JPH09320200A - 記録情報再生装置 - Google Patents

記録情報再生装置

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JPH09320200A
JPH09320200A JP8136117A JP13611796A JPH09320200A JP H09320200 A JPH09320200 A JP H09320200A JP 8136117 A JP8136117 A JP 8136117A JP 13611796 A JP13611796 A JP 13611796A JP H09320200 A JPH09320200 A JP H09320200A
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▲吉▼美 冨田
Hiroki Kuribayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の記録容量を犠牲にすることなく、
高密度記録された記録媒体から読み取られた読取信号の
クロストーク除去を行うことができる記録情報再生装置
を得ることを目的とする。 【解決手段】 記録媒体上のトラックから記録情報の読
み取りを行って第1読取信号を得ると共に、このトラッ
クに隣接する隣接トラックから記録情報の読み取りを行
って第2読取信号を得て、これら第1読取信号及び前記
第2読取信号を夫々サンプリングして第1読取サンプル
値系列及び第2読取サンプル値系列各々に変換する。次
に、かかる第2読取サンプル値系列を可変係数フィルタ
にてフィルタリング処理することによりクロストーク成
分を求め、上記第1読取サンプル値系列からこのクロス
トーク成分を減算したものを読取サンプル値系列として
得る。この際、かかる読取サンプル値系列中からゼロク
ロスサンプル値を抽出し、このゼロクロスサンプル値が
0に収束するように上記可変係数フィルタのフィルタ係
数を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体から記録
情報の再生を行う記録情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体としての光ディスクに情報デー
タを高密度記録する方法として、ピット長を短くする、
あるいは、トラックピッチを狭める等の方法が考えられ
る。しかしながら、トラックピッチを狭めると、その情
報読み取り時に隣接トラックからのクロストークの影響
を受けることになる。このようなクロストークが生じる
と、光ディスクから読み取られた読取信号は所望の波形
となならず、それ故に、かかる読取信号からでは信頼性
の高い再生信号を得ることが出来ない。
【0003】そこで、かかる光ディスクから記録情報の
再生を行う記録情報再生装置においては、適応信号処理
により上記クロストークを除去するようにしている。例
えば、特開平3−40225号公報に提示されている記
録情報再生装置においては、3ビームのピックアップ各
々によって読み取られた互いに隣接する3つのトラック
からの読取信号を用いてクロストーク除去を行う構成と
している。
【0004】先ず、中央のトラックの両隣りのトラック
から読み取られた読取信号各々に対して、周波数可変フ
ィルタを用いた適応信号処理を施すことにより、中央ト
ラックの情報読み取り時に生じるクロストーク成分とは
逆極性のクロストークレプリカを求める。次に、このク
ロストークレプリカの各々を、上記中央のトラックから
読み取られた読取信号に加算することによりクロストー
ク除去を行う。この際、かかる加算結果と、所定のリフ
ァレンス信号との誤差が0に収束するように、上記周波
数可変フィルタのフィルタ係数が更新されて行くのであ
る。つまり、上記リファレンス信号と同一信号パターン
のプリアンブル信号を光ディスクの所定区間に予め記録
しておき、このプリアンブル信号の読み取り期間中に、
上述の如く、周波数可変フィルタのフィルタ係数の更新
を行うのである。
【0005】従って、特開平3−40225号公報に提
示されている記録情報再生装置にて、クロストーク除去
を行う為には、上述した如きプリアンブル信号を予め光
ディスクに記録しておかなければならないので、光ディ
スクの情報記録容量が低下してしまうという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、記録媒体の記録容量
を犠牲にすることなく、高密度記録された記録媒体から
読み取られた読取信号のクロストーク除去を行い、良好
な再生信号を得ることができる記録情報再生装置を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による記録情報再
生装置は、記録媒体上のトラックから記録情報の読み取
りを行って第1読取信号を得ると共に前記トラックに隣
接する隣接トラックから記録情報の読み取りを行って第
2読取信号を得る読取手段と、前記第1読取信号及び前
記第2読取信号を夫々サンプリングして第1読取サンプ
ル値系列及び第2読取サンプル値系列各々に変換するA
/D変換器と、前記第2読取サンプル値系列をフィルタ
リング処理することによりクロストーク成分を求める可
変係数フィルタと、前記第1読取サンプル値系列から前
記クロストーク成分を減算したものを読取サンプル値系
列として得る減算器と、前記読取サンプル値系列中から
ゼロクロスサンプル値を抽出するゼロクロスサンプル抽
出手段と、前記ゼロクロスサンプル値が0に収束するよ
うに前記可変係数フィルタのフィルタ係数を更新するフ
ィルタ係数演算手段と、前記読取サンプル値系列に基づ
いて前記記録情報に対応した再生信号の判定を行う判定
手段とを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による記録情報再
生装置の構成を示す図である。図1において、レーザ発
振器3から発せられたレーザビームは、グレーティング
レンズ4を介して3本のビームに分割される。これら3
本のビームは、ハーフミラー5及び対物レンズ6を介し
て、光ディスク1に照射される。スピンドルモータ2
は、かかる光ディスク1を回転駆動せしめる。この際、
対物レンズ6から光ディスク1へ照射される3本の情報
読取ビームは、互いに隣接する3トラック各々に照射さ
れる。
【0009】図2は、上記3本の情報読取ビームにより
光ディスク1の記録面に生じる各ビームスポットを示す
図である。図2に示されるが如く、中央のビームスポッ
トPBがトラックTに形成されている場合には、その隣
接トラック(T+1)にビームスポットPAが形成され
る。更に、トラックTの隣接トラック(T−1)にはビ
ームスポットPCが形成される。これらビームスポット
PA、SB及びSC各々からの反射光は、対物レンズ6
及びハーフミラー5を介して光検出器7に照射される。
光検出器7は、上記ハーフミラー5を介して供給された
ビームスポットPAからの反射光を光電変換したものを
読取信号RAとして得る。又、光検出器7は、上記ハー
フミラー5を介して供給されたビームスポットPBから
の反射光を光電変換したものを読取信号RBとして得
る。更に、光検出器7は、上記ハーフミラー5を介して
供給されたビームスポットPCからの反射光を光電変換
したものを読取信号RCとして得る。これら読取信号R
A、RB及びRCは、トラキングサーボ、フォーカスサ
ーボ、スピンドルサーボの如き各種サーボを司るための
サーボ系(図示せず)に供給されると共に、夫々、A/
D変換器8A〜8Cに供給される。
【0010】A/D変換器8Aは、上記読取信号RAを
所定サンプリングクロック毎にサンプリングして得られ
た読取サンプル値系列SAをクロストーク除去回路10
に供給する。A/D変換器8Bは、上記読取信号RBを
所定サンプリングクロック毎にサンプリングして得られ
た読取サンプル値系列SBをクロストーク除去回路10
に供給する。A/D変換器8Cは、上記読取信号RCを
所定サンプリングクロック毎にサンプリングして得られ
た読取サンプル値系列SCをクロストーク除去回路10
に供給する。
【0011】尚、かかる所定サンプリングクロックの周
波数は、光ディスク1に記録されている情報信号のチャ
ネル周波数の整数倍に設定される。クロストーク除去回
路10は、上記読取サンプル値系列SA、SB及びSC
に対して、例えばLMS適応アルゴリズムを利用した適
応信号処理を施すことにより、符号間干渉及びクロスト
ークの影響を排除した波形を有する読取サンプル値系列
Pを得て、これを判定器125に供給する。判定器12
5は、かかる読取サンプル値系列Pから、光ディスク1
に記録されている記録情報に対応した再生信号の判定を
行って得られた再生信号を出力する。
【0012】次に、かかるクロストーク除去回路10の
内部構成について説明する。クロストーク除去回路10
は、可変係数フィルタ110、可変係数フィルタ11
1、可変係数フィルタ112、減算器120、ゼロクロ
スサンプル値抽出回路130、及びフィルタ係数演算回
路123から構成される。可変係数フィルタ110、1
11、及び112の各々は、例えば、図3に示されるが
如きトランスバーサルフィルタからなる。
【0013】かかるトランスバーサルフィルタは、入力
サンプル値系列を順次シフトしつつ取り込む直列n段の
DフリップフロップD1〜Dn、入力サンプル値系列に
フィルタ係数C0を乗算する係数乗算器M0、上記Dフ
リップフロップD1〜Dnの各出力にフィルタ係数C1
〜Cnを夫々乗算する係数乗算器M1〜Mn、及び、こ
れら係数乗算器M0〜Mn各々によって乗算された値を
全て加算したものを出力サンプル値系列として出力する
加算器AD1から構成される。
【0014】かかる構成からなる可変係数フィルタ11
0は、上記読取サンプル値系列SBを、フィルタ係数演
算回路123から供給されたフィルタ係数BC0〜BCn
にてフイルタ処理することにより、符号間干渉の除去さ
れた読取サンプル値系列Rを得て、これを減算器120
に供給する。可変係数フィルタ111は、上記読取サン
プル値系列SAを、フィルタ係数演算回路123から供
給されたフィルタ係数AC0〜ACnにてフイルタ処理す
ることにより、隣接トラック(図2におけるトラックT
+1)からのクロストーク成分に対応したクロストーク
サンプル値系列CR1を得て、これを減算器120に供
給する。可変係数フィルタ112は、上記読取サンプル
値系列SCを、フィルタ係数演算回路123から供給さ
れたフィルタ係数CC0〜CCnにてフイルタ処理するこ
とにより、隣接トラック(図2におけるトラックT−
1)からのクロストーク成分に対応したクロストークサ
ンプル値系列CR2を得て、これを減算器120に供給
する。
【0015】減算器120は、上記読取サンプル値系列
Rから、クロストークサンプル値系列CR1及びCR2
を夫々減算した信号を読取サンプル値系列Pとし、これ
を判定器125及びゼロクロスサンプル値抽出回路13
0の各々に供給する。ゼロクロスサンプル値抽出回路1
30は、上記波形等化読取サンプル値系列R中の連続す
る3サンプル間において、そのサンプル値が正から負、
あるいは負から正へと推移した場合に、かかる3サンプ
ルの内の中央のサンプル値、すなわちゼロクロスサンプ
ル値を抽出し、これを誤差信号eとしてフィルタ係数演
算回路123に供給する。
【0016】フィルタ係数演算回路123は、上記読取
サンプル値系列SA及び誤差信号eに基づいてフィルタ
係数AC0〜ACnを求め、これを可変係数フィルタ11
1のフィルタ係数C0〜Cnとしてかかる可変係数フィル
タ111に供給する。又、フィルタ係数演算回路123
は、上記読取サンプル値系列SB及び誤差信号eに基づ
いてフィルタ係数BC0〜BCnを求め、これを可変係数
フィルタ110のフィルタ係数C0〜Cnとしてかかる可
変係数フィルタ110に供給する。更に、フィルタ係数
演算回路123は、上記読取サンプル値系列SC及び誤
差信号eに基づいてフィルタ係数CC0〜CCnを求め、
これを可変係数フィルタ112のフィルタ係数C0〜Cn
としてかかる可変係数フィルタ112に供給する。
【0017】フィルタ係数演算回路123は、LMS適
応アルゴリズムにより、上記誤差信号eが0に収束する
ように、フィルタ係数AC0〜ACn、BC0〜BCn、及
びCC0〜CCn各々を更新して行く。図4は、かかるフ
ィルタ係数演算回路123の内部構成を示す図である。
図4において、読取サンプル値系列SA及び誤差信号e
に基づいてフィルタ係数AC0〜ACnを求める係数演算
回路ALaと、読取サンプル値系列SB及び誤差信号e
に基づいてフィルタ係数BC0〜BCnを求める係数演算
回路ALbと、読取サンプル値系列SC及び誤差信号e
に基づいてフィルタ係数CC0〜CCnを求める係数演算
回路ALcとは、互いに同一回路である。
【0018】例えば、係数演算回路ALaは、読取サン
プル値系列SAを順次シフトしつつ取り込む直列n段の
DフリップフロップDF1〜DFn、及び乗算器MM0
〜MMnから構成される。乗算器MM0は、読取サンプ
ル値系列SAに誤差信号e及び修正係数μを夫々乗算し
たものをフィルタ係数AC0として出力する。又、乗算
器MM1〜MMnの各々は、上記DフリップフロップD
F1〜DFnの各出力に、誤差信号e及び修正係数μを
夫々乗算したものをフィルタ係数AC1〜ACnとして出
力する。
【0019】尚、かかる修正係数μは、LMS適応アル
ゴリズムの収束性を調整する為の係数である。すなわ
ち、この修正係数μを大にすると、上記誤差信号eを0
にする際の収束速度を上げることが出来るが、発散の可
能性が生じる。又、この修正係数μを小にすると、収束
が保証されるものの、この収束速度が遅くなるのであ
る。
【0020】以上の如く、かかるクロストーク除去回路
10においては、例えばLMS適応アルゴリズムを利用
した適応ディジタルフィルタによる適応信号処理によ
り、先ず、中央のビームスポットPBにてトラックTか
ら読み取られた読取信号から符号間干渉を排除した読取
サンプル値系列Rを得る。更に、かかる適応信号処理に
より、上記トラックTに隣接する両トラックから読み取
られた読取信号に基づいて、クロストーク成分に対応し
たクロストークサンプル値系列CR1及びCR2を求め
る。ここで、上記読取サンプル値系列Rから、隣接トラ
ックからのクロストーク成分に対応したクロストークサ
ンプル値系列CR1及びCR2を減算することにより、
クロストークの影響を排除した読取サンプル値系列Pを
得るのである。
【0021】この際、本発明においては、かかる読取サ
ンプル値系列P中の連続する3サンプル間において、そ
のサンプル値が正から負、あるいは負から正へと推移し
た場合に、かかる3サンプルの内の中央のサンプル値、
すなわちゼロクロスサンプル値を抽出し、これを誤差信
号eとして上記ディジタルフィルタのフィルタ係数の更
新を行うようにしている。
【0022】すなわち、読取信号がナイキストの第2基
準を満たすように波形等化され、かつ、クロストークが
生じていない場合には、図5のアイパターンに示される
が如く、読取信号は、そのサンプリング時点において0
を交差する場合が存在する。しかしながら、クロストー
クが生じると読取信号の波形は変形してしまい、サンプ
リング時点において0交差しなくなる。
【0023】そこで、本発明においては、ゼロクロス時
点におけるサンプル値が0でない場合には、その誤差分
に応じたクロストークが生じていると判断し、この誤差
分に対応したゼロクロスサンプル値が0に収束するよう
に、可変係数フィルタのフィルタ係数を更新する構成と
したのである。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
記録媒体の記録容量を犠牲にすることなく、この記録媒
体から読み取られた読取信号のクロストーク除去が可能
となるので、信頼性の高い再生信号が得られて好ましい
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録情報再生装置の構成を示す図
である。
【図2】ビームスポットとトラックとの対応を示す図で
ある。
【図3】トランスバーサルフィルタの構成を示す図であ
る。
【図4】フィルタ係数演算回路123の内部構成を示す
図である。
【図5】読取信号のアイパターンの一例を示す図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
10 クロストーク除去回路 110〜112 可変係数フィルタ 123 フィルタ係数演算回路 130 ゼロクロスサンプル値抽出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上のトラックから記録情報の読
    み取りを行って第1読取信号を得ると共に前記トラック
    に隣接する隣接トラックから記録情報の読み取りを行っ
    て第2読取信号を得る読取手段と、 前記第1読取信号及び前記第2読取信号を夫々サンプリ
    ングして第1読取サンプル値系列及び第2読取サンプル
    値系列各々に変換するA/D変換器と、 前記第2読取サンプル値系列をフィルタリング処理する
    ことによりクロストーク成分を求める可変係数フィルタ
    と、 前記第1読取サンプル値系列から前記クロストーク成分
    を減算したものを読取サンプル値系列として得る減算器
    と、 前記読取サンプル値系列中からゼロクロスサンプル値を
    抽出するゼロクロスサンプル抽出手段と、 前記ゼロクロスサンプル値が0に収束するように前記可
    変係数フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数
    演算手段と、 前記読取サンプル値系列に基づいて前記記録情報に対応
    した再生信号の判定を行う判定手段とを有することを特
    徴とする記録情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記読取手段は、前記トラックの両側に
    隣接する2のトラックから読み取った読取信号を前記第
    2読取信号とすることを特徴とする請求項1記載の記録
    情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記可変係数フィルタは、トランスバー
    サルフィルタからなることを特徴とする請求項1記載の
    記録情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ゼロクロスサンプル抽出手段は、読
    取サンプル値系列中の連続する3サンプル間においてサ
    ンプル値が正から負、あるいは負から正へと推移した場
    合に前記3サンプルの内の中央のサンプル値を前記ゼロ
    クロスサンプル値とすることを特徴とする請求項1記載
    の記録情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ係数演算手段は、LMS適
    応アルゴリズムによる適応信号処理により前記ゼロクロ
    スサンプル値を誤差信号として前記フィルタ係数を求め
    これを更新して行くことを特徴とする請求項1記載の記
    録情報再生装置。
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