JPH0932107A - スラブ排水溝の施工方法 - Google Patents
スラブ排水溝の施工方法Info
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- JPH0932107A JPH0932107A JP20278895A JP20278895A JPH0932107A JP H0932107 A JPH0932107 A JP H0932107A JP 20278895 A JP20278895 A JP 20278895A JP 20278895 A JP20278895 A JP 20278895A JP H0932107 A JPH0932107 A JP H0932107A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルコニーや、屋外に面した廊下等のスラブ
の端部における排水溝を、精度良くかつ短時間で施工可
能とする。 【構成】 PC型枠1を、その底部11の縁を直壁の内
側面を形成する直壁用内型枠23の下端に衝合させると
共にスラブ用下型枠21上に所定間隔の複数の支持部材
5を介して浮上設置し、スラブ用下型枠21上の打設空
間及び直壁用外型枠22と直壁用内型枠23の間の打設
空間に連続的に充填したコンクリートに、PC型枠1を
一体化させ、このPC型枠1自体で排水溝を形成する。
の端部における排水溝を、精度良くかつ短時間で施工可
能とする。 【構成】 PC型枠1を、その底部11の縁を直壁の内
側面を形成する直壁用内型枠23の下端に衝合させると
共にスラブ用下型枠21上に所定間隔の複数の支持部材
5を介して浮上設置し、スラブ用下型枠21上の打設空
間及び直壁用外型枠22と直壁用内型枠23の間の打設
空間に連続的に充填したコンクリートに、PC型枠1を
一体化させ、このPC型枠1自体で排水溝を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
建築物のバルコニーや屋外に面した廊下等のように、端
部に直壁を有するスラブの上面に、前記直壁に沿った排
水溝を形成するための施工方法に関するものである。
建築物のバルコニーや屋外に面した廊下等のように、端
部に直壁を有するスラブの上面に、前記直壁に沿った排
水溝を形成するための施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート建築物のバルコニー
は、スラブ及びその外縁に沿って立ち上がった直壁から
なり、前記スラブの上面における直壁側の隅には、この
直壁に沿って、雨水などを排出するための排水溝が設け
られる。排水溝は、雨水などを流れやすくするため、平
滑に形成される必要がある。
は、スラブ及びその外縁に沿って立ち上がった直壁から
なり、前記スラブの上面における直壁側の隅には、この
直壁に沿って、雨水などを排出するための排水溝が設け
られる。排水溝は、雨水などを流れやすくするため、平
滑に形成される必要がある。
【0003】このようなバルコニーの施工に際しては、
まずスラブ及び直壁を連続的に賦形するための型枠を組
み立て、排水溝が形成される部分には、板材や桟木など
による排水溝用型枠を組み込む。そしてこの型枠で囲ま
れた空間内にコンクリートを打設し、このコンクリート
が凝縮して型枠を撤去した後、排水溝用型枠によって形
成された排水溝を平滑に仕上げるために、斫り(はつ
り)工事や、鏝(こて)によるモルタル仕上工事を行
う。
まずスラブ及び直壁を連続的に賦形するための型枠を組
み立て、排水溝が形成される部分には、板材や桟木など
による排水溝用型枠を組み込む。そしてこの型枠で囲ま
れた空間内にコンクリートを打設し、このコンクリート
が凝縮して型枠を撤去した後、排水溝用型枠によって形
成された排水溝を平滑に仕上げるために、斫り(はつ
り)工事や、鏝(こて)によるモルタル仕上工事を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の施工方法に
よれば、板材や桟木などを用いた排水溝用型枠の組み立
て作業が煩雑であり、しかもこの型枠による排水溝の施
工では、施工精度を高くすることが困難であるといった
問題が指摘される。したがって、型枠を解体した後、排
水溝部分のコンクリートの不整形を整えるために上述の
ような斫り工事やモルタル鏝仕上げが必要であり、作業
に手間がかかるため、施工方法の改善が求められてい
た。
よれば、板材や桟木などを用いた排水溝用型枠の組み立
て作業が煩雑であり、しかもこの型枠による排水溝の施
工では、施工精度を高くすることが困難であるといった
問題が指摘される。したがって、型枠を解体した後、排
水溝部分のコンクリートの不整形を整えるために上述の
ような斫り工事やモルタル鏝仕上げが必要であり、作業
に手間がかかるため、施工方法の改善が求められてい
た。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、バルコニ
ーや、屋外に面した廊下等のスラブ端部における排水溝
を、精度良くかつ短時間で施工可能とすることにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、バルコニ
ーや、屋外に面した廊下等のスラブ端部における排水溝
を、精度良くかつ短時間で施工可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係るスラブ排
水溝の施工方法は、端部に直壁を有するスラブの施工時
にこのスラブの上面に前記直壁に沿った排水溝を施工す
る方法であって、底部及び側板部からなる幅方向断面略
L字形の所定長さのPC型枠を、前記底部における前記
側板部と反対側の縁を前記直壁の内側面を形成する直壁
用内型枠の下端に衝合させた状態でスラブ用下型枠上に
所定間隔の複数の支持部材を介して浮上設置し、前記ス
ラブ用下型枠上に前記側板部の上端高さまで打設したコ
ンクリートと前記PC型枠を一体化させるものである。
この施工方法は、スラブの端部上にPC直壁によって直
壁を形成する場合も同様に適用され、すなわち、PC直
壁をスラブ用下型枠の端部上に設置し、底部及び側板部
からなる幅方向断面略L字形の所定長さのPC型枠を、
前記底部における前記側板部と反対側の縁を前記PC直
壁の下部側面に衝合させた状態でスラブ用下型枠上に所
定間隔の複数の支持部材を介して浮上設置し、前記スラ
ブ用下型枠上に前記側板部の上端高さで打設したコンク
リートと前記PC型枠を一体化させる。また、前記PC
型枠としては、好ましくはガラス繊維が配合された高流
動性コンクリート(GRC)で成形されたものが用いら
れる。
効に解決するための手段として、本発明に係るスラブ排
水溝の施工方法は、端部に直壁を有するスラブの施工時
にこのスラブの上面に前記直壁に沿った排水溝を施工す
る方法であって、底部及び側板部からなる幅方向断面略
L字形の所定長さのPC型枠を、前記底部における前記
側板部と反対側の縁を前記直壁の内側面を形成する直壁
用内型枠の下端に衝合させた状態でスラブ用下型枠上に
所定間隔の複数の支持部材を介して浮上設置し、前記ス
ラブ用下型枠上に前記側板部の上端高さまで打設したコ
ンクリートと前記PC型枠を一体化させるものである。
この施工方法は、スラブの端部上にPC直壁によって直
壁を形成する場合も同様に適用され、すなわち、PC直
壁をスラブ用下型枠の端部上に設置し、底部及び側板部
からなる幅方向断面略L字形の所定長さのPC型枠を、
前記底部における前記側板部と反対側の縁を前記PC直
壁の下部側面に衝合させた状態でスラブ用下型枠上に所
定間隔の複数の支持部材を介して浮上設置し、前記スラ
ブ用下型枠上に前記側板部の上端高さで打設したコンク
リートと前記PC型枠を一体化させる。また、前記PC
型枠としては、好ましくはガラス繊維が配合された高流
動性コンクリート(GRC)で成形されたものが用いら
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】PC型枠は予め工場生産された既
製のコンクリート成形体であり、スラブ用下型枠上に打
設されたコンクリートと一体化されることによって、ス
ラブの端部から立ち上がる直壁の下端に沿った排水溝の
底面及び内側面となるもので、現場で組み立てた排水溝
用型枠による成形面とは異なり、表面が平滑であるた
め、そのまま仕上面とされる。ガラス繊維入り高流動性
コンクリートで成形したPC型枠の場合は、ガラス繊維
の補強力によって機械的強度が高いので、その板厚を薄
くすることができる。しかも前記支持部材は、スラブ用
下型枠上に所定間隔で配置されて前記PC型枠を支持す
るものであるため、打設されたコンクリートの賦形が阻
害されない。
製のコンクリート成形体であり、スラブ用下型枠上に打
設されたコンクリートと一体化されることによって、ス
ラブの端部から立ち上がる直壁の下端に沿った排水溝の
底面及び内側面となるもので、現場で組み立てた排水溝
用型枠による成形面とは異なり、表面が平滑であるた
め、そのまま仕上面とされる。ガラス繊維入り高流動性
コンクリートで成形したPC型枠の場合は、ガラス繊維
の補強力によって機械的強度が高いので、その板厚を薄
くすることができる。しかも前記支持部材は、スラブ用
下型枠上に所定間隔で配置されて前記PC型枠を支持す
るものであるため、打設されたコンクリートの賦形が阻
害されない。
【0008】直壁をスラブと共にコンクリートの現場打
ちで構築する場合は、排水溝は、直壁用内型枠によって
形成される直壁の内側面の下端とスラブ上面との間の隅
に沿って、スラブの現場打ちコンクリートと一体化され
たPC型枠で形成され、直壁としてPC直壁を用いる場
合は、排水溝は、前記PC直壁の下部内側面と、スラブ
の上面との間の隅に沿って、このスラブの現場打ちコン
クリートと一体化されたPC型枠で形成される。
ちで構築する場合は、排水溝は、直壁用内型枠によって
形成される直壁の内側面の下端とスラブ上面との間の隅
に沿って、スラブの現場打ちコンクリートと一体化され
たPC型枠で形成され、直壁としてPC直壁を用いる場
合は、排水溝は、前記PC直壁の下部内側面と、スラブ
の上面との間の隅に沿って、このスラブの現場打ちコン
クリートと一体化されたPC型枠で形成される。
【0009】
【実施例】図1乃至図4は本発明に係るスラブ排水溝の
施工方法の第一実施例を示すものである。まず図1は、
この実施例の施工方法において用いられるPC型枠1の
斜視図であり、すなわちこのPC型枠1は、コンクリー
ト工場においてガラス繊維入り高流動性コンクリートを
用いて生産され、底部11及びその幅方向一端から所定
の傾斜角度で立ち上がった側板部12からなり、底部1
1に長手方向所定間隔でコンクリート充填確認用の複数
の小孔13が開設された幅方向断面略L字形のPC(プ
レキャストコンクリート)成形体である。典型的には、
例えば底部11の上面幅W1 =100mm、底部11か
ら側板部12までの全水平幅W2 =135mm、底部1
1の板厚T=10mm、側板部12の高さH=60m
m、長さL=1,800mm、小孔13の間隔S=30
0mm、内径φ=15mmとするが、勿論これは限定さ
れるものではない。
施工方法の第一実施例を示すものである。まず図1は、
この実施例の施工方法において用いられるPC型枠1の
斜視図であり、すなわちこのPC型枠1は、コンクリー
ト工場においてガラス繊維入り高流動性コンクリートを
用いて生産され、底部11及びその幅方向一端から所定
の傾斜角度で立ち上がった側板部12からなり、底部1
1に長手方向所定間隔でコンクリート充填確認用の複数
の小孔13が開設された幅方向断面略L字形のPC(プ
レキャストコンクリート)成形体である。典型的には、
例えば底部11の上面幅W1 =100mm、底部11か
ら側板部12までの全水平幅W2 =135mm、底部1
1の板厚T=10mm、側板部12の高さH=60m
m、長さL=1,800mm、小孔13の間隔S=30
0mm、内径φ=15mmとするが、勿論これは限定さ
れるものではない。
【0010】図2は、上記PC型枠1を、バルコニーを
構築するためのバルコニー型枠2に組み込んだ状態を示
すものである。すなわちこのバルコニー型枠2は、スラ
ブ用下型枠21と、その端部上に垂直に組み立てられた
直壁用外型枠22と、この直壁用外型枠22の内側に平
行に組み立てられた直壁用内型枠23からなり、各型枠
21〜23は、厚手の合板(いわゆるコンパネ)からな
る堰板2aと、これを押さえる多数の支保工2bと、図
示されていないセパレータ等によって組み立てられ、直
壁用外型枠22の内面には外装用の多数の化粧タイル3
が整然と固定される。また、直壁用外型枠22と直壁用
内型枠23の間のコンクリート打設空間からスラブ用下
型枠21上のコンクリート打設空間にかけて屈曲して延
びる多数の鉄筋4等が組み込まれる。
構築するためのバルコニー型枠2に組み込んだ状態を示
すものである。すなわちこのバルコニー型枠2は、スラ
ブ用下型枠21と、その端部上に垂直に組み立てられた
直壁用外型枠22と、この直壁用外型枠22の内側に平
行に組み立てられた直壁用内型枠23からなり、各型枠
21〜23は、厚手の合板(いわゆるコンパネ)からな
る堰板2aと、これを押さえる多数の支保工2bと、図
示されていないセパレータ等によって組み立てられ、直
壁用外型枠22の内面には外装用の多数の化粧タイル3
が整然と固定される。また、直壁用外型枠22と直壁用
内型枠23の間のコンクリート打設空間からスラブ用下
型枠21上のコンクリート打設空間にかけて屈曲して延
びる多数の鉄筋4等が組み込まれる。
【0011】PC型枠1は、図2及びその要部を拡大し
た図3に示すように、底部11の縁部上面が直壁用内型
枠23における堰板2aの下端に密接衝合した状態とな
るように、長手方向(図示の断面と直交する方向)にか
つ互いに密接衝合した状態で所要数配置され、各PC型
枠1は、図の断面と直交する方向に適当な間隔でスラブ
用下型枠21上に配置した所要数の支持部材5によっ
て、前記スラブ用下型枠21の上面から浮上した状態に
支持される。支持部材5は、屈曲した鋼棒からなる鋼製
バタ角受け等が好適に転用されたものであって、典型的
には脚部51と、PC型枠1の底部11下面を支持する
上部の略水平な受け部52と、この受け部52の一端に
形成されてPC型枠1を位置決めする突起部53とを有
する。PC型枠1は、この支持部材5の受け部52と、
直壁用内型枠23の下端部との間でしっかり固定され
る。
た図3に示すように、底部11の縁部上面が直壁用内型
枠23における堰板2aの下端に密接衝合した状態とな
るように、長手方向(図示の断面と直交する方向)にか
つ互いに密接衝合した状態で所要数配置され、各PC型
枠1は、図の断面と直交する方向に適当な間隔でスラブ
用下型枠21上に配置した所要数の支持部材5によっ
て、前記スラブ用下型枠21の上面から浮上した状態に
支持される。支持部材5は、屈曲した鋼棒からなる鋼製
バタ角受け等が好適に転用されたものであって、典型的
には脚部51と、PC型枠1の底部11下面を支持する
上部の略水平な受け部52と、この受け部52の一端に
形成されてPC型枠1を位置決めする突起部53とを有
する。PC型枠1は、この支持部材5の受け部52と、
直壁用内型枠23の下端部との間でしっかり固定され
る。
【0012】次に、バルコニー型枠2及びPC型枠1に
より形成されたコンクリート打設空間に、コンクリート
を打設する。この場合、スラブ用下型枠21上に打設さ
れるコンクリートの上面は、図2に一点鎖線で示すよう
に、PC型枠1側においてその側板部12の上端高さと
一致すると共に、この部分が最も低くなるような緩やか
な勾配(水切り勾配)が設けられる。また、PC型枠1
を直壁用内型枠23の下端と密接した状態に支持してい
る支持部材5は所要の間隔で配置されていて、コンクリ
ートの賦形(回り込み)を阻害することはなく、しか
も、PC型枠1の底部11の板厚Tが10mm程度の薄
いものであるため、コンクリートがPC型枠1の下側に
も十分なコンクリート打設空間が確保されており、コン
クリートの回り込みが確実に行われる。このとき、PC
型枠1の下側空間へのコンクリートの回り込み状態は、
PC型枠1に開設された小孔13を介して確認すること
ができ、また、前記下側空間に完全に充填されたコンク
リートの一部は、この小孔13内にも侵入してこれを埋
める。
より形成されたコンクリート打設空間に、コンクリート
を打設する。この場合、スラブ用下型枠21上に打設さ
れるコンクリートの上面は、図2に一点鎖線で示すよう
に、PC型枠1側においてその側板部12の上端高さと
一致すると共に、この部分が最も低くなるような緩やか
な勾配(水切り勾配)が設けられる。また、PC型枠1
を直壁用内型枠23の下端と密接した状態に支持してい
る支持部材5は所要の間隔で配置されていて、コンクリ
ートの賦形(回り込み)を阻害することはなく、しか
も、PC型枠1の底部11の板厚Tが10mm程度の薄
いものであるため、コンクリートがPC型枠1の下側に
も十分なコンクリート打設空間が確保されており、コン
クリートの回り込みが確実に行われる。このとき、PC
型枠1の下側空間へのコンクリートの回り込み状態は、
PC型枠1に開設された小孔13を介して確認すること
ができ、また、前記下側空間に完全に充填されたコンク
リートの一部は、この小孔13内にも侵入してこれを埋
める。
【0013】打設されたコンクリートが時間の経過と共
に凝縮して行くことによって、PC型枠1の底部11の
下面及び側板部12の外側面は、これに接している前記
コンクリートと接合され、一体化される。しかも前記コ
ンクリートは、PC型枠1の各小孔13にも侵入してい
るので、確実な接合状態が得られる。また、鉄筋4と共
にコンクリート中に埋設状態にある支持部材5及び直壁
用外型枠22の内面に沿って配置した化粧タイル3も、
このコンクリートと一体化される。
に凝縮して行くことによって、PC型枠1の底部11の
下面及び側板部12の外側面は、これに接している前記
コンクリートと接合され、一体化される。しかも前記コ
ンクリートは、PC型枠1の各小孔13にも侵入してい
るので、確実な接合状態が得られる。また、鉄筋4と共
にコンクリート中に埋設状態にある支持部材5及び直壁
用外型枠22の内面に沿って配置した化粧タイル3も、
このコンクリートと一体化される。
【0014】所定の養生期間が経過して、打設コンクリ
ートに凝縮による十分な強度が発現されたら、バルコニ
ー型枠2を解体し、撤去する。図4は、このようにして
完成したバルコニー6を示すもので、すなわちこのバル
コニー6は、スラブ用下型枠21上で形成されたスラブ
61と、その端部から垂直に立ち上がって、直壁用外型
枠22及び直壁用内型枠23の間で形成された直壁62
からなる。コンクリートの凝縮過程で一体化されたPC
型枠1は、前記バルコニー型枠2の撤去後もそのまま残
されて、直壁62の下端に沿った排水溝63の底面及び
内側面を構成する。PC型枠1は、工場での生産の際に
表面が平滑に形成されるため、斫りやモルタル仕上げ等
による仕上工事の必要はない。しかも、バルコニー6の
強度上重要な部分であるスラブ61と直壁62の間の排
水溝63形成部分は、打設されたコンクリートの回り込
みが確実に行われ、かつ十分に充填されるので、所要の
強度が確保される。
ートに凝縮による十分な強度が発現されたら、バルコニ
ー型枠2を解体し、撤去する。図4は、このようにして
完成したバルコニー6を示すもので、すなわちこのバル
コニー6は、スラブ用下型枠21上で形成されたスラブ
61と、その端部から垂直に立ち上がって、直壁用外型
枠22及び直壁用内型枠23の間で形成された直壁62
からなる。コンクリートの凝縮過程で一体化されたPC
型枠1は、前記バルコニー型枠2の撤去後もそのまま残
されて、直壁62の下端に沿った排水溝63の底面及び
内側面を構成する。PC型枠1は、工場での生産の際に
表面が平滑に形成されるため、斫りやモルタル仕上げ等
による仕上工事の必要はない。しかも、バルコニー6の
強度上重要な部分であるスラブ61と直壁62の間の排
水溝63形成部分は、打設されたコンクリートの回り込
みが確実に行われ、かつ十分に充填されるので、所要の
強度が確保される。
【0015】図5は本発明に係るスラブ排水溝の施工方
法の第二実施例を示すもので、上述の図4に示すバルコ
ニー6の直壁62は、PC直壁7によって形成される。
このPC直壁7は、PC型枠1と同様、コンクリート工
場において成形されたものであって、その成形に際して
外側面に化粧タイル3が一体的に設けられ、内部に所要
の鉄筋4が埋設され、その一部4aが下端部から略水平
方向に突出された構造を有するPC成形体である。した
がってこの第二実施例においては、第一実施例の場合の
ような直壁用外型枠22及び直壁用内型枠23は存在せ
ず、スラブ用下型枠21の端部上に、PC直壁7が立設
される。
法の第二実施例を示すもので、上述の図4に示すバルコ
ニー6の直壁62は、PC直壁7によって形成される。
このPC直壁7は、PC型枠1と同様、コンクリート工
場において成形されたものであって、その成形に際して
外側面に化粧タイル3が一体的に設けられ、内部に所要
の鉄筋4が埋設され、その一部4aが下端部から略水平
方向に突出された構造を有するPC成形体である。した
がってこの第二実施例においては、第一実施例の場合の
ような直壁用外型枠22及び直壁用内型枠23は存在せ
ず、スラブ用下型枠21の端部上に、PC直壁7が立設
される。
【0016】PC直壁7から突出した鉄筋4は、スラブ
用下型枠21上のコンクリート打設空間に延びている。
PC型枠1は、その底部11における側板部12と反対
側の縁がPC直壁7の下部内側面に密接衝合した状態と
なるように配置され、このPC直壁7の長手方向に適当
な間隔でスラブ用下型枠21上に配置した所要数の支持
部材5によって、前記スラブ用下型枠21の上面から浮
上した状態に支持される。
用下型枠21上のコンクリート打設空間に延びている。
PC型枠1は、その底部11における側板部12と反対
側の縁がPC直壁7の下部内側面に密接衝合した状態と
なるように配置され、このPC直壁7の長手方向に適当
な間隔でスラブ用下型枠21上に配置した所要数の支持
部材5によって、前記スラブ用下型枠21の上面から浮
上した状態に支持される。
【0017】次に、スラブ用下型枠21上のコンクリー
ト打設空間に、コンクリートを打設し、PC型枠1の下
側空間を通じてPC直壁1の下端内側面位置まで充填す
る。この場合も第一実施例と同様に、打設されるコンク
リートの上面は、図5に一点鎖線で示すように、PC型
枠1側においてその側板部12の上端高さと一致すると
共に、この部分が最も低くなるような緩やかな勾配(水
切り勾配)が設けられる。また、好ましくは、PC型枠
1の底部11とPC直壁7との衝合部にはシーリング材
を介在させる。PC直壁7の下端内側面及びそこから略
水平に突出した鉄筋4は、打設されたコンクリートが時
間の経過と共に凝縮して行くことによってこのコンクリ
ートに接合一体化され、第一実施例と同様に、PC型枠
1の底部11の下面及び側板部12の外側面が前記コン
クリートと接合一体化される。
ト打設空間に、コンクリートを打設し、PC型枠1の下
側空間を通じてPC直壁1の下端内側面位置まで充填す
る。この場合も第一実施例と同様に、打設されるコンク
リートの上面は、図5に一点鎖線で示すように、PC型
枠1側においてその側板部12の上端高さと一致すると
共に、この部分が最も低くなるような緩やかな勾配(水
切り勾配)が設けられる。また、好ましくは、PC型枠
1の底部11とPC直壁7との衝合部にはシーリング材
を介在させる。PC直壁7の下端内側面及びそこから略
水平に突出した鉄筋4は、打設されたコンクリートが時
間の経過と共に凝縮して行くことによってこのコンクリ
ートに接合一体化され、第一実施例と同様に、PC型枠
1の底部11の下面及び側板部12の外側面が前記コン
クリートと接合一体化される。
【0018】なお、上記実施例においては、バルコニー
における排水溝の施工について説明したが、本発明の施
工方法は、例えば集合住宅における屋外に面した通路
等、他の部分に設けられる排水溝の施工においても同様
に適用することができる。
における排水溝の施工について説明したが、本発明の施
工方法は、例えば集合住宅における屋外に面した通路
等、他の部分に設けられる排水溝の施工においても同様
に適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、排水溝がPC型枠自体
で形成されることによって、コンクリート凝縮後の解体
・撤去が不要であり、斫りやモルタル鏝仕上げによる仕
上作業も不要であるため、工事の労力や煩雑さを低減
し、しかも構造強度上重要な部分であるスラブと直壁の
間の排水溝形成部分でコンクリートの回り込みが確実に
行われるので、所要の強度が確保される。
で形成されることによって、コンクリート凝縮後の解体
・撤去が不要であり、斫りやモルタル鏝仕上げによる仕
上作業も不要であるため、工事の労力や煩雑さを低減
し、しかも構造強度上重要な部分であるスラブと直壁の
間の排水溝形成部分でコンクリートの回り込みが確実に
行われるので、所要の強度が確保される。
【図1】本発明の第一実施例に係るスラブ排水溝の施工
方法で用いられるPC型枠を示す斜視図である。
方法で用いられるPC型枠を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の施工方法において、上記PC型枠
をバルコニーを構築するための型枠に組み込んだ状態を
示す説明図である。
をバルコニーを構築するための型枠に組み込んだ状態を
示す説明図である。
【図3】図2における要部拡大図である。
【図4】上記実施例の施工方法によって施工された排水
溝をバルコニーの一部と共に示す説明図である。
溝をバルコニーの一部と共に示す説明図である。
【図5】本発明の第二実施例に係るスラブ排水溝の施工
方法において、PC型枠をバルコニーを構築するための
型枠に組み込んだ状態を示す説明図である。
方法において、PC型枠をバルコニーを構築するための
型枠に組み込んだ状態を示す説明図である。
1 PC型枠 11 底部 12 側板部 2 バルコニー型枠 21 スラブ用下型枠 23 直壁用内型枠 5 支持部材 6 バルコニー 61 スラブ 62 直壁 63 排水溝
Claims (3)
- 【請求項1】 端部に直壁を有するスラブの施工時にこ
のスラブの上面に前記直壁に沿った排水溝を施工する方
法であって、 底部及び側板部からなる幅方向断面略L字形の所定長さ
のPC型枠を、前記底部における前記側板部と反対側の
縁を前記直壁の内側面を形成する直壁用内型枠の下端に
衝合させた状態でスラブ用下型枠上に所定間隔の複数の
支持部材を介して浮上設置し、 前記スラブ用下型枠上に前記側板部の上端高さまで打設
したコンクリートと前記PC型枠を一体化させることを
特徴とするスラブ排水溝の施工方法。 - 【請求項2】 端部に直壁を有するスラブの施工時にこ
のスラブの上面に前記直壁に沿った排水溝を施工する方
法であって、 PC直壁をスラブ用下型枠の端部上に設置し、 底部及び側板部からなる幅方向断面略L字形の所定長さ
のPC型枠を、前記底部における前記側板部と反対側の
縁を前記PC直壁の下部側面に衝合させた状態でスラブ
用下型枠上に所定間隔の複数の支持部材を介して浮上設
置し、 前記スラブ用下型枠上に前記側板部の上端高さで打設し
たコンクリートと前記PC型枠を一体化させることを特
徴とするスラブ排水溝の施工方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2の記載において、 PC型枠がガラス繊維が配合された高流動性コンクリー
トで成形されたものであることを特徴とするスラブ排水
溝の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20278895A JPH0932107A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | スラブ排水溝の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20278895A JPH0932107A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | スラブ排水溝の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932107A true JPH0932107A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16463209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20278895A Withdrawn JPH0932107A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | スラブ排水溝の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932107A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107605055A (zh) * | 2017-07-24 | 2018-01-19 | 广州地铁设计研究院有限公司 | 一种挡水槛及其防渗水结构及施工方法 |
| CN118835629A (zh) * | 2024-08-21 | 2024-10-25 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 二次施工免植筋排水沟的支模结构及其支模方法 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP20278895A patent/JPH0932107A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107605055A (zh) * | 2017-07-24 | 2018-01-19 | 广州地铁设计研究院有限公司 | 一种挡水槛及其防渗水结构及施工方法 |
| CN107605055B (zh) * | 2017-07-24 | 2023-10-10 | 广州地铁设计研究院股份有限公司 | 一种挡水槛及其防渗水结构及施工方法 |
| CN118835629A (zh) * | 2024-08-21 | 2024-10-25 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 二次施工免植筋排水沟的支模结构及其支模方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |