生を防ぐことができる。したが
って、ハーフトーン位相シフトマスクを無欠陥、高品質
で得ることができた。ただし、この方法では、ドライエ
ッチング条件によってはクロムパターン表面も若干エッ
チングされてしまい、表面の変質およびエッチングされ
たクロム粒子がエッチング中の半透光膜32上に付着し
てマスクの作用をし、結果的に膜残りあるいは表面荒れ
が発生することもあるため、最適なエッチング条件の設
定が必要となる。
【0026】図2は、本発明の第2の実施形態を示す断
面図である。この図において、透明基板31は、表面を
鏡面研磨した石英ガラス基板(大きさ6インチ角、厚さ
0.25インチ)を所定の洗浄を施したものである。第
2の実施形態では、まず図2(a)に示すように、この
透明基板31上にモリブデン、シリコン、酸素、窒素か
らなる半透光膜32を膜厚160nmスパッタリング法
により形成し、続けてその上にクロムからなる遮光膜3
3を膜厚100nm形成する。次に、遮光膜33上にポ
ジ型電子線レジスト(EBR−9:東レ社製)34をス
ピンコート法により膜厚500nm塗布する。
【0027】次に、レジスト34に対して所望のパター
ンを電子線描画し、現像して図2(b)に示すようにレ
ジストパターン34aを形成する。次に、このレジスト
パターン34aをマスクにして遮光膜33を硝酸第2セ
リウムアンモニウムと過塩素酸からなるエッチング液を
用いてエッチングして第1の遮光膜パターン33aを形
成する。次に、IPA(イソプロピルアルコール)によ
りリンス処理した後、図2(c)に示すように、レジス
トパターン34aと第1の遮光膜パターン33aをマス
クにして半透光膜32をCF4 /O2 の混合ガス、圧力
0.2Torr、RFパワー100Wの条件でドライエ
ッチングし半透光膜パターン32aを形成する。以後の
工程は第1の実施形態と同様であり、レジストパターン
34aを剥離し、再度レジスト35を塗布し(図2
(d))、これをレジストパターン35aとして(図2
(e))、このレジストパターン35aをマスクとして
エッチングして第2の遮光膜パターン33bを形成し
(図2(e))、レジストパターン35aを剥離する
(図2(f))。
【0028】このような第2の実施形態によれば、クロ
ム(遮光膜33)のエッチング工程でレジスト(パター
ン34a)上や半透光膜32上に付着した異物は有機溶
剤のリンス処理によって洗い流され、同時に水分子で覆
われた半透光膜32表面は有機物で置換されるので、清
浄化され、欠陥の発生を防ぐことができる。したがっ
て、ハーフトーン位相シフトマスクを無欠陥、高品質で
得ることができた。また、この方法は、第1の実施形態
と異なりクロムパターン(遮光膜パターン33a)はレ
ジストパターン34aで覆われているため、エッチング
条件は自由に選ぶことができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施形態を、第2の
実施形態で用いた図2を参照して説明する。第3の実施
形態では、第1の遮光膜パターン33aを形成するまで
(図2(b)まで)第2の実施形態と同一の工程を進め
る。すなわち、透明基板31上に半透光膜32、遮光膜
33およびレジスト34を順に形成し(図2(a))、
レジスト34に対して電子線描画、現像を施してレジス
トパターン34aを形成し(図2(b))、このレジス
トパターン34aをマスクにしてエッチングを行って第
1の遮光膜パターン33aを形成する。
【0030】第3の実施形態では、次に、現像液MIB
K(メチルイソブチルケトン)によりレジストパターン
34aに対して再度現像処理を行う。その後、IPA
(イソプロピルアルコール)によりリンス処理を行う。
その後、レジストパターン34aと第1の遮光膜パター
ン33aをマスクとして半透光膜32をCF4 /O2 の
混合ガス、圧力0.2Torr、RFパワー100Wの
条件でドライエッチングすることにより、図2(c)に
示すように半透光膜パターン32aを形成する。
【0031】以後は再び第2の実施形態と同一工程とな
り、まずレジストパターン34aを剥離し、再度レジス
ト35を塗布し(図2(d))、これをレジストパター
ン35aとし(図2(e))、このレジストパターン3
5aをマスクとしてエッチングして第2の遮光膜パター
ン33bを形成し(図2(e))、レジストパターン3
5aを剥離する。
【0032】このような第3の実施形態によれば、クロ
ム(遮光膜33)のエッチング工程でレジストパターン
34a上や半透光膜32上に付着した異物は再現像およ
び有機溶剤のリンス処理によって洗い流され、同時に水
分子で覆われた半透光膜32表面は有機物で置換される
ので、清浄化され、欠陥の発生を防ぐことができる。ま
た、第1の遮光膜パターン33aを形成した時の第1の
遮光膜パターン33aのサイドエッチングによって図3
(a)に示すようにレジストパターン34aのエッジが
小さく出っ張った状態が再現像工程を付加することで図
3(b)に示すように改善され、次のドライエッチング
によるレジストパターンエッジの損傷を防ぐことがで
き、理想的なマスクの状態にすることができる。さらに
は、レジストパターン34aの膜減りによってリンス処
理だけでは除去できない頑固な汚れ、異物等を根こそぎ
除去できる。そして、これらから、第3の実施形態で
は、ハーフトーン位相シフトマスクを無欠陥、高品質で
得ることができた。
【0033】なお、上記の実施形態で、最終形状の第2
の遮光膜パターン33bは、転写領域内および転写領域
外のいずれか一方または双方の少なくとも一部の領域に
おける半透光膜パターン32a上に設けられる。
【0034】また、上記の実施形態では、透明基板31
として石英ガラスを用いているが、他にも、例えば、ソ
ーダライムガラス、アルミノボロシリケートガラス、ボ
ロシリケートガラス等の他のガラスを用いることができ
る。
【0035】さらに、レジストパターン34a,35a
を形成する際に、電子線描画露光による方法以外に、光
による露光でもよく、その場合にはその露光条件に応じ
たレジストおよび対応する現像液、リンス液を用いるこ
とは勿論である。
【0036】
【発明の効果】このように本発明のハーフトーン位相シ
フトマスクの製造方法によれば、比較的単純な工程を付
加するのみで欠陥の発生を抑え、結果として高品質のハ
ーフトーン位相シフトマスクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハーフトーン位相シフトマスクの
製造方法の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】本発明によるハーフトーン位相シフトマスクの
製造方法の第2の実施形態を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態における再現像工程に
よる効果を示す断面図。
【図4】従来のハーフトーン位相シフトマスクの製造工
程を示す断面図。
【図5】従来のハーフトーン位相シフトマスクの製造工
程の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
31 透明基板 32 半透光膜 32a 半透光膜パターン 33 遮光膜 33a 第1の遮光膜パターン 33b 第2の遮光膜パターン 34 レジスト 34a レジストパターン 35 レジスト 35a レジストパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に半透光膜および遮光膜を順
    に形成し、さらに遮光膜上にレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記レジストパターンをマスクにして前記遮光膜をエッ
    チングし遮光膜パターンを形成する工程と、 その後、前記レジストパターンを剥離し、洗浄する工程
    と、 その後、前記遮光膜パターンをマスクにして前記半透光
    膜をエッチングし半透光膜パターンを形成する工程と、 その後、前記遮光膜パターン上にレジストパターンを形
    成し、そのレジストパターンをマスクにして前記遮光膜
    パターンをエッチングすることにより、最終形状の遮光
    膜パターンを形成する工程とを具備することを特徴とす
    るハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 透明基板上に半透光膜および遮光膜を順
    に形成し、さらに遮光膜上にレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記レジストパターンをマスクにして前記遮光膜をエッ
    チングし遮光膜パターンを形成する工程と、 その後、有機溶剤でリンス処理する工程と、 その後、前記レジストパターンおよび前記遮光膜パター
    ンをマスクにして前記半透光膜をエッチングし半透光膜
    パターンを形成する工程と、 その後、前記レジストパターンを剥離した後、前記遮光
    膜パターン上に再度レジストパターンを形成する工程
    と、 その後、前記レジストパターンをマスクにして前記遮光
    膜パターンをエッチングすることにより、最終形状の遮
    光膜パターンを形成する工程とを具備することを特徴と
    するハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 透明基板上に半透光膜および遮光膜を順
    に形成し、さらに遮光膜上にレジストの塗布、露光、現
    像によりレジストパターンを形成する工程と、 前記レジストパターンをマスクにして前記遮光膜をエッ
    チングし遮光膜パターンを形成する工程と、 その後、前記レジストパターンを再度現像処理する工程
    と、 その後、有機溶剤でリンス処理する工程と、 その後、前記レジストパターンおよび前記遮光膜パター
    ンをマスクに前記半透光膜をエッチングし半透光膜パタ
    ーンを形成する工程と、 その後、前記レジストパターンを剥離した後、前記遮光
    膜パターン上に再度レジストパターンを形成する工程
    と、 その後、前記レジストパターンをマスクにして前記遮光
    膜パターンをエッチングすることにより、最終形状の遮
    光膜パターンを形成する工程とを具備することを特徴と
    するハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100623922B1 (ko) * 2000-12-22 2006-09-13 주식회사 하이닉스반도체 위상반전마스크의 제조 방법
CN112925164A (zh) * 2019-12-06 2021-06-08 长鑫存储技术有限公司 光掩膜板及其形成方法

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