JPH09320505A - 電子線式検査方法及びその装置並びに半導体の製造方法及びその製造ライン - Google Patents
電子線式検査方法及びその装置並びに半導体の製造方法及びその製造ラインInfo
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- JPH09320505A JPH09320505A JP8193143A JP19314396A JPH09320505A JP H09320505 A JPH09320505 A JP H09320505A JP 8193143 A JP8193143 A JP 8193143A JP 19314396 A JP19314396 A JP 19314396A JP H09320505 A JPH09320505 A JP H09320505A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/28—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/26—Electron or ion microscopes
- H01J2237/28—Scanning microscopes
- H01J2237/2813—Scanning microscopes characterised by the application
- H01J2237/2817—Pattern inspection
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本課題は、電子線を被対象物上に照射した際生
じるチャージアップ現象を低減して被対象物からの二次
電子または反射電子等による物理的性質を現した高コン
トラストの信号を得て高速で微細な欠陥を高信頼性で検
査できるようにした電子線式検査方法およびその装置を
提供することにある。 【解決手段】本発明は、電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチ
ャージ、又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制
御し、電子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象
物から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検
出された物理的な変化を示す信号から被対象物について
検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方
法およびその装置である。
じるチャージアップ現象を低減して被対象物からの二次
電子または反射電子等による物理的性質を現した高コン
トラストの信号を得て高速で微細な欠陥を高信頼性で検
査できるようにした電子線式検査方法およびその装置を
提供することにある。 【解決手段】本発明は、電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチ
ャージ、又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制
御し、電子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象
物から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検
出された物理的な変化を示す信号から被対象物について
検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方
法およびその装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線を用いて半
導体ウエハ等の被対象物の物理的性質を現した画像又は
波形を得て欠陥判定し、または特定個所の寸法若しくは
形状情報若しくは製作条件等を計測する等して検査する
電子線式検査方法及びその装置並びに半導体の製造方法
及びその製造ラインに関する。
導体ウエハ等の被対象物の物理的性質を現した画像又は
波形を得て欠陥判定し、または特定個所の寸法若しくは
形状情報若しくは製作条件等を計測する等して検査する
電子線式検査方法及びその装置並びに半導体の製造方法
及びその製造ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子線式検査技術は、例えば特開
平5−258703号公報記載されているのように、同
一の条件で電子線を照射した時発生する二次電子を検出
し、電子線を走査することで二次電子の画像を得、その
画像を元に欠陥判定をするものである。
平5−258703号公報記載されているのように、同
一の条件で電子線を照射した時発生する二次電子を検出
し、電子線を走査することで二次電子の画像を得、その
画像を元に欠陥判定をするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、電子線を被対象物上に照射した際生じるチャージア
ップ現象について、十分考慮されていなかった。
は、電子線を被対象物上に照射した際生じるチャージア
ップ現象について、十分考慮されていなかった。
【0004】本発明の目的は、上記課題に鑑みて、電子
線を被対象物上に照射した際生じるチャージアップ現象
を低減して被対象物からの二次電子または反射電子等に
よる物理的性質を現した高コントラストの信号を得て高
速で微細な欠陥を高信頼性で検査できるようにした電子
線式検査方法およびその装置を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、電子線を被対象物上に照射した
際生じるチャージアップ現象に検査条件を適合させて被
対象物からの二次電子または反射電子等による物理的性
質を現した画像信号に基づいて検査または計測を行なっ
て高速で微細な欠陥を高信頼性で検査できるようにした
電子線式検査方法およびその装置を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、帯電しやすい微細なレジ
ストパターンや絶縁膜パターンを高信頼性で検査できる
ようにした電子線式検査方法およびその装置を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、半導体ウエハ等
の半導体基板上の微細なパターン欠陥を高信頼度で検査
して歩留まり向上をはかった半導体の製造方法およびそ
の製造ラインを提供することにある。
線を被対象物上に照射した際生じるチャージアップ現象
を低減して被対象物からの二次電子または反射電子等に
よる物理的性質を現した高コントラストの信号を得て高
速で微細な欠陥を高信頼性で検査できるようにした電子
線式検査方法およびその装置を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、電子線を被対象物上に照射した
際生じるチャージアップ現象に検査条件を適合させて被
対象物からの二次電子または反射電子等による物理的性
質を現した画像信号に基づいて検査または計測を行なっ
て高速で微細な欠陥を高信頼性で検査できるようにした
電子線式検査方法およびその装置を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、帯電しやすい微細なレジ
ストパターンや絶縁膜パターンを高信頼性で検査できる
ようにした電子線式検査方法およびその装置を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、半導体ウエハ等
の半導体基板上の微細なパターン欠陥を高信頼度で検査
して歩留まり向上をはかった半導体の製造方法およびそ
の製造ラインを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御さ
れた電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号に基づいて被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における
電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で電子線
ビームを被対象物に対して照射し、前記制御された電位
勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化をセン
サで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号を
表示手段に表示することを特徴とする電子線式検査方法
である。また本発明は、被対象物の表面における断面構
造の種類に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近
傍における電位勾配とを制御し、この制御された加速電
圧で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御
された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な
変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を
示す信号に基づいて被対象物について検査または計測を
行うことを特徴とする電子線式検査方法である。
に、本発明は、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御さ
れた電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号に基づいて被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における
電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で電子線
ビームを被対象物に対して照射し、前記制御された電位
勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化をセン
サで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号を
表示手段に表示することを特徴とする電子線式検査方法
である。また本発明は、被対象物の表面における断面構
造の種類に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近
傍における電位勾配とを制御し、この制御された加速電
圧で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御
された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な
変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を
示す信号に基づいて被対象物について検査または計測を
行うことを特徴とする電子線式検査方法である。
【0006】また本発明は、被対象物の表面における少
なくとも材質の種類に応じて電子線ビームの加速電圧と
被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射
し、前記制御された電位勾配に応じて被対象物から発生
する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物
理的な変化を示す信号に基づいて被対象物について検査
または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方法で
ある。また本発明は、被対象物の表面における断面構造
の変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御さ
れた電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号に基づいて被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、被対象物上への電子線ビーム照射領域における断
面構造の種類または変化に応じて電子線ビームの加速電
圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制
御された加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照
射し、前記制御された電位勾配に応じて被対象物から発
生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された
物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物について検
査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方法
である。
なくとも材質の種類に応じて電子線ビームの加速電圧と
被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射
し、前記制御された電位勾配に応じて被対象物から発生
する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物
理的な変化を示す信号に基づいて被対象物について検査
または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方法で
ある。また本発明は、被対象物の表面における断面構造
の変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御さ
れた電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号に基づいて被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、被対象物上への電子線ビーム照射領域における断
面構造の種類または変化に応じて電子線ビームの加速電
圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制
御された加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照
射し、前記制御された電位勾配に応じて被対象物から発
生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された
物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物について検
査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方法
である。
【0007】また本発明は、被対象物の表面におけるチ
ャージアップの現象に対応する適正な電子線ビームの加
速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを設定し、こ
の設定された加速電圧に制御された状態で電子線ビーム
を被対象物に対して照射し、前記設定された電位勾配に
制御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理
的な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変
化を示す信号に基づいて被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。ま
た本発明は、被対象物の表面における断面構造の種類ま
たは変化に対応したその表面のチャージアップの現象に
対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを設定し、この設定された加速電圧
に制御された状態で電子線ビームを被対象物に対して照
射し、前記設定された電位勾配に制御された電位勾配に
応じて被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号に基づい
て被対象物について検査または計測を行うことを特徴と
する電子線式検査方法である。また本発明は、前記電子
線式検査方法において、前記チャージアップの現象を二
次電子放出効率として捉えることを特徴とする。また本
発明は、前記電子線式検査方法において、前記電子線ビ
ームの加速電圧は、0.3KV〜5KVの範囲であるこ
とを特徴とする。また本発明は、前記電子線式検査方法
において、前記被対象物近傍における電位勾配は、5K
V/mm以下であることを特徴とする。
ャージアップの現象に対応する適正な電子線ビームの加
速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを設定し、こ
の設定された加速電圧に制御された状態で電子線ビーム
を被対象物に対して照射し、前記設定された電位勾配に
制御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理
的な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変
化を示す信号に基づいて被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。ま
た本発明は、被対象物の表面における断面構造の種類ま
たは変化に対応したその表面のチャージアップの現象に
対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを設定し、この設定された加速電圧
に制御された状態で電子線ビームを被対象物に対して照
射し、前記設定された電位勾配に制御された電位勾配に
応じて被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号に基づい
て被対象物について検査または計測を行うことを特徴と
する電子線式検査方法である。また本発明は、前記電子
線式検査方法において、前記チャージアップの現象を二
次電子放出効率として捉えることを特徴とする。また本
発明は、前記電子線式検査方法において、前記電子線ビ
ームの加速電圧は、0.3KV〜5KVの範囲であるこ
とを特徴とする。また本発明は、前記電子線式検査方法
において、前記被対象物近傍における電位勾配は、5K
V/mm以下であることを特徴とする。
【0008】また本発明は、電子線ビームの試料上の加
速電圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又は
ビーム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロ
ックの周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)、又はプリチャージ(電子シャワー
を吹き付けることにより被対象物上のプリチャージが制
御される。)、又はディスチャージ(イオンシャワーを
吹き付けることによって被対象物上のディスチャージが
制御される。)、又はそれらの組合せを制御し、電子線
ビームを被対象物に対して照射し、被対象物から発生す
る物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物理
的な変化を示す信号から被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。ま
た本発明は、被対象物の表面における断面構造の種類ま
たは変化に対応させて電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロック
の周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)、又はプリチャージ(電子シャワー
を吹き付けることにより被対象物上のプリチャージが制
御される。)、又はディスチャージ(イオンシャワーを
吹き付けることによって被対象物上のディスチャージが
制御される。)、又はそれらの組合せを制御し、電子線
ビームを被対象物に対して照射し、被対象物から発生す
る物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物理
的な変化を示す信号から被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。
速電圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又は
ビーム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロ
ックの周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)、又はプリチャージ(電子シャワー
を吹き付けることにより被対象物上のプリチャージが制
御される。)、又はディスチャージ(イオンシャワーを
吹き付けることによって被対象物上のディスチャージが
制御される。)、又はそれらの組合せを制御し、電子線
ビームを被対象物に対して照射し、被対象物から発生す
る物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物理
的な変化を示す信号から被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。ま
た本発明は、被対象物の表面における断面構造の種類ま
たは変化に対応させて電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロック
の周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)、又はプリチャージ(電子シャワー
を吹き付けることにより被対象物上のプリチャージが制
御される。)、又はディスチャージ(イオンシャワーを
吹き付けることによって被対象物上のディスチャージが
制御される。)、又はそれらの組合せを制御し、電子線
ビームを被対象物に対して照射し、被対象物から発生す
る物理的な変化をセンサで検出し、この検出された物理
的な変化を示す信号から被対象物について検査または計
測を行うことを特徴とする電子線式検査方法である。
【0009】また本発明は、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面におけるチャージアップの現象に対
応する検査基準(判定基準や計測基準も含む)等の検査
条件に基づいて被対象物について検査または計測を行う
ことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発明
は、電子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象物
から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出
された物理的な変化を示す信号から被対象物の表面にお
ける断面構造の種類または変化に対応したその表面のチ
ャージアップの現象に対応する検査基準(判定基準や計
測基準も含む)等の検査条件に基づいて被対象物につい
て検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査
方法である。また本発明は、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面におけるチャージアップの現象に対
応する特徴抽出パラメータに基づいて被対象物について
構造的特徴を抽出することを特徴とする電子線式検査方
法である。
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面におけるチャージアップの現象に対
応する検査基準(判定基準や計測基準も含む)等の検査
条件に基づいて被対象物について検査または計測を行う
ことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発明
は、電子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象物
から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出
された物理的な変化を示す信号から被対象物の表面にお
ける断面構造の種類または変化に対応したその表面のチ
ャージアップの現象に対応する検査基準(判定基準や計
測基準も含む)等の検査条件に基づいて被対象物につい
て検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査
方法である。また本発明は、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面におけるチャージアップの現象に対
応する特徴抽出パラメータに基づいて被対象物について
構造的特徴を抽出することを特徴とする電子線式検査方
法である。
【0010】また本発明は、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面における断面構造の種類または変化
に対応したその表面のチャージアップの現象に対応する
特徴抽出パラメータに基づいて被対象物について構造的
特徴を抽出することを特徴とする電子線式検査方法であ
る。また本発明は、被対象物の表面にプリチャージ(電
子シャワーを吹き付けること)又はディスチャージ(イ
オンシャワーを吹き付けること)を与え、電子線ビーム
を被対象物に対して照射し、被対象物から発生する物理
的な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変
化を示す信号から被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、被対象物の表面にプリチャージ(電子シャワーを
吹き付けること)又はディスチャージ(イオンシャワー
を吹き付けること)を与え、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面における構造的特徴を抽出すること
を特徴とする電子線式検査方法である。
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面における断面構造の種類または変化
に対応したその表面のチャージアップの現象に対応する
特徴抽出パラメータに基づいて被対象物について構造的
特徴を抽出することを特徴とする電子線式検査方法であ
る。また本発明は、被対象物の表面にプリチャージ(電
子シャワーを吹き付けること)又はディスチャージ(イ
オンシャワーを吹き付けること)を与え、電子線ビーム
を被対象物に対して照射し、被対象物から発生する物理
的な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変
化を示す信号から被対象物について検査または計測を行
うことを特徴とする電子線式検査方法である。また本発
明は、被対象物の表面にプリチャージ(電子シャワーを
吹き付けること)又はディスチャージ(イオンシャワー
を吹き付けること)を与え、電子線ビームを被対象物に
対して照射し、被対象物から発生する物理的な変化をセ
ンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号
から被対象物の表面における構造的特徴を抽出すること
を特徴とする電子線式検査方法である。
【0011】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、電子線ビームの加速電圧
と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御
手段と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で
電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位
制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物
から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該セン
サから検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被
対象物について検査または計測を行う画像処理手段とを
備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。また
本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電子
線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源から
出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対物
レンズと、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍にお
ける電位勾配とを制御する電位制御手段と、該電位制御
手段によって制御された加速電圧で電子線ビームを被対
象物に対して照射した際、前記電位制御手段によって制
御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的
な変化を検出するセンサと、該センサから検出される物
理的な変化を示す信号を表示する表示手段とを備えたこ
とを特徴とする電子線式検査装置である。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、電子線ビームの加速電圧
と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御
手段と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で
電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位
制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物
から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該セン
サから検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被
対象物について検査または計測を行う画像処理手段とを
備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。また
本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電子
線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源から
出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対物
レンズと、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍にお
ける電位勾配とを制御する電位制御手段と、該電位制御
手段によって制御された加速電圧で電子線ビームを被対
象物に対して照射した際、前記電位制御手段によって制
御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的
な変化を検出するセンサと、該センサから検出される物
理的な変化を示す信号を表示する表示手段とを備えたこ
とを特徴とする電子線式検査装置である。
【0012】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に応じて電子線ビームの加速
電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位
制御手段と、該電位制御手段によって制御された加速電
圧で電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記
電位制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対
象物から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該
センサから検出される物理的な変化を示す信号に基づい
て被対象物について検査または計測を行う画像処理手段
とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。
また本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における少なくとも材質
の種類または変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被
対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御手段
と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で電子
線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位制御
手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物から
発生する物理的な変化を検出するセンサと、該センサか
ら検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被対象
物について検査または計測を行う画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置である。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に応じて電子線ビームの加速
電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位
制御手段と、該電位制御手段によって制御された加速電
圧で電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記
電位制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対
象物から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該
センサから検出される物理的な変化を示す信号に基づい
て被対象物について検査または計測を行う画像処理手段
とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。
また本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における少なくとも材質
の種類または変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被
対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御手段
と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で電子
線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位制御
手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物から
発生する物理的な変化を検出するセンサと、該センサか
ら検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被対象
物について検査または計測を行う画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置である。
【0013】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物上への電子線ビ
ーム照射領域における断面構造の種類または変化に応じ
て電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における電位
勾配とを制御する電位制御手段と、該電位制御手段によ
って制御された加速電圧で電子線ビームを被対象物に対
して照射した際、前記電位制御手段によって制御された
電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化を
検出するセンサと、該センサから検出される物理的な変
化を示す信号に基づいて被対象物について検査または計
測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする電子
線式検査装置である。また本発明は、電子線源と、該電
子線源から出射された電子線ビームを偏向させるビーム
偏向器と、該電子線源から出射された電子線ビームを被
対象物上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面に
おけるチャージアップの現象に対応する適正な電子線ビ
ームの加速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制
御する電位制御手段と、該電位制御手段によって制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射し
た際、前記電位制御手段によって制御された電位勾配に
応じて被対象物から発生する物理的な変化を検出するセ
ンサと、該センサから検出される物理的な変化を示す信
号に基づいて被対象物について検査または計測を行う画
像処理手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装
置である。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物上への電子線ビ
ーム照射領域における断面構造の種類または変化に応じ
て電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における電位
勾配とを制御する電位制御手段と、該電位制御手段によ
って制御された加速電圧で電子線ビームを被対象物に対
して照射した際、前記電位制御手段によって制御された
電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化を
検出するセンサと、該センサから検出される物理的な変
化を示す信号に基づいて被対象物について検査または計
測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする電子
線式検査装置である。また本発明は、電子線源と、該電
子線源から出射された電子線ビームを偏向させるビーム
偏向器と、該電子線源から出射された電子線ビームを被
対象物上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面に
おけるチャージアップの現象に対応する適正な電子線ビ
ームの加速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制
御する電位制御手段と、該電位制御手段によって制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射し
た際、前記電位制御手段によって制御された電位勾配に
応じて被対象物から発生する物理的な変化を検出するセ
ンサと、該センサから検出される物理的な変化を示す信
号に基づいて被対象物について検査または計測を行う画
像処理手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装
置である。
【0014】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に対応したその表面のチャー
ジアップの現象に対応する適正な電子線ビームの加速電
圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制
御手段と、該電位制御手段によって制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電
位制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対象
物から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該セ
ンサから検出される物理的な変化を示す信号に基づいて
被対象物について検査または計測を行う画像処理手段と
を備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。ま
た本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電
子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対
物レンズと、電子線ビームの試料上の加速電圧、又は試
料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビーム径、又は
画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチャージ、又
はディスチャージ、又はそれらの組合せを制御する制御
手段と、電子線ビームを被対象物に対して照射した際、
被対象物から発生する物理的な変化を検出するセンサ
と、前記センサから検出される物理的な変化を示す信号
から被対象物について検査または計測を行う画像処理手
段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置であ
る。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に対応したその表面のチャー
ジアップの現象に対応する適正な電子線ビームの加速電
圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制
御手段と、該電位制御手段によって制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電
位制御手段によって制御された電位勾配に応じて被対象
物から発生する物理的な変化を検出するセンサと、該セ
ンサから検出される物理的な変化を示す信号に基づいて
被対象物について検査または計測を行う画像処理手段と
を備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。ま
た本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電
子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対
物レンズと、電子線ビームの試料上の加速電圧、又は試
料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビーム径、又は
画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチャージ、又
はディスチャージ、又はそれらの組合せを制御する制御
手段と、電子線ビームを被対象物に対して照射した際、
被対象物から発生する物理的な変化を検出するセンサ
と、前記センサから検出される物理的な変化を示す信号
から被対象物について検査または計測を行う画像処理手
段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置であ
る。
【0015】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に対応させて電子線ビームの
試料上の加速電圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム
電流、又はビーム径、又は画像検出周波数、又は画像寸
法、又はプリチャージ、又はディスチャージ、又はそれ
らの組合せを制御する制御手段と、電子線ビームを被対
象物に対して照射した際、被対象物から発生する物理的
な変化を検出するセンサと、前記センサから検出される
物理的な変化を示す信号から被対象物について検査また
は計測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする
電子線式検査装置である。また本発明は、電子線源と、
該電子線源から出射された電子線ビームを偏向させるビ
ーム偏向器と、該電子線源から出射された電子線ビーム
を被対象物上に集束させる対物レンズと、電子線ビーム
を被対象物に対して照射した際、被対象物から発生する
物理的な変化を検出するセンサと、被対象物の表面にお
けるチャージアップの現象に対応する検査条件を作成す
る検査条件作成手段と、前記センサから検出される物理
的な変化を示す信号から前記検査条件作成手段で作成さ
れた検査条件に基づいて被対象物について検査または計
測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする電子
線式検査装置である。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面における
断面構造の種類または変化に対応させて電子線ビームの
試料上の加速電圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム
電流、又はビーム径、又は画像検出周波数、又は画像寸
法、又はプリチャージ、又はディスチャージ、又はそれ
らの組合せを制御する制御手段と、電子線ビームを被対
象物に対して照射した際、被対象物から発生する物理的
な変化を検出するセンサと、前記センサから検出される
物理的な変化を示す信号から被対象物について検査また
は計測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする
電子線式検査装置である。また本発明は、電子線源と、
該電子線源から出射された電子線ビームを偏向させるビ
ーム偏向器と、該電子線源から出射された電子線ビーム
を被対象物上に集束させる対物レンズと、電子線ビーム
を被対象物に対して照射した際、被対象物から発生する
物理的な変化を検出するセンサと、被対象物の表面にお
けるチャージアップの現象に対応する検査条件を作成す
る検査条件作成手段と、前記センサから検出される物理
的な変化を示す信号から前記検査条件作成手段で作成さ
れた検査条件に基づいて被対象物について検査または計
測を行う画像処理手段とを備えたことを特徴とする電子
線式検査装置である。
【0016】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、電子線ビームを被対象物
に対して照射した際、被対象物から発生する物理的な変
化を検出するセンサと、被対象物の表面における断面構
造の種類または変化に対応したその表面のチャージアッ
プの現象に対応する検査条件を作成する検査条件作成手
段と、前記センサから検出される物理的な変化を示す信
号から前記検査条件作成手段で作成された検査条件に基
づいて被対象物について検査または計測を行う画像処理
手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置であ
る。また本発明は、電子線源と、該電子線源から出射さ
れた電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子
線源から出射された電子線ビームを被対象物上に集束さ
せる対物レンズと、電子線ビームを被対象物に対して照
射した際、被対象物から発生する物理的な変化を検出す
るセンサと、被対象物の表面におけるチャージアップの
現象に対応する特徴抽出パラメータを作成する特徴抽出
パラメータ作成手段と、前記センサから検出される物理
的な変化を示す信号から前特徴抽出パラメータ作成手段
で作成された特徴抽出パラメータに基づいて被対象物に
ついて構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備えたこ
とを特徴とする電子線式検査装置である。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、電子線ビームを被対象物
に対して照射した際、被対象物から発生する物理的な変
化を検出するセンサと、被対象物の表面における断面構
造の種類または変化に対応したその表面のチャージアッ
プの現象に対応する検査条件を作成する検査条件作成手
段と、前記センサから検出される物理的な変化を示す信
号から前記検査条件作成手段で作成された検査条件に基
づいて被対象物について検査または計測を行う画像処理
手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置であ
る。また本発明は、電子線源と、該電子線源から出射さ
れた電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子
線源から出射された電子線ビームを被対象物上に集束さ
せる対物レンズと、電子線ビームを被対象物に対して照
射した際、被対象物から発生する物理的な変化を検出す
るセンサと、被対象物の表面におけるチャージアップの
現象に対応する特徴抽出パラメータを作成する特徴抽出
パラメータ作成手段と、前記センサから検出される物理
的な変化を示す信号から前特徴抽出パラメータ作成手段
で作成された特徴抽出パラメータに基づいて被対象物に
ついて構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備えたこ
とを特徴とする電子線式検査装置である。
【0017】また本発明は、電子線源と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面にプリチ
ャージ又はディスチャージを与える手段と、電子線ビー
ムを被対象物に対して照射した際、被対象物から発生す
る物理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出
される物理的な変化を示す信号から検査条件に基づいて
被対象物について検査または計測を行う画像処理手段と
を備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。ま
た本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電
子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対
物レンズと、被対象物の表面にプリチャージ又はディス
チャージを与える手段と、電子線ビームを被対象物に対
して照射した際、被対象物から発生する物理的な変化を
検出するセンサと、該センサから検出される物理的な変
化を示す信号から特徴抽出パラメータに基づいて被対象
物について構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置である。また本発
明は、基板を処理する複数の処理装置と該複数の処理装
置を制御する制御装置とを備えた半導体製造ラインであ
って、所定の処理装置で処理された基板上に電子線ビー
ムを照射することによって得られる画像信号に基づいて
検査する電子線式検査装置を備え、該電子線式検査装置
から得られる検査結果に基づいて前記制御装置により前
記処理装置を制御することを特徴とする半導体の製造ラ
インである。
ら出射された電子線ビームを偏向させるビーム偏向器
と、該電子線源から出射された電子線ビームを被対象物
上に集束させる対物レンズと、被対象物の表面にプリチ
ャージ又はディスチャージを与える手段と、電子線ビー
ムを被対象物に対して照射した際、被対象物から発生す
る物理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出
される物理的な変化を示す信号から検査条件に基づいて
被対象物について検査または計測を行う画像処理手段と
を備えたことを特徴とする電子線式検査装置である。ま
た本発明は、電子線源と、該電子線源から出射された電
子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源か
ら出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる対
物レンズと、被対象物の表面にプリチャージ又はディス
チャージを与える手段と、電子線ビームを被対象物に対
して照射した際、被対象物から発生する物理的な変化を
検出するセンサと、該センサから検出される物理的な変
化を示す信号から特徴抽出パラメータに基づいて被対象
物について構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置である。また本発
明は、基板を処理する複数の処理装置と該複数の処理装
置を制御する制御装置とを備えた半導体製造ラインであ
って、所定の処理装置で処理された基板上に電子線ビー
ムを照射することによって得られる画像信号に基づいて
検査する電子線式検査装置を備え、該電子線式検査装置
から得られる検査結果に基づいて前記制御装置により前
記処理装置を制御することを特徴とする半導体の製造ラ
インである。
【0018】また本発明は、電子線ビームの加速電圧と
被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射
し、前記制御された電位勾配に応じて半導体基板から発
生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された
物理的な変化を示す信号に基づいて半導体基板について
検査または計測を行って半導体基板を製造することを特
徴とする半導体の製造方法である。また本発明は、電子
線ビームの試料上の加速電圧、又は試料上の電界勾配、
又はビーム電流、又はビーム径、又は画像検出周波数、
又は画像寸法、又はプリチャージ、又はディスチャー
ジ、又はそれらの組合せを制御し、電子線ビームを半導
体基板に対して照射し、半導体基板から発生する物理的
な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化
を示す信号から半導体基板について検査または計測を行
って半導体基板を製造することを特徴とする半導体の製
造方法である。また本発明は、電子線ビームを半導体基
板に対して照射し、半導体基板から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号から半導体基板の表面におけるチャージアップの
現象に対応する検査条件に基づいて半導体基板について
検査または計測を行って半導体基板を製造することを特
徴とする半導体の製造方法である。また本発明は、前記
半導体の製造方法において、前記検査または計測結果を
解析して所定のプロセスにフィードバックすることを特
徴とする。
被対象物近傍における電位勾配とを制御し、この制御さ
れた加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射
し、前記制御された電位勾配に応じて半導体基板から発
生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された
物理的な変化を示す信号に基づいて半導体基板について
検査または計測を行って半導体基板を製造することを特
徴とする半導体の製造方法である。また本発明は、電子
線ビームの試料上の加速電圧、又は試料上の電界勾配、
又はビーム電流、又はビーム径、又は画像検出周波数、
又は画像寸法、又はプリチャージ、又はディスチャー
ジ、又はそれらの組合せを制御し、電子線ビームを半導
体基板に対して照射し、半導体基板から発生する物理的
な変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化
を示す信号から半導体基板について検査または計測を行
って半導体基板を製造することを特徴とする半導体の製
造方法である。また本発明は、電子線ビームを半導体基
板に対して照射し、半導体基板から発生する物理的な変
化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示
す信号から半導体基板の表面におけるチャージアップの
現象に対応する検査条件に基づいて半導体基板について
検査または計測を行って半導体基板を製造することを特
徴とする半導体の製造方法である。また本発明は、前記
半導体の製造方法において、前記検査または計測結果を
解析して所定のプロセスにフィードバックすることを特
徴とする。
【0019】また本発明は、表面にパターンを形成した
試料に電子線ビームを照射して試料から発生する二次電
子又は反射電子を検出することにより試料上のパターン
を検査する方法であって、試料上の電子線ビームが照射
される領域における材質に応じて電子線ビームの加速電
圧と試料表面近傍の電位勾配とを制御することを特徴と
する電子線式検査方法である。また本発明は、前記電子
線式検査方法において、前記電子線ビームの加速電圧
を、前記パターンの二次電子放出率と前記パターン以外
の部分の二次電子放出率との差に基づいて制御すること
を特徴とする。また本発明は、前記電子線式検査方法に
おいて、前記試料表面近傍の電位勾配を、前記パターン
からの二次電子放出率に基づいて制御することを特徴と
する。また本発明は、表面にパターンを形成した試料に
電子線ビームを照射して試料から発生する二次電子又は
反射電子を検出することにより試料上のパターンを検査
する方法であって、試料上の電子線ビームが照射される
領域における材質に応じて電子線ビームの加速電圧と試
料表面近傍の電位勾配とを制御すると共に試料表面に蓄
積した電荷を中和し、前記検出される二次電子又は反射
電子の画像を画面上に表示することを特徴とする電子線
式検査方法である。
試料に電子線ビームを照射して試料から発生する二次電
子又は反射電子を検出することにより試料上のパターン
を検査する方法であって、試料上の電子線ビームが照射
される領域における材質に応じて電子線ビームの加速電
圧と試料表面近傍の電位勾配とを制御することを特徴と
する電子線式検査方法である。また本発明は、前記電子
線式検査方法において、前記電子線ビームの加速電圧
を、前記パターンの二次電子放出率と前記パターン以外
の部分の二次電子放出率との差に基づいて制御すること
を特徴とする。また本発明は、前記電子線式検査方法に
おいて、前記試料表面近傍の電位勾配を、前記パターン
からの二次電子放出率に基づいて制御することを特徴と
する。また本発明は、表面にパターンを形成した試料に
電子線ビームを照射して試料から発生する二次電子又は
反射電子を検出することにより試料上のパターンを検査
する方法であって、試料上の電子線ビームが照射される
領域における材質に応じて電子線ビームの加速電圧と試
料表面近傍の電位勾配とを制御すると共に試料表面に蓄
積した電荷を中和し、前記検出される二次電子又は反射
電子の画像を画面上に表示することを特徴とする電子線
式検査方法である。
【0020】以上説明したように、本発明によれば、電
子線を被対象物上に照射した際生じるチャージアップ現
象を低減して被対象物からの二次電子または反射電子等
による物理的性質を現した高コントラストの信号を得て
高速で微細な欠陥を高信頼性で検査することができる。
また本発明によれば、電子線を被対象物上に照射した際
生じるチャージアップ現象に検査条件を適合させて被対
象物からの二次電子または反射電子等による物理的性質
を現した画像信号に基づいて検査または計測を行なって
高速で微細な欠陥を高信頼性で検査することができる。
また本発明によれば、帯電しやすい微細なレジストパタ
ーンや絶縁膜パターンを高信頼性で検査することができ
る。また本発明によれば、半導体ウエハ等の半導体基板
上の微細なパターン欠陥を高信頼度で検査して歩留まり
向上をはかることができる。また本発明によれば、高速
で微細な欠陥を信頼性高く検査することができ、その結
果パターン線幅の微細化したウエハ上の微細なパターン
欠陥を製造ライン中で検査することが可能となる。
子線を被対象物上に照射した際生じるチャージアップ現
象を低減して被対象物からの二次電子または反射電子等
による物理的性質を現した高コントラストの信号を得て
高速で微細な欠陥を高信頼性で検査することができる。
また本発明によれば、電子線を被対象物上に照射した際
生じるチャージアップ現象に検査条件を適合させて被対
象物からの二次電子または反射電子等による物理的性質
を現した画像信号に基づいて検査または計測を行なって
高速で微細な欠陥を高信頼性で検査することができる。
また本発明によれば、帯電しやすい微細なレジストパタ
ーンや絶縁膜パターンを高信頼性で検査することができ
る。また本発明によれば、半導体ウエハ等の半導体基板
上の微細なパターン欠陥を高信頼度で検査して歩留まり
向上をはかることができる。また本発明によれば、高速
で微細な欠陥を信頼性高く検査することができ、その結
果パターン線幅の微細化したウエハ上の微細なパターン
欠陥を製造ライン中で検査することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子線を用いて半導
体ウエハ等の被対象物上のパターンの寸法および欠陥を
検査するパターン検査方法及び半導体ウエハの製造方法
の一実施の形態を図面を用いて説明する。被対象物とし
て半導体ウエハを用いた場合について説明する。同様の
ことはフォトマスクや薄膜多層基板やプリント配線基板
やTFT基板等の他の被対象物についても成立する。
体ウエハ等の被対象物上のパターンの寸法および欠陥を
検査するパターン検査方法及び半導体ウエハの製造方法
の一実施の形態を図面を用いて説明する。被対象物とし
て半導体ウエハを用いた場合について説明する。同様の
ことはフォトマスクや薄膜多層基板やプリント配線基板
やTFT基板等の他の被対象物についても成立する。
【0022】まず本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出する際、被対象物
のパターンが材質A1と材質B2で構成された実施の形
態について説明する。この被対象物は、例えば下地(下
部)に材質A1、上部に材質B2からなる立体的な断面
構造を形成している。このように材質が異なる立体的な
断面構造を形成した被対象物に対して電子線を照射した
場合、特定の加速電圧ではコントラストが殆ど無くなる
ことがある。これについて図1を用いて説明する。図1
は材質A1、材質B2の加速電圧Eと二次電子放出効率
ηの関係を示したものである。この図より、加速電圧E
bを用いた場合、材質A1と材質B2の二次電子放出効
率ηは大きく異なっており、材質A1と材質B2で得ら
れる二次電子像は図2(a)に示したようにコントラス
トは十分有り、計測も含む検査(寸法または欠陥の検
査)が可能である。これに対し、特定の加速電圧Eaを
用いた場合、材質A1と材質B2の二次電子放出効率が
等しく、材質A1と材質B2で得られる二次電子像にコ
ントラストは殆ど無くなり、図2の(b)に示したよう
にコントラストの殆どない画像となってしまい計測も含
む検査(寸法または欠陥の検査)が不能となる。特定の
加速電圧Eaは材質により異なっており、被対象物の材
質により、適する加速電圧が異なっている。
エハ等の被対象物上のパターンを検出する際、被対象物
のパターンが材質A1と材質B2で構成された実施の形
態について説明する。この被対象物は、例えば下地(下
部)に材質A1、上部に材質B2からなる立体的な断面
構造を形成している。このように材質が異なる立体的な
断面構造を形成した被対象物に対して電子線を照射した
場合、特定の加速電圧ではコントラストが殆ど無くなる
ことがある。これについて図1を用いて説明する。図1
は材質A1、材質B2の加速電圧Eと二次電子放出効率
ηの関係を示したものである。この図より、加速電圧E
bを用いた場合、材質A1と材質B2の二次電子放出効
率ηは大きく異なっており、材質A1と材質B2で得ら
れる二次電子像は図2(a)に示したようにコントラス
トは十分有り、計測も含む検査(寸法または欠陥の検
査)が可能である。これに対し、特定の加速電圧Eaを
用いた場合、材質A1と材質B2の二次電子放出効率が
等しく、材質A1と材質B2で得られる二次電子像にコ
ントラストは殆ど無くなり、図2の(b)に示したよう
にコントラストの殆どない画像となってしまい計測も含
む検査(寸法または欠陥の検査)が不能となる。特定の
加速電圧Eaは材質により異なっており、被対象物の材
質により、適する加速電圧が異なっている。
【0023】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出する際、被対象物
のパターンが材質A3と材質B4で構成された実施の形
態について、図3、図4、図5および図6を用いて説明
する。つまり図3に示すように、上部に材質A3(例え
ば配線パターン)、下地に(下部に)材質B4(例えば
層間絶縁層)からなる立体的な断面構造をした被対象物
に対して電子線を照射した際、材質B4が負にチャージ
アップする条件、即ち二次電子放出効率ηが1以下(照
射される電子線が吸収されて照射される電子線に対して
放出される二次電子は著しく減衰されることを意味す
る。)で、材質A3が正にチャージアップする条件、即
ち二次電子放出効率ηが1以上(照射される電子線とほ
ぼ等価の二次電子が放出されることを意味する。)であ
るとする。チャージアップの程度の軽い場合は、図4
(a)に示すように材質A3はもとより材質A3の欠陥
7も明るく、材質B4は暗く検出され、本来材質B4部
分にはみ出した材質A3の欠陥7も明るく検出される。
しかし、チャージアップの激しい場合は、上部に位置す
る材質A3の部分に正のチャージアップがあるため、下
部に位置する材質A3の欠陥7からの二次電子6は正に
チャージアップしている材質A3に引寄せられて二次電
子検出器16(11)で検出されない。このため、図4
(b)又は図4(c)に示したように小さく検出された
り、全く検出できなくなってしまう。同様に、材質B4
の傾斜部分の情報が失われるため、図5(a)に示した
ように検出されるべきパターン寸法が、図5(b)に示
したように小さく検出されてしまう。
エハ等の被対象物上のパターンを検出する際、被対象物
のパターンが材質A3と材質B4で構成された実施の形
態について、図3、図4、図5および図6を用いて説明
する。つまり図3に示すように、上部に材質A3(例え
ば配線パターン)、下地に(下部に)材質B4(例えば
層間絶縁層)からなる立体的な断面構造をした被対象物
に対して電子線を照射した際、材質B4が負にチャージ
アップする条件、即ち二次電子放出効率ηが1以下(照
射される電子線が吸収されて照射される電子線に対して
放出される二次電子は著しく減衰されることを意味す
る。)で、材質A3が正にチャージアップする条件、即
ち二次電子放出効率ηが1以上(照射される電子線とほ
ぼ等価の二次電子が放出されることを意味する。)であ
るとする。チャージアップの程度の軽い場合は、図4
(a)に示すように材質A3はもとより材質A3の欠陥
7も明るく、材質B4は暗く検出され、本来材質B4部
分にはみ出した材質A3の欠陥7も明るく検出される。
しかし、チャージアップの激しい場合は、上部に位置す
る材質A3の部分に正のチャージアップがあるため、下
部に位置する材質A3の欠陥7からの二次電子6は正に
チャージアップしている材質A3に引寄せられて二次電
子検出器16(11)で検出されない。このため、図4
(b)又は図4(c)に示したように小さく検出された
り、全く検出できなくなってしまう。同様に、材質B4
の傾斜部分の情報が失われるため、図5(a)に示した
ように検出されるべきパターン寸法が、図5(b)に示
したように小さく検出されてしまう。
【0024】更に、この現象は被対象物のチャージアッ
プの緩和、つまり、正又は負に帯電した電荷の拡散の速
度により異なる。チャージアップの緩和の早いものは現
象が複雑で、電子線の走査方向依存性が大きくなり、走
査方向がX,Yにより、失われる情報に差が出る。この
結果、図6(b)および図6(c)に示したような画像
となる。つまり、X方向に走査するときはX方向のパタ
ーンエッジ近傍で影響が現われやすく、Y方向に走査す
るときはY方向のパターンエッジ近傍で影響が現れやす
い。尚、拡散は下地のパターン(材質B)の導電率によ
り異なり、導電率の大きい場合は拡散は極めて早く、チ
ャージアップの緩和は早い。次に本発明に係る電子線を
用いて半導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出す
る際、被対象物のパターンが材質A8と材質B9で構成
された第3の実施の形態について、図7および図8を用
いて説明する。つまり、図7に示すように、下地に材質
B9、上に材質A8からなる立体的な断面構造をした被
対象物に対して電子線5を照射した際、材質B9が正に
チャージアップする条件、即ち二次電子放出効率ηが1
以上で、材質A8が負にチャージアップする条件、即ち
二次電子放出効率ηが1以下であるとする。チャージア
ップの程度の軽い場合は図8(a)に示すように材質A
8は暗く、材質B9は明るく検出される。しかし、チャ
ージアップの激しい場合はチャージアップの影響で電場
が形成される。周囲に形成された電場を図に示してある
が、0Vの等電位線73と負の等電位線72が形成さ
れ、電子線5が材質A8に照射されて二次電子71が発
生したとき二次電子71が負の電場で反発して押し戻さ
れてしまう。このため、材質A8よりの二次電子71は
二次電子検出器16(11)に到達できなくなり、下地
に関する情報が失われてしまう。この結果、図8(b)
に示したようなパターン密度の濃い部分は明るく検出さ
れるはずの部分が暗く検出され、パターン密度の異なる
境界には擬似パターンが発生する。
プの緩和、つまり、正又は負に帯電した電荷の拡散の速
度により異なる。チャージアップの緩和の早いものは現
象が複雑で、電子線の走査方向依存性が大きくなり、走
査方向がX,Yにより、失われる情報に差が出る。この
結果、図6(b)および図6(c)に示したような画像
となる。つまり、X方向に走査するときはX方向のパタ
ーンエッジ近傍で影響が現われやすく、Y方向に走査す
るときはY方向のパターンエッジ近傍で影響が現れやす
い。尚、拡散は下地のパターン(材質B)の導電率によ
り異なり、導電率の大きい場合は拡散は極めて早く、チ
ャージアップの緩和は早い。次に本発明に係る電子線を
用いて半導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出す
る際、被対象物のパターンが材質A8と材質B9で構成
された第3の実施の形態について、図7および図8を用
いて説明する。つまり、図7に示すように、下地に材質
B9、上に材質A8からなる立体的な断面構造をした被
対象物に対して電子線5を照射した際、材質B9が正に
チャージアップする条件、即ち二次電子放出効率ηが1
以上で、材質A8が負にチャージアップする条件、即ち
二次電子放出効率ηが1以下であるとする。チャージア
ップの程度の軽い場合は図8(a)に示すように材質A
8は暗く、材質B9は明るく検出される。しかし、チャ
ージアップの激しい場合はチャージアップの影響で電場
が形成される。周囲に形成された電場を図に示してある
が、0Vの等電位線73と負の等電位線72が形成さ
れ、電子線5が材質A8に照射されて二次電子71が発
生したとき二次電子71が負の電場で反発して押し戻さ
れてしまう。このため、材質A8よりの二次電子71は
二次電子検出器16(11)に到達できなくなり、下地
に関する情報が失われてしまう。この結果、図8(b)
に示したようなパターン密度の濃い部分は明るく検出さ
れるはずの部分が暗く検出され、パターン密度の異なる
境界には擬似パターンが発生する。
【0025】いずれの場合もチャージアップが起こる
と、自分自身のチャージアップにより二次電子放出効率
ηが変化する。この為、図9に示したように1回目の検
出画像と複数回目の検出画像は変化することになる。そ
こで、本発明においては、まず、被対象物20におい
て、少なくとも上部にあるパターン(材質A)にチャー
ジアップができるだけ生じないようにして、即ちチャー
ジアップの程度を軽くし、しかもパターン(材質A)と
このパターンの微小な間隔(材質B)とから適正なコン
トラストρを得て(出来るだけ高くして)画像検出でき
るように計測を含む検査の条件の適正化を図ることにあ
る。即ち、被対象物20において、図1に示す如く、各
材質A,Bにおける照射される電子線への加速電圧Eに
対する二次電子放出効率ηの特性を有する少なくとも上
部にあるパターン(材質AまたはB)にチャージアップ
ができるだけ生じないようにする(上部にあるパターン
(材質AまたはB)からの二次電子放出効率ηを1前後
の小さな許容値内にする)と共に適正なコントラストρ
を得るようにする(下部にある材質BまたはAからの二
次電子放出効率ηを、決められた範囲(例えば0.7〜
1.2)内で、かつ上部にある材質AまたはBの二次電
子放出効率ηとの差が最もある条件にする)ことによっ
て、図4(b)(c)または図5(b)または図8
(b)に示す如くチャージアップの影響を多く受けた画
像信号ではなく、図4(a)または図5(a)または図
8(a)に示す如くチャージアップの影響を軽減し、且
つ適正なコントラストρを得た画像信号をセンサ11に
よって検出することができるようにしたものである。そ
こで、被対象物20において、少なくとも上部にあるパ
ターン(材質AまたはB)にチャージアップができるだ
け生じないようにするためには、被対象物20上に蓄積
される電子線の量を低減する方法と、電子シャワーまた
はイオンシャワーを照射して中和させる方法とがある。
と、自分自身のチャージアップにより二次電子放出効率
ηが変化する。この為、図9に示したように1回目の検
出画像と複数回目の検出画像は変化することになる。そ
こで、本発明においては、まず、被対象物20におい
て、少なくとも上部にあるパターン(材質A)にチャー
ジアップができるだけ生じないようにして、即ちチャー
ジアップの程度を軽くし、しかもパターン(材質A)と
このパターンの微小な間隔(材質B)とから適正なコン
トラストρを得て(出来るだけ高くして)画像検出でき
るように計測を含む検査の条件の適正化を図ることにあ
る。即ち、被対象物20において、図1に示す如く、各
材質A,Bにおける照射される電子線への加速電圧Eに
対する二次電子放出効率ηの特性を有する少なくとも上
部にあるパターン(材質AまたはB)にチャージアップ
ができるだけ生じないようにする(上部にあるパターン
(材質AまたはB)からの二次電子放出効率ηを1前後
の小さな許容値内にする)と共に適正なコントラストρ
を得るようにする(下部にある材質BまたはAからの二
次電子放出効率ηを、決められた範囲(例えば0.7〜
1.2)内で、かつ上部にある材質AまたはBの二次電
子放出効率ηとの差が最もある条件にする)ことによっ
て、図4(b)(c)または図5(b)または図8
(b)に示す如くチャージアップの影響を多く受けた画
像信号ではなく、図4(a)または図5(a)または図
8(a)に示す如くチャージアップの影響を軽減し、且
つ適正なコントラストρを得た画像信号をセンサ11に
よって検出することができるようにしたものである。そ
こで、被対象物20において、少なくとも上部にあるパ
ターン(材質AまたはB)にチャージアップができるだ
け生じないようにするためには、被対象物20上に蓄積
される電子線の量を低減する方法と、電子シャワーまた
はイオンシャワーを照射して中和させる方法とがある。
【0026】被対象物20上に蓄積される電子線の量を
低減する方法としては、被対象物20または被対象物2
0の上部に設けられた電子線を通すグリッド等の電圧付
与手段19と電子線源14との間に電子線源14から出
射させた電子線を加速するための適正な加速電圧(E0
−E2)を付与し、グリッド等の電圧付与手段19と被
対象物20との間においては、被対象物上の電位勾配α
に比例した適正な電位差(E0−E1)を付与することに
よって実現することができる。しかしながら、上部にあ
るパターンにチャージアップする現象は、上部にあるパ
ターンの構成材料(材質)および断面構造が変わると変
化することになる。従って、上部にあるパターンの構成
材料(材質)および断面構造(上部の構成材料(材質)
と下部の構成材料(材質)との関係およびパターンの形
状(線幅および密度も含む)や厚さ等)を考慮して、特
に被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の
電位勾配αを適正に設定する必要がある。即ち被対象物
における上部にあるパターンの構成材料(材質)および
断面構造(パターンの形状(線幅および密度も含む)や
厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係等)によっ
てチャージアップする現象が変わってきて、二次電子放
出効率ηが変わってくるからである。図1には、材質が
変わった場合の加速電圧Eに対する二次電子放出効率η
を示す。
低減する方法としては、被対象物20または被対象物2
0の上部に設けられた電子線を通すグリッド等の電圧付
与手段19と電子線源14との間に電子線源14から出
射させた電子線を加速するための適正な加速電圧(E0
−E2)を付与し、グリッド等の電圧付与手段19と被
対象物20との間においては、被対象物上の電位勾配α
に比例した適正な電位差(E0−E1)を付与することに
よって実現することができる。しかしながら、上部にあ
るパターンにチャージアップする現象は、上部にあるパ
ターンの構成材料(材質)および断面構造が変わると変
化することになる。従って、上部にあるパターンの構成
材料(材質)および断面構造(上部の構成材料(材質)
と下部の構成材料(材質)との関係およびパターンの形
状(線幅および密度も含む)や厚さ等)を考慮して、特
に被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の
電位勾配αを適正に設定する必要がある。即ち被対象物
における上部にあるパターンの構成材料(材質)および
断面構造(パターンの形状(線幅および密度も含む)や
厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係等)によっ
てチャージアップする現象が変わってきて、二次電子放
出効率ηが変わってくるからである。図1には、材質が
変わった場合の加速電圧Eに対する二次電子放出効率η
を示す。
【0027】また特に上部にあるパターンについてチャ
ージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現象)が生
じるため、電子線の走査方向がX方向とY方向とでは図
6(b)および(c)に示すようにセンサ11で検出さ
れる画像信号に差が出てくることになる。そこで、被対
象物20に対して電子線の走査方向がX方向の場合にお
けるセンサ11で検出される画像信号と電子線の走査方
向がY方向の場合におけるセンサ11で検出される画像
信号との間において差を出来るだけ低減するように特に
被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の電
位勾配αを適正に設定する必要がある。また上部にある
パターンについて寸法または欠陥の検査をするために、
上部にあるパターンについてセンサ11で検出される画
像信号として適正なコントラストρで検出できるように
特に被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上
の電位勾配αを適正に設定する必要がある。
ージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現象)が生
じるため、電子線の走査方向がX方向とY方向とでは図
6(b)および(c)に示すようにセンサ11で検出さ
れる画像信号に差が出てくることになる。そこで、被対
象物20に対して電子線の走査方向がX方向の場合にお
けるセンサ11で検出される画像信号と電子線の走査方
向がY方向の場合におけるセンサ11で検出される画像
信号との間において差を出来るだけ低減するように特に
被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の電
位勾配αを適正に設定する必要がある。また上部にある
パターンについて寸法または欠陥の検査をするために、
上部にあるパターンについてセンサ11で検出される画
像信号として適正なコントラストρで検出できるように
特に被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対象物上
の電位勾配αを適正に設定する必要がある。
【0028】ところで、後述するように電位差(E0−
E2)は電子線源14から被対象物20までの電位差を
表しており、図1に示した加速電圧Eである。この電位
差(E0−E2)、即ち加速電圧Eを制御することによ
り、図1に示すように特に上部に位置するパターン(材
質AまたはB)へのチャージアップ現象を変えて二次電
子放出効率ηを変えることができる。一方、被対象物2
0とグリット等の電圧付与手段19との間の電位差(E
0−E1)は、被対象物面上での電位勾配αにほぼ比例す
ることになる。従って電位差(E0−E1)、即ち電位勾
配αを制御することによって、図10に示すように特に
上部に位置するパターン(材質AまたはB)へのチャー
ジアップ現象を変えて二次電子放出効率ηを変えること
ができる。電位勾配αが正、つまり二次電子を減速させ
る場合は二次電子が放出されにくくなるため二次電子放
出効率ηは減少することになる。一方、電位勾配αが
負、つまり二次電子を加速させる場合は二次電子が放出
されやすくなるため二次電子放出効率ηは増加すること
になる。また被対象物上におけるビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロック
の周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)を制御することによっても、チャー
ジアップ現象を変えて検出画像信号として適正化するこ
とが出来る。
E2)は電子線源14から被対象物20までの電位差を
表しており、図1に示した加速電圧Eである。この電位
差(E0−E2)、即ち加速電圧Eを制御することによ
り、図1に示すように特に上部に位置するパターン(材
質AまたはB)へのチャージアップ現象を変えて二次電
子放出効率ηを変えることができる。一方、被対象物2
0とグリット等の電圧付与手段19との間の電位差(E
0−E1)は、被対象物面上での電位勾配αにほぼ比例す
ることになる。従って電位差(E0−E1)、即ち電位勾
配αを制御することによって、図10に示すように特に
上部に位置するパターン(材質AまたはB)へのチャー
ジアップ現象を変えて二次電子放出効率ηを変えること
ができる。電位勾配αが正、つまり二次電子を減速させ
る場合は二次電子が放出されにくくなるため二次電子放
出効率ηは減少することになる。一方、電位勾配αが
負、つまり二次電子を加速させる場合は二次電子が放出
されやすくなるため二次電子放出効率ηは増加すること
になる。また被対象物上におけるビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数(画像信号を読出すクロック
の周波数であり、ビーム電流密度が変わることにな
る。)、又は画像寸法(電子線ビームの走査速度を変え
ることによってビーム電流密度が変わって画像寸法が変
わることになる。)を制御することによっても、チャー
ジアップ現象を変えて検出画像信号として適正化するこ
とが出来る。
【0029】以上説明したように被対象物のパターンの
材質および断面構造(パターンの形状(線幅および密度
も含む)や厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係
等)に応じて、例えば2つのパラメータ(被対象物への
電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を
所定の関係で制御することにより、特に上部に位置する
パターンからの二次電子放出効率ηを1に対して許容で
きる範囲内(ほぼ1)にすることにより上部に位置する
パターンに生じるチャージアップを殆どなくすように所
望の値より低減し、下部に位置する材料からの二次電子
放出効率ηを決められた範囲(例えば0.7〜1.2)
内にすることにより下部に位置する材料に対してもチャ
ージアップを出来るだけ低減し、かつ上部に位置するパ
ターンと上部に位置しないパターン間隔との間における
二次電子放出効率ηの差を出来るだけ大きくすることに
よってコントラストρが適正化することができ、その結
果特に上部に位置するパターンに対してチャージアップ
を起こさない条件で、しかも十分なコントラストを持っ
た画像をセンサ11によって検出でき、線幅の微細化し
たパターンにおける寸法および欠陥の検査を高信頼度で
実現することができる。即ち、被対象物のパターンの材
質および断面構造(パターンの形状(線幅および密度も
含む)や厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係
等)に応じて、様々な要因を考慮して被対象物への電子
線の加速電圧および被対象物上の電位勾配αを適正化す
ることによって線幅を微細化した半導体ウエハ等上の微
細なパターンにおける寸法および欠陥の検査を高信頼度
で実現することができる。半導体ウエハ上に形成された
チップ内においても、パターンの材質や断面構造(パタ
ーンの形状(線幅および密度も含む)や厚さおよび下部
の構成材料(材質)との関係等)が変化する場合がある
ため、2つのパラメータ(被対象物への電子線の加速電
圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を所定の関係で制
御することが必要となる。当然被対象物において、寸法
または欠陥の検査を行う表面のパターンの材質や断面構
造が変われば、2つのパラメータ(被対象物への電子線
の加速電圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を所定の
関係で制御することが必要となる。いずれにしても、被
対象物の表面のパターンについて検査をする直前までに
は、表面のパターンの材質や断面構造に適する2つのパ
ラメータ(被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対
象物上の電位勾配α)の条件が設定できればよい。
材質および断面構造(パターンの形状(線幅および密度
も含む)や厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係
等)に応じて、例えば2つのパラメータ(被対象物への
電子線の加速電圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を
所定の関係で制御することにより、特に上部に位置する
パターンからの二次電子放出効率ηを1に対して許容で
きる範囲内(ほぼ1)にすることにより上部に位置する
パターンに生じるチャージアップを殆どなくすように所
望の値より低減し、下部に位置する材料からの二次電子
放出効率ηを決められた範囲(例えば0.7〜1.2)
内にすることにより下部に位置する材料に対してもチャ
ージアップを出来るだけ低減し、かつ上部に位置するパ
ターンと上部に位置しないパターン間隔との間における
二次電子放出効率ηの差を出来るだけ大きくすることに
よってコントラストρが適正化することができ、その結
果特に上部に位置するパターンに対してチャージアップ
を起こさない条件で、しかも十分なコントラストを持っ
た画像をセンサ11によって検出でき、線幅の微細化し
たパターンにおける寸法および欠陥の検査を高信頼度で
実現することができる。即ち、被対象物のパターンの材
質および断面構造(パターンの形状(線幅および密度も
含む)や厚さおよび下部の構成材料(材質)との関係
等)に応じて、様々な要因を考慮して被対象物への電子
線の加速電圧および被対象物上の電位勾配αを適正化す
ることによって線幅を微細化した半導体ウエハ等上の微
細なパターンにおける寸法および欠陥の検査を高信頼度
で実現することができる。半導体ウエハ上に形成された
チップ内においても、パターンの材質や断面構造(パタ
ーンの形状(線幅および密度も含む)や厚さおよび下部
の構成材料(材質)との関係等)が変化する場合がある
ため、2つのパラメータ(被対象物への電子線の加速電
圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を所定の関係で制
御することが必要となる。当然被対象物において、寸法
または欠陥の検査を行う表面のパターンの材質や断面構
造が変われば、2つのパラメータ(被対象物への電子線
の加速電圧Eおよび被対象物上の電位勾配α)を所定の
関係で制御することが必要となる。いずれにしても、被
対象物の表面のパターンについて検査をする直前までに
は、表面のパターンの材質や断面構造に適する2つのパ
ラメータ(被対象物への電子線の加速電圧Eおよび被対
象物上の電位勾配α)の条件が設定できればよい。
【0030】また被対象物への電子線の加速電圧Eおよ
び被対象物上の電位勾配αを適正化したとしても、特に
上部にあるパターンへのチャージアップ現象やチャージ
アップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現象)を殆どな
くすことはできない。そこで、センサ11で検出される
画像信号に基づいて上部にあるパターンについて例えば
欠陥検査を行う場合、欠陥である構造的な特徴量を抽出
するパタメータや比較判定する欠陥判定基準(検査基
準)等を、上部にあるパターンへのチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)を考慮して決めることによって上記上部にあるパタ
ーンへのチャージアップ現象やチャージアップの緩和現
象に基づく誤検出をなくし、線幅を微細化した半導体ウ
エハ等上の微細なパターンにおける寸法および欠陥の検
査を高信頼度で実現することができる。被対象物のパタ
ーンの材質および断面形状(線幅および密度も含む)が
変われば、上部にあるパターンへのチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)も変化するので、被対象物のパターンの材質および
断面形状(線幅および密度も含む)に応じて、欠陥であ
る構造的な特徴量を抽出するパタメータや比較判定する
欠陥判定基準等を選定しても良い。また上部にあるパタ
ーンへのチャージアップ現象やチャージアップの緩和現
象(帯電した電荷の拡散現象)を検出し、この検出され
た上部にあるパターンへのチャージアップ現象やチャー
ジアップの緩和現象に応じて欠陥である構造的な特徴量
を抽出するパタメータや比較判定する欠陥判定基準等を
選定しても良い。
び被対象物上の電位勾配αを適正化したとしても、特に
上部にあるパターンへのチャージアップ現象やチャージ
アップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現象)を殆どな
くすことはできない。そこで、センサ11で検出される
画像信号に基づいて上部にあるパターンについて例えば
欠陥検査を行う場合、欠陥である構造的な特徴量を抽出
するパタメータや比較判定する欠陥判定基準(検査基
準)等を、上部にあるパターンへのチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)を考慮して決めることによって上記上部にあるパタ
ーンへのチャージアップ現象やチャージアップの緩和現
象に基づく誤検出をなくし、線幅を微細化した半導体ウ
エハ等上の微細なパターンにおける寸法および欠陥の検
査を高信頼度で実現することができる。被対象物のパタ
ーンの材質および断面形状(線幅および密度も含む)が
変われば、上部にあるパターンへのチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)も変化するので、被対象物のパターンの材質および
断面形状(線幅および密度も含む)に応じて、欠陥であ
る構造的な特徴量を抽出するパタメータや比較判定する
欠陥判定基準等を選定しても良い。また上部にあるパタ
ーンへのチャージアップ現象やチャージアップの緩和現
象(帯電した電荷の拡散現象)を検出し、この検出され
た上部にあるパターンへのチャージアップ現象やチャー
ジアップの緩和現象に応じて欠陥である構造的な特徴量
を抽出するパタメータや比較判定する欠陥判定基準等を
選定しても良い。
【0031】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
1の実施の形態について図13を用いて説明する。即
ち、本システムは、グランドよりの電位がE2である電
子線を発生させる電子線源14と、電子ビームを走査さ
せて画像化するためのビーム偏向器15と、電子線を被
対象物20上に結像させる対物レンズ18と、対物レン
ズ18と半導体ウエハ等の被対象物20との間に設けた
グリッドよりの電位がE1であるグリッド等の電位付与
手段19と、被対象物20を搭載し、被対象物20をグ
ランドよりの電位をE0に保持可能で、XYステージの
ついた試料台21と、被対象物20で発生した二次電子
や反射電子等の物理的変化を検出するセンサ11と、被
対象物20の高さを検出する高さ検出センサ13と、被
対象物20への電子線の加速電圧を決める各部の電位E
0,E1,E2を制御する電位制御部23と、上記高さ検
出センサ13被対象物20の高さに基づいて対物レンズ
18を制御して焦点位置制御を行う焦点位置制御部22
と、上記センサ11で検出された被対象物の物理的性質
を現わした波形または画像の信号をデジタル信号に変換
するA/D変換部24と、該A/D変換部24から得ら
れるデジタル信号に対して画像処理して被対象物上のパ
ターンの寸法測定も含む検査を行う画像処理部25と、
被対象物20の表面断面構造を示す工程番号や被対象物
番号に対応させて例えば上記A/D変換部24から得ら
れるデジタル信号に基づいて、検査条件(例えば前記し
た2つのパラメータ(電位差(E0−E2)として与えら
れる被対象物への電子線の加速電圧Eおよび電位差(E
0−E1)としてほぼ比例する関係で与えられる被対象物
上の電位勾配α)の条件または上部にあるパターンへの
チャージアップ現象やチャージアップの緩和現象(帯電
した電荷の拡散現象)等)の適正化を行う検査条件適正
化部27と、検査条件(例えば前記した2つのパラメー
タ(電位差(E0−E2)として与えられる被対象物への
電子線の加速電圧Eおよび電位差(E0−E1)としてほ
ぼ比例する関係で与えられる被対象物上の電位勾配α)
の条件または上部にあるパターンへのチャージアップ現
象やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)等)を、被対象物20の表面断面構造を示す工程番
号や被対象物番号を指定することによって一群の被対象
物毎に(同一の表面構造を有する被対象物毎に)記憶し
て検査条件を設定する検査条件設定部28と、ビーム偏
向器15を制御する走査制御部47と、試料台21を制
御するステージ制御部50と、これら全体を制御する全
体制御部26とよりなる。
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
1の実施の形態について図13を用いて説明する。即
ち、本システムは、グランドよりの電位がE2である電
子線を発生させる電子線源14と、電子ビームを走査さ
せて画像化するためのビーム偏向器15と、電子線を被
対象物20上に結像させる対物レンズ18と、対物レン
ズ18と半導体ウエハ等の被対象物20との間に設けた
グリッドよりの電位がE1であるグリッド等の電位付与
手段19と、被対象物20を搭載し、被対象物20をグ
ランドよりの電位をE0に保持可能で、XYステージの
ついた試料台21と、被対象物20で発生した二次電子
や反射電子等の物理的変化を検出するセンサ11と、被
対象物20の高さを検出する高さ検出センサ13と、被
対象物20への電子線の加速電圧を決める各部の電位E
0,E1,E2を制御する電位制御部23と、上記高さ検
出センサ13被対象物20の高さに基づいて対物レンズ
18を制御して焦点位置制御を行う焦点位置制御部22
と、上記センサ11で検出された被対象物の物理的性質
を現わした波形または画像の信号をデジタル信号に変換
するA/D変換部24と、該A/D変換部24から得ら
れるデジタル信号に対して画像処理して被対象物上のパ
ターンの寸法測定も含む検査を行う画像処理部25と、
被対象物20の表面断面構造を示す工程番号や被対象物
番号に対応させて例えば上記A/D変換部24から得ら
れるデジタル信号に基づいて、検査条件(例えば前記し
た2つのパラメータ(電位差(E0−E2)として与えら
れる被対象物への電子線の加速電圧Eおよび電位差(E
0−E1)としてほぼ比例する関係で与えられる被対象物
上の電位勾配α)の条件または上部にあるパターンへの
チャージアップ現象やチャージアップの緩和現象(帯電
した電荷の拡散現象)等)の適正化を行う検査条件適正
化部27と、検査条件(例えば前記した2つのパラメー
タ(電位差(E0−E2)として与えられる被対象物への
電子線の加速電圧Eおよび電位差(E0−E1)としてほ
ぼ比例する関係で与えられる被対象物上の電位勾配α)
の条件または上部にあるパターンへのチャージアップ現
象やチャージアップの緩和現象(帯電した電荷の拡散現
象)等)を、被対象物20の表面断面構造を示す工程番
号や被対象物番号を指定することによって一群の被対象
物毎に(同一の表面構造を有する被対象物毎に)記憶し
て検査条件を設定する検査条件設定部28と、ビーム偏
向器15を制御する走査制御部47と、試料台21を制
御するステージ制御部50と、これら全体を制御する全
体制御部26とよりなる。
【0032】このシステムのシーケンスは、図14に示
す3つが考えられる。第1の方式は、検査時に検査条件
(例えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−
E2)として与えられる被対象物への電子線の加速電圧
Eおよび電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で
与えられる被対象物上の電位勾配α)の条件等)を設定
する方式で、ステップ31aにおいて被対象物20をロ
ーディングし、ステップ32aにおいて被対象物20を
位置合わせした後、ステップ33aにおいて検査条件適
正化部27はセンサ11で検出される被対象物20の物
理的性質を現わした波形または画像の信号に基づいて抽
出される二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現
象や電子線の複数の走査によって検出される信号の変化
に基づくチャージアップの緩和現象の関係から検査条件
の適正化を行って記憶し、ステップ34aにおいて検査
条件設定部28は検査条件適正化部27に記憶された適
正化された検査条件に対して所望の検査条件を記憶設定
し、ステップ35aにおいて全体制御部26は検査条件
設定部28において設定された所望の検査条件に基づい
て電位制御部23により各部の電位E0,E1,E2を制
御し、電子線源14から出射された電子ビームを対物レ
ンズ18により被対象物20上に結像させ、ビーム偏向
器15で走査させ、被対象物20で発生した二次電子や
反射電子等の物理的変化をセンサ11で検出し、この検
出された被対象物の物理的性質を現わした波形または画
像の信号を得てこの信号に基づいて画像処理部25にお
いて寸法または欠陥等の検査を行い、ステップ36aに
おいて被対象物20をアンローディングする。
す3つが考えられる。第1の方式は、検査時に検査条件
(例えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−
E2)として与えられる被対象物への電子線の加速電圧
Eおよび電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で
与えられる被対象物上の電位勾配α)の条件等)を設定
する方式で、ステップ31aにおいて被対象物20をロ
ーディングし、ステップ32aにおいて被対象物20を
位置合わせした後、ステップ33aにおいて検査条件適
正化部27はセンサ11で検出される被対象物20の物
理的性質を現わした波形または画像の信号に基づいて抽
出される二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現
象や電子線の複数の走査によって検出される信号の変化
に基づくチャージアップの緩和現象の関係から検査条件
の適正化を行って記憶し、ステップ34aにおいて検査
条件設定部28は検査条件適正化部27に記憶された適
正化された検査条件に対して所望の検査条件を記憶設定
し、ステップ35aにおいて全体制御部26は検査条件
設定部28において設定された所望の検査条件に基づい
て電位制御部23により各部の電位E0,E1,E2を制
御し、電子線源14から出射された電子ビームを対物レ
ンズ18により被対象物20上に結像させ、ビーム偏向
器15で走査させ、被対象物20で発生した二次電子や
反射電子等の物理的変化をセンサ11で検出し、この検
出された被対象物の物理的性質を現わした波形または画
像の信号を得てこの信号に基づいて画像処理部25にお
いて寸法または欠陥等の検査を行い、ステップ36aに
おいて被対象物20をアンローディングする。
【0033】第2の方式は、検査前に予め検査条件(例
えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−E2)と
して与えられる被対象物への電子線の加速電圧Eおよび
電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で与えられ
る被対象物上の電位勾配α)を設定する方式で、予め一
群の被対象物毎に(同一の表面構造を有する被対象物毎
に)ステップ31bにおいて異なる表面構造を有する各
被対象物をローディングし、ステップ32bにおいて被
対象物を位置合わせした後、ステップ33bにおいて検
査条件適正化部27は同一の表面構造を有する被対象物
毎にセンサ11で検出される被対象物20の物理的性質
を現わした波形または画像の信号に基づいて抽出される
二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現象や電子
線の複数の走査によって検出される信号の変化に基づく
チャージアップの緩和現象の関係から検査条件の適正化
を行って記憶し、ステップ36bにおいて各被対象物を
アンローディングする。次に実際に検査する被対象物2
0をステップ31cにおいてローディングし、ステップ
32cにおいて被対象物を位置合わせした後、ステップ
34cにおいて検査条件設定部28は検査条件適正化部
27に記憶された同一の表面構造を有する被対象物毎の
適正された検査条件群から実際に検査する被対象物に対
応する所望の検査条件を選定して記憶設定し、ステップ
35cにおいて全体制御部26は検査条件設定部28に
おいて選定して設定された所望の検査条件に基づいて電
位制御部23により各部の電位E0,E1,E2を制御
し、電子線源14から出射された電子ビームを対物レン
ズ18により被対象物20上に結像させ、ビーム偏向器
15で走査させ、被対象物20で発生した二次電子や反
射電子等の物理的変化をセンサ11で検出し、この検出
された被対象物の物理的性質を現わした波形または画像
の信号を得てこの信号に基づいて画像処理部25におい
て寸法または欠陥等の検査を行い、ステップ36cにお
いて被対象物20をアンローディングする。
えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−E2)と
して与えられる被対象物への電子線の加速電圧Eおよび
電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で与えられ
る被対象物上の電位勾配α)を設定する方式で、予め一
群の被対象物毎に(同一の表面構造を有する被対象物毎
に)ステップ31bにおいて異なる表面構造を有する各
被対象物をローディングし、ステップ32bにおいて被
対象物を位置合わせした後、ステップ33bにおいて検
査条件適正化部27は同一の表面構造を有する被対象物
毎にセンサ11で検出される被対象物20の物理的性質
を現わした波形または画像の信号に基づいて抽出される
二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現象や電子
線の複数の走査によって検出される信号の変化に基づく
チャージアップの緩和現象の関係から検査条件の適正化
を行って記憶し、ステップ36bにおいて各被対象物を
アンローディングする。次に実際に検査する被対象物2
0をステップ31cにおいてローディングし、ステップ
32cにおいて被対象物を位置合わせした後、ステップ
34cにおいて検査条件設定部28は検査条件適正化部
27に記憶された同一の表面構造を有する被対象物毎の
適正された検査条件群から実際に検査する被対象物に対
応する所望の検査条件を選定して記憶設定し、ステップ
35cにおいて全体制御部26は検査条件設定部28に
おいて選定して設定された所望の検査条件に基づいて電
位制御部23により各部の電位E0,E1,E2を制御
し、電子線源14から出射された電子ビームを対物レン
ズ18により被対象物20上に結像させ、ビーム偏向器
15で走査させ、被対象物20で発生した二次電子や反
射電子等の物理的変化をセンサ11で検出し、この検出
された被対象物の物理的性質を現わした波形または画像
の信号を得てこの信号に基づいて画像処理部25におい
て寸法または欠陥等の検査を行い、ステップ36cにお
いて被対象物20をアンローディングする。
【0034】第3の方式は、ステップ37dにおいて検
査前に被対象物の情報から理論的に或いは経験的に算出
できる二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象の関係に基づいて検査条件
(例えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−
E2)として与えられる被対象物への電子線の加速電圧
Eおよび電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で
与えられる被対象物上の電位勾配α)を検査条件設定部
28に対して記憶設定し、次に実際に検査する被対象物
20をステップ31dにおいてローディングし、ステッ
プ32dにおいて被対象物を位置合わせした後、ステッ
プ34dにおいて予め検査条件設定部28に対して記憶
設定された検査条件から所望の検査条件を記憶設定し、
ステップ35dにおいて全体制御部26は設定された所
望の検査条件に基づいて電位制御部23により各部の電
位E0,E1,E2を制御し、電子線源14から出射され
た電子ビームを対物レンズ18により被対象物20上に
結像させ、ビーム偏向器15で走査させ、被対象物20
で発生した二次電子や反射電子等の物理的変化をセンサ
11で検出し、この検出された被対象物の物理的性質を
現わした波形または画像の信号を得てこの信号に基づい
て画像処理部25において寸法または欠陥等の検査を行
い、ステップ36dにおいて被対象物20をアンローデ
ィングする。尚、ステップ37dにおける検査条件設定
部28に対する検査条件の設定は、検査の前であればロ
ーディング後であってもかまわない。
査前に被対象物の情報から理論的に或いは経験的に算出
できる二次電子放出効率ηに基づくチャージアップ現象
やチャージアップの緩和現象の関係に基づいて検査条件
(例えば前記した2つのパラメータ(電位差(E0−
E2)として与えられる被対象物への電子線の加速電圧
Eおよび電位差(E0−E1)としてほぼ比例する関係で
与えられる被対象物上の電位勾配α)を検査条件設定部
28に対して記憶設定し、次に実際に検査する被対象物
20をステップ31dにおいてローディングし、ステッ
プ32dにおいて被対象物を位置合わせした後、ステッ
プ34dにおいて予め検査条件設定部28に対して記憶
設定された検査条件から所望の検査条件を記憶設定し、
ステップ35dにおいて全体制御部26は設定された所
望の検査条件に基づいて電位制御部23により各部の電
位E0,E1,E2を制御し、電子線源14から出射され
た電子ビームを対物レンズ18により被対象物20上に
結像させ、ビーム偏向器15で走査させ、被対象物20
で発生した二次電子や反射電子等の物理的変化をセンサ
11で検出し、この検出された被対象物の物理的性質を
現わした波形または画像の信号を得てこの信号に基づい
て画像処理部25において寸法または欠陥等の検査を行
い、ステップ36dにおいて被対象物20をアンローデ
ィングする。尚、ステップ37dにおける検査条件設定
部28に対する検査条件の設定は、検査の前であればロ
ーディング後であってもかまわない。
【0035】なお、検査条件として、前記2つのパラメ
ータ以外に、被対象物上におけるビーム電流およびビー
ム径、画像検出周波数(画像信号を読出すクロックの周
波数であり、ビーム電流密度が変わることになる。)、
画像寸法(電子線ビームの走査速度を変えることによっ
てビーム電流密度が変わって画像寸法が変わることにな
る。)が考えられる。
ータ以外に、被対象物上におけるビーム電流およびビー
ム径、画像検出周波数(画像信号を読出すクロックの周
波数であり、ビーム電流密度が変わることになる。)、
画像寸法(電子線ビームの走査速度を変えることによっ
てビーム電流密度が変わって画像寸法が変わることにな
る。)が考えられる。
【0036】次にこれら方式の構成要素である検査条件
の適正化と被対象物の情報よりの検査条件の設定と適正
化した検査条件の設定について説明する。即ち、図1お
よび図10に示す関係が予め求まっておれば良い。被対
象物20の断面構造(例えば材質A,B)において、電
子線源14と被対象物20との間の加速電圧(E=E0
−E2)および被対象物上の電位勾配αに比例した電位
差(E0−E1)に対する二次電子放出効率ηの関係が分
かっていれば、即ちこれらの関係テーブルが作成されて
おれば、上部パターンに対してチャージアップがある許
容範囲内で生じることなく(上部パターンからの2次電
子放出率ηが1前後の小さな許容値内で)、下部パター
ンについても出来るだけチャージアップを抑えて(下部
パターンからの2次電子放出率ηが1前後の大きな許容
値内(例えば0.7〜1.2等)で、且つ上部パターン
と下部パターンとの間において画像信号の明るさの差で
示される適正なコントラストρ(上部パターンからの二
次電子放出率ηと下部パターンからの二次電子放出率η
との差で与えられる。)を選定することができる。
の適正化と被対象物の情報よりの検査条件の設定と適正
化した検査条件の設定について説明する。即ち、図1お
よび図10に示す関係が予め求まっておれば良い。被対
象物20の断面構造(例えば材質A,B)において、電
子線源14と被対象物20との間の加速電圧(E=E0
−E2)および被対象物上の電位勾配αに比例した電位
差(E0−E1)に対する二次電子放出効率ηの関係が分
かっていれば、即ちこれらの関係テーブルが作成されて
おれば、上部パターンに対してチャージアップがある許
容範囲内で生じることなく(上部パターンからの2次電
子放出率ηが1前後の小さな許容値内で)、下部パター
ンについても出来るだけチャージアップを抑えて(下部
パターンからの2次電子放出率ηが1前後の大きな許容
値内(例えば0.7〜1.2等)で、且つ上部パターン
と下部パターンとの間において画像信号の明るさの差で
示される適正なコントラストρ(上部パターンからの二
次電子放出率ηと下部パターンからの二次電子放出率η
との差で与えられる。)を選定することができる。
【0037】即ち、図11において、上部パターン(材
質A)からの二次電子放出効率(実線で示す)ηと下部
パターン(材質B)からの二次電子放出効率(一点鎖線
で示す)ηとの差(コントラストρ)が大きくなる適切
な加速電圧Ecを選び、次に上部パターン(材質A)か
らの2次電子放出率ηが1前後の小さな許容値内に入る
ように被対象物上の電位勾配αに比例した電位差(E0
−E1)を選び、その際もし下部パターン(材質B)か
らの2次電子放出率ηが1前後の大きな許容値内に入ら
ない場合には、加速電圧Ecを微調整することによっ
て、適正な検査条件を選定することができる。
質A)からの二次電子放出効率(実線で示す)ηと下部
パターン(材質B)からの二次電子放出効率(一点鎖線
で示す)ηとの差(コントラストρ)が大きくなる適切
な加速電圧Ecを選び、次に上部パターン(材質A)か
らの2次電子放出率ηが1前後の小さな許容値内に入る
ように被対象物上の電位勾配αに比例した電位差(E0
−E1)を選び、その際もし下部パターン(材質B)か
らの2次電子放出率ηが1前後の大きな許容値内に入ら
ない場合には、加速電圧Ecを微調整することによっ
て、適正な検査条件を選定することができる。
【0038】また、図12において、上部パターン(材
質B)からの二次電子放出効率(一点鎖線で示す)ηと
下部パターン(材質A)からの二次電子放出効率(実線
で示す)ηとの差(コントラストρ)が大きくなる適切
な加速電圧Ecを選び、次に上部パターン(材質B)か
らの2次電子放出率ηが1前後の小さな許容値内に入る
ように被対象物上の電位勾配αに比例した電位差(E0
−E1)を選び、その際下部パターン(材質A)からの
2次電子放出率ηが1前後の大きな許容値内に入らない
場合には、加速電圧Ecを加速電圧Edへと微調整する
ことによって、適正な検査条件を選定することができ
る。
質B)からの二次電子放出効率(一点鎖線で示す)ηと
下部パターン(材質A)からの二次電子放出効率(実線
で示す)ηとの差(コントラストρ)が大きくなる適切
な加速電圧Ecを選び、次に上部パターン(材質B)か
らの2次電子放出率ηが1前後の小さな許容値内に入る
ように被対象物上の電位勾配αに比例した電位差(E0
−E1)を選び、その際下部パターン(材質A)からの
2次電子放出率ηが1前後の大きな許容値内に入らない
場合には、加速電圧Ecを加速電圧Edへと微調整する
ことによって、適正な検査条件を選定することができ
る。
【0039】図15には、検査条件適正化部27(27
a,27b)および検査条件設定部28の一実施の形態
を示す具体的構成を示す。131は、CPU、132は
検査条件の適正化処理プログラムを記憶したROM、1
33はC/D変換部24から得られるデジタル画像等を
記憶する画像メモリ、134は各種データや検査条件の
適正化された情報や設定された検査条件等を記憶するR
AM、135はキーボードやマウス等で形成された入力
手段、136はディスプレイ等の表示手段、137はC
ADデータ等の被対象物に関する情報を記憶する外部記
憶装置、138は設計システムから得られるCADデー
タ等からなる設計情報、139〜144はインターフェ
ース(I/F)回路、145は各々を接続するバスであ
る。
a,27b)および検査条件設定部28の一実施の形態
を示す具体的構成を示す。131は、CPU、132は
検査条件の適正化処理プログラムを記憶したROM、1
33はC/D変換部24から得られるデジタル画像等を
記憶する画像メモリ、134は各種データや検査条件の
適正化された情報や設定された検査条件等を記憶するR
AM、135はキーボードやマウス等で形成された入力
手段、136はディスプレイ等の表示手段、137はC
ADデータ等の被対象物に関する情報を記憶する外部記
憶装置、138は設計システムから得られるCADデー
タ等からなる設計情報、139〜144はインターフェ
ース(I/F)回路、145は各々を接続するバスであ
る。
【0040】全体制御部26よりの指令で図13に示す
各部を初期化し、ステージ制御部50を制御して被対象
物20を予め決めた又はユーザが指定した場所に移動す
る。そして全体制御部26よりの指令で、予め決めた各
電位E0,E1,E2を電位制御部23で設定し、その条
件により決まる焦点位置を焦点位置制御部22で設定
し、電子線源14より出射された電子線を、走査制御部
47の制御に基づくビーム偏向器15によって走査しな
がら対物レンズ18を介して被対象物20に照射し、セ
ンサ11により被対象物20で発生した二次電子や反射
電子等の物理的変化を検出して被対象物の物理的性質を
現わした波形または画像の信号を検出し、A/D変換部
24でデジタル画像信号に変換する。検査条件適正化部
27は、A/D変換部24で変換されたデジタル画像信
号を画像メモリ133に記憶し、この記憶されたデジタ
ル画像信号をディスプレイ136に表示し、この表示さ
れたデイジタル画像信号における図2、図4、図5、図
6および図8に示すようにパターンの繰返し性がある領
域に対して上部にあるパターン(材質AまたはB)をユ
ーザが入力手段135等を用いて指定し、この指定に基
づいてCPU131は、上記検出されたデジタル画像信
号から上記パターン(材質AまたはB)の輪郭線を抽出
してパターン(材質AまたはB)の形状を、例えば外部
記憶装置(辞書)137等に記憶すると共に被対象物2
0上に照射される電子線の量(例えばドーズ量)も入力
手段135等を用いて例えばRAM134に記憶する。
なお、パターン(材質AまたはB)の形状については、
上記検出されたデジタル画像信号から上記パターン(材
質AまたはB)の輪郭線を抽出して求める必要はなく、
CADデータ138として得られる設計情報に基づいて
領域指定を行うことができる。またCADデータ138
からは、特に上部パターンに関する情報(形状(線幅や
間隔等も含む)や厚さ等)が得られるので、この情報を
用いて適正な検査条件を選定することもできる。
各部を初期化し、ステージ制御部50を制御して被対象
物20を予め決めた又はユーザが指定した場所に移動す
る。そして全体制御部26よりの指令で、予め決めた各
電位E0,E1,E2を電位制御部23で設定し、その条
件により決まる焦点位置を焦点位置制御部22で設定
し、電子線源14より出射された電子線を、走査制御部
47の制御に基づくビーム偏向器15によって走査しな
がら対物レンズ18を介して被対象物20に照射し、セ
ンサ11により被対象物20で発生した二次電子や反射
電子等の物理的変化を検出して被対象物の物理的性質を
現わした波形または画像の信号を検出し、A/D変換部
24でデジタル画像信号に変換する。検査条件適正化部
27は、A/D変換部24で変換されたデジタル画像信
号を画像メモリ133に記憶し、この記憶されたデジタ
ル画像信号をディスプレイ136に表示し、この表示さ
れたデイジタル画像信号における図2、図4、図5、図
6および図8に示すようにパターンの繰返し性がある領
域に対して上部にあるパターン(材質AまたはB)をユ
ーザが入力手段135等を用いて指定し、この指定に基
づいてCPU131は、上記検出されたデジタル画像信
号から上記パターン(材質AまたはB)の輪郭線を抽出
してパターン(材質AまたはB)の形状を、例えば外部
記憶装置(辞書)137等に記憶すると共に被対象物2
0上に照射される電子線の量(例えばドーズ量)も入力
手段135等を用いて例えばRAM134に記憶する。
なお、パターン(材質AまたはB)の形状については、
上記検出されたデジタル画像信号から上記パターン(材
質AまたはB)の輪郭線を抽出して求める必要はなく、
CADデータ138として得られる設計情報に基づいて
領域指定を行うことができる。またCADデータ138
からは、特に上部パターンに関する情報(形状(線幅や
間隔等も含む)や厚さ等)が得られるので、この情報を
用いて適正な検査条件を選定することもできる。
【0041】次に被対象物20上において電子線が照射
されてチャージアップがなされていない新しい領域を位
置付けるために、ステージ制御部50の制御に基づいて
試料台21のステージを走査しながら、指定された繰り
返される各パターンの領域に対して各電位E0,E1,E
2を例えば一定ピッチで電位制御部23で変更制御して
電子線源14と被対象物20との間の加速電圧(E0−
E2)および被対象物上の電位勾配αに比例した電位差
(E0−E1)を制御し、被対象物20上における指定さ
れた繰り返される各パターンの領域から発生した二次電
子や反射電子等の物理的変化を現わした波形または画像
の信号をセンサ11で検出してA/D変換器24でデジ
タル画像信号に変換して画像メモリ133に記憶すると
共に電位制御部23で変更制御した各電位E0,E1,E
2のデータを全体制御部26を介して受信し、例えばR
AM134に記憶する。CPU131は、上記画像メモ
リ133に記憶されたデジタル画像信号の中で、外部記
憶装置(辞書)137に記憶した(登録した)パターン
(材質AまたはB)の外形形状と一致する場所における
二次電子放出率ηと画像全体でのコントラストρ(材質
Aと材質Bとによる二次電子放出率ηに対応したデジタ
ル画像信号の明るさの差で与えられる。)等の画質を計
算して例えばRAM134に記憶する。更にCPU13
1は、例えばRAM134に記憶した画質の内、二次電
子放出率ηが1前後の小さな許容値内(上部パターンに
対してチャージアップを極力抑えた状態)で、しかも画
像コントラストρの最も高い各電位E0,E1,E2を求
め、この求められた各電位E0,E1,E2を適正検査条
件として検査条件記憶部(RAM134または外部記憶
装置137)に記憶する。尚、二次電子放出効率ηは、
照射した電子線(照射電子線の量(ドーズ量)は例えば
RAM134に記憶されて既知である。)に対して放出
される二次電子の割合で定義される。従って、CPU1
31は、パターン(材質AまたはB)の外形形状と一致
する場所においてセンサ11から検出される放出二次電
子と相関関係を有するデジタル画像信号の強度(明る
さ)から、二次電子放出効率ηを、照射した電子線の量
に対する割合として算出することができる。このように
二次電子放出効率ηは、照射した電子線の量に対するセ
ンサ11で検出される放出二次電子の割合として算出す
ることができる。
されてチャージアップがなされていない新しい領域を位
置付けるために、ステージ制御部50の制御に基づいて
試料台21のステージを走査しながら、指定された繰り
返される各パターンの領域に対して各電位E0,E1,E
2を例えば一定ピッチで電位制御部23で変更制御して
電子線源14と被対象物20との間の加速電圧(E0−
E2)および被対象物上の電位勾配αに比例した電位差
(E0−E1)を制御し、被対象物20上における指定さ
れた繰り返される各パターンの領域から発生した二次電
子や反射電子等の物理的変化を現わした波形または画像
の信号をセンサ11で検出してA/D変換器24でデジ
タル画像信号に変換して画像メモリ133に記憶すると
共に電位制御部23で変更制御した各電位E0,E1,E
2のデータを全体制御部26を介して受信し、例えばR
AM134に記憶する。CPU131は、上記画像メモ
リ133に記憶されたデジタル画像信号の中で、外部記
憶装置(辞書)137に記憶した(登録した)パターン
(材質AまたはB)の外形形状と一致する場所における
二次電子放出率ηと画像全体でのコントラストρ(材質
Aと材質Bとによる二次電子放出率ηに対応したデジタ
ル画像信号の明るさの差で与えられる。)等の画質を計
算して例えばRAM134に記憶する。更にCPU13
1は、例えばRAM134に記憶した画質の内、二次電
子放出率ηが1前後の小さな許容値内(上部パターンに
対してチャージアップを極力抑えた状態)で、しかも画
像コントラストρの最も高い各電位E0,E1,E2を求
め、この求められた各電位E0,E1,E2を適正検査条
件として検査条件記憶部(RAM134または外部記憶
装置137)に記憶する。尚、二次電子放出効率ηは、
照射した電子線(照射電子線の量(ドーズ量)は例えば
RAM134に記憶されて既知である。)に対して放出
される二次電子の割合で定義される。従って、CPU1
31は、パターン(材質AまたはB)の外形形状と一致
する場所においてセンサ11から検出される放出二次電
子と相関関係を有するデジタル画像信号の強度(明る
さ)から、二次電子放出効率ηを、照射した電子線の量
に対する割合として算出することができる。このように
二次電子放出効率ηは、照射した電子線の量に対するセ
ンサ11で検出される放出二次電子の割合として算出す
ることができる。
【0042】また画像全体におけるコントラストρは、
上部パターンについて平均化された明るさ強度(二次電
子放出効率ηが1前後の小さい許容値内)に対する下部
パターンについて平均化された明るさ強度の比率で与え
られる。即ち、画像全体におけるコントラストρは、例
えば図8(b)に示すように、上部パターン(材質A)
領域とその周辺領域(近傍領域:下部パターン領域)
(材質B)とにおいてセンサ11から検出される放出二
次電子と相関関係を有するデジタル画像信号の強度(明
るさ)から、複数のパターン(材質A)領域について平
均化された暗い強度(二次電子放出効率ηが1前後の小
さい許容値内)に対する複数の周辺領域(近傍領域)に
ついて平均化された明るい強度の比率で与えられる。ま
たチャージアップは、図6(b)(c)に示すように電
子線の走査による影響を受けるため、この点を考慮して
画像全体におけるコントラストρを算出する必要があ
る。即ち、画像全体におけるコントラストρは、複数の
上部パターン(材質A)の周辺領域について平均化され
た暗い強度に対する複数の上部パターン領域(材質A)
内の走査によって影響を受ける部分について平均化され
た明るい強度(二次電子放出効率ηが1前後の小さい許
容値内)の比率で与えられる。当然複数の上部パターン
領域(材質A)内の走査によって影響を受けない部分に
ついてのコントラストρは、良くなるのは明らかであ
る。従って、CPU131は、図8(b)または図6
(b)(c)に示すように、パターン(材質A)領域と
その周辺領域(近傍領域)とにおいてセンサ11から検
出される放出二次電子と相関関係を有するデジタル画像
信号の強度(明るさ)から、画像全体におけるコントラ
ストρを算出することができる。
上部パターンについて平均化された明るさ強度(二次電
子放出効率ηが1前後の小さい許容値内)に対する下部
パターンについて平均化された明るさ強度の比率で与え
られる。即ち、画像全体におけるコントラストρは、例
えば図8(b)に示すように、上部パターン(材質A)
領域とその周辺領域(近傍領域:下部パターン領域)
(材質B)とにおいてセンサ11から検出される放出二
次電子と相関関係を有するデジタル画像信号の強度(明
るさ)から、複数のパターン(材質A)領域について平
均化された暗い強度(二次電子放出効率ηが1前後の小
さい許容値内)に対する複数の周辺領域(近傍領域)に
ついて平均化された明るい強度の比率で与えられる。ま
たチャージアップは、図6(b)(c)に示すように電
子線の走査による影響を受けるため、この点を考慮して
画像全体におけるコントラストρを算出する必要があ
る。即ち、画像全体におけるコントラストρは、複数の
上部パターン(材質A)の周辺領域について平均化され
た暗い強度に対する複数の上部パターン領域(材質A)
内の走査によって影響を受ける部分について平均化され
た明るい強度(二次電子放出効率ηが1前後の小さい許
容値内)の比率で与えられる。当然複数の上部パターン
領域(材質A)内の走査によって影響を受けない部分に
ついてのコントラストρは、良くなるのは明らかであ
る。従って、CPU131は、図8(b)または図6
(b)(c)に示すように、パターン(材質A)領域と
その周辺領域(近傍領域)とにおいてセンサ11から検
出される放出二次電子と相関関係を有するデジタル画像
信号の強度(明るさ)から、画像全体におけるコントラ
ストρを算出することができる。
【0043】更に、この概念を拡張して、被対象物20
に照射した電子線に対する反射、二次電子放出透過、リ
ーク等により対象物に蓄積しない電子線量の総合計とし
て定義すれば、二次電子以外の項が無視できない場合は
1個のセンサ11の替りに複数のセンサを用いてこれら
を測定してその値を用いることもできる。また、最適な
検査条件の設定方法として、電子ビームをX方向に高速
に走査しながらY方向に低速で走査することで二次元画
像とした場合の画像とY方向に走査しながらX方向に低
速で走査することで二次元画像とした場合の画像を比較
し、画像の差の画像全面での和σ(和σが小さいという
ことは図6(a)に示すように電子線を高速に走査する
方向にチャージアップが殆ど発生しないこと(二次電子
放出効率ηがほぼ1に近いこと)を意味する。逆に和σ
が大きいということは図6(b)(c)に示すように電
子線を高速に走査する方向にチャージアップが発生する
ことを意味する。)と、いずれか一方の画像における上
部パターンと下部パターン(上部パターンの間隔)との
間の画像コントラストρとを計算し、画質として記憶す
ることができる。また記憶した画質の内、画像の差の画
像全面での和σが一定の許容値以下(図6(a)に示す
ようにチャージアップが殆ど発生しないことを意味す
る。)で、しかも画像コントラストρの最も高い各電位
E0,E1,E2を適正化された検査条件として記憶する
こともできる。
に照射した電子線に対する反射、二次電子放出透過、リ
ーク等により対象物に蓄積しない電子線量の総合計とし
て定義すれば、二次電子以外の項が無視できない場合は
1個のセンサ11の替りに複数のセンサを用いてこれら
を測定してその値を用いることもできる。また、最適な
検査条件の設定方法として、電子ビームをX方向に高速
に走査しながらY方向に低速で走査することで二次元画
像とした場合の画像とY方向に走査しながらX方向に低
速で走査することで二次元画像とした場合の画像を比較
し、画像の差の画像全面での和σ(和σが小さいという
ことは図6(a)に示すように電子線を高速に走査する
方向にチャージアップが殆ど発生しないこと(二次電子
放出効率ηがほぼ1に近いこと)を意味する。逆に和σ
が大きいということは図6(b)(c)に示すように電
子線を高速に走査する方向にチャージアップが発生する
ことを意味する。)と、いずれか一方の画像における上
部パターンと下部パターン(上部パターンの間隔)との
間の画像コントラストρとを計算し、画質として記憶す
ることができる。また記憶した画質の内、画像の差の画
像全面での和σが一定の許容値以下(図6(a)に示す
ようにチャージアップが殆ど発生しないことを意味す
る。)で、しかも画像コントラストρの最も高い各電位
E0,E1,E2を適正化された検査条件として記憶する
こともできる。
【0044】また、最適な検査条件の設定方法として、
複数回同一場所を電子線を走査して画像を検出して、そ
れら画像を比較し、画像の差の画像全面での和σ(和σ
が小さいということは複数回同一場所を電子線を走査し
てもチャージアップが殆ど発生しないこと(二次電子放
出効率ηがほぼ1に近いこと)を意味する。)と、いず
れか一方の画像における上部パターンと下部パターン
(上部パターンの間隔)との間との画像コントラストρ
を計算し、画質として記憶する。記憶した画質の内画像
の差の画像全面での和σが一定の許容値以下(チャージ
アップが殆ど発生しないことを意味する。)で、しかも
画像コントラストρの最も高い、又は画像全面での平均
二次電子放出効率ηの変化が最小の条件として各電位E
0,E1,E2を最適検査条件として記憶することもでき
る。尚、最適な検査条件の設定は全て自動で行う替り
に、検査条件決定に必要な情報の計算結果、又は検出画
像そのものを作業者に提示し、提示した情報より作業者
が最適検査条件を決定する方式でも同様な効果を実現で
きる。また、画質の評価パラメータ、及び最適検査条件
の選定方法は上記実施の形態に限定されるものではな
い。被対象物の情報よりの検査条件を設定する方法につ
いて説明する。予め、図1および図10に示すような各
材質の被対象物上の加速電圧E及び被対象物上の電位勾
配αに対する二次電子放出効率ηの関係を求めて図15
に示す検査条件適正化部27における外部記憶装置13
7またはRAM134に記憶しておけば良い。この際上
記実施の形態で説明したように、被対象物20上におけ
る指定された繰り返される各パターンの領域から発生し
た二次電子や反射電子等の物理的変化を現わした波形ま
たは画像の信号をセンサ11で検出してA/D変換器2
4でデジタル画像信号に変換して画像メモリ133に記
憶し、この記憶されたデジタル画像信号から二次電子放
出効率ηを算出する方法以外に、理論的解析方法を用い
て算出することもできる。
複数回同一場所を電子線を走査して画像を検出して、そ
れら画像を比較し、画像の差の画像全面での和σ(和σ
が小さいということは複数回同一場所を電子線を走査し
てもチャージアップが殆ど発生しないこと(二次電子放
出効率ηがほぼ1に近いこと)を意味する。)と、いず
れか一方の画像における上部パターンと下部パターン
(上部パターンの間隔)との間との画像コントラストρ
を計算し、画質として記憶する。記憶した画質の内画像
の差の画像全面での和σが一定の許容値以下(チャージ
アップが殆ど発生しないことを意味する。)で、しかも
画像コントラストρの最も高い、又は画像全面での平均
二次電子放出効率ηの変化が最小の条件として各電位E
0,E1,E2を最適検査条件として記憶することもでき
る。尚、最適な検査条件の設定は全て自動で行う替り
に、検査条件決定に必要な情報の計算結果、又は検出画
像そのものを作業者に提示し、提示した情報より作業者
が最適検査条件を決定する方式でも同様な効果を実現で
きる。また、画質の評価パラメータ、及び最適検査条件
の選定方法は上記実施の形態に限定されるものではな
い。被対象物の情報よりの検査条件を設定する方法につ
いて説明する。予め、図1および図10に示すような各
材質の被対象物上の加速電圧E及び被対象物上の電位勾
配αに対する二次電子放出効率ηの関係を求めて図15
に示す検査条件適正化部27における外部記憶装置13
7またはRAM134に記憶しておけば良い。この際上
記実施の形態で説明したように、被対象物20上におけ
る指定された繰り返される各パターンの領域から発生し
た二次電子や反射電子等の物理的変化を現わした波形ま
たは画像の信号をセンサ11で検出してA/D変換器2
4でデジタル画像信号に変換して画像メモリ133に記
憶し、この記憶されたデジタル画像信号から二次電子放
出効率ηを算出する方法以外に、理論的解析方法を用い
て算出することもできる。
【0045】次に被対象物20の表面構造を示す工程番
号または被対象物番号に対応させて被対象物(被検査対
象物)を構成する複数材質よりなる断面構造上の上部に
位置する材質(上部パターンの材質)と下部に位置する
材質(下部パターンの材質)との2つの材質や上部パタ
ーンの膜厚や形状、更に電子線の走査条件等を入力手段
135等を用いて指定する。CPU131は、外部記憶
装置137またはRAM134に記憶された上記関係テ
ーブルから指定された被対象物20の表面構造に適する
検査条件(例えば各電位E0,E1,E2)を選定し、被
対象物20の表面構造を示す工程番号または被対象物番
号に対応させてRAM134等に記憶する。この検査条
件の選定は、例えば上部に位置する材質(上部パター
ン)からの電子放出効率ηがほぼ1であり、しかも下部
に位置する材質(下部パターン)からの二次電子放出率
ηが例えば0.7から1.2等の予め決めた範囲内であ
り、かつ上部に位置する材質(上部パターン)からの二
次電子放出効率ηとの差がある程度存在する条件を探
し、これに対応する各電位E0,E1,E2を求めること
によって行われる。当然検査条件の選定においては、上
部パターンの膜厚や形状、更に電子線の走査条件等を考
慮する必要が有る。それは、特に上部パターンに対する
チャージアップ特性が変わって来るからである。
号または被対象物番号に対応させて被対象物(被検査対
象物)を構成する複数材質よりなる断面構造上の上部に
位置する材質(上部パターンの材質)と下部に位置する
材質(下部パターンの材質)との2つの材質や上部パタ
ーンの膜厚や形状、更に電子線の走査条件等を入力手段
135等を用いて指定する。CPU131は、外部記憶
装置137またはRAM134に記憶された上記関係テ
ーブルから指定された被対象物20の表面構造に適する
検査条件(例えば各電位E0,E1,E2)を選定し、被
対象物20の表面構造を示す工程番号または被対象物番
号に対応させてRAM134等に記憶する。この検査条
件の選定は、例えば上部に位置する材質(上部パター
ン)からの電子放出効率ηがほぼ1であり、しかも下部
に位置する材質(下部パターン)からの二次電子放出率
ηが例えば0.7から1.2等の予め決めた範囲内であ
り、かつ上部に位置する材質(上部パターン)からの二
次電子放出効率ηとの差がある程度存在する条件を探
し、これに対応する各電位E0,E1,E2を求めること
によって行われる。当然検査条件の選定においては、上
部パターンの膜厚や形状、更に電子線の走査条件等を考
慮する必要が有る。それは、特に上部パターンに対する
チャージアップ特性が変わって来るからである。
【0046】次に、検査条件設定部28における検査条
件の設定について説明する。検査条件適正化部27にお
いて予め選定された検査条件は、RAM134等に記憶
されている。従って、検査条件設定部28において、被
対象物20の表面構造を示す工程番号または被対象物番
号を入力手段135等を用いて入力することにより、R
AM134等から適正化された検査条件(各電位E0,
E1,E2)を読出して全体制御部26を介して電位制御
部23に対して設定することができる。
件の設定について説明する。検査条件適正化部27にお
いて予め選定された検査条件は、RAM134等に記憶
されている。従って、検査条件設定部28において、被
対象物20の表面構造を示す工程番号または被対象物番
号を入力手段135等を用いて入力することにより、R
AM134等から適正化された検査条件(各電位E0,
E1,E2)を読出して全体制御部26を介して電位制御
部23に対して設定することができる。
【0047】電位制御部23は、検査条件設定部28に
おいて設定された検査条件(各電位E0,E1,E2)に
基づいて、被対象物20に対する電位E0、被対象物上
での電位勾配αを付与するための電圧付与手段19に対
する電位E1、電子線源14に対する電位E2を制御す
る。(E0−E2)は電子線源14から被対象物(試料)
20までの電位差を表しており、図1に示した加速電圧
Eである。また、(E0−E1)は被対象物(試料)面上
での電位勾配αに比例している。図12は電位勾配α
((E0−E1)に比例する。)を変化させた場合の二次
電子放出効率ηを示している。電位勾配αが正、つまり
二次電子を減速させる場合は二次電子が放出されにくく
なるため二次電子放出効率ηは減少する。一方、電位勾
配αが負、つまり二次電子を加速させる場合は二次電子
が放出されやすくなるため二次電子放出効率ηは増加す
る。これら2つのパラメータを電位制御部23において
所定の関係で制御することで、上部に位置する材質(上
部パターン)に対して二次電子放出率ηをほぼ1(1前
後の小さな許容値内)で上部パターンに対してチャージ
アップを極力抑えた状態にでき、上部に位置する材質
(上部パターン)と上部に位置しない材質(下部パター
ン)との画像コントラストρを適正化することができ
る。これにより、上部パターンに対してチャージアップ
を起こさない条件で、しかも十分なコントラストを持っ
た画像を検出することができる。
おいて設定された検査条件(各電位E0,E1,E2)に
基づいて、被対象物20に対する電位E0、被対象物上
での電位勾配αを付与するための電圧付与手段19に対
する電位E1、電子線源14に対する電位E2を制御す
る。(E0−E2)は電子線源14から被対象物(試料)
20までの電位差を表しており、図1に示した加速電圧
Eである。また、(E0−E1)は被対象物(試料)面上
での電位勾配αに比例している。図12は電位勾配α
((E0−E1)に比例する。)を変化させた場合の二次
電子放出効率ηを示している。電位勾配αが正、つまり
二次電子を減速させる場合は二次電子が放出されにくく
なるため二次電子放出効率ηは減少する。一方、電位勾
配αが負、つまり二次電子を加速させる場合は二次電子
が放出されやすくなるため二次電子放出効率ηは増加す
る。これら2つのパラメータを電位制御部23において
所定の関係で制御することで、上部に位置する材質(上
部パターン)に対して二次電子放出率ηをほぼ1(1前
後の小さな許容値内)で上部パターンに対してチャージ
アップを極力抑えた状態にでき、上部に位置する材質
(上部パターン)と上部に位置しない材質(下部パター
ン)との画像コントラストρを適正化することができ
る。これにより、上部パターンに対してチャージアップ
を起こさない条件で、しかも十分なコントラストを持っ
た画像を検出することができる。
【0048】また、これらにより、被対象物の断面構造
に対応させて高速で微細な欠陥や寸法を高信頼性でもっ
て検査することができ、その結果パターン線幅の微細化
したウエハの微細なパターン欠陥や寸法を製造ライン中
で検査することが可能となった。特に電子線を用いるこ
とにより、光学的には透過な酸化膜やレジスト等のパタ
ーンにおける欠陥や寸法を高信頼性でもって検査をする
ことができる。
に対応させて高速で微細な欠陥や寸法を高信頼性でもっ
て検査することができ、その結果パターン線幅の微細化
したウエハの微細なパターン欠陥や寸法を製造ライン中
で検査することが可能となった。特に電子線を用いるこ
とにより、光学的には透過な酸化膜やレジスト等のパタ
ーンにおける欠陥や寸法を高信頼性でもって検査をする
ことができる。
【0049】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
2の実施の形態について図16を用いて説明する。即
ち、本システム(検査装置)は、電子線を発生させる電
子線源14と、電子ビームを走査させて画像化するため
のビーム偏向器15と、電子線を被対象物であるウエハ
20上に結像させる対物レンズ(静電光学系)18と、
対物レンズ18とウエハ(被対象物)20の間に設けた
グリッド等の電圧付与手段19と、ウエハ20を搭載
し、ウエハ20を保持する試料台21と、試料台21を
走査したり位置決めしたりするステージ46と、ウエハ
20の表面から発生した二次電子を二次電子検出器16
に集めるためのExB(電界E(electric field)と磁
界B(magnetic field)とが付与されるもの)17と、
高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13から得られ
るウエハ表面の高さ情報に基づいて対物レンズ18の焦
点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビーム偏向器
15を制御して電子ビームの走査を実現する走査制御部
47と、試料台21の電位E0を調整する試料台電位調
整49、グリッド等の電圧付与手段19の電位E1を制
御するグリッド電位調整48および電子線源14の電圧
E2を制御する線源電位調整51からなる電位制御部2
1と、二次電子検出器16よりの信号をA/D変換する
A/D変換器24と、画像メモリ52および画像比較手
段53からなり、A/D変換器24でA/D変換された
デジタル画像を処理する画像処理部25と、A/D変換
されたデジタル画像より検査条件を適正化する検査条件
適正化部27aと、該検査条件適正化部27aで適正化
されて選定された検査条件を設定記憶する検査条件設定
部28と、ステージ46を制御するステージ制御部50
と、これら全体を制御する全体制御部26と、電子線源
14、ビーム偏向器15、対物レンズ(静電光学系)1
8、グリッド等の電圧付与手段19および被対象物(試
料)であるウエハ20等を収納した真空試料室45とよ
りなる。
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
2の実施の形態について図16を用いて説明する。即
ち、本システム(検査装置)は、電子線を発生させる電
子線源14と、電子ビームを走査させて画像化するため
のビーム偏向器15と、電子線を被対象物であるウエハ
20上に結像させる対物レンズ(静電光学系)18と、
対物レンズ18とウエハ(被対象物)20の間に設けた
グリッド等の電圧付与手段19と、ウエハ20を搭載
し、ウエハ20を保持する試料台21と、試料台21を
走査したり位置決めしたりするステージ46と、ウエハ
20の表面から発生した二次電子を二次電子検出器16
に集めるためのExB(電界E(electric field)と磁
界B(magnetic field)とが付与されるもの)17と、
高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13から得られ
るウエハ表面の高さ情報に基づいて対物レンズ18の焦
点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビーム偏向器
15を制御して電子ビームの走査を実現する走査制御部
47と、試料台21の電位E0を調整する試料台電位調
整49、グリッド等の電圧付与手段19の電位E1を制
御するグリッド電位調整48および電子線源14の電圧
E2を制御する線源電位調整51からなる電位制御部2
1と、二次電子検出器16よりの信号をA/D変換する
A/D変換器24と、画像メモリ52および画像比較手
段53からなり、A/D変換器24でA/D変換された
デジタル画像を処理する画像処理部25と、A/D変換
されたデジタル画像より検査条件を適正化する検査条件
適正化部27aと、該検査条件適正化部27aで適正化
されて選定された検査条件を設定記憶する検査条件設定
部28と、ステージ46を制御するステージ制御部50
と、これら全体を制御する全体制御部26と、電子線源
14、ビーム偏向器15、対物レンズ(静電光学系)1
8、グリッド等の電圧付与手段19および被対象物(試
料)であるウエハ20等を収納した真空試料室45とよ
りなる。
【0050】本システムのシーケンスを図14(b)に
示す。検査前に予め検査条件を設定する方式で、予め表
面の断面構造が変化する種類毎(工程毎によって表面の
断面構造が変化する。被検査対象物の表面の断面構造
が、例えば露光現像して出来上がったレジストパターン
であったり、配線層間における上層配線と下層配線とを
接続するスルホールが形成された絶縁膜パターンであっ
たり、配線パターンであったりする。)に試料(ウエ
ハ)20をローディングし(ステップ31b)、位置合
わせした(ステップ32b)後、検査条件適正化部27
aにおいて検査条件の適正化を行い(ステップ33
b)、アンローディングする(ステップ36b)。
示す。検査前に予め検査条件を設定する方式で、予め表
面の断面構造が変化する種類毎(工程毎によって表面の
断面構造が変化する。被検査対象物の表面の断面構造
が、例えば露光現像して出来上がったレジストパターン
であったり、配線層間における上層配線と下層配線とを
接続するスルホールが形成された絶縁膜パターンであっ
たり、配線パターンであったりする。)に試料(ウエ
ハ)20をローディングし(ステップ31b)、位置合
わせした(ステップ32b)後、検査条件適正化部27
aにおいて検査条件の適正化を行い(ステップ33
b)、アンローディングする(ステップ36b)。
【0051】検査条件適正化部27aにおける検査条件
の適正化処理(ステップ33b)は、CPU131から
全体制御部26に対して指令を出して全体制御部26よ
りの指令で各部を初期化し、ユーザが指定した場所にス
テージ46を駆動して移動し、高さ検出センサ13で検
出した試料(ウエハ)20の高さに焦点が合うように対
物レンズ18の焦点位置を焦点位置制御22で設定す
る。CPU131は、外部記憶装置137やRAM13
4等に格納された予め決めたメニューを表示手段136
に表示し、このメニューの中から試料の表面の立体構造
(断面構造)(特に上部パターンの材質および下部パタ
ーンの材質等)に最も近いものをユーザがマウス等の入
力手段135等により指定することによって選定し、そ
のメニューに登録された電子線源14の電位E2、グリ
ッド等の電圧付与手段19の電位E1、試料台21の電
位E0のそれぞれを、全体制御26を介して電位制御部
23における線源電位調整51、グリッド電位調整4
8、試料台電位調整48に対して設定し、全体制御26
を介して指令してその条件により決まる焦点位置を焦点
位置制御部22で設定し、全体制御26を介して指令し
て電子線源14よりの電子線を対物レンズ18を介して
ウエハ20に照射し、試料(ウエハ)20の表面から発
生する二次電子をExB17により集めて二次電子検出
器16より画像を検出し、A/D変換器24によりデジ
タル画像信号に変換する。CPU131は、A/D変換
器24から得られるデジタル画像信号を一旦画像メモリ
133に記憶して表示手段136に表示し、この表示さ
れたデジタル画像の中で、繰返し性があり、しかも上部
にあるパターンをユーザがマウス等の入力手段135等
を用いて指定し、そのパターンの輪郭線を抽出すること
によりパターンの形状情報を算出してRAM134また
は外部記憶装置137に記憶する。このように、繰返し
ピッチも含めてパターンの形状情報は、被検査対象物に
よって決まっている情報なので、CADデータ138か
ら直接得て、RAM134または外部記憶装置137に
記憶しても良い。従って、RAM134または外部記憶
装置137に記憶されたパターンの形状情報に基づい
て、二次電子検出器16より検出される画像に対して指
定することによって、上部パターンの領域か下部パター
ンの領域からの二次電子放出率ηを算出することができ
る。
の適正化処理(ステップ33b)は、CPU131から
全体制御部26に対して指令を出して全体制御部26よ
りの指令で各部を初期化し、ユーザが指定した場所にス
テージ46を駆動して移動し、高さ検出センサ13で検
出した試料(ウエハ)20の高さに焦点が合うように対
物レンズ18の焦点位置を焦点位置制御22で設定す
る。CPU131は、外部記憶装置137やRAM13
4等に格納された予め決めたメニューを表示手段136
に表示し、このメニューの中から試料の表面の立体構造
(断面構造)(特に上部パターンの材質および下部パタ
ーンの材質等)に最も近いものをユーザがマウス等の入
力手段135等により指定することによって選定し、そ
のメニューに登録された電子線源14の電位E2、グリ
ッド等の電圧付与手段19の電位E1、試料台21の電
位E0のそれぞれを、全体制御26を介して電位制御部
23における線源電位調整51、グリッド電位調整4
8、試料台電位調整48に対して設定し、全体制御26
を介して指令してその条件により決まる焦点位置を焦点
位置制御部22で設定し、全体制御26を介して指令し
て電子線源14よりの電子線を対物レンズ18を介して
ウエハ20に照射し、試料(ウエハ)20の表面から発
生する二次電子をExB17により集めて二次電子検出
器16より画像を検出し、A/D変換器24によりデジ
タル画像信号に変換する。CPU131は、A/D変換
器24から得られるデジタル画像信号を一旦画像メモリ
133に記憶して表示手段136に表示し、この表示さ
れたデジタル画像の中で、繰返し性があり、しかも上部
にあるパターンをユーザがマウス等の入力手段135等
を用いて指定し、そのパターンの輪郭線を抽出すること
によりパターンの形状情報を算出してRAM134また
は外部記憶装置137に記憶する。このように、繰返し
ピッチも含めてパターンの形状情報は、被検査対象物に
よって決まっている情報なので、CADデータ138か
ら直接得て、RAM134または外部記憶装置137に
記憶しても良い。従って、RAM134または外部記憶
装置137に記憶されたパターンの形状情報に基づい
て、二次電子検出器16より検出される画像に対して指
定することによって、上部パターンの領域か下部パター
ンの領域からの二次電子放出率ηを算出することができ
る。
【0052】次に、CPU131からの指令により、ウ
エハ上において電子線が照射される領域をチャージアッ
プが生じていない新たな表面領域にするために、全体制
御部26を介してステージ制御部50を駆動制御して試
料台21を設置したステージ46を走査しながら、全体
制御部26を介して電位制御部23を制御して各電位E
0,E1,E2を所定のピッチで変更し、全体制御26を
介して指令してその条件により決まる焦点位置オフセッ
トを焦点位置制御部22に設定し、全体制御26を介し
て指令して電子線源14よりの電子線を対物レンズ18
を介してウエハ20に照射し、各電位E0,E1,E2の
変更に応じてウエハ20上の繰り返される上部パターン
および下部パターンの表面領域から発生する二次電子を
ExB17により集めて二次電子検出器16より画像を
検出し、A/D変換器24によりデジタル画像信号に変
換する。CPU131は、A/D変換器24により得ら
れる各電位E0,E1,E2の変更に応じてウエハ20上
の繰り返される上部パターンおよび下部パターンの表面
領域からのデジタル画像を画像メモリ133に記憶し、
この記憶された各電位E0,E1,E2の変更に応じたデ
ジタル画像の中で、RAM134または外部記憶装置1
37に記憶したパターンの形状情報に基づいて上部パタ
ーンの領域か下部パターンの領域かを指定することによ
って、各電位E0,E1,E2の変更に応じた上部パター
ンの領域および下部パターンの領域における二次電子放
出率ηと、画像全体でのコントラストρ(上部パターン
の領域における二次電子放出率ηと下部パターンの領域
における二次電子放出率ηとの差で現わされる。)等の
画質を計算し、外部記憶装置137等に記憶する。CP
U131は、図11および図12に示すように、外部記
憶装置137等に記憶した画質の内、上部パターンから
の二次電子放出率ηが1前後の小さな(ほぼ1に近似さ
れる)許容値内(上部パターンへのチャージアップを殆
どなくした状態)で、しかも下部パターンからの二次電
子放出率ηが1前後の大きな許容値内(下部パターンへ
のチャージアップを出来るだけ少なくし)で、且つ適正
な画像コントラストρが得られる各電位E0,E1,E2
を求め、被検査対象物における表面の断面構造が変化す
る種類(工程別も含む)に対応させて検査条件(各電位
E0,E1,E2)として外部記憶装置137等に記憶す
る。なお、画像検出時には、焦点位置制御部22は、高
さ検出センサ13の出力に焦点位置オフセットを加算し
た焦点位置に追従制御させるものとする。またCPU1
31は、画像処理部25における例えば画像比較手段5
3から得られる実際に検査された欠陥情報(特に誤検出
情報)または画像比較手段53における検査判定基準
(欠陥判定基準)に基づいて、上部パターンからの二次
電子放出率ηに対して設定される1前後の小さな許容値
や下部パターンからの二次電子放出率ηに対して設定さ
れる1前後の大きな許容値等をキャリブレーション(調
整)することによって、検査条件(各電位E0,E1,E
2)を修正し、検査条件設定部28において検査条件
(各電位E0,E1,E2)を設定しなおして画像処理部
25における実際の検査において誤検出を防止すること
ができる。上記二次電子放出率ηに対する許容値は、画
像比較手段53における検査判定基準(欠陥判定基準)
と関係するからである。勿論、CPU131は、画像処
理部25における例えば画像比較手段53から得られる
実際に検査された欠陥情報(特に誤検出情報)について
の被検査対象物の表面断面構造と対応させた履歴に基づ
いて、直接検査条件(各電位E0,E1,E2)をキャリ
ブレーションすることも可能である。またCPU131
は、上部パターンからの二次電子放出率ηを算出する
際、またはこの二次電子放出率ηに対して1前後の小さ
な許容値を設定する際、CADデータ138から得られ
る上部パターンの形状(線幅や間隔も含む)や厚さ等の
情報に基づいて調整することによって、より適切な検査
条件を選定することができる。
エハ上において電子線が照射される領域をチャージアッ
プが生じていない新たな表面領域にするために、全体制
御部26を介してステージ制御部50を駆動制御して試
料台21を設置したステージ46を走査しながら、全体
制御部26を介して電位制御部23を制御して各電位E
0,E1,E2を所定のピッチで変更し、全体制御26を
介して指令してその条件により決まる焦点位置オフセッ
トを焦点位置制御部22に設定し、全体制御26を介し
て指令して電子線源14よりの電子線を対物レンズ18
を介してウエハ20に照射し、各電位E0,E1,E2の
変更に応じてウエハ20上の繰り返される上部パターン
および下部パターンの表面領域から発生する二次電子を
ExB17により集めて二次電子検出器16より画像を
検出し、A/D変換器24によりデジタル画像信号に変
換する。CPU131は、A/D変換器24により得ら
れる各電位E0,E1,E2の変更に応じてウエハ20上
の繰り返される上部パターンおよび下部パターンの表面
領域からのデジタル画像を画像メモリ133に記憶し、
この記憶された各電位E0,E1,E2の変更に応じたデ
ジタル画像の中で、RAM134または外部記憶装置1
37に記憶したパターンの形状情報に基づいて上部パタ
ーンの領域か下部パターンの領域かを指定することによ
って、各電位E0,E1,E2の変更に応じた上部パター
ンの領域および下部パターンの領域における二次電子放
出率ηと、画像全体でのコントラストρ(上部パターン
の領域における二次電子放出率ηと下部パターンの領域
における二次電子放出率ηとの差で現わされる。)等の
画質を計算し、外部記憶装置137等に記憶する。CP
U131は、図11および図12に示すように、外部記
憶装置137等に記憶した画質の内、上部パターンから
の二次電子放出率ηが1前後の小さな(ほぼ1に近似さ
れる)許容値内(上部パターンへのチャージアップを殆
どなくした状態)で、しかも下部パターンからの二次電
子放出率ηが1前後の大きな許容値内(下部パターンへ
のチャージアップを出来るだけ少なくし)で、且つ適正
な画像コントラストρが得られる各電位E0,E1,E2
を求め、被検査対象物における表面の断面構造が変化す
る種類(工程別も含む)に対応させて検査条件(各電位
E0,E1,E2)として外部記憶装置137等に記憶す
る。なお、画像検出時には、焦点位置制御部22は、高
さ検出センサ13の出力に焦点位置オフセットを加算し
た焦点位置に追従制御させるものとする。またCPU1
31は、画像処理部25における例えば画像比較手段5
3から得られる実際に検査された欠陥情報(特に誤検出
情報)または画像比較手段53における検査判定基準
(欠陥判定基準)に基づいて、上部パターンからの二次
電子放出率ηに対して設定される1前後の小さな許容値
や下部パターンからの二次電子放出率ηに対して設定さ
れる1前後の大きな許容値等をキャリブレーション(調
整)することによって、検査条件(各電位E0,E1,E
2)を修正し、検査条件設定部28において検査条件
(各電位E0,E1,E2)を設定しなおして画像処理部
25における実際の検査において誤検出を防止すること
ができる。上記二次電子放出率ηに対する許容値は、画
像比較手段53における検査判定基準(欠陥判定基準)
と関係するからである。勿論、CPU131は、画像処
理部25における例えば画像比較手段53から得られる
実際に検査された欠陥情報(特に誤検出情報)について
の被検査対象物の表面断面構造と対応させた履歴に基づ
いて、直接検査条件(各電位E0,E1,E2)をキャリ
ブレーションすることも可能である。またCPU131
は、上部パターンからの二次電子放出率ηを算出する
際、またはこの二次電子放出率ηに対して1前後の小さ
な許容値を設定する際、CADデータ138から得られ
る上部パターンの形状(線幅や間隔も含む)や厚さ等の
情報に基づいて調整することによって、より適切な検査
条件を選定することができる。
【0053】次に実際に検査する被検査対象物(ウエ
ハ)20に対する検査処理について説明する。まず実際
に検査する被検査対象物(ウエハ)20をローディング
する前に、検査条件設定部28において、実際に検査す
る被検査対象物における表面の断面構造が変化する種類
(工程別も含む)を入力手段135等を用いて入力する
ことによって、外部記憶装置137等に記憶された実際
に検査する被検査対象物に対応する検査条件(各電位E
0,E1,E2)を選定して、RAM134等に設定記憶
する。次に全体制御部26の指令に基づいて、実際に検
査する被検査対象物(ウエハ)20をローディングし
(ステップ31c)、位置合わせした(ステップ32
c)後、予め検査条件設定部28のRAM134等に設
定記憶されている被検査対象物の種類(ウエハの品種と
工程)に対応する検査条件(各電位E0,E1,E2)に
従って電位制御部23を構成する線源電位調整51とグ
リッド電位調整48と試料台電位調整48を制御して各
電位E0,E1,E2のそれぞれが得(ステップ34
c)、その条件により決まる焦点位置オフセットを焦点
位置制御部22で設定する。設定後、全体制御部26の
指令に基づいて、ステージ制御部50の制御によりステ
ージ46を一定速度でY方向に駆動走行しながら、走査
制御部47の制御によりビーム偏向器15を用いて電子
線源14よりの電子ビームをX方向に走査し、被検査対
象物20の表面から得られる二次電子をExB17で二
次電子検出器16に集めて二次電子検出器16により連
続して二次元の二次電子画像を検出し、A/D変換器2
4において二次元のデジタル二次電子画像信号に変換し
て画像処理部25における画像メモリ52に記憶する。
検出した二次元のデジタル二次電子画像信号と画像メモ
リ52に記憶した二次元のデジタル二次電子画像信号の
内、本来同一パターンであることが期待される例えばチ
ップ毎の画像信号同士を画像比較手段53で比較して異
なる部分を欠陥として検出し、画像処理部25内または
全体制御部26のメモリに欠陥が生じた位置座標も含め
て欠陥に関する情報を記憶する(ステップ35c)。検
査すべき場所全て検査を完了したら、被検査対象物20
を試料台21からアンローディングする(ステップ36
c)。
ハ)20に対する検査処理について説明する。まず実際
に検査する被検査対象物(ウエハ)20をローディング
する前に、検査条件設定部28において、実際に検査す
る被検査対象物における表面の断面構造が変化する種類
(工程別も含む)を入力手段135等を用いて入力する
ことによって、外部記憶装置137等に記憶された実際
に検査する被検査対象物に対応する検査条件(各電位E
0,E1,E2)を選定して、RAM134等に設定記憶
する。次に全体制御部26の指令に基づいて、実際に検
査する被検査対象物(ウエハ)20をローディングし
(ステップ31c)、位置合わせした(ステップ32
c)後、予め検査条件設定部28のRAM134等に設
定記憶されている被検査対象物の種類(ウエハの品種と
工程)に対応する検査条件(各電位E0,E1,E2)に
従って電位制御部23を構成する線源電位調整51とグ
リッド電位調整48と試料台電位調整48を制御して各
電位E0,E1,E2のそれぞれが得(ステップ34
c)、その条件により決まる焦点位置オフセットを焦点
位置制御部22で設定する。設定後、全体制御部26の
指令に基づいて、ステージ制御部50の制御によりステ
ージ46を一定速度でY方向に駆動走行しながら、走査
制御部47の制御によりビーム偏向器15を用いて電子
線源14よりの電子ビームをX方向に走査し、被検査対
象物20の表面から得られる二次電子をExB17で二
次電子検出器16に集めて二次電子検出器16により連
続して二次元の二次電子画像を検出し、A/D変換器2
4において二次元のデジタル二次電子画像信号に変換し
て画像処理部25における画像メモリ52に記憶する。
検出した二次元のデジタル二次電子画像信号と画像メモ
リ52に記憶した二次元のデジタル二次電子画像信号の
内、本来同一パターンであることが期待される例えばチ
ップ毎の画像信号同士を画像比較手段53で比較して異
なる部分を欠陥として検出し、画像処理部25内または
全体制御部26のメモリに欠陥が生じた位置座標も含め
て欠陥に関する情報を記憶する(ステップ35c)。検
査すべき場所全て検査を完了したら、被検査対象物20
を試料台21からアンローディングする(ステップ36
c)。
【0054】次に、前記した検査条件適正化部27aに
おける検査条件の適正化処理と異なる変形例について説
明する。即ち、本実施の形態における第1の変形例は、
CPU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次
電子放出率ηを計算する代わりに、予め辞書に登録して
指定した範囲の平均二次電子放出率ηを計算する。即
ち、CPU131は、各電位E0,E1,E2の変更に応
じた上部パターンの領域および下部パターンの領域にお
ける二次電子放出率ηから、予め外部記憶装置(辞書)
137等に登録して指定した範囲(繰り返される上部パ
ターンの領域と下部パターンの領域とが複数繰り返す範
囲)についての平均二次電子放出率ηを計算する。そし
てCPU131は、この計算された平均二次電子放出率
ηが1前後の小さい許容値(ほぼ1に近似される値)内
になる検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。
これによって、多少コントラストρは低下することにな
るが、被検査対象物の表面上に平均的にチャージアップ
が起こらないため長時間安定な検査を行うことができ
る。
おける検査条件の適正化処理と異なる変形例について説
明する。即ち、本実施の形態における第1の変形例は、
CPU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次
電子放出率ηを計算する代わりに、予め辞書に登録して
指定した範囲の平均二次電子放出率ηを計算する。即
ち、CPU131は、各電位E0,E1,E2の変更に応
じた上部パターンの領域および下部パターンの領域にお
ける二次電子放出率ηから、予め外部記憶装置(辞書)
137等に登録して指定した範囲(繰り返される上部パ
ターンの領域と下部パターンの領域とが複数繰り返す範
囲)についての平均二次電子放出率ηを計算する。そし
てCPU131は、この計算された平均二次電子放出率
ηが1前後の小さい許容値(ほぼ1に近似される値)内
になる検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。
これによって、多少コントラストρは低下することにな
るが、被検査対象物の表面上に平均的にチャージアップ
が起こらないため長時間安定な検査を行うことができ
る。
【0055】本実施の形態における第2の変形例は、C
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηの計算に加え、予め辞書に登録して指定した
範囲の平均二次電子放出率ηを計算し、これらの加重平
均が1に近い検査条件を選定する。即ち、CPU131
は、各電位E0,E1,E2の変更に応じた上部パターン
の領域からの二次電子放出率ηと上記ある範囲に亘る平
均二次電子放出率ηとを計算し、これらの加重平均が1
に近い検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。
これにより上部パターンのチャージアップと平均的なチ
ャージアップを最適化でき、長時間探偵な検査をするこ
とができる。
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηの計算に加え、予め辞書に登録して指定した
範囲の平均二次電子放出率ηを計算し、これらの加重平
均が1に近い検査条件を選定する。即ち、CPU131
は、各電位E0,E1,E2の変更に応じた上部パターン
の領域からの二次電子放出率ηと上記ある範囲に亘る平
均二次電子放出率ηとを計算し、これらの加重平均が1
に近い検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。
これにより上部パターンのチャージアップと平均的なチ
ャージアップを最適化でき、長時間探偵な検査をするこ
とができる。
【0056】本実施の形態における第3の変形例は、C
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、作業者が指定した場所
の二次電子放出率ηを計算する。即ち、CPU131か
らの指令により、ウエハ上において電子線が照射される
領域をチャージアップが生じていない新たな表面領域に
するために、全体制御部26を介してステージ制御部5
0を駆動制御して試料台21を設置したステージ46を
走査しながら、全体制御部26を介して電位制御部23
を制御して各電位E0,E1,E2を所定のピッチで変更
し、全体制御26を介して指令してその条件により決ま
る焦点位置オフセットを焦点位置制御部22に設定し、
全体制御26を介して指令して電子線源14よりの電子
線を対物レンズ18を介してウエハ20に照射し、各電
位E0,E1,E2の変更に応じてウエハ20上の繰り返
される上部パターンおよび下部パターンの表面領域から
発生する二次電子をExB17により集めて二次電子検
出器16より画像を検出し、A/D変換器24によりデ
ジタル画像信号に変換し、CPU131は、A/D変換
器24により得られる各電位E0,E1,E2の変更に応
じてウエハ20上の繰り返される上部パターンおよび下
部パターンの表面領域からのデジタル画像を画像メモリ
133に記憶し、これら各電位E0,E1,E2の変更に
応じたデジタル画像を表示手段136の画面に表示し、
この表示された各電位E0,E1,E2の変更に応じたデ
ジタル画像に対して二次電子放出率ηを計算する箇所
(領域)を入力手段135等を用いて指定することによ
り、この指定された箇所(領域)において二次電子放出
率ηやコントラストρを計算することができる。これに
より辞書登録の必要性が無く、必ずしも繰り返し性のな
いパターンであっても検査条件の選定ができる。また各
電位E0,E1,E2を入力手段135等を用いてクリッ
プしながら、表示手段136の画面に表示された各電位
E0,E1,E2の変更に応じたデジタル画像を観察しな
がら、二次電子放出率ηやコントラストρを計算するこ
となく直接上部パターンにチャージアップが見られず、
しかも適正なコントラストρを有する検査条件(各電位
E0,E1,E2)を選定して外部記憶装置137等に被
検査対象物の種類(表面の断面構造)に対応させて記憶
することができる。またCPU131が二次電子放出率
ηやコントラストρを計算することによって検査条件
(各電位E0,E1,E2)の適正化をはかった場合、そ
の適正化されたデジタル画像を表示手段136の画面に
表示することによって、検査条件の適正化を確認するこ
とができる。
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、作業者が指定した場所
の二次電子放出率ηを計算する。即ち、CPU131か
らの指令により、ウエハ上において電子線が照射される
領域をチャージアップが生じていない新たな表面領域に
するために、全体制御部26を介してステージ制御部5
0を駆動制御して試料台21を設置したステージ46を
走査しながら、全体制御部26を介して電位制御部23
を制御して各電位E0,E1,E2を所定のピッチで変更
し、全体制御26を介して指令してその条件により決ま
る焦点位置オフセットを焦点位置制御部22に設定し、
全体制御26を介して指令して電子線源14よりの電子
線を対物レンズ18を介してウエハ20に照射し、各電
位E0,E1,E2の変更に応じてウエハ20上の繰り返
される上部パターンおよび下部パターンの表面領域から
発生する二次電子をExB17により集めて二次電子検
出器16より画像を検出し、A/D変換器24によりデ
ジタル画像信号に変換し、CPU131は、A/D変換
器24により得られる各電位E0,E1,E2の変更に応
じてウエハ20上の繰り返される上部パターンおよび下
部パターンの表面領域からのデジタル画像を画像メモリ
133に記憶し、これら各電位E0,E1,E2の変更に
応じたデジタル画像を表示手段136の画面に表示し、
この表示された各電位E0,E1,E2の変更に応じたデ
ジタル画像に対して二次電子放出率ηを計算する箇所
(領域)を入力手段135等を用いて指定することによ
り、この指定された箇所(領域)において二次電子放出
率ηやコントラストρを計算することができる。これに
より辞書登録の必要性が無く、必ずしも繰り返し性のな
いパターンであっても検査条件の選定ができる。また各
電位E0,E1,E2を入力手段135等を用いてクリッ
プしながら、表示手段136の画面に表示された各電位
E0,E1,E2の変更に応じたデジタル画像を観察しな
がら、二次電子放出率ηやコントラストρを計算するこ
となく直接上部パターンにチャージアップが見られず、
しかも適正なコントラストρを有する検査条件(各電位
E0,E1,E2)を選定して外部記憶装置137等に被
検査対象物の種類(表面の断面構造)に対応させて記憶
することができる。またCPU131が二次電子放出率
ηやコントラストρを計算することによって検査条件
(各電位E0,E1,E2)の適正化をはかった場合、そ
の適正化されたデジタル画像を表示手段136の画面に
表示することによって、検査条件の適正化を確認するこ
とができる。
【0057】本実施の形態における第4の変形例は、C
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、画像全体又は作業者が
指定した範囲内の平均二次電子放出率ηを計算する。こ
れにより辞書登録の必要性が無く、必ずしも繰り返し性
のないパターンであっても検査条件(各電位E0,E1,
E2)の選定ができ、平均的にチャージアップが起こら
ないため長時間安定な検査を実現することができる。本
実施の形態における第5の変形例は、CPU131が予
め辞書に登録して指定した場所の二次電子放出率ηを計
算する代わりに、複数の走査方法(図6(b)(c)に
示す如く走査方向を変えたり、同じ箇所を続けて複数走
査したりする方法)で二次電子等によるデジタル画像を
検出し、それら一致度(デジタル画像の差がない程度)
を計算し、その一致度が高い検査条件(各電位E0,
E1,E2)を選定する。即ち、被検査対象物の表面に
おいてチャージアップが生じている場合には、チャージ
アップの緩和現象があるとしても、比較的短時間の間に
電子線を複数走査することによってチャージアップの現
象に変化が生じる筈である。従って、検出されるデジタ
ル画像の間に変化が見られない(一致度が高い)場合に
は、被検査対象物の表面においてチャージアップが生じ
ていないことを示す。またコントラストρについては、
検出できるデジタル画像から算出することができる。こ
れによれば登録辞書や作業者の指定なく検査条件の選定
ができる。なお、検出されるデジタル画像の間の差(変
化)によって、逆に被検査対象物の表面にチャージアッ
プする現象を把握することができる。
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、画像全体又は作業者が
指定した範囲内の平均二次電子放出率ηを計算する。こ
れにより辞書登録の必要性が無く、必ずしも繰り返し性
のないパターンであっても検査条件(各電位E0,E1,
E2)の選定ができ、平均的にチャージアップが起こら
ないため長時間安定な検査を実現することができる。本
実施の形態における第5の変形例は、CPU131が予
め辞書に登録して指定した場所の二次電子放出率ηを計
算する代わりに、複数の走査方法(図6(b)(c)に
示す如く走査方向を変えたり、同じ箇所を続けて複数走
査したりする方法)で二次電子等によるデジタル画像を
検出し、それら一致度(デジタル画像の差がない程度)
を計算し、その一致度が高い検査条件(各電位E0,
E1,E2)を選定する。即ち、被検査対象物の表面に
おいてチャージアップが生じている場合には、チャージ
アップの緩和現象があるとしても、比較的短時間の間に
電子線を複数走査することによってチャージアップの現
象に変化が生じる筈である。従って、検出されるデジタ
ル画像の間に変化が見られない(一致度が高い)場合に
は、被検査対象物の表面においてチャージアップが生じ
ていないことを示す。またコントラストρについては、
検出できるデジタル画像から算出することができる。こ
れによれば登録辞書や作業者の指定なく検査条件の選定
ができる。なお、検出されるデジタル画像の間の差(変
化)によって、逆に被検査対象物の表面にチャージアッ
プする現象を把握することができる。
【0058】本実施の形態における第6の変形例は、C
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、辞書に被検査対象物上
において走査方向を180度変えても同一なデジタル画
像信号として検出できるパターンを登録しておき、該パ
ターンの位置を指定することによって全体制御部26を
介して図17に示すように該パターン171が照射され
る電子線172が位置合わせされ、その後該パターン1
71に対して電子線の走査方向を180度変えて電子線
172を173および174により往復走査し、一方の
走査線から得られるデジタル画像信号を180度鏡面対
称に反転させてこの反転したデジタル画像信号と他方の
走査線から得られるデジタル画像信号とを比較してその
一致度を計算し、その一致度が高く、しかも検出される
デジタル画像に基づいて算出されるコントラストρが適
正な検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。な
お、パターン171にチャージアップが生じた場合に
は、往復の各走査線173および174においてデジタ
ル画像としてパターン171における走査線の下流側に
尾175を引いたようなものが現われる。従って、一方
の走査線から得られるデジタル画像信号を180度反転
したデジタル画像信号と他方の走査線から得られるデジ
タル画像信号とを比較することによって、パターン17
1にチャージアップが生じた場合には、パターン171
の両側において尾175が不一致(差)として現われる
ことになる。パターン171にチャージアップが生じな
い場合には、往復の各走査線173および174におい
てデジタル画像としてパターン171における走査線の
下流側に尾175が発生しなくなり、一致度が高くな
る。即ち、パターン171にチャージアップが生じない
検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定することがで
きる。この変形例によれば被検査対象物の断面構造の情
報なしに適正な検査条件の選定が可能となる。なお、一
方の走査線から得られるデジタル画像信号を180度反
転したデジタル画像信号と他方の走査線から得られるデ
ジタル画像信号とを比較することによって、パターン1
71の両側において不一致(差)として現われる尾17
5を検出することによって、パターン171に生じたチ
ャージアップ現象を把握することが出来る。
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、辞書に被検査対象物上
において走査方向を180度変えても同一なデジタル画
像信号として検出できるパターンを登録しておき、該パ
ターンの位置を指定することによって全体制御部26を
介して図17に示すように該パターン171が照射され
る電子線172が位置合わせされ、その後該パターン1
71に対して電子線の走査方向を180度変えて電子線
172を173および174により往復走査し、一方の
走査線から得られるデジタル画像信号を180度鏡面対
称に反転させてこの反転したデジタル画像信号と他方の
走査線から得られるデジタル画像信号とを比較してその
一致度を計算し、その一致度が高く、しかも検出される
デジタル画像に基づいて算出されるコントラストρが適
正な検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定する。な
お、パターン171にチャージアップが生じた場合に
は、往復の各走査線173および174においてデジタ
ル画像としてパターン171における走査線の下流側に
尾175を引いたようなものが現われる。従って、一方
の走査線から得られるデジタル画像信号を180度反転
したデジタル画像信号と他方の走査線から得られるデジ
タル画像信号とを比較することによって、パターン17
1にチャージアップが生じた場合には、パターン171
の両側において尾175が不一致(差)として現われる
ことになる。パターン171にチャージアップが生じな
い場合には、往復の各走査線173および174におい
てデジタル画像としてパターン171における走査線の
下流側に尾175が発生しなくなり、一致度が高くな
る。即ち、パターン171にチャージアップが生じない
検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定することがで
きる。この変形例によれば被検査対象物の断面構造の情
報なしに適正な検査条件の選定が可能となる。なお、一
方の走査線から得られるデジタル画像信号を180度反
転したデジタル画像信号と他方の走査線から得られるデ
ジタル画像信号とを比較することによって、パターン1
71の両側において不一致(差)として現われる尾17
5を検出することによって、パターン171に生じたチ
ャージアップ現象を把握することが出来る。
【0059】本実施の形態における第7の変形例は、C
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、図9に示すように被検
査対象物上のある領域について電子線を複数回走査して
それぞれにおけるデジタル画像を検出し、例えば1回目
の検出デジタル画像と複数回目の検出デジタル画像とを
比較してその一致度を計算し、その一致度が高く、しか
も検出されるデジタル画像に基づいて算出されるコント
ラストρが適正な検査条件(各電位E0,E1,E2)を
選定する。即ち上部パターンにチャージアップが生じて
いれば、例えば1回目の検出デジタル画像と複数回目の
検出デジタル画像との間の差が大きくなる。逆に上部パ
ターンにチャージアップが生じていなければ、例えば1
回目の検出デジタル画像と複数回目の検出デジタル画像
との間の差が殆どなく、一致度が高くなる。従って、上
部パターンにチャージアップが生じない検査条件(各電
位E0,E1,E2)を選定することができる。逆にを比
較のこの変形例によれば被検査対象物の表面断面構造の
情報無しに適正な検査条件を選定することができる。
PU131が予め辞書に登録して指定した場所の二次電
子放出率ηを計算する代わりに、図9に示すように被検
査対象物上のある領域について電子線を複数回走査して
それぞれにおけるデジタル画像を検出し、例えば1回目
の検出デジタル画像と複数回目の検出デジタル画像とを
比較してその一致度を計算し、その一致度が高く、しか
も検出されるデジタル画像に基づいて算出されるコント
ラストρが適正な検査条件(各電位E0,E1,E2)を
選定する。即ち上部パターンにチャージアップが生じて
いれば、例えば1回目の検出デジタル画像と複数回目の
検出デジタル画像との間の差が大きくなる。逆に上部パ
ターンにチャージアップが生じていなければ、例えば1
回目の検出デジタル画像と複数回目の検出デジタル画像
との間の差が殆どなく、一致度が高くなる。従って、上
部パターンにチャージアップが生じない検査条件(各電
位E0,E1,E2)を選定することができる。逆にを比
較のこの変形例によれば被検査対象物の表面断面構造の
情報無しに適正な検査条件を選定することができる。
【0060】本実施の形態における第8の変形例は、自
動で検査条件を選定する代わりに、CPU131は指定
した場所の二次電子放出率η、複数の走査方法で検出し
たデジタル画像の一致度、デジタル画像のコントラスト
等の画質評価パラメータを表示手段136に表示する等
して作業者に提示して検査条件を選定してもらう。本変
形例によれば単純な構成で適正な検査条件の選定ができ
る。本実施の形態における第9の変形例は、自動で検査
条件を選定する代わりに、CPU131は、変更される
各電位E0,E1,E2に対応させて検出されたデジタル
画像を表示手段136に表示するなどして作業者に提示
し、観察されるデジタル画像に基づいて適正な検査条件
(各電位E0,E1,E2)を選定してもらう。本変形例
によれば、被検査対象物の表面断面構造の情報無しに、
しかも単純な構成で検査条件の選定を行うことができ
る。また、以上説明した複数の変形例を適用して適正な
検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定してもよいこ
とは明らかである。
動で検査条件を選定する代わりに、CPU131は指定
した場所の二次電子放出率η、複数の走査方法で検出し
たデジタル画像の一致度、デジタル画像のコントラスト
等の画質評価パラメータを表示手段136に表示する等
して作業者に提示して検査条件を選定してもらう。本変
形例によれば単純な構成で適正な検査条件の選定ができ
る。本実施の形態における第9の変形例は、自動で検査
条件を選定する代わりに、CPU131は、変更される
各電位E0,E1,E2に対応させて検出されたデジタル
画像を表示手段136に表示するなどして作業者に提示
し、観察されるデジタル画像に基づいて適正な検査条件
(各電位E0,E1,E2)を選定してもらう。本変形例
によれば、被検査対象物の表面断面構造の情報無しに、
しかも単純な構成で検査条件の選定を行うことができ
る。また、以上説明した複数の変形例を適用して適正な
検査条件(各電位E0,E1,E2)を選定してもよいこ
とは明らかである。
【0061】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、各種の品種、工程のウエハ(被検査対象物)を適正
な検査条件(各電位E0,E1,E2)で検査でき、特定
の品種のみならず、複数の工程における様々な表面の断
面構造を有するウエハ(被検査対象物)上のパターンの
欠陥や寸法等の検査を実現することができる。これによ
り、図21に示した如く、外観検査装置として使用で
き、製造工程の流れの途中において光学的に検査できな
い表面の断面構造を有するレジストパターンや絶縁膜パ
ターンにおける微細な欠陥や寸法等の検査をインライン
で実現することができる。当然オフラインで実現するこ
ともできる。
ば、各種の品種、工程のウエハ(被検査対象物)を適正
な検査条件(各電位E0,E1,E2)で検査でき、特定
の品種のみならず、複数の工程における様々な表面の断
面構造を有するウエハ(被検査対象物)上のパターンの
欠陥や寸法等の検査を実現することができる。これによ
り、図21に示した如く、外観検査装置として使用で
き、製造工程の流れの途中において光学的に検査できな
い表面の断面構造を有するレジストパターンや絶縁膜パ
ターンにおける微細な欠陥や寸法等の検査をインライン
で実現することができる。当然オフラインで実現するこ
ともできる。
【0062】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
3の実施の形態について図18を用いて説明する。即
ち、本システム(装置)は、電子線を発生させる電子線
源14と、ビームを走査させて画像化するためのビーム
偏向器15と、電子線を被検査対象物であるウエハ20
上に結像させる対物レンズ18と、対物レンズ18とウ
エハ20の間に設けたグリッド等の電圧付与手段19
と、ウエハ20を保持する試料台21を設置してウエハ
20を走査したり位置決めしたりするステージ46と、
ウエハの表面から発生した二次電子を二次電子検出器1
6に集めるためのExB(電界E(electricfield)と
磁界B(magnetic field)とが付与されるもの)17
と、高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13から得
られるウエハ表面の高さ情報に基づいて対物レンズ18
の焦点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビーム偏
向器15を制御して電子ビームの走査を実現する走査制
御部47と、試料台21の電位E0を調整する試料台電
位調整49、グリッド等の電圧付与手段19の電位E1
を制御するグリッド電位調整48および電子線源14の
電圧E2を制御する線源電位調整51からなる電位制御
部21と、二次電子検出器16よりの信号をA/D変換
するA/D変換器24と、画像メモリ52および画像比
較手段53からなり、A/D変換器24でA/D変換さ
れたデジタル画像を処理する画像処理部25と、設計情
報等から得られる被検査対象物の表面断面構造に基づい
て検査条件を適正化する検査条件適正化部27bと、該
検査条件適正化部27bで適正化されて選定された検査
条件を設定記憶する検査条件設定部28と、ステージ4
6を制御するステージ制御部50と、これら全体を制御
する全体制御部26と、電子線源14、ビーム偏向器1
5、対物レンズ(静電光学系)18、グリッド等の電圧
付与手段19および被対象物(試料)であるウエハ20
等を収納した真空試料室45とよりなる。図16と異な
るのは、検査条件適正化部27bである。
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
3の実施の形態について図18を用いて説明する。即
ち、本システム(装置)は、電子線を発生させる電子線
源14と、ビームを走査させて画像化するためのビーム
偏向器15と、電子線を被検査対象物であるウエハ20
上に結像させる対物レンズ18と、対物レンズ18とウ
エハ20の間に設けたグリッド等の電圧付与手段19
と、ウエハ20を保持する試料台21を設置してウエハ
20を走査したり位置決めしたりするステージ46と、
ウエハの表面から発生した二次電子を二次電子検出器1
6に集めるためのExB(電界E(electricfield)と
磁界B(magnetic field)とが付与されるもの)17
と、高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13から得
られるウエハ表面の高さ情報に基づいて対物レンズ18
の焦点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビーム偏
向器15を制御して電子ビームの走査を実現する走査制
御部47と、試料台21の電位E0を調整する試料台電
位調整49、グリッド等の電圧付与手段19の電位E1
を制御するグリッド電位調整48および電子線源14の
電圧E2を制御する線源電位調整51からなる電位制御
部21と、二次電子検出器16よりの信号をA/D変換
するA/D変換器24と、画像メモリ52および画像比
較手段53からなり、A/D変換器24でA/D変換さ
れたデジタル画像を処理する画像処理部25と、設計情
報等から得られる被検査対象物の表面断面構造に基づい
て検査条件を適正化する検査条件適正化部27bと、該
検査条件適正化部27bで適正化されて選定された検査
条件を設定記憶する検査条件設定部28と、ステージ4
6を制御するステージ制御部50と、これら全体を制御
する全体制御部26と、電子線源14、ビーム偏向器1
5、対物レンズ(静電光学系)18、グリッド等の電圧
付与手段19および被対象物(試料)であるウエハ20
等を収納した真空試料室45とよりなる。図16と異な
るのは、検査条件適正化部27bである。
【0063】本システムのシーケンスを図14(c)に
示す。被検査対象物20を構成する複数の材質より検査
条件を設定する方式である。検査条件適正化部27bに
おける検査条件の適正化は、次に説明するように行われ
る。即ち、CPU131は、図1および図10に示す如
く、被検査対象の種類に亘って表面の断面構造を構成す
る複数材質についての試料上の加速電圧E及び試料上の
電位勾配αと二次電子放出効率ηとの関係を、入力手段
等135を用いて入力された実験値に基づいて理論的に
算出して外部記憶装置137等に記憶する。次に被検査
対象物の種類に応じた表面の断面構造を構成する複数材
質(上部に位置する材質と下部に位置する材質)を入力
手段等135を用いて指定する。CPU131は、指定
された上部に位置する材質の二次電子放出効率ηが1前
後の小さな許容値内(ほぼ1)であり、しかも下部に位
置する材質の二次電子放出率ηが例えば0.7から1.
2等の予め決めた許容範囲内であり、かつ上部に位置す
る材質の二次電子放出効率ηとの差(コントラストρ)
が適切な検査条件(各電位E0,E1,E2)を探し、こ
れを適正な検査条件として、外部記憶装置137等に記
憶する(ステップ37d)。当然外部記憶装置137等
には、被検査対象の種類の数に亘って、各種類に応じた
適正な検査条件の群が記憶されることになる。
示す。被検査対象物20を構成する複数の材質より検査
条件を設定する方式である。検査条件適正化部27bに
おける検査条件の適正化は、次に説明するように行われ
る。即ち、CPU131は、図1および図10に示す如
く、被検査対象の種類に亘って表面の断面構造を構成す
る複数材質についての試料上の加速電圧E及び試料上の
電位勾配αと二次電子放出効率ηとの関係を、入力手段
等135を用いて入力された実験値に基づいて理論的に
算出して外部記憶装置137等に記憶する。次に被検査
対象物の種類に応じた表面の断面構造を構成する複数材
質(上部に位置する材質と下部に位置する材質)を入力
手段等135を用いて指定する。CPU131は、指定
された上部に位置する材質の二次電子放出効率ηが1前
後の小さな許容値内(ほぼ1)であり、しかも下部に位
置する材質の二次電子放出率ηが例えば0.7から1.
2等の予め決めた許容範囲内であり、かつ上部に位置す
る材質の二次電子放出効率ηとの差(コントラストρ)
が適切な検査条件(各電位E0,E1,E2)を探し、こ
れを適正な検査条件として、外部記憶装置137等に記
憶する(ステップ37d)。当然外部記憶装置137等
には、被検査対象の種類の数に亘って、各種類に応じた
適正な検査条件の群が記憶されることになる。
【0064】次に実際にウエハを検査することについて
説明する。まず実際にウエハを検査する前に、検査条件
設定部28において、外部記憶装置137等に記憶され
た検査条件(各電位E0,E1,E2)の群の中から検査
しようとするウエハの種類(品種と工程とからなる。)
に対応する検査条件を選定してRAM134等に記憶す
る。次に全体制御部26からの指令で、実際に検査する
ウエハをローディングし(ステップ31d)、位置合わ
せした(ステップ32d)後、検査条件設定部28に記
憶された検査条件を読出して、電位制御部23を構成す
る試料台電位調整49、グリッド電位調整48および線
源電位調整51により各電位E0,E1,E2のそれぞれ
を制御し、この条件により決まる焦点位置オフセットを
焦点位置制御部22で設定する(ステップ34d)。こ
の設定後、全体制御部26からの指令によりステージ4
6をステージ制御部50からの制御により所定の速度で
Y方向に駆動しながら(このY方向の走査はビーム偏向
器15による走査を併用してもよい。)、走査制御部4
7からの制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源
14よりの電子ビームをX方向に走査して二次電子検出
器16から連続した二次元画像信号を検出し、A/D変
換器24で二次元デジタル画像信号に変換して画像処理
部25の画像メモリ52に記憶する。次に画像比較手段
53において、検出した二次元デジタル画像信号と画像
メモリ52に記憶された二次元デジタル画像信号のう
ち、本来同一であることが期待される(例えば繰り返さ
れるチップまたはブロックまたは単位領域(パターンか
らなる場合も含む)毎の)画像信号同士を比較して検査
基準(判定基準)に基づいて異なる部分を欠陥として判
定し、画像処理部25内または全体制御部26内のメモ
リに記録する(ステップ35d)。ウエハ20に対して
検査すべき場所全て検査を完了したらアンローディング
する(ステップ36d)。
説明する。まず実際にウエハを検査する前に、検査条件
設定部28において、外部記憶装置137等に記憶され
た検査条件(各電位E0,E1,E2)の群の中から検査
しようとするウエハの種類(品種と工程とからなる。)
に対応する検査条件を選定してRAM134等に記憶す
る。次に全体制御部26からの指令で、実際に検査する
ウエハをローディングし(ステップ31d)、位置合わ
せした(ステップ32d)後、検査条件設定部28に記
憶された検査条件を読出して、電位制御部23を構成す
る試料台電位調整49、グリッド電位調整48および線
源電位調整51により各電位E0,E1,E2のそれぞれ
を制御し、この条件により決まる焦点位置オフセットを
焦点位置制御部22で設定する(ステップ34d)。こ
の設定後、全体制御部26からの指令によりステージ4
6をステージ制御部50からの制御により所定の速度で
Y方向に駆動しながら(このY方向の走査はビーム偏向
器15による走査を併用してもよい。)、走査制御部4
7からの制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源
14よりの電子ビームをX方向に走査して二次電子検出
器16から連続した二次元画像信号を検出し、A/D変
換器24で二次元デジタル画像信号に変換して画像処理
部25の画像メモリ52に記憶する。次に画像比較手段
53において、検出した二次元デジタル画像信号と画像
メモリ52に記憶された二次元デジタル画像信号のう
ち、本来同一であることが期待される(例えば繰り返さ
れるチップまたはブロックまたは単位領域(パターンか
らなる場合も含む)毎の)画像信号同士を比較して検査
基準(判定基準)に基づいて異なる部分を欠陥として判
定し、画像処理部25内または全体制御部26内のメモ
リに記録する(ステップ35d)。ウエハ20に対して
検査すべき場所全て検査を完了したらアンローディング
する(ステップ36d)。
【0065】本実施の形態による第1の変形例は、被検
査対象物の情報のみにより探索して得られる検査条件
(各電位E0,E1,E2)をそのまま適用する代わり
に、探索して得られる検査条件(各電位E0,E1,
E2)の近傍で上記第2の実施の形態において説明した
方式(被検査対象物の表面から発生する二次電子を検出
して得られるデジタル画像信号に基づく検査条件の適正
化)でキャリブレーションすることによって実際のウエ
ハの表面の断面構造に適する検査条件を算出することが
出来る。即ち、チャージアップの現象は、表面の断面構
造におけるパターンの材質だけで決まるものではなく、
上部パターンの形状や厚さ等によっても変化するからで
ある。本変形例によれば、最短の時間で正確な検査条件
の設定を行うことができる。
査対象物の情報のみにより探索して得られる検査条件
(各電位E0,E1,E2)をそのまま適用する代わり
に、探索して得られる検査条件(各電位E0,E1,
E2)の近傍で上記第2の実施の形態において説明した
方式(被検査対象物の表面から発生する二次電子を検出
して得られるデジタル画像信号に基づく検査条件の適正
化)でキャリブレーションすることによって実際のウエ
ハの表面の断面構造に適する検査条件を算出することが
出来る。即ち、チャージアップの現象は、表面の断面構
造におけるパターンの材質だけで決まるものではなく、
上部パターンの形状や厚さ等によっても変化するからで
ある。本変形例によれば、最短の時間で正確な検査条件
の設定を行うことができる。
【0066】本実施の形態でも、上記第2の実施の形態
と同様な作用効果を得ることができる。即ち、各種の品
種、工程のウエハを最適な検査条件で検査でき、特定の
品種のみならず、複数の工程で得られるウエハに対して
適用することができる。
と同様な作用効果を得ることができる。即ち、各種の品
種、工程のウエハを最適な検査条件で検査でき、特定の
品種のみならず、複数の工程で得られるウエハに対して
適用することができる。
【0067】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出(観察)するシス
テムの第4の実施の形態について図19を用いて説明す
る。図19は本発明に係る観察用SEMの一実施の形態
を示す概略構成図である。本システム(装置)は、電子
線を発生させる電子線源14と、ビームを走査させて画
像化するためのビーム偏向器15と、電子線を被対象物
20上に結像させる対物レンズ18と、対物レンズと被
対象物との間に設けたグリッド等の電圧付与手段19
と、被対象物20を保持する試料台21を設置して被対
象物20を走査したり位置決めしたりするステージ46
と、被対象物の表面から発生した二次電子を二次電子検
出器16に集めるためのExB(電界E(electric fie
ld)と磁界B(magnetic field)とが付与されるもの)
17と、高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13か
ら得られる被対象物表面の高さ情報に基づいて対物レン
ズ18の焦点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビ
ーム偏向器15を制御して電子ビームの走査を実現する
走査制御部47と、試料台21の電位E0を調整する試
料台電位調整49、グリッド等の電圧付与手段19の電
位E1を制御するグリッド電位調整48および電子線源
14の電圧E2を制御する線源電位調整51からなる電
位制御部21と、二次電子検出器16よりの信号をA/
D変換するA/D変換器24と、A/D変換器24でA
/D変換されたデジタル画像をディスプレイ等のモニタ
55に表示する画像表示部54と、設計情報等から得ら
れる被検査対象物の表面断面構造に基づいて検査条件を
適正化する検査条件適正化部27bと、該検査条件適正
化部27bで適正化されて選定された検査条件を設定記
憶する検査条件設定部28と、ステージ46を制御する
ステージ制御部50と、これら全体を制御する全体制御
部26と、電子線源14、ビーム偏向器15、対物レン
ズ(静電光学系)18、グリッド等の電圧付与手段19
および被対象物(試料)であるウエハ20等を収納した
真空試料室45とよりなる。図16および図18と異な
るのは、画像処理部25に代えて、画像表示部54およ
びモニタ55を設けたことにある。なお、検査条件適正
化部27bにも、画像表示部54の機能を有すると共に
モニタ(表示手段)136を備えているので、モニタ5
5に代えてモニタ(表示手段)136を用いることがで
きる。
エハ等の被対象物上のパターンを検出(観察)するシス
テムの第4の実施の形態について図19を用いて説明す
る。図19は本発明に係る観察用SEMの一実施の形態
を示す概略構成図である。本システム(装置)は、電子
線を発生させる電子線源14と、ビームを走査させて画
像化するためのビーム偏向器15と、電子線を被対象物
20上に結像させる対物レンズ18と、対物レンズと被
対象物との間に設けたグリッド等の電圧付与手段19
と、被対象物20を保持する試料台21を設置して被対
象物20を走査したり位置決めしたりするステージ46
と、被対象物の表面から発生した二次電子を二次電子検
出器16に集めるためのExB(電界E(electric fie
ld)と磁界B(magnetic field)とが付与されるもの)
17と、高さ検出センサ13と、高さ検出センサ13か
ら得られる被対象物表面の高さ情報に基づいて対物レン
ズ18の焦点位置を調整する焦点位置制御部22と、ビ
ーム偏向器15を制御して電子ビームの走査を実現する
走査制御部47と、試料台21の電位E0を調整する試
料台電位調整49、グリッド等の電圧付与手段19の電
位E1を制御するグリッド電位調整48および電子線源
14の電圧E2を制御する線源電位調整51からなる電
位制御部21と、二次電子検出器16よりの信号をA/
D変換するA/D変換器24と、A/D変換器24でA
/D変換されたデジタル画像をディスプレイ等のモニタ
55に表示する画像表示部54と、設計情報等から得ら
れる被検査対象物の表面断面構造に基づいて検査条件を
適正化する検査条件適正化部27bと、該検査条件適正
化部27bで適正化されて選定された検査条件を設定記
憶する検査条件設定部28と、ステージ46を制御する
ステージ制御部50と、これら全体を制御する全体制御
部26と、電子線源14、ビーム偏向器15、対物レン
ズ(静電光学系)18、グリッド等の電圧付与手段19
および被対象物(試料)であるウエハ20等を収納した
真空試料室45とよりなる。図16および図18と異な
るのは、画像処理部25に代えて、画像表示部54およ
びモニタ55を設けたことにある。なお、検査条件適正
化部27bにも、画像表示部54の機能を有すると共に
モニタ(表示手段)136を備えているので、モニタ5
5に代えてモニタ(表示手段)136を用いることがで
きる。
【0068】本システムのシーケンスは、図14(c)
に示す如く、第3の実施の形態と同様とする。ただし、
ステップ35dにおける検査は、作業者よりの指示に従
って全体制御部26からの指令によりステージ46をス
テージ制御部50からの制御により所定の速度でY方向
に駆動しながら(このY方向の走査はビーム偏向器15
による走査を併用してもよい。)、走査制御部47から
の制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源14よ
りの電子ビームをX方向に走査して二次電子検出器16
から連続した二次元画像信号を検出し、A/D変換器2
4で二次元デジタル画像信号に変換して画像表示部54
内に設けられた画像メモリに記憶する。そして画像表示
部54は画像メモリに記憶された画像信号の中から指定
された画像を切りだしてモニタ55に拡大表示して作業
者に提示する。従って、作業者は、被対象物の表面上の
特定の部分画像を拡大して観察することができる。本実
施の形態によれば、被対象物の表面の材質の変化によら
ず、常にチャージアップを起こさない条件で観察するこ
とができる。
に示す如く、第3の実施の形態と同様とする。ただし、
ステップ35dにおける検査は、作業者よりの指示に従
って全体制御部26からの指令によりステージ46をス
テージ制御部50からの制御により所定の速度でY方向
に駆動しながら(このY方向の走査はビーム偏向器15
による走査を併用してもよい。)、走査制御部47から
の制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源14よ
りの電子ビームをX方向に走査して二次電子検出器16
から連続した二次元画像信号を検出し、A/D変換器2
4で二次元デジタル画像信号に変換して画像表示部54
内に設けられた画像メモリに記憶する。そして画像表示
部54は画像メモリに記憶された画像信号の中から指定
された画像を切りだしてモニタ55に拡大表示して作業
者に提示する。従って、作業者は、被対象物の表面上の
特定の部分画像を拡大して観察することができる。本実
施の形態によれば、被対象物の表面の材質の変化によら
ず、常にチャージアップを起こさない条件で観察するこ
とができる。
【0069】次に本発明に係る電子線を用いて半導体ウ
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
5の実施の形態について図20を用いて説明する。図2
0は本発明に係るパターンの寸法を検査する測長装置の
一実施の形態を示す概略構成図である。本システム(装
置)は、電子線を発生させる電子線源14と、ビームを
走査させて画像化するためのビーム偏向器15と、電子
線を被対象物20上に結像させる対物レンズ18と、対
物レンズと被対象物との間に設けたグリッド等の電圧付
与手段19と、被対象物20を保持する試料台21を設
置して被対象物20を走査したり位置決めしたりするス
テージ46と、被対象物の表面から発生した二次電子を
二次電子検出器16に集めるためのExB(電界E(el
ectric field)と磁界B(magnetic field)とが付与さ
れるもの)17と、高さ検出センサ13と、高さ検出セ
ンサ13から得られる被対象物表面の高さ情報に基づい
て対物レンズ18の焦点位置を調整する焦点位置制御部
22と、ビーム偏向器15を制御して電子ビームの走査
を実現する走査制御部47と、試料台21の電位E0を
調整する試料台電位調整49、グリッド等の電圧付与手
段19の電位E1を制御するグリッド電位調整48およ
び電子線源14の電圧E2を制御する線源電位調整51
からなる電位制御部21と、二次電子検出器16よりの
信号をA/D変換するA/D変換器24と、A/D変換
器24でA/D変換されたデジタル画像を記憶する画像
メモリを有し、この画像メモリに記憶されたデジタル画
像に基づいて所定のパターンの寸法を計測する計測処理
部56を有する画像処理部25と、A/D変換器24か
ら得られるデジタル画像に基づいて被検査対象物の表面
断面構造に対応させて検査条件を適正化する検査条件適
正化部27aと、該検査条件適正化部27aで適正化さ
れて選定された検査条件を設定記憶する検査条件設定部
28と、ステージ46を制御するステージ制御部50
と、これら全体を制御する全体制御部26と、電子線源
14、ビーム偏向器15、対物レンズ(静電光学系)1
8、グリッド等の電圧付与手段19および被対象物(試
料)であるウエハ20等を収納した真空試料室45とよ
りなる。図16および図18と異なるのは、画像処理部
25において被検査対象物上のパターンの寸法等を計測
することにある。なお、画像処理部25においてパター
ンの寸法を計測するためには、走査制御部47からビー
ム偏向器15に与える電子ビームの偏向量(走査量)お
よびステージ制御部50によってステージを走行させる
変位量(走行量)のデータが必要となる。そのため、画
像処理部25には、走査制御部47からビーム偏向器1
5に与える電子ビームの偏向量(走査量)およびステー
ジ制御部50によってステージを走行させる変位量(走
行量)のデータ(位置情報)221が入力されている。
エハ等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第
5の実施の形態について図20を用いて説明する。図2
0は本発明に係るパターンの寸法を検査する測長装置の
一実施の形態を示す概略構成図である。本システム(装
置)は、電子線を発生させる電子線源14と、ビームを
走査させて画像化するためのビーム偏向器15と、電子
線を被対象物20上に結像させる対物レンズ18と、対
物レンズと被対象物との間に設けたグリッド等の電圧付
与手段19と、被対象物20を保持する試料台21を設
置して被対象物20を走査したり位置決めしたりするス
テージ46と、被対象物の表面から発生した二次電子を
二次電子検出器16に集めるためのExB(電界E(el
ectric field)と磁界B(magnetic field)とが付与さ
れるもの)17と、高さ検出センサ13と、高さ検出セ
ンサ13から得られる被対象物表面の高さ情報に基づい
て対物レンズ18の焦点位置を調整する焦点位置制御部
22と、ビーム偏向器15を制御して電子ビームの走査
を実現する走査制御部47と、試料台21の電位E0を
調整する試料台電位調整49、グリッド等の電圧付与手
段19の電位E1を制御するグリッド電位調整48およ
び電子線源14の電圧E2を制御する線源電位調整51
からなる電位制御部21と、二次電子検出器16よりの
信号をA/D変換するA/D変換器24と、A/D変換
器24でA/D変換されたデジタル画像を記憶する画像
メモリを有し、この画像メモリに記憶されたデジタル画
像に基づいて所定のパターンの寸法を計測する計測処理
部56を有する画像処理部25と、A/D変換器24か
ら得られるデジタル画像に基づいて被検査対象物の表面
断面構造に対応させて検査条件を適正化する検査条件適
正化部27aと、該検査条件適正化部27aで適正化さ
れて選定された検査条件を設定記憶する検査条件設定部
28と、ステージ46を制御するステージ制御部50
と、これら全体を制御する全体制御部26と、電子線源
14、ビーム偏向器15、対物レンズ(静電光学系)1
8、グリッド等の電圧付与手段19および被対象物(試
料)であるウエハ20等を収納した真空試料室45とよ
りなる。図16および図18と異なるのは、画像処理部
25において被検査対象物上のパターンの寸法等を計測
することにある。なお、画像処理部25においてパター
ンの寸法を計測するためには、走査制御部47からビー
ム偏向器15に与える電子ビームの偏向量(走査量)お
よびステージ制御部50によってステージを走行させる
変位量(走行量)のデータが必要となる。そのため、画
像処理部25には、走査制御部47からビーム偏向器1
5に与える電子ビームの偏向量(走査量)およびステー
ジ制御部50によってステージを走行させる変位量(走
行量)のデータ(位置情報)221が入力されている。
【0070】本システムのシーケンスは、図14(b)
に示す如く、第2の実施の形態と同様とする。ただし、
ステップ35cにおいて、全体制御部26からの指令で
ステージ46をステージ制御部50の制御によって所定
の速度でY方向に駆動しながら走査制御部47の制御に
よりビーム偏向器15を用いて電子線源14よりの電子
ビームをX方向に走査して二次電子検出器16から連続
した二次元画像信号を検出し、A/D変換器24で二次
元デジタル画像信号に変換して画像処理部25内に設け
られた画像メモリに記憶する。画像処理部25は、入力
された走査制御部47からビーム偏向器15に与える電
子ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50
によってステージを走行させる変位量(走行量)のデー
タ(位置情報)221を用いて、上記画像メモリに記憶
された画像データに基づいて被対象物の表面に形成され
た所望のパターンの寸法を計測し、その結果を画像処理
部25内または全体制御部26内のメモリに記憶し、必
要に応じて作業者に提示すべく出力する。
に示す如く、第2の実施の形態と同様とする。ただし、
ステップ35cにおいて、全体制御部26からの指令で
ステージ46をステージ制御部50の制御によって所定
の速度でY方向に駆動しながら走査制御部47の制御に
よりビーム偏向器15を用いて電子線源14よりの電子
ビームをX方向に走査して二次電子検出器16から連続
した二次元画像信号を検出し、A/D変換器24で二次
元デジタル画像信号に変換して画像処理部25内に設け
られた画像メモリに記憶する。画像処理部25は、入力
された走査制御部47からビーム偏向器15に与える電
子ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50
によってステージを走行させる変位量(走行量)のデー
タ(位置情報)221を用いて、上記画像メモリに記憶
された画像データに基づいて被対象物の表面に形成され
た所望のパターンの寸法を計測し、その結果を画像処理
部25内または全体制御部26内のメモリに記憶し、必
要に応じて作業者に提示すべく出力する。
【0071】本実施の形態によれば、各種の品質、工程
のウエハ上のパターンについて適正な検査条件で計測で
き、特定の品種のみならず、複数の工程から得られるウ
エハ上のパターンの寸法を正確に計測でき、その結果、
図21に示した品質検査装置として使用することができ
る。即ち、製造工程の途中において光学的に計測できな
いレジストパターンや絶縁膜等のパターンについて微細
な線幅等を正確に計測でき、その結果品質検査を実現す
ることができる。次に本発明に係る電子線を用いて半導
体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステム
の第6〜第10の実施の形態について図22〜図26を
用いて説明する。図22は、本発明に係る電子線を用い
て半導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシ
ステムの第6の実施の形態を示す図である。この第6の
実施の形態は、被検査対象物20の表面にチャージアッ
プが生じた場合において、図4〜図6、図8、図17に
示すようにセンサ11(16)で検出される被検査対象
物の物理的性質を現わした例えば二次電子による画像信
号をA/D変換器24で変換したデジタル画像信号に現
われるチャージアップの現象に対して画像処理部25に
おいて検査基準(判定基準)を変えたりしてこのチャー
ジアップの影響を軽減して正しく検査することができる
ようにしたものである。
のウエハ上のパターンについて適正な検査条件で計測で
き、特定の品種のみならず、複数の工程から得られるウ
エハ上のパターンの寸法を正確に計測でき、その結果、
図21に示した品質検査装置として使用することができ
る。即ち、製造工程の途中において光学的に計測できな
いレジストパターンや絶縁膜等のパターンについて微細
な線幅等を正確に計測でき、その結果品質検査を実現す
ることができる。次に本発明に係る電子線を用いて半導
体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステム
の第6〜第10の実施の形態について図22〜図26を
用いて説明する。図22は、本発明に係る電子線を用い
て半導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシ
ステムの第6の実施の形態を示す図である。この第6の
実施の形態は、被検査対象物20の表面にチャージアッ
プが生じた場合において、図4〜図6、図8、図17に
示すようにセンサ11(16)で検出される被検査対象
物の物理的性質を現わした例えば二次電子による画像信
号をA/D変換器24で変換したデジタル画像信号に現
われるチャージアップの現象に対して画像処理部25に
おいて検査基準(判定基準)を変えたりしてこのチャー
ジアップの影響を軽減して正しく検査することができる
ようにしたものである。
【0072】即ち、図22に示す実施の形態において
は、検査条件適正化部27aにおいて、CPU131
は、被検査対象物の表面断面構造が異なる各種類につい
て、電子線の高速に走査する走査方向に応じてセンサ1
1(16)で検出されてA/D変換器24で変換された
被検査対象物の物理的性質を現わした例えば二次電子に
よるデジタル画像信号に基づいて、電子線の高速に走査
する走査方向に対応させて例えば図6(b)または
(c)、および図8(b)に示すようにチャージアップ
が生じたことによるデジタル画像信号の変化領域(チャ
ージアップによる変化領域)を抽出し、必要に応じて上
記変化領域における平均的な明るさを求める等のチャー
ジアップ判定を行い、その結果を被検査対象物の各種類
毎に外部記憶装置137等に記憶する。チャージアップ
が生じたことによるデジタル画像信号の変化領域の抽出
は、例えば上部パターン領域の明るさを消去し、下部パ
ターン領域の明るさを消去する2つの閾値を用いれば実
現することができる。それは、チャージアップによる変
化領域の明るさが、上部パターン領域の明るさと下部パ
ターン領域の明るさとの中間にあるからである。従っ
て、検査条件適正化部27aにおいて、外部記憶装置1
37等に被検査対象物の各種類毎に、電子線の高速に走
査する走査方向に対応させて、繰り返される例えばチッ
プまたはブロックまたは単位領域毎のチャージアップに
よる変化領域を示す二次元のマスクデータ(マスク信
号)(例えば図6(d)(e)および図8(c)に示
す)が形成されることになる。ただし、チャージアップ
による変化領域を示す二次元のマスクデータ(マスク信
号)に対して変化領域のみを拡大する処理を施してそれ
をマスクデータ(マスク信号)222として外部記憶装
置137等に記憶しておくことが望ましい。また同じ種
類の被検査対象物上の繰り返される例えばチップまたは
ブロックまたは単位領域において、複数種類のチャージ
アップ現象が異なる表面断面構造を有する場合があるの
で、その分まで二次元のマスクデータを用意する必要が
有る。
は、検査条件適正化部27aにおいて、CPU131
は、被検査対象物の表面断面構造が異なる各種類につい
て、電子線の高速に走査する走査方向に応じてセンサ1
1(16)で検出されてA/D変換器24で変換された
被検査対象物の物理的性質を現わした例えば二次電子に
よるデジタル画像信号に基づいて、電子線の高速に走査
する走査方向に対応させて例えば図6(b)または
(c)、および図8(b)に示すようにチャージアップ
が生じたことによるデジタル画像信号の変化領域(チャ
ージアップによる変化領域)を抽出し、必要に応じて上
記変化領域における平均的な明るさを求める等のチャー
ジアップ判定を行い、その結果を被検査対象物の各種類
毎に外部記憶装置137等に記憶する。チャージアップ
が生じたことによるデジタル画像信号の変化領域の抽出
は、例えば上部パターン領域の明るさを消去し、下部パ
ターン領域の明るさを消去する2つの閾値を用いれば実
現することができる。それは、チャージアップによる変
化領域の明るさが、上部パターン領域の明るさと下部パ
ターン領域の明るさとの中間にあるからである。従っ
て、検査条件適正化部27aにおいて、外部記憶装置1
37等に被検査対象物の各種類毎に、電子線の高速に走
査する走査方向に対応させて、繰り返される例えばチッ
プまたはブロックまたは単位領域毎のチャージアップに
よる変化領域を示す二次元のマスクデータ(マスク信
号)(例えば図6(d)(e)および図8(c)に示
す)が形成されることになる。ただし、チャージアップ
による変化領域を示す二次元のマスクデータ(マスク信
号)に対して変化領域のみを拡大する処理を施してそれ
をマスクデータ(マスク信号)222として外部記憶装
置137等に記憶しておくことが望ましい。また同じ種
類の被検査対象物上の繰り返される例えばチップまたは
ブロックまたは単位領域において、複数種類のチャージ
アップ現象が異なる表面断面構造を有する場合があるの
で、その分まで二次元のマスクデータを用意する必要が
有る。
【0073】なお、チャージアップによる変化領域にお
ける検査基準(判定基準)については、CPU131に
おいて求められる上記変化領域における平均的な明るさ
に基づいて定めても良い。また上記変化領域以外におけ
る検査基準(判定基準)については、上部パターン領域
と下部パターン領域との間の画像コントラストρに基づ
いて定めれば良い。
ける検査基準(判定基準)については、CPU131に
おいて求められる上記変化領域における平均的な明るさ
に基づいて定めても良い。また上記変化領域以外におけ
る検査基準(判定基準)については、上部パターン領域
と下部パターン領域との間の画像コントラストρに基づ
いて定めれば良い。
【0074】次に実際に被検査対象物(ウエハ)を検査
することについて説明する。まず検査条件設定部28
は、実際検査する際指定された被検査対象物の種類に対
応するマスク信号を外部記憶装置137等から読出して
RAM134等に設定記憶する。次に全体制御部26か
らの指令によりステージ46をステージ制御部50から
の制御により所定の速度でY方向に駆動しながら走査制
御部47からの制御によりビーム偏向器15を用いて電
子線源14よりの電子ビームをX方向に走査してセンサ
11(二次電子検出器16)から連続した二次元画像信
号を検出し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信
号に変換して画像処理部25の画像メモリ52に記憶す
る。次に画像比較手段53において、検出した二次元デ
ジタル画像信号と画像メモリ52に記憶された二次元デ
ジタル画像信号のうち、本来同一であることが期待され
る(例えば繰り返されるチップまたはブロックまたは単
位領域毎の)画像信号同士を比較する際、上記RAM1
34等に記憶されたマスクデータ222を読出して、走
査制御部47からビーム偏向器15に与える電子ビーム
の偏向量(走査量)およびステージ制御部50によって
ステージを走行させる変位量(走行量)のデータ(位置
情報)221に基づいて、読出されたマスクデータ22
2を上記比較される二次元デジタル画像信号と位置合わ
せさせ、上記マスクデータ222に基づいて変化領域と
それ以外の領域とにおいて検査基準(判定基準)を変え
て画像信号同士が異なる部分を欠陥として判定し、画像
処理部25内または全体制御部26内のメモリに記録す
る。即ち、画像比較手段53において、本来同一である
ことが期待される(例えば繰り返されるチップまたはブ
ロックまたは単位領域毎の)画像信号同士を比較する
際、上記マスクデータ222に基づいてチャージアップ
による変化領域とそれ以外の領域とにおいて検査基準
(判定基準)を変える(例えばチャージアップによる変
化領域において感度を低下させる)ことによって、チャ
ージアップによって検出されるデジタル画像信号に変化
が生じたとしても、誤検出を防止することができる。
することについて説明する。まず検査条件設定部28
は、実際検査する際指定された被検査対象物の種類に対
応するマスク信号を外部記憶装置137等から読出して
RAM134等に設定記憶する。次に全体制御部26か
らの指令によりステージ46をステージ制御部50から
の制御により所定の速度でY方向に駆動しながら走査制
御部47からの制御によりビーム偏向器15を用いて電
子線源14よりの電子ビームをX方向に走査してセンサ
11(二次電子検出器16)から連続した二次元画像信
号を検出し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信
号に変換して画像処理部25の画像メモリ52に記憶す
る。次に画像比較手段53において、検出した二次元デ
ジタル画像信号と画像メモリ52に記憶された二次元デ
ジタル画像信号のうち、本来同一であることが期待され
る(例えば繰り返されるチップまたはブロックまたは単
位領域毎の)画像信号同士を比較する際、上記RAM1
34等に記憶されたマスクデータ222を読出して、走
査制御部47からビーム偏向器15に与える電子ビーム
の偏向量(走査量)およびステージ制御部50によって
ステージを走行させる変位量(走行量)のデータ(位置
情報)221に基づいて、読出されたマスクデータ22
2を上記比較される二次元デジタル画像信号と位置合わ
せさせ、上記マスクデータ222に基づいて変化領域と
それ以外の領域とにおいて検査基準(判定基準)を変え
て画像信号同士が異なる部分を欠陥として判定し、画像
処理部25内または全体制御部26内のメモリに記録す
る。即ち、画像比較手段53において、本来同一である
ことが期待される(例えば繰り返されるチップまたはブ
ロックまたは単位領域毎の)画像信号同士を比較する
際、上記マスクデータ222に基づいてチャージアップ
による変化領域とそれ以外の領域とにおいて検査基準
(判定基準)を変える(例えばチャージアップによる変
化領域において感度を低下させる)ことによって、チャ
ージアップによって検出されるデジタル画像信号に変化
が生じたとしても、誤検出を防止することができる。
【0075】ところで、図6および図17に示すよう
に、主として電子線の高速に走査される走査方向と関係
してチャージアップによる変化領域が変化するので、例
えば試料台21を90度または180度回転させること
によって被検査対象物20を90度または180度回転
させて電子線の走査方向を変えて、再度センサ11(二
次電子検出器16)から連続した二次元画像信号を検出
し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変換
し、画像処理部25で検査することによって、全領域に
亘って同一の検査基準(判定基準)で検査することがで
きる。
に、主として電子線の高速に走査される走査方向と関係
してチャージアップによる変化領域が変化するので、例
えば試料台21を90度または180度回転させること
によって被検査対象物20を90度または180度回転
させて電子線の走査方向を変えて、再度センサ11(二
次電子検出器16)から連続した二次元画像信号を検出
し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変換
し、画像処理部25で検査することによって、全領域に
亘って同一の検査基準(判定基準)で検査することがで
きる。
【0076】図23は、本発明に係る電子線を用いて半
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第7の実施の形態を示した図である。図23に示す
第7の実施の形態においては、被検査対象物20(2
8)をローデイングし、全体制御部26からの指令によ
りステージ46をステージ制御部50からの制御により
位置合わせをした後、被検査対象物20上のあるチップ
またはブロックまたは単位領域(パターンからなる場合
も含む)について、電子線を1回走査してセンサ11
(二次電子検出器16)から連続した第1の二次元画像
信号を検出し、A/D変換器24で第1の二次元デジタ
ル画像信号に変換して検査条件適正化部27cの画像メ
モリ232に記憶すると共に画像処理部25の画像メモ
リ52に記憶する。次に同じチップまたはブロックまた
は単位領域(パターンからなる場合も含む)について、
電子線を複数回走査して(高速に走査する方向を変えて
もよい。)センサ11(二次電子検出器16)から連続
した第2の二次元画像信号を検出し、A/D変換器24
で第2の二次元デジタル画像信号に変換し、検査条件適
正化部27cのCPU等から構成されるチャージアップ
判定部233において、上記画像メモリ232(13
3)に記憶された第1の二次元デジタル画像信号と上記
第2の二次元デジタル画像信号との差を算出してチャー
ジアップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ
(マスク信号)(例えば図6(d)(e)および図8
(c)に示す)を形成してメモリ234に記憶する。た
だし、チャージアップによる変化領域を示す二次元のマ
スクデータ(マスク信号)に対して変化領域のみを拡大
する処理を施してそれをマスクデータ(マスク信号)2
35としてメモリ234に記憶しておくことが望まし
い。なお、チャージアップによる変化領域における検査
基準(判定基準)については、チャージアップ判定部2
33において求められる上記変化領域における平均的な
明るさに基づいて定めても良い。また上記変化領域以外
における検査基準(判定基準)については、上部パター
ン領域と下部パターン領域との間の画像コントラストρ
に基づいて定めれば良い。このように検査条件適正化部
27cにおいてマスクデータ235が作成されるまで、
画像比較手段53において検査を実行しないものとす
る。
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第7の実施の形態を示した図である。図23に示す
第7の実施の形態においては、被検査対象物20(2
8)をローデイングし、全体制御部26からの指令によ
りステージ46をステージ制御部50からの制御により
位置合わせをした後、被検査対象物20上のあるチップ
またはブロックまたは単位領域(パターンからなる場合
も含む)について、電子線を1回走査してセンサ11
(二次電子検出器16)から連続した第1の二次元画像
信号を検出し、A/D変換器24で第1の二次元デジタ
ル画像信号に変換して検査条件適正化部27cの画像メ
モリ232に記憶すると共に画像処理部25の画像メモ
リ52に記憶する。次に同じチップまたはブロックまた
は単位領域(パターンからなる場合も含む)について、
電子線を複数回走査して(高速に走査する方向を変えて
もよい。)センサ11(二次電子検出器16)から連続
した第2の二次元画像信号を検出し、A/D変換器24
で第2の二次元デジタル画像信号に変換し、検査条件適
正化部27cのCPU等から構成されるチャージアップ
判定部233において、上記画像メモリ232(13
3)に記憶された第1の二次元デジタル画像信号と上記
第2の二次元デジタル画像信号との差を算出してチャー
ジアップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ
(マスク信号)(例えば図6(d)(e)および図8
(c)に示す)を形成してメモリ234に記憶する。た
だし、チャージアップによる変化領域を示す二次元のマ
スクデータ(マスク信号)に対して変化領域のみを拡大
する処理を施してそれをマスクデータ(マスク信号)2
35としてメモリ234に記憶しておくことが望まし
い。なお、チャージアップによる変化領域における検査
基準(判定基準)については、チャージアップ判定部2
33において求められる上記変化領域における平均的な
明るさに基づいて定めても良い。また上記変化領域以外
における検査基準(判定基準)については、上部パター
ン領域と下部パターン領域との間の画像コントラストρ
に基づいて定めれば良い。このように検査条件適正化部
27cにおいてマスクデータ235が作成されるまで、
画像比較手段53において検査を実行しないものとす
る。
【0077】次に実際に被検査対象物(ウエハ)を検査
する場合、図22に示す実施の形態と同様になる。即
ち、全体制御部26からの指令によりステージ46をス
テージ制御部50からの制御により被検査対象物(ウエ
ハ)を所定の速度でY方向に駆動しながら走査制御部4
7からの制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源
14よりの電子ビームをX方向に走査してセンサ11
(二次電子検出器16)からチップまたはブロックまた
は単位領域が繰り返される連続した二次元画像信号を検
出し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変
換する。次に画像比較手段53において、検出した二次
元デジタル画像信号と画像メモリ52に記憶された第1
の二次元デジタル画像信号のうち、本来同一であること
が期待される(例えば繰り返されるチップまたはブロッ
クまたは単位領域毎の)画像信号同士を比較する際、上
記メモリ234に記憶されたマスクデータ235を読出
して、走査制御部47からビーム偏向器15に与える電
子ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50
によってステージを走行させる変位量(走行量)のデー
タ(位置情報)221に基づいて、読出されたマスクデ
ータ235を上記比較される第1の二次元デジタル画像
信号と位置合わせさせ、上記マスクデータ235に基づ
いて変化領域とそれ以外の領域とにおいて検査基準(判
定基準)を変えて画像信号同士が異なる部分を欠陥とし
て判定し、画像処理部25内または全体制御部26内の
メモリに記録する。即ち、画像比較手段53において、
本来同一であることが期待される(例えば繰り返される
チップまたはブロックまたは単位領域毎の)画像信号同
士を比較する際、上記マスクデータ235に基づいてチ
ャージアップによる変化領域とそれ以外の領域とにおい
て検査基準(判定基準)を変える(例えばチャージアッ
プによる変化領域において感度を低下させる)ことによ
って、チャージアップによって検出されるデジタル画像
信号に変化が生じたとしても、誤検出を防止することが
できる。
する場合、図22に示す実施の形態と同様になる。即
ち、全体制御部26からの指令によりステージ46をス
テージ制御部50からの制御により被検査対象物(ウエ
ハ)を所定の速度でY方向に駆動しながら走査制御部4
7からの制御によりビーム偏向器15を用いて電子線源
14よりの電子ビームをX方向に走査してセンサ11
(二次電子検出器16)からチップまたはブロックまた
は単位領域が繰り返される連続した二次元画像信号を検
出し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変
換する。次に画像比較手段53において、検出した二次
元デジタル画像信号と画像メモリ52に記憶された第1
の二次元デジタル画像信号のうち、本来同一であること
が期待される(例えば繰り返されるチップまたはブロッ
クまたは単位領域毎の)画像信号同士を比較する際、上
記メモリ234に記憶されたマスクデータ235を読出
して、走査制御部47からビーム偏向器15に与える電
子ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50
によってステージを走行させる変位量(走行量)のデー
タ(位置情報)221に基づいて、読出されたマスクデ
ータ235を上記比較される第1の二次元デジタル画像
信号と位置合わせさせ、上記マスクデータ235に基づ
いて変化領域とそれ以外の領域とにおいて検査基準(判
定基準)を変えて画像信号同士が異なる部分を欠陥とし
て判定し、画像処理部25内または全体制御部26内の
メモリに記録する。即ち、画像比較手段53において、
本来同一であることが期待される(例えば繰り返される
チップまたはブロックまたは単位領域毎の)画像信号同
士を比較する際、上記マスクデータ235に基づいてチ
ャージアップによる変化領域とそれ以外の領域とにおい
て検査基準(判定基準)を変える(例えばチャージアッ
プによる変化領域において感度を低下させる)ことによ
って、チャージアップによって検出されるデジタル画像
信号に変化が生じたとしても、誤検出を防止することが
できる。
【0078】ところで、図6および図17に示すよう
に、主として電子線の高速に走査される走査方向と関係
してチャージアップによる変化領域が変化するので、例
えば試料台21を90度または180度回転させること
によって被検査対象物20を90度または180度回転
させて電子線の走査方向を変えて、再度センサ11(二
次電子検出器16)から連続した二次元画像信号を検出
し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変換
し、画像処理部25で検査することによって、全領域に
亘って同一の検査基準(判定基準)で検査することがで
きる。
に、主として電子線の高速に走査される走査方向と関係
してチャージアップによる変化領域が変化するので、例
えば試料台21を90度または180度回転させること
によって被検査対象物20を90度または180度回転
させて電子線の走査方向を変えて、再度センサ11(二
次電子検出器16)から連続した二次元画像信号を検出
し、A/D変換器24で二次元デジタル画像信号に変換
し、画像処理部25で検査することによって、全領域に
亘って同一の検査基準(判定基準)で検査することがで
きる。
【0079】図24は、本発明に係る電子線を用いて半
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第8の実施の形態を示した図である。図24に示す
第8実施の形態は、被検査対象物の表面において同一線
上を電子線を往復走査または2回走査をしながら、二次
元に走査してセンサ11(二次電子検出器16)からチ
ップまたはブロックまたは単位領域が繰り返される連続
した二次元画像信号を検出し、A/D変換器24で二次
元デジタル画像信号に変換する場合を示す。241は、
往復走査または2回走査のうちのA/D変換器24から
得られる先の1走査線のデジタル画像信号を記憶するシ
フトレジスタ等で構成するメモリである。242は画像
加算回路で、メモリ241からの先の1走査線のデジタ
ル画像信号とA/D変換器24から得られる後の1走査
線のデジタル画像信号とを加算するものである。往復走
査の場合には、画像加算回路242において、メモリ2
41から先の1走査線のデジタル画像信号を180度反
転させて読出す必要がある。243はゲート回路で、往
復走査または2回走査のうちの先の走査の間閉じる回路
である。
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第8の実施の形態を示した図である。図24に示す
第8実施の形態は、被検査対象物の表面において同一線
上を電子線を往復走査または2回走査をしながら、二次
元に走査してセンサ11(二次電子検出器16)からチ
ップまたはブロックまたは単位領域が繰り返される連続
した二次元画像信号を検出し、A/D変換器24で二次
元デジタル画像信号に変換する場合を示す。241は、
往復走査または2回走査のうちのA/D変換器24から
得られる先の1走査線のデジタル画像信号を記憶するシ
フトレジスタ等で構成するメモリである。242は画像
加算回路で、メモリ241からの先の1走査線のデジタ
ル画像信号とA/D変換器24から得られる後の1走査
線のデジタル画像信号とを加算するものである。往復走
査の場合には、画像加算回路242において、メモリ2
41から先の1走査線のデジタル画像信号を180度反
転させて読出す必要がある。243はゲート回路で、往
復走査または2回走査のうちの先の走査の間閉じる回路
である。
【0080】図24に示す実施の形態においては、被検
査対象物20(28)をローデイングし、全体制御部2
6からの指令によりステージ46をステージ制御部50
からの制御により位置合わせをした後、被検査対象物2
0上のあるチップまたはブロックまたは単位領域(パタ
ーンからなる場合も含む)について、電子線を往復走査
または2回走査しながら、二次元に走査してセンサ11
(二次電子検出器16)から往復走査または2回走査し
ながらの連続した二次元画像信号を検出し、A/D変換
器24で往復走査または2回走査しながらの二次元デジ
タル画像信号に変換し、検査条件適正化部27dのCP
U等から構成されるチャージアップ判定部233におい
て、上記チップまたはブロックまたは単位領域につい
て、メモリ241から得られる往復走査または2回走査
の内の先の走査線に基づく二次元デジタル画像信号とA
/D変換器24から得られる往復走査または2回走査の
内の後の走査線に基づく二次元デジタル画像信号とを差
を算出してチャージアップによる変化領域を示す二次元
のマスクデータ(マスク信号)(例えば図6(d)
(e)および図8(c)に示す)を形成してメモリ23
4に記憶する。ただし、チャージアップによる変化領域
を示す二次元のマスクデータ(マスク信号)に対して変
化領域のみを拡大する処理を施してそれをマスクデータ
(マスク信号)235としてメモリ234に記憶してお
くことが望ましい。次に実際に被検査対象物(ウエハ)
を検査する場合、図22および図23に示す実施の形態
と同様になる。なお、検査が行われる二次元のデジタル
画像信号が加算回路242で加算されたものであるた
め、S/N比の向上が図られて、高信頼度の検査を実現
することができる。しかし、電子線の走査が複雑になる
と共に往復走査または2回走査によって得られるデジタ
ル画像信号の位置合わせを正確にすることが必要とな
る。
査対象物20(28)をローデイングし、全体制御部2
6からの指令によりステージ46をステージ制御部50
からの制御により位置合わせをした後、被検査対象物2
0上のあるチップまたはブロックまたは単位領域(パタ
ーンからなる場合も含む)について、電子線を往復走査
または2回走査しながら、二次元に走査してセンサ11
(二次電子検出器16)から往復走査または2回走査し
ながらの連続した二次元画像信号を検出し、A/D変換
器24で往復走査または2回走査しながらの二次元デジ
タル画像信号に変換し、検査条件適正化部27dのCP
U等から構成されるチャージアップ判定部233におい
て、上記チップまたはブロックまたは単位領域につい
て、メモリ241から得られる往復走査または2回走査
の内の先の走査線に基づく二次元デジタル画像信号とA
/D変換器24から得られる往復走査または2回走査の
内の後の走査線に基づく二次元デジタル画像信号とを差
を算出してチャージアップによる変化領域を示す二次元
のマスクデータ(マスク信号)(例えば図6(d)
(e)および図8(c)に示す)を形成してメモリ23
4に記憶する。ただし、チャージアップによる変化領域
を示す二次元のマスクデータ(マスク信号)に対して変
化領域のみを拡大する処理を施してそれをマスクデータ
(マスク信号)235としてメモリ234に記憶してお
くことが望ましい。次に実際に被検査対象物(ウエハ)
を検査する場合、図22および図23に示す実施の形態
と同様になる。なお、検査が行われる二次元のデジタル
画像信号が加算回路242で加算されたものであるた
め、S/N比の向上が図られて、高信頼度の検査を実現
することができる。しかし、電子線の走査が複雑になる
と共に往復走査または2回走査によって得られるデジタ
ル画像信号の位置合わせを正確にすることが必要とな
る。
【0081】図25は、本発明に係る電子線を用いて半
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第9の実施の形態を示した図である。図25に示す
第9実施の形態は、画像比較手段254において、本来
同一であることが期待される(例えば繰り返されるチッ
プまたはブロックまたは単位領域毎の)画像信号同士を
比較して不一致として欠陥候補を検出し、この欠陥候補
が含まれている比較された2つの画像の各々を切りだし
回路255、256の各々により切りだして一旦画像メ
モリ257、258の各々に記憶し、詳細解析手段25
9において検査条件設定部28から得られるチャージア
ップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ(マス
ク信号)等を用いて検査基準(判定基準)を変更したり
してチャージアップについて考慮し、真の微細な欠陥等
を検査できるようにしたものである。即ち、遅延回路2
51は、繰り返されるチップまたはブロックまたは単位
領域分、デジタル画像信号を遅延させるためのもので例
えばシフトレジスタ等で構成される。画像メモリ25
2、253の各々は、複数の走査線からなるある領域の
デジタル画像を記憶するものである。画像比較手段25
4は、画像メモリ252、253の各々に記憶された本
来同一であることが期待されるデジタル画像信号を比較
して不一致として欠陥候補を抽出するものである。切り
だし回路255、256の各々は、画像比較手段254
で抽出された欠陥候補が含まれているデジタル画像信号
の各々を、各画像メモリ252、253の各々から切り
だして画像メモリ257、258の各々に記憶させるも
のである。詳細解析手段259は、画像メモリ257、
258の各々に切り出されて欠陥候補が含まれるデジタ
ル画像同士を、検査条件設定部28から得られるチャー
ジアップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ
(マスク信号)等を用いて検査基準(判定基準)を変更
したりして詳細解析を行って、真の微細な欠陥等を検査
することができる。この実施の形態によれば、詳細解析
に時間を要する場合、センサ11(二次電子検出器1
6)から検出される画像の発生に同期させることなく、
真の微細な欠陥等をチャージアップに大きく影響を受け
ることなく、検査することができる。特に真の微細な欠
陥等を見付けるためには、デジタル画像同士を検出する
微細な欠陥サイズより正確に位置合わせをする必要が有
り、そのためには位置ずれ検出も必要となり、さらに複
数のパラメータを用いて複数の特徴を抽出し、この抽出
された特徴に合わせて準備された検査基準(判定基準)
に基づいて判定する必要が有り、詳細解析には時間を要
することになる。
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第9の実施の形態を示した図である。図25に示す
第9実施の形態は、画像比較手段254において、本来
同一であることが期待される(例えば繰り返されるチッ
プまたはブロックまたは単位領域毎の)画像信号同士を
比較して不一致として欠陥候補を検出し、この欠陥候補
が含まれている比較された2つの画像の各々を切りだし
回路255、256の各々により切りだして一旦画像メ
モリ257、258の各々に記憶し、詳細解析手段25
9において検査条件設定部28から得られるチャージア
ップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ(マス
ク信号)等を用いて検査基準(判定基準)を変更したり
してチャージアップについて考慮し、真の微細な欠陥等
を検査できるようにしたものである。即ち、遅延回路2
51は、繰り返されるチップまたはブロックまたは単位
領域分、デジタル画像信号を遅延させるためのもので例
えばシフトレジスタ等で構成される。画像メモリ25
2、253の各々は、複数の走査線からなるある領域の
デジタル画像を記憶するものである。画像比較手段25
4は、画像メモリ252、253の各々に記憶された本
来同一であることが期待されるデジタル画像信号を比較
して不一致として欠陥候補を抽出するものである。切り
だし回路255、256の各々は、画像比較手段254
で抽出された欠陥候補が含まれているデジタル画像信号
の各々を、各画像メモリ252、253の各々から切り
だして画像メモリ257、258の各々に記憶させるも
のである。詳細解析手段259は、画像メモリ257、
258の各々に切り出されて欠陥候補が含まれるデジタ
ル画像同士を、検査条件設定部28から得られるチャー
ジアップによる変化領域を示す二次元のマスクデータ
(マスク信号)等を用いて検査基準(判定基準)を変更
したりして詳細解析を行って、真の微細な欠陥等を検査
することができる。この実施の形態によれば、詳細解析
に時間を要する場合、センサ11(二次電子検出器1
6)から検出される画像の発生に同期させることなく、
真の微細な欠陥等をチャージアップに大きく影響を受け
ることなく、検査することができる。特に真の微細な欠
陥等を見付けるためには、デジタル画像同士を検出する
微細な欠陥サイズより正確に位置合わせをする必要が有
り、そのためには位置ずれ検出も必要となり、さらに複
数のパラメータを用いて複数の特徴を抽出し、この抽出
された特徴に合わせて準備された検査基準(判定基準)
に基づいて判定する必要が有り、詳細解析には時間を要
することになる。
【0082】図26は、本発明に係る電子線を用いて半
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第10の実施の形態を示した図である。例えばチャ
ージアップによって、図5(b)に示すように、検出さ
れる画像においてパターンが縮小して検出された場合、
例えば繰り返されるチップまたはブロックまたは単位領
域毎の画像信号同士を比較する場合には、比較する画像
信号同士が同じようにパターンが縮小されるため、不一
致としての欠陥を検出することができる。しかし、パタ
ーンの寸法(線幅や厚さ等)の構造的特徴を抽出する場
合には、チャージアップによって検出される画像におい
て変化が生じた場合には、この変化に応じて構造的特徴
を抽出するためのパラメータを変更する必要が有る。
導体ウエハ等の被対象物上のパターンを検出するシステ
ムの第10の実施の形態を示した図である。例えばチャ
ージアップによって、図5(b)に示すように、検出さ
れる画像においてパターンが縮小して検出された場合、
例えば繰り返されるチップまたはブロックまたは単位領
域毎の画像信号同士を比較する場合には、比較する画像
信号同士が同じようにパターンが縮小されるため、不一
致としての欠陥を検出することができる。しかし、パタ
ーンの寸法(線幅や厚さ等)の構造的特徴を抽出する場
合には、チャージアップによって検出される画像におい
て変化が生じた場合には、この変化に応じて構造的特徴
を抽出するためのパラメータを変更する必要が有る。
【0083】この場合の第10の実施の形態について、
図26を用いて説明する。被検査対象物の表面断面構造
と同一(特に材質について同一)で、寸法が他の方法に
よって測定されて既知の基準ターゲット(基準試料)を
試料台21に設置し、その基準ターゲットに対して電子
線を二次元に走査して照射してセンサ11(二次電子検
出器16)から二次元画像信号を検出し、A/D変換器
24で二次元のデジタル画像信号に変換し、検査条件適
正化部27aでこの変換された二次元のデジタル画像信
号に基づいて基準ターゲットの寸法等の特徴量を算出
し、既知の基準ターゲットの寸法等の特徴量との差を求
めて、例えば図5(b)に示すように、チャージアップ
によるパターンの縮小率等の特徴量の変化率を算出して
外部記憶装置137等に記憶する。被検査対象物の表面
断面構造が多数有る場合に、グループ分けして準備する
基準ターゲットの数を減らし、そのグループ内において
は被検査対象物の表面断面構造の設計情報を用いて補間
または補正すればよい。
図26を用いて説明する。被検査対象物の表面断面構造
と同一(特に材質について同一)で、寸法が他の方法に
よって測定されて既知の基準ターゲット(基準試料)を
試料台21に設置し、その基準ターゲットに対して電子
線を二次元に走査して照射してセンサ11(二次電子検
出器16)から二次元画像信号を検出し、A/D変換器
24で二次元のデジタル画像信号に変換し、検査条件適
正化部27aでこの変換された二次元のデジタル画像信
号に基づいて基準ターゲットの寸法等の特徴量を算出
し、既知の基準ターゲットの寸法等の特徴量との差を求
めて、例えば図5(b)に示すように、チャージアップ
によるパターンの縮小率等の特徴量の変化率を算出して
外部記憶装置137等に記憶する。被検査対象物の表面
断面構造が多数有る場合に、グループ分けして準備する
基準ターゲットの数を減らし、そのグループ内において
は被検査対象物の表面断面構造の設計情報を用いて補間
または補正すればよい。
【0084】検査条件設定部28においては、被検査対
象物の表面断面構造に応じた特徴量の変化率264を読
出して設定する。画像処理部25において、各種パラメ
ータ設定手段261は、被検査対象物の表面断面構造の
種類に応じたパターンの寸法(線幅や厚さ等)等の構造
的特徴抽出用の各種パラメータが入力されて記憶された
ものである。補正手段262は、被検査対象物の種類を
指定することによって、各種パラメータ設定手段261
に設定記憶されたパターンの寸法等の構造的特徴抽出用
の各種パラメータから所望の被検査対象物の種類に適す
るパラメータが読出され、この読出されたパラメータに
対して特徴量の変化率264に応じて補正を実行するも
のである。構造的特徴量抽出手段263は、A/D変換
器24から得られる被検査対象物20(28)の二次元
デジタル画像信号から、補正されたパラメータに基づい
て表面の断面構造の特徴量(パターンの寸法等)を抽出
するものである。即ち、構造的特徴量抽出手段263
は、走査制御部47からビーム偏向器15に与える電子
ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50に
よってステージを走行させる変位量(走行量)のデータ
(位置情報)(被検査対象物上の位置座標を示す)22
1に基づいて、被検査対象物の表面の断面構造の特徴量
の抽出を行う。このように構造的特徴量抽出手段263
においては、構造的特徴量を抽出するパラメータを補正
することにより、被検査対象物20(28)の表面上に
生じるチャージアップの現象を考慮した形で被検査対象
物の表面における構造的特徴量を抽出することが出来
る。また構造的特徴量抽出手段263において抽出され
た構造的特徴量(パターンの寸法等)について、検査基
準(判定基準)と比較することによって検査を実行する
ことができる。
象物の表面断面構造に応じた特徴量の変化率264を読
出して設定する。画像処理部25において、各種パラメ
ータ設定手段261は、被検査対象物の表面断面構造の
種類に応じたパターンの寸法(線幅や厚さ等)等の構造
的特徴抽出用の各種パラメータが入力されて記憶された
ものである。補正手段262は、被検査対象物の種類を
指定することによって、各種パラメータ設定手段261
に設定記憶されたパターンの寸法等の構造的特徴抽出用
の各種パラメータから所望の被検査対象物の種類に適す
るパラメータが読出され、この読出されたパラメータに
対して特徴量の変化率264に応じて補正を実行するも
のである。構造的特徴量抽出手段263は、A/D変換
器24から得られる被検査対象物20(28)の二次元
デジタル画像信号から、補正されたパラメータに基づい
て表面の断面構造の特徴量(パターンの寸法等)を抽出
するものである。即ち、構造的特徴量抽出手段263
は、走査制御部47からビーム偏向器15に与える電子
ビームの偏向量(走査量)およびステージ制御部50に
よってステージを走行させる変位量(走行量)のデータ
(位置情報)(被検査対象物上の位置座標を示す)22
1に基づいて、被検査対象物の表面の断面構造の特徴量
の抽出を行う。このように構造的特徴量抽出手段263
においては、構造的特徴量を抽出するパラメータを補正
することにより、被検査対象物20(28)の表面上に
生じるチャージアップの現象を考慮した形で被検査対象
物の表面における構造的特徴量を抽出することが出来
る。また構造的特徴量抽出手段263において抽出され
た構造的特徴量(パターンの寸法等)について、検査基
準(判定基準)と比較することによって検査を実行する
ことができる。
【0085】本発明に係る電子線を用いて半導体ウエハ
等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第11
の実施の形態を図27を用いて説明する。14は電子線
源、15はビーム偏向器、16は二次電子検出器であ
る。21’はウエハ等の被検査対象物20を、アースに
接地された針272で支持するウエハチャックである。
従って、被検査対象物20に帯電された電荷が針272
を通して逃げること、チャージアップの緩和現象が生じ
ることになる。46はX−Yステージである。271
は、X−Yステージ46の位置、被検査対象物20上の
位置座標を検出する位置モニタ用測長器である。273
は電子シャワー発生器で、電子シャワーを二次電子が発
生しない程度に被検査対象物20上に吹付て、正にチャ
ージアップされたのを中和してチャージアップが生じな
いようにするものである。274はイオンシャワー発生
器で、イオンシャワーを二次電子が発生しない程度に被
検査対象物20上に吹付て、負にチャージアップされた
のを中和してチャージアップが生じないようにするもの
である。275は負の電位が付与されたメッシュ電極
で、被検査対象物20の所望の箇所に集束された電子線
(電子ビーム)5を照射したとき、被検査対象物20の
表面から発生する二次電子を適正に二次電子検出器16
で検出するために設けたものである。24’は、二次電
子検出器16で検出された二次元の二次電子画像信号を
入力する画像入力部で、A/D変換器24を含むもので
ある。25は画像メモリ52や画像比較手段53等を有
する画像処理部で、画像入力部24’に入力された二次
元の二次電子画像信号と位置モニタ用測長器271から
得られる被検査対象物20上の位置座標とに基づいて上
部パターン等の検査を行うものである。26は、制御用
計算機(全体制御部)であり、ビーム偏向器15、X−
Yステージ46、電子シャワー発生器273、イオンシ
ャワー発生器274およびメッシュ電極275への付与
電圧を制御するものである。特に、制御用計算機(全体
制御部)26は、電子シャワー発生器273およびイオ
ンシャワー発生器274で吹き付けた電子およびイオン
によって、二次電子検出器16で検出される2次電子信
号に影響を及ぼさないように制御する必要が有る。
等の被対象物上のパターンを検出するシステムの第11
の実施の形態を図27を用いて説明する。14は電子線
源、15はビーム偏向器、16は二次電子検出器であ
る。21’はウエハ等の被検査対象物20を、アースに
接地された針272で支持するウエハチャックである。
従って、被検査対象物20に帯電された電荷が針272
を通して逃げること、チャージアップの緩和現象が生じ
ることになる。46はX−Yステージである。271
は、X−Yステージ46の位置、被検査対象物20上の
位置座標を検出する位置モニタ用測長器である。273
は電子シャワー発生器で、電子シャワーを二次電子が発
生しない程度に被検査対象物20上に吹付て、正にチャ
ージアップされたのを中和してチャージアップが生じな
いようにするものである。274はイオンシャワー発生
器で、イオンシャワーを二次電子が発生しない程度に被
検査対象物20上に吹付て、負にチャージアップされた
のを中和してチャージアップが生じないようにするもの
である。275は負の電位が付与されたメッシュ電極
で、被検査対象物20の所望の箇所に集束された電子線
(電子ビーム)5を照射したとき、被検査対象物20の
表面から発生する二次電子を適正に二次電子検出器16
で検出するために設けたものである。24’は、二次電
子検出器16で検出された二次元の二次電子画像信号を
入力する画像入力部で、A/D変換器24を含むもので
ある。25は画像メモリ52や画像比較手段53等を有
する画像処理部で、画像入力部24’に入力された二次
元の二次電子画像信号と位置モニタ用測長器271から
得られる被検査対象物20上の位置座標とに基づいて上
部パターン等の検査を行うものである。26は、制御用
計算機(全体制御部)であり、ビーム偏向器15、X−
Yステージ46、電子シャワー発生器273、イオンシ
ャワー発生器274およびメッシュ電極275への付与
電圧を制御するものである。特に、制御用計算機(全体
制御部)26は、電子シャワー発生器273およびイオ
ンシャワー発生器274で吹き付けた電子およびイオン
によって、二次電子検出器16で検出される2次電子信
号に影響を及ぼさないように制御する必要が有る。
【0086】なお、本第11の実施の形態を、前記した
第1〜第10の実施の形態に適用することも可能であ
る。即ち、前記した第1〜第10の実施の形態におい
て、被対象物20の表面に蓄積した電荷が、電子シャワ
ー発生器273およびイオンシャワー発生器274で吹
き付けた電子およびイオンによって中和されるので、二
次電子または反射電子に基づく検出画像における例えば
コントラストが時間的にほぼ一定の状態で保つことがで
きる。図21には、ウエハ(半導体基板)212が製造
ライン211に投入されて多数の製造設備1〜nを用い
て製造される製造システムの概略構成を示す。213
は、製造ラインを構成する多数の製造設備1〜nに対応
して設けられた端末2141〜nから入力される様々な製
造条件(製造ロットも含む)と品質検査装置215、中
間外観検査装置216およびプローブテスタ217等で
検査された品質データとが管理される品質管理ネットワ
ークであり、品質管理計算機(図示せず)に接続されて
いる。製造設備に設けられた制御装置を直接品質管理ネ
ットワーク213に接続しても良い。
第1〜第10の実施の形態に適用することも可能であ
る。即ち、前記した第1〜第10の実施の形態におい
て、被対象物20の表面に蓄積した電荷が、電子シャワ
ー発生器273およびイオンシャワー発生器274で吹
き付けた電子およびイオンによって中和されるので、二
次電子または反射電子に基づく検出画像における例えば
コントラストが時間的にほぼ一定の状態で保つことがで
きる。図21には、ウエハ(半導体基板)212が製造
ライン211に投入されて多数の製造設備1〜nを用い
て製造される製造システムの概略構成を示す。213
は、製造ラインを構成する多数の製造設備1〜nに対応
して設けられた端末2141〜nから入力される様々な製
造条件(製造ロットも含む)と品質検査装置215、中
間外観検査装置216およびプローブテスタ217等で
検査された品質データとが管理される品質管理ネットワ
ークであり、品質管理計算機(図示せず)に接続されて
いる。製造設備に設けられた制御装置を直接品質管理ネ
ットワーク213に接続しても良い。
【0087】品質検査装置215においては、所望の製
造装置まで製造されたウエハ212に対して少なくとも
ロット単位で、異物欠陥や寸法測長などの検査を行う検
査装置で、光学式に検査する検査装置や本発明に係る電
子線を用いた検査装置も適用することができる。品質検
査装置215は、所望の製造装置まで製造されたウエハ
212に対して少なくともロット単位で、インラインで
行っても良い。ここにおいて、露光現像されたレジスト
パターン(光に対して透過性を有する。)等の寸法測定
に本発明に係る電子線を用いた検査装置も適用すること
によって、光学方式に比べて高精度の測定検査結果を得
ることが出来る。中間外観検査装置216においては、
所望の製造装置まで製造されたウエハ212に対して少
なくともロット単位で、ウエハの表面に形成された配線
パターンやスルホールが形成された絶縁膜パターン等の
検査を行う検査装置で、光学式に検査する検査装置や本
発明に係る電子線を用いた検査装置も適用することがで
きる。中間外観検査装置216も、品質検査装置215
と同様に所望の製造装置まで製造されたウエハ212に
対して少なくともロット単位で、インラインで行っても
良い。ここにおいて、スルホールが形成された絶縁膜パ
ターン等の欠陥検査に本発明に係る電子線を用いた検査
装置も適用することによって、光学方式に比べて高精度
の欠陥検査結果を得ることが出来る。
造装置まで製造されたウエハ212に対して少なくとも
ロット単位で、異物欠陥や寸法測長などの検査を行う検
査装置で、光学式に検査する検査装置や本発明に係る電
子線を用いた検査装置も適用することができる。品質検
査装置215は、所望の製造装置まで製造されたウエハ
212に対して少なくともロット単位で、インラインで
行っても良い。ここにおいて、露光現像されたレジスト
パターン(光に対して透過性を有する。)等の寸法測定
に本発明に係る電子線を用いた検査装置も適用すること
によって、光学方式に比べて高精度の測定検査結果を得
ることが出来る。中間外観検査装置216においては、
所望の製造装置まで製造されたウエハ212に対して少
なくともロット単位で、ウエハの表面に形成された配線
パターンやスルホールが形成された絶縁膜パターン等の
検査を行う検査装置で、光学式に検査する検査装置や本
発明に係る電子線を用いた検査装置も適用することがで
きる。中間外観検査装置216も、品質検査装置215
と同様に所望の製造装置まで製造されたウエハ212に
対して少なくともロット単位で、インラインで行っても
良い。ここにおいて、スルホールが形成された絶縁膜パ
ターン等の欠陥検査に本発明に係る電子線を用いた検査
装置も適用することによって、光学方式に比べて高精度
の欠陥検査結果を得ることが出来る。
【0088】プローブテスタ217は、完成されたウエ
ハ上に形成されたICチップ全数に亘って電気的特性検
査を行う装置である。従って、プローブテスタ217か
らはウエハ上にチップ毎に不良項目が検出される。品質
管理計算機は、品質検査装置215、中間外観検査装置
216およびプローブテスタ217から得られる検査結
果が品質管理ネットワーク213を介して得られ、その
検査結果を解析することによって不良原因が推定され、
その不良原因を誘起する製造工程(製造装置)が特定さ
れ、その情報が製造装置の端末に報告され、不良が発生
しないように製造条件の変更や修正を行う。
ハ上に形成されたICチップ全数に亘って電気的特性検
査を行う装置である。従って、プローブテスタ217か
らはウエハ上にチップ毎に不良項目が検出される。品質
管理計算機は、品質検査装置215、中間外観検査装置
216およびプローブテスタ217から得られる検査結
果が品質管理ネットワーク213を介して得られ、その
検査結果を解析することによって不良原因が推定され、
その不良原因を誘起する製造工程(製造装置)が特定さ
れ、その情報が製造装置の端末に報告され、不良が発生
しないように製造条件の変更や修正を行う。
【0089】即ち、半導体基板(ウエハ)上に、層間絶
縁膜、保護膜等の絶縁膜や配線金属膜等を成膜処理する
成膜ドライプロセス、配線パターンやスルホール等を有
する絶縁膜パターン等を形成するエッチングドライプロ
セス、レジスト塗布して露光現像してレジストパターン
を形成する露光現像プロセス、レジスト除去プロセス、
絶縁膜等を平坦化する平坦化プロセスおよび洗浄プロセ
ス等を経て半導体が製造される。従って、半導体の製造
ラインは、上記各プロセスを実現する各種の処理装置と
該各処理装置を制御する制御装置とを有する多数の製造
装置1〜nを配置して構成される。そして本発明に係る
電子線を用いた検査装置を、上記所望の製造装置の間に
設置し、この検査装置によって製造装置で製造されたウ
エハ上のパターンの検査を行い、その結果を品質管理ネ
ットワーク213を介して品質管理用計算機に送信し、
品質管理計算機はこの検査データと過去の品質管理デー
タとに基づいて不良原因を究明し、その不良原因を誘起
している製造設備の端末に報告する。報告を受けた端末
は、不良原因に応じた対策制御を製造設備に対して行
う。不良が発生しないように製造条件(プロセス処理条
件)の変更や修正(クリーニングも含む)、即ち制御を
行う。
縁膜、保護膜等の絶縁膜や配線金属膜等を成膜処理する
成膜ドライプロセス、配線パターンやスルホール等を有
する絶縁膜パターン等を形成するエッチングドライプロ
セス、レジスト塗布して露光現像してレジストパターン
を形成する露光現像プロセス、レジスト除去プロセス、
絶縁膜等を平坦化する平坦化プロセスおよび洗浄プロセ
ス等を経て半導体が製造される。従って、半導体の製造
ラインは、上記各プロセスを実現する各種の処理装置と
該各処理装置を制御する制御装置とを有する多数の製造
装置1〜nを配置して構成される。そして本発明に係る
電子線を用いた検査装置を、上記所望の製造装置の間に
設置し、この検査装置によって製造装置で製造されたウ
エハ上のパターンの検査を行い、その結果を品質管理ネ
ットワーク213を介して品質管理用計算機に送信し、
品質管理計算機はこの検査データと過去の品質管理デー
タとに基づいて不良原因を究明し、その不良原因を誘起
している製造設備の端末に報告する。報告を受けた端末
は、不良原因に応じた対策制御を製造設備に対して行
う。不良が発生しないように製造条件(プロセス処理条
件)の変更や修正(クリーニングも含む)、即ち制御を
行う。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、被対象物に電子線を照
射した際のチャージアップの現象およびチャージアップ
の緩和現象を軽減して被対象物の表面断面構造に適する
検査条件を設定して、被対象物に対して信頼性の高い検
査、計測、画像の表示等を実行することができる効果を
奏する。また本発明によれば、被対象物に電子線を照射
した際生じるチャージアップの現象およびチャージアッ
プの緩和現象に適する検査条件を設定して、被対象物に
対して信頼性の高い検査、計測、画像の表示等を実行す
ることができる効果を奏する。また本発明によれば、半
導体製造ラインの中で製造途中の半導体基板を実際に検
査することができるので、この検査した結果を半導体製
造ラインを構成する製造設備への制御データとして用い
ることにより、信頼性の高い半導体を安定して生産する
ことができる。
射した際のチャージアップの現象およびチャージアップ
の緩和現象を軽減して被対象物の表面断面構造に適する
検査条件を設定して、被対象物に対して信頼性の高い検
査、計測、画像の表示等を実行することができる効果を
奏する。また本発明によれば、被対象物に電子線を照射
した際生じるチャージアップの現象およびチャージアッ
プの緩和現象に適する検査条件を設定して、被対象物に
対して信頼性の高い検査、計測、画像の表示等を実行す
ることができる効果を奏する。また本発明によれば、半
導体製造ラインの中で製造途中の半導体基板を実際に検
査することができるので、この検査した結果を半導体製
造ラインを構成する製造設備への制御データとして用い
ることにより、信頼性の高い半導体を安定して生産する
ことができる。
【図1】本発明に係る複数の材質に対する加速電圧Eと
二次電子放出効率ηとの関係を示した図である。
二次電子放出効率ηとの関係を示した図である。
【図2】図1に示す如く、加速電圧をほぼEaにして複
数の材質に対して二次電子放出効率ηが近い場合におけ
る検出画像の実施の形態を示す図である。
数の材質に対して二次電子放出効率ηが近い場合におけ
る検出画像の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明に係る材質A(上部パターン)と材質B
(下部パターン)とからなる表面断面構造を有する被対
象物に電子線を照射して材質A(上部パターン)が正に
チャージアップされる状況を示す略断面図である。
(下部パターン)とからなる表面断面構造を有する被対
象物に電子線を照射して材質A(上部パターン)が正に
チャージアップされる状況を示す略断面図である。
【図4】図3に示す如く、材質A(上部パターン)が正
にチャージアップしたときに検出画像において欠陥が小
さく検出させることを説明するための図である。
にチャージアップしたときに検出画像において欠陥が小
さく検出させることを説明するための図である。
【図5】材質A(上部パターン)が正にチャージアップ
したときに検出画像において上部パターンが縮小するこ
とを説明するための図である。
したときに検出画像において上部パターンが縮小するこ
とを説明するための図である。
【図6】材質A(上部パターン)が正にチャージアップ
したときに検出画像においてチャージアップの影響が電
子線の高速走査方向に関係して現われることとマスク信
号とを示す図である。
したときに検出画像においてチャージアップの影響が電
子線の高速走査方向に関係して現われることとマスク信
号とを示す図である。
【図7】本発明に係る材質A(上部パターン)と材質B
(下部パターン)とからなる表面断面構造を有する被対
象物に電子線を照射して材質A(上部パターン)が負に
チャージアップされる状況を示す略断面図である。
(下部パターン)とからなる表面断面構造を有する被対
象物に電子線を照射して材質A(上部パターン)が負に
チャージアップされる状況を示す略断面図である。
【図8】材質A(上部パターン)が負にチャージアップ
したときに検出画像においてチャージアップの影響とし
てコントラストの低下が現われることとマスク信号とを
示す図である。
したときに検出画像においてチャージアップの影響とし
てコントラストの低下が現われることとマスク信号とを
示す図である。
【図9】材質A(上部パターン)が負にチャージアップ
したときに検出画像において電子線の走査回数により変
化することを説明するための図である。
したときに検出画像において電子線の走査回数により変
化することを説明するための図である。
【図10】本発明に係るある材質において正および負の
電位勾配αを付与した場合における二次電子放出率ηの
変化を示す図である。
電位勾配αを付与した場合における二次電子放出率ηの
変化を示す図である。
【図11】本発明に係る被対象物の表面断面構造である
上部パターンが材質Aで下部パターンが材質Bの場合に
おいてチャージアップの発生を低減するように適正な加
速電圧Eと適正な電位勾配αを設定する実施の形態を説
明するための図である。
上部パターンが材質Aで下部パターンが材質Bの場合に
おいてチャージアップの発生を低減するように適正な加
速電圧Eと適正な電位勾配αを設定する実施の形態を説
明するための図である。
【図12】本発明に係る被対象物の表面断面構造である
上部パターンが材質Bで下部パターンが材質Aの場合に
おいてチャージアップの発生を低減するように適正な加
速電圧Eと適正な電位勾配αを設定する実施の形態を説
明するための図である。
上部パターンが材質Bで下部パターンが材質Aの場合に
おいてチャージアップの発生を低減するように適正な加
速電圧Eと適正な電位勾配αを設定する実施の形態を説
明するための図である。
【図13】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第1の実施の形態を示す図である。
るシステムの第1の実施の形態を示す図である。
【図14】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムにおける各種シーケンスを説明するための図
である。
るシステムにおける各種シーケンスを説明するための図
である。
【図15】本発明に係る検査条件適正化部および検査条
件設定部のハード構成の一実施の形態を示す概略構成図
である。
件設定部のハード構成の一実施の形態を示す概略構成図
である。
【図16】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第2の実施の形態を示す図である。
るシステムの第2の実施の形態を示す図である。
【図17】電子線を往復走査する場合において、検出さ
れる画像信号としてパターンの下流側に生じるチャージ
アップの現象を説明するための図である。
れる画像信号としてパターンの下流側に生じるチャージ
アップの現象を説明するための図である。
【図18】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第3の実施の形態を示す図である。
るシステムの第3の実施の形態を示す図である。
【図19】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第4の実施の形態を示す図である。
るシステムの第4の実施の形態を示す図である。
【図20】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第5の実施の形態を示す図である。
るシステムの第5の実施の形態を示す図である。
【図21】本発明に係る半導体の製造ラインの一実施の
形態を示す図である。
形態を示す図である。
【図22】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第6の実施の形態を示す図である。
るシステムの第6の実施の形態を示す図である。
【図23】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第7の実施の形態を示す図である。
るシステムの第7の実施の形態を示す図である。
【図24】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第8の実施の形態を示す図である。
るシステムの第8の実施の形態を示す図である。
【図25】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第9の実施の形態を示す図である。
るシステムの第9の実施の形態を示す図である。
【図26】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第10の実施の形態を示す図である。
るシステムの第10の実施の形態を示す図である。
【図27】本発明に係る被対象物上のパターンを検出す
るシステムの第11の実施の形態を示す図である。
るシステムの第11の実施の形態を示す図である。
1…材質A(上部パターン)、2…材質B(下部パター
ン) 3…材質A(上部パターン)、4…材質B(下部パター
ン)、5…電子線 6…二次電子、7…欠陥、8…材質A(上部パターン) 9…材質B(下部パターン)、11…センサ(二次電子
検出器) 13…高さ検出センサ、14…電子線源、15…ビーム
偏向器 16…二次電子検出器、17…ExB、 18…対物レ
ンズ 19…電位付与手段(グリッド等)、20…被対象物
(被検査対象物) 21…試料台、22…焦点位置制御部、23…電位制御
部 24…A/D変換器、25…画像処理部、26…全体制
御部(制御用計算機) 28…ウエハ、27、27a、27b、27c、27d
…検査条件適正化部 28…検査条件設定部、45…真空試料室、46…ステ
ージ 47…走査制御部、48…グリッド電圧調整、49…試
料台電位調整 50…ステージ制御部、51…線源電位調整、52…画
像メモリ 53…画像比較手段、54…画像表示部、55…モニ
タ、56…計測処理部 71…二次電子、72…負の等電位線、73…0Vの等
電位線 131…CPU、132…ROM、133…画像メモ
リ、134…RAM 135…入力手段(キーボード、マウス等)、136…
表示手段(モニタ) 137…外部記憶装置、138…CADデータ、211
…製造ライン 212…ウエハ、213…品質管理ネットワーク、21
4…端末 215…品質検査装置、216…中間外観検査装置、2
17…プローブテスタ 232…画像メモリ、234…メモリ、235…マスク
データ 241…メモリ、242…画像加算回路、243…ゲー
ト回路 251…遅延回路、254…画像比較手段、255、2
56…切りだし回路 257、258…画像メモリ、259…詳細解析手段 263…構造的特徴抽出手段、271…位置モニタ用測
長器 273…電子シャワー発生器、274…イオンシャワー
発生器
ン) 3…材質A(上部パターン)、4…材質B(下部パター
ン)、5…電子線 6…二次電子、7…欠陥、8…材質A(上部パターン) 9…材質B(下部パターン)、11…センサ(二次電子
検出器) 13…高さ検出センサ、14…電子線源、15…ビーム
偏向器 16…二次電子検出器、17…ExB、 18…対物レ
ンズ 19…電位付与手段(グリッド等)、20…被対象物
(被検査対象物) 21…試料台、22…焦点位置制御部、23…電位制御
部 24…A/D変換器、25…画像処理部、26…全体制
御部(制御用計算機) 28…ウエハ、27、27a、27b、27c、27d
…検査条件適正化部 28…検査条件設定部、45…真空試料室、46…ステ
ージ 47…走査制御部、48…グリッド電圧調整、49…試
料台電位調整 50…ステージ制御部、51…線源電位調整、52…画
像メモリ 53…画像比較手段、54…画像表示部、55…モニ
タ、56…計測処理部 71…二次電子、72…負の等電位線、73…0Vの等
電位線 131…CPU、132…ROM、133…画像メモ
リ、134…RAM 135…入力手段(キーボード、マウス等)、136…
表示手段(モニタ) 137…外部記憶装置、138…CADデータ、211
…製造ライン 212…ウエハ、213…品質管理ネットワーク、21
4…端末 215…品質検査装置、216…中間外観検査装置、2
17…プローブテスタ 232…画像メモリ、234…メモリ、235…マスク
データ 241…メモリ、242…画像加算回路、243…ゲー
ト回路 251…遅延回路、254…画像比較手段、255、2
56…切りだし回路 257、258…画像メモリ、259…詳細解析手段 263…構造的特徴抽出手段、271…位置モニタ用測
長器 273…電子シャワー発生器、274…イオンシャワー
発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 H01L 21/66 C Z (72)発明者 久邇 朝宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 松山 幸雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 高木 裕治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 品田 博之 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 野副 真理 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 杉本 有俊 東京都青梅市今井2326番地株式会社日立製 作所デバイス開発センタ内
Claims (38)
- 【請求項1】電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍に
おける電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で
電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御され
た電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化
をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す
信号に基づいて被対象物について検査または計測を行う
ことを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項2】電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍に
おける電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で
電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御され
た電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化
をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す
信号を表示手段に表示することを特徴とする電子線式検
査方法。 - 【請求項3】被対象物の表面における断面構造の種類に
応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における
電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で電子線
ビームを被対象物に対して照射し、前記制御された電位
勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化をセン
サで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号に
基づいて被対象物について検査または計測を行うことを
特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項4】被対象物の表面における少なくとも材質の
種類に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍に
おける電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で
電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御され
た電位勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化
をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を示す
信号に基づいて被対象物について検査または計測を行う
ことを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項5】被対象物の表面における断面構造の変化に
応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍における
電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧で電子線
ビームを被対象物に対して照射し、前記制御された電位
勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化をセン
サで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号に
基づいて被対象物について検査または計測を行うことを
特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項6】被対象物上への電子線ビーム照射領域にお
ける断面構造の種類または変化に応じて電子線ビームの
加速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御し、
この制御された加速電圧で電子線ビームを被対象物に対
して照射し、前記制御された電位勾配に応じて被対象物
から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出
された物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物につ
いて検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検
査方法。 - 【請求項7】被対象物の表面におけるチャージアップの
現象に対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対象
物近傍における電位勾配とを設定し、この設定された加
速電圧に制御された状態で電子線ビームを被対象物に対
して照射し、前記設定された電位勾配に制御された電位
勾配に応じて被対象物から発生する物理的な変化をセン
サで検出し、この検出された物理的な変化を示す信号に
基づいて被対象物について検査または計測を行うことを
特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項8】被対象物の表面における断面構造の種類ま
たは変化に対応したその表面のチャージアップの現象に
対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを設定し、この設定された加速電圧
に制御された状態で電子線ビームを被対象物に対して照
射し、前記設定された電位勾配に制御された電位勾配に
応じて被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号に基づい
て被対象物について検査または計測を行うことを特徴と
する電子線式検査方法。 - 【請求項9】前記チャージアップの現象を二次電子放出
効率として捉えることを特徴とする請求項7又は8記載
の電子線式検査方法。 - 【請求項10】前記電子線ビームの加速電圧は、0.3
KV〜5KVの範囲であることを特徴とする請求項1又
は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8記載の電子
線式検査方法。 - 【請求項11】前記被対象物近傍における電位勾配は、
5KV/mm以下であることを特徴とする請求項1又は
2又は3又は4又は5又は6又は7又は8記載の電子線
式検査方法。 - 【請求項12】電子線ビームの試料上の加速電圧、又は
試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビーム径、又
は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチャージ、
又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制御し、電
子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象物から発
生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出された
物理的な変化を示す信号から被対象物について検査また
は計測を行うことを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項13】被対象物の表面における断面構造の種類
または変化に対応させて電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチ
ャージ、又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制
御し、電子線ビームを被対象物に対して照射し、被対象
物から発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検
出された物理的な変化を示す信号から被対象物について
検査または計測を行うことを特徴とする電子線式検査方
法。 - 【請求項14】電子線ビームを被対象物に対して照射
し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検出
し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対象
物の表面におけるチャージアップの現象に対応する検査
条件に基づいて被対象物について検査または計測を行う
ことを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項15】電子線ビームを被対象物に対して照射
し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検出
し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対象
物の表面における断面構造の種類または変化に対応した
その表面のチャージアップの現象に対応する検査条件に
基づいて被対象物について検査または計測を行うことを
特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項16】電子線ビームを被対象物に対して照射
し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検出
し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対象
物の表面におけるチャージアップの現象に対応する特徴
抽出パラメータに基づいて被対象物について構造的特徴
を抽出することを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項17】電子線ビームを被対象物に対して照射
し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検出
し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対象
物の表面における断面構造の種類または変化に対応した
その表面のチャージアップの現象に対応する特徴抽出パ
ラメータに基づいて被対象物について構造的特徴を抽出
することを特徴とする電子線式検査方法。 - 【請求項18】被対象物の表面にプリチャージ又はディ
スチャージを与え、電子線ビームを被対象物に対して照
射し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対
象物について検査または計測を行うことを特徴とする電
子線式検査方法。 - 【請求項19】被対象物の表面にプリチャージ又はディ
スチャージを与え、電子線ビームを被対象物に対して照
射し、被対象物から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号から被対
象物の表面における構造的特徴を抽出することを特徴と
する電子線式検査方法。 - 【請求項20】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御する電位制御手段と、該電位
制御手段によって制御された加速電圧で電子線ビームを
被対象物に対して照射した際、前記電位制御手段によっ
て制御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物
理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出され
る物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物について
検査または計測を行う画像処理手段とを備えたことを特
徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項21】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御する電位制御手段と、該電位
制御手段によって制御された加速電圧で電子線ビームを
被対象物に対して照射した際、前記電位制御手段によっ
て制御された電位勾配に応じて被対象物から発生する物
理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出され
る物理的な変化を示す信号を表示する表示手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項22】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における断面構造の種類
または変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被対象物
近傍における電位勾配とを制御する電位制御手段と、該
電位制御手段によって制御された加速電圧で電子線ビー
ムを被対象物に対して照射した際、前記電位制御手段に
よって制御された電位勾配に応じて被対象物から発生す
る物理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出
される物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物につ
いて検査または計測を行う画像処理手段とを備えたこと
を特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項23】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における少なくとも材質
の種類または変化に応じて電子線ビームの加速電圧と被
対象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御手段
と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で電子
線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位制御
手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物から
発生する物理的な変化を検出するセンサと、該センサか
ら検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被対象
物について検査または計測を行う画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項24】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物上への電子線ビーム照射領域に
おける断面構造の種類または変化に応じて電子線ビーム
の加速電圧と被対象物近傍における電位勾配とを制御す
る電位制御手段と、該電位制御手段によって制御された
加速電圧で電子線ビームを被対象物に対して照射した
際、前記電位制御手段によって制御された電位勾配に応
じて被対象物から発生する物理的な変化を検出するセン
サと、該センサから検出される物理的な変化を示す信号
に基づいて被対象物について検査または計測を行う画像
処理手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装
置。 - 【請求項25】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面におけるチャージアップ
の現象に対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対
象物近傍における電位勾配とを制御する電位制御手段
と、該電位制御手段によって制御された加速電圧で電子
線ビームを被対象物に対して照射した際、前記電位制御
手段によって制御された電位勾配に応じて被対象物から
発生する物理的な変化を検出するセンサと、該センサか
ら検出される物理的な変化を示す信号に基づいて被対象
物について検査または計測を行う画像処理手段とを備え
たことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項26】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における断面構造の種類
または変化に対応したその表面のチャージアップの現象
に対応する適正な電子線ビームの加速電圧と被対象物近
傍における電位勾配とを制御する電位制御手段と、該電
位制御手段によって制御された加速電圧で電子線ビーム
を被対象物に対して照射した際、前記電位制御手段によ
って制御された電位勾配に応じて被対象物から発生する
物理的な変化を検出するセンサと、該センサから検出さ
れる物理的な変化を示す信号に基づいて被対象物につい
て検査または計測を行う画像処理手段とを備えたことを
特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項27】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームの試料上の加速電圧、又は
試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビーム径、又
は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチャージ、
又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制御する制
御手段と、電子線ビームを被対象物に対して照射した
際、被対象物から発生する物理的な変化を検出するセン
サと、前記センサから検出される物理的な変化を示す信
号から被対象物について検査または計測を行う画像処理
手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項28】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面における断面構造の種類
または変化に対応させて電子線ビームの試料上の加速電
圧、又は試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビー
ム径、又は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチ
ャージ、又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制
御する制御手段と、電子線ビームを被対象物に対して照
射した際、被対象物から発生する物理的な変化を検出す
るセンサと、前記センサから検出される物理的な変化を
示す信号から被対象物について検査または計測を行う画
像処理手段とを備えたことを特徴とする電子線式検査装
置。 - 【請求項29】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームを被対象物に対して照射し
た際、被対象物から発生する物理的な変化を検出するセ
ンサと、被対象物の表面におけるチャージアップの現象
に対応する検査条件を作成する検査条件作成手段と、前
記センサから検出される物理的な変化を示す信号から前
記検査条件作成手段で作成された検査条件に基づいて被
対象物について検査または計測を行う画像処理手段とを
備えたことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項30】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームを被対象物に対して照射し
た際、被対象物から発生する物理的な変化を検出するセ
ンサと、被対象物の表面における断面構造の種類または
変化に対応したその表面のチャージアップの現象に対応
する検査条件を作成する検査条件作成手段と、前記セン
サから検出される物理的な変化を示す信号から前記検査
条件作成手段で作成された検査条件に基づいて被対象物
について検査または計測を行う画像処理手段とを備えた
ことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項31】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、電子線ビームを被対象物に対して照射し
た際、被対象物から発生する物理的な変化を検出するセ
ンサと、被対象物の表面におけるチャージアップの現象
に対応する特徴抽出パラメータを作成する特徴抽出パラ
メータ作成手段と、前記センサから検出される物理的な
変化を示す信号から前特徴抽出パラメータ作成手段で作
成された特徴抽出パラメータに基づいて被対象物につい
て構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備えたことを
特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項32】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面にプリチャージ又はディ
スチャージを与える手段と、電子線ビームを被対象物に
対して照射した際、被対象物から発生する物理的な変化
を検出するセンサと、該センサから検出される物理的な
変化を示す信号から検査条件に基づいて被対象物につい
て検査または計測を行う画像処理手段とを備えたことを
特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項33】電子線源と、該電子線源から出射された
電子線ビームを偏向させるビーム偏向器と、該電子線源
から出射された電子線ビームを被対象物上に集束させる
対物レンズと、被対象物の表面にプリチャージ又はディ
スチャージを与える手段と、電子線ビームを被対象物に
対して照射した際、被対象物から発生する物理的な変化
を検出するセンサと、該センサから検出される物理的な
変化を示す信号から特徴抽出パラメータに基づいて被対
象物について構造的特徴を抽出する画像処理手段とを備
えたことを特徴とする電子線式検査装置。 - 【請求項34】基板を処理する複数の処理装置と該複数
の処理装置を制御する制御装置とを備えた半導体製造ラ
インであって、所定の処理装置で処理された基板上に電
子線ビームを照射することによって得られる画像信号に
基づいて検査する電子線式検査装置を備え、該電子線式
検査装置から得られる検査結果に基づいて前記制御装置
により前記処理装置を制御することを特徴とする半導体
の製造ライン。 - 【請求項35】電子線ビームの加速電圧と被対象物近傍
における電位勾配とを制御し、この制御された加速電圧
で電子線ビームを被対象物に対して照射し、前記制御さ
れた電位勾配に応じて半導体基板から発生する物理的な
変化をセンサで検出し、この検出された物理的な変化を
示す信号に基づいて半導体基板について検査または計測
を行って半導体基板を製造することを特徴とする半導体
の製造方法。 - 【請求項36】電子線ビームの試料上の加速電圧、又は
試料上の電界勾配、又はビーム電流、又はビーム径、又
は画像検出周波数、又は画像寸法、又はプリチャージ、
又はディスチャージ、又はそれらの組合せを制御し、電
子線ビームを半導体基板に対して照射し、半導体基板か
ら発生する物理的な変化をセンサで検出し、この検出さ
れた物理的な変化を示す信号から半導体基板について検
査または計測を行って半導体基板を製造することを特徴
とする半導体の製造方法。 - 【請求項37】電子線ビームを半導体基板に対して照射
し、半導体基板から発生する物理的な変化をセンサで検
出し、この検出された物理的な変化を示す信号から半導
体基板の表面におけるチャージアップの現象に対応する
検査条件に基づいて半導体基板について検査または計測
を行って半導体基板を製造することを特徴とする半導体
の製造方法。 - 【請求項38】前記検査または計測結果を解析して所定
のプロセスにフィードバックすることを特徴とする請求
項35又は36又は37記載の半導体の製造方法。
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| JP8193143A JPH09320505A (ja) | 1996-03-29 | 1996-07-23 | 電子線式検査方法及びその装置並びに半導体の製造方法及びその製造ライン |
| US08/824,413 US5986263A (en) | 1996-03-29 | 1997-03-26 | Electron beam inspection method and apparatus and semiconductor manufacturing method and its manufacturing line utilizing the same |
| US09/437,313 US6172365B1 (en) | 1996-03-29 | 1999-11-10 | Electron beam inspection method and apparatus and semiconductor manufacturing method and its manufacturing line utilizing the same |
| US09/752,468 US6373054B2 (en) | 1996-03-29 | 2001-01-03 | Electron beam inspection method and apparatus and semiconductor manufacturing method and its manufacturing line utilizing the same |
| US10/103,194 US6717142B2 (en) | 1996-03-29 | 2002-03-22 | Electron beam inspection method and apparatus and semiconductor manufacturing method and its manufacturing line utilizing the same |
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| US11/003,506 US7122796B2 (en) | 1996-03-29 | 2004-12-06 | Electron beam inspection method and apparatus and semiconductor manufacturing method and its manufacturing line utilizing the same |
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