JPH09319231A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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Publication number
JPH09319231A
JPH09319231A JP15752596A JP15752596A JPH09319231A JP H09319231 A JPH09319231 A JP H09319231A JP 15752596 A JP15752596 A JP 15752596A JP 15752596 A JP15752596 A JP 15752596A JP H09319231 A JPH09319231 A JP H09319231A
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JP
Japan
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photosensitive material
side shaft
liquid absorbing
roll
absorbing member
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JP15752596A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamamura
隆 山村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 感光材表面の余剰液を確実に除去できる湿式
電子写真装置を提供する。 【解決手段】 回転ドラム6に巻回された感光材に現像
液を付着させることにより電荷潜像を現像する湿式電子
写真装置において、液吸収部材16をロール状に巻回し
て回転停止可能になされた供給側シャフト17と、前記
回転ドラムと平行に設けられ、前記供給側シャフトから
供給される前記液吸収部材をロール状に巻き取って回転
停止可能になされた巻取り側シャフト18と、この巻取
り側シャフトを前記回転ドラムと同心で移動可能に支持
するアーム部材19と、このアーム部材を移動させるこ
とにより前記巻取り側シャフトに巻き取った前記ロール
状の液吸収部材を必要に応じて前記回転ドラム側の表面
に弾性的に押し付けるアーム移動機構とを備える。これ
により、ロール状の液吸収部材で余剰液を吸収するよう
にし、吸収ムラ等をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、余剰な現像液やプ
リウエット液を確実に吸収除去することができる湿式電
子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材に形成した潜像を現像液によって
顕像化する湿式電子写真装置においては、感光材は例え
ばアルミ等の導電層に光導電性の層を形成して構成され
ており、レーザ光を表面に照射することにより導電性を
生じ、アースされた導電層に帯電電荷が放電される。こ
のため、レーザ光をオン/オフ制御することにより帯電
部と非帯電部が形成され、これが潜像となる。現像プロ
セスの現像電極には、帯電部と逆極性に帯電しているト
ナーを含む現像液が循環されており、上記感光材の表面
がこの現像液中を通過することにより帯電部に逆極性の
トナーが付着して上述のように潜像が顕像化することに
なる。このような装置では、現像器を通過した後の感光
材(画像担持体)の表面に現像液(トナー)が残留する
ことが避けられず、この残留現像液(以下、余剰現像液
と記す)を放置すると、完成した画像の品質が低下する
という不都合が生ずる。このため、感光材に付着した余
剰現像液を除去するための余剰現像液除去手段を現像器
よりの感光材の移送方向側下流に設けた一例の湿式カラ
ー電子写真複写機,他例の余剰現像液除去装置が特開昭
62−144180号公報,特開平6−51642号公
報に夫々開示されている。
【0003】図6は従来例における一例の一部を説明す
るための図、図7は従来例における他例の余剰現像液除
去装置の一部を説明するための図、図8は余剰現像液除
去装置において、ノズルからの空気によって感光材の終
端非画像部に余剰現像液が吹き寄せられた状態を示した
図である。まず始めに、図6に示した一例の湿式カラー
電子写真複写機100は、特開昭62−144180号
公報に開示されており、ここでは感光材に付着した余剰
現像液を除去する余剰現像液除去手段についてのみ簡略
に説明する。
【0004】図6に示した如く、従来の湿式カラー電子
写真複写機100内には、静電潜像を記録したした感光
材101が回転ドラム102に巻回しながら回転ドラム
102と一体に矢印A方向に回転移送されている。ま
た、回転ドラム102の下方には、感光材101をカラ
ー現像するために複数の現像器103〜105が回転ド
ラム102に対して進退自在に設けられている。複数の
現像器103〜105のうちで、現像器103はシアン
現像器,現像器104はマゼンタ現像器,現像器105
はイエロー現像器であり、このほかブラック現像器(図
示せず)が必要に応じて設けられている。ここで、例え
ば一つの色の現像器103を回転ドラム102に接近さ
せた状態で、現像器103内に設けた回転ドラム102
の軸(図示せず)に沿う長尺な現像ヘッド103aから
供給された現像液を感光材101に接触させて記録済み
の静電潜像を可視像化しており、同様に、回転ドラム1
02の1回転ごとに現像器104,現像器105により
順次繰り返してカラー現像できるようになっている。
【0005】また、回転ドラム102に接近した現像器
103より感光材101の移送方向側下流に、感光材1
01に付着した余剰現像液を除去する余剰現像液除去手
段が設けられている。上記余剰現像液除去手段は、液絞
りローラ106と、液回収ブレード107と、エアナイ
フ装置108とから構成されている。液絞りローラ10
6は、両端部を大径に形成し、感光材101の画像部に
対応する中間部を両端部より小径に形成して感光材10
1の両側非画像部に付着した余剰現像液を除去してい
る。また、液回収ブレード107は、現像ヘッド(現像
電極)103aが回転ドラム102に近接支持された現
像位置にある状態で、その上端部が感光材101から離
間する一方、現像器103が所定量だけ下降した時にそ
の上端部が上昇して回転ドラム102の外周面に当接し
ている。従って、現像終了時に、感光材101に付着し
た余剰現像液をエアナイフ装置108のエア圧により液
回収ブレード107を介して流下し、除去している。
【0006】次に、図7に示した他例の余剰現像液除去
装置200は、特開平6−51642号公報に開示され
ており、ここでも感光材に付着した余剰現像液を除去す
る余剰現像液除去手段についてのみ簡略に説明する。図
7に示した如く、他例の余剰現像液除去装置200内に
は、静電潜像を記録した感光材201が回転ドラム20
2に巻回しながら回転ドラム202と一体に矢印A方向
に回転移送されている。また、回転ドラム202の下方
には、感光材201を現像するための現像器203が回
転ドラム202に対して垂直方向(矢印B1,B2方
向)に進退自在(昇降自在)に設けられている。
【0007】ここで、上記現像器203を回転ドラム2
02に接近させた状態で、現像器203内に設けた回転
ドラム202の軸202aに沿う長尺な現像電極203
aから供給された現像液を感光材201に接触させて記
録済みの静電潜像を可視像化しており、且つ、現像電極
203aから溢れ出た現像液を現像液回収ドレイン20
3bで回収している。また、感光材201に付着した余
剰現像液を除去する余剰現像液除去手段として、現像器
203より感光材201の移送方向側下流に空気を吹き
出すためのノズル204aを備えた送風器204が設け
られており、且つ、送風器204のノズル204aの先
端部を現像器203内の現像電極203aに接近させて
いる。そして、感光材201への現像最中に、感光材2
01に付着した余剰現像液をノズル204aから吹き出
された空気によって吹き寄せ、現像電極203aの側壁
を流下させて現像液回収ドレイン203bで回収してい
る。
【0008】そして、最後に残った吹き寄せた余剰現像
液を回転ドラムの略最下端部に位置させて、図8に示す
ように感光材201の移送方向側終端部位側にもって行
くようになっている。これにより画像部201aに余剰
現像液が付着しないようにしている。しかしながら、終
端非画像部201bに吹き寄せられた余剰現像液は十分
に除去することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は先
の出願(特願平6−308132号)において、ロール
状に巻回した余剰現像液吸収部材を少しずつ繰り出しつ
つこれを終端非画像部に押し当て、ここに吹き寄せた余
剰液を吸収するようにした装置を開示した。
【0010】しかしながら、この装置にあっては前述の
ように、1枚のシート状の吸収部材を感光体面の最下部
に接触させて余剰液を吸収するようにしているので、吸
収容量が少なかったり、或いはシート状の吸収部材と感
光体面との密着性があまり良好でない場合も発生し、吸
収効率が悪く、吸収ムラが生じたり、吸収に時間を要す
る場合があった。また、余剰液を感光体の最下部に吹き
寄せて滞留させた後にこれを吸収するようにしているの
で、現像液が広い範囲に広がり、感光体終端近傍の汚れ
の残る範囲が広くなる傾向にあり、画像の品質を落とす
場合があった。
【0011】更には、上述のような余剰液の吹き寄せ時
に、これが感光体の端部から溢れ出して回転ドラム表面
に付着し、ドラム自体を汚す場合も生じ、これを防止す
るためには感光体自体の長さも余分に長く設定しなけれ
ばならない場合もあった。また、感光体の表面上を吸収
部材が接触した状態で摺動するために、この時の摩擦に
よって回転ドラムに吸着されている感光体が位置ずれ
し、特に、多色で出力する場合にはレジずれする場合も
あった。本発明は、以上のような問題点に着目し、これ
を有効に解決すべく創案されたものであり、その目的は
感光材終端部の余剰液を確実に除去することができる湿
式電子写真装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、回転ドラムに巻回された感光材に現像
液を付着させることにより電荷潜像を現像する湿式電子
写真装置において、液吸収部材をロール状に巻回して回
転停止可能になされた供給側シャフトと、前記回転ドラ
ムと平行に設けられ、前記供給側シャフトから供給され
る前記液吸収部材をロール状に巻き取って回転停止可能
になされた巻取り側シャフトと、この巻取り側シャフト
を上記回転ドラムと同心で移動可能に支持するアーム部
材と、このアーム部材を移動させることにより前記巻取
り側シャフトに巻き取った前記ロール状の液吸収部材を
必要に応じて前記回転ドラム側の表面に弾性的に押し付
けるアーム移動機構とを備えるように構成したものであ
る。
【0013】これにより、液吸収部材は供給側シャフト
より少しずつ巻取り側シャフトへロール状に巻き取られ
て行き、1回の現像等が終わる毎に、巻取り側シャフト
のロール状の液吸収部材を、アーム移動機構を駆動して
アーム部材を動かすことにより感光材の端部に弾性的に
押し当てる。
【0014】これにより、感光材の端部にエアスクイズ
により吹き寄せられている余剰液が多量の場合でもこれ
を略完全に吸収除去できる。また、ロール状に巻回され
ている液吸収部材を押し当てるので感光材との密着性も
良く、吸収ムラもほとんど生ずることはない。また、ア
ーム部材の先端に、シャフトガイド溝を設けて液吸収部
材を感光材に押し当てたまま、回転ドラムの回転と共に
巻取り側シャフトを移動させるようにしたので、両者の
摩擦による位置ずれも生ずることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る湿式電子写
真装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1
は本発明に係る湿式電子写真装置を示す構成図、図2は
本発明装置の要部である終端処理器を示す斜視図、図3
乃至図5は終端処理器の動作を示す図である。図示する
ようにこの湿式電子写真装置1内には、感光材2がロ−
ル状に巻回された状態で装着されており、この感光材2
は一対のローラ3及び一対のローラ4によって回転ドラ
ム6の方向に送られ、更に押さえローラ5により回転ド
ラム6上に圧接されて、回転ドラム6内の図示しない吸
引器の作動により吸引力を付与されつつ、回転ドラム6
に巻回しながら回転ドラム6と一体に図示するように反
時計方向(矢印Z方向)に回転移送されている。その
後、感光材2はローラ3,4間に設けたカッター7によ
り所定の長さに裁断されている。また、回転ドラム6と
一体に移送される感光材2は、感光材2の移送方向側上
流に設けた帯電器8により回転ドラム6の回転に伴って
一様に帯電される。そして、半導体レ−ザ9から出力さ
れた画像信号を回転自在なポリゴンミラー10により回
転ドラム6の軸6aの方向に1ラインごとに走査して、
レンズ11,反射鏡12,13を順次介して帯電した感
光材2に照射して露光を行い、画像信号に対応した静電
潜像を電荷像として記録している。
【0016】また、帯電器8より感光材2の移送方向側
下流には、トナーの物理的付着によるかぶり等をなくす
ための前浴器14が設けられ、図示しない給液手段から
取り込まれたプリウエット液を、ロ−ラ14aの外周面
に注いで、電荷像を覆うように塗布している。また、前
浴器14より感光材2の移送方向側下流には、本発明の
特徴とする終端処理器15が着脱自在に設けられてい
る。この終端処理器15は、後述のエアスクイズ53の
ノズル53aからの空気によって感光材2の移送方向側
終端部位となる終端非画像部2b(図8)に吹き寄せら
れた余剰現像液を除去する機能を備えており、エアスク
イズ53のノズル53aよりも感光材2の移送方向側上
流に設けられている。
【0017】この終端処理器15は、図2及び図3にも
示すように、液吸収部材16をロール状に巻回して回転
停止可能になされた供給側シャフト17と、これより繰
り出される液吸収部材16をロール状に巻き取る巻取り
側シャフト18と、この巻取り側シャフト18の両端に
嵌合したベアリング26を介してこのシャフト18を、
上記回転ドラム6と同心で移動可能に支持するアーム部
材19と、このアーム部材19を移動させて巻取り側シ
ャフト18のロール状液吸収部材16を回転ドラム側の
表面に弾性的に押し付けるアーム移動機構20とにより
主に構成されている。具体的には、上記両シャフト1
7、18は、回転ドラム6の長さ方向に沿って平行に設
けられており、特に、巻取り側シャフト18は、ドラム
6の最下端部近傍に配置している。供給側シャフト17
は、その両端側においてベアリング21、21を介して
装置の筐体(図示せず)側に回転自在に支持しており、
そのシャフト17の端部は例えば減速機22を介して正
逆回転可能な供給用モータ23に接続されている。この
シャフト17には未使用の液吸収部材16を予め巻き付
けておくことによりロール24を形成しておく。
【0018】他方の巻取り側シャフト18は、回転ドラ
ム6の側面側に、これより離れて配置された一方のアー
ム部材19の先端に上記回転ドラム6と同心で移動可能
に支持される。具体的には、アーム部材19の先端に
は、回転ドラム6の周方向に沿って上記回転ドラム6と
同心の円弧を持った所定の長さの長孔のシャフトガイド
孔25が形成されており、このガイド孔25にベアリン
グ26がその長さ方向へ移動可能に嵌装されて、このベ
アリング26に上記巻取り側シャフト18を回転自在に
支持させている。そして、このシャフト18の端部に
は、減速器27を介して正逆回転可能になされた巻取り
用モータ28が接続されている。このシャフトには使用
済みの液吸収部材16を巻き付けてロール29を形成し
ている。この液吸収部材16としては、液体吸収性に優
れた材料、例えば不織布を用いることができる。
【0019】上記アーム部材19、19を支持するアー
ム移動機構20は、この装置の筐体30側へ固定されて
いる2つのガイドピン30a、30bを有しており、こ
れらの2つのピン30a,30bは適宜間隔離間させて
設けられている。そして、この2つのガイドピン30
a、30bを、上記アーム部材19に設けた長孔形状の
2つのガイド孔31a、31bに遊嵌させて、ドラム半
径方向へアーム部材19を案内移動し得るようになって
いる。
【0020】また、アーム部材19の基端部側(図中上
方)の筐体30には、図示しないモータにより回転制御
可能になされた偏心回転カム32が設けられており、ま
た、上記アーム部材19の起端部には、一端をその上方
の筐体部分に固定したバネの如きアーム用弾発部材33
が連結されており、上記を介在させて、アーム部材19
を上記偏心回転カム32側へ常時引き寄せるようになっ
ている。従って、この弾発部材33によって上記アーム
部材19をカム32側へ常時付勢してアーム部材の上端
をカム32の摺動面へ当接させている。
【0021】上記構成による終端処理器15は、後述す
るように例えば回転ドラムが1回転して1回の現像処理
を行なう毎に動作する。再び図1に戻り、終端処理器1
5より感光材2の移送方向側下流で回転ドラム6の略真
下には、複数の現像器35〜38のうちで一つの現像
器、例えば35(〜38)が回転ドラム6に対して垂直
方向(矢印B1,B2方向)に進退自在(昇降自在)に
設けられている。
【0022】これら複数の現像器35〜38は、回転ド
ラム6の軸6aに沿って設けた長尺な現像用の電極35
a〜38aを内部に備えており、感光材2に記録した静
電潜像をカラー現像して可視像化する場合に、現像器3
5はイエロ−(Y)用の現像液,現像器36はマゼンタ
(M)用の現像液,現像器37はシアン(C)用の現像
液,現像器38はブラック(B)用の現像液として用意
されている。そして、複数の現像器35〜38のうちで
一つの現像器35(〜38)が後述の現像器載置台39
上に選択的に載置されている。ここで、感光材2に記録
した静電潜像を各色ごとに現像する際、後述する現像器
進退手段40により1色目のイエロ−(Y)用の現像器
35を回転ドラム6の略真下まで上昇させて現像器35
内の現像電極35aからイエロ−(Y)用の現像液を感
光材2に接触させて静電潜像をイエロ−に現像し、その
後、回転ドラム6の1回転ごとにマゼンタ(M)用の現
像器36,シアン(C)用の現像器37,ブラック
(B)用の現像器38により順次繰り返してカラー現像
できるようになっている。これらの各現像器35〜38
は、水平方向に往復移動可能になされたチェーンベルト
41によって移動可能になされており、任意の現像器を
載置台39のポジションに選択的に位置させるようにな
っている。
【0023】上記現像器進退手段40は、ベース台42
上に複数本のガイドシャフト(2本のみ図示)43,4
4が立設され、これら複数本のガイドシャフト43,4
4に複数の現像器35(〜38)を選択的に載置する現
像器載置台39が昇降自在に嵌合している。また、ベー
ス台42上にはカム支持板45が立設されており、この
カム支持板45には駆動源となるモータ46と図示しな
い減速手段を介して回転駆動される回転軸47が回転自
在に支持されている。この回転軸47には現像器進退用
カム48が固着されている。また、カム支持板45に
は、略L字状の現像器進退用レバー49が軸50を中心
に回動自在に支持されており、且つ、この現像器進退用
レバー49は、先端部に現像器載置台39に当接するロ
ーラ51と、中間部位に現像器進退用カム48に当接す
るカムフォロワー52とが設けられている。そして、現
像器進退用カム48を回転させると、現像器進退用レバ
ー49の中間部位に設けたカムフォロワー52が現像器
進退用カム48に沿いながら軸50を中心に回動するの
で、現像器進退用レバー49の一端部位に設けたローラ
51を介して現像器35(〜38)を載置した現像器載
置台39が昇降するようになっている。
【0024】また、回転ドラム6の略真下、すなわちド
ラムの最下端部まで上昇した一つの現像器35(〜3
8)より感光材2の移送方向側下流には、空気を吹き出
すためのノズル53aを備えたエアスクイズ53が現像
器35(〜38)内の現像電極35a(〜38a)に接
近して設けられており、一つの現像器35(〜38)に
より感光材2を現像する最中に、エアスクイズ53のノ
ズル53aからの空気で感光材2の画像部2a(図8)
に付着した余剰現像を吹き寄せている。この際、空気で
吹き寄せられた余剰現像の大部分は電極を伝わって、ト
レイ35bに流れ落ちるが、一部は、感光材2の矢印Z
方向への移送に伴って感光材2の移送方向側終端部位と
なる終端非画像部2b(図8)に吹き寄せられる。ま
た、エアスクイズ53のノズル53aより感光材2の移
送方向側下流には、現像した感光材2を乾燥させるため
の乾燥器54と、帯電した感光材2の残留電荷を除去す
るための除電器55とが夫々設けられている。更に、現
像を完了した感光材2を排出するために一対のローラ5
6が回転ドラム6の図示左上方に設けられている。
【0025】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。現像プロセスの実行前において
は、各現像器35〜38は、ホームポジション(図1中
において終端処理器15の左側の位置)にて待機状態に
あり、各現像器35〜38の電極35a〜38aには各
々の現像液が循環している。これらのすべての現像器3
5〜38は水平方向に往復移動可能になされたチェーン
ベルト41上にあり、回転ドラムの近傍とこのホームポ
ジションとの間を往復移動できるようになっている。こ
のホームポジションでは、図示しないクリーニング機構
により、各電極がクリーニングされる場合もある。ま
ず、図1においてチェーンベルト41を駆動して現像プ
ロセスに必要な現像器が回転ドラム6の下方に位置され
る。
【0026】そして、図1に示した如く、現像器進退手
段40の現像器進退用カム48を回転させると、現像器
進退用カム48の回転に伴う現像器進退用レバー49の
上昇方向への回動により、現像器載置台39に載置し
た、例えば1色目のイエロ−(Y)用の現像器35が矢
印B1方向に移動して回転ドラム6の略真下まで上昇す
る。。
【0027】その後、現像電極35aから供給されるイ
エロ−(Y)用の現像液を用いて静電潜像を記録した感
光材2に対して1色目のイエロ−(Y)の現像が開始さ
れる。この1色目のイエロ−(Y)の現像が開始される
と、現像器35内の現像電極35aに接近したエアスク
イズ53のノズル53aから吹き出された空気によって
感光材2の画像部2a(図8)に付着した余剰現像液が
吹き寄せられて、現像器35内に回収される。一方、回
転ドラム6と一体に感光材2が矢印Z方向に回転移送さ
れると、空気によって吹き寄せられた余剰現像液の一部
が感光材2の移送方向側の終端非画像部2b(図8)に
吹き寄せられる。そして、感光材2の画像部2a(図
8)への1色目の現像が終了した時点で、現像器35は
下降する。そして、回転ドラム6は回転を一時的に停止
することにより、感光材2の終端非画像部2bが現像器
35内の現像電極35aと対向した位置に至る。
【0028】一方、終端処理器15は、上記現像プロセ
スが終了直前になって動作する。すなわち、現像途中に
おいては、図3に示すように現像器35は上昇されてそ
の現像電極35aは、感光材2に対してセットされ、感
光材2の表面を現像液57により濡らしている。そし
て、余剰の現像液57aをエアスクイズ53からのエア
Dによって除去し、電極35aの側面を伝わってトレイ
35bに流下させて回収している。ここで現像処理が感
光材2の最終端に達する直前に、巻取りシャフト18に
巻き取った液吸収部材の使用済みロール29の直上に感
光材2の終端が来たタイミングで、先ず、巻取り用モー
タ23(図2参照)を矢印Cで示す巻取り方向に僅かに
回転して新しい未使用の液吸収部材16をロール29側
へ供給する。この時、未使用の液吸収部材16を巻き付
けてある供給側シャフト17の供給用モータ23(図2
参照)も矢印Eで示す巻き出し方向に回転して同じ長さ
の液吸収部材を送り出す。尚、この場合、供給用モータ
23に通電せず、巻取り用モータ28の巻取り力で未使
用ロール29側を回転させるようにしてもよい。
【0029】次に、アーム移動機構20のカム32を所
定の角度回転させることによりアーム用弾発部材33に
抗して押し下げられていたアーム部材19を矢印F方向
へ引き上げる。この際、ガイド孔31a、31bに遊嵌
されているガイドピン30a、30bによってアーム部
材19の移動は案内される。この時の状態は図4に示さ
れており、この操作によってアーム部材19のシャフト
ガイド孔25にベアリング26を介して支持されていた
巻取り側シャフト18も引き上げられ、液吸収部材16
のロール29が感光材2の端部にアーム用弾発部材33
による適度な弾発力でもって押し当てられる。この状態
で、ドラム6がZ方向に回転して行くと、ロール29も
感光材2の端部に押し当てられた状態でこれと一体的に
矢印Z方向に移動する。この時の状態は図5に示されて
いる。この移動時、他方の未使用のロール24からは使
用済みのロール29のZ方向への移動量に応じた長さの
液吸収部材16が供給用モータ23を巻き出し方向に回
転させながら巻き出される。この時、すでに現像器35
は現像終了時点で降下されており、回転ドラム6から離
間されている。
【0030】余剰の現像液57b(図4参照)は、前述
のようにエアスクイズ53からの送風によってドラム6
の回転と共に次第にロール29の方に吹き寄せられる。
図5に示すようにロール29がドラム6の回転と共に移
動してエアスクイズ53のノズル53aの先端近くまで
移動した時、ドラム6の回転を停止し、この状態のまま
で一定時間、例えば数秒程度エアスクイズ53からエア
を吹き出し続け、余剰現像液57bをこのロール29で
吸収する。この場合、液吸収部材16は一枚ではなく、
ロール状に複数層に巻回されているので液吸収容量は非
常に多く、且つロール29自体の有する弾性力及びアー
ム用弾発部材33の有する適度な弾発力でロール29は
感光材2の終端非画像部2b(図8参照)に完全に密着
し、余剰現像液をムラなく略確実に吸収除去することが
可能となる。余剰液の吸収が終了すると、偏心回転カム
32を回転することによりアーム部材19を矢印F’方
向に移動し、使用済みロール29をドラム6或いは感光
材2から離間させる。同時に巻取り用モータ28に制動
をかけた状態で、他方の供給用モータ23を逆方向に僅
かに回転させて液吸収部材16を未使用のロール24側
へ巻き取ることによって他方の使用済みロール29を引
き寄せて図3に示す位置に戻し、供給側シャフト17に
制動をかけて停止させる。
【0031】上記巻取り用モータ28の制動は、例えば
巻取り用モータ28の出力軸に減速機27を組み合わせ
たことで容易に実現できる。このような余剰液吸収操作
は、各現像器35〜38の現像操作毎に行なわれるのは
勿論である。尚、使用済みロール29への未使用液吸収
部材16の供給は、ロール29が感光材2から離間して
待避位置に戻る際、供給用モータ23の逆回転(巻取り
方向)の前、または同時に巻取り用モータ28を巻取り
方向(矢印C方向)に微小回転させて巻き取ることで行
なうようにしてもよい。
【0032】このように、ロール状の液吸収部材で余剰
液を吸収除去するようにしたので、これと感光材との密
着性が良くなり、大量の余剰液でも略確実に且つムラな
く吸収除去することが可能となる。また、ロール状の液
吸収部材を予め感光材に密着させておき、これに向かっ
てプリウェット液や現像液を吹き寄せるようにしている
ので、液が過度に広がりすぎて、例えばドラム表面を汚
すこともない。また、ロール状の液吸収部材と感光材と
は密着後は相対移動しないので両者が互いに摺り合うこ
とがなく、例えば多色現像の場合などにはレジずれが生
ずることを防止することが可能となる。尚、上記実施例
ではアーム部材19を進退させたるために偏心回転カム
32を用いたが、これに限定されず、例えばアクチュエ
ータ等を用いるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の湿式電子
写真装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮す
ることができる。ロール状の液吸収部材により感光材の
余剰液を吸収除去するようにしたので、液吸収部材を密
着性良く感光材に接触させて余剰液を略完全に吸収する
ことができ、吸収ムラが生ずることを防止できる。ま
た、ロール状の液吸収部材とすることにより吸収容量も
大きくなり、多量の余剰液も完全に吸収除去することが
できる。更には、ロール状の液吸収部材が感光材と接し
た後は、両者は一体的に移動するので、感光材がドラム
表面上で滑ることがなく、特に、多色現像の場合にレジ
ずれが発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湿式電子写真装置を示す構成図で
ある。
【図2】本発明装置の要部である終端処理器を示す斜視
図である。
【図3】終端処理器の動作を示す図である。
【図4】終端処理器の動作を示す図である。
【図5】終端処理器の動作を示す図である。
【図6】従来例における一例の一部を説明するための図
である。
【図7】従来例における他例の余剰現像液除去装置の一
部を説明するための図である。
【図8】余剰現像液除去装置において、ノズルからの空
気によって感光材の終端非画像部に余剰現像液が吹き寄
せられた状態を示した図である。
【符号の説明】
1…湿式電子写真装置、2…感光材、6…回転ドラム、
8…帯電器、9…半導体レーザ、14…前浴器、15…
終端処理器、16…液吸収部材、17…供給側シャフ
ト、18…巻取り用シャフト、19…アーム部材、20
…アーム移動機構、23…供給用モータ、24…ロー
ル、25…シャフトガイド孔、26…ベアリング、28
…巻取り用モータ、29…ロール、30…筐体、32…
偏心回転カム、33…アーム用弾発部材、35〜38…
現像器、53…エアスクイズ、57…現像液、57a,
57b…余剰現像液。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに巻回された感光材に現像液
    を付着させることにより電荷潜像を現像する湿式電子写
    真装置において、液吸収部材をロール状に巻回して回転
    停止可能になされた供給側シャフトと、前記回転ドラム
    と平行に設けられ、前記供給側シャフトから供給される
    前記液吸収部材をロール状に巻き取って回転停止可能に
    なされた巻取り側シャフトと、この巻取り側シャフトを
    前記回転ドラムと同心で移動可能に支持するアーム部材
    と、このアーム部材を移動させることにより前記巻取り
    側シャフトに巻き取った前記ロール状の液吸収部材を必
    要に応じて前記回転ドラム側の表面に弾性的に押し付け
    るアーム移動機構とを備えたことを特徴とする湿式電子
    写真装置。
  2. 【請求項2】 前記アーム部材の先端には、前記巻取り
    側シャフトの端部を、前記回転ドラムの回転方向に沿っ
    て所定の長さだけ移動を許容するシャフトガイド溝が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の湿式電子
    写真装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取り側シャフトは、前記感光材の
    表面に付着した余剰液をエアスクイズにより吹き寄せる
    前記回転ドラムの最下端部の近傍まで移動可能な構造と
    したことを特徴とする請求項1または2記載の湿式電子
    写真装置。
  4. 【請求項4】 前記巻取り側シャフトに巻き取られたロ
    ール状の前記液吸収部材は、液吸収操作を行なう毎に未
    使用の液吸収部材を僅かに巻き取ることを特徴とする請
    求項1乃至3記載の湿式電子写真装置。
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